あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■がんへの備え・治療費など
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あなたの健康はお金で買えますか・・・?

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カテゴリー  [■がんへの備え・治療費など ]

がん検診、放射線医や病理医不在の施設は見落としリスクも 

「がんはもはや治る時代」──これは食道がんと舌がんの手術を受け、現在も闘病中の堀ちえみ(52才)がブログに綴った言葉だ。確かに、毎年がんの5年生存率は上昇し続けている。しかし、その数値は病院によってかなりのばらつきがある。国立がん研究センターが行った大規模調査をもとに、女性がなりやすいがんの生存率の高い病院を独自集計した。

 国立がん研究センターが8月8日、「病院選び」に大きな影響を与えるデータを発表した。『2009-2010 年5年生存率集計報告書』と題されたレポートだ。2009~2010年に、全国のがん治療の拠点病院など277施設でがんと診断された患者約57万人を追跡し、乳がん、胃がん、大腸がん、肺がん、肝臓がんなど11部位のがんについて、がんの進行度(ステージI~IV)ごとに「5年生存率」を集計したものだ。同報告書をまとめた国立がん研究センター・がん登録センター長の東尚弘さんはこう話す。

「データをまとめたのは、医療機関にその治療結果を振り返り、参考にしていただくのが主な目的です。進行がんや高齢の患者さんが多い施設では、結果として生存率が下がる傾向があります。ですから直接的に“生存率が高いほど治療技術が高い病院”とはならないことを念頭において、データをご覧いただきたい」

 今回、女性の罹患率や死亡率が高い「乳がん」「胃がん」「大腸がん」について部位別に生存率が高い医療機関をランキング化した。自身や大切な人ががんになった時、病院選びの一助としていただきたい。

◆いちげんさんとリピーターで扱いが違う

 もちろん、どの病院でがんを治療するかは大きな問題だが、それとともにいかにがんを早く発見するかも重要だ。がんで死なないために何より大事なことを、『胃がん・大腸がんを治す、防ぐ!』(さくら舎)の著書がある医師の近藤慎太郎さんがあらためて言う。

「公表されたデータからもわかるように、がんは、進行してステージが上がるごとに明らかに生存率が下がっていく病気です。早期発見が大事になりますが、そのためには定期的な検診・検査を受けることが欠かせません」

 賢いがん検診の受け方を指南してくれたのが医療ガバナンス研究所の理事長で医師の上昌広さんだ。

「がん検診こそ、どこで受けるかが何よりも重要です。というのも、がんには胃がんや肺がんなど画像診断で見つけるもの、さらに生検といって組織を採って調べるものがあるのですが、せっかく受けても1~2割が見落とされるといわれます。

 つまり、読影の専門家である放射線医や病理医がいる施設で診てもらわないと、見落としのリスクがつきまとうのです」

実際、検診・検査によるがんの見落としは後を絶たない。2018年4月に東京・杉並区の病院で肺がん検診の見落としにより発見が遅れる医療事故が起きているほか、同年8月には北九州の病院でも同様の見落とし事故が確認されている。

 日本医療機能評価機構によれば、2014年から2017年までの約3年間だけで、32件のがんの見落としがあったという。がんそのものの治療はもちろん、その前段階の検診・検査も病院の質や医師の腕によって大きく変化するのが現実なのだ。

 さらに、先を見据えた裏技的な検診の受診術を上さんが明かす。

「精鋭のスタッフがそろった、いい病院を探しておき、そこで定期的にがん検診を受けておくと、いざという時に役立ちます。医療機関側としても自分のところに何回も通ってくれている患者さんは、自分の病院で手術したいと思うものだからです。いわゆる“いちげんさん”と“リピーター”では、どうしても扱いに差が出てきます」

 家族にがんの履歴がある人などは、ランキングの中から“これぞ”という病院を探しておき、定期的に検診を受けて来院を重ねておくのも、1つの方法かもしれない。

 2人に1人がかかるといわれ、「不治の病」ではなくなった、がん。だからこそ他人事にはせず、いざという時のために備えておきたい。

【ランキングの見方】

 国立がん研究センターが集計した全国277病院における、乳がん・胃がん・大腸がんのステージ別の5年生存率を掲載。本誌ではデータの多い患者数100以上の病院に絞った。その中で、ステージI~IV全体での5年生存率が高い順でランキングを作成。100位より下は掲載していない。

※記載しているのは2009~2010年当時の病院名。
※生存率は、対象となった患者数が30人未満の場合は「―」表示。
※「患者数」には、その病院で初めて診断された患者もいれば、再発やセカンドオピニオンで訪れた患者の可能性もあり、重複を含む。

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( 2019/09/08 01:03 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

がん早期発見 生活習慣やがんリスクに応じた検査の選択を 

国立がん研究センターは8月8日、2009年から2010年にがんと診断された患者57万例を集計した最新の「5年生存率」を発表した。

 5年生存率とは、がんと診断された患者が5年後に生存している割合で、治療成果の目安となる。部位別(全期)にみると、5年生存率が最も高いのは前立腺がんの98.6%で、最低は膵臓がんの9.6%だった。

 生存率が低いがんは進行が早かったり、進行に気づかないケースが多い。ステージが進めば手術もより難しいものになりがちだ。

 医療経済ジャーナリストの室井一辰氏が指摘する。

「近年では、肝臓がんは開腹手術ではなく、より負担が少ない腹腔鏡手術などを行なうケースが増えつつあります。しかし、それはあくまで“幸運にも早期で見つかったケース”の話。生存率が低い部位のがんの場合、見つかり次第、可能な限りがんを切除することが優先されます」

 そうした「切ったほうがいいがん」については、一刻も早い発見が求められる。全期の5年生存率が9.6%と、全がんの中で群を抜いて低い膵臓がんは、自覚症状がほとんどないうえ進行が早く、見つかった時は末期ということが多い。住吉内科・消化器内科クリニック院長の倉持章医師が指摘する。

「膵臓は胃の後ろに位置するため通常の腹部超音波(エコー)検査では病変を探しにくく、早期発見が難しい。しかし造影剤を用いたマルチスライスCT検査ならば多方向から観察でき、早期でもほぼ見つけられます」

 こうした厄介ながんは自治体のがん検診で見つからないことも多く、それぞれの部位に適した特別な検査を受ける必要がある。

「胃内視鏡検査(胃カメラ)を受ければ、胃がんだけでなく食道がんや重病につながる胃腸の病変を観察できます。またCT検査を行なえば、肺がんや膵臓がんのリスクが見つかりやすい」(倉持医師)

 肺、大腸、胃に続いて死亡者数の多いのが肝臓がんだ。肝臓は“沈黙の臓器”と呼ばれるように、がんが進行するまで自覚症状が現われず、発見が遅れがちだ。

「肝臓がんにかかる主な原因は『B型またはC型肝炎ウイルス』ということがわかっています。つまり、このウイルスに感染していないかを血液検査でチェックすることが、肝臓がんの予防に繋がるのです。

 また、早期発見のためには腹部超音波(エコー)検査も有効です。これは自治体の無料の健康診断には入っていません。2~3年に1度でよいので、かかりつけ医に相談して受けるようにしたほうがよい」(倉持医師)

◆タバコや酒などの生活習慣に応じた検査を

 だが、これらの“早期発見できる検査”はコストがかかったり、肉体的にも負担が大きかったりする。これら全てを受けるわけにはいかないからこそ、それぞれの生活習慣やがんリスクに応じた検査を取捨選択する必要が出てくる。

「タバコを大量に吸う人は肺がん、お酒を大量に飲む人は肝臓がん、コップ一杯のビールで顔が赤くなるのに週に半分以上飲酒する人は食道がんのリスクが高い。また膵臓がんは家族歴が関係するとされるので、二親等以内に膵臓がんを経験した人がいれば詳しい検査を受けたほうがよいでしょう」(倉持医師)

 いまや、がんは誰もがかかりうる病気だ。「切る」が正解の時もあれば、「切らない」が幸せな人生につながることもある。いずれ来るかもしれない“そのとき”に冷静な判断ができるよう、最新の知見を把握しておきたい。

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( 2019/08/23 08:43 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

高齢者のがん検診 過剰な検査でかえって命縮めることも 

 定年後の幸福度はお金の損得だけでは測れない。しかし、決断ひとつで人生の最終章がガラリと変わることもある。

 たとえば健康面では、がん検診を受けるべきか、受けないべきか。

 定年後は病気が心配になり、毎年欠かさずがん検診を受けているという人も多いだろう。だが高齢者の場合、検査によって過剰な手術や治療を受けることになり、かえって命を縮めることもある。新潟大学名誉教授の岡田正彦医師は言う。

「前立腺がんなど、余命から考えると治療をしない選択をするケースも多い。検査で発見されてしまったがために、体力がない高齢者が手術や抗がん剤治療を受けると、かえって早く亡くなることも少なくない」

 実際にアメリカでは70代以上の「平均余命10年未満へのがん検診は控えるべき」という指摘が学会からもなされているという。

6種類以上を服用すると副作用リスクが急上昇

 薬を飲むか、飲まないかも、高齢者にとっては大きな決断だ。高齢になると高血圧や高脂血症、糖尿病、腰痛などさまざまな持病を抱え、服用する薬の種類も増える。

「『この薬は胃が荒れるから』といってそれぞれの持病の薬に加えて胃薬など副作用対策の薬を処方されるなどしていくと、種類がどんどん増えていきます。実際に75歳以上の高齢者で10種類以上の薬を服用していた人は27.3%に上るという統計がある(厚生労働省2014年12月の診療記録集計)。

 しかし、東大病院老年病科の研究(2012年)によると、70歳以上75歳未満の高齢者で6種類以上薬を飲んでいると副作用を起こす割合が10~15%にまで高まることが分かっています」(池袋セルフメディケーション社長で薬剤師の長澤育弘氏)

 とくに負担がかかるのが肝臓だという。

「薬を代謝する肝臓の機能は20歳をピークとすると、70歳時にはその6割、75歳だと5割にまで落ちている。その分、副作用が出やすくなるだけでなく、薬を飲みすぎることで肝臓に負担がかかり、さらに肝機能が落ちていく。“よく効いて眠れるから”といって睡眠効果のある薬を飲み、ふらついて転倒事故を起こすケースも多い」(同前)

 もし自分が薬を多く処方されているようなら、医師や薬剤師に相談しよう。



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( 2019/07/06 11:52 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

【雇用延長時代を生きる健康術】「がん検診」の落とし穴… “1度受けて安心”してはいけない「胃内視鏡検査」  

早期発見・早期治療に役立つ「がん検診」。とても大切だが、「受けていれば安心」と油断できない側面もある。
がん

 たとえば「胃がん」。厚生労働省が推奨する胃がん検診は、50歳以上を対象に2年に1回、胃エックス線検査もしくは胃内視鏡検査が実施されている。胃内視鏡検査を受ければ、胃がん最大原因のピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の有無がわかり、保険適用の除菌を受ければ胃がんの発症リスクを減らすことは可能。除菌すれば「胃がんにはならない」と思いたいが、落とし穴が待ち受ける。

 「海外の研究では、ピロリ菌除菌の翌年に胃がんが見つかった人がいると報告されています。除菌した後の発がんは防げても、すでに発症している目に見えないがん細胞の増殖を防ぐのは、除菌だけでは難しいのです」 こう指摘するのは、国立がん研究センター社会と健康研究センター検診研究部の中山富雄部長。がん疫学・検診の研究を行い、一般の人にも分かりやすい話に定評がある。

 除菌以前に生じた目に見えない胃がんは、ピロリ菌を退治しても残ったままとなる。時間の経過とともに大きくなり、除菌後の胃がん発症に結びつく。ならば、ピロリ菌除菌は無駄かといえばそうではない。最大原因を取り除くことは大切だが、除菌後にも安心してはいけないのである。

「除菌後に、翌年もう1度胃内視鏡検査を受けて確かめることが大切です。日本内視鏡学会専門医の資格を持ち、精度の高い技術を持つ医療機関で受けて、胃の状態が正常としっかり確認されれば、5年後、10年後にもう一度受ける。萎縮性胃炎の程度が強い方はもっと頻回な検査が必要かもしれません。内視鏡専門医とよく相談してください。その心がけは胃がんの早期発見・早期治療で大切です」

 一方、大腸がん検診では、厚労省は40歳以上を対象に、年1回、便潜血検査のみを推奨し、要精密検査になったときに大腸内視鏡検査を受ける仕組み。便潜血検査で陽性が「要精密検査」の対象となる。必ずしも大腸がんとは限らないが、大腸内視鏡検査を受けるべきである。仮に大腸内視鏡検査で大腸ポリープが見つかって除去すれば、大腸がんリスクの低減につながるからだ。

 「がん検診をいかに活用するかが重要。がん検診で早期発見・早期治療のがんを克服した後にもがん検診を受けることで、別の臓器の新たながんが見つかることもあるからです」

 胃がんの後に食道がん、その後、肺がんが見つかる人もいる。しかし、いずれのがんも、早期発見・早期治療で封じ込めることは可能。50~60代は、遺伝子変異と生活習慣などでがんを発症しやすくなる。雇用延長時代を元気に乗り切るには、がんを早く見つけて適切に治療することがなによりだ。そのためには、職場や自治体で実施される「がん検診」を1度受けて安心するのではなく、機会があれば上手に活用することが大切。検診以外で、自覚症状があったときにも放置しないように。(安達純子)

 【ポイント】 胃内視鏡検査でピロリ菌除菌をしても油断してはいけない。翌年、専門医のいる医療機関で胃内視鏡検査を受け胃の状態を確かめよう。

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( 2019/06/22 16:09 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

がん手術を受ける前に 患者が知っておくべき「5つの事実」 

 がんにまつわる巷の話は玉石混交。一般の人がその真贋を判断するのは難しい。がん手術を受けるうえで患者が知っておくべき科学的根拠に基づいた確かな事実とは何か。1000件以上のがん手術を手掛け、「『このがん治療でいいのか?』と悩んでいる人のための本 」(時事通信出版局)などの著書がある産業医科大学第1外科の佐藤典宏医師に聞いた。

■手術を避けて代替医療を選ぶと死亡率が2.8倍高くなる

「“お金さえ出せば世間が知らない特別な治療法があって、がんでも治る”と思う人がいますが、間違いです。仮に効果があっても研究段階のもので、安全性が担保されていないかもしれません。それに比べて医師が勧めるガイドラインに基づいたがん標準治療は死亡リスクが統計学的に低く、安全で効果が期待できる治療です」

 それでも、手術を拒否して民間療法などに頼る人はいる。

 生存期間はどうなるのか?

「米国がん研究所に登録された、8つの代表的ながんと診断された92万5127人を対象とした研究があります。手術を勧められた患者69万2938人のうち、手術を受けた69万497人と拒否した2441人の、生存期間を比較したものです」

 それによると、手術を拒否した人は、手術を受けた人に比べて死亡率は2・8倍も高かった。

「がん治療は必ずしも生存期間だけを基準にすることが正解ではありません。生活の質や、自分の価値観を重んじることも大切です。ただ、がん手術を勧められた場合、拒否すると死亡率が高まる事実を念頭に治療法を選択することが大切です」

■手術前の歯磨きで合併症リスクが3分の1に

 歯磨きと手術の合併症は一見無関係に思えるが、事実は違う。口腔内の細菌の増殖が肺炎や傷口の化膿といった感染症による合併症を引き起こすことがわかっている。

 切除術を予定している食道がん患者45人を手術の1週間以上前から1日5回歯磨きを行うよう指導した群としなかった群とを比較したところ、術後の肺炎は前者が9%に対して後者は32%だった。

「手術前に口腔ケアを指導してもらえない病院なら自分で歯科医院に行き、専門的な口腔ケアを受けた方がいいかもしれません」

■手術前の喫煙は術後の合併症を2倍に増やす

 さすがに肺がん手術前に喫煙する人はいないだろうが、その他のがん患者の中には「少しくらいならいいだろう」と思う人もいるかもしれない。しかし、消化器がん手術でも、喫煙が術後合併症や死亡率を増加させる要因だと報告されている。

「胃がん患者1335人を対象に手術前の喫煙の有無と術後合併症の発症率との関係を調べた研究があります。それによると喫煙者の術後合併症発症率が12・3%に対して非喫煙者のそれは5・2%と低かった。また、合併症の重篤度も喫煙者の方が高く、大腸がん手術では喫煙者の方が肺への転移リスクが高いと報告されています」

 では、喫煙している人は手術前にどのくらい禁煙すればいいのか?

「手術前の禁煙期間と術後合併症リスクなどを調べた研究によると、肺がん手術の場合は手術前2~4週間で非喫煙者と同じリスクにまで下がったという報告があります。食道がんでは術前の禁煙期間は長いほど良いといわれ、少なくとも3カ月以上前から禁煙した方がいいでしょう」

■飲酒は術後合併症リスクを1.5倍アップさせる

 ではお酒はどうか? 手術前の飲酒と手術後の合併症との関係について調べたある研究論文によると、手術前にアルコール摂取している人は術後合併症のリスクが全体で56%アップしたという。

 しかも、アルコールを多量に摂取した人は手術関連死亡率が2・7倍も上昇したと報告されている。飲酒はがんの転移を促進する可能性もある。切除手術を受けた大腸がん患者123人を対象とした研究では、アルコールを摂取する人の肝転移リスクは、飲まない人に比べて2・6倍高かったと報告されている。

■手術前に握力や歩く速度が低下すると危険

 がんと宣告され落ち込むのは仕方がないが、手術前には筋力を鍛えた方がいい。がん手術前に筋肉量が減り、筋力や運動量が低下すると手術後の合併症や死亡率に悪影響を与えることがわかっている。

「胃を切除した胃がん患者293人を対象とした研究では、握力が保たれている患者群の術後合併症の発症率が11・2%に対して、握力低下群は23・5%と2倍も多かった。すい臓や胆道がん患者81人を対象に、手術前に6分間の歩行テストを行い、その距離を調べたところ、400メートル以上の患者はそれ未満の患者より術後合併症が少なかったことが報告されています」


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( 2019/06/18 16:29 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

がんになったら… 備えは「診断給付金」と「免除特約」で 

 さまざまな種類がある保険だが、「本当に入るべき保険」を選ぶのは難しい。そこで、広い知識と経験をもつ専門家たちから、賢い保険の選び方を学ぶ。

 日本人の死因トップのがんは再発リスクも高く、治療も長期化しがち。それでも、「高額療養費制度」で実質的な自己負担は減るので、「そもそもがん保険って必要なの?」という疑問もある。

 しかし、そこには意外な落とし穴もある。がんの保障に力を入れているファイナンシャルプランナーで、オールアバウト医療保険ガイドの松浦建二さんの説明だ。

「父親を直腸がんで亡くし、その兄弟もがんを患いました。私もがんになるリスクは高いと考えているので、メットライフ生命『ガン保険 ガードエックス』のほか、医療保険の損保ジャパン日本興亜ひまわり生命『新・健康のお守り』でもがん保障を手厚くしています。

 近年はがんの入院日数も減少し、今はせいぜい20日程度。通院治療が主流になっています。しかし、抗がん剤治療の場合は1回で10万円弱の治療費が何度も続くこともあります。高額療養費制度が適用されるといっても、それがたび重なれば、さすがに簡単に払える額ではなくなるでしょう。

 経済的な負担は、病院に払うお金だけじゃありません。抗がん剤の副作用などで働けなくなって収入も減るだろうし、会社員なら疾病手当金があるといっても期間は1年半で全額保障されるわけではない。そうなった時のために、私はがんと診断された時の『一時金(診断給付金)』と、がんになって以降は保険料を払わずに済む『保険料払込免除特約』で備えています」

 FPの大木美子さんは、一時金300万円(がん診断給付金100万円+初回診断一時金200万円)と免除特約が付いたFWD富士生命『がんベスト・ゴールド』に加入している。

「診断給付金は2年に1回、何度でも支払われるため、がんが転移した場合も有効です。何といっても保険は“必要な時に受け取れること”が重要です。だから、わかりやすく『がんと診断されたら給付』の保険を選んでいます。

 特に女性の場合、抗がん剤治療でウイッグが必要になったり、入院や通院以外にも何かとお金がかかるので、使い道が限定されない一時金をもらって治療に専念するにはこれがいちばんよいと判断しました」(大木さん)

 メリハリをつけて、本当に必要な場面でカバーされる保障は備えておくのも1つの手だろう。

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( 2019/03/21 17:38 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

胃がん12万円、肺がん45万円…医療費は保険より貯蓄100万円 

「またテレビに出られるくらい努力して、しゃべれるようになる」

 口腔がんの手術で舌を60%切除したタレントの堀ちえみ(52)は今月中の退院を目指し、発声や食事のリハビリに励んでいるという。先月19日に入院、22日に手術を受けてから3週間。

 一般に術後は順調なら1カ月ほどで退院とされるから、間もなく退院できそうだ。個室に1カ月の入院となると、ベッド代だけで100万円近いはず。もちろん、治療費や薬代、食費などもかかる。芸能人ならワケない金額かもしれないが、一般人にはつらい。重大病で入院を伴う医療費はどの程度用意すればいいか――。

 厚労省の「患者調査」(2017年)によると、がん全体の平均在院日数は16日。種類別に見ると胃がんは19日、大腸がんと肺がんは16日、肝臓がんは17日、乳がんは12日。胃がんや大腸がんなどで早期なら2、3日の入院で済むケースもあるが、最低でも半月程度の入院は覚悟しなければいけない。ほかの病気の入院日数はどうかというと、死因2位の心筋梗塞は20日で、同3位の肺炎は27日、4位の脳卒中は2カ月超の78日だ。

 がんをはじめ重大病になると、1カ月前後は病院のベッドで過ごすことになる。堀ちえみのような1カ月の入院は、決して珍しいことではないのだ。命には替え難いことだが、そうなると医療費が気になるだろう。

 たとえば、早期の胃がんで内視鏡で切除できたとすると、医療費の総額は40万円ほど。3割負担で12万円程度だ。早期肺がんでも、術後に再発予防で抗がん剤をプラスすると、総額は150万円近くにハネ上がり、3割負担で45万円に上る。

 長期のリハビリが不可欠の脳梗塞だと300万円を超え、3割負担で100万円近い。治療で脳の血栓を溶かす代わりに、銀行残高から帯封が消える。

■実際の負担額はかなり軽い

 SMBCコンシューマーファイナンスの「30代・40代の金銭感覚についての意識調査」(2019年)によると、貯蓄ゼロの割合は23%。生活にカネがかかって貯蓄が難しい世代とはいえ、100万円以下が6割だ。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」(2人以上世帯)によれば、70歳以上の世帯も3割は貯蓄ゼロだ。

 貯蓄が乏しい人にとっては、民間の医療保険が重要に思うだろうが、必ずしもそうではないという。経済ジャーナリストの荻原博子氏が言う。

「公的保険制度には、医療の負担を抑える高額療養費制度があります。一般的な収入の方なら、がんの治療に100万円がかかったとしても、高額療養費制度で自己負担額9万円ほどに抑えられるのです。1年に高額療養費の適用を3カ月受けると、4カ月目からはさらに負担が減って、4万4400円が上限。だから、患者調査の医療費はその通りですが、実際の負担額はかなり軽い。保険会社はその高額療養費の説明をせずに保険の必要性をアピールしますが、実際はそれほど必要性はありません。貯蓄がなくて保険会社に保険料を納めるなら、その分を貯蓄に回す方が賢明。老後を見据えて医療費としての必要な貯蓄額は、1人100万円が目安です」

 70歳未満の場合、高額療養費は年収で5つに区分される。月収28万~50万円だと、「8万100円+(総医療費―26万7000円)×1%」で計算できる。1カ月に2万円ずつ貯めれば、100万円は4年ほどでクリアする。万が一のためにこれくらい貯めておけば安心だ。


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( 2019/03/16 13:07 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

「がん家系」に生まれて /母方の家系が次々がんに…いつか自分もと覚悟をしていた 

 大腸がんが判明したのは、2014年12月、40歳の時です。大腸内視鏡検査を受けている私からちょうど見える位置に、カメラのモニターがありました。何げに見ていたのですが、“それ”が写った瞬間に「これはもう、がんですよね」と、はっきり分かりました。よく食べ物が通っていたな、と不思議に思うほど、大腸が狭くなっていたんです。余命数カ月かな、という思いが頭をよぎり、急に現実を突き付けられたような気持ちになりました。

 もともと子供の頃から、私もがんになるのだろう、という予想があったんです。母方の家系の多くが、がんで亡くなっていますから……。母に子宮体がんが見つかったのは、確か私が中学2年生の時。母は40代でした。そのちょっと前に伯父が胃がんで亡くなっており、祖父もその後に胃がんと直腸がんで亡くなった。そして叔父も食道がん。祖父の葬儀には、母はがんの治療で入院していて出られなかった記憶があります。

 当時はまだ、がんを本人に告知しない時代。遺伝子検査はなく、がんを遺伝と結びつけて考えることも、一般的にはありませんでした。だけど、あまりに立て続けに身内ががんにかかっていますから、私の中に何かがおかしい、という気持ちがあったんです。

 母は子宮体がんで子宮と卵巣を全摘し、50代後半に胃がんと大腸がんが見つかった。そして、その後に膵臓がんです。膵臓がんの手術を受けたのですが、1年も経たないうちに亡くなりました。

「手術でがんを取ったから大丈夫」という認識でしたが、たまたま実家に帰った時、すごくむくんでいた。両親は北海道、私は東京に住んでいたので、母に会うのは半年ぶり。一目で「あれ?」と思うほどでした。その後、母が末期の膵臓がんだと父から打ち明けられたのですが、それを聞いてやっぱり、と思いました。母が亡くなる4カ月ほど前のことです。

 前の胃がん手術で胃を3分の2取っている母は食事が思うように取れないこともあり、まさに骨と皮だけ。でも、腹水で顔や足がパンパンにむくんでいる。亡くなるまで、痛さとの格闘もすごかった。怖がりな母には末期がんと告知していませんでした。だからホスピスにも入っていません。最後の方は、私は父と交代で夜、病院に泊まり込み、母の介護をしていました。母の苦しみを見ているのが本当につらかった。できれば代わってあげたかった。2008年11月に、母は61歳で亡くなるのですが、その時には「私もがんになるな」と確信しており、覚悟のようなものも芽生えていました。がんになるのなら、後悔のない人生を普段から送るようにしよう、と。ただ、母をずっと見ていたので、「痛いのだけは嫌だな」と考えていました。

▽1974年8月生まれ。44歳。北海道出身。モデルとしてCMなどに多数出演。現在は温泉観光実践士協会理事、温泉ソムリエアンバサダーも務める。

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( 2019/03/16 10:44 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

長く続く白い便と茶色の尿…胆道がんのサインを見逃すな 

 胃のバリウム検査を受けたわけではない。にもかかわらず「クリーム状の白っぽい便」や「薄い黄色の便」が続いている。しかも「濃い茶色の尿」も出て皮膚もかゆい。そんな中高年は病院で検査を受けた方がいい。便は健康のバロメーター。白い便には恐ろしい病気が隠れている可能性がある。日本消化器内視鏡学会内視鏡指導医で国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授に聞いた。

「白い便が出た患者さんで多いのは胆管結石症などの結石による病気です。時々右の肋骨下辺りが痛むことがある人はその可能性が高い。2番目はがんです。胆管がん、胆のうがん、乳頭部がんなど胆汁の通り道である胆道にできるがんか、肝臓がんなどが疑われる。あとはノロやロタウイルスなどの感染症が考えられます」

 健康な人の便の色は茶色や黄色だ。それは肝臓で作られる胆汁が便に混じるからだ。胆汁には胆汁酸と呼ばれる消化酵素とビリルビンという黄色の色素が含まれている。それが便を染めることで便に色がつくのだ。白い便が出るのは胆汁が便に混じらず、便がビリルビンで着色されないから。その原因は、胆汁が流れる経路(肝臓から十二指腸まで)のどこかが狭くなったり閉塞したりして胆汁の流れが止まったか、胆汁を作る肝臓の能力そのものに問題があるかだ。

「胆汁は流れが止まって肝臓内に蓄積していくとビリルビンが血液に逆流し、血液中のビリルビン濃度が上がります。その結果、皮膚や目の白目など体全体が黄色に染まる。これが黄疸です。黄疸になると黄疸尿といって濃い茶色の尿に変わるほか、胆汁内の胆汁酸がビリルビンとともに血液中に流れ出るようになり体全体がかゆくなります」

 つまり長く続く白い便は黄疸と同じで、胆汁の経路や肝臓などの異常を知らせるサインなのだ。

「ただし、白い便は子供などのようにウイルス性の腸炎でもあらわれます。黄疸や黄疸尿、皮膚のかゆみがなく、周りに同じような白い便が出ている人がいて、数日でそれが正常な便に治るようならウイルス性の腸炎の可能性が高いといえます。逆に自分だけ白い便が何日も続き、黄疸尿やかゆみが出るようなら胆石やがんを疑う必要があります」

 胆汁の通り道にできるがんの総称である胆道がんは、胆管がん、胆のうがん、乳頭部がんに分かれる。数が多いのが胆管がんと胆のうがんだ。胆管は肝臓から十二指腸までの胆汁の通り道で、長さ10~15センチ、太さ0・5~1センチの臓器。一方、胆のうは胆汁を一時的に保管する袋で、食事をすると胆汁を十二指腸に放出し消化を助ける。

「胆管がんは胆管の内側の表面を覆う粘膜にできる悪性腫瘍です。一方、胆のうがんはこの袋の部分にできるがんで、とくに発症しやすいのは、先天的に膵胆管合流異常がある人です。膵管と胆管が十二指腸の手前で合流し、膵液と胆汁が逆流し問題を起こすからです」

■初期の段階では無症状

 2016年2月集計の全国がん(成人病)センター協議会の生存率共同調査によると胆管・胆のうがんの5年生存率は1期60.1%、2期26.7%、3期17.3%、4期2.9%と極めて厳しい。早期発見した場合を除いて有効な治療手段が確立されていないからだ。しかも、胆管・胆のうがんなどは自覚症状が乏しく、早期発見自体が難しい。

 日本肝胆膵外科学会編の「胆道癌診療ガイドライン」(改訂第2版)によると、胆道がんを疑う症状は「黄疸」「右上腹部痛」「体重減少」などだが、初期は無症状だという。胆管がんは欧米からの報告では84~90%は黄疸で見つかるが、日本では半数にすぎず、25%は腹痛から見つかるという。胆のうがんは右上腹部痛が50~80%と最も多く、黄疸、悪心・嘔吐、体重減少と続く。乳頭部がんでは黄疸が72~90%と最も多いが、黄疸がなければ腹部エコー、上部消化管内視鏡検査で偶然発見されることがある。

「胆管がんにはCEAやCA19―9などの腫瘍マーカーがありますが、早期発見にはつながりにくい。CEAは大腸がんの腫瘍マーカーとして発見された最も古い腫瘍マーカーで、食道、胃、肺などのがんでも数値が上がります。ただし、良性腫瘍や慢性肺気腫、糖尿病、肝炎などでも異常な数値を示します。CA19―9は膵がん、胆管がんの診断に適していますが、日本人の1割は生まれつきこの物質を作ることができず、他のがんでも数値が上昇することがあります」

 正確な診断を得るにはCTやMRIなどの検査のほかに、超音波内視鏡などを扱える消化器専門の医療機関で診てもらう必要がある。それにはまず、胆管・胆のうがんを疑い、病院で診てもらうキッカケが必要となる。

「黄疸はその大きな手掛かりのひとつです。しかし、程度が軽いとなかなか気づきません。むしろ便の色が白くなってはじめて症状に気づく人もいるのです」

 だからこそ白い便には十分注意すべきなのだ。


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( 2019/03/16 10:38 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

厚労省データで最少 がんにならない生き方を沖縄県民に学ぶ 

日本で一番、がんになりにくいのは沖縄県民――。こんなデータが注目されている。

 厚労省が16日に発表した「全国がん登録の概要」は人口10万人当たりのがんの発症率を都道府県別に掲載している。沖縄県の発症率は356.3人で全国で最少。ワーストの長崎県(454.9人)と約100人の差があった。

 この結果に当の沖縄県もビックリだ。

「以前から当県のがん患者が少ないという印象は受けていましたが、今回初めて全国でベストということが分かったため驚いています。ただ、特別にがん対策をしていたわけでもなく、原因も分かっていません」(沖縄県保健医療部健康長寿課)

■ぬるい食べ物、低い身長、習慣的に果物を

 沖縄は温暖な気候で人々があくせくしない印象が強い。そのあたりが、がん予防につながっているようだ。

「日照時間が長いことが、がん全般の発症を抑えていると思われます」とは医学博士の米山公啓氏だ。

「日光に当たる機会が多いため脳内でセロトニンが分泌されストレスに強くなる。その結果、がんに対する免疫力を維持できるのです。沖縄県民の胃がん発症率が全国で最少なのは塩分の摂取が少ないから。南に位置するため糖分を好む傾向があり、相対的に塩分の濃度が低いことがプラスに働いています。保存食の漬物などを塩辛くして胃がんの患者を増やしてしまう東北とは大きな違いがあります」(米山公啓氏)

 因果関係は不明だが、食道がんの患者は熱い食べ物を好む人や高身長の人に多いことが統計上、分かっている。沖縄は温暖のため熱い食べ物に固執しない。県民の身長も低い。2014年の「学校保健統計調査」によると、17歳の男女はどちらも全国で最下位だった。このほか、果物を食べる習慣が浸透していることもがん予防につながっている。

「サラリーマンも沖縄県の人を見習って塩分を減らし、なるべく外出するようにすれば、がんのリスクを下げることができます。食道がんが心配な人は熱い飲食物を避け、咽頭がんや肺がんが心配なら食後のデザートに果物を食べるのがいいでしょう」(米山公啓氏)

 がんが心配なら沖縄に移住してのんびり暮らしたほうがいいかも。
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( 2019/02/14 23:26 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

発がんの予防に緑茶をたくさん飲みましょう 

 私の学位論文のテーマは「緑茶で発がんを予防する」というもので、私は緑茶の研究で博士号を戴きました。緑茶に含まれるエピガロカテキン・ガレートという物質を毎日半数のマウスに飲ませ、残り半分には水道水を飲ませる。で、発がん剤を週に一回皮下注射して、半年間飼い続ける。最後にどのくらいのマウスにがんができているか調べる。

 簡単に言うとこれだけのことなんですが、私たちの研究グループが行った数々の動物実験でも、世界中の研究機関が共同して何百万人という人を追跡調査した結果もほとんど同じ「一日十杯の緑茶を飲む人は、そうでない人に比べてがんに罹患する率は3分の1」でした。

 喫煙・飲酒や食習慣など、統計学的補正が必要とはいうものの、ざっくりと、緑茶をたくさん飲めば、がんに罹るリスクが3分の1になる、ということです。この一連の研究の発端は、静岡のある集落に虫歯の人が1人もいない、ということを聞いた学者先生がその理由を調べに行くと、その集落の人は歯磨きの後に緑茶で口をゆすいでいたという事から始まります。

 そこから緑茶の抗菌作用、果ては抗がん作用まで解明されてきたのです。でもお寿司屋さんに行くと、最後に濃い緑茶が出ますね。実はあれも魚を生食した後の食中毒予防として、経験的に行われてきた風習なんですね。

 最近では抗がん剤と緑茶を併用することで誘導されるがん抑制遺伝子が見つかったり、原子間力顕微鏡という機器で観察して、緑茶成分ががん細胞を硬く変化させて転移を予防しているなど、新しい研究成果が続々と発表されていますが、難しいことは言いません。毎日緑茶をたっぷり飲んで、がんにかからない元気な身体を手に入れましょう。

 ◆筆者プロフィール 松本浩彦(まつもと・ひろひこ)芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、日本臍帯プラセンタ学会会長。

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( 2019/02/14 23:09 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

がん宣告でも慌てずに これから健康に生きる方法を考える 

【ステージⅣがん治療を断るとどうなる】第12回

 “進行性のステージⅣの扁平上皮がん(食道がん)”と宣告されてから、間もなく半年が経とうとしている。治療を断り、退院する時には“明日にでも全身に転移し倒れる”とまで脅された体は元気だ。

 前回も記したように、左頚部の腫れは、まだしぶとく残ったままである。嚥下(えんげ)に苦労はしているものの、ようやく少し小さくなってきた。医師はがんの転移だと言い、相変わらず治療を勧めるが、治療を断ったからこそ元気で年が越せたと思っている。

 現に、血液検査では内臓数値およびがんの腫瘍マーカーは全て正常値なのだ。そして、この検査も今月で終わりにしようと思っている。私の気が変わり、治療を受ける気になるだろうと医師が勧めた検査だからだ。私のがん治療や医師に対する考え、気持ちには何の変化もない。だからといって私は楽観視しているわけではない。ある日突然“食道がん”を宣告されたことが想定外だったように、私の体が今後どう変化するか、全く予測がつかないからだ。

 しかし、私はがんの宣告を受けて以来、友人、知人らから多くのアドバイスをもらった。たとえば、左頚部の腫れで水分が食道を通りづらいことを聞いた方は、栄養価のあるものの取り方、そして免疫力を高めるために体を温めること、体温を上げる方法を教えてくれた。楽しい話題でたくさん私を笑わせてくれた方もいた。これらの一つ一つが私のパワーになっている。

 私は、がん宣告後のこの半年を“健康”に過ごしてきた。がんは誰にでも訪れる。慌てることはない。がんの宣告を受けた時、即断せず一呼吸置き、これからの人生を“健康”に生きていく方法を考えることだ。自分の年齢、体力、症状、もろもろを判断して、それから治療についての決断を下しても遅くはない。

 人間の体は思っている以上にタフであること、回復力、治癒力があることを知るといい。そこに、私のように医師の治療を一切受けない方法も選択肢にあることを思い出していただければ幸いだ。

(ジャーナリスト・笹川伸雄)

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( 2019/02/04 14:44 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

がん“ステージ3”が“ステージ4”より不安が強い3つの理由 

オプジーボがあれば、進行がんでも安心……。京都大・本庶佑特別教授のノーベル賞受賞後、こんな声をよく聞いた。

 オプジーボは免疫チェックポイント阻害剤と呼ばれる新しいがん治療薬の一つ。手術、放射線、抗がん剤という従来の3大がん治療に続く、第4のがん治療とも呼ばれる。がん細胞を攻撃する免疫細胞にブレーキをかけるタンパク質「PD-1」の働きを阻害し、免疫細胞の攻撃力を高めてがん細胞を排除する。

 オプジーボ以外にも、現在、免疫チェックポイント阻害剤は5種類が認可されている。適用にはステージや治療ラインなどいくつかの条件をクリアしなければならないが、治療の選択肢が限られていた進行がんの患者にとっては、免疫チェックポイント阻害剤の存在が大きな希望になることは間違いないだろう。

 しかしそれゆえに、ステージ4とステージ3で、患者の不安に差が出てきているようだ。

 製薬会社「アストラゼネカ」が、国内死亡率上位3つのがん(肺がん、胃がん、大腸がん)のいずれかの診断を過去5年以内に受けた患者計517人に、がんの不安に対するインターネット調査を行った。それによると、ステージ3の患者の方が、ステージ4よりも不安が強かった。

 監修を行った京都府立医科大学呼吸器内科学・高山浩一教授が言う。

「推論だが、ひとつは治療内容がある。薬物療法になるステージ4は大きく分けて、従来の抗がん剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤の3つの薬を使う。分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤は、従来の抗がん剤より副作用が軽く、治療がしやすい」

■医者のスタンスの違いでも差が

 ところがステージ3では、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤が適用されない場合がほとんどで、一般的に従来の抗がん剤と放射線治療。抗がん剤は副作用が強く、放射線は、たとえば肺がんでは肺だけでなく食道にもダメージを与え、痛みが出てきて食べ物や水分がのみ込みづらくなる。つまり、治療全体の副作用が強い。

「医者のスタンスの違いも考えられる。ステージ4は根治できないが、できる限り今の生活を維持できるように考え、医者が手加減しながら治療を行う。しかしステージ3は、数は少ないものの根治の可能性もある。少々副作用が出ても〝患者さん頑張りましょう〟となりがち。治療の毒性が強い上に、医者が手を緩めない。患者さんにはとてもつらい治療時期になり、大きなストレスになるのではないか」(高山教授)

 さらにステージ4は、従来の抗がん剤が効かなければ免疫チェックポイント阻害剤……というように、治療戦略が立てられる。しかしステージ3は、抗がん剤+放射線の初回治療が終わると、無治療で経過観察になる。これでは不安が大きくなるだろう。

 昨年、ステージ3の肺がん(非小細胞肺がん)にも適用とされる日本初の免疫チェックポイント阻害剤が登場。今後は、ステージ3の患者の不安の状況も変わっていくことが期待される。
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( 2019/02/04 14:40 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

がんが懸念される食事 牛乳と前立腺がん、パンと腎臓がん 

「がん予防」を謳った食材や料理の話は、頻繁にメディアに登場する。しかしその一方で、あまり語られることはないが「がんになりやすい食事」も存在するという。実は今、がん発症と食事の関係について研究が進んでいる。

◆牛乳と前立腺がん

 国立がん研究センターが日本全国10の地域に住む45~74歳の男性約4万3000人を10年間追跡調査したところ、牛乳の摂取量が最も多いグループ(1日あたり290.5g)の前立腺がんリスクは、ほとんど摂取しないグループに比べて1.5倍だった。

 また、米ハーバード大の解析では、牛乳、脱脂粉乳、チーズなどの乳製品を平均の2.5倍以上摂取するグループは、0.5倍以下しか摂取しないグループに比べ、前立腺がんの発症率が1.34倍高かった。

「乳製品に含まれるカルシウムは、過剰摂取により異常な細胞増殖を引き起こすと考えられています。

 また、前立腺がんは、男性ホルモンである『テストステロン』が過剰になることで発生することが知られていますが、乳製品に含まれる飽和脂肪酸を摂りすぎることにより、体内のテストステロン濃度が上がって前立腺がんのリスクを増やしているとの指摘もあります」(医師で医療ジャーナリストの富家孝氏)


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( 2019/01/26 01:27 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

南雲医師「がんは呪うものではなく生活を変えるチャンス」  

誰もが心配する「がん」。しかし、がんとは一体どういうものなのか、詳しいことまでは知らない人もいいはず。そこで、医学博士で乳腺専門医の「ナグモクリニック」総院長の南雲吉則先生が、「がん」が何なのかを解説する。

 * * *

 ミミズは、口からお尻まで1本の管でできているよね。ぼくたちの体も、消化管や気管、血管といった管でできていて、管の表面は粘膜で覆われているんだ。暴飲暴食や喫煙などの不摂生をすると、その粘膜が傷つく。すると、傷のまわりの粘膜が細胞分裂して、傷をふさいでくれる。これがいわゆる“自然治癒力”だね。

 それでも懲りずに不摂生を続けると、細胞分裂が限界に達してしまい、それ以上傷をふさげなくなるんだ。そのとき、限界に達した細胞に代わって、傷口を修復するために無限に分裂することができる修復細胞が現れる。この救世主の名を、がん細胞というんだね。

 というと皆さん、なぜ修復細胞が我々の命を奪うのか、不思議に思うよね。がんになった後も不摂生を続けると、傷はますます大きくなって、がん細胞は、大きくなった傷をふさぐために細胞分裂し続けなければいけないんだね。

 ぼくたちは、住んでいる家が狭くなったら建て増しや引っ越しをするよね。がん細胞も、大きくなって居場所がなくなったら、隣の臓器に建て増しをするんだ。これがいわゆる“浸潤”。遠くの臓器に引っ越しすることもあるんだけど、これを、“遠隔転移”と呼んでいるんだよ。

 がんは不摂生によって傷んだ体を救うために現れたものだから、けして悪者ではないんだよ。もしがんになっても、がんを呪うのではなく、生活習慣を改めるきっかけと捉えるといいかもしれないね。

「私を助けようと思ってがんばってくれたんだね。でももういいよ。私は生活習慣を改めたから。ご苦労様」と、むしろがんに感謝して、がんになった自分の行いと心を改め、生活習慣を改善すれば、がんの勢いは治まるはず。がんは生き方を変える道しるべ。自分自身の生き方をいい方向に変えていく、チャンスなんだよ。

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( 2019/01/24 00:36 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

大腸がんと乳がん、受けるべき検診と推奨外検診は何か? 

《がん検診、推奨外を明記 厚労省が指針改定へ》──1月上旬、こんなニュースが一斉に報じられた。

 厚労省は、公費で行う自治体のがん検診について、死亡率を下げる効果が確認された乳房、大腸、胃、肺、子宮頸部の5種類の検診を「推奨」して、検査法や開始年齢などを指針で示している。

 だが一方で、これまで厚労省が「推奨しない」検査方法とはいったい何であるかを示してこなかった。

 調査の結果、約87%に及ぶ自治体で国が推奨しない検診が行われていることが発覚。そこで厚労省は指針を改定して、死亡率を減らす効果が不明確な検診を「推奨外」として明記することを決めた。

 がん検診には、自治体が行う検診で保険が適用される「対策型」と、個人が人間ドックなどで行って自己負担となる「任意型」がある。医療ジャーナリストの増田美加さんが語る。

「国が推奨するがん検診には、死亡率低下というエビデンス(医学的証拠)があります。一方、推奨外のがん検診は、患者の経済的・身体的な負担が大きいだけでなく、放置しても命とりにならないがんを治療することで逆に健康を害したり、合併症を引き起こすリスクの方が高い場合もあります。

また、がんには年齢によって発症のピークがあり、発症可能性の低い人が無駄に検診を受けることで過剰診療や過剰治療の危険もあります。これらは検診を受けるメリットよりも、デメリットの方が大きい。

 しかし、推奨外となったすべての検診が悪いわけではありません。無駄な検診や合併症のリスクを理解して、自分にとって“受けるべき検診”“まだ受けてはいけない検診”は何なのかを考えていくべきでしょう」

 本誌・女性セブンでは、厚労省の資料をもとに「国が推奨するがん検診」と「推奨しないがん検診」を独自にリストで作成。また、部位別にがん検診を推奨する年齢も表にまとめた。

◆乳がん

 日本人女性に最も多く、11人に1人が罹患するといわれる乳がん。メジャーなのが乳房専用のレントゲン検査であるマンモグラフィーだ。

 厚労省は、「40~74才のマンモグラフィー」を推奨する一方、「40才未満のマンモグラフィー単独法及びマンモグラフィーと視触診の併用」を推奨外としている。


「乳がんは40才から60代前半がピークでその後は減少します。マンモグラフィーは放射線被ばくのリスクもありますから、遺伝が疑われない場合は必要以上に検診を受けるのは避けた方がいいです」(増田さん)

 推奨外の「視触診単独法」や「超音波検査」はメリットよりもリスクの方が上回る。医療法人社団進興会理事長の森山紀之医師が語る。

「視触診は医師の裁量、経験の差が大きく、若い医師ほど精度が低い傾向がある。また超音波検査は、高濃度乳房と呼ばれる乳腺が多い人には有効ですが、塊になりきっていない石灰化したがんを見つけられなかったり、乳腺症や良性の腫瘍をがんと診断する可能性があります。精度を高めるにはマンモグラフィーとの併用が望ましいです」

 乳がんは特殊型や判断しづらい形状の腫瘍が多く、検査法や医師の技量で見落とされることもある。

◆大腸がん

 食生活の欧米化に伴って増加し、女性のがん死亡率1位とされる大腸がん。厚労省が推奨するのは「便潜血検査」、いわゆる検便だ。東京国際クリニック副院長で、消化器内科医の宮崎郁子医師はこう話す。

「エビデンスもあり、患者側の負担が軽いので必ず受けるべきです。しかし、まれに切れ痔などで便に血が混じって要精密検査となることがあります。陽性の場合は、精度の高い内視鏡検査を受けて確かめることをおすすめします」

 ではなぜ「全大腸内視鏡」は推奨外なのか。

「医療費と医師の人材確保などの問題から、通常検診では便潜血検査が行われています。大腸の内視鏡は下剤約2Lを服用するため患者の負担が大きく、出血や腸管穿孔などの合併症の報告もあります。医師と相談して決めるといいでしょう。注腸X線は被ばくの問題はありますが、内視鏡が困難なかたにおすすめしたい検査です」(宮崎医師)

 リストにはないが、宮崎医師は「大腸CT」を推奨する。

「内視鏡の約10分の1程度の下剤で済み、10~15分で検査が終わります。被ばく量も通常のCTの半分程度です。まだ行っている施設は限られますが、ひとつの選択肢にしてほしい」(宮崎医師)
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( 2019/01/23 00:41 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

早期乳がんの再発予防に抗がん剤治療の追加は必要か? 

早期乳がんの治療を決める上で検討したい検査がある。「オンコタイプDX乳がん再発スコア検査」だ。残念ながら保険適用ではないため40万~45万円かかる。しかし今回、あるタイプの早期乳がん患者にこの検査が役立つことが、大規模前向き臨床試験で明らかになった。この結果は今年6月の米国臨床腫瘍学会で発表された。

 浜松オンコロジーセンターの渡辺亨院長が説明する。

「早期乳がんは腫瘍が大きくなく、脇の下のリンパ節転移がないか、転移の数が限られている状態です。早期乳がんは手術で腫瘍を取り除いた後、再発防止のためにホルモン療法や抗がん剤投与が行われます」

 術後、どの治療をするか? 当然ながら再発防止率が最も高い治療を選びたい。そこで行われるのが、タイプ分けだ。

 乳がんは女性ホルモンが関係して増殖するので、ホルモンの作用を抑えるホルモン療法が効く。

 しかし、すべての乳がんがこのタイプとは限らず、ホルモン受容体が陽性か陰性かで調べる。

 また、HER2というタンパク質が多く含まれる乳がんは、このHER2タンパク質を標的とする分子標的薬がよく効き、抗がん剤と一緒に使用する。

 しかし、やはりすべての乳がんがこのタイプではなく、HER2が陽性か陰性かで調べる。

 ホルモン受容体とHER2それぞれの、陽性あるいは陰性を組み合わせるので、全部で4タイプに分かれる。

「このうち全体の7割を占める最も多いタイプが、ホルモン受容体陽性で、HER2陰性のタイプ。ホルモン療法は行いますが、これだけでいくのか、抗がん剤を組み合わせるのか、2つの選択肢があります」

 というのも、ホルモン受容体陽性はさらにルミナルA、Bの2つに分けられ、がん細胞の増殖能力が低いものをルミナルA、高いものをルミナルBとし、ルミナルAは抗がん剤の効き目が弱くて、ルミナルBは抗がん剤の効き目が強いからだ。

「ルミナルAとBはスパッと分けられるわけではなく、ホルモン療法だけでよいか、抗がん剤を加える必要があるかを的確に判断することは、今までできませんでした」

 つまり、はっきりとルミナルAならホルモン療法、はっきりルミナルBなら抗がん剤追加となるが、どちらがいいとも言えない中間帯があり、“抗がん剤が本当に必要かは分からないが、副作用に耐えながら抗がん剤治療も受ける”といった状況だった。冒頭の大規模前向き臨床試験では、その“中間帯”の治療に答えが出た。

■確証を持って治療に進める試験結果

 試験に使用されたオンコタイプDX乳がん再発スコア検査は、独自の計算式などで乳がんの再発リスクの高さを0から100で示す。これを「再発スコア(RS)」といい、数字が大きいほどリスクが高い。

 大規模前向き臨床試験でまず明らかになったのは、①RSが小さい(0~10)とホルモン療法だけでOK②RSが大きい(26~100)とホルモン療法に抗がん剤も追加。

 そして、中間帯のRS11~25を「ホルモン療法だけ」と「抗がん剤追加」に分けて調べたところ、全ての評価項目で結果は同じだった。要は、ホルモン療法に抗がん剤を追加してもしなくても、再発リスクは変わらない。RSが中間であれば、抗がん剤の副作用に耐えなくてもいいのだ。

 世界的に広く利用されている診療ガイドライン「NCCN」では、すでにオンコタイプDX乳がん再発スコアの使用を「強く考慮」としている。日本で実施経験のある医療機関は全国300以上だが、高額な検査ということもあり、普及まで時間がかかりそうだ。

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( 2019/01/22 13:13 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

飲みすぎるとDNAが傷つき がんになりやすいって本当なのか 

【お酒と健康 8つの疑問】第1回

 体に良いもの、悪いものは突然変わる。お酒もしかりだ。長いこと「百薬の長」といわれていたのに、近頃では風向きが変わりつつある。混乱している人もいるだろう。飲む機会が増える今だからこそ、お酒にまつわる健康情報を整理したい。

【Q】お酒が大好きな40歳です。先日、酔っぱらって帰ったら、妻から「飲み過ぎるとがんになるよ」と言われました。本当ですか?

【A】確かにWHO(世界保健機関)の国際がん研究機関(IARC)は、「お酒により、世界中で300万人を超える人が亡くなっている」と発表しています。アルコールが原因で発症する病気は約60。口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、結腸、直腸と、女性の乳房にできるがんがアルコールにより発症しやすいと言います。

 お酒の発がんリスクはその量に加え、喫煙量に関係します。

 例えば食道と頭頚部(口腔・咽頭・喉頭)の発がんリスクは1日1.5合(270ミリリットル)以上の飲酒で8倍です。30pack―years(1日のたばこの箱数×年数ではじき出したたばこ量。この場合、1日1箱なら30年、2箱なら15年の量)以上の喫煙では4倍です。両方ともあれば30倍の食道がん、下咽頭がんのリスクがあるとされています。また、男性の大腸がんの4分の1は1日1合以上の飲酒によってもたらされるといわれています。

■くせものはアセトアルデヒド

 では、なぜお酒を飲むと発がんリスクが上がるのでしょう? WHOは飲酒の発がん物質は、アルコールが分解されたときにできるアセトアルデヒドと結論付けています。

 アルコールは、主に胃や小腸の上部で吸収され、肝臓でアセトアルデヒドに代謝されます。

 このアセトアルデヒドがくせもので、せっかくアルコールが楽しい気分にしてくれたのに、嫌な気持ちにさせます。心拍数を上げ、血管を拡張させて顔を赤らめさせて頭痛を発生させ、吐き気、発汗、二日酔いなどの災いをもたらすのです。時間が経てばアセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)のおかげで無害な酢酸へと分解されます。しかし、それまでの間アセトアルデヒドが体中の細胞のDNAを傷つけ、がんリスクが上がるというわけです。

(国際医療福祉大学病院内科学・一石英一郎教授)

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( 2019/01/15 19:39 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

今度は左頚部に腫れ…それでもがん治療を受けない理由 

【ステージⅣがん治療を断るとどうなる】第11回

 がん宣告から5カ月。年の瀬が近づいてきた。医者の治療を受けなくともこのまま“がん”を克服できるのでは、と思われるほど順調に“回復”したように思えていたのだが、この数週間で、今度は左頚部が腫れ、徐々に大きくなり、最初にできた右頚部の腫れと同様の状態になった。

 嚥下(えんげ)に支障をきたし、特に水分が取りにくい。気管に入り、むせるのだ。甘く見ていたわけではないが、やはり“がん”は少々手ごわいようだ。だからといって私のがん治療に関する考え、気持ちには何の変わりもない。

 私ががんの治療を断り病院を出る時、医師はこう言った。

「頚部の腫れはリンパ系を通っての転移だ。大きくなることはあっても小さくなることはない」「腫れは日ごとに大きくなり、やがて破れて血が噴き出す。栄養が取れなくなり死に至る」

 その右頚部の腫れが消えたことに関しては、医師は説明できなかった。しかし、左頚部の腫れに関しては、また同じことを繰り返す。

「リンパ系を通っての転移だ。内視鏡の検査やりませんか。意識を失って倒れたらどうしますか」

 しかし、がん宣告から5カ月経ち、頚部の腫れ以外、“がん”の症状は見えない。私は自分の選択が間違ってはいなかったと確信している。

 以前、ほかの医療機関からさじを投げられた末期がんの患者を受け入れ、独自の治療を行っている医師を何人か取材したことがあった。その中のひとりは、“病気のデパート”と自らの体を呼ぶほど、高血圧、糖尿病などで、かつて病んでいた。その医師は言った。

「私は医者だから知識は豊富。その通りやるほど症状は重くなった。そこで医学の常識にとらわれない独自の“水”療法で私の病を克服した」

 そして、こう続けた。

「人間の体を知ることは、月や火星に行くよりも何万倍も難しい」

 がん治療は、がん細胞を退治することが目的ではない。これから先の、生きていく時間のクオリティーを落とさないようにすることにある。私はそう思っている。

(笹川伸雄/ジャーナリスト)
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( 2019/01/15 19:32 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

よく噛むと「がん」も予防できるのはなぜ?「卑弥呼の歯がいーぜ」に答えが  

食事をよく噛むことは健康に良いとたびたび言われますが、なぜ噛むことと健康が関係しているのかいまいち理解できていない人は多いはず。よく噛めば「がん」も予防できるという話も……。

そこで今回は、よく噛むことが重要である理由に迫ってみました。

■唾液の分泌で発がん性をおさえる

唾液には「ペルオキシターゼ」をはじめとした12の酵素が含まれています。

「ペルオキシターゼ」には食品添加物や魚の焼け焦げなど、ほとんどの発がん性物質に対して作用を抑える働きがあるだけでなく、老化現象などの身体に悪影響となる活性酸素をおさえる効果があるといわれています。

そのため、よく噛むことで唾液の分泌が促されると、がんの予防や老化防止に効果的といわれているのです。

■理想的な噛む回数は

「よく噛む」とひと言で言っても、一体どれくらいが理想なのかがわかりづらいはず。目安としては30回から50回くらいが良いといわれているので、ゆっくりと時間をかけて食事をすることを心がけると良いでしょう。

ついついはやく食べがちという人は、誰かと一緒に食事をする、テレビを見ながら食事をするなどして、食事に時間をかける習慣を心がけてみるのもひとつの手です。

■「卑弥呼の歯がいーぜ」を知っておこう

「卑弥呼の歯がいーぜ」とは、よく噛むことのメリットを表した標語です。頭文字の8つが各メリットを表していますので、覚えておくと非常に便利。まずは大人がその意味を覚え、子どもなどに教えてあげると良いでしょう。

1.「ひ」……「肥満防止」食べすぎをおさえる効果があります。

2.「み」……「味覚の発達」食べ物のかたちやかたさを覚え、味覚が鋭くなります。

3.「こ」……「言葉の発音」アゴの発達が促され、表情や言葉の発音がよくなります。

4.「の」……「脳の発達」脳に流れる血液の量が増えて、物忘れ予防や脳の発達につながります。

5.「は」……「歯の病気予防」唾液がたくさん出るので、虫歯や歯肉炎の予防ができます。

6.「が」……「がん予防」唾液に含まれる成分が食品の発がん性を抑えます。

7.「い」……「胃腸の働きを促進」消化酵素の分泌を促して消化を助けます。

8.「ぜ」……「全力投球」歯を食いしばって力を入れることができます。

よく噛むことのメリットは非常に多いもの。ぜひ今からでも遅くないので、毎日よく噛むことを習慣にするように心がけてみてくださいね。


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( 2019/01/13 12:11 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

喫煙者 声がかれる症状2週間以上続くと声門がんの疑いあり  

人間の喉は、喉頭(こうとう)と咽頭(いんとう)からなり、咽頭は食物が通る食道へ繋がり、喉頭は空気の通り道で気管から肺へ続いている。喉頭には、左右1対の声帯があり、肺からの呼気で声帯を振動させることで発声する。


また、気管と食道に繋がる分岐点なので、食物が通る際には、喉頭と声帯を喉頭蓋(がい)というフタで閉じて、誤嚥(ごえん)を防ぐ働きもしている。


 喉頭がんの発生は、女性より男性が10倍多く、50代以降に急激に増加する。発症の危険因子はタバコで、患者の約95%が喫煙者だ。国立がん研究センター東病院副院長で頭頸部外科の林隆一外科長に話を聞いた。


「喉頭がんは、声帯にがんが生じる声門がんが約70%と一番多く、声帯上の喉頭蓋あたりの声門上がんが30%弱で、声門下がんは、ごくまれです。発生頻度が高い声門がんの初期症状としては、嗄声(させい)があります。


とくに喫煙者で、声がガラガラと嗄(か)れる症状が2週間以上続くようであれば、声門がんの疑いがあり、耳鼻咽喉科を受診する必要があります」


 声門上がんは、咽頭痛や喉の違和感で起こることもある。発見された時には、リンパ節に転移していることも多い。


 診察は内視鏡や、関節喉頭鏡を喉に挿入して検査を行ない、疑わしい場合は、さらに組織の一部を採取する生検を行ない診断する。


 喉頭がんは、早期なら十分に治癒が可能ながんだ。声嗄れが長期間続いたら、風邪だと勝手に判断せず、早めの受診が肝心だ。


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( 2019/01/13 12:08 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

医師がすすめる「がん手帳」のつけ方とは?  

 来年の手帳、どうしますか? 実は手帳の市場は拡大傾向にあるという。

 リタイアしてからも手帳を手放さない人の多いシニア世代が手帳をつける動機は何だろうか。九州在住の専業主婦(68)が愛用するのはA5判の赤い手帳で、見開きで1週間分を記せるスタイルだ。

長年キッチンのカレンダーに予定を書き込むだけで十分だったが、還暦を迎えて、自分のスケジュール帳を持つようになり、そこに3行日記をつけ始めた。内容は、感じたことや些細な出来事で、空白にちょこっとメモする。きっかけは母親の認知症だった。

「私もいつか何もかも忘れてしまうかもしれないが、この手帳が覚えてくれていたら、何かのヒントになると思って。日々の軌跡を残したいんです」

 前出の「ほぼ日手帳」の愛用者は最高齢が95歳で、「単にスケジュールを管理するのではなく、日々の生活を記録する『日記的』な使い方が目立ちます」と広報担当者は明かす。

 こうしたニーズに応えるのは高橋書店の人気商品、1ページ2日記入式のダイアリーだ。A5判で1日分が半ページと広く、日記としても使えると好評だという。

 もう一つ、シニアが手帳をつける動機になっているのが「健康管理」だ。

 今年発売された「ペイジェム ココロカラダ日誌」(日本能率協会マネジメントセンター)はシニア層がメーンターゲットで、食事・運動・睡眠を毎日チェックできる欄を設けた。

また「楽しかったことを書いたり振り返ったりして笑う機会を増やし、病気の防止につなげたい」(同社開発担当)と、その日のハッピーな出来事をつづる欄や、週ごとに体の気になるところを書き込める人体図も。

 シニアは見る文字も書く文字も大きくなるので罫線の間隔も広めだ。項目が細かく分かれていたりスペースが大きすぎたりすると「続かない」という声を反映して、自由度を高くした。

そうした工夫が注目され、女性だけでなく、60代以上の男性や社員の健康管理用として、まとめ買いする企業の幹部もいるという。

 病気と向き合う世代こそ、手帳が“生かせる”例も。

 福岡県の主婦(68)は、3年前からアレルギー症状に悩む。ふとしたときに顔が真っ赤になり、かゆくなったり、唇が腫れたり。でも診察に行くころには治まっていて、医師に説明しようとするが、うまく伝えられない。

そこで症状がひどいときのことを手帳にメモするようになった。おかげで通院時の意思疎通が楽になったという。

 病気といえば「がん」は身近だが、最近は入院しないで治療を受ける患者の数が増え、家にいる状態を医療者は把握しにくくなっている。

「特に、患者さんたちは本当につらかったときの症状を忘れていることが多い」と明かすのは東京慈恵会医科大腫瘍・血液内科教授の相羽惠介医師だ。だから通院時にも当然、医師に上手に伝えられない。そこからコミュニケーションがぎくしゃくし始める。

 そんな状況をなんとか改善したいと、相羽医師は今夏、『メモするだけでラクになる「がん手帳」のつけ方』(WAVE出版)を出版した。市販の手帳にその日の体重や元気度、薬の名前、食事量などを記入することを提案し、余白に楽しかったイベントのチケットなどを貼ることもすすめる。

つらい治療に耐える目の前の患者たちに、自分の言葉で書くことで、症状を客観的に見られると伝えるのが目的だ。がん患者以外にも、健康管理や家族間でのコミュニケーションにも使えると静かな話題を呼ぶ。

 このように健康管理やマネーなどの“目的”に特化したタイプの手帳が登場する一方、前出の舘神さんは、「ビジネスマン向けでもシニア世代は使いやすいんですよ」と話す。


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( 2019/01/13 12:06 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

がん検診 人間ドックと自治体の検診どちらで受けるべきか 

 身体の異変に気づいた時、素人が冷静な判断を下すことは難しい。人間ドックなどの検診でいち早く病気が発見できればそれに越したことはないが、検査を受けるペースはどのくらいが理想なのかも分からない。

 医療経済ジャーナリストの室井一辰氏はこう指摘する。

「たとえば、がんが2倍の大きさになるまでにかかる時間は数百日ほど。早期だとこれより遅くなります。1年に1度、検診を受けておけばいいでしょう」

◆がん検査は「人間ドック」か「自治体の検診」か

 では、がんの検査はどこで受ければいいのか。各病院が行なっている「人間ドック」なら精密に調べられるが、1回あたり3万~8万円と家計への負担が大きい。

 前出・室井氏は「各自治体が行なうがん検診で、人間ドックと遜色ない検査が格安で受けられる」という。

「最近は、人間ドックに組み込まれるようなCT検査を、自治体を通じて格安で受けられるケースが増えてきています」(室井氏)

 例えば、一般病院では1万円ほどかかる胸部CT検査だが、神奈川県海老名市では60歳以上なら2000円、70歳以上だと無料で受けられる(年1回)。

※週刊ポスト2019年1月11日号


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( 2019/01/07 13:45 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

がんの先進治療 費用300万円前後が全額自己負担に 

 がんの治療などでは、保険治療で医療費の自己負担額が一定限度を超えた場合、超えた金額が支給される“高額療養費制度”によって患者の経済的負担は減るが、保険適用外の先進医療を行なう場合には、その治療費に高額療養費制度は適用されない。

 自身も乳がんを患った経験を持つ、FP(ファイナンシャルプランナー)の黒田尚子氏が解説する。

「病院や治療法で異なりますが、粒子線を患部にあててがん細胞を死滅させる『重粒子線治療』や『陽子線治療』は300万円前後が全額自己負担になり、遠方の患者は交通費や宿泊費も必要です」

 重粒子線治療は近年、公的医療保険の適用対象となるがんが登場している。

 2016年には骨軟部がんの一部に、今年4月からは前立腺がんと頭頸部がん(口腔・咽喉頭の扁平上皮がんを除く)が新たに保険適用となったが、まだまだ部位は限られているのが現状だ。

 たとえば肺がんのステージIで重粒子線治療を選択した際の治療費も通常300万円を超えるが、これは高額療養費制度の対象とならず、全額自己負担となることを留意しておきたい(検査等の費用は3割負担)。

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( 2018/12/26 01:06 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

がん治療の沼 「なんとか直したい」で高額な民間療法に走るリスク 

 がんの部位や進行具合、患者の体力や年齢、「根治」を目指すか「緩和」を望むか、といった要素によって“最善の治療法”は異なる。それゆえ、必ずしも「カネをかけたから治る」わけではなく、「高額の治療の治癒率が高い」ともいえない。

 たとえば、早期発見できた場合、保険治療で医療費の自己負担額が一定限度を超えた場合、超えた金額が支給される高額療養費制度を使って保険適用の治療を安く受けることができるうえ、根治できる可能性は高まる。

 しかし、一方ではこんなケースもあり得る。「がん治療費.com」を運営する笠井篤氏が指摘する。

「たとえば同じ抗がん剤を投与し続けた場合、『薬剤耐性』が出現して、抗がん剤が効かなくなることがあります。すると、保険診療の範囲でできる治療が少なくなり、まだ元気であっても緩和ケアだけということになる。

 それでも“なんとか治したい”という患者さんが、治療効果の医学的な裏付けがなされていない『民間療法』に走ってしまうのです。なかには、月額100万円といった金額を謳う民間療法もあり、経済的な余裕も精根も尽き果てて亡くなってしまう、ということになりかねません」

「先進医療」にも注意すべき点がある。粒子線治療の効果に、学会から疑義が呈されている事例もあるのだ。医療経済ジャーナリストの室井一辰氏はこう語る。

「2015年8月に厚労省の先端医療会議で、粒子線治療と通常の放射線治療との治療効果の差が認められないという報告がなされています。そもそも『先進医療』には、保険適用に向けた実績を積み上げるという実験的な側面もある。多額の費用を投じるに見合うだけの治療効果が得られるのか、現段階では確実なエビデンスがあるとは言い難い状況が続いています」


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( 2018/12/21 12:37 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

胃がん、肺がん、大腸がん「3大がん」にかかる治療費のすべて 

 内閣府『がん対策に関する世論調査』(平成28年)によれば、がんが怖いと思う理由の上位に「治療費が高額になる場合があるから」が挙げられている。だが、その「治療費の総額」を知っている人は、どれくらいいるだろうか。怖いのは、「お金がかかること」よりも「正しい金額を知らないこと」なのだ。

◆怖いから不安、不安だから怖い

 アメリカンファミリー生命保険会社(現アフラック)が行なった「がんに関する意識調査」(2011年)では、がん治療にかかわる費用(入院、手術、薬代など)がどの程度かかると思うかを尋ねたところ、がんにかかったことのない回答者の半数以上が「300万円以上、もしくは300万円程度」と回答した。

 一方で、がん治療を経験した人の66%が「50万円程度」ないし「100万円程度」と回答。このギャップは現在も歴然と存在し、がん罹患経験のない人は「がん治療にかかる総費用」に関する知識が乏しいままだ。

 そうした不安を如実に反映しているのが「がん保険」だ。高額な医療費に備えた「先進医療特約」は根強い人気を誇り、保険会社の“ウリ”になっている。

“がんになるといくらかかるかわからず心配だから、万一に備えて特約を付けておこう”―加入者の心理が働いているのだろう。「がん治療費.com」を運営する笠井篤氏が指摘する。

「『がんになったけど治療費はどれくらいかかりますか?』と相談をされる方は非常に多い。実際には、公的保険制度が適用される標準治療なら意外とおカネはかからないのですが、その事実を知らず、経済的な不安を漠然と感じている人が大勢います。がん治療にかかる自己負担の『総額』がいくらなのかを正しく知ってさえおけば、がんに関する治療費の不安も解消されるはずです」

◆手術以外にいくら必要?

 掲載した表を見てほしい。前出の「がん治療費.com」が蓄積するデータをもとに、5年間の治療過程でかかった費用の「総額」を算出している(胃がん、肺がんのステージIVなど、1年間の総計のケースもある)。

 まず知っておきたいのは、「手術」「放射線」「抗がん剤」の三大療法以外にも、治療後の定期検査など必要な費用が多く存在するということだ。自身も乳がんを患った経験を持つ、FP(ファイナンシャルプランナー)の黒田尚子氏が解説する。

「病院に支払う医療費は、初診・再診料などの診察にかかる費用に加え、手術・放射線・抗がん剤などの治療費、その前後に行なうMRIやCTなどの画像診断料、血液検査やエコー検査などと多岐にわたります。

 私が乳がんになった時も、抗がん剤治療に適応するかどうかを調べるために、別の病院で心臓の検査を受けました。がん治療費は、こうした費用が積み重なっているのです」

 がんにかかる費用は、時として100万円以上する手術費、数十万円する検査費と積み重なり、額面だけ見ると高額なケースが多い。例えば、表のステージIの大腸がんの切除手術の場合をみても、手術費が107万2210円、総額144万5180円となっている。

 しかし、「総額」の項目の隣にある「自己負担額」の数字をみると、20万43円になっている。日本では、公的医療保険により患者の自己負担が3割で済むうえ、この自己負担額をさらに減らす「高額療養費制度」があるからだ。

「高額療養費制度とは、1か月に支払った医療費の自己負担額が一定限度を超えた場合、超えた金額が支給される制度のことで、保険適用の治療にのみ申請できます。限度額は年齢や収入で異なりますが、70歳未満で年収約370万~約770万円の一般的な収入の人は、例えば医療費が月額100万円かかった場合も実質的な自己負担額は月8万~9万円になります」(黒田氏)

 表の「自己負担額」は高額療養費制度を適用した後の費用を記したもの。保険が適用される治療だけならば、自己負担は大幅に抑えられるのだ。

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( 2018/12/17 11:54 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

「メチャクチャ痛かった…」ステージ4肺がん患者が語るオプジーボ体験 

「ノーベル賞」「日本生まれの薬」として話題になっているオプジーボ(一般名ニボルマブ)。免疫に関する研究で、がんの治療薬「オプジーボ」につながったとして京都大・本庶佑特別教授のノーベル賞受賞が決まり、同教授はスウェーデンで現地時間10日の授賞式に出席する。このオプジーボ、国立がん研究所センターによると、2018年10月現在で保険診療として認められているがんの種類は悪性黒色腫など7種類に及ぶ。“がんの特効薬に”と期待が膨らむばかりだが、2年前、実際に投与した肺がん患者に「オプジーボ体験」を聞いた。

 大阪市在住の小西文義さん(仮名)の体に異変が起こったのは16年5月だった。当時62歳、医療機器メーカーの開発を手掛ける小西さんはその日、出張で徳島大学病院を訪れ、打ち合わせを行っていた。仕事中、倦怠(けんたい)感をおぼえた。熱っぽかった。帰阪後、体温計ではかったところ39度を超えていたため、すぐにクリニックに駆け込んだ。「風邪かな…」。だが、もらった抗生物質などの薬を飲んでも熱も引かず、体調はよくならない。しばらくして大阪府内の大きな病院で、血液検査、気管支鏡検査、CT検査とさまざまな検査を受けた。そして宣告されたのが「ステージ4の肺がん」だった。

 がんは肺の右上葉が原発巣だったが、それ以外にも肺門縦隔リンパ節、左上葉、膵、脊柱起立筋、左副腎に転移していた。しかも医師から「手術、放射線治療はできない」と聞き、絶望感でいっぱいになった。小西さんは「頭の中が真っ白になった」とそのときの様子を振り返った。家庭では妻と子供3人を養う大黒柱。末っ子はまだ大学生だった。

 治す方法は何かあるはずだ-そう思った小西さんは仕事柄出入りのあった岡山大学病院にセカンドオピニオンを求めた。まず担当医師から勧められたのが抗がん剤治療だった。同年7月にシスプラチンという抗がん剤を投与した。めまい、食欲不振、倦怠感、脱毛…の副作用に苦しんだ。その結果は…腫瘍は小さくなるどころか大きくなっていた。次に勧められたのが肺がんにも保険が適用になって間もないオプジーボである。

 -最初にオプジーボを投与されたとき、どんな感じでした?

 「静脈から点滴注射で1回分量200mgを1時間かけて体に入れました。しばらくすると、体が痛くなって…体といっても全体ではなく、腫瘍があると聞いていた付近がギュッと締め付けられるような痛みでした。もう…メチャクチャ痛かったです。我慢ができなかったほどです。その痛みは7時間たったぐらいで収まりましたが、あとで考えたら、そのとき免疫細胞ががんと戦っていたのかな、と思いました」

(白血球の中のリンパ球の1つであるT細胞は異物を排除する役目を担っている。ただしいつも同じ状態ではなく、アクセルがかかったり、ブレーキがかかったりしている。オプジーボを投与することで、ブレーキを取り除き、T細胞をアクセルがかかった状態にする)

 -オブジーボの効果はどうでした?

 「11月にCT検査を受けたのですが、転移した膵尾部、脊柱起立筋内の腫瘍は“ほぼ消失”、他の部分も“著しく縮小”か“縮小”と診断されました」

 -オプジーボ投与は1度だけ?

 「いえ、2年たった今も2~3週間に1度のペースで続けています。岡大(岡山大学病院)を信頼しているので、今も大阪から通っています。腫瘍は6センチほどあったものが1センチ未満に。完全に消えてはいませんが、小さなまま、おとなしくしています」

 -副作用は?

 「最初に打ったときだけ痛かったのですが、2度目からはありません。最近、類天疱瘡(るいてんぽうそう)にかかったりはしていますが…これが副作用なのかどうかは分かりません」

 -高額なオプジーボ、さらに大阪から岡山への通院で経済的な負担は?

 「確かに負担は大きいです。ただ、高額医療制度があるのでそれを利用しています。病院代は高いときで月8万円ほど。保険適用でなかったら…年に数千万円もかかると思うと…ゾッとしますね」

  ◇  ◇

 小西さんは、現在も医療メーカーに務めている。肺がんになる前と比べて仕事量をセーブはしているが、ここまで回復できたことに「奇跡だと思っています」と言う。(神戸新聞・佐藤利幸)

◆たにみつ内科・谷光利昭院長「この患者さんのケースは、今まで手の施しようがなかった遠隔転移の肺がんに対しての著効例です。ただし、この薬は限られた7種類のがんにのみ適応とされおり、現時点で効果は2~3割程度とされています。この薬の開発を契機として更なる新薬の開発に期待が持たれています」
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( 2018/12/17 11:52 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

胃がん、肺がん、大腸がん「3大がん」にかかる治療費のすべて 

ハウスダストや花粉などによる鼻炎や目のかゆみ…。これらのつらい症状で悩んでいるのは人間だけではなかった! 今、さまざまなアレルゲンによるアレルギーを発症する猫が増えているとか。そこで、猫のアレルギーの原因や症状、予防策などを紹介する。

 そもそもアレルギーは、体を守る免疫システムが特定の物質に過剰に反応することで起こる。そして、そのアレルギー反応を引き起こす特定の物質のことを“アレルゲン(抗原)”と呼ぶ。

 GREEN DOG東京ミッドタウンクリニック院長の井上慎也さんは、猫のアレルゲンには、大きく分けて次の3つが挙げられるという。

【1】食品(主にたんぱく質)
【2】寄生虫であるノミ
【3】ハウスダスト、花粉、カビなどの環境中のアレルゲン

 その他、香水やたばこの煙などが影響する場合もある。

「アレルゲンは、口や鼻、皮膚などさまざまな場所から体内に侵入し、アレルギー反応を起こします。中でも症状として最も多く見られるのが、かゆみを伴う皮膚炎です。頭部(目のまわりや耳、口まわり)や太もも、下腹部などに、湿疹のような症状が出ます。また、基本的に左右対称に症状が現れるのも特徴です」(井上さん・以下同)

 皮膚炎以外にも、喘息や鼻炎、下痢や嘔吐、血便など、呼吸器系、消化器系の症状が出ることもある。

◆疑わしいアレルゲンを徹底排除! 掃除は念入りに、花粉は持ち込まない!!

 猫のアレルギー対策は、生活環境からアレルゲンを排除することが基本となる。食物アレルギーの場合は、たんぱく質の種類が少ない療法食などを取り入れる。これらは、アレルギーの猫専用などの名目で市販されている。

「猫は、食に対するこだわりの強い動物なので、療法食を食べてくれないケースも。ですから、幼齢期にはなるべくいろいろなものを食べさせて、さまざまな食材に慣らしておきましょう。そうすることで、食物アレルギーが発症しても新しいフードを食べてくれやすくなります」

 アレルゲンがノミの場合、定期的に寄生虫の予防薬を投与する。内服薬や滴下タイプなどさまざまな種類があるので、続けやすいものを選ぼう。

 ハウスダストやたばこの煙など、環境の影響が疑われる場合は、掃除の徹底はもちろん、空気清浄機を稼動させることが重要だ。そして、香水などの刺激因子は猫のいる空間で使わないようにしよう。

「飼い主が外出先から花粉などを持ち込む可能性もあるため、帰宅したら上着についた花粉ははらい落とすなど、室内に持ち込まない工夫も重要です」

 これらの対策をとっても症状が出てしまう場合は、ステロイド剤や免疫抑制剤などによる治療が必要だという。

「特に鼻炎やくしゃみなど、呼吸器系の症状は、風邪の症状と似ているので、アレルギーによるものかどうか、家庭では判断が難しいと思います。症状が悪化すると呼吸困難を招く危険もあるので、いつもと様子が違う時は、すぐにかかりつけの獣医に相談を」

 アレルギーは何が引き金で発症するかわからないが、飼い主の努力次第である程度防げることを知っておこう。
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( 2018/12/16 15:33 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

無理な「在宅」で最期まで“自分らしい暮らし”ができるのか【がんと向き合い生きていく】第93回 

がん対策の会議に出席するたび、終末期の「在宅」について本当に大丈夫だろうか? と、私はいつも心配しています。

 病院では療養型病床は激減し、60日以内退院の在宅支援病棟ができています。老健施設でも在宅復帰率をカウントする時代となり、いまは「時々入院、ほぼ在宅」なのだそうです。

 かつて、妻が在宅で私の両親の介護にあたったことがあります。次第に2人とも下の方の世話が必要になる回数が増えました。よく「人間の尊厳」といいますが、老人が自分で排泄をコントロールできなくなった時の情けなさ、自分のプライドを捨てなければならない親も哀れでした。便を廊下にこぼしたり、布団を汚したり……。自分で拭いて洗って済ませようとして、それがかえって周りを汚してしまいました。

 妻は頑張りました。一日に何回も老人2人の尻を拭き、食事を用意して……。風呂の時は介護のヘルパーさんが来てくれても、「死んだ方がいい」と言われると、妻もつらくなったといいます。

「施設に勤めている人は8時間の勤務時間で解放される。大変な仕事だけれど、きっとそれで優しくしてあげられるのだと思う。それが2人を在宅で24時間、いつまで続くか分からない。赤ちゃんのおむつを取り替えるのとは違うのよ」

 妻は私にこう言っていました。

 時には、ショートステイで1週間ほど2人を施設に預かってもらいました。しかし、その時は妻の体の負担は癒やされても、心の負担は癒やされませんでした。

「自分は優しくしてあげたいのに……」

 妻は時々、父母に厳しいことを言ってしまって、2階に上がってひとり自分の情けなさに泣いたといいます。そして、こんなことを言い出したのです。

「ノイローゼになってしまいそう……私が先に死ぬ」

■親に向かって大きな声を出す自分が情けなくなった

 試しに特養老人ホームを見学に行くと300人以上の待機者がいて、何年待つか分からないと言われました。

 朝早くから夜遅くまで、重症がん患者を診る私の勤務は続きました。ある年の正月、私が父母の介護を担当しました。夜中、呼び鈴が鳴りました。行ってみると、トイレに立った父が「汚してしまった。悪いなー」と言います。私は「大きなおむつだから、そのまま動かないでいてと言ったでしょ! こんなに汚してしまって!」と思わず声を張り上げてしまいました。親に向かって大きな声を出す自分自身が情けなくなりました。私はようやく、妻ひとりでの介護はもう無理だと実感したのです。

 その後、両親を老健施設に入れていただきましたが、3カ月ごとに別の施設に移るのも大変でした。入所後、妻は食事の介助に行って、前よりも優しくしてあげられたといいます。精神的にも楽になったのです。父母も笑顔を見せることが多くなりました。

 父は96歳、母は95歳でともに療養型病院で亡くなりましたが、これらの施設がなければ、我が家は崩壊していたと思います。

 いま、日本の世帯構成は1世帯2・47人、東京は2・03人と減ってしまっていて大家族の時代ではありません。一番の問題は、要介護者を24時間、誰が面倒みるかということです。24時間ヘルパーさんを雇える経済的に余裕のある方は多くありません。たとえ訪問看護、往診、介護サービスが来ても、みてもらえるのは訪問したその時だけです。

 国は、団塊世代が75歳以上になる2025年をめどに「重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現」すると掲げています。

 一方で、往診医である知人からは、こんな言葉を聞きます。

「行ってみたら亡くなっていた。また孤独死だった」

 亡くなった方は本当に「自分らしい暮らし」を人生の最期まで続けることができたのでしょうか? 超高齢社会において、がんでも、がんでなくとも、無理な在宅にはならないようにお願いしたいと思っています。

(佐々木常雄/都立駒込病院名誉院長)
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( 2018/12/10 18:25 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

免疫力研究の第一人者も勧める免疫力アップの確実な方法 

 がんには「5年生存率」という言葉がある。がんと診断されてから5年後に生存が確認できた割合を意味するのだが、「がんと宣告された人は5年生きればいい」と、私には聞こえる。ちなみに、ステージⅣの食道がんの5年生存率は12.2%だ。これは医療の、医師の怠慢、傲慢さではないか。

 先日、知人の女性と会った。彼女は心から楽しそうに笑う。周囲の人を明るくさせ、元気にさせる人気者だ。話の内容からすると還暦は過ぎてはいるのだろう。ところが、彼女は8年前にがんを患い、手術を受け、つらい抗がん剤治療とも闘った。年に1度受けている検診では、再発の兆しは見られないという。

 一昨年急死した新潟大学名誉教授の安保徹氏は免疫療法で知られ、免疫力を高めればがんを克服できると話していた。その手軽で確実な方法として勧めていたのが「笑う」ことだった。笑いは副交感神経を優位にし、NK細胞の活性を高める。「ストレスの強い人ほど効果が高く、どんなに面白いことがなくても鏡に向かってつくり笑いするだけで筋肉がほぐれ、免疫力を高めるいい結果が出ている」と述べている。

 医師で作家の鎌田實さんも、笑いの効用を説いている。その中に例として2人の人物を出す。1人は米国のノーマン・カズンズさん。膠原(こうげん)病をステロイドなどの薬を用いずに治し、「笑いと治癒力」という世界的なベストセラーを著した。もう1人が笹森恵子さん。広島で被爆し、その後2度のがんを乗り越えた方だ。彼女はノーマン・カズンズさんの養女になり、よく笑うようになった。

「笑うことがこの2人の命を支えてきたと感じた」(鎌田さん)

 さらにこうも言う。感染症の時には交感神経が緊張する“頑張るという思い”の方が生き抜けられるが、がんと闘うのは副交感神経が支配するリンパ球。

「だから、がんと向き合うためには頑張るって思い過ぎないほうがいい」

 私も笑いに包まれる日常を増やしている。

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( 2018/12/10 14:58 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

あなたを「がん」から遠ざける3つのポイント 

◆攻撃は最大の防御なり?

近年、科学技術の進歩やIT化にも支えられ、医療はめざましい発展を遂げています。がんについても、内視鏡手術や新しい抗がん剤や放射線治療法の開発によって、患者さんに負担が少ない、しかし、大きな治療効果が期待できるがん治療法が導入されています。

しかし、攻撃は最大の防御とも言いますが、最高のがん対策は、がんにならないように予防することです。ここでは、あなたをがんから遠ざける3つのポイントについてお話ししましょう。
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◆やっぱり、タバコですか……?

健康診断の結果を持って外来にいらっしゃる患者さんの中には、がんを非常に心配していらっしゃるのにもかかわらず、ワイシャツの胸のポケットにタバコとライターが入っている方も少なくありません。

私自身も少し驚きなのは、現在でも、がんとタバコの関連について、それほどご自身の問題として捉えていらっしゃらない患者さんがたくさんおられるということです。

今や、タバコのパッケージには、でかでかとがんをはじめとする色々な病気との関連を明記してあるのですが、なかなか伝わっていないように思います。色々な議論がありますが、やはり、がんとタバコについては密接な関連があることは、コンセンサスが得られたと言えます。

また、副流煙による非喫煙者への健康被害についても関連があるとの見解が定まりつつあります。

今、この記事をご覧になっている方は、いずれも、がんやがんの予防にご興味が有る方ばかりだと思います。もし、あなたが喫煙者なら、あなたご自身、そして、ご家族や職場の同僚など周囲の方々をがんから遠ざけるためにも、まずは、禁煙をご決断いただきたいと思います。
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◆おしゃれなフレンチも良いけれど……

毎日、何気なく摂っている食事。日本では、肺がんの他に、胃がんや大腸がんといった消化器系のがんが多いことが特徴です。昔に胃がんが多かったのは、魚の干物や漬け物など、過剰に塩分の多い食事をとっていたこととも関係があると考えられています。

近年、30年ぐらい前によく見られた、塩で真っ白になった焼き鮭を見ることは少なくなりました。冷蔵技術の発達によって塩漬けにしなくても長期保存ができるようになったこととともに、高血圧対策として「健康のためには減塩」ということが広まったのも一因かも知れません。

しかし、対照的に急速に増えてきたのが大腸がんです。これは、いわゆる食事の欧米化によって、従来の低脂肪・高繊維食から高脂肪・低繊維食へと急速に変化してきたためではないか、と言われています。また、大豆イソフラボンを多く含む発酵大豆食品の摂取量や、野菜の摂取量が減っていることも原因とも考えられています。

ちょっとした時に頂くイタリアンやフレンチなどは、生活を豊かにしてくれます。しかし、基本は、ご飯に味噌汁、焼き魚に冷や奴というような和食を中心とした生活が、私達にはあっているのでしょうね。

◆日付が変わる前に眠る

唐突なお話で恐縮ですが、人間も自然界の一部です。太陽が昇るとともに目覚めて活動し、太陽が沈むと休息し就寝する。人間の体には、生体時計があって、太陽の光を浴びることで微調整をしながら、1日のリズム(サーカディアンリズム)を保っています。

その中で、午後11時ごろから午前2時ごろまでの3時間は、「カラダをメンテナンスする時間」に当てられていると言われています。

がんは、細胞の増殖や分裂の中でできたミスコピーの細胞が、攻撃されずにのこってしまったことがそもそもの発端になります。つまりがんを予防するためには、この「カラダをメンテナンス」する時間にしっかりと体を横にしておくことが大切です。

疲れ切った時に、布団に潜り込むと何とも言えない気持ちよさがありますが、あれは、重力に逆らって体を縦にしていた時に感じていた負担から体を解放してあげることによって感じる気持ちよさです。

インターネットの発達やライフスタイルの変化によって、日本は24時間化が進んでいますが、私達は自然界の一部であることを思い出して、夜11時過ぎには就寝の準備に入るように心がけることは、がん予防のために非常に効果的なのです。

禁煙、食生活、生活リズム。いずれも、今日からでも手をつけられるがん予防のポイントです。思い立ったが吉日。あなたも始めてみませんか?
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狭間 研至(医師)

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( 2018/12/03 15:55 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

ストレスでリスク上昇 「不幸はがんを呼ぶ」は本当だった 

 がんになるとされる要因は「喫煙」「飲酒」「食べ物や栄養」「運動不足」「肥満ややせ」「感染症」「化学物質」が一般的だ。その一方で「不幸はがんを呼ぶ」とも言う。精神的ストレスはがんにどう影響するのか?その答えになりそうなのが、「多目的コホートに基づくがん予防など健康の維持・増進に役立つエビデンスの構築に関する研究」の分析だ。

 国立がん研究センターが40~69歳の男女約10万人を対象に1990年から2012年まで追跡調査したもの。アンケートにより、6つの群に分けて長期的なストレスの変化とがん罹患との関連を検討した。

■肝臓は33%、前立腺28%、膵臓は26%アップ

 期間内でがんになったのは1万7161人。ストレスレベルが高い場合はすべてのがんで罹患リスクが高くなった。罹患したがんを臓器別にみると「肝臓」「前立腺」「膵臓」が多く、ストレスが高いとそれぞれ33%、28%、26%とリスクが上がった。また、女性より男性でその傾向が強く見られた。国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授が言う。

「ストレスを抱えた男性は喫煙や飲酒、暴飲暴食といったがんリスクの高い生活習慣に走る傾向があります。研究結果が統計学的な修正を行った上であってもその影響は残り、長期の自覚的ストレス=発がんリスクとはいえない部分もあります。それでも、発がんの引き金になることは間違いない。リスクはあるということでしょう」

 なぜ、長期の自覚的ストレスががんを引き起こすのか? そのメカニズムは明確にはわかっていない。ただ脳の扁桃体が不安や恐怖などのストレスを感じるとストレス反応が起こり、「コルチゾール」などのストレスホルモンが過剰に分泌され、記憶をつかさどる脳の海馬などの神経細胞の突起を変化させたり、自律神経を興奮させたりして脳の機能低下を起こしたり、心拍数が増えたり、血圧を上げたりする。その結果、うつ病などの神経疾患やアレルギー、脳卒中、糖尿病などの病気を引き起こすことがわかっている。

脳の不調は消化器機能に影響を及ぼすこともわかっている。例えばストレスによって脳内の視床下部で合成されるCRFが増加、肝臓の生理作用を低下させることなどが報告されている 「肝臓がストレスに弱いことは臨床現場ではよく知られた話です」また、動物実験では免疫機能の低下を通じて他の肝疾患を発症し、発がんに至ることが報告されている。肝がんは特にストレスの影響を受けやすいと考えられるという。
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( 2018/11/28 14:55 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

お酒で顔が赤くなる人はがんになりやすい 違いは解毒遺伝子 

コラム【人は遺伝子の奴隷なのか】

「おまえ、体が大きいからお酒が強そうだな」――。酒席でそう言われて困っている大柄な人を見かける。体の大きい欧米人に比べて日本人はお酒が弱い。そのせいか「体が大きい=お酒が強い」などと勝手に思い込んでいる人も少なくない。しかし、これは間違いだ。お酒が強いか弱いかは体の大きさとは関係ない。関係するのは解毒遺伝子「ALDH2遺伝子」の能力の差だ。

 お酒を飲むと、お酒に含まれるアルコールは胃で20%、小腸で80%が吸収され、その大部分が肝臓でアルコール脱水素酵素(ADH)によって「アセトアルデヒド」に分解される。アセトアルデヒドはさらにアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって分解され酢酸に変身。血液と共に体内に循環する間に炭酸ガスと水になり、最終的に汗や尿となって体外に排出される。お酒を飲むと顔が赤くなったり、頭痛がしたり、吐き気を催すのは、このアセトアルデヒドが持つ毒性のせいだ。お酒が弱い人は、お酒のアセトアルデヒドを無毒化するALDH2遺伝子の解毒能力が低い。すぐには酢酸に分解できずに、血液中にため込んでしまい、血液が体中を巡っている間にさまざまな臓器を攻撃してしまうのだ。

 では、ALDH2遺伝子の能力の差は何が決めているのか? それはたった1つの塩基配列の違いによって起こるといわれている。

 そもそも体の中の遺伝情報はDNA(デオキシリボ核酸)という物質に蓄えられている。それは塩基と呼ばれる、A(アデニン)、G(グアニン)、C(シトシン)、T(チミン)の文字の組み合わせで表現される。それによって生命反応や構造を担うタンパク質がつくられるからだ。

 ところが、遺伝子の中には塩基が1つだけ別のものに置き換わる場合がある。これをSNP(スニップ=一塩基多型)と言い、それが個人差となる。

 ALDH2遺伝子には3つのタイプがあるといわれている。国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授が言う。

「自分自身のALDH2遺伝子がどのタイプかは、毛髪検査で判別できるといわれています。ALDH2遺伝子には、お酒に強いNN型、飲めるがすぐに顔が赤くなるMN型、下戸のMM型という3つのタイプがあります」

 最近の研究では、MM型は食道がんのリスクが他の型よりも高いことが分かっている。下戸の人は、お酒を無理して付き合わないことだ。
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( 2018/11/26 16:14 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

もしかして初期症状? 医師ががんを疑う症状とは 

大病院に勤務している医師は別として、多くの医師が出会う患者さんの多くは、病状的には安定している方がほとんどです。しかし、日常的な会話の中でも、がんの早期発見につながる情報が隠れていることがあります。医師が気をつけているがん発見のポイントをご紹介します。

医師ががんを疑うのはどんなとき?

私は現在、患者さんのご自宅や施設へ出向く訪問診療と、街のクリニックでの外来診療を行っています。大学病院や公立病院で外科医として勤務していた時と比べると、比較的高齢の患者さんが多く、また、病状も安定している方がほとんどです。

「先生の顔を見ると、元気が出ます」という、医者冥利に尽きるような一言を聞くことは、医師を志した私の原点に響くことでもあり、外科医時代とはまた違った喜びがあります。薬の内容も、それほど特殊なものは多くなく、ちょっとした世間話をして、体調をお尋ねし、血圧測定や聴診を行います。そして、前回の処方をチェックして、お薬を新しく処方するという、比較的穏やかな診療風景です。

しかし、そんな穏やかな診療の中でも、「あれ?」と思うことがあります。詳しく調べてみて、がんが発見されたもあります。つまり、特別専門的な検査をしなくても、「がんでは?」と思う症状があるのです。今回は、医師である私たちが、どんな点を日常的にチェックしているのかを、お話ししましょう。

体重減少

がんを疑わせる症状の代表である、体重減少。もちろん、「最近、食事には気をつけています」「がんばって運動しているんです」「ダイエット中です」という場合は別です。いつもと変わらない生活をしているのに体重が減っていく場合は、がんの可能性を考えたときに、少し気になる現象です。

特に、1~2ヶ月で10~15%以上の体重減少(60kgの方の場合、6~9kg)が見られる場合は、やはり注意が必要です。洋服のサイズが合わなくなったり、ズボンやスカートがぶかぶかになるなどの自覚があり、周囲の方も気づくような状態になります。

がんが体の中にあると、エネルギー消費の増加に加え、がんのできた部位によっては、食欲が低下することもあり、いつも通りの生活をしているつもりでも、体重が減少してしまうのです。

便の異常
日本では、消化器のがん、すなわち、胃がんや大腸がんが多いですが、これらのがんの症状の多くは、便の異常となって表れます。

■ 色調の異常
これは、がんからの出血によるものですが、胃や十二指腸のがんでは、便は黒色に、大腸のがんでは、暗赤色から暗紫色になってきます。肛門に近い直腸のがんでは、鮮血色の下血が見られる子ともありますが、これらは痔の症状として、見過ごされることもあります。もちろん、頻度としては痔が多いのですが、前述の体重減少の傾向がある場合は、詳しく調べる必要があります。

■ 便通の異常
長引く下痢や、頑固な便秘といった、便通異常は、大腸のがんに関する注意信号です。もちろん、下痢や便秘も、一般的な症状です。しかし、通常の下痢止めや便秘薬が効かない、もしくは、下痢や便秘を繰り返す、といった症状の場合には、やはり、注意が必要です。

進行する貧血
何となくからだがだるい、息切れがする、めまい・ふらつきがある、といった症状は、通常の肉体疲労や、がん以外の疾患でも見られる症状です。貧血の症状としても多いです。ただし女性の場合は、多かれ少なかれ、貧血があることがほとんどなので、一回だけの血液検査や健康診断の結果だけで判断することはできません。

重要なのは、進行する貧血です。例えば生活習慣病でかかっている医療機関の3ヶ月ごとの血液検査で、ヘモグロビン値が、13mg/dlから、10mg/dlに下がるなど、7~8割以上の低下が見られる場合は要注意。

出血の原因は、消化器系(胃がんや大腸がん)のこともあれば、泌尿器系(腎がんや膀胱がん)、婦人科系(子宮がんや卵巣がん)のこともあります。

進行する貧血は、自覚症状のみではわかりづらいので、医療機関での血液検査が必要です。もし、貧血かな?と思っても自己判断せず、やはり採血して調べておくのがよいでしょう。

虫の知らせも大切に…気になるときは健康診断・人間ドックを
最後に紹介するのは少し非科学的な内容になってしまうのですが、虫の知らせを大切にしている医師も多いと思います。「何となく気になる……」というケースで、調べてみたら早期のがんが見つかったというケースは、医師の多くが経験していることではないかと思います。

これは患者さんも同じ。今回、ご説明したような症状に加え、ちょっと、心配だなぁと思われたときには、会社や自治体の健康診断をきちんと受ける、また、場合によっては、人間ドックを受けてみるといった行動を起こすことも大切です。自己判断での心配しすぎもよくありませんが、何か気になることがあれば、まずは、お近くの内科の先生の診察をお受けになってみて下さいね。


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( 2018/11/25 13:34 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

当てはまる人は「がん家系」?3つの特徴 

◆3つの特徴が当てはまる人は「がん家系」?

「がん」という病気は、成育環境や生活習慣などの生活環境、また加齢でDNAに傷がつくこと、そして遺伝的要因という3つが原因となって発生します。家族や親戚にがんになる人が多い場合、「がん家系」という言い方をすることがあります。実際、がんの中でも大腸がん、乳がん、子宮体がん、卵巣がん、胃がんなどの一部については、遺伝が大きく関連している可能性があると言われています。

遺伝的要因が認められるがんには、「家族性腫瘍」と「遺伝性腫瘍」があります。家族性腫瘍は、原因が環境にあるか遺伝にあるかに関わらず、ある家族に集積して発生したがん(腫瘍)のことをいいます。家族集積を認めるがんは、がん全体の5~10%存在するとされています。

この「家族性腫瘍」のなかでも、遺伝性要素がとくに強いものを「遺伝性腫瘍」といいます。遺伝性腫瘍の家系、つまり医学的に正しい意味でのがん家系には、「家系内に若くしてがんにかかった人がいる」、「家系内に何回もがんにかかった人がいる」、「家系内に特定のがんが多く発生している」という3つの特徴があります。
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◆がん発生とがん遺伝子の関係

人間の体は、およそ60兆個にもおよぶ細胞からできています。細胞の核の中には遺伝情報を受け持つDNAがあり、タンパク質をつくる元になる塩基配列が数万個も含まれています。それが遺伝子と呼ばれるものです。

遺伝子の塩基配列には、ときに変異が起こることがあります。塩基配列のある部分が入れ替わったり別のものになったり、欠けたりするのです。また、細胞が増殖するときにはDNAを複製していますが、そのときにコピーミスをすることがあり、それによって遺伝子変異が起こります。

遺伝子に変異が起こると、遺伝子を元につくられるタンパク質が本来とは異なる性質をもつようになります。さらに変異した遺伝子は、細胞の増殖を促しつづける状態になることが分かっています。このような遺伝子を「がん遺伝子」と呼びます。何年もかけて体内組織で増殖していったがん遺伝子が、体に害を与える「がん細胞」を形成するわけです。

がん細胞をつくりだす遺伝子の変異は、酸化効果や発がん物質、紫外線、ストレスなど、その人を取り巻く外的要因で引き起こされます。こうした要因の1つに、親から子へと受け継がれた変異遺伝子もあります。しかしその遺伝子を受け継いだからといって、必ずしもがんが発生するわけではありません。

遺伝性腫瘍の中には、遺伝子検査によってみつかるものもあります。しかし、遺伝子検査ができるがんは限られていますし、すべてが説明できるわけではありません。また遺伝は血縁者すべてに関わる問題を孕んでいるため、検査を受ける場合は細心の注意が必要だといえるでしょう。

◆最も効果的ながん予防法は、生活習慣の改善

家族性腫瘍の診断には医学的な基準があり、なかには遺伝子検査で原因が分かるものもありますが、がんの要因としての遺伝の影響は、それほど多いものではありません。大腸がんを例にとると、全体のおよそ25%が家族性腫瘍であり、遺伝性と考えられるがんは5%ほどにすぎません。むしろ大多数のがんは、食生活や喫煙、ストレスなどの生活習慣の影響、ウイルスや細菌に感染することで起こります。

またがん遺伝子が発生する要因として、生活習慣などの環境要因が大きく関わっているのです。そう考えると、いたずらに「がん家系」であることを怖れるのは現実的とはいえないでしょう。

それよりも、禁煙や飲酒を控える、緑黄色野菜や繊維質の豊富な食品をとる、紫外線を浴びすぎないなど、ふだんの生活でできることがたくさんあります。さらに感染症のがんであれば、ワクチン接種や細菌の除去などで直接対処できます。このようながん対策を行うほうが、はるかに有益だといえそうです。

監修:今村 甲彦
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( 2018/11/09 13:09 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

早期発見、治療で命が助かる! 「膵臓がん」のサインを見逃すな!! 

 「膵臓がんは、発見時には43.4%が他の臓器に転移しており、ステージ4の末期がん」国立がんセンターが2年前にこう発表したが、これに少なからず衝撃を受けた人も多いだろう。もともとこの膵臓がんは、自覚症状が乏しく、決め手となる腫瘍マーカーがないことで知られているが、どうすれば早期発見できるのか。専門家らの見解を聞いてみた。

 膵臓は胃の後ろにある長さ20センチほどの臓器だ。食べ物の消化を助ける膵液と血糖値の調整に必要なホルモンを産出する。

 「膵臓がんというのは、10ミリ以下で発見されると5年生存率が約80%だが、20ミリになると50%に下がります。ほとんどが20ミリ以上、症状が出てから発見されるため、約80%が手術不能状態です。年単位の余命が見込めない患者さんも少なくありません。また膵臓は、従来の超音波では小さな異変や膵臓全体を確認することが困難で、しかも腫瘍の有無を調べる腫瘍マーカーも早期では上昇せず、進行しても30~40%が陰性となるから発見が遅れてしまうのです。健診で『あなたは健康です』と判定されても、膵臓がんがないとは言えません」

 こう語るのは、東京都内で総合医療クリニックを運営する医学博士・遠藤茂樹院長だ。

 しかし、それでもなんとか早期に発見するためには、どうすればいいのか?
「まずはMRI検査を受けてもらいます。膵臓がんは膵管から発生しますが、MRIなら膵管の異変や嚢胞(のうほう=液体の貯留)がはっきりと分かる。一般的にはCT検査を受けがちですが、10ミリ程度の早期の場合、分からないことが多い。MRIで嚢胞が確認されたら、次は超音波内視鏡の検査を行います。通常の超音波とは違い、胃に挿入し、膵臓に高周波の超音波を当てて解像度の高い画像を撮影します。これで膵臓全部を調べられ、3ミリ前後までの腫瘍をチェックできます。もし、腫瘍が見つかったら、内視鏡を通して針を膵臓に刺し、細胞を取り出す(吸引)。この一連の流れが、『EUS‐FNA(超音波内視鏡下穿刺法)』となるわけです」(遠藤院長)

 膵臓がんの90%は腺がんと呼ばれるタイプだが、別のタイプもある。抗がん剤の種類や治療方針が同一ではないので、穿刺と吸引で組織診断をしないと患者の予後にかかわる。これは乳がん、胃がん、大腸がんも同様だ。これらの検査で膵臓がんと確定診断されれば、手術など最も適した治療が行われる。それが早期であれば、前出の通り、5年生存率も高くなる。

 EUS‐FNAは2010年に保険適用となり、行っている医療施設が増えているが、押さえておくべきことがあるという。
「我々が小さな異変を見落とさないようにするには、超音波内視鏡検査のトレーニングをしっかりと積む必要があります。もちろんFUS‐FNAでも同じですが、トレーニングが不十分であると正しい検査結果を得られるとは限らないのです」(医療関係者)

 最近になって、膵臓がんの高リスク因子が明らかになってきた。例えば、患者の家族や縁戚で「膵臓がんの家族歴」「糖尿病の発症またはコントロール不良」「慢性膵炎」や「膵嚢胞」などの有無について精査するようになった。その中で、特に意識したいのが糖尿病だ。

 東京社会医学研究センター理事の村上剛医師はこう語る。
「糖尿病と言うと血管の病気という認識のほうが強いようですが、糖尿病は膵臓に関連した病気で、新たに発症したり、血糖コントロールが悪ければ膵臓がんの発症を疑うことが重要です。糖尿病の人は膵臓がんのリスクが2~3倍高いというデータがありますが、実際はもっと高いのでは、との指摘もあります。慢性膵炎のほとんどはアルコールが原因になります。先に急性膵炎を起こし、何年か後に慢性膵炎に至っている例が大半。食後にみぞおちや背中が痛んだ経験のある人は要注意です」

 村上医師によると、前述した糖尿病などの病気があれば、定期検査などの検診が必要だという。
「いずれかの病歴をお持ちの方は、せめてMRIによる検査、できれば超音波内視鏡の検査を1~2年に1度は受けたほうがいいでしょう。膵嚢胞は専門機関でフォーロアップするでしょうが、家系に膵臓がんの人がいる方もリスクが高いので注意が必要です」(村上医師)

★発見に最適な検査方法は?
 膵臓を調べる検査は、この他に検診や人間ドックなどで行われる腹部超音波(エコー)検査が一般的と言われる。
 ところが、膵臓は胃の後ろにあるため腸のガスや内臓脂肪が邪魔して1センチ以下の膵臓の病変を見つけるのは難しいとされる。そこで胃カメラを使って細い管を胆管、膵管に直接挿入したあと、造影剤を注入し、画像を得る、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影法)と言う方法もある。

 「これは大変精密な画像が得られるのですが、ただ一つ難解な問題があります。患者さんにとって骨の折れる検査方法だからです。ですから、まずはMRCP(MR胆管膵管撮影)が患者さんにとって受けやすい検査と考え、提案しています。以前、毎年CT検査を受けていた60代の会社経営者が膵臓がんを発見できずに亡くなった。その経験からMRCPを勧めるようになったのです。50代の男性はCTスキャンで『膵管拡張の疑いがあり』と診断されたが、MRCP検査を受けたところ、2ミリほどの膵臓がんが発見され、無事手術で切除されました。今でも元気です」(前出・遠藤院長)

 2年前の'16年7月31日に大横綱・千代富士貢さん(享年62歳)、今年1月4日・星野仙一元監督(同72歳)、同年8月10日・翁長雄志沖縄県知事(同69歳)、米歌手、アレサ・フランクリンさん(同77歳)など、著名人が相次いで膵臓がんで亡くなった。

 膵臓がんは5年生存率が7.7%('06~'08年)と悪性度が高いうえ、場所柄、転移が早い。それだけに早期発見、早期治療が重要なのだ。MRCPやERCPの費用は決して安くはないが、お腹に不調などがある人は一度検査を受けてみてはいかがだろうか。

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( 2018/10/30 13:08 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

「私はどれだけ生きられる?」 

私のように、がん患者さんを頻繁に診療する立場の医師は、「私はあとどのくらい生きられるでしょうか?」「余命は何カ月でしょうか?」と尋ねられることが数え切れないほどあります。

 医療ドラマならここで、「残念ですが、余命3カ月です」というような余命宣告があるわけですが、私はこの「余命○カ月です」という言葉を、これまで患者さんに使ったことは一度もありません。他の医師もおそらく同じでしょう。理由は簡単です。「そんなこと分かりっこないから」です。

「余命」とは、「その人があとどのくらい生きられるか」を意味する言葉です。しかし、同じがんで、かつ進行度が似た人でも、生きられる期間はあまりにもさまざまです。

 余命を正確に予想することなど到底できません。がんの進行の速さや、薬がどのくらい効くか、患者さんの体力がどのくらいか、どんな持病があるかなどの特徴が、一人として同じ人はいないからです。

 そこで「余命」を伝える場合は、「生存期間中央値」という値を便宜上使います。例えば、過去のデータから同じ病気の人を99人集め、生きられた期間が長い順番に並べた時に、ちょうど真ん中の50番目に来る人の生きた期間が「生存期間中央値」です。誤解してはならないのが、ある病気の生存期間中央値が3カ月であっても、「その病気を持つ人が今後生きられる期間が3カ月である可能性が最も高い」という意味ではないということです。

 これは、学校の試験の成績にたとえるとよく分かります。例えば、ある学校の中学1年生の学力テストの得点の中央値が、これまでのデータから60点だと予想されるとしましょう。ここに、毎日まじめに勉強し、いつも成績優秀なA君と、全く勉強せずにテレビゲームばかりしているB君がいます。この2人の成績を予想するとして、「二人とも中央値である60点を取る確率が高い」と言えるでしょうか?

 A君はきっと中央値より高い点数を取る可能性が高く、B君は中央値より低い点数を取る可能性が高いはずですね。中央値とはあくまで、性質の異なる人たちを集めた時に、真ん中にくる値にすぎません。個人がどの値に位置するかは、その個人次第、ということになります。そして「がんの性質」と「余命」の関係は、「試験前の勉強量」と「試験の成績」の相関関係とは比べ物にならないほど複雑です。

 ステージ4の大腸がんの患者さんから「余命はどのくらいでしょうか?」と尋ねられたら、私は生存期間中央値の定義を説明した上で、「生存期間中央値は抗がん剤治療(化学療法)を行わないケースでは約8 カ月、化学療法を行って約2 年とされています」(※)と答えます。

 しかし、これだけでは説明として全く不十分です。これらの数字はあくまでステージ4の大腸がん全体の生存期間中央値で、実際には多種多様です。肝臓に転移が1カ所あっても、肺や肝臓、おなかの中に広くがんが広がっていても「ステージ4の大腸がん」です。

 また、今は肝臓に転移が1カ所でも、1カ月後は肺に転移が現れているかもしれません。同じサイズの肝転移のあるステージ4の大腸がんでも、抗がん剤がよく効けば長く生きられますし、抗がん剤の効き目が悪ければ余命は短いかもしれません。

 肝臓の転移も部位によっては手術で切除できるものもあれば、そうでないものもあります。もしかすると、肝転移のサイズが小さくなったらその時点で手術を検討できる、というものもあるかもしれません。がんの性質や進行のスピード、治療介入の影響で、生存期間の可能性の幅はあまりにも広いということです。

 よって、患者さんから「余命」を尋ねられたら、ここに書いた全てのことを説明しなくてはなりません。そして、ある程度の幅をもって予想していただく、ということになります。生存期間中央値は一つの目安にはなりますが、決して「余命○カ月です」というシンプルな余命宣告はありえないということです。

 余命を問われた医師が、上述したような回りくどい答えを返すと、「医師はきっと余命が分かっているはずなのに、ごまかされた」「あとどのくらい生きられるか正確に知らないと、家庭や仕事の調整ができないのに、はっきり教えてもらえなかった」と不信感を持つ人がいます。こういう方々の中には、がんの標準治療に不信感を示し、医学的根拠のない民間医療に傾倒し、結果的に余命を縮めてしまう人もいます。

 皆さんは、がんの余命宣告というものが、どうしてもこのようなあいまいな形でしか行うことができない、ということを分かっておいていただきたいと思います。(了)

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( 2018/10/25 22:00 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

声帯ポリープが…手術前に受けるべき「声の衛生教育」とは 

カラオケでよく熱唱する人、大声で話すことが多い人、ほこりっぽい場所に頻繁にいる人などにできやすいのが、声帯ポリープだ。がんと間違われやすく、手術を勧められがちだが、国立病院機構東京医療センター感覚器センター(耳鼻咽喉科学)の角田晃一医師は“待った”をかける。

「声帯ポリープは命に関わらない良性病変です。それなのに、全身麻酔をかけて行う手術は患者さんの体に負担をかけます。医療費の負担増にもつながる。そこで手術に先立ち私が勧めるのが、『声の衛生教育』なのです」(角田医師=以下同)

 声の衛生教育とは、健康な声を保つ適切な教育のこと。「叫んだり怒鳴ったり大声で笑うことを避ける」「裏声で話したり、無理な高さでの発声や無理な歌唱、ささやき声を避ける」「咳払い、空咳は必要最小限にとどめる」「冷たい空気や乾燥した空気の場所は避ける」などだ。

 声帯ポリープが見つかった場合、欧米では主に言語聴覚士が患者にまず声の衛生教育を行い、声帯ポリープが消えるようにする。

 一方、日本では声の衛生教育について賛否両論だ。手間がかかることもあり、「そんなことをしなくても手術で取ってしまえばいい」と考える医師も少なくない。言語聴覚士が十分にいないという問題点もある。

「しかし、声帯ポリープは原因がはっきりしているので、それを改善しない限り、手術で取ってもまたできる。衛生教育は、声帯ポリープの治療として、さらに再発防止策として、非常に有効なのです」

■衛生教育の徹底で手術が不要になる

 角田医師ら国立病院機構の全国の11病院からなる感覚器研究グループは、手術前に声の衛生教育を行うことで声帯ポリープがどう変化するのかを調べた世界初のランダム化比較試験を実施。

 今月発行の医学誌「Laryngoscope11月号」に内容が掲載される。

 それは、手術の適応となった声帯ポリープ、声帯結節(声帯にできる炎症性の硬いこぶ)の患者200人を対象にしたもの。2つの群に分け、ひとつの群(98人)には、医師、言語聴覚士、患者によるチーム医療で啓発DVDなどを用いて声の衛生教育を行った。もうひとつの群(102人)には、声の衛生教育について書いたパンフレットを渡し、注意喚起した。

 2カ月後には、チーム医療群で、61.3%の人で声帯ポリープが消えていた。

 パンフレット群も声帯ポリープが消えた人がいたが、26.3%とチーム医療群の2分の1以下だった。

「声の衛生教育を徹底すれば、手術が不要になることが証明されました。パンフレットを見て、自分で行う方法でも効果はありますが、専門家と一緒に生活を見直し、声帯に負担をかける習慣をあぶり出して改善すればより効果が高くなります。また、私は子供を対象に比較試験を行ったこともありますが、この場合も、声の衛生教育で声帯ポリープが消える結果が出ました」

 声帯ポリープに悩んでいる人は、まずは担当医に「声の衛生教育」について相談を。やり方を説明したパンフレットなどを渡してくれるかもしれない。

 冒頭で触れたように、がんとの区別がつかないため声帯ポリープを手術で取る、という考え方もある。

「ものによりますが、耳鼻咽喉科に相談して明らかにがんを疑う症状がないようなら、1~2カ月間、声の衛生教育で様子を見てもいいのでは? 2週間ほどで消失した例もありました」

 声の衛生教育は、声帯ポリープが終わった後も、極力続けるべし。


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( 2018/10/23 10:55 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

【がんへの備え】膵臓がん編(7)「手術の合併症」 漏れた膵液が血管溶かす  

膵臓(すいぞう)がんの手術は高度な技能を必要とし、症例数が多い病院で受けた方が合併症のリスクが低い。

東京医科大学病院・消化器外科は日本肝胆膵外科学会が認定する高度技能専門医修練施設。膵臓グループのチーフ・永川裕一講師に、どんな合併症が起こりうるのか説明してもらう。

 前回取り上げた手術治療のポイントは「術後、いかに早く抗がん剤治療にもっていくか」。合併症を起こすと、その分だけ術後化学療法の開始が遅れてしまう。

 「膵臓がん手術の合併症で最も多いのは、切除して残った膵臓と小腸をつなげた場所から膵液が漏れる『膵液漏(ろう)』です。発熱や腹痛などの症状が現れ、通常12~14日の入院期間が1カ月以上に延びてしまう」

 それに最も怖いのは、漏れた膵液が血管を溶かして起こる腹腔内出血。膵臓の近くを通る主要血管(動脈)に起こると出血性ショックで死亡する危険性もあるという。

 膵臓の切除手術の症例数が多い病院ほど合併症の発生率が低いというデータがあり、年間20~30例以上の手術実績をもつハイボリュームセンターでの発生率は平均10~20%。年間100例弱の手術を行っている同院では5~10%だ。

 「膵管に分泌される膵液は活性化されなければ消化作用はありませんが、漏れて細菌感染すると活性化するのです。通常、術後は切った膵臓から体外へ管を2本通しておきます。

4日後に抜いて、1週間後にCTで膵液が漏れていないか確認します。漏れていたら再度管を入れて漏れた液を排出する。出血した場合、カテーテル手術で血管を止めて止血することもあります」

 他にも、胆管を一緒に取る膵頭十二指腸切除や全摘手術では、胆管と小腸をつなげた場所から胆汁が漏れる「胆汁漏」が起こる場合もある。また、手術の影響で胃の動きが悪くなり、食事ができなくなる「胃内容停滞」も合併症の1つだ。

 「術後、抗がん剤治療を開始するには早く体を回復させなければいけません。合併症の有無が、がんが治るかどうかの予後に影響するのです」

 膵臓がんなどの手術症例数の多い高度技能専門医認定修練施設は、日本肝胆膵外科学会のホームページで公開されている。膵臓がんは手術できるかどうかが肝心。セカンドオピニオンは手術症例数の多い病院で受けよう。

 次回は「ボーダーライン膵がん」を取り上げる。

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( 2018/10/16 16:02 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)

【がんへの備え】膵臓がん編(3)「家族性」 第一度近親者に該当あれば要注意  

妹を膵臓(すいぞう)がんで亡くしたことをきっかけに、2006年に膵臓がん患者支援団体「NPO法人パンキャンジャパン」を設立した眞島喜幸理事長。自身も膵臓がんが見つかり、2年前に全摘出手術を受けたがんサバイバーだ。その経緯を聞いた。

  妹が亡くなる5年前、健診のエコー検査で膵管拡張が分かり、CT検査を受けたが当時は何も異常がなかったという。

 「支援団体を始めて、米国の膵臓がん研究の第一人者の大学教授を訪問したとき、はじめて家族性膵がんのことを知りました。米国では家族性膵がんの登録制度があって、その患者を対象に早期発見の試験が進められているところでした」

 膵臓がん全体の中で、遺伝的に膵臓がんになりやすい家族性膵がんの割合は5~7%。

女優のアンジェリーナ・ジョリーが遺伝性乳がん予防で乳房切除をしたことは記憶に新しいが、同様に家族性膵がんのリスクも遺伝子検査で分かる。しかし、高額な費用がかかるため、誰もが気軽に受けられる検査ではない。

 「家族の第一度近親者(親、兄弟姉妹、子供)の中に1人でも膵臓がんの人がいたら、家族性膵がんの可能性があるので要注意です。日本でも家族性膵がんの登録制度が始められようとしています」

 自分も家族性膵がんかもしれない-。そう思い、大学病院でMRIの検査をしてもらった。その結果、膵臓内に嚢胞(のうほう)が2つある。主膵管の拡張も分かった。

 「この2つがあると通常の人より32倍も膵臓がんになりやすいことを知っていたので、自分がハイリスクであることを認識しました」

 その後、造影CTやMRIなどさまざまな検査を組み合わせながら経過観察を続けた。約4年後、怪しい陰が見つかり膵臓を全摘した。幸い病期はステージ0だったという。

 「手術で膵臓の尾部を残すか悩みましたが、全摘してよかったです。がん細胞が膵臓内の至るところに点々とたくさんありました」

 しかし、全摘したのでインスリンが出ない。食事の度に消化酵素の薬を飲み、速効型インスリンを食事の30分前、持効型インスリンを1日1回注射している。

 「家族性膵がんは命取りになる確率が高い。がんが発見できる大きさになるまで10年ぐらいかかるといわれます。家族に40歳で膵臓がんになった人がいたら、第一度近親者は30歳ぐらいから気をつけた方がいいといわれています」
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( 2018/10/16 16:01 ) Category ■がんへの備え・治療費など | トラックバック(-) | コメント(-)
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