あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■風邪・頭痛・片頭痛・肺炎・味覚障害
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危険な頭痛の見分け方とチェック法


◆危険な頭痛とは?

一言で頭痛といっても、実は様々な種類があるのです。といっても、場所が場所だけに心配になってしまいますよね。ほとんどの慢性的な頭痛はそんなに心配しなくてもよいことが多いのですが、一部の頭痛には命にかかわるものもあります。ですからどんな病気があるのかを知っておくことが大切です。そこで「危険な頭痛」とはどんな頭痛なのかを解説したいと思います。
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◆頭痛を起こす危険な病気~命にかかわるものも

■くも膜下出血
危険な頭痛の代表例でもある、くも膜下出血。脳は「くも膜」という、とても薄い膜で覆われています(オブラートのような膜だとイメージしてください)。その上にさらに硬膜という、やや硬い膜があります。くも膜がみかんの中の薄皮だとすると、硬膜はみかんの外の皮にあたる部分です。

さらに、脳は非常に大事なものなので、硬膜の外には頭蓋骨があって、多重構造で脳を守っています(筆者注:ちなみにくも膜の下にはさらに軟膜という膜があります。結局、脳は軟膜、くも膜、硬膜の順に3種の膜で覆われています。この3つをあわせて「髄膜」といいます)。くも膜下出血というのはその名の通り、脳の表面の血管にできた「脳動脈瘤」というコブが破れて、くも膜の下に出血してしまう病気です。 「カナズチで殴られたみたいに、突然痛み出して(たとえば、「何時何分何秒」といえるくらいはっきりとしたタイミングで)、しかも今まで経験したことのないひどい頭痛」というのが特徴。こういった症状が起こったら、迷わず救急車を呼びましょう。

■脳出血
脳の中の血管が破れて出血が起こる病気です。みかんでたとえると、実の中で出血が起こってしまった状態です。たいていは高血圧が原因です。頭痛、意識がなくなる、吐き気、麻痺などの症状が現れます。もちろんこの場合も救急車です。

■脳腫瘍
脳の中にできる「腫瘍=できもの」です。軽い頭痛から重い頭痛までいろいろな頭痛を引き起こします。時として吐き気などをともなうことがあります。こう書くと非常に不安になりますが、頻度はあまり多いものではないのでご安心を。CT、MRIでわかります。受診すべき診療科は脳神経外科です。

■慢性硬膜下血腫
お年寄りに多い病気です。しかし若い人でも、「酔っ払ってよく覚えていないけれど、頭を打った」というような場合に見つかることもあります。頭を打った後、くも膜の上、硬膜の下(みかんでいうと薄皮の上、外の皮の下)に血がじわじわとたまってきて(=血腫)、脳を圧迫します。 「なんとなくこの1ヵ月で痴ほう状態が進んだ」「この2ヵ月でだんだんろれつが回らなくなってきた」「1ヵ月でだんだん歩きづらくなってきた」なんていう症状があったら要注意。認知症と勘違いされることもよくあります。早めに血腫を手術で取り除けば良くなりますので、思い当たるフシがあったら脳神経外科へ。

■髄膜炎
「熱もあるし、風邪っぽいし、頭も痛い。首の後ろがなんだか硬くなっている」というのが特徴。脳を包んでいる髄膜にウイルスやばい菌がついて炎症を起こした状態です。診療科は内科です。その他、目の病気である緑内障、鼻の病気である副鼻腔炎が原因で頭痛が起こることもあります。気になる頭痛がある場合は、以下の「危険な頭痛チェックリスト」でチェックしてみてください。

◆こんな症状があったらすぐ病院へ! 危険な頭痛チェックリスト

一言でいうと「急で激しい頭痛、意識が変だったり麻痺があったらすぐ病院へ!」ということを覚えておいてください。詳しくは下記のチェックリストをご覧ください。

もちろん、片頭痛で吐き気をともなうこともありますし、必ずしもこういった頭痛がすべて取り返しのつかないものであるとは限りません。しかしやはり「痛みの強さがひどいかどうか、突然かどうか、だんだん悪くなるかどうか、神経症状(記憶障害やけいれんなど)があるかどうか、発熱があるかどうか」、また「頭を強く打ったことがあるかどうか」「早朝に痛むかどうか」といったことが重要なポイントになりますのでご参考に。

■危険な頭痛チェックリスト
・今まで経験したことがない頭痛
・普段と明らかに違う頭痛
・痛みが強烈な頭痛
・突然起こった頭痛。たとえば、バットで殴られたような強烈な頭痛
・朝方(とくに早朝)に起こった頭痛
・日に日にだんだんひどくなる頭痛
・ずっと続いている(たとえば1週間以上)強い頭痛
・ものが二重に見える、またはものが見えなくなる頭痛
・麻痺やしびれ、けいれんなどがいっしょに起こった頭痛
・意識があやふやになったり、訳のわからないことを口走ったりする頭痛
・ろれつが回らないなど、言葉がしゃべりにくくなる頭痛
・意識障害をともなう頭痛
・めまいや吐き気をともなう頭痛
・高熱をともなう頭痛
・高齢になって初めて起こった頭痛

以上のような痛みがしたら、必ずすぐに病院を受診し、医師に診てもらうようにしましょう。


専門医に聞け! Q&A 頭重感の解消法

 Q:いつも夕方になると頭が重い感じになります。高血圧でもないし、特に病気もありません。仕事が終わって飲みに行き、お酒を飲んでいるといつの間にか頭重感は消えています。対策法がありましたら教えてください。(29歳・信用金庫勤務)

 A:頭重感の原因は、おそらく、首や肩の筋肉が緊張し、頭部の血液循環が悪くなっていることではないでしょうか。私は、生ゴムのバンドを使ったゴムバンド健康法を提唱し、指導していますが、これは頭痛や頭重感にも役立ちます。頭部にゴムバンドを巻いて、頭や首を動かすのです。

 生ゴムのバンドは、幅が25~30ミリ、長さが2メートル程度のものを用います。次のような手順で巻きます。

(1)耳の上にゴムバンドの末端を当て、バンドを後頭部の頭蓋骨の下へりにひっかけるようにして額まで回します。
(2)後頭部は首寄りに、前頭部は額の生え際に近づくように、少しずつ角度をつけてゴムバンドをややきつめにぐるぐる巻きつけます。
(3)ゴムバンドの末端を挟み込むようにして完成です。
 このようにバンドを巻いた状態で、頭を大きくゆっくり回します。そして、左右10~15回を目安に行う。次に、両手の親指を後頭部と首のきわに当て、首を左右に倒します。こちらも同様に、左右10~15回を目安に行います。

●生ゴムのバンドを頭に巻いて頭や首を回す
 頭を回すときは、頭の重みを感じながら行うことが大切です。また、頭を回すときに、両手を腰の後で組んで行うのもよいでしょう。なお、ゴムバンドを長時間巻いていると、頭の血行が悪くなりボーッとしてくるので、運動が終わったら、すぐに外してください。
 症状があるときに以上の運動を行えばよいのですが、予防のためには1日に2~3回行うとよいでしょう。

 生ゴムのバンドは、ドラッグストアなどで販売しています。大抵は腰に巻くためのものですが、ネットのサイトでは腰以外に巻く幅の短いタイプのものも売られています。もし幅の短いタイプのものが入手できない場合は、腰用のバンドの幅を切って短くして使用するとよいでしょう。

山田晶氏(歯科医師)
骨盤療法(ペルピックセラピー)で著名。日本歯科大学卒業。歯科の領域から骨盤の歪みに着目。骨盤の歪みを自分で取る方法として、腰回しの普及に努めている。やまだ治療室顧問。

風邪薬の選び方に、ジェネリックのデメリット…今こそ知りたい、薬のあれこれ

30歳を過ぎてから、ケガや風邪の治りが悪くなった気がします…。ああ、これが老化か、と。頭痛薬とか風邪薬とか、自分で決めている“いつもの薬”で治らなかったりすると、焦るんですよね。規定量を飲んで良くならなかったりすると、耐性がついちゃったのかな、別の薬に替えた方がいいのかな、とか…。だからといって薬局で、忙しそうな薬剤師さんを捕まえるのも気が引けるし…。市販薬との付き合い方って、ひょっとしたら一生、自分で見直し続けなければいけないものなんでしょうか。
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『お医者さんにもらった薬がわかる本 その薬、ジェネリックでいいですか?』(関口詩乃/ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、薬剤師であり、薬情報コンサルタントの肩書を持つ、関口詩乃さんによる書籍です。製薬会社や医薬品卸会社での勤務経験がある関口さんは、開発から販売後のフォローにいたるまで、薬にまつわるすべての段階をその目で見てきた人物。現在は、薬についてのあらゆる情報をわかりやすく伝える、いわば薬のプロフェッショナルとして活躍されています。
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 処方されたものから市販品まで、薬に関するさまざまな疑問に答えている同書。例えば、「タイプ別! ベストな風邪薬の選び方」の項目では、関口さんもよく尋ねられるという「どれが一番効くの?」という問いに答えてくれています。風邪薬といえば、頻度の差こそあれ、多くの方がお世話になっている市販薬ですよね。ドラッグストアの風邪薬コーナーを覗くと、本当にたくさんの商品が並んでいますし、しかも商品名を見れば、エースとかゴールドとか、いかにも効きそうな言葉さえ添えてあって…。
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 数ある風邪薬の中から、どんなものを選べばいいのか。関口さんは、個人のライフスタイルに合わせたお薬との関わり方を提案してくれているのですが――これがあまりにも論理的で、単純明快な説明なのです。「○○が効くよ!」という具体的な商品名が出ているわけではないが、ずぶの素人がササッと読んでも、「言われてみればその通りかも…」と思わせるような、まさに名文! 読み始める前の自分が、どうして薬選びに迷っていたのかすら、思い出せなくなるかもしれません。

 薬に関するさまざまなトピックを取りあげている同書。タイトルにあるように、「ジェネリック医薬品」も、そのひとつなのですが…。さて、この「ジェネリック医薬品」、一体どんなものか、簡潔に説明できますか? 新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を含んでいるけれど、その特許が切れたあとに販売されるから、安価で手に入るお薬…というあたりが恐らく、多くの方の認識でしょう。勿論、この回答も間違いではありません。ジェネリックといえばやはり、薬代を安くできる選択肢のひとつとして認識されていますよね。
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 でも、ジェネリックが安く手に入るのは、特許が切れているからだけではないって知っていましたか?関口さんによると、ジェネリックの製造過程でおこなわれる試験では、先発品と比べて、「同じように胃(人工胃液)の中で溶けるか」「薬物動態(血中濃度)が同じ推移を示すか」という2点のみが確認されるというのです。ヒトの体を使って直接、同じ効果を確認しているわけではない、と…。こんな部分でも、コストカットがおこなわれているんですね。
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 そしてこの事実が、処方された患者さんにとって影響をもたらすのはズバリ、副作用が起こった場合です。後発品メーカーは、製品の人体への影響に関するデータが少ないわけですから、その対応にも限界があります。こうした着眼点はまさに、薬のすべてを見てきたプロならではのもの。関口さんだからこそ可能な、注意喚起ではないでしょうか。
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 ジェネリックを選ぶかどうか、という選択も含め、薬との付き合い方は、ともすれば悩ましいものです。しかもその決断は、自分や、自分の大切な人が弱っている時に下さなければなりません。世の中には「薬なんて絶対にダメ!」なんていう嫌薬系情報も溢れていますし、何となく飲みたくない・使いたくないと考えていらっしゃる方も多いかと思いますが…迷った時にはぜひ、関口さんのこんな言葉を思い出して、役立てていただきたいと思います。
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薬は、道具に過ぎません。とはいえ、人類の叡智が結集された道具です。
ですから、薬に人生を支配されるのではなく、便利な道具としてつきあっていってください。

流行してからでは遅い!? インフルエンザ対策の新事実

高熱だとインフルエンザ、そうでなければ風邪。未だにこんな考えを持っている人が多いようです。しかし高齢者と幼児はインフルエンザでも熱がでないこともあるのをご存じでしたか? 

風邪との解りやすい区別は、呼吸数を数えることだと新潟大学名誉教授 新潟青稜大学看護福祉心理学部学部長・同看護学科教授の鈴木宏先生は言います。

1分間に30回以上の呼吸が確認される場合、インフルエンザの疑いが強い、とのこと。風邪だと思って適切な処置をしないでいると死に至ることもある恐ろしい病気であるインフルエンザは、徹底的に予防するのが最善策でもあります。

以前に『美レンジャー』の過去記事「実はある特定のヨーグルトを食べると「インフルエンザにかかりづらい」ってホント!?」でもお伝えしたとおり、『1073R-1乳酸菌(以下:R-1乳酸菌)』を使ったヨーグルトを食べているのといないのとでは、体の免疫機能に格段の差がでることが明らかになりました。

しかし、今回ワクチン接種との併用により、そのパワーがより高まる事が明らかになりましたのでご紹介します。

■体内免疫の種類

そもそも免疫力といっても、体内にはどのような免疫があるのでしょうか? 順天堂大学医学部免疫学講座准教授・竹田和由先生によると、体内免疫には大きく「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類が存在するそうです。

(1)自然免疫

産まれた2時間後から、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)が発生し、それは死ぬまで活動を続けます。どんな異物にも反応できる、便利屋さんのような免疫だと思ってください。体力や年齢によって個人差があるので、適度な運動や十分な睡眠など本人の努力で効果をアップすることも可能です。過去記事で『R-1乳酸菌』を紹介した際に活性化することが分かったのが、自然免疫です。

(2)獲得免疫

過去の経験に基づき、特定の異物に反応して排除しようとするため、専門家のような働きをする免疫です。細胞が物忘れをしない限り、一度かかった病気にはかからないような働きをします。つまりワクチンを接種することで、抵抗力をつける為にすることなどがこれにあたります。

■ワクチンとR-1乳酸菌の併用による効果

これまでにわかっていたことは、『R-1乳酸菌』の入ったヨーグルトを食べる事で自然免疫のひとつであるNK細胞が活性化し、インフルエンザ対策として効果を発揮するということでした。

しかし今回、竹田先生らによる研究では、A型(H1N1)、A型(H3N2)、B 型の3つのインフルエンザについて、男子大学生40 人を対象に、ワクチン接種前3 週間、接種後約10 週間毎日『R-1乳酸菌』を使用したヨーグルトまたはプラセボを摂取してもらったところ、『R-1乳酸菌』を接種していた学生の方がインフルエンザワクチンの有効性が高まったという事が報告されました。

つまり、自然免疫だけではなく獲得免疫に対しても、『R-1乳酸菌』は良い効果を発揮するということがわかったのです。1日に1個で十分な効果が得られるそうなので、ワクチン接種と合わせてインフルエンザへの予防的に食べておくのはとても有効だと、順天堂大学医学部免疫学講座特任教授・奥村康先生は教えてくれました。

インフルエンザの予防にはうがいや手洗いなどいろんな対策が大切ですが、今年の冬はワクチンの予防接種と手軽に摂取できる『R-1乳酸菌』の入ったヨーグルトで万全の対策をしてみてはいかがでしょうか。

今こそはじめる風邪対策! “まごこはやさしいよ”食材で免疫力アップがカギ

だんだん寒さがきびしくなるとともに、空気も乾燥してくるこの時期は、風邪やインフルエンザにかかりやすい季節でもあります。そこで、免疫力を高めて風邪やインフルエンザとおさらばする身体になるためのヒントを、横浜クリニック院長の青木晃先生に伺いました。

「免疫力とはすなわち、“疫から免れる力”です。もともと私たちには、ウイルスや細菌などの外敵が身体に入ってくるのを防ぐ免疫力が備わっています。また、最近の研究では睡眠不足や運動不足、ストレスなどに対しても免疫力が作用していることがわかってきました。

免疫力が低下すると風邪やインフルエンザにかかりやすくなるだけでなく、あらゆる健康が阻害されるということなんです」と青木先生。

免疫力がそこまで大きく私たちの健康に関わっていたとは驚きです。では、免疫力を高めるにはどのような生活を心がければよいのでしょうか?

「免疫を司っているのは自律神経なので、自律神経を整えるような毎日を送ることが好ましいですね。具体的には、規則正しい食生活やバランスのよい食事、昼夜のリズムある生活、良質な睡眠と適度な運動、ポジティブシンキングなどを意識するとよいでしょう」

仕事が忙しいと食事の時間にばらつきがでたり、夜更かししてしまうこともありますが、不規則な生活が続いたときにこそ、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるのもうなずけます。

「また、身体の免疫細胞の約70%は腸に集まっているので、腸によい食材をとることも、免疫力のアップにつながるでしょう。

私は“まごこはやさしいよ”をオススメしています。豆類、ごま、米(玄米)、わかめなど海藻類、野菜、魚、しいたけなどキノコ類、いも類、ヨーグルトの頭文字をつなげたものです。ヨーグルトは豆類のきな粉と一緒にとると、さらに効果が期待できます」

雪印メグミルクの研究では、「生きて腸に届く」乳酸菌、ガセリ菌SP株を与えたマウスのほうが、与えないマウスよりもインフルエンザAウイルスに対する感染予防効果が高いという結果があるとのこと。

「ヨーグルトに含まれる乳酸菌の働きによって免疫細胞が活性化され、インフルエンザウイルスの増殖を抑えられているのですね」と青木先生。

たとえば朝食にヨーグルトをプラスしたり、夕食のデザートをヨーグルトに置き換えたりできれば、腸内環境を整える大きな一歩になるはず。さらに、ジャンクフードやインスタント食品など食品添加物の多い食品を控えることも、腸にとっては大切なのだそう。

この秋冬は腸内改善と自律神経によい生活に取り組んで、風邪知らず、インフルエンザ知らずで健康に過ごしましょう!

医師が効果的だと思う風邪予防法、トップは「手洗い」

気温が低く、空気が乾燥する冬場にかかりやすい風邪。インフルエンザがはやっている職場も少なくないだろう。

 メドピアの調査によると、医師に「最も効果的であると思う(お勧めをする)風邪の予防方法」を尋ねたところ、最も多かったのは「手洗い」で43.0%だった。

 具体的には「汚れた手からの感染が一番多い。 触ったところからほかの人にも感染する」(20代、消化器内科)、「風邪は飛沫感染。飛沫を飛ばしそうな人には、人間はおのずと近づかないもの。盲点は、すでに汚染された物品をうっかり触った手で、物を食べたり、口などを触ること。だから、手洗いが一番効果的」(50代、精神科)といった声があった。

 2位以下は「うがい」が24.7%、「マスク」が23.7%、「加湿器・空気清浄器」が8.6%で続いた。

 それぞれの声を見ると、うがい支持派では「咽頭からの感染が主たる原因と思うので、通常のマスクはウイルスにはほとんど無効」(50代、整形外科・スポーツ医学)、マスク支持派では「うがい、手洗いは水回りがないとできないが、マスクはどこでも使用できるので実効性が高い」(30代、心療内科)、加湿器・空気清浄器支持派では「寝てる間にのどが乾燥したり身体が冷えるのがもっとも感冒を引き起こしやすい」(30代、耳鼻咽喉科)などがあった。

風邪治しの定説 熱い風呂に入る・酒を飲む・汗をかくは誤解

気温が急に下がり、風邪をひく人が急増しているが、広く“治る”といわれている対策が実は逆効果なこともある。

 例えば、【熱が出そうなときは熱いお風呂に入ってガンガン温まる】のはNGだと薬剤師・ 衛生検査技師の三上彰貴子さんは解説する。

「お風呂で温まるだけで免疫力が上がると勘違いする人もいますが、実はウイルス増殖を後押しする結果に。また、入浴はかなりエネルギーを消耗します。風邪をひいているときは、原則としてエネルギーを消耗する行動は控え、休息に徹するほうが賢明です」

 また、【お昼に薬をのみ忘れたから夜、2回分のむ】のも危険だという。

「薬は用法用量を守らなければ、効き目を発揮しません。1日3回タイプの薬なら最低4時間、2回なら6~8時間あければ、のむことができます。気がついたときが次の服用時間なら、1回抜いて、2回分のまないこと! 成分の濃度が変わり、危険です」(三上さん)

【風邪をひいていてもお酒のアルコールでウイルスを撃退する】なんていう人もいるが…。

「薬とアルコールを一緒に摂ると、薬の成分が強く出すぎる場合があり、危険です。とくに、ヒスタミンが含まれた薬は、眠気を助長します。

また、アルコールをよく飲む人は、痛み止めのアセトアミノフェンで肝臓を傷める場合も。医薬品の栄養ドリンク剤も、アルコールを含んでいる場合があるので要注意です」(三上さん)

【しっかり厚着と暖房で大汗をかいてウイルスをやっつける】も間違いだと、東京慈恵会医科大学准教授・医学博士の浦島充佳さんは指摘する。

「汗をかいたから治るのではなく、治ったサインとして汗が出るというのが正解。体温を上げて活性化した免疫がウイルスを打ち負かし、風邪が終息に向かうと、汗をかいて体温を戻すのです。

ですから、風邪を治すために無理に汗をかくというのは、エネルギーを消耗するだけで、逆効果。また暖房のつけすぎは部屋の空気が乾燥するのでNGです」

風邪に効果的!?「はちみつ大根」「緑茶うがい」「しょうが紅茶」

大人なら風邪をひいた経験はそれなりにあるものですが、「これが一番の風邪ケア!」と思うものは、人によっていろいろのようです。今回は「自分が効果的と思う風邪対策」についてアンケートで聞いてみました。

■水分をとって睡眠!

・「月並みだが、しっかり食べて早く寝る。熱があるなら汗をかく」(31歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

・「とにかくポカリなどで水分を補給して、あったかくして眠ること」(27歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

・「布団に入って大量の汗をかく」(33歳/アパレル・繊維/クリエイティブ職)

これぞ基本!という気がしますが、やはり水分と睡眠は大事ですよね。たくさん汗をかいたら、体の中の悪いものも出て行ってくれそう。

■市販薬などの力を借りる

・「あれっと思ったときにすぐ薬を飲む」(29歳/学校・教育関連/事務系専門職)

・「本格的に症状が出る前に葛根湯を服用する」(29歳/小売店/秘書・アシスタント職)

・「栄養ドリンクを飲んで、厚着して、ひたすら寝る」(29歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

市販薬や栄養ドリンクは「ひきはじめ」を狙う人が多いようです。本格的な症状が出る前に、できるだけ抑えておきたいですよね。

■やっぱり早めの病院!

・「市販の薬を飲まずに医者に行く」(26歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

・「病院で点滴を打ってもらう」(25歳/その他/その他)

・「あまり身体が丈夫でないので、市販薬でごまかすよりさっさと医者に診てもらって薬を処方してもらったほうが回復が早い。あとは栄養とってとにかく安静」(28歳/不動産/事務系専門職)

市販薬よりも処方薬のほうが効く!と考える人も多くいました。確かにお医者さんに診断してもらったほうが、病状にぴったりマッチした薬がもらえそう。

■これを口にすれば安心!

・「紅茶にたっぷりのしょうがを入れて、水分をしっかりと摂取し睡眠をとったら一晩で回復しました」(29歳/その他/その他)

・「ねぎをたくさん入れたとりがゆを食べる、緑茶うがい、マスクしてひたすら寝る」(32歳/その他/その他)

・「すりおろしリンゴか、はちみつに大根の薄切りを漬け込んだ『はちみつ大根』。後者はおばあちゃんの知恵で、おいしくはないですがよく効きました」(30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

紅茶や緑茶などは殺菌効果があるので、うがいをすると効果的という話はよく聞きますよね!

風邪をひいたときの対処方法はたくさんありますが、最終的には「自分はコレ!」というパターンを見つけておくと心強いのかもしれません。まだ「自分流」が定まらない人は、今回のアンケート結果を参考にしてみてくださいね。

勃たなくなったら要注意!? 30代に増えている「男性更年期」

●男性の更年期障害

「更年期障害」というと、これまでは女性特有の症状という印象が強くありました。しかし最近では、男性にもあることがわかり、「LOH症候群」や「加齢男性性腺機能低下症候群」とも呼ばれています。

更年期とは、老化とともに性ホルモンの分泌が少なくなってくる期間で、ちょうど青年期から老齢期に移り変わる間の状態のこと。女性の場合は、閉経期を挟んだ数年間に更年期障害が起こるのに対して、男性の場合は、時期に個人差があり、進行も緩やかなので、本人にも自覚しづらい傾向があるようです。

一般的に男性の更年期障害は、55~60歳ごろに発症年齢のピークを迎えると言われていますが、早い方では40代から始まったり、遅い人では60代に入ってから症状に気づいたりする場合もあるようです。

男性の更年期障害の直接的な原因は、加齢にともなって、男性ホルモンの「テストステロン」が減少することです。

また、更年期に当たる時期は、仕事で責任の重い役職についたり、子供の独立で親子関係が希薄なったりするなど、職場や家庭でストレスが溜まりやすい時期でもあります。こうしたストレスも、男性の更年期障害を触発する要因になると言われています。

●症状と対処法

男性の更年期障害も女性と同様に、うつ、不安、イライラ、集中力の低下などの「精神・心理症状」や疲労感、だるさ、ほてり、のぼせ、動悸、肩こり、頭痛、腰痛、頻尿などの「身体症状」があります。

また男性の場合は、精神や心理症状のほうが先に現れることが多く勃起不全や性欲の減退など「性機能関連症状」が目立つという特徴もあります。更年期の年齢になって、これらの症状がある場合は、病院で治療を受けましょう。

その際、何科を受診すれば良いのかわからないという方もいるかもしれませんが、「だるい」「疲れが取れない」というような症状が長引くようなら心療内科や内科に。「勃起不全」や「尿の出が悪い」といった場合は、泌尿器科を受診します。

最近では、大学病院などの専門外来や、更年期障害の治療を積極的に行うクリニックも増えてきているので、そういった所を利用するのも良いでしょう。

病院での更年期障害の治療は、症状と血中の男性ホルモンなどを検査して、主に抗うつ薬治療と性ホルモン治療を併用して行っていきます。

「体調が悪いのに、熱を測ったら普段より低い」とき

「頭痛や寒気がして、熱があるかと思って体温を測ってみたら、35度台だった」「だるくて風邪かと思い、体温を測ったら、平熱よりも低かった」なんて経験、ないだろうか。熱があるように感じて、体温を測ってみると、なぜかいつもより低いことがある。

風邪の症状なのに体温が低いときって、どういう状態なのだろうか。何かの病気だったりしないだろうか。『ここ10年で、これだけ変わった! 最新医学常識99』(祥伝社黄金文庫)等の著書を持つ、医療法人社団池谷医院の池谷敏郎院長に聞いた。

「体調が悪く、頭痛や寒気がしているのに、体温が低いという場合はときどきありますね。もしかしたらこれから熱が上がるところなのかもしれませんし、すでに熱が出ていて、体温を下げるために汗をかき、下がったところなのかもしれません。あるいは、脇に汗をかいていて、うまく脇窩の体温を測れていない場合もあります」

発汗によってかえって普段よりも体温が低くなることもあると言う。「また、体の冷えそのものが、風邪の場合に自覚するような体調不良の原因になっていることもあるでしょう」睡眠不足や、就寝と起床のリズム、さらに運動不足やダイエットなどにより自律神経のバランスが崩れると、熱の産生が減り、血液の循環障害が生じるため、肩こり、頭痛、腰痛、消化不良などの原因となる。

冷えを自覚する人も多いが、自分の冷えに気づいていない人も少なくないのだと言う。ちなみに、脇で測った体温が36℃未満であれば、かなり低体温と言えるそうだ。「体温が低くなっていて体調が悪いときは、体を冷やすものばかり飲んだり食べたりしていないかなど、食事の見直しをしてみましょう。規則正しい生活を心がけ、運動不足があるならば適度な運動も必要です」身体にイイことをすれば、体温も自然と上がるそうだ。

ところで、高熱時よりも微熱のときのほうが、かえって体調が悪く感じられることもあるけれど……。「微熱の場合は、しんどいながらも、仕事に行ったり、いつもと同じく過ごしてしまったりすることがあると思います。高熱の場合はしっかり休むけれど、微熱の場合はムリしてしまい、かえって症状を長引かせてしまうケースも多いんですよ。

高熱になればだれでもしんどいと感じるはずです。ちなみに平熱が低い人の場合には、微熱でもかなりダルく感じるはずです」体調が悪いときに体温を測って、熱がないと、どこかしらガッカリしたり、気が抜けてしまったりすることもあるが、熱がないからといって安心するのではなく、「体調が悪くなっている」事実を受け止めたうえで、原因を探り、改善する必要があるようだ。(田幸和歌子)

なぜ風邪は“ぶり返す”のか? 医師に聞く予防法と治し方

「風邪を治す特効薬はない」とはよく聞くお話。ではどうすれば早く治せるのか、またどうすればぶり返さないのか。風邪にまつわる素朴な疑問を、医師に答えてもらいました。

●取材協力:有明こどもクリニック 理事長 小暮裕之先生

2003年、獨協医科大学卒業。日本小児科学会小児科専門医。PALSインストラクター AHA認定(小児二次救命処置法指導者 アメリカ心臓協会認定)。

2010年に有明こどもクリニック 有明院を開業、2016年には豊洲院を開業。その他、保育園の園医や小学校の学校医なども務める。

・有明こどもクリニック

●風邪にかかる仕組みと治る仕組み

――まずは風邪にかかる仕組みと、風邪が治る仕組みを教えてください。

小暮先生: 「一般的に風邪と呼ばれるのは、ウイルスに感染することで、鼻やのどが急性炎症を起こす“かぜ症候群”の総称です。

 飛沫や手についたウイルスが、粘膜に付着すると感染し、2日前後の潜伏期間を経て発症します。のどの痛みやせき、鼻水、身体の倦怠感、発熱などの症状が起こります。消化管に感染すると、腹痛や下痢、嘔吐などがみられることがあります。

 身体が免疫力を上げて感染したウイルスと戦い、ウイルスを死滅させると風邪は治ります」

●風邪を早く治すには?

――では、風邪をできるだけ早く治すにはどうすればいいのでしょうか。

小暮先生: 「特効薬はありません。早く治す薬というのはなく、症状を和らげる薬しかないのです。治すには、基本的なことですが栄養を摂って、睡眠をしっかり取り、体力の回復に努めることです。また、身体を冷やさないで安静にしていることが大切です」

――風邪をひいているときというのは体力が落ちていますが、そもそも体力が落ちていたから風邪をひいたのか、それとも風邪をひいたから体力が落ちたのか、どちらなのでしょうか。

小暮先生: 「両方です。体力が落ちているときに風邪をひきやすくなり、さらに身体は風邪を治すために、体力を感染したウイルスと戦うのに使います。いってみれば、身体は兵隊さんを出動させてウイルスと戦わせるのです。兵隊さんが戦うのには体力が必要なので、風邪をひいているときにも、当然、体力は消耗しやすくなります」

●風邪をぶり返すってそもそもどういうこと? 予防法は?

――よく、一度治った風邪の症状が再度悪化する、俗に言う“ぶり返す”ことがありますが、あれはどういう状態なのでしょうか。

小暮先生: 「『ぶり返す』といっても、実はぶりかえしてはいないのです。新しい風邪にかかっているだけなのです。風邪の治りかけというのは免疫力が下がっているため、そこを狙って別のウイルスなどが感染してしまい、再度、風邪をひいてしまった状態が、ぶり返した状態です。

 ウイルスは一度やっつけると身体に免疫ができるため、同じウイルスに感染するのを防げるのですが、次にやってきた別のウイルスの免疫がない場合は、やはり感染してしまうのです。また、ウイルスも賢いので、型を変えて攻撃してきます。同じウイルスでも、型の違うウイルスに感染することもあります。このことから、せきが出る風邪が治りかけているのに、今度はのどが痛くなったり、鼻水が出たりする風邪をひくことがあるのです」

――では、また別の風邪にかからないようにするにはどうすればいいのでしょうか。

小暮先生: 「身体が弱っている状態なので、睡眠と栄養をとって、身体を冷やさないようにして免疫力を上げること。そして、新たなウイルスをもらわないように、手洗いやうがい、マスクを徹底し、人が多く集まる場所などに行かないことです」

●風邪に関する素朴な疑問

 風邪の基本的なことが分かったところで、続いて風邪についての素朴な疑問を解消しておきましょう。

Q. 風邪のときにお風呂に入っていいの?

 「疲れる状態なら入らないほうがいいです。お風呂に入ると汗をいっぱいかいて、カロリーを消費します。高熱が出ていてフラフラしてつらいときに、無理にお風呂に入ると、体力を消耗して疲れてしまいます。もし微熱程度でそれほどつらくないようなら、入ってもいいでしょう」

Q. 熱があるときに、お風呂に入って身体が熱くなっても大丈夫?

 「身体が熱くなりすぎると体力を消耗するため、疲れやすくなります。高熱のときに熱いお湯につかるのは避けたほうがいいでしょう。熱があるときに、身体を冷やすのはよくないですが、お風呂や分厚い布団などで温めすぎても、体力消耗の点からよくありません。大切なのは、最も快適な環境で身体を休めることです」

Q. 「風邪を治す薬はない」ってほんと?

 「市販の風邪薬は、風邪の諸症状を緩和させるものです。風邪の菌と戦うのは、人間の体の免疫機能です。例えば解熱剤は、熱を下げることによって風邪のつらい症状を抑えるものです。風邪の症状によって眠りが浅くなったり、食欲が落ちたりすると風邪が治りにくくなります。そのようなつらい症状を和らげて、風邪を治しやすくするために薬があります。風邪薬は、症状がつらいときに使うといいでしょう」

Q. 風邪のときにはなぜ「おかゆ」がいいの?

 「大切なのは、きちんと栄養を摂ることです。ただ、胃腸が消化するのに負担がかかるものは避けたほうがいいです。炭水化物は消化しやすいことから推奨されています。肉などのタンパク質も食べていいですが、油ものは消化に負担がかかるため、避けたほうがいいでしょう」

 風邪の治りかけは、たとえ症状が和らいでいても身体は弱っているため、「次の風邪」にかかりやすいタイミング。食事と睡眠に気を付けて安静を保ち、「次の風邪」によるぶり返しを防ぐことが重要です。

胃腸風邪 下痢止めは自己判断で飲まないで

【Q】季節の変わり目で「胃腸風邪」で治療を受けていますが、なかなか治癒しません。そういうものなんでしょうか?(30代女性)

 【A】胃腸風邪、いわゆる感染性胃腸炎ですね。細かく分類するとウィルス性、細菌性、毒素型などに分けられるのですが、ここでは省略して胃腸風邪の攻略方法をお伝えしますね。

 まず体力が弱っているから食べないといけないという考えを改めて下さい。焼肉食べよう、ニンニク食べよう…などです。その上、お酒まで飲んで苦しむ患者さんもおられます。胃腸風邪の主な症状は、吐き下しや高熱です。その時に無理をしてはいけません。消化に負担がかかると、嘔吐するか下痢をするかのどちらかです。

 アルコールはもってのほか。ただ例外的な人がいるのは事実です。荒療治で治癒させている人もいました。私が外科医だったころの先輩です。普通の人が真似をしてはいけません。胃腸風邪の増悪をきたします。

 可能な限り、お粥さん、よく煮込んだ味の薄い素うどんなどを食して、それでも駄目なら味の薄いプリンやゼリーなどを食してください。経口接種が難しければ、病院で点滴治療を受けることをお勧めします。脱水が怖いから水分を多量に摂取しても余計に嘔吐、下痢をきたし、脱水の増悪をきたすことがあるのです。

 そして、絶対にしてほしくないことがあります。市販および病院から処方された下痢止めを飲まないで頂きたいのです。人間には優れた能力が備わっています。身体の中に入ってはいけないものなので嘔吐や下痢で、強制的に排泄するのです。止めてしまうと悪いものが残り続けます。

 以前にO-157という細菌が原因で亡くなられた患者さんも、市販の薬を飲み続けて様子を見ておられたと伺いました。当院でも胃腸風邪のときに下痢止めを希望される方がいますが、理由を説明し、納得して頂いております。胃腸風邪の際には、病院での投薬治療のみではなく食事療法も伴わせて、自己判断で下痢止めなどの服用は中止して頂きたいと思います。

 ◆回答者プロフィール 谷光利昭(たにみつ・としあき)兵庫県伊丹市・たにみつ内科院長。診察は内科、外科、胃腸科、肛門科など。デイリースポーツHPで医療コラム「町医者の独り言」を連載中。

咳だけ長引く…それは風邪ではなくて、マイコプラズマ肺炎かも

◆細菌が引き起こすマイコプラズマ肺炎

2016年にも流行したマイコプラズマ肺炎。マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマと呼ばれる細菌に感染することで起こる病気です。患者は幼児から成人までみられますが、とくに幼児から学童までの子どもたちや、比較的若い人の肺炎の原因とされ、患者として報告される人のうち、およそ8割が14歳以下です。なかでも7~8歳の子どもが、この病気にもっともかかる年代といわれます。乳幼児の場合は風邪程度ですむことがほとんどで、肺炎にまで進むことはまれです。

マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられる病気で、晩秋から早春にかけての寒い時期に増加する傾向があります。この病気はかつて、「オリンピック病」などといわれることがありました。これは4年周期で流行が繰り返されてきたためで、1980年代では1984年(昭和59年)と1988年(昭和63年)に、比較的大きな流行がありました。1990年代以降は、かつてのような大流行はなくなりましたが、2000年からは、少しずつ患者の数が増えています。

◆潜伏期間も病気の期間も長いのが特徴

マイコプラズマ肺炎の感染経路は、病気に感染した患者の咳やくしゃみで病原菌がとびちる飛沫感染と、患者と身近に接することでうつる接触感染があります。ただし、感染にはかなり濃厚な接触が必要と考えられており、家庭や学校など、地域での感染拡大の速度は遅いことが知られています。学校などでクラスメイトとの接触が短時間であれば、感染拡大の可能性はそれほど高くありません。しかし、いつも一緒に遊ぶ仲良しの友人同士や家族間の濃厚な接触による感染には注意が必要です。

この病気は潜伏期が長いのも特徴で、感染してから症状が出るまで2~3週間もかかります。初期の症状は発熱や全身の倦怠感、頭痛などで、これらの症状が表れてから3~5日後から、咳が出はじめるのが一般的です。はじめ、咳は乾いた軽いのもので、痰は出ません。症状が進むとともに咳は強くなり、熱が下がった後も3~4週間ほど続きます。なかでも年長児や青年期の若者では、病気の後期には痰の多い湿性の咳となることが多くみられます。幼児では鼻炎の症状のほか、耳や喉の痛み、吐き気や下痢、胸痛や皮膚に湿疹が表れることもあります。こうした症状には個人差があり、2~3日で治る人もいれば、1カ月以上続く人もいます。

マイコプラズマ肺炎にかかっても、多くの場合は軽症ですみますが、まれに重症化するケースがあります。重症化した場合は、病院に入院して専門的な治療が必要になることもあります。

◆従来の抗菌薬が効かない耐性菌も出現

マイコプラズマ肺炎の治療では、マクロライド系の抗菌薬(抗生物質)による薬物療法が用いられます。しかし近年、このような抗菌薬が効かない「耐性菌」が増えてきました。耐性菌に感染した場合には、テトラサイクリン系やニューキノロン系などの抗菌薬での治療が行われます。

予防法については、マイコプラズマ肺炎に対するワクチンは現時点でありません。私たちができることは、一般的な風邪やインフルエンザと同様の対策をすることです。マイコプラズマ肺炎が流行しやすい寒い時期には、こまめに手洗いやうがいなどを行い、患者との濃厚な接触を避けることが大切です。また自分が感染してしまった場合は、周りの人にうつさないように注意してください。飛沫感染も経路の一つなので、外出時にはマスクを着けるなどの咳エチケットを守りましょう。

風邪をひいたときに役立つ!フリーズドライ食品がすごいんです

フリーズドライ食品って?

フリーズドライ食品は、急速凍結させた後、真空の状態で気圧を下げることによって水分を蒸発させ、乾燥させる方法で製造された食品です。炭水化物、たんぱく質、脂質、食物繊維やミネラルといった栄養素は全くといっても過言ではないくらい変化がありません。また、酸素や熱、日光などによって変化しやすいとされるビタミン類も、真空状態で乾燥させる点や凍結させることから変化が少ないと考えられています。

味や色彩、食感、栄養素の損失がほとんどないため、おいしく食べられます。さらに、フリーズドライ食品は復元性が高いため、お湯を注ぐだけで簡単に食べられます。小型で軽量なので、アウトドアや非常食としても重宝します。一部の商品は宇宙食としても用いられているそうです。

フリーズドライ食品の弱点も知っておこう

とても便利なフリーズドライ食品ですが、弱点があるそうです。表面積が広く、空気と触れる面積が増えるため、酸化を受けやすい状態になるという点です。そのため研究者たちは現在、包材も含めた保存技術の向上を目指しているそうです。保存状態に気を付けながら、日常生活にうまく取り入れていきたい便利品ですね。

風邪で「葛根湯」 効く人・効かない人の違いを医師が解説

「風邪には葛根湯」と医者ですら言うが、専門家によれば、「葛根湯が向かない人」も、思っている以上にいるという。葛根湯を飲んでも効かなかった。こんな時、漢方薬にちょっと知識がある人は「飲むタイミングに問題があった。風邪のひき始めに飲まないと効かない」と指摘する。

 しかし、必ずしも正しくない。

「『風邪のひき始めに飲む』は、葛根湯に限らずほかの漢方薬にもいえること。葛根湯が効かないのは、体質に問題があるからです。つまり、葛根湯が効く体質でない人は、ベストのタイミングで葛根湯を飲んでも効きません」

 こう話すのは、筑波大学付属病院臨床教授の加藤士郎医師。葛根湯が効く典型的なタイプは、「日頃から体力があって暑がり」「風邪の症状として強い寒けがあり、首や肩が凝り、高めの熱が出る」、さらに「脈を強く打っている」。加藤医師によれば、こういう人が葛根湯を飲むと2日ほどで熱が下がり症状が改善する。

 一方、葛根湯が効かない典型的なタイプは、「日頃から体が冷えている。食が細い」「風邪の症状として寒けは弱く、発熱がさほど見られない。しかし冷えや脱力感があり、咽頭痛があったり、くしゃみや鼻水が強い」、そして「脈が弱い」。

■体が冷えている人は葛根湯の働きがムダに

 なぜ、体質が葛根湯の効き目を左右するのか? 簡単にいえば、ウイルスは発熱によって殺されるが、葛根湯はその働きをより強力にサポートする効果がある。ところが、そもそも日頃から代謝が悪く、体が冷えている人は、ウイルス感染で熱が上昇せず、せっかくの葛根湯の働きがムダになってしまうのだ。

 人間の体は、脳の視床下部で平熱が定められている。これを「セットポイント」と呼ぶ。ウイルスに感染すると、熱に弱いウイルスを退治するために視床下部の指令でセットポイントが上昇し、発熱。交感神経の末端からノルアドレナリンが放出され、血液循環がよくなる。すると、リンパ球が活性化され、病巣に集まる。やがて発汗が起こり、神経伝達物質のアセチルコリンが副交感神経や運動神経の末端から放出され、リンパ球に作用して免疫システムが働く。このようなメカニズムで、葛根湯がウイルスを退治する一連の流れによって、高熱が出る。

 葛根湯は7つの生薬(葛根、麻黄、桂皮、生姜、芍薬、甘草、大棗)で成り立っている。そのうちの麻黄がセットポイントの上昇に伴い体温をより上昇させる。そして桂皮と生姜がセットポイントを下げ、発汗や解熱をきたし、平熱に戻しやすくする。

「体力があり、暑がりの人は代謝が良く、『発熱でウイルスを殺す』といった免疫システムが強く働き、そこに葛根湯が加わることで、2日ほどで風邪が治るのです」

 さらに最近の研究では、①インターロイキン-1αを抑制②インターロイキン12とインターフェロン-γを誘導――の2つの働きも分かっている。①で細胞内でのウイルスの増殖を抑制し、②で免疫力を高める。

 葛根湯が効かない人には、小青竜湯や麻黄附子細辛湯が向いている。たとえば、くしゃみや鼻水が強ければ小青竜湯、冷えがあり咽頭痛があるなら麻黄附子細辛湯といった具合だ。

「ただし、風邪への処方は、漢方薬の中でも極めて難しいとされています。急性疾患なので、その時々の体質の見極めが非常に重要だからです。葛根湯が効かないタイプの人は、漢方薬の専門医に相談するべき。できれば風邪をひく前から、自身の体質を知っておいた方がいいでしょう」

風邪、薬に頼りすぎず 抗菌薬もウイルスには効果なく

一年で最も寒い時期になった。うがいや手洗いなどで気をつけていても風邪をひくことはある。風邪をひいたら無理せずゆっくり休養をとるのが基本。とはいえ、受験生や社会人はそうもいかない。そんなときに市販の風邪薬を飲むことは多いが、あくまで症状緩和が目的と心得よう。一般に風邪というが、医学的には「かぜ症候群」と呼ばれる。原因の80~90%はウイルスと呼ばれる病原体。風邪を起こすウイルスには、ライノウイルス、アデノウイルス、コロナウイルスなどがある。

 気温が低く乾燥するこの時期は、風邪の原因ウイルスが飛散しやすいため、風邪をひく人が多くなる。風邪を予防するには原因となるウイルスを寄せ付けないのが一番。外出時のマスクや、帰宅時の手洗いやうがいといった基本的な対策が欠かせない。
 とはいうものの、年に何回かは風邪をひいてしまうという人も多いだろう。気象情報提供会社の調査では、1年間に風邪をひいた回数は平均2.3回との報告もある。

■まず休養が基本

 風邪をひいたら、まずはゆっくり休養を取り、水分や栄養を補給することだ。そもそも、風邪の主な症状である鼻水やせきは、ウイルスを外に排出しようとする体の働き。熱が出るのも体の免疫機能を働かせてウイルスに対抗するためだ。私たちの体には本来、風邪を治す力があり、一般的には数日~1週間もすれば自然に治る。つまり、風邪に対して通常、薬は必要ない。ところが「抗菌薬(抗生物質)を飲めば風邪が治ると誤解している人がいまだにいる」と話すのは、太融寺町谷口医院(大阪市北区)院長の谷口恭氏。

 抗菌薬は、細菌には作用するがウイルスには作用しない。だから、ウイルスが原因である風邪には無効。それどころか有害なこともある。なぜなら、胃炎など抗菌薬の副作用が生じるリスクがあるのに加え、抗菌薬が効かなくなる細菌(耐性菌)を生み出す可能性があるからだ。抗菌薬を求める患者に対して谷口院長は「『あなたの風邪に抗菌薬は不要です』と説明して納得してもらうようにしている」と話す。ただし、高齢者や心臓病などの病気の人、風邪の症状が重い場合や長引く場合は、肺炎など他の病気の可能性もあるので、自己判断せずに医療機関を受診する方がよい。

 市販の風邪薬を使う人も多いが過信は禁物だ。製薬会社のグラクソ・スミスクライン社が20~30代の会社員などを対象(回答数620)に調べたところ、約6割が医療機関を受診せずに市販の風邪薬で治そうと考え、実際によく購入すると答えた。市販の風邪薬、いわゆる総合感冒薬は、風邪を「治す」のではなく、あくまで症状を「和らげる」のが目的。ほとんどの総合感冒薬で、鼻水や鼻づまりを抑える成分、解熱・鎮痛作用のある成分、たんを出しやすくする成分、せきをしずめる成分など、複数の成分が組み合わされている。

■使い慣れた薬を

 総合感冒薬の効能が気になるなら、どんな成分が含まれているかを確認してみよう。薬の外箱や中の添付文書に書かれている。製薬会社や医薬品医療機器総合機構のウェブサイトで調べることもできる。他の病気で薬を飲んでいる人は、成分の重複や他の成分との相互作用が生じないか、薬剤師に確認してもらおう。なお、鼻水や鼻づまりを抑える抗ヒスタミン作用のある成分は眠気を催しやすいので、服用中の車の運転や機械操作は避ける。また、解熱鎮痛薬には十分気をつけたい。小児の発熱にはアセトアミノフェン入りの薬を選ぶ。ブランド名が同じでも「小児用」と書かれている薬には鎮痛成分としてアセトアミノフェンが含まれる。まれだが、成人でもスティーブンス・ジョンソン症候群という重い皮膚の副作用の報告もあるので注意を。

 総合感冒薬は種類がとても多いので、店頭で何を選べばよいか迷いがち。ドラッグストアでの勤務経験が長い薬剤師の松本洋美さんは「人によって薬との“相性”が違う。使い慣れた薬があればそれが良い」という。以前に飲んだ経験があれば、副作用の回避にも役立つ。風邪は自然に治ることから考えても、効能に細かくこだわるより合う物を優先する。松本さんは「治ると信じることによるプラセボ効果もある。効くと感じられる物を」と話す。
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■インフルエンザは感染力強く

 インフルエンザも広い意味でかぜ症候群に含まれる。以前はインフルエンザウイルスによる風邪を「流行性感冒」、それ以外を「普通感冒」と呼んでいた。流行性感冒の名の通り、インフルエンザは感染力が高く、症状も強いのが特徴だ。インフルエンザウイルスを調べる検査キットや、インフルエンザウイルスに効く薬が開発され、インフルエンザの診断と治療は大きく変わった。予防の面では、インフルエンザにはワクチンがあるが、風邪の原因となるライノウイルスやアデノウイルスに対するワクチンはない。そのため現在では「風邪」と「インフルエンザ」を分けることが一般的だ。

【この病気知ってる?】COPD治療 禁煙が第一歩 消化器潰瘍、鬱など併発の危険

せきやたんが何週間も続く。階段や坂道の上りなど、息切れすることが多くなった。これらを風邪や年齢のせいと独り合点するのは危険だ。

40歳以上で自身や家族に喫煙歴があれば、COPD(慢性閉塞(へいそく)性肺疾患)に注意したい。まだ耳慣れない病名だが、今や国民病の様相を呈し、医師や医療機関は正しい理解を呼びかけている。

 COPDは、気管支などの気道や肺に炎症が起きて空気の通りが慢性的に悪くなり、呼吸が困難になる病気の総称。これまでは肺気腫、慢性気管支炎として診断され、痛みや激しい症状がなく徐々に進行する。

有害な空気を吸い込むことで起きるとされ、国内の患者の約9割が喫煙経験者だ。

 順天堂大医学部の福地義之助客員教授は「たばこなどに含まれる有害物質によって気管は炎症を起こして腫れ、気道が狭くなり、空気を送る能力を低下させる。気管支の先端につく肺胞も有害物質で破壊される」という。

 壊れた肺胞は大きな袋状につながって肺気腫を起こし、再生しない。肺そのものは弾力性を失い、伸びた風船のようになって機能を失っていく。慢性気管支炎と肺気腫は混在する場合が多く、互いに影響してCOPDの進行が加速する。

平成23年に国内で1万7000人近くがCOPDで死亡し、日本人の死亡原因の第9位だ。治療中の患者数は約17万人だが、潜在患者は530万人以上とも。

 WHO(世界保健機関)などが参加し、COPDの診断、治療、予防に関する研究、啓蒙(けいもう)を行う国際組織GOLDが組織されたが、同日本委員会が23年に行った調査では、4人に3人がCOPDについて「知らない」とし、認知度は低い(図1)。

 厚生労働省も25年度から10年間にわたって展開する「健康日本21(第2次)」で、COPDを発症予防と重症化予防に取り組む非感染性疾患(NCD)として新たに加えた。メタボリックシンドロームが国民的な認知度を得たのに続く試みだが、製薬会社などは22年に一般向け専用サイト(copd-jp.com)を立ち上げている。

 日本べーリンガーインゲルハイム(東京都品川区)呼吸器領域プロダクトマーケティング部の南口(なんこう)英樹さんは「全国の専門医が検索できますが、早期に受診、治療できれば予後や生活の質が大きく好転する」。

 同社は24年にファイザー(東京都渋谷区)とともに、自身や家族に喫煙者がいる人を対象に調査し、図2のような結果を得た。べーリンガーインゲルハイム広報部、二口(ふたくち)絵美さんは次のように話す。

「COPDも肺がんも、喫煙が大きな要因ですが、COPDに対する懸念を小さくとらえてしまっています。家族の助言があれば受診するとの結果もあり、早期治療に向けて家族からのアクションを促そうとキャンペーンサイト『いきいき神社』(ikiiki-jinja.jp)も展開中です」

 福地さんは「1日に吸うたばこの本数に喫煙年数をかけ、400を超えると発症の危険が高まり、1100では非喫煙者の150倍ものリスクを負う」とし、COPDは骨粗鬆(こつそしょう)症、消化器潰瘍、鬱などを併発する全身病だとも指摘する。

「肺は外気と接し、血液はすべて肺を通って酸素と二酸化炭素を交換する。肺は体の外と中の状況をすべて写す鏡のような臓器」だとし、言葉を続ける。

 「古代中国の思想家、荀子は『美意延年』を掲げ、心が楽しければ長生きすると説きましたが、私は『美肺延年』とし、美しく健康な肺こそが長生きをもたらすと考えています」


味覚がおかしい若者急増中?味覚が鈍る原因は「亜鉛不足」

近ごろ、味覚障害で病院を訪れるひとの数が急速に増え、年々十数万人を超える規模で拡大しているそう。特に20代、30代の若い女のコに多いらしいって知っていましたか?

その原因の大半が亜鉛不足によると言われいるとか。

では、どうして亜鉛が味覚と深く関わっているのでしょうか…

味を感じるのは、舌の粘膜に分布している「味蕾(みらい)」と呼ばれる突起物が、甘味、辛味、酸味、苦味などの味覚を受け取り、その信号を脳に送ることで初めて認識できるようになっています。

亜鉛が不足すると、この味蕾の機能を低下させ、味蕾細胞の生まれ変わりを阻害します。

また、亜鉛不足が長期化すれば、味蕾細胞の再生が難しくなります。

食品添加物の中には、亜鉛の吸収を妨げるものもあり、また、ジャンクフードや加工食品ばかりを食べていると、亜鉛を含むミネラル不足は必至。

塾に通うためファストフードを夕食代わりにしていた子供たちに味覚障害が急増しているのは、こうした理由からだと言われています。

実際、食事の味付けが濃すぎると家族に指摘され、病院を訪れた主婦の食事内容を聞くと、ほとんどが加工食品だったということも。

栄養不足や偏食が原因による症状のなかで、味覚障害は比較的初期に現れるもの。このまま放置しておくと、ミネラルやビタミン不足によるさらに深刻な症状が現れる可能性もあります。

それに、味覚が狂ってくると、食べると危険な物を察知することもできなくなって、古くなったもの、酸化してしまったものでも味がわからず食べ続けてしまうこともあるので注意が必要です。

でも、安心して。健康的な食生活を1ヶ月も続けていれば味蕾細胞は生まれ変わってきます。新鮮な食材を使って、濃い味にならないよう気をつけましょう。

油や砂糖をたくさん使い過ぎると、素材の味がごまかされてしまうので、控えめに。

亜鉛は、牡蛎やホタテなどの魚介類、ひじきやアオノリなどの海藻類に多く含まれています。

他にも、ゴマやアーモンド、キノコ、緑黄色野菜、玄米、蕎麦からでも摂取可能。毎日のメニューにバランス良く採り入れてみてください。

もちろん神経の損傷によって味覚が狂ってしまうこともあるので、一度専門医に診断を仰ぎ、原因を突き止めておくことをおすすめします。

【マナー? 予防?】 風邪をひいたらマスクをする人、しない人

インフルエンザ流行のピークは、毎年1月から2月頃まで。この冬も間もなくインフルエンザが猛威を振るう時期に突入する。インフルエンザ以外にも、風邪をひいてゴホゴホと咳をする人が目立つこの季節。しかしよく周囲を見渡してみると、風邪をひいているのにマスクをしていない人もチラホラ……。

そこで今回は「教えて!goo」に投稿されている「マスクをしない人」というQ&Aに注目してみた。風邪をひいた時にマスクをするかどうか、しない人はなぜしないのかを問いかける質問者さんに対して、様々な意見が集まったのでご紹介しよう。

■マスク着用はマナーだ!

まずはマスクをする派の方々の意見がこちら。

「冬場の電車の中は、密室で風邪やインフルエンザ菌うようよですから喘息持ちの私はまず風邪をひくことが一番怖いです。冬はお互いにマスクをするのがマナーだと思います」(cxe28284さん)

「風邪・インフルエンザが流行している時期は移されない為に(風邪をひきやすいので…)自分が風邪をひいた時にもマスクは必ず着用していますね。家族や、周りの人達に移さない為にも…。マナーとして」(noname#159326さん)

「マスクをしてるとセキの抑止になり楽になるんですけどね そういう知識もマナーもモラルもない人なんでしょう」(rokomettoさん)

このように、皆「マナー」という言葉を用いてマスク着用の理由を述べている。また、風邪をひいた時だけでなく、ひいていない時でも予防のために着用しているという意見が目立った。

■マスクをしない理由は?

一方、風邪でもマスクをしない派も多く存在した。理由を見てみると、

「暑いし、息がしづらいし、鼻が痛いし…とかですかね」(carla_dさん)

「空気を吸うのがしずらいからです。もしひいてもマスクはしないです。面倒なだけなので。
私は喫煙者でもありますから余計に面倒です」(noname#159321さん)

「以前よりマスクをするようにはなってはいるのですが、してない事があります。
・顔がでかいのですぐ耳が痛くなる
・眼鏡をかけているのでくもって見えなくなる」(tarankoさん)

「マスクしません。帽子もかぶりません。イヤリングも嫌い。顔につけるのが嫌い」(noname#159516さん)

というように「邪魔だから」「鬱陶しいから」ということのようだ。しかし、マスクをしない派の方の中には、

「咳をするときは、手でおさえますよ」(hyakkinmanさん)

「咳やくしゃみはこまめにハンカチを口に当てます。外からのバイ菌から守ろうとはしてませんが、鼻うがいを帰宅してからします」(noname#159516さん)

「・一応タオル地の厚手のハンカチ?を口にあて咳をしています
・咳き込むようなら席をはずして誰もいないところに行きます」(tarankoさん)

というように、それぞれ工夫や周囲へ気遣いをしているという意見も見られた。

マスクをする派、しない派、あなたはどちらだろうか?

今こそ食べたい!風邪予防に疲労回復…「葉菜類」の食べ合わせ8つ

食卓への登場率が高い“葉菜類”。生で食べればシャキシャキとした食感を楽しめ、加熱をすればカサが減りたくさん量を食べられるため、ダイエットの味方にもなってくれますよね。そんな葉菜類なのですが、ちょっとした食べ合わせによっていくつかの嬉しい効果が得られることをご存じでしょうかここでは、ビューティーフードアドバイザーの筆者が、“3種の葉菜類のオススメの食べ合わせ”について、お話していきたいと思います。

■1:キャベツ

これから旬を迎えるのは葉が硬く、加熱しても煮崩れしにくい冬キャベツ。代表的な栄養素は、美肌づくりや免疫力アップに欠かせないビタミンC・β-カロテンなのですが、そのほかにも注目したいのが、ビタミンU(キャベジン)。胃酸の分泌を抑え、粘膜の修復を助ける働きがあるため、暴飲暴食してしまいがちな今の時期、消化器官の健康維持に役立ちます。そんなキャベツのオススメの食べ合わせは、下記のとおり。

【キャベツの食べ合わせ】

(1)キャベツ+にんじん・かぼちゃ・モロヘイヤ(ビタミンU+β-カロテン)・・・胃腸強化
(2)キャベツ+豚肉・レバー・豆類(ビタミンC+ビタミンB1)・・・風邪予防
(3)キャベツ+牛乳・小魚・大豆製品・緑黄色野菜(ビタミンK+カルシウム)・・・骨粗しょう症予防

■2:白菜

約95%が水分である白菜は、今が旬です。豊富なビタミンCが免疫力を高めてくれることから、“風邪予防の養生食材”として親しまれています。白菜の栄養素はそれだけではありません。むくみを改善する利尿作用を持つカリウムや腸内環境を整える食物繊維、生活習慣病の予防に役立つミネラル類も豊富。葉芯の黄色っぽい部分にビタミンCが豊富に含まれているので、スープにしたり鍋の具材にしたりして活用しましょう。

【白菜の食べ合わせ】

(1)白菜+豚肉(ビタミンB1)・・・風邪予防・疲労回復
(2)白菜+にんにく(硫化アリル)・・・抗菌作用・抗酸化作用

■3:レタス

今の時期は、シャキシャキ感と甘みが増した冬レタスが市場に出回っています。レタスもまた約95%が水分なのですが、しっかりとした食感がお腹を満たすのに役立ちます。代表的な成分は、ラクチュコピクリンというポリフェノールの一種。新鮮なレタスの茎を切ったときに出る白い液体です。この成分には、メラトニンと似たような働きがあり、入眠作用や睡眠維持作用があるといわれています。芯の付近に含まれるため、刻んでスープにしてもいいですよ。

【レタスの食べ合わせ】

(1)レタス+牛乳(カルシウム)・・・不眠症予防
(2)レタス+かぼちゃ(β-カロテン)・・・老化予防
(3)レタス+トマト(リコピン)・・・風邪予防

以上、葉菜類のオススメの食べ合わせを8パターンお伝えしました。健康を維持・増進したいときや献立に迷ったときに、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「栄養満点・睡眠たっぷり」とは言えない私が風邪をひかない理由

この季節は、インフルエンザやノロウイルスなど「流行りもの」が増えてきますから、娘2人を保育園に通わせている私は常に感染症情報が気になるところではありますが……手洗いうがいもしないくせに、2人ともなぜか元気いっぱい。元気すぎて夜もなかなか寝てくれないので、私の睡眠時間は削られる一方です。

かくいう私も、娘たちの元気に便乗して最近は風邪知らずですが、生活習慣的には決して「栄養満点・睡眠たっぷり」というわけではないのです。2人を入浴させていたら自分は浴槽に入る暇なんてありませんし、2人を食べさせながらだと自分は残り物をつまむ程度になってしまいますし、夜中に2人が交互に目を覚まして来たりすると、1~2時間おきの細切れ睡眠……子育て中のワンオペママたちは、きっと皆さん似たような状況だと思います。

そんな悪条件下でも、健康を保つ秘訣がいくつかあるんですよ。一番重要なことは「風邪をひかないように気をつけなくちゃ」と思わないことです。この季節、風邪がはやり始めると、あいさつ代わりに「風邪に気を付けて」とか「風邪をひかないようにね」なんて言ってしまいがちですよね。あれ、実は逆効果です。なぜなら、脳は「否定型」を理解しないからです。

子どもに「こぼしちゃだめよ」と言って水の入ったコップを渡すと、どこかのタイミングでたいていこぼしますよね。なぜなら、「こぼしちゃだめ」と言われた時点で子どもの脳には「水をこぼす」映像がインプットされるからです。

「風邪をひかないように」も同様で、そう思ったり言われたりした時点で、脳には「風邪を引いた自分」がインプットされます。そして、脳は思い浮かべたことを忠実に再現しようとする機能が備わっているんです。「風邪をひかないように」と思ってマスクをしたり手洗いうがいをしたりするのも同じことです。

あまり意味がないどころか、その行為を行うごとに「風邪をひいた自分」をインプットすることになります。風邪もほかの病気と同じで、「風邪をひきたい理由」があるからその状態になるわけです。わざわざ風邪をひく必要性がなかったら、「風邪」そのものを扱わないことです。

ちなみに、「気合いで」風邪を治そうとするのも逆効果です。なぜなら、「気合いを入れる」=「それは難しいこと」だと脳に教えることになります。何かを行う時、「頑張る」「気合を入れる」「絶対にやると宣言する」といった行為は、いずれも「それは自分にとってハードルの高いこと」だとインプットすることになります。だって、息をするのに「気合い」を入れますか?「絶対に息をするぞ!」と宣言しますか?人は、自分にとって「難しいと思っていること」に向かい合う時に「気合を入れる」わけです。

とは言え、風邪を予防するための「戦略」が全く不要なわけではありません。私も「体がちょっと休みたがってるかも~」と感じたら、一般的な風邪対策として次のようなことをやってます。

*アロマオイルで蒸気浴

主にのどの症状に効果的です。ユーカリやラベンダーのアロマオイルを数滴浴室の床に落として、その上に熱いお湯をシャワーで勢いよく当てます。壁や浴槽などにもシャワーを当てて、浴室内をミストサウナ状態にしたら、ゆったりお湯につかりながら蒸気を深呼吸して吸い込みます。

*葛根湯倍量投与

風邪のひき初めに効果的です。ちょっとのどがイガイガするかも、鼻がつまるかも、ぞくっとしたかも、といった風邪の初期症状が出てから24時間以内に葛根湯を通常の量の倍量いっぺんに飲みます。

*ビタミンCの定時投与

風邪の予防又は悪化予防に効果的です。ビタミンCを高濃度に保つことがポイントですが、水溶性なので1回にたくさんとってもすぐに尿に出て行ってしまいます。ビタミンCのサプリメントを3~4時間ごとに6回以上繰り返し服用します。

これらの「予防のための行為」を「風邪をひかないように」行うのではなく、「明日からもやりたいことが元気いっぱいできるように」行うわけです。毎日が「理想の自分の姿」で充実して過ごしていれば、きっと「風邪をひいている暇」なんてなくなりますよ。

体力が低下した時は死を招く「肺炎」の意外な原因と予防法(2)

こんな例もある。ある40代の女性が「咳と痰が慢性的に続いて困っている」と、医師に診てもらうことにした。医師が胸部レントゲン検査をしたところ、肺に異常な影が見られたため、入院してさらに調べると、「パスツレラ」という菌による感染症と判明。これは、ペットとして可愛がっている犬や猫と毎朝、お目覚めのキスをしていることで起こるもので、唇をはじめ、顔中を舐め回すなど、目の中に入れても痛くないほど可愛がっているうちに感染してしまったのだ。

 「『パスツレラ菌』は動物が保有しており、犬、猫の上気道や口腔に存在しています。この例は女性の度重なる“ディープなキス”が感染源だったわけですが、噛み傷や引っ掻き傷でも人間の皮膚や皮下組織に感染することがある。“人畜共通感染症”とも呼ばれ、近年は増加の一途をたどっています」(医療関係者)

 また最近、間質性肺炎の一つである「特発性肺腺維症」と診断されている中に、実は「鳥関連過敏症肺炎」の症例が多いと考えられるようになった。東京医科歯科大学とともに研究に取り組んできた豊島区の大谷クリニック・大谷義夫院長は「特発性肺腺維症を調べたところ、半数以上が“原因不明”ではなく、『鳥関連過敏症肺炎』でした」と著書で記している。「鳥関連過敏症肺炎」は、鳥が原因で、咳、痰、呼吸困難、微熱が主な症状。進行するにつけ、呼吸困難がひどくなり、ある段階をすぎると死に至る。

 これまで「鳥関連過敏症肺炎」を特定する血液検査は、東京医科歯科大学でしか行われていなかった。そのため診察したクリニックの医師が、患者を東京医科歯科大学につなぐことができなければ、「間質性肺炎→しかし、原因は分からない」となり、ほとんどが「特発性肺腺維症」に分類される結果になっていた。前出の大谷院長は「最近は一部の検査会社でも行われるようになりましたが、保険適用外なのです」と言うが、疑う要素が少しでもあれば、完全自費であっても調べる必要があるという。

 「ある50代の患者は、自身は鳥を飼っていませんでしたが、隣家がレース用の鳩を飼っていたことで発症しています。ハト小屋を撤去後もハトの糞が大量に残っていたうえ、隣家以外にも付近でハトを飼う家が数軒あったため、病状は改善せず、病名判明後、7年で亡くなりました」他にも、自宅でインコを飼っている患者が呼吸困難を訴え、肺を調べたところ「鳥関連過敏性肺炎」が判明したケースがある。ハトが集まる神社の掃除を続けていたことで発症した患者もいるという。

 医療ジャーナリストの深見幸成氏は、さらにこう付け加える。「これまでに2~3年間、鳥を飼った経験がある、または羽毛布団を使っている方。自宅の庭やベランダなどに鳥の糞がある、さらに鳥の多い神社や公園などに隣接する場所に住んでいる方などは、リスクがあると考えたほうがいいでしょう。ただし、羽毛布団に関しては、使ったからといって必ず『鳥関連過敏性肺炎』を発症するわけではありません」

 我々は生きている限り、肺で呼吸をし続ける。その肺に感謝しつつ、異変が起きた場合は、すぐに医者に診てもらおう。

体力が低下した時は死を招く「肺炎」の意外な原因と予防法(1)

肺炎の多くは、胸部痛や熱、咳などの症状が伴い、若い人でも気付かないうちに重症化し、死に至るケースもある。医療関係者によれば、アレルギー反応(夏型過敏症肺炎など)や粉塵の吸入、薬によるもの、遺伝的なものなどが要因とされるが、多くの場合は原因不明で、特定疾患、いわゆる“難病”に指定されている特殊な病気だ。

 そのため現在も治療法や原因解明の研究が進められる中、喫煙に関しては、肺胞壁に炎症や損傷が起きて壁が厚く硬くなる(線維化)間質性肺炎の原因の一つであることが分っているという。同時に、肺炎を起こした人が喫煙をすると肺がんを起こす確率が高くなることも判明している。

 医学博士で総合医療クリニックを営む内浦尚之氏はこう言う。 「肺はスポンジのような構造で、空気を含んでいる組織です。健康な肺は、鼻孔から気管を通って外界から入り込む細菌やカビ、ウイルスなどを24時間休まず排除している。しかし、入り込んだ細菌などの量が多かったり、タバコや粉塵の吸入などで肺の免疫力が低下すると、菌やウイルスの方が優位となり、肺炎になってしまうのです」

 さらに、高齢者や糖尿病、肝硬変慢性腎不全などの病気を持つ人が、ひとたび肺炎を引き起こすと重症化して危険な状態になる。肺に菌などの異物が入り込むと、本来であれば戦ってくれる免疫力が持病で弱まっているため、時には全身に炎症が広がって命が脅かされることもあるという。

 肺炎は、病原微生物の種類により「細菌性肺炎」「非定型肺炎」「ウイルス性肺炎」などに分けられる。それぞれ治療薬も違い、複数の菌が混合感染している場合もあるが、一般的に「肺炎」と言うときは、細菌による感染が原因の「細菌性肺炎」を指している。
 症状は、高熱や咳、痰や呼吸困難などが主で、黄色い痰がでるのが特徴だ。気管支につながる肺胞と呼ばれる部位に起こり、炎症を起こす。

 「『細菌性肺炎』の原因の一つとして挙げられるのが、誤嚥です。本来、食道を通って胃に送られるべき食べ物や唾液が、誤って気管の方に入ってしまう。“食べ物や飲み物であれば多少の汚れは大丈夫なのでは”と思われがちだが、肺にとっては、食べ物自体が雑菌だらけの異物でしかない。その雑菌が、口の中の唾液や逆流した胃液などと一緒に、少しずつ気管から肺へ入り込み、重症化することがあるのです」(医療ライター)

 そうした傾向は、高齢者や脳卒中後の患者に多く見られるという。また、口の中に雑菌が多く繁殖し、虫歯や歯周病であったり、歯磨きを怠り口腔内を不衛生にしていると、年齢とは関係なく、若者でさえ起こり得る。

風邪予防にはみかん、しょうが お風呂ソムリエの入浴剤選び

不況が続くいま、プチ贅沢として入浴剤を楽しむ人が増加中。そこで「神楽坂まかないこすめ」のお風呂ソムリエ・小泉香織さんが、入浴剤の選び方と入浴法を伝授!

「みかんやしょうが、べにばなの入浴剤は、湯冷めしにくく風邪予防におすすめです。檜や桜の香りは気持ちをリラックスさせ、保湿性に優れた米ぬかには美肌効果があります」と小泉さん。効果別に、どんな入浴剤があるのかご紹介します。

【風邪予防】 みかん、しょうが、べにばな、など

【リラックス】 檜、桜、野ばら、など

【美肌】 米ぬか、桃の葉、など  

 さらに、おすすめの入浴法を教えてくれた。

【湯気で浴室を温めておく】

「入浴前は浴槽のふたを開け、湯気で浴室を温めておくと、寒さを感じず快適に入浴できます。シャワーで床にお湯をかけるのも◎」

【掛け湯は足から行うべし】

「湯船にいきなり浸からず、必ず掛け湯をしましょう。心臓から遠い足から掛け始め、徐々に上半身に向かって掛けていきましょう」

【ぬるめの湯に長く浸かる】

「体を充分リラックスさせるには37~40度のぬるめの湯に20~30分浸かるのがおすすめ。汗をかくので入浴の前後に水分補給を」

風邪とインフルエンザは違います…意外に多い“誤解”

医療機関が混む季節です。職場、学校などで風邪になり、つらそうな人も見られます。しかし、「風邪」って本当は何を指すのでしょう…。兵庫県伊丹市の「たにみつ内科」で診察にあたっている谷光利昭院長は、この“一般的な病気”について説明しました。

 寒い季節になってきました。当院にはワクチン接種などで多数の患者さんが来院されます。ワクチン接種をしたあとに、時々耳にするのが「これで今年は風邪ひかへんな!先生!」です。う~ん…結論から言いますと、これは間違いなのです。

 よく誤解されていることですが、風邪とインフルエンザは違います。正確に言いますと、風邪ではなくて「風邪症候群」なのです。つまり病名ではなく、病態なのです。ちょっと難しい話になりますね。簡単に説明すると、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咽頭痛、咳、発熱などの症状がある状態ならば、原因がインフルエンザウィルスであっても、マイコプラズマであっても一般的な表現として「風邪」ということになっているのです。

 たとえば、インフルエンザのワクチンを接種してもそれ以外の風邪症候群に罹患する可能性はあります。また、残念ながら、そのワクチンはインフルエンザを完全に予防することもできません。風邪の原因の80%から90%は、ウィルスによるものです。その中でも30~40%がライノウィルスが原因で、10%がコロナウィルスと言われています。一般的には馴染みのないウィルスですが、これらのウィルスに罹患しても重症化することが少ないから知名度が低いのです。

多くの場合が非ステロイド系の抗炎症薬や、抗ヒスタミン剤などの対症療法により治癒します。ウィルス感染なのに、よく抗生剤が投与されるのは2次感染の予防といった意味合いがあります。

 ライノウィルスは変異を起こしやすく、100種類以上のウィルスが存在するために、一度罹患しても別のライノウィルスに罹患する可能性もあります。ですからワクチンなどを製造することは難しく、1年の間で何回も風邪をひいてしまうこともあるのです。比べてインフルエンザウィルスに罹患した場合には、症状が重く、乳幼児や高齢者では脳炎、肺炎などの重篤な合併症を来すことがあります。最悪、死亡などの転帰になることもあります。ですから、多くの人たちが予防接種をし、インフルエンザウィルスに有効な薬が次々と開発されているのです。

 話をもとに戻すと、インフルエンザワクチンを接種したから、それ以降に風邪に罹患しないかといえば、そんなことはありえません。「風邪」という病名自体があまりにも多くの病気を含んでおり、それを予防する薬は、現在のところ存在しないんです。原始的に思えるかもしれませんが、こまめにうがい、手洗いなどの基本的な予防策を励行することが大事です。

ただし、幼少期に接種が推奨されている麻疹、風疹、おたふくかぜなどのように、接種をすれば、おおむね予防できる疾患もたくさんあることも改めて認識して頂きたいです。インフルエンザは、そうした風邪つまり「風邪症候群」の中のひとつです。風邪は、とても身近な病気なのに、実態は意外に知られていないんです。

「熱が上がりきる前に解熱剤を飲んではいけない」風邪との付き合い方&予防の基本

安易な解熱剤は長引く風邪の元凶に

健康な人でもひとつやふたつ体の不調はあるものだ。だが、その小さな不調は放って置いて大丈夫だろうか。今週の特集は、「不健康診断」と題してあなたの体調不良にフォーカスする。初回は、「風邪」だ。 2~3日熱や咳が出るが長続きせず、そのうち治る。風邪はそのように軽視されがちだが実際はどうだろうか? そして、そもそも風邪と一言でいっても、その正体はご存知だろうか?

「風邪の正体とは、約200種類にものぼる、細菌やウィルスです。

“風邪”という名前の病気や病原体は存在せず、咳やクシャミ、発熱、悪寒などを総称して便宜上“風邪”と読んでいます。 風邪の多くは大事にならずに自然治癒されますが、こじらせると肺炎など命取りの病状に発展します。だから風邪は軽視してはいけません。 風邪に感染するということは、言葉を変えれば『免疫力』が低下しているのです」(今津嘉宏先生、以下同)風邪の危険性を教えてくれたのは、医師の今津嘉宏先生。ガンを中心に西洋・東洋医学を統合した治療を行う。.

風邪をきっかけに「弱点」が重症化する

よく言われる免疫力とは、体に不可欠な機能だ。その役割は主に5つ。

1、健康の維持
2、老化や病気の予防
3、感染から体を守る
4、抗体を作る
5、がんなどを予防する。

外的から身を守るだけではなく、体の内部にできた不調のもとを摘み取ってくれる大事な働きだ。

「風邪は免疫力を測るひとつの目安です。
免疫は本来なら、外的をブロックし感染症から身を守る防波堤ですが、その前線を突破されたということは、免疫力が低下しているということ。免疫から逃れた外敵は、一気に体の内部に入り込み、もともと弱っていた部分を攻撃します。肝臓、胃腸などの臓器。また心疾患、糖尿病など持病が悪化することも。風邪を引いたなら、免疫力を高めるよう意識をすべきです。幸い風邪の治療や予防とは、免疫を活性化させる方法と重なる部分が多いのです」

40代前後ともなると、生活習慣病がちらほらと見え始める年代。風邪をきっかけに一気に悪化することもある。たかが風邪とあなどっていると大病を引き起こしかねないことはご理解いただけただろうか。では次からは具体的な風邪の治療法と免疫力を高める方法を見ていこう。

予防にも治療にも体を“温める”

風邪を引いたと思ったら、まず試してもらいたいのは「体を温める」こと。 「体温が38.5度まで上昇すると、ウィルスや細菌は死滅します。だから風邪で熱が出るのは自然な行為なのです。だから熱が上がりきる前に解熱剤を飲んではいません。二次感染を起こし、長引くでしょう」驚くべきことに、風邪を引いたひとの約20%は早い段階で二次感染を起こすという。最初に熱っぽさや寒気を感じたら、解熱剤など飲まずに休むに限る。

次に体を具体的に温める方法だが、比較的体力がある段階、また風邪を予防したいのであれば、「体を動かすこと」だ。 「体内で熱をつくり出すのは、筋肉です。起きている間に少しでも筋肉を動かすことでしょう。ただ、筋肉といっても激しい運動ばかりではありません。たとえば、“よく噛んで”食べること。おしゃべりすること。これも顔の筋肉を使います。また、“深呼吸”すること。男性の場合は腹式呼吸で『横隔膜』が動くくらい深く呼吸します」

手軽な方法は“温かいものを飲む”

しかし、動くのがダルイ、また食欲もない、そんなときにできることというと?
これが拍子抜けするほど簡単なのだが、ずばり「お湯を飲む」ことだ。

「一番簡単な方法は、“体温より高い”お湯を飲んで、内側から温めることです。熱がある場合は、3~4時間に渡り汗が出るまで温め続けましょう。汗が出るのは、脳が体温を平熱に戻しても良いと判断した合図。そこまでは我慢して温め続けます」この体温より高い「お湯を飲む」という行為はもちろん、予防にも有効だ。普段から免疫力を活性化させるには、温かい飲み物を選ぶべし。

ただし、いくら体温が免疫力を活性化させるといっても、あまりに高すぎる熱は危険だ。 「39度以上は、脳や神経に異常をきたすことがあります。医者にかかり解熱剤を処方してもらいましょう。ちなみに体温を下げる場合は、おへその上や、首のまわり、脇の下、足の付け根と、大きな血管が通っているところを冷やします。おでこでは効果がありません」


その他にも、健康の基本である規則正しく生活すること、しっかりとした睡眠を取ることももちろん大切である。風邪とは自身が弱っているというサイン。二次感染を防ぐためにも初動が何よりも大切だ。大事な仕事に穴を空けたくないのなら、「これくらい大丈夫でしょ」という初期の初期で勇気を出して半休を取り、体を温めるようにしたい。

今津嘉宏先生
芝大門いまづクリニック院長。藤田保健衛生大学医学部卒。日本外科学会認定医ほか多数の資格を保有。『風邪予防、虚弱体質改善から始める 最強の免疫力』(ワニブックス)などを執筆。

死ぬまで現役 下半身のツボ 気軽な会話がEDを解消する

 「EDになったことで、パートナーとの関係も悪くなった…これって、男性の勘違いから起こっていることが多いんです」こう話すのは、元AV女優で、精力料理研究家としても活躍中の竹下ななさん。今回はED解消のための食事メニューではなく、女性としての視線でEDについて語ってもらった。

 中折れなどを起こした際、皆さんはどういう態度を取っているだろうか。「私の経験上ですが(笑)、多くの男性は無理をしようとするんです。必死に勃起させようと躍起になり、勝手にイラ立つ…。また、『今日は調子が悪いな』と呟いてしまう。こういう態度を取られると、女性は“どうしたらいいのか”分からなくなってしまうのです」

 心当たりのある方も多いのでは? むろん、記者もその1人だ。しかし、竹下さんの言うように、この時、女性もまた途方に暮れてしまうという。「なんとかしてあげたいけど、その方法が分からないんです。『無理しなくていいよ』と言ってあげればいいのか、それとも『私がシテあげようか』と言えばいいのか(笑)。下手なことを言って、男性を傷つけてしまうのも怖いんですね」

 事実、竹下さんも昔はソレで失敗したことがある。 「今から思うとヒドイ言葉ですが、私としては相手の男性をリラックスさせるため、冗談っぽく『大丈夫~?』と聞いちゃったんですね。私としては、“無理に挿れなくても私は満足だよ”って気持ちだったんですが、相手の男性はショックを受けたみたいで…」

 このようにEDが原因で、男女関係が険悪になってしまうのだ。では、こうした時はどう対応するのがベストなのか。「女性としては、一番困るのが『勃起しない』ことを恥ずかしがられることなんです。恥ずかしがって、その話題にあまり触れないようにされると、何を言えばいいのか分からない。逆に男性が『ごめ~ん、今日はダメみたい』と軽いノリで言ってくれれば、すごく安心するんです」

 ここが、男性の知らない女心。男性はEDになると“役立たず”と思われるのではないか、という恐怖や劣等感に駆られやすいが、女性はそんな風に考えてはいないのだ。 「もちろん、女性も挿れてもらいたいので男性が悪戦苦闘している姿を見ると、つい『しっかりしてよ』と言ったり、『私に魅力がないの?』みたいに言ってしまうんですね。でも、それらは男性をけなしているのではなく、女性も自分が何をすればいいのか分からず、焦っているだけなんです」

 お互い困り果てた結果、誤解を生じる言葉が出てしまっているのだろう。 「なので、一番いいのは男性が恥ずかしがらず『今度、ED治療薬を試してみようかな』みたいに、パートナーに相談すればいいのです。

ちなみに、女性は男性と一緒に何かをすることがすごく好きです。ともに何かを頑張ろうとなったほうが、むしろ、愛情も深まるんですよ」 もっと言えばEDがキッカケで、夫婦仲やカップル仲が一段とよくなる可能性も高いのだ。

 実はEDって悪くない!?

竹下なな
精力料理研究家。元AV女優であり、現在はヨガインストラクターとして活躍。大の料理好きでもあり、精力アップのための食材を使った簡単料理を日々、研究している。近著に『セックスが危ない!』(三和出版)。

“単なる風邪”でも要注意! 死にも至る「肺炎」の脅威(2)

 ウイルスによる感染症が起こると、鼻や喉の粘膜を痛めつけるため、だるくなり、鼻水が出て喉が痛くなるなどの症状が出て上気道感染する。

 「通常であれば、そこからウイルス感染が進行して広範囲に粘膜を傷つけ、次いで傷ついた粘膜に細菌感染が起こり肺炎になる。ただし、この時の細菌は以前から棲みついているものが悪さをすることも多い。中でも、肺炎球菌による感染症はその3割以上になります」(同)

 肺炎球菌による肺炎は、潜伏期間が1~3日とされ、風邪と同じような喉の痛みなどの症状が出るため「風邪がこじれたか」と思いがち。しかしそこは、「ひょっとして肺炎かな」と疑い、すぐに医療機関を受診することお勧めしたい。

 東京社会医学研究センター主任の清水泰樹氏はこう語る。

 「とにかく肺炎の合併症は、副鼻腔炎や中耳炎などの軽いものから、髄膜炎をはじめ生死に関わるものもあるため、軽く考えないでください。今日の高齢化社会は肺炎で苦しむ人が増えており、予防は欠かせません。その一番の方法は、やはり肺炎球菌のワクチンの接種ということになります」

 肺炎球菌の接種を受けた人と受けない人を見ると、明らかに異なる点があるという。予防接種を受けていれば抗生物質が効きやすく、肺炎の重症化を防ぐメリットがあるのだ。また、予防接種は肺炎球菌以外の病原菌による肺炎には効かないものの、肺炎の50%以上が肺炎球菌によるものとされるため、接種はかなり有効だという。とくに気道が閉鎖状態になる病気(COPD)の人や喘息疾患、糖尿病、肝臓病、心臓病などの慢性疾患のある人は、肺炎が重症化しやすい。そのため、特にワクチンの接種が重要だと、専門家は口を揃える。

 「風邪の感染経路は、飛沫からよりもウイルスが手に付着し、その汚れた手で顔に触れる“接触感染”が多いとの研究データがあります。感染は無意識のうちに移りますから、それを防ぐ手段としてマスクは有効です。電車内や職場で鼻を触ったり、目をむやみに擦らないようにしましょう」(同)

 現在、医療機関へ行けば「肺炎球菌ワクチンを受け付けています」といった貼り紙が目に付く。その肺炎球菌ワクチンの効果は5年間が目安とされるが、再接種も認められているので、風邪などで不安が生じたら医師に相談をし、再接種を受けるべきだろう。

 「65歳以上の人であれば、最低一度はワクチン接種しておくのが無難。また、体力の落ちている人は、発熱や咳などの症状がなくても、食欲不振だけで、実は肺炎を起こしているケースがあるとも言われます。体調不良を感じたら、放置しないことが肝要です」(前出・医療ライター)

 風邪を甘く見ない方がいい。

「痔」…恥ずかしくても一度チェックを

【Q】実は痔(じ)に悩んでいます。時々強く痛み、かゆみもあります。恥ずかしいので病院に行かずに治したいのですが…。(40代男性)

 【A】「痔」は身近な疾患ですが、場所が場所だけに診察に来られる方はそれほど多くないような気がします。実際、私も他人にお尻を見せることは躊躇(ちゅうちょ)します。多くの患者さんを診てきても、そう感じます。ただ、見せてもらわないと治療法が選択できません。なんとか“我慢”して一度は状態をちゃんと確認した方がいいです。

 単なる痔だと思って受診せずに、自己判断で市販の坐薬、軟膏で経過観察して来院したときには進行の直腸がんが見つかり、治療に難渋したという類の話はよく聞きます。

 また直腸がん以外にも、注意をしないといけない病気はたくさんあります。肛門管がん、痔瘻(ろう)がん、悪性黒色腫、パジェット病、ボーエン病…。悪性腫瘍以外の良性疾患も鑑別しないといけません。肛門ポリープ、直腸ポリープ、直腸脱、尖圭コンジローマ、肛門周囲膿瘍、アテロームなどです。聞いたことのない病気も多いと思います。これらには皮膚科、外科の先生と協力しあい治療方針を決めないといけないこともあります。ですから決して侮ってはいけないのです。

 痔は大きく分けると外痔核、内痔核、裂肛(切痔)と痔瘻に分けられます。一般的にイボ痔といわれているのは内痔核です。これが多くの患者さんを苦しめます。排便をしたときに必ず脱出したり出血したり、歩行しているだけ脱出してくるようであれば、手術の適応だと思われます。

 以前は、内痔核の程度がひどい場合は切除がほとんどでしたが、現在は局所麻酔で痔核に薬液を直接注入して切除した場合と同等か、それ以上の効果が得られる治療が存在します。手術以外にも漢方薬と軟膏の併用療法で、かなり改善するケースもあります。また、痔だと思い込み深刻な顔で来られた患者さんを診察すると単なる肛門の皮膚のたるみで、治療の必要が全くないことを説明することも多々あります。やはり恥ずかしくても、受診してから最善の治療方針を考えることが大切ですね。

 ◆回答者プロフィール 谷光利昭(たにみつ・としあき) 兵庫県伊丹市・たにみつ内科院長。診察は内科、外科、胃腸科、肛門科など。デイリースポーツHPで医療コラム「町医者の独り言」を連載中。


風邪をひくのは睡眠中 免疫低下に加湿&安眠で対抗

、いよいよ空気が冷たくなってきた。これからの季節、気をつけたいのが風邪やインフルエンザだ。対策の基本は「うがいと手洗い」。帰宅したとき、手やのどについたウイルスを洗い流すことが大切なことは誰もが知っているだろう。しかし、それに加え、予防の上では睡眠中のケアが非常に大切なことを知っている人はあまりいないのではないだろうか。
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■風邪は眠っているときにひきやすい

 「風邪は眠っている間にひくことが圧倒的に多いんです」と、睡眠評価研究機構の白川修一郎代表は指摘する。言われてみれば、朝の起床直後に「なんか、のどが痛いな」「熱っぽい」「だるい」と、風邪をひいたことを自覚するケースが多い。それは決して気のせいではないという。睡眠中は体の免疫力が落ちるために、風邪をひきやすいからなのだ。 「睡眠中は免疫機能の中心的役割を担うマクロファージなどの免疫細胞も活発に働けないし、唾液の分泌も少なくなります。

鼻やのどの粘膜が乾くとウイルスに対する抵抗力が落ちる。口で呼吸している人は、特にのどの粘膜が乾きやすいのです」と白川代表。唾液の分泌が多い昼間は粘膜の防御力も強く、口に入ったウイルスは飲み込んで胃酸によって殺してしまうので増殖できない。しかし睡眠中は乾いた粘膜にウイルスが貼りつき、増殖しやすいというわけだ。では、睡眠中に風邪をひかないようにするにはどうしたらいいのだろう。白川代表に具体的なテクニックを聞いた。
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■基本は保湿! ハウスダスト対策も忘れずに
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1. 部屋の保湿

 もっとも有効な対策は“保湿”だ。日中に加湿器を使う人が多いが、風邪をひかないためには、寝室にこそ保湿機を設置しよう。「湿度が低く、空気が乾燥していると、風邪のウイルスも乾いて軽くなる。空中に浮遊して、鼻や口に入りやすくなるのです。また、湿度を50%以上に保つとウイルスの95%は活動できなくなります」と白川代表は説明する。
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2. 顔の周りの保湿

 マスクを着けて寝ると、呼気に含まれる水分によって、口腔内の湿度を高く保つことができる。特に保湿しやすいガーゼのマスクがお勧めだ。実際、アナウンサーや声優など、のどを大切にしている「声のプロ」はマスクを着けて寝る人が多いという。最近は、睡眠中に顔の周りの湿度を50%以上に保つ小型保湿機が販売されている。マスクを着けて眠るのに抵抗がある人は利用するといいだろう。

3. 空気清浄機を使う

 花粉症対策と同じく、睡眠中に空気清浄機を使うのも有効だ。完全にとはいかないが、部屋の中にいるウイルスをかなり除去することができる。
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4. ハウスダストを減らす

 汚れた寝具を使っていると、睡眠中に風邪をひきやすい。体内の免疫細胞がダニやホコリなどの対応に追われて、風邪のウイルスにまで手が回らなくなるためだ。寝具からダニやホコリを取り除くには、まめに掃除機をかけることが大切になる。天気のいい日は布団を干したくなるが、「日光ではダニは十分に殺せず、風邪の予防にはほとんど効果がありません。布団乾燥機を使うほうがいい」と白川代表は助言する。

■睡眠の質と量が悪いと免疫力が落ちる

 これらの対策に加えて、「もっとも重要なのは良好な睡眠を取ること」と白川代表。多くの研究から、睡眠の質や量が低下すると免疫力も落ちてしまうことが分かっている。例えば5万6953人の女性を対象に、睡眠時間と風邪をこじらせ肺炎になるリスクの関係を調べた調査がある。睡眠時間が8時間の人に比べて、5時間以下の人は1.39倍、9時間以上の人は1.38倍、肺炎になるリスクが高いことが分かった(Sleep. 2012 Jan 1;35(1):97-101)。短いのはもちろん、長く眠りすぎてもいけないわけだ。

白川代表は「長く眠りすぎると、多くは中途覚醒や浅い睡眠が増えて、睡眠の質が悪くなるため」と説明する。また、米国で153人の鼻粘膜に風邪のウイルス(ライノウイルス)を付着させ、2週間で何人が発症するかを調べたユニークな実験も行われている。ここでは睡眠の量(時間)よりも質を重視した。中途覚醒が睡眠時間の2%以下と安定して眠れた人たちは7人に1人しか発症しなかったが、中途覚醒が8%以上の「よく眠れない人たち」は2人に1人が発症。2%以下の人たちに比べて、5.2倍も発症する危険率が高かったのだ。

 「風邪をひいたら寝て治すのが一番」といわれたりするが、しっかりと寝ることは、風邪の予防のためにも大切なのである。
 風邪のウイルスを撃退するためにも、睡眠の質と量をキープして免疫力を高めよう!

■この人に聞きました

白川修一郎(しらかわ しゅういちろう)さん 睡眠評価研究機構代表。東邦大学医学部大学院修了。東京都神経科学総合研究所研究員、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所老人精神保健研究室長などを経て、2009年より現職。江戸川大学睡眠研究所客員教授。日本睡眠改善協会常務理事。著書に『睡眠とメンタルヘルス』(ゆまに書房)、『脳も体もガラリと変わる!「睡眠力」を上げる方法』(永岡書店)など。

マスクしてる意味なーい!風邪の「予防にならない」着用法5つ

街を歩いているとマスク姿の人が目立つ季節となりました。マスクは風邪やインフルエンザの予防にもなるため、大勢の人が集まる電車・オフィス内で重宝しますよね。しかし、「マスクをしていたのに、風邪をひいてしまった」という人も多いのでは。では、一体なにが原因なのでしょうか?今回は、マスクをしていても風邪の予防効果が期待できないNG着用法について、お話していきたいと思います。

■1:手洗い前につける

マスクをつける前は、手洗いが必須。手に付着したウイルスがマスクの内側に……、なんて事態を避けるためにも、石鹸で手洗いをしてからつけましょう。

■2:隙間があいている

マスクは、“顔にしっかりとフィットしている”ことが大事。そうでないと、隙間からウイルスや空気の汚れなどが侵入してきます。鼻の部分のワイヤーを指で折り曲げて鼻の形に合わせる、プリーツ部分をある程度広げて頬・顎の下を覆うようにするといいでしょう。ただし、広げすぎが原因で隙間が出来ないように気を付けて。

■3:一日中同じマスクをつける

朝から使っているマスクを終日つけ続けるという人は、少なくありません。しかし、一日同じマスクをつけっぱなしは、避けた方がいいです。なぜなら、マスクの内側・外側は吐き出す息で温かく湿っており、雑菌が繁殖しやすい状態だから。「予防していたつもりが、体調不良の原因になった」なんてことがないように、マスクは清潔なものを着用しましょう。

■4:裏表・上下が逆さま

マスクは、裏表・上下が決まっています。ワイヤー部分が上、プリーツが外側に向き、ヒダが下を向いている状態が正しいので、間違えないようにしましょう。

■5:外したマスクを放置

これは、一日中同じマスクをつけている人は、特に注意すべきです。外したマスクをデスクに放置したり、カバンの中に押し込んだり……。これでは、雑菌が付着してしまいます。ガーゼマスクを使う人や替えのマスクを持ち歩かない人は、マスクを収納するポーチを利用するなりして、その辺に放置しないようにしましょう。以上、マスクのNGな着用法をお伝えしました。この冬、風邪知らずで過ごすための参考にしてみてくださいね。

免疫力UP!? 風邪予防になる意外なアイテムとは?

■のど飴で唾液中の抗菌蛋白質を味方につけられる?
予防接種が有効なのはインフルエンザだけ。普通の風邪予防法で思いつくのは、手洗い、うがい、マスクでしょう。しかし、もうひとつ、おすすめしたい有効な方法があります。のど飴をなめることで、抗ウイルス作用がある唾液中の抗菌蛋白質を味方につけるのです。人混みでの感染予防に効果が期待できます。以下で詳しく解説しましょう。

■長引く・ツラい……予防が難しい鼻風邪ウイルス
風邪の原因となるウイルスは、多種多様。その中でも厄介なのが、鼻風邪ウイルスです。

ウイルスにはワクチンが有効と考えられがちですが、鼻風邪ウイルスは非常に多くの種類があります。他の風邪なら、一度かかれば免疫記憶ができますが、鼻風邪ウイルスの場合、一度かかっても違うタイプのウイルスがうようよしているので、新しいウイルス感染を予防できません。

全てに対してワクチンを作ることは不可能です。また、症状が軽いので積極的にワクチンも作られていません。

■風邪予防に有効? まず試したいマスク
風邪にかかるきっかけで最も多いのは、ウイルスを持った人がくしゃみしたとき。空気中に飛んだウイルスを含んだ小さい体液から飛沫感染してしまいます。

さらに、ウイルスを含んだその飛沫はエレベーターのボタンや化粧室の取っ手、コピー用紙、PCのキーボードなどにも付着してしまうので、日常生活の中で自然と手についてしまう可能性が高いのです。手を顔の近くに持って行くだけで、結果的に飛沫を吸い込んでしまう可能性があります。

この飛沫からのウイルスを吸い込まないために、有効なのがマスク。しかし通常市販されているマスクは顔にぴったりと密着するわけでないので、10~20%は、マスクの脇から吸い込まれてしまいます。風邪の予防策として、万全とはいえません。

■風邪予防で味方につけたい自然免疫力……抗菌蛋白質とは?
個人にとって、新しい種類のウイルスだった場合、それまでの免疫記憶は役に立ちません。しかし動物には、免疫記憶に頼らない「自然免疫」と呼ばれる免疫があります。

中でも注目されているのが、天然の抗菌物質のひとつ、「抗菌蛋白質」と呼ばれるものです。免疫担当細胞の白血球が持っている蛋白質で、細菌や真菌、多くのウイルスと闘ってくれます。

この蛋白質は粘液中にもあるのです。風邪で鼻水が増加すると、抗菌蛋白質の量が増え、他のウイルスへの感染を防いでくれます。さらに鼻水だけでなくて、唾液中にもこの抗菌蛋白質はあります。唾液中の抗菌蛋白質を味方につければ、風邪を効率よく予防できる可能性があります。

■風邪予防に試したい、のど飴の効果とは?
風邪のウイルスは気道感染。鼻腔かのどから感染します。風邪でのどがいがらっぽいときは、のどで炎症が起きている可能性が高いです。

唾液中の抗菌蛋白質は、本来は虫歯予防のために役立っていると推定されていますが、風邪にも有効です。そこで、のど飴の出番です。のど飴というと、咳を抑えたいときやのどがいがらっぽいときになめる人が多いようですが、のど飴をなめることで唾液が増加するので、炎症が起きているのどを一定時間洗うことができます。これにより、唾液中の抗菌蛋白質が、のどで微生物を抑えてくれる効果も期待できるのです。

風邪に感染しやすいのは、通勤途中の混んだ車両、エレベーター、化粧室、仕切りのない会議室など。そんなときには、のど飴で、のどを防御してみてはいかがでしょうか? 会議中はエチケットの問題がありますが、食後なら虫歯予防のために、飴の変わりにガムを噛むのも効果的です。

■のど飴の過剰摂取に注意! お腹を壊さないよう適度な量を
一方で、現在手軽に手に入るのど飴を見ると砂糖ではない糖を使った製品が多いようです。低カロリーと虫歯予防の点からはメリットがありますが、これらの糖を大量に摂取することで、消化器症状が起きる可能性があります(もちろん個人差はありますが……)。

便秘傾向の方の場合は、逆に便秘が解消される場合もありますが、便秘が根本的に治るわけではありません。のど飴を中止すると、また便秘傾向に戻ります。いずれにしても、どんなものでも度を越えた摂取は健康によくありません。

必要な場で適度に活用して、効果的な風邪予防に役立てるのがよいでしょう。

風邪のひきはじめに摂るべき栄養素と食事のコツ

■風邪対策の基本は「休養と栄養」
風邪には、細菌性のものとウィルス性のものがあります(以下、まとめて「原因菌」と記します)。いずれの場合も風邪の予防方法は、風邪の原因菌を体内へ入れないことに尽きます。

そして原因菌が体内に侵入してしまい、風邪をひいてしまった場合には、これらの原因菌に対抗するためには免疫力を上げることが大切です。 すなわち、風邪の予防と対策の大原則は「免疫力を上げること」。そして免疫力を上げるのに最も効果的なのは「休養と栄養」をしっかり取ることです。

■「ヘンだな」と思ったら、まずはたっぷり休みましょう
「休養」は身体の休養だけでなく心の休養も含みます。多忙で精神的にストレスがたまってしまうと、どうしても身体に影響が出て風邪をひきやすくなってしまいます。心と身体は一緒に活動しているのだから考えてみたら当たり前ですよね。だから、少しでも「ヘンだな?」と感じたら、周りへの影響を最小限にとどめるためにも、早めに身体と心の休憩をとるようにしましょう。

■「風邪かな?」と思ったら摂りたい栄養素・食べ方のコツ
風邪のときも、栄養の基本は「バランスのよい食事」です。もちろん、ダイエット中であっても、風邪かもしれないと思ったら、ダイエットはいったんお休みです。ダイエットは食事からのエネルギー源を減らして、体脂肪等を燃焼することで体重を下げていきます。摂取エネルギー量が不足すると、相対的に免疫力を強化するための栄養素が不足しやすくなります。そのため、免疫力が低下して、治りが遅くなってしまいます。

風邪予防や風邪をひいてしまったときに、免疫力を上げるために特に意識したいことは3つあります。

●1.ビタミン類を多めに摂る
ビタミンは食事に含まれている栄養素を身体に必要な成分に変換して使う際の潤滑油です。潤滑油が不足すると身体に必要な栄養素が必要な場所へ供給されづらくなるため、抵抗力が弱くなります。そのため、ビタミンが体内で飽和状態になっているほうが風邪の治癒も早くなります。 ビタミン類の中でも特に多く摂りたいものは「ビタミンC」「ビタミンA」「ビタミンB1」です。多く含まれている食品は以下のような食品です。

・ビタミンC:レモン、いちご、みかん、キウイフルーツ、ブロッコリーなど
・ビタミンA:レバー、うなぎ、卵、ニンジン、カボチャ、小松菜など
・ビタミンB1:豚肉、米の胚芽部分(精白米にはついていません)、大豆など

●2.温かい料理を食べる
低体温のときには免疫力も下がりやすくなってしまいます。熱があって体温が高かったとしても、汗などで身体を冷やしてしまうことがあります。そのため、身体をしっかり温めることが大切です。横になって安静にしているときも「温かくして休みましょう」と言われますが、食事でも身体を温めましょう。冷たい料理よりは温かい料理を選ぶと身体の内側から温まりやすくなります。熱があるときは冷たいものが美味しく感じられますが、冷たいものは身体が冷えやすくなってしまうのでできるだけ食べないようにしましょう。

●3.水分をたっぷり摂る
風邪のときは、水分をたっぷり摂りましょう。熱があるときは通常時よりも汗や呼気から水分が出ていきます。そのため脱水状態になりやすいのです。飲むのは白湯や番茶のようなカフェインの少ない飲み物がよいでしょう。

■「休養と栄養」以外にもある! 効果的な風邪予防法
「休養と栄養」以外にも風邪予防に効果的なことがあります。

それは「手洗い」「うがい」「マスク」です。

まず、「手洗い」で雑菌をしっかり取り除き、「うがい」で喉の雑菌を洗い流します。さらに「マスク」で新たな雑菌に触れないように防御します。また「マスク」は、自分が風邪にかかってしまった際に他の人にうつさないために使うことも多いですが、風邪をひいていないときでもたくさんの人が集まる場所へ行く際などは、風邪をひいていなくても風邪から自分を守る意味でマスクをして出かけるほうが安心です。マスクははずしたら捨てて、新しいものに取り替えましょう。あくまで使い捨てのマスクです。ここでもったいないと思ってはいけません。体調を崩して会社に行けなくなるほうがもっともったいないことです。

余談ではありますが、「手洗い」「うがい」「マスク」は風邪だけでなく、インフルエンザにも効果があります。ぜひ、実行するようにしてください。 さらに、余裕があるようならば、室内の湿度を70%くらいに保つと風邪の原因菌の活動が弱まり感染力は低下します。乾燥している冬の時期は原因菌の活動が活発になると同時に、感染してしまった際に上手く排出し辛くなってしまうのです。加湿器や濡れタオルなどを上手に使って湿度を上手に調節してください。

最後に、裏技をひとつ。熱を下げたいときは、おでこではなく「わきの下」を冷やすと効果的です。風邪やインフルエンザによる高熱のときだけでなく、熱中症のときなどにも応用できますので、ぜひ覚えておいてください。 上記のことを踏まえながら、休養と栄養をしっかりとって、つらい風邪から身体を守りましょう。

風邪の引きはじめにみんながやっている対策ってどんな効果があるの?

風邪の引きはじめだと思ったら、「長ネギを首に巻く」「お茶でうがいをする」など、おばあちゃんの知恵袋のような民間療法を、自宅でやった経験がある人は少なくないだろう。この民間療法、大人になった今でも、なんとなくやっているとき、ふと、「これって本当に効くの?」と不安になることもあるはずだ。そこで、内科医にこれらの民間療法はどのような効果があるのかを聞いてみた。

■風邪の引きはじめにみんながやっていること

 幼い頃、風邪の引きはじめに自宅でやっていたことをぜひ思い出してほしい。多くの人たちは、どんなことを行なっているのだろうか。クラシエが2015年10月に全国の20歳~69歳の男女1000名に対して行った「かぜのひきはじめとその前兆」に関するアンケートの結果では、「ご家庭で受け継がれている民間療法がありますか?」に「ある」と答えたのが16.1%。そのうち、多かったのが、次のランキング結果だ。

第1位 生姜スープを飲む
第2位 卵酒を飲む
第3位 くず湯を飲む
第4位 お茶でうがいをする
第5位 大根シロップを飲む
第6位 長ネギ湿布を首に巻く
第7位 焼きみかんを食べる
第8位 梅醤番茶を飲む
【参照】かぜに関するアンケート結果2015年度版/クラシエ製薬

これらの一つや二つの方法は、いまだに家庭で受け継がれているという人もいるのではないだろうか。

■医師に聞く!風邪の民間療法にはどんな効果がある?

これらの風邪の引きはじめに行う民間療法は、実際、どのような作用や効果があるのだろうか。ジェネラルクリニック福岡の院長である、内科医の梶原由美先生に聞いてみた。

●生姜のスープを飲む
「生姜に含まれる辛味成分には、発汗作用があるため、スープにして飲めば、体内にこもった熱を発散させてくれるでしょう」

●卵酒を飲む
「卵は栄養価が高く、お酒は体を温める効果があります」

●くず湯を飲む
「くずには体を温め、発汗させる作用があります」

●梅醤番茶を飲む
「梅醤番茶に含まれる梅干し、生姜、醤油、番茶は体を温め、免疫力を高める作用があります」

●お茶でうがい
「お茶に含まれるカテキンには殺菌作用があります。特に緑茶はビタミンCも含むため、荒れた粘膜を修復することも期待できます」

●大根シロップを飲む
「咳や喉の痛みに効果があります」

●長ネギ湿布を首に巻く
「ネギの匂いの成分に、消炎作用や殺菌作用があるので、ネギを首に固定して、においを嗅ぐとよいとされています」

●焼きミカンを食べる
「焼くことによって、皮に多く含まれるビタミンCやβクリプトキサンチンなどの抗酸化作用の高い成分を摂取しやすくなります」

さすが、古くから語り継がれている方法だけあって、どれもある程度の効果が期待できるようだ。

梶原先生によれば、風邪の引きはじめには、「体を温めてしっかり休養をとることが大事。うがい、手洗い、のどの乾燥を防ぐためにマスクもして、防寒対策を行うことが大切」だという。

風邪と気づいたら、早めの対処をしたいもの。基本は、しっかりと休養を取り、うがいや手洗いなどを徹底しつつ、民間療法もうまく取り入れるのが良さそうだ。

過酷な環境でも“風邪知らず”のCAに学ぶ! 風邪予防の秘訣3つ

■キャビンアテンダントが風邪知らずなのはなぜ?
風邪が大流行中のこの季節。風邪をひいてしまうと自分の身体が辛いのはもちろん、スケジュール変更や仕事のしわ寄せなど周りの人にも迷惑をかけてしまうことも。でも「ひきたくない」と思っていてもひいてしまうのが風邪。

CA(キャビンアテンダント)は不規則な生活や機内の乾燥、さらに毎日何百人というお客様と接して、サービス後のお飲物やお食事などの片づけも行うため、普通に考えたらこの上なく風邪をひきやすい環境が整っています。

しかし、一人でも欠員が出たらフライトが成立しなくなってしまうため、体調管理に対する責任感がとても強いのがCA。風邪で仕事を休むことはほとんどないという人も多数。

ここではそんなCAが習慣にしている、風邪予防の常識をご紹介します。

■1.徹底した手洗いうがい!
まずCAの風邪予防習慣の最も根幹となるのが、徹底した手洗いうがい。小学生の頃、先生に「みなさん、手洗いうがいはちゃんとしましたか?」と確認されたことがありますよね。でも社会人になってからそんなことを上司から言われたことはないのではないでしょうか。

しかし、CAはそれがあるのです。特に風邪が流行っている季節には、フライト後、チーフから「みなさん、手洗いうがいはお済みですか?」と確認され、まだの人はその場で洗面所へ向かうこともあります。

それによって、「手洗いうがいをしないと落ち着かない」という習慣ができているのです。朝起きたときや帰宅後はもちろん、会社に着いたとき、機内サービスの前後、フライト後など、一日の中で何度も無意識のうちに手洗いうがいをしているのです。

そのため、不規則な生活になったのに、学生時代よりも風邪をひきにくくなったという声もよく耳にします。

当たり前のことですが、一日5~6回も手洗いうがいをできている人は少ないのではないでしょうか。風邪予防にはもちろん、うがいですっきりすることで、気分の切り替え効果も期待できます。

■2.ビタミンをたっぷりとる
日頃から風邪をひきにくい元気な身体を作るためには、健康的な食生活も重要です。特に重要なのがビタミン。日本ではビタミンというと美容のイメージを持つ方が多いですが、実は疲労回復効果もとても高いのです。

特に弱ってきているときはいつもよりビタミンを多く消耗してしまうと言われています。いつもと同じ食事では、ビタミンが不足気味になってしまうことも。ビタミンB群やビタミンCは水溶性ビタミンなので、取りすぎても尿と一緒に排出されるので問題ありません。CAは常にサプリメントを持ち歩いたり、疲れてきたと感じたらビタミン注射を打ちに行く人もいます。

日頃からビタミン摂取を心がけることで、風邪予防はもちろん、美容効果も期待でき、風邪薬代が浮くと考えたら嬉しいですよね。

■3.「弱ってきた」サインを即キャッチする
手洗いうがいやビタミン摂取を徹底していても、免疫力が下がってくると風邪をひきやすくなってしまいます。風邪をひかないためには、この「免疫力が下がってきているな」という時点で対策をとることがとても重要です。

体調管理に責任を持っているCAは、自分の体調の変化にとても敏感。サインの出方は人それぞれ。喉がイガイガしてくる人もいれば、鼻水がずるずるしてくる人も。湿疹が出る人もいます。弱い部分にサインが出やすいので、自分はどこにサインが出るか日頃から観察しておくと良いでしょう。

そしてそのサインが出たり、少し疲れてきたなと思ったら、即対策を取ります。のど飴をなめる、うがいを強化する、先述のビタミン摂取など色々対策がありますが、最も効果的なのは睡眠を取ること。CAは不規則な生活になりがちですが、疲れてきたなと思ったら時間に関係なくとにかく寝ます。私自身も色々試してみましたが、やはり睡眠は特効薬!

弱っているときだけでも、「睡眠は余った時間に」というのではなく、まず睡眠の時間を確保してから予定を組むようにすると良いでしょう。いかがでしたでしょうか。どれも今日からできる簡単なことばかりです。徹底した手洗いうがいとビタミン摂取、そして自己観察を習慣にし、風邪知らずの元気いっぱいの身体を手に入れてください。

ヤバ…もしかして!? 風邪を「ひき始めに治す」とっておきの裏ワザ6つ

いよいよ、風邪やインフルエンザが流行り始める季節がやってきました。「私は健康だし、大丈夫!」なんて言っていても、ある日朝起きたらいつもの自分らしくない感じだし、何だか体調がおかしい……。

「ゲッ…もしかして私風邪!?」と焦り始めたそのとき、あなたは普段どうしていますか? 風邪は、「アレ、おかしいな……」と思ったひき始めのうちに、早めに治すのが肝心です!

そこで今回は、海外の健康情報サイト『Health』の記事を参考に、ひき始め風邪を早く治す秘訣をご紹介しましょう!

■1:とにかく水分を摂る

予防医学専門医によると、水分を多く摂取することで、喉の痛みや鼻づまりなど風邪の諸症状が緩和するそうです。ということで、「なんかおかしい……」と思ったら、まずは水やお茶、果汁100%のジュースなどを多く摂取しましょう。

■2:ビタミンCを摂取

風邪予防に効果がある成分といえばビタミンC。筆者はビタミンCなどの栄養素が大量に含まれる錠剤を水に溶かして飲んでいますが、これがかなりの効果あり。オレンジジュースを飲めばビタミンCと水分を一緒に摂取できて一石二鳥ですね。

■3:ハチミツを舐める

風邪のひき始めに、「なんだか喉の調子がおかしい」というときもありますよね。そんなときは、喉の薬よりもハチミツが効くそうです。レモンティーにハチミツを入れて飲むと水分も補給でき、体が温まって喉も落ち着きます。

■4:風邪薬を準備しておく

「あれ、風邪かも……」と思ったら、勝負はその日1日。ぐっすり眠れると翌朝の気分も違いますので、風邪薬は市販のものでもあらかじめ準備しておくといいそうです。必要な場合は夜服用してから眠るとぐっすり眠れ、夜間の症状も抑えられます。

■5:家でおとなしくしている

風邪のひき始めに外出したり仕事に行ったりすると、他人にうつす場合もあるし、動きすぎてさらに悪化したり、免疫が弱っているためもっとひどい菌をもらってきてしまうことも!「アレ、体調がなんかおかしいな……」と思ったら、可能なら1日休んで家で過ごしましょう。

■6:軽くエクササイズ

軽くエクササイズすることで、免疫機能の働きがかえってアップするそうです。ストレッチやヨガ、軽いウォーキングなど、体調が許す場合は体を動かしてもいいでしょう。しかし、これはまだあくまで“ひき始め”の段階で、すでに気分が悪くて寝込んでいる人はゆっくり休んでください!

■風邪を予防する秘訣5つ

以上、風邪をひき始めに治す方法をご紹介しましたが、いかがでしょうか?そもそも風邪をひかないためには、まずウイルスを家に持ち込まないことが大事。この季節、帰宅したら手洗い・うがいはマスト。また、医師は次のような予防策をとっているそうです。

(1)熱いお茶を飲む

熱いお茶を飲むことで、蒸気が鼻の中にある細い毛を刺激し、なんと鼻に入ったウイルスを押し出す効果があるそうです。

(2)タンパク質を補給する

タンパク質が足りないと免疫機能が低下するそう。普段からヨーグルトや卵、魚、鶏肉などタンパク質が豊富な食品を摂るよう心がけるといいそうです。

(3)家やオフィスの殺菌をする

多くの人が出入りするオフィスはウイルスの宝庫。さらに、風邪をひいていても無理して会社に来る人っていますよね。殺菌できるグッズでドアノブやパソコンのキーボード、給湯室などをささっと拭いておきましょう。

(4)ストレスを解消する

ストレスは免疫力を下げてしまいます。免疫機能が低下すると感染症に罹りやすくなるので、ウイルスに接することも多い医師は、ストレス解消に努めるそうですよ。

(5)十分な睡眠をとる

十分に眠らないとストレスがさらに悪化することに。また疲労がたまり免疫も落ちるので、普段から十分な睡眠を心がけましょう。

いかがでしょうか?

風邪は予防が肝心。でも、予防していても体調が崩れることはあります。上記のワザを参考にして、早めに治して楽しい秋冬を過ごしましょう!

繰り返す風邪…免疫がつかない理由と効果的な対策法

■知っているようで知らない「風邪」
古くは「風の邪気によって起こる病気」と考えられ、病名がつけられた「風邪」。医学的には、空気の通り道である気道の感染症を指し、主に上気道と呼ばれる鼻、口、のどにウイルスなどが感染し、炎症を起こす「急性上気道炎」のことを言います。

風邪を起こすウイルスは非常に数が多く、代表的なものを挙げても、ライノウイルス、RSウイルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、エンテロウイルスなど様々。ウイルスではなく細菌が原因で上気道炎が起きることがあり、その場合も「風邪」と診断されます。

いずれの場合も、原因となるウイルスや細菌と特定された場合は、より正確な感染症の名前で診断されます。例えば、いわゆる風邪症状でも、インフルエンザウイルスが原因ならインフルエンザ、アデノウイルスが原因ならアデノウイルス感染症、溶連菌が原因なら溶連菌感染症といった具合です。

その意味で、風邪とは主にウイルスで起こる上気道炎のことで、そのウイルスを特定することが困難な場合に風邪と呼ばれる、とも言えます。風邪は主にその症状によって診断されます。

■風邪の症状
・発熱
・咳
・鼻水、鼻づまり
・のどの痛み

これらのうち、いずれかの症状を満たすと、まずは、風邪、感冒と診断します。しかし風邪をこじらせると、急性気管支炎や急性肺炎になることもあります。これには、ウイルスが下気道まで炎症を起こしてしまった場合と、ウイルスによって免疫や気道の防御機能が低下したために細菌感染を起こしてしまった場合があります。肺炎の場合、重症化すると、酸素を十分に取り込めない呼吸困難を起こすこともありますので、肺炎予防は非常に大切です。

■風邪の原因
それでは、風邪にはなぜ何度もかかるのでしょうか? 風邪の原因となるウイルスや細菌の多さは前述したとおりですが、中でも年齢を問わずに風邪の原因となる代表ウイルスは「ライノウイルス」です。一言でライノウイルスといっても、実に100種類以上のタイプがあります。そのため、一度かかっても抗体が働きにくいことがあるのです。これに対してRSウイルスの場合は主に2種類のみですが、一度かかっても気道の免疫が働きにくいと言われています。年齢を重ねると症状は軽症化するようですが、何度も感染してしまいます。アデノウイルスの場合は、一度かかると抗体による防御がある程度は働きます。人に感染するコロナウイルスは6種類。パラインフルエンザウイルスは4種類で、何度でも人に感染します。

つまり、風邪の原因となるウイルスは、まずその種類が非常に多いのです。そして免疫がつきにくく、何度でも繰り返しかかる性質のものが多いので、一度かかっても何度も繰り返しかかってしまうことになります。

さらに、風邪対策や治療の難しいところは、多くのものにワクチンも特効薬もない点です。風邪と診断された場合、抗菌薬は直接の効果はありません。

ただし、溶連菌、マイコプラズマが原因である急性上気道炎も風邪と診断される可能性があります。溶連菌、マイコプラズマと診断された場合、抗菌薬には効果があります。いずれにしても何度も風邪症状に悩まされるのは避けたいもの。免疫のつけようがない風邪に対して、どのように対策をするのがよいのでしょうか?

■効果的な風邪予防法・対策法
何よりも上気道へのウイルス感染を防ぐことにつきますが、言うは易く、行うは難しです。しかしやはり基本が大切です。

要はウイルスが体内に侵入するのを防ぐことが大切なので、水際対策として、手洗いとマスクは重要です。

ウイルスが体内に侵入したら、まずはウイルス量を減らす意味で、うがいも1つの方法ですし、自分の自然免疫を維持しておくことで初期にウイルスの増殖を抑え、発症を抑えたり、軽症で済むようにすることもできます。自然免疫を維持するには、これもまた基本的なことですが、規則正しい生活、十分な睡眠で体調を維持し、ストレスを減らすこと。これらによって自律神経を整えることができ、自然免疫を維持することができます。

もし風邪の症状がひどくなってしまった場合は、その症状に応じた対症療法を行います。咳がひどい場合は咳を減らす鎮咳薬、痰を出しやすくする去痰薬、鼻水を抑える抗ヒスタミン薬、発熱があれば解熱薬などの薬を飲むことです。これらの成分は、主に市販の感冒薬にも含まれています。

また、免疫が低下してしまう環境というものもあります。例えばですが、気温が下がると、体温が下がったり、ウイルスの感染する期間が長くなったりします。湿度が下がると気道の防御が低下し、また、咳やツバの飛散する距離が広がることなどあります。そのため、自分のいる居住環境を整えることも、風邪予防のためには有効といえます。

身近な病とはいえ、風邪は万病のもと。風邪がなかなか治らない、特に2週間以上、咳、鼻水、鼻づまりが続くような場合は、ぜひ医療機関を受診するようにしましょう。

予備軍は要注意「たかが風邪」の油断が糖尿病の引き金に

冷え込む日が多くなり、風邪をひいてしまったという人も多いだろう。たかが風邪だとタカをくくっていてはいけない。放置しておくと、糖尿病の“引き金”を引いてしまうケースがあるのだ。

 肥満などの生活習慣が原因になる2型糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンの働きが悪くなったり、不足したりすることで高血糖の状態が続く病気だ。放置しておくとさまざまな合併症を招き、網膜症で失明したり、腎症で人工透析になったり、神経障害で足を切断しなければならないケースもある。心筋梗塞、脳卒中、がんなどの命に関わる病気にもかかりやすくなる。

 厚労省の推計では、このままだと数年後に糖尿病を発症する可能性が高い「糖尿病予備群」が約1100万人いるといわれている。空腹時血糖値が「110㎎/dl」、HbA1cが「5.4~6.4%前後」の人が予備群に該当するが、本人が気づいていなかったり、まだ自分は大丈夫だと甘く考えている人も少なくない。

 そうした“予備群”にとって、風邪は軽く考えてはいけない病気だ。糖尿病専門医で「しんクリニック」院長の辛浩基氏が言う。

「風邪をひいたことがきっかけで、糖尿病を発症する患者さんがいるのです。風邪をひくと、それだけで血糖値は上昇します。風邪で起こる体内の炎症によって、筋肉や臓器が持っている血中のブドウ糖を取り込んで処理する能力が低くなります。つまり、インスリンの効きが悪くなって血糖値が上がるのです。高血糖の状態を気づかずに放置していたり、糖尿病予備群の人は、風邪がきっかけで一気に糖尿病を発症する可能性があります」

■炎症や脱水が血糖を上げる

 また、風邪による発熱も、血糖状態を悪化させる。人間は、発熱すると発汗して体温を下げようとする。37度程度の発熱で約1リットル、38度程度では約1.5リットルの水分が失われるといわれる。そのため、しっかり水分補給しないと脱水状態になってしまう。

「脱水状態になると、血液中の水分が失われ、血液の成分が濃くなります。その分、血糖値が上昇するのです。また、通常であれば高血糖になると血液中の余分なブドウ糖は尿の中に排泄され、尿と一緒に体外に排出されます。しかし、脱水状態で尿の量が減ってしまうとブドウ糖も排出されないので、血糖が上がってしまうのです」(辛院長)

 たかが風邪だと甘く見て症状を長引かせてしまうと、糖尿病につながる危険があるのだ。

 風邪の症状を緩和させるために服用される薬にも注意が必要だ。

 たとえば、せき止め薬の成分である「メチルエフェドリン」には、血糖値を上昇させる作用があり、糖代謝に異常をもたらす。メチルエフェドリンは、漢方薬でせき止めの成分として使われている「麻黄」という生薬にも含まれている。麻黄は「葛根湯」などの漢方薬に使われている。糖尿病患者はもちろん、糖尿病予備群や高血糖を放置している人は、うかつに飲まないほうがいい。

「アレルギーによる鼻水などの症状を改善させる際に使われるステロイド薬も、血糖を悪化させるケースがあります。ステロイド薬の主成分は『グルココルチコイド』というインスリン拮抗ホルモンで、インスリンの分泌を抑えたり、インスリンに対する感受性を低下させます。つまり、インスリンの働きを阻害して、血糖値を上昇させてしまうのです」(辛院長)

 まずは、自分の血糖値をしっかり把握すること。そのうえで血糖が高めの人は、風邪はしっかり対策したい。

頭痛持ちに直射日光は大敵。 横断歩道の白線の反射光にも注意

慢性的な頭痛に悩まされている日本人は約4000万人。そのうち、約2000万人以上が緊張型頭痛に、約840万人が片頭痛に悩まされている。ところが、「多忙のために、医療機関を受診する時間もなく、日々、頭痛と闘いながら仕事をこなしている頭痛持ちの人たちに、『生活上のちょっとしたコツで、頭痛は消える、防げる』と言っても、すぐには信じてもらえません。

しかし、専門家の目でみなさんの日常を見てみると、これでは、頭痛が起きても仕方がないとため息をつきたくなるような生活をしている人が、ほとんどなのです」と語るのは、9月30日発売『頭痛は消える。』の著者であり、頭痛治療のエキスパート・清水俊彦氏(東京女子医科大学 頭痛外来)。

科学的なデータとこれまでに治療してきた約200万人の体験談から抽出した選りすぐりの「頭痛を起こさない58の生活習慣」を、7つの生活シーンに分けてご紹介。その中から各2項目を7回にわたって連載。

■晴天時の外出には日傘と帽子とサングラスを

天気がいい日は、日傘を差したり、帽子を被るだけでも、かなりの直射日光をカットすることができますが、サングラスは必携のアイテムです。ただ、外した時の光のコントラストによる刺激が頭痛を引き起こすことがあるので、それを避けるため、レンズはあまり色の濃いものはやめましょう。

光のコントラストを弱めるためには、薄い赤系のレンズがおすすめです。また、横断歩道の白線部分の反射光が頭痛を引き起こすこともよくありますので、注意してください。横断歩道を渡る時は、白線を見ないように注意してください。とはいえ、頭痛持ちの人が「頭痛予防にいい」とわかっていながらも、何となく帽子やサングラスを身に着けたくない時があります。

じつは、こういう時こそ、「頭痛が来るぞ~」の重要なサインなのです。片頭痛の前兆として、脳の血管周囲のセンサーである三叉神経の大本にあるサテライトが、興奮信号を出し始めます。頭痛が起こりそうな時は、この三叉神経が敏感になるため、帽子の縁やサングラスのツルに対する違和感を敏感に察してしまうのです。こういう時は、外出を控えたほうが無難です。

●ポイント:帽子をかぶりたくない時は、頭痛が始まる重要なサインと心得る

痛む人は要注意! 20代に顎関節症が多いって本当?

口を開く時にカクンという音がする、痛みを感じる、口を大きく開きにくいなど、顎関節に何らかの症状がある「顎関節症」。日本顎咬合学会が2002年に行った調査によると、顎関節症患者の割合は男性9.9%、女性17.3%で、女性のほうが有病率が高かったといいます。特に若年層に症状を訴える人が多いそうですが、それはなぜなのか、池袋かおり歯科クリニックの歯科医・今野香織医師に聞いてきました。

「顎のトラブルを訴える方は10代後半から20代くらいの方に多いですね。その理由として、若い人は顎の骨がまだ成長過程にあるからだと言われています。顎関節症になる原因としては、ストレスによって無意識のうちに食いしばったり、歯ぎしりをしたりすることにより顎関節に負担がかかることがあげられます」

また、20代のころは、仕事を始めたばかりでストレスを強く感じる人が多く、それにより食いしばりや歯ぎしりが増えることも、若い人に顎関節症が多い原因とも言われているそうです。

そもそも顎関節症は、上顎と下顎の骨の間にある「関節円板」という組織に、過剰な力が加わり、関節円板がずれることによって起こります。では、顎関節症になった場合の治療法とは?

「年齢を経るにつれ、顎の骨も安定し、自然と症状が和らぐ方が多いので、日常生活に支障がなければそのまま様子を見ればいいでしょう。しかし、痛みを感じたり、痛くて口が開かなかったりするなどの症状がある場合には、歯科医を受診することをお勧めします。まずは、寝ている間にマウスピースを使うことで、食いしばりや歯ぎしりなどによる顎への負担を軽減します。これで症状が良くなる方も多いです」

同時に、昼間の仕事中など集中している時に食いしばっている人も多いそうなので、食いしばらないように意識するよう、指導されることもあるそうです。

「ごく稀に、顎の骨の大きさや形、位置の異常によって引き起こる『顎変形症』が原因となっていることもあるので、その場合は、顎の骨の位置を正しく戻す手術が行われる場合もあります」

顎関節症は、基本的には一般の歯科医でも治療が可能ですが、治療を行っていないクリニックもあるので、予約の際に顎関節症の治療もしているか、確認してみましょう。また、歯科医で治療しても痛みが続くなど、症状が重い場合には口腔外科や顎関節外来などを紹介してもらうとよいそうです。

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