あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■乳がん・子宮頸がん・卵巣のう腫・子宮内膜症
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日本に多い脂肪少なめ乳房 乳がん検診見逃しリスク大

 年々増える乳がん。日本女性の11人に1人が生涯に発症する身近ながんだ。乳房のタイプによって、乳がん検診で発見されにくい場合がある。自分にあった検査法を知っておこう。乳がん検診で多いのはマンモグラフィー(乳房エックス線撮影検査)だ。ごく早期の乳がんやしこりになる前の石灰化の状態を発見できるが、「高濃度乳房」と呼ばれるタイプの人は、この検査でがんを見つけにくい。

 乳房は母乳を作る乳腺と脂肪などで構成される。マンモグラフィーの画像には、X線が透過しづらい乳腺が白く、透過しやすい脂肪は黒く写る。がんも白く写るため、乳腺が多い乳房だとがんを見つけるのが難しくなる。「雪原で白うさぎを探すようなもの」と例えられるほどだ。乳房は乳腺濃度に応じて4タイプに分かれる。乳腺が多く脂肪がほとんどない「極めて高濃度」、乳腺の中に脂肪が混在する「不均一高濃度」、脂肪の中に乳腺がまばらに存在する「乳腺散在」、そして脂肪がほとんどを占める「脂肪性」だ。このうち極めて高濃度と不均一高濃度の2タイプが高濃度乳房だ。

 聖マリアンナ医科大学付属研究所ブレスト&イメージング先端医療センター付属クリニック(川崎市)の福田護院長は「高濃度乳房は病気ではなく体質。海外では乳がんになるリスクがやや高いとの報告があるが、日本での研究はまだない。欧米人に比べて脂肪が少ない日本人女性は、高濃度乳房の人が多い」と話す。その割合は4~8割と報告により幅がある。「高濃度乳房かどうかは画像を見て医師が判定するため、結果にばらつきが出やすい」と昭和大学病院乳腺外科(東京・品川)の沢田晃暢准教授は指摘する。

 最近は乳腺濃度を自動測定するソフトを導入する医療機関もある。沢田准教授らがこの方法で543人の検診受診者を調べたところ、78パーセントが高濃度乳房だった。 一般的に乳腺は閉経後に脂肪に置き換わっていくが、60代、70代でも高濃度乳房の人が7割近くいたという。「導入から間もないので症例数は十分でないが、従来考えられていたよりずっと多いことがわかった」(沢田准教授)高濃度乳房だと、マンモグラフィーの結果が「異常なし」でもがんを見逃している可能性がある。そこで専門家が薦めるのが超音波(エコー)検査の併用だ。

 全国約7万6千人を対象に実施した大規模調査によると、マンモグラフィーとエコーを併用すると、マンモグラフィー単独のときよりも乳がんが見付かりやすいという結果が出た。「検査者の技量に左右される面はあるが、エコーだと4~5ミリ程度の小さながんも発見できる」(福田院長)40歳以上の人は国の乳がん検診で2年に1回、マンモグラフィーを無料か少額の自己負担で受けられる。NPO法人乳がん画像診断ネットワークの理事長で、相良病院付属ブレストセンター(鹿児島市)放射線科の戸崎光宏部長は「エコー検査は自己負担になるが、高濃度乳房の人はぜひ併用を」と話す。医療機関によるが、検査代は5千~1万円程度が目安だ。

 自分が高濃度乳房かどうかかを知ることはできるのか。「検診結果は受診者のもの。自分の乳房タイプを知ることが重要」と戸崎部長。厚生労働省は自治体が乳がん検診の受診者に通知する体制の整備を始めた。既に通知しているか、通知を予定する自治体は2016年度時点で2割程度だった。通知がない場合は「検診を受けた医療機関に問い合わせるとよい」と福田院長は助言する。

抵抗アリ? 婦人科検診を定期的に受けていない女子が62.8%「怖いし恥ずかしい」「自覚症状がない」

乳がん検診、子宮頸がん健診など、女性ならではの病気のチェックをする婦人科検診。受けたほうがいいとは思うけれど、抵抗があって……という人も多いようです。

実際のところ、どのくらいのみなさんが定期的に検診を受けているのでしょうか? 働く女子に聞いてみました。

Q.あなたは、婦人科検診を定期的に受けていますか?

「はい」37.2%
「いいえ」62.8%

やはり「定期的に受けている」という人は半数を大きく割り込む結果に……。では、それぞれの理由を見ていきましょう。まずは「定期的に受けている」女子の意見から。

■無料・低料金で検診が受けられる

・「定期的に検診の案内がきて、無料だから。行かないともったいないから」(31歳/その他/事務系専門職)

・「市町村の福祉で子宮がん検診が2年に1度安く受けられるときに必ず行っている」(26歳/金融・証券/事務系専門職)

自治体や企業の検診などで、無料もしくは低価格で検診が受けられるパターンは多いですよね。せっかくの機会なら、ぜひ利用したいところです。

■病気が心配……

・「生理不順気味だったから」(27歳/機械・精密機器/技術職)

・「自分の体が心配だから。万が一病気にかかっていても、早めに発見すれば治る確率は高いから」(33歳/その他/その他)

・「子宮がんなど婦人科系の病気が同年代にも増えているから」(33歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)

若い年代の子宮がんなど、なにかと話題にのぼることも。不安を持つよりも検査を受けてスッキリしたい、早期に発見・治療をしたい……そんな思いの人も多いのでは? 健康でいるためにチェックは欠かせないですよね。

続いて、「受けていない」女子の意見です。

■やっぱりちょっと行きにくい

・「産婦人科は何か行きづらく、生理痛がひどいのですが、未だに行けていません」(31歳/自動車関連/事務系専門職)

・「怖いのと恥ずかしいからです」(28歳/小売店/販売職・サービス系)

・「行かなくてはいけないと思っているものの、やはり抵抗がある」(32歳/学校・教育関連/事務系専門職)

婦人科の受診に慣れていない人にとって、「受診する」「見られる」ということが、最大の難点なのかも……。自分の身を守るためにも、ほんのちょっと勇気を出して行くことをオススメします!

■面倒に思ってしまう

・「特に自覚症状がないので、ついつい受診を怠っている」(33歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

・「やろうと思ってはいても、面倒に感じてしまって」(29歳/金融・証券/専門職)

・「検診に行く時間とお金がもったいないから」(27歳/生保・損保/販売職・サービス系)

なんとなく「ま、いっか」という人、けっこう多いのでは? 確かに異常がなければ、病院に行こうという気持ちにもならないですよね。でも、近年では子宮頚がんが20代後半から30代に急増しているとも言われています。

早めに検診を受けて安心材料にするのもいいかもしれません。

なんとなく検診を受けずにここまできた、という女性のみなさんは多いもの。早めの対策が功を奏します。女性として、自分の身は自分で守ることが大事ですから、この機会に定期的な婦人科検診を考えてみてもいいかもしれません。

乳がん経験女性 全摘手術から乳房再建、豊胸手術までを告白

乳がん体験者の会「KSHS」の企画で、乳房再建手術を広報するヌードフォトカードが製作された。神奈川県在住の歯科衛生士・溝口綾子さん(51才)はKSHS代表で、今回の撮影企画の発起人でもある。

KSHSとは「キチンと手術・ホンネで再建の会」の略。乳がんをきちんと治療し、美しく再建することが、ポジティブに生きることの支えになると訴え、ボランティアで乳がん患者のサポートを行っている。

「再建したらどんな胸になるのか、乳がんの女性たちが知りたいリアルな情報をヌードで伝えようと思ったんです。私自身、いっぱい悩んだけれど、がん患者会の“がん友”に助けられ、支えられてきました。だから、乳がんになった女性たちの道しるべを作りたいんです」(溝口さん)

 撮影は今回が2回目で、希望者はブログやSNS、口コミで募集した。

「実は今回、私は脱ぐ予定はなかったんだけど、みんなを見てたら脱ぎたくなっちゃって(笑い)」(溝口さん)

 2007年春、地元の自治体が主催する乳がん検診を受けると、マンモグラフィー撮影の後の視触診で、医師から右胸にしこりがあることを指摘された。45才のときだった。

「優しい口調だった先生が、私のしこりを触ったとたん、顔色が変わったのがわかりました」(溝口さん)

 胸の細胞を取り出して調べる細胞診を受け、結果が出るまで1週間。仕事も手につかず、眠れない日々が続いたという。そして、医師から告げられたのは「残念ながら悪性です」という残酷な言葉だった。

 そんな溝口さんは、先に抗がん剤でがんを小さくしてから、その後に、がんの摘出手術をするという治療方法を選択。抗がん剤の効果はてき面で、全摘手術を受ける直前の2007年11月には、しこりはかなり小さくなっていた。

「手術の後、先生から“成功しました”と聞いて一安心。でも、怖くて、ふくらみのない胸を見ることができませんでした。翌朝、体を拭くときに見ると、乳輪と乳頭は残ったものの、右胸はぺっちゃんこで、痩せた男性の胸みたいでした」(溝口さん)

 半年後、溝口さんは都内のクリニックで乳房再建手術を予約。右の大胸筋の下に280ccのシリコンを挿入し、胸のふくらみを取り戻した。

「実は、もともと貧乳で胸にコンプレックスがあったので、チャンスと思って、がんではなかった左胸の豊胸手術も同時に行いました(笑い)。費用は、右胸の再建が60万円、左の豊胸を合わせて100万円弱。手術は麻酔で眠っている間に終わりました。入院は1泊ですみ、3日目から職場に復帰できました」(溝口さん)

 乳房再建後、溝口さんは今度は自分が乳がん患者をサポートする側に回りたいと、KSHSを設立。再建手術の保険適用を求め、厚生労働省に陳情も行っている。

「乳がんにかかるのは40代、50代が多いのですが、医師のなかには“年齢的にもう必要ないでしょう”と言う人もいます。でも、どうか知ってほしい。乳房再建をすることで、心が救われる女性がこんなにもいることを。

お金の面で再建を選べないという現状をなくし、『再建までが治療のゴール』という選択ができるようにして、全国の“がん友”に知らせたいんです」(溝口さん)

子宮頸がん「ステージ4の生存率高い」全国がんセンターTOP3

「子宮頸がんの『兵庫県立がんセンター』藤原潔先生は2011年に『がん研有明病院』から赴任してきました。がん診療の最高峰の病院から技術を請われての赴任。活躍場所を得て、更なる期待が持てますね」

と語るのは、聖マリアンナ医科大学助教授をへて、現在は神経内科医および作家として活躍する米山公啓先生だ。昨年10月、全国のがん診療の中核をなす31病院で作る『全国がん(成人病)センター協議会(全がん協)』が加盟する病院ごとの5年生存率を発表し話題を呼んでいる。

「日本の医療は地域格差がなく公平というのが大前提。数字が出ると、同じがんでも病院によってかなり生存率に差があることがわかってしまう。

また、それをランキング化すると、上位の病院に患者が殺到。収集がつかなくなると考えて、これまで病院ごとの生存率を発表してこなかったのだと思います」(米山先生)

今回のデータは調査方法その他に病院間でバラツキがあり、ランキングにできるものではないと名言している。だが、米山先生はこう続ける。

「たしかにがんの生存率を公平に見るのは難しい。しかし、ステージ4(より症状が進んだがん)でどれだけ成果をあげているかを見れば、医師のレベルを見るいちばんわかりやすい尺度になるでしょう。

また外科というのは、とにかく経験がものを言います。子宮頸がんは全体の症例数が少ないので、下限を3年間で150症例以上実績がある病院を対象としました」

子宮頸がんにおいてステージ4の生存率が高いがんセンターを調べてみたところ、TOP3は下記の通りとなった。

1.四国がんセンター(症例数170、ステージ4の生存率42.9%)

2.兵庫県立がんセンター(症例数237、ステージ4の生存率27.7%)

3.大阪府立成人病センター(症例数151、ステージ4の生存率25.7%)

「総合生存率、ステージ4生存率ともトップの四国がんセンターが最高評価です。症例数が比較的多い兵庫県立の成績も立派。大阪府立はもう少し症例数が欲しいところですね」(米山先生)

乳がん「ステージ4の生存率高い」全国がんセンターTOP3

「乳がんは再発スピードが遅いので、本来は10年後生存率で評価すべき。しかし、5年生存率で見ても、『千葉県がんセンター』の山本尚人先生の“ステージ4(より症状が進んだがん)で50%”は見事です」

と語るのは、聖マリアンナ医科大学助教授をへて、現在は神経内科医および作家として活躍する米山公啓先生だ。

昨年10月、全国のがん診療の中核をなす31病院で作る『全国がん(成人病)センター協議会(全がん協)』が加盟する病院ごとの5年生存率を発表し話題を呼んでいる。

「日本の医療は地域格差がなく公平というのが大前提。数字が出ると、同じがんでも病院によってかなり生存率に差があることがわかってしまう。

また、それをランキング化すると、上位の病院に患者が殺到。収集がつかなくなると考えて、これまで病院ごとの生存率を発表してこなかったのだと思います」(米山先生)

今回のデータは調査方法その他に病院間でバラツキがあり、ランキングにできるものではないと名言している。だが、米山先生はこう続ける。

「たしかにがんの生存率を公平に見るのは難しい。しかし、ステージ4でどれだけ成果をあげているかを見れば、医師のレベルを見るいちばんわかりやすい尺度になるでしょう。また外科というのは、とにかく経験がものを言います。今回は、3年間で計300例以上の手術数の病院を対象としました」

肺がんにおいてステージ4の生存率が高いがんセンターを調べてみたところ、TOP3は下記の通りとなった。

1.千葉県がんセンター(症例数515、ステージ4の生存率50.1%)

2.がん研有明病院(症例数2434、ステージ4の生存率46.4%)

3.名古屋医療センター(症例数318、ステージ4の生存率42.4%)

「500症例を超えてステージ4の5年生存率が5割を超えている千葉県がんセンターと、症例数2434件と圧倒的に多く成績がよいがん研有明病院は最高評価といえるでしょう」(米山先生)

<子宮頸がん>ワクチン接種後症状に診断基準案

子宮頸(けい)がんワクチン接種後の痛みについて、難病治療研究振興財団(坂口力理事長)が、神経内科、リウマチなどの専門家が参加する研究チームを作り、症状の解明に乗り出した。

患者は記憶障害、自律神経異常などの重い症状も併発している。チームは治療法確立のため、これらの症状を「HPVワクチン関連神経免疫異常(HANS)症候群」と名付けて診断基準案を作った。近く国際医学誌に発表する。

 チームリーダーの西岡久寿樹(くすき)・東京医科大医学総合研究所長らが、昨年秋から今年5月まで全身に痛みが出る「線維筋痛症」と診断された20歳未満の女性患者を調べたところ、ワクチン接種後の発症者が25人に上った。

さらに、患者の多くに線維筋痛症にほとんどない物忘れなどの「高次脳機能障害」が起きている可能性が示唆され、西岡所長は「ワクチン接種によって新たな病気が起きている恐れがある」と分析する。

チームには順天堂大、横浜市立大、聖マリアンナ医科大など全国の大学から12人の研究者が参加。HANS症候群の診断基準案を作り、治療法確立や症状の周知を急ぐ方針だ。

 厚生労働省は、ワクチン接種後に原因不明の痛みを訴える声が相次いだため、昨年6月に積極的な勧奨を一時的に中止した。ワクチンの安全性を評価する厚労省の専門家検討会は今年1月、原因について「ワクチンの成分とは考えにくく、心身の反応」との見解をまとめている。【永山悦子】

 ◇HPVワクチン関連神経免疫異常(HANS)症候群の診断基準案

(1)子宮頸がんワクチンを接種(接種前に異常なし)

(2)以下の症状が複数ある

・全身の痛み

・関節痛または関節炎

・慢性疲労

・ナルコレプシー(突然の眠気)

・記憶障害など

(3)以下の症状を伴う場合がある

・月経異常

・髄液異常

・自律神経異常

ちょっと他人に聞きにくい「母乳」についての知られざる事実

母乳育児は、哺乳瓶での授乳ほど単純ではありません。思いもよらない生物学的変化や情緒反応を引き起こし、多くの新米ママは不意打ちを食らうことになるのです。

そこで、新米ママと女性医療専門家が集めた、あまり語られることのない母乳のヒミツを紹介します。

母乳は、人の一生に欠かすことができないのに、誰もが話したがる話題ではありません。タブーとされることがあるため、残念ながら経験者しか知らないことが多いのです。それを事前に知ることができなたらどんなに役立つことか。だから、これからママになる人は、将来のために以下のことを知っておいてほしいのです。

授乳はカロリーを消費する

専門家の試算によれば、平均的なママが1日に生産する720~830ミリリットルの母乳を作るのに、約500カロリーを消費すると言われています。

これはかなり大きいブラウニー1個に相当します(もっとヘルシーな比較をするなら、中くらいの人参20本に相当)。母乳を作るために、1日あたり200~500カロリーを余分に消費していることが多いようです。

授乳だけでは妊娠による体重増加を減少に転じさせることはできませんが、エクササイズや健康的な食事と併せることで、授乳によるカロリー消費効果が得られるでしょう。

授乳中はママの乳首が傷つくことも

授乳は一見かんたんそうに見えますが、最初の数週間から数カ月はとても大変です。そもそもベビーをうまくおっぱいに誘導して正しく吸わせるだけでもひと苦労。

これを1日に8~12回も繰り返すので、ママの乳首にひりひりとした痛みが生じることもあるのです。軽い痛みのこともあれば、血が出ることもあるなど、程度はさまざま。痛みだけでなく、1日に8~12回という時間の退屈さと疲労感も加わって、授乳中のママの大変さを実感できるようになるでしょう。

たいていの場合、授乳を始めて2週間程度でおっぱいが固くなってきます。これはベビーが正しくおっぱいにつかまれるようにするために大事なこと。でも、授乳と授乳の間に痛みが続くようなら、お医者さんに診てもらった方がいいでしょう。

パパもママも性的な興奮を覚える

授乳中のママにとって、おっぱいはベビーに栄養を与えるという、それまでとはまったく異なる役割を持つことになります。しかし、パパには何の変化も訪れません。

そこでよくあるのが、相変わらずママのおっぱい大好きなパパが、ベビーがそこにくっついているにもかかわらず、おっぱいを見てスイッチが入ってしまうこと。

その視線が嫌なら、パパにははっきりと、見ないでと伝えましょう。でも、嫌じゃなかったら、授乳中でもパパの気持ちを受け入れてあげましょう。

授乳中のママのスイッチが入ってしまうこともあります。授乳中の性的興奮は、ややこしくもよくある副次的効果なのです。多くの女性が、子どもを持つずっと前から胸への性的刺激を感じていたはずです。

そして、触られて気持ちがいい性感帯は、ベビーが生まれようとそうそう変わることはないのです。

ママが感じる身体的な興奮は、ベビーに対する感情とは無関係であることを知っておくことが重要です。繰り返しますが、それはとても一般的なこと。ただ単に、タブーとして語られないだけなのです。

子宮けいれんの可能性も

ベビーにおっぱいを吸われるとオキシトシンとプロラクチンが分泌され、そのオキシトシンが子宮収縮をもたらします。子宮収縮は不快感を伴いますが、後陣痛とも言われるこの現象、子宮を産前の大きさに戻すために必要なことなのです。

おっぱいが大きいほど母乳が多いわけではない

母乳の生産に重要な役割を果たしているのは、おっぱい(ほとんどが脂肪組織)の大きさというよりも乳腺です。つまり、Aカップのママは脂肪組織が少ないだけで、DDカップのママと同じ量の母乳を作ることができるのです。

余談ですが、男性が大きいおっぱいにひかれるのは、進化の過程に秘密があるとも言われています。

ベビーの泣き声を聞くと母乳があふれだす

母乳が出るのは催乳反射と呼ばれる現象ですが、これはベビーが2分ほどおっぱいを吸い続けると起こるのが通常です。吸われることでオキシトシンの分泌が促され、母乳の生産が活発になるのです。

この催乳反射、人によってチクチクと感じたり温かく感じたりすることがあります。

一方で、吸われなくてもオキシトシンの分泌が促されることがあります。これには、ベビーの写真を見る、ベビーのことを考える、録音したベビーの声を聞くなど、感情的な刺激も含まれます。ときには、自分の子じゃなくても、よそのベビーの泣き声を聞くだけで催乳反射が起こることもあるのです。

ママは授乳でハイになる

授乳中の気持ちを尋ねると、ほとんどのママが、リラックスした穏やかな気持ちになり、ベビーへの愛着が形成されると答えます。中には、強い高揚感を覚えると言うママも。

ベビーにおっぱいを吸われることでオキシトシンとプロラクチンが分泌され、授乳によるハイな状態がもたらされるのです。これを「milk drunk」(母乳酔い)と呼ぶ人もいるようです。

この母乳酔い、中毒になるとも言われています。研究によって裏付けられているわけではありませんが、授乳による快感とカロリー消費がクセになると断言しているママたちがいるのです。

女優のペネロペ・クルスが、「授乳は中毒になるわね。やめなければいけない日が来るときは辛いわ」と語ったことは有名です。

豊胸手術や乳首ピアスをしていても授乳は可能

豊胸手術をしてもちゃんと授乳ができているママはたくさんいます。脇の下または胸の下を切開した場合、授乳への影響はほとんどありませんが、乳輪周辺を切開した場合は問題が発生することも。

乳首の感覚が弱まったり、乳管がつまったり。胸筋の下へのインプラントは通常、乳腺への損傷を残し、将来の授乳に影響を与えることになります。

宝石を付けた乳首での授乳は避けるべきですが、ピアスによる穴は授乳に影響しません。母乳はたくさんの穴から同時に出るので、自分で作った穴が1つ増えようと、問題にはならないのです。

でも、穴をあけたばかりだと感染のリスクが高まるので、しっかり治してから授乳に臨んでくださいね。

内海桂子 乳がんに気づいたきっかけは織田裕二?

演芸界を長年牽引してきた内海桂子師匠。90歳となった今も最長老ピン芸人として第一線で活躍している。最近は、“世直し”ツイッターでの歯に衣着せぬ物言いで若者たちにも大人気。そのパワーの源に迫った。

*  *  *

 仕事のない朝はわりと遅めに起きるんです。前の晩に遅くまでついついテレビを見てしまうから。今は漫才に下げ(おち)がわからないのが多く、お笑いもネタが曖昧で、一人でブツブツ文句言ってますよ。

3年前からツイッターをやっていますが、笑いに限らず政治、スポーツ、何でもネタにしちゃいます。

更新は毎日しているけど、私はつぶやく人、夫は打つ人と分業しています。言いたいことを140字にまとめるのは難しい、でも脳の活動にはいいみたいね。

 舞台ではシャンとした姿勢でいないとだめだから、体には気を使いますね。何といっても歩くのがいい。家の前の道を電信柱から電信柱まで(約100メートル)2~3往復します。

ただ歩くのではなく、お尻をぷりぷりと左右に振るようにすると、腰のコリがほぐれて、一石二鳥。16歳から舞台に出ているし、もともと体が丈夫にできているみたいです。

 病気知らずだった私だけど、84歳で乳がんになったんです。気づいたきっかけは“抱っこ”。相手は織田裕二君! 彼が主演のドラマに出演し、撮影後、花束を頂いて感激のあまり抱きついたの。

そしたら私を抱えたままグルッと回ったんだけど、脇下がチクッと痛んだ。後で調べたら乳がんですって。同じころに浅草公会堂の楽屋のトイレで滑って大腿骨を骨折……。

幸い、1カ月後に舞台に復帰できました。ところが次の年に東京駅の階段を踏み外して36段も落ち、右手を骨折したんです。それはちょっとこたえたわね。でも頭だけは働かせていました。

そのときに詠んだ都々逸のひとつが「生命とは粋なもんだよ 色恋忘れ意地張れなくなりゃ石に成る」。

 人生、色気も心意気も失ったら終わりってこと。そうなりたくはないから頑張るんです。何でもよく食べて晩酌も毎晩してますよ、日本酒を1合だけどね。

今の夫は24歳下だから、一緒になったときは周囲に騒がれたけど、もう27年経ちました。これからも言いたいこと言って、歌って笑っていきますよ。年下の亭主をうまく使ってね。

子宮筋腫の内視鏡手術、がんが残っちゃう可能性があるってホント?

30代~40代の女性のうち、約20~30%もの人が持っていると言われ、女性にとっては身近な病気である子宮筋腫。
ここでは、子宮筋腫の内視鏡手術について、簡単に解説します。

◆子宮筋腫ってどんな病気?

子宮筋腫とはその名の通り、子宮の筋肉層から発生する良性の腫瘍です。

良性ですからがんとは違い命に別状はなく、実に30代~40代の女性の約20~30%もの人が筋腫を持っており、自分が子宮筋腫であることに気づかないまま閉経を迎える人も多いとされています。

ただし最初は小さな塊だったものが次第に大きくなっていくと月経痛や腰の痛み、出血などの症状が出てくる場合がありますし、妊娠を望んでいる女性であれば不妊や流産のリスクを下げる為にも治療が必要となってきます。
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◆子宮筋腫の治療方法

子宮筋腫はできる部位や大きさ、数によっても症状が異なり、見つかったからといって必ずしも治療が必要になるわけではありません。中には閉経まで定期的に検査を受けるだけという人もいます。

治療が必要と判断された場合でも、薬物療法を取るか、手術療法を取るかは病状次第です。

子宮筋腫の場合の薬物療法とは女性ホルモンの分泌を薬物によって抑制し、無月経の状態にするもので、つまり偽閉経状態にすることで筋腫を縮小させるという方法です。

閉経の近い女性の場合、この薬物療法で実際の閉経まで繋いで手術せずに済ませてしまうことができます。まだまだ閉経までに年月のある女性であれば、この薬物療法で筋腫を10cm以下にしてから開腹の必要のない内視鏡による手術療法が取られます。

◆子宮筋腫の内視鏡手術って?

内視鏡手術は前述の通り開腹の必要がなく、へその下にあけた穴から内視鏡を入れて画像をモニターに映し、他の孔から入れた手術器具で患部を切り取ります。

傷が小さいため患者の負担も少なくて済み、数日で退院できるのがメリットですが、これは子宮筋腫の中でも粘膜下筋腫のみ可能な手術法となっています。

また、最近の発表によると、内視鏡による子宮筋腫手術の際に想定していなかった肉腫があった場合、筋腫を切除する装置によってがんを子宮以外の場所にまき散らしてしまう可能性があるとされています。

このため、この切除機器の販売は停止され、手術の前にはMRI検査で本当にがんがないかを確かめるようにとの通達がなされています。

乳がんを患った医師「いいかかりつけ医を探すことが大事」

女性婦人科医のさきがけの一人で久地診療所婦人科医、介護老人保健施設「樹の丘」施設長の野末悦子医師(81歳)は、乳がんを患い闘病生活を送った経験を持つ。野末医師のいう病院とのよい関係とは?

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 40年にわたって乳がん検診の大切さを訴えてきましたが、そのきっかけとなったのが、私自身、そして友人の乳がんです。

 私が乳がんを発見したのは45歳のとき。自己検診のため入浴中に意識して左胸を触ると、小さなくるみボタンのような異物がある。おやっと思ってX線検査を受けたところ、8ミリほどの怪しい影が……早期の乳がんでした。

 外科医である主人に相談し、横浜市内の大学病院に入院。手術と放射線治療、抗がん剤治療を受けました。それから35年。今まで再発はありません。

 実は、私が早期がんを発見できたのは、親友のことがあったからです。

 親友が乳がんになったのは、私にがんが見つかる3年前でした。彼女はある人物の書いた本の中にあった「玄米食と手製の湿布でがんが治る」という言葉を信じて、手術を拒否。

その結果、回復することなく亡くなりました。その姿を見て「日本の女性がこういう思いをしないよう、乳がんの正しい知識を広めたい」と思うようになったのです。

 乳がん治療は日進月歩で、私が病気を患った三十数年前と今とで、治療法は大きく異なります。例えば当時の標準的な手術では、乳房やリンパ節だけでなく、大胸筋や小胸筋まで切除していました。

今からしたら取りすぎですが、私は、乳房を大きく取った喪失感よりも、無事に手術が終わってよかったという気持ちのほうが大きかったです。

 一方で困ったこともありました。術後、手術を受けた側の腕が上がらなくなってしまったのです。このままでは産婦人科医として患者さんを診られなくなってしまう……。

しかし、当時は心と体のリハビリをおこなうプログラムがない。結局、自分でリハビリを行い、上げられるようになりました。そこで、がん治療は手術したらおしまいではなく、術後ケアまでトータルで考えなければいけないことを学びました。

 考えさせられたことがもう一つあります。家族に伝えることの重要性です。実は、中学生だった次男はサマーキャンプなどで長期で出かけていたため、私の闘病中は不在で、戻ってきてからも病気や治療のことを伝えませんでした。

 しかし、退院後に乳がんが縁で翻訳したアメリカの本に、家族にも説明する大切さが書かれていて、ハッとしましたね。次男には悪いことをしてしまった、さぞかし不安だっただろうと。

それ以降、患者さんには「たとえつらい内容であっても、子どもにも真実を告げてほしい」と、お話しさせていただいています。

 私たちはがんに限らず、さまざまな場面で医療機関のお世話になります。そのたびに、ご自身の望んだ医療を受けられるところを探すのはたいへんです。

 私の場合、主人が医師を紹介してくれましたが、そうやって選べる人はそう多くない。だからこそ病気になる前に見つけておいてほしいのが、生涯を通じての「かかりつけ医」です。

 年に1回は検診を受け、そのうえでかかりつけ医と常時、コミュニケーションをとっておく。そうすれば、いざとなったとき、その人に合ったいい病院、いい医師を紹介してくれると思います。

私自身も乳がんの患者さんやそのご家族から相談を受けることが多いのですが、やはり患者さんの希望はもちろん、背景的なところも踏まえて、医療機関を紹介します。

 いい医師やいい病院を探すことも大切ですが、その前に「いいかかりつけ医」を探すこと。こちらをお勧めしますね。

乳がんの麻木久仁子 支えた医師の言葉とは

病気になったら誰しも、腕利きの医師に治療してもらいたいもの。だが不安や悩みを抱える患者にとっては、治療の技術だけでなく、医師の「言葉」が救いになることもある。乳がんを経験した麻木久仁子さんに話を聞いた。

* *  *

 2012年の夏に、人間ドックでマンモグラフィーと超音波検査を受けました。たまたまそこ(平松レディースクリニック)が3年前にテレビの医療番組で人間ドックを受けたクリニックだったんです。

それで平松秀子先生(院長)が3年前の検査画像と見比べて「たいへん気になる」と。画像を見せてもらって説明を受けても、素人目にはわからないくらいだったので、この時点で診断のプロに診てもらえたのは幸運でした。

 すぐに平松先生が診察室から連絡してくれて、国立がん研究センター中央病院乳腺外科の木下貴之先生の診察を受けることになりました。

ところが、かなり早期の乳がんだったので、検査をしても診断がつかず、がんなのか、がんじゃないのかわからない中途半端な時期が続きました。

 そんなある日、木下先生が「長い付き合いをしましょうね」と仰ったんですね。乳がんの治療は手術した後も、放射線治療やホルモン治療が続くから長い付き合いになるという話だったのですが、

その言葉を聞いたときに「ああ、私、大丈夫なんだ」と。この言葉ですごく安心して、先生の言うとおりに治療しようと思えました。

 結局、針で組織をとる検査をしても、がんかどうかわからずに、手術で直接組織をとる検査をやって、乳がんだとわかりました。ところが、左は生検でがんを取りきれたものの、右は再手術が必要でした。

 しかも、がんが乳首のすぐ近くだったので、乳輪や乳首の切除の可能性もある。テンションが高いときは「命のほうが大切だから、バサッと切って」なんて言うんですけど、「やっぱり、おっぱい切らないといけないのかな」なんてちょっと落ち込むこともありました。

木下先生にも、そのときの気分によって、いろんなことを言ってしまったんですが、先生はいちいち患者の気持ちに引っ張られずに、なるべく乳房を温存しながらがんを取りきることを考えてくれました。

 今考えると木下先生の中で、「医師としては命がいちばん大事。でも、誰でも乳房をできるだけ残したいに決まっている」という優先順位がしっかり決まっているんですね。

だから私の気持ちが揺れても、先生はぶれずに最善の治療方法を提案してくれたのだと思います。幸いなことに再手術の結果、ギリギリで乳頭は残りました。

 手術が終わり麻酔が切れたころに、木下先生が病室まで説明に来てくれて、雑談をする機会があったんです。

そこで、私が「患者もいろんなことを言うし、先生も大変ですね」と聞くと、「僕は男で、女性にとって乳房がどれだけ大切かわからないから、患者さんの意思が何より大事」と仰りつつ、「でも、自分は医療のプロだから、説明の仕方で患者さんの選択も変わってしまう。医師の責任は重いよね」と言われたんです。

 言葉の端々から私の意思を尊重してくれていることも伝わりましたし、同時に医師としての責任もとても強く感じていらっしゃるんだなあと思いました。

その口調は「やっぱりさ~、僕の説明大事だよね~」とすごく柔らかいんですけどね(笑)。手術後に先生の本音が聞けて、改めて「木下先生に診てもらえてよかった」と思いました。

 今はホルモン治療を続けていますが、先生のお人柄が大好きなので、3カ月に1度の診察を楽しみに通っています。

【子宮頸がんを知ろう!その1】コンドームでは防げない!男性も感染するHPVって?

20代~30代の若い女性に増えていると言われる子宮頸がん。

最近は子宮頸がんワクチンなどがメディアで取り上げられるようになり、話題となっていますが、名前を聞いたことがあっても、どんな病気かを詳しく知ってる人は少ないのではないでしょうか?

ここでは、子宮頸がんとはどの様な病気か、その原因となるウイルスについてご紹介します。

◆子宮頸がんとは?

子宮頸がんとは、子宮の頚部にできるがんです。子宮は、膣側の1/3くらいを子宮頚部とよびます。奥側の2/3くらい、妊娠すると大きくなる部分を子宮体部とよびます。

子宮頸がんになる大きな原因として、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染があります。パピローマウイルスは接触感染により皮膚や粘膜から感染します。HPVはありふれたウイルスであり、誰でももっている可能性があるので、感染自体の予防はかなり困難です。

しかし、HPVに感染したら必ずしも子宮頸がんになるわけではありません。ほとんどの場合、感染しても免疫力によって体から自然に消滅します。しかし、体質によってはなかなかウイルスを体の外に追い出すことができないことがあります(これを持続感染といいます)。

◆子宮頸がんの原因は?

子宮頸がんの原因にはHPVへの感染が大きなウエイトを占めますが、これは一般的には性行為によって感染します。

しかしHPVに感染しただけでは何も症状がなく、一度感染しても充分な免疫機能が働くと、HPVはなくなりますが、ときに持続感染がおこり、子宮頸部の表面を覆っている組織に変化がおこることがあります。

これが異形成と呼ばれる状態ですが、多くの場合はこのままの状態で何年も経過しますが、異形成が進むと、がん化します。

◆ヒトパピローマウイルス(HPV)とは?

HPVは、誰でももっている可能性があり、男性も女性も共に感染します。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は100種類以上のタイプがあり、皮膚や粘膜に感染するウイルスです。このうちの約15種類は子宮頸がんの原因となることが多いと言われています。

また、HPVの種類も様々であり、がん化の危険性の高い種類のHPVのウイルスに持続感染した場合、がん化のリスクが高まります。

HPVにはハイリスク型とローリスク型があり、子宮頸がんを引き起こすのは発がん性HPVといわれるハイリスク型と言われています。

◆男性がHPVに感染するとどうなるの?

女性同様、男性がHPVに感染しても特に自覚症状はみられません。

通常であれば、HPVに感染しても、体内の免疫力で自然になくなります。しかし高リスク型HPVに持続感染すると、陰茎がん、肛門がんを引き起こすことがあります。

低リスク型HPVは尖圭コンジローマを発症する場合もあります。

◆子宮頸がんになりやすい年齢

子宮頸がんは、HPVに感染してから5~数10年かけてがん化します。人によってこの年数は変わりますが、日本では30歳代~40歳代に多くみられます。

しかしここ最近、性交年齢の若年化などから、20歳代で子宮頸がんが見つかるケースも増えています。

仮に性交の相手が一人でも、その人がハイリスク型のHPVを持っていれば、子宮頸がんになる可能性は高くなりますので、注意が必要です。

また性感染症にかかっているとHPVへも感染しやすくなり、膣や子宮頸部が傷ついている場合も、がん化しやすくなるといえるでしょう。

◆子宮頸がんは増えている?

日本には、子宮頸がんの人はおよそ10,000人以上おり、年間でおよそ4,000人が亡くなっています。統計上の子宮頸がん患者数は増えており、2020年にはおよそ20,000人になると推測されたデータもあります。

日本でも子宮体がんよりも子宮頸がんの方が圧倒的に多い時代がありました。しかし現在では、食生活の欧米化や、分娩回数の減少により、子宮体がんが増えているようです。
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◆コンドームで感染は防げる?

HPVの子宮頸部への感染を予防することが、子宮頸がんの予防となります。一般的に、性感染症の予防にはコンドームが推奨されていますが、HPVは、皮膚や粘膜に広く分布しているため、コンドームによっても完全に予防することはできません。

したがって、子宮がん検診をきちんと受ける、予防注射を接種する、などで発症の危険性をへらすことができます。

(監修:有秋台医院 副院長 医学博士 鶴岡信栄先生)

子宮筋腫の内視鏡手術ががんをまき散らす 手術ができなくなる可能性も

子宮筋腫は女性の子宮に発生する良性の腫瘍である。良性とはいってももちろん放置しておくことはできないわけで、女性にとって非常に大きな問題だ。

しかし、子宮筋腫の内視鏡手術の際に、使用される器具ががんを腹部内でまきらし、悪化させる恐れがあるということが判明した。

 一般社団法人 日本産科婦人科内視鏡学会理事長の吉村泰典氏は21日、同会のHP上で「子宮筋腫がある女性の腹腔鏡下の子宮摘出術または子宮筋腫核出術に電動モルセレータを使用した細切除去術を実施した場合、想定されていなかったがん組織、特に子宮肉腫を腹腔内に播種させるリスクがある」と発表した。

 2014 年 4 月 17 日、腹腔鏡下の子宮摘出術または子宮筋腫核出術に用いる電動モルセレータという器具を使用した細切除去術に関して、米国食品医薬品局(FDA)から安全性通知が発行された。

つまり、症候性の子宮筋腫患者を治療する際は、医療従事者と患者は他の選択肢を慎重に考慮すべきであるということ。

 現時点で FDA は、子宮筋腫に対する腹腔鏡下の子宮摘出術または子宮筋腫核出術に電動モルセレータを使用した細切除去術を施行することを推奨しない、としているという。

これを受けて電動モルセレータの製造元であるジョンソン・エンド・ジョンソン社は電動モルセレータの販売活動を世界的に中止したため、日本でも従来の方法による腹腔鏡下子宮筋腫核出術が行えない可能性が出てきた。

 日本産科婦人科内視鏡学会では、会員に対してこの状況を速やかに通告し改めて注意喚起した。さらに、国民に安全で確実な手術を提供するという観点から21日緊急の対策会議を開催したという。

 現状では、国内における電動モルセレータの使用は、そのほとんどが子宮筋腫核出術に対する使用であり、その患者の多くが生殖年齢の女性であること、術前に MRI 等の検査で悪性の可能性を除外することが一般化している。

このことから、結果的に悪性であった頻度は極めて低いものと考えられる。

 しかし、開腹、腹腔鏡下を問わず術前検査にて確定診断は不可能であり、電動モルセレータの使用により予後に影響を与えるとすれば見過ごせない事態が生じる恐れがあるという。

 そこで学会では、調査委員会を立ち上げ、国内での状況を早急に調査すると同時に、ガイドライン作成を決定した。また、今後の電動モルセレータの使用に関しては、悪性の除外診断に最大限努めること

、診断不可能な悪性病変のリスク及び予後を悪化させるリスクに対してインフォームドコンセントを得る事を再確認したという。

 手術ができなくなる可能性があるとは大問題だ。早急な問題終息を願いたい。

アンジー、子宮摘出手術の準備中

アンジェリーナ・ジョリーが、現在は子宮摘出手術の準備中であるとStylist Magazineに語った。

アンジェリーナは昨年5月に、がん抑制遺伝子の「BRCA1」に変異があり、乳がんになるリスクが87パーセント、卵巣がんになるリスクが50パーセントと診断されたこと、さらにはがんを予防するために乳房切除手術をすでに済ませたことを公表していた。

 アンジェリーナは「わたしの母は乳がん、そして子宮がんでした」と2007年に10年近い闘病生活の末、56歳という若さで亡くなった母で女優のミシェリーヌ・ベルトランさんに言及し「それはわたしにも遺伝しています。

今は子宮摘出手術の準備中です」と自身の現状について語った。

 アンジェリーナは乳房切除手術を公表時に子宮摘出手術を受けるつもりであることを明かしていたが、準備は着々と進んでいるようだ。「少なくとも、がんになるのを防ぐためにトライできることがあります。

がんを防ぐためにできることはなんであれ、しなくてはなりません」と続けている。

 People.comによると、医師たちは、子宮摘出手術を検討している女性たちに、40歳になるまでに同手術を受けるように勧めることが多いという。アンジーは現在38歳。来月4日に39歳の誕生日を迎える。

驚くべきことに赤ワインで乳がん予防できることが判明

『赤ワインで不老長寿!?長生きの遺伝子を活性化する方法』でもお伝えしましたが、赤ワインに含まれるポリフェノールが動脈硬化を予防する働きがあるのは、もはや周知の事実になっていますよね。

肉や乳製品などの高脂肪食品をたくさん食べているはずのフランス人が、他のヨーロッパ各国よりも心臓疾患による死亡率が低いのは、“赤ワインをたくさん飲むからだ”という研究結果もあるほどです。

ところが、その赤ワインが、女性の天敵である『乳がん』も予防できることが新しい研究で明らかになったのです!

イギリスのニュースサイトDaily mailによると、ポリフェノールの一種であるレスベラトロール(ブドウの皮に含まれている)が、女性ホルモン・エストロゲンの成長を食い止めることにより、乳がん細胞の発達を劇的に減らすことができたとのこと。

エストロゲンはもともと悪いものではなく、私たち女性が女性らしくいられるためになくてはならない大切なホルモンなのですが、時として乳がんなど女性特有の疾病を生む要因にもなってしまうのです。

そのホルモンを上手に抑えて予防するのが、赤ワインに含まれるレスベラトロールというわけ。

更にレスベラトロールは、ガン予防はもとより、美肌効果、認知症予防、メタボリックシンドローム予防、そして今最も心配される“放射能の害から身体を守る”という研究結果まであるそうです。

赤ワインがこれほどまでに自然の恵みがたっぷり詰まっていて、私たち人間の健康をサポートしてくれる飲み物だということに、改めて驚かされますね!

アルコールが弱い、どうもワインは苦手という方は、ブルーベリーやクランベリー、ピーナッツなどにもレスベラトロールが含まれているといいますから、是非、習慣的に食べてみてはいかがでしょうか?

「サイレント・キラー」と呼ばれる卵巣がんの初期症状と検査法

良性のものも含め、卵巣の腫れはまとめて「卵巣腫瘍」と呼ばれます。この中で明らかな悪性腫瘍のものが「卵巣がん」です。悪性と良性の間くらいの性質を持っている腫瘍は「境界悪性腫瘍」と呼びます。

■卵巣がんの初期症状

 卵巣は「沈黙の臓器」と呼ばれていて、悪性でも良性でも卵巣が多少腫れている程度では全く症状が出ません。腫瘍が極端に大きくなるとお腹の圧迫感などで気づくこともありますが、検診や他の症状で内科の診察を受けたときに、たまたま発見されるケースの方が多いです。
 
 卵巣は正常な大きさが2~3cm程度。多少腫れてもスペースに影響を与えにくいのが一つの原因。しかも子宮の両側にハンモックで吊るされたような形でルーズに存在しているため、痛みも圧迫症状も出にくいの臓器なのです。
 
 お臍の高さを超えるくらいの大きさになると、さすがに下腹が圧迫されるため、「何となくお腹が張る」「ウエストがきつい」といった症状を自覚することもあるようですが、中には20cm程の腫瘍があっても検査まで何も気づかなかったという患者さんもいらっしゃいます。

 初期症状がない分、見つかったときにはすでに進行していることがほとんど。これが、卵巣がんが「サイレント・キラー」といわれる所以なのです。

■卵巣がんを早期発見する方法

 沈黙の臓器である卵巣がんを早期発見するには、定期的に超音波検査を受けるしかありません。卵巣が5~6cm以上に腫れると、卵巣を支えている靭帯がグルッと捻れてしまうことがあります。

卵巣のう腫の「捻転」といって、この状態になると立っていられないほどの激痛が突然現れるので、たいていは救急受診してそのまま手術になります。

たまに、捻じれかかっては自然に元に戻るといった中途半端な「捻転」を繰り返す方もいらっしゃるようで、突然痛くなったりしばらくすると治まったりといった症状を繰り返します。

こういった捻転を疑う症状がある場合は、たとえ良性腫瘍であっても早めに手術しておくことをお勧めします。

■最初の診断は超音波が基本

 卵巣腫瘍が見つかった場合、主に超音波検査やMRIなどの画像検査を行います。悪性の卵巣がんである可能性が高い場合は、腫瘍マーカーやCT、胃カメラ、大腸カメラなどの詳しい検査を併せて行うことも。

卵巣がんの中には「転移性」といって胃がんや大腸がんからの転移によるものもあるので、消化管の検査が必要になるのです。

 しかし、最終的に悪性かどうかは卵巣のう腫そのものを取り出して病理検査に出し、顕微鏡で細胞を見なければ確定診断できません。つまり手術をするまで良性か悪性かのはっきりとした確証は得られないのです。あくまで画像や腫瘍マーカーの値から「悪性の可能性が低いか高いか」を予測するに過ぎません。

 超音波やMRIで明らかに良性腫瘍の見え方をしていても、腫瘍マーカーの数値などに少しでも悪性を疑う所見があった場合は、万が一悪性だった場合のことを考え、早めの手術を考慮する必要があります。

アンジェリーナ・ジョリーの主治医 日本の乳がん事情に「ショック」

昨年5月、米女優のアンジェリーナ・ジョリーさん(38)が遺伝性乳がんの発症予防のために乳房切除と再建手術を受けたと告白した。手術を担当したクリスティ・ファンク医師(44)が、理化学研究所が主催するシンポジウムのため、来日。講演後にインタビューに応じた。

 今回のアンジーの告白は、アメリカではどう受け止められているのか。ファンク医師は、「患者の家族や親戚など、まわりの人が、(予防的切除について)理解を示すようになった」と歓迎する。

「患者さんの多くは、“アンジーに感謝している”と話していました。なかには涙ぐむ人もいましたね」

 実は、遺伝性乳がん(正式には遺伝性乳がん・卵巣がん症候群:HBOC)に対して先進的な医療を実践しているアメリカだが、一部では予防的切除について、家族や親族から理解を得られず、批判されることもあった。それが患者を苦しめていたという。

「それが今回の告白で、周囲の予防的切除への理解が深まり、自分が選択したことについて支援を得られるようになったのです」

 今回のインタビューでは日本のHBOCに対する取り組みについても聞いた。

 日本では予防的切除はもとより、HBOCの存在すら一般的ではなく、アンジーの告白でにわかに注目された。その結果、遺伝カウンセリングや遺伝子検査を実施する医療機関が増えた。とはいえ、それも十分ではない。例えば、HBOCの診断に必要な遺伝子検査は、健康保険が使えず、自費で20万~30万円かかる。

がんになっていない反対側の乳房や卵巣の予防的切除は一部の医療機関で始まったが、がん発症前の乳房切除はまだ行われていない。

 これを知ったファンク医師は、「ショック」と驚く。

「(切除が受けられないのであれば、その前段階として)まずは、50歳以下の乳がん患者全員に遺伝子検査を受けてもらうこと、それから家族歴の調査を実施すること。この二つを実践すれば、リスクのある方が危険にさらされたままという状況が回避できます」

 さらに、日本に限らず多くの国でHBOCの対策が遅れていることを指摘した。

「イギリスやカナダ、スウェーデンなど一部の国では自己負担でも遺伝子検査自体が認められていません。自分の遺伝情報を知りたいと望んでいる人がいて、それが実現可能にもかかわらず、ノーというのはどうなんでしょう」

 同センターでは潜在的なHBOC患者を見つけて、早い段階からケアをしたほうがいいという考えのもと、HBOCの疑いがある・なしにかかわらず、受診した患者全員に五つの質問に答えてもらっている。

その結果からHBOCの可能性のある患者がいると、遺伝子検査を受けるよう話をする。ちなみに、検査にかかる負担を軽くするため、検査費用は無料にしている。

 HBOCと診断された後は、病気についてよく理解してもらった上で、年代に応じた検査を受けたり、希望者には予防的切除・再建や抗エストロゲン剤のタモキシフェン、経口避妊薬の投与を実施したりする。

 ファンク医師は、いつか日本でも予防切除ができるようになることを願う。「そのときは日本でも執刀したいわ」と笑った。

【子宮頸がんを知ろう!その6】子宮頸がん検診、あなたは受けた?受診しない理由の第1位は●●だから!

コンドームやワクチンだけでは予防できない子宮頸がん。一番の予防策は定期的な検診に行くことです。

しかし、厚労省の調査によると、子宮頸がん検診の受診率は、米国では、80%の女性が検診を受診しているのに対して、日本では20%にとどまっています。特に、20歳代の女性では11%という極めて低い現状があります。

「女性に対する子宮頸がんに関する意識調査」の調査結果をもとに、実際の子宮頸がん検診の受診率、検診に行かない理由についてご紹介します。

◆「子宮頸がん」を知ってる人は99%!でも、検診に行かない理由って?

今回の調査では、 「子宮頸がん」という言葉を聞いたことがありますか?という質問に対し、「はい」と回答した人が、99.2%でした。ここ数年、メディアや雑誌などで「子宮頸がん」という言葉をたくさん見かけるようになり、「子宮頸がん」という言葉の認知は上がっているようです。

次に、「子宮頸がんの検診を受けたことはありますか?」の質問に「はい」は49.1%、「いいえ」は51.1%と、半々の解答でした。対象の女性のほとんどが、「子宮頸がん」という言葉は知っているのに、実際に検診を受けた人はそのうちの半分ということになります。

◆受診しない理由の第1位は検診費用が高いから!

ここで、「いいえ」と答えた人を対象に、子宮頸がん検診に行かない理由を聞いたところ、理由の第1位は「検診費用が高いから」が47.1%でした。

次に「どんな検診かわからないから」、「産婦人科に行くのが、ためらわれるから」との意見も多く寄せられました。

◆子宮頸がん検診は無料で受けられる!

子宮頸がん検診に行かない理由の第1位は「検診費用が高いから」。しかし、実は子宮頸がん検診は無料で受けることができます。

厚労省のがん検診推進事業の取り組みにより、子宮頸がん検診は、その年の20歳、25歳、30歳、35歳、40歳になった女性を対象とし、住民登録をしている自治体より「子宮頸がん検診無料クーポン」が送付されてきます。※お住まいの市区町村により、配布内容は異なります。

5年に1度の節目検診ですが、日本に住民登録をされている方ならどなたでも、無料で子宮頸がん検診を受けられるチャンスです。

また、 受けない理由の2位と3位には「どんな検診かわからないから」、「産婦人科に行くのが、ためらわれるから」と続きます。これは検診や産婦人科に関する正しい知識や情報が少ないために、検診で何をされるのかわからないという不安、産婦人科で検診を受けるのに抵抗がある、という現状があります。


カラダに関することは個人差があるため、他の人と比べることはできません。あくまでも口コミなどは参考程度に、実際に自分自身が体験してみないとわからないことばかりです。

各自治体での検診無料クーポンもありますが、ガンは若ければ若いほど進行が早いため年に1回の検診を受けるのをオススメします。

出来るだけ客観的な情報と正しい知識を知ることで、不安を解消し、しっかりと自分自身の健康のために、子宮頸がん検診を受けるようにしましょう。

◆調査概要

Q. 「子宮頸がん」検診を受けたことはありますか?
はい 49.1%
いいえ 51.1%

Q. 「子宮頸がん」検診に行かない理由(複数回答)
1位 検診費用が高いから 47.1%
2位 どんな検診かわからないから 30.8%
3位 産婦人科に行くのが、ためらわれるから 30.7%
4位 忙しくて行く時間がないから 25.9%
5位 受けたほうが良いと、知らなかったから 13.8%

(調査数:20~40代の女性 1025名)

参考:女性に対する子宮頸がんに関する意識調査(CTリサーチ)
http://www.seikatsu-kojo.jp/research/vol10.php

【子宮頸がんを知ろう!その5】切らない治療方法があるってホント?妊娠はできる?

検査をして、子宮頸がんと診断されたら、どんな治療方法があるのでしょうか?

子宮頸がんの治療は、進行状態や、妊娠を希望するかなどによって、いくつかの選択肢があります。

大きく分けて、手術療法、薬物療法、放射線療法、最近では、子宮を切らずにレーザーを照射する光線力学療法(PDT療法)という新しい治療方法もあります。ここでは子宮頸がんの治療方法と、妊娠との関係、再発を防ぐためにしておきたいことについてご紹介します。

◆手術療法

・円錐切除術

がんが子宮頸部にとどまっており、早期がんの時に適応となります。子宮頸部の組織を、膣側から挿入した器具で円錐型に切除します。組織診としても行われることがあります。

・単純子宮全摘術

子宮筋腫や子宮腺筋症など、子宮の良性の病気と同じように、子宮だけを切除する方法です。
子宮の周りを支えている靭帯から切り離し、子宮にごく近い膀胱・尿管・直腸と子宮頸部の間を、子宮頸部ぎりぎりのところで切除します。
将来的に妊娠・出産を希望しない場合や、比較的早期の場合に行われます。

・準広汎子宮全摘術

単純子宮全摘術よりもやや広範囲で切除し、周囲のリンパ節廓清(かくせい・リンパ節を取り除くこと)も行います。
しかし、すぐ近くにある膀胱などへの影響が少ないのが利点で、やや進行したがんが適応となります。

・広汎子宮全摘術

子宮およびその周囲にある卵巣、卵管とともに、骨盤内のリンパ節も併せて切除します。切除する範囲が広くなるため、周囲にある膀胱や直腸、あるいはそれらに向かう神経を損傷する可能性があります。

このため、術後に尿意を感じにくい、排尿の勢いがないなどの排尿困難、便秘、足のむくみなどの症状がみられることが多くあります。かなり進行したがんが適応になります。

◆薬物療法

子宮頸がんに対する薬物療法の中心は、抗がん剤による治療です。
抗がん剤は血液にのって全身を回り、がん細胞の分裂や増殖を抑えます。
抗がん剤は、飲み薬や点滴などの投与方法がありますが、静脈への点滴を行うのが最も多く行われます。

抗がん剤治療は抗がん剤が全身に行きわたるため、正常である細胞を破壊してしまい副作用が出ることがあります。

しかし、がん細胞が身体のどこかへ転移していても、効果が期待できるメリットがあります。

抗がん剤の目的として、

1)手術前にがん細胞を小さくするために行う
2)手術後に再発防止目的で使う
3)再発した時に使う
4)放射線療法の効果を高めるために行う

ということがあげられます。

子宮頸がんは比較的抗がん剤が効きにくいともいわれますが、複数のお薬を組み合わせたり、他の治療法と組み合わせてより効果を高めるように研究がすすめられています。

◆放射線療法

放射線療法は、X線・ガンマ線・電子線などを使用して、がん細胞を直接死滅させる治療法です。放射線はがん細胞の遺伝子を破壊する作用があるため、これらをピンポイントで効果的にあてることで、がん細胞が死滅していきます。

放射線により正常な細胞に対してもダメージを与えてしまうことがありますが、正常な細胞よりもがん細胞の方が増殖力が高いため、放射線によるダメージを受けやすいのです。この特徴を利用して、正常な細胞を温存してがん細胞だけを死滅させるような計画が立てられます。
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◆光線力学療法(PDT療法)

がん細胞と親和性の高い光感受性物質とよばれるものを静脈から注射し、子宮頸部にレーザー光線をあてることで、がん細胞に取り込まれた光感受性物質を化学変化させることで、がん細胞を死滅させる方法です。

痛みもなく麻酔も不要なのですが、日焼けしてしまうと効果が期待できなくなるため、光を制限する必要があります。およそ3週間の入院が必要です。

PDT療法は、子宮や子宮頸部を切ることがないため、将来的な妊娠・出産を希望する人には適しています。

◆子宮頸がんの再発を防ぐためには?

子宮頸がんは、どのような治療を行っても再発する可能性があります。手術によって目に見えるがんを取りきっても、眼には見えないがん細胞が身体の別の臓器にがんが増殖することもあります。

このため、子宮頸がんの治療を一通り終えても、定期的に検査を受ける必要があります。
問診、内診、超音波検査、血液検査など、手術前に受けた検査を定期的に受けることが必要です。治療後1年間はおよそ1~3か月、2~3年後は3~4か月、4~5年後は半年、それ以降は1年くらいの間隔で受診することになります。

◆子宮頸がん治療後と妊娠の関係

子宮頸がんの治療後は、子宮や卵巣といった妊娠・出産に必要な臓器が温存されていれば、妊娠することは可能です。ただし、子宮頸がんが発見された時の進行具合によっては、初めから子宮を残すことが難しい場合もあります。

子宮頸がんがごく早期であり、妊娠を強く希望する場合は、円錐切除術が適応となることが多いのですが、流産や早産のリスクが高くなります。妊娠中は子宮口が開いていないか、早産の兆候がないかなどをチェックする必要があります。
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(監修:有秋台医院 副院長 医学博士 鶴岡信栄先生)

【子宮頸がんを知ろう!その2】不正出血、悪臭を伴うおりもの、こんな症状があると要注意!

子宮頸がんは、がんが子宮頸部の組織の中に納まっている間は、自覚症状がほとんどなく、あったとしても、おりものが増えたり、性交時に出血が見られる程度です。これらくらいの症状では見過ごされることもあります。

ここでは、子宮頸がんの症状と、できる場所と呼び方についてご紹介します。

◆子宮頸がんチェックリスト

子宮頸がんは、子宮の頚部とよばれる部分にがんが出来た病気です。初期の頃には自覚症状がありません。がんとは一般的に、進行してくるとがんそのものから出血したり、分泌物が増えてくるという性質があり、子宮頸がんも進行してくると様々な症状があらわれてきます。

まずは自覚症状がどれくらいあるか、チェックリストで確認してみましょう。

□最近、おりものが増えた気がする
□性交時に出血することがある
□膿が混じったような、あるいは悪臭を伴うおりものが出る
□背骨や腰が痛くなることが多い
□足がいつもむくんでいる
□頻尿になった、あるいは尿が出ない
□血便が出た

※1つでも当てはまる場合は、子宮頸がんの疑いがあります

◆子宮頸がんの症状とは?

子宮頸がんは、がんが子宮頸部の組織の中に納まっている間は、自覚症状がほとんどなく、あったとしても、おりものが増えたり、性交時に出血が見られる程度です。これらくらいの症状では見過ごされることもあります。

しかし、進行してくると、がん細胞からの出血が不正出血となってあらわれます。また子宮頸部が感染を起こすと、膿が混じったようなおりものが出たり、悪臭を伴うこともあります。ここ最近、急におりものが増えた場合や、原因の分からない発熱、下腹部痛も要注意です。

さらに進行すると、子宮の周りの臓器までがんが浸潤(拡がっていくこと)します。膀胱へ浸潤した場合は、血尿が出たり、排尿困難になることがあります。

直腸へ浸潤すると、血便が出たり、ひどい便秘になることもあります。やがて、膀胱と膣が繋がった状態になる「膀胱膣ろう」になり尿が膣から流れ出ることや、直腸と膣が繋がった状態になる「直腸膣ろう」になり便が膣から出て来ることがあります。

◆子宮頸がんのできる場所と呼び方、症状の違い

子宮頸がんは、子宮の膣側およそ1/3にあたる、子宮頸部とよばれる部分にがんが出来た病気です。子宮頸がんがどこにどのように出来ているかによってタイプが決まります。

子宮頸がんは、子宮頸部の表面を覆っている扁平上皮からできる「扁平上皮がん」と、経管粘液(おりもの)などを分泌する腺細胞ががん化する「腺がん」、それら2つの性質を併せ持つ「腺扁平上皮がん」の3つがあります。

子宮頸がんそのものが、自覚症状が比較的少ないため、がんが出来る場所によっての症状の違いは大きくありません。しかし子宮頸がんと分かった場合、その後の治療方針を決めるためにもどの種類のがんであるかを知ることは重要です。

◆扁平上皮がん

子宮頸がんのうち、およそ80%をしめるタイプのがんです。子宮頸部表面の扁平上皮は、15~20の層になっており、表面にいくほど形が扁平(平べったい形状)になっています。

この部分の細胞ががん化したものを扁平上皮がんといいます。比較的初期でも発見されることが多く、治療法としては放射線療法が比較的よく効くといわれています。

◆腺がん

子宮頸がんの中でも20%以下と、比較的少ないがんです。子宮頸部のうちでもより子宮体部(奥側)に近い部分は、腺上皮といわれる、粘液を分泌する細胞で覆われています。この部分の細胞ががん化したものを腺がんといいます。

腺がんの特徴として、

1.子宮(頸がん)検診で見つけにくく、早期発見につながりにくい
2.放射線治療の効果が小さ
3.卵巣転移やリンパ節への転移(がん細胞が拡がっていくこと)を起こしやすい

ということが挙げられ、比較的予後が悪いといわれています。

◆腺扁平上皮がん

子宮頸がんの中で、腺がんと併せて20%という、かなり少ないがんになりますが、両方の性質を併せ持つため、治療方針が決めにくくなることがあります。

子宮頸がんは、扁平上皮と腺上皮の境界あたりに発生するといわれています。しかしこの境界部分は、女性ホルモンの一つである卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響で移動することがあります。

エストロゲンの分泌が多い思春期から性成熟期には膣側へ移動し、更年期になるとエストロゲンが減るために子宮頸部の内部へ移動します。つまり、若い頃は子宮口に近い(膣に近い)ところに子宮頸がんが出来やすく、更年期以降は子宮頸部の内部に出来やすくなります。

また、ここ数年、子宮頸がん患者の若年化とともに、腺がんの増加が問題になっています。腺がんが増えると、治りにくいがんが増えることになります。早期発見が非常に重要となるのです。

(監修:有秋台医院 副院長 医学博士 鶴岡信栄先生)

【子宮頸がんを知ろう!その2】不正出血、悪臭を伴うおりもの、こんな症状があると要注意!

子宮頸がんは、がんが子宮頸部の組織の中に納まっている間は、自覚症状がほとんどなく、あったとしても、おりものが増えたり、性交時に出血が見られる程度です。これらくらいの症状では見過ごされることもあります。

ここでは、子宮頸がんの症状と、できる場所と呼び方についてご紹介します。

◆子宮頸がんチェックリスト

子宮頸がんは、子宮の頚部とよばれる部分にがんが出来た病気です。初期の頃には自覚症状がありません。がんとは一般的に、進行してくるとがんそのものから出血したり、分泌物が増えてくるという性質があり、子宮頸がんも進行してくると様々な症状があらわれてきます。

まずは自覚症状がどれくらいあるか、チェックリストで確認してみましょう。

□最近、おりものが増えた気がする
□性交時に出血することがある
□膿が混じったような、あるいは悪臭を伴うおりものが出る
□背骨や腰が痛くなることが多い
□足がいつもむくんでいる
□頻尿になった、あるいは尿が出ない
□血便が出た

※1つでも当てはまる場合は、子宮頸がんの疑いがあります

◆子宮頸がんの症状とは?

子宮頸がんは、がんが子宮頸部の組織の中に納まっている間は、自覚症状がほとんどなく、あったとしても、おりものが増えたり、性交時に出血が見られる程度です。これらくらいの症状では見過ごされることもあります。

しかし、進行してくると、がん細胞からの出血が不正出血となってあらわれます。また子宮頸部が感染を起こすと、膿が混じったようなおりものが出たり、悪臭を伴うこともあります。ここ最近、急におりものが増えた場合や、原因の分からない発熱、下腹部痛も要注意です。

さらに進行すると、子宮の周りの臓器までがんが浸潤(拡がっていくこと)します。膀胱へ浸潤した場合は、血尿が出たり、排尿困難になることがあります。

直腸へ浸潤すると、血便が出たり、ひどい便秘になることもあります。やがて、膀胱と膣が繋がった状態になる「膀胱膣ろう」になり尿が膣から流れ出ることや、直腸と膣が繋がった状態になる「直腸膣ろう」になり便が膣から出て来ることがあります。

◆子宮頸がんのできる場所と呼び方、症状の違い

子宮頸がんは、子宮の膣側およそ1/3にあたる、子宮頸部とよばれる部分にがんが出来た病気です。子宮頸がんがどこにどのように出来ているかによってタイプが決まります。

子宮頸がんは、子宮頸部の表面を覆っている扁平上皮からできる「扁平上皮がん」と、経管粘液(おりもの)などを分泌する腺細胞ががん化する「腺がん」、それら2つの性質を併せ持つ「腺扁平上皮がん」の3つがあります。

子宮頸がんそのものが、自覚症状が比較的少ないため、がんが出来る場所によっての症状の違いは大きくありません。しかし子宮頸がんと分かった場合、その後の治療方針を決めるためにもどの種類のがんであるかを知ることは重要です。

◆扁平上皮がん

子宮頸がんのうち、およそ80%をしめるタイプのがんです。子宮頸部表面の扁平上皮は、15~20の層になっており、表面にいくほど形が扁平(平べったい形状)になっています。

この部分の細胞ががん化したものを扁平上皮がんといいます。比較的初期でも発見されることが多く、治療法としては放射線療法が比較的よく効くといわれています。

◆腺がん

子宮頸がんの中でも20%以下と、比較的少ないがんです。子宮頸部のうちでもより子宮体部(奥側)に近い部分は、腺上皮といわれる、粘液を分泌する細胞で覆われています。この部分の細胞ががん化したものを腺がんといいます。

腺がんの特徴として、

1.子宮(頸がん)検診で見つけにくく、早期発見につながりにくい
2.放射線治療の効果が小さ
3.卵巣転移やリンパ節への転移(がん細胞が拡がっていくこと)を起こしやすい

ということが挙げられ、比較的予後が悪いといわれています。

◆腺扁平上皮がん

子宮頸がんの中で、腺がんと併せて20%という、かなり少ないがんになりますが、両方の性質を併せ持つため、治療方針が決めにくくなることがあります。

子宮頸がんは、扁平上皮と腺上皮の境界あたりに発生するといわれています。しかしこの境界部分は、女性ホルモンの一つである卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響で移動することがあります。

エストロゲンの分泌が多い思春期から性成熟期には膣側へ移動し、更年期になるとエストロゲンが減るために子宮頸部の内部へ移動します。つまり、若い頃は子宮口に近い(膣に近い)ところに子宮頸がんが出来やすく、更年期以降は子宮頸部の内部に出来やすくなります。

また、ここ数年、子宮頸がん患者の若年化とともに、腺がんの増加が問題になっています。腺がんが増えると、治りにくいがんが増えることになります。早期発見が非常に重要となるのです。

(監修:有秋台医院 副院長 医学博士 鶴岡信栄先生)

【子宮頸がんを知ろう!その1】コンドームでは防げない!男性も感染するHPVって?

20代~30代の若い女性に増えていると言われる子宮頸がん。

最近は子宮頸がんワクチンなどがメディアで取り上げられるようになり、話題となっていますが、名前を聞いたことがあっても、どんな病気かを詳しく知ってる人は少ないのではないでしょうか?

ここでは、子宮頸がんとはどの様な病気か、その原因となるウイルスについてご紹介します。

◆子宮頸がんとは?

子宮頸がんとは、子宮の頚部にできるがんです。子宮は、膣側の1/3くらいを子宮頚部とよびます。奥側の2/3くらい、妊娠すると大きくなる部分を子宮体部とよびます。

子宮頸がんになる大きな原因として、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染があります。パピローマウイルスは接触感染により皮膚や粘膜から感染します。HPVはありふれたウイルスであり、誰でももっている可能性があるので、感染自体の予防はかなり困難です。

しかし、HPVに感染したら必ずしも子宮頸がんになるわけではありません。ほとんどの場合、感染しても免疫力によって体から自然に消滅します。しかし、体質によってはなかなかウイルスを体の外に追い出すことができないことがあります(これを持続感染といいます)。

◆子宮頸がんの原因は?

子宮頸がんの原因にはHPVへの感染が大きなウエイトを占めますが、これは一般的には性行為によって感染します。

しかしHPVに感染しただけでは何も症状がなく、一度感染しても充分な免疫機能が働くと、HPVはなくなりますが、ときに持続感染がおこり、子宮頸部の表面を覆っている組織に変化がおこることがあります。

これが異形成と呼ばれる状態ですが、多くの場合はこのままの状態で何年も経過しますが、異形成が進むと、がん化します。

◆ヒトパピローマウイルス(HPV)とは?

HPVは、誰でももっている可能性があり、男性も女性も共に感染します。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は100種類以上のタイプがあり、皮膚や粘膜に感染するウイルスです。このうちの約15種類は子宮頸がんの原因となることが多いと言われています。

また、HPVの種類も様々であり、がん化の危険性の高い種類のHPVのウイルスに持続感染した場合、がん化のリスクが高まります。

HPVにはハイリスク型とローリスク型があり、子宮頸がんを引き起こすのは発がん性HPVといわれるハイリスク型と言われています。

◆男性がHPVに感染するとどうなるの?

女性同様、男性がHPVに感染しても特に自覚症状はみられません。

通常であれば、HPVに感染しても、体内の免疫力で自然になくなります。しかし高リスク型HPVに持続感染すると、陰茎がん、肛門がんを引き起こすことがあります。

低リスク型HPVは尖圭コンジローマを発症する場合もあります。

◆子宮頸がんになりやすい年齢

子宮頸がんは、HPVに感染してから5~数10年かけてがん化します。人によってこの年数は変わりますが、日本では30歳代~40歳代に多くみられます。

しかしここ最近、性交年齢の若年化などから、20歳代で子宮頸がんが見つかるケースも増えています。

仮に性交の相手が一人でも、その人がハイリスク型のHPVを持っていれば、子宮頸がんになる可能性は高くなりますので、注意が必要です。

また性感染症にかかっているとHPVへも感染しやすくなり、膣や子宮頸部が傷ついている場合も、がん化しやすくなるといえるでしょう。

◆子宮頸がんは増えている?

日本には、子宮頸がんの人はおよそ10,000人以上おり、年間でおよそ4,000人が亡くなっています。統計上の子宮頸がん患者数は増えており、2020年にはおよそ20,000人になると推測されたデータもあります。

日本でも子宮体がんよりも子宮頸がんの方が圧倒的に多い時代がありました。しかし現在では、食生活の欧米化や、分娩回数の減少により、子宮体がんが増えているようです。
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◆コンドームで感染は防げる?

HPVの子宮頸部への感染を予防することが、子宮頸がんの予防となります。一般的に、性感染症の予防にはコンドームが推奨されていますが、HPVは、皮膚や粘膜に広く分布しているため、コンドームによっても完全に予防することはできません。

したがって、子宮がん検診をきちんと受ける、予防注射を接種する、などで発症の危険性をへらすことができます。

(監修:有秋台医院 副院長 医学博士 鶴岡信栄先生)

みそ汁1日3杯以上で乳がん発症率40%減少などのデータも

2013年、ユネスコの無形文化遺産に“和食”が登録された。健康的で栄養バランスがよい和食は海外でも人気だが、なかでも和食の深い味わいを象徴するみそは、生命維持に不可欠な必須アミノ酸をすべて含むなど、優れた栄養バランスを誇る食品だ。独特のうま味が動物性脂肪の過剰摂取を抑える利点もある。

 女子栄養大学副学長で、栄養化学研究所所長の香川靖雄さんも、「和食の礎である“ご飯とみそ汁”は、2品で必要な栄養分の多くをカバーできる理想の組み合わせです。

日本人は東アジアに特有の飢餓に対する耐性を備えた遺伝子型をもっているため、肉食中心の食生活では肥満になりやすいので健康のためにも、ご飯 とみそ汁を基本とする日本古来の食生活を大切に」と解説する。

 おいしいだけではなかったみその威力をじっくり覗いてみよう。

【食塩より30%もの減塩効果あり!】

共立女子大学 家政学部臨床栄養学教授の上原誉志夫さんが行ったラットによる実験で、食塩と、同じ量の食塩を含むみそを比べたところ、食塩よりみそのほうが血圧に影響しにくく、約30%もの減塩効果があることが判明。

また別の研究では、みそが血圧を下げる作用も検証されており、高血圧予防が期待されている。

 みそは少量でうま味のある味つけができ、前述の減塩効果もあるため、みそ料理の塩分量は決して多くない。

たとえばみそ汁1杯の塩分は約1.2g。1日の塩分摂取目標量は、男性9g未満、女性7.5g未満なので、塩分のためにみそ汁を控える必要はないのだ。塩分の吸収 を防ぐほうれんそうやいも類、ごぼうなどを具にするのもおすすめだ。

【みそ汁を飲むほど胃がんによる死亡率が低減】

日本人に多い胃がんの要因のひとつに、塩分の摂りすぎが挙げられるが、みそ汁を飲む人ほど胃がんによる死亡率が低いことがわかっている。特に男性では、まったく飲まない人と毎日飲む人の差は1.5倍。また毎日、喫煙・みそ汁を摂取する人のほうが、喫煙・みそ汁ともに 摂取しない人より胃がんによる死亡率が低いという調査結果もある。

【乳がん発症率が40%減少】

現在、日本人女性でもっとも罹患率の高いがんは乳がん。厚生労働省が40~59才の女性約2万人を対象に行った 10年間に及ぶ疫学調査によると、みそ汁を1日1杯未満飲む人に比べ、2杯の人は26%、3杯以上飲む人は40%も乳がんの発症率がダウンした。1日3 食、みそ汁を飲む習慣が、乳がん予防に効果が期待できるわけだ。

【正しく付き合う良性の病気:その1】卵巣のう腫ってどんな病気?妊娠との関係は?

女性特有の病気としてあげられるのは、子宮や卵巣に関する病気ですが、良性のものとしては、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫などがあります。

子宮はそもそも、筋肉で出来た袋のような臓器です。その外側には薄い膜があり、内側にも子宮内膜と呼ばれる膜があります。子宮の両脇には卵子の移動する道となる卵管があり、その先に左右で2つの卵巣があります。

これらの臓器は、女性にとってとても大事なものです。卵巣からは女性の体調に強く影響する女性ホルモンが分泌されています。これらのどこかに異常が起こると、体調不良や生理不順を起こします。

ここでは卵巣のう腫についてご紹介します。

◆卵巣のう腫とは?

卵巣のう腫は、卵巣の中に嚢胞とよばれる水・血液・粘液などが入った袋が出来る病気です。卵巣のう腫が小さいうちは特に自覚症状はみられません。

大きくなってくると、お腹が大きくなってくる感じや、お腹が圧迫される感じがあります。放置すると卵巣の頸捻転(首のところで捻じれること)や、破裂・出血をすることがあり、激痛や出血がみられます。

こうなると緊急手術で卵巣あるいは嚢胞を摘出することになります。

◆卵巣のう腫の種類

卵巣のう腫にはいくつかの種類がありますが、排卵の頃に一時的に大きくなって自然に消える機能性のう腫、若い女性に多く中身はほとんど水だけの単純性のう腫(サラサラした水のようなものが溜まった漿液(しょうえき)性嚢胞腺腫ともいいます)、

ドロっとした粘液が溜まった粘液性嚢胞腺腫、卵巣の内部に脂、毛髪、骨、歯などができる皮様のう腫(成熟のう胞性奇形腫)、子宮内膜症が原因で卵巣の中に溶けたチョコレート状の血液が溜まる卵巣チョコレートのう腫などがあります。

卵巣チョコレートのう腫の場合は子宮内膜症を併発(同時に発症すること)していることが多く、子宮内膜症の症状がみられることもあります。

◆卵巣のう腫の検査とは?

卵巣のう腫は問診も必要なのですが、ほとんど自覚症状がないため、他の理由で婦人科の検査を受けて偶然見つかることが多いのが特徴です。

内診や、経膣(膣から専用の器械を入れる)・経腹(お腹の上から)の超音波検査で、卵巣が腫れているか、水っぽいサラサラしたものが入っているか固いものが入っているか、などが分かります。

明らかに水っぽいサラサラしたものであれば良いのですが、少しでも悪性の疑いがある場合は、腫瘍マーカー(がんがあると血液中に多くなる物質)を調べるための血液検査や、MRIによる画像診断を行うこともあります。

◆卵巣のう腫の治療って?

大きさや種類には特に問題なく、自覚症状もない場合は、経過観察となることが多いです。しかし、大きくなりすぎて頚捻転の危険がある、あるいは妊娠継続の妨げになるような場合には、手術により摘出することがあります。

手術では、卵巣のう腫だけを切除することが多いようですが、例えば卵巣チョコレートのう腫が進行していたり、頚捻転が起きている場合は、片方の卵巣を切除することもあります。

開腹(お腹を大きく切る)になるか腹腔鏡下手術(お腹に小さな創をいくつか作り、専用の器械を入れてお腹の中を見る)になるかは、卵巣のう腫の大きさや種類、患者さんの状態によっても変わります。

◆卵巣のう腫は遺伝する?

卵巣のう腫がなぜできるかは明確になっていない部分が多いです。卵巣チョコレートのう腫は子宮内膜症が元にありますので、子宮内膜症同様、ある程度は遺伝の関係も考えられます。

しかし他のもの、例えば単純性のう腫や皮様のう腫は、なぜ起こるのかが分かっていませんので、遺伝との関係も明確ではありません。

◆卵巣のう腫と妊娠の関係

卵巣のう腫がある場合、2つある卵巣のうちどちらか片方でも正常に機能していれば、排卵や女性ホルモンの分泌が行われますので、妊娠・出産が可能です。

良性の病気があっても、上手く付き合っていければ、妊娠・出産が可能です。またこれらの病気は、閉経後に症状が軽くなる、あるいは病気の進行がストップすることもありますが、放置していると何らかのきっかけで悪性のものに変わる可能性もあります。まずは自分の体の状態をしっかり知りましょう。

(監修:有秋台医院 副院長 医学博士 鶴岡信栄先生)

【正しく付き合う良性の病気:その2】子宮の変形の原因にも!子宮筋腫ってどんな病気?

女性特有の病気としてあげられるのは、子宮や卵巣に関する病気ですが、良性のものとしては、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫などがあります。

30代以上の日本女性のうち、およそ4人に1人が「子宮筋腫」と言われています。また、子宮筋腫があってもほとんど症状が無いため、気付いていない人がたくさんいると言われています

ここでは子宮筋腫についてご紹介します。

◆子宮筋腫とは?

子宮はそもそも、そのほとんどが筋肉でできた臓器です。骨盤内にありますが、膀胱と直腸の間にあり、太くて丈夫な靭帯で支えられています。子宮は、外側から漿膜という薄い膜、子宮筋層という筋肉でできた層、子宮内膜というビロードのような膜の、3層から出来ています。

子宮筋腫とは、この子宮筋層の部分にできる良性の腫瘍です。腫瘍…と聞くとがんではないか?と思うかもしれませんが、子宮筋腫は筋肉の一部がコブのような固まりになったもので、がんのようにどこかに転移したり、健康な他の細胞や組織を破壊することはありません。

また、子宮筋腫が子宮がんになることもありません。問題になるのは、子宮筋腫の大きさや数により、生理の出血量が増えたり、尿が近くなるといった症状が現れた時です。

子宮筋腫は1個だけのこともありますが、多くの場合は2~3個、多い人では小さなものでも100個以上できることもあります。

◆子宮筋腫の症状は?

子宮筋腫は全ての人に症状があるわけではありません。およそ70%くらいの人は症状がなく、子宮筋腫があっても気付いていない人もたくさんいるといわれています。子宮筋腫の大きさや出来ている場所によって色々な症状があります。

例えば、月経困難症(生理痛がひどく日常生活に支障をきたす)、過多月経(生理の出血量が多い)、不正出血(生理以外でも出血する)、下腹部痛や腰痛、水っぽいおりものが増える、性交痛(性交の時にお腹の奥のほうが強く痛む)、下腹部のしこり、などです。

また、子宮筋腫が直腸や膀胱を圧迫することで、便秘・頻尿・尿失禁などがみられることがあります。

◆子宮筋腫と妊娠の関係

子宮筋腫がある場合、筋腫の大きさや数、出来ている場所によってはそのままで妊娠・出産も可能ですが、病状によっては先に子宮筋腫そのものと、症状を改善する治療を行わないと、妊娠・出産が難しい場合もあります。

子宮筋腫が全て不妊の原因になるわけではありませんが、筋腫のタイプ、できる位置や数によっては、子宮の変形をおこします。そのため、卵管が変形により受精がしにくくなる、受精卵の着床を妨げる、受精卵や胎児に栄養を送る血液が減る、などの理由から妊娠や妊娠の継続が難しくなることはあります。

◆子宮筋腫は遺伝する?

子宮筋腫の核は多くの人がもっていて、これが本当に子宮筋腫になるかどうかは免疫が関連しているといわれます。

子宮筋腫の核は遺伝子の変異によってできますので、変異しやすい遺伝子をもって生まれてきている可能性はありますが、現在のところ明確にはなっていません。

◆子宮筋腫になりやすい習慣って?

一方で子宮筋腫になりやすい生活習慣はあります。肥満の人、牛肉やハムを好んで食べる人、ビールが大好きな人などは、子宮筋腫になる確率が高くなります。

また子宮筋腫はエストロゲン(卵巣ホルモン)の影響をうけるため、早く生理が始まった人、出産経験が無い人も高リスクです。

◆子宮筋腫の検査とは?

まずは問診です。現在気になっている症状、妊娠・出産・中絶歴、家族歴や薬の服用状況を聞かれますが、最も詳しく聞かれるのは生理の様子についてです。

何歳から始まったか、直前の生理はいつから(何月何日から)始まったか、何日間続いたか、出血の量はどうだったか、などです。

不正出血がある続く場合は、それがいつから始まり、生理の出血量が増えたのはいつなのかも詳しく伝えましょう。他にも、超音波検査で子宮の形や大きさをみたり、内診で子宮や卵巣の大きさ・子宮の周りの臓器の癒着などを見ます。

概ねはこれで子宮筋腫があるかどうかは分かりますが、その種類や大きさを確認するためにMRI、貧血や悪性かどうかを確認するために血液検査などが行われます。

◆検査はいつ受ける?

子宮筋腫は女性ホルモンの影響を受ける病気といわれています。一般に女性ホルモンの分泌がさかんになる30歳代ころから、子宮筋腫を指摘される人が増え、30歳以上のおよそ30%、35歳を過ぎるとおよそ50%の人に子宮筋腫があるといわれます。

子宮筋腫そのものは良性ですし、特に自治体などの健診の補助はありませんが、ひどい生理痛がある場合などは、子宮筋腫が潜んでいる可能性もあります。おかしいなと思ったら、すぐに婦人科を受診しましょう。

今のところ妊娠の予定はなくても、30歳を過ぎたら将来的に妊娠が可能かどうか、婦人科でチェックしてもらうのも良いでしょう。

◆子宮筋腫の治療って?

子宮筋腫があっても特に症状もなく、大きさ・数に問題がなければ経過観察になることもあります。辛い症状があれば対症療法(今ある症状を和らげる治療)として漢方薬・鎮痛剤・鉄剤、ホルモン薬やピルによる薬物療法を行うこともあります。

子宮筋腫が大きくそれにより他臓器の圧迫症状、例えば、頻尿、便秘、性交痛、腹部の腫瘤感などがある場合、また、不妊の原因がほかに考えにくい場合、月経が多くなり重度の貧血を起こしている場合、生理痛がひどい場合など、筋腫によって引き起こされる身体の不調が手術のリスクよりも重大であると考えられた場合、手術療法が選択されます。

子宮を摘出する方法や、妊娠・出産の希望がある場合には子宮筋腫だけを摘出する方法があります。

術式にも開腹手術(お腹を切開して大きくあける)か、腹腔鏡下手術(お腹に小さな傷をいくつか開けて専用の器械でお腹の中を見る)か、という選択もあります。

いずれにしても、閉経が近いか、健康を損なう状態であるか、といった患者さんの状況も考慮して決まりますし、一番ポイントになるのは将来的な妊娠を希望するか、ということです。今の自分にはどのような治療が適切なのか、医師とよく相談して決めましょう。

(監修:有秋台医院 副院長 医学博士 鶴岡信栄先生)

20代の乳がん検診は意味がない?―生理後2~3日後を目安に自己検診「しこりや硬いところをチェック」

日本人女性の16人に1人がかかっているといわれる乳がん。最近は毎年1万人以上が亡くなっています。

でも乳がんは早期治療で90%以上が治る病気。その為には早期発見することが大切ですが、20代のうちの検診は意味がないって本当なのでしょうか。

乳がんにかかる人は30代後半から増えはじめて、ピークは40代後半から50代前半にかけて。そのため、厚生労働省は乳がん検診をはじめる基準年齢を40歳にしています。

そして検診には、質問に答える問診と、医師が観察して触ってチェックする視触診と、乳房をX線撮影するマンモグラフィと、乳房にエコーをかける超音波検査があるのだけど、年代や体質でおすすめの検診ポイントが異なります。

たとえばマンモグラフィは、40代や50歳以上なら視触診との併用で死亡率減少効果があるとされているけれど、若くて乳腺が発達している20代では乳房全体が白く映ってしまって、乳がんを見つけにくいと言われています。

2005年の乳がん学会のガイドラインでは、「若年者に対する診療マンモグラフィは、現時点では有効とする根拠はない」とされています。

でももちろん、20代でも今後のリスクを知ることは、とても大切。そのためにまず、自分で乳房の状態を調べる自己検診をしてほしいですね。

月に一度、生理後2~3日後を目安に、セルフチェックすることを習慣づけましょう。普段から自分で触っていると微細な変化に気がつきます。

上半身裸になって鏡の前に立ち、腕を上げたり腰にあてたりして、乳房や脇の下などに腫れているところ、ひきつっているところなどがないかをチェック。次にあおむけに寝て、調べる胸の反対側の手で触って、しこりや部分的に硬いところがないかをチェック。

このとき少しでも気になることがあったら、すぐに乳腺外来を受診しましょう。家族や親戚に乳がんにかかった人がいるコはリスクが高いので、そのことを医師に伝えるのも忘れずに!

あと、血縁者にがんの方がいる人は、年に1回マンモグラフィと超音波検査をしておきましょう。その際、ベースラインのマンモグラフィを撮っておくことをおすすめします。今後の検査の際に、年代での変化のベースになりますよ。

乳がんは「唯一、自分で発見できるがん」といわれています。自分の体のことだもの。しっかりチェックしてくださいね。

若い女性に急増中の子宮頸がん。どんな病気?本当にワクチンで予防できる?

20代、30代の女性がかかるがんの中で最も多いのが子宮頸がんです。

子宮には頸部(子宮の入り口付近)と体部(子宮の奥の方)があり、頸部にできるがんを"子宮頸がん"といいます。

現在では、食生活の欧米化や、分娩回数の減少により、子宮体がんが増えていると言われます。

ここでは、子宮頸がんとはどの様な病気か、何かと話題になる子宮頸がんワクチンについてもあわせてご紹介します。

◆子宮頸がんとは?

子宮頸がんとは、子宮の頚部にできるがんです。子宮は、膣側の1/3くらいを子宮頚部とよびます。奥側の2/3くらい、妊娠すると大きくなる部分を子宮体部とよびます。

子宮頸がんになる大きな原因として、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染があります。しかしHPVに感染したら必ずしも子宮頸がんになるわけではありません。

度重なる出産、ホルモンの異常やホルモン剤の内服、喫煙などは、子宮頸がんのリスクをあげるといわれています。また、一般的に発展途上国では子宮頸がんが多く、先進国では子宮体がんが多いといわれています。

◆子宮頸がんは増えている?

子宮頸がんの原因にはHPVへの感染が大きなウエイトを占めますが、これは性行為によって感染します。

しかしHPVに感染しただけでは何も症状がなく、コンドームを使用しない状態での性行為により、感染はどんどん広がります。一度感染しても充分な免疫機能が働くと、HPVはなくなりますが、度重なる感染などにより、子宮頸部の表面を覆っている組織に変性が起こることがあります。

これが異形成と呼ばれる状態ですが、多くの場合はこのままの状態で何年も経過しますが、異形成が進むと、がん化します。

日本には、子宮頸がんの人はおよそ10,000人以上おり、年間でおよそ4,000人が亡くなっています。統計上の子宮頸がん患者数は増えており、2020年にはおよそ20,000人になると推測されたデータもあります。

日本でもかつては、子宮体がんよりも子宮頸がんの方が圧倒的に多い時代がありました。しかし現在では、食生活の欧米化や、分娩回数の減少により、子宮体がんが増えているようです。


◆子宮頸がんの症状は?

子宮頸がんは、がんが子宮頸部の組織の中に納まっている間は、自覚症状がほとんどなく、あったとしても、おりものが増えたり、性交時に出血が見られる程度です。これらくらいの症状では見過ごされることもあります。

しかし、進行してくると、がん細胞からの出血が不正出血となってあらわれます。また子宮頸部が感染を起こすと、膿が混じったようなおりものが出たり、悪臭を伴うこともあります。ここ最近、急におりものが増えた場合や、原因の分からない発熱、下腹部痛も要注意です。

さらに進行すると、子宮の周りの臓器までがんが浸潤(拡がっていくこと)します。
膀胱へ浸潤した場合は、血尿が出たり、排尿困難になることがあります。

直腸へ浸潤すると、血便が出たり、ひどい便秘になることもあります。やがて、膀胱と膣が繋がった状態になる「膀胱膣ろう」になり尿が膣から流れ出ることや、直腸と膣が繋がった状態になる「直腸膣ろう」になり便が膣から出て来ることがあります。

◆子宮頸がんチェックリスト

まずは自覚症状がどれくらいあるか、チェックリストで確認してみましょう。

□最近、おりものが増えた気がする
□性交時に出血することがある
□膿が混じったような、あるいは悪臭を伴うおりものが出る
□背骨や腰が痛くなることが多い
□足がいつもむくんでいる
□頻尿になった、あるいは尿が出ない
□血便が出た

※1つでも当てはまる場合は、子宮頸がんの疑いがあります。

◆発症しやすい年齢は?どんな人がなりやすい?

子宮頸がんは、HPVに感染してから5~数十年かけてがん化します。人によってこの年数は変わりますが、日本では30歳代~40歳代に多くみられます。

しかしここ最近、性交年齢の若年化や、性交相手が増えるといった現実から、20歳代で子宮頸がんが見つかるケースも増えています。仮に性交の相手が一人でも、その人がハイリスク型のHPVを持っていれば、子宮頸がんになる可能性は高くなりますので、注意が必要です。

また性行為感染症にかかっているとHPVへも感染しやすくなり、膣や子宮頸部が傷ついている場合も、がん化しやすくなるといえるでしょう。

発症しやすい人としては、妊娠・出産の回数が多い人、初めての性交年齢が若い人、性交回数(相手)が多い人、喫煙歴のある人、免疫抑制剤などで免疫が下がっている人とされています。

私の胸を見て「小さいね~」と!? 乳がん検診の珍エピソード・8選!

大人の女性には欠かせない「乳がん検診」。早期発見をして、自分のカラダを守るために、重要な検診です。今回は、定期的に乳がん検診を受けている働く女性の皆さんに、「乳がん検診でのびっくりエピソード」を聞いてみました!

 みんなの経験談から、ぜひ乳がん検診を身近に感じてみて!?

■小さいと!?

・「マンモグラフィーで元々小さいおっぱいがぺちゃんこになっていて笑えた」(27歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

・「おじいちゃん先生の触診で、小さいね~と言われたこと」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

胸の小ささが際立ってしまう、乳がん検診。自分で失笑するのは自由ですが、まさか先生からも指摘されるとは!? ある程度の大きさがあったほうが、検査しやすいのでしょうが、大きなお世話です!

■大きいと!?

・「毎年受けているが、胸が大きいせいもあるのか、わかりにくいらしく、毎年『来年も必ず受けてください』と言われる」(33歳/医薬品・化粧品/技術職)

・「胸を潰されるときは、垂れてしまうのではないかと心配になりました」(31歳/情報・IT/クリエイティブ職)

胸が小さ目の人とは、また違った苦労があるようです。痛みは少なくても、診断結果がわかりにくかったら、検診の意味は薄れてしまうような気が? かなりの勢いで潰されるので、日々「垂れないように!」と努力をしている女性にとっては、衝撃かもしれませんね。

■若い男性に!?

・「あります。マンモグラフィーで若い男性にやられてすごく恥ずかしかったです」(30歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)

「さぁ検査しますね」と、やってきたのが若い男性だったら、思わず「ちょっと待って!」と言いたくなってしまいそう? 同じ男性でも、もう少しおじいちゃんだったら……感じ方も違うのですが。

■女医さんに!?

・「親が受けた際に女医さんが見てくれたが、思いっきり引っ張られて胸がもげるかと思ったと言っていた」(26歳/商社・卸/事務系専門職)

・「受けたことがあります。女医さんでしたが、乳輪をつままれた」(29歳/情報・IT/事務系専門職)

女医さんだからといって、検査の内容が変わるわけではありませんが、比較的リラックスして検査に臨めるのかもしれませんね。しかし、同性だからこそ、遠慮なくガシッと来ることも考えられますね!

■結果にびっくり!

・「ある。超音波や触診をしてもらい、そのときは何ともなかったが、結果を見たら乳腺がかなり多めという診断が出ていた。これは出産したらたっぷり出るのかな……と思った。

母から出過ぎて、あまり出ないお母さんに替わってあげてた……とかいうエピソードを聞いたことを思い出した」(27歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)

検診結果が思わぬもので、びっくり! という意見も。自分の胸の中の状態を知る機会は、そう多くはありません。乳腺多めだと事前にわかっていれば、産前の準備や、授乳中のケアで、気を付けるべき点も分かるかも!?

様々なびっくりエピソードが集まりましたね。普段人に見せる所ではないからこそ、びっくりも付き物!? しかし、自分の身体の中のことを知っておくことは重要です。ぜひ積極的に、検診を体験してみては?

子宮頸がんワクチン 接種前に「痛み」説明を

子宮頸(けい)がんワクチンの接種後に全身の痛みや歩行障害などの訴えが相次いでいる問題で、厚生労働省の専門部会は26日、予防策を検討し、「想像以上に痛いワクチンであることを接種前に十分説明する必要がある」などとする注意点をまとめた。来月にも報告書案をまとめ、定期接種の勧奨を再開するか判断する。

 専門部会では、小児医療に詳しい筑波大の宮本信也教授が、ワクチン接種の痛みが全身に広がる原因とされる「心身の反応」について説明。接種時の痛みが本人の予想以上に強かった場合、「『この痛みはなんだ』という不安やワクチンへの不信感から痛みへの耐性が低下し、(全身に痛みを感じるなどの)機能性障害を起こす可能性がある」と指摘した。

 予防策については「なぜ普通のワクチンより痛いのか、メカニズムを含めて十分説明すべきだ」と述べ、専門部会は過去にワクチン接種で苦痛を受けたかなどを聞くよう予診票を見直すことなどを決めた。

 厚労省によると、子宮頸がんワクチンは筋肉注射のうえ、成分の影響で接種部位の炎症が数日間続く。製薬会社の調査では接種者の99~83%が痛みを感じるという。

実際どんなことするの!? 女子たちの「乳がん検診」体験談→「強い力でこねられた」「ジェルに感じて……」

近年、若い女性の乳がん発症率が高まっています。それに伴い、乳がん検診を積極的に受診することが推奨されていますね。しかし、バストは女性のデリケートな部分。未経験女性にとって、検診はまさに「未知の世界」です。

経験した女性の意見をもとに、そんな世界を少しだけのぞいてみましょう!

■こねられた!

・「健康診断のメニューに入っているので必ず受けている。ある年、ありえないくらい強い力で男性医師にこねるようにされ、かなり痛かった」(30歳/金融・証券/事務系専門職)

バストの触診が必要なのは分かりますが、いつもはこんなに強くありませんよね!? 大事なバストが、ストレス解消のはけ口にされているのではないかと疑いたくなります……

■その「間」は!?

・「ある。会社で年に一度受けるように義務付けられていて補助も出る。毎回、がんが見つからないかすごく緊張する。同じところを丹念に見られたりすると、『がんのような怪しい影が映った!?』と不安になる」(29歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)

がん検診ではお医者さんの様子に注目! 同じ箇所を何度もチェックして、不安そうなお医者さん……。非常にスリリングな瞬間です。何かあるなら言ってください!

■異常あり!

・「会社で受けているから。同僚は毎年エコーで引っかかり、技師さんとしこり部分を確認し合っている」(25歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)

・「大丈夫だと思ったら検診にひっかかってびっくりした」(28歳/生保・損保/事務系専門職)

具体的な心配事がある場合には、「痛い」「恥ずかしい」なんて言っていられません! 検診未経験の方の中にも、こんなケースが隠れているかも……?

■まさかの……

・「ジェルに感じてしまった」(30歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)

痛いと噂の乳がん検診は、ドキドキすることも多いもの。しかし、別の意味でシゲキを感じてしまっている女性も……!? 確かに敏感な部分ですが、「もっと真面目に!」なんて、怒られてしまうのかもしれませんね。

乳がん検診と言えば、マンモグラフィーの痛さや衝撃が話題になりやすいですが、がんの早期発見には欠かせない検査。リラックスして楽しんでみることで、不安解消にもつながるかも!?

ブラの中に携帯を入れておくと乳がんになる恐れがあると判明!

ちょっと外出するときでも持っていくものといえば、お財布に携帯電話、家のカギなどでしょう。そんな小物をどうしていますか? 日本の女性ならたいていは小さめのバッグを持って、その中に入れているでしょう。

でもアメリカの女性は、ブラジャーを小物入れ代わりに使っている人が多く、しかも携帯電話を入れていた人が乳がんになったという、ショッキングな事実がありました。

■アメリカ女性はブラが小物入れ?

アメリカの女性は、ブラジャーと胸の間に携帯電話を挟んでいる人が多くいるのです。理由は簡単に取り出しやすいから。中には、家のカギやクレジットカードも一緒に入れている人もいて、両手が空くし、ランニングなどのスポーツをするときにも便利、という方が多いのです。

胸に入れた携帯電話からイヤホンをつないで、音楽を聴いたり、電話で話をするという方も多いようです。携帯電話を入れるポケット付きのブラジャーも発売されています。

■携帯電話のせいで乳がんに?

健康情報を紹介するアメリカのテレビ番組で、携帯電話をブラジャーの中にいつも入れていたことで乳がんになった、21歳の女性が登場しました。乳がんは家系的なリスクが強い病気として知られていますが、彼女は乳がんの家族が誰もいないし、わずか21歳という若さでした。

携帯電話の電磁波が身体を通過し臓器にも影響を及ぼし、それによってがんが引き起こされてしまった可能性があるのです。番組の司会者で医師でもあるドクター・オズは、携帯電話をどこにいつも持ち歩くかが、がんに関わると番組内で話していました。

日本人の場合は、ブラに携帯電話を入れるという方はあまりいないと思いますが、海外旅行先で盗難防止のために、大切なものを胸元に入れるという方法をとる方はいるかもしれません。

でもそんなときでも、携帯電話だけは長時間肌に直接ふれる状態にはしないほうがいいようですね。

投与で進行リスク2割減 乳がん治療薬に新たな「第1選択」

最近、乳がん治療で新たな薬が初回治療から使用可能になった。愛知県がんセンター中央病院・乳腺科部長の岩田広治医師に聞いた。

 乳がんの治療法は一般的に、「手術」「放射線療法」「薬物療法」。このうち薬物療法は、「ホルモン療法」「抗がん剤療法」「抗HER2療法」があり、患者の乳がんが3つの要素で分類される「サブタイプ」のどれに該当するかで、どの治療を選ぶかが決まる。サブタイプによって、がん細胞の性質が異なるからだ。

 3つの要素とは「ホルモン受容体」「HER2(がん細胞の表面のタンパク質)」「Ki67値(がん細胞の増殖活性)」。サブタイプは、これらの組み合わせで6種類あるが、ホルモン受容体が陽性の乳がんが最も多く、患者全体の80%以上を占める。ホルモン受容体が陽性の場合、「ホルモン療法単剤」あるいは「ホルモン療法+抗がん剤」が検討される。

 愛知県がんセンターでは、乳がん患者1771例の再発時期を調査した。ホルモン受容体陽性では199例が再発。5年以内の再発が多いものの、47例(23・6%)は5年目以降に再発した。一方、ホルモン受容体陰性では112例が再発し、そのほとんどが5年以内に集中。5年目以降は7・1%に過ぎなかった。

「ホルモン受容体陽性の再発乳がんの特徴として、比較的、術後年数が経ってからの再発例が多い。さらに最初の再発部位の調査では、骨転移が多い傾向にあり、脳転移の出現は平均5年で、脳転移発生後の予後は短いことが判明しました」

■ポイントは抗がん剤切り替えのタイミング

 今回、治療法が変わったのは、ホルモン受容体陽性の、閉経後の進行・再発乳がんだ。

 乳がん治療に使われる主なホルモン剤は、作用メカニズムが異なる「抗エストロゲン薬」「アロマターゼ阻害薬」「LH―RHアゴニスト製剤」「黄体ホルモン薬」がある。初回に使用される薬は、当然ながら、「最も効果が高い」と試験で証明されたものだ。

「かつては抗エストロゲン薬の『タモキシフェン』という薬が第1選択でしたが、アロマターゼ阻害薬の方が効果が高いことがわかり、そちらが第1選択になりました。そして新たに、抗エストロゲン薬の『フルベストラント』が効果が上回るという国際試験の結果が出たのです」

 それにより、閉経後の進行・再発乳がんのホルモン療法の第1選択は、フルベストラントになった。試験では、アロマターゼ阻害薬よりも奏効期間(薬が効いている期間)が約8カ月長く、臨床的有用期間(臨床的に有用性が認められた期間)が3カ月長かった。この薬を使うことで、従来より、病気の進行リスクを20%減少できるという結果も出ている。

 選択肢が増えたことで、今後の進行・再発乳がん治療のポイントは「可能な限りホルモン療法を行う」「抗がん剤に移行するタイミングを見逃さない」が重要になる。

 つまり、今投与しているホルモン剤は、いつか効かなくなる。「Aが駄目になったらB、Bが駄目になったらC」というように、複数種類あるホルモン剤をつないでいく。そして、ここぞというタイミングで抗がん剤に切り替える。

「この切り替えのタイミングを誤ってはいけません。臓器の状態が保たれていないと抗がん剤は使えない。患者の余命を予測し、薬を使い分ける。余命予測が3年、7年、10年の患者さんで、ホルモン療法をどれだけやるか、どこで抗がん剤に切り替えるかも、変わってきます」

 見極めは医師の経験がモノをいう。効果の高い薬が出てきているからこそ、経験値の高い医師に出会えるかも重要ポイントとなる。

小林麻央さん死去 見送られた精密検査 早期発見の大切さ示す

 乳がんで亡くなった小林麻央さんが人間ドックで、「五分五分でがん」と指摘されたのは平成26年2月のことだった。

 しかし再検査の結果、経過観察となり、細胞の一部を取って調べる生検は見送られた。同年10月に麻央さん自身が左乳房のしこりに気づいた。痛みを和らげる処置などが施されたが、本格的な治療には至らなかった。2年後の昨年10月、がんは「ステージ4」に進行していた。

 「最初の段階で家族性の乳がんを疑うべきだった。そのときに精密検査も実施していれば…」。乳がん関連遺伝子「BRCA1」の発見者、東京医科歯科大学の三木義男教授(分子遺伝分野)がそう話すのは、麻央さんの母親も乳がんを経験しているからだ。

 麻央さんはブログで、治療の過程で遺伝子検査を受けたところ「陰性だった」と報告した。しかし、「検査で調べる関連遺伝子以外にも、未解明の遺伝子も残されている。現行の検査で陰性と出ても、遺伝性の可能性は完全に否定されたわけではない」(三木教授)というのだ。

 遺伝性を含めて家族性の乳がんの割合は全体の5~10%程度。決して多い比率ではない。それでも「40代以降に多発するなかで、30代で発症するケースはまず遺伝性を疑う」と別のがん研究者は話す。

 麻央さんにはいくつかの治療法が試されたが、すべて後手に回った。あっという間に手術が難しい段階に進行した。診断と治療の遅れに加え、このスピードも想定外だった。

 がん研有明病院乳腺外科の岩瀬拓士部長は「乳がんの大きさが2センチ以下で、リンパ節への転移がないステージ1で発見されれば、10年生存率は平均で90%前後にもなる。治療を怖がらないでほしい」と訴える。

 麻央さんが闘ったのは不治の難病ではない。ただ、早期発見のチャンスを逃してしまった。「あのとき、もうひとつ病院に行けばよかった。あのとき、信じなければよかった」。麻央さんは自身のブログで、膨大な量のメッセージを発信し、適切な診断と早期治療の大切さを身をもって示した。

ブラの中に携帯を入れておくと乳がんになる恐れがあると判明!

ちょっと外出するときでも持っていくものといえば、お財布に携帯電話、家のカギなどでしょう。そんな小物をどうしていますか? 日本の女性ならたいていは小さめのバッグを持って、その中に入れているでしょう。

でもアメリカの女性は、ブラジャーを小物入れ代わりに使っている人が多く、しかも携帯電話を入れていた人が乳がんになったという、ショッキングな事実がありました。

■アメリカ女性はブラが小物入れ?

アメリカの女性は、ブラジャーと胸の間に携帯電話を挟んでいる人が多くいるのです。理由は簡単に取り出しやすいから。中には、家のカギやクレジットカードも一緒に入れている人もいて、両手が空くし、ランニングなどのスポーツをするときにも便利、という方が多いのです。

胸に入れた携帯電話からイヤホンをつないで、音楽を聴いたり、電話で話をするという方も多いようです。携帯電話を入れるポケット付きのブラジャーも発売されています。

■携帯電話のせいで乳がんに?

健康情報を紹介するアメリカのテレビ番組で、携帯電話をブラジャーの中にいつも入れていたことで乳がんになった、21歳の女性が登場しました。乳がんは家系的なリスクが強い病気として知られていますが、彼女は乳がんの家族が誰もいないし、わずか21歳という若さでした。

携帯電話の電磁波が身体を通過し臓器にも影響を及ぼし、それによってがんが引き起こされてしまった可能性があるのです。番組の司会者で医師でもあるドクター・オズは、携帯電話をどこにいつも持ち歩くかが、がんに関わると番組内で話していました。

日本人の場合は、ブラに携帯電話を入れるという方はあまりいないと思いますが、海外旅行先で盗難防止のために、大切なものを胸元に入れるという方法をとる方はいるかもしれません。

でもそんなときでも、携帯電話だけは長時間肌に直接ふれる状態にはしないほうがいいようですね。

15人に1人なのに!? 乳がん検診を“受けない女子”の本音とは?

ここ10年ほどで、ずいぶんと知名度が上がった「ピンクリボン運動」。乳がんについて正しい知識を持ち、検診受診を促すための運動で、耳にしたことがある女性も多いのではないでしょうか。20-30代の女性会員の皆さんにとっても他人ごとではない話。働く女性の皆さんに、乳がん検診について聞いてみました!

Q.あなたは定期的に乳がん検診を受けていますか?

受けている 34.7%

受けていない 65.3%

なんと、6割以上の女性が受けていないと回答しました。若い女性に浸透しているとは言いにくい状況のようです。みんなが検診を受けない理由をチェックしてみましょう。

■まだ大丈夫?

・「乳がん検診が必要なのは40代以降なので、今は必要ではないと思うから」(26歳/食品・飲料/専門職)

・「年齢的にまだ受けなくて良いと医師に言われたから」(28歳/生保・損保/専門職)
確かに、日本人女性の乳がんリスクが高まるのは40代以降と言われています。しかし近年は、20代、30代の乳がん患者も増えているのです。「まだ若いから」と油断するのは禁物。体が元気であれば、がんの進行も早いもの。気づいたときには手遅れ、なんてことにならないためには、「自己防衛」の意識を持つことが重要です。

■セルフチェック

・「自分で毎月確認しているから」(27歳/電機/技術職)

・「胸が小さいから、検診しなくてもシコリが出来たらわかりそうだから」(33歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)

セルフチェックが出来るから、検診を受けなくても大丈夫! という女性の意見。確かに、検診対象年齢に達するまでは、病院でもセルフチェックをオススメされますが、毎月の変化に注意するのは非常に重要なこと。年に一度の波検査で、より安心して生活できますよ。

■検査に不安が……

・「子宮がん検診は2年に一度の無料の分と実費を合わせて毎年受けているが、乳がんまで受けるとなると正直金銭的に厳しい」(28歳/アパレル・繊維/事務系専門職)

・「乳がん検診を受けるときに痛いと聞いてできれば受けたくないと思うから」(26歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

検査にかかる費用や身体的な負担について、心配する声も……。「特別な不安を感じていないのに、わざわざ負担をかけにいくのも……」という意見ですね。ただ、乳がん初期には自覚症状はほとんどありません。特別な不安を感じていないからこそ、受けるべき検診です。

■なんとなく?

・「どうやって受けたらいいかわからないから」(30歳/その他/事務系専門職)

・「面倒くさいから。病気の心配がない気がするから」(24歳/小売店/販売職・サービス系)

大きな理由もなく、ただなんとなく他人ごとのように感じてしまっている女性の意見です。決して少なくありませんでした。なんとなく先延ばしにしているうちに、実際に病気に罹ってしまったら、悔やんでも悔やみきれないでしょう。

アンケートから、多くの女性が「自分にはまだ関係ない」と感じている実態が明らかになりました。しかし、生涯のうち乳がんを患う日本人女性は、およそ15人に1人。計算上、今回アンケートに協力してくれた300人のうち、およそ20人は乳がんに罹るという計算になるのです……。

低年齢化が指摘されている今、定期的な検診で自己防衛に努める必要があるでしょう。自分の将来を守るための費用をケチるのはオススメできません。大人の女性に欠かせない乳がん検診を、ぜひ毎年恒例儀式にしましょう!

私の胸を見て「小さいね~」と!? 乳がん検診の珍エピソード・8選!

大人の女性には欠かせない「乳がん検診」。早期発見をして、自分のカラダを守るために、重要な検診です。

今回は、定期的に乳がん検診を受けている働く女性の皆さんに、「乳がん検診でのびっくりエピソード」を聞いてみました! みんなの経験談から、ぜひ乳がん検診を身近に感じてみて!?

■小さいと!?

・「マンモグラフィーで元々小さいおっぱいがぺちゃんこになっていて笑えた」(27歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

・「おじいちゃん先生の触診で、小さいね~と言われたこと」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

胸の小ささが際立ってしまう、乳がん検診。自分で失笑するのは自由ですが、まさか先生からも指摘されるとは!? ある程度の大きさがあったほうが、検査しやすいのでしょうが、大きなお世話です!

■大きいと!?

・「毎年受けているが、胸が大きいせいもあるのか、わかりにくいらしく、毎年『来年も必ず受けてください』と言われる」(33歳/医薬品・化粧品/技術職)

・「胸を潰されるときは、垂れてしまうのではないかと心配になりました」(31歳/情報・IT/クリエイティブ職)

胸が小さ目の人とは、また違った苦労があるようです。痛みは少なくても、診断結果がわかりにくかったら、検診の意味は薄れてしまうような気が? かなりの勢いで潰されるので、日々「垂れないように!」と努力をしている女性にとっては、衝撃かもしれませんね。

■若い男性に!?

・「あります。マンモグラフィーで若い男性にやられてすごく恥ずかしかったです」(30歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)

「さぁ検査しますね」と、やってきたのが若い男性だったら、思わず「ちょっと待って!」と言いたくなってしまいそう? 同じ男性でも、もう少しおじいちゃんだったら……感じ方も違うのですが。

■女医さんに!?

・「親が受けた際に女医さんが見てくれたが、思いっきり引っ張られて胸がもげるかと思ったと言っていた」(26歳/商社・卸/事務系専門職)

・「受けたことがあります。女医さんでしたが、乳輪をつままれた」(29歳/情報・IT/事務系専門職)

女医さんだからといって、検査の内容が変わるわけではありませんが、比較的リラックスして検査に臨めるのかもしれませんね。しかし、同性だからこそ、遠慮なくガシッと来ることも考えられますね!

■結果にびっくり!

・「ある。超音波や触診をしてもらい、そのときは何ともなかったが、結果を見たら乳腺がかなり多めという診断が出ていた。これは出産したらたっぷり出るのかな……と思った。

母から出過ぎて、あまり出ないお母さんに替わってあげてた……とかいうエピソードを聞いたことを思い出した」(27歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)

検診結果が思わぬもので、びっくり! という意見も。自分の胸の中の状態を知る機会は、そう多くはありません。乳腺多めだと事前にわかっていれば、産前の準備や、授乳中のケアで、気を付けるべき点も分かるかも!?

様々なびっくりエピソードが集まりましたね。普段人に見せる所ではないからこそ、びっくりも付き物!? しかし、自分の身体の中のことを知っておくことは重要です。ぜひ積極的に、検診を体験してみては?

閉経後女性の乳がんリスク、抗ホルモン剤使用で半減

乳がんの家族歴がある閉経後の女性は「アナストロゾール」と呼ばれる抗ホルモン剤を服用することで、乳がんの発症リスクが50%以上減少するとの研究報告が12日、英医学専門誌ランセット(Lancet)に発表された。

 英ロンドン大学クイーンメアリー(Queen Mary University of London)の医師チームが行った実験には、乳がんについて高い遺伝リスクを持つと考えられる閉経後の女性3864人がボランティアで参加した。

乳がんの遺伝リスクが高いとされた条件は、血縁者に乳がんを発症した人が2人以上いるか、母親か姉妹が50歳になる前に乳がんを発症した、または母親か姉妹が両方の乳房に乳がんを発症した場合だ。

 この実験で、アナストロゾールを5年間服用した人は、無害な偽薬を服用した人に比べて乳がんの発症リスクが53%減少した。研究開始5年後の経過観察で乳がんを発症したのは、偽薬服用グループの85人に対し、アナストロゾール服用グループでは40人だった。

 また、アナストロゾールは乳がんの2種類の標準治療薬、タモキシフェン(tamoxifen)やラロキシフェン(raloxifen)よりも有効な上、副作用も少ないと研究チームは述べている。

 同大がん予防センターのジャック・キュジック(Jack Cuzick)所長は「この研究は、乳がん予防における胸躍る進歩だ。家族歴などのリスク因子を持つ閉経後の女性の乳がん発症リスクを抑えるために、アナストロゾールを第一選択薬にすべきであることがこれで分かった」と述べている。

副作用はまれで、大半は筋肉のうずきや痛み、ほてりやのぼせがわずかに増加する程度だという。同所長は「現在の優先事項は、できるだけ多くの女性が今回の新発見による恩恵を受けられるようにすることだ」と語った。

 アナストロゾールは「アリミデックス」という商標で販売されており、多くの乳がんの原因となる女性ホルモンのエストロゲン(Estrogen)が体内で生成されるのを抑制することで作用する。

アナストロゾールはこれまでに10年以上、いわゆる「エストロゲン受容体陽性乳がん」と診断された閉経後の女性の治療に使用されてきた。

 研究チームは今回確認された予防効果が持続するかどうかを確認し、さらに副作用についても変化が起こらないか監視するために「最低10年間、できればもっと長く」ボランティアの追跡調査を行う意向だとキュジック所長は述べている。

子宮内膜症を経験し2児産んだ穴井夕子 妊娠・出産経験し症状緩和

女性に特有の病気に子宮内膜症があるが、この病気は放置すると不妊の原因にもなるのだが、この病気を経験しつつも、2児を出産したのはタレントの穴井夕子さん(37)。穴井さんが子宮内膜症について語る。

 * * *

 私は高校生のころから生理がすごく重くて、生理が始まって2日間は痛み止めの薬がないと立っていられないほどでした。薬をのむのが間に合わなくて、激しい頭痛と吐き気で倒れてしまったこともあります。

 婦人科を受診したのは24才のときで、結婚が決まったのがきっかけでした。すぐにでも子供がほしかったので、ブライダルチェックコースで、排卵の状態などを全部検査してもらったんです。

 そのとき医師に、子宮内膜症であることと、同時に妊娠しにくい状態になっていることを告げられました。

 子宮内膜症って、生理が止まると子宮以外の所にできる内膜の増殖も止まるので、妊娠するとそれがそのまま治療になる。だけど、子宮内膜症だと妊娠しにくい、という悪循環。悩ましいですよね。

 薬で生理を止めて子宮内膜症を1回治療してから妊娠を目指すか、生理を止めずに不妊治療するか。どちらにしますかと聞かれましたが、そのときに先生が、ポツリと「同じ生理を止めるという意味でも、妊娠するのがいいんですよね」といったのが印象的だったんです。

 私も結婚してすぐに赤ちゃんがほしかったので、「不妊治療に向けて頑張りたい」と答えました。

 私の場合、ホルモンバランスが悪くて、高プロラクチン血症と視床下部性排卵傷害という妊娠しづらい症状もあったので、不妊外来に通ってホルモンバランスをよくする治療も受けました。

 体にあまり薬を入れたくなかったので、生理痛も限界まで我慢しました。でも、あまりにもつらくて、痛み止めをのんでも効かず、一晩中体の震えが止まらなくて……。痛みで朝まで転げ回っていたこともありました。

 そうして2年間、不妊治療に取り組み、人工授精に切り替えたときに妊娠することができました。

 実はあまりにも生理痛がひどかったので、「もう無理」と思って、妊娠より子宮内膜症の治療を先にしてもらおうと心に決めて病院に行こうとした矢先に、妊娠がわかったんです。すごく嬉しかったですね。

 いまも子宮内膜症は落ち着いてはいませんが、妊娠と出産を経験したことで、以前に比べればだいぶ症状は緩和されました。

 もっと早く結婚前にきちんと婦人科で診てもらっていたら、独身のときに排卵を薬で止めて治療し、もっといい状態で赤ちゃんを産むことができたかもしれません。だから、まわりの友人には、ちょっとでも不安があったら、すぐに婦人科に行くようにすすめているんです。

子宮内膜症 痛みがある場合は年齢を重ねるほど症状重くなる

女性特有の病気のなかでも発症する女性が多いといわれる子宮内膜症。まったく無症状の人もいるが、強い月経痛のあることが多く、痛みがある場合、年齢を重ねるほど症状が重くなるのが特徴。

月経時の症状以外では、性交時に痛みがあるほか、排便痛を伴う場合もある。

 子宮内膜症とは、本来、子宮の内側にしかない内膜とよく似た組織が、それ以外の場所にできてしまう病気だ。

「子宮内膜ではがれた組織や血は、月経とともに排出されますが、それ以外にできると排出されず、痛みなどが表れます」と成城松村クリニック院長・松村圭子さん。

 では、治療法はというと、妊娠・出産を望むかどうか、年齢などで治療法は変わってくる。子供をつくる予定がなく、月経痛が耐えきれないほど激しい場合や再発を繰り返すときは子宮と卵巣を摘出することも。

妊娠を望む場合は、子宮と卵巣を温存する手術を行うか、痛み止めやホルモン剤などで治療を行うことに。

「月経をコントロールして痛みを抑えるために鎮痛剤や低用量ピルを服用するなどの方法もありますので、気になる場合は受診を」(松村さん)

「グラマーだと乳がんになりやすい」は嘘?

◆胸の大きさは関係ない? 乳がんリスクが高いのは「高身長」?

両親の身長が高いと、一般的に子供の身長も高くなります。身長は遺伝的要素だけでなく、成長期の栄養摂取状況も関係しています。多くの調査で明らかになっていることですが、体格に関して高身長だとがんになりやすい傾向があるようです。乳がんでもこの傾向は明らかです。

乳がんは女性ホルモンが関係するがんなので、更年期・閉経の前後で統計を分けるのが普通です。日本の調査では身長が160cm以上の人は閉経前でも閉経後でも乳がんになりやすいという結果が報告されています。
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◆グラマーだと乳がんになりやすいのは嘘? 本当?

乳がんに関しては、豊かな胸だと乳がんになりやすいという俗説があります。残念ながら胸の大きさ、すなわち乳房の大きさと乳がんの関係は明らかでありません。乳がんの発育には女性ホルモンが関係しています。閉経前では肥満と乳がんの関係は明らかになっていません。

閉経後の女性では女性ホルモンは副腎から分泌された男性ホルモンにある酵素が作用して作られています。この酵素は脂肪細胞で活性が高いのです。閉経後に脂肪細胞が多いと女性ホルモンが高くなる可能性があります。乳がんのうち、女性ホルモンに反応する型では閉経後は肥満、BMI(BODY MASS INDEX:体重kg/身長m/身長m)が大きいと発症が増加します。それでは、乳がん予防に効果があるとされている食生活にはどのようなものがあるのでしょうか?
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◆魚を食べて乳がん予防!

身長が高いからといって乳がんの危険性が極端に増加するわけでありませんが、食事で予防効果は得られるものを摂取するなど、できることで予防策をとるのは良いと思います。 日本の調査では1週間に魚(魚介類)を1~2回しか取らない人と比べて、毎日、魚を摂取する人では4割乳がんの発症が減るという報告があります。魚の摂取は脳卒中、特に脳梗塞の予防効果もあります。1日、1品は魚介類を食べるようにしましょう。
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◆オリーブオイルが乳がん予防によいという報告も

また、日本人の食生活が西欧化しても、量的にあまり摂取してされていない油がオリーブオイルです。地中海沿岸地域では油=オリーブオイルです。地中海沿岸地域と他の地域では明らかでオリーブオイルの摂取量が違います。オリーブオイルの摂取が多い地域では乳がんが少ないことがわかっています。実験では、ある型の乳がん細胞の培養液にオリーブオイルを加えるとがん細胞が死滅することも判明しています。

調理に使う油をオリーブオイルに変えてみましょう。オリーブオイルは大きく分けて絞ったままのバージンオイルと精製したものがあります。精製しておらず化学物質が使われていないバージンオイルがよいでしょう。がんリスクが高い要因なども、あくまでも傾向でしかありません。早期発見に関して検診や人間ドックも万能とはいえませんが、セルフチェックや定期的な検診など、できることから予防と早期発見に努めるのがよいといえるでしょう。

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