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アトピー性皮膚炎で注目 「予防的治療」とは

 この記事では、今知っておきたい健康や医療のネタをQ&A形式で紹介します。ぜひ、今日からのセルフケアにお役立てください。【問題】アトピー性皮膚炎に対し、症状が治まった後でも定期的にステロイド剤を塗ることで、症状の再発を防ぐ治療が広く行われるようになってきました。この治療法は、英語で何療法と呼ばれているでしょうか。
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(1)アクティブ療法
(2)パッシブ療法
(3)プロアクティブ療法
(4)リアクティブ療法

 正解は、(3)プロアクティブ療法 です。

 ステロイドの塗り薬(ステロイド外用薬)は、アトピー性皮膚炎の治療における基本薬となっています。薬理作用の強さによって5つのランクに分けられ、最も効果が強い1群と最も効果の弱い5群では、400~500倍ぐらい強さが違いますので、症状の強さや症状が出ている場所によって使い分けます。

 皮膚の薄い顔面は体よりもステロイドの吸収率が高く、強い外用薬を連続して大量に使用すると、血管が拡張したり、にきびが出やすくなったり、毛が濃くなったり、皮膚が薄くなったりすることもあります。そのため、顔面にはランクの低い、弱いステロイド外用薬が処方されます。

 アトピー性皮膚炎が重症の場合は、まず強いステロイド外用薬を短期間使って徐々に薬効ランクを落としたり、ステロイド外用薬の使用量を症状の改善に伴って減らす、漸減法により治療を進めていきます。「まずは最優先でかゆみや症状を抑えますが、症状が安定すると皮膚本来のバリア機能が回復してきますので、その段階でステロイド剤の使用を止めるように指導します。副作用が出るまで、漫然と使い続けるわけではありません」と、アトピー性皮膚炎の治療に詳しい東邦大学医療センター大橋病院皮膚科教授の向井秀樹氏は話します。

 最近は、ステロイド外用薬を使って症状が治まった人では、そこでステロイドを完全に止めてしまわずに「予防的治療」を続けることで、症状の再発や急激な悪化を抑えられることが分かってきました。そのため、皮膚症状が改善しても、週2回定期的にステロイド外用薬を塗る治療法が推奨されていて、「プロアクティブ療法」と呼ばれています。プロアクティブとは、症状が出る前から予防的に治療を行うという意味。これに対し、症状が出た時に治療を行う方法は「リアクティブ療法」と呼ばれています。

ゴキブリ対策、「繁殖期の5月」までの予防が重要

「おい、“G”が出たぞ!」「キィィー助けてッ!!」。聞こえてくる悲鳴。暖かい季節になると、どこからともなくやってくるアイツ……。台所やゴミ捨て場、寝室に出現した日なんか最低だ。退治しようにも動きが素早く、黒光りしたフォルムが気持ち悪い。いや、もはや恐怖すら覚える。そう、ゴキブリである。

 Gの活動が最も活発になるのは7~8月。いわば「ゴキブリ最盛期」である。その頃には爆発的に増殖しており、そこかしこでGと対峙するはめになる。出来ることなら、なるべく顔を合わせたくない……。拝啓、G様。いまなにしてますか?

「じょ、じょ、じょう、じ(はい、いっぱい卵産んでるところです)」

 なんと現在、絶賛増殖中とのことである。じつは、4~5月はゴキブリが卵を産み増殖をする「ゴキブリ発生期」。では、これから夏場にかけてGと遭遇しないためには、どうしたらいいのか……。

 そのためには、まずはGの生態を知らなくてはならない。家庭用殺虫剤『ナチュラス』でおなじみ、“ゴキブリのプロ”とも言えるアース製薬が、Gの目線に立ち、Gになりきったユニークな動画をYouTubeで公開中!

 動画の制作者は、これまでに60万匹のゴキブリを飼育した経験を持つ害虫専門家・ブランドマネージャーの渡辺優一氏。この『初体験! 私たちの知らないGの世界』(アース製薬株式会社)によると、ゴキブリは水だけで何十日も生きることが可能で、あらゆるところに潜んでいるという。

また、1匹あたりの雌が約300匹の子を産むそうだ。

 つまり、私たちの暮らすひとつ屋根の下、Gたちの家族も幸せに過ごしているということだ(ゾクッ……)。果たして、そんなGの弱点は? Gに有効な手立てとは?

◆ゴキブリの駆除に最適なタイミングは?

 アース製薬の発表によると、ゴキブリが活動を始める発生期(4月~5月)と最盛期(7月~8月)に処理することで、ゴキブリの発生を大幅に減らすことができるのだという。

⇒【資料】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1321567

 まさに、最盛期を迎える前のいま、先手必勝でしっかりと対策しておくことが、ゴキブリを減らすサイクルを作るために重要だったのだ!

 今すぐ備えれば、今年の夏はなるべくGとは戦わずに済む……、かもしれない。

こんな生活はアウト!若くても脳が恐ろしく老けちゃうNG習慣6つ

「記憶力が悪くなった」「何を見ても白けてしまう」と感じることが多くなったら、脳の機能が老化しているかもしれません。ネガティブ思考は、やがて性格や行動を変えてしまうように、毎日の習慣が積み重なり脳の機能を低下させてしまうのです。

以下の行動は長い期間続けると、脳によい影響を与えないとされる習慣です。気になる方はぜひチェックしてみてください! 当たり前の行動すぎて、意外に思うかもしれませんが、当てはまることが多い方は習慣を見直す必要があります。


■1:愚痴や悪口が多い

「もう無理」「疲れた」などつい言ってしまいますが、否定的な言葉を使うとその状況ばかりに意識が向いてしまいます。すると脳の思考力が下がり、それ以上に思考が深まることがありません。

同じように他人に否定的な言葉を使うと、脳が自分に攻撃されていると思い、ストレスを感じて思考力が下がります。おしゃべりはストレス発散になりますが、明るい話題がよいのです。

■2:「興味がない」と考えてしまいがち

先入観やマイナスの感情を持っていると、その先の情報について遮断する傾向があります。つまり脳が理解や思考する前の段階で、「好き」「嫌い」の分別をするので、マイナスの分別をされた情報というのは、しっかり理解できない危険性があるのです。

年齢を重ねると新しいものとの出会いが少なくなるばかりか、新しい経験にさえもこれまでの経験から「同じようなもの」と分別しがちになり、その結果、脳の機能を発揮できなくするのです。

■3:効率を優先させる

効率を優先させるのはいつもよいとは限りません。それは思考が浅い段階で次の分野へ移ることを意味し、理解力や思考力が衰えることにつながっていきます。

決断を早くしようとすることで脳は鍛えられますが、それにくわえて一度結論が出ていることでも、考え続けることでアイデアやイメージが深まっていきます。

■4:運動不足

運動が身体によいのは明らかですが、脳にもよい影響があります。運動をすることでストレスを軽減し、人生へのモチベーションを高めるなど、さまざまな効果が研究によって証明されています。

■5:いつも高いヒールを履いている

高いヒール靴は身体を前傾にするので、膝と腰に負担をかけ、また足裏に均等にかかるはずの圧を足の前方に集中させてしまいます。日常的に履いていると、気付かぬうちに姿勢が悪くなり、そのことによって集中力や思考能力が低下してしまいます。

■6:ケータイ・スマホに依存

デジタル機器があれば、自分で記憶する必要がないほど何でもすぐに調べることができます。それは便利ですが、反面、脳の記憶する能力が低下してしまいます。

さらに、膨大な情報に目を通すという作業が大半になってしまうために、表面的な理解で終わったり深く思考する力を失わせてしまうのです。

考えが凝り固まってきたり、億劫に感じることが多くなってきたら要注意。脳は身体と同じように安易な方に流されやすいものです。生活の中で脳によいことを意識するだけでも、脳の老化を抑えることができるでしょう。

こんな生活はアウト!若くても脳が恐ろしく老けちゃうNG習慣6つ

「記憶力が悪くなった」「何を見ても白けてしまう」と感じることが多くなったら、脳の機能が老化しているかもしれません。ネガティブ思考は、やがて性格や行動を変えてしまうように、毎日の習慣が積み重なり脳の機能を低下させてしまうのです。

以下の行動は長い期間続けると、脳によい影響を与えないとされる習慣です。気になる方はぜひチェックしてみてください! 当たり前の行動すぎて、意外に思うかもしれませんが、当てはまることが多い方は習慣を見直す必要があります。

■1:愚痴や悪口が多い

「もう無理」「疲れた」などつい言ってしまいますが、否定的な言葉を使うとその状況ばかりに意識が向いてしまいます。すると脳の思考力が下がり、それ以上に思考が深まることがありません。

同じように他人に否定的な言葉を使うと、脳が自分に攻撃されていると思い、ストレスを感じて思考力が下がります。おしゃべりはストレス発散になりますが、明るい話題がよいのです。

■2:「興味がない」と考えてしまいがち

先入観やマイナスの感情を持っていると、その先の情報について遮断する傾向があります。つまり脳が理解や思考する前の段階で、「好き」「嫌い」の分別をするので、マイナスの分別をされた情報というのは、しっかり理解できない危険性があるのです。

年齢を重ねると新しいものとの出会いが少なくなるばかりか、新しい経験にさえもこれまでの経験から「同じようなもの」と分別しがちになり、その結果、脳の機能を発揮できなくするのです。

■3:効率を優先させる

効率を優先させるのはいつもよいとは限りません。それは思考が浅い段階で次の分野へ移ることを意味し、理解力や思考力が衰えることにつながっていきます。決断を早くしようとすることで脳は鍛えられますが、それにくわえて一度結論が出ていることでも、考え続けることでアイデアやイメージが深まっていきます。

■4:運動不足

運動が身体によいのは明らかですが、脳にもよい影響があります。運動をすることでストレスを軽減し、人生へのモチベーションを高めるなど、さまざまな効果が研究によって証明されています。

■5:いつも高いヒールを履いている

高いヒール靴は身体を前傾にするので、膝と腰に負担をかけ、また足裏に均等にかかるはずの圧を足の前方に集中させてしまいます。日常的に履いていると、気付かぬうちに姿勢が悪くなり、そのことによって集中力や思考能力が低下してしまいます。

■6:ケータイ・スマホに依存

デジタル機器があれば、自分で記憶する必要がないほど何でもすぐに調べることができます。それは便利ですが、反面、脳の記憶する能力が低下してしまいます。

さらに、膨大な情報に目を通すという作業が大半になってしまうために、表面的な理解で終わったり深く思考する力を失わせてしまうのです。

考えが凝り固まってきたり、億劫に感じることが多くなってきたら要注意。脳は身体と同じように安易な方に流されやすいものです。生活の中で脳によいことを意識するだけでも、脳の老化を抑えることができるでしょう。

脳の老化をストップ!脳を活性化させて柔軟にするための訓練法4つ「ジャグリング」「積極的に聴く」

体を鍛えてシェイプアップするためにジムに通う方は多いと思われますが、オーストラリアのMerzenich科学者によると、記憶・脳の回転・注意力・知識などを訓練する方法があるそうです。

●ゲームやウエブサイト:日本ではお馴染みの任天堂の「頭脳パワー」や脳を鍛える大人のDSなどをすでに使われている方は正解。このようなプログラム使って、一日20~30分ほど訓練するだけで、脳が如実に活性化することがリサーチの結果ででています。

●まわりの状況を記憶:歩く・走る・自転車に乗るなどの運動(最低30分)をする際に、周りの状況をじっくり見て出来るだけ記憶に入れます。近所の人、家、庭、木々、なんでもよく、可能なかぎりの詳細を運動するたびに記憶に入れると、記憶力の増加につながります。

●ジャグリング:サーカスのピエロとまではいかなくても、家にあるお手玉で練習して上達してください。お手玉などのコントロール力がつき、目の動きが速くなると行動が機敏になり、頭脳の回転を速くしていきます。
トランプ:神経衰弱というトランプ遊びを覚えていますか?トランプなどのカードゲームを毎日、しっかりとすると頭脳の活性化に。

●積極的に聴く:音楽にしろ会話にしろ、しっかりと集中して聴くということは、音や言葉の構造やアレンジを理解することにつながります。日頃から視覚・聴覚・感覚に注意する癖をつけると脳に良いそうです。

皆さんも、今日から実践してみてくださいね。

ネット中毒障害 思考や判断に関する脳の一部が萎縮との指摘

パソコンのインターネットを利用した“ネット検索”は、脳科学的な観点から述べると、度を越した場合、問題あるメディアだという。ではなぜ問題がるのか? 『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でもお馴染みの脳科学者・澤口俊之氏が解説する。

 * * *

 内閣府の調査によると、パソコンの世帯普及率は、1990年代後半からどんどん上昇し、2001年には世帯数の半数を超えました。そして、2011年度の普及率は77.3%にのぼっています。

 1960年代にテレビが普及した時、多方面からテレビを問題視する声があがりましたが、パソコンはどうなのでしょうか? パソコンのインターネットを利用した“ネット検索”は、脳科学的な観点から述べると、度を越した場合、問題あるメディアだといえます。

 近年では、「ネット中毒障害」通称IAD(internet addiction disorder)という学術用語まで生まれ、ネット中毒や依存をテーマとする論文が増えています。実際に日本でも、ネット依存を治療している医療機関があるほどです。

 ちなみに、IADかどうかを調べるには、20項目のテストが試作され、いくつかの指標も提案されています。

 具体的な指標は、「(食欲など)基本的な欲求も忘れるほどネットを使う」「無力感や不安感、抑うつ気分、ストレスなどを軽減するためにネットを使う」「ネット使用のせいで日常生活での人間関係や仕事や学業などに支障をきたす」といったものです。

 実際に脳レベルでの研究もなされていて、その結果、IADとみなされる若者の脳の、思考や判断、社会性に関係する領域の一部が萎縮していることや、同じ脳領域の神経回路に異常が認められることが報告されています。

 一方で、ネット利用が脳や心にむしろプラスになるといった研究もあります。

 その代表例は、フェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と脳との関係です。SNSでの友人の数が多いほど、社会性に関係する脳領域(側頭葉など)が大きいというデータがあります。

また、SNSでの友人数とリアルな社会での友人の数が相関するというデータもあります。つまり、SNSによって社会性がむしろ向上する可能性があるというわけです。

 ただし、SNSによって発達するらしい脳領域と、実際の友人と交流する際に関与する脳領域は完全には一致しません。

リアルな友人関係における交流のほうが、SNSでの交流よりもより多くの脳領域を使うため、脳の使い方という観点からはSNSは実際の友人関係にはまだ及ばないとみなせます。

アトピー性皮膚炎 「脱出」へ心のケアも大切

アトピー性皮膚炎の患者は全国で約35万人といわれる。近年は、患者数の増加とともに大人になっても悩まされる人も多い。薬を正しく使うとともに、心理的なアプローチも大切だという。

 ◆分かっていても

 アトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能がほころび、侵入する抗原を防ごうとする体の免疫機能によって、炎症やかゆみを引き起こす。かくと皮膚の組織がさらにダメージを受け、炎症が広がってしまう。ただ、「分かっていてもやめられない」「眠っている間にかいてしまう」という人は多い。

 東京慈恵会医科大付属第三病院皮膚科診療部長の上出(かみで)良一教授は「患者の中には、かゆくなくても無意識にかいてしまう動作(嗜癖的掻破(しへきてきそうは))がある人が多い。

不安だったり、逆にほっとしたりしたときです。かくという行為が、安心、ストレス解消につながってしまう」と話す。

 ストレスなどによる嗜癖的掻破がアトピーを悪化させ、治りにくくしている面があるとして、上出教授は外来での初診時、少なくとも15分程度の問診を行っている。家族や学校、職場といった生活環境全般についても聞く。「一番つらいと感じている話題に触れると、無意識にかこうとするしぐさが出る。

ストレスをなくすのは無理でも、それに気づくだけで嗜癖的掻破を減らすことができる。アトピーは禁煙同様、『治す』というより『抜け出す』病気だと考えています」

症状がひどく、引きこもりがちだったり、鬱になったりしてしまう人もいるが、「専門的な精神ケアが必要な人はそんなにいない。特に子供は、できなかったことを指摘して『頑張れ』というより、できたことを褒めた方が治療に前向きになる」と上出教授。

 ◆ステロイドへの誤解

 他の皮膚疾患に比べ、情報があふれているのもアトピーの特徴。ステロイド外用薬の使用は、日本皮膚科学会や日本アレルギー学会による診療ガイドラインで中心に位置づけられ、正しく使えば効果は高い。だが、「怖い」という声は強く、インターネットの普及が情報の混乱に拍車をかけている。

 ステロイド外用薬は通常、指先から第一関節までの量を大人の手のひら2つ分を目安に塗る。しかし、怖い薬という思い込みから量が少なく、結果として「塗っているのに効かない」という誤解を生む。

また、ステロイドで改善しても、自己判断で塗るのをやめたり、量を減らしたりすると、皮膚の奥には炎症が残っているため、再び悪化してしまう。

肌がしっとりした手触りになるまでは薬を使い、赤みが消えても乾燥しているうちは保湿剤だけのケアは危険だ。

診察時間が限られ、正しい薬の使い方やケアの仕方を伝えきれない医師も多い。上出教授は17年前から月に1度のペースで、患者やその家族が集まる「アトピーカフェ」(http://atopy.com/)を開いている。同院で診察を受けていなくても参加でき、症状や経験、疑問など語り合い、スキンケアの方法などを学べる。

・病状の診断に血液検査

アトピー性皮膚炎の病状把握では、総合的なアレルギー反応を調べる血清総IgE値▽好酸球(白血球の一種で炎症の程度を把握)▽LDH(炎症で細胞が破壊されると生成される酵素)▽TARC値(炎症を起こしている場所に細胞を呼び集める因子)-をそれぞれ血液検査で調べる。

平成20年に保険適用となったTARC値検査はアトピーの重症度を測る指標。

糖尿病におけるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)値のように、測定時ではなく一定期間の病状が把握できるため、ステロイド外用薬などの処方の目安に利用されている。

アトピー性皮膚炎の新薬開発へ かゆみの根本的な治療に希望の光!

2017年3月2日(木)アトピー性皮膚炎の治療薬の開発を目指す京都大学などの国際研究グループが、治療薬の候補を開発し、研究、治験によってかゆみを抑える効果が確認できたことを発表し、早ければ、2年後の実用化を目指したいとしています。(参考)

アトピー性皮膚炎は根本的な治療法がありませんでしたが、今回の研究によってどのような展望が期待できるでしょうか。

今回は国際研究グループが行った研究から、アトピー性皮膚炎の概要、症状、治療や予防対策を医師に解説していただきました。

目次

国際研究グループが行った研究

研究内容
開発したネモリズマブという抗体製剤をアトピー性皮膚炎患者264人に4週間ごとに皮下注射し、その投与量を変えたり、プラセボ(ネモリズマブを含まない偽薬)を注射した患者との比較を行いました。

研究結果
ネモリズマブ皮下注射を開始してから12週間後のかゆみスコアを検討すると、十分な量を投与したグループでは、かゆみの強さを示す指標がおよそ60%軽減され、重い副作用はなかったということです。

ネモリズマブは、ヒスタミンと同様にかゆみを引き起こす微量物質であるインターロイキン31が、かゆみ受容体に取り付くのを妨げ、かゆみを減らすことができるとのことです。

今後期待できること
アトピー性皮膚炎に対する新しい治療の一つとして、ネモリズマブが使用できる可能性があります。
アトピー性皮膚炎とは

アトピー素因を持つ患者で、主に小児期(通常2歳未満)に発症する、慢性でかゆみを伴う湿疹であるとされています。

アトピー性皮膚炎の原因・症状・なりやすい人の特徴

原因
多様な原因と増悪因子がありますが、3歳まででは食物アレルギー、それ以降ではダニなどの吸入性アレルギーが関連していることが多いとされています。

症状
かゆみを伴う慢性の湿疹が現れますが、皮膚病変の分布は以下のように年齢によって異なります。

■ 乳児期
頬や胴体手足の関節以外に多い

■ 小児期
・首
・耳の後ろ
・手足の関節の内側

■ 思春期から大人
・顔
・首
・上半身
・手足の関節の内側

なりやすい人の特徴
1歳までに発症することが多く、90%以上の患者が5歳までに発症すると言われています。

アトピー素因は、環境中の吸入性の抗原(花粉、ハウスダストなど)や食物アレルゲンに対してIgEという種類の抗体を作りやすい遺伝的傾向で、ぜんそくやアレルギー性鼻炎、結膜炎を合併しやすく、家族歴があることが多いです。
病院でのアトピー性皮膚炎の治療内容

代表的なものは薬物療法で、塗り薬を使って治療を行い、かゆみを抑えるために抗ヒスタミン薬やアレルギーに対する薬を使うこともあります。

ステロイド剤の注意点
皮膚の炎症を抑えるためステロイド剤もアトピー性皮膚炎に用いられるものですが、ステロイドは薬の種類によって強さのランクが異なります。

自分のアトピーの段階がわからない状態で使ってしまうと、かえって悪化を招く恐れがあるので、自己判断をせず、医師の判断を仰いで処方をしてもらってください。

アトピー性皮膚炎の遺伝

アトピー素因は遺伝する傾向があります。

両親がアトピー性皮膚炎の場合、子どもの80%がアトピー性皮膚炎を発症すると言われています。

アトピー性皮膚炎の予防対策

患部をかくことでますます悪化するため、かかないようにすることが重要ですが、特にお子さんではかゆいのにかかないことは難しいです。

今回の研究によりかゆみを抑えることができれば、アトピー性皮膚炎の悪化予防につながり、患者さんの生活の質の改善につながると考えられます。

また、できるだけアレルゲンとなる物質を除去する、以下のような努力や工夫をすることが予防、改善には大切です。

掃除・お手入れ
かゆみから強くかくことで皮膚のかけらが落ち、ダニのえさになりやすいですし、ほこりの中はダニが生息しやすい環境であることから、こまめに掃除をしましょう。

ほこりの溜まりやすいエアコンフィルター、家具の上、電気のかさ等の掃除、ぬいぐるみ類、布団類は天日干し、もしくは布団乾燥機をかけることも効果的です。

換気
部屋は湿度50%以下、室温20~25℃が理想的です。

こまめな空気の入れ替えによるまめな換気、冬場は結露のふき取りを心がけることで維持しやすくなります。
最後に医師から一言

アトピー性皮膚炎は人口の10%程度がかかっている病気で、多くの方が悩んでおられます。

今回の研究が早く生かされるよう願います。

水虫治療は専門医受診が“近道” 診断確定前の市販薬使用に注意を

 【Q】足の指の間がむずがゆく、皮むけしています。水虫でしょうか?(50代、男性)

 【A】実はお困りの症状のようになる病気には、水虫(足白癬、あしはくせん)だけでなく、汗疱(かんぽう、足の湿疹の一種)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、紅色陰癬(こうしょくいんせん)等があり、これらを鑑別しておく必要があります。

 掌蹠膿疱症はその特徴的な臨床像、紅色陰癬はウッド灯検査により診断は比較的容易ですが、水虫は特に汗疱とは臨床的に見分けがつきにくいことが多く、また、これら3疾患と合併することもしばしばあり、適切な検査によって診断をつける必要があります。

 それでは水虫の診断はどのようにつけるのか?診断方法は、顕微鏡検査、すなわち、落屑(らくせつ、むけている皮膚)や水疱を採取して顕微鏡でみて、白癬菌(はくせんきん)が存在するかどうかによって診断します。白癬菌が存在すれば水虫の診断は確定しますが、1回で見つからない時もあるので、その場合は暫定的に汗疱と診断し、ステロイド外用剤を使用して2週間程度してから再検査し、ここで白癬菌が検出できれば水虫の診断に至り、やはり検出できなければ汗疱として治療を継続する、というプロセスを経ます。

 〈トピックスとして、糸状菌検出試験紙が近々実用化される予定ですが、爪白癬(つめはくせん)の診断に特に有用で、足白癬の診断にはやはり顕微鏡検査が優位であるようです。死菌にも反応してしまうという欠点もあります〉

 ここで、自己判断で市販の水虫薬を外用してしまっていると、白癬菌が減少してしまい顕微鏡検査による検出が困難となることは想像に難くありません。

 以上の理由で、水虫の診断が確定する前に自己判断で市販の水虫薬を外用開始するのは控えるべきです。また、市販薬は抗真菌薬成分だけでなく、局所麻酔外用薬・止痒薬(しようやく)等が配合されており、これによるかぶれも多く経験します。

 そのため、水虫かと思ったら、まずは皮膚科専門医を受診し、顕微鏡検査を受け、診断を確定するのが、最終的には近道、ということになります。

 ◆回答者プロフィール 櫻井直樹(さくらい・なおき)02年、東大医学部卒。東大付属病院、関連病院に勤務後、美容外科クリニック勤務を経て千葉県松戸市にシャルムクリニック開設、他院皮膚科顧問も歴任。皮膚科専門医、レーザー専門医。

冬もゴキブリの活動は止まらないという事実

ゴキブリは寒さに弱いから、冬眠するというイメージがあります。とはいえ、最近の住宅は冬でも暖かいので、活動していそうな気もします。本当はどうなのでしょうか? 冬場のゴキブリの生態を専門駆除業者アルバトロスの佐藤久さんに聞いたところ、すごい事実が分かりました!

■ゴキブリって、実はキレイ好き!?

ゴキブリは汚いばい菌のような虫だと思っていませんか? でも、実は、ゴキブリ自身は無害なのだそうです。

「ゴキブリ自身はキレイ好きな昆虫で、殺菌作用のあるフェノールやクレゾールを皮膚から分泌し、脚や触覚を舐めて常にキレイにしています。ゴキブリ自体は菌を持っていませんが、一部のゴキブリは下水やゴミ置き場など不衛生な場所を経由してくるので、菌やウィルスを運ぶと言われています」とのこと。

ゴキブリはベタベタして不潔というイメージがあるので、キレイ好きというのは衝撃的です! しかも、あのベタベタに殺菌作用が含まれているとは……。

ただ、そのベタベタに菌やウィルスがついてしまうようです。ゴキブリが媒介しているのは、サルモネラ菌、赤痢菌、コレラ菌などのほか、感染症ウィルスや食中毒ウィルスなど。最近では胃の病気(胃がんや胃潰瘍ほか)の原因となるピロリ菌も、ゴキブリが運んできているという説もあるのだとか。

また、ゴキブリのフンや死骸の粉が喘息やアレルギーの原因となるとも言われています。無害であっても、やはり放置してはおけませんね。

それでは、冬にゴキブリは活動しないのでしょうか?

「ゴキブリは冬眠しません。昆虫類は冬眠しませんが、活動が緩慢になって越冬します」と、佐藤さん。

「我々の経験から、ゴキブリは冬場も目撃します。茶色くて小さいチャバネゴキブリは基本的に建物内で生息して活動しています。黒くて大きいクロゴキブリも冷蔵庫のモーター部分や天井裏などで目撃します」

冬場は道路や庭では見かけなくても、鉢植えの中やマンホールの中でも生息しているそうです。ゴキブリは寒さに弱くても、ひっそりと生き抜いているのですね。

ゴキブリがいないと言われている北海道でも、チャバネゴキブリは数十年前から目撃されているそうです。

ゴキブリは冬場も増えている!

さすがに越冬はしても増えないだろうと思っていたら、大間違いです。
チャバネゴキブリもクロゴキブリも、建物内に生息しているものは、どこかに卵鞘を産みつけているのだとか。冬でも産卵しているなんて、繁殖力強すぎです!

この卵鞘のなかに数十匹の赤ちゃんゴキブリが入っているそうです。黒や茶色のカプセルのような形状なので、ゴキブリの卵だと気づかないかもしれません。
もし卵鞘を見つけたら、殺虫剤で始末すればいいのでしょうか?

「非常に硬い殻によって守られているため、卵鞘には殺虫剤は効きません。スプレータイプだけではなく、バルサンのような燻煙タイプも置き型の殺虫剤も効かないのです」

なんと無敵な……それではどうすればいいのでしょう。

「チャバネゴキブリの場合は、食器棚や冷蔵庫の裏など、あたたかく湿った暗い場所に卵鞘をポロポロと産み落としてありますので、見つけたらガムテープなどでくっつけるなどしてつぶさないように回収し、ビニール袋に入れ、口を隙間なくギュッと結んで処分しましょう。

クロゴキブリは、家具の裏や天井裏、床下、コンクリート部分、押し入れなどの木の部分に唾液で貼りつけるため、発見するのは難しいです。もし見つけた場合は、マイナスドライバーなどでそぎ取るように剥がしましょう。ティッシュなどでつかむとつぶれてしまいます」

これは、とてもできる気がしません(涙)。卵鞘を見つけたら、プロの駆除業者に相談したほうがよさそうですね。

結局のところ、冬もゴキブリを活動させないような環境をつくっておくのがベストのようです。

ゴミは必ずビニール袋に入れ、口をギュッと結び、ゴキブリのエサにならないようにしましょう。残った食材や開封した物はキチンと密閉し、ペットのエサなどは出しっぱなしにしないこと。ゴキブリは水さえあれば生き延びるので、湿気がたまらないようにこまめな換気も重要です。

遺伝するって本当? 子どものアトピー発症に備えた対策3つ

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。空気が乾燥し始めると症状が強くなると言われるアトピー性皮膚炎。自分にアトピーがあると、「子どもに遺伝したら……」と不安になる人も多いようです。

そこで今回はNPO法人予防医療推進協会の理事でアトピーアドバイザーとして全国で公演活動や2,000人を超えるメルマガ会員さんにアトピー情報を発信している、桑野やすし氏にお話を伺いました。

●アトピーは遺伝するってホント?

桑野氏によると、『「アトピーは遺伝するのか?」については、いくつもの研究・調査があるようですが、概して「遺伝する 」と言ってよいでしょう。研究によって幅がありますが、片親がアトピーの場合で30〜50%程度、両親ともアトピーの場合で50〜80%程度の子どもがアトピーになると言われています。

日本皮膚科学会の『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版』にも、アトピー素因の一つとして“家族歴”が記載されていますね。遺伝が重要なファクターだと認識されているということです。僕自身3か月の息子がいますが、いずれ彼にもアトピーが発症することを覚悟しています。今できることとしては、3つあると思って実践しています』とのこと。

以下に桑野氏が実践している対策法をご紹介します。

●子どものアトピー発症に備えた対策
●(1)保湿をこまめに丁寧に

乳幼児期の子どもの肌は非常に乾燥しやすいので、カサついていたらすぐに保湿。化粧水と乳液の組み合わせで行っています。離乳食が始まったら、食事前に口の周りにワセリンを塗って、食品が口周りの皮膚に付着しないよう保護する こともお勧めします。

●(2)動物園や牧場へ行く

家畜などの動物が身近にいる環境で育つと、アレルギーの発症率が5分の1になるという研究があります。さすがに家畜は飼えませんが、動物園や牧場へは連れて行ってあげようと思っています。

●(3)親の食卓での振る舞いを見直す

アトピーの子どもさんの多くは早食いで姿勢が悪い。そうすると消化・吸収に負担がかかります。ですから、姿勢良く、ゆっくり食べるという習慣を身に着けさせる ことが大切。そのためには、ご両親がそういう食べ方を実践する必要があるわけです。子は親の姿を真似しますからね。一口ごとに箸を置いてよく噛み、食事中は席から立たない。落ち着いた食卓を築いてください。

●親が心の準備をしておくことも大切

また同氏によると、親の心の準備も大切とのこと。桑野氏がこれまで数多くのアトピーのお子さんを見てきた中で、アトピーの子どもを持つ親のメンタルについても以下のようにお話しされています。『アトピーのお子さんを抱える家族を見ていると、多くの場合、子どもよりも親の側に心理的な不安定さが見え隠れしています。

親が自分を責めていたり、わが子を過剰に“かわいそう”に感じていたり、周囲の目が気になってアトピーであることを隠そうとしていたり。そういう心の“ぐらつき”があると、それは子どもにも伝わります。そうすると、ストレスの影響で症状が悪化・長期化する こともありますし、親子関係にしこりを残す ことにもなりえます。

「アトピーになってもならなくても、この子に幸せがたくさん降り注ぐことを祈っていよう」というくらいの心の準備をしておきたいですね。遺伝する確率が高いということは、“準備ができる”ということです。お子さんがいる方も、これからという方も、今からできることがあると思います』

いかがでしょうか。自分がアトピーであったり子どもにアトピーがあったりすると、どうしても不安やつらい気持ちが大きくなりがちですが、桑野氏のアドバイスによって少しでも心が軽くなればと思います。

【取材協力/アトピーアドバイザー・桑野やすし】
・アトピー改善アドバイザー 桑野やすし オフィシャルブログ

虫刺されで水ぶくれ状になったときの正しい処置の仕方

虫刺されで水ぶくれができる原因

虫に刺されると、「水ぶくれ」になってしまうことがありますが、その原因は虫が刺したときに体内に入った虫の体液によって、体がアレルギー反応を起こすからです。

そもそも、虫に刺された部分がかゆくなったり、赤くなったりするのも、虫の体液に対するアレルギー反応によるものですが、アレルギー反応が強い人は、特に掻きむしったりしなくても、水ぶくれになりやすい傾向があります。

水ぶくれができたときの対処法

どちらのケースも、水ぶくれができていることに気づいたら、虫刺され用のかゆみ止めの薬を塗ったり、患部を冷やしたりして、まずはかゆみを抑えるための処置を行いましょう。できるだけ早く処置をすることが、症状の悪化を防ぐ鍵になります。

水ぶくれは潰していい?

水ぶくれができていると、ついつい気になって、潰してしまいたくなる人もいるかもしれませんが、潰すのはNGです。なぜなら、水ぶくれを潰すと感染を起こしてしまうことがあるからです。よ

くあるのが「伝染性膿痂疹(とびひ)」で、夏場の子供に起こりやすい症状ですが、豆粒大から親指くらいの水ぶくれが体中に散らばるようにでき、破れると、かなりの痛みを伴うようになります。また、滲出液のついた手で、あちこちに触れると、周りの子供にも感染することがあります。

掻くのを我慢しているつもりでも、寝ているときなどに掻いてしまいそうなら、通気性の良い薄いガーゼなどで、みずぶくれを覆っておくようにしましょう。爪を短く切っておくことも有効です。

また、水ぶくれが破れてしまったときは、滲出液がほかの

被害続出 アリにそっくり「やけど虫」の被害に注意

夏も終わりの雰囲気が感じられるようになりました。とはいえ、夏休み中の子どもと一緒に出掛ける機会も多いかと思います。海や山に出かける上で気を付けたいのが、身体に被害を与える動物に遭遇することです。

以前の記事で、夏場に遭遇しやすい危険な生物についてご紹介しました。

マムシ・スズメバチ・アカエイ…… 夏本番の前に知っておきたいヤバい生き物
http://getnews.jp/archives/1479429

いずれの生物も、見るからに危険な生物に見えます。ですが、中には危険そうに見えないものの、うかつに触れるととても危険な目にあう生き物もいます。

その良い例が、アオバアリガタハネカクシではないかと思います。ほんとうに小さな虫ですが、アオバアリガタハネカクシが出す毒液(ペデリン)に触れると、まるで火傷をしたように皮膚が腫れあがることが知られています。

その様から、「やけど虫」と言われるほど。
山間の場所でよく見かける虫ですが、光や湿気に寄ってくる修正があります。そのため、近年は家庭の中に入り込んできたアオバアリガタハネカクシに触れて、皮膚が腫れあがる被害が報告されています。

もし家の中で見つけたら、間違ってもつぶしたりせず、わりばしなどで挟んで外に捨てるようにしましょう。

もし誤って触れた場合は? できるだけ早く、水道水などでアオバアリガタハネカクシに触れた部位を洗い流すようにするのがベストです。

小さな子どもは、知らずに触れて目をこすったりすることも考えられます。触れた後、数時間後に皮膚が腫れてきますので、異変に気づいたならば、できるだけ早く皮膚科専門医を受診させましょう。

もちろん、アオバアリガタハネカクシに気づいたら、子どもが触れないように遠ざけるのがベストです。

夏に注意するべき虫刺され~ダニ~


夏に刺されやすいイエダニとは?

夏場に刺されやすい虫といえば、蚊を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、もうひとつ忘れてならないのが「ダニ」の存在です。ダニには、さまざまな種類のものがいますが、家で被害に遭いやすいのは、「イエダニ」です。これは、ネズミに寄生する種類のダニで、ネズミが巣を捨てたり、死んだりして、血を吸う相手がいなくなると、人の血を吸うこともあります。

蚊の場合は、ブーンという不快な羽音を立てながら近寄ってくるので、存在に気づきやすいものですが、イエダニの場合は、寝ている間に寝具に潜り込んで血を吸うので、ダニがいることに、なかなか気づけません。また、症状が現れるのも、刺されてすぐではなく、1〜2日経ってからです。でも、イエダニに刺されると、激しいかゆみを伴う赤い湿疹ができ、数日から10日ほどは症状が続きます。

イエダニは、皮膚のやわらかい部分を好んで噛む習性があるので、下腹部や脇腹、太もも・腕の内側などに、赤くてかゆみを伴うブツブツができている人は注意しましょう。

イエダニに刺されたときの対処法

イエダニに刺されると、激しいかゆみが、いつまでも頑固に続くので、ついつい掻きむしってしまいたくなりますが、強く掻いて肌を傷つけてしまうと、そこから細菌が入り、二次感染を起こすことがあります。短期間できれいに治すためには、できるだけ早い段階で、炎症を抑える「ステロイド成分」が入った塗り薬をつけ、患部を掻かないように心がけましょう。

ダニを駆除するために

また、そもそもダニに刺されないためには、ダニの宿主であるネズミの駆除をし、その死骸や巣を除去することが重要です。その上で、室内の掃除をこまめに行うこと。また寝具やソファーも丸洗いするか、難しいなら定期的に掃除機をかけるようにしましょう。さらにダニは、湿度が高いところを好むので、室内の風通しを良くしておくことも大切です。こうした対策を行っても、ダニの被害に遭うようなら、ダニ退治用の燻煙(くんえん)殺虫剤を使うのも良いでしょう。

水虫の原因となる「白癬菌」は、身近な所に潜んでいた!!

水虫は皮膚病

「水虫」は、カビの一種である「白癬菌(はくせんきん)」が足の皮膚に寄生することで生じる皮膚病。水虫は通称であって、正式名称は「足白癬(あしはくせん)」。白くブヨブヨになる「趾間型」と、強い痒みを伴う「小水疱型」、角質が厚く硬くなる「角質増殖型」があります。

男女ともに発症する疾患で、通気性の悪い革靴やブーツを履くと感染しやすい傾向にあります。

白癬菌とは

白癬菌とは、人間の髪や皮膚の角質などに含まれるタンパク質「ケラチン」を好物とするカビ。30種以上もの菌種があって、人間や犬などの動物、土に宿るものがあります。

白癬菌は高温多湿を好み、暖かい季節であるほど動きが活発です。白癬菌が炎症を起こす部位で呼び方が異なり、足に感染すれば「水虫」、股間周辺に生じると「いんきんたむし(こぶ白癬)」、頭部に発症すると「しらくも(頭部白癬)」と呼ばれます。

身体のいたるところに感染しますが、9割近くは足に発症。足に繁殖されやすい理由としては、靴を履くと足が蒸れやすいため、白癬菌にとって快適な高温多湿な環境になりやすいからです。

白癬菌の感染経路

白癬菌は感染力が高い菌であるため、人間同士直接触れなくても感染します。感染経路は、主に温泉やジムなどの公共施設。家族に水虫をもっている人がいれば、布団や絨毯などから感染します。

これは、水虫患者の皮膚や垢が床に剥がれ落ちても、垢などに白癬菌が生き続けているから。床に落ちている垢を踏んだりすることで白癬菌が感染します。

しかし、白癬菌は人間の身体に付着している常在菌であるため、菌が付着したからといって、すぐ水虫になるわけではありません。水虫が生じるときは、足の皮膚の角質層に菌が入り込む必要があります。

侵入には通常であれば1〜2日かかるため、その間に足の蒸れや汚れを取り除けば水虫の発症を抑えることができます。ですので、毎日の入浴を心がけ、足を清潔な状態に保つことが大切です。

虫刺されの種類とそれぞれの症状について

虫刺されは、ありふれた皮膚トラブルですが、刺された虫によって、症状の現れ方に違いがあります。そこで今回は、かゆみを招く虫刺されの種類と、それぞれの症状をご紹介していきます。



蚊に刺されると、その直後からかゆみ、赤い発疹(即時型反応)が現れるケースと、刺されて1〜2日後にかゆみ、赤い発疹(遅延型反応)が現れるケースがあり、こうした違いは、蚊に刺された回数によって変化します。個人差があるものの、一般的に乳幼児期には遅延型反応のみ、幼児期〜青年期には即時型反応と遅延型反応の両方、青年期〜壮年期には即時型反応のみ、老年期になると何の反応も起こらなくなることが多いようです。

ダニ

日本には、約600種類以上のダニが生息しているといわれていますが、日常的に害を及ぼしやすいのは「イエダニ」です。イエダニは、寝ている間に布団に潜り込み、脇腹や下腹部、太ももや腕の内側など、露出していなくて、柔らかい部分の肌を刺すのが特徴です。刺されても、即時反応は起こりませんが、1日くらいすると、強いかゆみ、赤くてしこりのある発疹などができ、その症状が数日から10日間ほど続きます。

ノミ

最近のノミによる被害は、ほとんどが「ネコノミ」によるものだといわれています。ネコノミは、猫や犬の体に寄生するノミで、庭や公園にも生息します。屋外で刺された場合は、すねなどの脚を中心に刺されるのが特徴ですが、飼っている猫や犬に寄生していて、室内で刺された場合は、腕や体も刺されます。ノミに刺された場合も即時反応は起こらず、1〜2日後に、強いかゆみ、赤い発疹などが現れます。また、刺された経験が少ない人ほど、かゆみが激しく、大きな水ぶくれになることもあるようです。

ブヨ

ブヨは、高原や山間部の渓流沿いに多く生息し、小型のハエのような姿をした虫です。朝夕に集団で活動することが多く、特にすね付近など、露出した部分を刺されることが多いようです。刺されたときには気づかず、刺された痕からの少量の出血によって判明するケースがあります。そして刺されてから半日〜1日後に、強いかゆみ、赤み、腫れなどの症状が現れます。中には、刺された部分に赤いしこりができ、長く残る人もいるようです。

アブ

牛や馬などがいる牧場に多く生息し、それらの動物の血を好みますが、動物がいなければ、人の血も吸います。アブは皮膚を切り裂いて、流れる血を吸います。このため、刺されたときに激痛が走り、その後、強いかゆみ、赤み、腫れ、熱感などの症状が現れるのが特徴です。

【医師が監修】夏に注意するべき虫刺され〜蜂〜

人を刺す蜂とは

ミツバチ、クマバチ、アシナガバチ、スズメバチ…蜂の名前を聞くだけで身震いがする人もいるのではないでしょうか。蜂と言えば、お尻に付いている針をまず思い浮かべるでしょう。実際に刺されたことのある人も多いと思います。

蜂には、それぞれが単独で巣作りをし、群れを作らない単独生活性の蜂と、女王蜂を中心とした群れで巣を作り、集団生活を行う社会性の蜂の2種類があります。蜂の中のほとんどが単独生活性で、社会性の種は蜂全体の5%ほどしかいません。

単独生活性の蜂は、手で触ったり、直接危害を加えたりしない限り、人を刺すことはありません。また、針が皮膚に刺さるほど固く発達していない種類がほとんどです。しかし、社会性の蜂にとっては、針は巣を守るための武器です。うっかり巣に近づいてしまうと、蜂の方から人間を襲ってくることがあるのです。

社会性の蜂の中で有名なのはミツバチ、アシナガバチ、スズメバチです。クマバチは一見怖そうですが、単独生活性の蜂なので手で握ったり叩いたりしない限り、人間を襲うことはありません。

ハチに刺されないために

蚊やブヨは人間の血液を栄養として蓄えるため、人を狙って刺すわけですが、蜂が刺すのは自分たちの巣を守るためですので、目的が違います。蜂の巣に近づかないようにすれば、蜂が人を刺すことはないのです。ただし、その分、巣の危険を感じた時の蜂の攻撃性は恐ろしく、集団で一気に襲い掛かってくることもあります。

蜂に刺されないためには、蜂の巣がありそうなところに近づかないようにするのが一番の対策ですが、ミツバチは巣の外壁を確保できるような狭い場所であれば、アシナガバチやスズメバチは、木の根元や枝の間、土の中などエサさえ確保できる場所であればどこにでも巣を作ります。

もし気付かずに巣に近づいてしまったら、できるだけ蜂を刺激しないよう、ゆっくり後ずさりをするように巣から離れましょう。

もし、自分の家に巣を作っているのを見つけても、巣を駆除したことがない人は触らない方がいいです。巣を刺激しなければ襲ってくることはありませんから、巣に近づかないようにし、速やかに自治体に相談してみましょう。駆除業者やボランティアを紹介してくれると思います。

蜂に刺されてしまったら

もし蜂に刺されてしまったら、第一にできるだけその場から遠くへ逃げます。蜂に刺されたということは、近くに巣がある可能性が高いからです。

安全な場所へ移動したら、まずは毒針を抜く必要があります。蜂の針は、人を刺すと腹から抜け、針の根元についた毒袋とともに皮膚に残ります。これを残したままにしてしまうと毒が体内に注入され続けてしまうことになります。

針を抜く時には、毛抜きで抜くか、流水で洗いながら払いのけるように取り除くようにしましょう。爪などで無理に取ろうとすると、逆に皮膚に入り込んでしまうことがあり、危険です。針を抜いたら、患部を指でつまんで毒を押し出すようにしながら流水で冷やします。蜂の毒は水溶性ですので、こうすれば体内に入ってしまう毒を最小限に抑えることができます。

毒を口で吸い出すという方法もありますが、もし歯周病などがあると、そこから体内に毒が入り込むことになります。昔はよく実践されていた方法ですが、現在ではしない方がよい、とされています。効率的に毒を吸い出すなら、ポイズンリムーバーを使うようにしましょう。


毒を吸い出したら、患部を流水で十分冷やし、虫刺され用の塗り薬(抗ヒスタミン剤)を塗り、様子を見ます。患部だけでなく全身が真っ赤に腫れあがっている、意識を失うなどの明らかな異常があれば、アナフィラキシーショックを起こしている可能性があります。そういう場合は、迷わず救急車を呼んでください。

蚊に刺されたときの痒みを最小限に抑える方法

蚊の中には血を吸わない種類もいる!

映画「ジュラシック・パーク」で、コハクの中に閉じ込められた古代の蚊の化石から恐竜の血液を取り出し、最新のDNA技術により現代に恐竜を蘇らせる描写があります。実際、蚊は人間が誕生するずっと前から地球上で繁栄してきた昆虫です。

蚊は全部で3000種類以上が確認されており、日本には約100種類の蚊がいます。日本に住む蚊の中で、人間の血を吸うのは約30種類です。他の蚊は、他の動物の血を吸ったり、中にはまったく血を吸わない種類もいます。

蚊を発生させないために!

夜寝ている時に、蚊の羽音がすると気になって眠れませんよね。また、寝ている時に刺されてしまい、痒さでなかなか寝付けなかった経験をお持ちの方も多いと思います。特に、足の裏を刺されると、その痒みは耐え難いものです。

では、なぜ家の中に蚊が発生してしまうのでしょうか。もちろん、家の外からやってくる蚊もいますが、実は台所や洗面所、庭の水たまりなどが蚊の温床になっていることが多いのです。

蚊の幼虫はボウフラと呼ばれ、水の中で成長します。蚊と同様、ボウフラも小さいので、容器の底に溜まった少しの水でも生き延びることができます。台所や洗面所などで普段触らないところに水が溜まっていると、そこでボウフラが繁殖してしまっている可能性があるのです。

窓もきちんと閉め、蚊取り線香などを使っているにも関わらず、家に蚊が発生する場合は、台所や洗面所の見えないところに水たまりがないかチェックしてみましょう。どうしても水を溜めて置かなければならない場合も、ボウフラはだいたい2週間で孵化して成虫になりますので、それまでに水を入れ替えれば蚊の発生を抑えることができます。

蚊に刺されるとなぜ痒くなるのか

蚊が血を吸う時には、血液の凝固作用を妨げるための物質を含んだ唾液を注入します。この唾液には人間のマスト細胞という細胞からヒスタミンを放出させる働きがあります。ヒスタミンは末梢神経を刺激し、痒みを起こします。これが蚊に刺されると痒くなるメカニズムです。

蚊に刺されるととても痒いので、ついかいてしまったり、爪で×をつけたりすることも多いと思います。しかし、それでは痒みを紛らわしているだけですし、炎症を悪化させ、跡が残ってしまうことにもつながりかねません。蚊に刺されたら、ヒスタミンの作用を抑える抗ヒスタミン剤(虫刺され用ではムヒやウナコーワが有名です)を塗布し、痒みを抑えましょう。

蚊刺過敏症の人は特別な対策を

蚊に刺されて腫れたりかゆくなったりするのは、アレルギー反応によるものなのですが、人によってはこのアレルギー反応が過敏で、何日経っても腫れや痒みが引かないこともあります。これを蚊刺過敏症と言います。この場合、刺されても重症化しないよう、特別な対策が必要になります。

蚊刺過敏症の人は、蚊が発生する季節の前に、皮膚科に行って抗アレルギー薬を処方してもらいましょう。これを服用すると、蚊に刺された時のアレルギー反応を抑えることができます。

注意!治ったはずのアトピー、不眠で再発=「大人アトピー」増加中。

アトピーと聞くと、子どもの病気をイメージする人が多いだろう。実はこのアトピー、成人になって再発することもあり、「大人アトピー」と呼ばれているそうだ。今回は、不眠症が原因となることもある大人アトピーについて紹介しよう。
□アンケートで明らかになった現代女性の肌トラブル

 国際統合治療協会により、20代後半~30代後半の女性が実感している体の不調に関するアンケート調査が行われた。アンケートで、体の不調をワースト3まで挙げてもらったところ、以下のような結果が出た(※1)。

1位 湿疹
2位 アトピー
3位 ニキビ
4位 不眠症
5位 ストレス・頭痛
□不眠症が、最近増えている「大人アトピー」の原因に

 アンケートによると、女性の体の不調の1~3位を肌トラブルが占め、4位に不眠症、5位がストレス・頭痛という結果になっている。

 実は、この結果を反映するかのように、近年「大人アトピー」は増加しているらしい。アトピーは、遺伝因子のある子どもに見られ、アレルゲンによって症状が現れるが、年齢とともに改善するケースもある。

 しかし最近、いったん症状が治まった子ども時代のアトピーが、成人した後に再発してしまう「大人アトピー」の患者が増えている。

 大人アトピーの再発には、睡眠不足やストレスなどの生活習慣の乱れが関与しているという(※2)。
□大人アトピーと不眠症 悪循環の関係性

 アトピーの症状は、肌がかさついて細かなぶつぶつができ、非常に強いかゆみを生じる。症状が良くなったり、悪くなったりを繰り返し、慢性的な経過をたどる皮膚の病気だ。

 かゆみがひどい場合は、強い薬の一つであるステロイド剤が処方されるケースも多い(※2)。ステロイド剤は炎症を抑える作用がある半面、不眠などの副作用もある(※3)。また、かゆみの症状により、寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなって途中で起きたりするなど、不眠症を引き起こす原因にもなりかねない。

 そして、睡眠不足によって体の免疫力が低くなったり、寝ている間に無意識に行うかきむしり行為により、アトピーの症状が悪化したりする可能性もある(※4)。

 要するに、アトピーは不眠症を引き起こしやすく、不眠症がアトピーを悪化させるという悪循環の関係にあるのだ。

 かゆみは身近である割に、苦痛の強い症状の一つだ。子ども時代、アトピーに悩まされていた人は成人になったからと安心せずに、睡眠をしっかり取り、ストレスをためないようにして、アトピーの再発を防ぐ必要があるだろう。

アトピー改善にお茶が効く?アトピーに効果的なお茶9選

茶葉には、カテキンやカフェイン、ビタミン、アミノ酸、ポリフェノールなど身体に良いとされる成分がたくさん含まれています。 最近ではアトピー性皮膚炎などアレルギーの改善にも期待できるとして注目を集めています。 それではどんなお茶や成分がアトピー性皮膚炎の改善に有効なのか、いくつかご紹介したいと思います!

柿の葉茶
アトピーのかゆみを抑制する効果が高いと言われている柿の葉茶。柿の葉茶にはビタミンCがレモンの20倍と豊富に含まれています。しかも、通常ビタミンCは加熱に弱く壊れやすいのが欠点なのですが、柿の葉茶に含まれるビタミンCはプロビタミンと呼ばれ熱に強いことから、他のお茶に比べてビタミンCを効率よく摂取することができます。

柿の葉には免疫力アップや脂肪分解に効果のあるタンニンが多く含まれますが、摂取しすぎてしまうと便秘や貧血を引き起こす原因になることもあると言われています。タンニンは約70度のお湯でゆっくり抽出すると出る量を減らせるので、沸騰したお湯は使わないことがコツです。

はとむぎ茶
はとむぎ茶は別名ヨクイニンと呼ばれ、利尿作用と新陳代謝の効果が高いことから皮膚を美しくする効果があるので、昔から皮膚トラブルの治療漢方薬として使われてきました。また、たんぱく質を多く含み、新陳代謝を促す作用があることから、“穀物の王様”とも呼ばれています。

アミノ酸のバランスも良く、カルシウムや鉄、食物繊維なども豊富で、“はとむぎ化粧水”など化粧品にも含まれるほど、美肌効果の高い成分がたくさん含まれています。くせがないので飲みやすく、どくだみ茶など他のお茶とブレンドするのにも向いています。

ごぼう茶
ごぼうには体内に残っている老廃物の処理機能を高めてくれる、食物繊維とアスパラギン酸が多く含まれています。アトピーは、身体の中に含まれている毒素をうまく排出することができず皮膚疾患につながると考えられているので、老廃物の排出をスムーズにしてくれるこの2つの成分がとても重要となります。また食物繊維が豊富ということで、美肌や便秘の解消にも活躍してくれるお茶です。

紫蘇(しそ)茶
紫蘇は日本古来から健康食品として広く利用されてきました。紫蘇茶にはアレルギー症状を抑止する抗ヒスタミン成分がいくつも含まれています。その中でも特に、αリノレン酸はアレルギー症状の緩和に優れた効果を発揮するとして注目を集めています。

花粉症に効果のあるロズマリン酸や、美肌効果のあるβカロチンも含まれ優秀な紫蘇茶。また紫蘇の香りにはリラックス効果もあり、ノンカフェインなのでおやすみ前のティータイムにも向いています。

シジュウム茶
シジュウムとは南アメリカの熱帯地方を原産とする植物で、アトピーや花粉症の改善をしてくれるお茶ということで有名です。シジュウム茶には、ポリフェノールの1つで免疫力を高める作用があるタンニンが世界中の植物の中で最も多く含まれ、これがアトピーや花粉症などのアレルギー症状の改善につながると言われています。また、血糖値を抑えてくれる作用がありダイエット効果、メラニン色素の生成に関与するチロシナーゼを抑える効果があるため美白にも効果的です。

ルイボスティー
ルイボスは南アフリカのごく一部の山野でしか生産されず、地下深く根を張り地中の栄養分を吸い上げるため、ミネラルが豊富に含まれています。また活性酸素を除去してくれる抗酸化物質SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)を含む量はお茶の中ではNo1で、高い美肌効果やデトックス効果が期待できます。

花粉アレルギー、ヒスタミンに有効なフラボノイドを豊富に含むので花粉症の症状緩和にも。ノンカフェインなのでお子様や妊婦さんも安心して飲むことができます。

どくだみ茶
どくだみは「十薬(じゅうやく)」という生薬名がつくほど、昔から三大民間薬として知られています。その生薬名の通り、どくだみ茶にはむくみ解消、便秘の解消、疲労回復、血行改善など10を超えるほどの効能があるのです。特に老廃物や毒素を体外へ排出するデトックス作用で、ニキビや吹き出物などの肌荒れ改善やアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状の緩和など、体質改善に高い効果が期待されます。

どくだみ茶には独特のにおいが気になる場合には、はとむぎ茶やほうじ茶などとブレンドして飲むと飲みやすくなります。

刀豆(なたまめ)茶
昔から「膿を出す妙薬」として腎臓によい、蓄膿症、歯周病、歯槽膿漏の改善に効果があると言われています。刀豆茶に大量に含まれるコンカナバリンAやカナバリンには免疫を正常化する作用があるため、免疫異常によるアトピー性皮膚炎や鼻炎などに有効と言われています。

また、良質のたんぱく質、食物繊維、サポニン、鉄分、ミネラル、ビタミン、ポリフェノールなどをたっぷり含んでいるため、健康維持や老化防止にも効果的です。

甜茶(てんちゃ)
甜茶は、「花粉症に効く」とされるバラ科の植物を使ったお茶で、中国では昔から常飲されており、貴重なお茶のため国外への持ち出しが禁止されていたほどです。甜茶ポリフェノールがアレルギー症状を抑え、花粉症対策用の「甜茶サプリメント」が販売されているほど花粉症対策茶として有名です。

アトピーにはそれぞれ原因や体質も違うので、すべての方に同じように効果があるとは言えませんが、苦いお薬を飲むよりもお茶を飲むことで、美味しく楽しく体質改善をしていけたら嬉しいですよね。またアトピーだけでなく、便秘の解消や美肌効果、アンチエイジングなど嬉しいおまけ付きです。

ぜひティータイムに取り入れてみてください!

“プロアクティブ”が効果的 大人のアトピー性皮膚炎の治療法

子どもだけでなく、成人になってから悪化することも多いアトピー性皮膚炎。約45万6000人(2014年厚生労働省患者調査)の患者がいると推定されている。今年2月には7年ぶりに日本皮膚科学会の診療ガイドラインが改訂され、ステロイド外用薬を用いた新たな治療法が広まっている。

 アトピー性皮膚炎は、皮膚にかゆみをともなう特徴的な湿疹があらわれ、よくなったり(寛解)悪くなったり(再燃)を繰り返す慢性疾患だ。推計患者数は約46万人。ほとんどは乳幼児期に発症し、いったんは治まるものの、成人してから再燃を起こすことも多い。

 アトピー性皮膚炎の原因はまだ詳しくわかっていないが、なんらかの理由で皮膚を守るバリア機能が低下し、少しの刺激でも炎症を起こしてしまう。炎症が起きた部分はさらにバリア機能が低下し、ますます刺激に敏感に反応するという悪循環に陥る。強いかゆみのため掻いてしまい、さらなる悪化をまねくことも多い。

 アトピー性皮膚炎の治療は、ステロイド外用薬やタクロリムス軟膏などの薬で炎症を抑える、保湿剤で皮膚の乾燥を防ぐ、皮膚に刺激を与えるアレルゲン(抗原)を除去する、の三つが中心になる。

 大阪府在住の会社員の国枝幹夫さん(仮名・50歳)は2歳のころにアトピー性皮膚炎を発症。23歳のころに再燃し、悪化したときにステロイド外用薬を使う治療を続けていた。しかし、40歳を過ぎたころから、さらに皮膚炎が広がってしまった。大阪への転勤をきっかけに、アトピー性皮膚炎を多く手がける大阪大学病院を受診した。

 国枝さんの湿疹は重症で、一部分が「びらん」というただれた状態になっていた。診察した同院皮膚科の室田浩之医師の勧めで、国枝さんは入院することになった。薬の投与方法を見直し、保湿剤と、ステロイドを中心とした抗炎症外用薬の塗布を1日2回、毎日おこなった。湿疹は軽度になり、2週間後には退院した。その後もよい状態を維持するために、抗炎症外用薬を回数を減らしながら使い続けた。

このように、炎症が治まったように見えた後も抗炎症外用薬をしばらく使い続ける治療法を「プロアクティブ療法」と呼ぶ。プロアクティブ療法は、今年2月改訂の日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」で、再燃を繰り返すアトピー性皮膚炎の治療法としてはじめて推奨された。

 アトピー性皮膚炎の炎症を抑えるには、現時点ではステロイド外用薬が最も効果が高い。しかし長期に、あるいは頻繁に使い続けると、皮膚が薄くなるなどの副作用のリスクが高くなる。そのため、これまでの治療は、湿疹が悪化したときにのみ使う「リアクティブ療法」が主流だった。

 しかし強い炎症のある中等症以上では、見た目には治まったように見えても皮膚の内側に炎症が残っていることが明らかになってきた。この時点で塗布を中止すると、くすぶった炎症が容易に再燃してしまう。

 プロアクティブ療法は、皮膚の内側に残った炎症が十分に治まるまで抗炎症外用薬を週2回程度に減らしながら使い続ける。リアクティブ療法に比べて再燃回数が少ないことが、多くの臨床研究で示されている。

 前出の国枝さんは退院後、入院中は1日2回だったステロイド外用薬を1回に減らして使用。2週間後には2日に1回に減らした。その後頻度を下げたが再燃は起こらず、半年後には2週間に1~2回の使用まで減らすことができた。ここ1年、ステロイド外用薬なしで再燃を防げている。

 診療ガイドラインの改訂に携わった京都府立医科大学病院皮膚科の加藤則人医師は、次のように話す。

「中等症以上で再燃を繰り返す場合は、アトピー性皮膚炎の診療に精通した医師のもとで、プロアクティブ療法を選択肢の一つとして考えるのもいいと思います」

 もちろん、軽症の場合はリアクティブ療法で十分効果が期待できる。

 プロアクティブ療法では用いる薬の選択や塗布の頻度、どの段階でプロアクティブ療法に移行し、いつまで継続するかなどは医師の判断に任せられている。安全性も含め、皮膚の状態を医師に評価してもらいながらおこなうことが大切だ。患者の病態は一人ひとり異なり、季節や生活状況によっても変わる。薬の量を変えたら、その効果などを検証しながら次のステップに進む必要がある。

 医師の指導のもと長期的な治療を実現するため、新たなガイドラインでは治療の「アドヒアランス」の重要性も盛り込まれている。アドヒアランスとは、患者が病気や治療の意義について十分に理解し、治療方針の選択に参加し、その決定に従って自身が積極的に治療を継続することを指す。

「アトピー性皮膚炎の治療では、医師と患者の二人三脚がなにより大切です。信頼できる医師を選び、なんでも相談できる環境にしておきましょう」(加藤医師)

無防備なアナタは知らぬ間に蚊から病気をうつされる

夏といえば「蚊」。蚊は人から人へウイルスを媒介することも知られています。おととしは国内でも、ヒトスジシマカによって媒介されるデング熱の患者さんが現れたというニュースが駆け巡りました。蚊の生態に詳しい国立感染症研究所・昆虫医科学部主任研究官の津田良夫先生は、「蚊に刺されて病気を発症するのはわずかですが、刺されないようにすることが重要です」と話します。蚊の生態に基づいた、蚊に刺されないための方法についても聞きました。

血を吸うメスの蚊が病気を媒介する

 2014年夏、約70年ぶりにデング熱の国内感染者が発生しました。デングウイルスに感染した人の血を吸った蚊が、他の人を吸血することで感染が広がるため、ウイルスを保有する蚊が見つかった東京都の公園が閉鎖されたことは記憶に新しいことでしょう。蚊のうち動物の血を吸うのは、産卵のためにたんぱく質を摂取するメスだけ。病気にかかった人からメスの蚊が血を吸い、吸った血に含まれる病原体が蚊の体内で増殖します。吸血するときに病原体が蚊の唾液に混ざって別の人の体内に入り、次の宿主へと伝播(でんぱ)していくのです。
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人に病気をうつす蚊の種類

 蚊はさまざまな病原体を媒介していますが、すべての種類の蚊が病気をうつすのではありません。地球上で明らかになっている「人に病気をうつす蚊」は、主に3グループ。ヤブカの中でもヒトスジシマカを含む「シマカ」というグループは、中南米を中心に流行しているジカ熱(ジカウイルス感染症)のほか、日本でも感染が確認されたデング熱、アフリカや中南米の黄熱などのウイルスを媒介します。「イエカ」は日本脳炎やウエストナイル熱のウイルスを、「ハマダラカ」はマラリアを媒介します。

 このように、病原体と蚊の種類というのはだいたい対になっています。蚊がウイルスを持っている人から血を吸って、別の人にウイルスをうつす状態になるためには、通常10日以上かかるといわれています。

知ってた? 日本に生息する蚊は100種以上も!

 「蚊」と一口にいってもその種類は実に多く、世界では3500種以上、日本でも112種の蚊が生息しています。このうち、動物から吸血するのは108種、さらに人から吸血するのは57種と確認されています。日本列島は南北に細長いため、地域によって分布が異なります。とくに、北海道は「北方系」といってロシア大陸と共通する種が多く、沖縄の石垣島や西表島などでは「南方系」と呼ばれる熱帯地域と共通する種が多い特徴があります。小笠原諸島や八重山諸島などでは、そこにしか生息しない蚊も見られます。

 北海道と沖縄を除く日本各地で最もよく確認されるのは、イエカの仲間の「アカイエカ」や「コガタアカイエカ」。ただ、網戸やクーラーの普及でコガタアカイエカに刺される機会は減っています。現在、日本で人がよく刺されるのは、ヤブカの仲間の「ヒトスジシマカ」と、イエカの仲間の「アカイエカ」と「チカイエカ」です。

病気を発症する確率は低いが、いつうつされるかは分からない

 冒頭のような、蚊が媒介する感染症のニュースが流れると、「蚊に刺されたら病気になる!」と過剰に反応する人も少なくありません。でも、実は、これらの蚊に刺されてウイルスに感染する確率は、ウイルスの流行度合いと蚊に刺される数によって決まります。1~2カ所刺される程度なら、感染する可能性は非常に低いのですが、もし、無防備のまま蚊の餌食になってしまったら、感染する確率はぐんと上がります。
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自覚症状が現れない場合も多い

 一方、蚊によってウイルスに感染しても症状が出ない「不顕性(ふけんせい)感染」の場合も多く、デング熱やジカ熱の不顕性感染は80%程度といわれています。自覚のないまま病気を広げてしまうこともあり得るのです。日本では、これまで日本脳炎ウイルスを保有するコダカアカイエカと、デング熱ウイルスを保有するヒトスジシマカが確認されています。発症する人の割合でみると非常に低いのですが、気付かないうちに病気をうつされる可能性も考えられますし、まだ国内で確認されていないウイルスも人や物資の移動とともに侵入する機会は増える一方ですので、まずは病気を媒介する犯人である蚊に刺されないよう対処することが大切です。
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蚊が活発になる明け方や夕方の時間帯はとくに注意

 蚊に刺されないようにするためには、当たり前のことですが、蚊がいる場所や活動する時間帯は避けることが一番です。どうしても出かけるときは、長袖や長ズボンなどで肌の露出をできるだけ控え、虫よけ(忌避剤)や蚊取り線香を上手に使うとよいでしょう。

 とくに、日の入りの夕方は、ヒトスジシマカも、アカイエカも活動が活発になります。これからの時期、レジャーで山や森など蚊の多い場所へ出かける際は、夕方前には離れたほうがいいでしょう。

 また、雨が降っている間は、野外の蚊にはほとんど刺されません。蚊は気圧のセンサーなどを使って、雨が降り出す数時間ほど前にはそれを感知して、どこかへ避難するようです。雨が上がるとまた戻ってくるので、雨上がりに蚊のよくいる場所へ出かけるのも避けたほうがいいでしょう。

室内では蚊帳や扇風機の風が有効

 蚊は風に巻き上げられると、マンションの十数階にも飛んできます。人のあとを追ってエレベーターに入り、一緒に高層の部屋までついてきてしまうこともあります。

蚊は秒速2.4m以上の風には向かっていけない

 虫よけや蚊取り線香に頼らず対処することも可能です。屋内の場合は、蚊帳をつるしたり、扇風機を回したりするのが有効です。扇風機がいいのは、蚊は秒速2.4m以上では近づけないためです。また、蚊が獲物に近づくときに察知しているにおいが風に乗って流れてしまい、情報がかく乱されてしまいます。
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音で蚊を退散させるものの効果は不明

 蚊が嫌う高周波音を発することで寄せつけないことをウリにした、グッズやスマートフォンのアプリが多数ありますが、効果があるとは考えにくいでしょう。例えば、カエルを吸血する蚊は、カエルの声を感知しています。このように、蚊の種類によって「おびき寄せるために使える音」はあっても、どの蚊にも効く寄せつけない音というのは、検証が難しいとされています。

出張や海外渡航などでは虫よけ対策を忘れない

 日本列島は南北に長いため、地域によって蚊の分布が異なります。北海道と九州では蚊の種類相が異なります。自宅や勤務先の周囲で蚊を見かけなくとも、遠く離れた土地では蚊が発生しているかもしれません。ですので、出かける際は、蚊に刺されない対策も忘れないでほしいと思います。

 さらに、この夏、オリンピックが行われるブラジルでは、蚊が媒介するジカ熱の感染が広がりを見せています。海外に渡航する予定のある人は、事前に情報を収集し、対策をしてから出かけるようにしましょう。妊娠初期の女性など、感染によるリスクが高い人はそういう場所には近づかないことも、予防の上では欠かすことができません。

津田良夫(つだ・よしお)
 国立感染症研究所・昆虫医科学部主任研究官。岩手大学農学部農学科、岡山大学大学院農学研究科修了。長崎大学熱帯医学研究所にて、タイ、インドネシアなど東南アジアで疾病媒介蚊の生態を研究。2002年より国立感染症研究所・昆虫医科学部で媒介蚊の生態研究を続けている。専攻は昆虫生態学、衛生昆虫学。著書に『蚊の観察と生態調査』(北隆館)などがある。

梅雨時のカビにNO! 家の中でカビが発生しやすい場所の共通点とは※冷蔵庫の中でもカビは繁殖

じめじめした梅雨の時期、浴室、キッチンなどの水回りで黒ずみが目立ち始めたら要注意。湿度の高いこの季節は、油断をすると、いたる所にカビが広がってしまいます。普段から、こまめに掃除をしていれば、カビを防ぐことができますが、なかなかそうもいかないのが、日常というもの。

そこで、カビが好む条件と出やすい場所をチェック。
日々、少しずつできることをして、カビを防いでいきたいですね。

水、湿度、栄養がカビを生む

カビが活発に繁殖するのは 以下の3つの条件がそろったとき。
①湿度:70〜80%以上 ②温度:20〜30℃ ③栄養がある
①について……温度0℃程度でもカビは生きられるので要注意です。

②について……高断熱で気密性の高い現代の住宅は、空気が溜まりやすく、梅雨時はとくに高湿度の状態が続きやすいため、カビにとっての好条件が揃ってしまっているといえます。

③について……カビの大好きな栄養源とは、食べ物のカス、ホコリ、石けんカスなどあらゆるもの。
浴室、洗濯槽、キッチンの水回りは、石けんの残りカスなどが栄養源になってしまうため、とくに日々の手入れにひと手間かけることが大切になってきます。

その方法として浴室を使用したら、最後に冷水で石けんカスを洗い流す習慣を。そして、24時間換気装置や日中は窓を開けるなど、とにかく浴室内の空気を循環させることが大事です。また、洗濯槽の中もカビの温床になりやすい場所です。

洗濯機の蓋は閉めきらずに開けておくこと(小さいお子さんがいる場合は落ちないように注意が必要です)。
乾燥機能が付いている洗濯機であれば、今の季節なら週3回程度、洗濯槽乾燥や衣類乾燥で洗濯槽内をしっかり乾燥させましょう。キッチンも、片付けが終わったらシンク内をから拭きするとよいでしょう。水分+栄養は、カビが最も好む環境です。

冷蔵庫の中でもカビは繁殖
では、意外と気づかないカビの多い場所とは…

① 家具の裏側
通気性が悪いうえ、ホコリという栄養源がたっぷりある場所。除いてみるとカビだらけ……なんてことも。
解決策は、壁と家具の間に5cm程度の隙間を空け、風の通り道を作ってあげること。湿気がこもらないようにしましょう。

② 観葉植物の土
プランターの土の上に白いフワフワしたものがあったら、それはカビです。その部分を取り除き新しい土に変えましょう。
観葉植物にカビが生える原因として、水を上げすぎている可能性もあります。観葉植物の水やりのキホンは、土がカラカラに乾いたら水をやる、です。

③冷蔵庫の中
冷たい冷蔵庫の中なのになぜ?と思われるかもしれませんが、カビは0度以上であれば、生息可能です。野菜室の野菜カス、庫内の液体のこぼれ等々はすべてカビの栄養源。掃除をして仕上げに乾いた布できれいに拭きましょう。また、自動製氷する際の給水タンクや給水パイプ、パーツは、冷蔵庫のなかでも、カビの多い場所。週に1回程度はお手入れしましょう。

また、冷蔵庫によっては、製氷する水は水道水に限定している機種もあります。水道水は塩素消毒されていますが、ミネラウォーターのような塩素消毒されていない水をこうした機種に使うと、雑菌が繁殖しやすくなるので確認してみてくださいね。駆け足で紹介しましたが、水のある場所と湿気がこもりやすい場所はとくに目を光らせて、カビを見つけたら早め早めに取り除き、増殖を抑えていたいですね。何より、家のなかをスッキリさせて、空気の循環をよくすることも、お忘れなく!

夏は要注意! 汗でかゆくなるアトピーを悪化させないためのケア

アトピー性皮膚炎は一度かきむしってしまうと、とてつもないかゆみが襲ってきます。また、肌も徐々にざらざらした質感になってしまい肌の露出が多い季節にはかゆみがなくてもかなり気になってしまうものです。

アトピー性皮膚炎の人は、なるべく汗をかかないように注意しなくてはなりません。今回は、夏にアトピーを悪化させないために気をつけたいことをお伝えします。

【汗で悪化?アトピー性皮膚炎】

汗をかくと、その刺激がアトピーをひどくさせると言われています。汗をかいた後はべたつきますし、それによってかゆみもでます。しかし、汗をかくこと自体が悪いと言うわけではなく、汗をかいた後のケアが重要です。

【夏とアトピー性皮膚炎】

夏になるとアトピー性皮膚炎が悪化する人は多いですが、逆に炎症が軽減する人もいて、人によってその症状は違います。熱くて湿気のある時期にアトピーが悪化する人・しない人の違い、また悪化させないようにする対策を知っておく必要があるでしょう。

■夏に悪化する理由は?

夏に考えられるアトピー性皮膚炎の悪化には、いろいろな要因があります。夏場になると冬に比べて湿気が多いですよね。ですからアトピーの大敵である乾燥を防ぐことはできます。

この湿気は他の人は不快にしか感じることがないのですが、アトピーの人にはありがたいことだと言えます。でも、夏にアトピーが悪化してしまう人は大量の汗をかいた結果、かきむしってしまうのです。かいている間はいいのですが、その後痛みが襲ってきます。痛みが引いたあとには血が出て傷口が広がってしまいます。

■夏にアトピーを悪化させないためには

アトピー性皮膚炎を持っている人は、夏は紫外線を避けるようにして汗をかかない努力をする必要があります。紫外線は浴びすぎてしまうとただでさえ肌に大きなダメージを与えるものです。夏場になにもケアしないでいると、常に肌にダメージを与えている状態になってしまいます。すぐに悪化してしまうというわけでなくても、時間が経過することで影響はどんどんでてきます。肌の乾燥やシミ、そしてアトピーの幹部の荒れが引き起こされるでしょう。

■対策と予防

夏場の紫外線予防としては日傘などを差す、帽子をかぶるなどしましょう。それにくわえて日焼け止めを塗ることで、紫外線から肌を守ることができます。少しでも紫外線からアトピー性皮膚炎を守っていくことで、悪化を防ぐことができますので面倒がらずにこまめに対処していきましょう。

気をつけてほしいのは、日焼け止めは場合によっては肌を乾燥させてしまう場合があるということです。定められた量を守って肌につけるようにしましょう。アトピー性皮膚炎の場合、直接塗ることをしないで、症状がない部分にまず試し塗りをしてみることをおすすめします。

■夏場の遊びも要注意

夏場はいろいろな遊びができますよね。海やプール、キャンプやバーベキューなど屋外で活動するのは楽しいですが、アトピー性皮膚炎の人は少し控えたほうがいいでしょう。屋外で紫外線を浴びることを控えることで、皮膚の状態の悪化を抑制することができます。外に出て遊ぶ場合は紫外線対策をしっかりして、クールダウンなどのお肌のアフターケアもしっかり行いましょう。

■意識の違いが肌の状態に繋がる

夏に悪化してしまう人、そうではない人の違いは、ケアや予防に対する姿勢の違いも大きいです。紫外線からどれだけ皮膚を守るのかと言うことを日ごろから強く意識していくことで、悪化を防ぐことができます。

アトピー性皮膚炎は人それぞれ症状が違いますが、夏場に悪化しやすい体質でも、心がけによっては少しは症状を軽減することができるでしょう。アトピーに悩んでいる人は、専門のお医者さんの意見を聞きつつ、こういったデイリーケアにも気を配ってみてくださいね。

皮膚科医が伝授! 刺されるとキケンな虫4種と基本の予防法

【ママからのご相談】
2歳の息子は外遊びが大好きなのですが、最近虫が増えてきていろいろ心配です。感染症にかかっても嫌なのですが、どうしたらいいでしょうか?

●A. 皮膚科医に聞いた、4種の要注意な虫と予防法を紹介します。

こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。

いよいよ虫が多くなる季節がやってきましたね。ここ数年はデング熱なども流行していますし、親としては気になるばかりです。

今回は皮膚科医に気をつけるべき虫と予防法について聞いてきましたのでご紹介します。

●特に気をつけたい虫4種

皮膚科医の先生に、特に注意すべき虫を伺ったところ、以下の4種の虫を教えていただきました。

●(1)ヒトスジシマカ

デング熱 を媒介する蚊として有名になった蚊です。

デング熱は海外からウイルスを持って帰国した人が発症し、日本の蚊がその人の血を吸って別の人を刺し広がっていきます。

つまり、外国人観光客が多く行くような大きな公園 は要注意というわけです。

その名の通り白と黒のシマシマ模様の蚊で、5mmほどの大きさ。朝と夕方は特に活動しやすい時間なので気をつけましょう。

●(2)セアカゴケグモ

最近ニュースなどでも目にすることが増えたセアカゴケグモ。オーストラリア原産のクモです。

全体的に黒色で、赤い帯が目印です。現在、日本では大阪府に集中して生息しているとみられています。

かまれた場合は、痛み が出たり神経障害 が起きたりします。とくに乳幼児は重症化しやすいので要注意。すぐに医療機関へ行きましょう。

●(3)マダニ類

山や畑、公園の草むらなどで植物の葉先などに身を潜めています。植物に触れたときに服につき、皮膚にかみつくと1週間ものあいだ血を吸い続ける といいます。

感染症を媒介する可能性もあるので、かまれたことに気づいたら医療機関へ。

●(4)ブユ類

小さなハエのような虫で、夕方によく飛んでくる虫です。山や川のほとりで多く見かけます。

蚊に刺されたときよりも大きく腫れ痛みを伴う場合もあり、体質によっては発熱 などの症状を引き起こすことがあります。

●虫に刺されないための基本の予防法って?

まずは虫に刺されないよう、予防をしっかりすることが大切です。

基本の予防法を先生に聞いてみました。

『理想的な服装は長袖、長ズボン、帽子を着用し、靴下と靴を履くことです。虫がいそうな場所や時間帯に行くときはサンダルなどの露出が多いものは避けましょう 。

外出時には虫よけスプレーをしっかりとし、自宅でも庭や室内の入り口に虫よけ剤や蚊取り線香を置くと効果的です。赤ちゃんには虫よけスプレーをかけられない場合もありますので、オーガニック素材の虫よけ など探してみるといいでしょう』

とのことです。

自然が多い場所だけではなく、自宅でも対策すると効果的なのですね。公園などに行くときは露出の多い服を避け、虫よけスプレーをしっかりしてからにしましょう。

アトピーでイジメられた少年が10年かけてスベスベ肌になった話

女優の木村文乃がアトピー性皮膚炎であることを自身のInstagramで告白、大きな話題となった。投稿では、顔がうっすら赤くなっているのが薬を控えている影響であることが説明され、同時にハッシュタグで

#励ましてくれてありがとうっ
#アトピーの人は元々繊細な肌質だから
#良くなったら綺麗な肌になるんだって
#一緒にがんばろー

と、同じアトピー患者への励ましのメッセージが添えられている。アトピーに悩むファンからは感動のリプライが送られ、8日現在、この投稿は10万以上のいいねがついている。

■本当にきれいな肌になるの?
一般人であっても、アトピー性皮膚炎は他者にも判別しやすいその性質上、悩みの種になりやすい。とくに、若い女性にとっては深刻だ。しらべぇ取材班は、10代の頃から「アトピー性皮膚炎に悩み、イジメを受けたこともある」と語るK氏(28歳・男性)に話を聞いた。

「もともと敏感肌の乾燥肌で、幼少期にアトピーと診断されたのですが、小学校に入る頃には良くなったので安心してたんです。しかし、高校入学した頃に再発。

肌は真っ赤になり、かゆくて夜も眠れない。かいちゃダメってわかっていても、血が出て痛くなるまでかいたらかゆくなくなるからかいてしまうんですよね...アトピーが再発して数か月後には全身ボロボロになり、病院も転々としました」

■どうやって治療した?
「私は運がいいことに、偶然近所の皮膚科の先生が本当にいい人だった。先代がヤブ医者だったらしく、近所の人はあまりそこに行ってなかったのですが、その先生自身はとてもいい人で、毎回1時間近く話を聞いてくれ、スキンケアのレクチャーを学びました。

徹底的な保湿と投薬治療で肌を安定させ、自分の肌に合わないものを排除していく。僕の場合は尿素と特定の香料でしたね」

■辛かった経験は?
「大学で創作に関する学科にいたのですが、教授に『アトピーを題材に作品を書けば? 皮膚が変異して謎の生物になるSFとか』と言われた時は、リアルに大学に訴えようかと思いました。普通に名誉棄損ですよね?

あとは『顔真っ赤だけどどうしたの?』と毎日のように言われたり...。言ってくる人は悪気はないんでしょうけど、悪意がないだけに辛いなあと感じてました。それと、ここじゃ言えないレベルのイジメみたいなことも、過去には何回かありましたね」

■その後の経過は?
「少しずつ、本当に少しずつ良くなっていった感じです。『アトピーは悪かった時間と同じだけ治療にかかる』とよく言われますが、本当にそんな感じ。しかし、アトピーゆえに肌のターンオーバーが並の人よりも早いのか、今ではすっかりきれいになりました。

20代後半にもなると、周囲は男女問わず『最近、肌の調子が...』と言っていますが、自分はこの年でも毎年良くなってるんです。ケアを誰よりもきちんとやってきたおかげです。

10代がひどかった分、お肌の手入れは誰よりも念入りに行うようになったので、その成果が出ている実感があります。最近では彼女に『~の肌、本当にきれい』とまで言われますから。たしかに同年代の男子より、全然きれいな自信ありですね。

辛いこともあったけど、今では『アトピーありがとう!』って言えます」近年、アトピー性皮膚炎を発症する児童は年々増えているとされ、今や国民病といってもいい状況。しかし、正しい治療を行えば、人並み以上の肌を手に入れることも可能なようだ。

見た目も大事! 女性にオススメの水虫予防法

■ストッキングは隠れ水虫の原因!
水虫というと男性の足の病気と考えがちですが、隠れ水虫は、女性の方が多い可能性があります。その理由の一つがストッキング。水虫菌が好む環境は、湿度が高くて、高温な状態です。ストッキングは履いた革靴の中は、まさに高温多湿のジャングルのような環境。

水虫の予防法として、履いているものを頻繁に履き替えるという方法があります。しかしソックスならばいざ知らず、ストッキングを何回も履き替えるのはなかなか職場では難しいですね。鞄の中でかさ張るし、帰宅後の洗濯のことなどを考えると別の方法を試したいものです。

■一番の予防は裸足でいること
水虫菌が増殖しにくい状態に足を保つには、素足が一番ということになります。素足だと汗ばんでも化粧室でティッシュなどで汗を拭き取ることが可能です。市販のアルコール綿で足指の間を消毒することも可能です。

しかし、日常的にストッキングを履くことが多い女性の中には、素足でサンダル履きには少し抵抗があるという方もいるようです。特に男性がよく履くようなタイプのサンダルは、服装にもこだわりたい女性は倦厭しがちかもしれません。

■水虫予防にクロックスが有効!?
水虫予防に使えそうな靴の一つが、クロックス。足の甲だけでなくて、全面、側面からも通気ができるため、実は非常に通気性に優れている構造です。バックベルトで踵を保持することもできます。流行したのはお洒落っぽいだけでなくて実用性も高いからと言えそうです。

■日常に取り入れやすいかもポイント
クロックスのもう一つの特徴は、色が豊富なことです。バックベルトを変えることもできます。

医療現場では、針などの落下から足の甲を保護する構造が要求されますが、甲の部分の通気孔がない構造のprofessionalが米国の医療現場でも使用されているそうです。

サンダル履きは禁止というちょっと固い職場にお薦めなのがislanderという形の靴です。靴紐で縛る構造なので革靴と似た形です。指先の通気性は通常のものと同じです。

クロックスに限定するわけではありませんが、ファッションを犠牲にしない現実的な方法で、うまく水虫を予防していきましょう。

ステロイド治療に終止符?アトピー性皮膚炎、ワセリンが発症を予防か

保湿剤のワセリンをあらかじめ皮膚に塗ることで、アトピー性皮膚炎の発症を予防できる可能性があるとする論文を理化学研究所などのグループがまとめた。

 マウスによる実験だが、人でも似たしくみがある可能性があり、研究チームは「アトピー性皮膚炎になりやすいことが発症前にわかれば、予防につながるかもしれない」としている(※1)。

 アトピー性皮膚炎の予防につながる画期的な研究成果を見てみよう。

□アトピー性皮膚炎はアレルギー性疾患じゃなかったの!?

 アトピー性皮膚炎と言えば、強い痒みを伴う皮膚の炎症が長期にわたって続く病気だ。子どもを中心に発症して、症状は一進一退を繰り返し、大人になっても悩んでいる人が少なくない。

 アトピー性皮膚炎はこれまで免疫の異常反応によるアレルギー疾患と考えられてきたが、何とその原因は、皮膚表面にいる複数の細菌が起こす感染症の可能性があると発表されたのだ(※2)。

□「黄色ブドウ球菌」と「コリネバクテリウム」のコンボ攻撃でアトピー発症

 アトピー性皮膚炎を起こすモデルマウスを使った実験で、マウスの皮膚に黄色ブドウ球菌を感染させると、アトピー性皮膚炎の強い炎症を引き起こした。また、コリネバクテリウムが皮膚表面で増えると、異常な免疫反応を起こす抗体を作り出すことがわかった(※2)。

 研究グループは、アトピー性皮膚炎の発症は従来の「アレルギー反応による異常な免疫反応→皮膚表面の炎症」という図式ではなく、「黄色ブドウ球菌の急増→皮膚炎+コリネバクテリウムの急増→アレルギー反応」という図式だと突き止めた(※2)。

 アトピー性皮膚炎の本当の原因は、黄色ブドウ球菌の急増だというのである。

□アトピー性皮膚炎に有効なのは殺菌ではなく皮膚バリア

 「この憎き黄色ブドウ球菌とコリネバクテリウムを抗生物質で殺してしまえ!」とばかりに抗生物質を使うと、皮膚のほかの有用な細菌も殺してしまい、外敵や刺激、乾燥から皮膚を守るバリア機能を壊してしまう。するとますますアトピー性皮膚炎の症状を悪化させてしまい、逆効果だ(※2)。

 アトピー性皮膚炎を発症しやすくしたマウスの実験では、発症前から皮膚の保湿や保護というバリア機能の低下が確認されている。

 そこで、発症前に最初の症状が出て来やすい耳の部分にワセリンを塗って保湿し続けてみたところ、皮膚のバリア機能が改善して長期にわたってアトピー性皮膚炎の発症が抑えられたのだ(※1)!

□「ワセリン」による新たなアトピー性皮膚炎治療の選択肢

 皮膚に刺激のある成分を取り除いた白色ワセリンや、さらに精製度の高いプロペト、サンホワイトなどのワセリン類は、アトピー性皮膚炎の方や皮膚への刺激に敏感な赤ちゃんにも安心して使える。

 ワセリンは皮膚の角質層からの水分の蒸発を抑制し、水分を保持してくれる(※3)。角質層の水分量を保ってバリア機能が維持されると、皮膚への刺激に反応して炎症を起こす細胞が皮膚に集まってこないので、マウスではアトピー性皮膚炎の発症を長期にわたって防げた(※1)。

 マウスでの実験結果だとしても、こんな簡単な方法でアトピーの発症が防げるとは驚きだ。
□アトピー性皮膚炎にはステロイドではなく黄色ブドウ球菌コントロール

 「アトピー性皮膚炎患者の8割以上は黄色ブドウ球菌を保持する」という研究結果もある(※4)。

 アトピー性皮膚炎の治療の中心は、現在のところステロイド軟こうで皮膚の炎症を抑える対処療法が中心である。しかし、発症に大きく関わる「黄色ブドウ球菌の菌量コントロール」を目標とした新たな治療法が開発されると、辛かったアトピー性皮膚炎の治療もシンプルでより穏やかなものになっていくことだろう。

子どもにも使える? 安全なの? 蚊よけや虫よけ剤に含まれる「ディート」とは

ここ数年、デング熱やジカ熱など蚊を媒介する感染症への懸念から、虫よけ対策の必要性は高まっている。とくに抵抗力の弱い乳幼児は心配だが、大人と同じ虫よけ剤を使ってもいいものかどうか、迷うところだ。

6か月未満の赤ちゃんにはNG

5月11日にアース製薬が発表した『アース蚊の飛び始め予報 2016年第3報』によると、東京から西の主要都市では5月上旬からすでにヒトスジシマカが飛び始めている。新潟や仙台では5月下旬、都市部ではもっとも遅い盛岡や秋田でも6月上旬には蚊が襲来すると予測されている。これからの季節、子連れで公園などに行くと、蚊の餌食になる可能性が高いのでしっかりと対策をして出かけたい。

しかし、肌に直接つける虫よけ剤を子どもに使用する場合は、注意が必要だ。スプレーやミスト、ジェル、ティッシュなどさまざまなタイプが市販されているが、その多くに「ディート」という成分が含まれている。

ディートは殺虫剤ではなく、「忌避剤」だ。ディートに接した蚊は、触角にある毛穴をふさがれ、人間が発する炭酸ガスを感知できなくなる。そのため、近寄っても人間だと認識できない。血を吸われずにお引き取り願えるというわけだ。蚊だけでなく、ダニやブヨ、アブなど人間が発する炭酸ガスに寄ってくる虫すべてに効果がある。

一般には毒性が低いとされ、国内ではこれまでに深刻な副作用の報告はない。しかし、米国やカナダではまれに、けいれんなど神経系に影響を及ぼしたケースが報告されたため、安全性についての再評価が行われ、カナダでは2002年以降、とくに子どもへの使用に制限が設けられた。

日本では、ディートの濃度の上限は12%までと定められている。年齢による用法・用量の目安はカナダの基準を参考に、「6か月未満の乳児には使用しないこと」「6か月以上2歳未満は1日1回、2歳以上12歳未満は1日1~3回」とされている。また、虫よけの注意書きには「漫然とした使用をさけ、蚊、ブヨなどが多い戸外での使用など、必要な場合にのみ使用すること」と記載されている。

正しく使えばこわくない

生後半年を過ぎれば大人と同じ蚊よけを使って問題ないが、1日1回塗るだけで、効果はどの程度あるのだろうか。

効果の持続時間は、ディートの濃度に比例する。たとえば、アース製薬の代表的な蚊よけスプレー「サラテクト 無香料」のディート濃度は10%で、効果の持続時間はおよそ10時間。同じスプレータイプでもディート濃度12%の医薬品は12時間持続する。また、濃度6%のミストタイプは8時間、5%のジェルタイプは6時間。ティッシュタイプは7%だが、皮膚に付着する量が少ないためか、持続時間は3時間と比較的短い。

当然、汗をかいたり、こすったりすると効果は薄れるし、紫外線の当たり具合によっても持続時間は短くなるが、公園に遊びに行く程度なら、出かける前に1回塗れば十分だろう。

子どもの肌に塗るときは、露出している部分にのみ塗り、衣服の下には塗らない(衣類につけるのはOK)、手や顔、粘膜、傷口は避ける、エアゾールタイプのものは付着効率が悪く、吸い込んでしまう危険もあるので、いったん大人の手のひらに出してから子どもの肌に塗るといった点に注意しよう。

ディートによる副作用の事例は、高濃度のディートを大量に、あるいは長期間使用し続けたり、誤飲したりといったケースがほとんど。年齢にあった用法・用量をきちんと守って使えば心配はない。ただし、肌の弱い子どもはかぶれなどを起こす可能性もある。異常が見られたら、すぐに皮膚科を受診しよう。

6か月未満の赤ちゃん向けには、ハーブなどの天然成分由来でディートフリーの虫よけや、衣服に貼るシールタイプのもの、ベビーカーに吊るす虫よけなども市販されている。また、長袖、長ズボンで皮膚の露出を少なくする、ベビーカーに虫よけカバーをかける、蚊が多い時間帯の外出を避けるなども有効だ。

自衛手段を持たない小さな子どもを感染症の脅威から守るためには、保護者がしっかりと対策を講じよう。[監修:山田秀和 近畿大学医学部 奈良病院皮膚科教授、近畿大学アンチエイジングセンター 副センター長]

水虫になってしまった、かも。どうなったら完治と言える?

水虫は治療に時間がかかると聞きます。

しかも「人に知られたくないから」と薬を買うことをためらったり、放置したりで悪化させてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回のテーマは「水虫の完治」です。医師に水虫の治し方などについて聞きました。

Q.「足の水虫」とはそもそもどのようなことでしょうか。

水虫の正式な病名は足白癬と言います。
カビ(真菌)の仲間である白癬菌(はくせんきん)が皮膚の角質層に侵入して増殖し、寄生することで発症します。

白癬菌は人間の皮膚、髪の毛や爪にあるケラチンを好んで生息しています。
そのため、白癬菌がいる場所は足に限りません。手や頭部など全身にいます。

症状としては、かゆみや赤み、ひび割れ、水ぶくれが現れます。

≪代表的な水虫、3つのタイプ≫
趾間型:指の間に起こる
小水疱型:主に水ぶくれができる
角質増殖型:皮膚の角質が分厚く硬くなる

(今回は足の水虫についてなので、爪水虫については改めてお伝えします。)
Q.足の水虫はどうなったら完治と呼べるのでしょうか。
多くの皮膚疾患は、かゆみや赤みなどの症状が改善したら、完治と言えます。しかし水虫の場合、そうとは言い切れません。

症状が改善しても、肉眼では判別が難しい「白癬菌」がいる限り、水虫は発症する可能性が高いです。
そのため、白癬菌の根絶ができて完治と呼びます。

なお、治療は早期であるほど早く完治ができます。水虫は根気良く治療を続けていくのが非常に重要になります。
Q.足の水虫は症状の種類によって完治までの期間は異なるのでしょうか。
また、足の水虫は症状や種類の度合いによって完治までの期間は異なります。
それぞれの水虫の症状別にお伝えします。

≪趾間型≫
趾間型は水虫の中で一番多い症状です。
趾間型は足の指の間の皮膚がはがれたり、赤く腫れあがるような症状を呈し、強いかゆみを伴うのが特徴です。通常、塗り薬で改善します。他の型に比べて気づきやすいです。早期から治療を行えば、治療の効果も得やすいです。

≪小水疱型≫
小水疱型は、たくさんの小さな水ぶくれが足の裏全体に現れ、かゆみを伴うことが特徴です。他の型に比べると小水疱型の水虫はあまり見られません。水疱ができるので、早期に気付きやすく治療の効果も得やすいです。

≪角質増殖型≫
角質増殖型は足の裏全体の角質がぶ厚く硬くなり、ガサガサしてひび割れを起こすことがあります。かゆみなどの症状はありません。水疱もないので単なる乾燥だと思い、一見すると水虫と気付かないことが多いです。かゆみがない一方で、皮がむけて落ちやすいです。裸足でいるとスリッパなどを介して、人に感染する可能性が非常に高いので注意が必要です。

さらに角質増殖型は、爪白癬(爪水虫)を合併しやすいのも特徴です。爪白癬を発症した場合、塗り薬だけでは治療が難しいです。内服薬による治療も必要で、完治まで時間がかかるため根気必要です。

最後に医師からアドバイス高温多湿で白癬菌が増殖しやすい日本では、水虫を発症する人は多いと思います。

早期に治療を開始し、清潔を心がけることで完治可能な病気です。
自分の足にお伝えしたような症状が現れた時は、一人で悩まずにまずは早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

知らないと怖い皮膚疾患!ダニが原因の「疥癬」

疥癬(かいせん)とは?

疥癬(かいせん)は、もともと貧困による劣悪な栄養状態や衛生状態が原因で、昭和初期に大流行した皮膚疾患です。極めて小さなダニ「ヒゼンダニ」が皮膚の角質に寄生することで、人から人へと感染する病気です。

しかし最近では介護保険施設や老人ホームなどの高齢者施設での集団感染が増え、高齢者だけでなく、介護者にも感染するようになりました。また性行為感染症の1つとも言われていますが、ほとんどの場合性交渉とは無関係な原因が考えられます。

ヒゼンダニとは?

ヒゼンダニは肉眼では見えないほど極めて小さなダニです。雌は0.4×0.3mm、雄は0.2×0.15mm程の大きさです。ヒゼンダニは人間の体温の温度を非常に好みます。そのため人間の肌から肌に感染していきます。

人間の肌に生息している時が最も活発であり、離れると動きは鈍くなります。そして16℃以下の温度で動きが止まります。洋ナシのような形をしていて4対の短い脚が特徴です。また背中には無数の突起があります。

症状

疥癬には、通常疥癬と角化型疥癬という2つの病型があります。患者が健康であれば通常疥癬が発症しやすく、高齢者など免疫力が低下している患者の場合は角化型疥癬が発症しやすいとされています。

寄生するダニの種類はどちらも同じヒゼンダニですが、寄生数に違いがあります。通常疥癬では重症の場合でも1人の患者さんに1000匹程度ですが、角化型疥癬では100万〜200万匹、時に500万〜1000万匹とも言われる程の多数のヒゼンダニが寄生します。

宿主が健康体であれば通常疥癬になりますが、免疫力が低下している場合には角化型疥癬になります。通常疥癬に比べて角化型疥癬は寄生するダニの数が多く感染力が強くなるので、角化型疥癬の場合には隔離治療が必要になります。しかし発症頻度は通常疥癬が大半を占めています。

これらの症状は湿疹と混同されやすく、早期治療ができない場合があります。清潔にしていても感染する可能性はあるため、注意が必要です。

通常疥癬の症状

通常疥癬は感染してからおよそ1カ月から2カ月潜伏してから症状を現します。かゆみが非常に強く、丘疹、結節、疥癬トンネルという皮膚症状がおこります。疥癬トンネルは疥癬だけに起こる症状です。

いずれもダニが潜伏し脱皮した際に作る穴で、その中に糞や抜け殻を残していきます。それにアレルギー反応を起こし、かゆみや赤みが生じます。多くの場合患部からヒゼンダニが見つかることはなく、死滅した後でもかゆみや赤みを発症します。

角化型疥癬の症状

角化型疥癬は摩擦を受けやすい場所に多く発症します。かゆみや赤みには大きな差があり、非常に強いかゆみが生じることもあれば、全く感じないケースもあります。通常疥癬は首より上には発症しません。

それに対し角化型疥癬は首や頭、耳にも発症する場合があります。特に高齢者や感染症および悪性腫瘍などの基礎疾患患者、ステロイドや免疫抑制の薬を使用していて、免疫力が低下している方に発症しやすいと言われています。

治療法

疥癬の治療は以前に比べると非常に簡単になりました。従来は服用薬がなく、外用薬に頼らざるを得ませんでした。しかし最近ではイベルメクチンという服用薬を、間隔を空けて2回服用するだけで多くの場合は治療できるようになりました。

またヒゼンダニを死滅させるクロタミトンという外用薬があるので、服用薬と並行して使用することで効率よく治療を進めていくことが可能です。ただし角化型疥癬の場合は、入院による隔離の上での治療が推奨されます。

いずれの場合も皮膚科のドクターの指示のもと、正しい方法で治療を行うことが肝要です。

水虫の水泡(水ぶくれ)は潰してもいい?

水虫にはいくつか種類があります。強いかゆみを伴うものもあれば、そうでないものも。この記事では水泡を伴う水虫について説明します。

水泡ができる水虫とは

水ぶくれのできる水虫は、小水泡(しょうすいほう)型水虫と呼ばれています。水虫の多くは、趾間(しかん)型水虫と呼ばれるものと、小水泡型水虫です。この2つは、同時にできることもあります。

趾間型水虫は足の指の間(特に中指と薬指の間)などに多く見られ、赤くてジュクジュクしているのが特徴です。小水泡型水虫は土踏まずや足の側面、かかと周辺にできます。そして、とても強い痒みを伴うのが特徴です。

はじめは赤く小さなポツポツとしたようなものができ、日が経つごとに周辺が赤くなったり皮膚が乾燥してきたりします。それらの水泡の中には、次第に小豆大まで大きくなるものもあります。

水虫の水泡は潰してもいい?

できてしまった水泡、特に大きくなってしまったものは気になります。水虫の水泡は自分で潰してしまってもよいものでしょうか。

感染悪化の可能性があるため原則潰さない

基本的には水虫の水泡を自分で潰すことは、オススメしません。実際水泡のなかには水虫の原因菌はいないとされていますが、安易に潰してしまうことで、ただでさえ弱っている肌なので、あいた穴から細菌に感染するなどの可能性があります。

水虫ができてしまっている皮膚の部分は、防御機能も弱まってしまっており雑菌等が侵入しやすい状態になっています。水泡を潰すということは、そこに穴をあけるということです。二次感染になり、さらなる炎症の悪化を招く可能性がありますから、自分で水泡を潰すことは止めた方がよいでしょう。特に、手や爪などの雑菌が多くいる部分で水泡を潰すようなことは決してしないようにしてください。

不安な場合は皮膚科へ受診する

原則、水虫の水泡は自分で潰してはいけません。しかし、水泡が小さい豆程度までに大きくなってしまった場合は、潰したほうが良いです。

水泡が大きくなってしまっている場合、白癬菌が増殖してしまっている可能性があります。あまりにも白癬菌が増殖した状態を放置していると、アレルギー等他の疾患を起こしかねないため、潰してもよいでしょう。

水泡を潰す時は、きちんと患部を消毒してから、消毒済みの針で1か所穴を開けます。その後、再び患部を消毒してからガーゼを当てます。ガーゼは、必ず毎日交換しましょう。

ただ、潰したい水泡が必ず水虫による水泡かどうかは自分の判断だけでは難しいものがあります。水虫の水泡であれば良いのですが、他の原因による水泡である場合は、さらに症状を悪化させてしまう危険性があります。気になる場合や潰したいと思ったら、かかりつけのドクターの診断のもと、病院で処置をしてもらうことをオススメします。

「アトピーの聖地」豊富温泉に行ってきました


 ほぼ日本最北端の温泉を2月に訪れました。北海道稚内市から少し南に位置する豊富町の 豊富(とよとみ)温泉です。私は割と温泉好きであちこちに行っている方だと思いますが、豊富温泉のような温泉は初めてでした。写真で見ると一目瞭然ですが、大量の油が浮いています。石油試掘に伴って噴出したということで、確かに石油のような臭いがします。

町営の日帰り入浴施設ふれあいセンターにある湯治用の風呂に入りました。お湯はヌルヌルして濃厚なスープのようで、保湿効果もたっぷりありそうでした。湯の温度は低めにしてあるので長風呂できます。

風呂を出る時、もったいないと思い、あまり洗い流さずに出たところ、後で自分の体から漂う石油臭で頭がクラクラになりました。臭いが気になる人は、しっかり洗い流すか、油分が少ない一般向けの風呂もあるので、そちらの方に入れば大丈夫です。

  この温泉が、赤い発疹ができて表皮が薄くはがれる皮膚病「乾癬(かんせん)」に効果があるというのは知っていたのですが、アトピー性皮膚炎の患者にも口コミで広まり、全国から来ていることは知りませんでした。医療ルネサンス「患者学 移動する」(3月30~4月1日、4~5日の全5回)の4回目で紹介したように、湯治目的で温泉の近くに移住してしまう人までいるのです。

 皮膚病への効能をうたう温泉は数多くありますが、全国から移住してきたり、湯治によく来る人が地元にアパートを借りたりするような温泉は、ここぐらいではないでしょうか。すべての人に効くわけではないでしょうが、一般的な皮膚科での治療で改善しなかった人が、わらをもつかむ気持ちで来てみたら急によくなり、驚くことも多いとのこと。「アトピーの聖地」などと呼ばれるのも納得です。

 ふれあいセンターによると、湯治に来て最初の2、3日目あたりに症状が一時悪化することがあるものの、2~3週間滞在すれば多くの人が改善効果を感じられるとのことです。油分に含まれるタール成分に炎症を抑える作用があるといわれていますが、豊富温泉の効果に関する研究はまだ少なく、科学的な解明が待たれます。

 温泉のみならず、自然に囲まれたゆったりした環境も症状改善に良い影響を及ぼしているとの声も聞きました。東京から移住したアトピーの女性は「東京は人と人の距離が近くて、満員電車などでは顔をじろじろ見られてしまう。ここは人と人の距離が適度で暮らしやすい」と話していました。

 北海道ならではの乳製品や肉製品も評判のようです。ふれあいセンターの食堂で食べられるエゾシカのジンギスカンもおいしいので、豊富温泉に行かれる方はぜひ食べてみてください。

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夏に注意するべき虫刺され〜蜂〜

人を刺す蜂とは

ミツバチ、クマバチ、アシナガバチ、スズメバチ…蜂の名前を聞くだけで身震いがする人もいるのではないでしょうか。蜂と言えば、お尻に付いている針をまず思い浮かべるでしょう。実際に刺されたことのある人も多いと思います。

蜂には、それぞれが単独で巣作りをし、群れを作らない単独生活性の蜂と、女王蜂を中心とした群れで巣を作り、集団生活を行う社会性の蜂の2種類があります。蜂の中のほとんどが単独生活性で、社会性の種は蜂全体の5%ほどしかいません。

単独生活性の蜂は、手で触ったり、直接危害を加えたりしない限り、人を刺すことはありません。また、針が皮膚に刺さるほど固く発達していない種類がほとんどです。しかし、社会性の蜂にとっては、針は巣を守るための武器です。うっかり巣に近づいてしまうと、蜂の方から人間を襲ってくることがあるのです。

社会性の蜂の中で有名なのはミツバチ、アシナガバチ、スズメバチです。クマバチは一見怖そうですが、単独生活性の蜂なので手で握ったり叩いたりしない限り、人間を襲うことはありません。

ハチに刺されないために

蚊やブヨは人間の血液を栄養として蓄えるため、人を狙って刺すわけですが、蜂が刺すのは自分たちの巣を守るためですので、目的が違います。蜂の巣に近づかないようにすれば、蜂が人を刺すことはないのです。ただし、その分、巣の危険を感じた時の蜂の攻撃性は恐ろしく、集団で一気に襲い掛かってくることもあります。

蜂に刺されないためには、蜂の巣がありそうなところに近づかないようにするのが一番の対策ですが、ミツバチは巣の外壁を確保できるような狭い場所であれば、アシナガバチやスズメバチは、木の根元や枝の間、土の中などエサさえ確保できる場所であればどこにでも巣を作ります。

もし気付かずに巣に近づいてしまったら、できるだけ蜂を刺激しないよう、ゆっくり後ずさりをするように巣から離れましょう。

もし、自分の家に巣を作っているのを見つけても、巣を駆除したことがない人は触らない方がいいです。巣を刺激しなければ襲ってくることはありませんから、巣に近づかないようにし、速やかに自治体に相談してみましょう。駆除業者やボランティアを紹介してくれると思います。

蜂に刺されてしまったら

もし蜂に刺されてしまったら、第一にできるだけその場から遠くへ逃げます。蜂に刺されたということは、近くに巣がある可能性が高いからです。

安全な場所へ移動したら、まずは毒針を抜く必要があります。蜂の針は、人を刺すと腹から抜け、針の根元についた毒袋とともに皮膚に残ります。これを残したままにしてしまうと毒が体内に注入され続けてしまうことになります。

針を抜く時には、毛抜きで抜くか、流水で洗いながら払いのけるように取り除くようにしましょう。爪などで無理に取ろうとすると、逆に皮膚に入り込んでしまうことがあり、危険です。針を抜いたら、患部を指でつまんで毒を押し出すようにしながら流水で冷やします。蜂の毒は水溶性ですので、こうすれば体内に入ってしまう毒を最小限に抑えることができます。

毒を口で吸い出すという方法もありますが、もし歯周病などがあると、そこから体内に毒が入り込むことになります。昔はよく実践されていた方法ですが、現在ではしない方がよい、とされています。効率的に毒を吸い出すなら、ポイズンリムーバーを使うようにしましょう。

毒を吸い出したら、患部を流水で十分冷やし、虫刺され用の塗り薬(抗ヒスタミン剤)を塗り、様子を見ます。患部だけでなく全身が真っ赤に腫れあがっている、意識を失うなどの明らかな異常があれば、アナフィラキシーショックを起こしている可能性があります。そういう場合は、迷わず救急車を呼んでください。

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水虫患者に意外な傾向が!交際経験の有無が関係してる?

水虫に悩んでいる人はいるだろうか? 男性に多いイメージがあるが、最近では女性患者も見られるようになってきている。1日中靴を履いていることによる「蒸れ」が原因で、白癬菌(はくせんきん)というカビ菌が繁殖してしまうのだとか。

では、水虫にかかりやすい人にはどのような特徴があるのだろうか? 編集部では、調査により「水虫になりやすい人」を調べてみた。

■男性は30代に水虫が多い...?

男女の年代別で見ると、男性は30代から水虫の人が増えているとわかる。
年齢とともに水虫になる可能性は高まるのだろうか。何十年も懸命に足を使って働いてきた証拠とも言えるのかもしれない。

一方、女性ではいずれの層でも1割もいないと明らかに。だが聞くところによると、水虫感染者の9割が自覚症状がないとも言われているので、 実際に感染している人の割合はもう少し増えるかも。

■交際経験ゼロの男女は水虫?

また傾向別の調査で意外な結果も...。なんと、交際経験のない人では水虫率が2割に迫っていたのだ。交際歴のある人と比較してみると、その差は2倍以上になる。

その理由はなぜなのか。交際経験のある人に分析してもらうと...

「単純に、裸になったことがないからじゃないですか? 常に靴下をはいている状態で、人前で脱ぐことがないからなのかな...。交際経験がない人って恥じらいがありそうだし、靴下を脱ぐことさえもためらってしまうイメージがありますが...どうなんでしょう?」(20代女性)

「身だしなみを気にしないで不潔にしてるんじゃないですか? 僕もまだ彼女ができなかったときは、お風呂は3日に1回みたいな日もあったんで...。好きな人ができれば、もう少し気にするようになると思いますけどね」(20代男性)

確かな関連性は不明ながら、このように想像する人もいるのである。

■水虫患者が圧倒的に多い星座は...

星座別の調査でも、顕著な違いが見られた。どうやら、おひつじ座では2割の人が水虫らしい。次いで、おうし座も1割を超えてきたのだが...これは誕生月によって水虫になる、ならないに関係があるということだろうか?

水虫は立派な皮膚病だが、治療をすれば治る病気だそう。水虫患者は諦ないでいてほしい。

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日本人なら誰でも例外じゃない!しつこい水虫の治療法とは


水虫(足白癬)の治療法

水虫(足白癬)の治療には多くの民間療法があります。しかし基本的には皮膚科などのクリニックで診察を受けて、症状や患部に合った治療薬を根気よく継続して使い続けることが大切です。また内服薬を必要とする場合はパルス療法という治療法も多く用いられています。

専門ドクターの診察を受ける

水虫(足白癬)を治療する薬は多く市販されていて、テレビコマーシャルなどでも紹介されています。そのことから、わざわざクリニックで診察を受けない方も増えてきています。

水虫(足白癬)は命にかかわる病気ではないので油断している方も多いでしょう。しかしそれは直接的にかかわる病気でないというだけのことです。症状によっては他の大きな病気を併発している可能性もあります。

また市販薬で完治することもありますが、素人判断で市販薬を使用して、実際は水虫(足白癬)ではなかったという事もあります。するとかえって症状を悪化させる恐れがあるので、油断せずに専門のドクターの診察を受けましょう。

治療は根気よく継続する

そもそも水虫(足白癬)は予防できる病気です。日常の中で清潔を保ち、湿度が上がらないように通気性を良くするだけで、たとえ白癬菌が皮膚に付着しても感染を防ぐことができます。それでも感染して症状が現れた場合には根気よく治療を継続するほかありません。

加齢や環境で多少の差はありますが、人間の皮膚は28日の周期で生まれ変わります。そのため水虫(足白癬)も正しい治療方法を行えば、約1ヶ月で完治します。

ただ治療を怠って途中で中止してしまうと、せっかく治りかけている水虫もまた症状が元に戻ってしまいます。また見た目や症状だけで完治したと思っても、白癬菌の寄生が完全になくなったわけではないので、自己判断で中止せず、必ずドクターの指示に従いましょう。

パルス療法

パルス療法は経口薬が必要になった場合に用いられる療法です。今までは毎日薬を服用しなければなりませんでしたが、パルス療法では1週間服用を続けた後に3週間休止するというサイクルを3回繰り返します。別名・間欠療法とも呼ばれます。

毎日薬を服用するよりも身体への負担は少なく持続効果も高いので十分な治療が期待できます。しかしその他の薬を服用している場合や、何か他の疾病を患っている場合は必ずドクターの指示に従って用法用量を守りましょう。

民間療法

市販薬も多く販売され、さまざまな民間療法が試されていますが、誰にでも効果があるという事ではありません。また全ての症状を改善することは不可能です。誤った方法で治療をすると、かえって症状を悪化させる恐れがありますので注意が必要です。

現在では特効薬が多く処方されるようになったので、効果が期待できない民間療法を行う必要はないと言えるでしょう。

水虫(足白癬)を治すためには、症状に合った治療薬を根気よく継続して使用することが何よりの近道です。

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爪に異変が!爪水虫の症状とは?

爪水虫は爪にできてしまう水虫のことです。普通の水虫とは違い、治療にも時間がかかってしまいます。爪水虫はどのような経緯で感染してしまうのか、症状はどのようなものか紹介します。

爪水虫とは?

爪水虫は、足水虫と同様に白癬菌(はくせんきん)に感染してしまっている状態です。この白癬菌が爪の中にまで感染してしまうことによって、爪水虫になってしまうのです。爪水虫になる人の多くは、足の親指の爪が感染しています。自分自身の足の親指を確認して見て、爪が白くに濁っている、変形している、ボロボロになっているのであれば白癬菌に感染している可能性があると考えたほうが良いでしょう。

爪水虫が足水虫よりも厄介だと言われているのが、他の人に感染してしまうからです。爪水虫は白癬菌を貯蔵する役割を担うことになってしまいますので、他の人にも水虫を感染しやすくしてしまいます。周囲の人への悪影響を考えると、できる限り爪水虫は治療することが大事ということが分かります。

爪水虫の症状

爪が厚くにごっている

本来の爪とは違い、爪水虫になってしまうと爪が厚くなってしまいます。さらに本来の爪の色とは違い、にごってしまうのです。もしも少しでも爪が厚い、色がにごっていると感じられるのであれば、爪水虫を疑う必要があります。

爪の表面が崩れてボロボロで筋がある

爪水虫になってしまうと爪の表面がボロボロになってしまい、キレイに生えてこなくなります。ボロボロになるだけではなく、爪の表面に筋のようなものがたくさんできます。本来であれば、爪に筋のようなものができることはありません。

爪のまわりに炎症がある

初期の症状であれば、痛みを感じるようなことはありません。ですが、白癬菌の感染が進行すると痛みを感じる場合があります。これは爪のまわりが炎症してしまっており、靴などを履く時に痛みを感じます。爪の部分が痛む場合は、爪水虫であることを疑うようにして下さい。

放っておくとどうなる?

症状が悪化することによって他の爪にも感染

初期の爪水虫は、放置していても痛みやかゆみなどの自覚症状はほとんどありません。しかし、爪水虫を放置すると着実に症状は悪化してしまいます。

悪化すると爪が厚くなり色が濁っていき、爪の形も変形してしまいます。さらに初期の段階では親指だった爪水虫が、他の爪にも感染することもあります。そうなると治療にも時間がかかってしまうので早急に治療をすることが重要です。

家族や他の人に白癬菌が感染する原因となる

爪水虫は白癬菌の貯蔵庫のようなものなので、そのままにしておくと他の人に白癬菌を感染させてしまう原因となります。しかし白癬菌は感染力が強くないので、空気による感染などはありません。感染の可能性があるのはバスルームの足ふき、スリッパなどの湿っていて暖かい場所です。もしも爪水虫になってしまった場合は、治療をする時にも感染させないように気をつけましょう。

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医者から処方される水虫の処方薬とは

水虫完治の近道は病院での診療

水虫はカビの一種「白癬菌(はくせんきん)」が繁殖することで、足に強い痒みや皮がむけるといった症状が現れる皮膚病です。軽症や初期症状である場合、市販の抗真菌薬や自然治癒により表面上は改善しますが、白癬菌は潜伏期間が長いため、すぐに薬の塗布を控えてしまうと再発する恐れがあります。

また、患部の痒みが引いたことで薬を塗らなくなるのも注意が必要です。痒くない水虫は重症化している可能性が高いので、素早く水虫を完治させたい場合には、病院で診療するほうがいいでしょう。

皮膚科で処方される薬とは

水虫治療は皮膚科が専門領域。水虫だと判断されたら抗真菌薬の薬が処方されるでしょう。病院から処方される外用薬には軟膏、クリーム、液状、口腔内用などいろいろな剤形があります。これらを毎日欠かさず塗ることが大切で、完治には2〜3ヵ月ほどかかります。

・イミダール系
刺激や副作用が比較的少ないところが特徴。

<1日2〜3回患部に塗布する薬>
・エンペシド:有効成分はクロトリマゾール
・エクセルダーム:有効成分はスルコナゾール
・オキナゾール:有効成分はオキシコナゾール
・フロリード:有効成分はミコナゾール

<1日に1回患部に塗布する薬>
・アトラント:有効成分はネチコナゾール
・ニゾラール:有効成分はケトコナゾール
・ルリコン:有効成分はルリコナゾール

・チオカルバミン酸系
刺激や副作用が比較的少ないところが特徴。白癬菌や表皮菌には有効ですが、イミダール系に比べて効く菌が少ない。

<1日2〜3回患部に塗布する薬>
・ハイアラージン
・トルミセン

<1日に1回患部に塗布する薬>
・ゼフナート:ハイアラージンよりも強い薬。

・N-ヒドロキシピドン酸系
・バトラフェン:1日に2〜3回塗布する。刺激や副作用が少ない。

・モルホリン系
・ペキロン:有効成分はアモロルフィン。1日に1回患部に塗布します。

・ベンジルアミン系
・メンタックスボレー:有効成分はブテナフィン。1日に1回患部に塗布します。

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アトピー予防のカギは「生後半年のスキンケア」 その方法は

多くの人を悩ませるアレルギーのひとつ、アトピー。実はこの予防には、生後間もない時期のスキンケアが重要だという。

 小児科病棟の浴室で、普段と同じように子どもの体を洗い、保湿剤や軟膏(なんこう)を塗る母親。その後、アレルギーの専門知識を有する小児アレルギーエデュケーターの看護師から正しいスキンケアを教わり、実践してみる。

「こんなに軟膏を塗るんですね」

 思わず驚きの声が上がる。大和市立病院(神奈川県)の「スキンケア日帰り入院」の一コマ。外来診療を補おうと、2013年12月に始めた。自治体の小児医療費助成制度が適用されると、費用は昼食代の270円のみ。すでに十数人が利用し、多くは生後3、4カ月の乳児だ。

「保湿剤や軟膏を少ししか塗っていなかったり、体を洗う時に石けんを使わなかったりするケースがよくあります。でも、石けんで汚れを落としたうえで保湿剤と軟膏を塗るのが正しい方法。女性が洗顔用に使うようなしっかりした泡を、洗面器いっぱいにつくって洗うのです」(同院看護師・木村あさ子さん)

 汚れがたまりやすい首や足などはシワを伸ばして。耳の裏はギョーザの形にして丁寧に洗う。タオルで押さえるように拭いたら、ワセリンなど低刺激の保湿剤を全身に塗る。市販のベビーローションは注意が必要だ。

「ナッツアレルギーの子が、ナッツオイル入りのローションを使っていたケースが散見されます。市販品は無添加を選んで」(同院小児科・只木弘美医師)

 いま、乳児のスキンケアの重要性が注目されている。多くのアレルギーのきっかけが皮膚にあることがわかってきたからだ。国立成育医療研究センターの斎藤博久医師はこう話す。

「保湿が不十分だと、皮膚のバリアー機能が低下します。皮膚からアレルゲンが侵入してIgE抗体がつくられ、次にアレルゲンが入るとアレルギー症状が現れます。皮膚から入るとアトピー性皮膚炎、鼻からだと花粉症、のどからだと気管支ぜんそくになるのです」
 
 11年に社会問題となった「茶のしずく石鹸」は、皮膚から小麦の成分が入り込んだことが原因だ。逆にいうと、皮膚のバリアー機能さえ保たれていれば、アレルギー症状を予防できる。

 同センターで、一日1回保湿剤を全身に塗布した新生児(59人)と、乾燥した局所のみワセリンを塗布した新生児(59人)を比較した結果、全身を保湿した新生児はアトピー性皮膚炎の発症率が3割以上低かった。

「IgE抗体のできていない生後6カ月までを目安に、しっかり保湿することがアレルギー予防に大切です」(斎藤医師)

 アトピーは、成長とともにぜんそく、花粉症などほかのアレルギー疾患が連鎖的に起こる「アレルギーマーチ」の起点だ。乳児期に十分なスキンケアを行うことで、先々のアレルギーを予防できる可能性もある。

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水虫は【重曹】で治すことができる!?

角質に白癬菌が侵入すると水虫に

足の水虫は、カビの一種「白癬菌」が原因。「白癬菌」は手や頭部などの身体の至るところに発症します。水虫のまたの名を「足白癬(あしはくせん)」といい、「趾間型」「小水疱型」「角質増殖型」の3つに病型に分類できます。ひとつだけでなく複数の病型が現れることも少なくありません。

水虫の病原菌である「白癬菌」は、 人間の身体や動物の毛などに存在し、髪や皮膚の角質に含まれるタンパク質「ケラチン」を餌にして成長。高温多湿の環境を好み、暖かい季節に繁殖しやすい傾向があります。

人間の皮膚にも常在するので、白癬菌をもっているかといって必ずしも水虫になるわけではありません。患部が湿ったり、汚れが付着している不衛生な状態が続くと、白癬菌が皮膚の角質層に侵入し炎症を起こします。

水虫が発症した場合、一般的に抗真菌薬を用いて完治を目指しますが、民間療法の一手段として重曹が使われることがあるようです。

重曹が水虫に効く理由

重曹とは「炭酸水素ナトリウム」の別名で、成分はナトリウムの炭酸水素塩。鉱石としても存在する天然素材で、調理用のベーキングパウダーから掃除用品まで幅広く活躍します。

重曹を水に溶かすとアルカリ性になるため、酸化した油汚れなどを中和し洗浄します。ここれと同じ原理で、頑固な角質除去にも高い効果を発揮します。皮膚は弱酸性であるため、重曹が溶けた水と混ざり合うと中和。この時に起きる中和作用によって、頑固にこびりついた角質を落とします。

重曹自体に白癬菌を死滅させる効果は期待できませんが、足に付着した古い角質を容易に取り除く効果が期待できます。古い角質が付いていないことで、抗真菌剤が皮膚に浸透しやすく、従来よりも高い薬の効果を得ることができるでしょう。

重曹で角質を取り除く方法

(1)「足が入る洗面器などの容器」「ぬるま湯(38〜42度位)」「重曹」「タオル」を用意します。
(2)洗面器にぬるま湯を張り、重曹を少々入れます。
(3)お湯に足を入れ、適度に浸かります。
(4)足を洗い流して、タオルで拭き取ります。
(5)抗真菌薬の薬を患部に塗布してください。

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