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40代以上女性1/3が尿もれ経験有 ケア商品市場2桁成長続く

高齢者が、介護用品として使う…。そんなイメージはもう昔の話。

 尿もれケア商品を販売するユニ・チャームによれば、40代以上の女性の3分の1が尿もれ経験者。そして、2012年度の尿もれケア商品の市場規模は約267億円で、2009年から毎年、2桁成長が続いているという。

「尿もれに対するマイナスイメージを払拭しつつあることが、大きいと思います。パッケージデザインもかわいらしいものを採用し、ネーミングも“尿もれ”から“吸水”に変更。

 また、若い世代のかたも気軽に買えるような売り場作りも心がけました」(ユニ・チャーム広報)

 そういえば最近、生理用ナプキン売り場に“吸水”と書かれた商品をよく見るかも。でも、尿もれ経験のある40代の本誌読者に聞くと…。

「気にはなるけど、まだ買ったことがない」

「どれを選べばいいかわからないから、生理用品で代用していた」

 という声の多いこと! でも、生理の経血と尿では“粘度”が違うので、代替としては不向きなんです。

 2月20日を“尿もれ克服の日”に制定した元尿もれ患者のボランティア団体・ひまわり会の事務局・山岡智保さんによれば、

「2005年から年に2~3回、無料電話相談を行っていますが、回線がパンク状態になることも。やはり、“今まで誰にも言えなかった”という人が多く、1回の相談も濃密になるんです」。

同級生なのに急に老け込んだ

小学校や中学校のクラス会に参加したことがありますか。クラス会なら年齢差は大きくても1年以内のはず。しかし、久しぶりに会った同級生のなかに随分と老けたなと感じる友人が何人かいると思います。

 でも、会った瞬間はそう思っても10分もすると、みんな小学生に戻ってあだ名で呼び合って楽しい会話がはずむことでしょう。後日、記念に撮った集合写真を見ると、やはり先生と生徒ほどの年齢差を思わせる同級生が確実にいるはずです。

■現在患者数は約600~700万人

 この理由のひとつに動脈硬化が挙げられます。動脈硬化の進行度合いに個人差があります。そしてこの個人差がでる原因のひとつが糖尿病です。

 糖尿病は血糖を調節するインスリンというホルモンが不足したり(I型糖尿病という)、作用が不十分(II型糖尿病という。日本人の糖尿病の殆どがこのタイプ)なために常に血糖が高い状態になっている病気です。

初期は自覚症状に乏しく、重篤な合併症がでてから初めて自覚することも多く、現在患者数は約600~700万人いるといわれており、しかも増加傾向にあります。

■高血圧発症のメカニズム

 血糖が高い状態が長期間持続すると動脈硬化がどんどん進行します。糖尿病による血管の変化は眼底、腎臓などの毛細血管のような細い血管に集中して始まります(糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症)。

動脈硬化はその後、心臓や脳などのより太い血管に進展していきます。

 この動脈硬化が出来上がるには、極めて複雑なメカニズムがからみ合っていますので簡単には説明しにくいのですが、II型糖尿病について解説します。

 肥満などのためにアディポネクチンが不足すると、インスリン抵抗性が生じ、血糖値が上昇します。血糖値が下がらないため、膵臓はたくさんのインスリンを出して何とか血糖を下げようとしますので、血液中のインスリンは高濃度になります。

 この高インスリン血症は、腎臓の尿細管という部分でのナトリウムの調節に影響を及ぼします。ナトリウムを貯留する方向、すなわちナトリウムが排泄しない方向にシフトさせるのです。

こうなると血管細胞内の水分量が増え、細胞が大きくなるので、結果血管内空が狭くなり、血流を保つためには血圧を上げて血流量を維持する必要がでてくるというわけです。

 簡単にいえば高血圧はこんな具合で発症し、動脈硬化へと少しずつ進行していきます。

■非常に恐ろしい合併症

 糖尿病の三大合併症といえば、前述の網膜症、腎症のほかに神経症があります。神経症になるのは、かなり長期間治療が不十分だった場合がほとんど。

その際、末梢神経が侵されると動脈硬化の変化も絡んでいるため、例えば足の指先から血流障害のために壊死を起こし、最終的に下腿を切断しなければならないことすらあります。

 網膜症で怖いのは眼底出血です。わずかな出血は自分でも気づかないこともありますが、大きく出血すると吸収されるまでの期間は片目が見えなくなり不自由な状態になります。

もし両眼同時に出血すると一時的な失明となります。後天的な失明の原因は糖尿病であることが結構多いのです。

 腎症も最初はなかなか自覚症状がでません。健診などで尿蛋白を指摘されよくよく調べたら元の原因は糖尿病だったということも多く、腎透析になる症例の多くは糖尿病性腎症由来といわれています。

 とにかく、合併症がでる程にまで糖尿病を進行させたくないものです。初期なら食事と運動で十分コントロールが可能です。

■自らカロリー計算できるようにする

 1日に食べていいカロリーは担当医がきめてくれます。平均的な事務系のサラリーマンなら、標準体重(実測体重ではありません)1kgあたり30kcal(キロカロリー)くらいに決められると思います。

 何をどのくらい食べると何カロリーで、しかも他の食品との組み合わせバランスがいいかどうかを習得するのはなかなか困難なこともあります。しかし、食事を作る家族を勉強させるのではなく、自分で分かるようになる必要があります。

専門病院のなかには教育入院といって1週間くらい入院してその間に合宿方式で食事療法と運動療法を教えてくれるところもあります。

 運動は余ったカロリーを燃やすためにも、インスリンの利用効率を上げるにも重要な治療です。300kcalをウオーキングで燃焼しようとすると約80分間のサッサ歩きが必要です。

のぼせやイライラ…更年期の症状 強く出やすい人とは

なんだか最近つらい。そう感じている女性は多いはず。女性の身体には女性ホルモンが大きく影響する。分泌量が減り始める30代以降、働き方も見直しが必要だ。

 3年前、記者が40代半ばに差し掛かった暑い夏の日、それは突然やってきた。着信音が鳴っている携帯電話を取り出そうと焦ってアワアワしていたら、いきなり頭から顔、首から背中にかけて汗がドォーッ。なにこれ?暑さのせいだけじゃないのは確かだ。

「まさか、これがホットフラッシュ?」

 初めて「更年期」を意識した。以来、女性ホルモン数値を測り、対策を立てる日々が続いている。

「女性の一生は、女性ホルモンが大きくかかわっています」

 そう話すのは、よしの女性診療所の吉野一枝院長。女性ホルモンの代表格、エストロゲンは年齢とともに分泌量が変化する。思春期になればエストロゲンの分泌量が増え、初経がやってくる。

18歳~30代前半は分泌が最も盛んで、医学的には妊娠・出産に適した時期だ。45歳頃からエストロゲンの減り方がスピードアップすることで「更年期」に突入し、閉経を迎える。

 30代後半から更年期にかけて、さまざまな症状が表れる。代表的なのは、のぼせやほてり、発汗、体の冷えやむくみ、関節の痛みなど。

「エストロゲンは体を守ってくれるホルモンなので、その量が減り始めると不調が出てくるのは当たり前です。肌や髪がパサパサし始めるのはわかりやすい変化ですが、骨や血管、神経、内臓など、体じゅうに影響が出る。

甲状腺や代謝、自己免疫系の病気、膠原(こうげん)病やリウマチなども一気に増えてきます」と、前出の吉野さんは話す。

 身体の不調ばかりではなく、心の不調も出てくる。集中力が低下し、物忘れも激しく、判断力が鈍り、何を話していたか途中でわからなくなることも。心が不安定になりイライラしたり落ち込んだり、やる気がわかなかったりというのも症状のうちだ。

「更年期をつらく感じるかどうかは、女性ホルモンの減少だけではなく、ホルモンの変化に対する感受性の違いや性格、体質、心理状態や生活習慣も影響します。確実に言えるのは、不規則な生活やバランスの乱れた食生活が続いていると症状が強く出やすいんです」(吉野さん)

老化防止成分たっぷり 「焼き芋」でアンチエイジング

秋の味覚のひとつといえば焼き芋。女性ほど男性は好きではないが、どんどん食べるとイイそうだ。栄養豊富で老化防止成分もたっぷり。アンチエイジングの星なのだ。

「焼き芋の栄養成分のツートップがビタミンCと食物繊維。この2つが、アンチエイジングに大きな効果をもたらします」

 こう説明するのは管理栄養士で料理研究家の検見�・聡美氏だ。

 ご存じ、サツマイモを焼いたものが焼き芋。サツマイモは他のイモ類に比べて、抗酸化物質でもあるビタミンCの含有量が多い。うれしいことにこれ、“熱に強い”という特性がある。

「一般的に野菜のビタミンCは加熱調理すると大幅に失われるのですが、焼き芋は糊化したでんぷんがビタミンCを包み保護してくれるので損失が少ないんです。水で煮たりしないのも、水溶性のビタミンCにとっては好都合ですね」

 食物繊維の効能は?

「食物繊維は腸の調子を整え、免疫機能を向上させてくれます。免疫力が上がれば、体全体が活性化し、おのずと老化防止につながります」

 一説によると、焼き芋や蒸し芋にすると総食物繊維が生芋に対し30%増加するとか。焼き芋を1本(300グラム)食べれば、1日に取るべき食物繊維の半分を摂取できる。

■おすすめはポテトサラダ

 その他、焼き芋に含まれる「カルシウム」はストレスを抑え、精神安定につながる。「カリウム」は塩分を排出する効果があり、高血圧の人にはうってつけだ。

「もうひとつ見逃せないのが抗酸化物質であるポリフェノール。焼き芋には多くのポリフェノールが含まれています」

 代表格は皮などに含まれる赤紫色の色素「アントシアニン」。ブルーベリーやブドウなどにも含まれ、抗酸化作用や肝機能改善などの効能がある。

 もうひとつは「クロロゲン酸」。コーヒーにも含まれているポリフェノールで、焼き芋100グラム当たりの含有量は、コーヒー1杯のそれに相当する。今日からコーヒータイムのお供は焼き芋に決まりだ。

 1日の摂取目標は100グラム以上。

 しかし、焼き芋の甘さが苦手という男性も多い。

「焼き芋で作るポテトサラダがお勧めです。皮ごとザクザクと切って、マヨネーズやレモン汁で和えるだけ。甘さも抑えられ、お酒のおつまみにもなりますよ」

 戦中戦後の食糧難の時に食べたボソボソしたサツマイモの食感を思い出すという人もいるが、近ごろは品種改良により、ねっとりと極上のスイーツのような食感。巷には焼き芋だけを売る専門店も。老化防止のために、一度お試しあれ!

尿の“ちょいモレ”は年齢・性別問わず発生 専用品で対策も

せきやくしゃみ、トイレに行こうと立った時などに起きる「軽失禁」(尿もれ)。化粧品・日用品の総合メーカー・花王の調査によると、こうした“ちょいモレ”は男女や年代問わず経験しているという。

同社が実施した「年代別の尿漏れ有症率 男女比較」では、30代は男女共に18%、40代は男性21%・女性28%、50代は男性32%・女性38%、60代は男性34%・女性31%、70代は男性36%・女性45%という結果となった。

 50代以上は3人に1人と、誰にでも起こり得る症状であるだけでなく、30代・40代でも一定数見られることから、必ずしも加齢だけが原因ではないことがうかがえる。

同社調査による尿モレ有症者のアンケート回答を見ると、男性では「前立腺の肥大」、女性では「出産」など、性別による特徴的な回答もあるようだ。

 こうした症状への対処として、女性については、従来の生理用品やおりものシートなどに加えて、かなり以前よりさまざまな吸収量の軽失禁専用シートが充実。

若年層から中高年層向けの商品は多岐にわたり、全体で約240億円(花王調べ)もの市場規模がある一方で、男性用についてはアイテム数も少なく、市場としての顕在化はこれからと見られている。

しかし、専用品の種類が充実している女性についても、「買うのが恥ずかしい」といった心理的なハードルから、生理用品やおりものシートで代替している人も多いというのが実情だ。

 その一方で、実際に使ってみた人は、快適さを強く実感している傾向があり、「顔見知りのドラッグストアで買うのは、なんとなく抵抗があって、少し遠くのドラッグストアまで出かけました。

実際に使ってみると、サラッとしていて快適。もっと早く、使ってみれば良かったと感じました」(50代・女性)といったコメントも見られた。

 こうした女性向け専用品の中で、好評なのが花王『吸水セーフティ』。ブランドの特長でもある、活性炭と銀のダブル消臭で気になる臭いの不安も解消。

また、“少しでも薄く、つけ心地の良いものを”という消費者の要望に応え、薄さ2mmのスリムタイプを発売。同商品は非常に薄いナプキンタイプなのでつけ心地が良く、ムレが気になる暑い季節にぴったりだという。

尿の“ちょいモレ”は年齢・性別問わず発生 専用品で対策も

せきやくしゃみ、トイレに行こうと立った時などに起きる「軽失禁」(尿もれ)。化粧品・日用品の総合メーカー・花王の調査によると、こうした“ちょいモレ”は男女や年代問わず経験しているという。

同社が実施した「年代別の尿漏れ有症率 男女比較」では、30代は男女共に18%、40代は男性21%・女性28%、50代は男性32%・女性38%、60代は男性34%・女性31%、70代は男性36%・女性45%という結果となった。

 50代以上は3人に1人と、誰にでも起こり得る症状であるだけでなく、30代・40代でも一定数見られることから、必ずしも加齢だけが原因ではないことがうかがえる。

同社調査による尿モレ有症者のアンケート回答を見ると、男性では「前立腺の肥大」、女性では「出産」など、性別による特徴的な回答もあるようだ。

 こうした症状への対処として、女性については、従来の生理用品やおりものシートなどに加えて、かなり以前よりさまざまな吸収量の軽失禁専用シートが充実。

若年層から中高年層向けの商品は多岐にわたり、全体で約240億円(花王調べ)もの市場規模がある一方で、男性用についてはアイテム数も少なく、市場としての顕在化はこれからと見られている。

しかし、専用品の種類が充実している女性についても、「買うのが恥ずかしい」といった心理的なハードルから、生理用品やおりものシートで代替している人も多いというのが実情だ。

 その一方で、実際に使ってみた人は、快適さを強く実感している傾向があり、「顔見知りのドラッグストアで買うのは、なんとなく抵抗があって、少し遠くのドラッグストアまで出かけました。

実際に使ってみると、サラッとしていて快適。もっと早く、使ってみれば良かったと感じました」(50代・女性)といったコメントも見られた。

 こうした女性向け専用品の中で、好評なのが花王『吸水セーフティ』。ブランドの特長でもある、活性炭と銀のダブル消臭で気になる臭いの不安も解消。

また、“少しでも薄く、つけ心地の良いものを”という消費者の要望に応え、薄さ2mmのスリムタイプを発売。同商品は非常に薄いナプキンタイプなのでつけ心地が良く、ムレが気になる暑い季節にぴったりだという。

眠れない、涙出る…更年期のメンタル症状に悩む女性は63.5%

眠れない、わけもなく涙があふれてしまう、人づきあいが面倒くさい――45~55才の女性200人を対象とした本誌調査によると、63.5%もの人が、そんな更年期のメンタル症状に悩まされている。

 しかし、そのうちの約9割がなんの治療もせずに、つらさを「我慢している」ことが明らかに。あまりに我慢しすぎると心身へ負担がかかり、症状をより深刻にしてしまう場合も。

さまざまな治療法が次々に登場しているので、あなたに合った方法がきっとあるはずだ。

 そんな更年期のメンタル症状のうち、気分の落ち込みなどが強い場合は、抗うつ薬の併用も。48才パート女性は坑うつ薬を服用した際の体験談をこう語る。

「昨年、友人が亡くなり、その精神的なショックからか、更年期症状が悪化。肩こりや頭痛に加えて、不安感や落ち込みがひどくなりました。とくに不眠に悩まされ、眠ったかと思うと怖い夢を見てすぐに起きてしまう。一日中疲労感が抜けませんでした。

 そこで婦人科とメンタルクリニックを受診し、婦人科では低用量ピルを、メンタルクリニックでは抗うつ薬のSSRIと睡眠導入剤のマイスリーを処方してもらいました。抗うつ薬は効果てきめんで、不安感や落ち込みが少なくなり、ぐっすり眠れるように」


中島みゆきの歌を参考に? 更年期障害への対応



女性ホルモンが急激に減少する「更年期」。この時期の女性は、体と心にさまざまな不調があらわれることがある。

妻の更年期には夫のサポートが欠かせない。医師によると、具体的には相手を気遣って声をかけたり、負担を減らすような提案をするのが有効だという。一方で、自然な雰囲気での心遣いも重要なようだ。

 つらいときに「大丈夫か、大丈夫か」と言うばかりが声かけではない。牧田産婦人科医院(埼玉)院長の牧田和也医師は、中島みゆきの「タクシードライバー」という歌を例に出して、こう語る。

「失恋して泣いている女性を乗せた運転手が、見て見ぬふりをして他愛のない話ばかりを繰り返す、という一節があります。悩んでいる人にどう声をかけたらいいのか、私自身も日常診療の場面でむずかしいなと感じることはよくあります。

直接的な慰めの言葉ではなく、ただそばにいて話を聞いてあげたり、何気ない一言を言ったりすることが救いになることもあるのではないでしょうか」

 妻が不調のときだけでなく、普段から声をかけていくのがいいのではと、牧田医師はアドバイスする。

「妻である前に一人の女性であることを忘れないようにすることが大切です」

 しかし、とってつけたように褒めるのは禁物だ。妻は「腫れものにさわるようなのも、ご機嫌をとるのもうっとうしい」(神奈川県立汐見台病院産科副科長の早乙女智子医師)と感じかねない。

 声をかけるのとともに重要なのが、妻の「話を聞く」ことだ。だが、ただ聞けばいいというわけではないようだ。

「いちばん身近な夫がきちんと話を聞いてくれず、吐き出し口がないからと、病院に来る女性もいると感じています。自戒を込めて言いますが、忙しかったりすると、夫は妻の話を聞くと言っても、フンフンといって聞き流してしまうことも多いですよね。

そうではなく、じっくり話を聞くことが大事。たとえば『久しぶりにデートをしよう』と外食に誘ってみるなど、話をしやすい環境をつくるのもいいでしょう」(東京歯科大学市川総合病院産婦人科部長の高松潔医師)

 話の聞き方にもポイントがある。聞きながら「こうしたほうがいい」「ああすればいい」と指示するのではなく、「それはいいね」「そうしてみたら」と言うようにしたい。

「指示せず、同意や提案を伝えること。相手が協調、共感しながら聞いてくれていると、話しているだけで発散できることもあります。対峠の姿勢で妻と向き合うのではなく、同じ方向を見て支えるようにしましょう」(飯田橋レディースクリニック院長岡野浩哉医師)

更年期で不調の妻へ 夫の「100点の対応」とは

女性ホルモンが減少することでさまざまな症状を引き起こす「更年期障害」。妻の不調を解消するには、夫のサポートや理解が欠かせない。

半面、夫の無理解や無関心は、不調を悪化させることにもつながりかねない。飯田橋レディースクリニック院長岡野浩哉医師はこう解説する。

「女性ホルモンはストレスに耐える力を高める働きがあるため、更年期で女性ホルモンが減ると、情動がうまくコントロールできなくなります。

夫は『今までと同じように接しているのになぜ妻は怒るのか』と感じますが、それはストレス耐性が弱まった証拠。夫婦間では、夫の理解がないと、妻の精神面での症状は重くなりやすく、症状がこじれることもあります」

 妻をサポートする第一歩は、まず、妻の不調に気付くことだ。いつも一緒にいる妻の異変を見過ごすことはないと考える男性は多いだろう。しかし現実には、妻の不調に気付かない夫は少なくないという。

「夫が会社で役がついて仕事が忙しくなるタイミングと、妻の更年期が重なることが多い。

つまり、夫婦の接触が少なくなっている時期なので、夫が不調を見過ごしてしまうこともあるのです」(東京女子医科大学附属女性生涯健康センター所長の加茂登志子医師)

 不調のサインを見逃さないためには、妻の日常の変化に目を配ることだ。

加茂医師によると、今までできていた家事ができなくなったり、外出を嫌がったりするなど、億劫になっていたら要注意。足腰が痛いとマッサージに行きたがるのも特徴だ。また、性的に消極的になる傾向もあるという。

 では、不調に気付いたら、どう対処したらいいのか。まずは「大丈夫?」「どうしたの?」と声をかけることが大切だ。

妻が家事を担っている場合は、家事の負担を軽減させられるような提案をするのがいい。神奈川県立汐見台病院産科副科長の早乙女智子医師はこうアドバイスする。

「『掃除はほこりがたまってからでいいよ』『料理を作るのが大変なら週末は外食にしよう』と言うだけで、負担は軽くなります。つらくて横になっている妻に『これから出かけるから、ついでに帰りになにか買ってこようか』と言えたら100点ですね」

 ただ声をかけるだけでなく、実際に行動を起こすことも必要だ。とはいえ、夫に家事の経験が少ない場合、何をしたらいいかわからないこともあるだろう。それならば、妻に具体的に開いてみるといい。

「女性は比較的、男性に具体的に仕事を指示することに慣れていない傾向があります。男性は、自分に何をしてほしいかを、直接妻に聞いてみることです」(早乙女医師)

医師が太鼓判!老化を遅くする「あの野菜」でー10歳の見た目年齢に



実年齢は若返りようがありませんが、見た目年齢はできるだけ若くありたいものですよね。実は、体の中から若返りを手伝ってくれる野菜があるのを、ご存じでしたか?

今回は、アンチエイジングドクターとして名高い、日比野佐和子医師の著書『これだけで若返りは可能です。 運動嫌いでも続けられる!男のエイジマネジメント講座』より、心身ともに若く保つためのメソッドをいくつかご紹介します。

■トマト中心の食生活で錆びない体に!

同書によると、 メタボ解消には緑黄色野菜が効果的。特に、トマトの赤色成分であるリコピンは、活性酸素を除去する抗酸化成分です。これは、スイカや柿にも含まれているそうです。

抗酸化成分として有名なβ-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍も活性酸素を除去してくれるので、錆びない体を作るのには最高の食材なのだそうです。

■毎日食べるための簡単レシピ

煮る、焼くといった手間のかからない、切って和えるだけの簡単レシピを一週間分ご紹介します。5分とかからない簡単なものばかりなので、手元にある香辛料を上手に使えば、毎日トマトを楽しめます。

(月)オリーブオイルと塩をほんの少し加える。

(火)縦切りにして、バジルの葉とモッツアレラチーズで挟む。

(水)黒酢・オリーブオイル・蜂蜜を好みの量で混ぜて和える。

(木)ミニトマトを沸騰した湯に入れ、取り出したら砂糖をまぶす。

(金)トマトに合う好みの野菜を切り、ごま油でトマトと一緒に和える。

(土)ホタテの缶詰を汁ごと使い、マヨネーズと和えてトマトに添える。

(日)大葉・塩・蜂蜜・レモン汁を好みの量でトマトと和える。

いかがでしたか? トマトは甘みも酸味もある食材なので、味つけの幅が広く、切るだけでも美味しく食べられる素材です。これらのレシピを参考に、抗酸化力の高いトマトを食べるように心がけてみてくださいね。

知ってるようで知らない!「基礎代謝が老化に影響」する本当の理由

20代後半からチラホラと気になり始める”老い”。人間こればかりは、防ぎようもないものです。

しかし、いつから対策をしたらよいかわからぬまま、時が過ぎ30代に突入。対策をしていた人に比べ、見た目年齢に大きな差が生まれてしまうことが多々あります。

いつまでも若々しくいるために味方につけたいもの、それは”基礎代謝”です。今回は、パーソナルトレーナーでもある筆者が、基礎代謝を味方につける”老い対策”を伝授します。

■基礎代謝とは何?

よく基礎代謝という言葉は聞くけれど、いまひとつわからないという方は、多いのではないでしょうか。

基礎代謝とは血液循環、呼吸、消化、吸収など、生きていくために最低限必要なエネルギーを指します。つまり、全く動かなくても身体が必要とするエネルギーのことを指します。

これは、年齢別の基礎代謝量の推移グラフです。グラフを見ると、10代後半から男女共にどんどん下がっていることがわかります。女性は25歳から下り坂とよく言いますが、実際はもっと前から下がっているのです。

■基礎代謝量の低下の影響

加齢や習慣によって基礎代謝量が低下すると、太りやすくなる、老廃物がたまりやすい、皮膚や髪の毛の再生に時間がかかる、しわやシミが増えるなど数知れません。

いつまでも美しくいたいからと言って、高い化粧品の使用やエステに通っても、加齢に伴い基礎代謝量はどんどん低下していく一方なのです。

■基礎代謝量を計算してみよう

基礎代謝量を計算してみましょう。基礎代謝量は、”基礎代謝基準値×体重”という計算で算出できます。基礎代謝基準値は、女性の18歳~29歳は22.1。30歳~49歳は21.7となります。

例えば、25歳で体重が50kgの女性の場合、22.1×50kg=1105kcalとなります。これはあくまで目安であり、身長や筋肉量等によって異なります。

■基礎代謝量の低下を防ぐには?

基礎代謝量の低下を防ぐには、運動を習慣に取り入れ、なんでもバランスよく食べることが大切です。基礎代謝におけるエネルギー消費量の比率は、脳や肝臓、腎臓で約55%、筋肉では約20%が消費されています。

筋肉以外の臓器をトレーニングで鍛えることは難しいですが、筋肉は幸い鍛えることが可能なので、筋肉を鍛えて筋肉量を増やし代謝をアップさせる必要があります。

しかし、筋肉量は加齢に伴って低下します。なんだかお尻が垂れてきたな、太ももが太ってきたなという方は要注意! 無酸素運動を中心に運動を取り入れましょう。

筆者のトレーニング指導の経験上、OLさんや主婦の方は最低限確保したいエネルギー源まで達していないことがかなり多いです。帰り道に1駅分歩いたり、外出前に軽くスクワットや腹筋運動をしたりするなど、毎日の習慣に取り入れて筋力UPに励みましょう。

いつまでも若々しい身体でいるために、しっかり食べて、しっかり運動を行うことが大切です。代謝が下がり、30代、40代になって人との老いの差に驚く日が来ないよう、今日から運動の習慣をぜひ作ってくださいね。

更年期障害に有効なHRT 普及率わずか1.5%の理由

動悸、発疹、頭痛、めまい、肩こり、イライラ、関節痛、頻尿、うつ状態、記憶力・集中力の低下、膨満感、ドライアイ…。

 更年期の女性に襲いかかる症状は、200種類以上と言われる。一般的に45~55歳までの期間、つまり、閉経前後の10年間が更年期だ(日本女性の平均閉経年齢は50~51歳)。

東京女子医科大学附属成人医学センターの産婦人科医、東舘(ひがしだて)紀子さんによると、「更年期が近づくと、卵巣機能が低下し、女性ホルモンの分泌量が著しく減少する。

なかでも、エストロゲンの急激な減少が、女性の心や体にさまざまな影響を与え、多様な身体的、精神的症状が現れる」という。

 女性ホルモン(とりわけエストロゲン)は、月経、妊娠、出産との関連で考えられがちだが、「女性特有の営みをコントロールするだけでなく、女性の全身の健康を守る上で大きな役割を果たしている」(東舘さん)

「骨の新陳代謝促進」「脂質代謝を改善」「自律神経のバランス維持」「血管に直接作用して動脈硬化を予防」「皮膚の潤い保持」「脳の活性化」などはその一例だ。

 そのため、エストロゲンが減少すると、女性の体は、長い間自分の体を守ってくれた強固な自然の防壁が取り除かれたような状態になる。

また、この時期は、仕事、親の介護、子どもの自立、経済的問題などによって、ストレスを抱え込みがちだ。更年期の不安定な体の状態はストレスの影響も受けやすい。

 更年期障害の治療法は、ホルモン補充療法(HRT)が世界的に主流だ。一人に複数の症状が出ることがよくあるが、そうした症状を個別に治療していくのは、治療をする側・受ける側どちらにとっても大変で、時間もコストもかかる。

HRTは、多くの症状に対応するので、閉経前後の女性の更年期症状の治療には有効性が高いと言われている。

 ところが、HRTの普及率を見ると、欧米諸国では40%を超えるが、日本はわずか1.5%。台湾、韓国よりも低い。その背景には、HRTが乳がんを引き起こすのではないかという不安があるのかもしれない。

 しかし、この10年ほどでHRTと乳がん罹患率に関する研究が進み、「5年以内では乳がんのリスクはない」が、世界の基本的認識となっている。

日本女性医学学会と日本産科婦人科学会が刊行した『ホルモン補充療法ガイドライン』(2012年度版)でも、HRTは、5年以内では乳がんのリスクは上昇せず、また、黄体ホルモンを併用すれば、子宮体がんのリスクも上昇しない。黄体ホルモンが、エストロゲンによる子宮内膜増殖を防ぐからだ。

 ただ、HRTを5年以上続けた場合、乳がんのリスクはわずかに上がるため、定期的な乳がん検査を受ける必要がある。

 東舘さんは、HRTに不安を感じる人には、まず1カ月エストロゲンを試すことを勧めている。1カ月試せば、効果があるかどうかわかる。その時点で、継続するかどうかを決めればよい。エストロゲンは3カ月以内であれば、単独治療でも副作用の心配はないからだ。

 ただ、HRTはすべての人が受けられるわけではない。乳がん、子宮体がん、脳卒中、重度の症状のある肝疾患の経験者などは、持病を悪化させるリスクが高いためHRTは受けられない。

また、ガイドラインでは、HRTの開始年齢は60歳以下となっている。60歳を過ぎると、すでに始まっている血管の老化などのためにさまざまなリスクが高まるからだ。

女性の更年期は笑顔と恋心で乗り切ろう

「ボケたくない」は皆の切なる願い。だが、65歳以上の10人に1人が認知症だ。男性より女性に多いのが記憶や情報整理をつかさどる海馬が機能不全となり発症するアルツハイマー型認知症。ボケを防ぐための最強の処方せんをお伝えする。

 女性のアルツハイマー病発症率は、男性の2~3倍にもなる。かつては「長寿だから」と考えられていたが、最近は女性ホルモン(エストロゲン)の影響が明らかになってきた。

 更年期(閉経前後)にエストロゲンが減ると、脳の記憶と学習に関わる神経伝達物質などが減り、記憶をつかさどる海馬も影響を受ける。脳の萎縮につながる「βアミロイド」というたんぱく質を分解する酵素の働きも弱まっていく。

 また、閉経後は骨粗鬆症になりやすく、転んで骨折して寝たきりになれば、認知症のリスクは当然高まる。

 だが、90歳を過ぎてもボケずに元気な女性は多い。その分かれ目は、何なのか。順天堂大学大学院・白澤卓二教授は言う。「女性ホルモンは、工夫次第で日常のなかでバランスよく補えます。

例えば夢中になれることを探したり、恋をしたり。香りを楽しむ、感動する、ビタミンEの多いものを食べる、ウオーキングもいいですね」。

 エストロゲンは、心がときめいたときや笑ったときによく分泌されるという。片思いや疑似恋愛でも、若返り効果を期待できる。「泣ける映画やドラマを見て涙をポロポロ流すのも秘策です」。

 ボケを防ぐ効果がある食べ物は、特に大豆だ。成分イソフラボンが女性ホルモンに似た働きをし、骨粗鬆症などを遠ざけるため、積極的に摂りたい。

「早いうちから骨を丈夫にする努力を。思いついたときに5分間ジャンプするだけでも強くなります」

 では、女性ホルモンを直接、体に取り入れる「ホルモン補充療法」は、認知症予防に効くのか。この分野に詳しい千葉愛友会記念病院(千葉)の大蔵健義医師は、「エストロゲンが記憶と学習に関わる神経伝達物質を活性化させたり、海馬に作用して記憶力を改善します。

そのほか、βアミロイドの蓄積を減らして神経損傷の修復を促すことなどが、すでにわかっています。脳の血流が良くなるし、抗酸化作用によって細胞の老化なども防ぎます」と語る。

 日本におけるホルモン補充療法は、関連学会が作成した指針に基づいて安全面への配慮がされるようになった今、広まりつつある。だが、アルツハイマー病の特効薬にはならない、と大蔵医師は指摘する。

「アルツハイマー病の予防には、50~60歳に対して有効だと考えられていますが、現状は主に更年期障害のつらさを和らげる目的で使われています。米国では65~79歳、つまり閉経後十数年過ぎた人に使った結果、認知症が増えたとの報告があります」

 このように、年を重ねて動脈硬化が進んでからのホルモン補充療法は逆効果を招く危険性がある。年齢だけでなく、病気などで子宮を摘出した人も、女性ホルモンの使い方や期間が変わってくるため、婦人科でよく説明を聞いた上で臨んでほしい。生理が再開するために「面倒」との声もあるようだ。

肛門と膣を締めたり緩めたり 尿漏れの対処法とは?

現在発売されている週刊朝日MOOK「漢方2014」では、14の病気の漢方処方例が掲載されている。その中から、「名医」が教えてくれた「尿漏れ」に悩む女性への漢方処方を紹介する。

 尿漏れは、大きく分けると腹圧性尿失禁と過活動膀胱(ぼうこう)の二つの病気がある。腹圧性尿失禁は、骨盤底筋が緩み、くしゃみやせき、重いものを持ち上げるなどしたときおなかに力を入れると、尿が漏れてしまう症状だ。

出産や肥満、加齢などが原因で、40歳以上の女性の2~3人に1人が発症している。

過活動膀胱は、原因不明だが、急な尿意が頻繁に続くようになる。トイレに間に合わないと尿漏れし、切迫性尿失禁と呼ばれる。加齢とともに増えていき、年齢が高くなるほど量も多くなる。

「尿漏れは、問診、尿検査、画像検査などで診断します。腹圧性尿失禁は問診でほぼ判断がつく場合もあります。画像検査や尿検査で何の原因も見つからないのに症状がある場合が過活動膀胱です。

治療方針は、回数、量、どの程度困っているかの3点により決めます。回数は週に1度から1日数回までさまざま。量が少量では下着を替えるほどの漏れはありませんが、多量になると、スカートやズボンまでぬらす状態になります」

 と話すのは、女性医療クリニック・LUNAグループ(神奈川)理事長の関口由紀医師だ。

「治療はまず骨盤底筋トレーニングをおこなってもらいます。肛門(こうもん)と膣(ちつ)を締めたり緩めたりする訓練で、腹圧性尿失禁の場合7~8割の患者さんは日常生活で支障のない程度まで改善します。

1カ月に1度の指導で、3~4カ月続けてもらいます。トレーニングの補助として内服薬や電気・磁気による刺激療法などを並行し、症状を改善させていきます」(関口医師)

 重症の人には日帰り手術も勧めている。

「漢方ではまず補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を処方します。尿漏れの方は、抑うつ状態で元気のない、気虚の人が多いためです。太った方には防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)を処方。

尿道内圧を高めるために葛根湯(かっこんとう)や麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)も適宜併用します。過活動膀胱では、排尿記録をつけてもらい、いつ尿意を感じるかを自覚してもらいます。そして尿をためる努力をする膀胱訓練と骨盤底筋トレーニングと内服薬の併用治療をします」(同)

 内服薬には、膀胱の異常収縮を抑える抗コリン剤などを処方し、病態に合わせて冷えや老化予防の漢方を併用する。それでも効果がない場合は、刺激療法、一部の施設ではボトックス注射をおこなっている。

「大事なのは自分で症状を管理し、水分の摂りすぎや冷えに注意し、風邪予防を心がけることです。ストレスをためずに、症状にも神経質にならないで、もし症状が出たら、専門医に相談してください」(同)

隠れ重大病も…4500万人が悩む「夜間頻尿」の症状と対策

「夜間頻尿」は下部尿路症状(排尿や蓄尿にまつわる症状)の中で最も多く、40歳以上の男女4500万人が悩んでいるといわれている。夜間頻尿とオサラバするには、原因をはっきりさせて、対策を講じることだ。日本大学医学部泌尿器科学分野・高橋悟主任教授に聞いた。

 夜中に1回以上オシッコで起きるなら、夜間頻尿だ。

「もし夜間頻尿があるなら、【夜だけ頻尿】か、それとも【昼・夜ともに頻尿】かをチェックしてください。昼と夜合わせて1日8回以上の排尿が頻尿になります。昼だけなら、6~7回より多ければ頻尿です」

【夜だけ頻尿】

 考えられるのは、夜間多尿と睡眠障害だ。

★夜間多尿

 3つのことが関係している。

「まず、夜に尿が作られるのを抑える抗利尿ホルモンの分泌が加齢によって悪くなること。次に腎機能の低下で、1日あたりに作られる原尿(尿のもと)の99%が本来は体内に再吸収されるのに、それがスムーズに行われず、薄い尿がたくさん出るようになること。

さらに、心不全で昼間、下肢にたまった水分が夜間、横になると心臓に戻り、尿として排出されることです。軽い心不全なら、夜間頻尿だけが最初の症状ということは珍しくありません」

 昼に利尿剤を服用して尿をたくさん出すようにし、腎機能低下、心不全の治療を行う。夜間多尿で高橋教授の外来を受診したAさんは夜6~8回の頻尿で、昼は500ミリリットルの尿量しかなかったが、夜は1000ミリリットルもあったという。

「心房細動による不整脈で心不全を起こしていたので、昼の利尿薬と不整脈の治療薬を処方すると、夜間多尿は治りました。適度な運動で昼の尿量を増やすことでよくなった人もいます」

★睡眠障害

「抑うつ状態や不眠症で眠りの質が悪いため、軽い尿意でも目が覚めてトイレに行きたくなるケースがあります。睡眠を専門に診る心療内科や精神科で、睡眠の質を上げる治療が必要になります。

また、最近増えているのは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)による夜間頻尿です」

 SASになると夜間の利尿ホルモンの分泌が高まる。呼吸が何度も止まるので右心房が必要以上に膨らみ、心臓が循環血液量が多いと判断して、水分を体外に排出しようと働くからだ。

しかも、低酸素状態で腎臓が尿の再吸収をうまく行えない。結果的に、夜間頻尿になる。就寝中に気道に空気を送る機器・シーパップの利用などでSASが改善する。

■「夜だけ」か「昼・夜ともに」か

【昼・夜ともに頻尿】

 この場合、糖尿病か泌尿器疾患だ。

★糖尿病

「血糖値が高いと、浸透圧の関係から細胞の水分は血液中に取り込まれ、一方で尿細管では再吸収が行われていません。すると、細胞の水分がどんどん体外に排出され、体は脱水症状になります。

喉が渇くので水分を多く取るようになり、ますます尿量が増えて頻尿になります」 血糖コントロールがうまくいくようになるにつれ、頻尿もなくなる。

★泌尿器疾患

 前立腺肥大か、過活動膀胱だ。
「前立腺が肥大化すると残尿が増えて膀胱の容量が小さくなり、頻繁にトイレに行きたくなります。前立腺肥大の人の多くが併発している過活動膀胱も、膀胱の容量が小さくなっているため、

通常はトイレに行きたいと感じない程度の尿量でも我慢できなくなります。2つの疾患ともいい薬が出ていて、前立腺肥大ならα1遮断薬や5α還元酵素阻害薬、過活動膀胱なら抗コリン薬やβ3作動薬が効果的です」

 快適な眠りを取り戻そう。

「夜尿症」は病気 適切な治療と正しい生活リズムを

夜、寝ている間におしっこを漏らしてしまう夜尿症。おねしょと混同しがちだが、おねしょは生理現象で、夜尿症は病気だ。小学生になっても「お漏らし」が続く場合、医療機関で治療を受ける。規則正しい生活リズムを守ることも重要となる。

 ◆3つのタイプ

 東京都内に住む小学3年生の女児(8)はほぼ毎晩、おしっこを漏らすという。昼間は普通にトイレに行くが、就寝中は眠ったままおしっこをしてしまうため、紙おむつが欠かせない。

母親は「本人はあまり気にしていないようだが、学校で泊まりがけの行事がある高学年になるまでには何とかしたい」と話す。

 「おねしょは5歳未満の子供に見られる生理現象。5歳を過ぎても週に2、3日以上、夜中におしっこを漏らす場合、夜尿症の可能性が高い。慢性の病気なので放置しないでほしい」。兵庫医科大(兵庫県西宮市)小児科学教授の服部益治さんはこう説明する。

 服部さんによると、小学校入学時点で10~15%、中学校入学時点で5%程度、高校入学時点でも3%程度の子供が夜尿症に悩んでいるという。「恥ずかしさもあり、周囲に相談しにくい病気。子供のプライドは傷つき、後片付けなどにストレスを感じる母親も多い」

 夜尿症は、夜間の尿量が多い「多尿型」▽尿量は少ないが膀胱(ぼうこう)が小さい「膀胱型」▽これらが合わさった「混合型」-の3タイプに分けられる。

多尿型は夜間、抗利尿ホルモン(尿を濃くして尿量を少なくするホルモン)の分泌が不足することなどが、膀胱型は膀胱が小さく尿をためる力が弱いことなどがそれぞれ要因。夜遅い時間に飲食するなどの生活の乱れやストレスなども原因となる。

 ◆怒らないで

 夜尿症は成長とともに治るケースもあるが、小学校入学後も頻繁に漏らすようなら早めに小児科や泌尿器科で受診する。「治療には専門知識を要するため、事前に診療の可否を確認した方がいい」(服部さん)。

夜尿症に関する情報をまとめたウェブサイト「夜尿症(おねしょ)ナビ」(http://www.kyowa-kirin.co.jp/onesho/)にも専門医が掲載されている。

 治療の際は夜間尿量を測定して夜尿症のタイプを見分けるほか、尿検査で尿の濃さや基礎的な疾患の有無なども調べる。必要に応じて残尿や腎臓、膀胱の奇形の有無を調べる腹部超音波検査なども行う。

 そのうえで、まず行われるのは生活指導(家庭での対策)だ。夜更かしや不規則な生活は症状を悪化させるため、「早寝・早起き・朝ご飯」という規則正しい生活が不可欠。

水分の取り方にも注意が必要で、朝食・昼食時はしっかり取り、夕方以降は減らす。夕食は就寝の2、3時間前までに済ませ、その後は水分摂取は控える。「喉が渇いたら氷を2、3個なめる」(服部さん)。入浴などで体を温めることも有効だ。

 生活スタイルを見直すだけで約2割が改善する。改善しない場合は生活指導に加え、抗利尿ホルモン薬などによる薬物療法や、パンツに水分を感知するセンサーを取り付けるアラーム療法が行われる。

服部さんは「漏らしても怒らないでほしい。焦らず治療を続け、漏らさなかった朝はしっかり褒めてあげて」とアドバイスしている。

 ■夜尿症 家庭での対策(服部さんの話を基に作成)

 ・規則正しい生活をする

 ・水分の取り方に気をつける

 ・食事の塩分を控えめにする

 ・就寝前にトイレに行く

 ・夜中、無理にトイレに起こさない

 ・体や布団を温める

 ・褒める、怒らない、他の子供と比べない、焦らない

更年期障害を改善する方法(メンタル編)

・更年期障害

ここでは、更年期障害を少しでも防ぐ方法、改善する方法としてメンタル面や行動面で気をつけると良いことを書いていきます。

更年期障害とは何なのか、どんな症状が出るのかは以下の記事をご覧下さい。

・更年期障害の基礎知識

症状を改善する食事療法については以下をご覧ください。

更年期障害を改善する方法(食事編)

・熱中できるものを見つけよう!

更年期障害では鬱症状が出る方も多くいますが、1人にならずできるだけ外に出るように意識しましょう。例えば以下のようなもの。

・夫婦共通の趣味をもつ

子供も大きくなっているであろう年代です。それまで費やせなかった趣味の時間を夫婦で持つようにできれば最高です。
散歩でも、映画でも、何でもOKです。一緒に何かに熱中できたら、更年期障害だけでなく夫婦の仲も良くなりますよ。

・習い事をする

自分を向上させる習い事を見つけましょう。お花や習字、絵、ダンス、編み物、何でもOKです。色々なことにチャレンジして熱中できそうなことを見つけてください。

・韓流にはまるのはとっても良いこと!

韓流スターが日本で大流行しています。比較的年齢が高い女性から人気を集めていることで有名です。
じつわあれ、更年期障害の改善にとって、非常に有効的です。なぜなら(忘れかけていた?)恋心が復活し、女性ホルモンを分泌させます。ジャニーズやかっこいい俳優さんをチェックしてみましょう☆

・何よりも恋愛が1番効く!

韓流スターに熱中せずとも、身近な異性にドキドキすることももちろん効果的です。恋心を取り戻し、同時に更年期障害も改善しちゃいましょう。ご夫婦ならお互いを「また」好きになる努力を、独身の方なら新しい恋愛を見つけて楽しむこともできますね。

・メンタルだけでどうしようもなかったら

いろいろ挑戦してみたけどやっぱり症状が辛い。そんな時は低用量のピルの服用も視野に入れましょう。病院で処方してもらえます。主治医に相談してみてください。

ピルには副作用もあるのでしっかりと医師から話を聞きましょう。

費用はだいたい1ヶ月3000円〜5000円です

・まとめ

熱中できることを見つけることがなぜ更年期障害を改善するのに良いのか。それは感情を持つというのは卵巣を活発化させる働きがあるからです。卵巣の機能が低下したことが原因で起こる更年期障害ですから、メンタル面の改善策は、薬や食事面の改善策よりも効果的かもしれません。

・本人の意識・家族の理解がとても重要

この、メンタル面で改善していく方法は本人の意識と家族の理解がとても重要です。妻は外に出ていって改善したいと思っても、理解のない夫が「家にいろ」と言ってしまってはいけません。

逆に、家族は理解しているのに本人は一歩も出かけたくないと言えば何の解決にもなりません。最初は少し無理する程度でも、「改善するためだ!」と思って頑張ってみてください。

このように、メンタル面で改善していく方法は本人の意識と家族の理解の両方が必要になってきます。

更年期障害かも、と思ったら婦人科を受診し、そう診断されたらヒドイ症状が出る前にきちんと家族で話し合うことが重要です。まだ症状が出ない年齢のご夫婦でも、更年期障害について話し合ったり知識を頭に入れておくことをオススメします。

40~50代オトコの更年期障害に注意!



マーケティングリサーチのシタシオンジャパンがまとめた調査結果によると、40歳代—50歳代男性の6割以上が若いときよりすぐにイライラするようになったと実感しており、家庭や職場でのコミュニケーションにも影響が及んでいるという。

 全国主要都市の40歳代—50歳代男性1000人を対象にアンケート調査を実施したところ、63.8%が「日常的にイライラしている」と答え、66.4%が「20歳代—30歳代のころと比べイライラする頻度が増えた」と感じている。

 イライラすることで、家庭で支障を来していると思う人は41.7%、仕事において支障を来していると思う人は50.7%だった。職場での具体的な問題としては「業務に集中できない」(49.2%)、「コミュニケーションがうまく取れない」(43.0%)を挙げる人が多かった。

 一方、40歳代—50歳代男性を夫に持つ主婦は、42.3%がイライラした夫との生活に不安を感じている。

また40歳代—50歳代男性を上司に持つ女性社員は、イライラしている男性上司を「尊敬できない」(72.5%)、「嫌悪感がある」(67.4%)、「みっともない」(64.3%)と厳しい目で見ていることが分かった。

 順天堂大学医学部大学院医学研究科の堀江重郎教授はこうした調査結果を受け、過度なイライラは、男性ホルモンの減少を原因とする男性更年期障害を誘発するおそれがあると警鐘を鳴らしている。

男性更年期障害は50歳代から発症しやすいとされているが、イライラは男性ホルモンの分泌を抑制する働きを持つため、40歳代でも発症する可能性がある。

家庭や仕事などさまざまな面で責任が大きいことに加え、これからメンタルバランスが崩れやすい季節になることにも注意し、上手にイライラを軽減させることが必要だと述べている。

見た目が「若い人/老けてる人」の差がつく理由

男の30代、40代は、まさに働き盛りの男盛り。が、老化は確実にしのびよってきている。

一般に本格的な老化が始まるのは40歳頃からと言われているが、それでも年のわりに見た目が若々しい人、逆に老けて見える人と差がつくのはなぜだろう?

どうせならいつまで若く見られたい! というわけで、京都府立医科大学学長・吉川敏一氏にこの疑問をぶつけてみた。

「まず、からだの中が老化すると、見た目を左右する皮膚も同じく老化します。

加齢により全身の『抗酸化作用』が低下してくると、からだの中の抗酸化能力が低下してくるため、紫外線、タバコの煙、ストレスなどにより、体内のさまざまな場所で『活性酸素』が発生し細胞を傷つけてしまうのです。

そのため、いろいろな臓器の活動も弱まり、皮膚の老化はもちろんのこと、がん、動脈硬化、糖尿病などの病気も引き起こしてしまいます。

また、『活性酸素』による防御能力がなくなってくるときに紫外線にあたると、シワやシミにもなりやすくなります。つまり、からだの中が健康ならば、血液循環もよくなり、皮膚にもハリが出て若く見えるということです」(吉川氏)

 なるほど、確かに本人自体が老け込んでいたら、どんなに若作りしたところで焼け石に水。とはいえ、“からだの中を健康”にするというのは、働き盛りのサラリーマンには少々ハードルが高い気が……。

「もっとも簡単な方法は、毎日の食生活に抗酸化作用が強い食べ物を取り入れることです。目印となるのが『赤色の食べ物』。まず、筆頭に挙げられるのは、『アスタキサンチン』を多く含む、サケ・小エビ・イクラ。

また、トマトに代表される『リコピン』や、ブドウやブルーベリーなどに含まれる『アントシアニン』も効果的です。

とくに、おすすめしたいのがサケ。ご存じのようにサケには、海を泳ぎまわり、川を遡上するなどの相当な持久力がありますが、それは『アスタキサンチン』の筋肉疲労を軽減する作用によるものなのです」(吉川氏)

 サケを食べることを心がけるだけで、“若さ”を手に入れられるのであれば、すぐにでも実践できる。「今日のランチは何にしよう?」と迷ったら、体にも財布にもやさしい鮭弁を選んでおけば間違いなし。

※参考書籍
『「赤色」を食べると若返る!』(吉川敏一著)
本書では、さらに詳しい病気と老化を防ぐ最新の秘策が紹介されている

男性の更年期対策 肥満は男性ホルモンの敵なので適正体重に

女性が不調に悩む更年期。実は、女性特有のものではなく、50代で不調になる男性が急増しているという。

夫が更年期の不調に悩まされているせいで、そのイライラや落ち込みの影響を近くにいる妻が受けて、夫婦で負のスパイラルにはまりこんでしまうことは多い。家庭内不和に陥る前に、しっかりと治療をすることが肝心だ。

「男性更年期の治療には、女性の更年期同様、ホルモン補充療法が効果的です」

 と神田医新クリニックの医師・横山博美さん。血液検査の結果、テストステロンが8.5ピコグラム(1兆分の1グラム)以下の場合は、男性ホルモン注射を打つと症状が改善されることが多いという。

 運動療法も有効で、毎日30分以上の散歩は自律神経を整え、腕立て伏せやスクワットなどの筋力トレーニングには男性ホルモンを上昇させる効果もある。また、肥満は男性ホルモンの敵なので、適正体重にダイエットすることも大切だ。

「39~40度のぬるめのお風呂にゆっくりつかり、湯船のなかで睾丸を痛くない程度にもんだり、お風呂を出るときに下半身に冷水をかけるのもいいですね」(横山さん)

 こうして夫の更年期が改善されることでメンタル面が安定すれば、同様に更年期に悩む妻の体を気遣ったり、妻の話に耳を傾ける余裕が生まれる可能性も高い。ともに更年期障害に陥り、家庭生活に支障をきたしている夫婦の場合、

「極端ないい方をすれば、夫が治れば妻の更年期治療は半分終わったも同じ。まず妻が夫の更年期に気づいて、夫の症状を改善させること。

すると、妻も夫から受けるストレスが減って、症状がずっと楽になるんです」と話すのは、男性更年期外来を開いている大阪大学大学院准教授の石蔵文信さん。

 更年期に関係が悪化して離婚し、症状がおさまってから離婚を後悔する夫婦もある。しかし、逆に考えれば、このつらい時期は夫婦の絆を深めるチャンスでもある。

「お互いに症状を聞き合い、手をつないで散歩したり一緒に食事に出かけることも有効です。大いに笑うことも精神面にいい影響をもたらしますから」(横山さん)

 男性は仕事モードとオフモードのめりはりをつけ、心と体にゆとりをもつことが大切だという。

「更年期は老化の入り口。これからゆっくり元気に年をとる工夫をすればいいと思うことです」(横山さん)

「更年期でつらいのは私だけ」と思わずに、夫婦で更年期を乗り越えよう。

老化を感じる変化ランキング

歳をとるほど身体が衰えていくのは自然の理。「最近歳をとったなぁ」と感じる瞬間は人それぞれあると思いますが、みなさんはどんな時に老化の変化を感じるのでしょうか?

1 白髪が増えた

2 徹夜がムリになった

3 シワが増えた

4 太りやすくなった

5 頻繁な物忘れ

 1位には《白髪が増えた》がランク・イン。ふと鏡を見た時に白髪を発見して、「若い時にはなかったのに…」と老化を感じる人が多いようですね。

髪の毛はタンパク質でできているため肉や魚といったたんぱく質をバランスよく採ることで白髪の予防につながるとも言われています。

2位は《徹夜がムリになった》。歳をとるとともに体力は落ち、疲れもとれにくくなるもの。勉強や仕事、遊びで徹夜をしても平気なのは若い時の特権なのかもしれません。

3位は《シワが増えた》です。女性の多くが気になっているのではないでしょうか。

シワの原因として紫外線や睡眠不足、肌の乾燥があるそうです。ぜひとも日頃のケアを心がけて、シワが増えることを防止したいですね。

 今回のランキングでは他にも《太りやすくなった》、《頻繁な物忘れ》、《視力が落ちた》なども上位にランク・インしていました。あなたが思う老化を感じる変化はランク・インしていましたか?

男の“更年期障害” 症状ごとに複数科で並行治療を!【女医:米村美智子】

こんにちは。精神科医の米村美智子です。

 今回は前回に引き続き、男性の更年期障害についてお話しします。前回は症状や治療などについてお話しして参りましたが、きょうはいよいよ治療についてです。

 まず、だるさや、やる気のなさなど感じた場合は、内科や心療内科を受診しましょう。そこで検査をして、身体に異常がないか調べます。

女性の更年期障害はよく知られていますが、男性更年期障害が知られ始めたのは最近だから、男性更年期外来のある病院はまだまだ少ないのが実情です。身体の不調はまず内科にかかりましょう。

 そこで身体に異常がなく、鬱病などの心の病が疑われれば精神科に紹介され、鬱病かどうかの診察がなされるでしょう。また、「尿の勢いが低下したとき」や「勃起不全(ED)」などの症状は泌尿器科に行きましょう。

 男性ホルモンの一種のテストステロンの血中濃度の低下を認め、さらに更年期障害症状(精神・心理症状・自律神経症状)がみられた場合、ホルモン補充療法という治療の適応になります。

これは、低下したテストステロンを薬として補充する方法です。ただ、前立腺に病気がある方は、この治療ができないことがあるので、泌尿器科の先生とよく相談する必要があります。

 さらに、漢方治療も有用です。また、EDがあればED治療薬を泌尿器科の先生に処方していただくと良いでしょう。そのうえで、気分の落ち込みや、怒りっぽさ、いらいらなど気分にむらがあるようですと、精神科の治療を受けることもお勧めします。

 さまざまな症状をきたす更年期障害は、いくつかの科をまたがって並行した治療が必要です。「餅は餅屋」という言葉のように、各専門の先生に相談し、適切な治療を受けることが大切でしょう。

■米村美智子(よねむら・みちこ)
東京都出身、藤田保健衛生大卒。同大学病院にて初期研修、藤田保健衛生大学医学部精神科入局などを経て、精神科医。アンチエイジング学会会員。ABCクッキング料理ライセンス、アメブロで『ほんわか女医ブログ』を更新中。(株)カロスエンターテイメント所属。

もしや?「更年期」を感じたときに飲みたいハーブティ3つ

「いつから更年期?」男女ともに、更年期障害の原因はホルモン量の減少で、40代後半あたりから減少しはじめ、さまざまな体調不調の症状が出てきます。

これは避けて通ることのできない身体的な変化で、とくに女性は大きな変化で症状も男性より重いのが特徴です。

たとえば、疲れやすい、ほてり、発汗、怒りっぽい、息切れや動悸、気分の浮き沈み、足腰がこりやすい、身体が冷えるなどの症状が出てきます。

さらに、更年期には親の介護や子どもの独立・結婚など、環境の変化も大きい時期で、体の変化や環境などについていけず、身体的・精神的に不安定になり、更年期の症状を悪化させてしまうこともあるそうです。

そんなときに、少しでも気持ちが落ち着き、症状も緩和されると嬉しいですよね。そこで今日は、更年期症状に役立つハーブをご紹介したいと思います。

■1:ホルモン分泌を整えてくれるチェストベリー

女性ホルモンが減少すると、バランスの崩れによってさまざまな身体的・精神的な症状が出ます。そのバランスを整えるために3年はかかると言われています。

チェストベリーは乱れがちなホルモン分泌を正常化する働きがありますので、とくに女性ホルモンに左右される人はおすすめです。

■2:女性ホルモンを増やす効果をもつクラリセージ

女性ホルモンの減少を手助けしてくれるハーブの代表には、クラリセージが有効的です。甘いナッツ系の香りで、抗うつ、胃腸の健康や生理不順、分娩促進(子宮強壮)などのエストロゲン作用があります。

更年期障害だけでなく、生理不順、妊娠のための不妊治療にもおすすめのハーブです。ハーブティーとしてお飲みいただいてもいいですし、オイルマッサージとしても楽しめます。

■3:ほてりやほかの障害の治療にも効果できるブレンドハーブ!

更年期の症状に多く見られる、うつやほてり、発汗などに有効なのは、ブラックコホシュとセントジョンズワートを組み合わせたハーブティーです。

2007年、ドイツでは更年期障害に有効なハーブの研究調査がされ、早くて3ヶ月~6ヶ月の間でほてりやうつ状態などの症状が緩和されたと報告がされています。

ところで、なぜ、更年期障害は女性のイメージが強いのでしょうか。

実は、女性の更年期の時期は閉経の時期と重なり、ホルモンのバランスが崩れやすいからなのです。それに対して男性は個人差があり、男性ホルモンの減少は徐々であり、70歳くらいまで20年近くかけて減っていきます。

さて、今回は3つのハーブをご紹介しましたが、ハーブティーは熱々より、一肌程度に冷まして飲むほうが気分を落ち着かせる効果が高まります。また、ハーブの薬効を知ることで、薄毛の改善にもなりますので、ぜひ試してみてください!

映画を見て老化防止! ドキドキで前頭葉を刺激■山下真理子 医師

世界三大映画祭のひとつ、カンヌ映画祭が15日から開催。今回、日本からも2作品がノミネートされ、グランプリ獲得に期待がかかるところです。

そこで今回は、「映画を見ることで得られるアンチエイジング効果」について考えてみたいと思います。

 ホラー映画やサスペンス映画の怖いシーンを見てドキドキしたり、恋愛映画で結ばれる男女に心を震わせるという衝動は、脳内の前頭葉に対して刺激を与えます。

前頭葉というのは情動にかかわっている部位で、前頭葉が老化すると、動くのがおっくうになったり思考がネガティブになったりします。

 しかもこうした気力の衰えは、カラダにも影響を及ぼし、老化の促進に繋がってしまうのです。ですから、映画を見て前頭葉に刺激を与えることは、カラダのアンチエイジングに十分に効果があるといえるでしょう。

 また、映画の中の怖いシーンを見て大きな声を上げる…これは、映画館内のマナーとしてよいとは言い難いのですが、「大声を上げる」という行為はストレスを発散させる効果があります。

ストレスというのは、老化の原因である活性酸素の発生を促します。なので、ホラー映画を見てストレス解消することは、老化防止に役立つといえます。

 ただ、大声を出すと他の方に迷惑がかかってしまうので、映画館で見るよりもDVDを借りて部屋で楽しむ方がいいかもしれませんね。もしくは、怖い映画ではなく、感動して泣ける映画を見て涙を流してもストレスの発散になるので、こちらもオススメです。

 ただ気を付けるべき点は、映画を見すぎて目が疲れ、眼精疲労を起こしてしまうこと。頭痛や肩こり、不眠などの症状が現れることもあるので要注意です。

特に、最近では3D映画を見た人が、体調不良を訴えるケースが増えてきています。映像酔いなどの症状も問題点として挙がっているので、気分が悪くなったらすぐ視聴を中止した方がいいでしょう。

 ゴールデンウイークも終わり、映画館の混雑もだいぶ解消されたと思います。以上の点に注意して、映画を楽しみ、アンチエイジングに役立ててください。

 ■山下真理子 医師。京都府立医大卒。美容やアンチエイジングに関する講演を数多く行う。著書に「女医から学ぶ あなたの魅力が10倍増すセックス」(ぶんか社)。

20代の更年期障害が増加。あなたは大丈夫?

更年期障害といえば、生理が終わりかける40代後半から50代くらいの女性に見られる症状、というイメージですが、実が今、若い女性に増えているのです。

20代、30代、更年期障害なんてまだまだ先のこと、と思っている女性のみなさん、最近、カラダの調子はいかがですか?

生理不順、体がダルい、ささいなことでイライラする、肩こりや頭痛がする・・・もしかしてそれは、更年期障害かもしれません。

女性専門のクリニック「私のクリニック目白」の平田雅子先生に、詳しくうかがってきました。(以下、平田雅子先生)

「更年期障害」とは、閉経に伴い卵巣の機能が低下し、女性ホルモンである「エストロゲン」が減ってくることが原因で起こる病気のこと。

不眠・発汗・ほてり・のぼせ・イライラ・冷え・めまい・睡眠障害・排尿トラブル・便秘・動悸・耳鳴頭痛・関節痛・不正出血・高血圧・貧血などさまざまな症状が現れます。

更年期障害は通常の場合、閉経に伴い40代ごろから起こるのだけど、ホルモンバランスの乱れやストレス、ある種の疾患の影響などにより早期に閉経が起こり、一般的な年齢より早く更年期障害のような症状が起こることがあります。

これを「若年性更年期障害」といいます。

以下に若年性更年期障害で起こりやすい自覚症状をあげるので、早速チェックしてみましょう。

■若年性更年期障害セルフチェック

・イライラする事が多くなった
・気が短くなった
・憂うつな気分になる事が増えた
・顔がほてるようになった
・眠りが浅く、夜中に目がさめるようになった
・寝つきが悪くなった
・大人ニキビができるようになった
・頭痛、めまい、肩こりが以前よりも多くなった
・つめがもろくなった
・生理不順が激しくなった
・月経血量が多く、日数が短くなった
・手足や腰が冷えるようになった
・息切れ、動悸(どうき)がある
・皮膚の弾力性がなくなってきた
・以前はなかった腟炎、排尿障害がある
・性交痛が起こるようになった
・手足の感覚が鈍く感じる
・時々吐き気がする
・お腹がすいても食欲が起きない
・下痢や便秘など、お腹の調子の悪い日が増えた

これらの症状に思い当たる所が複数あるようなら、若年性更年期障害の可能性が考えられます。不調が続くなど、気になるときは産婦人科を受診してください。

高齢者はこの10年で11歳若返っていた!? じつは75歳から始まる“老化の真実”

日本の人口は今、何人くらいか、君は知っているかな。2010年の国勢調査を見てみるとだいたい1億2806万人。でも、この人口はこれからどんどん減ってしまうんだって。

国立社会保障・人口問題研究所では、将来の人口について3つの見方で予測を立てている。

このうち、「中位推計」――出生や死亡の見込みが中程度と仮定した場合の予測――を見てみると、2030年には1億1522万人、さらに2060年には8674万人となっている。これは、第二次世界大戦直後の人口とほぼ同じ規模だ。

どんどん人口が減り、縮んでいく日本の社会。いったい私たちの行く手には何が待ち受けているんだろう?

――この連載では、高齢になった未来の私たちのため、そしてこれからの時代を担うことになる子どもたちのために、日本の将来をいろいろな角度から考察していきます。子どものいる読者の方もそうでない方も、ぜひ一緒に考えてみてください。

 ひとりで買い物できない。電話がかけられない。バスや電車で外出できない。やがて入浴や歩行、階段の上り下りもできなくなる――。

 2030年、そんな「ほうっておけない高齢者」が現在よりも1000万人増えることが、東京大学高齢社会総合研究機構の調査であきらかとなった。そのとき、日本はどんな国になっているんだろう。そして、みんなが幸せに老いるために、今できることは何だろう。

 調査を行った同大学の特任教授 秋山弘子さんに詳しい話を聞いてみた。

●65歳は「高齢者」?
現実と矛盾する国の定義

 みんなも知っているように、今、日本の高齢化はどんどん進んでいる。2030年には65歳以上が3人に1人になる見込みだ。国立社会保障・人口問題研究所によると、20〜64歳の現役世代1.7人が1人の65歳以上高齢者を支える社会になるという。

 でも、ちょっと考えてみてほしい。今どきの“65歳”って、本当に高齢者なのかな。ちなみに、1947年生まれの有名人といえばビートたけし、高田純次、栗原はるみなどなど。若い人に負けず、元気いっぱい活躍している人が多い。

「そのとおり。じつは高齢化の問題は65歳以上の高齢者が増えることではありません」と秋山さん。

 本当に深刻なのは75歳以上、つまり“後期高齢者”人口が急増することだ、という。

秋山さんは、全国6000人を対象に1987年から25年間で8回のパネル調査に関わってきた。パネル調査というのは、同じ人に対して基本的に同じ内容について一定期間、調べる調査のことだよ。

「私たちは大きくわけて2つの能力について調べました。まず、『お風呂に入る』『短い距離を歩く』『階段を2、3段上がる』といったADL(日常生活動作)。そして、『日用品の買い物をする』『電話をかける』『バスや電車に乗って出かける』など、よりさまざまな生活動作、IADL(手段的日常生活動作)です。両方の能力を点数化することで、生活の自立度が何歳くらいまで保たれ、いつ頃から落ちていくかを分析してみました」

・じつは男性に多い「90代でもピンピン派」その結果、意外なことがわかった。

 一般に女性の平均寿命は86歳と、男性(79歳)より長寿であることが知られている。ところが90代になってもADL、IADLともに自立している「生涯ピンピン派」は、男性でおよそ1割と女性よりも多かったのだ。

 その一方、心臓病や脳溢血などにより、70歳になる前に死亡する「早死に派」も男性は約2割いた。残りの7割の男性は、70代半ば頃から徐々に自立度が落ちていくという。

 人によって老後の運命が大きく分かれる男性に比べ、女性はだいたい同じようなパターンにはまりがちだ。

「女性の場合、70歳を迎える前に亡くなるか、あるいは重度の障害を負う人は約1割。残りのほぼ9割は、70歳頃から自立度が落ちていきます。男性より早い段階で、しかしゆっくりと衰えていくのが特徴。もともと男性より骨の密度や筋肉の量が少ないため、足腰の自由が利かなくなる人が多いようです」(秋山さん)

 注目したいのは、「70代半ばを迎える頃には、男女ともに自立度が落ちていく」という事実だ。

 2030年には、75歳以上の人口は現在より1000万人増え、5人に1人の割合になる。このままでは国民医療費は当然、ふくれあがるだろう。核家族化のおかげで最近、ひとり暮らしのお年寄りが増えているけれど、未婚化や離婚の増加でさらに増えれば、「ほうっておけないひとり暮らしのお年寄り」は日本中に溢れそうだ。

 来るべき「75歳ショック」をどう迎えればいいのか――社会全体にとってだけじゃなく、今、現役の大人たち1人ひとりにとってもかなり悩ましい問題だ。

カギは「インターバル速歩」と運動直後の「ミルク」。今日からできる老化防止策


現在、30~40代の読者の中には、「老化という言葉を聞いてもまだピンとこない」という人も多いのではないだろうか? だが、油断は禁物、あなたの体の中で「老化」は着実に進行している。

「ご存じのように人間の運動能力のピークは20歳前後ですが、そこから先は低下していく一方。仮に20歳の時の運動能力を100とすると、30歳を超えるあたりから10歳をとるごとに5~10%体力が落ちていきます」と語るのは、信州大学大学院医学系研究科、スポーツ医科学講座の能勢博教授だ。

「実際のところ、膝痛や腰痛などの自覚症状が出てくるまでは運動能力の低下について『ピンとこない』という人も多いですし、50~60代までは多少の困難があっても、他の部位で補うなど、上手にごまかすことで生活に支障はでません。

しかし、そのまま運動能力が低下すると、運動能力が20歳代の30%を切るあたり、すなわち70歳代でいわゆる"要介護"の状態になってしまいます」(能勢教授)と聞けば、もはや他人事ではないだろう。

 そう、今の体力をできる限り維持することはもちろん、将来、自立した生活をできるだけ長く送るためにも、この「老化」スピードを遅らせるための「何か」が必要だということになってくる。

 そんな中、長年の実証実験を通じて、このテーマに取り組んできた能勢教授と信州大学の研究チームが提唱し、今、世界的にも注目を集めている運動法が「インターバル速歩」だ。これは、「ややキツい」と感じるぐらいの「早歩き」を3分続けたら、普通の速さのウォーキングに切り変えて3分歩く......という「速い」「普通」を交互に繰り返すウォーキングのこと。

 最初は1日のトータル歩行時間が12分(3分の速歩と普通歩行を各2回)ぐらいから始めるのが基本で、毎日歩けない人は、1週間のトータルの速歩時間が60分ぐらいになるように回数と時間を設定するといいという。

 長野県松本市の中高年層を対象とした実証実験では、被験者をふたつのグループに分け、片方のグループはこの「インターバル速歩」を、一方のグループには「通常のウォーキング」を実施して、定期的にデータを収集したところ、両者の間には驚くほど大きな効果の差が確認された。

「普通歩行を行なった集団では、運動能力の向上がほとんど見られなかったのに対して、インターバル速歩を実施した集団では大幅な体力向上が認められ、また血圧、血糖値、中性脂肪、BMIといったいわゆる生活習慣病指標でも

、すべての指標が低下することが確認できました。特に、血圧、血糖値、BMIでは大幅な低下が見られます」と能勢教授。

 また、たいへん興味深いのはこうした体力維持や生活習慣病指標の低下だけでなく、定期的なインターバル速歩を行なった集団では、中高年に多い「膝関節痛」や、さらにはうつ病の指標となる「うつ自己評価尺度」のデータでも改善が見られており、体力のみならず、メンタルヘルスの点でも一定の効果が期待できるということだろう。

 それでは毎日のインターバル速歩が、なぜ、これほど大きな効果を生むのか? その秘密は「高負荷による下半身の筋力維持」「持続性」そして「運動による遺伝子レベルでの変化」の3つだ。

 一般にトレーニングというと、ダンベルやマシンなどを使った無酸素運動中心の「筋力トレーニング」と、ジョギングやウォーキング、エアロバイクといった有酸素運動中心の「持久力トレーニング」に分かれるイメージがあるが

、能勢教授によると老化による体力低下の抑止が目的の場合、「下半身の筋肉量低下を抑えることで、基礎代謝も増え、両方の効果が十分に得られることが確認できた」という。ただし、そこで大切なのが、運動の中に必ず「ちょっとキツい」と感じるような高負荷の運動を加えること。

 能勢教授によれば「ちょっとキツいとは、自分の最大運動能力の70%ぐらい、10分続けると汗ばむ、20分だとすねの筋肉が痛くなる程度の強度」だという。

 もちろん、こうした「ちょっとキツい」運動を毎日きちんと続けるのは簡単ではないわけだが、インターバル速歩は「速歩3分」「普通歩行3分」を繰り返すだけなので、運動の苦手な人でも続けやすい。

そして、毎日の運動の中に、こうした「高負荷」が加わることが結果的に筋量の維持=体力低下の抑制につながるというメカニズムだ。

 また、長年の実証実験の結果から、こうした高負荷の運動を定期的に続けることで細胞の遺伝子レベルでも変化が生じ、人間の体内で炎症を抑える遺伝子が活発になる「遺伝子のメチル化」も確認されている。

「分かりやすく言えば、遺伝子の錆(さび)を取るようなイメージです。インターバル速歩を続ける中高年者の、遺伝子のメチル化の程度を調べると、数値上は10歳程度の若返り効果が見られました」というから驚きだ。

 このように、老化による「体力低下」の防止に目覚ましい効果のある「インターバル速歩」だが、能勢教授がもうひとつ強調するのが、こうした運動の後の栄養補給の大切さだ。

「まず、ちょっとキツい速歩で下半身の筋肉をしっかり動かしてエネルギーとなるグリコーゲンを消費します。そのとき、一部の筋肉組織は痛んでいますが、そのタイミングでアミノ酸のもととなるたんぱく質を摂取すると、運動で痛んだ筋肉をしっかり補修できる。

また、同時に糖質を摂取するとブドウ糖に分解され、エネルギーを効率よく補充すると同時に、筋肉へのアミノ酸輸送をサポートします」

「理想は運動後60分以内に、アミノ酸バランスのいい牛乳などを200~600cc飲むことをお勧めします。キツイ運動の直後、筋肉はエネルギーとして消費してしまったグリコーゲンを補うため、細胞膜表面にあるグルコース輸送体を活性化させ、積極的にブドウ糖を取り込もうとします。

この"窓が開いている"時間が運動後の約60分間。その間にアミノ酸や糖質を体に取り入れることが大切なのです」と能勢教授。

 最近は乳たんぱく質を豊富に含む機能性乳飲料「スポーツミルク」などの製品もあるので、こうした商品をうまく活用してもいいだろう。

 気づかないうちに着々と進んでいる「老化」と戦い、いつまでも健康な体でいられるために、今、何かを始めることで、まったく違う10年後、20年後が見えてくるはず......。手軽に始められる「インターバル速歩」と運動直後のミルクが、30年後のあなたをマスターズ大会のトップアスリートに変えているかもしれない!

「老い」は平等にやってくる!  男のアンチエイジングとは?

ここ数年の傾向だと思うのですが、街を歩いていると、小ざっぱりとした男性が以前よりも増えてきたような気がしませんか? 男性用のエステやヘアケアサロンのCMが当たり前のように流れている今、当然「アンチエイジング」という言葉も、すでに女性の専売特許ではなさそうです。

でも、実際のところ、みなさんはどうなのでしょうか?

■Q.「老い」を感じることはありますか?
アンケートの結果、「ある」と答えた人は51.9%、「ない」は48.1%となりました。

まだまだ30代と、たかをくくってばかりはいられない年代に突入したのかもしれません。

■Q.どんなときに「老い」を感じますか?
まだまだ勢いがあるはずと思っているけど……。

そんな30代男性が「老い」を感じるのは、一体どんなときなのでしょうか?
中には思わず「あるある」と、大きくうなずいてしまう回答もありました。

<老いを感じるとき>
・寝ても疲れがとれなくなってきた(36歳/技術職)
・筋肉痛が数日後に来る。

そして、その筋肉痛がいつ起きたものか記憶にない(33歳/技術職)
・白髪、抜け毛(30歳/専門事務職)
・たるみとかシワとかです(36歳/クリエイティブ職)
・お腹が出てきているのが明らかになったときです(33歳/専門職)

顔や体型など、見た目から「老い」を感じる人もいれば、抵抗力や回復力の低下など、目には見えなくとも本人の自覚で痛感するところなど、「老い」を感じる部分はさまざまですね。

■Q.「老い」に対して何か対策をとっていますか?
回答の結果は「対策をしている」人が24.3%、そして「していない」人は75.7%となりました。

約4人に1人くらいの割合で、「老い」への対策をしている人がいるようです。

<こんな対策をしています>
・健康のためにウォーキングするなど、日ごろから体を動かす(35歳/技術職)
・スキンケア(31歳/営業職)
・美容院でカラーリングをしている(33歳/販売職)
・サプリメントの摂取(39歳/販売職)
・歯医者に定期的に通うようになった(35歳/コンサルタント職)

「老い」に対して積極的に対策をとっている人たちは、職業柄人と接する機会が多かったり、また身体を動かす機会が少なかったりと、職種にも影響されるようです。

毎日の生活の中でできることから対策を、と考える人は多く「毎日自転車で通勤」(30歳/技術職)のほか、「風呂場で顔面体操」(36歳/クリエイティブ職)などユニークなものもありました。

30代、働き盛りの男性としては、健康管理と同じく「老い対策=アンチエイジング」も重要なファクターとなる日が近いかもしれません。

さて、あなたはいつからスタートしますか?

やる気がでないサラリーマン、20代30代も男性更年期障害の疑い

メンズヘルス外来を開設している城西クリニック(東京都新宿区、院長:小林一広)は、全国5都市(札幌、東京、名古屋、大阪、福岡)の20代-60代の企業に勤める男性1050名を対象に実施した「仕事と更年期障害に関する意識調査」公表した。

調査の結果、42.3%のサラリーマンが新年度に仕事で挑戦してみたいことが「ない」ことがわかり、その理由として男性更年期障害の可能性があることもわかった。

 男性更年期障害(LOH症候群)は、加齢による男性ホルモンの低下によって、精神、身体、性機能関連症状が引き起こされる病気。重度のストレスや環境の変化によっても影響を受けるとされる。

なんとなく調子が悪い、だるい、疲れやすいなど、一見すると単なる怠け者に見えてしまう症状であるため、周囲の理解が得られず、苦しむ人が少なくない。潜在患者数は600万人もいるといわれている。

 アンケート調査で、「新年度で仕事に挑戦したことがない」と回答した42.3%(444名)の内訳は、60代で55.7%(117名)と最も高く、次いで50代が51.4%(108名)、40代が40.5%など、年を重ねるにつれ、その割合が高いことがわかった。

その理由は、「いい年だから、あまり無理をしたくない」(60代)、「やる気がない」(50代)、「挑戦しても何かが変わる気がしない」(40代)など。

 「挑戦しても何かが変わる気がしない」、「やる気がない」などの心の持ちようは、男性更年期障害の精神的症状に良くみられること。

 そこで、医療現場で多く用いられている簡易チェック(AMSスコア)を活用して、男性更年期障害の症状の有無とレベルを調査したところ、全体の63.2%(664名)に、軽度~重度の男性更年期障害の疑いがあることがわかった。

加齢に伴って、疑いがある人が増える傾向にあるが、20代で59%、30代で60.5%、40代が62.9%など、若い世代でも過半数に疑いがあった。

 この調査結果を受けて、城西クリニックのメンズヘルス外来担当医師の久末伸一氏(帝京大学医学部付属病院泌尿器科講師)は、「男性更年期障害の認知度は低いですが、放っておくと認知機能や身体機能が低下し、うつ、メタボ、骨折、生活習慣病のリスクが高くなるといわれています。

早期発見、早期治療が大切です」と語っている。城西クリニックでは、メンズヘルス外来で28項目におよぶ検査「男性力ドック」を行っている。

若くても油断できない!? 男性の若年性更年期障害

これまで、女性だけの症状と思われていた「更年期障害」。実は男性にもあるってご存じでしたか?

更年期障害とは、加齢によりホルモンバランスが崩れることで、さまざまな不調が現れること。体だけでなく、心にも影響を与えます。

閉経を迎える40代~50代の女性特有のものと考えられていましたが、近年、男性にも更年期障害が起こることがわかってきました。

しかも中には、30代で更年期障害の症状を示す男性も!詳しい説明を、私のクリニック目白の平田雅子院長にお聞きしました。(以下、平田雅子先生)

女性の更年期障害の場合、閉経前後に卵巣の機能が低下し女性ホルモンの分泌量が減少することで起こります。

それと同じく男性の場合も、加齢による男性ホルモンの分泌が低下が原因と考えられています。

まず、男性の場合、脳の視床下部から出されるホルモンの刺激で、性腺刺激ホルモンが分泌されます。

性腺刺激ホルモンが分泌されると、男性ホルモンである「テストステロン」が睾丸(こうがん)から分泌されるのですが、テストステロンは、45歳くらいから緩やかに減少していきます。

ですから、一般的に男性に更年期障害の症状が見られるのは、40代半ばからといえますが、若くても無縁ではないのです。

それは、ストレスなどが原因で、30代でもテストステロンの分泌が減少してしまい、更年期障害の症状が現れる場合があるんです。

症状は人それぞれで多岐にわたりますが、代表的なものはこちら。

・ほてり、のぼせ
・手足の冷え
・頭痛
・めまい、耳鳴り
・肩こり
・筋肉痛
・便秘
・腹痛
・頻尿or残尿感
・動悸(どうき)
・不眠
・倦怠(けんたい)感
・不安
・性欲低下
・勃起(ぼっき)不全

このように、身体面、精神面の両方にさまざまな症状があるにも関わらず、男性には女性の閉経のような分かりやすい変化がない上に、どれもすぐに病気につながるような症状でないため、見過ごされがち。

また男性の場合も、更年期障害による身体的な変化により精神的に落ち込み、うつ状態になることが多いんです。もし症状に心当たりがあるのなら、男性の更年期障害について扱っている病院を受診してみましょう。

女性の「尿トラブル」 カフェイン摂りすぎに注意

頻尿・尿意切迫感に対する治療法はいろいろある。治療の全体像について、女性医療クリニック・LUNAグループ理事長の関口由紀医師に聞いた。

*  *  *

 頻尿・尿意切迫感の治療の基本は、行動療法と薬物療法です。

 行動療法にはいろいろな方法があり、膀胱訓練はその一つにすぎません。骨盤底筋訓練は腹圧性尿失禁だけでなく、切迫性や混合性の尿失禁にも有効です。どちらの訓練も、他人に知られずに一人ででき、道具も不要なので、セルフケアとして習慣にしましょう。

 そのほか、適正体重を維持する、水分やカフェインを摂りすぎない、便秘を防ぐといった生活習慣を守ることも行動療法であり、症状改善に役立ちます。

 薬物療法では抗コリン薬とβ3アドレナリン受容体作動薬が主役ですが、三環系抗うつ薬やエストロゲン製剤も用いられます。

 私は漢方薬もよく使います。高齢者の過活動膀胱には牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)や八味地黄丸(はちみじおうがん)、冷えを伴う若い女性の頻尿には当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)が有効です。精神的な緊張による心因性頻尿には抑肝散(よくかんさん)も効果があります。

 注目の新しい治療法としては、ボツリヌス毒薬の膀胱壁内注入療法があります。ボツリヌス毒薬が持っている、神経伝達を抑制する作用を利用して膀胱神経の働きを抑え、膀胱を弛緩させる方法です。

 具体的には、美容外科でシワ伸ばしにも使われるボトックスという薬剤を、膀胱鏡を使って膀胱の内側から膀胱壁に10~20カ所、注射します。日帰りで治療でき、効果は半年から1年ほど続きます。くり返しの治療も可能です。

 欧米では一般的な治療ですが、日本では健康保険が適用されておらず、実施施設は少数です。当院では1回10カ所の注射を15万円で実施しています。

 このように治療法がたくさんあるので、何らかの方法で症状が改善する可能性は高いと言えるでしょう。

 最後に指摘しておきたいのは、頻尿に抗コリン薬を使っても効果がない場合、間質性(かんしつせい)膀胱炎の可能性があるということです。症状は過活動膀胱や心因性頻尿に似ていますが、抗コリン薬は効きません。薬を飲み続けても効果がないなら、泌尿器科専門医にセカンドオピニオンを求めましょう。

肛門と膣を締めたり緩めたり 尿漏れの対処法とは?

現在発売されている週刊朝日MOOK「漢方2014」では、14の病気の漢方処方例が掲載されている。その中から、「名医」が教えてくれた「尿漏れ」に悩む女性への漢方処方を紹介する。

 尿漏れは、大きく分けると腹圧性尿失禁と過活動膀胱(ぼうこう)の二つの病気がある。腹圧性尿失禁は、骨盤底筋が緩み、くしゃみやせき、重いものを持ち上げるなどしたときおなかに力を入れると、尿が漏れてしまう症状だ。

出産や肥満、加齢などが原因で、40歳以上の女性の2~3人に1人が発症している。

過活動膀胱は、原因不明だが、急な尿意が頻繁に続くようになる。トイレに間に合わないと尿漏れし、切迫性尿失禁と呼ばれる。加齢とともに増えていき、年齢が高くなるほど量も多くなる。

「尿漏れは、問診、尿検査、画像検査などで診断します。腹圧性尿失禁は問診でほぼ判断がつく場合もあります。画像検査や尿検査で何の原因も見つからないのに症状がある場合が過活動膀胱です。

治療方針は、回数、量、どの程度困っているかの3点により決めます。回数は週に1度から1日数回までさまざま。量が少量では下着を替えるほどの漏れはありませんが、多量になると、スカートやズボンまでぬらす状態になります」

 と話すのは、女性医療クリニック・LUNAグループ(神奈川)理事長の関口由紀医師だ。

「治療はまず骨盤底筋トレーニングをおこなってもらいます。肛門(こうもん)と膣(ちつ)を締めたり緩めたりする訓練で、腹圧性尿失禁の場合7~8割の患者さんは日常生活で支障のない程度まで改善します。

1カ月に1度の指導で、3~4カ月続けてもらいます。トレーニングの補助として内服薬や電気・磁気による刺激療法などを並行し、症状を改善させていきます」(関口医師)

 重症の人には日帰り手術も勧めている。

「漢方ではまず補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を処方します。尿漏れの方は、抑うつ状態で元気のない、気虚の人が多いためです。太った方には防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)を処方。

尿道内圧を高めるために葛根湯(かっこんとう)や麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)も適宜併用します。

過活動膀胱では、排尿記録をつけてもらい、いつ尿意を感じるかを自覚してもらいます。そして尿をためる努力をする膀胱訓練と骨盤底筋トレーニングと内服薬の併用治療をします」(同)

 内服薬には、膀胱の異常収縮を抑える抗コリン剤などを処方し、病態に合わせて冷えや老化予防の漢方を併用する。それでも効果がない場合は、刺激療法、一部の施設ではボトックス注射をおこなっている。

「大事なのは自分で症状を管理し、水分の摂りすぎや冷えに注意し、風邪予防を心がけることです。ストレスをためずに、症状にも神経質にならないで、もし症状が出たら、専門医に相談してください」(同)

健康寿命を延ばすには? 更年期は老後に向けた心身のチェック時期

更年期障害の症状があらわれても、すぐに婦人科を受診する人は少ない。更年期専門の「秋桜(コスモス)外来」を開設している東京歯科大学市川総合病院の高松潔医師に更年期障害への向き合い方を聞いた。

*  *  *

 更年期障害への薬物療法には、主としてホルモン補充療法(HRT)、漢方療法、抗うつ薬などの向精神薬投与の三つがあり、ほかにカウンセリングなどがあります。

これらの治療は婦人科で受れらますが、「病院が敷居が高い」「婦人科に行くほどではない」と二の足を踏む人もいるかもしれません。だったら、まずはサプリメントを試したり、漢方薬局で相談してもかまいません。まずは動き始めることです。

「それでも効かない」というときには婦人科へ。日本女性医学学会の「女性ヘルスケア専門医」のいる病院をホームページで探してみてください。女性の更年期について詳しい医師なら、今いちばんつらい症状が何かを見極め、いくつもの選択肢の中から最善の治療を提案してくれるはずです。

 HRTはホットフラッシュに効く、漢方薬はめまいなどの症状に効くなど、それぞれの特性もわかってきていますし、HRTが効かない患者さんにカウンセリングをしたところ、9割が改善したというデータもあります。

まれに、更年期障害ではなくバセドウ病などの甲状腺機能異常症だったというようなこともあるので専門医の目は重要です。

 HRTへの抵抗感の強い方もいるかもしれませんが、骨も丈夫にするし、肥満も防ぐし、アンチエイジングにも効果があります。HRTで死亡率が30%下がるというデータもあります。

「HRTを5年以上施行すると乳がん発生率が1.26倍になる」という報告があるのは確かですが、もともと乳がんの発生率は1万人に30人ですから、1.26倍になっても1万人あたり38人になる程度。

現状では、リスクより長所のほうがはるかに大きいのです。エストロゲンを使うのであれば、閉経後早期から始めることをおすすめします。

 日本の女性の平均寿命は86歳ですが、健康寿命(介護を必要とせずに暮らせる時期)は74歳とされています。閉経後も続く長い人生を健康に過ごすためには、更年期に婦人科で一度しっかり心身をチェックすることがとても大事なのです。

今すぐやめて!ちょっと意外な「老化を早める」NG行動4つ

勘違いって、大人になってもありますよね。例えば、ずっと「お肌にいい」と思っていたことが実は肌に悪影響だった、なんて勘違い経験はありませんか?

こういったことは、早めに気付かないと手遅れになってしまいます!

そこで今回は、ついやってしまっている日常のNG行動を、美容皮膚科医の水野惇子先生にお伺いしました。

■朝起きてからすぐ日焼け止めを塗って!
忙しい朝。まだまだ寒いこの時期はお布団から出るのもやっとですよね。あなたは朝起きて、お布団から出たら、下記4つのうち一番先には何をしますか?

(1) カーテンを開ける

(2) 洗濯物を干す

(3) ゴミを出しにいく

(4) 顔を洗って日焼け止めを塗る

どれも朝やらなければいけないことですが、美肌を保つにはまず(4)の日焼け止めを塗ることが先決!

朝でも、窓を閉めていても紫外線は入ってきます。冬は、確かに紫外線量は夏よりも少なくなってはいますが、紫外線が降り注いでいることには変わりありません。

「紫外線によるダメージはお肌に貯まっていき、シミ、シワの原因になっていきます。カーテンを開けたり、洗濯物やゴミを出したりなどで少しでも日差しを浴びる前に、日焼け止めを塗ることが素肌を美しく保つコツです」(水野先生)

■実は肌を老化させていた4つのNG行動
また、つい普段やってしまいがちだけど実は肌に悪いことを4つ、水野先生に教えていただきました。

(1) お湯での洗顔や食器洗い
お湯は必要な皮脂までとってしまいます。また、この時期やってしまうのが、お湯での食器洗い。

油物がとれ易いので便利なのですが、手の皮脂も洗い流してしまいます。お湯の温度を低めに設定したり、洗い物の後すぐにハンドクリームを塗るか、手袋をして行うのがおすすめです。

(2) 帰宅後・寝るまでメイクをそのまま
メイクは肌にとって負担なもの。帰宅後はお化粧をとり、保湿や美容液で、一日の疲れをとってあげることが必要。

(3) 入浴時、汚れをしっかり落とすため“ゴシゴシ”ボディケア
洗顔でこするのは勿論、身体もこすり過ぎは皮脂を取りすぎてしまったり、皮膚を傷つけ黒ずみを作ってしまったりする原因に。

(4)長時間のパック
10分放置と書いてあるパックを30分、1時間と長くすれば、もっと美容成分が顔に入り込みそうですが、実は逆効果。どんどん乾燥していき、折角入った美容成分も蒸発してしまいます。

いかがでしたか? どれも「ついやっちゃう!」と思ってしまう日常行動ばかりでしたね。ここで、ドキッとした方は今日から少しずつ直していけば、美肌を手に入れられますよ!

死ぬまで現役 下半身のツボ 亜鉛の摂取で精液量増

「1回の食事の中に、亜鉛が多く含まれている食材を取り入れるだけでもEDはかなり解消されますよ」
 こう話すのは、元AV女優で精力料理研究家でもある竹下ななさん。

 勃起と亜鉛の関係は今更言うまでもないだろう。
 「男性の精液の合成には、多量の亜鉛を使うんです。簡単に言えば、射精するたびに体内の亜鉛が放出されるので、常に補充が必要なんです。亜鉛不足になると、精液不足=EDになりやすいのです」 実に簡単な理由だが、分かっていても多くの男性は基本的に亜鉛不足だという。「成人男性の場合、必要量は1日当たりおよそ12ミリグラムといわれています。ただ、これはあくまで必要最低限の数値で、男性が精液量を増やしたい場合、最低でも20ミリグラム、理想は1日50ミリグラムの摂取といわれます」

 では、よく市販されている亜鉛サプリはどれくらいの亜鉛含有量があるのか。
 「多めに含まれているものもありますが、大抵は10~12ミリグラム。成人男性が精力旺盛になるほどの量とはいえないのです」

 つまり、亜鉛サプリを1日1~2回摂取する程度では、ED解消など難しい可能性が高いのだ。
 「真面目に1日3回摂取しても、36ミリグラム。まあ、従来の食事でも亜鉛は多少摂れるので、それなりに効果はあると思うのですが…。ただ、サプリさえ飲んでいない方は、間違いなく亜鉛不足といえます」

 アナタのEDの要因は、ソコにあるかもしれない!?
 そこで亜鉛が多めに含まれる食材を教えてもらった。 「まず、ダントツに多いのは“海のミルク”と呼ばれる牡蠣ですね。100グラム当たりの亜鉛含有量は約13ミリグラム。また、牡蠣には疲労回復などの効果もあるタウリンと呼ばれる成分も多く含まれているので、やはり、ED解消には最強の食材といえるでしょう」

 だが、牡蠣は値段も高い。毎日食べられるような食材でないのも事実。
 「豚肉もかなりの亜鉛含有量で、100グラム当たり約7ミリグラム。牡蠣の半分程度ですが、豚肉は日頃からよく食べる食材ですからね。お昼はコンビニ弁当という方も、豚肉の入っているものを選ぶといいと思います」

 また、ネバネバ食材の一つ、納豆も見逃せない。
 「納豆は100グラム当たり亜鉛含有量は2ミリグラムほど。さほど多くはないものの、1日3食の中で毎回取り入れるようにすれば、亜鉛補充としては効果があります」

 居酒屋でよく飲む方は、お酒と一緒に煮干しを注文するとよい。
 「実は煮干しの100グラム当たりの亜鉛含有量は、約7ミリグラムと結構多いんです」

 このように、日頃から亜鉛の多い食材を知ることで、日常の食生活から精液の量を増やすのは可能なのだ。そして、これも忘れてはいけない。 「抹茶です。抹茶には100グラム当たり6.3ミリグラムもの亜鉛が含まれています。ペットボトルのお茶でも、抹茶系はお勧めですね。ただ、亜鉛は摂りすぎるとホルモンバランスが崩れてしまうので、何事も“程度”が必要であることは忘れないでくださいね」

 男の下半身にとって必要不可欠な亜鉛。その知識を知ることがED解消への近道である。

竹下なな
精力料理研究家。元AV女優であり、現在はヨガインストラクターとして活躍。大の料理好きでもあり、精力アップのための食材を使った簡単料理を日々、研究している。近著に『セックスが危ない!』(三和出版)。

オジサマとオッサンの境界線とは!? においの謎を解明する「デオ研」に注目

「もしかして、わたしニオってる?」 においに関する不安や悩みは、老若男女を問わず、人生につきもの。わきが、汗、足の臭い、加齢臭など、気になるにおいは人それぞれ。悩んでいるのはアナタだけではないはず……。

そんな悩みを解決すべく、資生堂が立ち上げたのが"においのポータルサイト"「デオ研(デオドラント研究所)」だ。

デオ研では、資生堂をはじめ、さまざまな専門家や企業の協力をもとに、「Positive Deodorant」「Deodorant Technic」「Deodorant Experiment」といった3つのデオドラント理念をもとに、においの原因や対策を日々研究し、発表していくという。

■Positive Deodorant (ポジティブデオドラント)
においの悩みは、ときに心にストレスを生じさせる。デオ研では一人でも多くの人が、ポジティブに対策に取り組み、心の悩みまでも克服できるよう研究を進めていく。

■Deodorant Technic (デオドラントテクニック)
においの原因を知って、正しい対策すれば、確実ににおいの悩みは改善する。そのためのテクニックをデオ研では開発、検証していく。

■Deodorant Experiment (デオドラントエクスペリメント)
安心して、信じられる情報を提供するためなら、体当たりの取材や実験もいとわない。その姿勢こそが、研究成果につながると確信している。

○「デオ研」のコンテンツ内容をチェック

においに関する悩み解消に向けて活動する"においのポータルサイト"「デオ研」では、においに関する基礎知識や発生原因、予防法を紹介するほか、においにまつわるエピソードの連載や、時に愛おしく(?)感じるにおいの不思議な魅力に迫る。

【臭い百科事典】
ワキペディア、加齢ペディア、足ペディア、汗ペディアでは、今すぐなんとかしたい! においの原因と対策について紹介。

【実験してみた】
においって毛嫌いばかりしてたけど、そもそも何者? いつも身近に存在するにおいは、意外な一面を持った親しみやすい存在かもしれない……そんな思いから様々なにおいの実験を行い、においの正体へ一歩踏み込んでいく。

【みんなの相談所】
恋人や友達に聞くことができないにおいの悩み。抱え込んでしまったにおいの悩みを、人知れず解決できるみんなの相談所。誰もが経験のある冬場のブーツ臭や、ちょっとディープな悩みまで、匿名で専門家に相談することができる「癒やし効果」満点の隠れ家的コンテンツ。

【オススメ記事】
においと恋愛関係、においにまつわる悲しい秘話、自分の臭いレベルを検証するマメ知識など、思わずヒヤっと、そして"あるある"とうなずきたくなるような記事を紹介する。

○"オジサマ"と"オッサン"の境界線を解明!?

そんなデオ研において紹介される注目特集が「加齢臭」。残酷な話だが、中年男性と一言で言っても、老若男女に好かれる"オジサマ"と嫌われる"オッサン"の2つに大別されるとし、その境界線を解明すべく、多くの中年男性が活躍する"職場"を舞台に、「職場の人に望むものは何か?」というアンケート調査を実施した。

「職場の人に望むもの」ランキングの上位には、「責任感」「コミュニケーション力」「柔軟性」など、仕事をする上で重要なポイントが並んでいるが、その中でも注目したいのが5位の「清潔感」。

これは、業務に直結する「リーダーシップ」や、性格の良さを示す鉄板ワード「やさしさ」を押さえてのランクインだという。つまり「清潔感」こそが、対人関係が重視される仕事現場で、"印象"というファクターにおいてもっとも重視すべきキーワードといえそうだ。

さらに、この「清潔感」が具体的に示すものを調査したところ、「服装」「髪型」「ひげ」「爪」といった"目に見える身だしなみ"を大きく引き離して1位となったのが「ニオイケア」。

中年男性のにおい、いわゆる「加齢臭」を対策することが、好まれる中年男性、すなわち「オジサマ」を目指すための第一歩となるのだ。

「加齢臭」対策で素敵なオジサマを目指したい人はもちろん、におい対策に関心がある人は、においのポータルサイト「デオ研」をチェックしてみよう。

ほんの少し工夫するだけで「老化ストップ」できる毎日の習慣とは

特別なことはしなくても、ずっと若々しくてムダのない体でいられるとしたら……? そんな魔法のようなことが、毎日の習慣の中でほんの少し工夫するだけで実現するかもしれません。

先日、都内某所にてプレス向けに、バスクリンと大塚製薬による「入浴&睡眠そして水分補給でセルフケアを高める! コラボセミナー」が開催されました。このセミナーでは、私たちがずっとイキイキ過ごせるためのヒントがいっぱい詰まっていました。

■体内時計が乱れると心身ともに不調に

まず、ゲストで登場した、ハーバード大学教授の根来秀行先生が教えてくれたのは、“体内時計の影響”について。朝、自然に目が覚めて、夜になると眠たくなる……このリズムが体内で自然に起こるのは、人間があらかじめ持っている体内時計の働きによるものです。

ただ、この体内時計は、不規則な生活によって乱れてしまう場合も。体内時計が乱れると、「ずっと眠い、ダルい」といった不調をはじめ、免疫が弱って病気になりやすく、さらには太りやすくもなるのだとか。

体内時計を整えるということは、私たちの体のパワーを最大限高めるために、とっても大切なことなんですね。

■太陽の光を浴びて朝ごはんを食べることが重要

では、どうすれば体内時計を整えることができるのでしょうか? まず、根来先生が指摘したのは“光”との関係性。特に、朝起きて太陽の光を浴びると、目が覚めるだけではなく、夜の寝つきを良くする効果も。

一方で、寝る前にテレビやPC、スマホなどによる強い光を浴びると、寝つきが悪くなってしまいます。

朝は太陽の光をいっぱい浴びるだけではなく、食事にも注意を。朝、光を浴びてから1時間以内に食事を摂ることで体内時計を整える効果があるだけではなく、内臓系を目覚めさせて代謝アップも期待できます。

■寝る前は入浴時間を確保して

では、夜はどのように過ごせばいいのでしょうか? 遅くまで仕事をしている、自宅でも作業をしている……そんな人は脳、体内が活性化しているため、眠りモードにシフトしにくいのです。

そのため、活用したいのが“入浴”なんです。入浴はリラックスする副交感神経を優位にするため、適度な入浴時間を確保しましょう。

また、入浴時のお供にオススメなのが、ロンドンオリンピックで選手に独占提供された『きき湯』をはじめとした、炭酸入浴剤。炭酸が配合されていると、さら湯と比べて血行促進、体の温め効果がぐっと高まるのだそう。

最近、体がなんとなくダルい、風邪をひきやすくなった、そんな症状にお悩みの方は、ぜひ朝と夜の過ごし方を今一度見直してみてはいかがでしょうか?

人には言えない「大人のおねしょ」の治し方

子供のころ、よくおねしょをして親に怒られた…そんな記憶にありますよね。でもこのおねしょ、大人になっても治らず、悩んでいる人が増えているって知っていましたか?

今までおねしょなんでしたことなかったのに、最近になって急におねしょをするようになってきた…そんな悩み、人にはとても言えませんよね。

でも最近になって急におねしょをするようになったというのは、なにか原因があるのか、早速調べてみました。

5歳未満の幼児がおねしょをするのは、ぼうこうの大きさが小さいことから起こる生理的現象ですが、5歳以上の子供~成人がするおねしょは「夜尿症」といいます。

夜尿症の原因として考えられるのは、
1:習慣的な多飲や塩分の取り過ぎにより一晩の尿量が多い
2:冷え性や習慣性の便秘、または体の発達障害によりぼうこうの容量が小さい
3:尿を濃くする抗利尿ホルモン(パソブレシン)の分泌が不充分

成人の場合、抗利尿ホルモンの分泌不足が原因であることが多く、その理由として考えられるのは…

■ストレス:
強いストレスを受けると自律神経が正常に機能しなくなるのだけど、抗利尿ホルモンを作る視床下部(脳の一部)は、自律神経とかかわりが深いのです。
そのため、ストレスを受けると抗利尿ホルモンの分泌も低下してしまいます。
改善には、ストレスをためないように工夫することが大切。スポーツ・音楽鑑賞・旅行・カラオケなど自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。

■不規則な生活:
不規則な生活により睡眠のリズムが崩れると、ホルモンバランスも崩れます。抗利尿ホルモンの場合も同じで、分泌のバランスを崩すことになります。
抗利尿ホルモンの分泌は、健康な体なら日中は少なく夜間(睡眠中)に増える仕組み。でもホルモンバランスが崩れると、睡眠中の分泌量が増えなくなってしまいます。

つまり、不規則な生活を続けていると抗利尿ホルモンの分泌量が激減して、夜尿症につながってしまうというわけ。

心当たりのコは、規則正しい生活を心がけましょう。

また、脳の障害などによって排尿の抑制がきかなくなっているケースも考えられます。
上記の改善を心がけても症状が良くならないようなら、泌尿器科や内科を受診してください。

中島みゆきの歌を参考に? 更年期障害への対応

女性ホルモンが急激に減少する「更年期」。この時期の女性は、体と心にさまざまな不調があらわれることがある。妻の更年期には夫のサポートが欠かせない。

医師によると、具体的には相手を気遣って声をかけたり、負担を減らすような提案をするのが有効だという。一方で、自然な雰囲気での心遣いも重要なようだ。

 つらいときに「大丈夫か、大丈夫か」と言うばかりが声かけではない。牧田産婦人科医院(埼玉)院長の牧田和也医師は、中島みゆきの「タクシードライバー」という歌を例に出して、こう語る。

「失恋して泣いている女性を乗せた運転手が、見て見ぬふりをして他愛のない話ばかりを繰り返す、という一節があります。悩んでいる人にどう声をかけたらいいのか、私自身も日常診療の場面でむずかしいなと感じることはよくあります。

直接的な慰めの言葉ではなく、ただそばにいて話を聞いてあげたり、何気ない一言を言ったりすることが救いになることもあるのではないでしょうか」

 妻が不調のときだけでなく、普段から声をかけていくのがいいのではと、牧田医師はアドバイスする。

「妻である前に一人の女性であることを忘れないようにすることが大切です」

 しかし、とってつけたように褒めるのは禁物だ。妻は「腫れものにさわるようなのも、ご機嫌をとるのもうっとうしい」(神奈川県立汐見台病院産科副科長の早乙女智子医師)と感じかねない。

 声をかけるのとともに重要なのが、妻の「話を聞く」ことだ。だが、ただ聞けばいいというわけではないようだ。

「いちばん身近な夫がきちんと話を聞いてくれず、吐き出し口がないからと、病院に来る女性もいると感じています。自戒を込めて言いますが、忙しかったりすると、夫は妻の話を聞くと言っても、フンフンといって聞き流してしまうことも多いですよね。

そうではなく、じっくり話を聞くことが大事。たとえば『久しぶりにデートをしよう』と外食に誘ってみるなど、話をしやすい環境をつくるのもいいでしょう」(東京歯科大学市川総合病院産婦人科部長の高松潔医師)


 話の聞き方にもポイントがある。聞きながら「こうしたほうがいい」「ああすればいい」と指示するのではなく、「それはいいね」「そうしてみたら」と言うようにしたい。

「指示せず、同意や提案を伝えること。相手が協調、共感しながら聞いてくれていると、話しているだけで発散できることもあります。対峠の姿勢で妻と向き合うのではなく、同じ方向を見て支えるようにしましょう」(飯田橋レディースクリニック院長岡野浩哉医師)

【女医ドル】 やる気があるのに体が…更年期障害かも!

最近は、育メンブームで、家事や子育てにも参加しなければならないお父さん。体がいくつあっても足りません。

 今回は疲れたお父さんたちの為に、男性更年期のお話をします。

 佐藤さん(仮名)は、47歳。最近、元気がありません。会社で組織の再編成があり、仕事も責任も決断しなければならない案件も山積みです。休まらない日々が続いていました。

 夜も、帰りが遅く、妻の手料理どころか、会話や夜のスキンシップもご無沙汰です。

 ここ一番、頑張らなければと自分を叱咤激励するのですが、やる気があるのに身体がついてこないのです。運動好きだったのに、ジム通いからも、遠のきました。大好きだったゴルフまで、おっくうに感じるありさまです。

 突然、汗が吹き出したり、動悸がしたりします。イライラして、会社で我慢している分、家族に八つ当たりしてしまいます。これでは、女房の機嫌が悪いのも、子供たちに煙たがられるのも当たり前です。

 最近、頭痛、肩こり、腰痛に悩まされるようになりました。夜中に何回かトイレに起きることもあり、眠りも浅く、朝が一番つらい状況です。

 あんなに几帳面だったのに、怠け者になってしまったのでしょうか?

 最近は、几帳面に行動できない自分に、ストレスを感じ、ますます不調です。近所の、内科や整形外科にも行ってみましたが、このつらさは、解ってもらえません。

 --これは、LOW(ロー)症候群かも知れません。私のアンチエイジング外来、痛みの外来でも、男性更年期疑いの患者様の病態は、複雑です。

 LOW症候群とは、「加齢男性性腺機能低下症候群」(Late Onset Hypogonadism in males)の略称で、症状や、徴候も定められています。

 不定愁訴が主訴のため、うつなど精神疾患との鑑別も大事です。診断は、遊離テストステロンなどのホルモン学的検査や、細かい問診から始まります。皆さん、LOW症候群も視野に入れて、専門的な診察も受けてみてください。

 ■百枝加奈子(ももえだ・かなこ) 
1982年、東京女子医大卒。東大大学院医学研究科博士課程、東大付属病院麻酔科医員を経て、医療法人寿泉会銀座7丁目クリニック院長。社団法人健康百寿協会理事長。日本美容外科学会会員。日本麻酔科学会指導医。ヨーロッパ麻酔学会会員。ニューヨーク・アカデミー・オブ・サイエンス会員。日本初の女医ユニット「Joy☆ Total Clinic」(カロスエンターテイメント)のメンバー。
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