あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム

あなたの健康はお金で買えますか・・・?

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介護保険料の支払い、滞納したらどうなる?  

いざ親やパートナーの介護が必要になったときにあわてることがないよう、介護にかかる“お金”について知っておきたいもの。ケアタウン総合研究所代表の高室成幸氏に介護保険に関する疑問に答えてもらった。

Q.介護保険サービスにかかるお金が払えなくなったら?

A.1カ月に利用した介護サービス費の1割の自己負担分が一定の額を超えた場合に使える制度に「高額介護サービス費」がある。

例えば、住民税を払っている世帯であれば、介護サービス費を月額3万7200円を超えて支払った場合、超えた分が払い戻される。この支給を受けるには、市区町村の介護保険担当窓口への申請が必要になる。

 一方、医療費では、自己負担額が限度額を超えると、超えた部分の医療費の負担を軽減させる「高額療養費制度」があり、医療費が高い場合はこの制度が活用できる。

さらに、一つの世帯で1年間(8月から翌年7月まで)の介護費と医療費の自己負担額の合計が一定の額を超えた場合、申請によって超過額が支給される「高額医療・高額介護合算療養費制度」も利用できる。

 75歳以上の高齢の夫婦で、妻が中等度の認知症で介護サービス費用がかかり、介護する夫も持病があり、多額の医療費がかかっている場合を想定しよう。

 例えば夫の医療費が月4万円、妻の介護費が月3万円とすると、年84万円かかる。だが、この制度を利用すると、56万円に抑えられる。ただし、自己負担額は、年齢や所得、加入している健康保険によって異なるので、市区町村の介護保険窓口へ問い合わせよう。

Q.保険会社の介護保険と公的な介護保険はどう違う?

A.公的な介護保険とは別に、民間の生命保険や損害保険会社も「介護保険」商品を販売している。これは、将来、寝たきりや認知症などで介護が必要になったときに保険金が支払われるもの。

公的な介護保険ではまかなえない費用がカバーできるほか、公的介護保険と違い、加入者が自由に使える現金が給付される特徴がある。

 掛け金が少なくて済む「掛け捨て」タイプ、要介護状態にならなかった場合でも死亡給付金や解約金が受け取れる「貯蓄型」、「一時金」や「年金」タイプなどがあり、現在の年齢、将来展望などを踏まえ、自分に合った保険を選びたい。

Q.介護保険料の支払いを滞納したらどうなる?

A.介護保険額を1年以上滞納すると、介護サービス利用料をいったん全額自己負担しなければならなくなる。1年6カ月以上滞納すると一時的に保険給付が差し止められ、さらに滞納が続く場合は、差し止められた額から保険料が差し引かれることもある。

 2年以上滞納すると未納期間に応じて利用者負担が引き上げられたり、高額介護サービス費の支給が受けられなくなったりする。ただし、災害など特別の事情があると認められた場合は例外だ。




( 2018/05/13 19:39 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

メタボより怖いロコモ】尿路感染、褥瘡…対処できぬ老健★母のドミノ骨折その後・・・  

成人の日を含む3連休に、母が2年前に入所していた介護老人保健施設(老健)から電話があった。毛布やシーツなど、母の私物が残っているから連絡したという。「なんで今頃?」と思ったが、処分してくれるように頼んだ。正直言って、この施設にいい印象はない。

 母は骨折手術後のリハビリのために入所したが、まったくリハビリできないまま、尿路感染症で2度も他の病院に再入院。そこで分かったのは背中に10センチほどもある褥瘡(じょくそう=床ずれ)ができていたこと。

ポケットという肉がえぐれた状態にまでなっていた。いまどき、普通の病院ではこんな褥瘡はできないという。褥瘡は「看護の恥」ともいわれ、その病院の看護の質を如実に表すといわれるからだ。

 母はこの施設に入所1カ月ほどで、尿路感染による40度の発熱と褥瘡の痛みに苦しむことになった。まるで病気になるために入所したようなものだ。老健には医師は常駐しているが、医療施設ではないから対処できないという。

服用していた認知症の薬も処方されなくなり、介護保険の最高段階の「要介護5」になってしまった。

 入所した頃はまだ母は昼の間はベッドから車いすに移り、食事なども車いすでとっていた。その前の病院では車いすでトイレに連れて行ってもらったり、部屋のポータブルトイレにベッドから移してもらって用を足していた。

 ところが、老健では最初から紙おむつ使用になった。入所して2週間目に40度の熱が出た。尿路感染の始まりだった。紙おむつだと雑菌が入るから感染症にかかりやすいと説明された。

 食事も次第に取れなくなり普通食からキザミ食、そしてゼリー食へと変わった。それもぼろぼろ口から食べこぼすようになった。認知症のテストでは30点満点で10点といわれた。骨折前は20点をクリアしていたのに。

 母は発熱とともにまったく排尿できず、足がパンパンに膨れ上がる状態になって病院に運ばれた。泌尿器科に即入院、抗生剤の点滴治療を行うことになった。母の身体を点検した看護師から「大きな褥瘡ができていますよ」と告げられた。

■ロコモ ロコモティブシンドローム=運動器症候群の略。筋肉や骨などの衰えで歩行などに支障を生じ要介護リスクが高まる。予備軍含め4700万人が危機にある。




( 2018/05/13 19:34 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

老後資金は寿命長い女性こそ把握すべき 目安は1440万円  

人の死後、いちばんのトラブル要素といえば、お金関係。

老後資金の準備方法を指南するファイナンシャルプランナーの山崎俊輔さんは、「漠然と老後の心配をする人は多いですが、案外、しっかりお金のことを把握している人は少ない。男性より寿命が長い女性こそ、具体的に考え把握すべきです」と話す。

 例えば、夫婦が同じ年齢の場合、統計的に65才の男性は15年、女性は21年ほど老後の生活がある。妻の“おひとりさま期間”は6年という計算に。

「夫に先立たれた専業主婦の場合、遺族年金として夫の厚生年金のおよそ4分の3(条件による)が支給されますが、夫の国民年金分はもらえなくなります。そもそも夫婦2人の暮らしに、年金だけでは足りません。

ひとり暮らしになっても、光熱費や食費はほとんど変わりません。夫婦で豊かな老後を送るためにも、ひとりになってからの不安を軽減させるためにも貯蓄は必須です」(山崎さん、以下「」内同)

 総務省発表の「働いてない高齢者の夫婦世帯」がもらっている公的年金給付額と実際に使っている平均金額(月額)を比べてみると、2012年は給付額が20万7571円なのに対し、実支出額は26万5687円。つまり、1か月に約6万円不足しているということになる。

「年間で72万円不足として、例えば85才まで夫婦2人で暮らした場合、20年で1440万円不足する計算です。これをひとつの目安に、今後消費税が段階的に上がることや医療負担額が上がる可能性を考慮し、やや多めに貯蓄すればいいでしょう。

ただし、あくまで平均額なので、実際にもらえる年金額を調べることも忘れずに」

 とはいえ、1440万円を今から貯めるのは大変だ。

「夫の勤め先が一般企業なら退職金がありますから、その分を当てられます。まずは社内規定を調べたり、人事・総務部、年金基金事務局に問い合わせ、退職金を把握しましょう。心配しすぎることはありません。

そのうえで、貯蓄に向けたプランを考えるといいでしょう。40代の今からでも大丈夫! 家計のダイエットをして貯金すれば、老後の豊かさにつながりますよ」




( 2018/05/13 19:33 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

自然な最期を迎えたい大多数が自室ベッドで息引き取れぬ理由  

老人ホームは本来「終のすみか」であるはずだが、入居者の多くは病院で亡くなる。なぜか? 約200人の看取り経験ある特養ホーム常勤医で『平穏死のすすめ』著者の石飛幸三氏が日本が「看取り後進国」である理由について語る。

 * * *
 老人ホームは最期の時が近づいていることを悟った人が来る施設です。ならば、「看取ること」こそ、ホームの使命であるはず。しかし、自然な最期を迎えようとしている8割の人が、ホームの居室ではなく、病院に送られて亡くなります。それも、多くの管につながれ、痛み苦しんで、最期は意識も半ばの状態です。
 
 高齢者の約8割は、過剰な延命治療をせず、自然に亡くなっていきたい、つまり「平穏死」したいと希望しています。ではなぜ、大多数の人が自室のベッドで息を引き取ることを許されないのか。
 
 理由のひとつは、施設側の責任逃れです。まだ息がある段階で治療をストップすると、ホーム側が保護責任者遺棄致死罪や殺人罪に問われる可能性がある。

入居者本人が平穏死を望むという事前指示書「リビング・ウィル」に署名していても、家族に訴えられれば、法的には施設側に有利になるわけではありません。
 
 だから、多くのホームでは施設内での看取りを嫌がり、病院に責任を押し付けるのです。病院も、体力が落ちて食事を摂りにくくなった人が誤嚥しては大変なので、たった15分間の手術で胃ろうを施す。そうして、ますます体力が落ち、薬漬け、管だらけになって、死ななければならなくなる。
 
 いろんな人が責任回避した結果、日本が世界で稀にみる「看取りのできない国」になってしまったわけです。
 
 認知症で自分自身の状態がわからず、食べられなくなっても管で栄養を流し込まれ、無理矢理に生かされる。それは本当に幸せなことなのでしょうか。本人だけでなく家族も、「医療の限界」と「本人の死期」を真剣に考える必要があります。
 
 幸い、徐々に「平穏死」の考えも広がりつつある。私の勤める特養ホームでは約9割が施設で亡くなり、病院に死にに行くこともなくなりました。もっとそういうホームが増えてほしいと考えています。




( 2018/05/13 19:32 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

「高齢者施設」の主な種類と概要 サ高住等5種の施設の違い  

高齢化社会を迎えた日本では、老人ホームにお世話にならずに老いてゆくのは難しい。ひと口に老人ホームと言っても、さまざまな種類が存在する、ここでは5種類の老人ホームを紹介しよう。

■介護付き老人ホーム
 要介護1以上の人を対象とした「介護専用」型と、認定を受けていない人でも入居できる「混合」型がある。施設に居住しながら食事や入浴などの介護サービスを受けることができる。民間企業などが運営しているので、特養と違い施設によって料金やサービスは異なる。

■住宅型有料老人ホーム
 65歳以上であれば、感染症など集団生活ができない場合を除いて入居することができる。バリアフリー設備が充実し、食事や清掃などのサービスは受けられる。スタッフによる直接の介護が必要となった場合は、入居者と外部事業者が直接契約し、訪問介護になる。

■サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
 60歳以上もしくは要介護認定を受けている人ならば入居できる。介護の資格を持つ管理人が常駐しており、安否確認・生活相談サービスが提供される。介護は外部と直接契約して利用する。賃貸契約のため、多くの施設で一時金は不要だが、敷金・礼金などはかかる。

■特別養護老人ホーム(特養)
 自力で生活することが困難で、在宅介護が受けられない人に、食事、入浴などの日常生活の介護や機能訓練などのサービスを行なう施設。社会福祉法人や自治体などが運営しており、低料金で利用できるが、待機者が多く、要介護3以上の認定がないと入所は困難。

■グループホーム
 65歳以上の要支援2、または要介護1以上の人で、施設の地域に住民票がある人が入所対象。認知症を患っている5人から9人の高齢者が常駐する介助スタッフの援助を受けながら共同生活を送る。入居金や利用料がかかるが、一般に有料老人ホームより低料金で利用できる。




( 2018/05/13 19:30 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

在宅医が教える“介護の場所”「在宅が親孝行とは限らない」 

 多くの人が望む自宅での療養と最期を支える在宅医として、数多くの看取りを行ってきた長尾クリニック院長の長尾和宏さん。家族が悩む“介護の場所”について、力強いアドバイスをくれた。在宅か施設か、病院かの択一ととらえない方がいい。今は療養形態も多様化していて、高齢の親の状態や介護する家族の生活や介護力に合わせて、自宅・施設・病院を行ったり来たり、自在にアレンジすることができるのです。

 私の在宅医療の患者さんでも、月のうちほとんどを施設のショートステイで過ごし、自宅に帰るのは数日という人、呼吸器が必要で要介護5の親を在宅介護しながらフルタイムで働いている人もいます。

 また天涯孤独のおひとり様で認知症や末期がんの人も診ています。つまり家族がいなくても大丈夫。介護の形にこだわって取り越し苦労をしなくてもいいのです。核家族で育った今の40~50代は人が老いて死ぬことを現実に見ていないから、戸惑い、介護のパッケージを求めてしまう。必ずしも在宅が親孝行とは限らないし、施設で気楽にと考える高齢者もいます。

 大切なのは“あなたの親”に心を寄せること。たとえ施設や病院に入っても会いに行って話す、聞く。電話やメールでもいい。コミュニケーションこそが何よりの親孝行です。 これからは多死社会。死をタブー視するのではなく、人生の大切な最期の瞬間ととらえましょう。子世代はその時を心穏やかに迎えられるように環境を準備すべく、元気なうちから親子で話し合いを。親の人生の最終段階に、ぜひいい親子関係を築いてください。




( 2018/05/10 09:08 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

請求しないと損。意外と手厚い障害厚生年金の「配偶者加給年金」  

ついに迎えた平成30年、平成元年に生まれた方も来年には30歳になってしまう程の時が過ぎ、その間に世界ではさまざまな出来事が起こりました。
しかし、そんな出来事の一部が「昭和のもの」だと思われている事も少なくないようで、我々が「昭和のもの」だと思っている出来事の中にも「平成のもの」が結構あるようです。

そこで今回は「昭和だと思ってた平成の出来事」をアンケート、ランキングにしてみました。
昭和の出来事と勘違いしてしまっている平成の出来事とは、一体どのようなものだったのでしょうか?

1位 ベルリンの壁崩壊
2位 任天堂が家庭用ゲーム機「スーパーファミコン」を発売
3位 バブル経済崩壊
⇒4位以降のランキング結果はこちら!

1位は平成元年11月9日の「ベルリンの壁崩壊」!
冷戦の終末である歴史的事件、「ベルリンの壁崩壊」が堂々の1位に輝きました。そもそも歴史で勉強する「冷戦」という言葉が「戦争」を連想させ、なんとなくかなり昔の出来事だと思われがちなのですが、この冷戦が終結したのはなんと平成になってから。日付は平成元年(西暦1989年)11月9日であり、元号が平成になってからわずか10ヶ月の時に起きた出来事だったんですね。

2位は平成2年11月21日の「任天堂が家庭用ゲーム機『スーパーファミコン』を発売」!
据え置きゲーム機のレジェンド、「任天堂が家庭用ゲーム機『スーパーファミコン』を発売」が2位を獲得しました。発売日は平成2年(西暦1990年)11月21日で、平成になってから1年10ヶ月であり、90年代初の家庭用据え置きゲーム機ハードでもありました。

3位は平成3年3月の「バブル経済崩壊」!
イメージ映像からも昭和っぽいと思われがち、「バブル経済崩壊」が3位にランク・インしました。テレビなどで「バブル経済」が取り上げられる際、映像にどうしても「昭和感」がつきまとってしまい昭和の出来事なんだと思ってしまうのですが、実際は平成3年(西暦1991年)3月頃の話で平成になってから2年以上経過した後に起こっていたそうです。

いかがでしたか?
とりあえず9位の「東京ディズニーシーが開園」に筆者は目を疑ったのですが、ディズニーランドとセットで開園したと思っていた人が多かったんですかね…?

今回は「昭和だと思っていた平成の出来事ランキング」をご紹介させていただきました。気になる4位~44位のランキング結果もぜひご覧ください!


( 2018/02/11 01:27 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

老人保健施設選びは慎重に=読者から   

・京都市 公務員 池上博(53)

3年前の1月に父ががんで他界した後、母を在宅で介護してきた。しかし、仕事と介護の両立に限界を感じ、昨年10月に老人保健施設に入所させた。

 私の家と母の家は、まさにスープの冷めない距離。毎朝6時に私の携帯電話に「おはよー」と元気なモーニングコールがあると、妻の作る朝食を持って顔を出していた。

 母は膝が悪く、家の中にジャングルジムのように手すりを張り巡らせていたが、毎日、少しずつ歩きづらくなっていくのが分かった。数回転倒したのを機に、不安になって入所させた。

 施設では手押し車で歩けるようになって喜んでいたが、昨年11月に転倒。その後はリハビリに意欲がなくなり、昨年末に嘔吐(おうと)したことによる窒息で他界した。87歳だった。

 嘔吐したその日は病院には連れて行かれず、夕方、見舞いに行ったら点滴をしていて、弱々しかったが、話ができた。しかし、その夜、再び嘔吐したらしい。

翌未明、意識がないのに気づいて救急病院へ搬送されたときには呼吸が止まっていた。救急病院では「原因が分からないので、死亡診断書は書けない」と言われ、施設に行った。

 亡くなったその日だったが、母の荷物は既に段ボールに詰められて部屋の外に出され、部屋には別の名札がかかっていた。受け取った死亡診断書には「老衰」と書かれていた。

 在宅のときの母からの着信記録は携帯電話に1つだけ残してある。それを見ながら、もう少しがんばるべきだったか、と思う。「施設選びは慎重に」。これは母からの遺言のような気がする。


( 2018/02/11 01:26 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

【メタボより怖いロコモ】70代女性の転倒現場に居合わせて… 「ロコモチェック」してみては? 

年の瀬で慌ただしいせいか、救急車のサイレンをよく聞く。一昨年の御用納めの日、母は骨折して救急車で運ばれた。今年の正月も病院で迎えることになる。

 先日、その母を見舞おうと自転車を走らせていたら、ロコモ→転倒の現場に行きあわせた。70歳代の女性が両手に買い物を詰め込んだポリ袋を提げて、車道にあおむけに倒れていた。横断し歩道に上がろうとして踏み外したようだ。

通りかかった車は間一髪避けて通過した。近くにいた人が駆け寄って抱きかかえるが、立っていられずにすぐに倒れかかる。

 「動かさない方がいい」と、歩道に横たえたまま、救急車を呼ぶ。本人は意識はしっかりしており、名前と家の電話番号をはっきりと答えた。家にかけると、「○○病院に運んでほしい」という。

たまたま、そのすぐそばにその病院のサテライト診療所があるのを知っていたので、私が行って訳を話し、ナース2人を連れてきた。

 「あらー、××さん。どうしたの」とナース。かかりつけの病院だった。そこへ救急車到着。あとはナースにまかせ私は母の病院へ向かった。

 この女性も私の母もロコモ→転倒→救急車という点は共通している。ただ、私の母は大腿(だいたい)骨骨折で大変痛がっていた。この女性は立てなかったが痛がらなかったので、骨折ではないかもしれないと思った。

 私の母はなぜ部屋の中で転倒したのだろう? 母から電話で「動けないから来て」と知らせがあったのは朝7時。8時過ぎにはデイサービスの迎えのバスが来るので、身支度をしていたようだ。着替えの最中に足をもつれさせて転倒したとみている。

 別表の7つのロコチェックをごらんいただきたい。母は(1)と(2)に、いや、すべてに該当するといってもよかったほどだ。一方、私が遭遇した女性は(5)と(7)に該当したのではないか。

 皆さんも、ロコチェックしてから、新年を迎えてはいかが。実は、まだ60歳代の男性で、転倒して頭を打って亡くなった知人もいるから油断できないと思っている。 

 ■7つのロコチェック
 □(1)片脚立ちで靴下がはけない
 □(2)家の中でつまずいたりすべったりする
 □(3)階段を上がるのに手すりが必要である
 □(4)家のやや重い仕事が困難である
 □(5)2キロ程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
 □(6)15分くらい続けて歩くことができない
 □(7)横断歩道を青信号で渡りきれない
 ※該当する人はロコモチャレンジ!推進協議会のWEBサイト(ロコモチャレンジで検索)でより詳しいロコモ度テストを

 ■ロコモ ロコモティブシンドローム=運動器症候群の略。筋肉や骨などの衰えで歩行などに支障を生じ要介護リスクが高まる。予備軍含め4700万人が危機にある。


( 2018/02/11 01:25 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

月額費用15万未満~70万以上と幅広い老人ホーム価格差の理由 

「アミーユ」「レストヴィラ」「グランダ」「ラ・ナシカ」「リアン」「エスペランサ」……。老人ホームの入居を検討する人であれば、全国にこうしたオシャレなカタカナ語が冠されたホームがたくさんあることにお気づきだろう。

 高齢化社会の到来を商機と捉え、2000年頃から民間業者が雪崩を打ったように老人ホーム経営に乗り出した。有料老人ホーム数は昨年、7500か所を突破し、さらに数は増え続けている。

 近年は、本業は他業種でも資本力のある企業が中小のホーム運営会社を買収したり、新規ホームを次々に建設するなど、寡占化も進む。中には、介護付き居室だけで1万部屋を超える大手グループも現われている。

 事業者は、熾烈化する介護施設ビジネスで勝ち残るために、価格帯やサービスの質などで他社との差別化を図っている。

そうした独自の「売り」をアピールするために、共通の特徴を持ったホームを、冒頭のカタカナ語のように同じ名前で売り出すようになった。それらは老人ホーム業界で「ブランド」と呼ばれている。

 たとえば、ホテル業界を見ると、その名称を見れば、そこが「外資系高級シティホテル」なのか、「格安ビジネスホテル」なのか、おおよそ見当がつく。だが、老人ホームの場合は認知度が低いので、ブランド名だけでは、どういう特徴のホームなのかわからないだろう。

 調べると、全国に5つ以上のホームを持つブランドが相当な数で存在することがわかる。中には100施設を超える数を有するブランドもある。

 また、月額費用は「ヒルデモア」や「アリア」など高いブランドで70万円以上、「サニーライフ」や「アミーユ」など安いブランドで15万円未満と、かなりの価格差がある。それだけ入居希望者のニーズが幅広いことを示しているが、何がその価格差を生むのだろうか。

 タムラプランニング&オペレーティング代表の田村明孝氏が分析する。

「まず価格が高いホームは、入居者1人に対する職員数が多く、人員配置が手厚い傾向があります。また、食事などのサービスの質が高く、豪華な居室や共用部分があるなどハード面の付加価値も反映されています。

一方、あまりにも価格が安すぎるホームは、何らかのサービスが削られていると考えられます。

 ただし、単純に“高かろう、良かろう”というわけではありません。低額であっても高いレベルのケアを提供するところはあります。

大切なことは、今までの自分の生活レベルに合っていて、ホームに移り住んでも無理のない暮らしができるかということです。価格の高低にかかわらず、必ず体験入居をして、自分に合ったホームかどうかを確認してください」


( 2018/02/11 01:24 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

家族を介護してばかりで不幸な彼が心配(40代女性)【人生相談 あすへのヒント】 

【相談】

 不幸続きの彼のことで相談します。現在、彼は無職です。家族の介護が続き過ぎ、仕事に就きたくても就けない状況だからです。

 彼は、寝たきりになった父親の介護をしながら、末期がんで療養中の姉の世話もしていました。昨年、2人は続くように亡くなりました。

 彼の母親は、口は出したけれど何もしませんでした。娘を亡くした悲しみは分かりますが、2人を介護した彼を何かにつけ、罵(ののし)ります。「おまえが代わりに死ねばよかった」など、とても信じられない言葉です。

 そんな折、その母親が自転車で外出中に転倒し、入院。しかし、退院後、リハビリに消極的で、彼は母親のお風呂やトイレ介助など休む暇がありません。自分を介護してくれる息子を罵り、自分の不幸を訴え続け、揚げ句に介護保険の申請も拒否します。彼の精神面が心配でなりません。(東京都 40代女性)

【回答】

 ようこそおたよりくださいました。お父さまの介護、お姉さまの看病が続き、今度はお母さまの介護。誰でもできることではありません。今の状況が続くと、彼は肉体的にも精神的にも倒れてしまいます。

 彼にも大切な人生があります。ここは第三者の助けをいただきましょう。人間は1人で生きることはできません。「母さん、つらいかもしれないが、私たちだけでは共倒れになるよ。一緒に良い方法を考えよう」と、お母さまの気持ちもくみつつ、明るく現状を伝えるようにしましょう。

 さて、文殊の智恵があることをご存じですか? 3人くらいが集まり、考えを出していけば、素晴らしい知恵が出るという教えです。私も介護の専門家に聞いて知恵をいただきました。現状を市町村の介護保険や高齢者福祉の窓口に相談し、具体的なアドバイスを受けることが先決とお教えいただきました。

「どうせ無理だろう」と決めつけるのではなく、訪ねていき、知恵をいただくことで世界も変わってきます。

 もう一つは、予算的なこともあるとは思いますが、施設に入所していただく方法です。罪悪感にさいなまれるかもしれません。しかし、施設にはプロの介護スタッフや仲間が多くいて、実は本人のためになる事実もあるのです。まめに面会に行けばお母さまも安心できます。

 私事ですが、実母の介護を兄とさせていただきました。しかし、私たち兄妹にも仕事があります。病院の援助もいただきながら、同時に現場のスタッフから多くのことを学びました。そこから、母との会話が増えたような気がします。母は6年前にお浄土へと還りましたが、介護をする中で、改めて親と出遇(であ)わせていただけたと感じています。

 あなたのような心優しい方が側にいて良かった。どうか、無理をするばかりが介護ではなく、お互いを生かせあう介護があることを彼にお知らせください。

■回答者・川村妙慶

 僧侶兼アナウンサー。48歳。ブログで法話を日替わりで更新し、寄せられた悩みに回答している。新刊に「ホッとひといき 川村妙慶のカフェ相談室」(法蔵館)。


( 2018/02/11 01:23 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

ボクらの老後の年金生活は今のままで大丈夫?世代間格差は何と●●●●円! 

日本中に広がる年金不安。政府は「年金確保支援法」を成立させ、あろうことか支給開始年齢の引き上げを画策……我々の老後は、本当に大丈夫?

 月の給料明細を見ると、がっつり天引きされている保険料。これで老後も安泰なら納得できるけど、今後の年金制度改革(改悪)によっては、単なる払い損になる可能性も⁉

 年金破たんの危機の大きな原因は少子高齢化だ。内閣府発行の「高齢社会白書」によると、65歳以上の高齢者を支える現役世代の数は、1970年では9.8人だった。

しかし2009年になるとその数はわずか3.3人に減少。どだい無理な制度の結果、生じてくるのが世代による年金の格差だ。

Data3は各世代が平均余命まで生きることを想定し、将来受け取る年金から支払った保険料の総額を引いたもの。その格差は驚きの結果に! つまり、現在の厚生年金制度は、平たく言うと「高齢者支援制度」ということになるのだ。

それに加えて国民年金の未納問題も深刻だ。現在の制度は、厚生年金加入者も国民年金に二重加入している「基礎年金制度」になる。

つまり国民年金が枯渇すれば、厚生年金から支援が行なわれ、未加入者の肩代わりをしているのだ。何だか損ばかりしている現役サラリーマン組だが、この暗い先を乗り切る策はあるのか?

「個人年金に入るなど、自衛策は立てるべきです。そのうえで将来70歳まで働き続けるための健康管理を考えること。

支給開始年齢の引き上げは避けて通れません」こう語るのは、学習院大学経済学部の鈴木亘教授。そりゃそうだけど、そもそも70歳の時に働き口自体があるのかが不安。政治家の皆様、ホント何とかして!


( 2018/02/11 01:22 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

高齢者介護施設 どの施設がいいかチェックポイント7つ紹介  

全国で約530万人が介護認定を受け、認知症の人は推計約305万人にのぼる高齢社会ニッポン。

「なんだかんだいっても、介護は娘、嫁、妻が負っている」(主婦・62才)、「介護のせいで派遣の仕事を辞めた」(主婦・43才)など不満が渦巻くなか、頼った施設がこの世の地獄だったという話も増えている。

 絶対に間違えたくない介護施設選び。見極めポイントをお教えします。

「かつては、夜に歩き回る認知症の人は疲れさせて寝かせようと、回廊構造の建物を造り、昼間にぐるぐると歩かせたひどい施設もありました。

 今は少人数で家族のように暮らす“ユニットケア”が注目されるようになりました。特に認知症の人だけが暮らす『グループホーム』の介護力は、スウェーデンなど福祉先進国に負けないものがあります」

 そう話すのは、高齢者施設に詳しい福祉ジャーナリストの浅川澄一さんだ。しかし希望者誰もがグループホームに入れるわけではない。例えば東京・渋谷区にはグループホームは4軒しかない。

「自分が住んでいる市では不足しているのに、隣の市なら即入所できる場合もあります。住民票を移して入居しようという人もいますが、数か月間は入居施設を利用させないという自治体もあるので要注意」

 低料金で利用できる特養は順番待ちで、数百人待ちもざら。仕方なく、老人健康保険施設やショートステイを利用してつないでいる人も多い。介護保険制度の前提は、利用者の「自己選択」「自己決定」だが、選ぶことができないことも多いのが実態だ。しかし、朗報もある。

「有料老人ホームは超高額のイメージがありました。たとえば前払金1千万円のうち300万円ほどは1日でも入居すると“返還対象外”の費用として戻らず、敷居が高い。それに対して東京都が通達を出し、今年4月からは、前払金の内訳を明示すること、返還対象外の金額を設けてはならないとしました。

一部、従わない事業者もいますが、諦めていた人にも有料老人ホームが選択肢となり得ます」(浅川さん)

 見学に行ったときのチェックポイントは以下のとおり。

【衛生面】

・においはひどくないか

・玄関などの造花にほこりがたまっていないか

・トイレに黒ずみはないか

【サービス内容】

・経営理念に共感できるか

 地域説明会や勉強会で経営者と会う。

・現場の人は理念を共有してるか

 施設長などスタッフと話をしてみる。

・ケアプランに納得できるか

「名前を伏せてケアプランを見せてください」と聞いてみる。ただし個人情報なので断られる場合もある。

・最期まで住めるか

 看取りの件数や様子を聞いてみる。


( 2018/02/11 01:21 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

在宅医療で緊急事態! 主治医が「来てくれる」「来ない」の違いとは? 

往診は、訪問診療とならぶ在宅医療の2本柱だ。事前に予定して定期的に患者の自宅に行く訪問診療に対し、往診は、患者・家族からの要請に応じて自宅に行く。好評発売中の週刊朝日ムック「さいごまで自宅で診てくれるいいお医者さん」では、新宿ヒロクリニック院長の英裕雄医師を取材し、どんなときに往診しているのか、その実態についてたずねた。

*  *  *
 在宅医療における往診は、日常的に訪問診療をしている患者が対象となる。一度も診療したことがない患者の呼び出しに応じるものではない。

 在宅医療をおこなう在宅療養支援診療所は、往診が24時間365日可能という要件になっている。

 それだけ聞くと、在宅医は昼夜を問わず年中無休で救急隊のような出動を繰り返しているように思えるかもしれないが、必ずしもそうではない。

 大都市型の在宅医療の草分け的存在である新宿ヒロクリニック(東京都新宿区)院長の英裕雄医師は、こう話す。

「日頃の訪問診療の際に、患者さんや家族の方には『困ったことがあれば、いつでも電話して相談してください』と伝えています。しかし、電話がかかってきても、それがすべて往診になるわけではありません。主治医が電話で指示を出すことで解決するケースも多いのです」

 新宿ヒロクリニックの患者数は、500人弱。当直態勢の夜間(18時~翌朝8時30分)で月200~400件の電話がかかってくるが、そのうち往診に至るケースは平均すると約3割という。

「当クリニックの夜間往診の割合は、多いほうだと思います。往診の割合は、診療所の方針や考え方に大きく左右されるもので千差万別です。一般的にこれくらいが標準というものはありません」(英医師)

 訪問診療の際に、これから起こりうる病状の変化やそのときの対応法を家族に伝えておけば、往診の回数は減る傾向にあるが、どんなに減らせてもそれがゼロになることはないという。

■往診は病状の変化への対応だけではない

 たとえば新宿ヒロクリニックにかかってくる電話で、「薬を飲み忘れてしまったが大丈夫か?」「腰が痛むので痛み止めの薬を飲んでもよいか?」といった相談は、医師からの電話での指示で済むことが多いという。逆に、発熱やせき、痰(たん)がからむ、下痢など、患者の病状の変化に対しては往診することが多いそうだ。

 では、どういう基準で往診するかどうかの判断をしているのだろうか。英医師はその考え方を、次のように説明する。

「それは、往診の目的は何かということにつながります。往診して在宅医がおこなうことは、患者さんの病状の変化に対しての初期治療や処置になりますが、それによって患者さんや家族の方の不安を解消する意味合いも持っています。電話だけでは不安が解消されない、患者さんや家族の方が『医師に診てもらうことで安心を得たい』と思っていると判断されるケースは往診するようにしています」

 電話での指示だけで済むのは、それで不安が解消されるケースだという。

 在宅医療は、患者の生活全体をサポートしていくことを一つの目的としている。医学的なマニュアルによって往診するべきかどうかが一律に決まるわけではない。一方で、往診でできる治療や処置には限界がある。患者・家族の生活背景や在宅医療に対する希望などを考慮し、かつ病状の経過も含めて主治医が総合的に判断するものなのだ。

■夜間当直態勢の一例 ※新宿ヒロクリニックの場合

 具体的に、新宿ヒロクリニックの夜間当直態勢を紹介しよう。

 新宿ヒロクリニックには、常勤の医師6人、非常勤の医師20人弱が在籍している。常勤の医師がそれぞれ患者を受け持ち、主治医となっている。非常勤の医師は、通常の患者は持たず、当直に入る。

 夜間の当直時間帯は、この非常勤の医師と看護師、事務職のコーディネーターが3人一組のチームとして待機している。患者・家族から電話があると、看護師かコーディネーターが対応し、その患者の主治医に連絡し指示を仰ぐ。

 主治医が患者の自宅に電話をして、それだけで済むケースもあれば、往診が必要なケースもある。後者の場合は、「これから当直の医師を往診に向かわせます」と伝え、当直チームに往診を指示する。当直チームは3人一組で往診に向かう。

■主治医が司令塔になり信頼関係を築いていく

 このシステムでは、主治医自身が夜間往診することはないが、往診すべきかどうかなど、すべての判断は主治医に任せられている。患者・家族のことを熟知しているのは主治医だからだ。

「主治医が司令塔です。いつ電話がかかってくるかわからないですが、それは患者さんや家族と信頼関係を築いていくうえで重要なことです。いつでも相談できる関係になっていけば、主治医はその家族とともに在宅医療を支える『同志』になれるのです」(同)

 当直チームのほうは、突然、自宅に訪問することになるため、患者・家族からすると「なじみのない人たち」になる。同クリニックで当直に入る看護師はこう話す。「患者さんごとにすでに主治医と信頼関係があり、そのおかげで往診の際にやりやすさを感じることはあります。逆に、統一した対応をしないと不信感を持たれてしまうので、カルテや連絡ノートを使って、クリニックとして対応がぶれないように心がけています」


( 2018/01/21 12:40 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

得する年金術 子や孫と同居すれば大幅な「繰り下げ」も可能 

年金は何歳から受け取るべきか──内閣府の検討会などで、受給開始を「75歳」まで選べる制度の導入が提言されている。「少しずつでも『長く』受け取る」か「期間は短くても『たくさん』受け取る」か。これは「どちらが正しいのか?」という二者択一の単純な判断ではない。「年金博士」こと社会保険労務士・北村庄吾氏はこういう。

「定年退職後の人生において、『お金』はもちろん重要ですが、心身の健康、そしてどんなことに時間を費やしたいか、といった要素も大切になってきます。体が比較的よく動く60代のうちにしかできない目標があるのか、70代まで長く続けられる趣味を持っているのか。そうしたことも踏まえて初めて、60歳以降の『どの時期』にお金が必要かというシミュレーションが可能になってくる」

 つまり、「繰り上げ」「繰り下げ」の判断は、夫婦の趣味、定年後の楽しみや生きがいをどこに見出すかによっても変わってくるのだ。

「繰り上げ」「繰り下げ」は、“子供や孫との関係”も踏まえた判断が必要になってくる場合もある。前出・北村氏はこういう。

「親子関係が良好なら、リタイア後の『同居』はメリットが大きい。最大の利点は、『子供の扶養に入る』という選択肢が生まれることです。扶養に入ることができれば、子供の保険料負担を増やすことなく、親も健康保険に加入できる。

 また、高額療養費の世帯合算が可能になり、医療費の自己負担を抑えやすくなります。さらに、同居する親が亡くなった場合、子供は最大2か月分の未支給年金を受け取れる」


( 2018/01/02 20:42 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

【100歳時代】老後破産を防ぐにはいくら必要? FPに聞く 年金生活での赤字を減らそう 

老後に貯蓄がつきて生活を賄えなくなる「老後破産」を防ぐには、どれくらいお金をためておく必要があるのか-。人によって、「3千万円」「4千万円」「5千万円」などと、見方はさまざまだ。ファイナンシャルプランナー(FP)の畠中雅子さんは「一般論で語っても何の意味もありません」と断じる。貯蓄が1千万円でも年金生活での赤字額が少なければ暮らしていくメドは立つからだ。

 まず考えるべきは、現役時代に自分がどれくらい貯蓄できるか、正確に把握することだという。

 「50代で1千万円たまっていない人が60代前半までに退職金を除いて3千万円ためようとしてもまず無理でしょう。ためようとすれば、許容以上のリスクがある運用方法に挑戦することになり、逆にお金を減らしかねない」

 畠中さんは、こう指摘する。

 リスク商品は、2倍に増額する可能性があれば、同時に半分に減るリスクもある。「実際にお金を減らしてしまい『妻に言えない』と言ってくる相談者も多いんですよ」と畠中さん。

 必要な貯蓄額は、年金生活になってからの赤字額がどれくらいになるかに左右される。年金を含む年間収入から支出を引いた額を算出し、65歳以降、30年生きると想定すれば、30かけた額がだいたい必要な貯蓄額になるという。

 畠中さんは、本格的に老後貯蓄に乗り出すのは「50歳になってからでいい」と語る。年金生活後の収入や支出について一定のメドがみえる年齢だからだ。

 50歳になると、日本年金機構から年金加入者に送られてくる「ねんきん定期便」の様式が50歳未満のときと違うものになり、受け取りの見込み額が示されるようになる。途中で会社を辞めなければ、見込み額は実際にもらえるのと近い。

 一方、支出面では、住宅ローンの返済や子供の教育費負担が何歳まであるかといったメドがつく。あとは、毎日通勤していたときと生活スタイルが変わった場合、夫婦でどれくらいの食費が必要かなどを算出すればいい。

 重要なのは、老後の赤字額を減らすためどんな「戦略」を練るかだ。収入面では年金の受取額を増やすため、65歳まで延長して働く場合、厚生年金をもらえる職場を選ぶのが望ましい。支出面では、固定資産税や自動車関連の税金、住宅の修繕費、レジャー費、冠婚葬祭費、医療費をいかに減らすかがポイントとなる。

 大きな効果を発揮するのは家の住み替えだ。「戸建てから、駅近のコンパクトな中古マンションに買い替えれば、固定資産税が安くなるケースも多い。車を手放しやすくなるので車関連の支出も減らせます」

 車に関しては、普通乗用車2台をともに軽乗用車に替えるなどすればいい。保険の見直し、介護施設の選び方など、ほかにも工夫の余地はいくらでもある。FPのような専門家の知恵も借りながら、「100歳時代」の長い老後を心配なく生き抜きたいものだ。

 畠中雅子氏(はたなか・まさこ) 昭和38年、東京都港区生まれ。平成4年にファイナンシャルプランナー資格を取得。新聞・雑誌・ウェブなどに約20本の連載を持つほか、セミナー講師、相談業務などを行う。引きこもりの子供がいる家庭向けの生活設計アドバイスや高齢者施設への住み替え資金アドバイスなどにも注力。著書は「貯金1000万円以下でも、老後は暮らせる!」(すばる舎)ほか60冊を超える。


( 2018/01/02 20:29 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

得する年金術 専業主婦だった妻が60歳以降も働かない場合 

 60歳以降の安定収入を確保しようとする時に、重要なのが「夫婦の合計収入」だ。同い年の夫婦を前提として、シミュレーションしてみよう。夫が60歳以降に再雇用で働いて月収20万~25万円程度となる一般的なケースでは、妻が「働かない」で収入ゼロの場合、夫婦で必要とされる生活費(27万円)が捻出できない。

 かといって夫が年金を「繰り上げ」受給すると、支給停止部分が出てきて“損”になることがある。「年金博士」こと社会保険労務士・北村庄吾氏が解説する。

「そこで、『妻だけ60歳』から繰り上げ受給という選択肢が出てきます。夫にどれだけ給与所得があっても、働いていない妻の年金が支給停止になることはありません。厚労省のモデルケース(夫婦で65歳受給の時に月額22万1277円)でいえば、妻が60歳から年金を受け取る場合の月額は4万5459円。十分、家計の助けになります」

 一方で、65歳以降の夫婦の年金受給額は「妻の繰り上げ」によって月額約2万円減ってしまう。「夫は65歳から」の受給を選びつつ、65歳以降も働き口を探す選択が現実味を帯びてくる。北村氏はこう続ける。

「2017年から65歳以上も雇用保険に加入できるようになりました。なので、夫が65歳で一度退職して別の仕事を探す場合は、ハローワークで『高年齢求職者給付金』を申請して受け取ることを忘れてはいけません。月収20万円で働いていた人であれば、約24万円の一時金が受け取れます。雇用保険に加入して働いている限り、一定の条件を満たせば何度でも給付を受けられるので、働く高齢者の強い味方となる制度です」



( 2017/12/27 15:56 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

得する年金術 専業主婦だった妻が60歳以降パートに出る場合 

 定年退職する60歳以降、「夫婦の合計収入」が安定収入を考えるときに重要な鍵となる。同い年の夫婦を前提として、シミュレーションしてみよう。妻が60歳以降にパートに出て家計を助けてくれる場合、年金(基礎年金、厚生年金)受給を「繰り上げ」する必要性は薄れてくる。「年金博士」こと社会保険労務士・北村庄吾氏が解説する。

「税制改正によって2018年から、妻の年収が150万円以下なら夫の配偶者控除は削られないことになりました。妻がパートで月収10万円程度(年収約120万円)を稼いでくれれば、夫が再雇用で月収20万~25万円程度になっても、税制上不利になることもなく、生活費を賄える。この場合、夫婦ともに『繰り上げ』は必要ないでしょう」

 結果、「夫婦で65歳」受給が現実的な選択肢となる。さらにいえば、妻が働くことで60~64歳時の家計に余裕が生まれ、その間に65歳からの年金額を“増やす”方法がある。

「夫は60歳以降は厚生年金に加入しない働き方をする。その上で、国民年金に任意加入するのです。大卒サラリーマンの場合、22歳で働き始め、60歳で定年を迎えるのが一般的。就職前に国民年金の保険料を払ってない人が多く、加入期間は38年となり、満額支給(年77万9300円)の40年に少し足りない。その足りない分を任意加入で埋めるのです」(同前)

 加入期間38年の人が定年後に2年間任意加入すると、支払う保険料は合計39万5760円(月額1万6490円)。それによって65歳以降の受給額は年間約3万9000円増える。65歳から10年以上生きればもとが取れる計算で、平均寿命を考えれば、十分に“お得”なのだ。



( 2017/12/27 15:53 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

年金を70歳からもらうと決めた場合、毎月受給額は42%増加 

 65歳から受け取る年金は、受給を「繰り下げる」こともできる。繰り下げは最大5年、70歳まで遅く受け取ることができ、年金額は〈繰り下げた月数×0.7%〉で増額される。この効果は大きい。

 65歳からの受給額を100%とすると、繰り下げ年数によって、受給額は以下の割合で増え、生涯固定される。

・66歳から受給→受給額108%
・67歳から受給→受給額117%
・68歳から受給→受給額125%
・69歳から受給→受給額134%
・70歳から受給→受給額142%

 たとえば、65歳から月額17万4000円を受給するAさんが70歳受給を選択すれば、受給額は142%の24万7080円になる。65歳の男性の平均余命は84歳。仮に、84歳まで生きるとすれば、65歳から受給を開始すると総受給額は3967万2000円になる。

 一方、5年繰り下げて70歳から受給すると総受給額は4150万9440円になる。その差、183万7440円も増えることになる。もちろん、Aさんはすでに65歳まで生きたわけだから、平均余命の84歳を超えて長生きし、さらに総受給額が増えていく可能性も高い。年金博士として知られる社会保険労務士の北村庄吾氏が語る。

「今の長寿化時代を考えれば、年金額が減ってしまう繰り上げは、単純な額でいえば損をする可能性が大きいといえます。だから、65歳を過ぎても生活に必要なお金がある人であれば、繰り下げを選択して、年金額を増やすメリットを検討すべきでしょう」



( 2017/12/27 15:51 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

国民年金 受給開始年齢と寿命で損得が決定、その分岐点は? 

 老後資金を守るなら、公的年金をより“お得”に受け取る方法を学んでおくことが大切だ。厚生年金の受給開始年齢は60歳から65歳に引き上げられた。ただし、受給開始が近い年代には、激変緩和措置が設けられている。

 男性は「1961年4月1日以前に生まれた人」、女性は「1966年4月1日以前に生まれた人」まで65歳以前から部分年金(報酬比例部分)を受け取れる。

 たとえば夫婦ともに1958年生まれの場合、夫が受給できるのは63歳からだが、妻は61歳から受給できる。部分年金は38年間勤務した一般的なサラリーマンの場合で月約7万~9万円だが、「65歳まで年金はもらえない」と勘違いして、年金事務所などに申請しないと受給できないので要注意だ。

 一方、国民年金(基礎年金部分)も早くて60歳、遅くて70歳から受け取る方法がある。それが「繰り上げ受給」「繰り下げ受給」だ。

 繰り上げをすると、毎月の年金額は〈繰り上げた月数×0.5%〉減額される。60歳からもらうなら〈60か月×0.5%〉で年金額は3割減ってしまう。

 逆に繰り下げをすると、〈繰り下げた月数×0.7%〉増額される。70歳からなら〈60か月×0.7%〉で4割増えることになる。どちらが得かは、何歳まで生きるか(年金を受け取る年数)による。

 繰り上げで60歳から受給なら「76歳8か月」よりも長生きすると、普通に65歳から受け取るよりもトータルの受給額で損することになり、繰り下げで70歳から受給なら「81歳10か月」よりも長生きするとトータルの受給額で得することになる。



( 2017/12/27 15:49 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

通院難しい高齢者の味方 「訪問歯科医」の活用法 

要介護認定を受けるなどして通院が難しい高齢者らにとって、歯科医が自宅で診療してくれる「訪問歯科」は頼れる存在だ。高齢者が虫歯などで歯を失うと、食事が難しくなって低栄養になったり、肺炎になったりして、健康状態の悪化を招きやすい。適切な口腔(こうくう)ケアで生活の質改善も期待できるが、健康保険と介護保険の使い分けなど注意点もある。

 「歯にブラシを当てて掃除しますね」。8月中旬、東京都大田区の荷宮末子さん(98)宅で、歯科衛生士がベッドに寝た荷宮さんの口の中をライトで照らし、歯の健康状態をチェック。目立った異常は見当たらず、清掃などの口腔ケアを施して、20分弱の訪問診療を終えた。介護する息子の慶造さん(69)は「通院は難しいので週1回、自宅で診てもらうようになって食べる量や種類も増え、体調が良くなった」と歓迎する。担当する玉堤歯科医院(東京・世田谷)の歯科医、青木正樹さんは「訪問診療なら継続して診察できる」と利点を強調する。

 歯科の訪問診療は通院が困難な患者が主な対象で、要介護認定を受けている高齢者が多い。特に認知症だと虫歯や歯周病などで痛みなどがあっても症状を訴えず、歯が抜けたり、口の中でカビが繁殖したりするなど病状が極めて悪化して初めて家族や介護士らが気付くケースも目立つという。このような時、どのように訪問歯科医を探せば良いのだろうか。

 日本訪問歯科協会(東京・千代田)の前田実男理事は「かかりつけの歯科医に訪問してもらうのが最善だが、対応していないケースも多い」と指摘。「介護保険のケアマネジャーや地元の歯科医師会に相談すれば紹介してくれる」とアドバイスする。 訪問診療用の機材も進化している。歯を削り、義歯を作製するなど基本的な治療だけでなく、レントゲン撮影なども可能で「通常の外来と遜色ない治療やケアが提供できる」(前田理事)。機材がない歯科医向けに地元の歯科医師会が機材を貸し出すこともある。
 訪問先や患者の状態で利用する保険は異なる。

 抜歯や義歯作製など歯科の治療を伴う場合は、医療行為として健康保険が適用され、患者の自己負担は1~3割になる。症状の進行を抑えるための口腔ケアを提供する場合は、患者の居場所によって適用される保険が異なる。病院や特別養護老人ホーム、老人保健施設に入所している場合は「居宅」に当たらず健康保険が適用され、自己負担は1~3割だ。自宅やグループホームなどで暮らす場合で患者が要介護認定を受けていれば、介護保険が使われて自己負担は1~2割になる。

 介護保険での歯科医師による訪問は月2回、歯科衛生士の訪問は月4回まで可能。前田理事によると、自己負担額は患者の病状によって異なるものの、1回当たり1200~1500円ほどが目安という。「外来より少し割高だが、通院しようと思えば介護タクシーなどの費用がかかることを考えれば、費用対効果は高い」と指摘する。介護保険を使う場合、ケアプランの枠外となるため、支給限度額に計上されないこともポイントだ。家族が「限度額を超えてしまう」と誤解し、訪問診療を諦めてしまうケースもあるといい、前田理事は「限度額を気にせずに利用できることをもっと周知する必要がある」と訴える。

■要介護高齢者の受診3割 訪問対応歯科は1割未満

 厚生労働省研究班の実態調査(2002年)では、要介護認定を受けた高齢者89.4%で口腔ケアなどが必要だった。ところが受診したことがある人は全体の3割弱のみ。14年の患者調査でも年代別の歯科患者数は65~69歳がピークで、70歳以降は患者が減少した。同省によると、訪問診療の研修を受けるなどの基準を満たし、国に「在宅療養支援歯科診療所」の届け出をした歯科診療所は15年4月時点で約6400施設で、同年10月時点で全国に約6万8700施設ある歯科診療所の1割にも満たないのが実情だ。

 日本歯科大の菊谷武教授は「体が不自由になったり、認知症になったりすると、歯のセルフケアも難しくなる。歯科医療の必要性が高いのに通院できず、急速に症状が悪くなる患者も多い」と指摘する。 口腔環境が悪化すると、食事が十分にとれずに低栄養状態になったり、誤えん性肺炎の原因になったりする。菊谷教授は「要介護認定を受けた段階から、定期的な歯科ケアを受けられるように主治医やケアマネジャー、家族が配慮すべきだ」と呼びかける。



( 2017/09/02 01:52 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

毎日排便があっても注意!心身にマイナス影響の便秘とその対策法 

年末年始で生活パターンが変化してしまい、便秘になってしまったという人も多いのではないでしょうか? 普段と食べる量やペース、生活サイクルそのものが変わるので、便秘のリスクが高まる要因はたくさんあります。

「私は毎日出ているから大丈夫」と胸を張る人もいるかもしれませんが、実は毎日便が出ていても便秘と診断されるケースがあるとご存じでしたか? 

便秘は腸内で物が腐ったりして、有害物質が心身にマイナスの影響を与えると分かっています。毎日便が出るという状態にこだわらず、2~3日おきであっても排便が好調な状態を目指した方がいいでしょう。

■便秘とは回数の問題ではない

便秘とはそもそも、便の中の水分が不足して硬くなったり、便の通り道が狭くなったりして起こります。一般的に1日1回~2回排便のある人が多いので、毎日便が出ないとすぐに便秘だと考えてしまうかもしれません。

しかし、毎日便が出ていたとしても、その便が硬くてコロコロとしており、量も少なく残便感がある場合は、便秘だと診断されます。逆に、2~3日に1度しか便が出ていなくても、便の状態が優れており、本人に不快感が無ければ便秘とは言えません。

「毎日、便をしなければ」という精神的なプレッシャーは便秘改善に好ましくないので、健康的な便を、不快ではないペースで排便するという状態をまず目指してみてください。

■正しい便秘対策とは

厚生労働省の情報によると、たいていの便秘には、以下のような対策が理想的とされています。

(1)タケノコ、緑黄色野菜、ゴボウ、サツマイモ、大豆など(非水溶性)食物繊維をたくさん食べる

(2)冷たい水、冷たい牛乳を起床後に飲む

(3)適度に脂質を摂る

(4)適度に香辛料・アルコール・酸味類などを摂る

(5)はちみつ、砂糖などの糖分を摂る

(6)パインアップル、イチゴ、リンゴ、プルーン、梅干など有機酸の多い果物を食べる

(7)豆類、イモ類、クリなどガスを発生させやすい食べ物を食べる

(8)胚芽米、玄米などを食べる

(9)食事をきちんと食べる

ただし、自律神経失調症のようなメンタルが原因となる便秘の場合は、対策がかなり変わってきます。かえって逆効果になるケースも多いので、過労やストレスなどメンタルの部分で思い当たる部分があれば、注意してください。

以上、心身にマイナスの影響を与える便秘とその解消法についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

手っ取り早く薬物で解消したいと思うかもしれませんが、栄養や食事を工夫し、運動を根気良く繰り返して、根本的に体質を改善した方がもちろんいいです。

時間はかかるかもしれませんが、生活ペースを規則正しく取り戻し、排便のリズムも取り戻してください。




( 2017/06/22 00:47 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

高齢者介護施設を探す時期 切羽詰まる前に近隣施設の見学を 

業界関係者から「親が入院し、退院を迫られて、慌てて有料老人ホームを探す人が多い」の声もある介護施設の問題。気づいたら地獄だった、では遅い。天国への道を切り拓くには――。

「子育てならいつかは手が離れます。しかし、高齢者介護は、時間とともに重度化し『先の見えないトンネル』などともいわれます。追い詰められた気持ちになりやすいのです」

 千葉県松戸市にあるデイサービス「ひぐらしのいえ」代表の安西順子さんは、切羽詰まった家族から相談を受けることもある。つらいときは地域の高齢者施設のデイサービスやショートステイを利用することで、本人と介護者の関係性に余裕ができると話す。

「夫や友人に愚痴のひとつでもこぼせればいいのですが、周囲に何も言わない、言えない人は注意が必要です。突然キレたり、手をあげたりしないためにも、役所や地域包括支援センターに相談して介護保険制度の利用など、周囲の助けを借りましょう」

 医師から認知症との診断を受ければ介護度が認定され、介護保険制度を使って低料金で施設が利用できるようになる。症状が重くならないうちに地域の施設を見学しておくと、心の準備にもなる。

「家族だけで介護すると決めた場合でも、尿や便失禁が続くようになると、施設利用も視野に入れるタイミングです。便をもらした本人は、恥ずかしさで何とか始末しようとするのですが、かえって便を体や手すりなど周囲に広げることが多い。介護者にとって大きな負担となることも」(安西さん)

 周囲にサポートしてもらうタイミングのチェックポイントを3つ紹介しよう。(※取材をもとに編集部で作成)

【1】医師に認知症と診断された

 認知症になると介護度がつく。

【2】火の管理に不安が出てきた

 IHを導入する人も。料理に不安が出て、施設の利用や配食サービスを検討する人は多い。

【3】尿や便をもらすようになった

 介護をする人にとって大きなストレスとなる失禁。困ったら相談を。




( 2017/06/22 00:32 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

10月納付分から厚生年金保険料率アップ!どう備えれば? 

今年の10月納付分から、厚生年金は現行の16.766%から17.120%にアップします。引き上げられる保険料率は0.354%。一般のビジネスマンは、事業主との折半になるため、本人負担は0.177%の増加になります。

はたして保険料率が0.177%アップすると、家計が負担する金額はいくら増えるのでしょう? ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子さんに伺いました!

「厚生年金の被保険者が支払う金額は、報酬の額によって異なります。たとえば、年収700万円(※ボーナスを除く)の人が現在支払っている年金は月額4万9459円、10月納付分からは月額5万504円。月々1000円程度アップする計算になりますね」

ちなみに、厚生年金は所得が2倍であれば、保険料も2倍支払うのがルール。ということは、もらえる額も当然倍返し! …ですよね!?

「もちろん、かけ捨てではありませんから、納めた金額が多ければ多いほど、加入した期間が長ければ長いほど、受け取れる金額は多くなります。が、残念ながら比例はしません。2倍納めたからと言って、2倍の額が戻ってくるわけではないんですよ」

では、給付の金額はどのようにして決まるのでしょう!?




( 2017/06/22 00:30 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

【メタボより怖いロコモ】失敗だったリハビリのための介護施設への移転 母を「ベルトで固定させてほしい」 

母が2012年正月に手術をして2週間が過ぎ、入退院の世話をする相談員(ソーシャルワーカー)からは、「当院は急性期の病院ですから治療の必要がなくなれば長く入院できません。

リハビリのできる施設を紹介するので見に行って決めてほしい」と言われた。

 遠方のリハビリ専門病院と近くの介護老人保健施設(老健)を紹介された。私も毎日病院に通っていたので近い方がいいと、妻と2人で見学に行った。

 居室はユニット型の準個室タイプ。施設には介護士だけでなく、ナースもいるしドクターもいる。専門の理学療法士が歩行訓練などリハビリを行うという。ただ、居室スペースの老人たちに元気がないのが気になった。

土曜日に見学し、月曜日には早くも老健から「空きが出たので移りませんか」との知らせ。空いたときに入らないと、次はいつになるか分からないといわれ、決断した。

 手術から3週間後の1月24日、介護タクシーで母は車いすに乗ったまま老健に移った。ビックリしたのは、病院から持っていくようにいわれた薬の量だ。これから3カ月分というが、大きな紙袋がいっぱいあった。

老健の施設長の医師の診察を受けると、薬を点検して必要ないものが多いといわれた。病院では夜中に騒ぐこともあったらしく、その度に安定剤などを処方されたものと思われた。

 母を置いて引き上げようとすると、母が「自分も一緒に帰る」と言ってきかない。車いすから立ち上がって歩こうとするので、そのまま部屋を出ることができない。

スタッフに相談すると、車いすのままみんなで食事をするテーブルに連れて行ってくれた。そして「さっと出ていったほうがいいですよ」と言うので、さよならも言わずに引き上げた。

 5時頃、老健のナースから電話が入った。やはり車いすから立ち上がろうとするので、このままだとまた転倒して骨折しかねないから、ベルトで車いすに固定させてほしいといわれた。「仕方ないですね」と認めた。

 結果的には、この老健を選択したのが大失敗だった。同時期に知り合いが脳梗塞で入院、体にマヒが残る状態でリハビリ専門病院に移ったが、普通の生活に支障がないほど回復したのを見て、そう思った。 =次回に続く (木村進)

 ■ロコモ ロコモティブシンドローム=運動器症候群の略。筋肉や骨などの衰えで歩行などに支障を生じ要介護リスクが高まる。予備軍含め4700万人が危機にある。




( 2017/06/21 02:42 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

要介護者家族の8割が知らなかった、「脱水症」が現れる体内の水分量って?   

日清オイリオグループは10日、「乾燥する冬場の介護で心がけていること」についての調査結果を発表した。

同調査は、同社が2011年より定期的に行っている在宅介護事情調査の第4弾。

調査実施日は2012年12月6日~9日。

調査対象者は、60歳以上の要介護者を在宅介護している家族100名。

1年でもっとも乾燥する冬場、「要介護者の乾燥対策で心がけていることは何ですか」という質問に対し、「水分補給」(44%)、「うがい・手洗い」(18%)、「湿度管理」(16%)が上位3位を占めた。

回答数がもっとも多かった水分補給は、介護している家族の中でも、特に意識されていることがわかった。

「冬の季節、要介護者には1日何ml程度の水分を摂取してもらうようにされていますか」という質問では、59%が「800ml~1,500ml」の範囲内であると回答し、一般的に必要な要介護者の水分摂取量(厚生労働省 平成21年3月「介護予防マニュアル」より)を十分に満たしていることがわかった。

一方で、「800ml 未満」との回答も16%にも及び、必要な水分摂取量を満たしていない実情も明らかになった。

「一般的に、体内の水分量がどの程度減少し始めると脱水症の症状が現れると思いますか」という質問に対し、体内水分量の減少率を「2%」「3%」「4%」「5%」「8~10%」の5段階で尋ねたところ、正しく「2%」と回答したのはわずか17%だった。

この結果から、83%がわずか「2%」の水分減少で脱水症が現れることを理解していない現状が明らかとなった。




( 2017/06/21 02:41 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

生保が老人ホーム入居権販売へ 現物支給解禁で介護変わるか  

保険業界には「レクシスの法則」なる専門用語がある。保険契約者が支払う保険料と、実際に支払われる保険金の数学的期待値が等しいことを指す。今後、この保険料の“対価”の基準が難しくなるかもしれない。

 これまで生命保険には、現金以外の物品やサービスを提供する「現物給付」が認められていなかったが、金融庁の規制緩和方針により早ければ2014年に解禁されるという。

 それにより、生保各社が子会社や提携会社を通じて一斉に売り出そうとしているのは、要介護者への援助サービスや介護付き老人ホームの入居権、さらには葬儀の執り行いなど「高齢者商品」の数々だ。

 中でも、介護サービスの参入には期待が高まる。民間保険会社が現物給付を手掛けるメリットはどこにあるのか。保険コンサルタントの村田稔氏が解説する。

「民間保険会社が介護保険を取り扱うようになって8年もたつのに、具体的なサービスが法規制に阻まれて何ひとつできなかった。この分野は高齢化でまだまだ成長する余地があるため、あらゆるメニューを用意して契約者の信頼を高めたい狙いがあります。もちろん、他社との差別化が図れるという意味でも、現物給付が認められる意義は大きいのです」

 要介護・支援者の認定者は膨れ上がって約540万人。にもかかわらず、公的介護保険の枠内では賄えない実費サービスも多い。生保がその補完役になろうというのだ。

 だが、生保業界が思い描く「死亡、医療、年金・老後」に次ぐ第4の収益柱になれるかというと、そう容易くない内情もあるようだ。保険評論家の大地一成氏がいう。

「たとえば契約段階で『こんな立派な介護付き老人ホームに入れますよ』と謳っても、実際に入居するときの経済情勢や物価がどうなっているか分かりません。仮にアベノミクス効果でインフレになれば、保険会社の負担は増すばかり。決して儲かる商売ではありません。

 そもそも、生保会社の営業マンや代理店に複雑な介護商品の説明をさせて現場が混乱するくらいなら、人口減に歯止めがかからない国内市場よりも海外を優先したいはず。内勤社員には、語学力を身につけさせたほうが将来につながると考えている大手生保は多い」

 前出の村田氏は、現物給付の新商品が根付くまでに時間がかかると見ている。

「高齢者が受けたいサービスとは、身の回りの世話だけでなく、話し相手になるなどプライスレスな心のケアが多い。

そうしたサービス提供はいくらパンフレットや約款で明記しても線引きできないものです。プライスレスどころか保険給付金との差が埋まらずにレスプライスになっては、現物給付の意味がありません」

 いずれにせよ、生保各社による介護サービスの中身をめぐる戦いの火蓋が切られることになる。村田氏はそのメルクマールとして、早くから医療・介護保険を充実させるNKSJひまわり生命やソニー生命の新商品に注目したいと話す。

 また、大地氏は意外な企業の名を挙げた。

「昨年9月にアイリオ生命を子会社化した楽天は、ネット対応型の保険商品の開発を強化しています。現物給付の拡大解釈として、保険に入れば楽天ポイントを倍増したり、旅行券をプレゼントしたりするなど、契約者優待のサービスも表立ってできるようになるかもしれません」

 先日、子会社ケンコーコムの行政訴訟で医薬品のネット販売再開を勝ち取った楽天。生保業界でも“台風の目”として旋風を巻き起すのだろうか。





( 2017/06/21 02:35 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

飲める女性は注意! 脳卒中のリスクが倍増する大量飲酒とは 

このほど、お酒をこよなく愛する女性には気がかりな研究結果が公表された。

「女性の大量飲酒は脳卒中発症の危険性を高める」と、国立がん研究センターと大阪大学などの合同研究チームが明らかにした。

 米国の権威ある予防医学の医学誌「Preventive Medicine」に掲載されたこの研究(JPHC研究)は、新潟や沖縄など、国内9地域の女性約4万7千人を、1990年から2009年まで追跡調査したものだ。

 追跡期間中に1864人の女性が脳卒中を発症した。飲酒との関連を調べた結果、「1日にビール大瓶2本以上、日本酒なら2合以上」の大量飲酒をする女性は、「ときどき」飲酒する女性に比べて、脳出血を発症する危険性が2.85倍、脳梗塞では2.03倍、脳卒中全体では2.3倍高かった。

 男性を対象にした調査は9年前に同研究チームが報告しており、「1日にビール大瓶3本以上、日本酒なら3合以上飲む」の大量飲酒をする人は、「ときどき飲む」人より約1.6倍脳卒中になりやすいことがわかっている。

女性のほうが少ない飲酒量にもかかわらず、脳卒中のリスクが高いとの結果になった。

 研究をとりまとめた大阪大学医学系研究科公衆衛生学教授の磯博康氏は、「この調査は生活習慣病に関する世界でも最大級の追跡調査で、とくに女性を対象とした大規模な調査は、欧米でも限られています。

大量飲酒は乳がんの危険性を高めることもすでにわかっていますので、男性だけでなく、女性も節度ある飲酒を心がけてほしい」と呼びかける。

 脳卒中治療に詳しい東京都済生会中央病院院長(神経内科医)の高木誠医師も、この研究を評価する。

「女性が社会で活躍するようになり、飲酒をする機会が増えました。ストレス社会であることもあり、女性の飲酒量自体も増えています。これまではただ『お酒は控えめに』と言っていたところを、これからは『1日1合程度まで』と、具体的に数字を出しながら指導することができます」

 高木医師によると、アルコールは血圧の上昇をもたらし、脳卒中、とくに脳出血の危険性を高めるという。

「今回の調査ではさらに、高血圧でない人でも飲酒で脳卒中の危険性が高まるとわかりました」(高木医師)

 年末に向け、酒席が増える。飲酒はほどほどにしておくにこしたことはない。




( 2017/06/21 02:16 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

健康な人でも入れる?働きながら通える?老人ホームの豆知識 

「終の棲家」として老人ホームを選択することも、今では一般的になった。だが、それと比例するように、順番待ちでホームに入れない不安の声や、職員による高齢者への虐待といった悲惨な事件も耳にする機会が増えたように思う。こうした事態をなるべく回避するには、月並みだが早めに準備することが肝心だ。老人ホームについて、今から知っておくべき情報についてまとめてみた。

■有料老人ホームって何?

「教えて!goo」の「老人ホーム=介護施設??」という質問には、「老人ホームは『高齢者の施設の総称』と考えてください」(haihaiokさん)などの回答が投稿されている。

これはその通りで、一口に老人ホームといってもさまざまな種類がある。なかでも代表的なものが、社会福祉法人や自治体が運営する公共型の施設「特別養護老人ホーム」と、民間事業者が運営する「有料老人ホーム」。特別養護老人ホームは要介護認定が必須な上に、順番待ちが長いことで知られるが、有料老人ホームは自立~要介護まで、幅広い人が入居できる。という訳で今回は、一般社団法人医介の代表理事でもある株式会社DHM(ディーム)の代表取締役の猪飼大さんに、有料老人ホームのあれこれを聞いてみた。

「有料老人ホームは、一般的に65歳以上の方が入居することが可能です。申し込みの際には身元保証人が必要で、ご家族のいらっしゃらない方は後見人をつけたり、保証会社に頼むというケースも見受けられます」(猪飼さん)

他に、職員や他の入居者と一緒に生活する上で問題となる行動を起こさないかどうかも見られるようだ。また、入居の際には頭金となる入居一時金が必要となる。

「『入居一時金は高額』というイメージや、『一度払ったら戻ってこないのでは?』という懸念もあると思います。しかし最近では、返還金制度や短期解約の場合の特例がある施設も増えています。入居の前にそうした制度を確認しておくことも重要です」(猪飼さん)

実際に入居一時金がいくら掛かるかというと、民間企業なので価格はさまざま。場合によっては数千万円~億を超える高級老人ホームや、反対に入居一時金を0円にして月額利用料を高めに設定している施設も。自分の懐事情ともよく相談して決めることが大切だ。

■“優良”老人ホームは、お風呂を見れば分かる!?

有料老人ホームをさらに細分化すると、介護付有料老人ホーム、健康型有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームなどがある。例えば夫婦のうち一方は健康でもう一方は要介護度が高い場合、二人で同じ介護付きホームに入居できるのだろうか?

「はい、入居はもちろん可能です。ただし介護度がご夫婦で違う場合、お手伝いする内容が変わってくるので、部屋を別々にしていただく場合も多々あります。自立の方の施設が併設されているホームか、自立の方と要介護の方のフロアが分かれているホームを選ぶとよいと思います。部屋を別々にするのは元気な方の精神的な負担になってしまうことを避けるためです。しかし、お手伝いできるところは施設のスタッフと協力しているケースもありますよ」(猪飼さん)

ちなみに健康な人の場合、老人ホームから仕事に出かけている人もいるとのこと。なお、経済力があるからといって入居するのに有利、不利ということはないそうだ。
最後に、よい有料老人ホームを選ぶポイントについて聞いてみた。

「必ず施設長と話をして、運営の方針などをしっかり確認するとよいでしょう。あとは、年数が経っていても綺麗な建物は、掃除が行き届いているということです。特にお風呂場は清潔に保つのが難しく、掃除するにも労力がかかります。個人的見解ですがお風呂が綺麗な施設はしっかりしていることが多いと感じますね」(猪飼さん)

老人ホームの見学者は、一人暮らしで認知症の人など、自宅での生活が難しくなった人が多いのだという。しかしながら、元気なうちに自分に合うホームを決めた方がよいのだと猪飼さんは教えてくれた。

最期を迎える場所となるかもしれない老人ホーム。自分の理想とする老後と照らし合わせ、慎重に選択したいものだ。

●専門家プロフィール:猪飼大
株式会社DHM(ディーム)代表取締役。一般社団法人医介代表理事。在宅医療に携わる医師向けの開業・運営支援を行う。健康状態にあわせた最適な住まいを探す「施設への住み替え支援サービス」を地域貢献として従事。関東圏を中心に介護施設の幅広いネットワークを持ち、「地域包括ケアシステム」の一翼を担う。




( 2017/06/03 11:48 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

妻の理想像は「安定収入のある女性」 傾向に拍車かける年金問題 

女性の社会進出が当たり前になった今、男性の結婚条件には「働く女性」を求める傾向が強まっているという。実際、結婚情報サービスのプロフィル欄にも「年収」の項目が設けられるようになっている。

 かつて妻の理想像といえば、良妻賢母で家を守るというものだった。ところが、先行き不透明なこの時代、女性の年収を気にする男性が増加。男女平等が浸透している証しと見るべきか。家計は妻・夫2人で協力するもの、という男性の考えが定着しているようだ。

 中高年ともなれば、この先の働ける時間は限られ、しかも大幅な年収アップは望めない。結婚相手に働いている女性を望む気持ちも理解できる。

 「しかも、公務員ほか、看護師や医療事務といった資格を持つ、いわゆる安定した収入が見込める女性が人気ですね」(結婚相談所ganmi代表、三島光世さん)

 そうした傾向に拍車をかけるのが年金問題。とりわけ、離婚組は年金分割による将来の経済的不安から、結婚相手に収入を求めるというのだ。

 「年金が目減りしている上に分割をされたのでは、厳しい老後になるのは火を見るより明らか。収入を得て蓄えのある女性を第一に求めるのは、もっともです」(結婚相談所MARRIX代表、升村要さん)

 年金分割とは、2007年に制定された離婚時の厚生年金の合意分割制度のこと。婚姻期間中の厚生年金を、当事者双方の合意に基づき分割しなければならなくなった。5対5で分割するとなれば、年間100万円の年金を受け取れるはずだったものが、半分の50万円に減額される。

 まさに働く女性は引く手あまたで、競争率は高い。当然、年収が多ければ多いほどハードルは高くなる。そうした女性側も、自分より高収入を得ている男性を求める傾向にあるという。

 「より裕福な生活がしたいわけではありません。自分よりワンランク上の男性と結婚したいんです」(三島さん)

 自分よりデキる人間と一緒に過ごすことで、成長したい思いもあるのだろう。いずれにしろ、年収や学歴も自分より上の男性を歓迎するようだ。

 「比較対象は、自分だけではなく、これまで付き合ってきた男性も含まれるようです。かつてと同じ失敗をしたくない、後悔したくないという思いからくる考えかもしれません」(同)

 厳しい婚活状況に思えるが、よくよく考えてみれば中高年女性の抱く理想像は、若い娘とほとんど変わらない。つまり、条件を並べたてても、あくまでも理想。適度な妥協があり、コトは成就するものだ。そこでポイントとなるのが優しさ。

 「そういわれて何が優しさなのか悩む方もいらっしゃいますが、要は話を聞く。家事も手伝う。そんな男性に落ちつくものです」(同)

 そう聞くと安定収入のある女性へのアプローチのハードルも低く感じられるのでは?




( 2017/05/31 11:58 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

病院で広がる生活リハビリ 自宅復帰視野に買い物や屋外歩行  

集中的な訓練で入院患者の在宅復帰を促すリハビリテーション専門病院(回復期リハビリテーション病院)。しかし、病院の訓練室では歩けても、段差のある家や町なかを歩けるとはかぎらない。スムーズに自宅復帰をするため、専門病院の中には買い物や屋外歩行を訓練に取り入れたり、リハビリ専門職が泊まってトイレ誘導をする所も出てきた。実生活に即したリハビリが注目されている。

 里山が広がる関東地方のあるリハビリ病院では、屋外歩行やスーパーでの買い物を入院患者のリハビリに取り入れている。平坦(へいたん)な病院の訓練室を歩くだけでは実生活に対応できないと考えているからだ。

 同病院のリハビリ専門職は「同じ歩くのでも、院内とリンゴ畑とでは歩きやすさが違う。でこぼこ道を歩けなければ生活できない。訓練室を行き来するより、患者さんのやる気も格段にアップします」と言う。

 この病院では、屋外歩行だけでなく、退院を控えた患者に「外出訓練」も行う。駅で切符を買って電車に乗れるか▽スーパーでエスカレーターのスピードに合わせられるか▽横断歩道を青信号で渡りきれるか-などをチェックするのが目的だ。

 この日、外出訓練に取り組んだのは、2週間後に退院を控えた女性(80)。大腿(だいたい)骨骨折の手術後に転院してきたときは車椅子だったが、今はつえで歩ける。持病で指先の作業に不安があるが、この日は久しぶりの外出に浮き立つ様子だ。

訓練は、バスで駅前へ行き、商店街の写真館のウインドーを眺め、スーパーで買い物をする2時間のプラン。退院後に女性の暮らしに必要な動作を、リハビリを担当する理学療法士と作業療法士が考えてプランを作成。外出に付き添った。

 バスの乗り降りはスムーズに行き、駅前のベンチで血圧測定。その後、車をよけながら写真館へ歩き、孫の七五三の写真に相好を崩し、商店街を歩いてスーパーへ。ベンチで血圧測定をして、いざ買い物に取り組んだ。

 買うのは肉じゃがの材料。病院で数日後に調理訓練を行う予定だ。エスカレーターで売り場へ向かい、つえを突きながら、カゴに商品を入れる。リハビリ専門職はとっさに支えられる位置に立つが、手は出さずに見守る。

 買い物を終えた女性は隣接する和菓子屋でおやつを購入し、ベンチでペットボトルのお茶と和菓子で一服。「最高の日でした」と、帰途についた。

 付き添った理学療法士は「屋外歩行も小銭の出し入れも問題ない。買い物に熱中して、つえなしで歩いてしまう場面があったので、転倒に注意を促していきたい」と振り返った。

 この日の結果は上々だったが、そういうケースばかりではない。訓練室では話せた患者が、店員とは話せなかったり、駅のホームと電車の広い隙間に足がすくんだり、青信号で横断歩道を渡りきれないことも。しかし、できないことを見つけるのも目的の一つ。同院では「できないことが分かると、患者もリハビリに目標が持て、意欲も出る」と解説する。

ただ、病院外でのリハビリ実施には明らかな規定がなく、地域や担当者によって解釈がまちまち。この病院も積極広報はしていない。厚生労働省は「医師の指示があり、専門職が患者の身体能力、社会的適応能力の回復に必要と見なし、条件を満たして行うなら、場所が院外であるという理由で排除されることはない」(医療課)とする。しかし、生活に即したリハビリが浸透するにはまだ時間が要りそうだ。

・リハ職が泊まり勤務、トイレ誘導も

 リハビリ専門病院の「ゴールデンタイム」は、洗顔・歯磨き、着替え、排泄(はいせつ)、食事などが集中する朝夕の時間帯。リハ職がこの時間帯にどれだけ1対1で患者に関われるかで、機能回復に差が出るとされる。

 昨年春にオープンした東京都の世田谷記念病院(板倉光夫院長)の過去3カ月間の在宅復帰率は95%に上る。一般には「土日や祝日も休まずにリハビリを提供できるかどうかが質を決する」とされる中で、同院では理学療法士が4交代で勤務。「365日、24時間のリハビリ」を掲げ、夜間のトイレ誘導も行う。

 病棟のナースコールは深夜も絶えない。ある日の夜、複数のコールが同時に鳴ると、泊まりにあたった理学療法士の小笠原尚和さんは看護師、介護職と手分けして病室に走った。最も多い要望は「トイレに行きたい」だが、「寂しい」「家に電話してほしい」などというものも。

理学療法士の夜勤について、小笠原さんは「申し送りでなく、自分の目で患者さんの夜間の能力を確認できるのは大きい。状態が分かれば、家具の配置を伝い歩きしやすいように変えることもできるし、退院時に家族に具体的なアドバイスもできる」と言う。

 夜間は高齢者の活動性が下がるため、転倒事故も増える。医療機関の中には高齢患者にオムツをしてしまう所もある。しかし、同院では入院患者に「トイレに行きたいときは夜間でも必ず、ナースコールを押してください」と念を押す。自立を促すリハビリ病院が患者の活動性を下げてしまっては本末転倒だからだ。

 転倒防止のため、患者がベッドを離れるとブザーが鳴るセンサーも利用する。それでもこの日、コールを念押しした患者が転倒。幸い、大事には至らなかったが、小笠原さんはその場でセンサーの設定を微調整し、再発防止に努めた。

 理学療法士が泊まり勤務を行う意義について、同院の武久敬洋常務理事は「セラピスト(リハビリ専門職)が夜間のトイレ誘導にあたることで機能訓練の機会も増える。夜間の状態を把握することで、より適切なリハビリ計画、目標を立てることができる。センサーコールの調整で転倒事故も減らせるし、セラピストが夜勤にあたる看護師や介護士の苦労を経験することも実は大事なことだと思う」と利点を挙げる。

 しかし、リハビリ職の泊まりについては「そこまで必要なのか」「リハの視点を持った介護職でもいいのでは」などの声も上がる。同院では今後、機能回復や転倒防止の効果を調べ、メリット、デメリットを検証していくという。




( 2017/05/28 08:03 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

元保険外交員が教える!ちょっと得する保険料の払い方  

将来のために、家族のために、貯蓄のために……さまざまな目的で加入する生命保険。でも保険料の払い方で保険の種類によっては損が出てしまうかもしれない!?元保険外交員の著者がお得な保険料の払い方をこちらでお伝えします。

■ タイプ別・保険料の支払い方

保険料の払い方は大きく分けて3つあります。

◎ 月払い

毎月保険料を払っていく払い方。1回に払う保険料が一番少ないのがこの払い方です。毎月の出費を少しでも抑えたいならこれです。保険料の高くなる死亡保険で用いることをおすすめします。

◎ 年払い

保険料の支払いを年1回にする払い方。国内、海外様々な保険会社がありますが、ほとんどの会社でこの年払いにすると月払い×12回分の金額より安くなります。例えば月5,000円×12回で60,000円の保険が、年払いなら50,000円程度に割引きされます。

しかしいくら安くなるといってもその支払い月に1回で50,000円の支出がプラスされると他の支払いにも影響が出ます。そのためもし年払いにするなら他の支払いが少ない月に支払い月が来るようにしましょう。

トータルの支払い金額で考えると必ず安くなるので、もしお財布に余裕があるならどの保険でも年払いをお勧めします。損害保険や自動車保険には年払いにすることでプラスα割引をつける保険会社もあります。

◎ 一時(一括)払い

年払いと似ていますが、一時払いは支払うべき保険料を1回にまとめて支払う払い方です。例えば月5,000円×12ヶ月×30年の保険であれば、30年かけて180万円払うところを、1回で180万円払ってしまうということです。

こちらも年払い同様月払いよりは安くなりますし、1番のメリットは解約時や満期時に受け取る返戻金が増えることです。

保険会社はお客様から頂いた保険料を運用しているので、お金が手元に戻ってくるときには利息が付いて戻ってくるのです。そのためこの払い方は貯蓄性のある保険商品に向いています。

貯蓄性のある保険商品には、個人年金保険・養老保険・学資保険などがあります。また運用性が高い終身保険もおすすめです。

■ おわりに

生命保険の加入率は9割を超え、今では保険料は“固定費”として捉えられつつあります。お金のかかることは少しでも出費を抑えたいですよね。保険料を賢く抑えて少しでもお得に保障を準備しましょう。




( 2017/05/28 08:00 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

【メタボより怖いロコモ】筋肉減少抑えるアミノ酸・ロイシン 高齢期のロコモ予防  



先週に続き、味の素主催の健康セミナー、国立長寿医療研究センターの鈴木隆雄所長の「高齢期の筋肉減少症とロコモ予防」をリポートする。

 注目すべき報告があった。加齢によるサルコペニア(筋肉量減少症)をロイシンと呼ばれるアミノ酸を摂取することで克服できるのではないか-という試験を味の素と共同で行ったという。

 東京の75歳以上のサルコペニアの女性を無作為に155人選び、4群に分けた。A群=1カ月に1度、健康講話を受講▽B群=ロイシン高配合(40%)必須アミノ酸混合物(Amino L40)3グラムを1日2回服用▽C群=週に2度の運動教室(60分)▽D群=Cと同様の運動を行い、Bと同様にAmino L40を摂取。

セミナーを聞くだけの群、アミノ酸服用だけの群、運動だけの群、運動とアミノ酸服用の群である。運動は、いすを使った

スクワットなど下肢筋肉運動中心に週2回。各群の体組成・運動機能の変化を12週間測定した結果はグラフの通り(同セミナー資料から作製)。

 筋量、筋力の変化率ではD〉C〉B〉Aが歴然。歩行速度の変化率でも、ほぼ同様で、運動とアミノ酸摂取群が優位だった。筋量と筋力の改善割合はアミノ酸摂取により2倍に、運動により2・6倍に、さらに運動とアミノ酸摂取を組み合わせると4・9倍に増加することが分かった。サルコペニア克服にアミノ酸摂取が効果があることが認められたのである。

 「高齢期になって最初に起こる運動障害は歩行障害です。この試験で下肢の筋肉の量と力にアミノ酸と運動が有効だということははっきりしました。

さらに、運動ができない方でもロイシンを多く含むアミノ酸を服用する効果があることも分かりました。いままでは年のせいとして対策が立てられなかった日常生活の衰えを、予防することが可能になったといえると思います」(鈴木所長)

 この結果は日本老年医学会のホームページに掲載されている。次回もこのセミナーのリポート。 

 ■ロコモ ロコモティブシンドローム=運動器症候群の略。筋肉や骨などの衰えで歩行などに支障を生じ要介護リスクが高まる。予備軍含め4700万人が危機にある。




( 2017/05/28 07:59 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

老後難民予備軍は会社員の4割!どうなる老後 

■サラリーマンの老後に対する考え方は?
フィデリティ投信が昨年実施した「サラリーマン1万人アンケート 2016」で非常に興味深い結果が出ていました。

このアンケートは2010年から毎年実施されているもので、今回も老後の生活や退職金の準備状況などに関する調査で、1万2,389人の主に会社員や公務員を対象に実施されました。

アンケート実施時期が昨年の2月だったので、世界経済は原油安や中国やブラジルなどの新興国経済不安などで、大きく揺さぶられ株価や為替も冷え込んでいました。

一方で、NISA人口も1,000万人を超えた頃で、国内では雇用状況の改善などから、会社員の平均所得も上昇していました。しかし依然として、老後に不安を感じているという回答が多く見られました。

主な質問項目をピックアップして、上位回答を要約すると次のとおりです(いずれも回答は全体平均のもの。カッコ内はアンケートが開始された2010年の調査結果)。

■退職後の生活のイメージは?
・1位 のんびり・マイペースな生活 44.2%(51.7%) ・2位 ほそぼそ・質素な生活 17.5%(19.3%) ・3位 明るく・楽しい生活 11.8%(12.6%)2010年の調査と比べて、「のんびり・マイペースな生活」の数値が7.5ポイント減少しています。年齢別でみると、特に20代男性は(55.5%→44.8%)と30代男性では(53.8%→43.5%)で減少幅が大きく、その分、20代では「ほそぼそ・質素な生活」が増加(12.4%→13.6%)していて、若い世代が将来を楽観視していないことがうかがえます。

■退職後の生活を、今の高齢者と比べると?
・1位 今の高齢者よりも悪くなっていると思う 38.3%(36.4%) ・2位 どちらかと言えば今の高齢者よりも悪くなっていると思う 24.6%(33.6%) ・3位 今の高齢者と変わらない程度の生活は送れると思う 11.5%(13.8%)いずれも前回と大きく変化はありませんが、1位と2位の「今よりも悪くなっていると思う」と「どちらかといえば悪くなっていると思う」との回答の合計は62.9%におよびます。

■公的年金は安心できるか?
・1位 不安だ 49.5%(53.0%) ・2位 あまり安心できない 30.6%(35.9%) ・3位 まあまあ安心できる 7.9%(5.8%)上位2つの合計80.1%の人が、公的年金だけでは安心できないと考えているようです。

多くの人が、老後の生活が厳しくなり、年金だけでは生活が苦しいと思っています。自分がいつリタイアをしてセカンドライフを迎えるかは、ある程度見通しがつくので、早めにセカンドライフ資金の準備を始めたいところです。

■老後資金の準備状況で驚きの結果が
老後資金の準備状況に関するアンケート結果を見てみましょう。

■退職後に生活用として準備している資金は?(公的年金除く)
・必要額平均(希望額) 2,994.2万円 ・調査結果の平均額 760.1万円 ・準備額ゼロ円の人の割合 39.7% ・準備額1,000万円以上の人の割合 20.0%希望する資金額「2994万円」に対し、実際にはその約25%しか準備できておらず、理想と現実の大きなギャップが見られます。中でも準備額0円が約4割という結果には驚いてしまいます。

■老後をあきらめたくない!
老後の厳しさはわかっていても、日々の生活や住宅資金、教育資金のやりくりなどで思うようにいかない。あるいは「将来」より「今」が大切、というのが現実なのでしょうか。とはいえ、リタイヤを迎えた時に「あの時、わかっていたのに、準備しておけばよかった」と、後悔することがないようにしたいところです




( 2017/05/22 09:55 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

長生きするほど儲かる保険 ただし、平均寿命を大きく超えないと・・・ 

日本生命保険が2016年4月2日から取り扱いを開始した新商品「ニッセイ長寿生存保険(低解約払戻金型)Gran Age(グラン エイジ)」が、約1年を経過した。

この商品は、「人生100年時代」を謳い文句に死亡時の支払金を抑え、長生きすればするほど儲かるという考え方に基づいた「長生きのための新しい保険」というのがコンセプト。死亡時の支払金や解約払戻金を低く抑え込むことで、年金を生きている限り受け取ることができる仕組みとなっていて、発売当初から話題になっていた。

女性のほうが保険料が高い

日本生命は「グラン エイジ」を開発した背景について、「人生100年時代は、長いセカンドライフのための経済的な備えが不可欠となるが、自身の寿命が予測できない以上、どの程度の準備が必要なのかなど、経済的な不安は拭えない。こうした不安を解消するための商品として開発した」としている。

しかし、この商品には賛否両論がある。

生きている限り年金が出るという商品性に加え、50歳以降の保険加入に限定している点も、高齢期を迎えるための商品としての評価だ。その一方で、「低解約払戻金型」という保険のため、死亡保障は付かず、早く亡くなると払い込んだ保険料の分が回収できず、損失が発生する点や、解約した場合の払戻金も非常に低くさえられていることを問題視する声がある。これは事実上、死亡した他の保険契約者の年金分を生きている保険契約者の年金に使うという商品性のためだ。

具体的にどのような商品なのか――。この保険に契約できるのは、50歳以上から。積み立てた掛け金の受け取り方法として、(1)5年保証期間付終身年金(2)10年確定年金(3)一括受け取り―― の3つがある。このうち、(2)と(3)はほかの生保でも取り扱っており、特別変わったものではない。売りはなんといっても5年保証期間付終身年金だ。

日生が説明書で取り上げているモデルケースによると、毎月、年金を5万円受け取れること前提に50歳で契約、20年間保険料を支払い、70歳から年金の受け取りを開始する場合、月々の保険料と支払保険料の総額は以下のようになる。

・月額の保険料:4万7946円(男性)、5万8680円(女性)
・支払保険料の総額:1150万7040円(男性)、1408万3200円(女性)

女性の保険料が高いのは、女性の平均寿命が男性よりも長いという理由による。さて、70歳から年金の支払いが始まると、月々5万円が支払われるため、年金受取額は年間で60万円となる。

保険が持つギャンブル性

では、どこまで長生きをすれば元が取れるのだろうか。2015年時点で男性の平均寿命は80.75歳、女性は86.99歳となっており、平均寿命まで生きた場合でも、年金の受取総額は男性660万円、女性1020万円となり、保険料の支払い総額に対して男性の場合には490万円、女性の場合には388万円の損失が出ることになる。

男性の場合、保険料の支払い総額を年金の受取総額が上回り、儲けが出始めるのは89歳(受取総額1200万円)、女性は93歳(1440万円)という高齢になってからとなる。

日生の説明書では、99歳まで生きて年金を受け取り続ければその総額は1800万円になり、男性は650万円の利益、女性は392万円の利益が出ることになるとPRしている。

要するに、支払った保険料を取り戻すためには男性は平均寿命より9年、女性は7年長生きしなければならない。

さらに、5年保証期間付終身年金の「5年保証期間付」とは、5年間分の年金の支払いは保証するという意味。モデルケースでは年間60万円の年金額なので、60万円×5年間=300万円が保証される。それ以降の年金受取期間(70歳以降)に亡くなった場合には、死亡保険金などの支払いは一切行われない。

つまり、保証期間の300万円を5年間で受け取り、6年目の年金を受け取ることなく亡くなった場合には、男性は1150万円(保険料の総支払額)-300万円(受け取った年金額)=850万円の損失となり、女性の場合には1108万円の損失となる。

もし、5年保証期間内に死亡した場合には、保証期間の残存期間、つまり年金を受け取っていない期間の年金の現在価値に相当する金額を支払うとしているが、減額される可能性は低くない。また、保険料を払い込んでいる期間(モデルケースでは50歳からの20年間)に亡くなる、もしくは契約を解除した場合には、払い込んだ金額の70%しか支払われない。

確かに、生きている限り年金を受け取れるというのは、魅力的であり、保険には本来、ギャンブルの要素もあるのも事実だが、この保険の場合、「掛け捨て」の要素が強い商品であることも間違いない。

ただ、こうした「長生き保険」は他の生保も追随している。第一生命保険は2017年3月17日、「とんちん年金 ながいき物語」を発売した。「米国で流行っている保険商品で、当社でも検討を重ねてきました。ご指摘の点は承知していますが、昔ながらの終身タイプでは低金利でリターンが少ないのが現実。両方をラインナップすることでお客様のニーズに応えることにしました」と説明。評判も上々という。

一方の日本生命もこの商品の契約数を明らかにしていないが、自分が平均寿命より長生きすることに「賭けた」人たちはどのくらいいるのだろうか。(鷲見香一)




( 2017/05/19 00:28 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

働く女性は「確定拠出年金」を使うべき!?年収400万なら毎年約8万円を節約できる 

 この記事をご覧になっている淑女の皆様の中には、お仕事を持って働いておられる方が少なくないのではないかと想像する。そうした方は、会社員であっても、フリーランスであっても、是非、確定拠出年金の利用を検討されるといい。

「カクテイキョシュツネンキン」という単語に、今一つ馴染みの無い方がいらっしゃるかも知れないが、個人が老後に使うお金を独自に貯めて、自分で運用方法を選択することができる仕組みだ。 この制度の最大のメリットは、自分の老後のために貯めるお金に対して、所得税や住民税がかからない、「所得控除」の仕組みにある。

 例えば、会社にお勤めの方は国の厚生年金に加入しているが、これ以外に加入している年金制度が無い場合、個人型の確定拠出年金に加入することができて、毎月2万3000円までの金額を自分の口座に積み立てることができる。年間で合計27万6000円になるが、このお金は所得税と住民税を差し引かれる前の所得から貯めることができるので、例えば、年収が400万円の方だと、税率が合計でおよそ30%、つまり、毎年約8万2000円の税金を節約できるのだ。

 これは、確定拠出年金を使うと、ほぼ確実に手にすることができるメリットなので、「使わないのはもったいない!」。

 読者がお勤めの会社に確定拠出年金制度があれば(これは「企業型確定拠出年金」と呼ばれる)、それを利用するといいが、無い場合には、ご自分で金融機関が提供している個人型確定拠出年金制度のどれかを選んで加入すると、先のような税制上のメリットを得ることが出来る。

 一方、確定拠出年金のデメリットは、原則として60歳まで自分の年金資産を引き出せないことだ。しかし、将来に備えて貯めておくことが必要な額のほうが、確定拠出年金で貯められる制度的な上限額よりもかなり大きいことがほとんどなので、先のデメリットは問題にならない場合が多い。

 確定拠出年金を提供する金融機関は、「運営管理機関」といういささかいかめしい名前で呼ばれるが、口座管理の手数料と、運用商品の手数料が安い所を選ぶといい。端的に言うなら、ネット証券がやっている運営管理機関は手数料が安く、運用商品の選択肢も豊富であり、総合的に得な場合が多い。

 確定拠出年金では、数多く用意された運用商品の選択肢の中から、自分で運用対象を選ばなければならないが、悩む必要はない。手数料が安くて(これが大事!)、シンプルな商品を選ぶといいだけなので簡単だ(年間の運用管理手数料が0.3%未満のものを選ぶのが正解)。

 国が確定拠出年金のような有利な仕組みを用意してくれているということは、将来、公的年金が今ほどにはアテにならないことと裏腹の関係にあるのだろうと筆者は推測している。とはいえ、有利な仕組みは最大限有効に使うといい。特に働いている女性は、確定拠出年金を使うほうがいい、と申し上げておく。




( 2017/04/20 08:07 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

親の介護をきっかけに「介護の資格」を取得するメリットや注意すべき点とは 

介護施設の入所待機中、自宅で両親の介護をするという方が年々増えています。施設入所の検討はせずに、自宅で無理のない範囲で介護をして行きたいという方も多くいらっしゃいます。その際に、良い介護ができるように介護の資格を取得したいという方も増えています。今回はこのようなケースについてのメリットや、注意すべき点をお話していきたいと思います。
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資格の取得方法

介護の資格をまず取得する場合、多くの方は「ホームヘルパー2級」を受けようと考えると思います。現在は、ホームヘルパー2級という資格は「介護職員初任者研修」という名前に変更されています。 研修時間は130時間でその内訳は、講義40時間、実技スクリーニング42時間、施設実習30時間となります。

介護職員初任者研修を終えたあとは、実際に介護現場で働き実務経験3年という経験か介護福祉士実務者研修を終えると国家資格である介護福祉士の受験資格を得ることができます。 資格をとるために仕事を辞めて専門学校へ、という方は少ないでしょう。仕事をしながら通信講座などで取得される方や、専業主婦で通信講座を受講する方が多いです。

スクールによっては土日や夜間の授業もありますので、自分の生活に合った方法で無理なく取得に向けて取り組みましょう。受講期間もスクールによって異なりますので、様々なスクールから資料を取り寄せて比べてみると良いでしょう。
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メリット

介護と老人に関する専門知識を学び身につけるのですから、在宅介護においても十二分に知識を生かす事ができるでしょう。自宅での介護での危険察知や危険予測に対する知識が身につきますし、誤嚥([ごえん]食べ物や異物を気管内に飲み込んでしまうこと)や身体状況の変化にも敏感になります。

学ぶことは身体介護の方法だけではなく、福祉サービスの理解や医療との連携、老化・認知症・障害への理解、こころとからだに関する事などですので、医師に状況説明する場合も正しい説明をし、的確な指示をもらう事ができるでしょう。通信講座などもあるので、自宅で空いている時間に自宅学習をする事も可能です。将来的に両親の介護が不要になった場合でも、資格を持っているので介護施設への就職等にも役立ちます。

注意すべきこと

資格を取得するにあたって、スクリーニングや施設実習は必ず受けなくてはいけません。 自宅での介護中ですと、同居家族や自分の代わりになる人間がおらず家を空けられないという方もいらっしゃいます。その場合は、通所介護や施設への短期入所などを上手く利用しなければなりません。
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まとめ超高齢化社会のいま、介護資格保有者は引く手数多です。ですが介護職員不足は中々解消されません。やむを得ず介護離職した場合も資格をとっておくと再就職に有利ですし、経験年数を重ねキャリアアップをする事も十分可能です。 例えば、最近ではデイサービスの送迎運転手のお仕事でも、有資格者優遇という事で無資格者よりも有利となることがあります。勿論、両親の介護に関しても取得して損のない資格といえるでしょう。(執筆者:佐々木 政子)




( 2017/02/16 06:34 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

介護を見据えてVIO脱毛を「しておく」―VIO脱毛のQ&A 温泉で浮かない医師おすすめデザインは 

読者の関心度が高いVIO脱毛。「痛いの?」「どれくらい通えばいいの?」「アソコを見せるのは恥ずかしいんだけど…」といった読者のギモンに、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子さんに答えていただきました。慶田さんおすすめのVIO脱毛の人気デザインも聞いてみました。

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 脱毛に関する読者アンケートでは、VIOラインの脱毛に興味を持っている読者がたくさんいました。

●おすすめデザイン Vは間引き、IOはツルツル

 脱毛未経験者からは「実際、ツルツルにするのは恥ずかしくないでしょうか…」という声も。確かに、日本には温泉文化があるので、完全にツルツルにするのは人目が気になる人もいますよね。

 慶田さんのおすすめは、「Vラインは毛量を減らし間引く感じにして、I・Oラインはツルツル」のデザインだそう。また、Vラインは下のようにトライアングル形と楕円形の人気が高いそうです。

●どのくらい通えばいいの?

 では、どれくらいの頻度でレーザー照射をすると、どの程度毛が減るのでしょうか?

 「脱毛する部分は照射前にあらかじめ剃毛しておきます。照射後、1カ月ほどするとまたジョリジョリと生えてきますが、生えてくる毛が細くなるのを実感されます。1カ月半に1度のペースで5回ほど照射すると、ぐんぐんと減っていく感覚があります。

 肌色や毛の太さ、毛の密度にもよりますが、VIOラインを完全にツルツルにするには、8回程度の照射が必要です。ただ、3回程度でも全体の毛がやわらかくなり、毛を剃ったあとのチクチク感が軽減されるのでオススメです」(慶田さん)

 毛量が多い人は、残す部分の毛もすべて一度照射して減らした後、生え具合を見ながら形を決めて整えて行く方法がおすすめだそうです。
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読者の素朴な疑問に回答

 VIO脱毛に興味はあっても、恥ずかしさや痛みの不安で踏み出せない人も多いのでは? 読者アンケートに寄せられた疑問・不安の声について、慶田さんに答えていただきました。

Q.デリケートゾーンを人に見られるのが恥ずかしいです…

A.皮膚科医は見慣れているので安心してください

 「恥ずかしいという気持ちは分かります。ですが、私たちは皮膚科医なので、老若男女さまざまなデリケートゾーンを診察しています。一般病院の皮膚科では、1日100人近くの患者さんを診察しますが、3割がプライベートパーツの診察を含みます。ナプキンかぶれなどの診察も、実は婦人科ではなく皮膚科医の担当です。みなさんが想像する以上に、私たち皮膚科医はデリケートゾーンを診察しているので、気軽に何でも相談してください」

●介護も見据えてVIO脱毛「しておく」

Q.VIOラインの脱毛をするのは、どの世代の人が多いですか?

A.30~40代の人が多いです

 「脱毛デビューの部位としてはワキが人気で、次に腕・脚と進める人が多く、これらは20~30代の人が多いですが、VIOラインは30~40代の人が多いです。経験者にすすめられて興味を持つ人が多いようです。

 『生理時に快適』『自信を持って水着を着られるようになった』という声が多いですね。

 将来的に、介護を受ける立場になったとき、デリケートゾーンの毛はない方が清潔を保てるので、そういった意味でもいくつになってからでもVIO脱毛はおすすめです。私自身も脱毛済ですが非常に快適に過ごしています」

Q.VIOは痛みがあると聞いたので心配です…

A.色素沈着が多くデリケートな部位なので他の部位に比べて痛みがあります

 「レーザーは黒い部分に反応するので色素沈着が多いデリケートゾーンは他の部位より痛みがあります。また、痛みに敏感な部位でもあります。クリニックでは照射前に塗るタイプの麻酔を行うことでかなり軽減できます。デリケートゾーンは皮膚が薄いので麻酔の浸透がいいこともあり、これまでに、痛くてギブアップした人はいません」

Q.クリニックの選び方の目安は?

A.皮膚科専門医かどうかで選ぶのもひとつの目安です

 「特にVIOはやけどのリスクが高いので、エステではなくクリニックで行ってほしいと思います。クリニックを選ぶ際は、日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医であるかどうかも一つの判断基準だと思います。さらに、レーザー専門医の資格も取得していれば安心です」

Q.肌が弱いのでVIO脱毛を行うのが心配です…

A.肌が弱い人こそ皮膚を傷めないためにレーザー脱毛を

 「皮膚が弱い人やアトピー性皮膚炎の人こそ、医師の管理下でレーザー脱毛がいいでしょう。自己処理によってかみそり負けをしたり、肌を傷めたりしないためにもおすすめです」

 次回は、編集部員が初めてのVIO脱毛にチャレンジした体験記をお届けします。

文/中島夕子 イラスト/PIXTA

<この人に聞きました>
慶田朋子さん 銀座ケイスキンクリニック院長
東京女子医科大学医学部卒業。医学博士。日本皮膚科学会皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。日本抗加齢美容医療学会会員。日本美容皮膚科学会会員。「切らないハッピーリバースエイジング(R)」をコンセプトに、皮膚科学全般の豊富な知識と経験に基づいた、安心・安全なオーダーメイドの美容医療を提供している。




( 2017/02/12 10:21 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

保険会社で働く人の多くが「医療保険はバカバカしいので入らない」!? その理由とは 

入院などに備えて医療保険に加入する人は多いが「私の知る限り、保険会社で働く人の多くは『医療保険に入るのはバカバカしい』と考えています」と、保険コンサルタントの後田亨氏。「入院時の費用など『お金の使途別』に対策をとらないことです。お金の問題を解決するのはお金ですから、自己資金で払うのが一番。医療保険に頼ると、数万円程度のお金のためにも保険料を払うことになる。健康保険の保障もあるのにもったいないということです」

 そもそも保険料が高すぎる――と、後田氏は語気を強める。

「保険数理の専門家によると、医療保険の保険料には保険会社の運営費が3割ほど含まれている。1万円入金すると3000円手数料がかかるATM機のイメージです」

 高額の保険料の背後には「経費の使いすぎ」という問題も。

「各社の保険料収入に占める事業費の割合を見ると、例えばアフラックで20%超。大手でも10%前後。大手の数十分の1の規模である埼玉県民共済が3%程度の事業費率で運営されていることを思うと、コストがかかり過ぎです」

 ちなみに「医療保険に入らない」保険会社の中の人たちは、どんな保険に加入しているのか?

「掛け捨ての死亡保険ですね。自分で出せない1000万円単位のお金は保険に頼る一方で、“貯蓄性”は保険でなくてもできることなので求めない。一般には販売されていない『団体保険』が彼らの間で人気なのは、販売手数料などのコストが低いからです」

 団体保険は大手企業などで導入されている。

生命保険に入る前に、国や職場の制度をチェックだ。

<知っ得! 新常識ベスト3>

1.「使い道」ではなく「金額の大きさ」で考える

知ってる…26%

知らない…74%

2.保険に「貯蓄性」は求めない

知ってる…31%

知らない…69%

3.こだわるべきは、保険料に含まれる「コスト」

知ってる…18%

知らない…82%

【後田亨氏】
保険コンサルタント。オフィス・バトン「保険相談室」代表。生保会社の営業職を経て独立。近著に『生命保険は「入るほど損?!」』(日本経済新聞出版社)




( 2017/01/31 01:38 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)

看取りのプロが教える 人生の最期が近い人との対話術 

2025年、日本では高齢者が全人口の30%以上になると予想されており、人を看取る(みとる)ことが日常になる「多死社会」時代を迎えつつある。若い世代であっても、この社会の一員として、「看取り」を見つめ直すべきときに来ている。「今日が人生最期の日だと思って生きなさい」の著者・小沢竹俊さんは、2800人以上の看取りを経験してきた医師。そんな小沢さんに、人生の最期を見据えた人とともに穏やかに生きていくためのヒントを聞いた。今後来るであろう家族の最期を、温かく見守るために必要な知識が詰まっているはずだ。

■「なぜ私が命を落とさなければならないの?」と言われたら……

 人生の最期が近いことを知った人は、周囲に苦しい問いを投げかけることがある。 「なぜ私が、命を落とさなければならないの?」「どうせ長くはないのだから、生きていても仕方がないよね?」そんなとき、あなたなら何と答えるだろうか。苦しむ相手に対し、安易な励ましは通用しない。適切な言葉を見つけるのはかなり困難だ。

 「今日が人生最期の日だと思って生きなさい」の著者・小沢竹俊さんは、「人生の最期が近づくことは、究極の苦しみ。その苦しみをなくすことはできません。でも、そんな苦しみをもつ人でも、生きる支えを見つければ、少しだけ穏やかに日々を過ごせるのではないでしょうか」と話す。

■苦しみには解決できるものとできないものがある

 ここではまず「そもそも苦しみとは何なのか」をひもといてみよう。小沢さんは「苦しみとは、希望と現実とのギャップがある状態。例えば、昼寝していたいという希望に対し、起きなければならない現実があり、その開きを埋められないから苦しい。長く幸せに生きていたいという希望があるのに、現実ではかなわないから苦しいんです」と話す。

 そして苦しみの種類は、解決できるもの・できないものに二分される。「例えば、薬を飲んで解決できる苦しみであれば、薬をお渡しすればそれでいいでしょう。でも、あと1カ月しか生きられない人に『来年の孫の入学式まで生きたい』と苦しみを打ち明けられても、希望と現実の開きは埋められない。解決のしようがありません」

 死を前にした多くの人が向き合うのは、“私”を失っていく苦しみ。「孫の成長を見守る私、職場で頼りにされる働き者の私、友だちとの食事を楽しむ私…。それこそが私だったはずなのに、できないことがどんどん増えて、人の役にも立てなくなっていく。“私”を失った自分に、まだ価値はあるのだろうか。そう感じて、苦しくなるのです」

 時計は、正確な時刻を示しているからこそ役に立つ。壊れて止まれば存在意義を失ってしまう。役に立たなくなった私は、動かない時計のようなもの……。人生の最期が間近に迫っている人が、そんな理不尽な苦しみにとらわれ、無力感に襲われるのは無理もない。

■苦しみを抱えながら穏やかに生きるための“支え”

 小沢さんは、「解決できない苦しみがある人にこそ、その苦しみを抱えながら穏やかに生きられるような、支えが必要だ」と語る。
 人生の最期が近づくと、想像を越えた苦しみを抱えるかもしれない。しかし、たとえ苦しみの中にあっても、支えによって喜びや楽しみを見いだせば穏やかに生きられるはず、というわけだ。それは例えばスポーツ選手が、ハードなトレーニングに取り組む中で「試合に勝ちたい」という思いを支えに、苦しさをやわらげたり心の強さを保てたりすることに似ているという。
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■その人にとっての支えを見つけるには?

 では、苦しんでいる人が支えを見つけるのを手伝うにはどうすればいいのだろうか。一つの方法として、苦しみの中にいる本人に直接尋ねてみるのもいい。ただし、単刀直入に尋ねてもスムーズに答えを引き出せるとは限らない。尋ね方のコツについて小沢さんは「支えは星と同じ。暗い夜空でこそ輝いてその存在が明らかになる。だからまずは、これまでの苦しさやつらさにフォーカスし、その中で輝いている支えについて教えてもらうんです」と説明する。

 例えば、「2年間の闘病生活、苦しいこともたくさんあったでしょうね」と問いかけてみると、「家族と一緒に自宅で過ごせないのが苦しかった」「抗がん剤を使った治療が大変だった」「体を動かせなくなって一人でトイレに行けないのがつらかった」といった思いを吐露されるかもしれない。そのうえでさらに、「そんな苦しみの中で、心の支えになっているものはありますか?」と尋ねてみるのだ。
 
そうすればきっと、元気で健康なときには気づけなかった、しかし確かに存在していた星のような支えの存在に目を向けられることだろう。「夫の優しさが支えになっている」「孫にランドセルを買いたいという願いが私の支え」といった答えが引き出されたなら、これこそが、苦しさを和らげ穏やかさをもたらす支えなのだ。さらに、支えの存在について語ってもらえたときは、「そんな支えがあったからこそ、苦しくても頑張ってこられたわけですね」「苦しい経験をされたからこそ、支えに気づかれたわけですね」と、支えの存在を強く意識してもらえるような言葉がけをするといい。支えの大切さを再認識することで、きっとこれまで以上に支えが支えとして効力を発揮することだろう。

■“支え”の存在が生きる力を湧き上がらせる

 支えによって守られる穏やかさ。その根底にあるのは「自分は大切な存在」「何もできない私でも価値がある」と思える自尊感情だ。小沢さんは、自身が大事にしている時計についてこう話す。「この時計は、壊れて動かなくなったとしても、私にとって価値があるものです。なぜなら、父の形見だから。父への思いが支えになっているんです」この時計と同じように、人もまた、たとえ何もできなくなっても尊くて価値がある。支えによってそのことに気づけば、苦しみの中にも穏やかさを取り戻して生きていけるのかもしれない。

■この人に聞きました小沢竹俊(おざわ・たけとし)さん ホスピス医。めぐみ在宅クリニック院長。救命救急センター、農村医療に従事した後、横浜甦生病院内科・ホスピス勤務、ホスピス病棟長を経て、06年にめぐみ在宅クリニックを開院。「ホスピスで学んだことを伝えたい」と、学校を中心に「いのちの授業」を展開。多死時代に向けた人材育成に取り組み、15年にエンドオブライフ・ケア協会を設立。著書「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」(アスコム)は、25万部を突破するベストセラーに。新著は「2800人を看取った医師が教える人生の意味が見つかるノート」(アスコム)。




( 2017/01/28 13:30 ) Category ■介護・老後・年金・保険・労災・老人ホーム | トラックバック(-) | コメント(-)
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