l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■風邪くしゃみ・・頭痛・片頭痛・肺炎・味覚障害
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葛根湯は飲むタイミングが大事って知ってた? 効かないのはその飲み方が原因かも

 風邪に効く漢方薬といえば葛根湯(かっこんとう)が有名ですが、葛根湯は飲むタイミングに注意が必要って知っていましたか? S子さんとT美さん、2人の症状を通して、風邪のときに飲む漢方薬について見てみましょう。

S子「うーん、なんだかゾクッとするなー。風邪ひいたかも」
T美「大丈夫? 最近流行ってるからね」

S子「やっぱり学生のころとはちがうね。疲れが溜まるとすぐ体調に出ちゃう」
T美「そうだよね。私も1カ月前にひいた風邪がまだ治らないよ」

S子「そういえばT美、ずっと咳してるよね。大丈夫?」
T美「うん。もう熱は下がったんだけど、咳だけ長引いていて……。いつも行く病院で漢方薬もらおうかなって思ってるんだ」

S子「え、漢方薬? 効くの? 私、先月風邪ひいたときに薬局で葛根湯買って飲んだんだけど、全然効かなかったよ」
T美「飲む時期が悪かったんじゃない? 葛根湯って飲むタイミングが決まっているみたいよ。よく知らないけど……」

S子「そうなのかなぁー?」
T美「私、今日の会社帰りに病院行くつもりだけど、S子も一緒に行く? 会社の近くだよ」

S子「うーん、せっかくだから行ってみようかな。どうせなら早く治したいし。でも葛根湯を処方されたら、『効きませんでした!』ってはっきり言う!」
T美「あはは。まぁ、それはそれでいいんじゃない? じゃあ帰り、待ってるね」
S子「うん、あとでね!」

そんなわけで、仕事帰りに直接病院に向かった2人。診察していただくのはいつも通り丸山綾先生です。まずS子さんから診察室に入りました。S子「こんにちは。T美の紹介で初めて来ました。風邪のひき始めっぽいんです。忙しい時期なので悪化させたくなくて」
丸山先生「ちょっと熱を測ってみましょう。……37.5度、少しありますね。風邪かも?と感じたのはいつからですか?」
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専門医に聞け! Q&A 夏風邪に_効く漢方薬

Q:毎年夏に風邪を引きます。のどが痛み、微熱が続きます。症状は急激ではないし、さほどひどくありません。しかし、長引くので仕事に支障が出て困ります。夏風邪に効果的な漢方薬はありませんか。ちなみに、慢性の病気はありませんが、体力はあまりないほうです。_(50歳・弁理士)

A:冬の風邪と夏の風邪は違います。西洋医学的には、冬の風邪と夏の風邪では、風邪の原因となるウイルスの種類が違うことが明らかになっているようです。 漢方では、冬の風邪は寒さによる邪(寒邪)によって起こるととらえています。引き始めにゾクゾク寒気がします。冷えた風邪で、これにもっともよく用いる漢方薬が葛根湯です。邪は病気を引き起こす原因です。

 一方、夏の風邪は暑さが邪(熱邪)となって発症すると考えています。暑いために汗をかき、水分がたくさん出て、熱がこもり、その熱が邪となるわけです。

●漢方の「桔梗石膏」が効く

 夏風邪の症状は、のど痛、微熱、だるさが特徴です。冬風邪のように、ぞくぞくする寒気はありません。症状は緩やかに進みますが、長引き、なかなかすっきりしないのも特徴です。ご質問の方の症状は、まさに夏風邪のそれです。 夏風邪を引きやすいのは、ご質問の方のように体力がない人です。もともと体力がない人が、夏の暑さで汗をかいて体内の水分のバランスが崩れ、さらに体力が低下し、熱邪に負けて発症するのです。

 夏風邪に効く漢方薬で、オススメは「桔梗石膏」です。桔梗と石膏を配合しており、体力のない人に適しています。桔梗は、喉の痛みを取る作用が優れているし、熱を散じるし、肺にもよい働きをします。石膏は、熱冷ましの妙薬で、咳止めの効果もあります。夏風邪かなと思ったら、この漢方薬を早めに服用するとよいでしょう。桔梗石膏は健康保険適用のエキス剤があります。

 なお、ご質問の方は体力がないことを自覚されているようですが、暑い夏に戸外で運動はしないようにしてください。ますます体力を低下させてしまいます。

岡田研吉氏(研医会診療所漢方科医師)
東邦大学医学部卒。ドイツ留学中に東洋医学に関心を持ち、帰国後、国立東静病院で漢方を学ぶ。独自の漢方処方で
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体温計、わきに挿す理由 猛暑でも正確なの?意外と知らない測り方の正解 今日から使える「平熱の出し方」【#コロナとどう暮らす】

新型コロナウイルスによって、検温の回数が増えたという人も多いと思います。意外と知らないのが、体温計の正しい使い方です。そもそも、なぜわきに挿すのか? 平熱はどうやって出す? 猛暑の夏場でも、正確に測ることはできるの? こうした疑問に答えるための知識を持っていると、微妙な体調の変化を、一層つぶさにとらえることができるようになるかもしれません。気になった記者が、メーカーに聞いてみました。(withnews編集部・神戸郁人

四季を通じて使えるのが体温計
ウイルスの流行前、熱を測る機会といえば、体調を崩したときくらいだった筆者。スギ花粉が舞い始めた頃から、体調管理のため、日常的に体温計を使い始めました。今では歯をみがくのと同じく、すっかり起床後の習慣になっています。それからはや3カ月以上が経ち、季節は梅雨まっさかりです。ただ部屋で過ごしているだけでも、湿気のためにじわりと汗ばみます。私は今も在宅勤務を続けていますが、冷房をつけていなくては、仕事すらままなりません。

本格的な夏を迎えれば、更に高温多湿になるでしょう。そんな状況下で、間違いのない検温を続けられるのだろうか――。一抹の不安を抱き、体温計の製造・販売を行う、医療機器メーカー「テルモ」(本社・東京都渋谷区)の担当者を頼りました。まず気になるのが、「夏場の暑さは結果に影響するのか?」ということです。広報室の松田みのりさんに疑問をぶつけてみると「結論から言えば、季節性の要因が、数値に異常をきたす可能性は低いと思います」との答えが返ってきました。なぜでしょうか?

松田さんによると、体温計は一般に(1)気温10~40℃(2)湿度30~80%の環境で使うよう推奨されているそう。日常的な場面で、この範囲を逸脱するのは考えづらいかもしれません。また人間が、外気によって体温が変わりにくい恒温動物である点も、根拠の一つです。

わきに挿すのは、汗を拭き取ってから
熱中症の場合も、検温が不可欠

ところで冒頭、「毎朝起床後に検温している」と書きました。一日の始まりに体の状態を把握しておくのが目的です。松田さんからは「大事な心がけですが、もう少し検温データを増やすと、より安心と思います」との言葉が。この点についても確認していきましょう。松田さんいわく、体内の温度は早朝が一番低く、活動量が増える夕方にかけてピークを迎えます。そのため時間帯によって、測定値に違いが出てしまうのです。自分自身の体温のトレンドを知るためには、起床時・午前中・午後・夜の4回測るのが望ましいといいます。

それぞれの数値差が、1℃以内に収まっていれば正常と言われているそう。ちなみに、いわゆる「平熱」は人によって異なるので「あらかじめタイミングごとの体温を知っておくと、体調の変化がわかりやすくなります」(松田さん)。そしてこれからの季節に心配なのが、熱中症かもしれません。特に注意すべきは、運動後などに体内から熱が放出されず、こもってしまう状態です。更に体温が上がると「うつ熱」と呼ばれる症状が出て、ふらつきや頭痛が起こる場合もあります。

「特に体温の調節機能が比較的弱い、幼い子どもやお年寄りの場合、しっかり熱を測った上で手当てすべきだと思います」と、松田さんは話しました。

「非接触型」体温計の正しい使い方
ちなみに最近、おでこなどに近づけて用いる、「非接触型」と呼ばれる体温計をよく目にします。商業施設への入店時などに、お客さんが熱を測ってもらっている場面に遭遇した、という人もいるのではないでしょうか?

製造元企業の一つ「日本精密測器」(本社・群馬県渋川市)では、主に医療や介護の現場に納品。価格帯は1万2千円程度と高価ながら、ここ数カ月で製品に関する問い合わせが増えたそうです。同社の製品は、距離センサーを搭載しています。電源を入れ、4センチほどの距離からおでこにかざすと、皮膚の表面から出ている赤外線を検知する仕組みです。体に密着させる必要がなく、わずか数秒で結果が出る点が特長といいます。

同社の担当者によると、非接触型の体温計は、額に汗をかいていたり、前髪がおでこにかかっていたりすると、正しく計測できない恐れがあるということです。「細かい仕様は異なりますが、利用上の注意点は、他のメーカーの体温計ともおおむね共通していると思います」。担当者は、そのように話しました。

思っていた以上に奥が深い、検温の世界。毎日元気に過ごすためにも、取材で得た情報を意識しながら、自分の体と向き合っていきたいと考えています。この記事は朝日新聞社とYahoo!ニュースによる連携企画記事です。新型コロナウイルスが身近に存在する日常のなかで、生じた疑問や不安、変化について考えていきます。
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チョコ、ワイン、チーズに注意。頭痛を招く食べ物リスト

そんな時は食べ物を見直すと良いかもしれません。健康系サイト「薬剤師ネット」によると、「頭痛は、体内に取り入れる食べ物をコントロールすることで予防できることがある」とのこと。そして「頭痛を引き起こしやすい食べ物と、その反対に、頭痛を予防してくれる食べ物」があるというのです。

頭痛を起こしやすい5つの食べ物

サイトによると、頭痛を引き起こしやすい食べ物は次の5つです。

・チーズ
・チョコレート
・ワイン
・ピーナツバター
・ピクルス

どれも身近な食材ばかり。これらに含まれているのは「チラミン」という物質です。「チラミン」は身体に蓄積されると血圧を上昇させ、頭痛や吐き気を誘発する原因になるのだそう。バレンタインシーズンで食べる機会が増えそうなチョコレートは、摂取すると「チラミン」の働きによって血管が収縮します。 その後「チラミン」の効果が切れた時に血管が拡張し、ここで頭痛が発生しやすくなります。

ワインは「チラミン」 とアルコールの合わせ技で、血管拡張がさらに起こりやすくなります。頭痛持ちなのにチーズとワインの組み合わせが好きな人は、要注意かもしれません。

もちろんそれぞれに栄養分や美容効果もあり、食べるのをやめるには惜しい食材。食べ合わせや量に注意しながら、おいしく取り入れたいものです。

頭痛を予防してくれる3つの食べ物

反対に、頭痛を予防できるのは次の3つの食べ物です。

・ホウレンソウ

片頭痛患者の3~5割は「マグネシウム」不足が原因という報告があるそう。そのマグネシウムを豊富に含んでいるのがホウレンソウです。「マグネシウム」は血小板の凝集を防いだり、血管の収縮を抑える効果があります。つまりホウレンソウは、頭痛を防ぐにはもってこいというわけです。

・ウナギ

ウナギには「ビタミンB2」が含まれており、過酸化脂質を分解する作用が頭痛に有効です。毛細血管の流れがスムーズになり、脳に栄養源であるブドウ糖が供給されやすくなって、頭痛が改善するというメカニズムなのだそう。

・スイカ

頭痛の原因のひとつとされる脱水症状の改善には、「水分」と「ミネラル」の補給が効果的。スイカには特に多くの「水分」と「ミネラル」が含まれています。水分とミネラル、ビタミンB2、そしてマグネシウム。 これらの要素をしっかり身体に補給して、頭痛に負けない毎日をおくりましょう。
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専門医に聞け! Q&A 夏風邪に_効く漢方薬

Q:毎年夏に風邪を引きます。のどが痛み、微熱が続きます。症状は急激ではないし、さほどひどくありません。しかし、長引くので仕事に支障が出て困ります。夏風邪に効果的な漢方薬はありませんか。ちなみに、慢性の病気はありませんが、体力はあまりないほうです。_(50歳・弁理士)

A:冬の風邪と夏の風邪は違います。西洋医学的には、冬の風邪と夏の風邪では、風邪の原因となるウイルスの種類が違うことが明らかになっているようです。 漢方では、冬の風邪は寒さによる邪(寒邪)によって起こるととらえています。引き始めにゾクゾク寒気がします。冷えた風邪で、これにもっともよく用いる漢方薬が葛根湯です。邪は病気を引き起こす原因です。

 一方、夏の風邪は暑さが邪(熱邪)となって発症すると考えています。暑いために汗をかき、水分がたくさん出て、熱がこもり、その熱が邪となるわけです。

●漢方の「桔梗石膏」が効く

 夏風邪の症状は、のど痛、微熱、だるさが特徴です。冬風邪のように、ぞくぞくする寒気はありません。症状は緩やかに進みますが、長引き、なかなかすっきりしないのも特徴です。ご質問の方の症状は、まさに夏風邪のそれです。 夏風邪を引きやすいのは、ご質問の方のように体力がない人です。もともと体力がない人が、夏の暑さで汗をかいて体内の水分のバランスが崩れ、さらに体力が低下し、熱邪に負けて発症するのです。

 夏風邪に効く漢方薬で、オススメは「桔梗石膏」です。桔梗と石膏を配合しており、体力のない人に適しています。桔梗は、喉の痛みを取る作用が優れているし、熱を散じるし、肺にもよい働きをします。石膏は、熱冷ましの妙薬で、咳止めの効果もあります。夏風邪かなと思ったら、この漢方薬を早めに服用するとよいでしょう。桔梗石膏は健康保険適用のエキス剤があります。

 なお、ご質問の方は体力がないことを自覚されているようですが、暑い夏に戸外で運動はしないようにしてください。ますます体力を低下させてしまいます。

岡田研吉氏(研医会診療所漢方科医師)
東邦大学医学部卒。ドイツ留学中に東洋医学に関心を持ち、帰国後、国立東静病院で漢方を学ぶ。独自の漢方処方で生活習慣病等に成果を上げている。著書『さらさら血液が長生きの秘訣』など多数。
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葛根湯は飲むタイミングが大事って知ってた? 効かないのはその飲み方が原因かも!

 風邪に効く漢方薬といえば葛根湯(かっこんとう)が有名ですが、葛根湯は飲むタイミングに注意が必要って知っていましたか? S子さんとT美さん、2人の症状を通して、風邪のときに飲む漢方薬について見てみましょう。

S子「うーん、なんだかゾクッとするなー。風邪ひいたかも」
T美「大丈夫? 最近流行ってるからね」

S子「やっぱり学生のころとはちがうね。疲れが溜まるとすぐ体調に出ちゃう」
T美「そうだよね。私も1カ月前にひいた風邪がまだ治らないよ」

S子「そういえばT美、ずっと咳してるよね。大丈夫?」
T美「うん。もう熱は下がったんだけど、咳だけ長引いていて……。いつも行く病院で漢方薬もらおうかなって思ってるんだ」

S子「え、漢方薬? 効くの? 私、先月風邪ひいたときに薬局で葛根湯買って飲んだんだけど、全然効かなかったよ」
T美「飲む時期が悪かったんじゃない? 葛根湯って飲むタイミングが決まっているみたいよ。よく知らないけど……」

S子「そうなのかなぁー?」
T美「私、今日の会社帰りに病院行くつもりだけど、S子も一緒に行く? 会社の近くだよ」

S子「うーん、せっかくだから行ってみようかな。どうせなら早く治したいし。でも葛根湯を処方されたら、『効きませんでした!』ってはっきり言う!」
T美「あはは。まぁ、それはそれでいいんじゃない? じゃあ帰り、待ってるね」
S子「うん、あとでね!」

そんなわけで、仕事帰りに直接病院に向かった2人。
診察していただくのはいつも通り丸山綾先生です。まずS子さんから診察室に入りました。

S子「こんにちは。T美の紹介で初めて来ました。風邪のひき始めっぽいんです。忙しい時期なので悪化させたくなくて」
丸山先生「ちょっと熱を測ってみましょう。……37.5度、少しありますね。風邪かも?と感じたのはいつからですか?」
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チョコ、ワイン、チーズに注意。頭痛を招く食べ物リスト

急にやってくる頭痛は困りもの。でも薬にはあまり頼りたくない......。

そんな時は食べ物を見直すと良いかもしれません。健康系サイト「薬剤師ネット」によると、「頭痛は、体内に取り入れる食べ物をコントロールすることで予防できることがある」とのこと。そして「頭痛を引き起こしやすい食べ物と、その反対に、頭痛を予防してくれる食べ物」があるというのです。

頭痛を起こしやすい5つの食べ物

サイトによると、頭痛を引き起こしやすい食べ物は次の5つです。

・チーズ
・チョコレート
・ワイン
・ピーナツバター
・ピクルス

どれも身近な食材ばかり。これらに含まれているのは「チラミン」という物質です。「チラミン」は身体に蓄積されると血圧を上昇させ、頭痛や吐き気を誘発する原因になるのだそう。

バレンタインシーズンで食べる機会が増えそうなチョコレートは、摂取すると「チラミン」の働きによって血管が収縮します。 その後「チラミン」の効果が切れた時に血管が拡張し、ここで頭痛が発生しやすくなります。

ワインは「チラミン」 とアルコールの合わせ技で、血管拡張がさらに起こりやすくなります。頭痛持ちなのにチーズとワインの組み合わせが好きな人は、要注意かもしれません。

もちろんそれぞれに栄養分や美容効果もあり、食べるのをやめるには惜しい食材。食べ合わせや量に注意しながら、おいしく取り入れたいものです。

頭痛を予防してくれる3つの食べ物

反対に、頭痛を予防できるのは次の3つの食べ物です。

・ホウレンソウ

片頭痛患者の3~5割は「マグネシウム」不足が原因という報告があるそう。そのマグネシウムを豊富に含んでいるのがホウレンソウです。「マグネシウム」は血小板の凝集を防いだり、血管の収縮を抑える効果があります。つまりホウレンソウは、頭痛を防ぐにはもってこいというわけです。

・ウナギ

ウナギには「ビタミンB2」が含まれており、過酸化脂質を分解する作用が頭痛に有効です。毛細血管の流れがスムーズになり、脳に栄養源であるブドウ糖が供給されやすくなって、頭痛が改善するというメカニズムなのだそう。

・スイカ

頭痛の原因のひとつとされる脱水症状の改善には、「水分」と「ミネラル」の補給が効果的。スイカには特に多くの「水分」と「ミネラル」が含まれています。

水分とミネラル、ビタミンB2、そしてマグネシウム。 これらの要素をしっかり身体に補給して、頭痛に負けない毎日をおくりましょう。
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痛み悩みの相談室 頭痛は症状で病院を選ぶ

季節の変わり目となる春先は、気温や気圧の変化、花粉症、環境の変化など、頭痛の原因となる心身のストレスが1年の中でも貯まりやすい時期です。人間の頭には脳など重要な器官が集中しているので、脳神経外科や神経内科、眼科、耳鼻科、形成外科、口腔外科など、頭に関わる専門科はたくさんあります。

 しかし、頭痛の原因には、くも膜下出血、脳出血、脳炎、高血圧脳症、急性・慢性硬膜下血腫、片頭痛、群発頭痛、側頭動脈炎、緑内障など様々なものがあるので、どの科を受診すればよいのか迷うところです。急を要さない場合は、まず、脳の専門家である神経内科を受診してみましょう。

 緑内障のように目に症状がある時は、眼科も同時に受診してみてください。また、首から後頭部が痛む頭痛や頸部痛は、緊張性頭痛・筋緊張性頭痛といい、整形外科の領域となる場合があります。一方で、脳出血、脳梗塞(脳の血管が詰まって脳が壊死になる症状)、くも膜下出血(脳内の血管が破裂する症状)は合わせて「脳卒中」といいますが、この場合は急を要します。

 急に強い頭痛が起きた時は、脳の専門病院や脳神経外科がある、できるだけ大きな病院で早急に受診してください。治療が早いほど、後々の後遺症のリスクを減らすことができます。

 整形外科の筋肉性や末梢神経性の頭痛は急がないので、脳に問題がなければ、その後に受診することで構いません。

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井尻整形外科院長。医学博士。著書・監修書に『痛いところから分かる 骨・関節・神経の逆引診断事典』(創元社)、『筋肉のからくり 動かし方を変えるだけでコリと激痛が消える!』(宝島社)などがあるほか、論文、講演、テレビ出演などで活躍中。井尻整形外科HPはhttps://ijiri.jp
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なぜ風邪は繰り返してしまう?免疫がつかない理由と正しい風邪対策

◆知っているようで知らない「風邪」……ウイルスや細菌が原因


古くは「風の邪気によって起こる病気」と考えられ、病名がつけられた「風邪」。医学的には、空気の通り道である気道の感染症を指し、主に上気道とよばれる鼻、口、のどにウイルスなどが感染し、炎症を起こす「急性上気道炎」のことをいいます。風邪を起こすウイルスは非常に数が多く、代表的なものを挙げても、ライノウイルス、RSウイルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、エンテロウイルスなど様々。

ウイルスではなく細菌が原因で上気道炎が起きることがあり、その場合も「風邪」と診断されます。いずれの場合も、原因となるウイルスや細菌と特定された場合は、より正確な感染症の名前で診断されます。例えば、いわゆる風邪症状でも、インフルエンザウイルスが原因ならインフルエンザ、アデノウイルスが原因ならアデノウイルス感染症、溶連菌が原因なら溶連菌感染症、といった具合です。

その意味で、風邪とは主にウイルスで起こる上気道炎のことで、そのウイルスを特定することが困難な場合に風邪と呼ばれる、ともいえます。風邪は主にその症状によって診断されます。


◆風邪の症状……発熱や咳など

・発熱
・咳
・鼻水、鼻づまり
・のどの痛み

これらのうち、いずれかの症状を満たすと、まずは、風邪、感冒と診断します。しかし風邪をこじらせると、急性気管支炎や急性肺炎になることもあります。これには、ウイルスが下気道まで炎症を起こしてしまった場合と、ウイルスによって免疫や気道の防御機能が低下したために細菌感染を起こしてしまった場合があります。肺炎の場合、重症化すると、酸素を十分に取り込めない呼吸困難を起こすこともありますので、肺炎予防は非常に大切です。


◆風邪の原因……非常に多種類のウイルス・特効薬もなし

それでは、風邪にはなぜ何度もかかるのでしょうか? 風邪の原因となるウイルスや細菌の多さは前述したとおりですが、中でも年齢を問わずに風邪の原因となる代表ウイルスは「ライノウイルス」です。一言でライノウイルスといっても、実に100種類以上のタイプがあります。そのため、一度かかっても抗体が働きにくいことがあるのです。

これに対してRSウイルスの場合は主に2種類のみですが、一度かかっても気道の免疫が働きにくいといわれています。年齢を重ねると症状は軽症化するようですが、何度も感染してしまいます。アデノウイルスの場合は、一度かかると抗体による防御がある程度は働きます。人に感染するコロナウイルスは7種類(風邪を起こす4種類と重症肺炎を起こすSARS(重症急性呼吸器症候群)とMERS(中東呼吸器症候群)、そして2019年末から流行しているCOVID-19)。パラインフルエンザウイルスは4種類で、何度でも人に感染します。

つまり、風邪の原因となるウイルスは、まずその種類が非常に多いのです。そして免疫がつきにくく、何度でも繰り返しかかる性質のものが多いので、一度かかっても何度も繰り返しかかってしまうことになります。さらに、風邪対策や治療の難しいところは、多くのものにワクチンも特効薬もない点です。風邪と診断された場合、抗菌薬は直接の効果はありません。ただし、溶連菌、マイコプラズマが原因である急性上気道炎も風邪と診断される可能性があります。溶連菌、マイコプラズマと診断された場合、抗菌薬には効果があります。いずれにしても何度も風邪症状に悩まされるのは避けたいもの。免疫のつけようがない風邪に対して、どのように対策をするのがよいのでしょうか?


◆効果的な風邪予防法・対策法


何よりも上気道へのウイルス感染を防ぐことにつきますが、言うは易く、行うは難しです。しかしやはり基本が大切です。要はウイルスが体内に侵入するのを防ぐことが大切なので、水際対策として、手洗いとマスクは重要です。ウイルスが体内に侵入したら、まずはウイルス量を減らす意味で、うがいも1つの方法ですし、自分の自然免疫を維持しておくことで初期にウイルスの増殖を抑え、発症を抑えたり、軽症で済むようにすることもできます。

自然免疫を維持するには、これもまた基本的なことですが、規則正しい生活、十分な睡眠で体調を維持し、ストレスを減らすこと。これらによって自律神経を整えることができ、自然免疫を維持することができます。もし風邪の症状がひどくなってしまった場合は、その症状に応じた対症療法を行います。咳がひどい場合は咳を減らす鎮咳薬、痰を出しやすくする去痰薬、鼻水を抑える抗ヒスタミン薬、発熱があれば解熱薬などの薬を飲むことです。これらの成分は、主に市販の感冒薬にも含まれています。

また、免疫が低下してしまう環境というものもあります。例えばですが、気温が下がると、体温が下がったり、ウイルスの感染する期間が長くなったりします。湿度が下がると気道の防御が低下し、また、咳やツバの飛散する距離が広がることなどあります。そのため、自分のいる居住環境を整えることも、風邪予防のためには有効といえます。

身近な病とはいえ、風邪は万病のもと。風邪がなかなか治らない、特に2週間以上、咳、鼻水、鼻づまりが続くような場合は、ぜひ医療機関を受診するようにしましょう。


▼清益 功浩プロフィール

小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。 清益 功浩(医師)



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かぜに抗生物質や抗認知症薬他、日本は世界的に時代遅れの面

 超高齢化社会をむかえる日本では、健康志向が高まっている。病原菌はマスクで完全防御。家に帰ったらうがいをして、歯磨きは厳選したお気に入りの歯磨き剤でしっかり行う。サプリメントを欠かさずのみ、水素水のペットボトルを持ち歩く…。しかし、これらの行為、すべて自己満足の「気休め」だったとしたら…?

 医師が処方する薬や、ほどこす治療にも最新の知見や世界の常識に照らし合わせるとほとんど意味がないものも存在する。

◆抗認知症薬

 高齢化とともに罹患者が増える認知症。65才以上の5.1%、85才以上の17%に認知症治療薬が処方されているが、実はほとんどの場合、効果は期待できない。実際、フランスでは2018年6月に「効果不充分」という理由で保険適用外となっている。

◆かぜに抗生物質

 かぜをひいた時に処方される抗生物質も、世界の医療では時代遅れになっている。

 医療経済ジャーナリストで『絶対に受けたくない無駄な医療』などの著書がある室井一辰さんが解説する。

「かぜはウイルス感染によって起きるもので、細菌を殺す抗生物質を投与しても意味がない。それどころか、耐性菌の出現の危険もある。日本だけの傾向で“とりあえず薬を出す”医療の典型です」

◆降圧剤

 70代以上になると女性の方が男性よりも多く服用している高血圧の薬も多くの場合「気休め」であるという。薬学博士の生田哲さんはこう言う。

「200mmHg以上と非常に血圧が高い状態であれば死亡リスクの低下につながりますが、中程度の高血圧ならば死亡率は変わらないのにもかかわらず、血圧の数値だけを見て処方されているのです」

◆抗コレステロール薬

 60才以上の女性の4人に1人以上がのむという抗コレステロール薬でも同様の構造がある。

「コレステロール値を下げるためにスタチンという薬がよく使われますが、さまざまな調査によって死亡率の低下につながるといえないことが明らかになっているうえ、横紋筋融解症などといった、重い副作用が起きることもあるのです」(生田さん)

◆腰痛・関節痛治療

 多くの人が悩む腰痛や関節痛治療にも“気休め”があった。腰痛には手術や薬などさまざまな治療法があるが、実は腰痛の8割は原因不明だとされる。

「だから手術をしても痛いまま、という場合も少なくない。人工関節も同様で、術後必ずよくなるという保証もない。加えて、変形性膝関節症の治療において、インソールと呼ばれる中敷きを履いて治す方法もあるが、これはアメリカの学会が行った臨床研究によって効果がないことが明らかになっています」(室井さん)

 一生懸命、健康対策をしても“気休め”では意味がない。きちんとした情報のもと、選びたい。



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冷えや風邪の引き始めにおすすめ、スリランカの葛根湯「サマハン」

いきなりゾクッとくる寒気。これは風邪の引き始めかも……? そんな時、「サマハン」があるととっても便利。スリランカでは今でも月間300万杯飲まれている、絶大的な信頼のある飲みものです。千年以上愛されてきたアーユルヴェーダ・ティーは嬉しい効果がたくさん!アーユルヴェーダの考えからセレクトされたスパイスは、カラダを温め、活性させるスパイスがたっぷり。

風邪や咳止めだけでなく、
・ 生理不順
・ アンチエイジング
・ 花粉症
・ 眠気
・ 低体温
・ 疲労緩和
にも効果があると言われています。
さらにノンカフェインなのでお子様や妊婦さんにもOK。

何個知ってる?14種類ものスパイス、天然100%
サマハンには14種類ものスパイスがたっぷり。

ウィッシュヌクランティ、シリテーク、ファルスカルンバ、ジンジャー、 アダトダ、バッバーダガム、イエローベリードナイトジェイド、 ロングペッパー、ジャヴァガランガル、ブラックペッパー、クミン、アジョワン、コリアンダー、リコリス

聞いたことのないものの方が多いのではないでしょうか?

味はかなりピリリと刺激的ですが、リコリスときび糖の甘みもあるので意外と飲みやすいのです。

監修:アーユルヴェーダ・アドバイザー、ARYURVIST 三野村なつめさん南インドやスリランカを数度訪れた後アーユルヴェーダ・ライフスタイルアドバイザーの資格を取得。コスメブランド「ARYURIVST」やレシピとスパイスがセットになった「整えごはん」を立ち上げる。

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長引く咳は「咳ぜんそく」や「副鼻腔炎」の可能性も 呼吸器内科医に聞く今、気を付けたい症状と対処法

寒暖差の大きい日が続き、日を追うごとに寒さを感じるようになった今日この頃。乾燥も気になる季節になってきた。この時期は風邪をひきやすくなるが、実は風邪以外にもさまざまな症状が原因で、呼吸器科や耳鼻咽喉科を受診する患者が増えるという。東京・中野の「仁友クリニック」院長で、祖父の代から呼吸器科内科医として、しつこい体の不調の改善に取り組む杉原徳彦医師に今、気をつけたい症状と対処法などの話を聞いた。

治りにくい咳に悩む人が増えている 単なる風邪ではないケースも

 杉原医師によると、秋から冬にかけては、咳や鼻水、鼻づまりで、呼吸器科や耳鼻咽喉科、内科を受診する人が急増するという。梅雨時期から秋口にかけて増えたダニが死に、その死骸や大量発生した糞によるアレルギー症状が出たり、ブタクサによる花粉症の症状が出たりするからだ。さらに、ここ数年は治りづらい咳に悩む人が増えている。そうした症状に悩んでいるのは、男性より女性のほうが多いのが特徴で、実は意外なところに原因があると指摘する。

 昨年、咳、鼻水、鼻づまりなどに悩んでいたものの、いつのまにか症状が消えた人や、病院にかかったが治療を途中でやめてしまった人で、今年も症状が出ている人は注意が必要だ。原因は、風邪やダニアレルギー、ブタクサアレルギーではなく、実は「咳ぜんそく」や「慢性副鼻腔炎」という場合があるからだ。そして、原因を見極めきちんと治療をしないと、気管支ぜんそくに進行したり、手術でも完治が難しくなったり、味覚障害や嗅覚障害、視力異常になったりするというのだ。

 風邪の後などに咳が3週間以上続いた場合は、まず咳ぜんそくを疑い、呼吸器科を受診してほしい、と杉原医師はいう。レントゲン検査などで結核や肺がんなどのチェックをしたあと、気管支拡張薬と吸入ステロイドを併用して咳の治療を始め、たいていは1~2週間以内に効果を実感できる。そこで治療をやめず、医師の指示に従って2か月~半年ほど治療を続けることが最も大切だ。途中で治療をやめると咳は再発し、再発を繰り返すと気管支の気道はどんどん厚く硬くなり、治りにくくなるというのだ。

 そして、その治療をしても症状が改善しない場合は、慢性副鼻腔炎を疑ったほうがいいだろう。「副鼻腔」とは鼻の穴の奥にある“骨に囲まれた小さな8つの部屋”で、鼻の穴につながっている。慢性副鼻腔炎は、このつながり部分や副鼻腔内で炎症が起きて症状が現れる。濃いネバネバした鼻水が喉に落ちてきたり、鼻づまりで頭がボーッとしたり、頭痛が起きたりする症状が目立つが、風邪に似ているため症状だけでは判断が難しく、CT検査でわかる場合が多い。ただ、副鼻腔炎と判明しても、病院では「治療の必要なし」と軽症の診断をされ治療をされない場合もあるという。もし、あなたの症状が改善しない場合は、セカンドオピニオンを受けることも視野に入れたほうが良いだろう。

 一般的に、慢性副鼻腔炎は飲み薬と点鼻薬の併用で、症状は2週間ほどで改善するそうだ。しかし、副鼻腔内の細菌を完全に取り除くのは難しく、炎症性の物質を取り除く治療法などを、3か月~年単位で行う必要があるという。根気のいる治療だが、副鼻腔炎を放置していると睡眠時無呼吸症候群や、進行すると呼吸困難になる慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった恐ろしい病を併発しやすいといわれる。ぜひ、きちんと専門医を受診して治療してほしい。

咳、鼻水、鼻づまりの予防には「寒さ」と「乾燥」への対策を

 では、この時期、咳や鼻水、鼻づまりを、どう予防すればいいのだろうか? 杉原医師いわく、咳ぜんそくや気管支ぜんそく、慢性副鼻腔炎を発症している人はもちろんのこと、発症していない人も、「寒さ」と「乾燥」の対策は徹底してほしいという。お手軽で最も効果的なのはマスクだ。冷えて乾燥した空気が体内に入るのを防ぐことができるので、日中はもちろん睡眠中もしたほうがいいという。締めつけられるのが苦手な人は、軽くて柔軟に顔にフィットするポリウレタンマスクを試してみてはいかがだろうか。

 また、乾燥する時期は室内に塗れタオルをかけたり、加湿器を使用したりするのも有効だ。加湿器で部屋の湿度を50~60%に保つと良い。実は部屋の中に水槽を置くのも、部屋の湿度をあげるのに一役かうという。ドライアイの人は鼻も乾燥していることが多いので、“涙活“もオススメしたい。思いっきり笑ったり泣いたりすることで、副交感神経のスイッチを入れ、免疫力が下がるのを防ぎながら目や鼻を潤すことができる。

 温かい服装を心がけることも大切だ。寒さが本番に入る前は「我慢できる」と、つい薄着で過ごしてしまうが、冷たい空気を鼻から吸うだけでも鼻の調子を崩してしまう。「ちょっと暑いな」と感じるぐらいの服装が、鼻のためにはちょうどいいという。眠るときは体をきちんと温める寝具を使うことを心がけたい。明け方にかけて気温が下がっていくので、寝入りばなは温かすぎるぐらいのほうが、明け方にはちょうどよくなるからだ。

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11月に入り日に日に気温が低くなるにつれ、気になるのが家族みんなの風邪予防。防寒はもちろんのこと、マスクでのどを守ったり、手洗い・うがいを徹底するなど、しっかり手を打っておきたいところ。日々の食事に薬膳効果のある食材を取り入れるのもおすすめなんです!今月は風邪に焦点を当てたレシピをご紹介していきます。1週目は、お味噌汁でできちゃう簡単風邪対策レシピです!

11月に入り日に日に気温が低くなるにつれ、気になるのが家族みんなの風邪予防。防寒はもちろんのこと、マスクでのどを守ったり、手洗い・うがいを徹底するなど、しっかり手を打っておきたいところ。日々の食事に薬膳効果のある食材を取り入れるのもおすすめなんです!今月は風邪に焦点を当てたレシピをご紹介していきます。1週目は、お味噌汁でできちゃう簡単風邪対策レシピです。
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◎風邪って実は今がいちばん引きやすい季節!

空気の乾燥が目立ってくる季節は、風邪をひきやすくなる季節でもあります。風邪予防で大切なことは、空気の乾燥によって弱まりがちな「免疫力」を高めることです。
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◎乾燥と免疫力の関係って?

私たちの肌は、常に一定の潤いを保っています。これは「肺」が呼吸するリズムによって毛穴が開閉し、そのタイミングで毛穴から水分がでているから。かさぶたやささくれなどの表皮をはがすと、体からはなれたとたんに固く乾いたものに変わるのはそのためです。中医学(中国で受け継がれている伝統医学)では、こうした体の表の「潤い」と、体の表を覆う「気」というエネルギーによって保たれるとされています。秋の深まりや冬の訪れとともに空気が乾燥すると、これらによる免疫システムが手薄になることから、風邪をひきやすくなるのです。

以下のような症状が当てはまる方は、もしかしたら風邪をひきやすい状態かもしれません。

■気の不足サイン
□息切れしやすい
□発声に力がない(声が出にくい)
□冷えがち
□便秘、下痢しやすい
□食が細く、胃もたれしやすい

■潤い不足サイン
□皮膚、のど、鼻に乾燥がある
□コホコホと乾いたような咳が出る
□秋冬になり便秘気味だ
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●“辛味(しんみ)”の発散力で風邪を弾き飛ばそう

薬膳では食材のもつ「味」にも働きがあるとされます。風邪予防に効果的なのは、「辛味(しんみ)」。外に向けて発散する力を持っていて、毛穴を開いたり、体の表にやってきた悪いものを勢いよく弾き飛ばす!イメージですね。 辛味の代表といえば生薬としても使われている「生姜」。 他にも、ねぎ、ニラ、大葉、わさび、にんにく、玉ねぎ、かぶ、パクチー、ししとう、春菊、バジルなどがあります。

今回は、生姜を効かせた味噌汁をベースに、具は「気」を作る食材と、体を潤す食材を使っていきます。

【1】かぶとカリカリベーコンの味噌汁

●材料(2杯分)

★生姜味噌汁のベース(3つ共通):おろし生姜…小さじ1、だし汁…2カップ、味噌…大さじ1~1と1/2

かぶ(中サイズ)…1個
ベーコン…1枚(ハーフサイズなら2枚)
玉ねぎ…1/4個
無調整豆乳…50ml

●作り方

1.かぶは葉を2センチ残して6等分のくし形きりにする。葉の間に汚れが溜まっていたらつまようじなどでかき出しながら洗う。玉ねぎは薄切りにする。ベーコンは5ミリ幅の細切りにする。

2.鍋にベーコンを入れ、弱火でカリッとするまで炒める。残りの材料すべてとだし汁を入れ沸いたら蓋をし、弱火で5分煮る。豆乳を加え、生姜と味噌を溶いて器に盛る。

■レシピのポイント
豆乳は分離しやすいので入れたら沸騰させないこと

■キー食材!
「気」を補う食材:かぶ
「潤い」を補う食材:ベーコン

【2】ニラ玉と豆腐の中華風味噌汁

●材料(2杯分)

★生姜味噌汁のベース(共通):おろし生姜…小さじ1、だし汁…2カップ、味噌…大さじ1~1と1/2

ニラ…1/4束
卵…1個
絹豆腐…1/4丁
ごま油…小さじ1/2
豆板醤(お好みで)…小さじ1/4

●作り方

1.ニラは3センチ幅に切る。卵は溶いておく。

2.鍋にだし汁を沸かし、溶いた卵を回しいれる。ニラを入れ、豆腐はスプーンで大きくすくって入れる。1分ほど加熱したら、ごま油を加え、生姜と味噌を溶いて器に盛る。(辛いのが好きな人は豆板醤を加えてもおいしいです)

■レシピのポイント
卵を入れるときは、温度が下がりやすいのでだしをしっかり沸かしながら入れましょう

■キー食材!
「気」を補う食材…豆腐
「潤い」を補う食材…豆腐、卵

【3】山芋ときのこの味噌汁

●材料(2杯分)

★生姜味噌汁のベース(共通):おろし生姜…小さじ1、だし汁…2カップ、味噌…大さじ1~1と1/2

山芋…4センチ
えのき…1/3株
しめじ…1/3株
小ねぎ(小口切り)、白すりごま 適量

1.山芋は皮を剥き、1cm厚さのいちょう切りにする。きのこは石附を落とし、えのきは長さを3等分に切り、しめじは小房にほぐす。

2.鍋にだし汁を沸かし、(1)を入れる。沸いたら蓋をして弱火で5分煮る。生姜と味噌を溶いて器に盛り、小ねぎとすりごまを散らす。

■レシピのポイント
すりごまを乾煎りすると香りがさらによくなります。

■キー食材!
「気」を補う食材…山芋、しめじ
「潤い」を補う食材…山芋、豆乳、白ごま

●齋藤菜々子プロフィール

料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
教室情報はInstagramにて。

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「帯状疱疹たいじょうほうしん」2つのサインが現れたら…3日以内に病院へ

 昨年、帯状疱疹を発症した漫才コンビ「ハイヒール」のモモコさんは最初、「おたふく風邪かな?」と思ったそうだ。受診した内科医は「風邪かなぁ?」。それほど帯状疱疹は、症状の出始めでは分かりづらいケースがある。中野皮膚科クリニックの松尾光馬院長に注意すべきことを聞いた。

 帯状疱疹を見逃さないためのポイントは症状の出方だ。

 最初は、「ピリピリと刺すような」「皮膚の奥がズキンとするような」などの痛みが起こる。

 特徴的なのは、体の片側に見られること。目の上、胸、お腹に多い。

 1週間くらいの間に、赤いポツポツした発疹が出てくる。それらは数日ほどで水ぶくれになる。

 発疹がどれほど広がるかは人それぞれだが、大体1週間ほどすると拡大が治まり、その後1週間ほどでかさぶたになる。さらに1週間ほどするとはがれ落ちる。

 皮膚のブツブツは帯状疱疹に限った症状ではないが、「①痛みから発疹②症状が出ているのが体の片側」の2つの項目を満たすなら、速やかに皮膚科を受診すべきだ。

「痛みのみの段階では、医療機関を受診しても、たとえ皮膚科であっても帯状疱疹かどうか判別できない。しかし発疹が出ていれば、帯状疱疹の診断は難しくありません」(松尾院長=以下同)

 帯状疱疹そのものは命に関わることは少ない。人によっては自然に治ってしまう。

 しかし帯状疱疹が厄介なのは、「帯状疱疹後神経痛」という後遺症のリスクがあることだ。発疹は治ったのに、痛みだけが残る。前述のモモコさんもそうだった。帯状疱疹後神経痛のつらさを「骨折より、出産より痛いですよ」と話している。

「帯状疱疹は、水ぼうそうのウイルスである水痘帯状疱疹ウイルスが原因で発症します。子どもの頃に水ぼうそうにかかって治っても、ウイルスは脳や脊髄の感覚神経節に潜んでおり、免疫力が低下した時に活性化して、帯状疱疹を引き起こす。初期の炎症による痛みは鎮痛薬や抗ウイルス薬で抑えられますが、帯状疱疹の炎症で神経細胞や神経線維が変性すると、帯状疱疹後神経痛という痛みに変わるのです」

■治療が遅れると長期にわたり痛みが続く後遺症が

 帯状疱疹の治療が遅れると、神経の変性が広範囲に及びかねない。神経は一度変性すると元に戻らないため、完治を目指す治療ではなく、対症療法として抗てんかん薬、抗うつ薬、医療用麻薬などを用いる。

 数週で痛みが治まる人もいれば、数カ月で日常生活に支障がない程度まで痛みが抑えられる人もいる。

 しかし、複数の薬を組み合わせたり、種類を変えたりしているのに、2年以上経っても帯状疱疹後神経痛が続く人は、完全に治るケースはまれだ。

 10~20年も通院している人もいるという。

 では、対策はどうすればいいのか? 

 前述の通り、発疹が出たら極力早く皮膚科を受診することだ。

「発疹が出て3日以内の治療がベスト。出張中や旅行中であっても、その地で皮膚科を探して受診した方がいい」

 さらに検討した方がいいのが、帯状疱疹予防用のワクチン接種だ。

 欧米では10年以上前から帯状疱疹予防として用いられてきた水痘ワクチンが、日本でも2016年から50歳以上に対して認められている。

「14年に小児水痘ワクチンが定期接種化されて以降、水ぼうそうの流行が激減しています。そのため今後、帯状疱疹の激増が予想される。水ぼうそうにかかった子どもと接すると、水ぼうそうのウイルスに対する免疫機能が高まって帯状疱疹のリスクを下げるのですが、それが今後は期待できないからです」

 帯状疱疹は水ぼうそうにかかったことがある人なら、誰でも発症の可能性があることを考えると、ワクチン接種で予防をしっかりした方がいい。帯状疱疹後神経痛が出てから後悔しても遅い。


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専門医に聞け! Q&A 夏風邪に_効く漢方薬

Q:毎年夏に風邪を引きます。のどが痛み、微熱が続きます。症状は急激ではないし、さほどひどくありません。しかし、長引くので仕事に支障が出て困ります。夏風邪に効果的な漢方薬はありませんか。ちなみに、慢性の病気はありませんが、体力はあまりないほうです。_(50歳・弁理士)

A:冬の風邪と夏の風邪は違います。西洋医学的には、冬の風邪と夏の風邪では、風邪の原因となるウイルスの種類が違うことが明らかになっているようです。 漢方では、冬の風邪は寒さによる邪(寒邪)によって起こるととらえています。引き始めにゾクゾク寒気がします。冷えた風邪で、これにもっともよく用いる漢方薬が葛根湯です。邪は病気を引き起こす原因です。

 一方、夏の風邪は暑さが邪(熱邪)となって発症すると考えています。暑いために汗をかき、水分がたくさん出て、熱がこもり、その熱が邪となるわけです。

●漢方の「桔梗石膏」が効く

 夏風邪の症状は、のど痛、微熱、だるさが特徴です。冬風邪のように、ぞくぞくする寒気はありません。症状は緩やかに進みますが、長引き、なかなかすっきりしないのも特徴です。ご質問の方の症状は、まさに夏風邪のそれです。

 夏風邪を引きやすいのは、ご質問の方のように体力がない人です。もともと体力がない人が、夏の暑さで汗をかいて体内の水分のバランスが崩れ、さらに体力が低下し、熱邪に負けて発症するのです。 夏風邪に効く漢方薬で、オススメは「桔梗石膏」です。桔梗と石膏を配合しており、体力のない人に適しています。

 桔梗は、喉の痛みを取る作用が優れているし、熱を散じるし、肺にもよい働きをします。石膏は、熱冷ましの妙薬で、咳止めの効果もあります。 夏風邪かなと思ったら、この漢方薬を早めに服用するとよいでしょう。桔梗石膏は健康保険適用のエキス剤があります。 なお、ご質問の方は体力がないことを自覚されているようですが、暑い夏に戸外で運動はしないようにしてください。ますます体力を低下させてしまいます。

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岡田研吉氏(研医会診療所漢方科医師)
東邦大学医学部卒。ドイツ留学中に東洋医学に関心を持ち、帰国後、国立東静病院で漢方を学ぶ。独自の漢方処方で生活習慣病等に成果を上げている。著書『さらさら血液が長生きの秘訣』など多数。

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「のどが痛いときは“鶏のから揚げ”が効く」説に共感続出...それって本当?医師に聞いてみた

から揚げ食べたら声が出た…

食欲をそそる香りにあふれ出る肉汁...一口食べれば思わず笑顔になる。
そんな食品、みんな大好き「鶏のから揚げ」にまつわる推測が、Twitterで反響を呼んでいる。
それが、のどが痛いときは「鶏のから揚げ」が効く!?というものだ。

きっかけは、漫画家・えいくら葛真さん(@ikurakoikura)が5月23日に投稿したつぶやき。

ある声優が話した「から揚げで声が出る」というテクニックを実践したところ、のどの痛みが引いて声が出るようになったという。
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「そうだと思っていた」なぜか共感多数…

この投稿はTwitterユーザーの反響を呼び、4万以上のいいね、11万以上のリツイートを記録している。(5月31日現在)そして、驚くべきはその反応。「そうだと思っていた」「バレてしまいましたね」と同調する意見が相次いだのだ。

「ライブ前に食べる」という実体験も寄せられ、「から揚げは薬だった...?」「船に乗る前に食べると船酔いしない」といった“から揚げ万能説”まで登場。フライドポテトやカレーパンを推す人もいたが、「油はのどに良いはず」という認識は共通していた。実は今回のような話、歌手や声優からもたびたび出ていて、のどを調子を整えるために油っぽい「お肉」や「豚骨ラーメン」を好んで食べる人もいるほどだ。

おいしい料理を楽しみ、それがのどに良いのなら、まさしく一石二鳥…でもやっぱり半信半疑だ。
医学的には果たしてどうなのだろうか?日本大学医学部の耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野で診療准教授を務める、中村一博さんに聞いてみた。

のどに良い効果は...ありません

――鶏のから揚げでのどの痛みが引くことはありますか?

鶏のから揚げにのどの痛みをひかせる作用はありません。
たまたま、食べたあとのタイミングで痛みが和らいだのではないかと推測します。

――のどに良い影響を与えることは考えられますか?

考えにくいです。むしろ、悪影響を与える可能性があります。硬い衣は、のどの粘膜である「咽喉頭粘膜」を傷つけます。扁桃摘出手術をした患者への食事指導では「から揚げなどの硬い揚げ物は食べてはいけません」と指導する医師もいるほどです。

――歌手や声優などが、油っぽい食事を取ることについては?

油っぽい食事をしても、のどに良いことはありません。歌手や声優さんも、のどにトラブルが起きなければ医療機関に来ないケースが多いため、民間療法のような形で一人歩きしてしまっているのではないでしょうか。

辛いものや味が濃いものは避けて

――のどに良い食事・飲み物はある?

咽喉頭粘膜の保護には十分な水分が必要です。水分不足で湿度が失われると、粘膜が機能しなくなり、声が出なくなったり痛みを感じます。甘い水分は糖分の過剰摂取になりますので、ミネラルウォーターや緑茶など、無糖の飲料を飲むと良いでしょう。

――逆に避けた方が良い食事・飲み物はありますか?

偏った食生活や刺激物は避けた方が良いでしょう。極度に辛いものはのどを傷つける原因に、味が濃いものは声帯がむくむ原因となります。硬いものを硬いまま飲み込むのも、のどを傷つけるのでいけません。食事は普段の10倍くらいの時間をかけ、ゆっくりとかんで食べてください。

のどの調子を保つには、炭水化物、脂質、たんぱく質、繊維質を摂取できるバランスの良い食生活が大切です。肉、魚、野菜と主食を、薄味でバランスよく食べるよう心がけてください。塩分が多いと、体内の水分バランスに悪影響がおよんで声帯がむくむので注意しましょう。

――のどの調子が悪い人に呼びかけたいことはありますか?

ネットの情報などで自己判断せず、専門医の受診を受けることをお勧めします。耳鼻咽喉科だけでも、耳の専門医、鼻の専門医、咽喉頭の専門医がいるので、専門の医師に相談しましょう。歌手や声優など、のどを使う仕事の方であればなおさらです。

残念ながら、から揚げや油分がのどに良い影響を与えることは考えにくいようだ。「これが良いのでは」と思って食べたものが症状を悪化させる可能性もあるので、のどの調子が悪いときは、素直に医師の診断を受けることをお勧めしたい。

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専門医に聞け! Q&A 風邪の解熱に_効く漢方薬

Q:春風邪を引き、熱が出たため病院にかかり、PL配合薬を服用したら尿が出なくなりました。救急車で病院に行ったところ、膀胱に1リットル以上の尿がたまっていて、導尿してもらいました。風邪の発熱を下げるのによい薬はありませんか。_(75歳・無職)

A:PL配合薬は、風邪の解熱によく効きます。しかし、アレルギーがある人、前立腺肥大で尿閉が起きたことがある人や、その傾向がある人は適用外で服用できません。アレルギーはどの年代にも起きますが、尿閉は高齢男性に見られます。高齢の男性は生理的に前立腺肥大があり、それがこの薬の抗コリン作用によって、さらに尿道が圧迫され尿閉に至るのです。

 ご質問の方は、このケースでしょう。抗コリン作用による症状は他に口渇、便秘、頻脈などがあります。これらの症状がひどい場合も服用できないことになります。

●葛根湯と小柴胡湯の合剤

 私は風邪の発熱には漢方薬の合わせ技で対抗しています。風邪によく使われる漢方薬に、葛根湯があります。実は葛根湯に配合している生薬の麻黄にも抗コリン作用があります。PL配合薬より容量は少ないのですが、副作用の恐れがないわけではありません。 そこで、普通1日3回服用する葛根湯を2回に減らし、その代わり小柴胡湯を併用します。2つの漢方薬の合剤で、1包ずつ朝晩飲みます。

 実はこれは、柴葛解肌湯(さいかつげきとう)という漢方処方を健康保険の効く漢方エキス製剤2つの合わせ技で作っていることになります。柴葛解肌湯は、健康保険適用のエキス剤はありません。この合剤は、熱が出たり引いたりする状態(往来寒熱)によく効きます。先日、原因不明の熱で来院した高齢男性は、2つの病院で検査しても正常なので経過観察となっていました。

 寒気がした後に38度の熱が日に2、3度出て、倒れそうになると訴えていました。そこで、この合剤を処方したところ軽快しました。往来寒熱という病態にピタリと効いたのです。この合剤を服用すると2~3日で熱が下がる方が多いです。ご質問の方は、この漢方薬のことを覚えておきましょう。

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牧 典彦氏(ほほえみクリニック院長)
自律神経免疫療法(刺絡)やオゾン療法など保険診療の枠に捕われずベストな治療を実践。ほほえみクリニック(大阪府枚方市)院長。牧老人保健施設(大阪市北区)顧問。いきいきクリニック(大阪市北区)でも診察。

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いつもと違う頭痛に注意…の“いつもと違う”とはどんな状態?

頭痛は日本人の4人に1人が経験しているといわれます。しかし、誘因や症状はさまざま。風邪や二日酔いによる頭痛、あるいは、片頭痛のような慢性頭痛は、命に別条はありませんが、命取りとなるような重篤な病気が隠れている頭痛もあります。

 頭痛は「一次性頭痛」と「二次性頭痛」の2種類に大別されます。一次性頭痛は、原因となる病気がない頭痛のこと。これが、いわゆる「頭痛持ちの頭痛」といわれる緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛などの慢性頭痛です。

 一方、二次性頭痛は、くも膜下出血や脳出血などの頭部血管障害、頭部外傷、脳腫瘍、感染症(髄膜炎)、緑内障など、脳や体に原因となる異常があり、それにより引き起こされる頭痛。放置すると命に関わるものがある、怖い頭痛です。

 質問にある“いつもと違う”とは、一般的に二次性頭痛を指します。具体的には、「今までになく、症状が強い」「突然激しく起こる」「痛みが急に強くなる」「徐々に痛みが増強する」「38~39度の発熱、首の痛みを伴う」「手足のしびれやマヒ、言葉のもつれ(ろれつが回らない)を伴う」「けいれんを伴う」「意識がもうろうとなる」「痛すぎて意識を失う」「全く目を開けられない」などです。

 これまでに経験したことがない頭痛だ、と感じたら、すぐに病院を受診するようにしてください。

 さらに、50~60代で次の項目のいずれかに該当する場合は、二次性頭痛の可能性がより高い。何をおいてもすぐに病院へ行くべきです。その項目とは、①高血圧や糖尿病などの生活習慣病を持っている②くも膜下出血になった家族がいる③血液をサラサラにする薬であるワルファリンやNOAC(新規抗凝固薬)を飲んでいる④高齢者や認知症がある方⑤病院に全く行ったことがない・行くことが少ない方――などです。 (次回は3月12日発売号掲載)

▽国際医療福祉大学熱海病院検査部部長。日本臨床検査医学会認定臨床検査専門医・臨床検査管理医


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気をつけないといけない危険な頭痛 

今回は、気をつけないといけない危険な頭痛をテーマにお話しします。まず働き盛りの年代を襲い、命に関わる頭痛であるくも膜下出血についてです。

 ●「経験したことがない突然の激しい頭痛」=くも膜下出血

 「急に頭が痛くなり、思わず時計を見たら○時○分○秒でした」「誰かに後ろ頭をハンマーで殴られたと思い、振り返ったが誰もいなかった」―などと患者さんがおっしゃいます。このように、突然、雷が落ちたみたいに起こり、1分未満でピークに達する強い頭痛を雷鳴(らいめい)頭痛と言います。

 通常、吐き気や嘔吐(おうと)も起こり、頭痛のために何もできなくなってしまいます。いわゆる頭痛持ちの患者さんでも、いつもの頭痛と同じかどうか尋ねると、「いつもの頭痛と全然違う!」と言われます。

 雷鳴頭痛の患者さんが受診されたら、直ちに頭部CTを行います。雷鳴頭痛の多くが、脳動脈瘤(どうみゃくりゅう)が破裂したことで起こるくも膜下出血だからです。

 一度破裂した脳動脈瘤は自然治癒や薬物治療での改善は期待できず、クリッピング手術か脳血管内治療を行わなければなりません。図1のように、CT画像でくも膜下腔(くう)という脳の隙間に出血がみられたら、安静にしていただき、注射で血圧管理を始めます。破裂した脳動脈瘤がどこにあるのか、どのような治療を選択するかを考えながら、さらに検査を進めます。

 ●「ズキンズキン、脈打つように痛む」=脳動脈解離

 患者さんが「急に片方の後頭部がズキンズキン痛みだした」と言われ、それが脈打つような痛みであれば脳動脈解離を疑います。動脈解離とは、内膜、中膜、外膜の3層になっている動脈の壁のうち、一番内側の内膜に傷ができ、その傷から血液が血管の壁の中に入り込む状態です。私は「血管の壁が裂けた」と説明しています。

 内膜と中膜の間が裂けると、血液の通り道が狭くなって脳梗塞が起きたり、中膜と外膜の間では、血液が動脈周囲に漏れ出してくも膜下出血になったりする場合があります。頭痛とともに注意が必要です。

 検査は、頭部MRI、脳血管撮影の他に、造影CTを行い、血管の立体画像を構成する3D―CTAもあります。脳動脈壁内に入り込んだ血液が見えたり、図2のように、動脈が細くなったり、蛇が卵をのみ込んだみたいな瘤(こぶ)のできた動脈が見られれば、脳動脈解離と診断します。

 脳動脈解離の患者さんは約半数に高血圧があり、症状が頭痛だけの場合は鎮痛薬を処方し、血圧を管理することが治療の中心になります。

 ●「頭痛がだんだん強くなる」「動くと頭痛が強くなる」=髄膜炎

 「風邪をひいた後、頭痛がだんだん強くなる」「体を動かすと頭痛が強くなるので動けない」―と言われる患者さんに、発熱や、後ろ首の筋肉が硬くなる項部硬直(こうぶこうちょく)という兆候がみられると、髄膜炎を疑います。

 髄膜炎には、細菌性とウイルス性があります。細菌性髄膜炎は重症化すると意識障害やけいれんを起こし命に関わります。髄膜炎を疑った場合はすぐ髄液検査を行います。

 細菌性髄膜炎の場合、安静を保ち、解熱鎮痛薬、抗菌薬やステロイドホルモンの点滴で治療します。ウイルス性髄膜炎は安静にして鎮痛薬を処方します。

 ●「頭痛がどんどん強くなる」=脳静脈洞血栓症

 脳静脈洞血栓症は、多くみられる病気ではありませんが、意識障害や麻痺(まひ)、けいれんを伴うこともあります。「頭痛がどんどん強くなり、吐き気も出てきた」と言われる患者さんが受診されたら、経口避妊薬などの内服薬を服用していないか確認した上で、頭部CTやMRI検査を行います。図3のように血栓で閉塞(へいそく)した静脈洞がみられたら、抗凝固薬で治療を開始します。

 このように、命に関わる注意しないといけない頭痛の特徴は、「突然起こる」ことと「いつもと違う強い痛み」です。次回は頭部外傷についてです。

岡山中央病院脳神経外科科長 平野一宏
岡山中央病院(086―252―3221)

 ひらの・かずひろ 川崎医科大学付属高校、川崎医科大学卒。川崎医科大学付属病院勤務を経て、2014年に岡山中央病院脳神経外科へ赴任。日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医。
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片頭痛に新治療法 「予兆療法」で頭痛薬いらずになるのか

 片頭痛に悩んでいる人は、新しい治療法「予兆療法」が症状軽減につながるかもしれない。11月の日本頭痛学会総会で予兆療法について発表した「かく脳神経外科クリニック」(山口県)の郭泰植院長に聞いた。 片頭痛は慢性頭痛のひとつで、「ズキンズキン」「ガンガン」といった激しい痛みが4~72時間続く。吐き気や嘔吐を伴い、仕事や育児などの生活の質(QOL)を著しく低下させる。

 この片頭痛の薬物治療の基本は、急性期治療と予防療法だ。

「急性期治療では、頭痛発作が始まったらトリプタンや鎮痛薬・制吐剤を服用して痛みを軽減させます。片頭痛発作が月2回以上ある場合や、急性期治療だけでは治療が不十分な場合、β遮断薬やカルシウム拮抗薬などを日常的に数カ月服用して、頭痛発作の頻度を減らす予防療法が検討されます」(郭院長=以下同)

 片頭痛はさまざまな因子の影響を受けやすい。ストレスや疲労、睡眠不足、月経周期、空腹、アルコールなどだ。さらに気圧、気象、気温、湿度、風、雷などの天候の変化も誘発因子のひとつで、近年は異常気象による片頭痛のコントロール不良も増えている。

「異常気象時代の片頭痛にどう対応するかを考えていく中で、行ったのが予兆療法です。急性期治療の薬が不要になった患者さんもいます」片頭痛の経過は、予兆期、前兆期、頭痛期、回復期に分類される。郭院長は、予兆期に行って頭痛発作の阻止あるいは軽減を目的とする治療戦略を予兆療法と呼ぶこととした。

 片頭痛の予兆は視床下部や脳幹の機能が関与しており、症状は首や肩の凝り、生あくび、眠気、食欲増進、甘いものを欲す、イライラ、むくみ、だるい、光や音が不快など。前兆期は、キラキラ・ギザギザの光が見えるなどがある。

■めまい薬で全患者の86%に効果

 郭院長が片頭痛患者334人に予兆と前兆について聞くと、予兆がある人は322人(96%)で「首や肩の凝り」が最多。前兆がある人は39人だった。天候の変化で頭痛発作が誘発される人は236人、めまい症がある人は265人いた。

 334人中、①予兆あり②天候の影響③めまい症あり――の条件を満たす111人に、めまい症の薬ジフェニドールを予兆期に服用してもらった。気圧の低下を耳の奥にある「内耳」のセンサーが感知して、内耳から脳幹への興奮の伝達で頭痛発作が誘発される。ジフェニドールは、この興奮を調節し、予兆期にて頭痛発作を阻止する。

 その後に調査を行った73人のうち、「2回に1回以上頭痛発作の出現を阻止」できたのは35人(48%)で、全体の86%に発作阻止の効果が見られた。頭痛の強さも、7割以上で軽減した。

 予兆療法は片頭痛の予兆を自覚した時のみ行うことが原則。一人一人が予兆期における最適な服用のタイミングを見つける必要がある。まだ周知された治療ではないため頭痛専門医の指導を受けるのが望ましい。

「前兆に比べ、予兆はある人が多い。片頭痛に移行する予兆か、それとも一般的な不調かは、頭痛の起こった日時や症状を記録する頭痛ダイアリーで見極められます。予兆療法は頭痛発作を直前に阻止するため、精神的な不安も軽減します。予兆療法、急性期治療、予防療法をうまく組み合わせることで、頭痛をより上手にコントロールできるようになり、薬の使い過ぎが招く薬物乱用頭痛の予防も期待できます」

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効果的なうがい・手洗い"ってわかりますか? - 正しい方法をマスターしよう

子供の頃、親から「うがい・手洗いをちゃんとしなさい」と言われた経験がある人も多いことだろう。ただ、実はうがい・手洗いのやり方はかなり奥が深いのをご存じだろうか。

せっかくのうがいや手洗いも正しく行わないと効果が半減するだけに、ライオンのヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんに「効果的なうがい・手洗い」を教えてもらった。

○意外と洗えていない手洗い

山岸さんは「しっかり手洗いしているつもりでも、意外なところに汚れが残っています」と話す。手を洗う際は、せっけんの泡を手のひらや手の甲に行きわたらせたら洗い流して終わり、なんて人も結構多いのかもしれない。だが、手の場合は指先や手首、指の間に汚れが残っていることが多いという。

正しい手洗いは、

・まず時計やアクセサリーなどをはずす

・流水で手をぬらしてから、せっけんやハンドソープをしっかりあわ立てる

・手のひらと甲を洗い、指の間は手を組むようにしてこすり合わせる

・指先や爪の間は、手のひらの上で指先をこすりつけるようにして洗う

・親指を反対の手で包んでねじるように洗い、手首も同様にねじるように洗浄する。

それぞれの動作をすべて5回ずつ行って両手を洗えば、少なくとも30秒以上はかかるはずだ。せっけんの泡を流水で洗い流し、清潔な乾いたタオルで手をふいて終了となる。

「湿ったタオルは雑菌やウイルスが増殖しやすいので、必ず乾いた清潔なタオルを使いましょう。家庭のトイレなど共有しているタオルは、こまめに交換するなど注意が必要です」。

ただ、手の常在菌を洗い流してしまうため、洗いすぎも禁物だ。常在菌は、ウイルスや細菌の侵入から体を守ってくれるバリアー機能の役割をしている。

しかし、過剰な手洗いや殺菌をしてしまうと常在菌の機能が低下し、手荒れや感染の原因になってしまうこともある。外から帰ってきたときやトイレの後など、適切なタイミングで手洗いをするようにしたほうがいいだろう。

○うがいは水だけでも、しっかり予防効果がある

ではうがいはどうか。うがいをする際は、いきなりのどで「ガラガラガラ」としてしまいがちだが、実はこれはNG。まずは「ブクブクブク」と口の中をすすいでから吐き出し、あらためて「ガラガラガラ」とうがいをするのが正しいやり方だという。

「最初に『ブクブクうがい』をしないと、うがい時に口の中に存在している菌やウイルスをのどに届けてしまうことにもなりかねません。また、食べかすなどをすすぐ意味でも、まずは『ブクブクうがい』をしましょう」。

うがい薬を使う人もいるだろうが、予防の観点からすると必須ではないという。

「医薬品のうがい薬はあくまで治療目的のものなので、日常で毎日使うには強すぎる面があるかもしれません。予防効果で考えれば、水だけでもかまいません」。ただし、風邪などの流行が懸念されている場合などはうがい液の使用を推奨するという。状況に応じて使用するようにしたい。

今まで「こんなに丁寧にうがい・手洗いをしたことがなかった! 」という人は、今日から早速実践してみてはどうだろうか。また、お子さんがいる場合はお子さんと一緒にトライしてみるのもいいだろう。

○取材協力: ライオン ヘルスケアマイスター: 山岸理恵子さん
ボディーソープほか、スキンケア商品の開発に長年携わった後、現在のヘルスケアマイスターとなる。商品開発の経験を生かし、主にライオン快適生活研究所にて健康で快適な暮らしのための情報発信に尽力している。

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「風邪薬は無意味」は医療界の常識?保険適用除外の動き 医療費削減議論が本格化

『絶対に受けたくない無駄な医療』(日経BP社)が出版から1カ月で3刷りとなり、想定よりも売れ行きが好調だ。国を挙げた無駄な医療選定作業が進みそうであることも関係していると思われる。

ここ最近で日本の医療経済の観点に関する大きな動きといえば、社会保障制度改革推進会議が7月に始まったところだろう。

民主党政権時の社会保障制度改革国民会議と同じく、慶應義塾長の清家篤氏が議長を務め、首相の諮問に応える。医療や介護について、無駄を省きながら効率的に機能を強化することを目的としている。社会保障費の増大が問題視される中、無駄な医療の削減は必然の流れといえよう。

●風邪薬の保険適用除外は世界的潮流

 7月18日付日本経済新聞は、この社会保障制度改革推進会議に関連し、健康保険組合の見方として風邪薬や湿布薬を保険適用外とする改革案を紹介していた。この案に反発を覚える消費者も多いかもしれないが、「風邪薬を保険適用から外す」というのは世界的な潮流から見れば違和感はない。

 薬を保険適用外とする施策は過去にも何度か行われてきた。例えば、ビタミン剤の単純な栄養目的としての処方が2012年4月から保険適用外になった。また、最近でも14年4月から、うがい薬単独の処方をする場合は保険適用外になった。

以前では風邪で診察を受けた際に、ビタミン剤が栄養補給目的で処方されたり、うがい薬のポピドンヨードが処方されることがあった。結局、ビタミン剤やうがい薬は市販で手に入るし、保険適用により医療機関で安価に手に入れられるのは問題だと結論付けられた。この施策により、国費負担がそれぞれ50億円ほど削減できた。

 もっとも、医療費抑制は重要だが、それにより医療を受ける人の健康が害されたり、寿命が縮んだりしては元も子もない。ビタミン剤やうがい薬は、省いても医療の成果には影響しない、ほとんど無駄な医療行為と判断された面があるのは見逃せない。

●科学的根拠に基づく「無駄な医療」

 今後、国が無駄な医療を削っていく上では指針が必要になる。削減が医療の成果に影響しないと証明できる科学的根拠がいるのだが、実はそのような根拠に基づき「無駄な医療」を列挙したものがすでに存在する。

米国医学会がまとめた「Choosing Wisely」である(7月14日付当サイト記事『「無駄な医療撲滅運動」の衝撃 医療費抑制も期待、現在の医療行為を否定する内容も』参照)。

 前出自著では「Choosing Wisely」の内容を100項目にわたってまとめているが、風邪に対してはあらゆる薬の処方は不要とされている。

風邪に薬が要らないというのは、医療の分野では長く常識であり、風邪薬への保険適用は変えられない悪弊でもあった。日本感染症学会や日本化学療法学会はガイドラインで、風邪はほぼすべてウイルスを原因とするもので、抗菌薬は効かないとしている。

さらに、「Choosing Wisely」では解熱薬すら無用であるとしている。従来の科学的な根拠によると、薬を使っても使わなくても風邪の治療には影響ないとわかっている。国としても、医療行為の成果につながらず、市販薬でも置き換わる薬に保険適用を続けていくわけにはいかない。そうした判断の下で、これから風邪薬が保険適用外となっても不思議はない。

●70歳以上の医療費引き上げも

 さらに8月3日付日経新聞によれば、70歳以上の医療費引き上げが検討対象にあるという。この方針には高齢者の負担増につながるとの反発も多いが、無駄な医療費削減の観点からすると、必ずしも悪いところばかりではない。

ちなみに「Choosing Wisely」は、高齢者への医療行為も安易に増やすべきではないとしている。日本では、高齢者に対しても積極的に検査や治療を行う傾向はあるが、実際に健康の維持や寿命の延長につながっているのかは見えないところがある。

高齢者への検査や治療が、寿命の延長につながるかを研究で証明するのは難しい。

ただし、医療機関は感染症にかかっている人が多く訪れ、検査や治療には思わぬ事故のような有害性や副作用も伴うので、病院受診が高齢者のリスクにつながる可能性があるのは確かだ。高齢者にとって、医療機関での受診が経済的な負担になるのは、たとえ自己負担率が低くても変わらない。

 そのような背景から、「Choosing Wisely」は高齢者への安易な積極検査、積極治療を控えるよう求めている。米国は、保険制度も異なるから、同様にとらえられないとはいえ、検査や治療に伴うリスクが薄弱な日本では見習える部分も多々あるだろう。

 医療費抑制の流れがつながる中で、何が無駄で効率化できるのか。議論を進める上では「Choosing Wisely」のような指針の策定が重要になってくる。

※間違いなく歯の治療はすべて保険適用除外となり虫歯治療だけで数万円払う時代がすぐそこにきます。pari
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食べすぎちゃダメ!頭痛を招いてしまう危険な食べ物3つ

いやーな頭痛。痛み始めた瞬間から、その日一日が最悪な気分になりますよね。頭痛持ちの方はもちろん、年末年始などお酒を飲む機会が多いこの時期には、二日酔いによる頭痛で悩む方も少なくないと思います。

ですが、頭痛を引き起こすのはどうやらお酒だけではなく、ほかの食品も頭痛を生む可能性があると言われています。そのため、もしかしたら彼のために作った食事やお酒のおつまみのせいが、頭痛の引き金になっているかもしれませんよ!

■片頭痛を招いてしまう成分“チラミン”

アメリカの経済誌『ウォール・ストリート・ジャーナル』の記事によると、51歳のエレン・ロックリンは、片頭痛とめまい、そして疲労を感じるようになり、病院に行ったといいます。

すると医師から、ピザ 、 タマネギ 、 オレンジ 、 ヨーグルト 、ピーナッツバターを食べるのをやめるように注意されたのです。医師の指示に従ったところ、1年ほどして症状が軽くなったそうです。

原因は、食べ物に含まれるチラミンという成分でした。チラミンには、血管を収縮させる作用があり、食べ過ぎると片頭痛を引き起こす可能性があるのです。

そんなチラミンは、意外とお酒のおつまみに含まれていることが多いのです。例えば、こんなものに……。

■チラミンが含まれている食べ物3つ

(1)チーズ

消化に時間がかかる乳製品を食べると、アルコールの吸収スピードを遅らせることができ、酔いを抑えることができると考えられているため、ワインとチーズという組み合わせがよくあります。

しかし、チーズにはチラミンが含まれているのです。つまり、酔いづらいけれど、頭痛にはなりやすい。そんな食べ物がチーズなんです。

そして、じつはワインにもチラミンが含まれているため、ワインとチーズは頭痛を引き起こす可能性を倍増させてしまいます。

(2)レバー

アルコールの分解に重要な働きをするのは肝臓です。その肝臓の疲れを少しでも抑えようとウコンやレバーを摂って肝臓の働きを助けてあげようと考える人は少なくありません。ですが、このレバー。つまり、鳥の肝臓にもチラミンが含まれているのです。焼き鳥屋さんで一杯というのは、じつは頭痛にとってはあまり良くない組み合わせかもしれません。

(3)キムチ

キムチに代表されるお漬け物のような発酵食品には、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解する成分のナイアシンが含まれているため、よくお酒のオツマミになったりします。

ですが、これにもチラミンが含まれているのです。ちょっと箸休めにお漬け物、ということはよくありますが、頭痛を避けるためには我慢した方が良さそうです。

いかがでしたか。

ほかにも、チョコレート、ココア、薫製、イチジクなどにもチラミンは含まれています。もちろん、一般的な摂取量であれば問題ありませんが、大好物だからとか、いくつかのチラミンを多く含む食品を同時にとると、頭痛になる可能性があります。

もちろん、頭痛になるのはチラミンのせいばかりとは言い切れませんが、お酒と一緒の食べる機会の多いチーズやチョコレートの食べ過ぎに気をつければ、彼の頭痛もなくなるかもしれません。

頭痛がなければ、彼とお酒も楽しめて、二人の距離がもっと近くなるかもしれませんね。

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「こたつで寝たら風邪を引く…」は正しいのか?医師から見た見解

「こたつで寝たら風邪引くで!!」と幼いころ、よく叱られた記憶があります。「それってほんま?」と時々患者さんにも聞かれます。また、ウェブでも「こたつで寝たら危険…」というネタが話題になっているとか。

 結論から言いますと正解はありません。この話が一般的に広まったのは、私が幼少期以前のように思います。つまり50年以上前で現在の生活環境とは違います。私の実家は小さな日本家屋で隙間も多く、今のようなエアコンもありません。冬になるとストーブの前やこたつの中に家族全員が集まっていました。

 また、暖房器具はストーブなどが主流。眠ってしまうと火事など、命に危険を及ぼす状態になりかねず、就寝前には必ず消しますし、空気が悪くなるので数時間に一度は窓を開けて換気をするのが当たり前でした。換気で室温が一気に低下し、みんながこたつに集合するなど、ある意味“古き良き時代”だったようにも思います。

 話がやや逸れてしまいましたが、要するにこたつに入っていても暖房を適切にして睡眠すれば風邪などは引きません。しかし、コタツに入っていても暖房を消して寒い部屋で就寝すれば風邪を引くのは当然です。

 一部に、こたつが脳梗塞・心筋梗塞の原因にもなるという声もあるようですが、どうでしょうか…。実際、こたつ内の温度は30~40度とされています。ずっと強で使い、かなり熱くても我慢し続ける人はまずいなくて、一般的には弱、中あたりで調整するものです。だとすると、こたつに入っていることが重篤な病気の引き金になりかねないというのは、話が少し飛躍しすぎかなと思います。

 ただ、時節柄、脳梗塞、心筋梗塞などが増えるのは事実です。コタツに入っていて、倒れたり、苦しんだケースがあれば、本当の原因は別として、結び付けられることもあるのだろうとは想像します。こたつにせよ、ほかの暖房器具にせよ、体を温める以上は脱水症状になりやすくなることは否めませんので、冬場でも水分の補給などは怠らず、体の具合と相談しながら利用していただきたいです。

 ◆筆者プロフィール 谷光利昭(たにみつ・としあき)兵庫県伊丹市・たにみつ内科院長。外科医時代を経て、06年に同医院開院。診察は内科、外科、胃腸科、肛門科など。デイリースポーツHPで「町医者の独り言」を連載中。

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咳や痰が続きつらいなら疑うべき…「気管支拡張症」とは?

「長引く咳」に悩んでいるようなら、もしかしたら気管支拡張症かもしれない。近年、欧米では一度忘れられかけたこの病気に注目が高まっている。JCHO東京山手メディカルセンター呼吸器内科の徳田均医師に聞いた。

 風邪が治っても咳や痰がいつまでも続き、つらく、夜も熟睡できない。

 これらの症状が見られる病気のひとつに気管支拡張症がある。この病気は、何らかの要因で気管支に傷ができ、そこに細菌が定着。過剰な免疫反応で炎症が慢性化し、結果的に気管支が拡張する。 

「かつては、結核や小児期の肺炎などをきっかけに発症し、その後感染を繰り返して徐々に悪化していくものと理解され、治療も消極的なものでした。しかし、抗菌薬が普及し、ワクチン接種で小児の肺炎が減少。これに伴い、気管支拡張症の注目度も低下し、“orphan disease”と呼ばれたこともあります」

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風邪の原因はウイルスではない…に専門医が科学的に反論

 風邪を引いたら抗菌剤(抗生物質)が処方されていたのは、過去の話。現在は、「風邪の原因はウイルスで、抗菌薬は効かない」が定説だ。厚労相が2017年に出した抗菌薬の使用指針「抗微生物薬適正使用の手引き」で、「抗菌薬を使わないことを推奨」としたこともあり、風邪に抗菌薬が処方されることはぐっと減った。

 ところで、本当に「風邪の原因はウイルス」と言えるのだろうか? 疑問を抱き、過去に発表された国内外の論文を調べたのが、JCHO東京メディカルセンター呼吸器内科の徳田均医師だ。結果は意外なものだった。

「成人の感冒の原因をウイルスであると示す信頼度の高い研究は実は非常に少ない のです。気管支炎を含む風邪全体に話を広げても、ウイルスの検出頻度が高いとの報告はいくつかありますが、それらの研究では細菌についてはあまり調べられていません。一方、細菌が検出されるとの報告もあり、ウィルスと細菌をバランスよく研究することが必要ですが,そのような研究はほとんどありません。つまり成人においては、かぜの原因は実はあまりよく判っていない,というのが正しいのです」

 特に高齢者では風邪が重大病につながり、命取りになるケースもある。風邪の原因が科学的にはっきり確定されていない現状から、徳田医師は風邪であっても必要と判断されたら抗菌薬を出すことがある。

 以前も、こんなケースがあった。60歳代の女性で、風邪の後、咳が2カ月間続いていると訴える。喫煙歴あり。しかし、これまで何らかの呼吸器疾患は指摘されていなかったため、ほかの医療機関では「風邪です。抗菌剤は効きません」と告げられたという。
 
「胸部単純X線写真では異常は見出されませんでした。しかし、CTで肺気腫と軽症の間質性肺炎が見つかったのです。これが風邪が長引いていた原因でした。この女性は、昨年、一昨年と風邪を引いた時も、咳が長く続いていた。私は、風邪の患者さんには問診で過去の症状を聞き、『以前も咳が長く続いた』などと聞けば、抗菌薬を最初から短期間処方します。隠れた肺の基礎疾患があることが疑われるからです。彼女も最初から抗菌薬を服用していれば、2カ月間苦しむこともなかったでしょう」

 もしかして、と思ったら、担当医に過去の症状も訴え、判断を仰ぐべきだ。

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林先生「効かない」で物議…風邪の漢方薬がよく効く服用法がある

歴史的な猛暑に引きずられたのか、異常な暖冬が続いていたが、12月半ばになって気温がガクンと低下。街では、マスク姿の風邪ひきさんが目立つ。

 そんな寒気の訪れを見越したように、「林先生が驚く初耳学!」(TBS系)が先月25日の番組で、「風邪のひき始めに葛根湯を飲んでも、風邪は治らない」と放送。物議を醸している。

 が、市場調査会社アンテリオによれば、葛根湯を中心とした市販漢方薬の売り上げは10月に過去4年で最高を記録。揺るぎない漢方薬人気がうかがえる。番組の真意はともかく、「風邪に漢方薬」は定番だろうが、漢方薬は種類が多く、使い方が難しいのも事実。医薬情報研究所エス・アイ・シーの医薬情報部門責任者で、薬剤師の堀美智子氏が言う。

「いわゆる風邪に使われる漢方薬は、葛根湯のほか麻黄湯、小青竜湯などたくさんあります。どれも効くか効かないかでいうと、効きます。しかし、服用のタイミングや使い分けを誤ると、効きません。ですから、十分な効果を期待するには、適切な服用方法を守ることが大切です」

 葛根湯と麻黄湯は、風邪のひき始めに服用するのが鉄則。しかし、ひき始めの解釈は人それぞれ違う。それが“効かない派”を生む余地か。

「たとえば、仕事中に寒けを感じて、『あれ、風邪かも』と思うようなことがありますよね。『風邪のひき始め』とは、そういうとき。そこですぐに服用すると、葛根湯も麻黄湯も免疫力を上げて、体を温める働きで風邪を治してくれます。『熱があるかな』くらいのタイミングはいいのですが、熱が上がりきった状態だと、効果は薄い。添付文書に『汗をかいていないもの』と書かれているのは、そういう意味です」

■「ぶるっとしたら」で服用し体を温める

「ゴホン!といえば」という龍角散の有名なキャッチコピーは、利用するタイミングをズバリ示している。葛根湯や麻黄湯もあれと同じように、「ぶるっとしたら」のコピーで覚えて服用すればいい。それを守った上で注意したいのは、体を温めることへの対応だ。

「葛根湯などで体が温まり体温が上がるのは免疫反応ですから、それを“熱が上がった”と勘違いして解熱鎮痛剤で下げるのはよくありません。ブレーキとアクセルを一緒に踏むようなものです」

 記者も先日、咳が出てしばらくすると、寒けを感じた。そこで麻黄湯を服用。しばらくすると、体温が38・8度に上昇。体が火照ったが、6時間ほどで体温が下がると、体が軽くなり、すっかり回復。咳は出なくなっていた。

「麻黄湯はインフルエンザによる節々の痛みにも効果的で、小青竜湯は風邪による鼻炎症状のほか花粉症の鼻炎症状も抑えてくれます」

 ちょっと古いが、日本東洋医学会の「エビデンスレポート2007」には麻黄湯とタミフルを比較した研究結果が掲載されている。

 麻黄湯単独と併用、タミフル単独の3つに分けて、解熱効果を比較したところ、併用が最も解熱したものの、麻黄湯単独の方がタミフル単独より解熱効果が高かった。さらに、関節の痛みや倦怠感などを和らげる効果は麻黄湯のみでタミフルにはないから、麻黄湯の方が使い勝手がいい。

「葛根湯も麻黄湯も体を温めるので、高温に耐えうる体力があることが重要。体力がない人は、香蘇散がいいでしょう。また、症状が長引いている人は、柴胡桂枝湯がベターです」

 自宅と会社に初期用の漢方薬を用意して、ぶるっとしたら飲めばいい。

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豚骨ラーメンも効くかも 風邪は日常生活の工夫で予防撃退

 豚骨ラーメンが喉を守る――。こんな情報が話題になっている。

 朝日新聞デジタルによると、テレビのナレーションなどを担当している声優の帆世雄一さん(32)が、喉に不調を感じたときに豚骨ラーメンを食べると「喉の粘膜をコーティングされたような感覚」になり、コンディションが回復したという。

 風邪が心配な季節。われわれサラリーマンはラーメンを食べて喉を守り、風邪を撃退できるのではないか。

 医学博士の左門新氏は「湯気が効果的に作用しているようだ」とこう解説する。

「豚骨ラーメンは油脂が多いため湯気には脂分が豊富です。この湯気が声帯を保護すると考えられます。このとき声帯だけでなく、気管支も脂分で保湿され、異物を外に押し出す繊毛の動きが活発化して風邪ウイルスを撃退してくれると思われます。要するに喉の湿気が潤沢になれば風邪を予防できるわけです。マスクをかけて眠るのが推奨されるのも同じ原理。喉が乾燥しないため、ウイルスをシャットアウトできます」

 風邪予防にはほかにも方法がある。そのひとつが“自宅マフラー”。家でくつろぐときや眠るときもマフラーを巻いて首を冷やさずにいると、自律神経が乱れないので免疫効果を高く維持できる。

 昔から「風邪をひいたらネギを首にまけ」というが、これは迷信。ネギは巻くのでなく、料理して食べる。アリシンという成分に殺菌や疲労回復効果があるため風邪対策になるのだ。

 緑茶はウイルスを劣化させる効果があるので、食事のあとに熱いお茶を飲む。就寝の直前に飲むとカフェインで眠れなくなるので緑茶でうがいをする。

 手首や足首は毛細血管がたくさんあるので温めたほうがいい。木枯らしや雪の日は長めの手袋やブーツの着用が効果的だ。

「空気が乾燥したホテルではお湯を張った浴槽に濡らしたバスタオルの一端をつけ、反対側を出口に向けて垂らしておけば、空気の湿度を高めてくれます。冬なのでシャツやセーターを重ね着したい気持ちは分かりますが、これは体温調節の能力が低下して寒さへの抵抗力が落ちるので逆効果。少し薄着にしたり、1日に数回マフラーを外すなどして冷気を浴びたほうが風邪予防につながります」(左門新氏)

 これで冬場を健康的に乗り切れそうだ。

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〈目からウロコの健康術〉 いわば体のSOSのサインかも… 長引く「咳」には要注意!!

 乾燥した冷たい空気などで、冬場は「咳」が出やすい。放置し重症化すると、喘息や気管支拡張症、肺炎にもなる怖い病気だ。専門医も、ひどい咳なら3週間を待たずに医療機関を受診する必要があると警鐘を鳴らす。喘息の発作で気道が塞がると、呼吸困難に陥り、命に関わることもあるからだ。

「風邪で長引く咳を侮ってはいけない。マスクや手洗い、うがい、さらにはインフルエンザのワクチン接種などで予防に励むことが何よりです。それでも、咳や痰が生じるようになり、『うつったかな?』と思う段階で、自宅近くの医療機関を受診して欲しい。とにかく、咳を甘く見てはいけません。咳の原因は肺や気管支以外にも、逆流性食道炎など別の臓器の病気によることもあります。咳はいわば体のSOSのサインとも言えるのです。原因を調べて健康管理に役立てなくてはなりません」
 と語るのは、総合医療クリニックの院長・久富茂樹氏だ。慢性閉塞性肺疾患(COPD)や喘息などの呼吸器疾患の診断・治療を数多く行っている。

 久富院長によると、COPDは、肺の組織が壊れ、気管支の炎症や空気の通りが悪くなり、階段を上がったときなどの息切れ、呼吸困難、咳や痰の症状などとして特徴的に現れる。

 しかし、これも早期段階では息切れ程度で、健康診断のエックス線検査でも肺の異常は見られない。ただこの状態で風邪をひいて気管支の炎症が強くなると、咳や痰の症状が激しさを増す。そうなると従来の薬ではなかなか抑え切れない。さらに、気管支の炎症と閉塞が伴う喘息を合併することもあるから要注意だ。

 また、咳、喘息などの診療を手掛ける内科専門医はこう語る。
「長引く咳で多いのは、風邪の症状に続くケースだ。喉の痛み、鼻水、発熱などの症状が出て、数日後には症状は治まるのですが、咳の症状だけが残ってしまう場合。市販薬を服用しても咳はなかなか治まらない。この原因は、風邪のウイルスで気道が過敏になってしまった場合と、風邪でダメージを受けた粘膜の細菌が感染した場合(二次感染)が疑われます」

 一方、風邪をきっかけに“咳喘息”になる人も多いと言われる。それも通常の喘息と症状が異なるため、気づかない人が多いという。

 喘息は、アレルギー反応による炎症であり、気道が細くなり「ヒューヒュー、ゼイゼイ」といった喘鳴を伴うのが特徴で、発作により気道が塞がると命に関わることがあるので、注意が必要なのだ。

 だが、咳喘息では、喘鳴はない。気道は塞がれず、咳のみの症状が特徴とされている。1970年代に米国で提唱され、近年、国内外の喘息の治療ガイドラインにも提起されている。いわば、比較的新しく分かった咳の原因と言える。
「訪れる患者さんで、8週間以上続く咳症状で受診し、レントゲンなどの検査で肺や気道などに異常が見つからない人の約半数は、咳喘息が占めると言われています。夜間にひどくなる場合は、その可能性が高い。要注意ですね」(前出・久富院長)

 咳といっても、肺がんや感染症などの病気以外にも原因はいろいろある。風邪で咳が長引くときは、鼻の構造上、鼻水がノドへ逆流するのも1つの原因とされる。喉へ流れた鼻水が気道の粘膜を刺激し、それが咳の症状に繋がる。また、胃酸が食道へ逆流する逆流性食道炎でも、胃酸が気道の粘膜を刺激して、やはり咳を引き起こすのだ。

★軽症の気管支拡張症が増加

 もう1つ、風邪が治っても咳や痰がいつまでも続き、夜も熟睡できないという症状に「気管支拡張症」がある。

 この病気は、何らかの要因で気管支に傷ができ、そこに細菌が定着。過剰な免疫反応で炎症が慢性化し、結果的に気管支が拡張してしまうのだ。

「かつては結核や小児期の肺炎などをきっかけに発症し、その後、感染を繰り返して徐々に悪化していくものと理解され、治療も消極的でした。しかも、抗菌薬が普及し、ワクチン接種で小児の肺炎が減少。これにともない、気管支拡張の注目度も低下し、『極めて患者数が少なく製薬企業が関心を示さないような病気』とされた。ところが、最近の研究で気管支拡張症が増えており、その約50%はこれといった病気がなくても発症する突発性(原因不明)で、風邪の後だけ症状が出る“軽症の気管支拡張症”も多いと分かってきました」
 こう説明するのは、東京多摩総合医療センター総合内科・笹島正彦医師である。

 そして、さらにこう付け加える。
「気管支拡張症は、昨年9月に初めて国際治療ガイドラインが発表されました。欧米ではメカニズムや治療法などが盛んに議論され、欧州、米国、オーストラリアで大規模な患者調査がスタートしました。ところが、日本ではガイドラインがなく、大半の医師の間で重要視されていません。ですから、症状だけから推察、風邪やCOPDなど別な病気と診断されている可能性もあり、見逃されるケースも考えられる。今後の研究や調査に注目したいと思います」

 同センターには、関質性肺炎や重症の気管支拡張症などの難病で苦しむ患者が全国からやってきており、長引く咳の患者を診ることが多いという。

 そのうち、50代以上で「この数年、風邪のたびに咳と痰が長引き苦しんでいる」と訴える患者が、かなり増えたという。そんな患者にはHRCT(高分解CT)を行うと、だいたい2人に1人ほどの割合で気管支拡張症が見つかるという。

 しかし、医療業界の中には、よほど気管支拡張症が疑われるケースを除き、CTを勧めていない。これらの年代は、吸入ステロイド薬で咳が収まるアレルギー性の場合がほとんどで、CTは医療被曝の問題があり、過剰診療は避けなくてはならないからだ。

 現在、国内の喘息患者は約300万人。そのうち5~10%の人が重症と推定されている。重症の人は、その日の体調リズムやホルモンバランスの乱れにより免疫の暴走に拍車がかかりやすいとされる。

 さらに、師走の忙しさで睡眠時間が短くなり、過度なストレスを受けると、歯止めもきかなくなる。

 日頃からマスクや手洗い、うがいなどで、風邪予防を心掛けたい。

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風邪に抗生物質NGは大きな間違い 必要な人の2つの条件

 風邪に抗菌薬(抗生物質)は効かないと、最近、よく聞かないか? しかし、これをすべての世代に当てはめるのはいかがなものかと、JCHO東京山手メディカルセンター呼吸器内科の徳田均医師が言う。

 厚労省は2017年、抗菌薬の使用指針「抗微生物薬適正使用の手引き」を作った。

 それによると、風邪(急性上気道感染症)は症状によって感冒、急性鼻副鼻腔炎、急性咽頭炎、急性気管支炎に分けられる。このうち、鼻水・鼻詰まり、喉の痛み、咳・痰があれば感冒で、抗菌薬を使わないことを推奨。鼻水・鼻詰まりが主要症状の急性鼻副鼻腔炎は、症状が重ければ抗菌薬の使用を検討。喉の痛みが主要症状の急性咽頭炎は、細菌検査で溶連菌が出た場合のみ使用。咳・痰が主要症状の急性気管支炎は、抗菌薬を使用しないとなっている。

「抗菌薬の乱用による耐性菌の脅威が世界的に認識され、取り組みが始まっています。これまで日本では開業医を中心に、抗菌薬が安易に出されてきました。今後、風邪に対する抗菌薬の使用を減らしていこうというのは、非常に大事な取り組み。しかし、風邪を4つの分類にきっぱりと分けるのは臨床現場では困難な上、風邪であっても、抗菌薬が投与されるべき患者がいるのです」(徳田医師=以下同)

 抗菌薬が必要な患者として挙げるのは、①50歳以上②昨年または一昨年に風邪症状(特に咳・痰)をこじらせた――の2つに該当する人だ。

「重要になるのが問診です。私が必ず質問するのが、過去の症状。中高年や肺の基礎疾患を持っている人は、感冒から、しばしば気管支炎や肺炎に移行します。これは臨床現場でよく経験することです。過去に感冒から気管支炎や肺炎などに移行したことがある患者は、今回も同じことを起こす確率が高い。その場合は、最初から抗菌薬を短期間投与するのです」

 抗菌薬を処方する前に、胸部エックス線写真などで肺炎の有無を調べれば……との声もあるだろう。しかし、風邪症状で受診した中高年の患者すべてに対し、胸部エックス線写真を撮ることは現実的ではない。だから、過去の病歴が重要なのだ。読者の中で過去にそのような経験のある人は、受診時、医師に申告した方がいい。

 さらに、高齢の患者では肺に何らかの基礎疾患を持っている人が多いが、患者は必ずしも自覚していない。COPDや気管支拡張症などと診断され、通院している人以外にも、隠れた基礎疾患を持っており、それを知らない人はたくさんいる。

「高齢者では、咳と色のついた痰で1~2カ月以上苦しむというパターンをよく見かけます。私がこのような患者にCT検査をすると、胸部エックス線写真で判明しなかった肺の基礎疾患(軽症の気管支拡張症、肺気腫など)が高率に認められます。このような方には抗菌薬がよく効き、長い咳、痰の苦しみから解放されます。だからこそ、前述の問診が欠かせないのです」

 徳田医師が抗菌薬を処方する場合、期間は5日以内。抗菌薬にはいくつかの種類があるが、気管支、肺の感染症に効果が優れている「レスピラトリーキノロン」という系統の薬を使うことが多い。

「レスピラトリーキノロンは5日以内であれば薬剤耐性は生じないという欧米の論文があります。また、キノロン耐性肺炎球菌の頻度は過去10年余にわたって1%前後で、増えていません。乱用さえしなければ、重い病気への発展を阻み、またつらい症状を解決する有用な薬なのです」

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女性に多い偏頭痛!雨の日との因果関係って?

偏頭痛は20~40代の女性に多くみられる症状ですが、特に雨の日が続いたり、台風が近づいてくると偏頭痛に悩まされるという声をよく聞きます。ここでは、低気圧と偏頭痛の因果関係について簡単に解説します。

◆低気圧と偏頭痛は関係ある?

低気圧がやってくると決まって偏頭痛に悩まされるという人がいます。そのため低気圧と偏頭痛には因果関係があるというように考えられていますが、これは本当なのでしょうか?

結論から言ってしまうと、低気圧は私たちの体にも影響を及ぼしますので、当然偏頭痛が起こるということも考えられます。特に日頃から偏頭痛に悩まされているという人の場合、気圧の変化による影響を受けやすいため、低気圧がやってくると偏頭痛になるということになるのです。
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◆偏頭痛を引き起こすメカニズムとは?

では低気圧はどのように偏頭痛を引き起こすのでしょうか。低気圧がやってくると頭蓋骨内の圧力にも変化が生じます。そして血管が収縮してしまいます。

血管が収縮してしまうと血液が流れづらくなりますが、それでも血液を流そうとするため周囲の三叉神経を刺激して痛みを発生させてしまいます。

しかも原因はこれだけではありません。低気圧は血圧まで下げることが分かっており、その働きによって脳に運ばれる血液自体が少なくなってしまうのです。

血液が少なくなると何が起こるのかというと、血管にストレスがかかってしまい広がってしまうのです。

広がった血管は周囲の神経を圧迫してしまいますので、それでもまた頭痛を引き起こします。このようなメカニズムにより、低気圧がやってくると頭痛が起きてしまうのです。

そしてこのメカニズムは偏頭痛が起こるメカニズムととても似通っていますので、日頃から偏頭痛になりやすい人は低気圧の影響も受けやすいのです。
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◆偏頭痛の対処法は?

こうした頭痛に対処するためには、まずは痛いところを冷やすということです。偏頭痛は血管が拡張して周囲の神経を圧迫することによって引き起こされています。そのため、拡張した血管を収縮させれば症状が緩和すると考えられますので、冷やして血管を収縮させてあげるのです。

また、暗くした部屋で安静にしているというのも効果的です。様々な刺激を受けることは血管を拡張させてしまうので、それを防ぐ意味合いがあります。

その他にも、生活習慣を見直すという点で、ストレスを軽減することがとても大切です。ストレスは血管を広げる方向に働きますので、過度なストレスがかからないような生活を心がけましょう。

そのためには、質の良い睡眠と適度な運動が大切です。偏頭痛の改善のためには血管を収縮させるということが有効ですが、単に物理的な収縮に加え、日頃の生活自体を見直すことも非常に重要です。

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梅雨の時期になると頭が痛い! そんな頭痛の原因と対処法は?

日本人の3~4人に1人は頭痛持ち。特に、梅雨の時期になると頭が痛くなるという方は多いと言います。頭痛の対処法について、「霞ヶ関ビル診療所」の丸山綾先生に聞きました。

頭痛の原因は何なのでしょうか?

「『頭痛』とひとくちに言っても、原因も症状もさまざま。肩こりや眼精疲労から来るものや、天候・気圧の変化や疲れ、ストレス、月経などに影響される場合もあります。

激しい痛みや吐き気をともなう頭痛もあり、鎮痛剤を服用する以外打つ手がなく、頭痛が去るまで何とかやり過ごしている……という人も多いと思います」

では、まず西洋薬で頭痛に対処する方法について教えてください。

「西洋薬の頭痛薬のメインは、消炎鎮痛剤ですね。これは飲むタイミングにポイントがあります。鎮痛剤は、痛みを起こす物質の生成を抑える働きをします。なので、『少し痛むな』と思ったタイミングですぐに服用するのがいちばんです。

よく“痛みを極限まで我慢して、こらえきれなくなってから飲む”という方もいるようですが、それだと痛みを起こす物質がたくさん作り出されたあとなので、結果的に鎮痛剤が効かなかったり服用回数を増やしてしまうということになります。

また、エルゴタミン製剤など、片頭痛の特効薬といわれる薬もありますが、やはり痛みが出てから使用するものになります」

西洋薬は痛みに直接対処してくれるのですね。では、漢方薬を使うメリットはありますか?

「西洋薬にも予防目的で飲む方法もありますが、やはり主体はあくまで痛みが起きてから対処するための薬です。

一方漢方薬は、自分の体に合うものを選ぶことが大前提ですが、継続して服用することで、頭痛そのものの症状を緩和するだけでなく、頭痛の原因であったり、頭痛に随伴して起こるむくみや冷えなども総合的に改善してくれることが期待できます」

痛くなってから対処するのではなく、頭痛を引き起こす原因に根本的にアプローチできるのはいいですね。それでは、頭痛について漢方薬を使うとき、気をつけることはありますか?

「頭痛は複合的な原因によって起こることが多いため、対処法が難しいということがあります。自己診断で対処しようとせず、きちんと医師の診断を受けることをおすすめします」

「頭痛は誰にでもあるもの」と思って放置し、症状を悪化させてしまうこともあるのでは。頻繁に頭痛に悩まされる、という人は、一度漢方薬を検討してみてはどうでしょうか。

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片頭痛に新治療法 「予兆療法」で頭痛薬いらずになるのか

 片頭痛に悩んでいる人は、新しい治療法「予兆療法」が症状軽減につながるかもしれない。11月の日本頭痛学会総会で予兆療法について発表した「かく脳神経外科クリニック」(山口県)の郭泰植院長に聞いた。

 片頭痛は慢性頭痛のひとつで、「ズキンズキン」「ガンガン」といった激しい痛みが4~72時間続く。吐き気や嘔吐を伴い、仕事や育児などの生活の質(QOL)を著しく低下させる。

 この片頭痛の薬物治療の基本は、急性期治療と予防療法だ。

「急性期治療では、頭痛発作が始まったらトリプタンや鎮痛薬・制吐剤を服用して痛みを軽減させます。片頭痛発作が月2回以上ある場合や、急性期治療だけでは治療が不十分な場合、β遮断薬やカルシウム拮抗薬などを日常的に数カ月服用して、頭痛発作の頻度を減らす予防療法が検討されます」(郭院長=以下同)

 片頭痛はさまざまな因子の影響を受けやすい。ストレスや疲労、睡眠不足、月経周期、空腹、アルコールなどだ。さらに気圧、気象、気温、湿度、風、雷などの天候の変化も誘発因子のひとつで、近年は異常気象による片頭痛のコントロール不良も増えている。

「異常気象時代の片頭痛にどう対応するかを考えていく中で、行ったのが予兆療法です。急性期治療の薬が不要になった患者さんもいます」

 片頭痛の経過は、予兆期、前兆期、頭痛期、回復期に分類される。郭院長は、予兆期に行って頭痛発作の阻止あるいは軽減を目的とする治療戦略を予兆療法と呼ぶこととした。

 片頭痛の予兆は視床下部や脳幹の機能が関与しており、症状は首や肩の凝り、生あくび、眠気、食欲増進、甘いものを欲す、イライラ、むくみ、だるい、光や音が不快など。前兆期は、キラキラ・ギザギザの光が見えるなどがある。

■めまい薬で全患者の86%に効果

 郭院長が片頭痛患者334人に予兆と前兆について聞くと、予兆がある人は322人(96%)で「首や肩の凝り」が最多。前兆がある人は39人だった。天候の変化で頭痛発作が誘発される人は236人、めまい症がある人は265人いた。

 334人中、①予兆あり②天候の影響③めまい症あり――の条件を満たす111人に、めまい症の薬ジフェニドールを予兆期に服用してもらった。気圧の低下を耳の奥にある「内耳」のセンサーが感知して、内耳から脳幹への興奮の伝達で頭痛発作が誘発される。ジフェニドールは、この興奮を調節し、予兆期にて頭痛発作を阻止する。

 その後に調査を行った73人のうち、「2回に1回以上頭痛発作の出現を阻止」できたのは35人(48%)で、全体の86%に発作阻止の効果が見られた。頭痛の強さも、7割以上で軽減した。

 予兆療法は片頭痛の予兆を自覚した時のみ行うことが原則。一人一人が予兆期における最適な服用のタイミングを見つける必要がある。まだ周知された治療ではないため頭痛専門医の指導を受けるのが望ましい。

「前兆に比べ、予兆はある人が多い。片頭痛に移行する予兆か、それとも一般的な不調かは、頭痛の起こった日時や症状を記録する頭痛ダイアリーで見極められます。予兆療法は頭痛発作を直前に阻止するため、精神的な不安も軽減します。予兆療法、急性期治療、予防療法をうまく組み合わせることで、頭痛をより上手にコントロールできるようになり、薬の使い過ぎが招く薬物乱用頭痛の予防も期待できます」

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咳や痰が続きつらいなら疑うべき…「気管支拡張症」とは?

「長引く咳」に悩んでいるようなら、もしかしたら気管支拡張症かもしれない。近年、欧米では一度忘れられかけたこの病気に注目が高まっている。JCHO東京山手メディカルセンター呼吸器内科の徳田均医師に聞いた。

 風邪が治っても咳や痰がいつまでも続き、つらく、夜も熟睡できない。

 これらの症状が見られる病気のひとつに気管支拡張症がある。この病気は、何らかの要因で気管支に傷ができ、そこに細菌が定着。過剰な免疫反応で炎症が慢性化し、結果的に気管支が拡張する。 

「かつては、結核や小児期の肺炎などをきっかけに発症し、その後感染を繰り返して徐々に悪化していくものと理解され、治療も消極的なものでした。しかし、抗菌薬が普及し、ワクチン接種で小児の肺炎が減少。これに伴い、気管支拡張症の注目度も低下し、“orphan disease”と呼ばれたこともあります」

 orphan diseaseとは、「極めて患者数が少なく、製薬企業が関心を示さないような病気」という意味だ。

 ところが最近の研究で、気管支拡張症は増えており、その約50%はこれといった病気がなくても発症する特発性(原因不明)で、風邪の後だけ症状が出るといった“軽症の気管支拡張症”も多いと分かってきた。

 そして、最初は軽症であっても、一部の人は繰り返しているうちにゆっくりと進行し、階段などで息切れをきたすようになることもある。関節リウマチ、潰瘍性大腸炎などの全身性炎症性疾患との関連が強いことも明らかになってきた。

 この流れを受けて、昨年9月には初の国際治療ガイドラインが発表された。欧米ではメカニズムや治療法などが盛んに議論され、欧州、米国、オーストラリアで大規模な患者調査がスタートしている。

■見逃されているケースが珍しくない

「ところが、日本ではガイドラインがなく、大半の医師の間で重要視されていません。症状だけから風邪やCOPDなど別の病気と診断されている可能性もあります」

 徳田医師の元には、間質性肺炎や重症の気管支拡張症などの難病で苦しむ患者が全国からやって来るが、長引く咳の患者も診ることが多い。そのうち、50代以上で「この数年、風邪のたびに咳と痰が長引き苦しんでいる」と訴える患者については、HRCT(高分解能CT)を行うと、だいたい2人に1人くらいの割合で気管支拡張症が見つかるという。

 なお、徳田医師は50代未満の人には、よほど気管支拡張症が疑われるケースを除き、CTを勧めていない。これらの年代のほとんどが吸入ステロイド薬で咳が治まるアレルギー性の咳だからだ。CTには医療被ばくの問題があり、過剰診療は避けなくてはならない。

「軽症や中等症の気管支拡張症はレントゲン検査だけでは判別しづらい。正しい診断にはHRCTが必要です。CTの画像を読み解く放射線科医の技量も問われます」

 治療方法はまだ確立していない。「抗菌薬を5~7日間投与(静注投与あるいは吸入投与)」「マクロライド(抗生物質の一種)の長期投与」「吸入ステロイド」などさまざな治療法が欧米では検討されている。

「治療の目標は、『急性悪化の頻度を減らす』『患者のQOL(生活の質)改善』『疾患の進行を食い止める』。私の場合、軽症の気管支拡張症の患者さんであれば、風邪がきっかけで咳が出た時に早めに受診してもらい、キノロン系抗菌薬を5日ほど投与。その後、1年間咳の症状が出なかった患者さんもいました。短期間の投与であれば、耐性菌はできません」

 長引く咳には、百日咳や咳ぜんそく、アトピー性の咳などいくつかの原因が考えられる。そのひとつに、気管支拡張症も入れるべきなのだ。

■長引く咳とは

 ガイドラインでは3週間以上続く咳を「遷延性」、8週間以上を「慢性」としている。しかし徳田医師は患者のQOLなどを考慮し、「2週間以上」を長引く咳と捉え、治療にあたっている。症状に悩んでいる場合は、徳田医師の診察は完全予約制のため、まずは呼吸器内科の専門医を探して相談を。

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風邪だと思っていたら重大病 注意点を呼吸器専門医が解説

 今年もあと1週間で終わりだが、どういう場合の“風邪症状”に注意すればいいのか?池袋大谷クリニック・大谷義夫院長(呼吸器専門医)に聞いた。

「一般の人がわかりやすいのは、期間です。2週間をひとつの区切りと考えてください」

 感染症である風邪であれば、2週間以内に自身の免疫が働き、症状は改善する。2週間以上、風邪のような症状が続くなら、もはや風邪ではない。風邪から別の疾患に移行している可能性もある。呼吸器内科を受診すべきだ。

 ただし「2週間未満であっても病院に来て欲しいケースがあります」というのは、咳の状況だ。

 咳がひどくて生活に支障がある。その場合は、呼吸器内科あるいは耳鼻咽喉科へ。

■夜間の咳には注意するべし

 くしゃみ、鼻水も確かにつらい症状だが、重大病に発展するケースは少ない。しかし、ひどい咳は睡眠の質を妨げ、免疫力低下につながる。もっと心配なのは、場合によっては命を落とすリスクもはらんでいるからだ。

 要注意なのは夜間の咳だ。

「喘息、咳喘息は、夜間に咳がひどくなります。そしてもうひとつ、心不全も夜間の咳として症状が出る。横になることで水分が肺にたまりやすくなり、それが咳となって表れるのです」

 高齢者以外の患者では、「咳が止まりません」という場合、大半が喘息か咳喘息だという。喘息は小児の時に発症するイメージが強いが、実際は、成人以降に初めて発症する患者が多い。風邪から移行して喘息に至ることもある。

「喘息と咳喘息の違いは、ヒューヒューゼーゼーの喘鳴があるかないか。ある方が喘息です。どちらも治療は吸入ステロイド剤などで、様子を見て治療の継続を考えます」

 心不全が疑われる場合は、循環器の医師へ紹介し、適切な治療が開始される。

 日中も含めて咳が続くようなら、肺炎、結核、肺がんの疑いも否定できない。結核はいまだ毎年死者も出ており、過去の病気ではない。

「喘息、咳喘息、心不全も含め、ひどい咳や長引く咳があれば、レントゲン検査は必須です。診断あるいは除外診断に役立ちます」

 大谷医師のクリニックを訪れた70代の患者で、診察時はさまざまな検査から「喘息の悪化」と診断、吸入ステロイドを処方した。レントゲン検査でわずかな影が疑われ、CT検査をしたが、翌日その結果を見ると、軽い肺炎を起こしていた。患者さんに改めて来てもらい、肺炎と伝え抗菌剤を処方。ところが、「ネットで調べたら、漢方でなんとかできると思い、吸入ステロイドはまだ使っていません。抗菌剤も必要ですか?」と言う。

「喘息が悪化すれば、痰が増え菌が増殖するので、肺炎も悪化する。肺炎は死亡リスクの高い疾患です。慌てて患者さんに、喘息に漢方薬が良いとはガイドラインでは出ていないことを伝え、とにかく指導通りに薬を服用してもらうように言いました」

 風邪だから、と甘く見ていれば、年代によっては命取りになる。

 さらに高齢者で咳が続くようであれば、嚥下障害も考慮に入れなければならない。

「誤嚥性肺炎というと食物が原因と考えがちですが、実は唾液をうまく飲み込めないことが引き金になっているのです」

 嚥下障害も肺炎につながる。もし咳の原因に嚥下障害があるなら、それを改善するための運動や生活習慣を身につけなければならない。

 なお、咳の強さと重大病の有無は必ずしも一致しないという。

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風邪を引きにくい住まいを作る3つのヒント

冬本番。身の回りに風邪ひきさんやインフルエンザ患者が増えてくると、「我が家も気を付けなくちゃ」と緊張感が高まりますね。家の中の環境を「風邪にとっておあつらえ向き」にしないためには、どのような工夫が必要なのでしょうか?

住まいの環境を「風邪にとっておあつらえ向き」にしないために

冬本番。身の回りに風邪ひきさんが増えてくると、「我が家も気を付けなくちゃ」と緊張感が高まりますね。すでに自分または家族が風邪気味、あるいはインフルエンザになってしまった場合も、どうしたら家庭内で伝染させないで済むか、気を揉むものです。

と同時に、引いてしまった風邪を癒やすのも、風邪にかからないよう身体を休ませるのも「我が家」。つまり住まいの環境を「風邪にとっておあつらえ向き」にしないためには、どのような工夫が必要なのでしょうか?

風邪がのどや鼻などの呼吸器に炎症を起こすことが多い点は、ひとつのヒントになります。風邪を引きにくい家を目指して、「住まいの空気」に注意を払ってみてはいかがでしょうか。

風邪を引きにくくする住まいにする3つのヒント
1:部屋の気温・湿度は「適度」に設定

夏をイメージすると分かりやすいのですが、一般的に湿度が上がるほど、体感する温度は高く(暑く)なります。一説によれば、相対湿度が10%上昇すると、体感温度も1度上がるとのこと。

同様に、冬場も暖房しているのに寒さを感じるようなときには、その部屋の湿度をチェックしてみましょう。外気が乾燥している場合、知らず知らずのうちに部屋の中の空気も乾燥していることが多いので、注意が必要です。

エアコンなど暖房器具の設定温度は、18~20度。湿度は50~60%を目安に、大きく変動しないよう調節しましょう。この目安を超えた、過剰な暖房や加湿を行うと、かえって身体に負担がかかってしまったり、カビやダニの繁殖を促してしまったりなどのデメリットが懸念されます。

2:部屋のホコリは低きに溜まることに注意

「ホコリで死にはしない」という巷説もありますが、ホコリが呼吸器を傷めるというのも公知のことです。住まい(部屋)のホコリは、出入りや動きのない状態では床に直接積もり、その上十数センチの空気中にも滞留します。

風邪を予防するため、ホコリをなるべく吸わないようにするには、直敷きの和フトンなどでの就寝より多少でも高さを設けての(ベッドなどでの)就寝の方がより安心です。

また、冬場の掃除の際には可能な限りホコリを立てないよう、吸わないよう意識を向けることも大事です。フローリング床などは固く絞った雑巾やウェットシートで拭き掃除すると、加湿にも一役買えることでしょう。この掃除中のマスク装着はアレルギー対策の点でもおすすめです。

3:換気は晴れの日も雨の日も有効

一般的に住まい(部屋)の空気を換気しましょう、といったとき、適時とイメージされやすいのは「晴天かつ昼間」なのではないでしょうか。もちろん「晴天かつ昼間」も換気するのにうってつけではありますが、「昼間は在宅していない」「たまの休日も雨だった」という理由で、わざわざ換気を差し控える必要はありません。

晴れの日は、外気が乾燥気味であるという(風邪対策としては、やや)デメリットがある反面、日光の紫外線で晒された空気はインフルエンザウイルスなどまで殺菌されているという心強いメリットが期待できます。

一方雨の日やくもりの日は湿気が高く、そのために住まいの換気には不向きのように思われますが、こと風邪シーズンには「天然の加湿器」となります。家族が風邪を引いている場合、休んでいる部屋にはそのウイルス等がたくさんただよっていることがうかがえますので、換気は必須です。雨だからと手控えず、むしろ好機ととらえ、大いに換気しましょう。
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繰り返す風邪…免疫がつかない理由と効果的な対策法

咳、鼻水、発熱などの症状を起こす風邪。急性の呼吸器疾患のことで、「普通感冒(かんぼう)」とも言います。毎年、あるいは1シーズンに何度もかかることがある風邪は、なぜ歳を重ねても全く免疫がつかないのでしょうか?正しい風邪対策法を含めて解説します。

知っているようで知らない「風邪」

古くは「風の邪気によって起こる病気」と考えられ、病名がつけられた「風邪」。医学的には、空気の通り道である気道の感染症を指し、主に上気道とよばれる鼻、口、のどにウイルスなどが感染し、炎症を起こす「急性上気道炎」のことを言います。

風邪を起こすウイルスは非常に数が多く、代表的なものを挙げても、ライノウイルス、RSウイルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、エンテロウイルスなど様々。ウイルスではなく細菌が原因で上気道炎が起きることがあり、その場合も「風邪」と診断されます。いずれの場合も、原因となるウイルスや細菌と特定された場合は、より正確な感染症の名前で診断されます。例えば、いわゆる風邪症状でも、インフルエンザウイルスが原因ならインフルエンザ、アデノウイルスが原因ならアデノウイルス感染症、溶連菌が原因なら溶連菌感染症、といった具合です。

その意味で、風邪とは主にウイルスで起こる上気道炎のことで、そのウイルスを特定することが困難な場合に風邪と呼ばれる、とも言えます。風邪は主にその症状によって診断されます。

風邪の症状
•発熱
•咳
•鼻水、鼻づまり
•のどの痛み

これらのうち、いずれかの症状を満たすと、まずは、風邪、感冒と診断します。しかし風邪をこじらせると、急性気管支炎や急性肺炎になることもあります。これには、ウイルスが下気道まで炎症を起こしてしまった場合と、ウイルスによって免疫や気道の防御機能が低下したために細菌感染を起こしてしまった場合があります。肺炎の場合、重症化すると、酸素を十分に取り込めない呼吸困難を起こすこともありますので、肺炎予防は非常に大切です。

風邪の原因
それでは、風邪にはなぜ何度もかかるのでしょうか? 風邪の原因となるウイルスや細菌の多さは前述したとおりですが、中でも年齢を問わずに風邪の原因となる代表ウイルスは「ライノウイルス」です。一言でライノウイルスといっても、実に100種類以上のタイプがあります。そのため、一度かかっても抗体が働きにくいことがあるのです。これに対してRSウイルスの場合は主に2種類のみですが、一度かかっても気道の免疫が働きにくいと言われています。年齢を重ねると症状は軽症化するようですが、何度も感染してしまいます。アデノウイルスの場合は、一度かかると抗体による防御がある程度は働きます。人に感染するコロナウイルスは6種類。パラインフルエンザウイルスは4種類で、何度でも人に感染します。

つまり、風邪の原因となるウイルスは、まずその種類が非常に多いのです。そして免疫がつきにくく、何度でも繰り返しかかる性質のものが多いので、一度かかっても何度も繰り返しかかってしまうことになります。さらに、風邪対策や治療の難しいところは、多くのものにワクチンも特効薬もない点です。風邪と診断された場合、抗菌薬は直接の効果はありません。

ただし、溶連菌、マイコプラズマが原因である急性上気道炎も風邪と診断される可能性があります。溶連菌、マイコプラズマと診断された場合、抗菌薬には効果があります。いずれにしても何度も風邪症状に悩まされるのは避けたいもの。免疫のつけようがない風邪に対して、どのように対策をするのがよいのでしょうか?

効果的な風邪予防法・対策法
何よりも上気道へのウイルス感染を防ぐことにつきますが、言うは易く、行うは難しです。しかしやはり基本が大切です。要はウイルスが体内に侵入するのを防ぐことが大切なので、水際対策として、手洗いとマスクは重要です。

ウイルスが体内に侵入したら、まずはウイルス量を減らす意味で、うがいも1つの方法ですし、自分の自然免疫を維持しておくことで初期にウイルスの増殖を抑え、発症を抑えたり、軽症で済むようにすることもできます。自然免疫を維持するには、これもまた基本的なことですが、規則正しい生活、十分な睡眠で体調を維持し、ストレスを減らすこと。これらによって自律神経を整えることができ、自然免疫を維持することができます。

もし風邪の症状がひどくなってしまった場合は、その症状に応じた対症療法を行います。咳がひどい場合は咳を減らす鎮咳薬、痰を出しやすくする去痰薬、鼻水を抑える抗ヒスタミン薬、発熱があれば解熱薬などの薬を飲むことです。これらの成分は、主に市販の感冒薬にも含まれています。

また、免疫が低下してしまう環境というものもあります。例えばですが、気温が下がると、体温が下がったり、ウイルスの感染する期間が長くなったりします。湿度が下がると気道の防御が低下し、また、咳やツバの飛散する距離が広がることなどあります。そのため、自分のいる居住環境を整えることも、風邪予防のためには有効といえます。

身近な病とはいえ、風邪は万病のもと。風邪がなかなか治らない、特に2週間以上、咳、鼻水、鼻づまりが続くような場合は、ぜひ医療機関を受診するようにしましょう。

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コレで風邪知らず!?積極的に摂りたい食材トップ5

風邪にかかりやすい季節、冬。予防するには、日頃からバランスのとれた食事や、休養などで健康を保つことが何より大切です。ここでは、近年注目されている風邪予防に役立つといわれている成分や、それを含む食材を5つ紹介していきます。風邪やインフルエンザを予防するには、マスクなどでウイルスに接しないこと、そしてウイルスから体を防御する免疫機能がきちんと働かなければなりません。そのためには、日頃から栄養バランスのとれた食事や、休養などで健康を保つことが何より大切です。

さらに、ウイルスからの攻撃に抗うためには、ウイルスと戦う自然免疫(NK=ナチュラルキラー細胞)を活性化する、あるいは風邪やインフルエンザなどのウイルス抑制作用がある成分を含む食品を意識して摂取することも有効でしょう。ここでは、風邪やインフルエンザ予防に役立つと期待される成分を含む「5つの食材」を紹介していきます。

1.ヨーグルト
ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌などが腸内環境を改善し、整腸作用をもたらしてくれることはよく知られています。しかし、それだけではありません。小腸内には体内の約7割の免疫細胞が集中して存在しており、腸内環境をよくすることが体全体の免疫機能を高める働きにつながることが近年注目されています。数ある乳酸菌の中でも、近年は個々の商品によって異なる健康への作用がクローズアップされ、その機能をうたうヨーグルトも増えてきました。

特に風邪やインフルエンザなどに対する効果が報告されている乳酸菌の1つが「ガセリ菌SP株」です。ガセリ菌は、正式には「ラクトバチルス・ガセリ」と呼ばれる乳酸桿菌の1種で、以前はアシドフィルスキンに分類されていましたが、今では別の種類として分類されています。

ガセリ菌といっても、無数にある菌株ごとに能力は異なります。多くの菌株の中でも、優秀な株として選ばれたのがガセリ菌SP株で、世界で初めて「人の腸の中で生きたまま長くとどまる」ことが確認されました。ガセリ菌SP株が含まれるヨーグルトを食べると、生きたガセリ菌SP株が小腸内で3ケ月生きていたという実験結果が報告されています(北海道大学 遺伝子病制御研究所報告より)。

このガセリ菌SP株は免疫細胞の機能を高めて、インフルエンザウイルスの増殖を防いでいることが確認されました(マウスレベル)。ガセリ菌SP株を経口投与したマウスと、していないマウスにH1N1亜型インフルエンザAウイルスを感染させたところ、菌を与えたマウスの生存率は向上。また肺の中のウイルス量が少なくなり、さらにウイルスによって引き起こされる炎症が抑えられることも確認されました。

小腸に長くとどまりながら免疫機能を高めてくれるガセリ菌SP株は、風邪やインフルエンザ予防に積極的に摂りたいものの1つといえるでしょう。

2.緑茶
緑茶は古くから薬用として飲まれてきた歴史があり、緑茶を飲んだり、うがいをすることで風邪予防に役立てる養生法が今でも伝えられています。近年は緑茶に含まれるカテキンやテアニンなどの有効成分の機能研究も盛んに行われています。 緑茶に含まれているカテキンが、ウイルスの吸着を阻止して感染を防ぐのではないかと考えられ、旨み成分のテアニンやビタミンCも免疫機能を高めることに役立つといった研究報告があります。

たとえば、静岡県がまとめた『緑茶と健康のメカニズム 機能効用ナビゲーション2013』には、インフルエンザ予防効果は成人ボランティアを対象とした介入試験において、緑茶成分(1日総カテキン量378mg、テアニン量210mg)を5ヶ月間摂取した場合、緑茶成分を摂取しなかったグループと比べ、インフルエンザの発症が減少したことが報告されています。

また、静岡県茶産地の小学校児童を対象とした疫学調査において、1日1~5杯の緑茶飲用習慣をもつ児童は、1日1杯以下の児童と比べてインフルエンザの発症が少ないことや、海外の介入試験で緑茶成分の3ヶ月間の摂取により、風邪の発症者数および症状が軽減されたことが報告されています。

3.ココア
寒くなってくると、温かく甘いココア。このココアに含まれているテオブロミンは、血流を促進して冷え性の予防・改善につながることが知られています。 体を温めることは風邪予防に役立ちますが、ココアに含まれているポリフェノールによる働きが免疫機能を活性化させ、風邪やインフルエンザなどのウイルス感染に対する防御効果もあるのではないかと考えられています。

4.フコイダン
フコイダンとは海藻のヌルヌル成分で、多糖類といわれる食物繊維。激しい海流や砂などで傷ついた部分を修復する働きがあり、これまでの研究から、このフコイダンがNK細胞を活性化し、免疫機能を高めていると考えられています。 特に、タカラバイオのマウスによる研究ではガゴメ昆布、理研ビタミンはヒト介入の実験でメカブフコイダンにおいて、それぞれNK細胞の働きを高め、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する、またワクチンによるインルエンザウイルス抗体の産生を促進することにも有効であることなどが確認されています。

5.ショウガ
ショウガは漢方の生薬でもあり、体を温めて風邪予防や改善に役立つとされています。科学的にも、辛味成分であるジンゲロールとショウガオールという物質には様々な機能性があることが研究されています。ジンゲロールは加熱されるとショウガオールに変わり、このショウガオールは血管を拡張させて血行をよくする働きがあります。昔から「寒い日や熱が出る前のゾクゾクするようなときには、熱いショウガ湯を飲むと体が温かくなる」といわれてきたのは、ショウガオールの働きが経験的に知られていたのですね。

バランスのとれた食事や生活全般にも配慮を
なお、ここで紹介した食材は薬ではなく、かかってしまった風邪やインフルエンザを治すものではありません。体の免疫機能は休養や運動、ストレスなども関わり、食材だけでコントロールできるものではないため、過度な期待はしないでくださいね。栄養のバランスに気を配った食事の中に、これらの食材を上手に活用することが、風邪・インフルエンザを遠ざける第一歩。厳しい冬を元気に乗り切ってください。

取材協力:雪印メグミルク株式会社
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免疫力UP!? 風邪予防になる意外なアイテムとは?

◆のど飴で唾液中の抗菌蛋白質を味方につけられる?

予防接種が有効なのはインフルエンザだけ。普通の風邪予防法で思いつくのは、手洗い、うがい、マスクでしょう。しかし、もうひとつ、おすすめしたい有効な方法があります。

のど飴をなめることで、抗ウイルス作用がある唾液中の抗菌蛋白質を味方につけるのです。人混みでの感染予防に効果が期待できます。以下で詳しく解説しましょう。
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◆長引く・ツラい……予防が難しい鼻風邪ウイルス

風邪の原因となるウイルスは、多種多様。その中でも厄介なのが、鼻風邪ウイルスです。

ウイルスにはワクチンが有効と考えられがちですが、鼻風邪ウイルスは非常に多くの種類があります。他の風邪なら、一度かかれば免疫記憶ができますが、鼻風邪ウイルスの場合、一度かかっても違うタイプのウイルスがうようよしているので、新しいウイルス感染を予防できません。

全てに対してワクチンを作ることは不可能です。また、症状が軽いので積極的にワクチンも作られていません。
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◆風邪予防に有効? まず試したいマスク

風邪にかかるきっかけで最も多いのは、ウイルスを持った人がくしゃみしたとき。空気中に飛んだウイルスを含んだ小さい体液から飛沫感染してしまいます。

さらに、ウイルスを含んだその飛沫はエレベーターのボタンや化粧室の取っ手、コピー用紙、PCのキーボードなどにも付着してしまうので、日常生活の中で自然と手についてしまう可能性が高いのです。手を顔の近くに持って行くだけで、結果的に飛沫を吸い込んでしまう可能性があります。

この飛沫からのウイルスを吸い込まないために、有効なのがマスク。しかし通常市販されているマスクは顔にぴったりと密着するわけでないので、10~20%は、マスクの脇から吸い込まれてしまいます。風邪の予防策として、万全とはいえません。
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◆風邪予防で味方につけたい自然免疫力……抗菌蛋白質とは?

個人にとって、新しい種類のウイルスだった場合、それまでの免疫記憶は役に立ちません。しかし動物には、免疫記憶に頼らない「自然免疫」と呼ばれる免疫があります。

中でも注目されているのが、天然の抗菌物質のひとつ、「抗菌蛋白質」と呼ばれるものです。免疫担当細胞の白血球が持っている蛋白質で、細菌や真菌、多くのウイルスと闘ってくれます。

この蛋白質は粘液中にもあるのです。風邪で鼻水が増加すると、抗菌蛋白質の量が増え、他のウイルスへの感染を防いでくれます。さらに鼻水だけでなくて、唾液中にもこの抗菌蛋白質はあります。唾液中の抗菌蛋白質を味方につければ、風邪を効率よく予防できる可能性があります。

◆風邪予防に試したい、のど飴の効果とは?

風邪のウイルスは気道感染。鼻腔かのどから感染します。風邪でのどがいがらっぽいときは、のどで炎症が起きている可能性が高いです。 唾液中の抗菌蛋白質は、本来は虫歯予防のために役立っていると推定されていますが、風邪にも有効です。そこで、のど飴の出番です。

のど飴というと、咳を抑えたいときやのどがいがらっぽいときになめる人が多いようですが、のど飴をなめることで唾液が増加するので、炎症が起きているのどを一定時間洗うことができます。これにより、唾液中の抗菌蛋白質が、のどで微生物を抑えてくれる効果も期待できるのです。

風邪に感染しやすいのは、通勤途中の混んだ車両、エレベーター、化粧室、仕切りのない会議室など。そんなときには、のど飴で、のどを防御してみてはいかがでしょうか? 会議中はエチケットの問題がありますが、食後なら虫歯予防のために、飴の変わりにガムを噛むのも効果的です。
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◆のど飴の過剰摂取に注意! お腹を壊さないよう適度な量を

一方で、現在手軽に手に入るのど飴を見ると砂糖ではない糖を使った製品が多いようです。低カロリーと虫歯予防の点からはメリットがありますが、これらの糖を大量に摂取することで、消化器症状が起きる可能性があります(もちろん個人差はありますが……)。

便秘傾向の方の場合は、逆に便秘が解消される場合もありますが、便秘が根本的に治るわけではありません。のど飴を中止すると、また便秘傾向に戻ります。いずれにしても、どんなものでも度を越えた摂取は健康によくありません。

必要な場で適度に活用して、効果的な風邪予防に役立てるのがよいでしょう。
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西園寺 克(医師)

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鼻水や咳を薬で抑

「鼻水や咳がでるので、薬を飲もう」という人は多いはず。しかし薬の力で細菌を捻じ伏せるのではなく、本来備わっている免疫力で外敵をやっつけることも必要ではないだろうか。

●鼻汁や咳を薬で抑えるのは誤り

 ここまで述べてきたように、病気やケガを治すのは、もともと本人に備わっている回復力と体内環境を一定に保とうとする恒常性(ホメオスターシス)です。

 そして、それを側面から援助する方法を治療といいます。それらについて以下の3つに分けて考えてみたいと思います。

(1)原因療法

 細菌感染に対する抗生剤のように、その原因に対して直接働きかけをする治療法です。しかし、繰り返しますが、あくまで脇役であって、薬が細菌を力ずくで捻じ伏せるのではなく、主役は、主人に本来備わっている、外敵をやっつける免疫というしくみです。

 ですから、栄養不足で免疫の力が充分に発揮できなかったり、免疫の力を抑えたり、弱めたりする薬(免疫抑制剤)を服用していたり、加齢でこの力が弱っていたりすると、回復が遅れたり、回復せずに命を落としたりするわけです。

 肺炎は、抗生剤という強力な助っ人の出現により、若い人が死ぬことがなくなりましたが、年寄りに依然として多いのは、主役の免疫の力が落ちているということです。もし、薬が主役なら、年寄りも死ぬことはないはずです。

 また、噴き出している血を止めるのも、原因療法といっていいと思います。

(2)補充療法

 本来なくてはならないものが不足しているため、これを補うということです。

 例えば、糖尿病に対するインスリンというホルモン、甲状腺摘出手術後の甲状腺ホルモンなどをいいます。

 更年期にいろいろな症状が出て辛い場合、女性ホルモンを補って症状を軽くし、だんだん減らして軟着陸を図るのをホルモン補充療法と呼びますが、それは少し意味合いが異なります。

 なぜなら、更年期になって女性ホルモンが減少するのは、自然の姿です。これらに逆らうわけですから、不自然であることには間違いありません。ただ、人によっては症状が強く、日常生活に障りが出る場合もあります。

苦痛を軽減するというのも、医療の役割の一つです。そのため、減っている女性ホルモンを補って楽にし、漸減しながらソフトランディングを図ろうというものです。

 したがって、自然に反したことをしているわけですから、いつまでもダラダラと続けるのがよくないことは、いうまでもないでしょう。ですから、これに反すると、乳がんや子宮がんなどのがんや、静脈内に血の塊(血栓)をつくるような副作用が出ることにもなります。ゆえに、これは補充療法というより、次に述べる対症療法に入れた方がいいと思われます。

(3)対症療法

 読んで字のごとく、症状に対するもので、治療法としては、これが圧倒的に多いわけです。症状を和らげたり、苦痛を緩和したりすることで、間接的に治癒に影響を与えようということです。

つまり、症状や苦痛のため安静に保てなかったり、食欲が極端に減退すれば、それだけ自然治癒力に影響が出るわけですから、それを防ぐ意味で、消極的治癒促進になるというわけです。

 したがって、食欲も落ちず、苦痛も辛抱できる範囲で、安静もそれほど妨げられないなら、全く不要です。

 前述したように、症状は、早く治そう、元の状態に戻そうという身体の反応ですから、これを抑えるのは治癒を遅らせることになります。

 ゆえに、対症療法は、この利益、不利益を天秤にかけて、どうするかを考えなくてはいけません。鼻汁や咳、少しムカムカするなどのほんの些細な症状にもかかわらず、これらを抑えようとするのは、明らかに誤りといえるでしょう。

 私は、これまでどんなに具合が悪くても、食べることを欠かしたことはありません。それは、食べものが治す源、“薬”だと思っているからです。

食欲がないから欲しくないとか、砂を噛むようで味がないからいらない、とはいいません。とにかく、流し込む、後はオートマチックになっていて吸収されるわけですから。

もっとも、よほど体調の悪い時は、流し込んだ後、吐きそうになります。ですが、そろっと布団にもぐり込んで30分程度身動きしないでいると治まります。食べものは“薬”だと思っていますから、薬にうまいまずいはないはずです。

 また、胆石や尿管結石の除去手術も、この範疇に入れていいと思われます。一見、痛みの原因となっている石を取り除くので、原因療法風ですが、石のできる原因まで除去しているわけではないので、対症療法の変形と考えていいのではないかと思います。

 さらに、高血圧や血糖のコントロール(高血圧や糖尿病の治療)も、将来、余病の発生の防止ですから、ここに入ると思われます。(連載「大往生したけりゃ医療とかかわるな」終わり。続きは書籍でお楽しみください)
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