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40代じゃ遅い? 初めて乳がん検診を受けた年齢ランキング


小林麻央さんが乳がんにより闘病中であることが報じられ、世間に大きなショックを与えました。

命の危険にさらされることはもちろん、場合によっては治療で乳房を失ってしまうこともあり、乳がんは女性にとって無視することのできない病気です。

早期発見できれば治癒率は高いと言われる乳がん。

検診を受けた方がいいと分かっていても、つい後回しにしてしまったり、いざ検査となると怖くなってしまったりすることもありますよね。

そこで、パピマミ読者のみなさまに「乳がん検診を初めて受けたのはいつですか?」 というアンケートを実施しましたので、みなさんの回答を見ていきたいと思います。

●乳がん検診を初めて受けたのはいつですか?

・1位:30〜34歳……30%(145人)
・2位:25〜29歳……19%(93人)
・3位:35〜39歳……16%(75人)
・4位:40〜44歳……15%(73人)
・5位:20〜24歳……12%(59人)
・6位:45〜49歳……3%(14人)
・7位:10代……2%(8人)
・8位:50〜54歳……1%(7人)
・9位:60歳〜……1%(4人)
・10位:54〜59歳……1%(3人)

※有効回答者数:481人/集計期間:2016年9月23日〜2016年9月26日(パピマミ調べ)

●半数近くの人が30歳前後で初めて受診

『若いとがんの進行も早いと聞いて、若いからこそやらなければいけないと思い受診しました』(30代女性/主婦)

『「あのときやっておけば良かった」と後悔しないように、できるだけ早く受けた方がいいと思います』(20代女性/事務職)

もともと乳がんは40代後半から50代にかけて発症することが多い病気とされていましたが、近年、20代から30代の若い女性の発症率も高まっており、若いからといって安心できるものではありません。

乳がんで闘病中の小林麻央さんも現在34歳ということで、同年代の女性にとっては決して他人事とは言えないはずです。

芸能人が乳がんにかかったという報道を目にすることも増え、今回の結果からも、若いころから危機感を持っている女性が増えている ことが伺えます。

●40歳前後での初受診が3割

『検査と聞くとどうしても腰が重くなってしまって、後回しにしてしまいますね』(40代女性/主婦)

『40過ぎるとまわりの人もみんな受け出して、私もそろそろかなと思って受けました。補助があるので、金銭的な負担もなくなるというのが大きいですね』(40代女性/パート)

国の指針では、40歳以上の女性を対象に2年に1回の受診 が勧められており、40代を目安に積極的に受診する人が多いようです。

40歳をすぎると自治体による費用負担があり、安価に検診を受けることができるため、それがきっかけとなるのでしょう。

もし全額自己負担となると、マンモグラフィ検査と超音波検査で1万円を超える費用 が必要となるため、40歳未満での検診に気後れする人もいるはずです。

●10代から20代前半で受けたという人も

『私の母親が若くして乳がんになったので、自分もその可能性があると思って受けました』(20代女性/大学生)

家族に若くして乳がんになった人がいるなどの場合、遺伝性乳がんの可能性があり、発症リスクが高くなる と言われています。

そのため、かなり早期から乳がん検診を受けることもムダとは言えないでしょう。

しかし、若い人の場合、乳腺密度が高いこともあり、マンモグラフィ検診では病変を見つけにくい といったこともあります。

早期の検診が自分に必要かどうかは、医師によく相談するようにしましょう。

いかがでしたか?

早期発見が自分の命を助けることになると頭では分かっていても、検査に痛みがあることや乳房という場所柄、あまり積極的に受けたいものとは言えない乳がん検診。

本格的な検診ではなくても、セルフチェックでしこりやへこみがないか確認することはできます。

小さな変化があったときにすぐに気づけるよう、危機感を持ち日頃から観察することが、結果として自分の命を守ることにつながる のではないでしょうか。

赤ワインもNG?アルコールを1日3杯飲むと乳がんリスクが30%増


「赤ワインならばいくら飲んでも健康にいい成分がたくさん含まれているから大丈夫」と思っている方、どうやらNGのようです。無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』に、「赤ワインを含むすべてのアルコール類を大量に飲むと、乳がんにかかりやすくなる」という研究結果が紹介されています。「適量」を心がけたいものですね。

お酒の飲みすぎは、乳がんのリスクを高める

9月24日で、女優の川島なお美さんが乳がんで亡くなってから1年になります。ワイン好きとしても知られ、日本ソムリエ協会認定のワインエキスパートとしても活躍されていました。

さて、お酒を飲みすぎると体に悪いことは、みんな知っています。でも、赤ワインだけは別で、「飲んでも大丈夫」と信じている人も多いようですが、「それは適量を飲む場合だけですよ」というお話です。

今までも、アルコールを飲みすぎると、乳がんのリスクが高まることが報告されていたのですが、アルコールの種類にかかわらず、大量に飲むと乳がんに罹りやすくなるということです。これは、カリフォルニア州オークランドのカイザーパーマネンテのYan Li博士らが、スペインで開かれたヨーロッパがんカンファレンス)で報告したものです。

● Wine, Beer, Spirits Boost Breast Cancer Risk Equally

研究は健康診断を受けた7万人の女性の飲酒習慣を調べ、乳がんになる頻度と比較したもので、このうち2,800人がその後に乳癌と診断されたそうです。

その結果、飲酒量の少ない人(1日1杯未満)に比べて、1日1~2杯の飲酒をする女性は乳癌リスクが10%高くなっており、さらに1日3杯以上飲む人は30%もリスクが高いことがわかりました。

通常の場合、乳癌に罹るのは8人中1人だそうですが、1日3杯以上飲酒した人では、このリスクが6人中1人にまで増加しているとの事です。

また重要な点として、アルコールの種類に関わらずリスクの増大は同程度で、ワイン、ビール、蒸留酒の間に差はないとされています。

心疾患の予防効果としては、赤ワインは白ワインよりも効果が強いのですが、乳がんに関しては赤ワインの効果は特になかったことになります。

また、赤ワインに含まれる抗酸化物質レスベラトロールは、前立腺癌リスクを大幅に低下することがわかっていますが、その結果とも矛盾するように思われます。

他の研究者によると、レスベラトロールの効果以上に、アルコールが強い発癌性を示すからではないかということですが、赤ワインの種類によってもレスベラトロールの量が異なりますのでハッキリとはいえないようです。

いずれにせよ、赤ワインの効果をあまり過信せず、ほどほどに飲まれるのが良いようですね。

ある日、突如宣告された「子宮頸がんの疑い」。離婚や死も覚悟した手術までの涙の日々


自慢じゃないですが、お嫁には絶対行き遅れると思っていたワタクシ。

30歳目前で迎えた自身の結婚はまさに奇跡で、主人が若かったこともあり、「赤ちゃんはもう少し先でいいよね」としばらくの二人生活を満喫していたのでした。

ところがそんなある日、突如として私は、子宮喪失、離婚、そして死をも覚悟するような、まさに奈落の底に突き落とされるような事態に遭遇したのです。

その発端は、偶然お知り合いになった婦人科専門の女医さんに「婦人科検診を受けたことがないなんてありえない!女性の身体をナメちゃダメよ」と強く言われたことでした。

実は、20代を「仕事命」に過ごしてしまった私。

自治体から毎年来ていた婦人科検診のお知らせも「仕事を休めない」と捨て続け、会社での検診も、男女共通の最低限分しか受診せず。結果、女性特有の検診類を一切受けたことがないまま、30歳を迎えていたのです。

で、その先生の強い勧めもあり、ほどなく子宮がん検診を初受診。すると数日後に先生から急ぎの電話が来て、紹介状を書くので、すぐに大学病院に行くようにと言うのです。

その時の紹介状上の病名はまだ「高度異形成」というもの。そんな病名は初耳な上に自覚症状も全くなかった私は、何それ?と大した危機感も感じていませんでしたし、当然、妊娠出産に影響があるかもなんて思ってもみませんでした。

ところが、紹介された大学病院で詳しい検査(液体を塗布して病変を染め出すコルポ診や、そこをパンチ状の器具で数ミリ取って調べる組織診)をしたところ、なんと病名がいきなり「子宮頸がんの疑い」に。

しかも、癌になっている可能性が高いので、すぐに手術をしたほうが良いとのこと(「高度異形成」=細胞が癌になる手前の前癌状態だったのでした)。

さらに脳天を突いたのは、「恐らくそこまではいっていないと思うが、万一癌が進んでいたら、最悪の場合、子宮摘出になる可能性も出てくる、それは、手術で見た状況や摘出した組織を検査して判断する」との医師の言葉…。

もう、本当に、ウソでしょ…の一言でした。

当然ながら頭は真っ白。そこからは連日連夜、一人眠れずインターネットを検索する日々を過ごしますが、心理的なショックもあり、考えは悪い方悪い方へと進みます。

後日、権威の先生が家族に詳しく説明して下さったのですが、「子宮頸がんの原因ウィルスには大多数の大人がかかっていて、誰でも子宮頸がんになりうる」というのが正しい知識なのだそうです。しかし当時はまだ子宮頸がんの予防接種や啓蒙が進んでいなかった頃、子宮頸がんは「遊び人がなりやすい病気だ」と誤解しており、そのことも私を悩ませる一因でした。

第一、この年齢での罹患率は10万人にたった16人。なのに「ナゼ、私?」、「ナゼ、まだ子供も産んでいない今…?」。さらに万一子宮摘出になって子供が産めなくなったら、孫を心待ちにしている主人の両親には何て言おう?万一離婚と言われても、文句は言えないんだろうな…そして私は生涯再発に怯えながら生きていくんだろうな…等々。

そして、手術までの私は、気分のアップダウンを繰り返します。悪い日には「あぁ私、死んじゃうのかな…子供産みたかったな…でも産んでから死んじゃったら子供や主人が悲しむかな…じゃぁこのまま静かにいなくなった方がいいのかな…」等と考える一方で、心配して周囲が泣いてくれたり、何度も「大丈夫だから」と繰り返されたりすると、表面上は何とか「ありがとう」と返しつつも、心の中では「私は死ぬつもりなんかないのに、まるで死んじゃうみたいな扱いしないでよ」「素人なのに簡単に大丈夫って言わないでよ」と思ったり…。

今思えば、それらは全て、極限の不安や精神の不安定さから来る被害妄想だったのですが、その時の私には、やはり物事を素直に受け止めるのすら難しかったのだと思います。当時は、「励ましや突然の連絡もいらない。急に会いたいとか言わないで。とにかくそっとしておいて」というのが本音だったのでした。

心の支えになったのは、やはり主人の言葉です。「万一子供ができなくなっても気にするな、二人で一緒に生きていこう」と言ってくれて、どれほど心が軽くなったことか。

そうして毎日涙を流すうちに少しずつ冷静さを取り戻し、ほどなく私は入院・手術を迎えます。

~次回、子宮頸がん 手術編に続く…

ある日、突如宣告された「子宮頸がんの疑い」。離婚や死も覚悟した手術までの涙の日々


自慢じゃないですが、お嫁には絶対行き遅れると思っていたワタクシ。

30歳目前で迎えた自身の結婚はまさに奇跡で、主人が若かったこともあり、「赤ちゃんはもう少し先でいいよね」としばらくの二人生活を満喫していたのでした。

ところがそんなある日、突如として私は、子宮喪失、離婚、そして死をも覚悟するような、まさに奈落の底に突き落とされるような事態に遭遇したのです。

その発端は、偶然お知り合いになった婦人科専門の女医さんに「婦人科検診を受けたことがないなんてありえない!女性の身体をナメちゃダメよ」と強く言われたことでした。

実は、20代を「仕事命」に過ごしてしまった私。

自治体から毎年来ていた婦人科検診のお知らせも「仕事を休めない」と捨て続け、会社での検診も、男女共通の最低限分しか受診せず。結果、女性特有の検診類を一切受けたことがないまま、30歳を迎えていたのです。

で、その先生の強い勧めもあり、ほどなく子宮がん検診を初受診。すると数日後に先生から急ぎの電話が来て、紹介状を書くので、すぐに大学病院に行くようにと言うのです。

その時の紹介状上の病名はまだ「高度異形成」というもの。そんな病名は初耳な上に自覚症状も全くなかった私は、何それ?と大した危機感も感じていませんでしたし、当然、妊娠出産に影響があるかもなんて思ってもみませんでした。

ところが、紹介された大学病院で詳しい検査(液体を塗布して病変を染め出すコルポ診や、そこをパンチ状の器具で数ミリ取って調べる組織診)をしたところ、なんと病名がいきなり「子宮頸がんの疑い」に。

しかも、癌になっている可能性が高いので、すぐに手術をしたほうが良いとのこと(「高度異形成」=細胞が癌になる手前の前癌状態だったのでした)。

さらに脳天を突いたのは、「恐らくそこまではいっていないと思うが、万一癌が進んでいたら、最悪の場合、子宮摘出になる可能性も出てくる、それは、手術で見た状況や摘出した組織を検査して判断する」との医師の言葉…。

もう、本当に、ウソでしょ…の一言でした。

当然ながら頭は真っ白。そこからは連日連夜、一人眠れずインターネットを検索する日々を過ごしますが、心理的なショックもあり、考えは悪い方悪い方へと進みます。

後日、権威の先生が家族に詳しく説明して下さったのですが、「子宮頸がんの原因ウィルスには大多数の大人がかかっていて、誰でも子宮頸がんになりうる」というのが正しい知識なのだそうです。しかし当時はまだ子宮頸がんの予防接種や啓蒙が進んでいなかった頃、



子宮頸がんは「遊び人がなりやすい病気だ」と誤解しており、そのことも私を悩ませる一因でした。

第一、この年齢での罹患率は10万人にたった16人。なのに「ナゼ、私?」、「ナゼ、まだ子供も産んでいない今…?」。さらに万一子宮摘出になって子供が産めなくなったら、



孫を心待ちにしている主人の両親には何て言おう?万一離婚と言われても、文句は言えないんだろうな…そして私は生涯再発に怯えながら生きていくんだろうな…等々。

そして、手術までの私は、気分のアップダウンを繰り返します。悪い日には「あぁ私、死んじゃうのかな…子供産みたかったな…でも産んでから死んじゃったら子供や主人が悲しむかな…じゃぁこのまま静かにいなくなった方がいいのかな…」等と考える



一方で、心配して周囲が泣いてくれたり、何度も「大丈夫だから」と繰り返されたりすると、表面上は何とか「ありがとう」と返しつつも、心の中では「私は死ぬつもりなんかないのに、まるで死んじゃうみたいな扱いしないでよ」「素人なのに簡単に大丈夫って言わないでよ」と思ったり…。

今思えば、それらは全て、極限の不安や精神の不安定さから来る被害妄想だったのですが、その時の私には、やはり物事を素直に受け止めるのすら難しかったのだと思います。当時は、「励ましや突然の連絡もいらない。急に会いたいとか言わないで。とにかくそっとしておいて」というのが本音だったのでした。

心の支えになったのは、やはり主人の言葉です。「万一子供ができなくなっても気にするな、二人で一緒に生きていこう」と言ってくれて、どれほど心が軽くなったことか。

そうして毎日涙を流すうちに少しずつ冷静さを取り戻し、ほどなく私は入院・手術を迎えます。

~次回、子宮頸がん 手術編に続く…

卵巣腫瘍のひとつ、卵巣のう腫とは


卵巣が腫れる状態の「卵巣のう腫」といいます。自覚症状はないため、検診で偶然見つかることも考えられる病気です。年齢にかかわらず注意したい「卵巣のう腫」の疑問にお答えしましょう。

卵巣のう腫とは

「卵巣のう腫」とは、「卵巣の中に液体成分が溜まって腫れている状態」を総称してそう呼びます。のう腫のサイズは、ピンポン大からグレープフルーツ大までさまざまです。治療が必要でないタイプもありますが、通常は、経過観察として定期的な検査が必要です。症状に応じて、手術をする場合もあります。

ほとんどが良性

子宮筋腫と並んで、女性の生殖器に多く発生する腫瘍で、ほとんどが良性です。ただし、手術で腫瘍を摘出し、顕微鏡で調べる病理検査をしてみなければ、正確に良性であるとの断言はできません。

自覚症状

卵巣のう腫は、他の卵巣腫瘍と同様に、初期段階では自覚症状がほとんどありません。そのため、子宮がん検診や、内科受診などで偶然見つかることが多いといわれています。しかし、のう腫がこぶし大以上にまで大きくなると、下腹部に膨満感が出ることもあるので、注意が必要です。

好発する年代

一般的に、腫瘍は中高年以降に多く発生しますが、卵巣のう腫は10代や20代にも多く、幅広い年齢の女性が発症する可能性があります。

卵巣のう腫の種類

卵巣のう腫は、袋状の腫れものの中に分泌物などがたまり、その中身によって、以下の4種類に分類されます。

・機能性のう腫

排卵日の頃に腫れ、自然に消失するという一時的なもので心配はいりません。

・単純性のう腫

丸い袋のように見える良性ののう腫で、中には水が入っています。5〜6cmまでの小さなものだと手術は不要ですが、定期的な経過観察は必要です。

・皮様(ひよう)のう腫

良性ですが、毛髪や歯、脂肪などができる腫瘍。小さいと無症状ですが、大きくなると下腹部に不快感や痛みを覚えます。経過観察が必要で、最終的には手術が必要になることもあります。両方の卵巣にできたり、再発したりすることもあります。

・子宮内膜症性のう腫

子宮内膜症が原因になってできるのう腫。子宮内膜症は、子宮内膜が子宮の内側以外のところに飛び、そこで増殖する病気ですが、その病気が卵巣にもでき、生理のたびに卵巣からも出血し、出口がないために卵巣内に変色した茶色のドロドロの血液がたまります。そのため、「チョコレートのう腫」とも呼ばれています。毎月の生理のたびにのう腫も徐々に大きくなり、性交時や生理のときに痛むことがあります。

卵巣のう腫の原因

卵巣のう腫の原因は、まだよくわかっていません。

唯一、原因がわかっているのが「チョコレートのう腫」で、子宮内膜症が卵巣内に発症したものです。

ひとくちに「卵巣がはれる病気」といっても、種類は多く、症状も治療もケースバイケースです。そういう意味で、素人判断は避けて、気になることがあれば、専門医に相談しましょう。

乳がん、ホルモン療法の影響 化粧やパック、マッサージ効果的 FC2 Analyzer


乳がんのホルモン療法中の生活への支援について、おおもと病院(岡山市)のがん看護専門看護師の森川華恵さんに寄稿してもらった。

 乳がんは、局所療法である手術や放射線療法に加え、全身療法である薬物療法を組み合わせて治療する場合が多いです。他臓器への転移がないと画像などで診断されていても、病理結果によって、既に起こっているかもしれない微小転移を根絶し、乳がんを完全に治すことを目指して治療します。

 薬物療法には、ホルモン(内分泌)療法や化学療法、分子標的療法の3種類があります。単独で行うこともあれば3種全てを併用することもあります。今回は、ホルモン療法中の生活支援についてお示しします。

 ホルモン療法とは、乳がん細胞の増殖に必要なエストロゲンの合成を抑制したり、エストロゲン受容体をブロックして、エストロゲンとがん細胞が結合できなくすることです。

 治療のメリットは、他の薬物療法に比べると、副作用症状の出現が少ないことです。デメリットは、治療期間が長いことやホルモン療法中は妊娠できない、ホルモンの依存性がない約3割の乳がん患者さんには、治療効果が期待できない―などです。

ホルモン療法による影響

 抗ホルモン剤の副作用によるホルモンバランスが崩れることで、ほてりやのぼせ、発汗、関節痛や手のこわばりなど、更年期障害様の症状が出現することがあります。これらの症状は、薬に体が慣れるとともに、治ることもあります。また、卵巣機能の低下による月経の消失、膣(ちつ)内の乾燥など膣内環境の変化や性欲の低下などを自覚している場合もあります。

 さらに、骨密度の低下や、子宮内膜がんもわずかな頻度で高めると報告があるため、骨密度検査や婦人科検診を定期的に年に1回程度受けることを推奨しています。子宮内膜がんになる確率は、乳がんの再発・転移を予防する効果に比べると少ない確率です。不正出血などある時は、すぐに主治医に相談しましょう。

ホルモン療法中の生活

 食生活、運動、生活のリズムを整えることなども、治療による副作用の改善策です。そして、閉経後は、脂肪組織がエストロゲン様作用をするため、体重のコントロールが重要になります。

 治療中の生活の工夫は、ホットフラッシュの症状があるときは、簡単に着脱できるカーディガンやスカーフ等の活用や綿素材などの吸湿性のある素材の衣服を身につけるとより快適に過ごせます。また、治療中エストロゲンが抑えられることで、肌が紫外線の影響を受けやすくなります。紫外線から肌を守ると、シミや肌荒れを防ぎやすいです。低刺激の日焼け止めクリームやつばの広い帽子、日傘などを上手に活用しましょう。

 さらに、明るめにお化粧をするなどして、生き生きした表情になれたり、パックやマッサージをし、肌の血液循環を良くすると、顔色も良くなり、保湿作用で肌荒れを防止でき、自分らしさを保てたり、リラックス効果も高まるでしょう。

 ホルモンバランスが崩れるとイライラしたり、落ち込んだりすることがありますが、散歩や軽い運動をするなど体を動かす、好きなことをするなど、気分転換やリラックスするのも効果的です。

 膣内の乾燥に関しては、できるだけ個包装の水溶性の潤滑ゼリーを使用するなど対策があります。

 閉経後の乳がんのホルモン療法では、関節のこわばりを感じている方は比較的多いようです。患者さんにお尋ねすると、「起床時に手をさすると治るからこれくらいならと様子を見ている」とよく聞かれます。

 このように、いくらかの工夫をしながら、仕事や家事などそれぞれの役割を自分らしく果たし、折り合いをつけながら生活の一部に治療を組み込み、治療継続している患者さんが多いのです。家族を含む「社会」との関わりの中で生活することが大切で、そのような前向きな行動が周囲に与える影響も大きいと思われます。

      おおもと病院(086―241―6888)
 もりかわ・はなえ 広島県・英数学館高、吉備国際大看護学科卒。2004年おおもと病院に入職。岡山大大学院博士前期課程修了。2012年がん看護専門看護師。

夜の間食で「乳がんの再発リスク」が36%高まる…!? 米調査で判明 FC2 Analyzer


夜食はダイエットの最大の敵。とは言え、ときには口寂しくなってつい何かを食べたくなったり、と夜の誘惑に駆られてしまうものです。しかし、夜の“絶食時間”が短くなることで、乳がんの再発リスクが上がるということが、アメリカの最新調査でわかったのです。

小林麻央さんが33歳という若さで乳がんになっていることが明らかとなり、乳がんへの予防や自己検診の大切さは、もはやアラサー女性には欠かせないことになりつつあります。そこで知っておきたいのが、乳がんリスクが高まる要因がどんなところにあるかということです。今回は乳がんの再発リスクが上がるという調査をご紹介しましょう。

■夜の“絶食時間”が13時間未満だと乳がん再発リスクUP

夕食を午後7時に摂り、朝食を朝8時に摂っている人の場合、夕食後から翌朝の朝食まで13時間の間、食べ物を摂らない“絶食時間”があることになります。そんな夜の“絶食時間”に注目したのが、今回紹介するアメリカの調査。

米カリフォルニア大学の研究チームは、乳がんの早期ステージであると診断された、27~70歳の女性2,400名のデータを1995年から2007年まで分析。毎晩“絶食時間”が13時間未満である女性は、7年間の追跡調査において乳がんの再発リスクが36%も上がることがわかったのです。

「血糖値が上がることはがんのような腫瘍の栄養になり得るし、さらに睡眠時間が短かったり質がよくない人は、がんのリスクが高まるであろうと考えられる」とこの研究チームは言及しています。さらに今回の調査で、夜の”絶食時間”が長くなるほど、ヘモグロビンA1cレベルが下がるということもわかっており、それが乳がんリスクの上昇を回避できる要因であると考えられます。

今回の調査では、午後8時以降に合計25kcal以上何かを食べた場合について、食事を摂ったとみなしており、調査対象の女性たちが夜間食事を摂らなくなる時間は平均で12.5時間でした。

■健康的な食生活ががん予防につながる

この研究を行った研究者は「人は日が明るいうちは食べものを食べようとするもので、そんな自然のリズムに逆らうと、体内時計に影響を及ぼし、メタボなどの不健康を引き起こす」と指摘しています。1日3回正しいリズムで、栄養バランスのとれたメニューを適量、摂っていくことが健康的な食生活の基本であり、それががんなどの予防にもつながるということです。さらにストレスを溜めない生活や、質の高い睡眠をしっかりとる生活スタイルも欠かせませんね。

ちなみに上述した調査において、夜の“絶食時間”が長いことは、今回の調査期間において、乳がんによる死亡リスクには影響はみられなかったことがわかっています。

聖路加、昭和、聖マリアンナ 関係者は乳がん医療の3Sと呼ぶ FC2 Analyzer


両胸にがんが見つかり、「全摘手術」と「再建手術」を選択したノンフィクション作家の島村菜津さん(49才)。先日、厚労省により、この7月から再建手術に使用する一部シリコンの保険適用が発表されたが、島村さんは保険適用前に全額自己負担で行った。

いわゆる“温存手術”が主流の日本で、なぜ彼女は再建手術を選択したのか。過渡期にある乳がん治療の“現在”を追う。

 * * *

 私の受けた同時再建は、聖路加国際病院が1998年から採用した新しい取り組みの“恩恵”だった。前任の乳腺外科部長・中村清吾医師が考案した、「外部の形成外科との提携」である。

 普通に考えれば、乳房再建は形成外科の仕事で、がん治療に携わる外科医(乳腺外科)の管轄外である。だが患者にしてみれば、一度手術を終え、傷が癒えるのも早々、また切って再建というのでは、心身ともに消耗する。そこで、がん腫瘍の摘出と同時に、エキスパンダーを入れてしまうのだ。

 エキスパンダーとは、シリコンが収まるように胸の皮膚を伸ばすためのもの。聖路加の院内にも形成外科医はいるが、乳房再建を専門としているわけではない。

 そこで、外部の専門医と提携することで、同時再建という選択肢をどの患者にも選ぶ機会が生まれたわけだ。こうした乳腺外科と外部の形成外科の提携の仕組みは、同病院だけでなく、昭和大学病院(東京)や聖マリアンナ大学病院(神奈川/聖路加と合わせて、関係者は乳がん医療の3Sと呼ぶ)などを中心に、今まさに全国に広がりつつあるそうだ。

 乳房再建には、大きく分けて2つの方法がある。腹部や背中の組織(脂肪や筋肉など)を使って乳房を作る方法と、シリコンなど人工物を埋める方法だ。

 後者の場合、これまでは、手術を終え、その傷が癒え、再発のリスクが下がるのを数年でも待ったうえで、再建を始めるという「二期再建」が主流だった。しかし、聖路加国際病院で乳腺外科の部長を務め、私の切除手術の執刀も行った山内英子さんは、これからは同時再建の可能性を話しておくことが大切だと言う。

「私は、患者さんが手術して乳房がない状態で目覚めることのストレスや恐怖を忘れてはいけないと思うんです。

がんを治すことが先決で、そんなことまで考えさせるのは酷だと言う医師もいる。でも、ある時、小さな男の子を抱えたシングルマザーの患者さんが、“経済的に無理だ”と同時再建を諦めてしまった。

『本当にいいの?』と聞くと、『もう言わないでください』と涙をにじませる。そこで形成外科医に相談したら、医療ローンという手があると教えてくれた。その彼女が、(同時再建を)『やってよかった』と言ってくれた」

 さらに、こう続けた。

「それに、一度胸がぺったんこになると、女性って逞しいから、“これでよかった、大丈夫よ”と自分に言い聞かせるようなところがある。その、一度リセットした気持ちを再び、再建に向かわせるのは、エネルギーがいると思う」

 私の場合、乳管からがん組織がはみ出した浸潤部分は小さくても、しこりは大きく、片方は“がんの芽”ともいわれる石灰化が分散していた。温存はしづらい状況だったのだ。

 そのうえ、手術当初、「私も今年49才だし、再建はもういいかな」と思っていた。切除したままにしようと思ったのだ。ところが、旦那に「好きな温泉に行けないよ」と言われて思い直した。鄙びた湯治場で、おばあさんたち相手に毎度、解説することを想像するだに面倒で身悶えしそうだ。

 そういった諸々の理由で、私は全摘・同時再建を選択したわけだが、だからといって、これを勧めるつもりなど毛頭ない。

 なぜなら実感としては、乳房への感

性も、がんの性格も、個人差が大きい。乳がんの症状もケース・バイ・ケースで、自分の体験や卑近な事例を、第三者に応用することは難しい病気だからだ。その意味では、温存にしろ、全摘・再建にしろ、患者の数だけの治療法があっていいのだと思う。

乳がん手術後のサポート 生活や仕事とのバランス重要


 おおもと病院(岡山市北区大元)の森川華恵・がん看護専門看護師に、乳がんの手術後の生活への支援について寄稿してもらった。

 乳がんの治療は、他のがんに比べ長期にわたります。また、治療後も定期的に経過を見ていくことや、治療しながら自分らしい日常生活を送るために、生活を支える正しい情報や知識を得ることが必要です。

 治療は入院や通院で行います。そして、がん治療は日々進歩しており、選択肢が広がっています。しかし、複数の治療を組み合わせて行うことが多く、どの治療を選べば良いか分らないと困惑しておられる場面に遭遇することもあります。

さらに、家庭、職場、地域でさまざまな役割を担っている年代の患者さんが多く、家族や周りの人々への影響や不安も少なくありません。そのため、生活や仕事などとどのようにバランスを取っていくかが重要になります。

 治療では場合により、手術や薬物療法による乳房の変化や脱毛などのためにボディーイメージの変化や一時的に外見が変わってしまったり、セクシュアリティーに影響するなどということがあります。以下、手術後の生活への支援について述べます。

元の生活をめざして

 乳がんの手術療法後に、腕がこわばる、動かしにくいなどの症状がでる場合があります。手術目的で入院時、「手術後、手が上がらなくなりますか? よくそう聞くのですが…」と不安そうに患者さんから聞かれることがあります。確かに、リハビリテーションをせずそのままにしておくと、筋肉や関節がこわばってますます動かしにくくなるかもしれません。

 そうならないために、医療者は手術後のリハビリテーションやリンパ浮腫予防について説明し、術後の合併症を最小限にとどめ、患者さんが日常生活に戻れるように支援しています。それによって、術後に挙上困難を訴える患者さんに出会うことはほとんどありません。

 一方で、細心の注意を払いながら生活をしていても、リンパ浮腫や蜂窩織炎(ほうかしきえん)を起こして来院される患者さんもいらっしゃいます。これらは、手術数カ月後あるいは10年以上たってからも起こすことがあります。

 具体的には、患肢(手術をした方の上肢)の保護、創部の清潔保持やリンパ浮腫予防のための日常生活の注意点、自己マッサージの方法、リンパ浮腫を起こした時の症状や対処法についてお話しします。そして、自己検診の方法や婦人科検診(年に1回)受診の必要性についてなど、それぞれの患者さんの生活スタイルに合わせて説明しています。

 退院後の生活は、ちょっとした動作が疲れやすいなど、手術前の体調と違うこともあります。疲れを感じる時は休息をとり、家族など周囲の人の協力を得ながら、焦らず少しずつ元の生活に戻していくと良いです。

乳房の補整について

 乳がんの手術後には、乳房の形の変化がみられます。このことに関しては、補整下着やパッドの紹介を行っています。

 下着選びのポイントは締め付けすぎないことです。手術直後は、乳房や手術創をやさしく保護できるものを紹介します。元通りの下着をそのまま使えるように工夫できることも伝えたりしています。補整パッドについても、市販のパッドを紹介したり、市販のものを工夫して使用する方法、タオルハンカチなどの形を整えて補整する方法など、さまざまです。各患者さんに合わせてそれぞれの希望に沿った工夫策をともに考え、アドバイスしています。さらに当院では、希望により手作りパッドの指導を行いながら患者ケアもしています。

 最近では、再建手術を受けることも可能になっています。再建手術は、当院で行う場合と専門の病院にご紹介する場合があります。気になる方は、医療者に相談をしてみましょう。

おおもと病院(086―241―6888)
 もりかわ・はなえ 広島県・英数学館高、吉備国際大看護学科卒。2004年おおもと病院に入職。岡山大大学院博士前期課程修了。2012年がん看護専門看護師。

婦人科検診の内容とは? 内診って痛いの? FC2 Analyzer


■婦人科検診の内容や服装、頻度などを知っておこう
お住まいの自治体からがん検診のクーポンが届いた、もしくは会社の健康診断などで婦人科検診を受ける方に向けて、事前に知っておくといいことを解説します。

婦人科検診の中でも、とくに内診は「怖い」「痛そう」というイメージが強いかもしれません。しかし、重大な病気を予防したり早期発見したりするには大事な検査。なるべくストレスなく検診を受けるコツをお伝えしたいと思います。

■婦人科で受けられるのは主に「がん検診」
婦人科で受けられる検診は、女性特有のがん検診が中心です。具体的には次の3つが挙げられます。

・子宮頸がん検診
・子宮体がん検診
・卵巣がん検診

触診による「乳がん」の検診が含まれていることもありますが、触診のみの検診はあまり意味がありません。乳がん検診は、マンモグラフィーまたは超音波検査が必要です。

会社の健康診断など、検診センターで行う場合は、婦人科検診と乳がん検診を合わせたメニューで「女性検診」として行っている場合もあります。

■婦人科検診では内診やエコー検査などを行う
一般的に「婦人科検診」と呼ばれるものは、「内診」「クスコ診」「細胞診」を行う検診です。検診のメニューによっては、経膣エコー検査(超音波検査)がセットになっていたりオプションで選べるようになっていたりします。

●内診
膣の中に指を入れてお腹を上から押さえて子宮の大きさや可動性、「押した時の痛み」がないかどうか、また卵巣の腫れなどがないかを調べます。

●クスコ診
「クスコ」という検査器具を膣内に入れて内部を観察します。子宮の出口にポリープなどがないか、膣の壁に異常がないか、おりものに異常がないかを目で見て確認します。

●細胞診
子宮の出口側(頸部)や子宮のお部屋の中(内膜)の細胞をブラシなどでこすり取って顕微鏡で調べる検査です。子宮頸がんや子宮体がんの有無を調べます。通常の検診メニューに含まれている「子宮がん検診」は子宮頸部の細胞診のみのことがほとんどです。

●経膣超音波検査(エコー検査)
細い超音波の機械を膣から入れて子宮や卵巣を映し出す検査です。子宮の形や大きさ、卵巣の腫れの有無などを確認します。

子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮奇形・子宮内膜ポリープ・子宮内膜症・卵巣嚢腫・卵巣がんなど、超音波検査でチェックできる病気は多いので、できれば検診時に一緒に受けておくことをおすすめします。

■処女でも婦人科検診は受けられる? 内診は痛い?
いずれの検査も、性行為の経験がないならば、行うのは困難です。性行為の経験がない方は、子宮頸がんの検診は必要ないため、通常、内診は行いません。性行為の経験があれば、内診は問題なく行えることがほとんどです。

まれに、緊張が強すぎたり膣の壁が固くなっていたりして、痛みを感じる方がいらっしゃいます。緊張してお尻を持ち上げてしまうと、内診が難しくなり、かえって痛みを伴いやすくなってしまいます。できるだけお腹とお尻の力を抜いて、ため息をつくように口から「ふ~」っと息を吐くのが、内診時の痛みを軽減するコツです。

また、検査に用いるクスコにはサイズがあるので、痛みが心配な場合はあらかじめ医師に「小さめのクスコで検査をお願いします」と伝えるのもよいでしょう。

■生理中は婦人科検診を避けるべき?
月経中に検診が行えないわけではありませんが、特に細胞診は出血がある時期は避けた方がベターです。

細胞をこすり取る時に血液がたくさん混ざってしまうと、顕微鏡で見ても正確な検査が行えず、「再検査をしてください」という結果が返ってくることがあります。二度手間にならないためにも、検診はできるだけ月経の時期を避けて受けるようにしましょう。

また月経中だと、おりものの状態も正確に見ることができません。月経不順で検診の時期に月経が当たるかどうかが読みにくいなら、月経が来たらその10日後くらい、つまり月経直後に当たる時期に検診を入れておくと、出血中に当たるリスクが少なくなります。

■婦人科検診にはどんな服装で行くといいか
よく、検診時の服装について聞かれますが、検診センターなどで受ける場合は専用の検診着に着替えるので何を着て行っても問題ありません。

婦人科クリニックなどで検診を受ける場合は、ショーツの脱ぎ着がしやすいと楽なので、オーバーオールなどつなぎの服は避けたほうがいいでしょう。スカートなら、裾をたくし上げるだけでいいので、ショーツを脱いだ時の恥ずかしさが気になるという人はあまりタイトすぎないスカートにしておくと無難です。

■検診後に出血することもある? 入浴は可能?
細胞診を受けた後は多少、出血する場合があります。たいていは1~2日で止まりますのであまり心配はありません。

入浴については、子宮頸がんの検査だけなら検査当日でも可能です。子宮体がんの検査をした場合は、検査当日はシャワーのみにしておく必要があります。

なお、婦人科検診を受ける頻度は、基本的には年1回です。何も症状がなくても、1年に1回は検診を受けるようにしましょう。

【レポート】「乳がん」について知っておきたいこと ‐ 基礎知識と誤解


●「若い人が乳がんになると進行が速い」のは本当なのか

「2人に1人が生涯でがんになる」といわれる現代。中でも、日本人女性の12人に1人が発症するという「乳がん」は、どの女性でもかかるリスクがある病気と言えるだろう。あなたのそばにも、周りに公表せずに闘病をしている人や、仕事の合間を縫って通院治療をしている人、そして、がんになった家族のサポートを懸命にしている人がいるかもしれない。

今回は、胸部・乳腺外科の法村尚子医師に、乳がんの検診方法や治療について、誤解しがちな点を中心にお聞きした。乳がんについて臆測で語らないためにも、正しい知識をおさえておこう。

――乳がんの検診方法について教えてください。

日本では乳がんが年々増加し、女性のがんの第1位になっています。現在、40歳以上の女性を対象に集団検診としてマンモグラフィーによる乳がん検診が行われています。しかし、一部の乳がんではマンモグラフィーで写し出せない場合があることも知られており、マンモグラフィー検診を受けていれば万全ということではありません。

特に、閉経前の乳腺が発達している人では、マンモグラフィーのみで乳がんを見つけるのが難しいことがあります。その場合、乳腺が発達していても対応できる超音波検査も追加したほうがいいときもあります。ただし、超音波検査は小さな石灰化像を呈するようなタイプの乳がんを見つけにくいという弱点もあり、超音波検査のみでもまた万全ではありません。

――「若い人は進行が速い」というのは本当なのでしょうか?

結論から述べると、「がんを発症した年齢によって、進行具合に違いが出る」ということはありません。一般的に、乳がんは進行速度が緩やかといわれていますが、その速度は乳がんのタイプによっても違います。大まかには、ホルモンの受容体と「HER2」というタンパク質の受容体の有無によってタイプを分けます。

乳がんの多くは遺伝に関係なく罹患しますが、5~10%は遺伝性であるといわれています。ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが告白して日本でも話題になったので、聞いたことがある人も多いかと思います。若い人が乳がんになった場合、この遺伝性であることも多く、特にBRCA1という遺伝子が関わっている乳がんは、予後が悪いといわれている「トリプルネガティブ」というタイプであることが多いため、この場合は進行が速いこともあります。ただし若くして乳がんになっても、予後の良いタイプであった場合は進行は緩やかです。

他の側面として、40歳未満の女性に対する検診体制が確立されていないため、見つかったときには進行してしまっていることも少なくありません。また、若い人の乳房は乳腺が発達していて乳房の張りが強く、触診でもしこりがわかりづらいことや、まだ若いため、"乳がんになるなんて思ってもいない"という若年層の乳がんに対する意識の低さなども、発見の遅れに関係しているのかもしれません。さらに、若い人はがんになること自体がまれですので、身近に若くしてがんで亡くなった人がいると印象に残りやすいことも考えられます。

――「トリプルネガティブ」について詳しく教えてください。

ホルモン受容体も、HER2タンパク質の受容体もないタイプの乳がんのことを「トリプルネガティブ」と言います。乳がんのタイプの中でも予後不良といわれています。ホルモン受容体を持つタイプに適するホルモン療法や、HER2受容体を持つタイプに適する抗HER2療法が使えないため、トリプルネガティブ乳がんは他のタイプの乳がんと比べて治療法の選択肢が少なく、抗がん剤治療が主になります。しかし最近では、他のタイプより抗がん薬がよく効くともいわれています。

●抗がん剤の適応とストレスの影響、家族のサポートのあり方とは
――抗がん剤の効果はどのくらいの期間ではかるものですか? 適応がないケースもあるのでしょうか?

約3カ月を目安に効果を見ます。適応がないケースは基本的にありませんが、乳がんのタイプによって効果のある治療が異なるため、それぞれに適した薬物療法(抗がん剤治療、その他ホルモン療法、抗HER2療法など)を選ぶ必要があります。

――一般的な進行乳がんの治療では、抗がん剤で腫瘍を小さくしてから手術する場合もありますか?

しこりが大きいがんや、皮膚に浸潤している場合など、そのままでは手術が難しい進行乳がんの場合には、手術の前に抗がん剤治療を行う場合があります。診断時にしこりが大きいために乳房温存手術が難しい場合でも、手術の前に抗がん剤治療を行うことでしこりを小さくできれば、乳房温存手術ができる可能性も高くなります。ただし近年は、検診率が上がるにつれ、進行がんで見つかるケースが少なくなり、それとともに手術の前に抗がん剤治療を行うことも減ってきています。

――乳がんの発症や再発にストレスは影響しますか?

ストレスが乳がんの発症リスクや再発リスクを高めるということはありません。しかし乳がん患者さんの中には、ストレスを感じながら生活をされている人も多いと思います。特に、若い年齢で乳がんになった患者さんは、同世代で病気になっている人も少なく、孤立感を味わっている人も多いことでしょう。

――周りの家族はどのようにサポートをしていけばいいのでしょうか?

周りのご家族は、"何かしてあげなくてはいけない"という気持ちでいっぱいになりますよね。そして、患者さん本人に何もさせないくらい、何でもしてあげようと必死になっている人を見かけます。高いサプリメントや「がんに効く」といわれるあらゆるものを必死で探して勧める人もいます。お気持ちはわかりますが、それは患者さんにとっては、病人ということを思い知らされているようでつらいときもあります。思いやりは持ちつつも普段どおりに接してあげてください。つらそうなときには、話を聞いて共感してあげてください。そばにいるだけでいいのです。

――ありがとうございました。

※写真と本文は関係ありません

○取材協力: 法村尚子(ノリムラ・ショウコ)

胸部・乳腺外科
2005年香川大学医学部医学科卒。現在、高松赤十字病院胸部・乳腺外科副部長。乳腺外科を中心に女性が安心して受けられる医療を提供。また、En女医会に所属し、ボランティア活動や各種メディアにて医療情報を発信している。
資格 乳腺専門医、外科専門医、がん治療認定医等

En女医会とは
150人以上の女性医師(医科・歯科)が参加している会。さまざまな形でボランティア活動を行うことによって、女性の意識の向上と社会貢献の実現を目指している。会員が持つ医療知識や経験を活かして商品開発を行い、利益の一部を社会貢献に使用。また、健康や美容についてより良い情報を発信し、医療分野での啓発活動を積極的に行う。En女医会HPはこちら。

症状がない!? 卵巣がんってどんな病気? FC2 Analyzer


日本では、年間約6000人の人が卵巣がんになるといわれていますが、卵巣の病気はなかなか有効な検診法がなく、進行するまでわかりにくいのが特徴。ここでは、女性に知っておいてほしい病気、卵巣がんについてお伝えします。

■卵巣がんってどんな病気? 「沈黙の臓器」初期は症状がない!?
卵巣は親指の先ぐらいの大きさの臓器で、右と左の両方に1個ずつあります。そしてなんと、実は卵巣は体のなかでもっとも腫瘍ができやすい臓器といわれています。考えてみれば、生命のもとになる卵子があって、毎月細胞分裂してるところですから、当然といえば当然の気もしますよね。

そんなわけで卵巣にはさまざまな腫瘍ができますが、その中には大きく分けて、良性のことが多い「卵巣のう腫」と、悪性のことが多い「充実性腫瘍」があります。卵巣の腫瘍のうち約9割が「卵巣のう腫」で残りの1割が充実性腫瘍なのです。

充実性腫瘍の8割が悪性といわれ、そしてその代表例が「卵巣がん」です。イメージとしては固いしこりのような感じです。卵巣は別名「沈黙の臓器」。自覚症状がほとんどないのに病気が進行してゆくのが特徴で、なかなか有効な検診方法がなく、早期発見が難しいといわれています。怖いですよね。

■どんな人が卵巣がんになりやすいの? 年代は問わないのが特徴的
卵巣がんは40代~60代の女性に最も多く見られますが、思春期から高齢の女性までなる可能性があります。年々増加しており、排卵の回数が多いほど(妊娠・出産の経験がない、少ない女性ほど)発生率が高いという説もあります。

普通、がんといえばかなり年齢がいってから発病するので、そういった意味ではかなり特徴的ながんということになります。実は卵巣がんのリスクははっきりしていません。ただ、遺伝が関係しているといわれているので、家族で卵巣がんの人がいる方は要注意になります。

・年代は40~60歳が多いがあらゆる年齢に発生
・家族に卵巣がんの人がいる

■卵巣がんってどんな症状があるの? 最初はほとんど無症状
腫瘍が小さいうちはほとんどが無症状。腫瘍が大きくなって、こぶしより大きくなると、固いしこりが下腹部にできたり、腰痛、下腹部痛、生理不順、また、場合によっては、腹水といって、おなかに水がたまったりします。

■卵巣がんってどうやって調べられるの? 有効な検診方法はまだ研究中
本当なら、ここで「こんな方法があります!」とお知らせしたいところなのですが、早期発見に有効なはっきりした検診方法がまだないのです……いろいろ試みられてはいるようですが、なかなか難しいようです。

下腹部にしこりを感じたり、便秘でもないのにお腹がいつもはってくる気がしたら婦人科を受診していただくのはもちろんですが、家族歴があるなど、明らかにリスクが高い人は、子宮がん検診の際にエコー(超音波検査)で卵巣も見てもらうのも一つの方法でしょう(自費になりますが)。

■卵巣がんの治療について教えて! 手術・化学療法
基本的には手術と化学療法が中心になります。手術で腫瘍を取ることにより、卵巣がんのなかでもどんな種類のがんなのかとか、どこまで広がっているのかがわかります。卵巣、卵管だけをとるのか、リンパ節や他の臓器を広く取るのかはその時々によって違います。

また、手術の後は全身に広がっていると考えられるがん細胞に対抗するために化学療法が行われます。卵巣がんは比較的、化学療法が効果的であるといわれています。放射線療法といって、放射線を体の内や外から照射する方法もあります。

ただし、卵巣がんの治療は病気の時期や年齢、どんな種類かによっても違います。そこで、2004年に卵巣がんの標準的な治療指針が日本婦人科腫瘍学会から発表されています。でも、標準的な治療のみだけでは難しい場合もあり、色々な方法が検討されているところです。

子宮筋腫が見つかったら



FC2 Analyzer子宮筋腫は良性の筋腫で、すぐに命に別状はありません。それだけに、見つかったらどのように対処するか、迷う人も多いもの。すぐに摘出手術を受けるべき? 様子を見ていても大丈夫? そんな疑問にお答えします。

子宮筋腫があるからといって、即手術とは限らない

子宮筋腫はとても頻度の高い疾患で、また、妊娠を考える年齢にも多く発生するのが特徴です。だからといって「子宮筋腫がある=すぐに摘出手術ではありません」と教えてくれたのは、広尾メディカルクリニック院長の斎藤敏祐先生です。

そもそも子宮筋腫は、子宮の筋肉の一部にできた良性の腫瘍。子宮筋腫ががん化することはなく、子宮筋腫があっても健康に生活している人はたくさんいます。

筋腫があまり大きくない、自覚症状がない、閉経が近づいているなどの場合には、特別な治療を行わず、様子を見るのが一般的です。ただし30~40代前半の場合は半年に1度、閉経が近い場合は1年に1度程度、定期的に婦人科で検診を受け続ける必要があります。

大きくなった子宮筋腫が他の臓器を圧迫することも

ただ注意したいのは、見つかった子宮筋腫は、手術をしない限り自然消滅しないということです。また、閉経後は心配ないと思われているかもしれませんが、閉経後に症状が出て手術が必要になるケースもあります。

大きくなった筋腫は、内臓を圧迫することもあります。妊娠中はお腹は前に出っ張りますが、筋腫の場合は骨盤を一杯に埋め尽くすと上に成長していくので、大きくなれば腸や肺、心臓までを圧迫することもあるのです。

また、子宮は膀胱や直腸と隣り合っているため、子宮の一番外側を覆っている漿膜(しょうまく)の下にできた筋腫が大きくなると、膀胱や直腸を圧迫するため頻尿や便秘にもなります。

一般的に筋腫がこぶし大ぐらいになると、医師は手術をすすめます。手術には子宮を残す方法と全摘する方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。子宮筋腫が見つかったら、いざ手術という時に自分が納得できる選択ができるよう、情報を集めたり考え始めることも大切です。

ホットカーペットは電気代が高いイメージです。こたつに変えたほうがいいですか?


実際はどちらが経済的? 電気代を比較してみた

電気代の計算式は、「消費電力(kW)×使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)」で求められます。(公社)全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している、電力料金目安単価の31円/kWh(税込)を使用します。

 

・ホットカーペットの場合

計算に使う製品の消費電力は弱(120W)・中(185W)・強(255W)で、1日8時間使用するとします。

 

電気代は、弱が「0.12kW×8h×31円/kWh=29.76円」、中は「0.185kW×8h×31円/kWh=45.88円」、強は「0.255kW×8h×31円/kWh=63.24円」となります。

 

これを、1ヶ月を30日として1日8時間使用した場合は、弱が892.8円、中は1376.4円、強は1897.2円となります。

 

・こたつの場合

こたつの場合、主にヒーターには3種類(石英管、ハロゲン、カーボン)ありますが、消費電力は変わりません。今回は、弱が70Wと強が180Wとします。1日8時間使用するとして計算すると、弱「0.07kW×8h×31円/kWh=17.36円」、強「0.18kW×8h×31円/kWh=44.64円」です。

 

これを、1ヶ月を30日として1日8時間使用した場合、弱は520.8円、強は1339.2円となります。

 

以上から、こたつはホットカーペットよりも電気代が安い傾向です。しかし、暖められる範囲については、ホットカーペットのほうが広いといわれています。そのため、ホットカーペットとこたつのどちらを使うかは、使用環境やニーズに応じて選択するのがよいでしょう。


ホットカーペットとこたつのメリットとデメリットを紹介

ホットカーペットとこたつは冬の暖房器具の定番といえますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

 

・ホットカーペットのメリットとデメリット

ホットカーペットのメリットは、電源を入れるとすぐに暖まること、空気が乾燥しにくいこと、そしてほかの暖房器具に比べて経済的であることです。体に直接触れるため、快適な体感温度を保つことができるのもメリットでしょう。

 

しかし、デメリットとして、部屋全体を暖めることができないことや、ダニの発生の可能性があります。

 

・こたつのメリットとデメリット

こたつは冷えた手足がすぐに温まる、空気を汚さず乾燥もさせにくい、消費電力が少なく省エネである点などがメリットです。また、火事のリスクが低いことや、テーブルとして利用できることもメリットでしょう。

 

しかし、こたつで長時間過ごすと体調不良や脱水症状を引き起こす可能性があることや、設置やしまうときに広めのスペースが必要となるのはデメリットといえます。

効果的に節電しながら快適に暖まるコツを紹介

ホットカーペットは、ムダのない適切なサイズを選ぶことで節電が可能です。製品によっては暖める面積を調整できる機能が付いているので有効に利用しましょう。

 

また、床が冷たいと熱が逃げやすいため、断熱シートをホットカーペットの下に敷いて防ぎます。

 

さらに、毛布と併用することで、体をより効率的に温めることが可能です。ホットカーペットがある程度暖まったなら、弱か中に切り替えることで電気代の節約につながります。

 

こたつを使用する際も、敷布団の下やカーペットに断熱シートを敷くことで、床からの冷気を防ぐことが可能です。また、こたつの大きさに合った掛け布団を使用することで、床との隙間を減らして保温性を高めます。

ちなみに掛け布団のサイズは、テーブルサイズ+110~130cmが目安とされています。

 

さらに、厚めの掛け布団を使うことで、保温性の向上が期待できます。このような工夫をすることで、出力を「弱」にしても、十分に体を温めることが可能です。


生活スタイルに合わせて最適な選択をしよう

ホットカーペットとこたつには、それぞれに特有のメリットとデメリットがあります。そのため、電気代だけを見るのではなく、生活スタイルや個人の好みを考慮したうえで、最適と思える製品を選ぶのがよいでしょう。

 

また、本記事では両製品の効果的な節電のコツも紹介しました。このコツを応用すれば、ホットカーペットとこたつのどちらを選んだとしても、経済的で快適な冬を過ごすことができるでしょう。

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー


出産にかかる平均費用は●●円!分娩費用から産婦人科が探せるサービスが公開!


妊娠が判明して、出産を控えた女性にとってまず考えるのが、どこの病院で産もうか、ということです。
出産ができる施設にも色々ありますが、何を基準に選べば良いのでしょうか。

無痛分娩が出来る、立ち会い出産が出来るなど、希望に答えてくれる施設の概要から選ぶこともできますし、具体的な場所・内容・安全性なども考慮したいですよね。

そんな妊婦さんのニーズに応え、産婦人科選びに一役買う【東京産婦人科白書】が公開されました。.

◆東京産婦人科白書とは?

近年の少子化の進展に伴い、「妊娠」「出産」のイベント化が進んでいると言われています。
その中で、病院を選ぶ基準や、出産方法も様々なスタイルがあり、多様な価値観でこだわりをもつ女性が増えています。

一方で、インターネット上では、多くの医療機関情報が存在していますが、そのほとんどは診療科目や診療時間の基本的な情報に限定されており、ユーザの関心の高い「出産にかかる費用」や「医療サービス」、「アメニティ」情報はまだまだ不足しています。

 【東京産婦人科白書】では、東京都で分娩可能な病院・クリニックは197施設を調査し、情報収集できた160施設を対象に、 施設の概要や出産に掛かる費用をまとめました。

「無痛分娩が出来る」「立会出産が出来る」「家族が泊まれる」「LDR(陣痛分娩室)が備わっている」などの検索が簡単に行え、その費用比較が出来るサービスとなっています。
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◆平均出産費用は、約64万6千円!

都内で出産に掛かる費用を調査し、入院費+分娩費から平均すると、約646,000円でした。

東京都内の産婦人科の出産費用は最安で40万円から、最高は港区にある山王病院で、約205万円ということがわかりました。また最も多い価格帯は50万円~60万円台でした。

自治体によっても異なりますが、出産の助成金が約40万円~42万円もらえることを考えると、プラス10~20万円くらいを自己負担する人が多いということでしょうか。

ぜひ病院選びの参考にしてみてください。

悩んでた“絶壁”→ これで解消!【40・50代】美シルエットに惚れ惚れ♡「上品ショート」


絶壁に悩む40・50代に朗報! レイヤーを生かしたショートカットなら、元から美しい骨格のように見えるシルエットが叶います。最大のポイントは、襟足を引き締めて後頭部にしっかり丸みをつけること。

 

今回は、40代以上の大人女性からの支持が厚い @yoshinori_asayamaさんの投稿をピックアップしてご紹介します。360度、どの角度から見ても惚れ惚れするカットで、憧れの的となる素敵なレディへ変身しましょう。


後頭部の丸みがポイント

 出典:Instagram

出典:Instagram© ftn-fashion trend news-

レイヤーを入れて後頭部にエアリーな丸みをもたせるのが、絶壁カバーの大きなポイント。襟足は首に寄せてタイトに仕上げることで、メリハリがついて骨格そのものが美しいように見えます。

 

レイヤーによって軽さが出るので、自然とトップが持ち上がり、髪が豊かに見えるのもうれしいですね。

美しい流れで立体感UP

 出典:Instagram

出典:Instagram© ftn-fashion trend news-

毛流れは、前から後ろへ向けてやわらかいラインを描くのが特徴。直線的な切りっぱなしの状態と比べ、躍動感が生まれやすく、立体的な印象を与えます。曲線のやわらかさは、さっぱりとしたショートヘアを上品で女性らしい雰囲気へと導いてくれますね。


黒髪も洗練された印象に

 出典:Instagram

出典:Instagram© ftn-fashion trend news-

カットによっては重くなりがちな黒髪も、美シルエットでここまで華やかに変身。全体に丸みがありながらも、アウトラインはキレイに引き締まっているので、都会的で洗練された雰囲気に仕上がります。

 

サイドを長めに残すと、頬まわりをほどよくカバーできて、小顔効果にも期待できますよ。

低めレイヤーなら扱いやすさ抜群

 出典:Instagram

出典:Instagram© ftn-fashion trend news-

扱いやすさを重視するなら、レイヤーを低めの位置に入れるのがオススメ。ボブに近い重みのあるシルエットは広がりにくく、乾かすだけでまとまりやすいです。落ち着いて見えるぶん、カラーで軽さを足すと好バランスに◎

 

※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。

※こちらの記事では@yoshinori_asayama様のInstagram投稿をご紹介しております。

 

※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。

writer:tea

スーパーで買うべきではないお魚5選!新鮮さを見極めるコツとは?


スーパーで買うべきではないお魚5選!新鮮さを見極めるコツとは?

スーパーで買うべきではないお魚5選!新鮮さを見極めるコツとは?© シュフーズ


スーパーで買うお魚は鮮度の良いお魚を選びたい!

スーパーで買うべきではないお魚5選!新鮮さを見極めるコツとは?

スーパーで買うべきではないお魚5選!新鮮さを見極めるコツとは?© シュフーズ

 

スーパーでお魚を選ぶ時、どのようなポイントを重視しますか?

多くの人は、「見た目が新鮮そうなものを選ぶ」と答えるかもしれません。しかし、実際には魚は死後硬直後、徐々に腐敗していくため、なるべく新鮮なものを選ばなければ、家で腐ってしまう恐れがあります。

 

さらに、水揚げ後の処理方法によっても鮮度や品質に差が生じるので、スーパーで魚を選ぶ際には、正しい見極め方を知っておくことが大切です。

スーパーで買うべきではない『お魚』5選

スーパーで買うべきではないお魚5選!新鮮さを見極めるコツとは?

スーパーで買うべきではないお魚5選!新鮮さを見極めるコツとは?© シュフーズ

 

スーパーでお魚を選ぶ際、どんな点に注意したら良いでしょうか。ここでは、品質が劣化している可能性があるお魚の特徴を紹介します。これらの特徴を持つお魚は選ばないようにしましょう。


1.目が白く濁っている

魚の鮮度を判断する時、まずチェックすべきは「目」です。澄んでいる目のお魚は鮮度が良いと判断できます。しかし、目が白く濁ったり、赤く充血しているお魚は避けましょう。これらは鮮度が落ちているサインであり、家に持ち帰るとすぐに腐ってしまうかもしれません。

2.ドリップ(汁)が出ている

刺身や切り身を購入する時、ドリップの有無を確認しましょう。ドリップとは、肉や魚から出る液体のことで、これが見られる場合は鮮度が落ちている証拠です。ドリップが出ているお魚は、味や匂いも劣化しており、保存性も低いです。

3.鱗にツヤがなく剥がれている

新鮮なお魚は、鱗がツヤツヤしており、剥がれていないものです。しかし、時間が経過すると鱗のツヤは失われ、剥がれやすくなります。鱗が剥がれていたり、ツヤがないお魚は、鮮度が落ちている可能性が高いので選ばないようにしましょう。

4.エラ部分が茶色や黒に変色している

エラの色も鮮度の良し悪しを判断する上で重要です。鮮度の良いお魚のエラは鮮やかな赤色をしていますが、時間が経つと血液の色が変わり、茶色や黒に変色することがあります。このように変色しているお魚は、鮮度が落ちている可能性があるので、エラの色はチェックしましょう。

5.お腹部分が柔らかくなっている

鮮度が落ちたお魚は、お腹が柔らかくなったり、肉質が薄くなったりします。これは内臓が痛んでいるサインです。お腹が柔らかい、または肉薄のお魚は、鮮度が落ちているので選ばないようにしましょう。

新鮮なお魚を見極める正しいポイント

スーパーで買うべきではないお魚5選!新鮮さを見極めるコツとは?

スーパーで買うべきではないお魚5選!新鮮さを見極めるコツとは?© シュフーズ

 

では、鮮度の良いお魚を見極めるためには、どんなポイントに注目すれば良いのでしょうか。

 

ここでは、新鮮なお魚を選ぶための重要なチェックポイントをご紹介します。これらを押さえておけば、より確実に鮮度の良いお魚を選ぶことができます。

 

・目が澄んでいてきれい

・表面にツヤがある

・鱗が整っている

・エラ部分が鮮やかな赤色をしている

・お腹に弾力がありしっかりしている

・ドリップ(汁)が出ていない

 

これらの6つのポイントをチェックすることで、鮮度の良いお魚を選ぶことができます。新鮮なお魚は、適切に処理され、安全に美味しく食べることができます。

 

また、お魚を持ち帰ったら、内臓やエラ、鱗を取り除いて冷蔵保存すると、より鮮度を保つことができますよ。

犯罪者集団自民党が30年前に掲げた「脱派閥」はどこへ…「政治資金の透明化脱税やり放題」血税で支払われてる政党助成金は払い戻せ


 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題により、組織的な資金集めなどの派閥活動に国民の厳しい目が向けられている。自民党は1990年前後、派閥による資金調達の制限や党役員・閣僚らの派閥離脱などを掲げた文書を発表し、派閥の弊害除去を誓った。30年以上がたち、当時掲げた「脱派閥」の理念は完全に忘れ去られている。

◆1989年の「リクルート事件」をきっかけに

 自民党は89年、リクルート事件により国民の政治不信が極度に高まったことを受け、「政治改革大綱」を決定した。「国民感覚とのずれをふかく反省し、『政治は国民のもの』と宣言した立党の原点にかえり、信頼回復をはたさなければならない」とし、政治資金の透明性の確保のほか、「派閥解消」の決意も掲げ、派閥パーティーの自粛徹底など弊害の除去をうたった。

 しかし、党三役が派閥離脱を拒否するなど骨抜きにする動きがあり、92年末には「政治改革の基本方針」を決定。ここでも「国民に開かれた党を確立しなければならない」として、閣僚や党役員人事での派閥推薦を認めず、「適材適所による人事を実現する」ことや、派閥による資金調達の制限、派閥離脱対象者の拡大などを表明した。

◆閣僚人事で派閥推薦を受け付けない首相も

 その後、閣僚人事で派閥の推薦を受け付けない首相が現れるなど、「脱派閥」を志向する動きはあったが、派閥は存続した。最近では無派閥だった菅義偉氏が各派閥の支持を集めて党総裁・首相に就任するなど、派閥は存在感を取り戻している。

 岸田文雄首相も9月の内閣改造で各派の要望に基づいた人選を行うなど、派閥に配慮した党運営を続けていた。今月7日、首相は岸田派を離脱したが、党役員を務める他派閥の会長には離脱を求めず、派閥解消などにも踏み込んでいない。

自民党が30年前に掲げた「脱派閥」はどこへ…「政治資金の透明化」も「派閥パーティー自粛徹底」も
自民党が30年前に掲げた「脱派閥」はどこへ…「政治資金の透明化」も「派閥パーティー自粛徹底」も© 東京新聞 提供

◆派閥解消、何度も主張されたのに復活

 細川護熙内閣の首相秘書官として政治改革を進めた成田憲彦・駿河台大名誉教授(政治制度論)は「自民党の派閥は小選挙区制になり、意義が小さくなったと見られていたが、政治資金作りのためにも機能していたと今回明らかになった」と指摘。「派閥解消は過去何度も主張されたが、復活してきた。最近では2012年の安倍政権以降だ。最終的には市民のボランティア参加を含め、金のかからない政治にしなければ改まらないだろう」と語った。(大杉はるか)

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風邪・花粉症で起きる味覚障害の原因・対策


体調の変化で味覚が変わる?

普段意識することのない味覚ですが、実は体調によって感じる「味」は変化します。本来の味覚は、食物が腐敗していないか、食べても安全かを見分けるためにありますが、その時必要な栄養素に対する要求が、味覚を変化させている可能性があるのです。

発汗により塩分を失いやすい夏は、塩分が濃い味を好むとされています。また、経験がある方が多いと思いますが、鼻が詰まると味が変化し、「何の味もしない」と感じることもあるようです。

同じものを食べても違った味がする場合、味がわからないという表現になります。味が変わったと感じたら、体調に異変があると考えることも大切です。


味覚がおかしくなる原因
「味がしない」「いつもと違う味に感じる」など、味覚がおかしくなる原因には以下のようなものが考えられます。

■感染症 (風邪・インフルエンザなど)
体調不良で発熱して寝こんで食欲もなくなり解熱した後、味覚が一時的に変わったり、極端な場合は味が全く分からなくなってしまうことがあります。これは「感冒後味覚障害(感冒後嗅覚障害味覚障害)」と呼ばれるもの。

多くの場合は自然治癒するため、心配いりません。治癒までの期間は個人差があり、嗅覚の回復と味覚の回復がずれることもあります。回復を自覚できない場合は、早めに耳鼻科を受診しましょう。

■花粉症
鼻炎による嗅覚障害により、味がわからなくなることがあります。症状が強いと、完全に匂い自体も消失します。花粉症では口腔内の炎症も起きるので舌にも炎症が及びます。花粉症の症状が治まれば味覚も戻る場合が多いので、耳鼻科で治療を受けましょう。

■薬
味覚障害を起こす報告がある薬剤は100以上あります。長期間飲む事が多い、降圧剤、痛風薬、鎮痛剤などで起きます。処方薬だけでなく市販薬でも味覚障害は起こります。

薬を飲み始めてすぐに味覚障害が起きなくても、飲み続けているうちに味覚障害を起こす場合があります。長期的に薬剤を飲んでいる人は味覚障害に注意が必要です。

■亜鉛不足
人に必要な栄養素のひとつに亜鉛があります。活性酸素の消去を始め、男性の場合は生殖能力にも関係しています。味覚を感じるのは舌などに約1万個ある「味蕾(みらい)」で、これは亜鉛が必要な細胞です。

亜鉛不足は、極端な食事や自己流ダイエットの場合などで起こるとされています。亜鉛不足が一定期間続くと味蕾が消失してしまいます。

他の症状と違い注意が必要なのは、味蕾は再生しないという点です。深刻な亜鉛不足で起きる味覚障害は治らないことになります。味蕾が消失しても辛味は感じることができるので、辛いものを好んで食べるようになることも。

極端に辛味を欲するようになったら要注意です。予防が第一なので、極端なダイエットは控えるとともに、風邪や花粉症以外での味覚異常に気づいたら、早めに受診するようにしましょう。

味覚障害を自覚したら耳鼻科受診を
味覚障害の場合に、受診すべき科は耳鼻科です。味覚障害単独でなく、嗅覚障害で味を感じなくなっている場合もあるからです。薬剤性の場合もあるので、処方薬がある場合は処方箋を持っていくようにしましょう。

次のページでは、騙されやすい甘味や、旨味の正体など、味覚に関するトリビアをご紹介します。

現在の乳がん治療は「切る」「切らない」の二択ではない


今や生涯のうち12人に1人がかかるといわれる乳がん。タレントの北斗晶(48才)は、2cmと大きな腫瘍が見つかり、右乳房全摘手術と抗がん剤治療を受けた。女優の南果歩(52才)は早期の乳がんで手術を受け、フリーアナウンサーの小林麻央(33才)は、1年8か月前から乳がんの治療を受けていることがわかった。

 これまで乳がんの治療は「切る」ことを前提に「どのタイミングで」「どこまで」「いつ切るか」と議論されてきた。

 しかし、神戸海星病院乳腺外科の河野範男先生は「乳房以外にがんが転移している場合、手術をしないことが多い」と話す。

「治療を始める際、手術をするか抗がん剤治療をするかを手術前に判断します。切るか切らないかをすぐに決めるとは限りません。極端にいうと、乳房にがんがあっても死にません。

それよりも、乳がんが転移しやすい肺や肝臓、骨は生きていくために重要な臓器ですから、まず転移しているがんを小さくするための抗がん剤治療を行います」(河野先生)

 最近の治療では、転移したがんを抗がん剤でうまくコントロールし、胸のがんも少なくなりあえて切らずに日常生活を送ることも可能だ。

「抗がん剤で転移したがんが小さくなっても手術をしないケースもあるし、乳房のがんを切除する場合もあります。ケースごとに医師が判断します」(河野先生)

「抗がん剤は毒をもって毒を制するところがある」と河野先生が話すとおり、強い副作用があることは、北斗晶がブログに「眠れなかった」と綴ったことからもわかる。

「抗がん剤は脱毛や吐き気などの副作用があるので、70、80才の体力の落ちたお年寄りにはあまり勧めていません。逆に若い人には、10年20年先を考え、抗がん剤治療の必要性を説明し行っております」(河野先生)

「グラマーだと乳がんになりやすい」は嘘?


■胸の大きさは関係ない? 乳がんリスクが高いのは「高身長」?

両親の身長が高いと、一般的に子供の身長も高くなります。身長は遺伝的要素だけでなく、成長期の栄養摂取状況も関係しています。

多くの調査で明らかになっていることですが、体格に関して高身長だとがんになりやすい傾向があるようです。乳がんでもこの傾向は明らかです。

乳がんは女性ホルモンが関係するがんなので、更年期・閉経の前後で統計を分けるのが普通です。日本の調査では身長が160cm以上の人は閉経前でも閉経後でも乳がんになりやすいという結果が報告されています。

■グラマーだと乳がんになりやすいのは嘘? 本当?

乳がんに関しては、豊かな胸だと乳がんになりやすいという俗説があります。残念ながら胸の大きさ、すなわち乳房の大きさと乳がんの関係は明らかでありません。乳がんの発育には女性ホルモンが関係しています。閉経前では肥満と乳がんの関係は明らかになっていません。

閉経後の女性では女性ホルモンは副腎から分泌された男性ホルモンにある酵素が作用して作られています。この酵素は脂肪細胞で活性が高いのです。閉経後に脂肪細胞が多いと女性ホルモンが高くなる可能性があります。乳がんのうち、女性ホルモンに反応する型では閉経後は肥満、BMI(BODY MASS INDEX:体重kg/身長m/身長m)が大きいと発症が増加します。

それでは、乳がん予防に効果があるとされている食生活にはどのようなものがあるのでしょうか?

■魚を食べて乳がん予防!

身長が高いからといって乳がんの危険性が極端に増加するわけでありませんが、食事で予防効果は得られるものを摂取するなど、できることで予防策をとるのは良いと思います。

日本の調査では1週間に魚(魚介類)を1~2回しか取らない人と比べて、毎日、魚を摂取する人では4割乳がんの発症が減るという報告があります。魚の摂取は脳卒中、特に脳梗塞の予防効果もあります。1日、1品は魚介類を食べるようにしましょう。

■オリーブオイルが乳がん予防によいという報告も

また、日本人の食生活が西欧化しても、量的にあまり摂取してされていない油がオリーブオイルです。地中海沿岸地域では油=オリーブオイルです。地中海沿岸地域と他の地域では明らかでオリーブオイルの摂取量が違います。オリーブオイルの摂取が多い地域では乳がんが少ないことがわかっています。実験では、ある型の乳がん細胞の培養液にオリーブオイルを加えるとがん細胞が死滅することも判明しています。

調理に使う油をオリーブオイルに変えてみましょう。オリーブオイルは大きく分けて絞ったままのバージンオイルと精製したものがあります。精製しておらず化学物質が使われていないバージンオイルがよいでしょう。

がんリスクが高い要因なども、あくまでも傾向でしかありません。早期発見に関して検診や人間ドックも万能とはいえませんが、セルフチェックや定期的な検診など、できることから予防と早期発見に努めるのがよいといえるでしょう。

乳がん検診受けるならマンモグラフィー?それとも乳腺エコー検査?


先日、タレントでキャスターの小林麻央さんが乳がん闘病中というショッキングなニュースが流れた。一方、会見で夫の歌舞伎俳優・市川海老蔵さんは、夫婦で定期的に受けている人間ドックを受診した際、異常が発見されたとコメントしたことから、改めて「乳がん検診」が注目を集めている。

ちなみに、乳がんは日本人女性の14人に1人が発症している。しかし、早期発見で転移がない状態であれば、約90%の人が10年生存し、ほぼ完治しているという。人間ドックをはじめ、数多くの健診のプランを紹介するサービスを提供するマーソ株式会社は、日本人女性の14人に1人が発症するといわれる「乳がん」の早期発見に重要な乳がん検診の選び方を発信しているのでその一部を紹介したい。

■罹患率は高いが死亡数は低い!?乳がんに有効な検査とは

現在のようにマンモグラフィー検査が普及しつつあるのも、乳がんの罹患率は高い。実際、日本人女性の部位別がん罹患率では、乳房が1位となることが多い。一方、乳がんによる死亡数は少なく、女性のがんによる死亡数は男性同様、大腸や胃、肺が上位を占めている。これは乳がんの性質と治療の有効性が関係している。また、乳がん検診によって早期発見早期治療を実現できていることが大きい。そこで気になるのが、マンモグラフィー検査と乳腺エコー検査の違いである。

■見えるものが違う!石灰化物か、腫瘍か

乳腺組織の異常を調べる方法としては、おもにマンモグラフィー検査と乳腺エコー検査の2種類が挙げられる。どちらも乳腺組織に生じる病変を検出する検査であるが、そもそもまず、見えるものが違う。マンモグラフィー検査は、いわゆるX線検査であり、乳腺組織の石灰化を検出することができるが、軟組織の病変は検出できない。

一方、乳腺エコー検査は、腫瘍などの軟組織の病変を検出するのが得意である。石灰化物も腫瘍も、どちらも乳がんを早期発見するうえで、重要な症状だ。乳がんの兆候を発見する点で、マンモグラフィー検査と乳腺エコー検査に優劣をつけることはできない。

■静止画と動画という違い

マンモグラフィー検査と乳腺エコー検査の違いには、静止画か、動画かという違いが挙げられる。マンモグラフィー検査はX線画像であり、撮影されたものから読み取れる情報は決まっている。それゆえ、診断する医師の経験や技量にはそれほど依存しないといえる。

一方、乳腺エコー検査は、プロープと呼ばれる器具を、検査技師が動かしながら病変を探す。処置の最中どのようにプローブを動かし、何を見ようとするのかが術者によって大きく異なる。また、動画であるため、見える情報が絶えず変化している。そのため、術者の技量に依存する傾向が強い検査ともいえるのだ。

■使い分けが必要?加齢で変化する乳腺組織の構成

乳腺組織は加齢により退縮し、脂肪組織の割合が増えてくる。乳腺エコー検査は軟組織の診断を得意としているが、脂肪組織が増えてしまうと、腫瘤との見分けがつきにくくなる。つまり、年齢が上がるほど乳腺エコー検査の有効性は低下する傾向がある。マンモグラフィーは脂肪などの軟組織の影響を受けにくい検査であるため、熟年者に適しているといえる。逆にマンモグラフィーは、乳腺が発達している20代や30代は、画像に乳腺が映り込み石灰化物が見つかりにくい。

このように、マンモグラフィー検査と乳腺エコー検査には、検出できるもの、術者の技量への依存度、年齢による有効性の違いなどが見られる。どちらかが優れているとは言い切れないケースに応じて使い分ける必要がある。両方とも受けることが好ましいが、1年おきに違う検査を受けるなど工夫をしたい。

マンモで見つからない乳がんを救う「大事な質問」


エンターテインメント、トレンド、健康・美容、消費、女性と働き方をテーマに、ヒット案内人が世相を斬るコラム「ヒットのひみつ」。今回のテーマは、「乳がん」。広く検診で使われているマンモグラフィーでは乳がんを見つけられないタイプの人が少なからずいることが分かってきたのだ。キーワードは「高濃度乳腺=dense breast(デンスブレスト)」だ。

 春は職場や自治体などで健康診断が盛んにおこなわれるシーズン。昨年秋、タレントの北斗晶さんが乳がん闘病を告白したのをきっかけに、医療機関でも乳がん検診の予約が増えていると聞く。「今回はサボらずに検診を受けよう」と思っている女性は多いだろう。

 そんな人に、ぜひ行ってほしいことがある。マンモグラフィー(以下、マンモ)検診の結果が書面で届いた際には、受診した医療機関に「私は、高濃度乳腺(デンスブレスト)ではありませんか? マンモでがんが見えるタイプの乳房ですか」と問い合わせてほしいのだ。もし、「あなたは濃度が低い乳房です」と言われたら、一安心。でも「わかりません」とか、「高濃度乳腺です」といった答えが返ってきたら要注意だ。あなたの場合、マンモ検診だけでは乳がんの有無を判断できないかもしれない。

 現在、国は40歳以上の女性は2年に一度、マンモ検診[注1]と視触診を受けることを勧めており、地方自治体などが実施する対策型検診の費用を負担している。そのため、対象となる受診者は低料金や無料でマンモ検診を受けられるが、画像診断の結果は書面などで通知されるケースが少なくない。書面には通常、写真の例のように「異常(所見)なし」または「異常あり(要精密検査)」のいずれかの結果が書かれている。
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通知書の「異常なし」には「読影不能」も含まれる

 普通は「異常なし」の結果を受け取ったら安心するだろう。だがここに落とし穴がある。「異常なし」には現状、2つの意味がある。一つは「本当に異常が見つからなかった」という場合。もう一つは、「異常があるかどうか読影できなかった(読影不能)」という場合だ。もし後者だと、別の方法できちんと検診を受け直さないと正しい結果は得られないことになる。

 なぜ、マンモで読影不能という事態が起きるのだろう。それはマンモと乳房のタイプには相性があるからだ。

 マンモで乳腺の密集度が低く、脂肪の多い「脂肪性乳房」を映したときは、乳房は黒く映る。がんは白く映るため、がんを見つけやすい。ところが、乳腺が密集している高濃度乳腺では乳房もがんも白く映るため、がんを見つけにくい。この状態を、医師たちは「雪原で白いウサギを探すようなもの」とよく表現する。ちなみに、乳腺密度というのは乳腺がどのくらい密集しているかの状態をいう。

 マンモの画像を読影するときには、被写体の乳腺濃度によって「脂肪性」「乳腺散在」「不均一高濃度」「高濃度」の4段階に分ける。前者2つはマンモ検診に向いた乳房だが、後者の2つはがんがあっても見つけられなかったり、見えなかったりする(読影不能)可能性が高くなるのだ。

 乳腺濃度が濃いか薄いかは外見からでは分別できず、マンモで撮影してみて初めて分かる。そのため、検診を一度は受けてみないと自分の乳腺濃度を知ることはできない。

40代日本人女性はマンモで見えにくい胸が約9割という調査も

 実は、高濃度乳腺の女性は欧米よりアジアに多いといわれ、日本人女性の7割は高濃度乳腺だともいわれる。まだ症例数が少ないものの、111人の検診結果を年代別に解析した研究では、40代の27例ではマンモでがんを発見しにくい「不均一高濃度」「高濃度」の人が89%、50代の30例でも57%が該当しているとの報告があり、若い人ほど高濃度の割合が高いこともうかがえる[注2]。

 こうした高濃度乳腺の人の場合、マンモに超音波検査を加えてチェックすることでがんを見つけやすくなる。超音波検査を加えることで見つけられた早期乳がんは0.5%で、マンモだけの場合の0.32%より約1.5倍、見つけやすくなることが7万人余りを対象にした日本の最新の大規模研究でも報告されている(2015年11月5日 the Lancet 誌(電子版))。これは、マンモと超音波を組み合わせることで互いの不得意分野を補い合えるからだと考えられている。
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 ならば、「国は併用の検診を推奨すればいいのに」と思うだろう。国として、税金を使う対策型検診でマンモと超音波の併用を勧めるとの結論には至っていないのは、併用でがん死亡率が減らせるかどうかがまだ明らかになっていないこと、そして併用することで本来精密検査が必要ない人まで精密検査を受けさせてしまう偽陽性による「受診者の不利益」が増えてしまう問題点も残っているためだ。結論を導くために、前述の超音波検診を併用する大規模研究は継続して進められる予定だ。

 一方、受診者個人の立場では、現状の乳がん検診の不足点が分かった以上、それを解消する方法を知りたくなる。現状の検診を漫然と受けていたら、喜ぶべき「異常なし」の通知まで、不安材料になってしまう。

 先にも述べたように、自分の乳房が高濃度乳腺(デンスブレスト)かそうでないかは、マンモ画像を撮影してみない限り、わからない。そのため本来は画像が読み取りにくかった乳房の人には、通知レポートに「デンスブレスト」であったこと、超音波検査を受けたほうがいいことを伝える欄を作って伝えるべきなのだが、そうした動きは日本ではまだ緒に就いたばかり。現実に対応しているのは、まだ一部の医療機関に限られている。

 そこで、自衛策としてできるのが冒頭の質問だ。「私は、デンスブレストですか」と、画像を撮影した受診先に問い合わせるのだ。もしデンスブレストなら、超音波検査を検診に加えてほしい。検診には保険が利かないため、この場合の費用は自己負担になるが、超音波検診は3500~5000円程度で行っている医療機関が多い。もちろん、デンスブレストだったとしてもマンモが不必要と考えるのは早計だ。前表のように、マンモには見つけるのが得意なタイプのがんがあるので、超音波との併用がベターとされている。

米国では医師に告知義務を課す州が増加中

 実は、米国では日本に先んじてこのことが社会問題化し、解決策が広がりつつある。マンモ検診の受診者が高濃度乳腺の場合、医師は受診者にそのことを告知する義務があるとする法律を定める州が増えてきているのだ。これは、毎年マンモを受けていたにもかかわらず、高濃度乳腺だったために早期に乳がんが見つからず、進行した状態でみつかったナンシー・カッペーロさんが始めた「Are You DENSE?」という活動の成果。ナンシーさんらの活動によって、こうした法制度が既に整った州はすでに20を超えている。

 もちろん、毎年、マンモと超音波の検診を受けていても、発見しにくい場所にがんがあるなどで、より早い段階で見つけられなかった北斗さんのようなケースもある。いうまでもなく検診は万能ではない。ただ、こうした「デンスブレスト」の問題は日本でも今後、広く知られるようになり、制度的にも対策は取られていくはずだ。

 さて、この動きを現在のサービスやビジネスにどう生かすか、という点ではこんなアイデアはどうだろう。現在、自己負担する人を対象にした任意型の検診サービスを提供している人間ドックや医療機関は、すでに見逃しを減らすためにマンモと超音波をセットにしているところが少なくないはずだが、受診者にはその理由が明確には伝わっていない可能性がある。2つをセットにする検診はお仕着せのプログラムと受け取られている感が無きにしもあらずだ。

 そこであえて、「デンスブレスト対応検診」といった名前を付けることで、高濃度乳腺の人の見逃しを減らす対応をしていることを、きちんと説明するのだ。特別な言葉を使うことで、サービスの内容や目的が理解され、該当施設への安心感や信頼感が高まるのではないか。これは、受診者の予防医療への関心と理解をより高める助けにもなるので、一石二鳥ではないかと思うのだが、いかがだろうか

[注1]マンモグラフィーは、台の上に立って乳房を2枚の板で挟んで薄くのばし、X線撮影する画像装置。通常、上下、左右の2方向から撮影する。被曝量は微量とされるが、30歳以下の人は被曝のリスクが受診利益に対して大きく上回らないため、国の推奨する受診者の年齢は、利益がリスクを大幅に上回る40歳以降となっている。

[注2]日本乳癌検診学会誌 ;23、3: 496-496, 2014

正常な細胞が子宮頸がんになるまで



「子宮頸がん」はウイルスによる感染が原因で起こるがんです。細胞ががんに変わるまでには、長い時間がかかります。正常な細胞が子宮頸がんになるまでの過程を自治医科大学附属さいたま医療センター産婦人科教授の今野良先生に解説してもらいました。

感染した人の約9割は自然にウイルスが消失。ごく一部ががんに

子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウイルスの感染によるもの。セックスで感染するので、性体験のある女性の約8割は、生涯に一度はヒトパピローマウイルス(HPV)に感染します。つまり、ほとんどの女性が子宮頸がんになるリスクを持っているのです。

ただし、ウイルスに感染しても約9割は免疫力によって排除され、消失します。まれに免疫力の低下や喫煙などの刺激で感染状態が長引くと、子宮頸がんの前段階である「異形成」になることがあります。この割合は、感染した人の約1割です。

前がん状態(異形成)から子宮頸がん発症までは10数年かかる

異形成とは、ヒトパピローマウイルスに持続的に感染した細胞が変化した、がんの一歩手前の「前がん状態」のことです。この段階で発見し、治療を行えばがんにはなりません。

異形成はがんではありませんが、放置しておくとまれにがんになる可能性があります。一般的に、感染からがんになるまでは数年、「前がん状態(異形成)」から子宮頸がん発症まで10数年かかります。この間に検診を受ければ、がんになる前に異形成を発見し、治療することが可能なのです。

子宮頸がん検診の目的は、前がん状態(異形成)の発見

子宮頸がん検診の目的は、この「前がん状態(異形成)」を見つけることです。通常、がん検診といえばがんの早期発見を意味しますが、子宮頸がん検診だけは、がんの予防を意図します。

子宮頸がんになった人の約75%が、がん検診を受けていないといわれています。ヒトパピローマウイルスには、性行為の相手、回数、期間、人数にかかわらず、誰もが何度でも感染します。パートナーができたら、それを機会に検診を受けましょう。

子宮体がんは子宮頸がんとどう違うの?


子宮にできるがんを「子宮がん」と呼びますが、子宮がんには「子宮体がん」と「子宮頸がん」があります。この2つはまったく別の種類のがんで、特徴も大きく異なります。「子宮体がん」と「子宮頸がん」、2つの違いについて、自治医科大学附属さいたま医療センター産婦人科教授の今野良先生に教えてもらいました。

「子宮頸がん」は30〜40代、「子宮体がん」は50代が年齢のピーク

「子宮頸がん」は、子宮の入口にあたる、子宮頸部にできるがんです。30〜40代を中心に発症し、現在では20代にも急増中。主に性行為によってヒトパピロマーウイルス(HPV)に感染することによって起こり、初期は自覚症状がないため、定期的に子宮がん検診を受けることで予防につながります。

一方、「子宮体がん」は子宮の内側にある子宮内膜から発症するがん。50代で発症する人が多く、最近は30代にも増えています。ホルモンバランスの異常や肥満、糖尿病などと因果関係が深いとされていますが、原因は特定できていません。不正出血があったら受診することが早期発見につながります。

子宮頸がんと子宮体がんの大きな違いは、がんの原因や発がんの過程がはっきりと解明され、予防ができるがんであることです。一方、子宮体がんには初期症状がありますが、子宮頸がんにはありません。ウイルスが原因で誰もがかかるリスクをもっているがんなのに、自分で気づくことができないため、年間3,500人の女性がこのがんで亡くなっています。なんと、1日に約10人が子宮頸がんのために命を落としているという計算になります。

子宮と命を守るために大切なのは、定期検診で細胞ががんになる前に発見すること。各自治体が検診費用をサポートするなど、負担なく受けられる環境が整っています。1年に1回、検診を受けて、子宮のチェックをしましょう。

産業カウンセラーが卵巣がんになって分かったこと


婦人科系の病気、「自分には起こりえない、私は大丈夫……なんの根拠もないけれどそう思っている人は少なくありません。実際に私もそうでした」と語るのは産業カウンセラーの太田由紀子さん。

昨年、婦人科がんの中で最も生存率の低い卵巣がんを患い、手術。1年をかけて治療を終了。とても苦しかった思いを同じ女性に味わって欲しくないという思いから、ウーマンオンライン読者に向けて貴重な体験談を寄稿していただきました。5月8日は『世界卵巣がんデー』。ご自身の体と向き合うきっかけにしてください。

 5月8日は『世界卵巣がんデー』です。

 設立は2013年5月8日、世界中の卵巣がん支援団体が、各国の卵巣がんと諸症状の啓発を目指し、卵巣がんの女性や家族、友人のため、連帯感を持って結束するために生まれました。

 卵巣がんは婦人科がんの中で最も生存率の低いがんですが、皆さんはご存知でしょうか? 遺伝性の場合20~30代で多く現れ、孤発性では40代~その発生率は急速に上がります。

 2015年のがん統計予測によると、日本の卵巣がん羅患者数は1万400人、そして同年予測がん死亡数は4800人と短期予測されています。(国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター運営 がん情報サービスより)

 私は、昨年卵巣がんの告知を受けました。この昨年の羅患者数に含まれます。

 日本人の2人に1人はがんの時代と言われても、元気な私には関係ないと思っていました。しかし、私の身体に“がん”が見つかりました。

日頃から自分の体の痛みに敏感であることは大切

 2015年2月末、私は2年半ぶりに人間ドックに行きました。前回受診時には子宮内膜症が見つかりましたが、婦人科で「軽度の子宮内膜症なので経過観察」と言われ、そのまま過ごしていたのです。

 久々の人間ドック。そのとき、内側から押し上げられるような胃の不快感や腰痛お腹の張りがあったため全身検査を選択しました。

お腹の張りはや運動不足が原因かしら!? でも、月経以外の時も下腹部に鈍痛があるし……と、不安な気持ちを抱えていたのです。経過観察の子宮内膜症も心配だったので、婦人科検診もお願いしました。

 内科の問診で胃の不調や腰痛を訴えても問題なしと言われ、婦人科の超音波検査を受診では、医師にまた「卵巣が腫れていますね」と言われ、いつもと同じか……と思っていたら今回は続きがあったのです。

「だいぶ腫れています。それから8cm以上の大きな腫瘍ができています」

 医師が見せてくれたエコー画面の真ん中には、黒いいびつな塊がありました。驚くと、医師はおそらくチョコレート嚢腫(のうしゅ)だと教えてくれました。

チョコレートなんて可愛らしい名前なのに、これが破裂したりねじれたりすると大変なことになると、すぐに婦人科受診を勧められ、紹介状を渡されました。辛い腰痛の原因はなんとこの嚢腫。お腹の張りや胃の不調も、この8cmの嚢腫(後に10cm位あったことがわかりました)が犯人だとわかったのです。

 4日後、婦人科を受診すると、婦人科の医師から腹腔鏡手術で腫瘍や周囲の器官、卵巣や卵管、付属部分を取りましょうと言われました。そのとき、もう一つの卵巣をどうするか聞かれましたが、即答できない私がいました。

 一瞬、「卵巣を取ると赤ちゃんが産めなくなる」ということが頭をよぎったのです。私は結婚して出産をしていましたが、卵巣を全て取ってしまうのは悩みました。

卵巣を取り月経がなくなってしまうことが、女性ではなくなるような気がしたのです。もし出産をしていなかったら、卵巣を残したいと思うでしょう。でもそれは、腫瘍が悪性でがんだった場合、大きなリスクとなります。自分の命か将来の赤ちゃんの命かの選択は、とても難しいこと。経験した私が言えることは、予防及び早期発見がなにより大切だということです。

 次の婦人科受診時には「非常に残念ですがMRI検査の結果、腫瘍は悪性の疑いがあります」と医師から告げられました。この瞬間から医師の説明は、私の耳には何にも入ってきませんでした。

頭が真っ白になると言いますが、心ここにあらず。泣いてもしょうがないのに、堰を切ったように涙が溢れ出て止まりません。頭の中は、どうして私が? ……こればかりでした。

 2日後、大学病院でレントゲン写真を見た医師から「開腹しないと腫瘍は悪性かわからないが、腹水もないのでがんでも初期」と告げられ、少し救われた気がしました。

婦人科系のがんになっても勇気をもって勤務先に申請を

 働いている女性の皆さんが病気になると、勤務先の総務・人事へ疾病による長期休暇申請などが必要になると思いますが、婦人科系疾患は病名を言いにくいものです。特に卵巣や子宮など婦人科特有のがんは言いづらく、病名を言えずに退職や離職する患者さんが多いと聞きました。

 がんになりたくてなる人はいません。勇気をもって勤務先に申請してください。それは仕事をする人の権利です。婦人科がんの患者会や団体もたくさんあります。

また市区町村にもがんに関する相談窓口は増えてきているので、一人で悩まず、わからないことは相談しましょう。がんの治療と仕事を両立は一人ではとても難しいもの。病気になるだけでもダメージは大きいのに、仕事も失うと治療後の生きがいや自分の存在意義をなくすことにもなりかねません。がん羅患者はうつ病になる確率も高いのです。

 4月9日「子宮の日」が私の手術日でした。良性や境界性なら3時間位、悪性なら転移の恐れのあるリンパ節をたくさん取るので7時間以上はかかるかもしれないと言われてた手術。術後、移動のストレッチャーから見えた時刻は、開始から7時間以上が過ぎていました。

 私は悪性のがんだったのです。半々の確率で予想していたこととは言え、ショックでした。2週間入院しましたが、主治医から「腫瘍は綺麗に取れ、リンパ節も40以上取って、もうがんはないから大丈夫。ステージも一番初期の1aだろう」と言われ、安心して帰宅しました。

しかし退院2週間後の病理検査結果で、私のがんのステージは腹水にもがん細胞が確認できる1cに上がってしまいました。そして“抗がん剤治療”を勧められたのです。

 もうがん細胞はないのに、予防のための抗がん剤治療。こうなって初めて、自分が置かれている状況に面食らいました。私は、ここまできても卵巣がんのことを何も知らない。主治医に何をどう聞いたらいいかもわからない。しかしその治療方法は、患者である自分が選択しないといけません。

 病気は当事者にならないとわからない……実際は当事者さえわからないことだらけ

 私は卵巣がんの基本治療ガイドライン、抗がん剤治療、副作用、治療にかかる期間など、あらゆることを調べました。

 情報を得るため患者会に入り、フォーラムで難しい講演も聞きました。信頼できる腫瘍内科医と話し、抗がん剤治療の偏見を払しょくでき、私は治療を受ける決心をしました。

 毎月2泊3日入院でのTC療法(卵巣がんの基本的な抗がん剤治療)では、抗がん剤治療は体へのダメージも大きく、ひどい吐き気や脱毛の副作用に恐怖感がありましたが、私の場合は手足の痺れと痛みがひどく、また治療を重ねるごとに変化していく自分を見るのもとても辛いことでした。
特に脱毛することは、自分が自分でなくなってしまうようで悲しいことです。眉毛やまつ毛も抜けるので、メイクをしないと別人でした。

 今は2か月おきに通院検査をしています。それを3か月、半年、1年、そして2年、最終目標は5年と間隔をあけていくこと。再発は幸いありませんが、心配は抱えています。

 今の私なら、子宮内膜症を長期間放置したことが卵巣がんに繋がったことが分かります。子宮内膜症から嚢胞が出来て、その一部分ががん化することは卵巣がんの大きな流れとしてあるからです。放置した自分自身にも腹が立ちますが、診察時に医師が子宮内膜症と卵巣がんの相関性の話をしてくれていたら、定期的に病院を受診していたのにと、悔しい思いを持ち続けています。

 がん統計予測によると、昨年の日本の卵巣がん羅患者数は1万400人。ご自身の家族に婦人科系がんの人がいれば、20代から遺伝性の検査を受ける選択があります。

子宮内膜症からチョコレート嚢腫ができないよう検査で予防することもできます。食事や運動などで予防できるがんではないからこそ、定期的な検診こそが大切です。なにもせず「自分は大丈夫」ではなく、なにか行動を起こして「自分は大丈夫」にしてください。

 本日、5月8日は世界卵巣がんデー。自分の卵巣は大丈夫かな? と卵巣がんのことを少しでも心に留めていただけたら嬉しいです。

乳がん検査から治療までサポート 本人や家族の気持ちを理解


乳がん看護認定看護師で、おおもと病院(岡山市北区大元)の大久保茂美・総看護師長に、乳がんの検査・診断から治療開始までの心理的支援について寄稿してもらった。

 自己検診でしこりを発見するなど異常を感じた場合、あるいは乳がん検診で異常を指摘された場合など、そこから医療機関を受診し、精密検査を受けます。そして、精密検査によって「乳がん」であるのかどうかを診断します。しこりを見つけ、「あわててきました」という方もいれば、しこりに気づいていても「怖くて病院に行けなかった」とすぐに受診できずに悩んでいたというお話も聞いたことがあります。

 しこりに気づき医療機関を受診するまでの間、そして受診してから検査の結果が出るまでの間、多くの方は不安を抱えた状態にあると思います。看護師として検査中の不安な気持ちを理解してサポートできるようにしたいと考えています。

 検査の結果を説明される時には緊張や不安から気分が悪くなることもあり、そばにいて表情や様子に気を配るようにしています。そして、可能であれば家族の方と一緒に説明を聞くことをお勧めします。診察室で医師から説明を受けている時にはしっかりうなずいて聞いていても、あとから聞くと「よくわからなかった」「覚えていない」と言われる方もあります。

 医師に質問しやすいように声をかけたり、分かりやすいように説明を補足することも必要です。そして、検査の結果治療の必要がなかった場合も、自己検診の方法や定期検診について説明し、検診を続けていただけるようにしています。

「乳がん」の診断を受けた時に

 患者会などで乳がんと診断された時のことを振り返られて、「まさか自分ががんになるなんて思ってなかった」「『なんで私なの』と思った」という言葉を聞くことがあります。

 乳がんという診断によって、多くの方が不安や怒り、悲しみなどの心理的苦痛を感じます。また食欲不振や不眠などのストレス症状を体験する方もあります。特に告知を受けた時には「頭が真っ白になった」と表現された方がいましたが、強い衝撃により考えることや判断するということが困難な状況になるのではないかと考えます。

 診察後に付き添い、少し座って話をするなど、気持ちが落ち着けるようにします。動揺した状態で車の運転などをすると危険なこともあるため、帰宅方法を確認するとともに、一人で来られている場合は家族への連絡を勧める場合もあります。また説明に同席したご家族も動揺されていることもあるため、ご家族の様子に気を配ることも必要になります。

最初の治療を決定するまでのサポート

 治療を開始するにあたり、ご本人が治療選択しなければなりません。医師の説明を聞いた上で、薬物療法や手術療法など、これから受ける治療内容を選択します。手術の場合の術式(手術方法)も選択することを求められる場合もあります。しかし、診断後の不安定な気持ちの時には、すぐには治療について考えることができないことがあります。焦らずに時間をかけて考えることを勧めます。

 治療を考える時に、情報を集めることは大切です。ただ、現在はいろいろな方法で情報を集めることができるため、大量の情報に混乱すること、不確かな情報を信じてしまうということもあります。個々のがんの性質、個人の考え方や希望などにより、治療方法も異なります。知りたいことや気になる情報があれば、担当医や看護師に相談するなどして、自分に必要な正しい情報を選ぶことが必要です。

 医師からの説明後に、看護師がご本人やご家族とお話することで「病状や治療についてどのように受け止められているのか」「不安や疑問な点はないか」「治療の希望」などを聞くことができます。医師と連携を取りながら治療選択をサポートすることが必要です。治療を選択するご本人とご家族の気持ちを支えることができるようにしたいと考えています。

 おおくぼ・しげみ 倉敷古城池高、岡山県立短大看護科卒。1988年からおおもと病院に勤務、2006年から乳がん看護認定看護師として活動。14年から総看護師長。

【乳がんセルフチェック】見て、触って、乳がんを早期発見


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乳がんを早期発見するには、40歳を過ぎたら2年に1度の検診。でも、30代以下で乳がんになった人の話も聞くし、本当に40歳からでいいのか、ちょっと不安ですよね...そこでまずは月に1度の「セルフチェック」をおすすめします。健康なうちに自分の乳房に関心を寄せておけば、いざ変化があった時に気付きやすいからです。

乳がんセルフチェックのやり方

タイミング

閉経前の女性は、生理が終わって1週間~10日以内がおすすめ。胸が柔らかい期間だからです。閉経した人は、毎月1日や誕生日と同じ日など、日にちを決めると忘れにくいですね。お風呂に入るついでに行うのが、面倒くさくなくておすすめです。

見る

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まずは鏡の前で両胸を見て、えくぼのようなへこみが無いかをチェック。がんが皮膚をひっぱると、へこみサインが現れます。へこみを見つけたら、その先を触ってみてください。しこりがあればがんの疑いがあり、しこりが無ければ、単なる脂肪の可能性が高いので、気にする必要はありません。

触る

次に、乳房を触ってみましょう。コツは、肌をつかまないこと。つかんでしまうと、乳腺を硬く感じてしこりと間違えやすいのです。

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指をそろえて、小さな「の」の字をいくつも書くように、くるくると全体を触ってください。

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「の」の字だとひっかかって難しい方は、乳房の周りから乳輪の側に横方向に触ってもOK。

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どこから始めてもいいですが、触り忘れがないよう、全体をくまなく触ってくださいね。力加減は、少し皮膚がへこむぐらい、ちょっと押し気味で。ぐいぐい押し過ぎても痛いですし、表面をなでるだけでは不十分です。


触る範囲は、鎖骨の下から、乳房のふくらみの下まで。もし高齢の方で乳房が下の方に垂れていても、乳腺は鎖骨の下に残っているので、同じ範囲を触るようにしてください。骨をしこりと間違える人もいますが、骨は長く伸びているのが特徴です。

つまむ

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最後に乳首の元を軽くつまんで、血が出ないかを調べましょう。がんがあれば、乳首の元にある乳管に血がたまることがあるためです。力加減は、軽くでOK。血が出る場合は、鼻血のようにたらっと出ます。ぎゅうぎゅう押すと、その力が原因で出血することもあるので、気を付けてくださいね。また透明な液体が出ても、気にする必要はありません。

大切なこと

毎月触ることで、自分の乳房の「"通常の"状態を知る」ことが大切です。そうすれば、いざ、それまではなかったしこりができた時に、気づきやすくなるからです。しこりの硬さは人によって違うので「石のように固いはず」などと思い込むのはNG。まずは自分の乳房の普段の状態を知ることで、肌荒れに気づくように、変化に気づいて頂きたいです。

変化に気づいたら...

へこみ、しこり、出血など、何らかの変化に気づいたら、お近くの乳腺外科を受診してみてください。ただし、もし生理の前にしこりを発見した場合は、焦らず、生理が終わるまで待ってみましょう。生理の前は乳腺が張るので、がんと間違えがちです。


また、乳腺が張ると痛みを感じることがありますが、がんは痛みとは関係がありません。もし乳腺が張っているだけなら、生理が終わると自然と消えます。生理が終わってもしこりが残っていれば、お近くの乳腺外科を受診してみてください。

セルフチェックは完全ではありません

セルフチェックは、自分で「がん」に気づくための、あくまで目安です。セルフチェックでは見つからない「がん」もあります。また、遺伝的に乳がんになりやすい人もいます。「遺伝的に乳がんになりやすいかどうかのチェックリスト」も活用し、危険度が高い方は医療機関への相談をお勧めします。40歳以上の方は、必ず2年に1度の検診を受けましょう。


【お答えいただいた専門家】
公益財団法人 東京都予防医学協会 がん検診・診断部長
坂 佳奈子(ばん・かなこ)
専門:乳がん検診・画像診断

なぜ乳腺外科医がYouTubeを始めたのか|もっと知ってほしい「乳房を意識して生活すること」の大切さ


乳がんになる人は増えているのに、残念ながら乳房に意識を向ける人は多くありません。今回は乳腺外科医で構成する「BC Tube編集部」に、ブレストアウェアネスへの理解を深め、日常的に乳がんを考えられる社会に向けた取り組みについてうかがいました。増え続ける乳がんに対して自分ができることを改めて考えてみましょう。

大切なのは「ブレストアウェアネス」への理解と、4つのアクションの実践
ーー自分の乳房に関心を持ち、乳房の変化を意識して生活することを「ブレストアウェアネス」といいます。乳がんを早期に見つけて治療につなげる大切な習慣ですが、果たしてどのくらい浸透しているのでしょうか?

「ブレストアウェアネスは数年前に海外から入ってきた言葉ですが、日本では十分に知られていないのが現状です。以前、ツイッターでブレストアウェアネスに関するアンケートを行ったところ、約200名のうち7割近くが『ブレストアウェアネスという言葉を初めて聞いた』と回答。言葉を知っていて実践もしている人は約5%でした。

ただブレストアウェアネスという言葉が広まればいいわけではなく、目的の本質は、(1)乳房のセルフチェックの習慣化(2)乳房の変化を知る(3)乳房の変化に気づいたら検診を待たずに医療機関を受診する(4)40歳になったら定期的に乳がん検診を受けるというブレストアウェアネスを構成する4つのアクションをすべて実践してもらうことです。

注意したい乳房の変化を理解しないままセルフチェックを行っている方、乳房の変化に気づいても病院を受診せず検診に行ってしまう方を減らすために、ブレストアウェアネスのアクションを広めていきたいです」(寺田満雄先生)

ーー海外では広く知られているブレストアウェアネス。日本での認知度が低い理由として、どんなことが考えられますか?

「そもそもブレストアウェアネスが発信される機会はまだ少ないですし、英語であるが故に何を意味しているかピンとこない人も多いのでは。だからこそブレストアウェアネスの中身である、4つのアクションを伝えていく必要性を感じています。

人の行動を変えるのは簡単ではないですし、乳がんや乳房を意識する習慣を自分事として捉えてもらうには時間がかかるのも承知です。BC Tubeでは健診機関や病院にリーフレットを設置するなど、できる活動から行っていきます」(寺田満雄先生)

欧米に比べてなぜ低い? 乳がんに対する日本人の関心度
ーー乳がんの正しい知識を広め、検診受診を啓発する「ピンクリボン運動」。毎年10月のピンクリボン月間には世界規模で啓発イベントが行われていますが、日本の検診受診率は約40%と伸び悩んでいます。日本人が乳がんを自分事として感じにくい理由を考えてみましょう。

欧米では、8人に1人が生涯で乳がんに罹患する状況が昔から長く続いています。家族や友人、職場の同僚などに乳がんを経験した人がいるのは珍しくないため、乳がんに対する関心が高く検診受診率は約80%です。

対する日本人の生涯における乳がん罹患率は以前は欧米と比較すると少なかったのですが、どんどん増加傾向にあり、最近の統計では9人に1人。欧米と肩を並べつつありますが、乳がんと診断されると『まさか自分が!?』と思う人が圧倒的に多く、乳がんの増加スピードに自分事として捉える意識が追いついていないのを感じます。

子どもの頃から乳がんが身近な病気だったか否か、それが日本と欧米の乳がんに対する意識形成に関係している可能性があるので、学校でのがん教育を通して、乳がんが身近な病気であることを教えていくことも必要だと感じます」(田原梨絵先生)

ーー乳がんに対する関心が低いと、正しい知識に触れる機会も少ないはず。「私は胸が小さいから乳がんにはならない」「家族に乳がん経験者がいないから私も大丈夫」といった誤解が検診を遠ざけてしまうことがあります。

「そうならないためには、科学的根拠のある正しい情報に触れることが大事です。国内では、国立がん研究センターのサイトがもっとも信頼できる情報源といえるでしょう。また乳がんになった人が病気や治療について調べる場合は、日本乳癌学会編集の『患者さんのための乳がん診療ガイドライン』をおすすめします。併せて私たちのYouTube動画も参考にしてください!」(田原梨絵先生)

ーー身近に乳がんになった人はいないし「私には関係ない」と、なかなか意識が向かない人に田原先生が伝えたいことは?

「乳がんは誰でもなる可能性があり、絶対にならないという人はいません。自分の体は自分で守るという意識を持ち、検診のほかにセルフチェックを日常的に行い、乳房の変化に気づいたらすぐに医療機関を受診しましょう。月に一度のセルフチェックは習慣にしてしまえばさほど面倒ではありません。歯磨きと同じように当たり前に行えるようになってほしいです」(田原梨絵先生)

乳房の健康意識を高め、行動を変えたい。「BC Tube」の活動に注目!
乳がんを正しく知り、乳房の健康を自分で守れる人が増えるように、2020年7月からYouTubeで乳がんの情報を発信しているBC Tube。乳腺専門医が動画配信に込めた思いや制作のこだわりについてうかがいました。

「インターネット上の情報は玉石混交で、科学的根拠に基づいた情報もあれば信頼性の低い情報も多く存在します。正確で、わかりやすい情報を伝える方法を考えたとき、文字ベースより動画で見せるほうが効果的では?そう思い『乳がん大事典』というYouTubeチャンネルを始めました。主流メディアになりつつあるYouTubeに正しい乳がん情報を置いておく必要性も感じています。

このチャンネルを一番見てほしいのは乳がんにあまり関心のない方ですが、それ以外にも検診の情報を知りたい方、これから治療を始める方、無症状だけど乳房の健康が気になる方に役立つ情報を配信しています。YouTubeは不特定多数の方が視聴するため、誰が見ても傷つかない言葉を選ぶこと、そして事実を正しく伝えることを意識しています」(伏見淳先生)

ーーYouTube動画は複数の乳腺科医によって制作され、さまざまな「目」が入ることで、一人の医師の私見に偏らない客観的な情報を提供。故に信頼性が高く情報の質に定評があります。

「動画制作にかかわっていない医師にピアレビューしてもらい、医学雑誌と同じような制作手順を踏むことで正確性と客観性を担保しています。今年の日本乳癌学会や乳癌検診学会のシンポジウムでBC Tubeの活動を発表したところ高い評価をいただきました。

一方的な発信にならないように、今後は患者団体とパートナーシップ契約を結び、アンケートで集めた声をもとに患者さんの役に立つ動画も充実させていく予定です」(伏見淳先生)

クラウドファンディングに初挑戦!託す思いとは
ーーピンクリボン月間にあたる10月には、ブレスト・アウェアネスの4つのアクションをより多くの方に知ってもらうために、クラウドファンディングを開始。挑戦のきっかけは?

「私たちは、自分は乳がんとは関係がないと思っている方にもブレストアウェアネスや乳がんに関心を持ってほしいと思っていますが、いわゆる無関心層の方に医療者が直接言葉をかけるのは難しいと感じクラウドファンディングを行うことにしました。テーマは「あなたの手紙で、大切な人にもブレスト・アウェアネスを」です。

どういうことかというと、私たちの活動に賛同してくださった支援者に返礼としてブレスト・アウェアネスカードとメッセージカードをお送りします。そのメッセージカードに『これからも元気でいてね』など一言添えて大切な人に送ってください。手紙をきっかけに世間話でもいいのでブレストアウェアネスや乳がんについて話してもらい、私たちが届けられない言葉を関心層から無関心層へ届けていただきたい。

乳房のことを気にしたこともなかった、自分は乳がんとは関係ないと思っていた女性そして男性にも、将来の自分や大切な人の命を守るために、ブレスト・アウェアネス、乳がんに関心を持ってほしい。そして、健康に対する気づきの輪を広めたい、それがこのプロジェクトの一番のポイントです」(山下奈真先生)

ーーでは集まった資金をもとに、どのようなアクションを行う予定ですか?

「達成金額ごとに3つのゴールを考えています。まずリーフレットとDVDを作成して全国の医療機関に配布し、次は無関心層の方が手に取りやすいネイルサロン、美容院、スーパーなどに設置場所を広げていきます。最終的には医療従事者、教諭、小中高校生向けの教員用の教材を作成し、さまざまな場所から正しい乳がんの情報にアクセスできる社会を作り、社会全体の乳がんに対する意識を高めることが目標です」(山下奈真先生)

検診や治療の情報に留まらない。BC Tubeが見据える未来
ーーこれまでYouTubeを通して乳がんの情報を配信してきたBC Tube。今後はどのような活動を思い描いているのでしょうか?

「まずは10月に行うクラウドファンディングをきっかけに、ブレストアウェアネスをさらに広めていきたいですね。その先については、抗がん剤の副作用による脱毛、手術による乳房の喪失という外見の変化に悩む患者さんのためのアピアランスケア(外見のケア)や、がんと就労など乳がんを取り巻く社会的課題の解決に役立つ情報も提供していきたい。そして乳がんになった方が生きやすい、『乳がんを皆で知り、やさしく支え合い、共に生きる』社会を目指していきます」(伏見淳先生)

お話を伺ったのは…BC Tube編集部
一般社団法人BC Tubeとして2020年11月に設立。メンバーは代表理事の伏見淳氏をはじめとする7名の乳腺外科医を中心に構成し、YouTubeチャンネル「乳がん大事典」を運営。乳腺外科医が作成した動画を第三者の乳がん診療・研究に携わる医師と非医療者のレビューを経て定期的に公開し、客観的で科学的根拠のある乳がん情報の発信を行っている。2021年10月、ブレスト・アウェアネスや乳がんに関心を持ってほしい、健康に対する気づきの輪を広めたいという思いから、クラウドファンディングを開始。

取材・文/北林あい

早期発見が難しい…無症状が多い卵巣がんの症状・検査法


【医師が解説】卵巣の病気は自覚症状が出にくい上になかなか有効な検診法がなく、進行するまでわかりにくいのが特徴です。国内の卵巣がん患者は増加しており、2019年人は4733人の方がこの病気で命を落としています。卵巣がんの特徴や症状、治療法について解説します。


卵巣がんとは……卵巣のう腫とは異なる卵巣の悪性腫瘍

卵巣の図

卵巣にできる癌は、かたいコブというイメージです


図をご覧ください。卵巣は親指の先ぐらいの大きさの臓器で、右と左の両方に1個ずつあります。そしてなんと、実は卵巣は体のなかでもっとも腫瘍ができやすい臓器といわれています。考えてみれば、生命のもとになる卵子があって、毎月細胞分裂してるところですから、当然といえば当然の気もしますよね。

そんなわけで卵巣にはさまざまな腫瘍ができますが、その中には大きく分けて、良性のことが多い「卵巣のう腫」と、悪性のことが多い「充実性腫瘍」があります。卵巣の腫瘍のうち約9割が卵巣のう腫で、残りの1割が充実性腫瘍なのです。卵巣のう腫に関して詳しくは「卵巣腫瘍ってどんなもの?」をご参照ください。

充実性腫瘍の8割が悪性といわれ、そしてその代表例が「卵巣がん」です。イメージとしては固いしこりのような感じです。卵巣は別名「沈黙の臓器」。自覚症状がほとんどないのに病気が進行してゆくのが特徴で、なかなか有効な検診方法がなく、早期発見が難しいといわれています。
 

卵巣がんになりやすい人の傾向……年代は問わないのが特徴的

卵巣がんは40代~60代の女性に最も多く見られますが、思春期から高齢の女性までなる可能性があります。年々増加しており、排卵の回数が多いほど(妊娠・出産の経験がない、少ない女性ほど)発生率が高いという説もあります。「産む、産まないで何が変わる?おさえておきたい病気特集 妊娠、出産で変わる病気のリスク」も併せてご覧下さい。

普通、がんといえばかなり年齢がいってから発病するので、そういった意味ではかなり特徴的ながんということになります。

実は卵巣がんのリスクははっきりしていません。ただ、遺伝が関係しているといわれているので家族で卵巣がんの人がいる方は要注意になります。

□年代は40~60歳が多いがあらゆる年齢に発生
□家族に卵巣がんの人がいる
 

卵巣がんの症状……初期症状は出にくく、進行すると腰痛や生理不順も

腫瘍が小さいうちはほとんどが無症状。腫瘍がこぶしよりも大きくなると、固いしこりが下腹部にできたり、腰痛、下腹部痛、生理不順、また、場合によっては腹水といって、おなかに水がたまったりします。
 

卵巣がんの検査法・早期発見法…有効な検診方法は研究中

本当ならここで最適な方法をご紹介したいところですが、早期発見に役立つ有効な検診方法はまだわかっていません。いろいろな手法が試みられてはいるようですが、なかなか難しいようです。

下腹部にしこりを感じたり、便秘でもないのにお腹がいつも張ってくる気がしたら婦人科を受診していただくのはもちろんですが、家族歴があるなど、明らかにリスクが高い人は、子宮がん検診の際に自費になりますがエコー(超音波検査)で卵巣も見てもらうのも一つの方法でしょう。
 

卵巣がんの治療は手術・化学療法

基本的には手術と化学療法が中心になります。手術で腫瘍を取ることにより、卵巣がんのなかでもどんな種類の癌なのかとか、どこまで広がっているのかがわかります。卵巣、卵管だけをとるのか、リンパ節や他の臓器を広く取るのかはその時々によって違います。

また、手術の後は全身に広がっていると考えられるがん細胞に対抗するために化学療法が行われます。卵巣がんは比較的、化学療法が効果的であるといわれています。

放射線療法といって、放射線を体の内や外から照射する方法もあります。

ただし、卵巣がんの治療は病気の時期や年齢、どんな種類かによっても違います。卵巣がんの標準的な治療指針については、日本婦人科腫瘍学会から発表されています(参照:日本婦人科腫瘍学会 卵巣がん治療ガイドライン)。しかし標準的な治療のみだけでは難しい場合もあり、様々な方法が検討されています。

子宮内膜症、診断確定までに平均7年半 長くかかる原因は?


子宮内膜症を抱える人は、世界全体で約1億7600万人にのぼると推定されている。子宮内膜症は慢性痛や倦怠感、不正出血(中間期出血)などの症状を引き起こすことが多く、婦人科の病気の中でも、最も一般的なものとされる。

生理用品と関連製品のサブスクリプションサービスを提供する英ヨッピー(Yoppie)が実施した調査では、診断を受けるまでの時間の長さと、それにより心身が受ける影響の深刻さが明らかにされている。

一方、子宮内膜症に関する理解不足を解消しようと声を上げた人たちの活動は5年ほど前から行われているものの、診断が確定されるまでには、いまだ平均7年半の時間がかかっている。

子宮内膜症に関する情報サイト「スピークエンド(SpeakEndo)」は、患者の3人に1人は、3~4人の医師に相談してようやく診断が確定する状況だと報告している。これは、多くの女性が診断や症状をコントロールするための有効なサポートを受けられないまま、何年間もその痛みについて説明し続けなければならないことを意味している。

慢性的な痛みを抱えで暮らしながら、症状を訴えつつ10年近い時間を過ごすのがどれほどの労力を必要とすることか、それは自ら体験しなければ、理解し難いことだろう。

ヨッピー創業者のダニエラ・ペリは、「子宮内膜症の症状は個人によって大きく異なり、他の病気の症状と似たものでもあることが多いため、診断が難しく、誤診につながることがある。新型コロナウイルス感染症の流行によって医療システムに負担がかかっていることもあり、適切な治療を受けられるまでに、さらに長い時間がかかることになっている」と述べている。

ただ、避けられない問題はあるとしても、診断が確定するまでに平均7年半という長い時間がかかることは、非常に重い症状に苦しむ女性たちの生活の質が深刻な影響を受けているということであり、適切といえる状況ではない。

この調査の前にも、なぜ子宮内膜症の診断にはこれほど長い時間を要するのか、この病気に関する誤解の原因はどこにあるのかについて調べた研究は、いくつも行われてきた。

医学誌「Diagnosis」に7月末に掲載されたオランダのラドバウド大学医療センターの研究結果は、子宮内膜症に関する教育の欠如が、診断がつくまでに長い時間がかかることにつながっていると指摘している。

知識不足が診断の遅れの大きな原因に
この研究結果は、診断プロセスのネックになっているのは、患者が診察を受けるまでに時間がかかること、一般開業医による症状の評価が十分適切に行われていないこと、患者と医療従事者の間のコミュニケーションが不十分であることだと結論づけている。

「社会の認識を高め、医療スタッフに対し、患者が示す症状を認識するのに十分な知識とスキルを提供するための努力が必要だ」という。

過去の研究では、子宮内膜症に一般的な症状と、精神的健康に関連があることも示されている。慢性的な痛みを抱えて暮す期間が長くなるほど、患者は生活の質の低下に苦しむことになり、それが不安症やうつ病の発症につながるという。

多くの専門家たちが、診断が確定するまでに長い時間がかかりすぎることを強く批判してきた。一方、この病気の症状については、依然として多くの誤解があることも指摘している。

40代じゃ遅い? 初めて乳がん検診を受けた年齢ランキング


小林麻央さんが乳がんにより闘病中であることが報じられ、世間に大きなショックを与えました。

命の危険にさらされることはもちろん、場合によっては治療で乳房を失ってしまうこともあり、乳がんは女性にとって無視することのできない病気です。

早期発見できれば治癒率は高いと言われる乳がん。

検診を受けた方がいいと分かっていても、つい後回しにしてしまったり、いざ検査となると怖くなってしまったりすることもありますよね。

そこで、パピマミ読者のみなさまに「乳がん検診を初めて受けたのはいつですか?」 というアンケートを実施しましたので、みなさんの回答を見ていきたいと思います。

●乳がん検診を初めて受けたのはいつですか?

・1位:30〜34歳……30%(145人)
・2位:25〜29歳……19%(93人)
・3位:35〜39歳……16%(75人)
・4位:40〜44歳……15%(73人)
・5位:20〜24歳……12%(59人)
・6位:45〜49歳……3%(14人)
・7位:10代……2%(8人)
・8位:50〜54歳……1%(7人)
・9位:60歳〜……1%(4人)
・10位:54〜59歳……1%(3人)

※有効回答者数:481人/集計期間:2016年9月23日〜2016年9月26日(パピマミ調べ)

●半数近くの人が30歳前後で初めて受診

『若いとがんの進行も早いと聞いて、若いからこそやらなければいけないと思い受診しました』(30代女性/主婦)

『「あのときやっておけば良かった」と後悔しないように、できるだけ早く受けた方がいいと思います』(20代女性/事務職)

もともと乳がんは40代後半から50代にかけて発症することが多い病気とされていましたが、近年、20代から30代の若い女性の発症率も高まっており、若いからといって安心できるものではありません。

乳がんで闘病中の小林麻央さんも現在34歳ということで、同年代の女性にとっては決して他人事とは言えないはずです。

芸能人が乳がんにかかったという報道を目にすることも増え、今回の結果からも、若いころから危機感を持っている女性が増えている ことが伺えます。

●40歳前後での初受診が3割

『検査と聞くとどうしても腰が重くなってしまって、後回しにしてしまいますね』(40代女性/主婦)

『40過ぎるとまわりの人もみんな受け出して、私もそろそろかなと思って受けました。補助があるので、金銭的な負担もなくなるというのが大きいですね』(40代女性/パート)

国の指針では、40歳以上の女性を対象に2年に1回の受診 が勧められており、40代を目安に積極的に受診する人が多いようです。

40歳をすぎると自治体による費用負担があり、安価に検診を受けることができるため、それがきっかけとなるのでしょう。

もし全額自己負担となると、マンモグラフィ検査と超音波検査で1万円を超える費用 が必要となるため、40歳未満での検診に気後れする人もいるはずです。

●10代から20代前半で受けたという人も

『私の母親が若くして乳がんになったので、自分もその可能性があると思って受けました』(20代女性/大学生)

家族に若くして乳がんになった人がいるなどの場合、遺伝性乳がんの可能性があり、発症リスクが高くなる と言われています。

そのため、かなり早期から乳がん検診を受けることもムダとは言えないでしょう。

しかし、若い人の場合、乳腺密度が高いこともあり、マンモグラフィ検診では病変を見つけにくい といったこともあります。

早期の検診が自分に必要かどうかは、医師によく相談するようにしましょう。

いかがでしたか?

早期発見が自分の命を助けることになると頭では分かっていても、検査に痛みがあることや乳房という場所柄、あまり積極的に受けたいものとは言えない乳がん検診。

本格的な検診ではなくても、セルフチェックでしこりやへこみがないか確認することはできます。

小さな変化があったときにすぐに気づけるよう、危機感を持ち日頃から観察することが、結果として自分の命を守ることにつながる のではないでしょうか。

新しい乳がん検診「ドゥイブス法」は見逃しが少なく痛くない


乳がん検診は「痛い」「服を脱ぐのが恥ずかしい」と嫌がる人が珍しくない。しかし、それらの受けたくない理由が省かれた新しい乳がん検診がある。「ドゥイブス(DWIBS)法」だ。開発者である東海大学工学部医用生体工学科教授の高原太郎医師(放射線科専門医)に話を聞いた。

ドゥイブス法は、がんの細胞密度が高いことに着目し、細胞間の水の動きをもとにがんを検出する検査法で、画像検査MRIの一種である「拡散強調画像」をもとに、高原医師が2004年に開発。それまでは、拡散強調画像は体の一部分しか撮影できなかったが、一度の検査で全身を撮影できるようにした。

全身のがんの検診のほか、がん組織の活性の評価、抗がん剤・放射線治療の効果判定などに有効だが、特に注目を集めているのがドゥイブス法による乳がん検診だ。

乳がんは30代から急増し、生涯に乳がんになる日本人女性の割合は9人に1人。早期発見すれば比較的予後が良いが、30~60代で乳がんが死亡率トップなのは、主に次の理由からだ。

「まずは、受診率の低さ。日本での乳がん検診受診率は45%で、半数以上が受けていません」

乳がん検診には、乳房を挟んで撮影する「マンモグラフィー(以下=マンモ)」があるが、「痛い」という女性は少なくない。放射線被曝というデメリットもあり、受診率の低さにつながっている。豊胸手術をした人は中に入れたインプラントが壊れる可能性があり、医療機関側から検査を拒否されることも。

「次に、たとえマンモを受けても、日本人は『高濃度乳房』が多く、がんを見逃されやすい」

高濃度乳房とは、乳房に占める乳腺組織の割合(乳腺濃度)が高いことで、高い順に「高濃度」「不均一高濃度」「乳腺散在」「脂肪性」と分類される。一般的に若いうちは高濃度が多数で、加齢とともに乳腺濃度は低くなるが、日本人は年を取っても高濃度の人が多数を占め、高濃度と不均一高濃度を合わせると半数ほどが該当。高濃度乳房は病気ではないが、マンモでは乳房全体がほぼ白く写るため、がんが見つかりづらい。

「超音波検査も併用すれば高濃度乳房でも、がんを発見できる率は高まります。しかし、超音波技師の数は十分ではありません。また、高濃度や不均一高濃度を受診者に報告することは義務化されていません」

つまり、本来は超音波も受けるべきなのに、「異常なし」とだけ告げられているケースも考えられるのだ。なお、米国ではマンモで高濃度や不均一高濃度が判明した場合、受診者に伝えることが義務化されている。

■検査時間は15分、服を着たままでOK

ドゥイブス法による乳がん検診は、5つの特徴がある。①専用の台の上にうつぶせ寝で撮影するだけなので「痛くない」②胸が圧迫されないので「豊胸手術や乳房の手術後も検査可能」③放射線を使わないため「被曝しない」④高濃度乳房でもがんを画像上で確認できるため「がんの見逃しが少ない」⑤服を着たままで検査を受けられるので「恥ずかしくない」。検査のハードルが低く、受診者の4割が「乳がん検診を一度も受けたことがない」、3割が「3年以上受けていない」人だ。

「ドゥイブス法のがん発見率は約1・5%。陽性的中率が約15%と高いのもポイントです」

マンモとは受診する群が違うので単純比較はできないものの、マンモのがん発見率は約0・3%、陽性的中率は約3%だ。

ドゥイブス法の乳がん検診の費用は2万~3万円。マンモと超音波は2つ合わせても8000円ほど(3割負担の場合。マンモは国の補助により40歳以上は2年に1度無料)なので、それよりは高額だが、前出の「生涯に乳がんになる日本人女性の割合は9人に1人」ということを考えると、受けるメリットは大きい。検査時間は15分ほど。全国26の病院で検査を実施している。

「子宮が腫れる」とも言うけれど....生理中、お腹が張るのはなぜ?【医師解説】


生理が始まると下腹部が膨れ、2キロも太った気がするのはなぜだろう。2人の産婦人科医がその理由を解説。生理が始まる2日ほど前から腹部だけ2キロ太った気がする。パンツはなんだかきつい。身体も重い。

気のせいではなく、生理中は実際にお腹が膨れることがあるそうだ。原因はホルモンにある、と2人の婦人科医が説明する。

腸の働きが減速
これはほとんどの女性が経験していることだが、生理痛と同様、人によって症状はさまざまだ。「排卵の直後、生理が始まる数日前、妊娠した場合に備えてプロゲステロンの分泌が増えます。

このホルモンは腸の周りの筋肉を緩ませる傾向があります。すると腸の働きが鈍くなり、ガスが溜まりやすくなります」と婦人科医で心身医学専門医のシルヴァン・ミムンは説明する。その結果、お腹が張ってしまう。

「子宮が腫れていると勘違いされる女性もいますが、原因は腸です」と産婦人科医で心身医学専門医のオディル・バゴ(1)も付け加える。生理が始まる前に、よりお腹が張る場合もあるそう。「妊娠していなければ、すなわち生理が始まれば、プロゲステロンの量は減ります」。

不愉快な症状ではあるが、どうしようもないことでもある。薬用炭を摂るとガスが吸収され症状が軽減する。「でも一番効果的なのは、ベルトの穴を一つゆるめにずらすこと」とオディル・バゴは説明する。

(1)オディル・バゴ(Odile Bagot)は“Mam Gyneco”の通称で『Dico des nanas, tout ce qu'il faut savoir de la puberte a la menopause (思春期から閉経期までの女子の辞書)』と『Dico des femmes enceintes, du desir de grossesse a la visite postnatale (妊娠の希望から産後訪問までの妊婦の辞書)』(Hachette出版刊)の著作がある。

症状がない!? 卵巣がんってどんな病気?


日本では、年間約6000人の人が卵巣がんになるといわれていますが、卵巣の病気はなかなか有効な検診法がなく、進行するまでわかりにくいのが特徴。ここでは、女性に知っておいてほしい病気、卵巣がんについてお伝えします。

■卵巣がんってどんな病気? 「沈黙の臓器」初期は症状がない!?
卵巣は親指の先ぐらいの大きさの臓器で、右と左の両方に1個ずつあります。そしてなんと、実は卵巣は体のなかでもっとも腫瘍ができやすい臓器といわれています。考えてみれば、生命のもとになる卵子があって、毎月細胞分裂してるところですから、当然といえば当然の気もしますよね。

そんなわけで卵巣にはさまざまな腫瘍ができますが、その中には大きく分けて、良性のことが多い「卵巣のう腫」と、悪性のことが多い「充実性腫瘍」があります。卵巣の腫瘍のうち約9割が「卵巣のう腫」で残りの1割が充実性腫瘍なのです。

充実性腫瘍の8割が悪性といわれ、そしてその代表例が「卵巣がん」です。イメージとしては固いしこりのような感じです。卵巣は別名「沈黙の臓器」。自覚症状がほとんどないのに病気が進行してゆくのが特徴で、なかなか有効な検診方法がなく、早期発見が難しいといわれています。怖いですよね。

■どんな人が卵巣がんになりやすいの? 年代は問わないのが特徴的
卵巣がんは40代~60代の女性に最も多く見られますが、思春期から高齢の女性までなる可能性があります。年々増加しており、排卵の回数が多いほど(妊娠・出産の経験がない、少ない女性ほど)発生率が高いという説もあります。

普通、がんといえばかなり年齢がいってから発病するので、そういった意味ではかなり特徴的ながんということになります。実は卵巣がんのリスクははっきりしていません。ただ、遺伝が関係しているといわれているので、家族で卵巣がんの人がいる方は要注意になります。

・年代は40~60歳が多いがあらゆる年齢に発生
・家族に卵巣がんの人がいる

■卵巣がんってどんな症状があるの? 最初はほとんど無症状
腫瘍が小さいうちはほとんどが無症状。腫瘍が大きくなって、こぶしより大きくなると、固いしこりが下腹部にできたり、腰痛、下腹部痛、生理不順、また、場合によっては、腹水といって、おなかに水がたまったりします。

■卵巣がんってどうやって調べられるの? 有効な検診方法はまだ研究中
本当なら、ここで「こんな方法があります!」とお知らせしたいところなのですが、早期発見に有効なはっきりした検診方法がまだないのです……いろいろ試みられてはいるようですが、なかなか難しいようです。

下腹部にしこりを感じたり、便秘でもないのにお腹がいつもはってくる気がしたら婦人科を受診していただくのはもちろんですが、家族歴があるなど、明らかにリスクが高い人は、子宮がん検診の際にエコー(超音波検査)で卵巣も見てもらうのも一つの方法でしょう(自費になりますが)。

■卵巣がんの治療について教えて! 手術・化学療法
基本的には手術と化学療法が中心になります。手術で腫瘍を取ることにより、卵巣がんのなかでもどんな種類のがんなのかとか、どこまで広がっているのかがわかります。卵巣、卵管だけをとるのか、リンパ節や他の臓器を広く取るのかはその時々によって違います。

また、手術の後は全身に広がっていると考えられるがん細胞に対抗するために化学療法が行われます。卵巣がんは比較的、化学療法が効果的であるといわれています。放射線療法といって、放射線を体の内や外から照射する方法もあります。

ただし、卵巣がんの治療は病気の時期や年齢、どんな種類かによっても違います。そこで、2004年に卵巣がんの標準的な治療指針が日本婦人科腫瘍学会から発表されています。でも、標準的な治療のみだけでは難しい場合もあり、色々な方法が検討されているところです。

夜間の絶食が乳がんの再発リスクを減少 夜間間食はがんの元


夜間の間食により、乳がんの再発リスクが上がるという調査結果が発表された。この調査によると、夜間の絶食時間が13時間未満の人は、それ以上の人と比べて乳がんの再発リスクが36%高かった(※1)。
□乳がんと夜間間食の関係、当初の研究目的は違っていた

 米カリフォルニア大学のパターソン博士のチームは、1995年から2007年までの間に、「女性の健康的な食生活」の調査に参加した女性たちのデータを再検証した。調査対象は27~70歳の初期乳がんと診断された女性たち2400人である。

 当初の目的は、フルーツや野菜をたくさん食べることで、がんの再発を防ぐことができるかを調べることだったが、それに関しての有意差は認められなかった。

 しかし、これらのデータを観察していったところ、研究者は、夜間の絶食時間と乳がんの再発率の間に関連性が見られる事を発見した。夜間の絶食時間の平均は12.5時間であったが、その時間が短いと乳がんの再発リスクが上がるという傾向が認められたのだ。
 
□ラットの研究でも実証されているがん再発と間食の関係

 事前にラットで行われた研究では、がんの予後が悪化する要因である高血糖や炎症、体重増加などは、夜間の絶食により防ぐことができると判明している。

 また、絶食時間が長い人の血中ヘモグロビンA1C(過去3カ月の血糖値レベルの目安になる物質)濃度は低く、睡眠時間は長い傾向にあるという調査結果も存在する。血液中の糖分はがんの燃料となり、質が悪く短い睡眠もがん発生のリスクになることも分かっている。

 おそらく、長時間の絶食は平均血糖値と睡眠の質や量などを介して、がんの発生リスクを低下させているようである。
□大切なのは自然のリズム 生活リズムの乱れががん発生のリスクに

 「進化の過程で、人類は、狩りや食物の採取などで動いている明るい時間に食事を取っていた。

 体を動かしている時に食べるというのが自然のリズムであり、それに反する行動を取る事は、体内時計を狂わせて、代謝の健全性を損なう理由になる」。その生活リズムの乱れががんの発生リスクになると専門家は信じている。

 パターソン博士はこういった生活の乱れはがん以外の健康面にも影響を及ぼすと述べている。「私の乳がん患者の多くは睡眠の問題を抱えている。しっかり絶食時間を作り、良い睡眠をとることは、がんのリスクだけでなく、高血圧や高脂血症、メタボリックシンドロームや、それに伴う、心疾患などのリスクも低下させる事が出来る」。

 人は生まれながらに病気と闘う能力を持っている。薬やサプリメントに頼るだけではなく、内なる力を最大限発揮できるよう、生活リズムを自然に近づけることも大切である

子宮体がんは子宮頸がんとどう違うの?


子宮にできるがんを「子宮がん」と呼びますが、子宮がんには「子宮体がん」と「子宮頸がん」があります。この2つはまったく別の種類のがんで、特徴も大きく異なります。「子宮体がん」と「子宮頸がん」、2つの違いについて、自治医科大学附属さいたま医療センター産婦人科教授の今野良先生に教えてもらいました。

「子宮頸がん」は30〜40代、「子宮体がん」は50代が年齢のピーク

「子宮頸がん」は、子宮の入口にあたる、子宮頸部にできるがんです。30〜40代を中心に発症し、現在では20代にも急増中。主に性行為によってヒトパピロマーウイルス(HPV)に感染することによって起こり、初期は自覚症状がないため、定期的に子宮がん検診を受けることで予防につながります。

一方、「子宮体がん」は子宮の内側にある子宮内膜から発症するがん。50代で発症する人が多く、最近は30代にも増えています。ホルモンバランスの異常や肥満、糖尿病などと因果関係が深いとされていますが、原因は特定できていません。不正出血があったら受診することが早期発見につながります。

子宮頸がんと子宮体がんの大きな違いは、がんの原因や発がんの過程がはっきりと解明され、予防ができるがんであることです。一方、子宮体がんには初期症状がありますが、子宮頸がんにはありません。ウイルスが原因で誰もがかかるリスクをもっているがんなのに、自分で気づくことができないため、年間3,500人の女性がこのがんで亡くなっています。なんと、1日に約10人が子宮頸がんのために命を落としているという計算になります。

子宮と命を守るために大切なのは、定期検診で細胞ががんになる前に発見すること。各自治体が検診費用をサポートするなど、負担なく受けられる環境が整っています。1年に1回、検診を受けて、子宮のチェックをしましょう。

頻度は?どう触る?意外と知らない「乳房セルフチェック」乳腺科医が勧める正しいやり方


自分の乳房の状態に日頃から関心を持ち、乳房を意識する「ブレストアウェアネス」については前回の記事にまとめています。今回は、ブレストアウェアネスの中のひとつ、月に一度実施したい「乳房セルフチェック」のやり方についてご紹介します。

見て・触って・感じる、習慣にしたい月に一度の乳房のセルフチェック

乳がんから命を守るために必要な早期発見は、日頃から乳房に意識を向けることが鍵になります。40歳以上の人は2年に一度のマンモグラフィ検診を受けることを前提に、検診にプラスして乳房のセルフチェックを習慣にしましょう。

「乳房のセルフチェックで大切なのは一回きりではなく、月に一度を目安に習慣的に行うことです。乳腺はそれ自体がゴツゴツしていてしこりと間違いやすいため、異常がないと言われた検診後に触って健康な状態の感覚を覚えておき、その状態を基準に先月と違いがないかを確認します。行う時期は、乳房の張り感が収まり一番やわらかい状態になる月経が終わった数日後が適しています。閉経後の方は自分がやりやすい日を決めて毎月行ってください。セルフチェックは生活習慣にすることが望ましいので、入浴時、着替えのついで、寝る前にベッドに仰向けになってなど、自分がやりやすいタイミングで行うようにしましょう。またマンモグラフィ検診は40歳からですが、検診年齢の前からセルフチェックを始めて、自分の乳房の変化に意識を向ける習慣を身につけておくことも大切です。特に家族の中に乳がんや卵巣がんを発症した人がいる場合は、早くからそのような習慣を身につけておくことがおすすめです」(寺田満雄先生)

乳房のセルフチェックのやり方

目で見てチェック

鏡の前に立って両腕を上げて乳房のひきつれ、くぼみ、乳頭の変化、乳房の左右差がないかを確認する。

手で触ってチェック

1.チェックする乳房側の腕を上げて、反対側の手の指で触るようにする。

2.人差し指、中指、薬指の3本の指の腹で小さな円を描きながら、乳房の右外側・右内側・左外側・左内側をまんべんなく触り違和感がないかチェックする。

3.乳頭は指の腹で触るだけでなく、乳頭を指でつまんで分泌物が出ないかチェック。

4.乳がんは進行すると脇の下のリンパ節に転移しやすいため、脇の下に腫れやしこりがないか触ってチェック。

触ってチェックするときのポイント

・皮膚をサラサラなでるだけでは変化に気づきにくいため、指の腹で皮膚を少し押し込むようにしっかり触る。

・入浴時は石鹸をつけて行うと乳房の凹凸がわかりやすい。

「セルフチェックでいつもと違う変化に気づいたら、その後の行動が大切です。忙しいから、怖いからといってそのままにしないで、すみやかに乳腺外科を受診しましょう。多分大丈夫だろうという自己判断も禁物です」(寺田満雄先生)

BC Tube編集部の動画でもチェックしてみましょう

図や動きを使って分かりやすく説明しているので、ぜひ動画でもご覧ください。

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しこりがあったら乳がん!?慌てずに行動するために知っておきたいこと

セルフチェックで見つかることもあり、乳がんのサインのひとつとされる「しこり」は、1~2cm程の大きさになると指で触って自覚できると言われています。セルフチェック中に指に石のような硬い感触があったら「もしかして……」と不安になりますが、すべてのしこりが乳がんの症状なのでしょうか。

「セルフチェックで見つけたしこりのすべてが乳がんというわけではありません。しかし、しこりには良性と悪性(がん)があり、触っただけで区別するのは医師でも難しいものです。マンモグラフィなどの画像検査を行い、さらに細胞や組織を採って調べてみて初めて確定できます。年齢によって、セルフチェックで見つけたしこりが悪性である確率も変わってきます。自分で見つけたしこりが乳がんと診断される確率は、60歳以下だと10%以下と低く、多くの場合は良性です」(山下奈真先生)

年齢によって変わるのはなぜなのでしょうか。

「若い程、悪性の確率が低い理由は、しこりは乳腺にできますが、年齢が若い人ほど乳腺が発達していて触ったときに硬く感じるため、しこりだと思って検査をしたら乳線そのものの硬さだったということが多いからです」(山下奈真先生)

「また、20~40歳代では乳腺線維腺腫など等の良性のしこりもよく見られるのも一因と考えられます。乳がん以外の良性のしこりには、乳腺線維腺腫、葉状腫瘍、乳腺炎、乳腺症などが挙げられ、乳腺とは関係のない脂肪や皮膚の腫瘍をしこりと感じることもあります」(寺田満雄先生)

また「一方で乳がんと診断された人の約半数がしこりなどに自分で気づいて受診してします。しこりがあっても不安になり過ぎる必要はありませんが、自己判断で良性と決めつけてしまうのも危険です。良性のしこりでも治療が必要な場合があります。かならず医療機関で詳しい検査を受けるようにしましょう」(山下奈真先生)

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BC Tube編集部

一般社団法人BC Tubeとして2020年11月に設立。メンバーは代表理事の伏見淳氏(ダナ・ファーバー癌研究所)はじめとする7名の乳腺外科医を中心に構成し、YouTubeチャンネル「乳がん大事典 BC Tube編集部」を運営。乳腺外科医が作成した動画を第三者の乳がん診療・研究に携わる医師と非医療者のレビューを経て定期的に公開し、客観的で科学的根拠のある乳がん情報の発信を行っている。

【乳がん体験記】お腹の脂肪を乳房へ。想像を絶する痛みの乳房切除と再建手術「一次一期再建術」


こ56歳で乳がんの告知を受け、治療を始めた あ・らかんです。今回は、私が選んだ手術(一次一期再建術)の体験とそのメリット・デメリットについて私の感じたことをお伝えします。こんなに大変な手術だったの!?


お腹の脂肪を乳房へ、自家組織移植って自給自足 

学ぶことが術前・術後を乗り越える力の一つとなった

年1万人が診断される「子宮頸がん」 20歳以上は定期的な検診を…がんになる前段階で発見


患者 毎年1万人

「HPV検査」追加

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