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内臓ダメージを避ける飲み方


今年も忘年会シーズンの到来。楽しくおいしいお酒も連日続くとツライもの。内臓に負担をかけず、さらに翌朝に残らない飲み方について、川崎南部病院 健康管理センター所長の仲眞美子先生に伺ってみた。

「日本人は欧米人に比べて、もともと体質的にお酒に強くありません。お酒にはエチルアルコールという成分が含まれていますが、この成分が肝臓で分解されると、“アセトアルデヒド”という物質に変化します。このアセトアルデヒドとは、発がん性なども指摘される有害物質です。お酒を飲んだときに起こる動悸や赤み、吐き気や頭痛、二日酔いなども、このアセトアルデヒドが作用しています。 
 
この悪さをするアセトアルデヒドを分解する働きを持っているのが、“ALDH2”という2種の酵素です。この酵素がうまく働く人はお酒に強いのですが、日本人はALDH2の働きが悪い人が多いため、悪酔いしたり、翌日までお酒が残ってしまう人が多いわけです。 
 
ただ、お酒が強い人でも、ピッチを上げて飲むとALDH2の分解ペースが追いつかず、悪酔いや泥酔を引き起こします。飲酒では量の制限ばかり着目されますが、実は飲むスピードにも配慮することが必要なのです」 
 
特にALDH2の働きは、年齢とともに低下しやすいという。年齢を重ねると飲めなくなるのはそのためだ。最近お酒に弱くなったと感じる人は、ALDH2の働きが悪くなっていることを自覚して、自分のペース配分にはより慎重になるべきなのだ。

さらに、今夜は飲み会があるという日は、ランチタイムの食事内容を意識することで、内臓への負担もかなり軽減されるという。 
 
「女性の方だとダイエット意識重視で、飲み会がある日のランチを抜いてしまったり、軽めにと小さなサンドイッチやおにぎり1個で済ませてしまう人も多いようです。でも、これはあまりよくありませんね。お酒を飲む日のランチはしっかりいただいてほしいのです。 
 
すきっ腹で飲むと、胃壁に負担をかけるだけでなく、アルコールを分解するのに必要な肝臓の機能を下げてしまうことになります」

また、食べるなら糖質よりも肉や魚、卵などのたんぱく質に留意してほしいという。 
 
「アルコール分解に関わる臓器は肝臓です。肝臓が元気に働くことが、アルコールの分解にもつながります。そのためには良質なたんぱく質の摂取が必須です。お酒を飲む日のランチは糖質を抑えても、たんぱく質はきちんと摂ってほしいですね。 
 
また、飲む席のおつまみもポテトフライや焼きそばなど炭水化物の比重が高いものよりも、焼き鳥やお刺身、焼き魚、から揚げ、卵焼きやチーズなど、たんぱく質が主体のものを取るように心がけましょう。豆腐や納豆など大豆もたんぱく質ですが、動物性たんぱく質のほうがアミノ酸バランスが高いので、肝臓の再合成が早いといわれています。 
 
食べてから2時間ぐらいで再合成が始まるといわれているので、本格的に飲む前にたんぱく質を摂取しておくといいでしょう。お酒というとウコンやシジミを取っていれば大丈夫と思っている人がいますが、たんぱく質がきちんと摂れていなければ、肝細胞内の代謝も進まないのです」

お酒好きな人は、最初の1杯をおいしく飲みたいがために、飲む前の水分摂取を控えることが多い。スポーツ後のビールなどがその代表例だ。 
 
「でも、水分を摂っていないと一気に飲むので、ピッチが上がり、ALDH2の分解スピードが追いつきません。理想的なのは、飲む前にコップ1杯の水や炭酸水を飲んでおくことですね。特にお酒が弱い人は、この方法がおすすめです。 
 
飲む前に水分は摂りたくない、というのであればチェイサーを用意して、お酒を飲みながら必ずチェイサーも飲むようにすると、ペースも量も抑えられます。ちょっとした工夫が肝臓をいたわる飲み方につながるのです」
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飲む機会が格段と増えるこのシーズン。内臓への負担を抑えながら、翌朝にも残らない飲み方を覚えておきたい。

酔っ払ったときのなくしモノ、1位は「記憶」



FC2 Analyzer 住宅・不動産専門サイト「O-uccino(オウチーノ)」を運営するオウチーノは、忘年会シーズンの到来を前に、「酔っ払ってなくしたモノ」に関するアンケート調査を実施した。

それによると、なくしたモノは「特にない」と答えた人が過半数(58%)にのぼる一方で、なくしてはいけない大事なモノまでなくした人もいるという。

 20歳―39歳の男女1000人に、これまで酔っ払ってなくしたことがあるモノは何か聞いたところ、「記憶」(14.9%)との回答が最も多く、「財布」(13.5%)、「コートなどの上着」(10.4%)、「家の鍵」(9.0%)、「携帯電話」(8.8%)が続いた。

 詳しく聞いてみると、「起きたら公園のベンチにいた」(34歳男性)、「帰り道の記憶だけぽっかり抜けていた」(38歳男性)、「財布をなくしたと思ったら炊飯器の中にあった」(22歳女性)といった声が寄せられた。

 少数回答では、「信用・信頼」(3.6%)、「友人」(1.9%)、「恋人」(1.7%)、「仕事」(1.6%)など、シャレにならないモノも挙げられた。

自由回答では、「友人と大喧嘩してそれきりになった」(25歳女性)、「酔って本音を言ったら彼女と喧嘩になってそのまま別れた」(23歳男性)といったエピソードが聞かれた。

 酔っ払ってモノをなくさないために気をつけていることがあるか尋ねると、「はい」が23.5%、「いいえ」が76.5%で、特に対策を取っていない人の方が圧倒的に多い。

「はい」と答えた人は具体的に、「大きな1つのバッグにとりあえず全部入れる」(29歳女性)、「酔い過ぎないよう、こまめに水を飲む」(22歳女性)といった対策を取っている。

仕事後のビールが楽しみなアナタはアル中?アルコール依存チェックテスト―米研究


「いつでも止められるから大丈夫」「お酒を飲んでいても、やるべき事はやっているから問題ない」なんて思っているアナタはもう既にアル中かも!?

ストレスの高い女性がアル中になる危険は年々増えているそうですよ。

ここでは、アルコール中毒や薬物依存症への理解を高めるためにボストン大学が設立したAlcohol Screening.orgが行っている「アルコール依存症テスト」の中から、チェックポイントを何点かご紹介します。当てはまるアナタは要注意!

1.最近、お酒に強くなってきた。

2.お酒を飲むと身体が楽になる。

3.お酒が飲める「その時」を楽しみにしながら仕事をしている。

4.ついつい、予定している以上の量のお酒を飲んでしまう。

5.お酒が理由で社交的な場に足を運ばなくなっている。

6.お酒が手に届くところにないと、なんだか不安だ。

7.お酒を飲んだ翌日に後悔する場合が多いのを知っていながら飲んでしまう。

あなたは何個当てはまりましたか?

現在、アルコールは「薬物」として捉えられているそうで、「依存性の強い薬物ランキング」では、なんと5位にランクインしているそう。

「お酒を飲む日」と「お酒を飲まない日」であなたの気分や体調に変化はありませんか?仕事でお酒を囲む席だって多いからこそ、意識的にきちんとセルフチェックをすることをおすすめ!

古今東西の変わった二日酔い対策、19個  



FC2 Analyzer旅行先で地元の人とお酒を飲むとより文化が分かったりもします。ただし飲み過ぎると、次の日にしんどい二日酔いが。せっかくだから、二日酔いの対策も現地流にいきませんか?

1 古代ローマ

古代ローマ人は乱痴気騒ぎの飲み会が大好きでした。その日は楽しくても、翌朝には頭の中で戦車が競争しているような頭痛がすることも当然ありました。そんな時、古代ローマの博物学者、大プリニウスはたっぷりの油で揚げたカナリアを食べることを薦めています。そして、頭を落として毛を抜いてから揚げるのか、まるごといくのかが議論しています。でもカリカリとした骨が二日酔いにいいってことはみんな同意していたようです。

2 ナミビア

パーティの翌朝にナミビアの人達は、バッファロー・ミルクを飲みます。中に入っていないものは何だと思いますか? バッファローのミルクです。バッファロー・ミルクはクロテッド・クリーム、ダークラム、スパイスラム、クリームリキュール、生クリームが混ざった物です。これをカップ一杯飲んだだけで気分悪くなってしまいそうな気もしますけど、ね。

3 プエルトリコ

プエルトリコのドランカーは二日酔いを防ぐ方法を見つけたみたいです。 飲みに行く前、お酒を飲む方の手の脇の下をレモン(もしくはライム)のスライスでこすっておくというもの。そうすると脱水を抑えられるんだとか。この考え方に対してはこんな反応がありますよ。

人物A:そんなはずないね。全然科学的じゃないよ。
人物B:どうして、お酒を飲む方の手だけなの? 両方やったらどうなるの?
人物C:これはよく知られているけど、僕がこのことを調査した時に会ったプエルトリコ人で、この方法を実践している人は1人もいなかったよ。都市伝説みたいなものじゃないかな。
人物D:ほとんどジョークだよ。きっと誰かがお馬鹿な友達の脇の下にレモンをこすりつけたかったんだよ。たぶん、その人はちょっと臭かったから夜遊びに出る前にどうにかしたかったんじゃないかな?

4 日本

居酒屋で飲み過ぎてしまった日本人は梅干しを食べるようです。梅干しは、プラムやアプリコットに似たウメという果物を漬け物にして乾燥させたものです。酸っぱいです。それもただの酸っぱさじゃありません、口がすぼまるほどの酸っぱさです。梅干しを緑茶に入れて、酸っぱさを軽減させて食べる人もいますが、それでもびっくりするくらい酸っぱいです。
この行為には、ちょっと科学的な根拠もあって、梅干しに含まれる塩分が枯渇した電解質を補充してくれるのです。

5 ドイツ

ドイツビールでお腹が一杯だって? よし、二日酔い用朝食(katerfrühstück)にしよう。具体的には、ピクルスとオニオンをニシンの酢漬けでまいたロールモップというものだそうです。

6 カナダ

カナダ! これは、素晴らしいです。飲みがすっごく盛り上がってきたところで、プーティンを食べるのです。プーティンとはクレープの上に、フライドポテトとチーズとグレービーソース、ホール胡椒が乗っているもの。おいしそうだぁー!!

7 シチリア

雄牛の乾燥ペニスを噛むこと。 現在は廃れているようですけど、昔は二日酔いのシシリア人は雄牛の乾燥ペニスをかじったそうです。男性らしさを回復するという理由からです。実際にはこれ以上かじりたくないから、脳が全力で二日酔いから回復させてくれるっていう理由かもしれません。深酒しなくなりそうです。

8 ハイチ

ハイチのブードゥー教の信者たちの中には、二日酔いに攻撃的に立ち向かう人もいるみたいです。彼らは黒ピンを13本、ビンのコルクに刺すんです。スクリューキャップの場合はどうするんでしょうか。

9 古代ギリシャ

カナリアを食べてた古代ローマ人にも負けていません。古代ギリシャ人は二日酔いの朝には、朝食に羊の肺とふくろうの卵を2つ食べていました。ふくろうの卵は、普通の卵に味も似ているでしょうし、そこまでキワものではないかもしれません。昔、水牛の肺を食べた事があるんですけど、肺って噛みきるの大変なんですよね。二日酔いでこんなヘビーなもの食べたら、お腹びっくりしてしまいそうです。

10 アイルランド

アイルランドの伝説によれば、首まで濡れた川の砂に埋まるというのが二日酔い対策です。アイルランドは暖かい国ではないので、濡れた川の砂は体を冷やします。冷たいシャワーみたいな効果がありそうです。目を覚まし、血流を良くしてくれそうです。これが頭痛と吐き気を治してくれるっている医学的な見解はないですけどね。

11 ベトナム

ベトナムではすりつぶしたサイの角をお湯にいれて飲みます。これはアレルギーからガンまで治すことができる、万能薬と信じられています。サイの角の需要が高まり、密猟されたサイの数は正気とは思えないほどになっています。サイの角の粉には効能はありません。サイの角の粉を買うこともサイの乱獲につながります。ダメですよ、絶対。

12 トルコ

胃にトラブルがある? それだったら、もっと胃が必要だね! というのがトルコ流。ウシの胃の入ったスープを食べるのです。中には、ウシの胃とニンニク、タマネギ。クリームをお好みで。飲みに行く前に食べておけば予防にもなります。メキシコやルーマニアでもこの習慣があるそうです。

13 モンゴル

変わった二日酔い対策の勝者はなんでしょう? そう、モンゴル! 長い夜を相撲をとったり、飲んだりした後、 カクテルを飲みます。トマトジュースと...羊の目玉の酢漬けの入ったカクテルです。酢漬け。目玉。羊からとった。トマトジュースと一緒に。もう何も言う事はありません。

14-18 アメリカ

世界にはいろいろ変わった方法がありましたけど、アメリカはどうでしょうか? 一気に5つ紹介しますよ。

14 生卵

プレーリー・オイスターからいきましょう。アメリカ西部で有名な二日酔い対策法です。様々なバリエーションがありますが、ウスターソース、唐辛子ソース、塩こしょう、生卵が入っているのが共通してます。生卵を飲み干しましょう! オプションとしては、ウォッカのショットやケチャップ、トマトジュース、お酢なんかがあります。生卵のサルモネラ菌に注意しましょう。

15 汗でぐちゅぐちゅ、ぺっ

これはBBCが調査したネイティブ・アメリカンの方法です。ランニングに行って汗をかき、腕にある汗を口の中に入れて、それをぐちゅぐちゅして、それから吐き出します。エクササイズは毒を体内から出すのに役立ちます。でも、汗を口の中にいれて吐き出す理由は? 分かりません。

16 二日酔い天国

べガスには、二日酔い天国(Hangover Heaven)と呼ばれるバスがあります。乗ると、乗客員が水とビタミンとその他にも色々なサプリメントを処方してくれます。ストリップを見に行く間に。
いいなー、このバス。

17 エッグ・ベネディクト

話は1800年代の後半に遡ります。社交界で上手くやっていくためのパーティは非常にハードなものでした。次の日の朝、ウォルドルフ・アストリア(マンハッタンにある高級ホテル)のレストランで、このサンドイッチを頼みました。イングリッシュマフィンの上に、ポーチドエッグ、ハム、オランデーズソースがかかったものです。

18 うさぎの○○茶

エッグ・ベネディクトは素晴らしいものです。でもアメリカにはもっと変わったものもあります。カーウボーイの時代、彼らはウサギのフンのお茶を飲んでいました。フンを集めて、お湯に溶かして飲んでいました。うーん、遠慮したいかな。

19 僕のとっておきの方法

リストの最後に、僕のとっておきの方法です。飲んだ晩、家に帰ってからすることは、
1. 飲めるだけの水を飲みます。
2. ビタミンB−コンプレックスの錠剤を飲みます。アルコールはビタミンを奪いますから。
3. イブプロフェンの錠剤を飲みます。
これら3つをやって、二日酔いで目覚めたことはほとんどありません。起きたときにアルコールが残っていることはあります。でも二日酔いはありません。科学サイコー!

みなさんはどんな対策をしていますか?

「タバコと酒」の健康常識はウソだらけ 現役臨床医が明快に解説


タバコに関する書籍は多い。ほとんどがタバコの健康への悪影響を書いたものと思いがちだが、実はそれに反するものも意外に多いのだ。その後者に当たる1冊が8月12日に出版された。

麻酔科医師で医学博士の橋内章氏の『「タバコと酒」の健康常識はウソだらけ』(ワック刊)だ。

 これまで『そこに酒あり煙草あり』『酒・タバコって本当に悪いの?』『タバコは神様の贈り物』(全て真興交易医書出版部刊)という3冊の“喫煙を擁護する”著書を出している橋内氏。

それだけで、橋内氏が酒好き、タバコ好きであることがうかがい知れるが、今回新たに本書を書こうと思ったのは、「最近は、酒は健康に良さそうだという研究結果がいろいろと発表されていますが、タバコが脳に良いということが発表されて以来、30年以上経った現在も、タバコの利点は封印されたままです。

そこで私は、もう一度、封印されたタバコの美点を訴えてみることにしました」(「はじめに」より抜粋)。

 書かれているのは、もちろんタバコと酒の利点について。ただし酒に関しては、「酒の害をいまさら強調してもしょうがないと思うので」良い点だけが述べられている。

 本書の大部分を占めるタバコの効用については、世界的権威のある一流の医学雑誌に取り上げられた「禁煙よりも禁酒のほうが難しい」「喫煙者にはボケ老人が少ない」

「なぜニコチンは脳細胞の病気に効くのか」などの知見を紹介しつつ、橋内氏独自の観点で、タバコの新常識が解き明かされていく。

 例えば、ボケや脳細胞の病気、潰瘍性大腸炎などに対するタバコの効果。にわかには信じがたいが、愛煙家にとっては思わずニンマリする話が続く。ニコチンによる知的能力や作業効率の向上の話に意外性を感じる人も多いだろう。

 現役の臨床医が最新の医学・科学情報からタバコと酒に関する健康の基礎知識をわかりやすく解説し、常識のウソとホントを明らかにしたこの1冊。

 酒好き、タバコ好きな人はもちろん、嫌煙家や禁煙派の人も「酒とタバコは人生の糧となる」と結ばれることの是非を問うためにも一読してもらいたいものだ。

「二日酔い」予防法をおさらい


社会人になれば、お酒を飲む機会が増え、二日酔いのまま出社…なんてこともあるかも。

吐き気や頭痛、胸焼け、喉の渇きといった症状はなんともツライものだけど、学生のころのように、ちょっと学校を遅刻…とか、休んじゃえ! というのはできませんよね。

まず、二日酔いのメカニズムについて、「All About 家庭の医学」でガイドも務める臨床検査専門医の西園寺 克先生に聞いてみた。

「お酒を飲むと、体に吸収されたアルコールは無毒な酢酸になる前にアセトアルデヒドという物質になります。そのアセトアルデヒドが翌日も体内に残ることで感じる不快さや、利尿による脱水症状が主な二日酔いの原因です」

では、二日酔いに効果的な対策を教えてください!

「単刀直入に言うと、短時間で二日酔いを解消する方法はありません。時間が経ち、アセトアルデヒドが分解されるのを待つしかないのです。

しかし、予防のためにできることはあります。アルコールを吸収するのは胃と小腸ですが、より吸収するのは小腸の方。空腹のままお酒を飲めば、アルコールはすぐ小腸に到達してしまいます。

なので、胃にとどまりやすい肉や乳製品など、動物性タンパク質を多く含むものを事前に食べることで、後から飲んだアルコールが小腸へ移動するのを遅らせることができるんです」

なるほど…では、それでも二日酔いになってしまったときは?

「翌日であればスポーツドリンクを飲んで、アセトアルデヒドの影響や、脱水症状を軽減しましょう。ただし利尿作用が働くので、トイレに行きたくなるのは必至。長い移動や会議があるときは、留意した方がよいでしょう」

そもそも二日酔いとは、肝臓のアルコール処理能力を超えた飲み方が原因で起きること。急にたくさん飲んだり、飲み過ぎないことが何よりの予防法。やっぱりお酒はほどほどに!
(小林昂祐/ユーフォリアファクトリー)

お酒の場ではテンションが上がって飲み過ぎてしまうことも。翌日に残さないためには、適度な量にセーブすることが一番のポイントです

男性はアルコール原因が約70% 「自己消化」で腹痛の慢性膵炎


急性膵炎(すいえん)で2度目の入院をしていたお笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんが10月、復帰した。膵炎は、膵臓が作り出す膵液で自らを溶かす病気。これを繰り返すのが慢性膵炎だ。新しく保険適用になった治療法で、腹痛が改善される。

 膵臓は、炭水化物や脂肪を分解する消化酵素を分泌している。本来、消化酵素を含んだ膵液は、膵臓の中では消化する能力がない。十二指腸に流れ込んでから活性化し、食べ物を消化する。

 しかし、何らかの原因で、膵臓の中で消化能力が活性化すると、膵臓自らを溶かす「自己消化」を起こす

。この自己消化を繰り返すのが慢性膵炎だ。発作が起きるたびに、膵臓の正常な細胞は壊され、徐々に膵臓の機能は低下する。細胞は線維に代わり、膵臓全体が硬く縮まっていく。

 最初の症状は、腹痛や背中の痛みだ。慢性膵炎患者は、約半数に膵石ができる。この膵石が、痛みの大きな原因となる。慢性膵炎を患った佐々木真一さん(仮名・55歳)さんを担当した乾和郎医師は、こう説明する。

「膵管の中に膵石が詰まると、膵液の流れが悪くなります。膵液が滞り、膵管の内圧が上がるのが、痛みの原因です。絶食で膵液の分泌を抑えれば、一時的に痛みがなくなりますが、膵石があるかぎり、痛みを繰り返します」

 慢性膵炎の主な原因は、アルコールの大量摂取だ。男性患者の場合、アルコール性が約70%を占める。

 治療の基本は、禁酒や脂質の制限といった食生活の改善だ。腹痛には、たんぱく分解酵素阻害薬などの薬物治療をおこなう。たんぱく分解酵素阻害薬は、膵臓内で活性化する消化酵素の働きを抑え、炎症を鎮める。

 佐々木さんの場合、禁酒のうえで、膵石を取り除く必要があった。乾医師は、膵石を取り除くため、「体外衝撃波結石破砕療法(ESWL)」をおこなった。ESWLは、衝撃波を発生させる装置で、からだの外から衝撃波を当て、膵石を細かく砕く方法だ。

「ESWLをおこなっても膵石が硬くて砕けない場合もありますが、約80%が成功します。

膵石は細かく砕かれると、40~50%が自然に膵液で流れ出ます。自然に流れ出ない場合は、内視鏡を口から十二指腸に入れ、かごのような形のカテーテルを膵管の中に挿入し、膵石をかき出します」(乾医師)

 ESWLは、2013年から慢性膵炎を起こしている膵石に対して保険適用となった。以前は開腹手術で膵石を取り出していたが、現在はESWLと内視鏡治療が第一の選択肢となった。保険申請が通った体外衝撃波発生装置がある施設で、保険診療が実施されている。

 膵石症の内視鏡治療ガイドラインでは、5ミリ以下の膵石は内視鏡治療のみで除去し、それ以上の大きさのものにESWLを使うことが推奨されている。

 さらに、ESWLは膵臓の中央を通る太い主膵管にできた膵石に多く使用される。この部分にある膵石が痛みの主な原因となる。一方、膵臓の奥や細かく分岐した膵管にできた膵石は、内視鏡が届かないため除去が難しい。

「ESWLを使うには、内視鏡治療の環境が整っていることが条件です。厚生労働省が定める基準は、胆管や膵臓の内視鏡専門医が2人以上常勤していることです」(同)

 佐々木さんは、主膵管に詰まっていた膵石が除去され、痛みがなくなった。その後も禁酒を続け、再発を防いでいる。乾医師によると、膵石を除去しても、30~40%ほどの人に再び膵石ができるという。禁酒をしなければ再発率はさらに高くなる。

「慢性膵炎は一度発症すると、進行し続ける病気です。膵石を取っても、壊された細胞を治す根本的な治療にはなりません。痛みを軽減し、病気の進行をゆるめるのが治療の目的です。

膵石が再発した場合も、まだ小さくやわらかい時期に発見できれば、内視鏡治療だけで除去できます」(同)

 膵石が多く、内視鏡治療をしても再発してしまう場合は、開腹手術をおこなう。

治療につながりにくい20代の「ニコチン依存症」 その理由と対策とは


今年10月、厚生労働省が、中央社会保険医療協議会(=厚生労働大臣の諮問機関)において、「ニコチン依存症」治療の保険適用範囲を20代の若者にまで拡大することを提案しました。

「ニコチン依存症」とは、タバコのニコチンが切れるとイライラするなどの離脱症状(禁断症状)が出ることから再びタバコを吸いたくなり、喫煙をやめられなくなる状態を指します。

この依存症の治療(禁煙治療)については、2006年度から保険診療が受けられるようになりましたが、いまのところ健康保険や国民健康保険といった公的医療保険が適用されるのは、「1日の平均喫煙本数×喫煙年数」が200という指標を超える人に限られています。
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◆「1日40本×5年」でようやく保険適用に

上記の指標では、1日40本タバコを吸う習慣がある人でも5年以上たたないと保険が適用されないことになり、厚生労働省によると20代のニコチン依存症患者の約8割は保険適用の対象外になっているとのこと。

保険が適用されれば患者の自己負担は原則3割ですが、保険が適用されず全額自己負担となると、支払う医療費の高額さから、依存症患者が積極的に治療に踏み切るのは難しいといえるでしょう。
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◆「病気」を認識されないことも問題

また、若年層がニコチン依存症の治療で医療機関を受診しづらい理由は、保険適用の問題ばかりではありません。

厚生労働省の資料などによると、「喫煙者の約7割はニコチン依存症」とのことですが、ニコチンが切れるとイライラや疲労感といった症状が現れるにも関わらず、ニコチン依存症の場合はこれを「病気」と認識しない人が多いことも、医療機関の受診を妨げる一因となっています。

一般に、依存症患者は「自分は依存症ではない」と思い込みたがるといわれていますが、タバコにおいては入手や喫煙の手軽さもあり、特にこうした傾向が強いといえるでしょう。
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◆保険適用は国の将来のためにも必要!?

タバコが喫煙者本人の健康に与える影響については、肺がんや虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)のリスクが高まることにくわえ、慢性気管支炎や喘息などの呼吸器疾患や、歯周病の原因との関連も指摘されています。

また、近年では、タバコの煙を喫煙者の周囲の人が吸い込むことで起こる、受動喫煙による健康被害も問題となっています。

厚生労働省では、冒頭に述べた保険適用範囲の拡大を「将来の医療費削減につながる」として提案をおこなったとのことですが、負担の増える保険の支払い側からは反対もあるといわれています。

しかし、自分ひとりの意志で禁煙を成功させることができないケースも多い「ニコチン依存症」の問題を考えると、「依存から脱けだしたい」と考えたときに、だれもがサポートを受けられる制度があることは、国民の健康問題として、大切なことかもしれません。

<参考>
http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/qa/detail1.html
(喫煙者本人への健康影響について 厚生労働省)
http://sugu-kinen.jp/success/reason/dependence.html
(ニコチン依存症について ファイザー)
http://sugu-kinen.jp/treatment/
(禁煙治療について ファイザー)

睡眠改善をするなら!ぐっすり眠るための「食生活」があった



FC2 Analyzer●春は睡眠を改善するチャンス

春めいた気候が増えてくる3月。体も春支度を始める頃になりました。

睡眠と関わりの深い4つの環境因子と言えば、「温度」「湿度」「光」「音」。春は、「温度と湿度」が眠りに最適な気候なので、良質な睡眠習慣を作るには、春が最適な季節です。是非、この季節に睡眠を見直してみませんか?

●睡眠とかかわりの深い食事

睡眠と食事。別物のように思われるこの2つは、非常に深く関わっており、一方が乱れれば他方も乱れてしまうほどです。その結果、どちらが乱れても、健康や美容への影響も大きく現れてきます。

では、良質な睡眠をとるためには、どのような食事をすれば良いのでしょうか。食事のポイントはいろいろあるのですが、特に大きく影響が出てくるのは朝食と夕食。睡眠改善インストラクターであり、管理栄養士としての私は、特に「朝食」に注目しています。

朝食で良質なたんぱく質をしっかり摂ることで、睡眠を誘発するメラトニンの材料を生成することが出来ます。

また、睡眠中にはたくさんのエネルギーを消費していますので、朝起きた時はエネルギーが空っぽの状態。

朝食を食べることで、脳のエネルギー源や体を動かすためのエネルギー源を得ることが出来、午前中からシャキッと目覚めて仕事や勉強の効率も上がります。

また、眠っている間に「便」が作られています。空っぽになった胃に朝食をとることで、便意が刺激され、便秘を予防することも出来ます。便秘は美容の大敵です。キレイな腸にするためにも朝食は大切なのです

●良質な眠りのために「朝食」で食べたいもの

(1)「主食」をしっかり食べよう
食材:ご飯、パン、麺類
理由:朝起きた時はエネルギーが空っぽの状態。脳を目覚めさせ、活動のエネルギーを補給するためにも、エネルギー源となる主食をしっかり摂りましょう。

(2)主菜に「良質なたんぱく質」をとろう
食材:魚、肉、卵、大豆製品
理由:良質なたんぱく質に含まれるトリプトファンが様々な過程を経て眠りのホルモンといわれているメラトニンになります。ご飯に納豆、卵かけごはん、トーストにスクランブルエッグなどでもOKです。

(3)「野菜」も忘れずに食べよう
理由:代謝に関わるビタミン・ミネラルの補給になる上に、食物繊維を摂ることで排便を促してくれます。サラダ、カットトマト、お浸し、茹で野菜等、前日の夜から用意しておくと朝食の準備が楽ですよ。

(4)果物もお勧めです
理由:果物はすばやいエネルギー源になる上に、食物繊維が豊富なため排便も促されます。果物でビタミン・ミネラルが豊富な水分補給になることも嬉しいですね。

朝食を頂く事で食事のリズムも整い、1日の活力となり、生活のリズムも整ってきます。生活のリズムが整うことで、睡眠のリズムもとりやすくなり、その結果、良質な眠りに繋がりますよ。そして、朝、起きた時は朝日を浴びるようにしましょう。

朝日を浴びた14時間後にメラトニンが分泌されると言われています。是非、この春は朝食習慣をつけて、良質な睡眠をとりましょう。今よりもっと美しく健康的な日々を迎えることが出来ます。

「肝臓鍛えられる」「一眠りで抜ける」…飲酒の常識?


飲酒運転の根絶を目指す福岡市のNPO法人「はぁとスペース」(山本美也子代表)は、飲酒が体に及ぼす影響をまとめた冊子「お酒知っとこ情報」を作った。アルコール依存症患者の支援に取り組む看護師らが発案。

飲酒にまつわる嫌がらせ「アルハラ」(アルコール・ハラスメント)にあたる行為も盛り込み、お酒との上手な付き合い方を身に付けてもらいたい考えだ。

二日酔い対策「食べる」「水飲む」は効く?
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 中心となったのは精神科病院で約20年間、アルコール依存症患者を支援し、今年から同法人で働く看護師の高田和久さん(53)(福岡県直方市)。

年齢を問わず、「飲むほど肝臓は鍛えられる」「一眠りすれば酒は抜ける」といった誤った考えを持つ患者が多いことが気になっており、若い頃からの教育の必要性を痛感していた。

 冊子はA5判10ページ。脳がアルコールでまひし、「ほろ酔い」「酩酊(めいてい)」「泥酔」「昏睡(こんすい)」の4段階にわたって進行する酔いのメカニズムを分かりやすく図解。「サウナや風呂に入るとアルコールは早めに抜ける」などの誤った考えをクイズ形式で出題し、正解を載せている。

 酒を飲む場合だけでなく、酒を勧める時の注意点も明記した。「体質的に飲めない人なんていない」など「アルハラ」に該当する考え方や「一気飲み」を強要すると刑事罰の対象になることなども盛り込んでいる。

 内容は専門医のチェックを受け、学校でも使えるようにイラストを多用した。

 県指定自動車学校協会(福岡市)の助成を受け、約3万部を作成。加盟する自動車学校や、飲酒運転の男によるひき逃げ事故で長男を亡くした山本代表が中学、高校で講演する際に配布している。

高田さんは「誤った飲酒で将来を失う前に正しい知識を得て、飲んだら乗らないよう徹底してほしい」と呼びかけている。

 同法人は、アルコール依存症の人や家族からの相談を受け付け、冊子は希望者に無料で配布している。問い合わせや相談は、平日の午前10時~午後4時、専用窓口(092・609・9110)へ。

「死ぬほどツライ」二日酔いを防ぐ食べ物と回復に効く飲料とは?



FC2 Analyzer二日酔いを経験したことはありますか? お酒を飲んだ経験のある大人なら、ほとんどの人が「はい」と答えるのではないでしょうか。

夏にはバーベキューや暑気払いなど、お酒を口にする機会も増えますよね。しかし次の日にダメージは残したくないもの。

しじみのお味噌汁が効く、海草類がいいなど、巷にはさまざまな二日酔い防止策が出回っていますが、今回は二日酔いになるしくみと、食物の成分に基づいた”二日酔を防げる食物”をご紹介します。

■二日酔いの原因はアセトアルデヒド

飲める量の個人差は別にして、お酒に酔うと脳も酩酊状態になります。これだけなら問題はないのですが、アルコールを分解する際にできるアセトアルデヒドという成分が、二日酔いになる原因です。

顔が赤くなったり頭痛がするのもこの成分が副腎を刺激し、カテコールアミンというホルモンを分泌させるためです。このホルモンが体内で多く作られると心拍を早め、血管を収縮させ血圧を上げるので心臓がドキドキするようになります。

■飲む前に食べると二日酔いを防げる食品

二日酔い防止で特に大切なのはメチオニンというアミノ酸です。これはアルコール分解に必要な成分なので、二日酔いさましの薬にはほとんどこれが含まれています。お酒を飲む前に以下の食べ物を胃に入れておくと、かなりの確率で二日酔いをしなくて済むようになります。

(1)納豆

納豆のネバネバに含まれるムチンという成分が、胃壁を保護する役割をしてくれます。またアルコールの吸収ペースにブレーキをかけるため、肝臓に負担がかかりにくくなります。

(2)牛乳

お酒を飲む前にコップ一杯牛乳を飲むと胃に保護膜を作ってくれる、と昔からよく言われてますが、これには医学的な根拠はありません。しかし、乳製品に含まれるタンパク質が肝臓の働きを高めて、アルコールの分解を助ける効果はあるとされてます。

(3)じゃがいも

ビタミンB1やナイアシンが多く含まれるじゃがいもは、アルコールを分解するのに必要な糖を消化にいいデンプンで蓄えてくれるので、飲酒の体内ダメージを防ぐのに適しています。

(4)豚肉・鶏肉

アルコールで疲れる肝臓を復元するために必要不可欠なのが、アミノ酸バランスがいい良タンパク質です。豚肉や鶏肉を飲酒前に食べておくことが、肝臓の働きを助けます。

■二日酔いの頭痛にはカフェインと水

どんなに気をつけていても、うっかり飲み過ぎて二日酔いになってしまった場合の頭痛は辛いですよね。アルコールによって脳の血管が神経を刺激していてズキズキと痛む場合は、カフェイン摂取が効果的です。

アルコール摂取による脱水症状も考えられるので、とにかく水分補給を行います。ミネラルも吸収できるお塩をすこし舐めるのもおすすめです。首筋を冷やすのも効果的。

肉じゃがと納豆を牛乳と一緒に食べておけば完璧!? ただしいくら二日酔いの防止策になる食物を食べたからといって、飲み過ぎには注意してお酒の席を楽しんでくださいね。

飲酒後の血中アルコール濃度を低下!もはや万能過ぎるトマトパワーとは  


リコピンの抗酸化作用により、美白や生活習慣病の改善に効果があると言われ、さらに中性脂肪量の上昇を抑制するという実験結果から一大ダイエットブームを巻き起こしたトマト。

その驚異のパワーがまたしても明らかに! なんと飲酒時に一緒にトマトをとることで、アルコールの酔いの回りが緩やかになり、飲酒後の酔い覚めが良くなる可能性がある、という研究結果が発表されたのだ。

研究結果を発表したのは、アサヒグループホールディングスとカゴメ。これまでも動物実験では同様の結果を得ていたが、今回はヒトで検証。

トマトジュースとアルコールを同時摂取すると、トマトジュースを飲んでいない場合と比較して、血中のアルコール濃度や体内に留まる量が平均で約3 割減少。体内からのアルコール消失も50分早まることが確認された。

つまり、飲酒時にトマトを食べたりトマトジュースを一緒に飲むと、お酒だけを飲む場合より酔いの回りが緩やかになり、酔い覚めも早まる可能性があるというわけだ。

ちなみに研究では、約160mlのトマトジュース缶3本と約100mlの甲類焼酎を同時摂取。水と甲類焼酎を摂取した場合と比べ、血液中のアルコール濃度が顕著に(最高血中濃度として約3 割)低下することを確認したという。

さらに計算上では、体内に留まるアルコール量が約3 割減少した上、体内からのアルコールの消失は、トマトジュースを飲んだ場合は50分ほど早まったとのこと。

この研究結果は、今年5月に行われた第66回日本栄養・食糧学会大会で発表された。特に、アルコールに有効と思われるトマトの量などは、これからの研究にぜひ期待したいところだ。

これまでも様々な効果で、世間を驚かせ、もはや「万能すぎるだろ!」と突っ込みを入れたくなるほどの食材・トマト酔い覚めが早まる可能性も出てきたことで、ますますニーズが高まりそう。「トマト食べて来いよ!」が酒の席の誘い文句となる日も近い!?

飲酒後の血中アルコール濃度を低下!もはや万能過ぎるトマトパワーとは   FC2 Analyzer


リコピンの抗酸化作用により、美白や生活習慣病の改善に効果があると言われ、さらに中性脂肪量の上昇を抑制するという実験結果から一大ダイエットブームを巻き起こしたトマト。

その驚異のパワーがまたしても明らかに! なんと飲酒時に一緒にトマトをとることで、アルコールの酔いの回りが緩やかになり、飲酒後の酔い覚めが良くなる可能性がある、という研究結果が発表されたのだ。

研究結果を発表したのは、アサヒグループホールディングスとカゴメ。これまでも動物実験では同様の結果を得ていたが、今回はヒトで検証。

トマトジュースとアルコールを同時摂取すると、トマトジュースを飲んでいない場合と比較して、血中のアルコール濃度や体内に留まる量が平均で約3 割減少。体内からのアルコール消失も50分早まることが確認された。

つまり、飲酒時にトマトを食べたりトマトジュースを一緒に飲むと、お酒だけを飲む場合より酔いの回りが緩やかになり、酔い覚めも早まる可能性があるというわけだ。

ちなみに研究では、約160mlのトマトジュース缶3本と約100mlの甲類焼酎を同時摂取。水と甲類焼酎を摂取した場合と比べ、血液中のアルコール濃度が顕著に(最高血中濃度として約3 割)低下することを確認したという。

さらに計算上では、体内に留まるアルコール量が約3 割減少した上、体内からのアルコールの消失は、トマトジュースを飲んだ場合は50分ほど早まったとのこと。

この研究結果は、今年5月に行われた第66回日本栄養・食糧学会大会で発表された。特に、アルコールに有効と思われるトマトの量などは、これからの研究にぜひ期待したいところだ。

これまでも様々な効果で、世間を驚かせ、もはや「万能すぎるだろ!」と突っ込みを入れたくなるほどの食材・トマト酔い覚めが早まる可能性も出てきたことで、ますますニーズが高まりそう。「トマト食べて来いよ!」が酒の席の誘い文句となる日も近い!?

毎日晩酌、深酒、記憶が飛ぶ? あなたの「アルコール依存度」をチェックしてみましょう!


飲み過ぎて記憶がない、自分でも制御がきかないほど飲み過ぎてしまった…なんてかたはいませんか?もしかしたら「アルコール依存」の一歩手前かもしれません…!まずはあなたの「アルコール依存度」をチェックしてみてはいかがでしょうか。

質問は全部で10問です。選択肢の中から当てはまるものを選んで、選択肢の左側の数字を足していってください。

それではチェックスタート!
あなたはどれ位の頻度でお酒を飲みますか?

0:飲まない
1:1ヶ月に1回
2:1ヶ月に2~4回
3:1週間に2~3回
4:1週間に4回以上

通常、どれ位お酒を飲みますか?
※1単位:焼酎、お湯割り、ロック 1.5単位:ビール350ml、ワイングラス1杯 2単位:ビール500ml、日本酒1合2.5単位:ビール大瓶

0:1~2単位
1:3~4単位
2:5~6単位
3:7~9単位
4:10以上

1回に6単位以上を飲むことがどれ位ありますか?
※1単位:焼酎、お湯割り、ロック 1.5単位:ビール350ml、ワイングラス1杯 2単位:ビール500ml、日本酒1合2.5単位:ビール大瓶

0:ない
1:1ヶ月に1回未満
2:1ヶ月に1回以上
3:1週間に1回
4:毎日ほとんど

過去1年に、飲み始めるとなかなか止められなかったことはどれ位の頻度でありましたか?
0:ない
1:1ヶ月に1回未満
2:1ヶ月に1回以上
3:1週間に1回
4:毎日ほとんど

過去1年に、普通だと行えることが、飲酒のためにできなかったことがどれ位の頻度でありましたか?
0:ない
1:1ヶ月に1回未満
2:1ヶ月に1回以上
3:1週間に1回
4:毎日ほとんど

過去1年に、深酒をした翌朝に、迎え酒をしたことがどれ位の頻度でありましたか?
0:ない
1:1ヶ月に1回未満
2:1ヶ月に1回以上
3:1週間に1回
4:毎日ほとんど

過去1年に飲酒後に罪悪感や自責の念にかられたことがどれ位の頻度でありましたか?
0:ない
1:1ヶ月に1回未満
2:1ヶ月に1回以上
3:1週間に1回
4:毎日ほとんど

過去1年に、飲酒のために前夜の出来事が思い出せなかったことがどれ位の頻度でありましたか?
0:ない
1:1ヶ月に1回未満
2:1ヶ月に1回以上
3:1週間に1回
4:毎日ほとんど

あなたの飲酒のために、あなた自身か他の誰かが怪我をしたことがありますか?
0:ない
2:あるが、過去1年にはない
4:過去1年にある

あなたの家族、友人、または、健康管理に携わる人が、あなたの飲酒について心配したり、飲酒量を減らすように勧めたりしたことはありますか?
0:ない
2:あるが、過去1年にはない
4:過去1年にある

合計点は何点でしたか?
結果は…
合計点が0点

飲酒の習慣がないため、アルコール依存症の危険はありません。
合計点が1~7点

危険のない飲酒群
適度にお酒を嗜んでいるようです。問題ありません。
合計点が8点~14点

危険な飲酒群
飲酒量を減らすようにしなければなりません。アルコール依存症予備軍として、お医者さんに相談するのもよいでしょう。 ストレスを感じたからといって、やけ酒をしてはいけません。他の方法でストレスを発散するようにしましょう。
合計点が15点以上

アルコール依存症疑い群
アルコール依存症疑いが多いにあります。アルコール依存症は、あなた自身の健康を損ない、家庭を壊し、仕事をなくし、持っていたものをすべて失う怖い依存症です。すぐに治療が必要です。しっかり病院に行って治療を行いましょう。

いかがでしたか?ご自身のアルコール依存度はどのくらいでしたでしょうか。今回の結果を参考に、一度ご自身の生活を見直してみても良いかもしれませんね。

禁煙に関するウソと本当「禁煙すると太る?=本当」 FC2 Analyzer



FC2 Analyzer喫煙者の数は年々減少傾向にあります。今まで喫煙していても、何とか禁煙しようとする人が増えているようです。禁煙について調べてみました。

■禁煙すると太る?

これはどうも正しいようです。

2012年、英国医師会雑誌『BMJ』のウェブサイトに発表された、英仏合同チームによる研究報告によれば、禁煙を行った人の体重は、禁煙開始日から3カ月で平均2.9kg、1年で平均4.7kg増加していたとのこと。

これは1989年-2011年に禁煙に成功した、米国、欧州、オーストラリア、東アジアの人々のデータを検証した結果です。面白いことに、喫煙開始から3カ月以内に体重が急増する人が多いそうです。

ニコチンが食欲を抑制する効果、また代謝を上げる効果を持つのではないかといわれています。

■禁煙のためのニコチン置換療法は効く?

ハーバード公衆衛生大学院の研究者・ヒレル・アルパートさんと、マサチューセッツ州ボストン調査研究センターのロイス・ビーナーさんが発表した研究の成果です。

禁煙を始めたマサチューセッツ州の787人を追跡調査しました。タバコではなく、ニコチンパッドやニコチンガムなどのニコチン置換療法がどのくらい効果があったのかを調べたのです。

この被験者のうち1/3が再び喫煙を始めてしまいましたが、6週間のニコチン置換療法を受けた人、受けなかった人を比較してみても再喫煙率に差が出ませんでした。

■禁煙するとご飯がおいしくなる?

「必ずおいしくなる」とは言い切れないようです。

おいしく感じるかどうかを定量化してデータにすることが難しいからだと思われます。「禁煙してからご飯がおいしくなった」とする意見がある一方で、「禁煙しても味は変わらない」という意見もあります。

ニコチンが、味を感じるために重要な「味蕾細胞」の働きを低下させるという説もありますが、禁煙によってこれがすぐに元に戻るかについては諸説あるのが現状のようです。

また、上記のとおり、ニコチンには食欲を抑制する働きがあると考えられており、禁煙することによってこれがなくなると、食欲が旺盛になり、このために「ご飯がおいしく感じられるのでは?」という考え方もあるようです。

タバコは体に悪いと言われても、なかなか禁煙できないという人は多いようです。実際に禁煙を続けられたのは2/3しかいなかったという前述のようなデータもあるほどですから。

しかし、喫煙、そして禁煙については、今も世界中で科学的な議論が行われています。その中から、画期的な禁煙法が出てくるかもしれません。

酒飲み男子は要注意。若い人にも増加中の「脂肪肝」の恐怖 とは。


不規則な食生活や偏食、また過度なストレスに伴い今、若い層にも増加中の脂肪肝。今回は、まさに生活習慣病ともいえる、この脂肪肝について医師に詳しく解説いただきました。

脂肪肝って、一体何?
脂肪肝は肝臓の細胞に脂肪滴という脂肪分が沈着した状態をいい、大きく分けて、次の2つに分類できます。

1:非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD:nonalcoholic fatty liver disease)
飲酒習慣がないのにアルコール性肝障害に類似した所見を示す

2:アルコール性肝障害(alcoholic liver disease)
※いわゆる脂肪肝は、1のNAFLDが該当。特に脂肪肝のみでは一見正常ですが肥満や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、アルコールの飲みすぎをよく伴うといった特徴も。

脂肪肝の2大原因
1:食べ過ぎのよるカロリーの過剰摂取によって肝臓に中性脂肪がたまっていく
2:アルコールの過剰摂取

アルコールの代謝にエネルギーを使ってしまうために通常の中性脂肪の代謝が円滑に行われず中性脂肪がそのまま肝細胞に沈着してしまうのです。まれに食事を摂らずに飲酒のみを続け栄養不足によっても起こる場合もあります。

脂肪肝の危険性…
脂肪肝も初期の段階であれば、節制することで健康な状態に戻ることができます。しかし脂肪肝を長期間放置すると、肝臓の細胞に負担がかかって炎症を発症。その炎症状態が続くと線維化といって肝臓がだんだん硬くなり、慢性肝炎、肝硬変へと進行し最悪の場合は肝臓がんにまで進展する可能性があります。

皮膚にけがをしてもその後、清潔な状態を保てばきれいな元の皮膚に戻りますが何度も同じ部分の皮膚をけがしていますと治ることは治るのですが徐々に硬くなっていきますね。これと同じことが肝臓でも起きて肝臓本来の機能が果たせなくなってしまうわけです。

脂肪肝の改善法&予防法
過剰な飲酒がある場合は禁酒が第一です。中には自分でアルコールの量を制御できなくなってしまっているアルコール依存症の患者さんもいるかもしれません。その場合は精神科での治療も必要になってきます。また過剰な栄養摂取があれば規則正しく適正なカロリーを保つことと運動の継続です。

医師からのアドバイス
脂肪肝になりやすい人の特徴として、やはり運動せずに食べ過ぎていたり、あるいは飲みすぎ、偏食、過剰なアルコール摂取が考えられます。肝臓は相当ひどくなるまで症状に出ません。症状がないからと、負担をかけ続けているのは非常に危険。生活スタイルを見直して予防するのはもちろん、少しでも不調を感じた場合、甘く見ずに早い段階から治療に取り組む必要があります。

(監修:Doctors Me 医師)

コロナ禍で増加「アルコール依存」 注意したいお酒の種類・予防のポイント


アルコールに関する相談が増加

コロナ禍が長引き、アルコール依存症の治療を行う医療機関には数多くの相談が寄せられてきました。私が勤める久里浜医療センターでも、アルコールに関する電話相談はコロナ前に比べ1.5倍に増加しました。たとえば次のような相談です。

無職になりお酒を飲むようになった例

仕事がなくなってしまったので、その分お酒を飲むようになった。

テレワークで昼間からお酒を飲んでしまう

テレワークで家にいるため、昼間からお酒を飲んでしまう
(「顔が赤い」と会社から注意されたという人もいます)。

夫や子ども家にいるストレスでのんでしまう

主婦の方で、ご主人と子どもさんが家にずっといて、それがストレスで飲むようになった。

退職をした方が活動がしにくくなり飲酒量が増えた

退職をした方で、コロナで外出や趣味の活動がしにくくなり、飲酒量が増えた。

特に女性の相談が目立ちます。本人だけでなく家族からの相談もよくあります。

この先、仕事や暮らしはどうなってしまうのかという不安、自由に遊びに行けない状況などからストレスが大きくなり、それを解消させようとお酒の量が増えてしまうことが心配されます。
環境の変化も影響しているようです。ステイホームで在宅時間が増えました。コロナで職を失って一日中家にいるようになった人もいます。アルコール依存症は失業率とともに上下すると言われています。

アルコール消費量全体はコロナの流行以降減りました。飲食店が営業を自粛し外で飲む機会が減ったからだと思われます。
しかし心配なのは“家で飲み過ぎてしまうこと”です。外で飲んでいれば、周りの人が飲み過ぎを注意してくれる、終電だから帰らないといけないといったことがあります。しかし家ではそうしたブレーキが効きにくくなります。

お酒は人間関係を円滑にしたり食事をより楽しめるようにしたりと、いい面もたくさんあります。しかし家で一人で飲んでいる場合、負の側面が強くなってしまう恐れがあるのです。

ストロング系に注意

家でお酒を飲むときに注意してほしいことがあります。さまざまなお酒が販売されているなか、最近ストロング系と呼ばれる缶入りチューハイが人気です。これまでと違う「飲み過ぎのリスク」が指摘されています。

ストロング系チューハイ

「ストロング系」と呼ばれるのは、アルコール度数が9%など従来より高いからです。たとえばアルコール度数9%の場合、350mL1缶で純アルコール量はおよそ25g。これはビールなら大瓶1本のアルコール量に相当します。日本酒なら1合を超える量です。

厚生労働省「健康日本21」は「節度ある適度な飲酒量」を1日当たり20gとしています。ストロング系(9%以上)だと1缶でそれを上回ってしまいます。さらに、40g以上だと「生活習慣病のリスクが高まる」とされています。
しかもこれは男性の場合です。女性はさらにアルコールの影響を受けやすいため、男性の半分程度の量を目安にしたほうがいいでしょう。

しかもストロング系は、度数が高いわりに「飲みやすい」「安い」という特徴もあります。
甘く口当たりをよくしているため飲みやすいようです。そのため思いがけず飲み過ぎてしまう心配があります。安いことが手伝って飲む量が増える可能性もあります。

大切なのは、度数(%)だけでなく1缶に含まれるアルコールの量を知ることです。ビールや日本酒と比較しながら、しっかりチェックしてください。

アルコール依存を防ぐコツ

家で飲む量が増えてきたという人に、飲み過ぎないコツをまとめました。

飲酒量を減らすコツ
  • ノンアルコール飲料を先に飲む。水でもかまいません。
  • 食事のときに飲む。
  • ゆっくり時間をかけて飲む。一口飲んだあと、容器をいったん下に置くだけでも効果があります。
  • なるべく薄いお酒を飲む。
  • 飲まない時間帯を決めておく。

飲酒以外でリラックスできる方法を1つでも2つでも見つけて実践することもおすすめします。たとえば料理や読書など。バルコニーや庭に出て運動するのもいいでしょう。

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2021年11月号に詳しく掲載されています。

樋口 進(ひぐち・すすむ)国立病院機構 久里浜医療センター 院長

飲まない今だから語れること~アルコール依存症の真実~


アルコール依存症は厄介な病気だ。その真実を最も伝えられるのは当事者の肉声だろう。本人や家族へのインタビューを中心に、アルコール依存症克服の困難さと回復への手がかりを考える。(佐賀由彦)

 ◇赤裸々な体験談
 多くの本人や家族がインタビューに応じてくれた。2時間を超えて語る人もいた。インタビューが始まる前、本人である1人の男性に、「中島らもの『今夜、すべてのバーで』(講談社文庫)を読んだことがありますか?」と尋ねたことがある。同作品は、アルコール依存症であった作家本人の実体験を基にした私小説である。

 筆者の問いに男性は、「私の現実は、あんなに甘いものじゃありません」と答えた。インタビューが始まると男性の答えの意味が分かった。当事者から語られる赤裸々な体験談は、人それぞれ異なるが、いずれも想像を超えた壮絶さに満ちていた。

 ◇断酒か減酒か
 インタビューに応じてくれた本人たちは断酒の日々を重ねている人たちだ。家族は本人たちと絶縁した人たちだ。

 現在は、「断酒以外にアルコール依存症からの回復はあり得ない」とされていた治療に、「減酒」の考え方が加わっている。アルコール依存症治療で有名な国立病院機構久里浜医療センターが、2019年に「減酒外来」を開設するなど、減酒を治療の選択肢として提示する医療機関も出始めた。しかし、減酒はあくまでも、比較的軽症な依存症や断酒に導くプロセスに有効とされる治療法だ。

 アルコールが原因となり、自身の心身面や家族・社会関係に深刻な問題が発生している場合は、やはり断酒が唯一のゴールとなる。それは、生き延びるためのゴールでもあり、記事に登場する本人たちは、断酒するしか選択肢がなくなった人たち、つまり「飲んだら終わり」な人たちだと言える。

 ◇秀逸な定義
 どんな人たちが「アルコール依存症」と診断されるのか。厚生労働省では「長期間多量に飲酒した結果、アルコールに対し精神依存や身体依存をきたす精神疾患」(e-ヘルスネット)としている。その他、さまざまな定義があるが、ここでは、作家のなだいなだ氏の定義を推奨する。

精神科医でもあったなだ氏は、亡くなった年に発行された書籍で、アルコール依存症患者を「さまざまな理由から、非常に難しいものである断酒をしなければならないところに追い込まれた人たち」と定義した(なだいなだ・吉岡隆『アルコール依存症は治らない《治らない》の意味』(2013年、中央法規)。言い得て妙な定義だと思う。

 アルコールをなぜ飲み始め、どのように酒害地獄の扉が開き、いかにして地獄の深みにはまっていったのかについては、おいおいつづっていくこととして、連載の第1回目は、各インタビューの終盤に、本人たちが語った「飲まない今だから語れること」を紹介する。

 ◇後悔する人
 アルコール依存症になれば、家族関係に大きなきしみが生じる。離婚や別居に至るケースは数多く、子どもがいれば、その心に深い痛手を負わせることになる。それに気づいた親は深い後悔に沈む。

 高校卒業後に就職して飲み始め、25歳で結婚、31歳で娘を出産した女性がいる。45歳で離婚。子どもは引き取ったが離婚後も酒を飲み続けた。悪戦苦闘の果てに断酒に至った今、自分の子育てを振り返る。

 「娘の成長過程で一番大切な時に、いつも入院していました。高校入学の時、社会人になる時、結婚の時、出産の時。飲まなくなったある日、娘から言われました。『飲んでいるお母さんを見ている私は、どんなにみじめだったか。私、お母さんに甘えたかった…』。ごめんなさいとしか返す言葉がありません」

 15歳から本格的に飲み始めた男性は、一人前の大人になった気分になれる酒を手放せなくなった。大学時代は、コンパや飲み会にと率先して仲間を誘って飲んでいた。卒業後は会社帰りに毎日飲み、28歳で結婚、翌年には戸建て住宅を構え、息子も2人できた。34歳で独立し、事業は好景気の波にも乗り、好調だった。

ところが、過度のアルコール飲酒とともに事業は傾き、家庭は荒れ、離婚して息子たちは妻に引き取られた。まさしく生死の境目をさまよった後に酒を断った。やはり、子どもたちへの思いは募る。

 「酒を飲むために子どもの貯金箱の金を盗んだ私です。酒をやめるきっかけは、自分の無力さを知ったことだけど、やめ続けている大きな力は、子どもたちへの償いのためかもしれません。子どもたちは機能不全の家庭で育ちました。痛んでいるはずです。でも、あれだけつらい思いをさせたのに、子どもたちは酒を飲まない私にやさしく接してくれます。

なぜなのか…。その答えを見つけること、子どもたちの痛みや悲しみをもっと深く身体に刻むこと、これからの私の仕事です」

 ◇しらふで見る世界
 アルコールの底なし沼から、なんとかはいずり上がって来た人たちは、しらふであることのありがたみをしみじみと味わっている。3人の男性はそれぞれにこう語る。

 「今は、しらふの頭のなかで、悩んだり、苦しんだり、悲しんだりできる…。それが喜びです。飲まないから、悩み、苦しみ、悲しさが本物なんです」

 「自分の中にコンプレックスとか、解決の難しい問題がたくさんあって、それを忘れさせてくれたのが酒でした。酒に逃げていたんです。でも、酔いがさめれば元に戻ります。飲まない今は、苦しいこともあるけれど自分で解決しようと思うようになりました」

 「私は、しらふの『アル中』として生きていこうと思いました。なぜなら、しらふの方が、生きていくのが楽だと気づいたからです」(了)

 佐賀由彦(さが・よしひこ)ジャーナリスト
 1954年大分県別府市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。フリーライター・映像クリエーター。主に、医療・介護専門誌や単行本の編集・執筆、研修用映像の脚本・演出・プロデュースを行ってきた。全国の医療・介護の現場(施設・在宅)を回り、インタビューを重ねながら、当事者たちの喜びや苦悩を含めた医療や介護の生々しい現状とあるべき姿を文章や映像でつづり続けている。アルコール依存症当事者へのインタビューも数多い。

「隠れて飲む」が危険サイン…医師語る「アルコール依存症」の特徴


「いろんな病院に診断書をもらっても、アルコール依存症というのは出ていないんです。(中略)書いてくださったほうが何とか僕らも納得できるんです」

謝罪会見でそう語ったのは、TOKIOのメンバーである松岡昌宏。「山口達也はアルコール依存症なのではないか」――そんな憶測が飛び交っていることを受けての発言だった。

アルコール依存症患者などの診察を行っている新宿東口ハートクリニックの中田貴裕院長はこう語る。

「いわゆる“酒好き”なのか、アルコール依存症なのかという判断は非常に難しいです。一度に大量のお酒を飲めば依存症、というわけではない。いちばんのポイントは、自分でコントロールできないほど飲酒が習慣化してしまっているということです」

中田院長のもとにも、「自分は依存症かもしれない」と相談に来る人たちが後を絶たないという。

「酔って暴力を振るってしまった、自暴自棄になって飲んでしまう……そのような相談に来る人たちも、『アルコール依存症』と決めつけることはできません。多くの場合、自覚症状はほとんどなく、家族や親しい友人などが見抜いてあげる必要があるのです」

では、気づいてあげるべき“危険なサイン”とは何があげられるのだろうか。中田院長が続ける。

「代表的なものは、“隠れて飲む”ということでしょう。飲んだ空きビンなども、こっそりと自分で片づけてしまっている。ですから、なかなか気づけない場合も多いのです。もう一つは、“ごまかし”。あきらかに酔っていても、『酔っていない』と反論するケース。認知症患者が『忘れたの?』と聞かれても、『いや忘れてない!』と答えるのと似ていますね」

精神科医の香山リカさんは、「記憶をなくす」というのがひとつのサインだと語る。

「酔うと性格が豹変したり、昼間から飲んでしまう人もそうですね。アルコール依存症は、うつ病と合併しやすいのが特徴です。飲んでいないときはうつ状態で、そのストレスを解消するために飲むという悪循環に陥って、自殺してしまうケースもあるほどです」

もし夫や子どもが、アルコール依存症になってしまったら……。何か有効な対処法はあるのだろうか。

「依存症の人が自分で飲酒量を減らす、というのはとても難しいこと。最近では、飲みたいという欲求そのものを抑える薬が出ていますが、これは本人が自分の意思で飲まなければ意味がありません。つまり、“断酒教育”が必要です。

しかし、ひとりでやめられないという人は、断酒の意志を確立するため、断酒会への参加が有効といえるでしょう」(香山さん)

水筒にウイスキー入れ遠足へ…アルコール依存症元患者が明かす壮絶体験


「いわゆる“酒好き”なのか、アルコール依存症なのかという判断は非常に難しいです。一度に大量のお酒を飲めば依存症、というわけではない。いちばんのポイントは、自分でコントロールできないほど飲酒が習慣化してしまっているということです」

そう語るのは、アルコール依存症患者などの診察を行っている新宿東口ハートクリニックの中田貴裕院長。中田院長のもとには、「自分は依存症かもしれない」と相談に来る人たちが後を絶たないという。

「酔って暴力を振るってしまった、自暴自棄になって飲んでしまう……そのような相談に来る人たちも、『アルコール依存症』と決めつけることはできません。多くの場合、自覚症状はほとんどなく、家族や親しい友人などが見抜いてあげる必要があるのです」(中田院長)

もし夫や子どもが、アルコール依存症になってしまったら……。何か有効な対処法はあるのだろうか。精神科医の香山リカさんは、次のように話す。

「依存症の人が自分で飲酒量を減らす、というのはとても難しいこと。最近では、飲みたいという欲求そのものを抑える薬が出ていますが、これは本人が自分の意思で飲まなければ意味がありません。つ

まり、“断酒教育”が必要です。しかし、ひとりでやめられないという人は、断酒の意志を確立するため、断酒会への参加が有効といえるでしょう」(香山さん)

本誌は、32年間にわたり断酒会に所属している元患者に話を聞くことができた――。

「アルコール依存症になったことで、夫とは離婚し、親からの信用をなくしました。母親らしさも女らしさも、そして人間らしさも……」

こう語るのは、千葉県断酒連合会に所属し、女性だけの断酒会『アメシストの会』にも参加する宮田由美子さん(68)だ。「アルコール依存症は、誰にでもなる可能性がある」と彼女は言う。

「私自身、生い立ちが特別なわけではありません。ごく普通の家庭で、ごく普通の青春時代を送りました」

社会人になり飲む機会が増えたが、最初は「いい飲みっぷり」とおもしろがられた。

「母からは『外で飲むのはみっともないから家で飲みなさい』と言われるようになり、毎日缶ビールを買って、晩酌するようになったんです」

会社では酒で失敗するようなことはなかったが、専業主婦になってからは、家にいる時間と比例してさらに酒量が増えていった。ついには妊娠しても、酒をやめられず、1日の半分以上の時間は酔っている状態が続き、冷静な判断などできなくなっていった。

「お酒のニオイをさせたまま、目をうつろにして、酒を買いに行っていましたが、そんな姿を人に見られても、抵抗がまったくなかったんです」

子どもの遠足に、氷とウイスキーを入れた水筒を持っていったことも。

「自分のウエディングドレスを持って、近所に『これから私の結婚式なの』と言い回ったこともあったようです。だんだんと、そんな異常な行動が増えていきました」

両親や夫は、専門施設に宮田さんを入院させた。当時はまだアルコール依存症の治療プログラムが確立されておらず、単に部屋に閉じ込められ、酒を飲まない毎日を3カ月ほど送るだけだったという。

「体調はよくなりましたが、頭の中で飲みたい気持ちが残っていました。退院して1~2週間は飲まずに我慢できても、家には小さな子どもしかいない。飲酒を止めてくれるものがまたなくなった……」

3度目の入退院の後、夫とは離婚。宮田さんは生活保護を受けながらギリギリの生活をしていたが、それでも酒代が減ることはなかった。

「家事なんてできる状態ではなかったし、子どもも“飢えなければいい”くらいにしか考えませんでした。天井からお金が降ってくる幻覚が見えて、ありえないはずのお札を握りしめてお酒を買いにいこうと家族を振り切ったことを覚えています」

駆けつけた救急隊員に対しても、宮田さんは暴れた。「俺たちの税金で、酒を買っているひどい女だ」と話す幻聴まで聞こえたという。

「入院は5回目。振り返ると、大事なものは、みんななくし、残っているのは自分の命と、子どもたちだけでした。こんなことを繰り返していたら、もう子どもたちも失ってしまう――。そう思って断酒会への入会を決意しました」

それまで酒に酔っていたときの自分に向き合えずにいたが、宮田さんは断酒会に出席するようになり、他人の体験談を通して、どれだけ大切な人たちを傷つけてきたのかを思い知らされた。

「入会していちばんよかったのは、体験を語ることで、気が楽になったこと。隠れてお酒を飲んでいたときのように、人に嘘をつかなくてもよくなった。じつはその後ろめたさに苦しんでいたんでしょう」

ちょっとでも嫌なことがあれば“いまお酒が飲めたら”という思いが一瞬頭をよぎる。だが、宮田さんはこの32年間、一滴の酒も口にしていないという。子どもを思う母の心が、彼女を酒から遠ざけている。

前出の香山さんは、「女性のアルコール依存症患者も増えている」と語る。

「人間関係の割り切れないストレス、嫁姑、ご近所付き合い……女性にはそういう割り切れないものがついてまわる。自分に責任を感じて、内にストレスをためがちな人は依存症に陥りやすいですから、注意が必要です」

【たばこと健康】男性とパターンが異なる女性の生涯喫煙率


【たばこと健康】男性とパターンが異なる女性の生涯喫煙率© 産経新聞社 【たばこと健康】男性とパターンが異なる女性の生涯喫煙率

 私の勤務する高崎健康福祉大学(以下、本学)では、平成17(2005)年から毎年学生を対象に禁煙アンケートを実施してきた。質問内容は、本人の喫煙状況、家族などの喫煙状況、喫煙に関連する疾病の認知度などである。今回は、それらのデータを利用して学生の親世代の喫煙率について考えてみたい。対象期間は平成18年を基準とし、4年ごとの12年間とした。

 対象期間における本学学生の父親と母親の喫煙率を表の1行目と3行目に示す。また、学生の親は50代が多いと考えられることから、比較のため、同じ年の全国の50代の男女の喫煙率(データ出典は厚生労働省・国民健康栄養調査)を、表の2行目と4行目に示した。

 本学学生の父親の喫煙率および全国50代男性の喫煙率は、対象期間を通して低下を続け、12年間で共に10ポイント以上低下している。一方、母親と50代女性の喫煙率は必ずしも、そうした変化をたどっていない。母親の喫煙率は基準年の4年後の22年には低下したが、8年後には増加し、最終年の30年は基準年と同じ9%であった。全国の50代女性の喫煙率は22年、26年と連続して上昇し、30年には低下したものの基準とした18年よりも1ポイント高かった。

【たばこと健康】男性とパターンが異なる女性の生涯喫煙率© 産経新聞社 【たばこと健康】男性とパターンが異なる女性の生涯喫煙率

 なぜ女性の喫煙率は男性のような減少傾向を示さないのだろうか? 理由を探るため、対象期間の各年に50代であった女性の世代(以下、群という)の喫煙率をそれぞれの10年、20年、30年前にさかのぼって調べた結果をグラフに示す。なお、厚生労働省国民健康栄養調査データは平成元年以降に限られるため、昭和63(1988)年以前の喫煙率はJT全国喫煙率調査のデータを利用した。

 平成18年に50代であった群の喫煙率を30年前(20代)から10年ごとに追うと、この群は年とともに喫煙率が低下し、50代では20代の約3分の2になっていた。同様に30年に50代の群の喫煙率も20代から50代にかけて10年ごとに低下し、30年間で約3分の2に減少していた。

 ところが、22年と26年に50代であった2つの群の喫煙率は、様相が異なっている。20代で16%以上あった喫煙率が、10年後の30代には、ともに11%へと低下した。しかし、10年後の40代になると、上昇して13・5%を超え、50代に再度低下するというパターンを示している。

 ちなみに、男性の喫煙率についても同様に30年間の動向を調べてみたが、20代が最も高く、年を経るにつれて順次低下するというパターンが、すべての群に共通していた。

 40代で女性の喫煙率が増えるという現象は、ライフサイクルに関係があるのかもしれない。独身の20代では喫煙しても、30代の妊娠・出産期には禁煙する。子育て中は禁煙していたが、子どもが親の手を離れる40代で喫煙を再開するとの推測も成り立つ。しかし、これですべての群の説明はできないので、さらに追求する必要がある。

 今回示したように、女性の喫煙率の動向には、男性の場合とは異なった傾向が認められる。その理由はまだ説明しきれないが、喫煙の動機や背景を把握したうえでの、きめ細かな禁煙支援が必要と考える。

 (高崎健康福祉大教授 東福寺幾夫)

その症状、アルコールアレルギー? 飲酒中、飲酒後に起こる体のサイン


アルコールを飲んだ翌日に、具合が悪くなるのはよくあること。さらに二日酔いに効くとされる方法にはたいてい、科学的な裏付けがないという。お酒は翌日に頭痛や吐き気を引き起こす可能性があるだけでなく、不安やうつ病といった精神の健康状態に影響する恐れもある。

でももし飲んでいる最中におかしいと感じたら? もしくは二日酔いが異常にひどかったら? これらのサインがある人は、アルコールに対するアレルギーか、アルコール不耐性症かもしれない。

アルコールアレルギーの症状ってどんなもの?
アルコールは依存症以外にも、アルコールに含まれる亜硫酸塩やヒスタミンへの反応、既存のアレルギー症状の悪化、ぜんそく症状の誘発など、さまざまな形で体に悪影響を及ぼす可能性がある。
 
「本当にアレルギーが原因で、アルコールに対する反応が起きる可能性は低いのです」と説明するのは、イギリスのアレルギー関連情報サイト「アレルギーUK」でアドバイザーを務める看護師のホリー・ショーさん。
 
「本来のアレルギーは、免疫システムが食品やそのほかの物質に不適切に反応した場合に発生します。アルコールの場合は、たいてい亜硫酸塩やヒスタミン(一部の飲み物に含まれる)に対する過敏が原因ですが、それらは非アレルギー性のものです」
 
では、アルコールアレルギーのサインっていったい?  皮膚や呼吸器、循環器系に症状が現れる可能性があるとショーさんは言う。「赤い発疹や目、唇、顔の腫れ、呼吸困難、胃のむかつき、低血圧によるめまいや失神を伴うこともあります」と彼女は付け加える。「アレルギー疾患は遺伝によるものかもしれませんが、家族歴のない人にも起こり得ます」

顔が赤くなるのはアルコールアレルギーのサイン?
「もし酒を飲んで顔が赤くなるなら、アルコール過敏症か不耐性症かもしれません」と言うのは、家庭用品のレビューサイト「キッチン・ホーム」の栄養士、ジェイド・テイラーさん。「アルコールを摂取すると、ほてりが起こって顔が赤くなる可能性があります。これは、体が摂取された物質をスムーズに消化できていないサインです」
 
すべてのアルコールには “エタノール” と呼ばれる物質が含まれていて、アルコールを摂取すると、体はエタノールをほかの物質に変換したり、代謝で体の外へ排出しようとする。
 
「アセトアルデヒドはこの過程で生成される代謝物で、非常に有毒です。通常(とくに適量であれば)体は問題なくアルコールを代謝できるのですが、アルコール不耐性の人の場合、アルコールを分解する代わりにアセトアルデヒドが蓄積してしまうのです」
 
過剰なアセトアルデヒドは、病気、不整脈、前述のような顔のほてりを引き起こすおそれがある。
 
アルコール不耐性症の原因は遺伝のケースもあると、テイラーさんは語る。もしくはヒスタミン(息切れを引き起こす可能性がある)や、一部の酒に含まれる亜硫酸塩が原因かもしれないとショーさんは言う。検査が必要かどうかは、医師に判断してもらおう。原因が明らかでないうちは、アレルギー反応が起こるドリンクは飲まないのがベスト。

アルコールに対するアレルギー反応とひどい二日酔いの違い
飲酒により起こる症状と、アルコールに対するアレルギー反応はまったく異なる、とショーさんは説明する。
 
「アルコールを過剰に摂取すると、意識状態の変化、胃の不調による嘔吐や吐き気を引き起こすおそれがあります。またビール、シードル、蒸留酒のようなヒスタミンを含むアルコール類は、くしゃみ、鼻水、呼吸困難、胸焼け、頭痛など、アレルギーと勘違いされそうな症状を起こすことがあります」
 
さらに食事中にアルコールを摂取すると、食べ物に対する真のアレルギー反応に気づかない可能性がある、とショーさんは付け加える。「飲酒しながら食べると、食べ物の吸収増加や誤飲が原因で、食べ物による誘発性のアレルギー反応が起こるリスクが高まります」

アルコールアレルギーと湿疹の間に関連性はある?
「アルコールによって、じんましんなど肌の状態が悪化することもあります」と語る、看護師のショーさん。アルコールを飲んだあと、赤い発疹やかゆみを伴う発疹が現れることがあります。アルコールを飲むと顔が赤くなる人がいますが、これはアレルギー反応ではありません」

ぜんそくについては?
飲酒によって呼吸に影響が出るというぜんそく持ちの人もいるけれど、ショーさんによると、これは多くのアルコール飲料に含まれる亜硫酸塩が原因だそう。
 
「ぜんそく患者など、気道の敏感な人がアルコールに含まれる亜硫酸塩を摂取すると、喘鳴(ぜんめい)を起こす可能性があります」とショーさん。
 
「アルコールに含まれる亜硫酸塩の量は製品によって異なりますが、二酸化硫黄は法律でラベルに表示することが義務付けられている14の主要な食物アレルゲンの1つです」

アルコールアレルギーかどうかの検査はできる? 治療法はあるの?
アレルギーがあるかどうか心配な場合は、かかりつけの医師に相談してみよう。
「本質的にアルコールアレルギーではないけれど、飲酒によって不快な症状が起きるのには、さまざまな理由が考えられます」とショーさんは言う。
 
「アレルギー検査が必要かどうか、または問題が非アレルギー性の原因かどうか、医師が診断してくれます(たとえば、ヒスタミン不耐性や亜硫酸塩感受性の検査は、今回の場合役に立たないなど)」
 
アレルギーのベストな治療法は、アレルギー反応を引き起こす物質を可能な限り避けること。「フードやドリンクの材料、成分ラベルのチェックも、できることの1つです」とショーさんは語る。「アルコールを避ける場合は、マリネやソースなど、アルコールが入っている可能性のある食品にも注意してください」とも。

original text : Lucy Abbersteen & Jennifer Savin translation : Mutsumi Matsunobu

※この記事は、海外のサイト『コスモポリタン』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

タバコを吸う人の片手にはいつもコーヒー 相性がいいワケと健康リスクとは?


酒類、タバコ、コーヒー、お茶は「嗜好品(しこうひん)」と言われます。生命を維持するのに必要な食品とは違って、おもに「楽しみ」としてとるのが嗜好品です。

なかでも、タバコとコーヒーは相性がいいようで、喫煙所では、必ず缶コーヒー片手に煙をくゆらせる姿が見受けられます。実際、喫煙者に聞くと「この2つは欠かせないでしょ」との回答。このコンビが好まれるのは、どうしてなのでしょうか?

◆疲労回復と興奮剤 脳内のドーパミンが双方から刺激される!
脳疲労を癒し、瞬時に元気にしてくれるのが「嗜好品」です。タバコはニコチンに薬理作用があり、少量では興奮、多量だと鎮静の、両方の作用があります。

コーヒーにはカフェインが含まれ、眠気が覚め、頭が冴え、やる気と元気が出る興奮作用があります。

また、缶コーヒーには製品によって原材料に砂糖が使用されているものも多く、白砂糖を摂取するとすぐに酵素によってブドウ糖に分解され、血液によって脳に運ばれ、エネルギー源となります。

ですから、タバコとコーヒー(とりわけ砂糖の入った缶コーヒーなど)は、互いの相乗効果で、瞬時にして疲れを取り去り、元気でやる気にさせ、気分を向上させてくれるのです。

タバコとコーヒーの相性が良いと感じるのはこのためと言えるでしょう。「脳内快楽物質」と呼ばれるドーパミンの働きによるからです。

◆あなたの脳はどんな状態?
仕事では、厳しいノルマを課せられながらもスピードと効率を高めるよう駆り立てられるる私たち。仕事で多忙なスケジュールをこなしながら、家庭でも父親や母親としての責任を果たそうと頑張っています。

また、インターネットではさまざまな通信機能が発達し、なかなかonとoffの切り替えができなくなってきています。1日でさまざまなことをしなければならず、生活時間も乱れがちに。脳が慢性の疲労状態に陥っていることも少なくないでしょう。

◆脳疲労のセルフ・チェック
 □ イライラしたり、怒りやすくなっている
 □ 夜型の生活が中心で、朝、起きるのが辛いと感じている
 □ 夜中や夜明け前に目が覚めることが多い
 □ コーヒーやお茶を飲まないと、一日が始まらない
 □ 頭にどんよりと雲がかかったような感じがしている
 □ 集中できないことが多い
 □ 元気を出すのに、甘いもの、カフェイン、タバコが必要
 □ 疲れを感じることが多い
 □ 砂糖がたっぷり入った食品や、カフェイン、タバコで頭痛が治まる
 □ スリルでドラマティックな展開を期待している

以上に当てはまるものが多いほど、あなたの脳は疲労しています。

◆耐性や依存性の問題
タバコやコーヒーのとりすぎで問題視されるのは、ドーパミンの過剰分泌による「依存性」です。

タバコもコーヒーも、一時的な疲労回復や元気・気分の向上には役立ちますが、常習化したり、過剰摂取が続くと、ドーパミンを枯渇させ、以前より大量に摂取しないと効果が出なくなり(耐性)、ついには、それなしにはいられない「依存症」に発展するリスクがあります。

また、タバコには肺がんや心臓病などの健康リスクと精神的依存、コーヒーの飲みすぎ(1日5杯以上は過剰という見解もあります)は、頭痛・不整脈・イライラなどの離脱症状(禁断症状)や、記憶力の低下などが指摘されています。

タバコがカフェインの効きを悪くするという知見もあります。

◆「たしなむ」に留まる
タバコもコーヒーも、適度・適量を「楽しむ」という、嗜好品本来の「たしなみ」に徹していればよいのですが、ハマってしまうと、以上にあげた健康リスクを抱えることになってしまいます。

飲まずにはいられない状態から、生活習慣を改善して、適度に飲むことをエンジョイしたいですね。

●井上 愛子(いのうえ あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士
株式会社とらうべ社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン

飲酒・喫煙・ストレス...メタボを加速させる要因?


●適度な運動

脂質異常症を改善するには、食生活を見直すことが基本となりますが、ほかにも生活習慣で心がけたいことをご紹介していきます。

ひとつは適度な運動です。運動をすると、体内で脂肪の流れが良くなるように調整する「リポたんぱくリパーゼ」という酵素が活性化されるので、中性脂肪が減って、善玉(HDL)コレステロールが増えます。

また、体脂肪がエネルギーとして消費されるので、肥満の改善にもつながります。そして、血流も良くなるので、血管が拡張して血圧が下がり、動脈硬化の予防にも役立つのです。

脂肪をエネルギーとして消費して、脂質の代謝をうながすには、有酸素運動が効果的です。とくにウォーキングなら、誰でも手軽に始められるでしょう。

ガイドラインでは、できれば毎日、1日30~60分間、あるいは1週間で合計180分以上の運動が勧められていますが、まずは週に3日程度からでもかまいません。その場合は、3日以上運動しない日が続かないようにしましょう。

●禁煙する

タバコを吸うと、悪玉(LDL)コレステロールと中性脂肪が増加し、善玉(HDL)コレステロールは減ってしまいます。

また、血液を固まりやすくする作用があるホルモンの分泌が促されるので、血管内で血栓ができやすくなり、動脈硬化になるリスクも高まります。1日も早く、禁煙したほうが良いでしょう。

●お酒はほどほどに

適度なお酒は、善玉(HDL)コレステロールを増やす作用がありますが、飲み過ぎると、中性脂肪を増加させたり、肥満の原因にもなったりします。

1日に飲む量は、日本酒になら1合、ビルなら中びん1本、ウイスキはダブルで1杯、赤ワインはグラス2杯くらいに留めましょう。

また、毎日お酒を飲むと、肝臓に負担をかけてしまうので、1週間のうちに連続して2日間、お酒を飲まない「休肝日」をもうけるようにしましょう。

●ストレスと上手につき合う

ストレスを感じると、交感神経が刺激され、血管を収縮させ、血圧が上がります。また、体内でさまざまなホルモンが物質たくさん作られ、コレステロール濃度や血糖値が高まります。

さらに、ストレスがたまると、やけ食いやけ酒などに走りやすく、こうした意味でも、中性脂肪やコレステロールを増やしやすいのです。

まったくストレスを感じずに生活していくのは無理ですが、軽く受け流したり、上手に発散したりするなど、ストレスとうまくつき合っていけるようにしましょう。

(この記事の監修: マオクリニック 院長 / 岡田昌子 先生)

「お酒飲めない」遺伝子タイプ 難病の貧血の一因だった


日本人の半数にあたるとされる「お酒が飲めない体質」の人が持つ遺伝子タイプは、難病「再生不良性貧血」の原因のひとつとなっているケースがあることを、京都大などのチームが突き止めた。血液をうまく作れず貧血を起こしたり、出血が止まりにくくなったりする病気で、これまで原因が見逃されてきた可能性がある。

再生不良性貧血の多くは、免疫細胞が血液をつくる細胞を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患とみられ、後天的に発症する。一方、生まれながらに発症するケースもあり、原因となる遺伝子が分からない患者もいた。 研究チームは、原因不明とされてきた患者の全ての遺伝子を解析した。すると複数の患者で、人体に有害なホルムアルデヒドという物質を分解する酵素「ADH5」をつくる遺伝子と「ALDH2」という遺伝子が変異しているケースがあることがわかった。  

ALDH2は飲酒後、体内でアルコールからできるアセトアルデヒドという物質を分解する酵素をつくる遺伝子で、日本人を含む東アジア人の半数に変異があるとされる。この変異があると酒が飲めなかったり、飲酒時に顔が赤くなったりすることが知られ、体質を調べる遺伝子検査も普及している。【ポッドキャスト】禁酒、コロナに効果あり? 南アフリカで驚きのデータ

薬の飲み忘れ、飲み間違いを防ぐには


 皆さん、薬の飲み忘れ、飲み間違いはありませんか? 気を付けているつもりでも、薬を飲まれている方なら一度は経験があるのではないでしょうか。今回は飲み忘れ、飲み間違いを防ぐ工夫や、対処法をタイプ別にご紹介します。

■飲んだかどうか分からなくなる、うっかり忘れてしまう人
 1週間分や1日分の薬がセットできるお薬カレンダーやピルケース、小袋を使用し、薬をあらかじめセットしておく方法がお勧めです。薬の数が少ない方は、薬のシートにペンで日付を書いておくのも簡単でいいですね。薬を飲んだかどうかが一目で分かるようになります。そしてセットした薬を食卓やリビングなど目に付く所に置いておくことで飲み忘れの防止にもなります。この方法は毎回、薬を用意するのが面倒な方にもお勧めです。外出先や職場へ持っていくのを忘れてしまうという方は、いつも持ち歩くかばんや職場にも予備の薬を置いておくとよいでしょう。

■決まった時間の薬を忘れてしまう人
「朝の薬は忘れないが、夜の薬はつい忘れて眠ってしまう」というように、決まった時間の薬を忘れてしまう方は、用法の変更を医師に相談してみるのも一つの方法です。例えば、長時間作用型のスルホニル尿素(SU)薬(グリメピリドなど)は、通常1日1回の薬ですが、1日2回で処方されている場合もあります。1回に変更できないか相談してみましょう。食前と食後両方に薬を飲む指示がある方では、食後の薬も食前へまとめることが可能な場合もあります。

 また、飲み忘れた場合でも、気が付いたときに遅れて飲んでも問題のない薬もあるため、その回の服用を飛ばさなくて済む場合があります。薬ごとに飲み忘れ時の対応を確認してみましょう。

■ 薬の種類が多く、飲み間違えてしまう人
 このような方は、薬の一包化を試してみましょう。一包化とは、服用時間が同じ薬を薬局などで1回分ずつ1袋にまとめてもらう方法です。

 その他にも、最近では配合剤と呼ばれる複数の薬効成分を一つの薬の中に配合した薬や、1回服用すると効果が1週間持続するタイプの週1回製剤も多く発売されています。これらを上手に活用して、1回の服用量や回数、手間を整理することで飲み間違いを少なくすることが期待できます。

 医師や薬剤師に飲み忘れ、飲み間違いを伝えることをためらってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ相談してください。正しく服用できる方法を一緒に見つけていきましょう。

大阪大学医学部附属病院 薬剤部 病棟薬剤室
嶺尾 里奈(みねお・りな)

※『月刊糖尿病ライフさかえ 2019年10月号』「お薬との上手な付き合い方」より

専門医が警鐘、なぜ今、女性のアルコール依存症リスクが高まっているのか


コロナ禍による外出自粛でオンライン飲み会が増えるなど、最近はお酒を飲むスタイルに変化が見られる。その結果、お酒を飲む量が変わった人も多いのではないだろうか。そこで、アルコール依存症治療の第一人者であり、日本初のアルコール専門治療病棟を立ち上げた国立病院機構久里浜医療センター院長 樋口進先生に、アルコール依存症について話を聞いた。
※写真はイメージです(写真=iStock.com/ViewApart)

■ここ数年、日本人の飲酒量が増えている?

WHO(世界保健機関)のレポートによると、世界では成人(15歳以上)の23億人がアルコールを摂取しており、これは15歳以上の世界人口の約43%に当たる(※1)。

※1 WHO. 2018 Global Status Report on Alcohol and Health.

また、15歳以上の年間平均飲酒量は2000年以降、ヨーロッパでは少しずつ減少し、アメリカでは横ばいであるのに対し、日本を含む西太平洋地域では増加していることがわかっている(図表1)。

出典:WHO. 2018 Global Status Report on Alcohol and Health. P45 Fig3.5

さらに、日本を含む西太平洋地域の年間平均飲酒量の推移(2000年→2016年)を見てみると、オーストラリアやニュージーランドは減少しているが、日本は増えていることが判明した(図表2)。

出典:WHO資料 2019

加えて、最近はコロナ禍の影響により、アルコールとの付き合い方が変化したといわれている。日本アルコール関連問題学会は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ネットを介した新しい飲み会のスタイルが普及したほか、不況による経済不安や、ステイホームによる孤独感を紛らわせるための手段として飲酒量が増え、その結果、飲酒問題が生じることを懸念している。

■多量飲酒は、心身のほか家庭や仕事にも影響する

では、飲酒量が増えると、どのような問題が起こるのだろうか。

WHOによると、アルコール消費による死亡者数は300万人で、結核やHIV/AIDS、糖尿病の死亡者数を上回っている(※2)。

※2 WHO. 2018 Global Status Report on Alcohol and Health.

さらに、過度な飲酒は「出生前・乳幼児期」「少年期・青年期」「成年期以降」のすべての年代において、さまざまな心身の障害の原因となるだけでなく、暴力や飲酒運転といった社会的問題のほか、夫婦の不和や児童虐待などの結婚・家庭問題、そして失職や事故などの職業上の問題など、さまざまな問題を引き起こすことがわかっている(図表3)。

出典:厚生労働省サイト「成人の飲酒実態と関連問題の予防について」

なかでも、「アルコール依存症」は多量の飲酒を続けることで脳に障害が起き、自分の意思で飲酒の量や時間、状況をコントロールできなくなる病気で、習慣的に飲酒をする人なら誰でもなりうるもの。さらに、自分では気づかないうちに進行するのが特徴だという。

日常的に飲酒を続けていると、少しずつ飲酒量が増え、しばしば多量飲酒による記憶障害が生じるようになる。さらに症状が進むと、飲みたい気持ちが抑えられなくなり、飲酒量が増えて心身に悪影響を及ぼし、仕事や家庭にまで支障をきたす。加えて、アルコール依存症は本人が病気と認めたがらないケースが多く、治療や相談につながりにくいという問題もある。

■女性は男性より、アルコールの影響を受けやすい

アルコール依存症のリスクは、男性よりも女性のほうが高いといわれている。そもそもアルコールは、体内に入ると水に溶けて薄められるが、脂肪には溶けにくいもの。女性は男性に比べて体が小さく脂肪が多いため、男性より体内のアルコール濃度が高くなりやすい。また、アルコールは肝臓と筋肉で分解されるが、女性は男性より肝臓が小さく、筋肉量も少ないため、アルコールが長時間、体内に残りやすい。こうした理由から、女性は男性よりもアルコールの影響を受けやすく、依存症になるまでの時間も短い。そのため世界の多くの国では、女性は男性より飲酒量を少なくすべきだといわれている。

厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21(第二次)」によると、節度ある適切な飲酒量は、一日あたりの純アルコール摂取量が20g程度。お酒に換算すると以下が目安となるが、女性はさらに少ない量にとどめたほうがいいといわれているから、お酒好きの女性は注意が必要だ(図表4)。

出典:大塚製薬「減酒.jp」

■あなたのお酒の飲み方をチェックしてみよう!

「外出自粛などの影響で、最近お酒を飲む量が増えた」「なかなか休肝日をつくれない」という人は、減酒.jpの「お酒の飲み方チェック」で、アルコール依存の度合いをチェックしてみよう。アルコール依存の疑いが高い場合には、アルコール依存症の治療ができる医療機関やクリニックで診察を受けることが勧められるが、保健所などに相談することもできる(全国の相談窓口・医療機関を探す)。


アルコール依存症の治療法は、これまでの「断酒」に加え、飲酒量を減らす「減酒」を選ぶことも可能だ。減酒はヨーロッパではかなり前から行っている治療であり、軽症の人なら減酒を達成でき、継続することで安定した状態を保つことができる。一方、重症の場合、本人が「依存症ではない」と否認するケースが多いが、「減酒」という選択肢を提示することで治療の間口が広がり、早期の回復につながることもあるそう。


また、断酒も減酒も心理社会的治療が中心となるが、薬を使用して治療をサポートできるという。いずれにしても、適切な治療が必要となるので、まずは医師に相談することが重要だ。適度な飲酒は楽しみを増やすものだが、付き合い方によっては、さまざまな弊害をもたらすことに。一度、飲酒習慣を見直し、自分なりの最適なアルコールとの付き合い方を見つけてみてはいかがだろうか。

(籔 智子 写真=iStock.com)

「禁煙するしかないな…」彼氏のタバコをやめさせる一言9パターン


彼氏の健康や二人の将来を考えれば、一日でも早く禁煙を始めてほしいもの。とはいえ「タバコをやめて」とお願いしたところで、すぐに実行してもらえないケースが大半なのではないでしょうか。そこで今回は、10代から20代の独身女性500名に聞いたアンケートを参考に「『もう禁煙するしかないな…』と彼氏の逃げ道をふさぐ一言」をご紹介します。

【1】「じゃあ、週末から禁煙始めようよ」と期日を決める
「『いつから?』と日にちを尋ねて、強引に禁煙を始めさせる!」(20代女性)というように、「やめるやめる」と調子のいいことばかり言う彼氏には、さっさと禁煙開始日を設定してあげるのが効きそうです。「よし、私も協力するね!」と盛り上がって、後戻りしづらい雰囲気を作ってしまいましょう。

【2】「タバコをやめるまでキスはお預け」と我慢を強いる
「臭いがイヤで接触禁止を言い渡したら、急にやる気を出し始めた(笑)」(20代女性)というように、彼女ならではの罰を設けるのもよさそうです。一定期間禁煙できたらご褒美を与えるなど、アメとムチを上手に使い分けてサポートしてあげましょう。

【3】「あなたに長生きしてほしいの」としおらしく頼む
「タバコのせいでもし病気になったら悲しい…と涙ぐんでみた!」(10代女性)というように、本気で健康を案じてみせて、男心を揺さぶる人もいます。ここぞとばかりに女優になって、目を潤ませて迫れば、彼氏も受け止めざるを得ないでしょう。

【4】「友達の彼氏は一発で禁煙成功だって!すごーい」と競争心をあおる
「禁煙した男友達を褒めちぎって、彼氏の闘争心に火をつける作戦!」(20代女性)というように、負けず嫌いの男性の場合、仮想敵を作ってあげるのが効果的かもしれません。「本当にやめられるかなー?」などと疑いの目を向けると、負けん気を刺激できそうです。

【5】「こんな肺になってもいいの?」と真っ黒な肺の画像を見せる
「体に悪いといくら言っても無駄なら、ショッキングな写真でビビらせる」(10代女性)というように、タバコの健康被害をわからせるために、視覚に訴える方法です。一本吸おうとするたびに「やめないとやばいよ…」と脅しをかければ、そのうちタバコに手を伸ばしづらくなるでしょう。

【6】「煙を吸わされてる私がどうなってもいいんだ…」と悲しんでみせる
「『私にも悪影響があるのにやめないのは、愛がないから?』と面倒くさい女を演じてみる」(20代女性)というように、愛情を盾に禁煙を促すのも手です。「禁煙は私のためでもあるの」などと相手が反論しづらそうなことを言って、観念させてしまいましょう。

【7】「私との将来を真剣に考えてないんでしょ!」と怒りを爆発させる
「『結婚するならタバコをやめてね』って言ってあるのに一向に禁煙しないので、思いきりキレてやった!」(20代女性)というように、気持ちをストレートにぶつけるのもいいでしょう。先々のことを考えての「激怒」だと伝えれば、真剣に聞き入れてもらえそうです。

【8】「吸い続けるなら、私とは別れて」と二者択一を迫る
「『禁煙する気がないならもう会わない』と宣言して、踏ん切りをつけさせた」(20代女性)というように、タバコか自分かを選ばせる方法です。彼氏も禁煙の必要性を感じているようなら、タバコを選ぶ可能性は低いので、自動的に禁煙を決意させる結果となるでしょう。

【9】「もういい。勝手にすれば?」と愛想を尽かす
「『明日からがんばるから!』と言われても無反応を貫くようにしたら、ある日『今日で禁煙一ヶ月』と報告が!」(20代女性)というように、手を尽くしても無駄だったなら、突き放すのもよさそうです。容認したと誤解されないよう、喫煙への冷たい視線は保っていましょう。

どの方法が効果的かは、相手の性格に左右されそうです。見極めが難しければ、優しく促したり厳しく迫ったり、いろいろと試してみるといいでしょう。

“老け”の原因はお酒? 「飲酒」と「糖化」の怖い関係


お酒を飲む機会が増えますよね。しかし酒ジャーナリストの葉石かおりさんによると、老化の一因とされる「糖化」と「飲酒」には深い関係があるのだといいます。そこで葉石さんの著書『酒好き医師が教える もっと!最高の飲み方』(日経BP社)より、今回特別にその一部を抜粋し、老いとお酒の関係性についてお届けします。  

糖化=身体のコゲ

電車の窓に映った自分の老け顔にハッとする。 残念なことに、五十路を過ぎ、こんなことがやたら増えてきました。中でも特に気になるのはお肌のハリやシミ、シワ。四十路までは何とか重力に耐えていたのに、五十路になるとこうも違うのかと、鏡を見る度、両手で頬を引き上げながら、深いため息をついてしまいます。  「アラフィフなんだから仕方ない」で済ませればいいのかもしれませんが、あきらめきれないのが女性というもの。美容皮膚科でレーザーをあてたり、アメリカの皮膚科医が作ったという化粧品を試してみるものの、「焼け石に水」といったふう。 最後は、誰もが加齢には勝てないのかもしれません。とはいえ、同じアラフィフでも、人によって見た目にずいぶん違いが出てくるように思います。例えば石田ゆり子さんや永作博美さんをはじめ、驚くほど若く見える方もいます。


ではどうしてここまで差が出るのでしょうか? こんなとき、私がいつも気になるのが「飲酒との関係」です。最近でこそ休肝日を週2~3回も設けて、節酒に努めるようにしているものの、若い頃の酒量はそれはもう半端ではありませんでした。そのツケが今になってきているのでは…、と心配でなりません。 そういえば、このところ、テレビの健康番組などで「糖化」という言葉をよく耳にするようになりました。何でも、糖化は老化要因の一つで、肌のハリやシワなどにも密接に関係しているのだそう。 そこで、「糖化ストレス研究センター」という糖化専門の研究機関を有する同志社大学を訪れ、同大学生命医科学部糖化ストレス研究センターチェア・プロフェッサー教授の八木雅之さんに話をうかがいました。

余分な糖がたんぱく質と結びつき、たんぱく質が変化

糖化を一言で言えば『体のコゲ』。身近な例を挙げると、パンケーキなどを焼くと表面がこんがりしたきつね色になりますよね。これはパンケーキなどに含まれる糖と、卵や牛乳、そして小麦に含まれるたんぱく質が結びついて起こった現象です。これがまさに『糖化』なのです」 この話だけだと何やら「おいしそう」と思ってしまいますが、八木さんによると、この糖化が体の中で起こると大変なことになるというのです。 「体の中で起こる糖化とは、体内の余分な糖がたんぱく質と結びつき、たんぱく質を変性、劣化させていくことです。たんぱく質は、臓器、皮膚、筋肉、血管などをはじめとする体を構成する重要な成分です。


つまり、糖化により体を構成するさまざまな要素が劣化していくわけです」 八木さんによると、牛の皮や骨などをブドウ糖溶液につけておくと、それだけで徐々に組織が糖化して、数日で茶褐色に変色し、弾力を失っていくという(写真上)。 「糖化が進行していくプロセスでAGEs(糖化最終生成物)という物質が生成されます。AGEsはさまざまな経路を経て作られ、一口にAGEsと言っても、論文に報告されているだけでも数十種類あり、実際のところ100種類以上あるとも言われています。このAGEsこそ、老化を促進させてしまう厄介な物質なのです」 老化を促進させるなんて、何とも恐ろしい物質! では具体的に、糖化が進み、AGEsが多く生成されるとどんな悪影響が出てくるのでしょう。 「見た目に密接に関わる肌への影響としては、まず肌の弾力が失われます。さらにシワ、くすみ、血色不良など、女性にとってはありがたくない作用が肌表面に現れます。肌の弾力が低下する原因はさまざまありますが、糖化の影響が大きいと言われています。私たちの研究でも、糖化ストレスにさらされている糖尿病患者は皮膚の弾力が失われやすいことが確認されています(下図)」

2型糖尿病患者と健常者の皮膚弾力性が加齢に伴って変化する度合いを比較した同志社大学の研究。神奈川県相模原市の北里大学病院の外来患者を対象に測定したデータ。2型糖尿病患者では、健常者に比べて弾力性が下がっている。(データ:JClin Biochem Nutr.2008;43(Suppl1):66-69.)

外からせっせとレーザー治療をしたり、高価な美容液を塗っても、いっこうにたるみが改善しなかったのはこういうことだったんですね(涙)。

お酒と糖化は関係あるの?

では、実際のところアルコールと糖化は関係しているのでしょうか? 「実は、アルコールと糖化は密接な関係にあります。先ほど、糖とたんぱく質が結合してAGEsを生成すると説明しましたが、実は、その生成過程の中間生成物として『アルデヒド』が生成されているのです。つまり、糖化のプロセスでは、糖からアルデヒドが生成され、それがたんぱく質と結びつくことで、AGEsの生成が進むのです(注)」

 アルデヒド…、何やら聞き覚えがある言葉と思ったら、お酒の分解過程でできるアセトアルデヒドのこと。お酒の中に含まれるアルコール(エタノール)は、体内でアルコール脱水素酵素によりアセトアルデヒドに変換されます。もしやこのアセトアルデヒドがたんぱく質とくっついて悪さをするのでしょうか?  「その通りです。アルコールが体内で分解されて生じたアセトアルデヒドも、同様にたんぱく質と結合し、アセトアルデヒド由来のAGEsができます。つまり、アルコールには、AGEsの生成を促進してしまうという作用があるのです」

飲酒機会が多いほど体内にAGEsが蓄積される

ということは、当然、お酒をたくさん飲んで体内にアセトアルデヒドができる人ほど、糖化が進み、AGEsが生成されるということ。老化肌に悩むお酒好きとしては、これは目を背けられない事実です。 八木さんは、同志社大学の糖化ストレス研究センターの研究から、「実際に飲む頻度が高い人ほどAGEsが体内に多く蓄積していることが確認された」と話します。


「私たちは、皮膚のAGEsの蓄積と生活習慣の関係を確認するため、日本人244人の生活調査とAGEsの測定を行い、結果を解析しました。生活習慣の中で相関関係が認められたのが、喫煙経験、飲酒習慣、睡眠時間です。飲酒習慣については、グラフのように、飲酒頻度が週4日以上のグループは、週3日以下のグループに比べてAGEsの蓄積量が高くなりました(下図)。ただ、現時点では飲酒量との関係は明確になっていません」 中でも最も注意しなくてはならないのが「酒を飲んで顔が赤くなる人」、つまりアセトアルデヒドを分解する(アセトアルデヒド脱水素酵素)の活性が低い人だと八木さん。 「お酒を飲んで顔が赤くなる人は、アセトアルデヒドの分解能力が低いため、体内においてアセトアルデヒドにさらされる時間が長くなります。そのため赤くならない人に比べ、AGEsの生成が促進されやすくなります。これにより体内のたんぱく質の変性が進み、老化やさまざまな疾患のリスクが高まってしまうのです」 お酒を飲んで顔が赤くなる人(フラッシャー)は、やはり飲酒による悪影響を受けやすい。こう聞くと、顔が赤くならない人は、「大丈夫」と思うかもしれませんが、そう都合よくはいきません。


結局、飲んで顔が赤くならない人であっても、飲む量が多くなるとアセトアルデヒドの影響は避けて通れないのです。 「よく二日酔いになっている人、日常的に多量飲酒をする人もまた、アセトアルデヒド由来のAGEsの生成が促進されます。ALDH2(アセトアルデヒド脱水素酵素の一種)の活性が強い人はアセトアルデヒドの分解が早いとはいえ、量を飲めばアセトアルデヒドにさらされる時間が長くなるのでリスクは高まります。顔が赤くならないから安心ということではありません」 悲しいかな、やはりお酒の飲み過ぎは糖化リスクを高めてしまうのです。八木さんは分かりやすい言葉でこうまとめてくれました。 「多かれ少なかれ、加齢とともにAGEsの蓄積は増えていきます。これは生きていく限り仕方のないことと言えます。そこに『飲酒』という負荷をかけることで、その蓄積の速度が早まるわけです」 飲み過ぎに一利なし、ということですね。 注:AGEsの生成経路は複雑・多経路で、実際には糖だけでなく脂質からもAGEsが生成される経路がある。

mi-mollet(ミモレ)

 

『酒好き医師が教える もっと! 最高の飲み方』著者:葉石かおり 監修:浅部伸一  1400円(税別)

シリーズ13万部を突破の第二弾! 「酒好き」必携の、健康的においしく飲むための一冊。気になる「血糖値」「中性脂肪」、老化の主犯「糖化」と飲酒の関係性や、「がん」リスク、酒乱になりやすい人の傾向など、酒飲みならば知っておきたい健康情報が満載です。

、医療機器として初承認へ 禁煙治療で医師が処方


禁煙治療のためのスマートフォン用アプリを医療機器として製造販売することを厚生労働省の部会が19日、了承した。近く承認される。アプリの医療機器承認は国内初になるという。

 健康に関するアプリは多いが、医療機器として承認されると治療効果をうたうことができる。今後、保険適用されれば公的医療保険が使えるようになる。

 アプリはベンチャー企業キュア・アップと慶応大医学部が開発した。禁煙外来で医師の診察を受けて患者に処方される。紙巻きたばこを吸っている人が対象で、禁煙治療薬と併用する。対象患者数は最大で約7万人という。

 同社によると、ダウンロード後、医師が発行した「処方コード」を患者が入力してログインする。専用機器で呼気に含まれる一酸化炭素の濃度を測定すると結果が自動で記録される。喫煙したい衝動に駆られた際、例えば「たばこを吸いたい」などと入力すると学会の指針などに基づき、「ガムをかみましょう」と助言が表示される。

 約570人を対象とした臨床試験(治験)では、禁煙治療にアプリを使ったグループは、使わなかったグループより半年後に禁煙を継続できた割合が、13ポイント以上高かった。

 部会終了後に記者会見した、医師でもある同社の佐竹晃太社長は「ソフトウェアという目に見えないものが治療することを国が認めたことが大きい」と話した。(姫野直行)

■「アプリのおかげで禁煙成功」

 禁煙治療のためのスマートフォンアプリの製造販売が19日に厚生労働省の部会で了承され、近く承認されることになった。アプリの臨床試験(治験)に参加した男性は「アプリのおかげで禁煙に成功した」と話す。

「パスタ」がストレスと戦い、質の良い睡眠をもたらすことが判明


ボストンのブリガム・アンド・ウイメンズ病院の研究者たちが、医学雑誌『ランセット』にパスタ好きにはありがたい研究結果を発表してくれました。

「パスタはストレスの軽減と睡眠の質向上に寄与し、なおかつ夕食に食べても太らない」といういいことずくめの研究結果です。

パスタの本場イタリアにおける調査によれば、イタリア人の大半は昼食にパスタを食べ、夕食に食べる人は全体の35%にとどまっています。日本でも、ランチでパスタを食べる方が多いのではないでしょうか。

しかしこの結果が本当であれば、パスタは夜食べる必要があります。

ホルモンとパスタの関係

あらゆる疾病の要因のひとつとなっているストレスは、コルチゾールなどのホルモンの分泌を刺激します。これによって、インスリンの作用が抑えられてしまうことになるのです。

いっぽう、パスタを食べる、つまり炭水化物を摂取するとインスリンの分泌が促されます。

インスリンがより産生されると、アミノ酸のトリプトファンが体内で吸収されやすくなります。トリプトファンは、ストレスを軽減し快眠を誘発するホルモン「セロトニン」や「メラトニン」の前駆体です。

こうして、精神が安定し質の良い睡眠を獲得できれば、空腹の要因となるホルモンの分泌が低下するために、夕食にパスタを食べても体重増加にはつながらないという図式になるのだそうです。

睡眠と食欲の関係

2018年末、ドイツのケルン大学が睡眠不足と肥満の関連性を医学誌に発表しました。

それは、睡眠と覚醒をつかさどるホルモンと満腹感や空腹に関連するホルモンのバランスが崩れると、睡眠不足と猛烈な食欲が誘発されるというもの。

濃厚な味付けを避けたパスタは、夕食時に摂取するとカロリーの観点からみて理想的な食材なのだそうです。

炭水化物の摂取によりメラトニンの分泌が刺激され、ビタミンB1の存在が中枢神経に働くセロトニンの産生につながるためです。

スポーツを愛する人もPMSに苦しむ女性も

研究ではさらに、スポーツ愛好家も夕食にパスタを摂取することが望ましいとしています。

というのも、スポーツを始めて最初の30分で体内に蓄えられていたグルコースが消費され、体力が著しく低下するためだそうです。炭水化物は、グリコーゲンのレベルをあげて体をリラックスさせる作用があるのです。

また、体のだるさ、気分の不安定、意味のない空腹感などのPMSに苦しむ女性にも、パスタの夕食は最適なのだとか。これらの症状は、ドーパミン、セロトニン、ビタミンB6の欠乏が引き起こすことが多いのですが、炭水化物を摂取することで症状が軽減する可能性があるためです。

こうした理由から、気分が落ち込んでいるときにもパスタは有効なのだそうです。

今回の結果はパスタですが、他の炭水化物でも研究されたら同じような結果になるのでしょうか。ただ、食べては良いとは言っても、食べすぎには注意したいですね。

【医師が監修】不登校・登校拒否・引きこもりの原因と児童・生徒の心理


 病院で治療を受ける時、どうせなら「医者に好かれる患者」でいたい。どういう患者が医者に好かれるのか? 『知ってはいけない医者の正体』の著書があり、のべ10万人以上の患者と接してきた「二本松眼科」(東京・平井)の平松類医師によると、大きく分けて2つのタイプがあるという。

「ひとつは、『治療などは、お医者さんにお任せします』と言って、本当に“お任せ”の患者さん。治療についていろいろ言われるのを面倒がる医者は多いので、こういった患者さんは歓迎されます。逆に、『お任せします』と口では言っているのに、実際はそうではない患者さんは嫌がられる傾向があります。そしてもうひとつの“好かれる患者さん”のタイプは、医者と同じ土俵で話せる患者さんです」(平松医師=以下同)

「同じ土俵」というのは、医者と同じ医学用語を介して話ができる患者、という意味ではない。医者の言う意味を正しく理解した上で、治療について希望を述べる、ということだ。たとえば乳がんで手術となった場合、医者は乳房の全摘手術を勧めている。しかし患者は乳房温存を希望している。

「がんの位置から、乳房温存では再発のリスクがあるとします。その説明を医者から聞き、患者さんが『再発リスクが高くてもいいから乳房を残したい』と言うなら、医者は患者さんの人生観を尊重し、それに沿った治療プランを立てるでしょう。これが私が言う“同じ土俵で話せる”です」

 しかし患者の中には、乳房温存のデメリットを医者が説明してもそれを聞こうとせず、「乳房を残したい。でも、再発リスクも低い方がいい」と言う人も少なくない。すると医者は「再発リスクが低いなら乳房全摘」と返すしかならず、堂々巡りだ。

「最初から感情的過ぎる患者さんは嫌がられる傾向があります。重大病を告げられてつらい気持ちも分かりますが、最初から『つらいんです』などと感情をぶつけられると、『状況判断に不要なデータばかりを出す患者』『オーバーに表現する患者』と認識されかねない。まずは冷静にご自身の症状を伝えるようにした方がいいでしょう」

 なにより、自分のために。

◎専門医に聞け! Q&A 二日酔い防止の漢方薬


Q:営業という仕事柄、接待などでお酒を飲む機会が頻繁にあります。時々二日酔いになり、翌朝、顔が見事にむくんでいることもあります。これまで二日酔い防止によいというサプリも試しましたが、合うものが見つかっていません。漢方薬でよいものがあったら教えてください。
(36歳・建設会社勤務)

A:二日酔いに効く漢方薬としてよく用いられるものに、「黄連解毒湯」や「五苓散」があります。

 黄連解毒湯は、黄連、黄芩、黄柏、山梔子を配合しています。酒毒を尿から出し、熱を取ります。胃の不快感や頭痛などの緩和にも役立ちます。 五苓散もまた、飲酒でこもった熱や酒毒を尿で出し、むくみも取ります。お酒を飲んでいるときトイレに行く回数が少ない人、翌朝におなかが下る人にも適しています。

●茵蔯五苓散がオススメ

 この2つの漢方薬もよいですが、よりよいものに「茵蔯五苓散」があります。これは、五苓散に茵蔯蒿を加えたものです。二日酔いのむかつき・むくみに適用します。 茵蔯蒿もまた、尿から毒(こもった熱)を出す作用がすぐれています。五苓散の作用をもっと高めた漢方薬ともいえ、実際、二日酔い防止の漢方薬として患者さんに人気ナンバー1です。

 以上の3つの漢方薬はどれも、健康保険適用のエキス剤があります。お酒を飲む前に服用するとよいのですが、飲んだ後に服用しても二日酔い軽減の効果があります。中国漢方には薬酒がたくさんあります。紹興酒は赤い色をしていますが、あの色は生薬の山梔子(クチナシの果実)の色です。たくあんなどの着色料にも使われます。山梔子には酒毒を消し、熱を取る作用があります。つまり、紹興酒ははじめから、酒毒や熱を消す解毒薬を入れています。

 山梔子を配合している漢方薬に、「梔子柏皮湯」があります。日本酒にこの漢方薬を入れると、紹興酒の日本酒バージョンに仕立てられます。二日酔い防止のお酒ともいえますが、飲みすぎては意味がありません。なお、山梔子は黄連解毒湯にも配合されていますが、梔子柏皮湯のほうが効果的です。

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岡田研吉氏(研医会診療所漢方科医師)
東邦大学医学部卒。ドイツ留学中に東洋医学に関心を持ち、帰国後、国立東静病院で漢方を学ぶ。独自の漢方処方で生活習慣病等に成果を上げている。著書『さらさら血液が長生きの秘訣』など多数。

飲酒による発がんリスクは「たばこ」何本分?専門誌に論文


「適度な飲酒は健康に良い」などと言われることもありますが、近年報告されている研究では、少量の飲酒でも健康に悪影響を及ぼす可能性が示されています。

 そんな中、飲酒によるがんの発症リスクを、生涯リスク(人の一生を通じて健康障害が発生しうる潜在的可能性)という視点で検討した研究論文が、生物医学分野の大手出版社バイオメド・セントラルが発行する公衆衛生の専門誌に2019年3月28日付で掲載されました。

 この研究では英国における一般的な集団の発がんに関する生涯リスクを解析したうえで、飲酒によって発生しうるがんの生涯リスクを、喫煙によって発症しうるがんの生涯リスクに換算した場合、どの程度に相当するのかについて検討しています。

 解析の結果、非喫煙者において1週間にワイン1本飲む人は、男性で1.0%、女性で1.4%、がんの生涯リスクが増加しました。つまり非喫煙男性1000人、同女性1000人が、1週間にワイン1本を飲んでいると、男性で10人、女性で14人が一生のうちのどこかでがんを発症することになります。このリスクを喫煙によるがんの発症リスクに換算すると、男性で1週間にたばこを5本、女性で同10本という結果でした。

煙による発がんリスクは広く知られている事実ではありますが、アルコールやその代謝物であるアセトアルデヒドにも発がんリスクがあります。飲酒に関連するがんでは、やはり口腔、咽頭、食道、大腸がんが多いようですが、女性では乳がんリスクが増加したとする報告もあります。

 喫煙と比べれば飲酒とがんの関連はあまり注目を集めないようにも思いますが、生涯リスクという視点や喫煙本数で換算してみると、軽視できないリスクの大きさが見えてくることでしょう。

青島周一]勤務薬剤師。「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰
2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

「急性アルコール中毒」になった知人に付き添って2万9290円の大損害 処置費用や機会損失などを計算しました。


世の中には、日々の節約が一瞬でパァになってしまうようなアクシデントがあり、場合によっては、家族や友達、上司や同僚などにも損失を与えかねない、深刻なケースもあります。そこで今回は、実際に急性アルコール中毒になった当人の処置費用やベッド代金と、付き添った筆者の損失をリアルにお金に換算し、計算してみました。

処置に必要な費用は?

急性アルコール中毒の症状にもよりますが、病院に運ばれてから2~3時間程度で目が覚めるような軽度な場合で、3000円程度ですが、重症の場合は4万円を超えることもあります。

軽度の場合で、処置室などで処置してくれれば料金も安いですが、入院となると費用はグンと跳ね上がります。

また、急性アルコール中毒の場合、意識がなくなったり、顔面蒼白になったりと急激に症状が悪化するため、救急車を呼ぶ人が多いようです。

そのため、処置が終わるまでの間に時間単位でアップした駐車場代や病院からの帰りのタクシー代など、自分の分と救急車に乗ってくれた人の費用とが必要です。

かかってくる費用は、これだけではありません。
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付添人の被害

強制力はないものの、病院にもよっては付き添った人は急性アルコール中毒になった人が目覚めるまで病院から帰ることができないという災難に見舞われることがあります。

急性アルコール中毒になった人は目覚めるとき、急に暴れ出したりベッドから落ちたりすることがあるようで、大きな病院でも1名は付き添うように言われるためです。

正直、ビジネス関係や友達でも、なかなか1人置いては帰りづらいですし、家族や親しい友人ならなおさらです。

救急車の中では、救急隊が患者の様子を見ながら症状のレベル付けをしてくれますし、病院へ着くと医師が診断をおこなって危険レベルを判断してくれます。

けれど病院に運ばれてからどのくらいで目が覚めるかは、看護師さんいわく、「どれぐらいお酒に強いか」、「どれぐらいアルコールが分解されるのが早いか」なのだそうです。

付き添いの具体的な被害額

急性アルコール中毒になった時間が明け方などの場合、付き添いの人は会社に出勤できない状態になったり、予定していた約束をキャンセルしたりと被害を被ることになります。

また、納品日のあるフリーランスなどは、納品日を過ぎてしまい、クライアントに損失を与える可能性もあります。

こういった被害を弁償するとなれば、1日の日当分や損害額の実費を支払うことになり、少なくとも5000円以上の出費になるでしょう。
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保険証や所持金がない場合

急性アルコール中毒になった当事者が保険証を持っていない場合、一時的に治療費などを全額請求されます。

また、所持金がない場合、付き添いの人に費用の立て替えを打診されるケースが多いようです。
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実録! 軽度の急性アルコール中毒にかかった費用

実は先月、身近な人が、周囲が止めるのも聞かずに急ピッチでお酒を飲み、軽度の急性アルコール中毒になりました。

ケガやトラブルなどもなく元気になったのでいまは笑い話となっていますが、顔面蒼白になり、呼びかけても意識がなくなっていくのを見ていた1人として、本当に焦りました…

そのときにかかった費用を算出してみましたので、ぜひ参考にして、お酒を飲むときには気を引き締めてください。

・ 処置費用:3290円(入院なし・処置室での処置のみ)
・ タクシー代:1000円近く(病院からホテルまでが近かったため)

・ 仕事に関する損害:2万5000円(コンサル系の業務で入ってくるはずだった収入)

合計額は、2万9290円の大損害となりました。※タクシー代は1000円で計算しています。

急性アルコール中毒は、気を引き締めて自分で飲むペースを調整することで防ぐことが可能です。

周囲の人も無理に飲酒をあおるようなことはせず、お酒を楽しむよう心がけてください。

お酒は飲んでも飲まれるな

今回紹介したように「急性アルコール中毒」は、自分自身が気をつけていれば防ぐことができる症状です。

「お酒は飲んでも飲まれるな」の格言をかみしめつつ、送別会や歓迎会などお酒を飲む機会の増えるこれからの季節、気を引き締めてムダな出費を回避しましょう。(執筆者:山内 良子/エコ・クッキングナビゲーター、豆腐マイスター、CS接客改善指導業務も約10年の実績あり)

アルコール依存症 やめられないなら、まず「減酒」で…心身回復、重症化予防


 アルコール依存症の治療は、酒を全く飲まない「断酒」が基本だが、途中で断念してしまう人が少なくない。最近、まずは飲酒量を減らし、心身の回復を目指す「減酒」が注目されている。

最終的には「断酒」へ

 昨年8月、東京都八王子市の駒木野病院を男性(52)が受診した。焼酎1升(1.8リットル)を3日で空けるほど酒量が増え、妻子にからむなど家族関係もぎくしゃくした。「酒をやめる自信はないが、このままではよくない」。担当医の田(でん)亮介さんに相談すると、減酒を勧められた。

 最初に取り組んだのは飲酒習慣の見直し。飲酒の頻度や量などを書き出し、飲まない日を設けるなどの目標を立てた。酒を飲むと気分が悪くなる薬も処方してもらい、少しずつ飲まない日を増やしていった。

 半年後、二日酔いのない爽快さを感じるようになった。肝機能の数値も改善した。減酒のメリットを体験しながら、「最終的に患者の意志で断酒につなげていきたい」と田さんは話す。

 アルコール依存症は、酒を一日中飲み続けるなど、飲酒を自分でコントロールできない状態を言う。仕事中も我慢できずに酒に手が伸びる。酔いがさめるといらいらしたり、手が震えたりといった離脱症状が出て、また飲んでしまう。

 心身の状態も悪化し、うつ病などに苦しむ人も少なくない。家族や職場の同僚に迷惑をかけるなど、社会生活の継続を難しくしてしまうこともある。

 治療の基本は、飲酒を断ち、同時に離脱症状を抑えることだ。医師によるカウンセリングを中心とした心理療法、酒を飲みたくなくなる薬を使った薬物療法も併用する。

 アルコール依存症は「否認の病」とも言われ、本人が病気だという自覚を持ちにくい。治療の必要性を理解できても、なかなか一歩を踏み出せない。厚生労働省によると、推定58万人の患者のうち、専門的な治療を受けているのは1割弱に過ぎない。

学会指針でも「選択肢」に

 アルコール依存症関連の学会などは昨年、治療指針を改訂し、軽症患者には減酒を治療目標とすることも認めた。断酒に応じない重症患者の場合も、減酒が選択肢になるとした。減酒で症状が改善したとする海外の研究成果を踏まえた。減酒を補助する新しい処方薬も近く使えるようになる。

 2017年4月に減酒専門の外来を始めた国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)。昨年末までに160人が訪れた。来院の理由は「酔いつぶれて記憶をなくす」「健康が心配」が多く、アルコール依存症の一歩手前か軽症の人が大半だった。

 医師の湯本洋介さんは「重症化する前に支援できるのは重要だ」と話す。患者と話し合い、飲酒量を減らす計画を立てる。「一口飲んだらコップをテーブルに置く」「酒の買い置きはしない」など、飲み過ぎないための指導も行う。

 厚労省が示す「節度ある適度な飲酒」は、アルコール摂取量で1日平均20グラムまで。ビールならジョッキ1杯程度だ。女性や高齢者はさらに減らすことが推奨されている。湯本さんは「依存症でなくても、1日平均で男性40グラム、女性20グラムを超えていれば、減酒を検討してほしい」と話している。

アルコール依存症に関係する遺伝子が次々と発見されている


【お酒と健康 8つの疑問】

【Q】父親がお酒大好きで、酔っぱらって暴れる姿を見て育ちました。自分もお酒を飲むとああなるのか、と思うと心配です。アルコール依存症に関係する遺伝子はあるのですか?

【A】アルコール依存症とは飲酒が習慣となり、やめると禁断症状が起き、精神的にも肉体的にもお酒の依存が見られる状態をいいます。アルコール依存症の診断基準にはWHO(世界保健機関)が作成した「ICD―10」(国際疾病分類第10版)によるアルコール依存症診断ガイドラインがあります。その中には「明らかに有害な結果が起きているにもかかわらず飲酒をする」「禁酒、減酒の際に離脱症状がある」「飲酒したいという強い欲望・強迫感がある」などの6項目が書かれていて、そのうち3項目以上が過去1年間に1カ月以上続いたか、繰り返した場合などにアルコール依存症と診断されます。

 よく、アルコール依存症は「お酒をやめる意志が弱い人」「だらしない人」が発症するなどと言う人がいますが、そうではありません。あくまでも病気であり、お酒が切れると離脱症状が出るため、それがつらくて飲んでしまうのです。

 実はアルコール依存症は関連する遺伝子が次々と見つかっています。

 例えば、「オピオイド受容体遺伝子」です。

 オピオイドは麻薬性鎮痛薬やその関連合成鎮痛薬などを指す言葉ですが、麻薬=オピオイドではありません。中枢神経や末梢神経に存在するオピオイド受容体への結合によりモルヒネに似た働きをする物質を言います。

 こうしたオピオイド物質は、植物由来のものもあれば化学的に合成されるものもあります。また、エンドルフィンのように生体に危機が迫った時に体内で作られる内因性のオピオイドもあります。

 オピオイド物質は鎮痛効果を持つと同時にその報酬・依存作用により、依存症の原因になり得るといわれています。

 実際、オピオイド受容体が変異すると、アルコールによる快楽が続くなどして、アルコール依存症を発症しやすくなることがわかっています。

 また、最新の医療では、精神の安定や睡眠などに関連する神経伝達物質のセロトニンに関連するある受容体がアルコール依存症に関係していると注目されています。この受容体が壊れると、アルコールと水の区別ができなくなり、アルコール依存症の症状が出る、ともいわれています。

 いずれも、その理論を応用してアルコール依存症の薬が作られ、一定の効果を上げているようです。

(国際医療福祉大学病院内科学・一石英一郎教授)

専門誌で報告 喫煙の害の一部はビタミンCで予防できる


【医者も知らない医学の新常識】

 たばこを吸うことが健康に大きな害があるのは、多くの研究により確認されている事実です。たばこの害は喫煙者だけのものと思われがちですが、一緒に暮らしている家族にも影響を与えることがありますし、お母さんが妊娠中にたばこを吸っていると、それが胎児に影響を与えることも分かっています。妊娠中の喫煙の影響により、お子さんの肺の機能が低下し、喘息などの病気が増えるのです。その仕組みは遺伝子のメチル化という異常が、たばこによって起こるためと考えられています。お子さんの肺の病気を予防するためには、お母さんはもとより、家族が禁煙することがとても大切なのです。

 しかし、実際には妊娠が分かってから禁煙することは、非常に難しい場合もあります。そんな時に、たばこの害を予防する方法はないのでしょうか? 

 今年の呼吸器疾患の専門誌に、それについての興味深い研究が発表されています。妊娠中の喫煙女性が1日500ミリグラムのビタミンCを取ったところ、胎児の肺機能の低下が予防されたのです。

 たばこを吸うと血液中のビタミンCが低下し、ビタミンCは遺伝子の異常を修復するような働きがあるので、こうした結果につながったようです。

 もちろん禁煙は健康のためには必要不可欠ですが、その害の一部は、ビタミンCで予防出来ることも知っておいた方がよさそうです。

(石原藤樹/北品川藤クリニック院長)

飲みすぎるとDNAが傷つき がんになりやすいって本当なのか


 体に良いもの、悪いものは突然変わる。お酒もしかりだ。長いこと「百薬の長」といわれていたのに、近頃では風向きが変わりつつある。混乱している人もいるだろう。飲む機会が増える今だからこそ、お酒にまつわる健康情報を整理したい。

【Q】お酒が大好きな40歳です。先日、酔っぱらって帰ったら、妻から「飲み過ぎるとがんになるよ」と言われました。本当ですか?

【A】確かにWHO(世界保健機関)の国際がん研究機関(IARC)は、「お酒により、世界中で300万人を超える人が亡くなっている」と発表しています。アルコールが原因で発症する病気は約60。口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、結腸、直腸と、女性の乳房にできるがんがアルコールにより発症しやすいと言います。

 お酒の発がんリスクはその量に加え、喫煙量に関係します。

 例えば食道と頭頚部(口腔・咽頭・喉頭)の発がんリスクは1日1.5合(270ミリリットル)以上の飲酒で8倍です。30pack―years(1日のたばこの箱数×年数ではじき出したたばこ量。この場合、1日1箱なら30年、2箱なら15年の量)以上の喫煙では4倍です。両方ともあれば30倍の食道がん、下咽頭がんのリスクがあるとされています。また、男性の大腸がんの4分の1は1日1合以上の飲酒によってもたらされるといわれています。

 では、なぜお酒を飲むと発がんリスクが上がるのでしょう? WHOは飲酒の発がん物質は、アルコールが分解されたときにできるアセトアルデヒドと結論付けています。

 アルコールは、主に胃や小腸の上部で吸収され、肝臓でアセトアルデヒドに代謝されます。

 このアセトアルデヒドがくせもので、せっかくアルコールが楽しい気分にしてくれたのに、嫌な気持ちにさせます。心拍数を上げ、血管を拡張させて顔を赤らめさせて頭痛を発生させ、吐き気、発汗、二日酔いなどの災いをもたらすのです。時間が経てばアセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)のおかげで無害な酢酸へと分解されます。しかし、それまでの間アセトアルデヒドが体中の細胞のDNAを傷つけ、がんリスクが上がるというわけです。

(国際医療福祉大学病院内科学・一石英一郎教授)

生まれつきの能力で決まる? 下戸でも鍛えれば強くなるの


【Q】お酒が苦手です。営業部の先輩は「営業にお酒は不可欠。下戸でも鍛えればお酒は強くなる。とにかく飲め」と言います。本当でしょうか?【A】半分、本当です。下戸とは、飲むとすぐ顔が赤くなったり、気持ちが悪くなったりして、お酒を受け付けない人のことを言います。

 こういう人がお酒を受け付けない理由は、アルコールを無害化する能力が乏しいからです。アルコールから分解されてできたアセトアルデヒドは毒性があり、その血管拡張作用により、顔が赤くなったり、血管が膨張することで、それを取り巻く神経を圧迫したりして頭痛を引き起こしたりします。

 しかし、しばらくすると2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)により酢酸に分解され、無害な酢酸になります。このALDH2の能力は遺伝子により生まれつき決まっています。人の努力で何とかなるものではありません。

 しかし、アルコールを肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解させる仕組みは、1つだけではありません。3つの代謝経路が関わっています。一つはアルコール脱水素酵素、もう一つはカタラーゼ系、最後にミクロソームエタノール酸化系(MEOS)です。この中で、アルコールの代謝能力が最も高いのがアルコール脱水素酵素です。しかし、この酵素はいくらアルコールを飲んでも鍛えることはできません。

 一方、カタラーゼ系やMEOSは、一生懸命お酒を飲み続けると活性が高まるといわれています。これが「お酒は鍛えれば強くなれる」という話の根拠になっているのだと思います。ただ、いくら活性が高まったとしても、アルコールの分解能力の向上はたかが知れています。25%程度という話もあります。

 ですから、下戸の人が飲めるようになったとしても、お酒が強い白人や黒人並みの大酒飲みになることはなさそうです。

 下戸の人は無理に飲んで、カタラーゼ系やMEOSの活性化によるアルコール分解能力のアップに期待するよりも、お酒の席ではなるべくお酒を飲まないですむように、話術を磨き、芸のひとつも身に付けておく方がいいかもしれません。

(国際医療福祉大学病院内科学・一石英一郎教授)
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