あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン

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【日本の病院の実力】三半規管の異常による“めまい”で先端医療★聖マリアンナ医科大学病院・耳鼻咽喉科  

ひどいときには日常生活にまで支障が生じるめまい。その半数以上は耳石器(じせきき)が関与した「良性発作性頭位めまい症」が原因である。

 耳石器は、耳の奥の内耳のほぼ中心付近に位置し、頭部の傾きや移動感覚を感受して、その情報を脳に送っている。この耳石器の中の耳石が、間違って三半規管に入り込むとめまいが生じる。

 三半規管は、頭部の回転に関する情報を脳へ与えることで目の動きと身体を平衡に保っているため、異常が生じると眼球の動きは乱れ、脳が混乱し、めまいへ結びつく。

 これらの仕組みを解明し、眼球の動きによって三半規管の異常を判定する診断方法と装置、さらには、リハビリ法まで開発して最先端の研究を行っているのが、聖マリアンナ医科大学病院耳鼻咽喉科だ。

 「どの三半規管に耳石が入り込んだのか。三半規管内の場所の違いによって、眼球が揺れる眼振(がんしん)の動きは異なります。また三半規管や神経自体に障害があることも、わずかな動きの違いで診断できます。手術や薬物療法が必要なのか、リハビリだけで済むのかも判断できるのです。それらをより精密に行うために、いろいろな取り組みをしています」

 こう話す同科の肥塚泉教授(55)は、めまいの診断と治療のスペシャリストである。1998年には、スペースシャトルコロンビア号で、宇宙酔いに関する実験を行い、無重力空間での耳石の機能変化について徹底的に調べ、世界的にも有名だ。この研究により、リハビリの重要性も高まっている。

 「良性発作性頭位めまい症は、頭位治療という一種の理学療法で、三半規管に入り込んだ耳石を取り除くことが可能です。また三半規管や神経に障害があっても、しばらくすると、脳は反対側の三半規管や目からの情報、筋肉や関節からの情報を基にバランスを修正することができます。そのため、リハビリを行うと、めまいが起こりにくくなるのです」(肥塚教授)

 リハビリと言っても、特別な機械は必要なく、目を動かす、または、散歩などで身体を動かす簡単な方法だ。同科のめまい外来を受診すると、平衡機能を調べるための眼振検査が行われ、原因がはっきりすればリハビリを実施。患者によっては、画像診断も行われず、薬の処方もないため、拍子抜けする人もいるが、多くの人がこの診断と治療で症状を改善している。

 「めまいのリハビリは、世界的には標準治療ですが、唯一、先進国では日本だけが積極的に行っていません。そして、一般的にも認知度は低い。この状況を変えたいと思っています」(肥塚教授)

 リハビリの指導には手間暇がかかり保険点数も低く、医療機関へのメリットが少ない。国民皆保険の日本では医療費財源の問題もあり、めまいのリハビリが普及する土壌ではないのだ。それでも肥塚教授は、リハビリの効果を判定する装置の特許を取得し、普及を後押しする新たな装置の開発に着手している。

 「笑顔で帰る患者さんの姿は、私の支えです。一人でも多くの人のめまいを改善したい」と肥塚教授。そのためにまい進中だ。

 <データ>2011年実績
・平衡機能検査(電気眼振図)306件
・平衡機能検査(重心動揺計)60件
・中耳手術数96件
・病院病床数1208床
〔住所〕〒216-8511神奈川県川崎市宮前区菅生2の16の1
(電)044・977・8111




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( 2018/07/17 05:14 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

日本の病院の実力】“軟部腫瘍”の診断・治療・再建に定評★東邦大学医療センター大森病院整形外科    

悪性腫瘍は一般的に「がん」と呼ばれるが、別の名称で患者数も少ないゆえに、あまり知られていないがんもある。それが「骨肉腫(こつにくしゅ)」に代表される骨原発悪性腫瘍と、「軟部(なんぶ)肉腫」。

 骨肉腫は骨にできるがんで、軟部肉腫は筋肉や神経、血管など内臓や皮膚以外の軟部組織にできるがんの総称。肉腫については、不治の病とイメージする人がいるだろう。一方で「肉腫はがんじゃない」と思う人もいる。

 現代医学の進歩により、早期発見、早期治療により予後は格段に向上したが、肉腫に対する一般社会の認知度が低いゆえに、進行した状態で受診する人も少なくない。

 この状況を変えるべく、一般の人々への啓発に尽力し、診断と治療、再建に定評を持つのが、東邦大学医療センター大森病院整形外科だ。

 「骨や軟部組織に生じる腫瘍は、多くは良性です。ただし、診断が難しい症例もあります。骨軟部肉腫の発生はまれですが、大きくなると、がん細胞が血管に入って肺に転移しやすいため、放置していると生命予後が厳しくなる。

だからこそ、多くの方にこの病気の存在を知っていただきたい」とは、同科の土谷一晃教授(59)。長年、骨軟部腫瘍に取り組むエキスパートである。

 骨肉腫は、初期の病変は診断が難しいことがあるが、痛みが生じたときに整形外科でX線検査を受ければ、多くの場合に発見は可能だ。

しかし、運動習慣を持つ人などは、「ちょっとひねったかな。そのうち治るだろう」と放置しがち。それが進行に結びつきやすい。

 一方、軟部肉腫は種類が多く、痛みを伴わないしこりのことも多い。必ずしも大きいコブが肉腫とは限らず、逆に小さくても、皮下組織にがんが広がっているようなこともある。それを確実に診断するには、多くの経験と専門性が不可欠。

 そして、手術治療は運動機能に関わるためその機能を維持しつつ、いかに命を守りながら行うか、経験と技術が問われる。

 「三次元CTやMR画像を用いることで、手術のシミュレーションは行いやすくなりました。

患者さんごとに肉腫の発生する部位は異なりますが、再発を予防しながらの縮小手術をはじめ、腫瘍切除後に人工関節やご自身の組織を用いた再建を行っています。

形成外科の協力を得ることで、再建のアイデアは広がっています」(土谷教授)

 肉腫の治療は、骨や筋肉、血管や神経が複雑に絡み合う。

大きく切除すれば運動機能は失われるため、温熱処理や低線量の放射線療法、術中アルコール処置などいろいろな補助療法を併用しながらの創意工夫で、土谷教授は治療を行っている。

 「患者さんの年齢もさまざまで、お子さんや働き盛りの人もいます。

患者さんが安心して治療を受けるには、手術後のフォローなど、周囲の方々の理解や協力が不可欠です。
そのために、もっと多くの人に肉腫の治療の現状について知っていただきたい」と土谷教授。

 患者の生命とQOL(生活の質)を守るために、今も力を注ぎ続けている。

<データ>

2011年手術実績
・骨/関節外科390件
・脊椎外科210件
・骨折/外傷162件
・手の外科107件
・骨軟部腫瘍94件(骨腫瘍:良性26件、悪性7件、軟部腫瘍:良性54件 悪性7件)
・その他61件
・病院病床数972床

〔住所〕〒143-8541
 東京都大田区大森西6の11の1
 (電)03・3762・415


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( 2018/02/22 19:11 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】NTT東日本関東病院ペインクリニック科 「痛み」の最先端治療を導入  

一般的に同じ姿勢の長時間労働により、腰や肩などに痛みを感じることはあるだろう。

ひと晩、休んで消えればいいが、日に日に痛みは増幅され、作業効率が落ちるだけでなく、眠れない、食欲がないなど、別の症状にも結びつくのは珍しいことではない。

 高齢者の場合は、長期的な痛みで行動範囲が狭まると、筋力や体力がますます衰え、寝たきりにもつながる。

ただし、痛みの原因は、椎間板ヘルニアのように骨の変性に関わるものだけでなく、関節リウマチ、三叉(さんさ)神経痛、帯状疱疹(ほうしん)などの病気も山ほどある。

 その原因を解明し、症状を劇的に緩和する治療は、近年、大きく変化した。単に鎮痛剤を投与したかつての治療から、神経へ局所的にアプローチすることで、長期的に痛みをコントロールすることが可能だ。そのアプローチ法もさまざま。

 そんな痛みの最先端治療を導入し、国内のセンター的な役割を果たしているのが、NTT東日本関東病院ペインクリニック科。

病状に合わせた薬剤や治療法の種類が豊富で、神経の痛みの信号を熱によって断つ高周波熱凝固法、神経の変性を防ぐため42度以下の温度の高周波によるパルス療法などを数多く実施している(治療器具)。

治療法はここで挙げきれないほど多い。

 「痛みは、例えば視力検査のように、点数化した客観的な評価は難しい。同じ原因の痛みでも、感じ方には個人差がある。また、痛みの陰に重篤な病気が潜む場合もあります。

そのため、多くの患者さんは痛みに対して不安を感じ、不安が痛みを増幅させる。それを払拭するには、原因をしっかりと診断し、痛みを取り除くことが不可欠。その方法をたくさんそろえているのです」

 こう話す同科の安部洋一郎部長(52)は、痛み治療のスペシャリスト。高校時代バレーボール部で手首を痛めたとき、神経ブロックの治療で痛みが瞬時に消えたことに驚き、医学部時にペインクリニック科の道を目指したと言う。

痛みに対する不安も、治るときの喜びも自ら体験しているだけに、最先端の診断と治療には人一倍、情熱を注ぐ。

 「1回の治療で痛みが消えて、治ってしまう患者さんもいます。

あるいは、痛みが軽減したことで、リハビリなどの別の治療に積極的になる方もいます。自身も治療に参加することで、高齢の方でも、日常生活が大きく改善するケースは多いのです」(安部部長)

 昨年6月、新たに「RACZカテーテル」治療を開始した。背骨の後ろにある神経と周りの組織の間の癒着(ゆちゃく)をはがし、神経の圧迫を取ることで、難治性の痛みを軽減する治療法だ。

 「痛みには個人差があるので治療のさじ加減が難しく、若いドクターの教育にも時間がかかります。臨床を行う一方で、より多くの医師も育てたい」と安部部長。痛みを取る治療をよりいっそう、普及させるため、この道の最先端医療を開拓中だ。 

 <データ>2012年度実績
 ・外来ブロック件数計3万6168件
 ・X線透視下神経ブロック2534件
 ・病院病床数665床

 〔住所〕〒141-8625 
東京都品川区東五反田5の9の22
 (電)03・3448・6031


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( 2018/02/22 19:10 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】慶應義塾大学病院スポーツ医学総合センター 若い世代の肥満治療で様々な診療科が連携 

国内男性の2人に1人は、メタボリックシンドロームの疑い、もしくは予備群と推計され、心疾患や脳卒中のリスクが高い。それを解消すべく、2008年4月から特定健診・特定保健指導が国を挙げてスタートした。

だが、対象は40歳以上。つまり、20~30代で体重増加の大きい人は、特定健診から抜け落ちる。

 近年、日本の食生活は1960年代以降に西洋化が著しく、40代以下の人たちは、欧米型の肥満であることがわかってきた。長年、体重の増加を放置すれば、将来的な病気に結びつく。

 そんな若い世代の肥満治療と研究を行っているのが、慶應義塾大学病院スポーツ医学総合センター。独自の食事指導や運動指導を行い、予防に重点をおいた医療を提供している。

 「若い世代の肥満は、糖尿病になりにくく、健診結果は放置されがちです。しかし、高血圧や脂質異常症が進行して動脈硬化は進み、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。この状況をなんとかしたい」と、勝川史憲教授(55)。

 内分泌代謝内科を専門とし長年、20~40代の肥満治療に取り組んでいる。

 同センターは92年に開設。スポーツ選手の治療やサポートの一方で、糖尿病の運動療法や、心疾患手術の後の心臓リハビリなども実施。整形外科、循環器内科、内分泌代謝内科など、さまざまな診療科の医師が集まって総合的な医療を提供している。

 「私の内科の診察室がたまたま糖尿病外来の横で、私が担当したのは糖尿病以外の肥満の人だったのです。



糖尿病の外来は、60~70代の方が多いのですが、私の診察室には、20~40代の比較的若い肥満の方が集まった。それが研究を進めるきっかけです」

 こう話す勝川教授は、外来や健診のデータを分析し臨床研究を行うことで、若い世代の欧米型肥満の特徴を明らかにした。

 若い世代は外食が中心で、多忙なうえに運動不足にもなりがち。体重は年々、増加の一途。意を決しダイエットに成功しても、しばらくするとリバウンドしやすいだけに、長期間にわたって体重が維持できるような取り組みが重要だと言う。

 「極端な方法は逆効果です。外食でいかに食事をコントロールすればよいか。

また、栄養士の先生に健康レシピも考えてもらいました。運動についても、(1)自主的に行い、(2)達成感があり、(3)周囲との関わりがある方法を考慮しないと長続きしません」

 勝川教授が着手しているのは、スポーツインストラクターなど医療従事者以外の人々と協力したダイエットシステム。職場や地域を取り込んだ新たな仕組みを開発中だ。

 「医師対患者さんという1対1の医療の枠組みは、特に予防の方策を提供するには限界があります。

広い範囲にアプローチし、楽しく運動や食事を続けられる仕掛けが必要。近い将来、その方法を確立し、多くの人々に提供できるようにしたい」と勝川教授。

 新たな仕組み作りに、揺るぎない姿勢で取り組み続けている。 

<データ>2012年度実績(スポーツ医学総合センター)

・外来患者数7605人 ・初診患者数499人

・再診患者数7106人 ・病院病床数1044床

〔住所〕〒160-8582 
東京都新宿区信濃町35


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( 2018/02/22 19:09 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

胃がん名病院ベスト50 「静岡がんセンター」1位のワケ  

自分や家族ががんと宣告されたら、誰もが「助かる病院」を選びたいと思うだろう。その際、ひとつの目安となるのが「診療実績」だ。

急性期病院の診療実績比較サイト「病院情報局」のランキングによると、全国の急性期病院における「胃がん」の診療実績では、静岡県立静岡がんセンターが第1位だという。

東京の国立がん研究センターや、がん研有明病院といった「日本のがん治療の権威」を抑えての首位。その背景には何があるのか。

 調査をしたのは「病院情報局」(http://hospia.jp/)を運営する医療情報調査会社ケアレビュー。医療機関の患者満足度調査などを手がける同社では、同サイトで全国の病院の疾患別患者数などをランキングしている。

 元となるデータは、DPC(診断群分類包括評価)という医療費支払い制度を導入している医療機関が、国に提出する診療実績を元に弾き出した数字。

現在、有力な病院の多くがDPCを導入しており、同サイトの数字は「大きな視点で病院選びを考えるうえで役に立つ」(医療経営に詳しいジャーナリストの堀口直人氏)と評価されている。ここでは、胃がんの診療実績に注目してみた。

 同サイトによると、2011年4月から12年3月までの1年間における胃がんの診療実績で1位になったのは静岡県立静岡がんセンターで、退院患者数は1345人。

2位のがん研有明病院(1143人)、3位の国立がん研究センター中央病院(1075人)など日本のがん治療の中心的存在とされる病院を抑えてのトップだ。

 「静岡がんセンターは、02年開設の比較的新しいがん治療専門病院。開設以前の静岡県東部は、大学病院や全国的に有名な民間病院の集まる県西部と比較して、医療提供体制が薄かった。

がんのような重大疾患だと、新幹線で東京に通う人も珍しくなかった」(別の医療ジャーナリスト)

 そこに誕生した同センターは、県で唯一の陽子線治療施設を持つなど、最高水準のがん治療専門病院で、メディアで紹介される機会も多い。

 「開院以来のテーマは“がんを上手に治す”。

内視鏡診断と治療、腹腔鏡やロボット手術を含む外科手術、薬物療法、緩和ケアを取りそろえて実践してきた“多職種チーム医療”により、熟成した良質な医療の提供ができていると自負しています」(同センターの玉井直院長)

 ランキングでは、上位に大学病院が少ないのが特徴。1位から4位までは、すべてがん治療に専門特化した高機能病院だ。

 「大学病院は臨床機関であると同時に教育機関としての役割を担っており、がん以外の疾患にも相応の力を入れざるを得ない。

そうした事情をネットなどで知った患者たちは、大学病院より専門病院に向き始めているようです」(前出の堀口氏)

 糖尿病や高血圧などの基礎疾患を抱えている人であれば、大学病院や市民病院のような総合力で勝負する病院のメリットが生かせるケースもあるが、がんだけに目を向けた時、専門病院は患者の個別性に応じた医療を実践しやすいという側面がある。

今回のランキングの元となる数字は、胃がんで治療を受けて退院した人の数であり、手術件数だけではない。

胃がんは早期なら内視鏡による切除が可能だし、それより進んだ状態でも、腹腔鏡手術のように患者の体への侵襲が小さい治療法が選べる可能性がある。

また、病態によって外科と内科の担当が変わる場合もあるので、その双方で実績があり、診療科同士が密接に連携している病院が、総合的に診療成績も高まることになる。

 小野裕之副院長は、「外科医と腫瘍内科医の充実に力を入れる一方、治療に伴って生じる苦痛を取り除く支持療法や、がんが引き起こす痛みを除去する緩和ケアにも取り組んできました。

その結果、優秀で熱意のある医師が最新・最善の医療を提供できる環境が整備されてきたことが評価につながったのだと思います」と分析している。

 もうひとつの注目は、2、3位を挟み、4位に新潟県立がんセンター新潟病院がランキングされたことだ。

 「過去には胃がん手術症例数で3位になったこともあり、全国がん(成人病)センター協議会加盟病院を対象とする胃がんの5年生存率調査でも2位。今回の順位にも違和感はありません」と梨本篤副院長は自信を見せる。

 同病院では、胃がん患者に関しては必ず「胃がん専門医」が主治医になり、熟練したスタッフで構成されるチームで治療を進めている。手術だけでなく化学療法にも積極的に取り組んでいることなどが、4位の原動力となったようだ。

 「県民性もありますが、やさしくて思いやりのある医療が行われていると思いますよ」と梨本副院長。がんの専門医療については、地域間格差は解消に向かっているようだ。

   ◇   ◇

 ランキングでは、上位に大学病院が少ないのが特徴。1位から4位までは、すべてがん治療に専門特化した高機能病院だ。

 「大学病院は臨床機関であると同時に教育機関としての役割を担っており、がん以外の疾患にも相応の力を入れざるを得ない。そうした事情をネットなどで知った患者たちは、大学病院より専門病院に向き始めているようです」(前出の堀口氏)

 糖尿病や高血圧などの基礎疾患を抱えている人であれば、大学病院や市民病院のような総合力で勝負する病院のメリットが生かせるケースもあるが、がんだけに目を向けた時、専門病院は患者の個別性に応じた医療を実践しやすいという側面がある。


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( 2018/02/22 19:07 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】脳神経外科が全国トップクラス…東京都立府中病院  

「東京ER(救命救急室)」として年間6万人の救命救急患者を受け入れている都立府中病院は、東京都の脳血管障害治療の拠点病院となっており、同病院脳神経外科は、関東のみならず全国トップクラスの実績を誇る。

 その成績は華々しい。くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤のクリッピング術の件数では、毎年関東圏で1~2位の実績を持ち、脳動脈の血管の壁がはがれて、くも膜下出血や脳梗塞を引き起こす脳動脈解離(解離性脳動脈瘤)では、全国のオピニオンリーダーになっている。

加えて、脳梗塞の原因となる頚動脈の動脈硬化を取り除く頚部頚動脈内膜剥離術(CEA)は全国1位。

 「無症候性未破裂動脈瘤のように、術前に無症状の方に対する手術では、2003年~08年の6年間で、299人中99.3%成功という治療成績を誇ります。しかし、私たちは、常に100%を目指しているのです」

 こう熱く語る同科の水谷徹部長は、脳動脈瘤治療の第一人者。脳梗塞予防のためのCEA治療も、先頭に立って普及に努める一方、後輩の育成にも力を注いでいる。

「100%の成績を目指すには、1人の医師の力ではどうにもならない。スタッフ全員の技術レベルの向上が不可欠です。それは、決して不可能なことではありません」

 手術室にパソコンを置き、院内LANにより手術の画像をリアルタイムで配信。

院内の脳神経外科医は、手術室にいなくても、手術の様子がいつでも見られる仕組みを作った。夜間の急患手術も録画し、手技のひとつひとつが検証されている。

 「技術が問われるのは、手術によってそれ以前の生活に支障が生じる恐れのある未破裂動脈瘤や良性腫瘍、顔面神経に近い部分に生じる聴神経腫瘍などです。無症状だった状態から障害が残る。それを我々は避けたい」

 常に検証される手術方法。その技術力の高さから、未破裂脳動脈瘤の全国主要病院の平均入院日数が26.4日であるのに対し、同科では13.3日と短い。

治療成績は、同病院のホームページで公開されているため、遠方から来院する患者も増えている。さらに、若いドクターも全国から集まってくる。

 「患者さんに選ばれることは誇りに思う。その期待に応えたい。それこそが、私たちの取り組みを後押ししているのです」と水谷部長。

 来年完成予定の新棟では、手術室を増やし、さらに技術を磨く。100%成功を目指す姿勢が、より高まりそうだ。

【データ】

 ■2008年実績

 ・脳神経外科年間総手術数587件

 ・動脈瘤クリッピング術125件

 ・頚部頚動脈内膜剥離術(CEA)74件

 ・血管バイパス術42件

 ・脳腫瘍摘出術67件

 ■病床数761床(このうち、脳神経外科専用50床+救急救命センター10床程度分を確保)

〔住所〕〒183-8524 
東京都府中市武蔵台2の9の2
TEL042・323・5111


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( 2018/02/22 19:06 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】E型のオピニオンリーダー東芝病院「肝炎ウイルス」 

新型インフルエンザに注目が集まる昨今だが、ウイルスによる病気はいろいろある。中でも、重篤な事態に発展しかねないのが、肝炎を引き起こすウイルス。

A型、B型、C型、E型とあり、いずれの肝炎ウイルスの研究と治療においても、世界的に名をはせているのが東芝病院消化器内科だ。

 民間病院としては珍しい研究部を持ち、E型肝炎ウイルスが日本に存在していることも突き止めた。今やオピニオンリーダーとなっている。

 「日本中からE型肝炎ウイルスの検体は集まってきます。

また、他の肝炎ウイルスの研究や治療にも力を入れ、慢性C型肝炎のインターフェロン治療は、保険適用の1992年以前から治験などにより臨床を積み重ねています」と、同科科長も兼務慢性C型肝炎は、進行すれば肝がんになりやすい。

それを防ぐ第一歩が、インターフェロン療法によってC型肝炎ウイルスを排除することだが、すべての人に対しての効果はない。そのため、より効果の高いベグインターフェロンの治療を実施するなど、慢性肝炎に果敢に挑んでいる。

 さらに、肝臓がんに対しては、手術のみならず、肝がんへ栄養を供給している血管を塞ぐ「冠動脈塞栓術」、アルコールを直接注入してがん細胞を死滅させる「経皮的エタノール注入法」。

もうひとつ、同病院で定評のあるのが、特殊な針を肝がんへ刺して熱で焼く「ラジオ波焼灼療法」だ。新井副院長は、この治療のエキスパートである。

 「肝硬変が進んでいる肝臓がんは、手術が行えないケースも珍しいことではありません。一番有効な手段はなにか。患者さんにとってベストな治療法を常に考えています」

 こう話す新井副院長は、急性・慢性肝炎、肝臓がんの患者を数多く診てきた。そして今、“メタボ”に伴い増加している非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の治療にも力を入れている。

ウイルスのみならず生活習慣でも痛めつけられる肝臓。しかし、初期段階では自覚症状が乏しい無言の臓器だ。

 「肝がんは一度できると高率に再発します。他のがんのように5年経ったら安心とはいえません。

慢性肝炎や肝がんの患者さんとは、一生涯のおつきあいになります。そういう方々の力になりたい」

 【データ】2008年入院実績
 ▼肝がん118人▽ラジオ波焼灼療法/エタノール注入療法58人
 ▼慢性肝炎54人
 ▼肝硬変60人
 ▼内視鏡総数9391件
 ▼食道がん44人
 ▼胃がん46人
 ▼大腸・小腸腫瘍377人
 ▼病床数307床

 【住所】〒140-8522 
東京都品川区東大井6の3の22 
TEL03・3764・0511


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( 2018/02/22 19:05 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

「腕もみ」健康法、胃腸の不調から腱鞘炎まで治す 

65歳以上の12人に1人と推計されている認知症。

原因は、脳の神経細胞が脱落するアルツハイマー型認知症をはじめ、脳の血管が詰まり神経細胞が死滅する血管性認知症、パーキンソン病と関係の深いレビー小体型認知症などいろいろある。

その診断は、早期の段階では難しい。見誤れば、当然のことながらその後の経過を左右する。

そんな認知症の診断と治療において、順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センターのPET-CT認知症研究センターは、「もの忘れ外来」のみならず、2007年に国内初の「もの忘れドック」を開設し、オピニオンリーダーになっている。

 「認知症を引き起こす病態を早期に発見し、適切な予防と治療を行うことで、その後の認知症の進行を遅らせることが可能です。早ければ早いほど適切な対処ができる。

そのために、もの忘れドックを開設しました」と、同センター認知症臨床研究部の井関栄三部門長。

 一般的にも周知されつつある「もの忘れ外来」だが、すでに発症した人が受診するケースが多い。

 認知症の専門医として長年診断と治療を行ってきた井関部門長は、認知症発症以前の「軽度認知障害」の段階で、画像検査や認知機能検査などにより診断できる技術レベルを構築している。それを具現化したのが「もの忘れドック」だ。

1次ドックでは簡易認知機能検査、脳CT(コンピューター断層撮影)、診察によって、認知症の有無を判定。何もなければ3年間のフォローアップでその後の経過を見守る。認知症と診断されればもの忘れ外来へ。

「軽度認知障害」が判明すれば、2次ドックの検査が行われる。MRI(核磁気共鳴画像法)、PET(ポジトロン断層法)で脳の状態を詳細に調べるとともに、約7、8時間に及ぶ「複合認知機能検査」を実施。

これにより、認知症の原因はもちろんのこと、将来、どのように認知症が進むかもわかるそうだ。若年性認知症を心配して訪れる40~50歳代の人も多いという。

 「私たちは、治療研究センターで有効な治療法の開発も行っています。アルツハイマー型認知症に対するワクチンの治験なども行い、最先端の医療で認知症の進行を食い止めているのです」

 こう話す井関部門長は、発症すれば将来に暗い影を落とし続ける認知症に対して、明るい未来を築くために力を注いでいる。

 「認知症は、決してあきらめる病気ではありません」(同)

 今後も最新の診断と治療で、認知症に挑むことだろう。

 【データ】2008年実績

 ▼もの忘れ外来 約1500人/月

 ▼もの忘れドック

 ▽1次ドック 約300人/年

 ▽2次ドック 約100人/年

 ▼認知症専用病床数 120床

【住所】〒136-0075 
東京都江東区新砂3の3の20 
TEL03・5632・3111



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( 2018/02/22 19:04 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】山王病院 高級感あふれる施設で高度な専門医療を提供  

国内にはさまざまな医療施設がある。優れた専門性を追求しつつ、アメニティーも充実し、受診者の心を和ませながら医療を提供する施設も増えてきた。

ホテル並みのエントランスホールや設備、サービスなどを備えた高級感にあふれ、プライベート・ホスピタルとも呼ばれる。

 その先駆的な存在として知られるのが山王病院。1937年の開院以来、「お産の山王病院」と称されて産婦人科のイメージが強かったが、2000年に現在の場所に新築移転後は、全科をバランスよくそろえて、

総合的な診療を行うほか、呼吸器センターや脳神経外科、東京ボイスセンターなどで、専門性の高い診療を行っている。

 「確かに今でも産婦人科系の医療に定評を得ています。しかし、当院は地下鉄の青山一丁目駅と乃木坂駅の間に位置し、ビジネスマンの方々も多い地域にあります。

ニーズに合わせた医療を提供するため、2000年以降、総合的な医療を提供すべく進化しているのです」と、弥永和義事務部長(60)は説明する。

 現在、13の診療科と4つのセンターを設置し、ベッド75床と診察室40室に対し、常勤医師70数人、非常勤医師60人が、日々の外来患者900人前後の診療に当たっていると言う。ベ

ッド数や患者数と比べて、医師の数が多いのも特徴だ。

 不妊治療などを行うリプロダクション・婦人科内視鏡治療センターには、その技術を学ぼうと海外の医師たちも見学に集まる。病院の場所柄、患者も外国人がいるため、英語の堪能なスタッフが常勤しているのも、山王病院ならでは。

 「総合的な医療を提供するには、今の建物では手狭になってきました。そこで、隣の土地約400坪に、来年11月完成予定で増築を行うことにしました。

最先端のロボット手術設備などを配置できる手術室や、小児の集中治療室などを完備し、高度な医療の提供だけでなく、待ち時間の短縮などより良い医療の提供を目指します」(弥永部長)

 現在の建物は免震構造の地上7階建て。また、1階のホールは7階までの吹き抜けで、中央には世界でも数少ないベーゼンドルファーのグランドピアノがある。

木目調の壁や、ゆったりとしたソファに腰掛けて、月に1~2回行われる無料のコンサートに耳を傾けていると、病院にいることを忘れてしまいそうな気分に。

 加えて入院は個室が中心。食事は有田焼の器で配膳(はいぜん)される。年始には、入院患者に干支を描いた有田焼の器をプレゼントするサービスもあると言う。

この高級感を新しく増築する建物でも踏襲しつつ、高度医療の提供を目指す。

 「青山一丁目駅前には、人間ドックや人工透析、婦人科疾患などに対応するグループ施設の山王メディカルセンターがあります。

今後も連携しながら、これまで以上に総合的に充実した医療をご提供することで、より多くの方々に愛される病院になることが目標です」と弥永部長。

 プライベート・ホスピタルの新たなページを開くため、さらに力を注ぐ。

<データ>2012年度実績
・外来患者数1日平均811人 ・入院患者数3642人
・手術総数1649件 ・病院病床数75床
〔住所〕〒107-0052 東京都港区赤坂8の10の16
(電)03・3402・3151


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( 2018/02/22 19:02 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】がん研有明病院・漢方サポート科 「統合医療」で西洋医学の限界を打破  

国内では、年間およそ80万人が新たにがんと診断され、そのうち推計35万人が亡くなる。手術、放射線治療、薬物療法(抗がん剤/ホルモン療法)を駆使しても、がんはいまだに克服されていない。

 これらの治療がすべて無効となり、「お気の毒ですが医学の限界です」と通告された患者は、ネットやバイブル本で奇跡的な治療を求めてさまよう「がん難民」となる。

また、治療でがんは治っても、さまざまな後遺症や合併症に苦しむ患者は多い。患者中心の医療が叫ばれて久しいが、西洋医学の限界が立ちはだかっている。

 この限界をどのように打ち破るか。その答えが、がん研有明病院漢方サポート科にあった。

2006年に開設された、国内初のがん専門病院内の統合診療部門。西洋医学と漢方医学の「いいとこ取り」の統合医療によって、「治療法がない」とサジを投げられた数多くのがん患者を治療している。

 副作用や後遺症としての症状を和らげるのはもちろん、進行がん患者をしばしば延命させ、時には治癒させるなど、めざましい実績を重ねてきた。

 「手術後に体重が20キロも落ちて身体がだるく、『手術を受けなければよかった』と悔やむ患者もいます。

近年、がんの治療法は大きく進歩しましたが、治療の副作用や後遺症への対策が追いつかず、十分に対応できないのです。

漢方医学を中心とする統合医療は症状緩和に優れていますので、多くの場合、患者の状態は改善します」

 こう話す同科の星野惠津夫部長(60)は、米国消化器病学会フェローの肩書を持つ消化器内科のエキスパート。

一方で、漢方医学など西洋医学以外の治療学の造詣も深い。転移再発を起こした進行がん患者でも、西洋医学と漢方医学を巧みに組み合わせた治療により、症状や生命の予後が劇的に好転する場合は少なくないのだ。

 その手法や成果は、著書『がん研有明病院で今起きている、漢方によるがん治療の奇蹟』(海竜社)などで紹介され、患者だけでなく、がん診療に携わる医師や看護師の注目も集めている。

 「明治維新以降、わが国の医学は西洋医学のみとなり、『漢方医』はなくなりました。

しかし、西洋医学を学んで医師のライセンスを取り、さらに漢方医学を身につけて統合医療を行う医師が少しずつ増えてきています。このような両刀使いの医師が増えれば、『がん難民』はいなくなります」

 星野部長が理事を務める日本統合医療学会では、東京、仙台、大阪、福岡の全国4カ所に、統合医療センターを創設する準備を進めている。

西洋医学に加え、漢方、鍼灸、食事、運動、呼吸、温熱、宗教力など、さまざまな治療手段を駆使し、医師を中心とする多職種の協力による統合診療体制の確立を目指す。

 「進行がん患者には緊急の対応が必要です。医学的エビデンスが確立されるまで待つ余裕はありません。当面は、経験に基づいた治療を行うこともやむをえないでしょう。

現在は当科しかありませんが、将来はがん患者が、全国どこでも有用な統合医療が受けられる体制を作りたいと考えています」と星野部長。

 がん難民を救うための長い闘いが始まっている。 

<データ>2012年漢方サポート科実績
・年間外来患者総数約3500人
・月平均外来患者数約300人
・月平均初診患者数約30人
〔住所〕〒135-8550 東京都江東区有明3の8の31
(電)03・3520・0111


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( 2018/02/22 17:49 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

日本の病院の実力】“膵がん”で高度な診断・治療★防衛医科大学校病院 肝・胆・膵外科   

国内で年間2万8000人以上の命を奪っている「膵(すい)がん」は、胃や大腸などの他の臓器と違い、腫瘍の発見が遅れがちで、また悪性度が高いため最も治療が困難ながんといわれている。

 一般的に診断後の手術適用は2割程度にとどまり、その手術も、膵臓が他臓器や太い血管、幾つもの神経に隣接しているため非常に難易度が高い。

一歩間違えば患者は術中に命を落とし、一見うまくいったかに見えた術後にも激しい下痢や栄養不良に悩まされるといったことも起こる。膵がん患者の命とQOL(生活の質)をどう守ればよいのか。

 そんなハイクオリティーの診断と治療を行っているのが、防衛医科大学校病院の肝・胆・膵外科だ。

国立がんセンターやがん研有明病院時代から、肝・胆・膵外科の手術で高い評価を得ている山本順司教授(55)が2008年4月に赴任して以来、治療数を右肩上がりに伸ばし続けている。

 「膵がんは、診断された時点で局所に腫瘍が留まっていることが少なく、転移しているゆえに、いわば全身病といえます。

しかも、膵がんには有効な抗がん剤が少なく、また他のがんで効果のある分子標的薬も有効ではありません。

そのため、手術によって患者さんにメリットがあれば、あらゆる技術を駆使して行うことを心掛けています」と山本教授は言う。

 進行した膵がんに対して、患者に残されたわずかな希望をどう後押しするか。

3次元画像による手術計画を立てながら患者のリスクとベネフィット(治療を受けることで得る患者の利益)に思いを巡らす。

長年、そのせめぎ合いの中で山本教授は安全で確実な方法を模索し、常に持てる全ての技を駆使して難易度の高い手術に挑んできた。

 最近は高齢の患者も多く、合併症を持つ人も珍しくはない。難易度に加わる患者の合併症。しかし、山本教授はその中から治療への道を切り開く。

 「総合病院ゆえに他科と連携し、合併症を持つご高齢の患者さんでも安全に治療することが可能になっています。

それが専門病院とは異なる強み。また、海外などでは新たな抗がん剤治療で膵がんの予後が良くなったとの報告もあります。総合的な医療で1人でも多くの患者さんを救いたい」

 こう話す山本教授は、大腸がんなどによる転移性肝がんや原発性肝がん、胆管がん、胆嚢がんの手術も積極的に行っている。

決して技におごることなく、患者に対して真剣に向き合う。そして、「正直が一番」と笑顔を見せる。

 「今の願いは、若い医師が肝・胆・膵外科手術を受け継いでくれることです。外科医を志望する若い人が減る中で、特に私たちの分野は敬遠されがちです。

しかし、世界に誇れる外科治療技術を日本は持っています。それをぜひ受け継いでもらいたい。そのための教育にも力を入れています」

 治療困難ながんを治療可能に。山本教授の努力は尽きることがない。

<データ>2011年度
腫瘍切除実績
☆根治手術件数148例
☆膵がん31例
☆転移性肝がん32例
☆原発性肝がん27例
☆胆嚢がん6例
☆胆肝がん13例
☆病院病床数800床
〔住所〕〒359-8513埼玉県所沢市並木3の2 
(電)04・2995・1511



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( 2018/02/22 17:48 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】血管の総合診療に注力!“世界初”夜間の血圧を自動測定★自治医科大学附属病院 

心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを高める要因はいろいろある。

中でも、肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病がハイリスクになることは、一般的にもよく知られている。

それらの要因は、全身の血管を古い水道管のようなボロボロの状態にしてしまうため、1カ所の詰まった血管を治療しても、また別の血管が詰まることも起こりやすい。

全身の血管をどう管理するのか。

 「木を見ず森を見る」のトータル的な治療手腕が問われる。そんな全身の血管をターゲットに、包括的な取り組みを行っているのが、自治医科大学附属病院循環器センター循環器内科だ。

同フロアの心臓血管外科と連携しながら、診断と治療はもとより最先端の研究も行っている。

 「私たちのところには、心臓の血管に関わる患者さんがたくさん受診しています。また、末梢血管障害の人も多い。いずれも心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まるため、全身の血管を評価することが必要なのです。

そのために、総合診療的な診断と治療に力を入れています」と、同科の苅尾七臣主任教授(50)。

 例えば、高血圧が血管にダメージを与えることは知られている。高血圧と診断されたならば、薬によるコントロールは欠かせない。ところが、本人も気づかぬ夜間に、血圧が急上昇するケースもある。

原因は、寝ている間に気道が塞がれ、呼吸が一時的に停止する睡眠時無呼吸症候群をはじめ、薬でコントロールできない治療抵抗性の高血圧などもある。

 「これまで夜間に急上昇する高血圧を調べるには、患者さんが眠っている間に、定期的に血圧を測定するしかありませんでした。しかし、ご本人には負担でしょう。

そこで、長年研究を続け、自動的に夜間の血圧をモニタリングできる装置を先月、世界で初めて開発しました」(苅尾教授)

 自動モニタリング血圧測定装置は「トリガー血圧計」といい、特許申請中の世界初の医療機器だ。苅尾教授がオムロンヘルスケア社(京都)と共同開発した。

就寝前にセットすると自動的に無呼吸発作の血圧を測定し、翌朝、データを同科のシステムへ転送。夜間と早朝のリスクを365日、モニタリングできるようになった。

 「いつどれだけ血圧が上昇するか。その原因は何か。トリガー血圧計によって診断を下しやすくなります。そして、適切な治療を行うことで、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを下げることは可能になるのです」

 さらに、薬物抵抗性の高血圧の治療にも力を入れている。

腎臓へつながる血管の周囲には、交感神経があるのだが、この神経が興奮すると血圧は急上昇しやすい。そこで、臨床治験として、神経を鎮めるための「腎デナーベーション」という治療法も約3カ月前に国内で初めて実施した。

 「最先端技術を駆使し、対症療法だけでなく、徹底した二次予防を行うことが大切だと思っています」と苅尾教授。

 新しい取り組みに終わりはない。

<データ>2011年実績
・心不全371人
・急性心筋梗塞193人
・弁膜症153人
・心房細動/心房粗動147人
・冠動脈インターベーション660件
・カテーテルアブレーション162例
・病院病床数1132床
〔住所〕〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311の1
(電)0285・44・2111




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( 2018/02/22 17:47 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】中性脂肪の吸収を防ぐメタボ対策で新薬研究 日大医学部附属板橋病院腎臓・高血圧・内分泌内科  



近年、メタボリックシンドロームが、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを高めると注意喚起されて久しい。

だが、厚労省の「平成22年国民健康・栄養調査報告」によれば、男性のおよそ30%は肥満で、メタボと疑われる、あるいは、予備軍と考えられる人は約50%。男性の2人に1人は死亡リスクが高いことになる。

 もちろん、メタボを後押しする生活習慣病については、さまざまな薬などの治療法は開発され、適切なコントロールができている人もいるが、そうでない人も少なくない。治

療で改善されない肥満や生活習慣病では、身体の中で何が起こっているのか。それを解明すれば、新たな治療の道も開ける。

 そんな最先端の研究を行っているのが、日本大学医学部附属板橋病院腎臓・高血圧・内分泌内科。

外来医長を務める上野高浩准教授(51)は、2009年に世界初となるメタボに関わる内臓脂肪型肥満と時計遺伝子の働きに関する研究発表で注目を集めた。

 「体内では生体リズムによって、代謝や合成などが行われる仕組みになっています。

時計遺伝子は、その生体リズムに関わるのです。世界的にも時計遺伝子の研究が進み、動物実験で時計遺伝子がないと肥満になるとの報告がありました。

そこで、実際に患者さんの体内で何が起こっているのかを調べてみたのです」

 上野准教授は、標準体重と肥満の約80人を対象に、午前9時から午後9時までの時計遺伝子の働きを調査した。

標準体重の人の遺伝子は、朝が活発なのに、肥満の人はあまり変動がない。

 一方、体重約83キロから約63キロに減量した男性の遺伝子は、標準体重の人と同じパターンに戻っていたことを明らかにした。

 「生体リズムは朝陽を浴びることで整えることができますが、肥満の人は時計遺伝子の働きが悪いので難しい。

その結果、代謝が落ちて、肥満の解消ができにくいのです。減量で時計遺伝子の働きは正常になりますが、無理に急激な減量をすれば、リバウンドしやすい。

それを防ぐには、時計遺伝子の働きを正常に導く食材を食べながら、徐々に減量するのがなによりです。その食材の研究も現在進めています」

 さらに上野准教授は、文科省の助成金による「中性脂肪吸収阻害剤」の研究開発にも着手。

中性脂肪が高く、悪玉コレステロール値が高い脂質異常症では、動脈硬化が進行しやすく心筋梗塞や脳卒中に結びつく。

 食生活の見直しによる肥満解消が不可欠だが、やはり、体重を落とすには時間がかかる。

その間、動脈硬化を進行させないため、中性脂肪がたまらない新たな薬を開発しようとしているのだ。

 「日本人は欧米人と比べて、肥満度が低くても生活習慣病による生命の危機のリスクは高い。

それを回避するには、日本初の新たな治療法が必要だと思っています」と上野准教授。

 メタボ患者を救うため、研究と治療に没頭中だ。

<データ>月平均実績
・外来患者数約200人 ・脂質異常症患者数約100人
・肥満外来患者数約20人 ・病院病床数1037床
〔住所〕〒173-8610 東京都板橋区大谷口上町30の1
(電)03・3972・8111



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( 2018/02/22 17:45 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

日本の病院の実力】「正しい診断」と「薬の適正使用」 世界水準の治療を推し進める 帝京大学医学部附属病院  

 皮膚科領域は幅広い。アトピー性皮膚炎や乾癬(かんせん)などの自己免疫に関わる病気や、水虫などの感染症、メラニン色素の異常増殖で生じる太田母斑など、さまざまな原因と症状が伴う。診断が難しい場合も少なくない。

 そんな皮膚科領域の病気に対し、他院の治療で症状の改善しない人々が多く受診しているのは、帝京大学医学部附属病院皮膚科である。世界水準の治療を推し進め、症状の改善に力を注いでいる。

 「薬というのは、副作用がつきものです。特に長期的な使用に関しては、皮膚への影響だけでなく他の臓器への影響も考えなければなりません。また、水虫と思われている症状が、実は違う病気だったりすることもあります。病気が異なるのに水虫の薬を使用しても、当然のことながら治りません。正しい診断と薬の適正使用は、世界的に推進されていることです。当科では、世界水準に照らした診断と治療を行うように心掛けています」

 こう話す同科の渡辺晋一主任教授(64)は、皮膚病治療のスペシャリストである。東大医学部から米国ハーバード大学で学び、太田母斑を改善する「Qスイッチ・ルビーレーザー」を1990年に国内で初めて取り入れるなど、世界水準の治療を日本に導入すべく奮闘してきた。

 また、水虫などの真菌症への造詣が深く、同科を皮膚真菌症治療薬の国内開発拠点にまで発展させている。

 「太田母斑は顔に生じるため、Qスイッチ・レーザー治療でキレイになったときの患者さんの笑顔は、私の原動力になっています。世界的に認められている治療法で、皮膚疾患の多くの患者さんを救いたい。その思いを持ち続けています」

 渡辺教授は、15年ほど前から国際協力機構(JICA)の依頼で、タイで講師として医療指導を行っている。そこには、中近東やアジア地区の医師も集まるため、常に最新の情報交換を行うことで、よりよい医療の提供を考え続けているという。

 「皮膚というのは、広範囲な臓器でしかも繊細です。特にアトピー性皮膚炎などは、適切な治療が行われないと治りにくくなってしまいます。当院には、そのような患者さんが全国からたくさん来られるのですが、その多くは不適切治療によるものです」(渡辺教授)

 研究レベルは世界トップレベルを誇る日本だが、海外の薬の国内承認が遅れると、日本以外の国(アジア諸国を含む)では安い費用で治療ができても、日本では高額な医療費がかかったり、治すことができなかったりすることになる。欧米人とは体格が異なるため、治療法に差が生じると思われがちだが、日本と体格が似ているアジア諸国の患者も、世界標準治療を受けている。よりよい医療の提供には、世界的な治療法も視野に入れることが必要だ。

 「日本の皮膚科医療を世界水準のレベルに、引き上げることができればと思っています」と渡辺教授は話す。難しい症状の人々を救うべく奮闘中だ。 

【データ】2014年度実績(皮膚科)
・外来患者延数 2万6421人
・入院患者延数 3019人
・病院病床数 1082床
〔住所〕〒173-8606 東京都板橋区加賀2の11の1
 電話/03・3964・1211


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( 2018/02/22 17:41 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】がん・感染症センター都立駒込病院外科 スキルス胃がん、手術前の化学療法研究 

ピロリ菌の除去や内視鏡検査の普及などで、年々死亡者数も患者数も、減少傾向にある胃がん。早期に発見すれば、98%程度の人は治ると言われ、医学は確実に進歩している。

 ただし、胃がん患者の約1割を占める悪性度の高いスキルス胃がんは、早期発見がいまだに難しい。

胃の粘膜の下側、胃壁の中を、はうように増殖するため、粘膜の表面を映す内視鏡では発見しづらいのだ。

胃の形が土管のように変形し、エックス線検査(バリウム検査)で発見されたときには、進行が著しく、治療は困難を極める。

 そんなスキルス胃がんや、進行胃がんを克服すべく尽力しているのが、がん・感染症センター都立駒込病院外科(胃)。

厚労省がん研究助成金指定研究班を中心とした日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)の胃がんグループの研究事務局でもあり、臨床試験を含む最先端の研究を行っている。

 「進行した胃がんも含めて、7割は治る時代と言われる中、スキルス胃がんは治りにくい。

この状況を変えるには、たった一人の力ではなく、オールジャパンの総合力で立ち向かうことが重要なのです。

その成果は現れつつある。スキルス胃がんと診断されても、決して諦めないでほしい」

 こう話す同科の岩崎善毅部長(53)=写真=は、胃がん治療のスペシャリスト。

傷の小さな腹腔鏡下手術も積極的に行い、術後の合併症を回避すべく、胃の出口の幽門(ゆうもん)を残す「幽門保存胃切除」などにも取り組む。

 一方で、病理部門に携わった経験もあるため、抗がん剤などの化学療法を組み合わせた治療の効果判定なども得意としている。

 そんな長年の胃がん治療の経験を生かし、JCOGでは、各メンバーとスキルス胃がんに対して、手術前に化学療法を行う臨床試験を進行中だ。

 「日本で開発された飲み薬の抗がん剤『TS-1』と、注射の『シプラチン』を組み合わせて手術前に投与することで、スキルス胃がんを治せる道が開かれ始めています。

進行がんの再発や、手術が不可能といわれた状態でも、新たな治療法が開発されつつあるのです」(岩崎部長)

 薬や医療機器の開発は、欧米が先行している。

しかし、胃がんについては、欧米の患者割合が少ないため、日本の胃がん治療は世界を牽引(けんいん)する力を持つ。

臨床試験で結果を出すには、多くの医師と患者の協力が不可欠。安全で確実な治療の確立のため、オールジャパンでステップアップ中だ。

 「近い将来、新たな治療法が標準治療となり、スキルス胃がんや進行胃がんを治せる時代が来るでしょう。

治せない病気をひとつでも治せるようにしたい。患者さんと一緒に克服できるようにしたいと思っています」と岩崎部長。

 命をつなぐために、あらゆる力を発揮して挑み続けている。 

<データ>2011年度実績
・手術総数277件 ・胃がん手術211件
・胃十二指腸良性疾患手術3件
・手術前化学療法約30件 ・病院病床数833床
〔住所〕〒113-8677 東京都文京区本駒込3の18の22
(電)03・3823・2101



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( 2017/11/29 20:02 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】“アトピー性皮膚炎”治療に実績!神経精神科と連携も★東京女子医科大学病院 

アレルギー性皮膚疾患の一つ「アトピー性皮膚炎」は、およそ34万人以上が医療機関を受診し、乳幼児から大人まで多くの人を悩ましている。

 赤くただれ、強いかゆみを引き起こし、皮膚の広い範囲に炎症は広がりやすい。その炎症には、人間の皮膚の表面にある角質層というバリア機能が関与している。

 角質層は、細菌などの外敵が体内に侵入するのを防ぐが、アトピー性皮膚炎の人の角質層では、細胞間の脂質のセラミドが減少。組織が崩れて外敵の侵入を防ぐことができず、炎症を引き起こしやすくなっている。

 そのため一般的に、炎症を抑える薬や保湿剤などによる治療が行われるが、治ったように見えても、ふとしたきっかけでまた炎症を起こしやすい。この「再燃」には、皮膚の状態や外敵だけでなく、別の要因も絡んでいる。

 そんな重症例を含みアトピー性皮膚炎の診断、治療、研究実績を国内で最も多く持つのが、東京女子医科大学病院皮膚科。アトピー性皮膚炎のセラミド減少を解明したのも、同科だ。

 「アトピー性皮膚炎は、薬で炎症を抑え、保湿剤などで皮膚を保護することで、再び炎症が起こるのを防ぐことが可能です。

ところが、アトピー性皮膚炎の患者さんの中には、『掻く行為』を無意識のうちに行っている場合がある。ご本人は気づいていません。

その要因を明確にすることにも、力を入れています」とは、同科の川島眞教授(60)。

 アトピー性皮膚炎治療の第一人者だ。

ステロイド外用薬の適切な使用や、1999年に承認された免疫を調整するプロトピック軟膏、保湿外用薬、抗ヒスタミン薬などの治療で、多くの患者のアトピー性皮膚炎を改善してきた。

 ところがしばらくすると、またアトピー性皮膚炎に悩まされる患者がいる。

ハウスダストなどの抗原を除去しても、患者の皮膚は赤くただれ、強いかゆみを放つ。

そこに、無意識の「掻く行為」の関与を見出した。

 「診察中に患者さんを見ていると、手で何度も顔などを触っています。それをご本人に言うと驚かれることが多い。

つまり、気づいていないのです。どうして手で皮膚を触ってしまうのか、30~40分程度、患者さんと話しているうちに、心の問題、そして心を癒やすために触ってしまうことも見えてきます。

すると、治療の効果はドラマチックに変化する」(川島教授)

 短い診療時間でたくさんの患者の診察を行う皮膚科では、なかなか患者の心の奥まで踏み込むのは難しい。

しかし、川島教授は、十分な対話が必要なアトピー性皮膚炎患者にはあえて診察時間を割き、同病院の神経精神科と連携しながら治療を行っている。重症患者には、入院による教育指導も実施。

 「アトピー性皮膚炎は治らないと思っている患者さんはまだいます。引きこもってしまう人もいる。そういう人たちをゼロにすることが私の夢です」

 治らない病気の完治へ向けて、今後も挑戦は続く。

<データ>2011年実績
・皮膚科外来患者数4万8769人
・1日外来患者数173人
・アトピー性皮膚炎入院患者数(年間)57人
・病院病床数1423床
〔住所〕〒162-8666 
東京都新宿区河田町8の1(電)03・3353・8111



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( 2017/11/29 20:00 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】国立がん研究センター中央病院 創薬推進や新たな治療法 肝胆膵がん研究の最前線  

国内のがん死因では、第4位が膵(すい)がん、第5位が肝がん、第6位が胆道がんで、いずれも治療は難しいといわれる。

肝がんは、原因となるB型・C型ウイルス性肝炎の治療法が進歩し、亡くなる人は減ってきてはいるが、ウイルス性肝炎とは無関係の肝がんは増加傾向。膵がんや胆道がんは、そもそも早期発見の診断技術が確立されておらず、効果的な薬も乏しい。

 この苦境を改善すべく、創薬の推進などで国内外を牽引(けんいん)しているのが、国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科。

膵がんについては、4つの抗がん剤を合わせた「FOLFIRINOX療法」が、日本人にも有効なことを他施設とともに明らかにし、昨年12月の承認への道筋をつけた。もうひとつ、効果を検証した新しい治療法も、近々承認される見込みだ。

さらに、胆道がんでは、世界初のがんを狙い撃ちにする分子標的薬の開発のため、今年3月に臨床研究をスタートしている。

 「肝・胆・膵の3つのがんには、たくさんの課題があります。それを克服するために、数多くの研究を行っています。

中でも、胆道がんは、欧米人の罹患(りかん)率が人口比で少なく、日本人は多い傾向にあるため、日本で薬を開発することが重要だと思っています」

 こう話す同科の奥坂拓志科長(52)は、肝胆膵がんの化学療法のスペシャリストであり、長年、新薬開発にも力を注いでいる。一般的に、肺がんや大腸がん、乳がんなどには、たくさんの新しい薬が登場しているが、肝胆膵領域のがんについては極端に数が少ない。

肝胆膵がんの増殖メカニズムが複雑で未知な部分も多く、既存の分子標的薬は、肝胆膵領域のがんには効果がほとんどないからだ。

 さらに、胆道がんは日本には患者が多いにも関わらず、世界的に患者数が少ないゆえに、積極的に新薬開発に力を注ぐ製薬会社が少ないことも原因となっている。しかし、肝胆膵領域のがんに苦しむ患者はいる。

奥坂科長は、基礎研究の後押しや製薬会社への働きかけなどを行いつつ、国内外の医師などと協力し、さまざまな研究を進めている。

 「患者さんの予後を改善するために、さまざまな努力をしています。

新薬だけでなく、がんを熱で焼き切るラジオ波焼灼(しょうしゃく)術や、がんに栄養を運ぶ肝動脈をふさぐ肝動脈塞栓(そくせん)術など、放射線科や外科とも密接に連携しながら、たくさんの専門スタッフで対応しています。治療が難しいといっても、光がないわけではありません」

 肝胆膵領域のがんでは、従来、患者が得られる情報も少なかった。

そこで奥坂科長は、7年前に病院内に患者向け教室を開設した。すると、全国の施設にも教室設立の動きが広がり、現在はこれらの施設の医療者とともに、専門家向けに年1回「がん患者教室ワークショップ」も開催している。

 「多くの方に病気や治療法について知っていただきたい。それが、患者さんのより良い予後を後押しできると思っています」と奥坂科長。山積の課題を一つずつ崩すべく、邁進(まいしん)中だ。 

〈データ〉2013年実績(初診患者数)
・肝細胞がん184人
・膵がん431人・胆道がん118人
・病院病床数600床
〔住所〕〒104-0045 東京都中央区築地5の1の1
 (電)03・3542・2511



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( 2017/11/29 19:59 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】杏林大学医学部付属病院 最先端のピロリ菌研究完全除菌へ“最後の砦”  

★杏林大学医学部付属病院・消化器内科

胃潰瘍のみならず胃がんとも関係の深いヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の人々の除菌が、2000年に保険適用になって以降、胃炎などにも適用範囲は広がっている。

薬による1次除菌で、ピロリ菌が生き残れば2次除菌が行われ、約97%の人は退治可能。ところが3%の人は、ピロリ菌が生き延びてしまう。過去に風邪などで飲んだ抗生物質に対し、ピロリ菌が耐性を持って薬が効かないこともあるからだ。

 そんな難治性ともいうべきピロリ菌の第3次除菌で成果を上げ、さらに、ピロリ菌以外のヘリコバクター属と病気の関連など、最先端の研究に力を入れているのが、杏林大学医学部付属病院消化器内科。

 「胃がん予防として、ピロリ除菌は、国際的な常識となっています。

当院は地域の基幹病院のため、他院から2次除菌が成功しなかった患者さんを紹介されることが多いのです。3次除菌で効果的な薬を選択するために、菌を培養するなどの研究によって、成功率を高めています」

 こう話す同科の高橋信一教授(64)は、消化器系がんの診断や内視鏡治療を得意とし、ピロリ菌除菌のスペシャリストでもある。

2007年には、北里大学薬学部の中村正彦准教授との共同研究で、胃の中にいるヘリコバクター・ハイルマーニが、悪性リンパ腫の一種、マルトリンパ腫との関連が深いことも世界で初めて明らかにした。

 「ヘリコバクター属の菌には、いろいろな種類があります。それがどの病気と関連しているのか、明確にすることで予防に役立つと思っています」

 ヘリコバクター属の研究だけでなく、高橋教授は、小腸がんなど国内で患者数が少ない病気についても、診断と治療の研究を進めている。小腸を詳しく見るためのダブルバルーン内視鏡やカプセル内視鏡も駆使。

さらに、自分の免疫で肝臓にダメージを与える自己免疫性肝疾患の治療など、守備範囲は広い。

 「当科では、食道、胃、小腸、大腸、肝胆膵のそれぞれのエキスパートを揃えています。難治性や希少な病気の患者さんも、数多く来院されるため、たくさんの先端医療を行っているのです」

 高橋教授は、内視鏡による身体へ負担の少ない治療にも積極的。また、がんについては、同病院の消化器外科、消化器内科、放射線科、麻酔科、病院病理部などのスタッフが集まり、定期的に意見交換のカンファレンスを行うなど、チーム医療を実現している。

 「消化器系がんは早期発見できれば、内視鏡だけで治すことが可能です。

そして、確実性の高い予防を行えば、そもそもがんにはなりにくい。ピロリ除菌はそのひとつです。これからも、早期治療や予防に貢献できるように、研究を進めていきたいと思っています」と高橋教授。難治性の壁を切り崩すべく奮闘中だ。 

〈データ〉2012年度実績
・胃潰瘍475人
・胆のう結石/総胆管結石200人
・大腸ポリープ138人
・自己免疫肝疾患56人
・病院病床数1153床
〔住所〕〒181-8611 東京都三鷹市新川6の20の2 (電)0422・47・5511


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( 2017/11/29 19:58 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】胃がん・食道がんに強い 内科・外科的治療の融合で健康な臓器残せる手術 慶應義塾大学病院腫瘍センター 

 がんの疑いで大きな病院を受診すると、さまざまな検査の予約を入れて、結果が出るのは先というのはありがちだ。また、内科を受診した後に外科、さらに放射線科といくつかの科を巡ることもある。がんか否か、病態やステージ、治療方針などは、できることならスムーズにわかる方がよいだろう。そんなニーズに応え、包括的ながん医療を提供しているのが、慶應義塾大学病院腫瘍センターだ。

 2009年の発足以来、診療科の枠を超え、各専門医、専門看護師、専門薬剤師、理学療法士、歯科衛生士、ソーシャルワーカーなどがワンフロアに集まり、がん治療やがんに伴うあらゆる問題に対応している。

 「初診でなるべく必要な検査を行い、正確な診断を迅速に行う体制にしています。診療科の垣根がないため、内科的な治療と外科的な治療を組み合わせたハイブリッドな医療の提供も行っています」

 こう話す同センター長の北川雄光副病院長は胃がんや食道がん治療のスペシャリストで、身体に小さな穴を開けて行う胸腔鏡・腹腔鏡下手術の名手でもある。

 ハイブリッド治療は、早期胃がんに対する「腹腔鏡下センチネルリンパ節生検+NEWS(非穿孔式内視鏡的胃壁内反切除術)」が代表格。

 ごく初期の胃がんに対しては、口から入れる内視鏡的治療があるが、がんが胃壁の深い部分まで到達していると腹腔鏡下手術によって、胃と周りのリンパ節を切除するのが一般的だ。

 NEWSでは、この2つを組み合わせている。特殊な方法でがんが転移しやすいリンパ節(センチネルリンパ節)を見つけ出し、リンパ節への転移がなければ腹腔鏡下手術で胃壁に切り込みを入れて、がんを含む胃壁の一部を内側へ押し込んで縫合する。次にこれを内視鏡的治療で取り除くのである。

 「内視鏡の専門家と外科医の融合で、可能になった治療法です。がんをきちんと取り除きながら、なるべく健康な臓器は残した方がよいでしょう。腫瘍センターでは、そのための協力体制が整っているのです」

 北川副病院長は、食道がん治療ガイドラインの責任者であり、JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)の食道がんグループ代表者として最新の研究を統括している。腫瘍センターでは、食道がんに対する手術前の化学療法や放射線療法の多施設共同研究の一翼も担う。

 「医療は常に進化しています。食道がんも胃がんも、新たに開発した治療法で患者さんに貢献したいと思っています」と北川副病院長は話す。

 未来の扉を開くための治療に邁進中だ。 (安達純子)

 ■リンパ節転移の検査法を開発

 胃がんの手術では、リンパ節転移がなければ部分的な胃切除で済むことがある。このリンパ節転移の有無を調べるため、慶應義塾大学病院一般・消化器外科が開発したのが、「腹腔鏡下センチネルリンパ節生検」という検査法だ。

 特殊な粒子を病巣の近くに注入し、がんが転移しやすいリンパ節(センチネルリンパ節)を見つけ出して、手術中に転移の有無を判定する。2014年に「先進医療B」としての研究がスタートし、現在、保険収載へ向けた取り組みが行われている。がんを退治し臓器を守る。そのために積極的な同科では、最先端医療の研究を数多く行っている。

 〔所在地〕東京都新宿区信濃町35 (電)03・3353・1211


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( 2017/11/20 08:29 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】重度肥満症に3科チーム医療で好成績 東邦大学医療センター佐倉病院・消化器外科  

肥満は生活習慣病などを後押しし、身体に悪影響を及ぼすのは周知のこと。しかし、100キログラムや200キログラムを超えた人が、食生活の見直しで減量に励むのは、容易なことではない。

そんな重度の肥満症に対して、今年4月、手術で胃を小さくする「腹腔鏡下胃スリーブ切除術」が保険適用になった。

 対象となるのは、BMI(体格指数=体重キログラム÷身長メートルの2乗)で「35」以上。腹部に小さな穴を開けて行う腹腔鏡による手術で、胃を袖状に大きく切除し、過食を抑えて減量を促すとともに、併存する生活習慣病の改善も図る。

そんな肥満の外科手術「メタボリックサージェリー」で定評を持ち、内科や精神科などとタッグを組んで、成果を上げているのが東邦大学医療センター佐倉病院消化器外科。

 「重度の肥満症の人は、食事制限そのものが難しい。また、無理に体重を落とそうとすると、メンタル面に悪影響を及ぼすことがあります。

メタボリックサージェリーを行うと、自然に食事が制限されて体重が落ち、糖尿病などの生活習慣病も改善します。もちろん、術後の管理も不可欠なので、内科と精神科とのチーム医療が役立つのです」

 こう話す同科の岡住慎一教授(55)は、食道がんの診断と治療のエキスパートでもある。食道がんは進行すると治療が難しく、再発リスクも高い。ただし、症状は人それぞれ。有効な治療を確実に行うため、新たな診断技術の構築に力を注いできた。目指すは「個別化治療」。

 一方で、母校の千葉大時代、1983年に川村功氏(元千葉大准教授・故人)が、日本初の「肥満症に対する減量手術」を執刀したときに立ち会った経緯があり、2008年に現職になってからは、消化器系のがんだけでなく、肥満症の治療にも力を注いでいる。

 現在は、キズの小さな腹腔鏡下手術が肥満症の手術にも導入され、患者の手術の負担は大幅に軽減された。

 「がんなどの手術でも、腹腔鏡下手術や胸腔鏡下手術を行い、身体への負担の少ない低侵襲の治療を積極的に行っています。がん治療、低侵襲治療、そして、肥満症治療が、当科で行う3本柱となっています」(岡住教授)

 メタボリックサージェリーには、「腹腔鏡下胃スリーブ切除術」以外にも、いくつかの手術方法がある。どの治療法が、患者に向いているのか、保険適用外も含めて見極めなければならない。

糖尿病などの合併症を含めて内科がまずチェックし、メンタル面は精神科がサポート。その後、手術の適用となれば、2週間の減量を促してから、消化器外科が登場。術後は、3科と多職種のチームで患者を診ていくのが、同病院オリジナルの肥満症治療だ。

 「患者さんに適した治療法を提供していくことは、がんでも肥満症でも同じです。

そんな個別化治療では、チーム医療は不可欠といえます。多くの力を合わせ、フロンティア精神を忘れずに、今後もさまざまなことに取り組んでいきたいと思っています」と岡住教授。適切な医療の提供のために、尽力中だ。 (安達純子)

〈データ〉2013年実績
・手術総数752件
・腹腔鏡下手術353件
・肥満症手術16例
・病院病床数451床
〔住所〕〒285-8741 千葉県


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( 2017/09/27 09:49 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】慶應義塾大学病院・心臓血管外科 進化する大動脈疾患治療  

心臓から全身に血液を供給する大動脈は、人間にとって要の大血管。

だが、加齢などに伴い血管壁がもろくなり、血液が流れ込むことで血管壁の一部がはがれ、あるいは、血液がたまってコブとなり、解離性大動脈瘤(りゅう)、胸部大動脈瘤、腹部大動瘤を引き起こす。

 高齢化社会で増加傾向にある病気で、血管壁が破裂して大出血になると突然死の原因となる。治療としては、手術によって人工血管に取り換える方法と、血管壁に血流が流れ込むのを防ぐため、

筒状のステントグラフト(医療機器)を血管内からカテーテルで置く方法があるが、いずれも大血管に関わるだけに治療は難しい。

 そんな大動脈疾患の治療で、国内トップクラスの実力を誇るのが、慶應義塾大学心臓血管外科。世界的に見てもオリジナリティーの高い治療法を生み出し続けている。

 「身体に負担の少ない低侵襲の治療に力を入れていますが、完全に治すことができなければ意味はありません。ステントグラフトは、血管内治療で身体にやさしい治療法ですが、デメリットもある。それを克服するため、さまざまな取り組みを行っているところです」

 こう話す同科の志水秀行教授(52)は、大動脈疾患治療のスペシャリスト。

胸部大動脈瘤の手術では、一般的に脊髄(せきずい)への血流不足で5-10%に麻痺などが生じるが、それを防ぐべく、2008年に世界初の治療法(脊髄虚血予防法)を開発した。

常に手術方法そのものを進化させる一方で、身体的に手術が不適応な人の治療法の開発も積極的に行っている。

 「血管が曲がった部分の弓部(きゅうぶ)大動脈には、脳へつながる3つの太い血管があります。

既存のステントグラフトを用いると、それらの血流が止まってしまう。手作りのステントで血流を確保するだけでなく、新たな血液の通り道となるバイバス手術を合わせたハイブリッド手術も行っています」(志水教授)

 通常の手術では、大きく胸を切開し、人工心肺を使って体を冷却し、血液循環を停止させなければならない。

高齢者で合併症のある人は、手術のリスクが大きい。ところが、ハイブリッド手術では、皮下の血管を治療する小さなキズで済み、人工心肺なども不要だ。

 「完全に治すことを目的としていますので、最適なデバイス(ステントグラフト)を選択するだけでなく、いくつかのハイブリッド手術を考案してきました。循環器内科などと協力したハートチームが構築されていることも、われわれの大きな強みとなっています」

 昨年10月に保険収載された大動脈弁を局所麻酔でカテーテルによって置き換える「経カテーテル大動脈瘤弁留置術(TAVI)」など、積み重ねた実績は幅広い。

 「手術とカテーテル治療の技術を融合させ、将来的にはカテーテル治療だけで、全ての大動脈疾患が根治できるようにしたい」と志水教授。目標に向けて着実に歩みを進めている。 

〈データ〉2013年実績
・手術総数約450件
・大動脈手術約150件
・弓部大動脈ハイブリッド手術約130件(延べ数)
・病院病床数1044床
〔住所〕〒160-8582東京都新宿区信濃町35
 (電)03・3353・1211


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( 2017/09/27 09:48 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】東京慈恵会医科大学附属病院・皮膚科 乾癬患者のQOL改善へ  

働き盛りを襲う皮膚疾患のひとつ「乾癬(かんせん)」は、免疫異常が関与し、表皮が異常に増殖して炎症を引き起こす。

しかし、名称から感染症と間違われやすく、しかも、炎症部分の表皮がフケのようにはがれ落ちるため、患者のQOL(生活の質)を著しく低下させる。

 従来、外用剤、光線療法や内服療法などの治療は行われているが、炎症が広範囲に渡ると改善が難しい。また、乾癬にはいくつかの種類があり、関節炎を伴うと、さらに治療は困難となっていた。

この状況を一変させたのが、2010年に保険適用となった「レミケード」や「ヒュミラ」(いずれも製品名)の登場だ。

 免疫細胞から放出され、炎症を引き起こすサイトカインという物質をターゲットにした「抗体製剤」で、今年は「ステラーラ」(同)も加わり、治療のバリエーションが増えた。

そんな乾癬の治療と研究で、国内トップの実力を持つのが東京慈恵会医科大学附属病院皮膚科。アトピー性皮膚炎や悪性黒色腫など幅広い皮膚疾患に対応し、難治性皮膚疾患の治療開発も行う。

 「乾癬はその症状のため、仕事をやめざるをえない人もいるなど、患者さんにとっては深刻な病気です。抗体製剤は効果が早く出やすく、関節炎にも効果があります。ただし、適応はきちんと見極めないとなりません。

当科ではさまざまな検査を駆使し、副作用を起こさないように、患者さんの症状に合わせたテーラーメード医療を提供しています」

 こう話す中川秀己教授(61)は、乾癬治療のスペシャリスト。長年、治療法の開発に力を注ぎ、一般的に認知度の低い病気であるがために悩む、患者の会もサポートしてきた。

 「乾癬の症状は、ストレスや暴飲暴食など、生活習慣の乱れで生じやすくなります。

効果の高い薬で症状を改善できれば、患者さんの生活習慣の見直しも後押しできます。結果として、糖尿病などの別の生活習慣病も改善できるのです。治療の効果を見ながら生活指導にも力を入れています」

 中川教授は、さらに効果的な治療法開発のため、新しい抗体製剤の臨床研究も行う。「レミケード」や「ヒュミラ」は、サイトカインの「TNFα」をターゲットにし、「ステラーラ」は、サイトカインの「インターロイキン12」と「インターロイキン23」にアプローチするが、新たに「インターロイキン17」を抑える薬が、来年か再来年には登場する予定だ。

欧米は日本よりも乾癬の患者数がはるかに多いだけに、新薬の開発にも積極的。最先端の治療を中川教授は研究し、臨床応用へ向けて尽力している。

 「抗体製剤は効きが良いのですが、高額医療になるのが欠点です。ただし、定期的な検査を徹底的に行うため、早期の肺がんが見つかるなど、別の病気の早期発見にも寄与しています。

乾癬はまだ根本的に治すことができませんが、生活習慣病のように、適切なコントロールで良い状態が維持できるように、今後も取り組んでいきたいと思っています」と中川教授。

 症状を封じ込めるべく奮闘中だ。 

データ〉2013年実績
・外来患者数約4万8000人
・抗体製剤治療患者数400人以上
・病院病床数1075床
〔住所〕〒105-8471 東京都港区西新橋3の19の18
 (電)03・3433・1111


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( 2017/09/27 09:47 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】筑波大学附属病院 整形外科 脊髄障害治療から骨再生まで最先端技術で国内医療を牽引 

 脊髄(せきずい)が損傷すると、脳から「脚を動かす」といった信号が伝わらなくなり、下半身麻痺(まひ)などの障害に結びつく。ところが、弱いながらも信号は筋肉に届いているという。

その微弱な信号を皮膚の表面から読み取り、脚などを動かす「ロボットスーツHAL」が、1997年に筑波大学システム情報系の山海嘉之教授により、世界で初めて開発された。

 このHALを使い、山海研究室と共同で、脊髄障害の患者への新しいリハビリテーション治療の臨床試験を行っているのが、筑波大学附属病院整形外科。

HALのみならず、産業技術総合研究所と、骨折した骨をより確実に再生させるためのチタンピンについての共同研究、あるいは再生医療そのものなど、最先端の技術開発を行い、国内を牽引(けんいん)している。

 「HALについては、長期的な麻痺の続く慢性期症状の方への臨床試験に引き続き、現在、術後の急性期の患者さんへの新たな臨床試験をスタートしました。

HALによって脚を動かせるようになりますが、慢性期、急性期、難病の場合で、より的確な使い方を研究しているところです」

 こう話す同科の山崎正志教授(55)は、筑波大附属病院の副院長(国際総合戦略特区・スポーツ医学担当)と、未来医工融合研究センター長を兼任し、最先端技術開発の旗手として尽力している。

その一方で、再生医療にも力を注ぐ。そのひとつが、骨が破壊されて変形する「大腿骨頭壊死(だいたいこっとうえし)」に対する「濃縮自家骨髄血(こつずいけつ)移植術」。

 患者本人の血液を採取し、遠心分離機で濃縮された骨髄血を患部に注入すると、壊死(えし)した組織が再生されるのだ。

 「人工関節を入れる手術を回避できるため、有効な治療法だと思っています。筑波大の整形外科は、濃縮自家骨髄血移植術について、国内最多の実績を持つため、全国から大腿骨頭壊死の患者さんが来られています」

 さらに、山崎教授は、脊髄損傷に対して「顆粒球(かりゅうきゅう)コロニー刺激因子(G-CSF)」という薬を用いることで、損傷個所に再生能力を持つ幹細胞が集まり、症状を改善する研究も長年行っている。

 「G-CSFとHALを組み合わせることができれば、これまでにない脊髄損傷への医療が提供できます。それを世界に発信したい」(山崎教授)

 自己再生能力を最大限引き出す研究は、応用範囲が広い。難病治療やトップアスリートの故障治療などでも役立つ。現在、同科ではさまざまな研究が同時進行中だ。

 「筑波大は、医学や工学だけでなくスポーツ領域でも優れた選手や指導者が多い。

現在、スポーツ医学・健康センターを新たに作ろうとしています。融合させた技術で、世界一を目指したいと思っています」と山崎教授。長年取り組み続けた最新技術は、大きく飛躍しつつある。 

 【データ】2013年実績
 ・手術総数802件
 ・脊椎外科手術149件
 ・股関節外科手術119件
 ・病院病床数800床
 〔住所〕〒305-8576 茨城県つくば市天久保2の1の1
 (電)029・853・3900


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( 2017/09/27 09:46 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】順天堂大学医学部附属順天堂医院 最先端技術で世界を牽引  

手術が必要な子供の病気はいろいろある。腸の一部が途切れた「腸閉鎖症」や、尿の出口が通常の場所と異なる「尿道下裂(かれつ)」など、先天的な病気も多い。

放置すれば命に関わるだけでなく、尿道下裂のように、将来の性機能にまで影響を及ぼすこともある。いずれにしても、子供にとっては深刻な事態だ。

 しかし、成長過程の子供は、体格が小さいことに加え、身体の仕組みが複雑なだけに、手術は極めて難しい。

そんな小児の外科治療で、世界トップクラスの実力を持つのが、順天堂大学医学部附属順天堂医院小児外科・小児泌尿生殖器外科。1968年に国内初の小児外科学講座を開設して以来、国内外を牽引(けんいん)している。

 「先天的な小児外科疾患は、いくつかの状態が同時に生じるなど、教科書には載っていないケースも少なくない。

恩師の宮野武名誉教授より教わり、受け継いだ『不可能を可能にする』をモットーに、長年取り組んできました。単に治すのではなく、お子さんの将来も含めた治療を常に考えています」

 こう話す同科の山高篤行主任教授(56)は、小児外科のスペシャリスト。

 尿道下裂に対するオリジナルの「外精筋膜」を用いた形成尿道補強術は、世界的な教科書にも掲載された。また、さまざまな病気に対し、新たな治療法を考案し続けている。

同科では、刺しキズ程度の小さな切開の腹腔鏡下手術や胸腔鏡下手術も、20年以上も前に国内で先駆的に導入。その後、山高教授が牽引し、レベルの高さや安全性は世界的にも知られる。

 「腹腔鏡や胸腔鏡で手術をすると、お子さんは、通常の手術と比べて回復が極めて早い。身体に負担の少ない手術は、小児に大きなメリットがあると思います」

 ただし、山高教授は、腹腔鏡・胸腔鏡下手術にこだわっているわけではない。「いかに安全に治すか」を重視し、必ず通常の手術への切り替えもできるようにしている。特にこぶし大の小さな乳児の身体では、何が起こるかわからないからだ。

 「オペすなわち攻撃のリズムは、守りから作るようにしています。守りとは手術前の準備です。

これが手術の9割以上を占める。残りが手術中の気合と術後の再検討。不測の事態も、準備がしっかり整っていれば、それほど慌てることもありません」(山高教授)

 合併症を防ぐ上で、手術方法だけでなく、小児の体内に糸を残さないため、自然に吸収される糸を用いるなど、細心の注意を払っている。そんな徹底した仕事ぶりは、同科の医師たちにも浸透。2

4時間体制で、専門医を含む3人の医師が深夜でも待機し、年間1100-1300件に及ぶ手術を行っている。

 「ビシッと手術を決めないと、自分自身が納得できない。だから、徹底的に準備と勉強をするのです。

プライベートな時間でも、頭から離れない。当科では、若い人にもその意気込みを持たせています。人間国宝並みに、たくさんの修業をまだしたい」と山高教授。不可能を可能にする取り組みに終わりはない。 

【データ】2013年実績
・手術総数1072件
・腹腔鏡/胸腔鏡手術204件 (鼠径ヘルニアを含まない)
・腸閉鎖症25件
・尿道下裂66件
・病院病床数1020床
〔住所〕〒113-8431 東京都文京区本郷3の1の3
 (電)03・3813・3111


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【日本の病院の実力】日本医科大学付属病院・心臓血管外科 心房細動を合併した弁膜症の難しい同時治療で全国トップ級  

心臓にある弁の働きが障害される心臓弁膜症の治療で、手術を受ける人は国内で年間約2万人。

手術適応の弁膜症の人のおよそ半数は、心房が小刻みに震える心房細動を併発し、脳梗塞などの危険性も高い。弁膜症の手術の際に、心房細動の治療も行うと長期的な予後が良くなる。

 しかし、同時に2つの治療を行うのは難しい。心房細動の確実な治療が容易ではないからだ。そんな心房細動を合併した弁膜症の治療で、全国トップクラスの実力を誇るのが、日本医科大学付属病院心臓血管外科。

冠動脈バイパス術などの一般的な心臓大血管手術を数多く行う一方で、心房細動や心室頻拍(ひんぱく)など不整脈の外科治療では、世界的にも名を馳(は)せる。

 「弁膜症の代表的な僧帽弁膜症(そうぼうべんまくしょう)では、約8割の人が心房細動を合併しています。弁膜症の治療だけでは心房細動を治すことはできません。どちらも同時に治すことが大切なのです」

 こう話す同科の新田隆主任教授(59)は、約20年前に心房細動のラディアル手術を開発した。

心房細動に対する手術として、最初に開発されたメイズ手術は、心房の動きが悪くなる欠点があり、それを改良したのがラディアル手術だ。心房細動の電気信号の乱れを外科的な手技で解消する。

ただし、新田教授は、より身体への負担の少ない方法を約10年前に日本に導入した。高周波アブレーションという医療機器による治療である。

 「高周波アブレーションは、心房を切開縫合する代わりに、心房をはさんで高周波で細胞の一部を壊死(えし)させるだけなので、安全かつ容易に治療が行えます。

ただし、切開縫合では、乱れた電気を確実にブロックできますが、高周波アブレーションでは、その効果が不完全になりやすい。手術中に伝導ブロックの確認を行うことで、成功率を上げています」(新田教授)

 国内では、心房細動の患者は約80万人と推計されている。弁膜症を合併していない人では、手術ではなく、薬物療法やカテーテル治療が行われるケースが多い。

カテーテル治療は、血管の中に細い管を入れ、心房の内側から先端についた電極による高周波で、組織を焼いて伝導をブロックする方法。しかし、カテーテル治療だけでは治らないケースもある。

 「欧州では、心房の内側からのカテーテル治療と、外側からの高周波アブレーションを組み合わせたハイブリッド治療が行われています。当院でも、近々導入する予定です」

 治療は充実しているが、新田教授によれば、心房細動の乱れた電気信号については、まだ解明されていないことが多いそうだ。多様性を持つ症状を確実に封じ込めるには、総合力が不可欠となる。

 「100年以上も前から心房細動は研究されていますが、心房細動の仕組みは完全にわかっているわけでありません。取り組むべきことは、まだたくさんあります」と新田教授。新たな扉を開けるために奮闘中だ。 

 【データ】2013年実績
 ・手術総数約500件
 ・弁膜症手術約100件
 ・心房細動手術延べ500例
 ・病院病床数899床
 〔住所〕〒113-8603東京都文京区千駄木1の1の5
  電話/03・3822・2131


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( 2017/09/27 09:44 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】千葉大学医学部附属病院 糖尿病コンプリケーションセンター 合併症予防へ新たな取り組み 

国内では、糖尿病が強く疑われる人は約950万人、可能性を否定できない人は約1100万人と推計されている(厚労省「平成24年国民健康・栄養調査報告」)。高血糖状態が長く続くことで、

糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害の3大合併症に加え、心筋梗塞や脳梗塞といった大血管病のリスクも高まる。

 最近では、認知症やがんとの関連も指摘されているという。そんな糖尿病の合併症(英語でコンプリケーションという)を防ぐべく、今年7月、新しい外来診療棟がオープンしたのを機に、千葉大学医学部附属病院糖尿病コンプリケーションセンターが開設された。

 糖尿病・代謝内分泌内科と腎臓内科が、同じ場所で診察を行い、真横には眼科、向かい側には、泌尿器科と皮膚科、その横に産婦人科と、ワンフロアに関連診療科が集約されている。

加えて、循環器内科や脳神経外科、形成外科や整形外科など、協力診療科と部門も非常に多い。世界的にも珍しいセンターの試みで、合併症対策のモデルケースとも考えられている。

 「糖尿病というと、つい血糖値にばかり気を取られ、知らぬ間に合併症が進んでしまうことは、少なくありません。

糖尿病のチーム医療はかねてよりありますが、最終的なゴールである合併症予防を中心に置くことで、専門性の高い技術を生かしやすいのです。

このような取り組みは、必ずしも最初から収益に結びつくわけではありません。だからこそ、診療・研究・教育という3つの柱を推進すべき大学病院の特性を生かし、糖尿病コンプリケーションセンターを開設しました」

 こう話す横手幸太郎センター長(51)は、糖尿病治療のみならず、合併症や生活習慣病の発症機序の解明など最先端の研究、さらには、20代で急速に老化が進む早老症「ウエルナー症候群」の診断と治療のスペシャリストでもある。

臨床も研究も数多く手掛ける中で、横手センター長は、糖尿病の合併症予防の新たな仕組み作りにも力を注ぐ。

 「ワンフロアに主要な診療科を集め、合併症予防というセンターの役割があることで、専門の医師やスタッフは、それぞれの診療を行いやすくなりました。

その効果の検証を行うことも、大切だと思っています。また、センターの役割を地域の人にも還元したいと考えています」(横手センター長)

 合併症の有無、リスク、さらには、合併症の進行をどう食い止めるべきか。合併症は幅広いだけに、地域のひとつの診療所だけでは対応しきれない。

糖尿病コンプリケーションセンターで、合併症に対する評価を行い、その結果を地域の診療所が日々の診察に生かす。そんなネットワークも、横手センター長は作ろうとしている。

 「院内だけでなく地域と連携を強めれば、多くの人を診ることができます。また、大学内の他の学部と連携すれば、新たな予防法につながることもあるでしょう。

集約させた力で、合併症の患者さんをひとりでも減らしたいと思っています」と横手センター長。スタートした新たな取り組みは、躍進している。 

【データ】2013年度実績(糖尿病・代謝・内分泌内科)
・外来患者数延べ2万4201人(内、新患482人)
・入院患者数延べ5697人
・病院病床数835床
〔住所〕〒260-8677 千葉県千葉市中央区亥鼻1の8の1
 電話/043・222・7171


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( 2017/09/27 09:43 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】訪問診療の地域ネットワークを構築!★佐久総合病院副診療部長・地域ケア科医長 北澤彰浩さん(47)    

理想的な地域医療のモデル地区と知られる長野県佐久市。その中核的存在として全国的知名度がある佐久総合病院の地域ケア科で活躍する北澤彰浩医師は、異色の経歴を持つ在宅診療医だ。

 「発展途上国や過疎地域での医療に興味があったんです」。医学部を卒業すると大学病院の救命救急センターに入る。しかし、そこはさまざまな機器やスタッフがそろって、初めて機能する施設。勉強にはなったが、自分の目指す医療の場とは違った。

 熟慮の末、ボランティアスタッフとしてスリランカに渡った。医療器具や医薬品が不足する地域でボランティア活動や医療機関を見学しながら、インド、ネパール、パキスタンと巡る。帰国後はその経験を在宅医療の場で役立てたいと考え、現在の病院に入職した。

 さまざまな事情から通院ができない患者への医療提供を、質を落とさずに実現するにはどうすればいいのか-。病院だけで地域全体の訪問診療をカバーするには限界がある。

 そこで、通常の医療連携と同じように、訪問診療においても基幹病院がコントロールタワーとなり、日々の訪問診療の大半は地域の診療所が主に担当する。そして手術や入院が必要な状況になった時には、速やかに基幹病院が受け入れる-という連携の構築に、力を注いでいった。

 限られた環境と条件の下で、最高の医療を実現するにはどうすべきか-を追求していった結果、日本中の医療者が手本とする、佐久の医療体制を形作っていった。

 「自分で何でもするという考え方では、これからの医療は立ち行かない。医療者がネットワークを組み、それぞれが得意とすることに全力を傾けることが、在宅医療においても重要」(北澤医師)

 もちろん自らも訪問診療車に乗り込み、市内を縦横無尽に走り回る。超高齢社会の到来を目前にし、北澤医師の取り組みに、全国の医療関係者の目が集まる。

 ■北澤彰浩(きたざわ・あきひろ) 1965年、京都府生まれ。92年、滋賀医科大学を卒業し、杏林大学付属救命救急医学教室入局。93年、スリランカにてボランティア活動に従事。94年、佐久総合病院研修医。96年、長野県厚生連下伊那診療所出向。2002年より現職。現在、佐久老人保健施設副施設長、岡山大学医学部非常勤講師を兼任。趣味は「人と話すこと」。


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( 2017/09/26 07:47 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】東京医科大病院消化器内科 手術困難な膵がんにHIFU治療で一石 

さまざまな検査機器や治療法が登場しても、いまだに治療が困難と言われる「膵(すい)がん」。膵臓(すいぞう)は胃の後ろ側に位置し、十二指腸や血管などに囲まれているため、健診で早期がんを見つけるのは難しく、診断されたときには進行がんであることが多いからだ。

 一般的にがんは、手術などで全てを切除すれば治癒することも可能だが、膵がんでは手術適応はおよそ4割。切除しても再発リスクが高い。手術ができないときには、放射線療法や抗がん剤などの化学療法が行われるが、それらの効果は今のところ限定的で、新しい治療法を望む声は高い。

 この状況に一石を投じているのが、東京医科大学病院消化器内科。祖父尼淳(そふに・あつし)講師(42)が、進行膵がんに対し、国内初となる強力集束超音波(HIFU)焼灼療法の臨床試験を2008年にスタートさせた。

 「手術不適応な肝がんに対しては、針を刺して高熱で患部を焼くラジオ波焼灼(しょうしゃく)療法といった治療法があります。身体への負担の少ない低侵襲治療ですが、国内では膵がんにはそのような低浸襲の治療法がありませんでした。

新たな治療法を模索しているときに、中国でHIFUによる治療が盛んになっていると知り、研究を進めることにしました」(祖父尼講師)

 HIFUは、超音波の力を応用した装置。約250個の発信源から出る超音波を1点に集中し、検査で使用されている超音波の1万~5万倍の力を発揮させ、数秒の照射でがん細胞を凝固壊死(えし)させる。

 皮膚の表面は通過して、患部に超音波が集まるため、麻酔は必要ない。ポイントをずらしながら照射し、3センチ程度の膵がんで、治療は1回1時間程度でトータル3回ほど。日時を変えて何回でも行えるのも利点だ。

現在、中国では、4万人以上もの治療実績があり、米国でも2008年から臨床試験をスタートしていると言う。

 「現在、74人の患者さんを治療していますが、化学療法とHIFUを組みわせることで、化学療法単独の治療よりも治療効果が高まるというデータがあります。

また太い血管に膵がんが絡んでいると、大きさに関わらず、手術が不適応になりますが、それらに対してHIFUを用いることで光明を見いだせる可能性もあります。最先端の治療を組み合わせることで、これまでの治療成績を格段に向上させることが期待できるのです」

 こう話す祖父尼講師は、研究成果を世界に発表し、昨年5月に「切除不能進行膵がんに対するHIFU治療の安全性に関する研究」で、米国消化器病学会賞も受賞した。しかし、HIFUはまだ国内では臨床試験の段階であり、誰もが受けられる治療ではない。

 「治療の応用やさらなる安全性の確認など、研究を進めることで、膵がんの新たな治療法の道筋をつけたい」と祖父尼講師。一般的な治療として普及させるために尽力中だ。

<データ>実績(累積)
・HIFU症例134件 ・HIFU膵がん治療74件
・HIFU肝がん治療60件
・胆膵治療内視鏡数(年間約800件)
・病院病床数1015床
〔住所〕〒160-0023 東京都新宿区西新宿6の7の1
   (電)03・3342・6111




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( 2017/09/26 07:46 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】東京医科歯科大医学部附属病院快眠センター SASの治療医と歯学部が連携  

24時間社会と言われる中、国内ではおよそ5人に1人は睡眠障害と推計されている。このうち200万~300万人は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)で、睡眠中に何度も呼吸が止まり、心疾患や脳卒中などのリスクがアップ。しかし、治療を受けているのは15万人程度に過ぎない。

 自覚に乏しく、「昼間ちょっと眠い」と感じても、SASが原因か、ストレスによる精神的問題か、別の病気が潜んでいるのか、素人判断では難しく、どの科を受診していいのか、わかりにくいというのもあるだろう。

 そんな現状を打破すべく、総合力を生かした診断と治療を行っているのが、東京医科歯科大学医学部附属病院快眠センター。

 SASは、単に太った体形であおむけに寝たときに、垂れ下がった脂肪で気道が塞がるのみならず、顎などの骨格に関わることもあるため、併設された歯学部附属病院とタッグを組んでいるのが特徴。医学部と歯学部が協調した快眠センターは、全国でも珍しい。

 「当初は、呼吸器内科と歯学部、精神神経科、耳鼻咽喉科の医師たちで連携し、2009年11月にスタートしました。睡眠障害にはさまざまな原因があるため、総合的な診断と治療を行うには、他科との連携が不可欠です。現在は、循環器内科や神経内科などの先生方も参加し、診療体制は充実しています」

 こう話すのは、快眠センター開設時から統合的医療に取り組む保健管理センター長兼務の呼吸器内科・宮崎泰成教授(47)。

 もともと原因不明の間質性肺炎の研究に造詣が深いが、快眠センター・吉澤靖之センター長に白羽の矢が立てられ、全国的なモデルケースとなる体制作りに奔走した。

 「夜間頻尿によって前立腺肥大症の疑いで泌尿器科を受診され、診断の結果、SASを併発していた人は約3割にも上ります。軽度のSASであれば、マウスピースの装着で改善が可能です。SASの治療により夜間の頻尿回数が減ったと喜ばれる患者さんは多い。原因がわかれば治療ができますので、もっと多くの方に知ってほしいと思います」(宮崎教授)

 中等症以上のSASでは、自動的に睡眠中の呼吸を確保する「持続陽圧呼吸療法(CPAP)治療」を実施。

 もちろん、鼻やノドに異常があれば耳鼻咽喉科、精神的な問題を抱えていれば精神科が治療に当たるなど、総合力で睡眠障害を撃退する体制が武器となっている。

 「SASを放置すれば、8~9年後の死亡率は約3割も増えます。きちんとした診断には入院検査が必要ですが、今は自宅で測定できる簡易型測定器もあります。睡眠障害の原因をつきとめ、的確な治療を行う。この理想的な強化体制システムを今後は世界へ発信していきたい」と宮崎教授。

 SASの原因は欧米人とアジア人では異なるだけに、日本初の強化システムは世界でも手本となりえる。その夢に向けて尽力中だ。  

<データ>月平均実績

・睡眠時無呼吸症候群外来患者数約300人(新規患者数約20人)
・不眠外来患者数約30人(新規患者数約5人)
・同大歯学部快眠歯科外来患者数約130人(新規患者数約20人)
・病院病床数800床
〔住所〕〒113-8519 東京都文京区湯島1の5の45
(電)03・3813・6111



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( 2017/09/26 07:44 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】患者の術後QOLに配慮 ハイクオリティーな治療★帝京大医学部附属病院心臓血管外科  

国内で年間19万人以上の命を奪う心疾患には、心臓の3本の太い冠動脈が詰まる心筋梗塞をはじめ、心臓の弁が正常に機能しない弁膜症、心臓が全身へ血液を運ぶ大動脈瘤(りゅう)破裂など、さまざまな病気が潜む。

 いずれも専門性の高い手術が求められ、医師によって得意な病気の手術が異なることが多い。また、大動脈瘤破裂や、血管壁に血液が入り込んで裂ける大動脈瘤解離(かいり)は、症状が出た直後に救命救急が必要だが、都内でも専門医が少ないのが現状だ。

 そんな心疾患全般でハイクオリティーな医療を24時間体制で提供すべく、2009年から新体制でフル稼働しているのが帝京大学医学部附属病院心臓血管外科。同年9月に着任した下川智樹主任教授(45)が、リーダーシップを発揮し、日本一の治療数を目指している。

 「心疾患では、大動脈瘤破裂のような場合は、救命救急医療が不可欠です。一方で、僧帽(そうぼう)弁のような治療では、術後の生活の質(QOL)を考慮したキズの小さな低侵襲心臓手術(MICS)も、患者さんには役立ちます。救命救急とQOLを両輪の輪に、標準以上のハイクオリティーな治療を提供する体制を整えました」

 こう話す下川教授は、心疾患手術で日本一の症例数を誇る榊原記念病院で、技術の向上に努めてきた。冠動脈バイパス手術、僧帽弁手術、大動脈瘤手術のいずれも得意とするスペシャリストだ。

 患者の身体的な負担が重くなる人工心肺を使わない「オフポンプ」手術も数多く手掛ける。そんなハイクオリティーな治療を積み重ねたことで、従来は20センチほども胸を切開していた僧帽弁の手術も、キズが目立たない6センチ程度のMICSで成果を上げている。

 「僧帽弁は、弁の一部が壊れていても、長年経過しなければ症状は出ません。しかし、症状が出た頃には心筋へのダメージが大きくなっているため、最近では、無症状の段階でも手術が標準治療として勧められています。無症状の患者さんに、大きなキズの手術はなるべく避けたい。MICSはそのために役立ちます」(下川教授)

 小さな切開で行う手術は、視界が狭いゆえに時間がかかりやすく、大動脈損傷などの合併症の危険もはらむ。下川教授は、高度な技術で手術時間も短縮したMICSで、QOL向上を実践。都内でもまだ数少ない。さらに、血管から細い管のようなカテーテルを通し、大動脈の弁を置換する治療など、さまざまなことに取り組んでいる。

 「当科だけでなく、循環器内科、麻酔科、救命救急科、榊原記念病院とも連携しながら、クオリティーの高い技術をもっと向上させて、近未来にロボット(ダヴィンチ)手術を導入し、これまで以上に身体への負担の少ない治療も行いたい」と下川教授。夢に近づくべく研鑽(けんさん)を積む日々を過ごしている。 

<データ>下川教授累績(2012年病院実績)
・心臓大動脈手術2055件
・冠動脈バイパス術630(112件)
・弁膜症手術784件(105件)
・胸部大動脈瘤/解離手術657件(62件)
・病院病床数1154床
〔住所〕〒173-8605 東京都板橋区加賀2の11の1
 (電)03・3964・1211



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( 2017/09/26 07:42 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】東京女子医大病院高血圧・内分泌内科 「高血圧」の現状打破に尽力中  

国内で高血圧と推測されるのは約4000万人。このうち通院治療を受けている人はおよそ半数で、通院して血圧のコントロールがきちんとできている人は、さらに3分の1と少ない。

 高血圧の状態が続くと、脳卒中や心疾患、腎臓病などに結びつくが、治療を受けても、正常な血圧を維持できない人たちが多いのが現状だ。

 この状況を打開すべく、2010年に新たなスタートをしたのが、東京女子医科大学病院高血圧・内分泌内科。従来は、メタボリックシンドロームをトータルに扱っていたが、あえて「高血圧」を標榜(ひょうぼう)したことで、治療への弾みをつけた。

 その先導役が、高血圧治療のスペシャリスト・同科の市原淳弘主任教授(52)。

 「一般的に高血圧の治療は、血圧をコントロールする『管理』が中心です。しかし、およそ1割は、別の病気が関与する二次性高血圧であり、根本的な病気の治療が必要といえます。何が原因で高血圧になっているのか。それを踏まえた上で『治療』を行う。単に薬だけでなく新たな治療法も研究しています」

 こう話す市原教授は、高血圧患者に対して血液検査や尿検査でホルモンなどを調べる詳細な検査を実施。血圧が高くなる原因が、副腎や甲状腺、下垂体などの臓器の病気に関わっていないかがわかり、それらの臓器の病気を治療すれば、高血圧も治るのだ。

 ただし、患者の9割は原因不明。そこで市原教授は、昨年11月から「腎デナベーション」という新たな治療法の治験に参加している。血管にカテーテルという管を通して、腎臓につながる血管の内側から外側に向けて高周波エネルギーを流すことで、交感神経を鎮める治療法である。

 「原因不明の高血圧には、交感神経が関わっていることがわかっています。臓器にはそれぞれ交感神経と副交感神経が備わっていて、腎臓だけは99%、交感神経で、その働きを少し抑えると、血圧が正常になります」(市原教授)

 海外では「腎デナベーション」の治療が先行しており、治療を1回受けただけで、1カ月後に血圧の値が20mmHg程度下がり、その後も徐々に下がり続けて2年後、30mmHg程度下がって横ばい。収縮期血圧が180mmHgあった人は、150mmHgになり、少数の降圧剤の治療と併用で血圧コントロールが可能となるそうだ。

 この治療法の臨床研究が、ようやく日本でも始まった。

 「原因不明といわれる高血圧で、食生活の見直しや降圧剤だけでは治らなかった人たちへ、新たな研究が進むことで『治る』道が開けると思っています。近い将来、高血圧はコントロールではなく、治る時代が来るでしょう。より多くの方々に貢献できるよう進歩させたい」と市原教授。

 高血圧の現状打破のために尽力中だ。

<データ>2012年実績
・高血圧入院患者185人
・高血圧外来患者数延べ239人
・下垂体疾患外来患者数延べ460人
・甲状腺疾患外来患者数延べ790人
・副腎疾患外来患者数延べ700人
・病院病床数1423床
〔住所〕〒162-8666 東京都新宿区河田町8の1
(電)03・3353・8111



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( 2017/09/26 07:29 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】千葉大学医学部附属病院アレルギーセンター ぜんそくの病態解明と完治めざして治療研究  

国民の3人に1人は、アレルギー疾患に悩んでいるといわれる。ぜんそく、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎など、症状の出方もさまざまで、子供から大人まで年齢層は幅広い。

 しかも、ぜんそくとアトピー性皮膚炎、あるいは、アレルギー性鼻炎を合併しているケースもあり、ひとつの診療科ですべてをカバーするのは難しい。

また、アレルギー疾患は免疫と深い関わりを持つことが分かっているが、そのメカニズムは完全に解明されていないため、研究の継続と人材育成が不可欠である。

 このような課題に取り組み、より良い医療を提供するため、2012年10月、千葉大学医学部附属病院にアレルギーセンターが開設された。ア

レルギー性疾患の総合的な診療、基礎研究と臨床研究の連携、医師のみならず、看護師、薬剤師といった専門職のトレーニングなど、総合的なシステムで国内トップの実力を誇る。

 「千葉大学医学部は、免疫アレルギー分野の世界的な研究者や臨床医を数多く輩出し、卓越した実績があります。それらを基盤に、診療科間、あるいは、基礎研究と臨床研究の垣根を越えた取り組みを目指し、開設したのがアレルギーセンターです」

 こう話す中島裕史センター長(50)は、長年、アレルギー疾患について、特にぜんそくの病態解明と、その完治をめざした研究に携わっている。

 アレルギー性鼻炎や食物アレルギーについては、原因となる抗原を身体に少しずつ入れる「免疫療法(減感作療法)」により、完治への道は開けた。しかし、ぜんそくは病態が複雑で、免疫療法の有効性は低いという。

もちろん、吸入ステロイド薬を中心とした治療により、ぜんそく発作を抑え、重症化を予防することは可能だが、中島センター長が目指しているのは完治だ。

 「アレルギー疾患の発症には、皮膚、気道、鼻腔、腸管など、外界と接するところのバリア機能の異常が、関係していることはわかっています。

しかし、どのような異常が、どう免疫機能の異常に結びつくのかが、まだわかっていません。それを解明すれば完治への道は開けると考えています」(中島センター長)

 メカニズムの解明と新たな治療法の確立は、世界的にも競争が激しい。世界のトップランナーとして、ゴールのテープを切るべく、千葉大アレルギーセンターは一丸となって奮闘中。

 「アレルギーは薬で症状をコントロールできますが、それは対症療法に過ぎません。一人でも多くの患者さんが、薬を使わなくても症状が出ない状態になるよう、これからも診療と研究を進めていきたいと思っています」

 アレルギーを封じ込める取り組みは、着実に進行している。 

<データ>2013年実績(新規患者数)
・小児ぜんそく約100人
・食物アレルギー約270人(経口免疫療法140人)
・成人ぜんそく約100人
・アトピー性皮膚炎約160人
・接触皮膚炎約60人
・アレルギー性鼻炎約250人
・病院病床数835床
〔住所〕〒260-8677 千葉市中央区亥鼻1の8の1
 (電)043・222・7171


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( 2017/09/26 07:28 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

日本の病院の実力】東邦大医療センター大橋病院外科 大腸がんの最先端医療を提供  

進行した大腸がんでは、およそ1割の人が腸閉塞(へいそく)を引き起こす。がんによって腸管が塞がれてしまう。

 激痛を伴うだけに、開腹手術によって人工肛門をつけて汚物の排出口を作り、大腸がんを切除するのが一般的な治療法となる。人工肛門を取り外せる状態であれば、手術から3~6カ月後に再手術。

いずれにしても、大腸がんで腸閉塞を起こした場合は、患者の身体的な負担は重い。

 そんな状況を一変させたのが、金属ステントを用いた治療法。腸閉塞を起こした部分に、肛門から入れた内視鏡でガイドワイヤを通し、大腸がんを金属ステントで押し広げる。

すると腸閉塞は解消され、腹部に数カ所の穴を開けて行う腹腔鏡下手術により大腸がんを切除すれば、1~2週間で日常生活を取り戻すことが可能だ。

 そんな大腸がんの最先端医療を提供しているのが、東邦大学医療センター大橋病院外科。斉田芳久准教授(51)が、1993年に大腸がんによる腸閉塞の画期的な治療法を開発し、昨年の保険適用へと道筋をつけた。

 「患者さんの身体への負担をいかに軽くし、的確に治療を行うかを常に考えています。金属ステントの研究当初は、大腸専用のものがなく、食道用のステントで手作りしていました。今は大腸専用のステントも許認可されていますから、もっと普及すれば良いと思っています」(斉田准教授)

 大腸がんは形状がさまざまなだけに、腸閉塞を起こした部分へガイドワイヤを入れるのにも高度な技術が必要。症例を重ねないと難しい。そのため、斉田准教授は普及に努めているものの、全国的にはまだ限られた医療機関でしか行われていないのが実情だ。

 「内視鏡の検査や治療を行うのは、内科医という施設もあります。これからの医療は、内科と外科のコラボレーションが不可欠です。幸い私たちはそのコラボレーションがうまくいっている。その力を生かして、より新しい医療を提供したい」

 こう話す斉田准教授は、常に新しい技術開発に力を注いできた。内視鏡的治療技術も積極的に学び、早期大腸がんに対して手腕を発揮。一方で進行した大腸がんには、腸閉塞の金属ステントを研究開発して、全国一の症例数を持つ。腹腔鏡下手術も当たり前。

 加えて、身体への負担の少ない「NOTES(ノーツ)」という技術革新の研究も行っている。例えば、口から入れた内視鏡で胃の壁を通し胆のうを取り出すと、身体の表面には全くキズがつかない。究極ともいうべき治療法である。

 「ノーツは外科と内科の共同作業です。まだ適した道具がそろっているとはいえません。今後、医療器具の開発が進むことで、ノーツは大きく進展すると思います」と斉田准教授。新たな治療開発のため日々前進中だ。

<データ>最新実績
・大腸がん手術件数 年間140~150件 (腹腔鏡下手術85%)
・大腸がん金属ステント治療件数 延べ175件
・病院病床数 458床

〔住所〕〒153-8515 東京都目黒区大橋2の17の6 
(電)03・3468・1251


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( 2017/09/26 07:27 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】帝京大医学部附属溝口病院 がんの「凍結治療」で最先端研究  

がんの治療では、手術、抗がん剤などの化学療法、放射線療法が3本柱。進行がんに対しては、3つを組み合わせた集学的治療が行われている。しかし近年、「凍結治療」が注目の的だ。

 患部に細い針のような医療器具を刺し、マイナス170度でがん細胞を破壊死滅させると、体内の免疫細胞が、破壊された細胞から出てくる残骸(がん抗原)を取り込む。がんの特徴を覚え込み、がん細胞を攻撃するリンパ球(キラー細胞)に指令を出す。

 キラー細胞は、身体の中に散らばるがんを攻撃し、再発を防いだり、転移したがんを小さくすることが可能となるのだ。

 そんな「凍結治療」の最先端の研究を行っているのが、帝京大学医学部附属溝口病院外科。副院長を兼務する同科の杉山保幸(やすゆき)教授(58)が、他施設と協力して成果を上げている。

 「人体のメカニズムは複雑で、凍結治療でがん細胞を破壊しすぎるとうまくいきません。ちょうど良い状態で初めて免疫細胞ががん抗原を認識し、全身のがん細胞を排除する力を持つのです。その仕組みを解明し、臨床応用へ進むべき道がようやく開けてきました」

 こう話す杉山教授は、大腸がん手術のエキスパート。消化器系がんの手術を数多くこなす一方で、進行がんに対する集学的治療にも力を入れている。

 がんを狙い撃ちにする分子標的薬が登場し、進行がんに対する化学療法は進歩しているとはいえ、人によって効果には差がある。それを補うために、杉山教授は20年以上も前に凍結治療の研究に着手した。

 「まだ臨床研究の段階ですが、人工的に免疫細胞にがん抗原を認識させる『がんワクチン療法』もあります。しかし、がん細胞にはいろいろなタイプの抗原があり、免疫細胞が一部の抗原を認識するだけでは限界が生じます。

打開するには、患者さん自身の体内で多くのがん抗原を認識することが重要。その手法として、凍結治療および凍結免疫の研究を進めているのです」(杉山教授)

 人工的ではなく、自然な状態で免疫細胞ががんを攻撃するように導く。ただし、あまりにもがんが大きく、全身に広い範囲で広がっていると、免疫細胞だけでは処理しきれない。他の治療法とどう組み合わせるのか、杉山教授の研究は現在進行中である。

 現状、凍結治療は、皮膚がんや小さい腎がん(小径腎がん)に対し保険適用された。乳がんや肝臓がん、肺がんなどへの適用拡大のための研究は、各医療機関で行われている。凍結治療の広がりとともに、凍結免疫への期待も高まるばかりだ。

 「私たちは先輩からファインプレーはしなくてもいいが、エラーだけはするなと教えられてきました。ひとつひとつ実証して次へ進む。その繰り返しです。取り組むべきことはまだ山のようにありますが、凍結治療は今後さらに進展していくでしょう」と杉山教授。

 新たな治療の未来の扉を開くため尽力中だ。 

<データ>2012年消化器外科実績
 ・手術数345件
 ・がんの免疫化学療法36件
 ・凍結免疫延べ3件
 ・病院病床数400床
〔住所〕〒213-8507 神奈川県川崎市高津区溝口3の8の3
(電)044・844・3333


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( 2017/09/26 07:25 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

歯周病で認知症のリスクが高まる?! 正しい「歯のケア」とは 

 いつまでも美味しく食べて健康でいるために、歯は大事。「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」をスローガンに、1989年から8020(ハチマルニイマル)運動が推進されてきた。これは、年を取るとともに歯を失う人が多いということでもある。それはなぜか。実は、私たちの「歯磨き」に問題があるようだ。

 『長生きしたけりゃ歯を磨いてはいけません』(豊山とえ子/SBクリエイティブ)によれば、歯を「磨く」という概念が、日本人の虫歯や歯周病の元凶だそう。歯磨きで汚れが完全に落ちるわけではなく、歯がすり減り、歯肉は傷だらけになってしまうというのだ。さらに、歯周病は思いもよらない病気とも関連しているらしい。

■歯周病により認知症のリスクが増加

 歯周病がアルツハイマー型認知症と関係していることをご存じだろうか? 歯周病は慢性的に炎症が起こっている状態だが、この菌のひとつが、アルツハイマー型認知症の脳に高頻度で見つかっている。本書によれば、歯周病の症状が重い患者ほど、半年後の認知機能の低下速度が速いことも明らかになっているそう。さらに、「噛めなくなる」と脳への刺激が減り、認知症のリスクが高まる。今まで歯周病をそこまで大きな問題だと考えたことはなかったが、歯を失う危険だけではなく、深刻な病気をも引き起こす可能性があるとなれば、どうにかして予防したいところだ。

■大切なのは「口内洗浄」

 口の中を清潔に保つには、プラークコントロールが鍵となる。プラークとは歯垢のこと。バイ菌の塊で、歯と歯肉の境目などに付着している。プラークを落として、口の中のバイ菌を増やさないようにするためには、「歯を磨く」というより、「口内洗浄」を行うことが大切だ。

 食後すぐに歯を磨くとよくない、と言われたこともあったが、これは人それぞれ。著者によれば、トゥースウェアという歯がすり減った状態の人にのみ当てはまるそうだ。この状態ではなく、虫歯がある、プラークが多い、などの場合は、食べ終わってすぐにケアして、口の中のバイ菌を増やさないようにすることを優先しよう。

■フロスや歯間ブラシを必ず使うこと

 残念なことに、上手に歯磨きをしても、歯ブラシがきちんと当たるのは、歯の全体の約5割。残りの5割を綺麗にするためには、フロスや歯間ブラシの使用が必須となる。特に、バイ菌は寝ている間に一番増えやすいため、就寝前のケアが大切。歯の並び方や隙間の広さによって、フロスや歯間ブラシの効果的な使い方が異なるので、詳細は本書でご確認を。

 夜のケアがしっかりできていれば、日中はフロスや歯間ブラシを使う必要はない。その代わりに、何かを食べた後には、ガムを噛むことが推奨される。ガムを噛むことで、歯の表面や噛み合わせに付着した食べカスを取り除くことができ、唾液の分泌が促進されて口腔内の除菌が進むのだ。本書では、具体的にオススメの商品も紹介されている。

 歯を失わないことはもちろん、できれば綺麗で健康な歯でありたい。そのために、毎日頑張って歯磨きをしていたのだが…半分しか磨けていなかったとは、残念でならない。しかも、朝・(昼)・晩としっかり歯磨きをするよりも、本書で提案されているケアの方が、時間も短縮できそうだ。他にも、口の中の状態別の歯のメンテナンス手順なども掲載されており、すぐに実行できる内容なので、これを機にプラークコントロールの正しいやり方を習得してみてはいかがだろうか。


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( 2017/08/30 18:55 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【 日本の病院の実力】正確な画像診断技術 「治る」認知症を把握★東京都健康長寿医療センター・放射線診断科  

高齢化社会の進む中、診断や治療のみならず、福祉、介護にも関わる問題として注目される「認知症」。

一般的に、脳が萎縮し老人斑が生じるアルツハイマー型認知症、脳梗塞などが原因の脳血管認知症、運動障害なども伴うレビー小体型認知症といった名称は広がっている。

 ところが、画像診断技術の進歩により、従来とは異なる仕組みで、認知機能が低下するケースが多いこともわかってきた。そのひとつが「嗜銀顆粒(しぎんかりゅう)性認知症」。

徐々に怒りっぽくなるといった性格変化を伴い、アルツハイマー病とは脳のダメージを受ける部分が、わずかにずれる。適切な治療により症状は改善されるのだが、アルツハイマー型認知症と診断されることは珍しくない。

 そんな新たな原因を突き止めて、適切な治療へ結びつけるべく牽引(けんいん)しているのが東京都健康長寿医療センター放射線診断科。

 「認知機能の低下の原因は、細かく分ければ100種類近くにもなります。認知症は治らないと言われますが、治る病気もあるのです。だからこそ、きちんとした診断技術の確立が必要ですし、それを普及させることが重要だと思います」

 こう話す德丸阿耶(あや)部長(57)は、脳や神経の放射線診断のスペシャリスト。研修医時代、神経障害で苦しむ患者が、適切な医療とリハビリによって回復する姿に感銘を受け、診断技術の向上に挑むようになった。

 しかし、当時、画像診断技術はまだ発達しておらず、脳の仕組みもよくわからない。手探り状態の中、チームワーク力を生かしながら技術を高めてきた。コツコツと積み上げた診断力は、認知機能低下の原因が山のようにあることも明らかにしている。

 「アルツハイマー型認知症が発見されて約100年たちますが、国際アルツハイマー病診断基準に画像診断が加えられたのは、2011年と最近のこと。診断が異なれば、治療、看護、介護の方法も違ってくる。

だからこそ、ひとりひとりの患者さんに合わせた診断技術の確立が、必要不可欠といえるのです」(德丸部長)

 医学は日進月歩。患者の脳を映した画像をアルツハイマー型認知症だと思い込むと、別の病気は見えなくなってしまう。思い込みは捨て、ひとりひとりの人生の背景を考慮しつつ、脳の仕組みをひもといていくと、見えなかったことが見えてくるそうだ。

 それを後押しするのが、MRI(核磁気共鳴)や脳の血流を映し出すSPECT(単一光子放射断層撮影)などの検査機器の進化。高い診断技術の上で、德丸部長は最新機器を駆使している。

 「嗜銀顆粒性認知症も、まだ誰もが診断できる状況ではありません。正しい診断を誰もができるようにしたい。それには、若い方々も育てなければなりません」と德丸部長。

 患者の誰もが適切な医療を受けられるように、診断技術の向上と普及に尽力中だ。 

<データ>2013年実績
・認知症のMRI(核磁気共鳴)検査約1200件
・脳血流SPECT検査約1200件
・物忘れ外来(週5日、完全予約制)1日平均3.5人
・病院病床数550床
〔住所〕〒173-0015 東京都板橋区栄町35の2
 (電)03・3964・1141


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( 2017/08/19 14:07 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【 日本の病院の実力】結石治療や内視鏡診断 困難に挑む高い技術力★東海大学医学部付属病院 消化器内科胆膵グループ  

高齢化社会で増加傾向といわれる病気のひとつに「総胆管結石」がある。胆のうに生じた胆石が、胆汁の通り道である総胆管に入り込む病気だ。

 大きな結石や複数の結石が蓄積すると、胆汁の流れは滞り、命に関わる胆管炎などにも結びつく。そのため、胆のうの胆石は無症状では経過観察だが、総胆管結石では治療が必要といわれる。しかし、細い管に複数生じた結石を取り除くのは容易ではない。

 そんな総胆管結石をはじめ、急性膵(すい)炎、慢性膵炎、悪性腫瘍(膵がん、胆道がん)など、胆・膵領域の内視鏡の診断と治療で、高い技術力を持つのが東海大学医学部付属病院消化器内科胆膵グループ。最新の医療器具を駆使し、他の医療機関では治療が困難といわれた症例も、数多く手掛けている。

 「総胆管の出口である十二指腸乳頭部は、膵臓の膵液が流れる主膵管の出口でもあり、内視鏡による診断や治療には、ある程度の技術力が必要になります。

また、胆膵領域は、もともと他の消化器系の臓器と比べて、解剖学的な問題もあり、診断と治療が難しいゆえに、常に技術力の向上に努めています」

 こう話す川口義明准教授(49)は、胆膵疾患の内視鏡診断・治療のエキスパート。総胆管結石に対しては、内視鏡の先端からバスケットやバルーンといった機器を駆使して治療を行っている。

 さらに、一般的に総胆管結石の治療後は、主膵管にも影響を与えて急性膵炎を起こす可能性があるが、あらかじめ主膵管にステントという人工の管を置くことで、予防にも尽力。加えて、さまざまなステントを駆使し、慢性膵炎、がんによる黄疸(おうだん)など別の病気の症状改善も行っている。

 「胆膵疾患は、診断も治療も難しいケースが多いのですが、良性の場合は、技術力が結果に反映されやすく、やりがいを感じています。悪性腫瘍の場合は、特に膵臓では診断が遅れがちですが、超音波内視鏡によって、確実な診断へとつなげています」(川口准教授)

 超音波内視鏡は、内視鏡の先端に超音波がついた医療器具。膵臓は胃の裏側に位置し、通常、身体の外側から超音波を当てても、全容を捉えることは難しい。奥深い臓器である膵臓内の腫瘍の性質を把握するには、細胞を採取する必要がある。

 そこで、川口准教授は、超音波内視鏡を用い、胃や十二指腸から膵臓を観察した上で、針を刺して細胞を採取する「超音波内視鏡下穿刺(せんし)吸引法(EUS-FNA)」にも力を入れている。これは、2010年4月に保健収載された診断法だ。

 「従来、主膵管から行っていた細胞診や生検法よりも、EUS-FNAの方が、診断精度が上がっています。

胆膵疾患は、高齢化社会とともに増加傾向にあります。内視鏡による診断と治療のバリエーションは増えていますので、技術力を駆使し、戦略を立てることで、これからも貢献していきたい」と川口准教授。

 困ったときの最後のとりでとして、患者を守るべく奮闘中だ。 

<データ>2013年実績
・内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP) 797件
・超音波内視鏡(EUS)237件
・超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA) 112件
・病院病床数804床
〔住所〕〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟 屋143
 (電)0463・93・1121


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( 2017/08/19 14:05 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【病院選びの目のつけどころ】 患者に親切な病院は「院内掲示」が一味違う!?  

たいていの患者にとって、医学の専門的なことや、技術的なことは分かりにくいものです。

ましてや自分の身体の調子が悪いときは、精神的にも不安な状態。そんなときに親身になって接してくれた病院を、患者は「いい病院だなあ」と感じることがあります。

じつは、この患者に対する病院の「姿勢」は、待合室などで目にする院内掲示物を見ると、わかることがあります。普段何気なくみている張り紙やパンフレットですが、目線を変えてみると、わかってくることがあります。

◆そもそも院内掲示とは?
病院側から患者へ情報を伝える手段として、今も昔も変わらず行われているのが、院内掲示です。掲示事項のなかには、医療法で掲示が定められている事項もあります。

●【医療法による院内掲示の義務事項】
・管理者の氏名
・診療に従事する医師(歯科医師)の氏名
・医師(歯科医師)の診察日及び診察時間
・病院の案内図

●【療養担当規則等に基づく院内掲示の義務事項】(一部抜粋)
・看護要員の対患者割合、構成
・DPC(診断群分類包括評価)
一日あたりの包括払いとし、一定額の支払いとするのが「DPC」。その対象病院であるかどうか
・食事療養の内容や費用に関する事項
適時適温
・差額ベッドの数、料金、部屋の説明
・入院ベッド数200床以上の病院の場合で、紹介状をもたない患者についての初診費用について
・おむつ代、病衣貸与など、保険外でかかる費用は具体的な項目を明記
・予約診療とその費用
・時間外診療と費用徴収について
・明細書の発行状況に対する事項

具体的には、「医療費のわかる領収書、及び個別の診療報酬の算定項目がわかる明細書の発行に関する説明」
などたくさんあります。

◆院内掲示は「黙示の同意」
こうした院内掲示はなぜ必要なのでしょうか。患者に院内の決まり事や仕組みなどをすべて説明することはできません。そこで院内に貼り紙をする、という形で情報発信しているのです。

病院側は、患者が院内掲示を見るだろうということ以上に、申し出がなければ、その内容を十分に理解し、同意している、とみなします(黙示の同意)。

ですから、患者側も注意深く院内掲示をみて、疑問があれば聞いておく、という姿勢をもつことは大切です。

◆院内掲示で見えてくる病院の姿勢
院内掲示の情報は、ただベタベタとやみくもに貼ってあればいい、というわけではありません。患者に対して有用だと思われる情報を、わかりやすく発信してこそ、情報としての価値が生まれます。

病院のなかには、義務事項だけにこだわらず、さまざまな工夫をこらして情報発信している所があります。

例えば、「病院の理念や基本方針」について病院長の顔写真入りで文書が掲げられていたり、患者の権利、病院の歴史、手術件数や実績、「セカンドオピニオン」についての案内、個人情報・カルテの取り扱い、

各診療科の先生たちのプロフィール、患者会の情報、などを掲げていたりすることがあります。ま

た院内掲示のみならず、パンフレットを作成したり、ホームページでも発信するなど、いろいろな手段をとっています。

また、患者が疑問に思ったり不安に感じることに、何でも相談に乗りますよ、という窓口を作って、しっかり案内している病院は、患者が知りたい情報を積極的に提供しようという「姿勢」をもった病院といえるでしょう。

取材協力:医療グループあすか


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( 2017/08/19 14:04 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】診療科の垣根超えて難病治療や地域連携 東京医科歯科大学医学部附属病院  

国内では医療の進化のみならず、病院機能の向上も日進月歩。限られた敷地や病床数で、さまざまな工夫を行っている。

 そんな病院のひとつが、東京医科歯科大学医学部附属病院。2009年から4年連続、厚労省から救命救急センター全国第1位の評価を受け、2020年東京五輪のオリンピック病院(東京会場)にも選ばれた。

 睡眠障害の治療や入院患者への口腔(こうくう)ケアなどでは、隣接する歯学部附属病院との診療連携も進めている。また、難病に対しては、診療科の垣根を越え、高度な医療を提供する5つのセンター化を実現。

さらに、減圧症やスポーツ外傷などに特殊なアプローチを行うため、日本最大規模の装置を持つ高気圧治療部なども、同病院ならでは。

 「スムーズで快適に受診できるように、日々改善しています。

充実した医療の提供のためには、医療従事者の環境も整えないとなりません。当院では、臨床医教育にも力を入れ、一般的に研修医の大学病院離れといわれる中、卒後臨床研修プログラムは、全国で1、2位を争うほどの人気となっています」

 そう話すのは同病院医療支援課の亘(わたり)治彦課長(54)。

 患者向けのサービスでは、一昨年に開設した医療連携支援センターで、患者相談室を開始すると同時に、入院から退院後の転院、在宅医療など、地域と連携しながらサポート強化を図っている。

 さらに、昨年12月には特別病室の料金改定も実施した。例えは、最上級の特別室「甲1」は、シャワー、キッチン、控室などの設備があり広さ50m2で、以前は10万円/日(税別)だったが、8万円/日(同)に値下げ。

14室あるシャワー付きの広さ22m2の特別室「甲」も、4万円/日から3万5000円/日(いずれも同)とした。

 「多くの方に快適に治療を受けていただくために、特別室の料金改定を行いました。稼働率は上昇傾向にあります。一般病棟も、個室の雰囲気を出すために仕切りを作るなど、今も改良中です」とは、医療連携支援センターの鈴木峰雄副センター長(57)。

 アメニティーにも力を入れる一方、約300台収容可能な駐車場の上には、屋上庭園も昨年12月にリニューアルオープンした。医療設備はもとより、サービス、人材育成などを充実させつつ、全国1位の質と評される救命救急センターのさらなる向上にも取り組む。

 「救急医療や災害医療のためにドクターヘリを活用していますが、より大きなヘリコプターでも離着陸できるように、今年、ヘリポートを拡大する予定です」と救命救急事務室の福島忍室長(45)はいう。

 地域医療機関との連携もこれまで以上に強化中だ。

 「在院日数がどんどん短くなっていく状況では、地域との連携は不可欠です。機能分化をより図っていきたい」と亘課長。その取り組みに終わりはない。 

<データ>2013年度実績
・外来患者数2344人/日
・手術総数7604件
・平均在院日数12.89日
・救急患者総数1万3183人
・病院病床数763床
〔住所〕〒113-8519 東京都文京区湯島1の5の45
 (電)03・3813・6111



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( 2017/08/19 14:00 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)

【日本の病院の実力】国産の生体吸収ステント用いた閉塞性動脈硬化症の再生医療研究★慶應義塾大学病院 一般・消化器外科血管班 

生活習慣病や加齢に伴う動脈硬化は、心臓の血管のみならず腹部の太い動脈から下肢の細い動脈にも生じる。

動脈の血流が悪くなると下肢への血流は滞り、脚が痛い、歩けない、細胞組織が崩壊する壊疽(えそ)などにも結びつく。それを「閉塞(へいそく)性動脈硬化症」という。

 治療法は、運動療法を中心とした保存的治療をはじめ、細い管を血管に入れ、狭くなった患部を広げるカテーテル治療、手術で別の血流のルートを確保するバイパス術が一般的。

そんな従来の治療法を進化させつつ最先端の研究を行っているのが、慶應義塾大学病院一般・消化器外科血管班。

 閉塞性動脈硬化症のみならず、血管がコブのように膨れる腹部大動脈瘤(りゅう)や、脚の静脈の血流が滞る下肢静脈瘤の治療も得意とし、研鑽(けんさん)を重ねた医師たちが、各地の関連施設でも治療を提供している。

 「慶應大の血管班は、日々の治療はもとより、教育にも力を入れているため、関連施設が多いのが強み。同時に、新しい技術を開発するのも大学病院の使命であり、国内初の研究も行っています」

 こう話す同血管班チーフの尾原秀明専任講師(46)は、血管外科治療のエキスパート。約10年前から既存の治療が不適応な閉塞性動脈硬化症に対し、患者自身の細胞を用いた再生医療の研究を行っている。

 さらに現在、着手しているのが生体吸収ステントを用いた国内初の治療法。一般的にカテーテル治療では、金属でできたステントという網目のような器具を血管内に装着するのだが、これは人体にとって異物。

そこで、ステントが時間の経過とともに溶けて消える「末梢(まっしょう)血管用吸収ステント」を用いた治療法を研究している。

 「国内では、心臓の血管に対し、海外製の生体吸収ステントを用いた研究が進められています。心臓以外の末梢血管に対し、国内メーカー製の生体吸収ステントを用いた臨床治験は、国内初の取り組みになります」

 実は、尾原講師が目指すのは、この研究の先にあった。例えば、再生医療で作製した細胞は、体内の必要な組織に留置しなければ、意味はない。血流が激しく流れる血管内では、なおさら再生する細胞を留めておくのが難しい。

生体吸収ステントのように、再生細胞を乗せることができ、ステントだけは消えれば、再生細胞だけが必要な個所にとどまることができる。もちろん、これは未来の話だ。

 「個々の患者さんに最も適した治療を提供したいと考えています。閉塞性動脈硬化症は、運動療法で十分な患者さんもたくさんいますので、不必要なカテーテル治療やバイパス術には気をつけています。

ただし、従来の治療では困難な患者さんもおり、最先端治療で対処できるようにイノベーショナルな研究を続けています。ガソリン車から電気自動車に変わるように、医学でも新しい技術革新をしたい」と尾原講師。

 日々の診療と地道な研究を進めながら、未来の扉を開くために尽力中だ。 

<データ>慶應大2012年度実績(カッコ内は関連施設)

・血管外科手術総数414件(2145件)
・閉塞性動脈硬化症135件(578件)
・閉塞性動脈硬化症バイパス手術48件(176件)
・閉塞性動脈硬化症カテーテル治療87件(362件)
・病院病床数1044床
〔住所〕〒160-8582 東京都新宿区信濃町35 (電)03・3353・1211




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( 2017/08/19 13:58 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)
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