あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■二日酔い・アルコール依存症・禁煙・急性膵炎
1

飲みすぎ注意!肝臓、中性脂肪とアルコールの関係

週末はついつい飲みすぎちゃいますよね。

一般的にアルコールをとり過ぎるのは肝臓に良くないとされていますが、これは事実です。アルコールが体内に入ると、そのほとんどが肝臓で分解されるため、個人差はあっても過度な飲酒は肝臓への大きな負担となります。

自分はお酒に強いから大丈夫と思っている方も、自分では気づかないうちに肝臓に負担をかけている可能性があります。アルコールと上手くに付き合っていくためにも、しっかり学んでいきましょう。

■アルコールが分解される仕組み
アルコールは体内に入ると、1度、胃や小腸に吸収されて血液に入り、その約90%が肝臓へと運ばれます。その他、残りの10%は体内で代謝されないまま、汗や尿などで排泄されます。

肝臓に運ばれたアルコールはその後、肝臓内で無毒化される工程に入ります。この工程で主に活躍するのは、ADH(アルコール脱水素酵素)とALDH2(アルデヒド脱水素酵素)という酵素です。

まず、ADH(アルコール脱水素酵素)がアルコールを毒性のあるアセトアルデヒドに分解します。その後、ALDH2(アルデヒド脱水素酵素)がアセトアルデヒドを無害な酢酸へと変化させ、全身を巡った後に水と炭酸ガスに分解され体外に排出されます。

アルコールを摂取して頭が痛い、顔が赤くなるといった現象は、このアセトアルデヒドが肝臓内で十分に分解されていないことが原因です。これは、アルコールの過剰摂取が招く状態であると言えるでしょう。

これが繰り返されるとアセトアルデヒドが脂肪の分解を抑制し、同時に脂肪酸(中性脂肪の原料)の合成を高めるため肝細胞内に中性脂肪が溜まり、脂肪肝になりやすくなります。さらにこの状態が悪化すると「肝硬変」や「肝がん」など重い病になる危険性も出てきてしまうのです。

■脂肪肝になりやすいアルコール量って?
脂肪肝はアルコールの過剰摂取が原因のひとつですが、どのくらいの摂取量で発症するのでしょう。基準とされているのは、1日3合程度の日本酒の飲酒を2~3年毎日続けること。

でもこれはあくまでも平均基準なので、お酒に弱い方がこれを続けてしまうと、さらに発生率が5~10倍になる可能性もあります。

また、お酒が強いから大丈夫と考えている方も要注意。脂肪肝やその他の肝機能障害の原因は、「飲酒の量」と「飲み続けた期間」とされています。強いからといって毎日お酒を飲み続けていると、それだけ肝臓に負担が掛かり肝臓の病気が発症する危険が高くなっていきます。

(1)脂肪肝って?

脂肪肝はアルコールのとり過ぎや過食によって、中性脂肪などが肝臓に大量に溜まることから起こります。肝臓にはもともと脂肪を蓄える機能がありますが、通常ならば10%程度の中性脂肪の蓄積が30%を超えると脂肪肝と判断されます。

どちらかと言えば男性に多い病気と言われていましたが、今では女性もホルモンの影響などがあり、脂肪肝になる可能性は大いにあると考えられています。

(2)健康的なお酒の飲み方

お酒は大量に飲むと身体に悪影響を及ぼしますが、少量であれば健康の促進になると言われています。食事を美味しくしたり緊張をゆるめて場を盛り上げたり、少量ならば疲労回復の効果もあるそう。とは言え、そこには個人差があります。

目安とされているのはアルコール量20g程度。ビールならば中瓶1本、日本酒なら1合(180ml)に相当します。これは体重60~70kgの方が、アルコールを肝臓で分解するのに3時間かかる量。

この量はあくまでも基準です。まずは飲み過ぎないこと、休肝日を週2~3日はつくることなど、肝臓を労るお酒の飲み方を心掛けましょう。

タバコは本当に「カラダに悪い」?

「百害あって一利なし」といわれる、タバコ。日本では、1970年代から健康志向や生活意識の高まりによって「嫌煙」という言葉が使われ始め、タバコを忌避するムードが生まれたといわれています。

 愛煙家にとってみれば、肩身の狭い思いをしながらタバコを吸う毎日を過ごしていることでしょう。なかには、「カラダに悪いからタバコはやめなさい」と家族やパートナー、友人などから口酸っぱく注意を受けている人もいると思います。

 一方、この「カラダに悪い」という決まり文句に疑問を投げ掛けるのが、武田邦彦・中部大学教授。武田教授といえば、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)へのレギュラー出演や環境問題の「ウソ」を批判することで知られる科学者です。

 そんな氏は、著書『早死にしたくなければ、タバコはやめないほうがいい』の中で、嫌煙ムードで喫煙者が半減しているのにもかかわらず、肺がん患者は5倍に増えていると指摘。肺がんの原因というと、喫煙を真っ先に思い浮かべますが、実態はそのイメージと異なるそうです。

「肺がんにかからなくても、ほかの病気になる可能性があるのでは?」といった意見も挙がるかもしれません。こ

の点で、武田教授は慢性閉塞性肺疾患(COPD)という、肺の炎症で空気の流れが悪くなる病気が、喫煙によるリスクの中でも高いものとしています。そして、喫煙しながらCOPDを防ぐには、「ブリンクマン指数」(1日に吸う本数×喫煙年数)を参考にすべきで、700を超えると発症の可能性が高まるそうです。

 本書の中で武田教授は「1日20本ならまあ、35年間は吸えるということになる」と述べています。つまり、お酒と同じようなタバコの「適量」といえるのは、20(本)×35(年)=700で、1日1箱以下がその量になるといえるのだそうです。

 また、武田教授によれば「タバコは人類の大切な宝である」とのこと。たとえば、インディアン(ネイティブアメリカン)やアイヌの人々は、タバコを通してほかの部族とコミュニケーションを図ることで、戦争が少なかったといいます。

実際、アイヌが残した喫煙具である「タバコ入れ」「キセル」「キセル差し」の3点セットには美しい文様が施され、彼らの文化を象徴しているそうです。

 形に残るものにとどまらず、多くの文化に影響を与えているタバコ。現代でも9月20に幕張海浜公園で開催される音楽フェス「StarFes.'14」は、タバコを吸いながらメインステージを観ることができる「Smoking Hills」を設けるといった、珍しい試みを行っています。

こうした点で、喫煙と文化の関係性は、嫌煙ムードの色濃い世の中になっても決して過去のものではないといえるのではないでしょうか。

酒を飲んで記憶をなくしても、家にたどり着ける理由とは? 飲みながら考えてみた「酒」と「脳」のアブナイ関係

お酒はすこぶる楽しい。あれは言っちゃいけない、こうしたらマズイなんて余計なしがらみから解き放たれ、自由な気持ちになれる。これなら、普段の固いアタマからでは出てこないアイデアがぽんぽん出てきて、仕事もスイスイ進むに違いない!

なんて幻想を抱いたことはないだろうか。そこで、筆者は冷蔵庫からビールを引っ張り出し、お酒と脳の関係について飲みながら論じてみることにした。では、失礼して……カンパイ。

さて、問題はお酒を飲むと記憶がとんでしまうこと。しかし、気が付けば自分の布団の上に寝転がっているということが多い。私たちは記憶をなくしてどうやって家に帰っているのだろう?

これに答えてくれているのが、その名も『記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?』(ダイヤモンド社)。

 本書の著者で、脳の機能を研究する川嶋隆太氏、泰羅雅登氏によると、人間の脳には「脳ナビ」と呼ばれる優れた機能があるらしい。酔っぱらって記憶を作ることができなくても、このナビから帰宅経路を読み出して、酔った自分を家まで連れ帰ってくれるのだ。

神経細胞「ナビゲーションニューロン」なるものが、通いなれた道の風景、視覚情報に対応して「この信号を右へ」といった指示を出す。あ~、そういえば、仕事でミスを犯してボーっとしながら帰っても、右に曲がるべき交差点を左に曲がることなんてない。

上司への言い訳で頭をいっぱいにしながらも、家にいつの間にか到着してる。これと同じ?

 じゃあ、引っ越したばかりというとき、「脳ナビ」はちゃんと家に導いてくれるの? 川嶋サン、泰羅サンの答えは“NO”。日常的に使っているルートじゃなきゃ、ナビはうまく働いてくれないらしい。

この場合は引っ越し前の家に帰ってしまう可能性があるとか。それに、団地とか似たような建物がたくさんあると、視覚情報から勘違いして、別の棟の同じ階の部屋へ行ってしまうことも。

もしアパートやマンションで、上や下の部屋の住人が夜中にあなたの部屋のドアをこじ開けようとしたら、それは「脳ナビ」がうまく機能しなかった酔っ払いかも。

 …ということで、記憶がなくなったら困るという話だが、お酒が脳を満たしても、「脳ナビ」みたいに働いている機能があるわけで。

 でも、もちろん麻痺してしまう部分もある。例えば、ヒトの理性を司る前頭前野。このおかげで、私たちはまっとうな人間らしく、社会的生活を送ることができる。そんな中、お酒が入るといつもより口が回るという人も多いんじゃ?

いつもなら「これを言っちゃあいけない」なんて考えてしまうことを、「ま、いっか!」なんて気持ちになってしまう。これは前頭前野が麻痺しているから。

理性や道徳心、羞恥心などが抑えられて、より本能的な自分をさらけ出してしまうわけ。このために、酒好きの筆者は「調子にのるな」と先輩に罵倒され、酔いがさめた後何度恥ずかしい思いをしたことか…。

 …そもそも、私たちは普段必要以上に考えすぎということはないだろうか? きっとそう。毎日人に気遣い、編集部の顔色を伺い、ユーザーの反応を伺い、あれこれ考えて疲れるわ~…(涙)。あ、そうだ。

うまいお酒の力を借りて、セイント星矢、いや、前頭前野という厄介な監視役の過剰な働きを抑えて肩の力をす~っと抜けば、実はバランスよく脳が働くようになるんじゃない? 川嶋っち、泰羅ちゃん、どうなの?

 お2人の実験によると、ほろ酔い状態のとき、脳が最も活性化するんだって。そ

れは、お酒を飲んだ成人に2つの図形を連続して見せて、その形が同じか、同じ場所に出てきたかどうかを判断させて…とか、何やらムツかしそうな実験の成果。正答率は飲酒前90%、飲酒後88%と、ほとんど変わりないらしいよ。

でも、判断するスピードは、飲酒後の方が早かったわけ。つまり、お酒を飲むことで、より早く正解にたどり着けたってこと。飲酒後の脳を計測したところ、脳の活動領域が飲酒前より広がっていたみたい。すばらし~、まーべらす。

 うん、やっぱりお酒を飲んだ方がよりよく仕事を進めることができるかも~。…zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz。

…スイマセン。調子に乗って飲み過ぎて寝てしまい、原稿の締め切りを過ぎてしまいました。

いや、お酒を飲むことを全面的に否定されたわけじゃないし、きっと仕事にいい影響を与える適切な飲み方があるでしょ。ということで、お酒と脳のよりよい関係を導き出すための筆者なりの研究はまだまだ続く…。

増え続けるアルコール依存症

■日本人は元来アルコールに弱い

 日本には、なぜか喫煙と飲酒の習慣に対しては極めて寛容な文化があります。自分がニコチン依存症やアルコール依存症という立派な病気であることを棚に上げて、吸う権利や飲む権利まで主張する輩もいるのですから驚きです。

少しは後ろめたい気持ちがあればまだ可愛いのですが・・・。

 文献によると、日本にはいわゆる大量飲酒者とか問題飲酒者とみられる人が220万~240万人いると言われています。しかも、多くは肝臓などの臓器障害やアルコール依存症としての症状所見をもち、社会的家庭的にたくさんの問題をかかえています。

 元来、日本人をはじめとするモンゴロイド(生まれて間もないころお尻に青いアザがある人種)はアルコールを分解する能力が低い人種なのです。それはアセトアルデヒド脱水素酵素というアルコールを分解する酵素を持っていないか、その働きが極めて弱い人が半数近くもいるからです。

 にもかかわらず、常習飲酒の結果、自らの飲酒行動を制御できなくなってしまう依存症の人が40年前に比べて2.5倍になっているのです。男女比は40~50対1から6~7対1と女性の増加が目立ちます。さらに未成年者や高齢者にも広がってきているという状況です。

■アルコールでストレスから逃げた結果

 今から10年程前だったでしょうか。台風一過のよく晴れた日の夕方、東南アジアのある都市を出発した小型ジェット機が羽田空港に到着しました。乗っていたのはアルコール依存症と診断された某大企業の海外駐在員Aさんと夫人、現地の同僚、日本から迎えに行った上司、現地病院の医師と看護師。

入国審査・税関検査の後、会社が用意した民間救急車に乗って彼らが向かったのは、日本でも一流のアルコール依存症専門病院でした。

 この小型ジェット機は会社が契約している保険会社がチャーターしたものです。実はAさん、3年前に自らが希望して海外駐在員になり、張り切って赴任しました。しかし理想と現実とは大違い。

言葉や習慣はもちろんのこと、現地採用従業員の会社に対する帰属意識の希薄さから礼儀作法まで気になりだすときりがなく、女子従業員の香水や口紅の色までありとあらゆることが日本の感覚では理解できず、イライラするばかりでした。

 こんなことでは仕事の成績が上がるはずもなく、赴任前の研修で産業医から聞いた海外駐在員のメンタルヘルス障害をすべて自分が引き受けた気分になってしましました。

しかし、現地には相談する相手もなく、本社の産業医に電話するのも気が引けて、結局自分を一時的にでも救ってくれるものはアルコールだけという結果になってしまったのです。

 初めはよく眠れるし、気分も高揚してよかったのですが、次第に自分が期待する効果に達するまでの酒量が増えていきました。肝臓への負担を心配した夫人は酒類の買い置きを減らし、節酒を説得しました。

しかし時すでに遅く、ウイスキーのビンを社宅や会社のいろいろな所に隠し、休日もアルコールを飲むために出社し、自宅にアルコールがなくなると夫人に暴力を振るうようになりました。

夫人から本社産業医へのSOS電話で、すぐ現地病院への入院の手配、帰国治療の検討が行われ契約保険会社の援助・助言で、なんともおおげさな帰国となったわけです。

■アルコール依存度をチェック

 アルコール依存症のチェックポイントは、(1)飲む量を増やしていかないと酔わなくなる。(2)家庭や職場で隠れてでも飲酒する。(3)急に断酒や節酒すると手指の震え、発汗、動悸、不眠などが出現する。(4)飲酒行動が家庭や社会で問題をおこす。これら4項目を認めると診断は間違いないと思われます。

 国立病院機構久里浜アルコールセンターのホームページにはスクリーニングテストの問診表(KAST)が用意されています(こちら)。気になる方は一度試してみて下さい。

 入院治療はおおむね3カ月を要します。まず抗酒薬を使ってアルコールを完全に断ちます。禁断症状、精神症状(幻覚、妄想、うつ、不眠)、肝機能障害があればそれぞれ治療します。

 そして最も大切なことは、自分がアルコールのせいで問題があることをはっきり認識してもらうことです。この病識がないと治療は成功せず、再発率が高くなります。

自分は絶対に治療を受ける必要があるという認識をし、同病の仲間や先輩の存在が必要であることも理解してもらいます。そのための講義と集団精神療法などが行われます。

■入院治療後の誘惑に打ち勝たなければ意味が無い

 問題はこの3カ月の入院治療を終わって退院したあとです。退院後も絶対に断酒を維持しなければ意味がありません。

アルコール依存症の専門医にだけかかっている場合はいいのですが、他科の医師から「乾杯くらいならいいよ」などと不用意に甘い言葉をかけられると、つい都合のいいことを言ってくれる人の判断に流されてしまいます。

 甘い助言をする医師ばかりでなく、退院後の世間にはたくさんの誘惑があり、それに打ち勝って社会生活していくのは並み大抵のことではありません。こんなとき同病の仲間がいれば助け合って断酒を維持でき、疎外感やストレスから開放され、再発を防止することが可能なのです。

 もともと頭の良いAさんは、後から入院してきた同病者のよき先輩格になり、退院後には職場の歓送迎会に出席しても、ノンアルコール飲料だけで特に苦痛を感じることなく、元気に働いています。

肺がん死亡率4.5倍、咽頭がん32.5倍 健康に無頓着の喫煙者の保険料は高額で当然?

古い劇映画などを見ていると、登場人物に喫煙者が多いことに改めて驚かされる。いや、そんな古い話でなくともいい。つい10数年前でさえ、町中の至るところでタバコの煙をくゆらす人を見かけたし、灰皿のない飲食店は少なかった。

 ところが、今や街中を見渡しても喫煙者の方が少なく(というより、ほとんどいなくなった)、駅の外の小さな喫煙コーナーなどで数人が肩寄せ合ってタバコを吸う姿を目撃するぐらいである。
 
 喫煙者にはかなり暮らしにくい世の中となっているのだが、ここにきて医療保険料にも喫煙の有無が反映される可能性が出てきた。政府の産業競争力会議の分科会は、個人の健康に対する取り組みに応じた医療保険料決定の仕組みを提言している。

 つまりは、真面目に健康増進に取り組んでいる人の保険料は低くし、健康のことなど無頓着に生きている人からは高く徴収するということだ。
 
 分科会委員によると「健康増進に努力した人が報われるような制度にすべき」で、それが金銭的なインセンティブとして与えられることで、いわば「アメとムチ」のような意味合いを持つことになる。

●いずれは「非喫煙証明書」の提出が必要に?

 もちろん、こうした喫煙における「アメとムチ」作戦は賛否両論で、喫煙派からよく出る意見として「何十年とタバコを吸い続けても健康な人はいる」というものがある。元気な高齢者の中に喫煙者がいることは確かだ。

しかし、喫煙者と非喫煙者を比較した場合、あらゆる病の死亡率で喫煙者のほうが高くなっているのも事実なのだ。
 
 がんでは、肺がん(非喫煙者の4.5倍)、肝臓がん(3.1倍)、口腔・咽頭がん(3倍)、食道がん(2.2倍)などと、どの部位でも死亡率は高くなっている。喉頭がんに至っては実に32.5倍なのだ。

 がんだけでなく、肺気腫(2.2倍)、クモ膜下出血(1.8倍)、胃潰瘍(1.9倍)、虚血性心疾患(1.7倍)と、やはり喫煙者の方が高率である。また、ひどくなると酸素ボンベが手放せなくなる慢性閉塞性肺疾患(COPD)の発症原因の9割は喫煙だということがわかっている。
 
 2006年4月から禁煙治療に健康保険が適用されるようになったが、この時にも決定までの間に反対意見が噴出した。とくに「喫煙は個人の嗜好であるから、そこに公的な保険を適用させるべきではない」という意見が多かった。禁煙そのものも「個人の責任で行うべき」との意見が出されている。
 
 しかし、重い病気(がんや心臓病)を患った場合にかかる医療費の大きさ、さらには副流煙による非喫煙者への影響なども考え合わせると「保険適用はやむなし」という意見に傾いていったのだ。こうした世の動きや啓蒙活動によっても喫煙者が少なくなっていったのだから、効果があったというべきなのだろう。
 
 そこで、今回の保険料における「アメとムチ」作戦だが、過去の禁煙治療への保険適用のようにスムーズにはいかない可能性がある。というのは、喫煙者にも1日に何箱も吸う人もいれば、1日数本しか吸わない人もいる。

それを一緒くたにしていいのかどうか。ほかにも、ヘビースモーカーの家族はどうなるのか、禁煙してからの年月の長短は鑑みられるのかなど、多くの問題が山積しているのである。
 
 提言では、こうした医療保険におけるインセンティブ制度の導入に関しては、あくまで企業の健康保険組合や市町村の国民健康保険などの運営側に任せる、としている。

 いずれにしても細則づくりは難航するだろう。いずれは、喫煙者でないことを証明するための「非喫煙証明書」のようなものさえ必要になってくるのかもしれない。

お酒好きなあなたは大丈夫?女性に増えている「重症型アルコール肝炎」にご用心!

アルコール性肝炎…っていわれても、何だかピンときませんよね。ましてや「重症型」なんて、私には関係ない、と思う人もいるかもしれません。

でも、最近は女性が「重症型アルコール性肝炎」にかかるケースがとても増えています。この病気の患者の3割は女性だという報告もあるほど。油断はできません。

かかってしまうと「100日の生存率はわずか3割程度」というとても恐ろしい病気ですから、正しい情報を知っておきたいものです。

◆連日&大量の飲酒が引き起こす恐ろしい病気

「重症型アルコール性肝炎」を理解するには、まず「アルコール性肝炎」のことを知る必要があります。

アルコールは体内に入ると有害な物質に変わってしまうので、「体内の解毒」をつかさどる肝臓にとっては何よりもまず分解しなければならない物質のひとつ。そのため、大量にお酒を飲むと肝臓がフル活動し始めます。

ところが連日お酒を飲んでいると肝臓が働きすぎてしまい、やがてその機能に障害が出るようになります。障害の度合いによって細かな名称はありますが、総称して「アルコール性肝炎」もしくは「アルコール性肝障害」と呼ばれています。

この段階ではまだ自覚症状はないことが多く、健康診断などで指摘されてやっと気づく、ということが多いようです。

そこでお酒がやめられればいいのですが、うまく断酒できずに大量に飲み続けているとついに肝臓がオーバーヒートします。アルコール性肝炎が一気に悪化するというわけです。

これが一般的に「重症型アルコール性肝炎」といわれている状態。脳症や肺炎、腎不全など、多くの合併症を引き起こしてしまいます。
.
◆とにかく「アルコールを減らす努力」をしよう

女性は身体が小さく、アルコールを分解する酵素がもともと少ないこともあり、男性よりも少ない量でもアルコール性肝炎にかかりやすいといわれています。

上にも書きましたが、重症型アルコール性肝炎にまで進行してしまうと「100日の生存率はわずか3割程度」。現代の医学でも治療するのはとても難しい病気なのです。

かからないよう予防するには、「禁酒」とはいわないまでも、とにかく「減酒」すること。つまり、「摂るアルコールの量を減らす」ことが肝心です。お酒を飲む頻度を減らすか、一度に飲む量を減らすよう心がけましょう。

特にお酒好きの人は要注意。一度発症してしまうと「減酒」どころか一生「禁酒」しなくてはならなくなりますよ。
.
◆じゃあ、飲んでもいい量はどれくらい?

ちなみに、社団法人アルコール健康医学協会では、1日に飲むお酒の上限を「約1~2単位」だとすすめています。「1単位」とは、ビールなら中ビン1本、日本酒なら1合、ワインなら4分の1、焼酎なら0,6合くらい。

ただしこれはあくまで一般的な目安です。女性やお酒の弱い人の場合は、もっと少ない量を基準に考えたほうがいいでしょう。

ツマミよりも昼食が大事 悪酔いの防ぎ方

真夏から残暑はビールが美味しい季節ですが、夏バテ気味での飲酒は悪酔いのもと。健康的にお酒を楽しむコツをご紹介します。

■悪酔い防止に大事なのはツマミよりも昼食

 アルコールは一部胃で吸収されますが、肝臓をゴールと考えると、先に吸収されたアルコールにツマミの栄養素が追いつくことはできません。酔い始めは肝臓に蓄えた栄養素でアルコールを分解しないといけないということです。

悪酔いを防止するには、アルコールと一緒に摂るツマミの工夫だけでは不十分。効率よくアルコールを分解してお酒を楽しむには、ツマミよりも飲み会当日の昼食から身体をスタンバイさせておくことが大事です。

■飲み会がある日は、昼食を豚肉メインに

 肝臓でアルコールを分解するのに、すぐに必要なのはブドウ糖。ブドウ糖は糖質(澱粉)を摂取すればよいので、昼食で簡単に摂ることができるでしょう。

もう一つ重要なのは、B群ビタミン、中でもビタミンB1です。ビタミンB1が多く、摂取しやすい食べ物は豚肉。牛肉の約10倍のB1が含まれています。

 飲み会がある日の昼食には豚肉食がお勧めです。生姜焼き、カツ丼、ハム・ソーセージ、カツカレー、肉そば、安くて強い味方は豚丼です。昼食に豚肉と糖質を摂取しておけば、夜の第一陣のアルコールを肝臓で迎え討つことが可能となります。

■ハッピーアワーのガブ飲みに御用心

 喉の渇きを感じるときは、体が脱水状態になっているとき。ビールは喉が渇いているときほど美味しく感じるものですが、脱水状態で飲酒するとアルコールが溶ける体積(分布容量)が減った状態で飲酒してしまうことになります。

結果的にアルコールの血中濃度が高くなり、悪酔いの可能性も上がります。夕方にアルコール類が安いハッピーアワーを行っている飲食店も多いようですが、できれば飲む速度を考えましょう。

ツマミよりも昼食が大事 悪酔いの防ぎ方

真夏から残暑はビールが美味しい季節ですが、夏バテ気味での飲酒は悪酔いのもと。健康的にお酒を楽しむコツをご紹介します。

■悪酔い防止に大事なのはツマミよりも昼食

 アルコールは一部胃で吸収されますが、肝臓をゴールと考えると、先に吸収されたアルコールにツマミの栄養素が追いつくことはできません。酔い始めは肝臓に蓄えた栄養素でアルコールを分解しないといけないということです。

悪酔いを防止するには、アルコールと一緒に摂るツマミの工夫だけでは不十分。効率よくアルコールを分解してお酒を楽しむには、ツマミよりも飲み会当日の昼食から身体をスタンバイさせておくことが大事です。

■飲み会がある日は、昼食を豚肉メインに

 肝臓でアルコールを分解するのに、すぐに必要なのはブドウ糖。ブドウ糖は糖質(澱粉)を摂取すればよいので、昼食で簡単に摂ることができるでしょう。

もう一つ重要なのは、B群ビタミン、中でもビタミンB1です。ビタミンB1が多く、摂取しやすい食べ物は豚肉。牛肉の約10倍のB1が含まれています。

 飲み会がある日の昼食には豚肉食がお勧めです。生姜焼き、カツ丼、ハム・ソーセージ、カツカレー、肉そば、安くて強い味方は豚丼です。昼食に豚肉と糖質を摂取しておけば、夜の第一陣のアルコールを肝臓で迎え討つことが可能となります。

■ハッピーアワーのガブ飲みに御用心

 喉の渇きを感じるときは、体が脱水状態になっているとき。ビールは喉が渇いているときほど美味しく感じるものですが、脱水状態で飲酒するとアルコールが溶ける体積(分布容量)が減った状態で飲酒してしまうことになります。

結果的にアルコールの血中濃度が高くなり、悪酔いの可能性も上がります。夕方にアルコール類が安いハッピーアワーを行っている飲食店も多いようですが、できれば飲む速度を考えましょう。

予備軍に「減酒」支援 アルコール依存症

健康を損ない、問題行動で仕事や家族までも失いかねないアルコール依存症。治療は重症化してからの断酒療法が主で、早期治療や予防対策は不十分だった。

そこで厚生労働省は、患者予備軍への減酒支援を特定健診・保健指導の中で行う方針を決めた。一部の病院では軽症患者への節酒療法を試みて成果を上げるなど、治療や支援の幅が広がってきた。

■「飲酒日記」で目標定め

 アルコール依存症は、飲酒の欲求が抑え難くなったり、翌日まで酒臭さが残るほど多量飲酒を繰り返したりするなどの症状が、一定以上あると診断される。国内の患者数は約80万人と推計されるが、治療を受ける患者は4、5万人にとどまっている。

 この病気は時間をかけて発症するため、予防の取り組みが欠かせない。厚労省は、特定健診と保健指導にアルコール問題の対策を加える方針で、今年3月に公表する改訂版の健診プログラムに盛り込まれる。

 同省の最終案では、特定健診の質問票で、日本酒換算1、2合以上のアルコールを毎日、または時々飲むと答えた人たちに、多量飲酒の頻度や飲酒後の罪悪感の有無などを聞く10の質問に答えてもらう。

これは、WHO(世界保健機関)が作成した評価法「アルコール使用障害同定テスト」(AUDIT)で、回答をそれぞれ点数化し、合計点で程度を判断する。

 15点以上は「アルコール依存症の疑い」とされ、専門医療機関の受診を勧められる。8点以上、14点以下は「問題飲酒」で、減酒支援の対象となる。

 減酒支援プログラムの柱は「飲酒日記」の作成で、「週に2日は休肝日を作る」など、減酒目標を自分で決め、日記をつけ始める。毎日の飲酒量と飲んだ状況、目標達成状況を書き留めるだけの簡単なものだが、習慣化することで節酒意識の向上を狙う。

 国立病院機構・肥前精神医療センター(佐賀県)は、こうした減酒指導をアルコール依存症患者にも試みている。連携する病院で、飲酒日記の作成とカウンセリングを患者21人に行ったところ、15人が1日の飲酒量を目標値まで減らすことに成功した。

 1日4合以上飲んでいた人でも、2合程度で落ち着く例が多いという。節酒を続けるうちに、慢性的なだるさがなくなるなど体調が改善し、節酒や運動に積極的になる例も目立つ。

 同センター院長の杠(ゆずりは)岳文さんは「アルコール依存症が進むと、体への害に鈍感になってしまうが、アルコール使用障害同定テストで20点前後の軽症患者の多くは、まだ危機感を持っている。

しかし『私に節酒は無理』とあきらめている人が多く、軽症患者に専門的な減酒指導を行う意味は大きい」と話す。

 ただ、減酒の状態を維持できる患者は軽症者だけで、飲酒量に歯止めがきかない重症者は断酒が欠かせない。現在、飲酒欲求を抑える新しい断酒補助薬の認可に向けた審査が行われており、今後、断酒治療の選択肢も広がる可能性がある。

若い女性も急増中。本当に怖い「重症型アルコール性肝炎」

以前は、アルコール性肝障害といえばほとんど男性の病気でした。しかし、最近は女性の社会進出に伴い、女性のアルコール性肝障害が急増しています。

アルコールの量が多いといろいろな問題を引き起こしますが、中でも重症型アルコール性肝炎になると致命的になりかねません。アルコールと肝臓の関係を踏まえながら、重症型アルコール性肝炎について解説します。

■肝臓とアルコールの関係

 肝臓は生体の「化学工場」です。肝臓には以下のように大きく3つの働きがあります。

・糖・蛋白質・脂肪を体内で使える形にして貯蔵し、必要なときにエネルギーのもととして供給します。
・消化液である胆汁を生成・分泌します。
・アルコールや老廃物などの有害な物質を無害な物質に変化させます。

 アルコールは体内に入ると、アセトアルデヒドという有害な物質に変化します。ですので、生体の化学工場である肝臓で、この有害なアセトアルデヒドを無害な酢酸に変化させます。アルコールの量が多いほど、工場である肝臓はフル稼働で働いています。

■アルコールが肝障害を引き起こすメカニズム

 化学工場である肝臓の能力がアセトアルデヒドを処理できる能力があれば問題ありません。しかし、大量のアルコールを処理する場合は、肝臓の仕事量をさらに増やさなければなりません。

アセトアルデヒドの処理が不十分であると、生体内の蛋白質や脂質を変化させ、肝臓に障害を起こします。さらにアルコールは有害なフリーラジカル(活性酸素)の生成を促し、細胞を傷つけます。

 肝臓自体は再生能力の高い臓器です。たとえば、手術で肝臓の3/4を切除しても、元の大きさまで再生する能力があります。しかし、アルコールによる障害が長く続くと、ボディーブローのようにジワジワと効いてきて、脂肪肝、アルコール性肝炎、肝硬変になる可能性が高まります。

肝硬変まで行き着くと、さすがの肝臓も再生能力がなくなり元に戻ることはできません。黄疸や腹水、脳症などの症状が出現し、通常の日常生活を送ることが困難になります。

 また、一発で肝臓の機能がダメになることがあります。それが「重症型アルコール性肝炎」です。連日大量のアルコールを飲み続けることで引き起こされます。

たとえていうとエンジンがオーバーヒートしてしまって、動かなくなってしまうようなものです。肝臓が機能しない肝不全という状態になります。

■重症型アルコール性肝炎とは

 重症型アルコール性肝炎は、アルコール性肝炎が急激に悪化した場合に起こります。食欲不振や全身倦怠感などの症状と共に、黄疸や腹水を生じます。

 重症型アルコール性肝炎は、脳症や肺炎、腎不全、消化管出血、エンドトキシン血症などの合併症を起こしやすく、多臓器不全を呈してくる特徴があります。この病気になると1カ月以内に死亡することが多く、死亡率も高率です。最近の報告でも、救命率は30%程度とされています。

■重症型アルコール性肝炎の原因

 飲酒家がさらに連日、過剰の飲酒をすることで引き起こされます。重症型アルコール性肝炎は発症1カ月前の連日の過剰飲酒が特徴です。以前はほとんどが男性の罹患者でしたが、近年は女性の罹患者が急増しています。

背景には、女性の社会進出に伴い女性一人当りの飲酒量が増加していること、女性は少量かつ短期間で肝障害を起こすことが挙げられます。

 女性が少量で肝障害を起こす理由としては、男性より体が小さいこと、アルコールを分解する酵素の性差、女性ホルモンの影響などが考えられています。最近の統計では、重症型アルコール性肝炎の30%は女性です。

■重症型アルコール性肝炎の治療・予防

 重症型アルコール性肝炎の治療は、血漿交換やステロイド治療などが行われることがありますが、確立した治療法はなく治療が困難な病気です。ですので、重症型アルコール性肝炎まで至る前に予防しなければなりません。

 アルコール性肝炎の治療は禁酒です。禁酒することが難しければ、最低でも休肝日を作りましょう。アルコールの適量には個人差がありますが、社団法人アルコール健康医学協会では、1日に約1~2単位のお酒を限度とするようにすすめています。

1単位は、ビールであれば中ビン1本、日本酒なら1合、ワインなら1/4本ぐらいです。お酒に弱い人や女性は、この基準より控えめがいいでしょう。

結婚前に要チェック!「アルコール依存」に陥りやすい男性の特徴6つ

恋人や結婚相手にはすてきな人を選びたいですよね? でも、選んだ男性が、アルコール依存症に陥りやすい人だったらどうしますか? 

もちろん愛する人が依存症になったら、全力でサポートして助けてあげたいと考える献身的な女性はいるはずですが、できればアルコール依存症になりやすい男性はちょっと遠慮したい、と思う人もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、厚生労働省がまとめたウェブサイト『e-ヘルスネット』の情報を参考に、アルコール依存症になりやすい男性の特徴を6つまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

■1:飲酒を始めた年齢が早い

飲酒は成人してからと法律で決まっていますが、そのルールを破って未成年のうちから飲み始めていたような男性は要注意です。飲み始めた年齢が1年早まるたびに、アルコールがらみの問題を将来的に引き起こす確率が4パーセントから5パーセント増えるそうです。

■2:(男性の)お母さんやお父さんがお酒好き

男性の両親がお酒好きかもチェックポイントです。妊娠中にお母さんがお酒を飲んでいた場合、その子どもは成長期や成人後にアルコール依存症になりやすいといいます。

また、お父さんまでお酒が好きだと、未成年の飲酒に家庭が寛大だった恐れも出てきます。仮に10代で飲み始めているような男性であれば、近い将来アルコール依存症になるリスクは高まります。

■3:(男性の)親の仲が悪い

気になる男性の両親の関係をチェックしてみてください。夫婦仲が悪い場合は要注意です。夫婦げんかを幼少期から間近で眺めさせられる家庭環境は、子どものアルコール依存度を将来的に高めるといいます。普段の会話の中で何気なく聞き出してみてください。

■4:たばこやギャンブルをやめられない

たばこを吸い続けてニコチン依存になっている人は、アルコール依存にもなりやすいです。パチンコや競馬など、ギャンブルにのめり込んでいる人も、アルコールに依存するリスクが高いといいます。

どんなときでもたばこを吸っている男性や、休日は欠かさず競輪や競馬、パチンコに足を運んでいる男性は、要注意かもしれません。

■5:親がアルコール依存症

アルコール依存症の親を持っている子どもは、そうでない親を持っている子どもと比較して、成人後に依存状態になる確率が4倍も高いといいます。親がどのくらいの頻度でお酒を飲んでいるのか、さりげなく聞き出してみてください。

■6:飲み友だちが多い

家族環境のみならず、周辺にお酒好きの仲間を多く持っている男性も、アルコール依存症になるリスクが高いといいます。学生時代からの友人に大酒飲みが多い場合は、若いころからずっと大量のお酒を飲み続けてきた恐れがあります。要注意かもしれません。

以上、アルコール依存症になりやすい男性の特徴を6つまとめましたが、いかがでしたでしょうか?

両親や家族の飲酒習慣はなかなか聞き出すチャンスがないかもしれませんが、一緒にお酒を飲みに行った場で、「すごい! お酒強いね。お父さんとかお母さんも強いの?」などと言って、男性を持ち上げた感じで聞き出すと、簡単に話してくれるはずです。

休肝日があれば深酒しても大丈夫?

冷えたビールが最高にうまいこの季節は、つい調子にのって飲み過ぎてしまうこともしばしば。し

かし、体調管理も社会人の責務のうち。ビアガーデンやらバーベキューやら、飲みの誘いが増える時期だからこそ、意識的に休肝日を設ける必要があるだろう。

、以前から疑問に感じていたことがある。毎日コンスタントに少量のアルコールを摂取する場合と、週1くらいの頻度でしこたま飲むような場合(つまり、週6日は休肝日)では、どちらの方が肝臓の負担は軽いのだろう?

上手に肝臓を休ませる方法も含めて、新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。

「休肝日というのは、生活習慣病を予防するために間違いなく必要なものです。たとえば『アルコール性脂肪肝』は、アルコールによって肝臓に中性脂肪がストックされることで起こるもの。

アルコールを抜くことで中性脂肪の補給を止められる意味は大きいですから、1滴もアルコールを飲まない休肝日は、1日でも多いに越したことはないでしょう。

ただし、週に1度だけ大量のアルコールを摂取するような場合は、生活習慣病よりも急性アルコール中毒のリスクをともないます。健康面でいえば、どちらもマイナスといわざるを得ないですね」

つまり、週1で深酒するのと毎日1杯ずつ飲むのでは、それぞれに異なるリスクがあるということだ。

「また、お酒の席では何らかの食事を摂取しますよね。たとえビールを控えめにしても、プリン体を豊富に含んだおつまみを口にしていたら本末転倒です。

それに、飲み会などではどうしても普段より遅めの時間に食事を口にすることになると思いますが、これもよくない。夜食というのは生活習慣病の大きな原因の1つなんです」

休肝日というのは肝臓を休ませるだけでなく、夜遅くの食事を控える意味も大きいのだと、須田先生は解説する。

もちろん、お酒の席での気晴らしや社交も社会人の大切なたしなみ。だからこそ、体調管理を第一に考え、上手にアルコールと付き合う術を身につけてほしい。

“飲まない日が一日もない”は潜在的アルコール依存症と医師

50才を超えても30代に見える医師として大人気の南雲吉則(なぐも・よしのり)先生(57才)が、読者から寄せられた体に関する相談に答える。今回は、アルコールとの上手なつきあい方について。

【質問】
 お風呂上がりのビールがおいしくて、毎日飲んでしまいます。週に一度は“休肝日”を作るといいと聞きますが、実際のところどうなんですか?(ホップルン・45才・主婦)

【南雲先生の回答】
 確かに、お風呂上がりの冷たいビールは本当においしいよね。昼間、喉がカラカラになるほど一生懸命働いて、仕事が終わった後に飲むビールも最高! お酒は、少量であれば血液循環をよくしてくれるから、健康増進作用がある。

祝い事の席などでは感情を解放できたり、コミュニケーションをスムーズにしたりと、人づきあいの上でも利点が多いものだから、“百薬の長”といわれることも納得だよね。

 でもね、いいことばかりじゃない。主婦など、日中家にいる人は特に注意が必要! なぜって、昼間からひとりで飲むことができるから。“いつでも飲めちゃう”状況って、キッチンドランカーになりやすくて、とっても危険なことなんだよ。

 外で働く人でも、仕事中は飲まない、体の調子が悪いときは飲まない、ときちんとコントロールできないなら、飲むのはやめたほうがいいね。アルコールって人間を崩壊させる一種の麻薬のようなもの。ぼくは“麻薬系”の飲み物と言っているよ。

 血液の中にはさまざまな有害物質が流れているんだけど、それが脳に流れ込まないように、血管と脳の間には“血液脳関門”というものがある。

そこを通過できるのは、糖分などのごく限られた栄養素だけなんだけど、アルコールやシンナー、ニコチンやカフェインなどは、その関門を簡単に越えて脳に到達するんだ。

 これらはひとたび脳に到達すると、欲求が満たされたときに活性化して快感を覚える、脳の“報酬系”部分に作用して、すごく幸せな感覚を生じさせるんだよ。

 この多幸感のせいで、またその幸せを感じたいと思って、やがて習慣性や依存性が表れる。そしてどんどん量が増えていって、やめると幻聴・幻覚といった禁断症状を起こすようになるんだ。

 主婦であれば、日中ひとりでいるときに飲んじゃうとか、外で仕事をしている人が仕事の途中にも飲むなんてことがあれば、それはアルコール依存症の可能性があるね。

それと、“飲まない日が一日もない”というのも、実は潜在的なアルコール依存症といえるんだ。本物の依存症に進行しないよう、生活習慣に気をつけてほしいな。

 朝飲んでしまって仕事を休んだり、酔って正体をなくしたり、暴力を振るったりモノを壊したり…、なんていう行動が出てきたら、それはもう立派なアルコール依存症という病気だね。

 その場合は、ヘタに家族内でかばったり尻ぬぐいをしたりしちゃダメ。身内がかばってくれることが、依存症にはいちばんよくないことなんだ。アルコールをやめる自立支援の組織や病院に委ねて、きちんと治療をする必要があるんだよ。

アルコール依存 新薬認可で「依存恐怖症患者」が増加する

昨年から、国内ではアルコール依存症を巡る動きが慌ただしい。昨年3月、国内で30年ぶりとなるアルコール依存症治療薬「レグテクト」が認可され、同年5月から発売が始まった。

そして今年に入ると5月に日本精神神経学会が「アルコール依存症」の名称を「アルコール使用障害」に変更することを発表。

そして翌6月には、多量飲酒や飲酒運転の予防対策を国や自治体の責務とする「アルコール健康障害対策基本法」が施行された(成立は昨年12月)。

「レグテクト」は、従来の治療薬である抗酒薬(アルコールを飲むと強烈な頭痛や吐き気を催すため、飲酒を避けるようになる効果がある)と異なり、脳の中枢神経に作用してアルコール摂取欲求を抑制する断酒補助剤だ。

販売する日本新薬によれば、10年後の国内売上高は年間20億円、投与される患者数は4万人と見込まれている。

 外国の例を見てみよう。英国で断酒補助剤は1989年に解禁された。

2003年の服用者数は年間10万3000人だったが、10年後の2013年には18万人に増え、売り上げもそれに比例して8割増の年間313万ポンド(約5億4700万円)と急成長した(英健康社会福祉情報センター資料による)。

 ここで注目すべきは、「画期的な新薬」が発売されたにもかかわらず、英国の重度アルコール依存症患者数が増え続けているという事実だ(2005年は3万6000人、2013年は32万5000人)。同様の傾向は米国でも確認されている。

 その不思議な現象について、『怖くて飲めない! 薬を売るために病気はつくられる』(ヴィレッジブックス刊)の著者で医療ジャーナリストのアラン・カッセルズ氏が解説する。

なぜ?女性に増えるアルコール依存症

アルコール依存症の女性患者が急増。10年間で2倍近くに

仕事を終えた自分への褒美として、アルコールの癒やし効果は絶大です。しかし、「自分はこれぐらい大丈夫」と思って飲み続け、気付けば毎日飲酒するという事態に陥ってしまう人が少なくありません。

アルコール依存症の患者は増え続け、昨年、全国の推計で初めて患者数が100万人を超えました。特に急増しているのが女性の患者で、この10年間で2倍近くに増えています。

アルコール依存症とは、飲酒への欲望が強く自分でコントロールできない病気です。女性の社会進出が進み、アルコール飲料に接する機会が多くなったからだと予想できます。

アルコール依存症の診断基準は、次の6項目あります。依存症だと診断された女性は、家事や仕事に支障をきたしていることが多く見受けられます。

1. 止めることができない強迫的飲酒欲求
2. 飲酒の時間・場所・行動をコントロールできない状態
3. 飲酒を中断すると離脱(禁断)症状が発症し、幻覚やけいれんなどが出現
4. 酒への耐性が上昇し、飲酒量増加
5. 飲酒中心の思考や行動の生活
6. 心身の有害性を否認し飲酒

2013年12月の「アルコール健康障害対策基本法」は、飲酒に寛容な日本社会の中で、アルコールの有害性が引き起こした悲劇を生じさせないために成立しました。

飲酒運転、暴力、虐待、自殺など飲酒によって起きる問題は、アルコールという薬物への「依存性」によってもたらされることがあります。その特徴は、飲酒者だけでなく、家族や周囲の人々、社会全体に深刻な影響を与えてしまうことです。

アルコール依存症の原因には、女性の生き方が深くからんでいる

女性は体質的に、男性より少ない飲酒量・飲酒期間で依存症になりやすいとされます。さらに、結婚や子育てといった人生変化のストレスで、飲酒が進む人もいます。周囲や社会からさまざまな役割を求められる女性は、アルコール依存症の成因として自身の生き方が深くからんでいるのです。

実際、依存症患者の飲酒背景には、生き方や自立の悩み、夫婦関係や嫁姑関係、子育て、介護、更年期障害など、女性特有の出来事が関わっていることが少なくありません。

これを周囲は当然のことと考え、理解しようとする態度が見られないと、寂しさのあまり飲酒に逃げ込んでしまいます。

治療は精神科領域でアルコール依存症に対するプログラムが組まれ、薬物療法などが施されます。治療上の主要な問題は、アルコール依存症の「否認」にあります。

自分は病気ではないから治療の必要性がないという否認と、飲酒以外には問題がないという否認です。これが治療を妨げるので、精神療法も取り入れる病院もあります。

女性患者のストレスワーストワンは、家族の人間関係です。治療においても家庭生活との両立が求められ、男性より複雑なサポートが必要になることが少なくありません。

私が営む北陸内観研修所では、対人関係を見直す内観療法を行っています。医療機関と連携し、夫婦関係の修復を目的とした患者・パートナーが研修を行います。

これらの人々の中には、アルコール依存症を乗り越えて夫婦関係を見直し、互いを認め合うことができるようになり、その後の人生に明るい展望を見出した人もいます。

「自分は大丈夫」が1番危ない 林葉直子も襲われた「アルコール性肝硬変」の危険信号(1)

つい先頃、元女流棋士でタレントの林葉直子さん(46)が重度の肝硬変を患っていることを告白。「もう回復の見込みはない」と死に対する予告までして、衝撃を与えた。

肝硬変と聞くと「肝臓の病気で、酒を飲みすぎるとなる」程度の知識を持っている人は多いが、林葉さんの痩せ細った姿を見るにつけ、改めて肝硬変の怖さを認識させられたはずだ。

 林葉さんはインタビューの中で、8年前から重度の肝硬変を患い、死の淵に立っていたことを告白している。

 体調が悪化したのは'06年。アルコール性肝硬変で、大量の飲酒が原因だった。体重も38キロまで激減。かつて先輩棋士との不倫騒動で世間を賑わせていたが、この騒動が原因で飲酒の量が増え、ウイスキーを1日に1本飲んでいたという。「飲みすぎですね」と本人は苦笑いしながら、後悔の念を口にしている。

 また『酒と泪と男と女』などの大ヒットで知られるシンガーソングライターの河島英五さんは、2001年に肝臓疾患で急逝している。

 河島さんは'00年11月に関西での野外コンサート後に体調を崩し、その後は下痢や嘔吐が続き、'01年1月、富山のコンサートからの帰宅後、吐血し入院。気分が悪く無理に吐いた際、胃が切れて血が止まらなくなるマロリー・ワイス症候群と診断され、さらに詳細に診察すると肝硬変や静脈瘤も見つかった。

 そして入院2日後の16日未明、家族に見守られながら息を引き取った。48歳の若さだった。

 河島さんは酒豪のイメージがあるが、'80年代半ばにC型肝炎であることが判明。その後は煙草もやめ、酒も打ち上げの乾杯くらいでお茶を濁していた。しかし肝機能は低下し、血圧も高めだったが、医者の止めるのも聞き入れず、薬を飲みながらコンサート活動を続けていたという。

 肝硬変は、長年の慢性肝炎によって肝細胞(肝臓の機能を営んでいる細胞)が壊死し、そこに線維成分が増えて入れ替わり、肝臓が文字通り硬くなって「再生結節」と呼ばれる5~10ミリのしこりができる状態を指す。

症状は多彩で、黄疸、腹水、脳症、食道静脈瘤、出血傾向、肝がんなど、いずれも肝細胞が減少し、血液から十分な酸素と栄養素の供給が受けられなくなり、肝臓の機能が低下する。

 また線維が増えて硬くなることから、肝臓全体の血液が流れにくくなり、循環障害を起こす。慢性肝炎の段階では生命に危険はないものの、肝硬変に至ると生命に関わる病態に変わる。

 肝硬変の種類としては(1)ウイルス性(B型、C型)、(2)アルコール性、(3)自己免疫性、(4)薬剤・毒素性、(5)栄養・代謝障害、(6)うっ血性など、多岐にわたることで知られる。

 循環器系クリニックを営む医学博士・内浦尚之院長はこう説明する。
 「酒飲みにとって深刻な病気が肝硬変です。アルコールの分解と処理は肝臓で行われますが、毎日大量の酒を飲み続けると肝臓は休む暇がなくなり、確実に障害が起こる。

アルコールには脳に対する麻痺作用があり、人体にとっては有害なもののです。アルコールが体内に入ると肝臓は、速やかに無害化に努めますが、その能力には限界があり、肝臓に負担をかけ続けるとさまざまな障害が現れます。

アルコール性脂肪肝やアルコール性肝線維症、そして肝炎から、肝硬変へと移行する。ただ、アルコールによる障害はすぐには出ないため、“オレは大丈夫”と思い込んで安心していると、大変なことになる。そこを自覚してほしいですね」

二日酔いにシジミ汁は期待薄?お酒にまつわる嘘・ホント

飲酒量が増えがちになる今の季節。ママのなかにも、普段よりも多くお酒を楽しんでいたり、二日酔いの夫のために、食事を工夫している人もいるはず。でも、工夫の仕方によっては、意味がないかもしれません。

シジミの味噌汁でアルコールは分解されない?

お酒好きな人もそうでない人も、「二日酔いには、シジミ汁を飲むといい」ということはご存じのはず。しかし、テレビや雑誌などでも活躍中の医師・ジャーナリストである森田豊さんは、「嘘」と断言します。

「“アサリやシジミなどの貝類のエキスが、肝臓にいい”といわれているため、実際にお酒を飲んだ翌日の朝食にシジミの味噌汁を飲む人もいるでしょう。ですが、肝臓にいい食べ物は存在しません。シジミの味噌汁を飲んだからといって、肝機能が回復するわけではないのです。たしかに、二日酔いの症状が改善されて気分がよくなったという報告はありますが、アルコールの分解を促進したというきちんとした研究結果はないのです」(森田さん、以下同)

シジミの味噌汁でアルコールを分解できないとなれば、いったいどうすればいいのでしょうか?

「睡眠をしっかりとって体を休めることで、アルコールを分解するときにできるアセトアルデヒドを代謝することが肝臓にはいいのです。ただし、飲んだあとにすぐ寝てしまうと、アルコールの分解速度が遅くなるという研究結果もありますから、翌朝元気に過ごすためには、すぐに寝ない方がよさそうです」

体内のアルコールを分解して、二日酔いを防ぎたいのであれば、シジミの味噌汁を飲むよりも、ひと晩ぐっすり眠れる環境を整えるようにしましょう。

飲んだ直後にしておきたい二日酔い対策

森田さんによると、二日酔い対策にはいくつか方法があるそう。例えば、以下の通りです。

・卵かけごはん
「卵に豊富に含まれているアミノ酸は肝臓のはたらきを助け、アルコールの分解を促してくれると考えられています。アミノ酸は熱を加えると変性するので、生の卵がいいでしょう」

・水
「アルコールには利尿効果があります。利尿によって脱水を起こすので、水分をしっかり補給することで、翌日のアルコールの残り方が違ってきます。お酒によって失われる体の水分は、ビールの場合、飲んだ量のおよそ1.2倍といわれているので、多めの水を飲むことが大切です」

・トマトジュース
「アサヒグループホールディングスとカゴメの共同研究によると、体からアルコールがなくなるスピードが速くなるという結果だったそうです。トマトジュースとアルコールを同時に摂取すると、トマトジュースを飲んでいない場合と比較して、血中のアルコール濃度や体内に留まる量が平均で約30%減少し、体内からのアルコール消失も50分早まることが確認されたそうです」

…ということは、酒席ではアルコールと一緒に水を飲むようにしたり、しめの雑炊を卵かけごはんに変えたり、つまみに冷やしトマトを選択したり。取り入れる方法はいくらでもあります。ちなみに、これらを摂取するタイミングは翌日の朝食でもいいとのこと。

「酒は飲むべし、飲まるるべからず」。お酒とは適度な付き合いを心がけて、できるだけ二日酔いにならないよう工夫したいもの。新年会で飲み機会が増えている人は、一緒に水を飲むことをお忘れなく。

二日酔いは血糖値が関係しているため「意外な食品に症状の解消効果がある」と判明

ひどい二日酔いほど辛いものはない。少しでも症状を和らげようと濃いコーヒーを飲む人もいれば、迎え酒でさらにお酒を飲んでしまう人もいる。そんななか、ある研究で「二日酔いは血糖値が関係しているため、意外な食品に症状の解消効果がある」と判明したのだ。これから二日酔いになった時のために、ぜひ一読をお勧めしたい。

・なぜ二日酔いになるの?

まず二日酔いになるしくみを説明しよう。大量のアルコールを飲むと、肝臓がアルコールの分解にかかりきりになり、糖分をつくりだすことができなくなってしまう。そうすると低血糖状態に陥り、頭痛や体のだるさ、脱力感、思考力の低下といった二日酔いの症状が出てくるのである。

・二日酔いには血糖値が深く関係

二日酔いについて研究している英キール大学心理学部のリチャード・スティーブンス教授は、「二日酔いには糖代謝と血糖値の低下が大きく関係しているので、糖分を補給することが最も効果的です」と述べている。

・英国風の炭水化物満載の朝食がお勧め!

イギリスでは昔から、目玉焼きとソーセージ、ベイクドビーンズにベーコンといった、こってりした朝食をガッツリ食べると二日酔いに効くと言い伝えられてきた。その根底には、炭水化物を多く含む食品ばかりなので、下がった血糖値を回復する助けになるとの理由があるようだ。

・人間は本能的に糖・脂肪分を求める

このほか米コーネル大学の研究で、人間は本能的に糖・脂肪分が詰まった食品を欲する傾向があるため、お酒が入ると高カロリー食品の誘惑に負けやすことが判明している。しかし結果的に二日酔いから回復する助けになるので、人間の本能はよくできていると言えるだろう。

・抗炎症薬も効果あり

また血糖値低下のほかに、アルコール分解の過程で生じるアセテートの血中濃度が高くなると、心拍数の増加や吐き気などの原因にもなる。こういった症状を和らげるには、抗炎症薬が効果的だそうだ。二日酔いがひどい時は、これから甘い物や揚げ物を食べれば回復が早くなりそうだ。しかし気持ち悪い時に、唐揚げやトンカツを食べる気になれるか少し心配だ。

飲酒しなくても発症するNASH(非アルコール性脂肪肝炎)予防の3ポイント

“沈黙の臓器”と言われている肝臓。病気になっても進行するまでほとんど自覚症状を感じません。

酒を飲まなければ肝臓病にはならないと思われるかもしれませんが、飲酒をしなくても発症する「非アルコール性脂肪肝炎(NASH、ナッシュ)」という病気があります。NASHを予防するにはどうしたらいいのか、武庫川女子大学教授で臨床栄養学がご専門の雨海照祥(あまがい・てるよし)先生に伺いました。

■自覚症状をほとんど感じない「非アルコール性脂肪肝炎」
「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」は、比較的男性に多くみられる肝炎で飲酒してもしなくてもかかる可能性があります。中年期以降徐々に進行していくのですが、ほとんど症状を感じることがなく、ボディーブローのようにゆっくり、ゆっくり肝臓をむしばむ病気です。

従来、肝炎といえばウイルス性の肝炎、つまり、B型肝炎やC型肝炎のような感染症のことを現していました。しかし、NASHはウイルスや飲酒によるものではなく、肥満や糖尿病など、いわゆる「メタボリックシンドローム」が原因で発症し、生活習慣病を併せ持っていることが多い病気です。

もともと肝臓は再性能、つまり壊れても元に戻る能力が非常に高い臓器です。例えば、手術で半分切り取っても、残りの半分を再生することができます。タンパク質を作るの役割を果たしているので、その機能を生かして自力で再生するのです。

しかし、やはり再生するにも限界というものがあり、限度を超えるとNASHになることがあり、さらに。将来、肝硬変や肝不全、肝がんを発症する確率が非常に高まります。そして、恐ろしいことに悪化していく間も自覚症状に乏しいためなかなか気づくことができません。

ただ、NASHは食事や運動などの生活習慣を変えることで予防することができ、その取組が早ければ早いほど効果を上げることができます。具体的な予防法を3つご紹介しましょう。

■予防法1:自分が何を食べているのか正しく知る
まずは、食べているものの内容や量を正しく知ることが大切です。

多くの方が、自分の食べているものは他の人と同じ、平均的だと思っているのですが、食生活に問題がある人を集めて他の人と比べてみると決して同じではない。人の食事と比べることで、自分の食事のいいところも改善すべきところも分かります。

具体的には、医療機関で他の方と集団で栄養指導をしてもらったり、検診でメタボと診断された場合には、管理栄養士のいる病院で食事指導を受けたりするといいでしょう。肝臓は病気になっても症状が現れにくい臓器だからこそ、食べている量や食べているものの内容を管理栄養士に客観的に見直してもらう必要があるのです。

■予防法2:ライフワークバランスを見直す
NASHは40代、50代の働き盛りの頃から徐々に進行しますが、忙しい方の場合、ライフワークバランスを見直す必要があります。本当は今日やらなくてもいい仕事なのに、超過勤務しているのではないかと考えてみることが大切です。

私は外科医だった時、9時から5時までで仕事を終わらせるようにしていました。翌日できることは翌日やっていたのです。もちろん患者さんの状態など重要なことは考慮しますが、9 to 5を基本にすると十分リフレッシュすることができ、日中の集中力を高めて最高のパフォーマンスを出すことができます。

日本では、がむしゃらに働くのがいいことであるかのような風潮がありますが、それで何か世の中が変わったでしょうか。これは日本人にありがちな習慣ですが、あなたが健康であるためには見直したほうがいいのです。

■予防法3:日常生活の中にこまめな運動を取り入れる
高齢者のの筋肉の減少によって起こる「サルコペニア」や「フレイル」といった病気が問題になっていますが、そうした筋肉の減少や質の低下は65歳の誕生日がきた時に、突然始まるわけではありません。既に30代からじわじわと始まっているのです。

40代、50代のうちから時間を作ってトレーニングしている方としていない方では、60歳以上になった時に明らかに差が出てきます。60代になってからでも遅くはありませんが、働き盛りの時にNASHを予防することが大切です。自分をトレーニングすることも仕事のうちだと考えて下さい。

もちろん、スポーツクラブに行くことだけがトレーニングなのではなく、ひと駅分歩いてみるとか、エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を使うとか、。日常生活の中でこまめに運動するよう心がけましょう。

以上、飲酒をしなくても発症する「非アルコール性脂肪肝炎(NASH、ナッシュ)」を予防するにはどうしたらいいのか、ご紹介しました。

ついつい頑張ってしまう40代、50代の働き盛りの方。しかし、そこで一度立ち止まって、自分の生活や健康について考えてみることが、60代以降の人生を大きく左右します。食事と運動、ワークライフバランスを見直してNASHを予防しましょう。

指導/雨海照祥(あまがい・てるよし)
武庫川女子大学 生活環境学部教授。1982年筑波大学医学専門学群卒。順天堂大学付属病院、静岡県立こども病院等を経て、1992~2004まで筑波大学臨床医学系。2004年茨城県立こども病院小児外科部長。1993年より1年間、英国・バーミンガム小児病院外科医院に出向。2007年より現職。

取材・文/わたなべあや
1964年、大阪生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。2015年からフリーランスライター。最新の医療情報からQOL(Quality of life)を高めるための予防医療情報まで幅広くお届けします。趣味と実益を兼ねて、お取り寄せ&手土産グルメも執筆。

「自分は大丈夫」が1番危ない 林葉直子も襲われた「アルコール性肝硬変」の危険信号(2)

酒を飲み続けると種々の障害を発症する。肝臓に中性脂肪が溜まり、「脂肪肝」となるのもその一つで、その状態を放置すると肝臓の炎症「肝炎」を起こすと同時に、肝細胞が変性して硬くなる「肝硬変」に行きついてしまうわけだ。

 もともとアルコール飲料には、炭水化物(糖分)が含まれることが多い。この炭水化物により、肝臓では中性脂肪が多く作られ、それが処理されずに脂肪肝となる。

 また酒のつまみに揚げ物などの脂肪分の多いものを食べ続けると、脂肪肝になりやすく、酒量が少ない人でも酒の肴で脂肪肝になることが多いのもこうしたケースからだ。つまり唐揚げや天ぷら、さらにピザやチーズなどを多く食べると、少量の酒でも脂肪肝に結びついてしまうのだ。

 一方、「体重にも目配せが大事です」と言うのは、東京社会医療研究センターの片岡泰樹氏だ。
 
「肝臓は“沈黙の臓器”といわれるだけに、一旦、病んでしまうと肝細胞を正常に戻すのは難しい。ただ、そうなる前に簡単に判断できる方法があります。

短期間のうちに体重が2キロ増えたら、肝臓に中性脂肪が溜まり始めたと考えるべきです。2キロアップは危険。3キロならば赤信号。それでも脂肪肝の状態なら、食生活を見直し体重を落として改善することが可能です」

 また、大学病院の元管理栄養士で料理研究家・林康子氏は「宴席続きで脂肪肝になるのを防ぐといっても、付き合い社会の中でのサラリーマンには難しい作業でしょう」と語り、肝硬変につながる脂肪肝を防ぐ5カ条を次のように挙げた。
 
(1)脂肪やアルコールの吸収を植物繊維で抑えるために、食事前に野菜をしっかり食べる。
 (2)肝細胞の再生を促すタウリンを含む食材=イカ刺し、生タコ、貝類、鶏肉など=を積極的に食べる。
 (3)脂っこい料理やチーズなど乳製品はなるべく避ける。
 (4)飲酒の合間にチェイサーで水分補給をする。
 (5)ビタミンCを含む食材=レモンや飲料、サプリメントなど=を宴席の後に摂るようにする。
 「原因が酒と、はっきりしているアルコール性肝障害の治療は、お酒を断つことが第一。軽度の脂肪肝や肝線維症なら、
それだけで肝機能は劇的に回復し、肝臓が腫れ、押すと痛みを感じるケースでも、腫れが引くことで痛みも軽減します。アルコール肝障害の多くは、自分で治せる肝臓病です。本人が努力しても治らないことがあるウイルス性肝炎とは、そこが大きく違います」(前出・内村院長)

 “休肝日”や断酒で肝臓の異常を避ける努力をして、まずは、怖い肝硬変になる前の脂肪肝を防ごう。

飲む前にゆで卵を食べる。二日酔いにならないお酒の飲み方

ビアガーデンシーズン到来!外で飲むお酒は開放的な気持ちになれて、格別なおいしさですよね。そこで今回は、夏に向けて知っておきたい自己流の「二日酔いにならないお酒の飲み方」を紹介したいと思います。

1. 飲む前にゆで卵を食べる

これは、ドイツ人の友人から教わった方法です。タンパク質に富むもの、繊維質が多いものは腹持ちがよく、お酒を飲む前に食べるものとして最適です。つまり、基本的には空腹の状態でお酒を飲まないということが前提ですね。

2. 飲む前、飲んだ後にココナッツウォーターを飲む

最近、私がハマっているのがココナッツウォーターです。お気に入りのブランドは、「Vita Coco」(成城石井や紀伊国屋などで販売しています)。お酒を飲まないときでも、愛飲しています。

脂肪分、コレステロールはゼロ。カリウムとマグネシウムが豊富なため、デトックス効果も期待できます。

また、お酒を飲んだあとに必須の水分補給も完璧です。アスリートやマドンナなどセレブもこぞって愛飲していると聞くと、美容効果も期待できそう。最近では、お水よりついこちらを選んでしまいます。

フルーツのフレーバーがついていない、ピュアなココナッツウォーターはとりわけ優しい味。後味が長く舌に残らないため、ワインテイスティングパーティの直前に飲むことができるのが最高です。バックにも入れやすいサイズですので、ぜひ飲み会のお供にどうぞ。

3. 注ぎ足し、ちゃんぽんをしない

ちゃんぽん自体が悪いのではなく、ちゃんぽんをすると飲んだ量がわからなくなり、ついつい飲みすぎるのがいけません。あとは、注ぎ足されると、量の把握ができなくなるので、グラスが空になってから注いでもらいましょう。

二日酔いを避けて、今年の夏もお酒を楽しみましょう!

嗜好品は病気といわれる「ニコチン依存症」

黄金の国ジパングをめざして大西洋を横断して着いたところは日本ではなくアメリカだった――というコロンブスの話は誰もが知っています。しかし、彼らはとんでもないものをヨーロッパへ持ち帰りました。ひとつは梅毒、もうひとつはタバコです。

 飛行機も鉄道もなかった時代にもかかわらず、梅毒が全ヨーロッパに広がるのに2年かからなかったと言われています。喫煙習慣もアッという間に広がりました。タバコを日本に持ち込んだのは貿易商人のポルトガル人でした。

 大人の真似をしたくて始めた喫煙も、ひとたび習慣がついてしまうとなかなかやめられなくなってしまいます。最近はこのやめられなくなった状態を病気としてとらえるようになり、「ニコチン依存症」という病名がつけられています。

■依然として高い日本の喫煙率

 米国では、喫煙の有害性が周知されている現在、タバコをやめられないほど意思の弱い人は、企業にとっては不必要な人材とみなして雇用契約更新解除の要件にしている企業がたくさんあるそうです。でもなぜか米国はタバコの輸出には熱心でアジアに向けてかなりの量を輸出しています。

 日本はまだまだ寛容で、厚生労働省や日本たばこ産業が発表する喫煙率は平成24~25年は男性34.1~32.7%、女性9.0~10.5%でした。

多くの先進国では男性喫煙率は30%を切っているのに比べると日本はまだ途上国ですが、昭和41年に男性82.3%、女性15.7%だった頃に比較すると、男性はかなり低くなりました。

 1996年のちょっと古い統計ですがタバコのの収支を国家レベルで考えた数字があります。

収入が2兆円のタバコ税とタバコ農家収入、タバコ労働者賃金などで、支出は医療費、早死による国民所得の損失、休業による損失、火災などでその合計は5兆6千億円に上りました。はるかに高額です。従って自分は税金を払っているといった言い訳は通用しないのです。

■ニコチンガムや貼付剤(テープ)で禁煙にチャレンジ

 また、自分の好きなように生きて何が悪い、たばこを止めて長く生きるより、早く死んでもいいからたばこは吸うんだ、といった開き直りともとれる発言をテレビカメラの前で堂々と言う人がいまだにいるのは驚きというより失笑ものです。副流煙が非喫煙者の健康を害することが明らかになっています。

火の付いたたばこの先端から立ち上る副流煙は低い温度で不完全燃焼するタバコから発生しているため、喫煙者本人が吸い込む煙よりも有害物質が多く、自らの意思とは関係なく、より有害なタバコの煙を吸わされることになっているのです。従って家庭、職場、公共施設、飲食店さらに路上での受動喫煙には最優先の対策が必要です。

 タバコの煙には2000種類くらいの化学物質が含まれていて、その中には20~40種類位の発がん物質があります。タバコによるがんは、肺がんはもちろん舌がん、喉頭がん、食道がん、膀胱がんなどが挙げられています。

 しかしニコチン依存症になっていると、がんは怖いがタバコもやめられない状態ですから、禁煙をするのは大変です。今までに何回も禁煙したという人はたくさんいます。要するにやめるには相当の決心が必要なのです。意思の力だけで禁煙できれば一番簡単でよいのですが、なかなか難しいことが多いと思います。

 依存症になっている人は血液中に一定以上のニコチンがないと、気分が落ち着かずイライラして仕事もはかどらない、指が震えるなどニコチン禁断症状が現れます。

 こんな依存症の治療法としてニコチン置換療法が一般的になっています。禁煙後ひとまずニコチンだけを投与して禁断症状を回避し、その後投与するニコチンの量を少しずつ減らしていき依存症から抜け出す方法です。ガムと貼付剤(テープ)があります。

 一定の基準(スクリーニングテストで5点以上の重喫煙者など)を満たした禁煙希望者に対し、同じく一定基準内(敷地内禁煙の病院など)の医療機関が行う治療の場合には、健康保険が適応されます。しかし若年喫煙者の禁煙希望者は基準を満たさない場合があり、基準の見直しを検討されています。

 ガムは噛む量を、テープは貼る大きさを少しづつ減らして身体を慣らしていこうとするもので、いずれもかなり意思強固でないと成功しません。禁煙外来を開設している病院なら専門医が面接により様々なサポートをしてくれます。携帯電話のメールに助言や励ましメッセージを送ってくれる会員制のサイトもあります。

■外出先にはタバコを吸える場所はほとんどなくしたい

 明治33年4月に施行された未成年者喫煙禁止法の第一条には「満二十年に至らざる者は煙草を喫することを得ず」とあります。日本ではもう1世紀以上も前に煙草の有害性を認知していたことになります。

 2003年5月に施行された健康増進法の第二五条には受動喫煙の防止に「学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない」とあります。

 さらに「その他の多数の者が利用する施設」とは、平成15年4月30日厚生労働省健康局通知によると、「鉄軌道駅、バスターミナル、航空旅客ターミナル、旅客船ターミナル、金融機関、美術館、博物館、社会福祉施設、商店、ホテル、旅館等の宿泊施設、屋外競技場、遊技場、娯楽施設等多数の者が利用する施設を含むものであり、

同条の趣旨に鑑み、鉄軌道車両、バス及びタクシー車両、航空機、旅客船などについても「その他の施設」に含むものである」と記載されています。法文は「・・必要な措置を講ずるように努めなければならない・・」と一応努力義務の表現にはなっていますが、この法律の趣旨は外出先にはタバコを吸える場所はほとんどなくしたいという強い意思がうかがわれます。

 一部の地方では条例により、繁華街でのいわゆる歩きタバコを罰金つきで禁止しており、条例制定の区市町村はしだいに拡大しつつあります。

また日本も「たばこ規制に関する世界保健機関枠組条約」に批准し、タバコの売り方、広告の仕方も国際標準の方式に習うことになりました。こうなるともはやタバコを吸える場所を捜すのは難しく、喫煙者は非喫煙者の仲間に入った方がよさそうですね。

■職場における喫煙対策のためのガイドラインとは

 しかし前にも述べました通り、日本ではまだ男性の3分の1近くが喫煙者というのが現状ですから、非喫煙者をタバコの煙から守る対策が必要になります。別の言い方をすれば、よい空気環境を維持するために喫煙者をどのようにして閉じ込めたらいいかの対策とも言えるでしょう。

 平成15年5月9日厚生労働省発表の「職場における喫煙対策のためのガイドライン」(新版)でも、全面禁煙が不可能で空間分煙とする場合の設備としては、衝立を形式的に囲っただけの喫煙コーナーのようなイメージのものではなく、非喫煙場所に煙が漏れない“喫煙室”を推奨しています。

さらに空気清浄装置はガス状成分を除去できないという問題点があることから、たばこの煙が拡散する前に吸引して屋外へ排出する方式が推奨されています。また喫煙室と非喫煙場所との境界において、喫煙室に向かう風速を0.2m/s以上とするよう具体的な数値も示しています。

 このガイドラインでは、経営首脳者は喫煙対策の円滑な推進のために率先して行動することを求めており、管理者は経営首脳者の基本方針の下に対策の円滑な推進のために積極的に取り組み、労働者も自ら喫煙対策を推進することが特に重要であることを認識して喫煙対策について積極的に意見を述べることを求めています。

具体策は衛生委員会等で検討し、喫煙対策委員会を設置するなどして、当面の計画や中長期的計画の策定や教育啓蒙、苦情処理などの行動開始が望まれます。さらに喫煙対策の推進状況と効果の評価を行い、その結果に基づく更なる改善を進める必要もあるとしています。

 さて読者諸兄姉の勤務先はどうなっているでしょうか。このような煙草の有害性を書くと喫煙者は誰も読んでくれません。有害性を十分承知しているからです。そしてすみずみまで読んでくれるのはなんと非喫煙者です。法律を守るためではなく、自分と子供たちのために非喫煙者の仲間が増えることを期待したいものです。

働く女子の3割が活用する二日酔い対策の栄養ドリンク。女性向けも続々登場!

コンビニやドラッグストアの棚でよく見かける、二日酔い対策の栄養ドリンク。種類もさまざまです。飲み会が大好きな男性の愛用アイテムかと思いきや、読者アンケート調査をしてみると、意外と活用している女子が多いようです。主なドリンクを調べてみました。

どんな人がどんなシチュエーションで飲んでいるのでしょうか。気になるアンケート結果をさっそく見てみましょう。

Q.二日酔い対策の栄養ドリンクを飲んだことがありますか?

はい……30.1%
いいえ……69.9%

アンケート結果によると約3割の女性が、二日酔い対策の栄養ドリンクを飲んだことがあると回答。どんなときに飲むことが多いのでしょうか?

■たくさん飲まされそうなとき
・「次の日も仕事があるのに、飲ませるのが大好きな得意先を接待しなくてはいけないとき」(31歳・小売店)

・「職場の飲み会でけっこう飲まされそうだったから」(29歳・公務員)

・「酒豪の先輩たちとの飲み会だったから」(27歳/金属・鉄鋼・化学)

仕事関係の飲み会ですすめられると、なかなか断りきれないことも。二日酔い対策の栄養ドリンクを「飲み放題の宴会のときは必ず飲んでおく」はいわば、働く女子の生活の知恵というわけです。

■大勢で飲むとき

・「友人との飲み会は集合場所をコンビニにして、まずは二日酔い対策の栄養ドリンクをグイッと飲んでからお店に行くのが定番」(28歳/自動車関連)

・「ビアガーデンに行く前に、一緒に行く人に勧められて飲んだ」(27歳/食品)

・「合コンの前に女子で飲んだことがある。粗相を予防するため(笑)」(25歳/医療・福祉)

コンビニで手軽に購入できるため、店に行く途中に、みんなで飲むという意見も多数。先輩や上司がおごってくれたという人も。ちょっとした気遣いを感じて、うれしくなりそうです。

■飲み会の帰りに
・「二軒目に移動する途中に、酔いすぎた……と思い、コンビニで買って飲みました」(31歳/医療・福祉)

・「二日酔いもひどく、胃ももたれているようなときに飲みます」(27歳/電機)

・「酒に飲まれてしまったときは、とりあえず栄養ドリンクも飲んでおきます」(25歳/自動車)

飲み会前に予防策として飲む人が多かった一方で、「しまった!」というときにコンビニに駆け込むという人もいました。

これまで二日酔い対策の栄養ドリンクというと、男性向けというイメージがありましたが、最近では女性向けの商品も続々登場しています。

たとえば、「ノ・ミカタ」(味の素)は楽しい夜を満喫するための女子必須アイテムとして登場。

「飲むタイミングはパーティーの前でも、途中でも、後からでもOKです。今夜ここからもっと盛り上がりたいという“飲み上級女子”のみなさんには<途中飲み>が人気のようです」(味の素広報)

食べすぎと飲みすぎ両方にアプローチする「カロリミットウコン」(ファンケル)や、女性にうれしい5つのビタミン(3つのビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE)を配合し、カロリーも抑えた「ウコンの力 カロリーオフ」(ハウスウェルネスフーズ)など、さまざま。

二日酔いで体が疲れているときの健康管理として、「レバウルソ」シリーズ(佐藤製薬)のような胃や肝臓の働きをサポートするタイプを活用しているという意見もありました。

ビアガーデンやBBQなど、イベントめじろ押しのこれからの季節。アフター5や休日をめいっぱい楽しみたい女子のお役立ちアイテムとして、ますます注目を集めそうです。

飲む前に知ろう 二日酔いにならないコツは?

お酒を飲む回数も酒量も増えるこの季節。ウコンやシジミ、肝臓エキスなどの“健康サポート飲料”に手が伸びる人も多いのでは? ドリンクはいつ飲めばいい? 効果の違いは? 上手にお酒と付き合うコツを専門家に聞いてみた。

◇何が違う? 二日酔い対策飲料

 “二日酔い対策飲料”としてアピールしているのは『ウコンの力』(ハウス食品)や『キリン ウコン』(キリンビバレッジ)などウコン系、しじみ600個相当の“アラニン”を配合している『ノ・ミカタ』(味の素KK)、

コンビニエンスストアでも取り扱いを開始した『ヘパリーゼW』(ゼリア新薬工業)などの肝臓エキス系などがある。では、それらにどういった違いがあるのだろうか?

 「同じアルコール分解を助ける成分でも、ウコンエキス(クルクミン)と肝臓エキスでは、その働きが異なります」と語るのはゼリア新薬工業の小林平明さん。「ウコンは酵素によるアルコール分解を促進する働きを持っています。

また、肝臓エキスは二日酔いの原因になるアセトアルデヒドを直接無毒化し、体内から速く消失させることがマウスの実験で実証されています」。なお、ドリンク類は飲み会の30分~1時間前に飲むことがおすすめです。

◇飲む前の心構えは 二日酔いになったらどうする?

 飲み会の席での料理にも、酒酔い対策のヒントが隠れている。小林さんがすすめてくれたのは「良質なたんぱく質が豊富で、肝細胞の修復・再生をはかる」という枝豆や豆腐料理など。

「肝細胞の修復・再生を促すことで、肝臓によるアルコール分解の一助となることが期待されます。

また、イカやタコなど肝機能を向上させることが知られている食材を一緒にとることもおすすめです」。つまみやおかずを食べずお酒を飲み続ける人も多いが、空腹での飲酒は胃壁を荒らすのでご注意を。

 また、そこまでしても二日酔いになってしまった場合は、分解・解毒サポートのための肝臓の働きを助けるドリンクを飲むほか「足の甲の親指と人差し指の骨と骨の間の付け根部分にある、肝臓の働きを助ける“太衝”というツボを押すのもいいでしょう」。

 久々の再会や仕事から解放された勢いでつい飲みすぎてしまい泥酔・二日酔いで楽しい思い出が台無しにならないよう、酒量や飲酒ペースの管理はもちろんのこと、ドリンクや食事で工夫し上手にお酒と付き合ってはいかがだろうか。

絶対してはいけない! 「飲み過ぎは吐いて解決」

飲みすぎた後で吐けば深酒しても二日酔いにはならないから大丈夫と誤解してませんか? 実はこの行動はかなり危険。二日酔いよりももっと厄介な「逆流性食道炎」になる人が多発しています。血を吐いた場合は、さらに重症なマロリーワイス症候群の危険性もあるのです。その仕組みと対策法をご紹介しましょう。
.
◆飲み過ぎると吐いてしまうのは何故?

飲酒後に吐き気や嘔吐した経験はありませんか。嘔吐するのは、直接アルコールのせいではありません。お酒のエタノールは消化管から吸収されて、肝臓で分解されるとアセトアルデヒドに変化します。このアセトアルデヒド作用のひとつに「嘔吐中枢の刺激」があるのです。 飲酒後すぐには吐き気や嘔吐が起こらないのはこのため。気持ちよく飲んでいても、アルコール吸収後、数時間で吐き気を覚えることになります。ちょうど、一次会が終わる頃から嘔吐が起きやすくなる、というとイメージしやすいかもしれませんね。
.
◆食道は、飲酒の害を二度受ける!

師走と年始は忘年会、送別会、新年会などで飲酒する機会が多いですね。飲酒の直接的な害はまず感覚的には胃に起きると考えがちですが、通り道の食道の害を考えてみましょう。アルコール度数が高いと、食道粘膜や胃の粘膜に障害が起きます。胃の場合はいったんお酒が通過してしまえば、後は粘膜の修復が始まりますが、食道には別の試練が待っています。嘔吐による、食道粘膜のダブルの障害です。
.
◆食道は胃液で溶けるんです!

嘔吐した場合、食道を通るのはアルコールだけではありません。胃の中の消化液も通ります。食道は胃のようには大量の粘液で保護されているわけではありません。通常、食道を通る唾液には蛋白質を溶かす作用はありませんが、胃液中の消化酵素には、蛋白質を溶かす作用があります。つまり、嘔吐した時の消化液で、食道粘膜は少し溶けてしまうのです。結果として一過性の逆流性食道炎となります。これを軽くするには粘膜に付着した消化液を洗い流すこと。とりあえず水を飲むことをお薦めします。これには酔い醒しの効果も少しあります。

もっとも水を飲むとまた嘔吐してしまう可能性がありますが、水で薄まっているので食道粘膜を溶かす作用は低下しています。もし入手可能ならば牛乳やヨーグルトなどはさらにお薦めです。乳製品が消化液の作用を受けて、消化液作用を弱める効果があるからです。

◆暴飲暴食後に、血を吐いたら要注意!

飲酒後の嘔吐は経験則から大丈夫と思いがちですが、もし嘔吐物に血が、特に鮮やかな血液が混じった場合は要注意です。食道下部からの出血の可能性があるからです。出血の程度の差はもちろんありますが、暴飲・暴食後の嘔吐時の食道からの出血には、マロリーワイス症候群という立派な病名がついています。最悪の場合、食道が裂けてしまうという恐ろしい病気です。

嘔吐物に血が混じり、その上に繰り返して血が混じる場合は出血の部位を確認することが必要となります。これには検査と治療の両方の観点から内視鏡検査が必要となります。救急車を手配して緊急内視鏡可能な施設を探してもらいましょう。
.
◆一気飲みは御法度! ゆっくり楽しく飲みましょう

飲酒後の嘔吐を避けるには、血中での急激なアセトアルデヒド上昇を避けることです。そのためにも、一気飲みは最初の乾杯だけにして、その後はゆっくりと自分の早さに合わせて飲みましょう。やけ酒はもちろん御法度です。ゆっくりと飲めば結果的に嘔吐だけでなくて二日酔いの予防にもつながります、 飲み過ぎ後に嘔吐しなかった場合は、脱水と、脱水後の水分過剰摂取によるむくみが起きがちです。

お酒で●●がなくなるのは急性アルコール中毒の寸前!

歓送迎会が多くなり、宴会がふえるこの季節。ついお酒を飲み過ぎて翌朝、夕べのことをとぎれとぎれにしか覚えていない、どんな会話をしたか分からない、どうやって家までたどりついたのか記憶がない、など心当たりがある方もいるのではないでしょうか?

酔っ払って記憶がなくなるというのはとても危険なことなのです。

■記憶がなくなるブラックアウト現象

お酒で記憶がなくなる現象のことを“ブラックアウト現象”もしくは“アルコール性記憶障害”、“アルコール性健忘症”と言われます。アルコールで酔っ払うのは、一言でいうと脳の機能が抑制されてしまうから。お酒を飲み始めると、最初は全身がポカポカ温かくなって、段々と味覚や嗅覚などの感覚が鈍くなってくる状態になります。

■記憶が鈍くなるお酒のメカニズム

新しい情報の記憶には、脳の側頭葉にある“海馬”という部分が重要な働きをしています。お酒が脳に入ると、海馬で記憶の伝達を行っている物質の働きが鈍くなります。それが鈍ると一時的な記憶はできても、そこで得た情報を長い間記憶として脳に定着させることができなくなります。

そこで翌朝になってから昨日のことを思い出そうとしても、思い出すことができないのです。

■お酒の量で脳の機能障害が起きている!

血液中のアルコール濃度が0.05%ぐらいになると、いわゆるほろ酔い加減になります。この状態は前頭葉の機能が障害されているわけです。

血液中のアルコール濃度が0.1%を超えるあたりから、口調や足元がおぼつかなくなる状況に。これは運動機能をつかさどる小脳が麻痺しかけている証拠。

さらにアルコール濃度が増して血中アルコール濃度が0.1~0.2%程になると記憶を司る海馬の障害が! そうすると、その間の出来事は記憶にとどまらないので、「覚えていない」ということになるのです。

新たに覚える能力は麻痺しても、古い記憶やある程度の判断力は残っているから、なんとか家には帰れるわけです。しかもちゃんと風呂に入り、パジャマに着替えているが、まったく覚えていない……ということになるのです。

ですので、帰宅途中に誰かに連絡した、何かを買った等、新しい記憶は残らないのです。これを過ぎると、いよいよ泥酔状態で“急性アルコール中毒”の症状になるのです。

記憶を失うということは、急性アルコール中毒のギリギリ手前の状態ですので、楽しい飲み会シーズンですがお酒の飲み過ぎには十分気を付けてくださいね!

アナタの知らない効果的なお薬~二日酔いは漢方で防ぐ・治す

「なんで昨日あんなに飲んじゃったん……ウッ!」。痛飲した翌日、誰もが思うことでしょう(もちろん筆者も)。飲みすぎなければいいのはわかります。が! そうは言っても、ついつい……。

そんなお酒好きの人に知っていただきたいのが漢方薬です。今回は、中国の学会などにも招かれる東洋医学に精通した玉川学園の岡田医院院長、岡田研吉先生に「二日酔いに効く漢方」をおうかがいしました。

■二日酔いの漢方選びは至ってシンプル

漢方は、言ってみれば「オーダーメイドな治療法」。本人の証(しょう:背格好や体質、性格ほか、さまざまな個人の特徴から総合的に判断した東洋医学的分類法)や、時々刻々と変化する病状から最適な漢方薬をチョイスする。ということは、二日酔いの場合も細かい分類があるんでしょうか?

「いや、二日酔いの場合は基本的に急性の熱症状と考えられますから、本来の証よりも、そのときの症状から判断していいでしょう」(岡田先生)

ではでは、以下、主な処方をご紹介していきます。

■のどの渇きには水分代謝をよくする「五苓散」

「二日酔いの症状で多いのは、吐き気や腹痛、さらにのどの渇きや尿量の減少があります。こうした症状に効果的なのが『五苓散(ごれいさん)』です」(岡田先生)

この処方を選ぶ際のポイントとしては「のどの渇き」「水をガブガブ飲む」「飲んでもすぐ吐き出してしまうことが多い」「嘔吐(おうと)、下痢、むくみなどの症状がある」「おなかからちゃぷちゃぷと音がする」「尿の量が少ない(水を飲んでいるにもかかわらず)」などが挙げられます。

「こうした症状が出るのは、飲み過ぎによって胃腸の機能が低下し、本来、体内の水分が代謝される通り道ではないところに余分な水分がたまっているからです。

そこで五苓散に含まれる生薬の『沢瀉』『猪苓』『茯苓』『白朮』が水分代謝を促進することで、体内の余分な水分を排出させ、不調を改善してくれます」(岡田先生)

■熱感が強いときは冷やす「黄連解毒湯」

「顔が赤く、全身の熱感が強い。さらに便秘傾向がある場合は『黄連解毒湯(おうれんげどくとう)』が適していると思われます」(岡田先生)

この処方では「目の充血」「口の中が苦い」「のぼせる」「非常にのどが渇く」といった、要するに「全身的な熱症状」があることが、選択の決め手となるそうです。

「黄連解毒湯は、配合されている4つの生薬すべてが冷やす作用を持っています。二日酔いのほか、全身あらゆる部位の、熱によって生じる症状全般に対して広く用いられる処方です」(岡田先生)

また、この処方は、二日酔いになってからはもちろん、なる前(飲む前)に飲んでおけば、予防にも働きます。

■胃腸症状がメインのときの処方

ここまでに紹介した2処方が「二日酔いのファーストチョイス漢方」となります。この2つで、ほとんどの二日酔いはリカバーできると思われますが、今回はさらに「胃腸の不調」が強い場合の処方を2つ挙げていただきました。

「ひとつは『半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)』、もうひとつが『安中散(あんちゅうさん)』です。

前者はもともと胃腸の消化機能が弱い方で、悪心や嘔吐(おうと)があり、かつ『みぞおちのつかえ感』がある場合に有効な処方です。後者も日ごろから胃が弱っている方向けなんですが、こちらは胃の痛みが強い場合に用いると効果的です」(岡田先生)

ツライ二日酔いは漢方をうまく使えば、スッキリ解消できますね。でも、一番大切なのは飲み過ぎないことです。お酒は適量で楽しみましょう。

飲み会で「危険な目に遭わない」ための悪酔いを防ぐ方法4つ

お酒の席で飲み過ぎて、人に迷惑をかけてしまったという人はいませんか? お酒を楽しく飲めるのは、ほろ酔いの時まで。そこからアルコール量が増えると酩酊期に入り、同じ話を繰り返す、絡む、千鳥足になる、気分が悪くなるといった悪酔いをしてしまいます。

では、悪酔いを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか?

■1:ランチから飲み会に備える

悪酔いを防ぐためには事前の準備が大切。アルコールの吸収を遅くするために、下記2つの条件を満たすものを食べておきましょう。

(1)肝機能を高める

肝機能を高め、酔いをまわりにくくする食べ物は次のとおり。

しじみ、あさり、さといも、かぼちゃ、レバー、梅干し、お酢

(2)胃壁を保護する

アルコールの刺激で、胃壁が荒れるのを防いでくれる食べ物は次のとおり。

牛乳、チーズ、ヨーグルト

■2:食べながら飲む

食べながら飲むことで、アルコールの吸収が遅くなります。アルコール代謝を高めるタンパク質と、その吸収を高めるビタミンB6を含むものを食べながら飲めば、なお良いです。脂っぽい食べ物は、アルコール代謝をストップさせるので控えましょう。

(1)タンパク質

枝豆、豆腐、お刺身、肉、卵料理

(2)ビタミンB6

まぐろ、かつお、鶏肉、牛レバー、バナナ

■3: ちゃんぽんは悪酔いの元

お酒の種類が変わると口当たりも変わるため、つい飲み過ぎてしまいます。飲み過ぎないためには、お酒を1種類に絞るのもいいのでは?

ただし、糖質を多く含むビールは中ジョッキ2杯まで、カクテルやワイン、梅酒も飲み過ぎないようにしましょう。焼酎やウイスキーを水やお湯で割って、ゆっくり飲むのがオススメです。

■4:水と交互に飲む

お酒を飲むと、悪酔いの原因物質”アセトアルデヒド”が発生します。お酒と水を交互に飲んで、アセトアルデヒドを体外に排出し、悪酔い、二日酔いの予防をしましょう。

いかがでしたか? 楽しいお酒の席で、周りの人を不快な気持ちにさせないためにも、悪酔いには気を付けたいものですね。

喫煙で発症増える手足の血流途絶えるバージャー病に新治療法

バージャー病(閉塞性血栓性血管炎)は、今から100年程前に発見された病気だ。患者は20~40代の喫煙歴がある男性が大半だが、最近では女性の増加も指摘され、国内の患者数は約1万人と推計されている。

衛生環境の改善と喫煙人口減少で先進国の患者は減少気味だが、中国、インド、東ヨーロッパなどでは増加している。

 この病気は手足の血管が閉塞し、血流が途絶えるため、手足の冷感や痺れの原因となる。また歩くと足に痛みを感じる間欠性跛行や急速に重症化し、手足に潰瘍や壊疽を生じることもある。

禁煙以外に確立した治療法はなく、20~40%の確率で手の指などの小切断となり12%で膝での大切断となる。

 国立循環器病研究センター心臓血管内科の河原田修身医長に話を聞いた。

「禁煙と血流改善薬の内服でよくなる方もいらっしゃいますが、それでよくならない難治性の方の治療は今まで確立されていませんでした。

一部バイパス手術も行なわれることがありますが、再閉塞の問題も指摘されています。なんとかしたいとバルーンカテーテル治療を試みました。これまで9例に実施し、全例で治療後すぐに痛みが軽減し、切断を回避できました」

 治療は局部麻酔で実施し、4時間の安静後は歩くこともできる。現在、足で7例、手で2例に実施し、ほとんどは1回の治療で回復している。

喫煙を再開した2人の患者は再狭窄したので、再度治療を実施した。体への負担が少なく何度でも実施できるのもこの治療の特徴で、全国への治療技術の普及が期待される。

歓迎会シーズン到来! ツラい二日酔い、漢方薬で乗り切れる?

歓送迎会の多いこのシーズン。連日飲み会続きで、二日酔いがツラい……という人も多いのではないでしょうか。胸のムカつき、頭痛、めまいなど、ひどい場合は仕事に影響してしまうこともありますよね。

二日酔いの対処法と言えば、まずは大量の水を補給することが第一。また、二日酔いに効果があると言われる食材やサプリメント、市販薬も多いですよね。

実は、漢方薬のなかにも二日酔いの際に用いられるものがあることをご存知でしょうか? 漢方薬の効果や、漢方薬を使うメリットについて、霞ヶ関ビル診療所・婦人科医師の丸山綾先生に伺いました。

二日酔いの際に処方される漢方薬で、もっともよく使われるもののひとつは「五苓散(ごれいさん)」だそう。

「漢方薬の考え方だと、二日酔いは『水毒』の状態です。『水毒』とは体の中で水の偏りがある状態のこと。二日酔いの場合、たとえば顔がむくんでいるのに喉が渇いているというようなことがありますよね。

体の一方では水がたまっているのに、一方では脱水という偏った状態です。このバランスを整えてくれるのが『五苓散』という漢方薬です」

また、「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」という漢方薬を処方することもあるそう。

「黄連解毒湯は4種類の生薬から構成された漢方薬です。この4種類の生薬は全て熱を冷ます効果があります。比較的体力や抵抗力があって、いわゆる体が火照るようなタイプの人の二日酔いには、こちらがよいでしょう。

ただし、冷え症や虚弱体質の人には向きません」

服用するのは、飲酒前、飲酒後、どちらでもOK。ちなみに、漢方薬を用いるメリットってあるのでしょうか?

「どう作用するかは薬・サプリメントそれぞれです。たとえば二日酔い対策でよく飲まれるウコンはアルコールを代謝する肝臓に働きかけるものです。

一方、漢方薬は体全体に働きかけて崩れたバランスを整えます。何を選択するかは考え方次第ですが、症状が早く取れる可能性は高いと思います」

漢方薬が二日酔いに効くなんて初耳の人が多いかもしれませんが、この時期、いざというときのために漢方医に相談しておいてもいいかもしれません。

アルコール依存症、今こそ治療 飲酒の誘惑、薬で断つ

 国内に100万人もの患者がいるといわれるアルコール依存症の治療の選択肢が広がってきた。飲酒時に強烈な不快感を引き起こす抗酒薬のほか、お酒を飲みたいという欲求を減らす飲酒抑制薬が登場。飲み会の前に飲んで効果が期待できるなどより手軽に服用できる薬の開発も進む。飲酒への誘惑を断ち切れるように自分に合った治療が選べる時代になってきた。

 「抗酒薬のおかげで現在の自分がある」。都内に住む63歳の男性は12月の週末、江戸川区の区民ホールで開かれた江戸川断酒会に参加し、こう振り返った。

 「会社への恨みが酒のつまみだった」「仕事も女房も失ってしまった」。この日の断酒会では60歳以上を中心に66人の参加者が集まり、自身の失敗談や断酒の誓いを思いのままに語った。自身の意思だけでは飲酒をやめることは難しく、同じ思いを抱える人との経験の共有が大事になる。こうした断酒会は都内各地でほぼ毎日開かれている。

 アルコール依存症は飲酒時に心地よさを感じたり、楽しくなったりした経験を繰り返すうちに飲酒が習慣化。お酒への耐性が強まって酒量が増え、家庭や職場で飲酒問題が顕在化する状態を指す。飲酒を我慢すると発汗やイライラ、不眠などの症状が出やすくなる。アルコール依存症の診断基準には、世界保健機関(WHO)が策定したガイドラインがある。過去1年間に「飲酒したいという強い欲望や強迫感」「禁酒あるいは減酒したときの離脱症状」など6項目中、3項目以上が当てはまり、同時に1カ月以上その状態が続いた場合などとしている。

依存症になると酒量を自らコントロールするのは難しくなるが、断酒を継続することで飲酒に伴うトラブルをなくすことができる。断酒のための薬が抗酒薬だ。抗酒薬を服用後にお酒を飲むと、下戸の人が飲酒したときのように心臓の激しい動悸(どうき)や吐き気を催し、飲酒を抑制する効果がある。抗酒薬には「ノックビン」や「シアナマイド」の2種類がある。東京アルコール医療総合センター(東京・板橋)の垣渕洋一センター長は「シアナマイドは肝障害の副作用が出ることがあり、ノックビンが第一選択肢」と語る。

 ただ抗酒薬は飲酒時の不快感と肝臓や心臓への負担が大きい。より緩やかに症状の改善が期待できる飲酒抑制薬も登場した。日本新薬が2013年に発売した「レグテクト」だ。一日3回食後に服用すると、脳の中枢神経に作用して飲酒欲求を抑える。垣渕センター長は「抗酒薬と飲酒抑制薬を併用し、効果を確実にするのがよい」と話す。飲酒抑制薬の分野に新規参入するのが大塚製薬だ。10月、治療薬「ナルメフェン」の製造販売承認を厚生労働省に申請した。審査が下りれば、18年度にも国内販売を始める見込みだ。

 飲酒の1~2時間前に服用すれば、飲酒時に特有の心地よさを感じにくくなるため、酒量が抑えられる。飲酒への欲求はうつや不安から逃れるためもあるが、ナルメフェンはそうした心理不安も抑えられるという。「断酒はハードルが高いが、飲酒抑制薬は酒量を中期的に減らせる効果が期待できる」(メディカル・アフェアーズ部の林孝子氏)国内で660人の患者を対象に最終段階の第3相臨床試験(治験)を実施した。多量飲酒(ビール中瓶3本以上相当)の日数が月11日と、服用前の約半分に減らせたという。垣渕センター長は「禁煙補助剤の『チャンピックス』に似た効果が期待できる」と話す。

■患者、国内100万人 20~90代に年齢層広がる 受診は1割に満たず

 厚生労働省の調査によると、国内のアルコール依存症患者数は2003年の80万人から13年に100万人に増加したとされる。アルコール依存症に対する認知が進んだ結果、患者本人が自主的に受診したり、職場の周囲の人間が受診を勧めたりするケースが増えており、認定数が増える傾向にある。東京アルコール医療総合センターの垣渕センター長は「以前は中高年の病気という印象だったが、20代から90代まで年齢層が広くなった」と指摘する。女性の受診も増えているという。

 それでも受診率は1割以下にとどまると推定されている。重症になるほど、自身の依存症を認めない傾向が強い。国内に飲酒習慣がある人は7千万~8千万人いるとされる。その中にはアルコール依存症までいかなくても多量飲酒で問題を抱える人が1千万人いるという。大塚製薬の「ナルメフェン」はこうした層にも効果があると期待されている。

二日酔い予防するには?「飲み会が始まったら一杯の水」「アルコール度数が強いものは後で」「ポテトフライ」-英医師によるアドバイス

お酒の飲みすぎで酷い二日酔い。「二度とお酒なんてのまない!」と固く誓うのに、なぜかまた飲みすぎて二日酔いに……という経験は多くの人にありますよね。

結局お酒を飲むことはやめられないなら、二日酔いを予防したい、そう思ったことはないですか?

イギリスの飲酒慈善団体Charity Drinkawareの医師たちの「二日酔い予防」のアドバイスが発表されました。

まず、飲み会が始まったら一杯の水。喉が渇いている状態でお酒を飲むとピッチがあがるため、先に水を飲むことが提案されています。

そして、色々なお酒を飲む場合、アルコール度数が強いものは後で飲んだほうが良いそうです。最初はビールで乾杯!といったところでしょうか?

また、酔いの進みが速いと二日酔いになる可能性も高くなるそうです。酔いを遅らせるには油が効果的。

バターたっぷりのマッシュポテトをスプーンに2さじ、これだけでも酔いが遅くなるそうです。日本の居酒屋メニューなら、ポテトフライといったところでしょうか。

寝る前の牛乳一杯もお忘れなく。

二日酔いの主な原因は、血液中の糖が下がることと、体内の水分不足。それには牛乳がもってこい。又、アルカリ性である牛乳が胃酸を抑え、ムカムカを予防してくれるそうです。

どれも簡単に実行できそうな気がしませんか?次の飲み会では、安心してお酒を楽しめそうですね。

めまい、吐き気、二日酔いの解消に効果的な清涼剤

「今から出かけるところなのに、めまいがする…」、「久しぶりの女子会、でも何となく気分がすぐれない…」、「旅行の予定は楽しみだけど、乗り物酔いが心配…」「二日酔いなのか、フラフラする…」といった症状や不安を感じたことはありませんか? 

undefined 薬に頼るほどでもないけれど、すっきりしない身体の不調。年齢を重ねると、体調にもいろいろな影響がでるもので、ときには「これが更年期障害?」と心配に感じてしまうこともあるでしょう。

そんな気分をすっきりさせてくれそうな口中清涼剤「普導丸(ふどうがん)」に先日、出会いました。

「普導丸」は医薬品ではなく医薬部外品で、オウバク末、ケイヒ末、ガジュツ末など自然の生薬7種類を配合した口中清涼剤です。効きめは穏やかですが、その分副作用などの心配はほとんどないことが特徴です。

「吐き気やめまいなどの不快な症状を穏やかに改善し、人々の身体を普段の健康体に導きたい」との願いを込めて名づけられた「普導丸」は、オリジナリティの高い生薬製剤なのです。

ちなみに、めまいには、ぐるぐる回る感じがする回転性めまい、からだがフワフワした感じでふらつく不動性めまい、立ち上がるとくらっとする立ちくらみめまいがあります。

めまいの感覚は言葉で言えないほどいやなものです。そして、一度大きなめまいを経験すると、しばらくはふらっとする感じが続いたり、まためまいが起こるのじゃないかと、とても不安になってしまうものです。


生薬の宝庫、木曽御嶽山の麓(ふもと)で生まれたロングセラー

「普導丸(ふどうがん)」が生まれた長野県木曽郡は木曽御嶽山の麓に位置し、古くから多くの薬用植物が分布する「生薬の宝庫」とも呼ばれる土地です。

恵まれたオウバク(黄柏、和名:キハダ)を主材として、各家の家伝薬としてつくられてきた「百草(ひゃくそう)」は、江戸時代から胃腸の良薬として愛用されてきた歴史を持っています。

「普導丸」を開発・製造している日野製薬は「百草丸(ひゃくそうがん)」で有名ですが、200年以上に渡って培ってきた製造技術と経験を活かし、昭和42年に開発されたのが「普導丸」です。

以来50年近くにわたって利用されており、90%以上の方がリピート購入されるとのこと。その中で特に愛用されているのは中高年以上の女性で、お客様アンケートには「すっきりした」「気分がよくなった」と書かれる方が多いそうです。

ただ、薬局や小売店ではほとんど販売されず、通信販売で直接購入というスタイルをとり続けているためご存じない方も多く、知る人ぞ知る「隠れたロングセラー」として活躍してきたのです。

カジュツ末(シロウコン)など7種類の生薬を独自の配合で処方

「普導丸(ふどうがん)」を飲むことで「すっきり感」が生まれる秘密は、どうやら生薬の配合にあるようです。オウバク末、ケイヒ末、ショウキョウ末、ガジュツ末、センキュウ末、トウキ末、ウイキョウ末という7種類の生薬が配合されていますが、その処方は独自の研究結果から誕生したもの。

生薬製剤は生薬の組み合わせや配合量によって効能効果が大きく変わるものですが、「普導丸」はその組み合わせと配合が良かったのでしょう。

中でも、ガジュツ末は別名・シロウコンとも呼ばれる生薬で、寒冷な信州にはもともと自生していない植物ですが、日野製薬の研究者がこだわって持ち込んだものだそう。

最近でこそウコンの効果も良く知られるようになっていますが、50年近く前からウコンに注目していたことは特筆に値するでしょう。ちなみに、「百草丸」にもガジュツ末が配合されているそうです。

乗り物に乗る前、飲酒の前など、気づいたときに飲めるのが特徴

「普導丸(ふどうがん)」は「口中清涼剤」ですから、病気を治療するお薬ではありませんが、朝起きてフラフラするとき、めまいを感じたとき、乗り物に乗る前、出かける予定がある朝、二日酔いになりたくない夜、そんなときに活用してみてください。

服用は1日3回までですが、タイミングは特に定められていませんので、気がついたときに使用してみるといいでしょう。

「普導丸」はほんのりとした苦味と芳香を持ち、銀箔でコーティングされた小さな粒は20粒ずつ分包されていますので、服用も難しくありません。身近な薬局・薬店では販売されていないかもしれませんが、通信販売が行われていますので、知っておくとよいでしょう。

ちなみに「普導丸」のパッケージは竜が描かれた印象的なものになっています。昔、御嶽山の一の池には五つの竜が棲んでいましたが、人々のいたずらに怒って暴れだした竜たちが、五の池まで別々の池をつくり、それぞれが棲むようになったという伝承があります。

特に三の池の水は、何年も腐らない不思議な水ともいわれています。竜神様が棲む御嶽山にゆかりを持つ「普導丸」だからこそ、竜のパッケージにはこだわりを持っているというわけですね。

普導丸(ふどうがん)(日野製薬株式会社)

(医薬部外品)
自然の恵みの生薬を7種類配合した口中清涼剤です。オウバク末、ケイヒ末、ショウキョウ末、ガジュツ末、センキュウ末、トウキ末、ウイキョウ末を混ぜ合わせ、銀箔でコーディングし、丸剤として仕上げています。吐き気やめまいなどの不快な症状を穏やかに改善します。

【効能】
溜飲(※)、悪心嘔吐、乗物酔い、二日酔い、めまい、口臭、胸つかえ、気分不快、暑気あたり
(※溜飲は胃の調子が悪く酸性のげっぷが出たり胸やけがすること)
【用法・用量】
大人は1回20粒、14才未満7歳まで10粒、7才未満4歳まで7粒、4才未満は3粒を湯または水にて服用してください。

~ご使用に際して~
(1)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもと、薬剤がのどにつかえることがないよう、よく注意し服用させてください。
(2)服用量を守り、概ね1日3回まで適宜服用してください。
ご使用に際しては、「使用上の注意」をよく読んで正しくご使用ください。

脳はお酒が好きだって知ってた?「1日350mlのビールを4本飲み続けると、依存症になる可能性が高い」

おとなの楽しみの一つであるお酒。往年のヒット曲ではないが、ちょいと一杯のつもりが深酒になってしまったなんてことは、誰もが経験しているだろう。

ついつい飲み過ぎてしまうのはなぜか? 緊張が解けてリラックスした気分を味わえるからだと思ったが、意外なことに人間は酒好きの構造になっている。糖しか養分にしないはずの脳が、お酒を欲しているのだ。

■飲めば飲むほど疲れがたまる?

お酒に含まれるアルコールはエチル・アルコールと呼ばれ、体内に入ると胃や小腸で吸収される。その後は血液に取り込まれ肝臓に移される。分解して無害なものへと変えるためだ。

肝臓でアルコールが分解され始めると、まずはアセトアルデヒドと呼ばれる物質に変わる。

この物質は毒性が強く、粘膜や皮膚を刺激したり、麻酔作用をもたらすなどの悪さをする。顔が赤くなり眠気を感じるうちはまだ良いのだが、多量に残ると頭痛や吐き気を引き起こす。

二日酔いはアセトアルデヒドが原因なのだ。

肝臓の仕事はアセトアルデヒドまでで、その後は血管を通って全身に運ばれ、さらに分解が進む。筋肉や他の臓器に運ばれたアセトアルデヒドは、お酢に含まれる酢酸(さくさん)に分解され、最終的には水と二酸化炭素になる。

これで完全にお酒が抜けた状態になるのだが、分解できるスピードは非常に遅く、男性は一時間に9g、女性は6.5g程度が一般的だ。これをアルコール5%・350mlのビールに当てはめると、お酒が完全に抜けきるまでのおよその時間は、

・男性 … 1.5時間

・女性 … 2.1時間

だ。特に決まりはないのだが、居酒屋さんの大ジョッキは700ml前後なので、グイッと空けると男性でも分解に3時間かかる計算だ。ビール好きなら3杯は飲むだろうか、2.1リットルものビールだと9時間も要するので、寝ているあいだもからだを全開で働かせることになる。

疲れがとれないどころか、自覚がなくても二日酔い状態になっているのだ。

■二日酔いこそ、あるべき姿?

楽しみながら飲んでいるうちは良いのだが、残念ながらお酒が手放せないひともいる。いわゆるアルコール依存症だ。厚生労働省のwebによると「大切にしていた家族、仕事、趣味などよりも飲酒をはるかに優先させる状態」と定義され、健康以前に社会生活すら困難になってしまう。

一日平均60gを超えるアルコール摂取は「多量飲酒」と呼ばれ、依存症につながる可能性が非常に高い。5%・350mlのビールに含まれるアルコールが約13.8gなので、毎日4本飲み続けると危険ゾーンだ。

なぜお酒が止められなくなるのか? 職場や家庭で日々ストレスを受けている人が多量飲酒の傾向があるのはご存じの通りだが、もともと人間のからだはアルコールを欲しがる傾向があることが近年の研究でわかった。

よりにもよって脳がお酒を欲しがっているのである。

お酒に含まれるアルコールは脳をマヒさせ、論理性や思考能力を低下させる。これがリラックスにつながるので、依存症は精神的な要因が多い。対して脳がアルコールを好むのは、分解途中で発生する酢酸が欲しいからだ。

本来は糖しか必要としないはずの脳が、お酢の原料である酢酸も養分にしているのだ。

血液中に酢酸が入ると、筋肉では2~3分後に濃度が高まり、それから10分程度で分解され濃度が低下する。対して脳での酢酸濃度は10~15分後にピークに達し、その後は徐々に低下することから、脳が酢酸を分解していることがわかった。

なかでも情報処理をおこなっている白質(はくしつ)と灰白質(かいはくしつ)周辺は、脳全体の60%も濃度が高まることから、酢酸を好んで集めている、と考えられている。

まとめると、

・350mlの缶ビールを飲むと、完全に酔いがさめるのに1.5~2.1時間かかる

・1日350mlのビールを4本飲み続けると、依存症になる可能性が高い

・脳は、二日酔い状態で発生する酢酸が好きらしい

短縮すれば「脳は二日酔いが好き」なのだから、人間は酔っ払いになるべく誕生したと言えるだろう。

■まとめ

酢酸を求めているなら、お酢を飲めば脳も少しは満足するだろう。

お酢ドリンクは種類も豊富なので、わかっちゃいるけどヤメられない人はぜひ試して頂きたい。

悪酔い防止に牛乳が効くって本当?

大きな仕事の打ち上げや、懐かしい友人と旧交を温める場など、「今日は飲むぞ!」と、解放的な気分で酒席に臨むことが誰しもあるだろう。

ただし、飲んでも飲まれてはいけないのがお酒というもの。飲めば飲むほど酔いは回るし、翌朝には二日酔いというツケも回ってくる。

酒は飲みたいけどしんどい思いはしくたない…というわけで、飲兵衛たちの間では、二日酔いや悪酔い防止のための秘策が様々噂されている。

たとえばよく耳にするのが、「あらかじめ牛乳を飲んで胃腸に膜を張っておくと、悪酔いしないし翌朝にも残らない」という説。これって本当なのだろうか?

「これは私自身も学生時代に試したことがありましたが、残念ながら医学的な根拠はなく、効果はないでしょうね。単なる都市伝説と断じていいかと思います」

そう答えてくれたのは、新宿ライフクリニックの須田隆興先生だ。ホットミルクなどが表面にうっすら膜を張るのを見ていると、いかにもあり得そうな俗説だったが…。その理由は単純明快だ。

「牛乳が悪酔い防止に効くというのは、胃腸に張られた膜がアルコール成分をブロックして、体内に吸収されることなく排出される――というニュアンスだと思いますが、これはあり得ません。

アルコールというのはもともと、非常に体内で吸収されやすい化学物質ですし、もし仮に牛乳にそのような効果があるとしたら、子どもの頃から食事の際に牛乳を飲んできた人たちは、栄養失調になる可能性だってあり得ます」

たしかに、牛乳がアルコールの吸収を阻む効果を持っていたとしたら、ビタミンやミネラルなど他の栄養素にも同様の効果を発揮してもおかしくない。

「同じ酒飲みとして、少しでも酔いを抑えたいと思う気持ちはわかりますが、結局のところアルコールそのものの摂取量を抑えることが最良の対策ですよ」

ウコンや薬で対策を講じるのもいいけれど、自制心に勝る良薬はない。よく肝に銘じておこう。

電子たばこで肺炎に、世界で2例目 スペイン病院が報告

スペインの病院に入院していた患者が電子たばこの吸いすぎで肺炎を発症したと、患者の治療にあたっていた病院関係者が13日、明らかにした。電子たばこが原因で肺病になった症例は記録史上2例目だという。

 50歳男性とメディアで特定されたこの患者は、ア・コルーニャ(A Coruna)北西部にある病院に別の病気で入院していたが、入院中に肺の不調を訴えた。

 匿名を条件にAFPの取材に応じたア・コルーニャ大学病院(A Coruna University Hospital)のある関係者は、「男性は、電子たばこの使用過多に起因する外因性のリポイド肺炎と診断された」と述べており、

また病気の原因については、蒸気を発生させる交換式カートリッジ内の植物由来の含有物だと付け加えている。

 この関係者によると、医師らは数日前に患者を肺炎と診断し、患者に治療を施した。患者は既に退院しているという。

「電子たばこの吸引に関連する呼吸器の不調としては、今回の件は世界で2例目だ」(同関係者)

 米医学専門誌「チェスト(Chest)」の2012年4月号には、電子たばこの使用が原因で肺炎になった42歳女性の症例が記録されている。

 報告を受けた電子たばこメーカー各社は、電子たばこは本物のたばこよりもはるかに害が少なく、禁煙の助けにもなる場合もあるとして、ア・コルーニャの事例を一蹴した。

 スペイン国内の企業500社を代表する全国電子たばこ協会のアレハンドロ・ロドリゲス(Alejandro Rodriguez)副会長は、「この病気が電子たばこの使用と関連があるという証拠はどこにもない」と指摘する。

 同副会長はAFPの取材に「喫煙で毎日何人の人が死んでいるだろうか。発売されて以来の15年に、この製品によって軽い肺炎にかかった人が世界で2人だけしかいないとすれば、それに対して『よくやった』と言うべきだろう」と語った。

 電子たばこは、ニコチンを含む蒸気を発生させて吸引する電池式の機器で、蒸気はさまざまな種類の風味がある。また本物のたばこに含まれる有毒化学物質の多くは取り除かれている。

 たばこの代替品としてますます人気が高まっている電子たばこだが、人々の健康にどれほどの害をもたらす可能性があるかについては、専門家らはまだ明確な判断を下していない。

ウコンやしじみよりもタンパク質が大事! - 悪酔いしないための4つの対策

春の陽気が続くこのごろ。東京都心では25日、桜の開花が確認された。となれば、いよいよあの楽しいイベント「お花見」シーズンの到来だ。

さらに3月、4月は歓送迎会も重なる時期。何かと断れない酒を飲む機会が増えるこの時期に気になるのが、酒の飲み方だ。

どうせ飲むなら「楽しく」「気持ちよく」飲みたいものだが、気がつくと泥酔してしまったり悪酔いしてしまったりした経験はないだろうか。せっかくの楽しい気分を壊さないための「乱れない飲酒法」のポイントをまとめてみた。

○泥酔と悪酔いの原因は、飲酒のスピードにある

もともと日本人は、欧米人らに比べて、酒にあまり強くない体質と言われている。酒には「エチルアルコール」という物質が含まれているが、肝臓で分解されるときに毒素が強い「アセドアルデヒド」という物質に変化する。

このアセドアルデヒドが、酒を飲んだときに起こる動悸(どうき)や吐き気、頭痛などを引き起こすのだ。

アセドアルデヒドを分解する働きを持っているのが「ALDH2」という酵素で、この酵素が効率よく働く人は「悪酔いせずに飲める体質」ということになる。

だが、日本人はこのALDH2の働きがよくないケースが多いために酒に弱く、無理して飲むと悪酔いや泥酔をしてしまう人が多いのだ。ただ、ALDH2が効率的に働く人でも、以下の3つの飲み方は悪酔いするので注意しよう。

・ハイピッチな飲み方は危険

ALDH2が働く体質であっても、そこまで急激に分解酵素は働いてくれない。そのため、乾杯の勢いでガブガブと飲み続けると酵素の代謝が追いつかず、悪酔いしてしまう。当たり前かもしれないが、「飲むスピードは酔いと比例する」ということを頭に置いて、酒を飲むことが肝腎なのだ。

・空腹時はアルコールがスムーズに分解されない

空腹状態で酒を飲むと胃壁に負担をかけるだけでなく、アルコールを分解するために懸命に働く肝臓もスタミナ不足状態になってしまう。酒を飲むなら肝臓がうまく働いてくれるように、タンパク質などの栄養素をしっかり摂取することが大事だ。

・毎日の飲酒は、肝臓の働きを確実に悪くする

シーズン的に毎日飲み会があるなんてことも多いかもしれないが、連日の飲酒は、確実に肝臓の機能を低下させる。それだけではなく、肝臓の機能にも負担をかけることで、後々にダメージが出る可能性もある。2日連日で飲酒した場合は3日目は休肝日にして、3日以上の「連チャン」は避けるようにしよう。

○悪酔い・泥酔防止には「飲む前の準備」が大事

内臓は年齢とともに、その機能が徐々に低下していることが多い。さらに、酒をよく飲む人はそれだけ肝臓に負担をかけるので、アルコールの分解機能が低下するだけでなく、脂肪肝や肝硬変という病気になる可能性も高まる。

さらに、飲酒でダメージを受けるのは肝機能だけではない。酒(特に日本酒)は糖質量も多いため、メタボや糖尿病、高血圧などの大きな要因にもなる。

泥酔・悪酔いしない飲み方をするためには、飲んでいるときはもちろん、事前に「飲むための準備」をしていくことが大事。下記の対策を読みながら、「楽しめるほどほどの量」を自分なりに探してみてはいかがだろうか。

対策1 酒を飲む日のランチは、タンパク質を含むメニューを

肝臓の細胞の代謝がアルコールの分解にも深く関わってくるが、肝臓の細胞の再合成を助けてくれるのがタンパク質だ。タンパク質をきちんと摂(と)っていると、酒を飲んだときに体調が悪くなるアセトアルデヒドの量が増えにくいという傾向がある。

卵、チーズ、肉などの必須アミノ酸のバランスがよい動物性のタンパク質が一番オススメ。

食べてから2時間で再合成が始まると言われているので、飲む前にまず焼き肉やステーキなどを食べてからというのが一番理想的。仕事終わりですぐ飲み会というときには、ランチから肉や魚など動物性タンパク質をしっかり摂(と)っておこう。

対策2 乾杯前に一杯の水を飲む

「そんなの酒がまずくなる! 」と言われてしまいそうだが、この1杯の水が体の負担を大きく変える。

特に新入社員など酒に慣れてない人たちは、周囲のノリにあわせて飲んでしまうことも考えられるが、まずは気持ちを落ち着かせるためにお水をコップ1杯飲んでおくといいだろう。

どうしても最初の1杯をアルコールにしたいという人は、乾杯の1杯後は調節をすべき。ペースが上がりすぎないように、コップ1杯の水を必ず用意して、交互に飲むなどの工夫をしよう。

対策3 おつまみのポイントは「高タンパク質+ビタミン」

つまみを食べずに酒を飲むと、肝機能に栄養が行かない。すると肝細胞の再生が悪く、肝細胞内の代謝が滞ってしまうので、必ず食べるようにしよう。

このときに焼きそばやお好み焼きのような炭水化物が多いおつまみよりも、肉、魚、卵、チーズなどの高タンパクなものを選ぶのがポイント。ビタミン類も肝細胞内の代謝をサポートしてくれるので、サラダ類などもプラスするようにしよう。

ウコンやしじみなど、アルコール対策のサプリメントだけ飲んで、つまみなしで酒を飲む人がいるが、ウコンやしじみも肝臓のもとになるタンパク質がないと効果的に働いてくれない。サプリの効果を高めるためにもタンパク質摂取は必要なのだ。

対策4 ゆるゆるダラダラ飲みに徹する

酒のピッチを上げるとアルコール代謝が追いつかなくなる。他人のペースに飲まれないようにすることが大事。1杯を一気に飲むことなく、飲みきるまでに口に運ぶ回数を増やすように意識してみよう。飲みのスタートに意識するだけでも、ペースはかなり落ちるはずだ。

ニコチンパッチ、妊娠中の女性の禁煙に効果なし 研究

妊娠中の女性の禁煙にニコチンパッチが効果がないとする研究が、12日の英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)に掲載された。

 フランスの研究チームは、1日5本以上たばこを吸う女性400人にニコチンパッチとダミーのプラシーボ(偽薬)のいずれかを提供した。

 結果、ニコチンパッチを与えられたグループではわずか11人(5.5%)しか出産時までに禁煙に成功しなかった。一方ダミーのプラシーボを与えられたグループでも10人(5.1%)が出産時までに禁煙に成功した。

 赤ちゃんの出産体重の平均は両グループでほぼ同じだった。だが血圧については、ニコチンパッチを使用したグループの方が大幅に高かった。

 パリ(Paris)のピティエサルペトリエール大学病院(Pitie-Salpetriere University Hospital)の薬理学者、イバン・ベルリン(Ivan Berlin)氏率いる研究チームは結果に落胆したと述べている。

 この結果について研究チームは、妊娠中の女性の禁煙を支援するはずの薬剤に効果がみられず、カウンセラーや禁煙グループなどによる「行動支援」が依然として極めて重要であることが示されたと結論づけている。

【順天堂大学医学部奥村特任教授】たばこはストレス解消に役立っている フーッと吹かすとき頭の中は真っ白になれる

エッセイストでバーマン、葉巻とパイプをこよなく愛する島地勝彦さん。自ら開いた愛煙家のためのサロンには、会ってみたい人だけを招く。今回のゲストは、順天堂大学医学部特任教授で免疫学の第一人者の奥村康博士。その専門的な観点から、“健康常識”のウソを次々に暴いている。

 島地 先生は、たばこを吸わないのにたばこ擁護の側に立つ珍しい医者ですね。

 奥村 擁護というより事実を伝えるだけ。医学的にたばこを吸う人と吸わない人で命の長さに差があるかというと全くないんです。どんなデータを取ってもそれは明白です。

 島地 日本はこれだけ豊かなのに毎年3万人前後が自殺している。調べてみると、その中にたばこを吸っている人はあまりいないらしいです。

 奥村 やはりたばこがストレス解消に役立っているということでしょう。

 島地 僕は3日ぐらい部屋にこもって原稿を書くんですが、葉巻とシングルモルトウイスキーがあればいい。原稿に熱中すると興奮状態になるので、時々それでクールダウンするんです。

 奥村 人の脳細胞は、1つ1つから張り巡らされた神経が網の目状につながっていますが、その網目が濃いほど記憶力がよかったり頭がよかったりするんです。ニコチンは、それを濃くするのにも役立つんですよ。よくたばこを吸う人に認知症が少ないといわれるのも、それが関係しているといわれます。

 島地 にも関わらず、日本はたばこに厳しい。

 奥村 免疫学の1つに、人のエモーショナルな部分に作用する免疫の研究があります。例えば学生などは試験前や試験中、ウイルスやがん細胞に働きかけるナチュラルキラー細胞の活性がガクンと落ちるんですが、それは精神的なストレスから来ている。大事な時期にも関わらず風邪をひきやすいのはそのためです。

 島地 それを防ぐにはどうすればいいんですか。

 奥村 大事なのは、勉強以外の時は全く別のことを考えること。大人はたばこもいい。フーッと吹かすとき、頭の中は真っ白になれますから。

 島地 その感覚はよくわかります。

 奥村 だから、たばこを吸う人に止めろというのは、ストレスを強要しているのと同じなんです。

 ■奥村康(おくむら・こう) 1942年生まれ。順天堂大学医学部特任教授。ベルツ賞、高松宮賞ほか受賞。『免疫のはなし』『「まじめ」は寿命を縮める「不良」長寿のすすめ』ほか著書多数。

 ■島地勝彦(しまじ・かつひこ) 1941年東京生まれ。『週刊プレイボーイ』他の編集長を経てエッセイスト&バーマンに。喫煙文化研究会会員。最新著は『迷ったら、二つとも買え!』(朝日新書)。

 ■喫煙文化研究会■
 「美しい分煙社会」を目指し、喫煙者、非喫煙者が共生できる社会を目指す文化人の会。「愛煙家通信」を発行。http://aienka.jp/

「ワインは悪酔いする」「日本酒は次の日に残る」は本当? 悪酔いしない飲み方は? 知っておきたいお酒の豆知識

お酒を飲む機会が増える年末年始に、飲み過ぎて二日酔いになったり、酔っ払って失態を犯してしまって反省している人もいるのでは? 酒の席は楽しいことが多いので、ついつい飲みすぎちゃう気持ちも分かるけど。

さて、ついつい飲み過ぎちゃう酒だけど、「お酒はちゃんぽん(いろんな種類の酒を飲む)すると悪酔いする」、「ビールの二日酔いは特にツラい」、「冷酒はすぐに酔う」など、お酒の種類や飲み方で、酔い方が違うと言う人が多い。中には「ワインは酔いやすい」という人も。

でも、ちょっと待って。特に赤ワインにはタンニン、アントシアニン、カテキン、フラボノイドといった成分=ポリフェノールが多く含まれていて、何かと体によろしくない活性酸素を体内から消去する働きがあるということが実証されている。

このポリフェノールを大量に含んだワインを日常的に飲んでいるおかげで、バターやクリーム、肉料理といった脂肪分の高い食事が多い割に、フランス人は心疾患による死亡率が低いという「フレンチ・パラドックス」という現象も広く知られているほどだ。

そんな健康によさそうなワインだけど、本当に悪酔いするのだろうか? 調べたところによると、まず考えられるのがウィスキーや焼酎などの「蒸留酒」と、ワイン、日本酒などの「醸造酒」の違い。簡単にいうと蒸留酒は、あるアルコール成分が揮発する一定の温度で温めて、

その蒸発したアルコールを集めて作るためアルコール成分は1種類。醸造酒は酵母によって原料を発酵させて、後処理をしないため数種~数十種類のアルコール成分が含まれている。

肝臓は1種類のアルコール成分だと効率よく分解できるが、種類が増えるとその効率が落ちてしまうため、二日酔いになりやすいと言われている。

さらにワインによっては、亜硫酸塩(酸化防止剤)やソルビン酸(保存料)などの添加物が入っており、この成分が頭痛を引き起こすのではないかという説や(科学的に立証されているわけでない)、冷やしたワインの口当たりがいいから適量を超えて飲んでしまう説などもあり、なかなかこれといった定説がない状態だ。

では、なぜ冷酒や安いワインは悪酔いするという人が多いのか? ネット上や筆者の周りのいろいろな酒好きの意見をまとめてみると、「冷えた酒は口当たりがいいから飲み過ぎてしまう」、

「ウィスキーなどのアルコール度数が高い酒は、ゆっくり時間をかけて飲むから飲み過ぎない」、「安いワインは早いピッチで飲むけど、高いワインは少しずつ味わって飲む」といった意見が多い。

また、米が不足していた戦後には日本酒に醸造アルコールや糖類を添加した「三倍増醸酒」や、メチルアルコールなどの工業用アルコールを添加した通称「バクダン」といった酒が流通していた。

これらの酒は、安価だが人体に影響が出やすい粗悪なアルコールが含まれているため、多くの人が悪酔いをしていたとか。

「日本酒は燗をして飲んだほうがいい」というのは、こういった質の悪いアルコールを飛ばすためだったという理由もあるそうだ。安酒=悪酔いのイメージは、ここから来ているのかもしれない。

逆に、「良い酔い方」をするには、水などの水分を取りながら飲む、肉や卵、乳製品などのタンパク質の多い食品を取りながら飲むといった方法が定番。しっかり食事やつまみを取りながら、ゆっくり味わって酒を飲むのが一番のようだ。

酒は適量を守れば体によくて、料理を美味しく引き立ててくれることに異論を持つ人はいないだろう。結局、悪酔いや酔いやすいのは、「つい適量を超えて飲み過ぎてしまう」自分次第だったりするのかもしれない......。
カテゴリ
QRコード
QR
最新記事
★★互助会推薦★★