あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血

あなたの健康はお金で買えますか・・・?

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カテゴリー  [■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 ]

くも膜下出血を引き起こす脳動脈瘤 高齢患者も治療すべきか 

 病気になったら一刻も早く発症前の健康状態に戻したい──そう考えるのは“当然”であっても、“正解”とは限らない。治療を受けるか否かを判断する際に重要なファクターとなるのが「年齢」だ。

 脳の血管の一部が風船のように膨らむ脳動脈瘤は、破裂するとくも膜下出血を引き起こす深刻な病だ。医師で医療ジャーナリストの富家孝氏がいう。

「症状の出ない未破裂の脳動脈瘤の有病率は5%ほど。脳ドックを受ければ20人に1人は見つかる」

 70代の患者が脳動脈瘤を治療するか否かのポイントは「破裂」と「手術」のリスク比較だ。

「脳動脈瘤が破裂する確率は、瘤の発生場所と大きさにもよりますが、1年間で1%未満です。一方で開頭して瘤の根元をクリップで止める『クリッピング手術』で合併症が生じる確率は1.9~12%とされます。合併症は認知機能の低下や動作に支障が出るなどで、最悪の場合は寝たきり状態になることもある。

 とくに70歳以上の高齢者は合併症の可能性が増すため、総合的なメリット・デメリットを考えると、手術の優位性が高いとは思いません」(同前)




( 2018/05/31 11:43 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳梗塞治療は時間との競争 「お薬手帳」持参し早期受診を 

「脳卒中」について、岡山中央病院(岡山市)の平野一宏脳神経外科科長が寄稿した。

 脳卒中は脳の血管が原因で起こる病気の総称で、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血が含まれます。

 ●「急に手足が動かなくなった」=脳梗塞

 「急に手足に力が入らなくなった」という患者さんが受診したら、いつから、どの手足に症状が出たのか尋ねて、すぐに頭部CTかMRIの検査を行います。

 2005年からtPAという血栓を溶かす薬を急性期脳梗塞に使用できるようになりました。発症から4・5時間以内の患者さんに投与できます。診察で持病や内服薬を調べ、血液検査と画像診断を行い、血栓溶解剤を使用してはいけない状態がないかを確認してから、tPAを開始しなければなりません。時間との競争になります。

 残念なのは、「朝、手足が動きにくいのに気づいて昼まで様子をみていたけれど、よくならないので来ました」など、様子をみているうちに4・5時間を過ぎてしまった患者さんがかなりおられることです。4・5時間を過ぎるとtPAを投与できません。急にどちらかの手足が動かなくなったり、ろれつが回らなくなったり、ふらついて歩けなくなったら、お薬手帳を持って受診してください。お薬手帳は薬だけでなく、持病やかかりつけ医を知る手がかりになります。

 たとえば、不整脈の治療薬や抗凝固薬を飲んでいる方は、心臓の中にできた血の塊(血栓)が脳に行く動脈に詰まる病気(心原性脳塞栓症)の可能性を考えます。この病気は内頸(ないけい)動脈や中大脳動脈といった太い動脈に起こることが多く、tPA治療だけでなく、経皮的血管内血栓回収療法や、脳の腫れが強い場合は減圧開頭術などの手術が必要になる場合もあります。

●「急に動かなくなった手足がしばらくしたら動くようになった」=一過性脳虚血発作

 「食事中に右手が動かなくなり箸が落ちたが、10分すると動くようになった」という方が受診されると、一過性脳虚血発作と診断して、すぐ頭部CTやMRI検査などを行います。

 一過性脳虚血発作のうち約2割の方が3カ月以内に脳卒中を発症するというデータがあり、脳卒中予備軍と考えられるからです。手足の麻痺(まひ)のほかに、言葉が出ない・理解できない失語症(しつごしょう)、ろれつが回らない構音(こうおん)障害、片方の目が見えなくなる一過性黒内障(こくないしょう)などの症状があります。

 脳に血流を送る動脈に小さな血栓が詰まったり、血圧の低下のため脳に行く血流が少なくなることで症状が起こるため、頸部超音波検査、MRA、3D―CTA、脳血管撮影などによる脳血管の検査や、心電図、心臓超音波検査など心臓の検査を行います。治療は血圧管理や抗血小板薬の投与など脳血流を保つ治療を行います。写真のように動脈に細いところが見つかったり、不整脈や心臓の病気が原因だったりする場合は、その治療を行います。

●「再び脳卒中にならないためにはどうしたらいいですか?」=脳卒中慢性期

 この質問には、いつも「大切なのは血圧です」とお答えします。脳卒中で入院した患者さんやご家族から「高血圧といわれたが治療を受けていなかった」「血圧を下げる薬を飲んでも何も変わらないので、服用をやめていた」と聞くことがあるからです。

 脳卒中の大きな原因である動脈硬化を進めないため高血圧・糖尿病・高脂血症があれば、その治療を続けることが大切です。そのためには、気軽に相談できるかかりつけ医を持つことをお勧めします。脳卒中予防のための10カ条を表に示しました。

 脳卒中の慢性期には、麻痺した手足の筋肉が緊張する痙縮(けいしゅく)という状態になり、服の脱ぎ着や歩行が難しくなったり、痛みが出たりすることがあります。そのような患者さんには、ボツリヌス毒素の注射で筋肉を和らげ、生活しやすくする治療も行っています(イラスト参照)。

 岡山中央病院(086―252―3221)

 ひらの・かずひろ 川崎医科大学付属高校、川崎医科大学卒。川崎医科大学付属病院勤務を経て、2014年に岡山中央病院脳神経外科へ赴任。日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医。




( 2018/05/28 10:52 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

今日から実践したい”脳卒中発症率”を下げる術3 

「高齢化に伴い、女性は脳卒中を発症しやすくなっています。今回の調査で、女性の大きな発症要素は、高血圧、肥満、喫煙の3つということも判明しました」と語るのは、公衆衛生学が専門の藤田保健衛生大学・八谷寛教授。19日、国立がん研究センターが発表した「脳卒中の発症確率計算法」の研究メンバーだ。

この調査は40~69歳の男女1万5千672人を平均14年間追跡、脳卒中を発症した790人の解析に基づいたもの。6項目の合計点数で、今後10年間の発症確率を、簡単に算出できるという。

「脳卒中の発症は、食生活の改善と禁煙によって、リスクを3割ほど、減らすことができます」(東京医科歯科大学・藤田紘一郎名誉教授)今回、藤田教授が、“女性の脳卒中の発症を下げる「3つの食卓ルール」を大公開!

1、緑茶・コーヒーで30%リスク減
 毎日、緑茶かコーヒーを飲む人は、いずれも全く飲まない方と比較して、最大3割のリスク軽減があるという別な調査結果もある。

「緑茶のカテキン、コーヒーのカフェイン、クロロゲン酸、アディポネクチンが、作用しているのでしょう。カテキンやカフェインには、脳卒中や心筋梗塞の引き金となる活性酸素の発生を抑える働きがあり、高血圧予防にもつながります」(藤田教授)最適な1日の量は、緑茶4杯、またはコーヒー2杯だという。

2、就寝前にはコップ1杯の水を!
「脳卒中の発症は、明け方が多いというデータもあります。体内の水分不足により、血液がドロドロになったことが原因なのです。その予防法で簡単なのは、寝る前にコップ1杯の水を飲むこと。私の研究結果でも、たったそれだけで、起床時の血液がサラサラになるという結果が出ました。年配の方は、就寝中、尿意で目が覚めることを嫌がるよりも、脳卒中のリスクを回避するべきです」(藤田教授)

3、食卓から醤油、ソースを無くして30%の減塩
 厚労省は、1日の食塩摂取量の目標を10グラム未満にしているが…「男女とも長寿日本一の長野県では味付けに工夫して塩分の摂取を減らしました。出汁を濃くとる、酢や香辛料で味付けをすることなどのひと工夫で塩分を減らせます」(藤田教授)

 食卓から醤油やソースをなくし、薄い味付けに慣れると、3割ほど、減塩できるという調査もあるという。適度な運動も大切。最初は緑茶やコーヒーからのトライが簡単かも♪




( 2018/05/24 08:44 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

ビールをグビグビが命削る…夏こそ増える「脳卒中リスク」  

ネットでは「思い出に残るゲーム」との呼び声が高い「がんばれゴエモン」シリーズ。そのコミカライズ版を執筆した漫画家・帯ひろ志さん(享年54)の命を奪ったのは、心臓や呼吸の動きをつかさどる脳幹からの出血だった。

脳出血は脳梗塞とクモ膜下出血とともに「脳卒中」に含められる。冬の病気のイメージがあるが、実は夏の方が発症者が多いという。

「夏は、発汗して脱水します。脳卒中を起こす人は、ベースに高血圧や糖尿病などの生活習慣病がある。

概してお酒が好きで、夏になるとビールを飲みたがる。ビールのアルコールにも脱水作用があって、より脱水が進みます。脱水によって血液が濃縮され、血栓ができるため、脳梗塞を起こしやすくなるのです。

日本脳卒中協会が5月末の1週間を『脳卒中週間』として注意を呼び掛けているのは、脳梗塞を起こしやすい夏前に啓蒙するためです」(東京都健康長寿医療センター・桑島巌顧問=高血圧外来)

 実は、帯さんはまさに7年前の夏、8月31日に脳梗塞を起こしていた。その時に糖尿病も発覚した。一般に夏は発症リスクが下がる脳出血だが、夏に危ない脳梗塞をステップに発症することもある。

「脳幹の血管内で脳梗塞が再発した可能性はあるでしょう。糖尿病なら、なおさらです。

その直後になんらかのキッカケで、血栓が飛んで、血流が再開すると、血流が途絶えていた部分の血管が破れやすい。そんな2つのことが重なって、脳幹出血を起こしたのかもしれません」(桑島巌氏)

 夏も用心だ。




( 2018/05/24 08:43 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

怖いのは熱中症だけじゃない“真夏の脳卒中”四つの危ない兆候(1)  

脳卒中といえば、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血の3大疾患を指すが、いずれも寒い時期に発症するイメージが強い。

しかし、厚生労働省研究班の調査によると、このうち、とくに脳梗塞については、気温の高くなる6~8月の暑い時期に発症するケースが多いことがわかった。その具体的な内訳は、脳梗塞が7割、脳出血2割、くも膜下出血が1割となっている。

 まず、脳卒中という深刻な病について説明しておこう。

 血管が破れる「脳出血」「くも膜下出血」、血管が詰まる「脳梗塞」の三つに分けられる脳卒中。

日本ではかつて脳出血が多かったが、大きな原因となる高血圧の管理が進み、栄養状態も良くなり血管が破れにくくなったことから、発症率の割合が下がった。
 しかし、それに代わって脂質異常や糖尿病の人に多い脳梗塞が増えているのが現状だ(現在は脳卒中の約60%)。

 脳梗塞はさらに、動脈硬化が原因で発症する「アテローム血栓性梗塞」、細い動脈が詰まる「ラクナ梗塞」のほか、心臓にできた血の塊(血栓)が血液の流れに乗って脳の血管を詰まらせることで起きる「心原性脳梗塞栓症」とに分けられる。
 東京多摩医療センターの脳神経内科の担当医はこう説明する。

 「小さな脳梗塞なら、一時的なマヒなど軽症で済む場合も多い。しかし、心臓でできた血栓は比較的大きいことから、これが脳の太い血管を詰まらせてしまう。

そのため心原性脳梗塞栓症はダメージが大きく、約2割が死亡したり、寝たきりや介助が必要になる人が約6割を占める実態があり、後遺症の問題も深刻になります」

 また、冒頭の調査が示すように真夏の脳梗塞が最も多い理由について、同研究班の関係者は、こう述べている。

 「脳梗塞の原因である血栓は、脱水状態になるとできやすい。夏の場合、発汗などによって水分が失われたままの状態で睡眠に入ることが増えるため、リスクが高まるのです。

寝汗をかくことで水分が減りやすくなり、血液の粘度が増して血塊(血栓)ができやすくなる。

すると、ラクナ梗塞、あるいは“アテローム梗塞”に陥りやすくなり、脳梗塞などを誘発するのです。汗をよくかいた暑い日には、夜寝る前にコップ1杯の水を飲むことが大切で、予防にも繋がります」




( 2018/05/24 08:40 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

緑茶で脳卒中のリスクが低減! 

緑茶やコーヒーをよく飲む人は、飲まない人に比べて脳卒中になるリスクが2割程度低かったとの研究結果を、国立がん研究センター(東京)と国立循環器病研究センター(大阪)のチームが15日、発表した。

 緑茶の血管保護効果やコーヒーの血糖値改善効果が影響している可能性があるという。

 チームは、1990年代後半に東北から沖縄の9保健所管内に住んでいた45~74歳の男女計約8万2000人を平均13年間追跡した。この間に3425人が脳出血、脳梗塞、くも膜下出血といった脳卒中を発症した。

 追跡開始時点で、緑茶を「全く飲まない」「週1~2回飲む」「週3~6回」「毎日1杯」「毎日2~3杯」「毎日4杯以上」のグループに分けて解析すると、飲まないグループに比べ、毎日1杯以上のグループは脳出血のリスクが22~35%低かった。脳卒中全体では毎日2~3杯以上で14~20%低かった。

 コーヒーについては、飲まないグループに比べ、週1~2回以上のグループは脳梗塞のリスクが13~22%低かった。脳卒中全体では週3~6回以上で11~20%低かった。




( 2018/05/24 08:39 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

スマホ・パソコンの使いすぎに注意! 脳梗塞にも発展する“首への負担” 

 昨今はよく電車内などで、首を曲げてスマホやパソコンを使っている人を見かけるが、あまりそうした体勢を取り続けていると、首を痛め“ストレートネック”と呼ばれる病などに陥りやすくなる。三井弘整形外科・リウマチクリニックの三井弘院長は、こう警鐘を鳴らす。

 「以前は整形外科にやってくる人といえば、腰や膝、関節などに痛みを抱える中高年者か、故障をしたスポーツ選手、あるいは交通事故などで骨を損傷した人がほとんどでした。それが今は、年齢層がぐっと若くなっているんです。頭痛や疲労がとれず、内科や心療内科に通院した人が症状が改善されないことで、最後にたどりついたのが整形外科という人が多い。そして診察すると、その9割は首に原因があることが分かってきたのです」

 なぜ、若い人に首の異常が増えたのか。その原因は、パソコンやスマホの使用過多によるストレートネックのような“パソコン病”なのだ。 パソコン病について、三井院長は著書『体の痛みの9割は首で治せる!』(角川SSC新書)の中で、こう記している。
 「パソコンのディスプレイを長時間見続けることで首に負担がかかり、肩や背中のこり、頭痛、手の痺れ、脱力感といった症状などが表れる病気です。そもそも頭の重さは、成人で約5、6キロもある。ちなみに成人男子の脳の重さの平均は1350グラム。

それに頭蓋骨や血管などを合わせると、ボウリングの球の重さになるわけです。この重さに耐えながら、上下左右の回転などいつも支えている」また、米ニューヨークの脊髄外科医であるケネス・ハンスラージ氏による研究結果によれば、頭の傾きが15度の時は「12.2キロ」、30度の時は「18キロ」、60度では「27キロ」の重さが首にかかるという。

 女性では、昔から美人とされる条件は首が細くて長いことだった。一方、男性の場合は首が太くて短い猪首の人は仕事ができるとも言われてきたが、これはあくまで俗説。 「整形外科医からすると、首の故障が少ないのは、“背筋から首が伸びている人”だと言われます。猪首は、肩や胸の筋肉が盛り上がっているため頑丈そうには見えますが、必ずしも首の故障が少ないわけではない。要は、強い筋肉で首がいかに支えられているかどうかなんです」(専門医)

 人間の体で、どこよりも首が大事とされるのは、生きていく上でとても大切な器官が集まっている部位だからだ。 「首には、脳に血液を送る頸動脈、呼吸を保つ気管、食物を胃に送る食道、また様々なホルモンを分泌する甲状腺、加えて体を動かすための全神経が集結した脊髄などもある。体の中で、これだけ重要な器官が集まっているところは他にありません。そのため、首の具合が悪くなると、それぞれの器官の働きが悪くなり、あちこちで弊害が起こるのです」(同)パソコンなどの使いすぎから起きる首痛の症状は、単に“首が痛い”だけには留まらない。目が疲れる、体がだるい、腕が痺れるといった症状から、もっと重い変形性頚椎症や頚椎椎間板ヘルニア、さらには、脳梗塞などの病気に進行することも考えられるという。ある専門家は、「首に不調が生じている場合、いくつかの症状が出る」として、見逃してはならない以下の4つの変調を挙げる。

 (1)スマホやパソコンを使うと、肩こりや首こり(背中痛)を感じる。
 (2)気付くとかなりの猫背になっている。
 (3)天井を見ようとすると首に痛みや違和感を覚える。
 (4)目が疲れやすく、ドライアイになりがち。
 これに、環境状況として「スマホやパソコンを1日5時間以上使っている」を加え、2つ以上当てはまる人は、パソコン病になっている可能性が高いという。

手足の痺れは危険信号

 以前、NHKの『ガッテン!』でも肩こりについて取り上げていたことがあるが、そこでは肩こりの原因を“筋膜のシワによるもの”としていた。この筋膜とは筋肉の束を包んでいる膜のことで、肩こりは、この筋膜が硬くなっていることが原因の一つとされる。
 「筋肉のこりは、すぐにほぐれますが、こりとほぐしを繰り返すうちに、筋肉の表面にある筋膜にシワができ、そのシワに引っ張られるように筋肉がこり固まってしまう。さらにスマホやパソコンを扱うときの前かがみの姿勢が、頑固なシワを作り出すのです。結果、首、肩に不調をきたすことにつながります」(専門医)

 特に女性は“ストレートネック”の人が多いと言われる。女性の首の筋力は弱く、また仕事中のデスクワークで負担をかけている首に対し、電車の行き帰りや休憩時間にスマホを見続けることなどで、首への負担は倍増。結果、首の自然なカーブが失われるストレートネックになる確率が高くなると考えられている。東京都立多摩総合医療センターの整形外科担当医も、こう説明する。

 「確かに、スマホやパソコンの普及もあって首の痛みを訴える人が増えてます。それも、40、50歳代あたりの人が非常に多い。そのほとんどは、背中を丸め、顔を少し前に突き出している時間が長いのが特徴です。この姿勢は、頚椎には不自然な状態で、特にアゴを突き出すと首が後ろに反り返り、頚椎や首の筋肉を緊張させてしまう。これを長時間続けていると、首や肩の血液の流れが悪くなり、疲労物質の乳酸などが蓄積して首を中心にこりや痛みを発症するのです。予防と改善への第一歩は、背筋を伸ばし、背中を椅子の背につけること。そして、あごを少し引く姿勢を意識することです」

 また、前述のように重い病に罹る人も増えており、「若年性脳梗塞」と診断される人も少なくない。「その多くは、脳の血管の一部が詰まることによって起きています。前兆については、首の痛みだけでは判断し難く、寝違いや筋肉疲労などと勘違いしやすい。手足に痺れ、震えなどが出たときは軽い脳梗塞を起こしている可能性があるため、診断を受けましょう」 このご時世、スマホやパソコンの使用を避けるといっても無理な話。そのため、少なくとも姿勢には注意し、途中に休憩を入れるなど、自分なりの心掛けが重要になってくる。



( 2018/04/06 20:11 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

スマホ・パソコンの使いすぎに注意! 脳梗塞にも発展する“首への負担” 

 昨今はよく電車内などで、首を曲げてスマホやパソコンを使っている人を見かけるが、あまりそうした体勢を取り続けていると、首を痛め“ストレートネック”と呼ばれる病などに陥りやすくなる。 三井弘整形外科・リウマチクリニックの三井弘院長は、こう警鐘を鳴らす。 「以前は整形外科にやってくる人といえば、腰や膝、関節などに痛みを抱える中高年者か、故障をしたスポーツ選手、あるいは交通事故などで骨を損傷した人がほとんどでした。

それが今は、年齢層がぐっと若くなっているんです。頭痛や疲労がとれず、内科や心療内科に通院した人が症状が改善されないことで、最後にたどりついたのが整形外科という人が多い。そして診察すると、その9割は首に原因があることが分かってきたのです」なぜ、若い人に首の異常が増えたのか。その原因は、パソコンやスマホの使用過多によるストレートネックのような“パソコン病”なのだ。 パソコン病について、三井院長は著書『体の痛みの9割は首で治せる!』(角川SSC新書)の中で、こう記している。

 「パソコンのディスプレイを長時間見続けることで首に負担がかかり、肩や背中のこり、頭痛、手の痺れ、脱力感といった症状などが表れる病気です。そもそも頭の重さは、成人で約5、6キロもある。ちなみに成人男子の脳の重さの平均は1350グラム。それに頭蓋骨や血管などを合わせると、ボウリングの球の重さになるわけです。この重さに耐えながら、上下左右の回転などいつも支えている」 また、米ニューヨークの脊髄外科医であるケネス・ハンスラージ氏による研究結果によれば、頭の傾きが15度の時は「12.2キロ」、30度の時は「18キロ」、60度では「27キロ」の重さが首にかかるという。

 女性では、昔から美人とされる条件は首が細くて長いことだった。一方、男性の場合は首が太くて短い猪首の人は仕事ができるとも言われてきたが、これはあくまで俗説。 「整形外科医からすると、首の故障が少ないのは、“背筋から首が伸びている人”だと言われます。猪首は、肩や胸の筋肉が盛り上がっているため頑丈そうには見えますが、必ずしも首の故障が少ないわけではない。要は、強い筋肉で首がいかに支えられているかどうかなんです」(専門医)

 人間の体で、どこよりも首が大事とされるのは、生きていく上でとても大切な器官が集まっている部位だからだ。 「首には、脳に血液を送る頸動脈、呼吸を保つ気管、食物を胃に送る食道、また様々なホルモンを分泌する甲状腺、加えて体を動かすための全神経が集結した脊髄などもある。体の中で、これだけ重要な器官が集まっているところは他にありません。そのため、首の具合が悪くなると、それぞれの器官の働きが悪くなり、あちこちで弊害が起こるのです」(同)パソコンなどの使いすぎから起きる首痛の症状は、単に“首が痛い”だけには留まらない。

目が疲れる、体がだるい、腕が痺れるといった症状から、もっと重い変形性頚椎症や頚椎椎間板ヘルニア、さらには、脳梗塞などの病気に進行することも考えられるという。ある専門家は、「首に不調が生じている場合、いくつかの症状が出る」として、見逃してはならない以下の4つの変調を挙げる。

 (1)スマホやパソコンを使うと、肩こりや首こり(背中痛)を感じる。
 (2)気付くとかなりの猫背になっている。
 (3)天井を見ようとすると首に痛みや違和感を覚える。
 (4)目が疲れやすく、ドライアイになりがち。
 これに、環境状況として「スマホやパソコンを1日5時間以上使っている」を加え、2つ以上当てはまる人は、パソコン病になっている可能性が高いという。手足の痺れは危険信号

 以前、NHKの『ガッテン!』でも肩こりについて取り上げていたことがあるが、そこでは肩こりの原因を“筋膜のシワによるもの”としていた。この筋膜とは筋肉の束を包んでいる膜のことで、肩こりは、この筋膜が硬くなっていることが原因の一つとされる。 「筋肉のこりは、すぐにほぐれますが、こりとほぐしを繰り返すうちに、筋肉の表面にある筋膜にシワができ、そのシワに引っ張られるように筋肉がこり固まってしまう。さらにスマホやパソコンを扱うときの前かがみの姿勢が、頑固なシワを作り出すのです。結果、首、肩に不調をきたすことにつながります」(専門医)

 特に女性は“ストレートネック”の人が多いと言われる。女性の首の筋力は弱く、また仕事中のデスクワークで負担をかけている首に対し、電車の行き帰りや休憩時間にスマホを見続けることなどで、首への負担は倍増。結果、首の自然なカーブが失われるストレートネックになる確率が高くなると考えられている。東京都立多摩総合医療センターの整形外科担当医も、こう説明する。「確かに、スマホやパソコンの普及もあって首の痛みを訴える人が増えてます。それも、40、50歳代あたりの人が非常に多い。そのほとんどは、背中を丸め、顔を少し前に突き出している時間が長いのが特徴です。

この姿勢は、頚椎には不自然な状態で、特にアゴを突き出すと首が後ろに反り返り、頚椎や首の筋肉を緊張させてしまう。これを長時間続けていると、首や肩の血液の流れが悪くなり、疲労物質の乳酸などが蓄積して首を中心にこりや痛みを発症するのです。予防と改善への第一歩は、背筋を伸ばし、背中を椅子の背につけること。そして、あごを少し引く姿勢を意識することです」

 また、前述のように重い病に罹る人も増えており、「若年性脳梗塞」と診断される人も少なくない。 「その多くは、脳の血管の一部が詰まることによって起きています。前兆については、首の痛みだけでは判断し難く、寝違いや筋肉疲労などと勘違いしやすい。手足に痺れ、震えなどが出たときは軽い脳梗塞を起こしている可能性があるため、診断を受けましょう」



 このご時世、スマホやパソコンの使用を避けるといっても無理な話。そのため、少なくとも姿勢には注意し、途中に休憩を入れるなど、自分なりの心掛けが重要になってくる。



( 2018/03/24 19:13 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

肉の存在が“元気で長生き”のカギ 冬場の脳卒中、心筋梗塞の予防策 

 厚生労働省の人口動態調査(2016年)では、死亡原因2位が心疾患、4位が脳血管疾患となっている。この2つは動脈硬化性疾患とも呼ばれ、月別推移でみてみると、11月以降、寒さが厳しくなるにつれ死亡者数が急激に増える傾向にあることが分かる。
 今回は、これらの病を回避すべく、特に食生活面から問題点を探ってみよう。

 一般的に、脳卒中(脳梗塞、脳内出血など)は、血液中にできた血栓が動脈に詰まり、酸欠のために脳組織が壊死、または、それに近い状態になり発症する病気と言われている 脳の場合、動脈が90%以上詰まると脳梗塞などを発症するが、自覚症状がなく非常に厄介だ。「発症した場所などによって意識がなくなったり、手足に麻痺や発作が起きます。たとえ一命を取り留めても、運動障害や言語障害などの後遺症が残ることが多く、後の生活面に大きな影響が出ます」(健康ライター)

 一方の心筋梗塞は、血管が70%以上詰まると発症する。こちらも寸前まで自覚症状はほとんどなく、「元気だった人が突然倒れた」と、突如の異変に周囲の人は慌てふためく。対応が遅れてしまうことも多く、最悪の場合は、“突然死”という事態に陥ることも少なくない。これは疾患の特徴ともいえる現象だが、心臓病は心筋梗塞以外にも、狭心症、不整脈、心筋疾患、心不全などで突然死するケースが8割近くもあるというから、油断できない。

 「こうした脳や心臓の疾患は、いずれも気温がぐんぐん下がり始める11月下旬あたりを境に増え始めます。寒さが直接の原因なのかどうかは多少、意見が分かれるところですが、多くの専門家は気温差を大きな要因として挙げているのです」(同)なぜ寒さが関係しているのか。具体的な一つの理由としては、寒冷の刺激によって皮膚血管が収縮して抵抗が増し、血圧が上昇するために心臓への負担が増すためだという。

 東京・三田の厚生中央病院総合内科担当医は、こう説明する。 「寒い季節になると、人の体は冷え、血管を詰まらせる血栓ができやすくなります。もともと血栓は体の防御反応と関係があり、血液中には止血のための血液を固まらせる血小板が含まれ、この血小板がストレスを活性化します。つまり寒さは、ストレスの要因の一つになるということ。最近の研究では、赤血球も寒さによるストレスで変形して大きくなり、血液が固まる原因になることも分かってきました。冬の寒さは血液の通り道である血管と血液を循環させる心臓、循環器に障害を引き起こす要因になり、心疾患から死に至るということです」

 では、しばらくは猛烈な寒さが続くこの時期、どのような点に気をつければいいのだろうか。管理栄養士で料理研究家の林康子氏は、日頃の食事面での注意をこう語る。「寒さによって体の冷えが続くと、免疫力がなくなり、ただでさえ病気になりやすくなります。とくに内臓の働きが悪くなることから、これを改善するために体内で熱を作らなければなりません。それには、食事や筋肉量が大きくものを言うため、バランスの取れた食事をしっかりと食べることです。まず、ご飯などの主食、メーンのおかずとなる主菜、小鉢など副菜2種類が揃う定食形式の食事を1日3食、しっかり摂ること。とにかく食事をすると体内に熱が生まれ、その熱量は、何を食べたかで異なってきます。中でもタンパク質は最も重要で、肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などを取り入れた食事を心掛けてください」

 多くの人は、「健康な体は、野菜を中心にした食生活で、できるだけお肉を控えてカロリーを抑える」という、そんな粗食が健康長寿へと導くイメージを持っているかもしれない。さらに「菜食主義」という言葉まで流行ったこともあるが、近年は、そうした食生活では健康長寿とは程遠くなると説く研究者が増えている。林氏の言うように、タンパク源の一つである肉には、植物性タンパク質では補えない栄養素や生理活性物質が含まれている。「ある長寿社会の研究をしている専門家によれば“元気で長生き”のカギは、肉の存在があるからだと語っています。確かに、肉に含まれる鉄分は、体内で最も利用されやすいものです。また、最も多く含まれるセロトニンも脳内の神経伝達物質で、うつやボケの予防にもつながると言われるほどです」(同)

 加えて林氏は、今回取り上げる寒い季節の脳卒中、動脈硬化などの防止についても、こう語る。 「お肉を食べると、体に必要なアミノ酸が補われ、血管が丈夫になって脳卒中や心臓病、高血圧などのリスクが低下することが分かっています。アメリカの医療機関が行った大規模な臨床試験の結果などからも、『タンパク質が不足すると脳卒中のリスクが増える』ことが立証されている。米サイエンス誌にも掲載された、タンパク質の摂取量と脳卒中のリスクとの関連についての文献では、タンパク質は血管の材料で、不足すれば血管が損傷しやすくなり、脳卒中の要因になるとしています。これは、精度の高い疫学データ7種類をまとめて解析、検証したものです」

 専門家によると、現在、日本で推奨されているタンパク質の摂取量は、「男性で1日50グラム、女性で同40グラムを下回らない」ことが基準になっているという。もちろん、タンパク質の取りすぎも健康リスクを高めてしまうためNGだ。「また、肉そのものも、牛、豚、鶏など、偏りなく選びたいところです。もともと動物性タンパク質不足で短命だった日本人が、肉や魚、野菜、米を摂取するようになり、長寿になった背景を考えても、やはり肉は食べた方がいい。もちろん、野菜、魚、穀類などをバランスよく食べることが前提です」(同)

 食生活の見直しを含め“元気で長生き”のためには、自己管理に優るものはない。
 寒い時期は特に気をつけよう。




( 2018/03/24 18:44 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳ドックで異常が見つかったらどうするべき?  

脳の動脈にできたこぶ(瘤)が破れるとくも膜下出血を引き起こすため、見つかったら破裂させないことが重要だ。東京女子医科大学 教授の岡田芳和(おかだ・よしかず)さんは、こういった脳や脳の血管の異常を見つけるためにも、脳ドックを受けることを推奨する。

* * *

■脳ドックとは
脳ドックは、脳や脳の血管などの異常を調べる脳の健康診断です。主にMRA検査、MRI検査、超音波検査の3つの検査が行われます。

MRAは、磁気を使って脳の血管を見る検査で、未破裂脳動脈瘤(りゅう)を調べます。MRIは、脳の断面や立体的な画像を見る検査で、脳梗塞を調べます。また、首の超音波検査を行うことで、脳梗塞につながる頚(けい)動脈狭窄(きょうさく)症を調べることができます。

これらの検査でわかる異常は、無症候性といって自覚症状が現れません。脳ドックは、こうした自覚症状のない脳や脳の血管などの異常を発見して、脳の病気の予防につなげていこうというものです。

特に、両親や兄弟に脳卒中を起こした人がいる場合は、その対策に脳ドックは役立ちます。
会社や地域の健康診断で血圧や血糖、LDLコレステロールなどの値が高いと指摘された場合にも脳ドックをおすすめします。

現在、脳ドックを受けることのできる施設は、全国に600か所以上あり、脳神経外科や神経内科のある医療機関を中心に増加しています。費用は、検査項目や種類などによって異なりますが、4万~10万円程度で受けられます。

■未破裂脳動脈瘤とは
脳の動脈にできたこぶのような膨らみを、脳動脈瘤といいます。未破裂脳動脈瘤とは、まだ破裂していない脳動脈瘤を指します。

脳動脈瘤は、脳の大きな動脈が小さな動脈に枝分かれする部分にできやすいことがわかっています。この部分の動脈の壁に、血液の流れによって大きなストレスがかかることが、脳動脈瘤のできる一因とされています。

一度できた脳動脈瘤が自然に消えることはありません。時間とともに大きくなったり、形が変わるなどして破裂に至る危険があります。
脳動脈瘤ができる大きな動脈は、脳の表面を覆っているため、破裂すると脳を包んでいる「くも膜」の内側に出血します。これがくも膜下出血です。

くも膜下出血を起こすと、脳の血流が悪化したり、脳が激しくむくむなどして、命に関わる重篤な状態に陥ります。

■見つかっても心配し過ぎない
脳動脈瘤は、脳ドックを受けた人の5%程度に見つかります。検査機器が進歩し、2~3mmの小さな脳動脈瘤まで見つかるようになってきたためと考えられています。

しかし、脳動脈瘤があっても破裂してくも膜下出血を起こす確率は年1%ほどです。脳動脈瘤が見つかったからといって過剰に心配する必要はありません。

■脳動脈瘤が見つかったら
脳ドックで脳動脈瘤が見つかった場合は、専門医を受診して「3D-CT」などによる精密検査を受けます。

3D-CTは脳動脈瘤の位置や大きさ、形、数などがわかり、破裂しやすいかどうかが判定できます。大きさが5mm以上だったり、形がいびつな場合は破裂するリスクが高いのですが、2~3mmなら破裂のリスクは低いと考えられています。ただし、破裂するリスクが低い場合でも生活習慣の見直しは必要です。

また、脳動脈瘤の破裂には、家族歴といって、両親や兄弟にくも膜下出血を起こした人がいるかどうかが大きく関係します。高血圧や喫煙がある場合も、破裂しやすいことが知られています。

こうしたことも調べたうえで、経過観察をするか、それとも手術を受けるかが判断されます。

■『NHKきょうの健康』2014年7月号より


( 2018/03/10 19:24 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

怒りすぎて脳卒中ってありえるの?  

世の中には、怒りっぽい人というのがいる。些細なことでプリプリと怒りちらす人や、常に不機嫌そうな顔をしている人、皆さんの身近でも心当たりがあるのでは?

 とりわけカッと頭に血が上りやすいタイプは、ドラマやマンガでよく見かけるように、そのまま卒倒してしまうのではないかと心配になることも…。

でも、こうした感情の変化が、脳卒中を引き起こすようなことって、本当にあるのだろうか? 新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。

「まず、脳卒中という言葉に少し誤解があると思うのですが、“卒中”とは突然現れる症状を意味する用語です。つまり“脳卒中”というのは、脳に突然現れる症状全般を指すもので、最近では臨床現場で使われることはあまりありません」

脳卒中とは病名にあらず。これは脳内出血や脳梗塞、くも膜下出血など、脳内の血管障害をともなう病名の総称なのだという。

「大きな情動興奮が血圧を上げるのは事実です。たとえばドラマなどで見られる、人が激しい怒りで卒倒してしまうようなシーンは、おそらく実際の脳出血のイメージに近いでしょう。

ただし、そうした情動だけが原因で脳出血を起こすことは、まずあり得ません。激しい怒りによってこうした症状を起こすことがあるとすれば、もともと病気の素因を持っていると考えるべき。

たとえば血管内にこぶがある脳動脈瘤、動脈と静脈がつながる部分に異常がある動静脈奇形、あるいは白血病のような血液疾患の類いなどですね」

こうした疾患は、基本的にはR25世代よりももっと上の世代が抱えるリスクと考えていいと須田先生は語る。

「先天的な異常が原因となる動静脈奇形のようなケースを除けば、健康的な20~30代がどれだけ怒ったところで、血管が破れてしまうようなことはまずないでしょう」

ともあれ、怒りは大きなストレスの元となるし、ストレスは万病の元となる。できるかぎり、怒らず笑顔で過ごすに越したことはないのだ。

新宿ライフクリニック
須田隆興先生が院長を務めるクリニック。ED治療など男性機能に関する悩みに対応!




( 2018/03/10 19:23 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳卒中から5年内で死亡リスク10倍…国立がん研究センター  

脳卒中の発症後5年以内に自殺や交通事故などで死亡するリスクは、発症していない人に比べ、10倍高いことが国立がん研究センターなどの調査で分かった。

 うつ状態になったり、体に障害が残ったりするのが原因と考えられる。海外の研究で、脳卒中の発症後1年以内はうつ病のリスクが高まることが知られているが、自殺、事故死に関する調査は初めて。

 研究グループは、岩手、長野、沖縄県など全国9か所に住む40~69歳の約9万3000人を平均17年にわたり追跡調査した。そのうち脳卒中を発症した約4800人を調べた。

その結果、発症後5年以内に17人が自殺し、34人が交通事故や転落などで死亡していた。脳卒中になっていない人に比べると、自殺、事故で死亡するリスクは10倍高かった。脳卒中発症の5年後以降では、自殺、事故死ともリスクは変わらなかった。

 データを分析した国立精神・神経医療研究センターの山内貴史研究員は「リハビリで障害を減らすとともに、患者の心のケアが大切だ」と話している。


( 2018/03/10 19:23 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

大橋アナ、脳梗塞の原因は? 若くして発症する二つの理由  

テレビ東京のアナウンサー、大橋未歩さん(34)が脳梗塞を発症したと明らかにして話題になった。脳梗塞を発症した大橋アナは、30代の若さだった。若年者に脳卒中が起こる危険はどれくらいあるのだろうか。

 作家で神経内科医の米山公啓氏は、「若年者の脳梗塞は、数としてはそれほど多いものではない」と前置きした上で、こう話す。

「あくまでも一般論ですが、若くして脳梗塞を発症する場合、次の二つの理由が考えられます。一つは、すでに高血圧や糖尿病、肥満などがある人で、これは動脈硬化による一般的な脳卒中と同じ理屈で発症します。

これとは別に、血管の病気や血液の病気、不整脈などがあると、脳梗塞を発症することがあります」。

 一方、脳出血は脳梗塞と比較して、若い世代や働き盛り世代にも起こる可能性があるという。とくに米山氏が重視するのは高血圧による「高血圧性脳出血」だ。「高血圧の原因はよくわかっておらず、体質的な要素もかかわっています。

確かに年齢が上がるほど血圧は高くなりますが、だからといって高齢者の病気と思っているとしたら、それは大きな誤りです」

 高血圧の診断基準は、上の血圧(収縮期血圧)が140以上、下の血圧(拡張期血圧)が90以上となっている。該当する場合は、まず生活習慣の改善や減塩、減量などで血圧を下げるように試み、それでも十分に降圧できない場合は、降圧薬での薬物療法が必要だ。


( 2018/03/10 19:22 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

医師直伝 脳梗塞と肥満を防ぐ「すったまねぎ」の作り方  

生涯元気な体をつくるには、生活習慣病を食の面で予防する事が大切。若さを維持するには何をどのくらい食べればいいのか、望ましい食事内容や食べ方のポイントを、南越谷健身会クリニック院長の周東寛(しゅうとう・ひろし)医師に聞いた。

*  *  *

「老化は足から」といわれますが、年をとるとフラついたり転びやすくなります。

筋力が低下するだけでなく、血流が悪くなるからです。膝上3センチから上は心臓ポンプによって血液が直接循環しますが、膝より下は循環が悪くなりがち。これを防ぐには、血流をよくする食べ物が必要です。

 周東先生がいう「寝たきりを防ぐ食事法」はこれだ。

(1)「すったまねぎ」(酢+スライスたまねぎ)で動脈硬化を防ごう(2)夜に納豆を食べて血栓を溶かせ(3)肥満と脳梗塞を招く「朝パン」を控えよう(4)週1のすき焼きより週2の「しゃぶしゃぶ」で脂抜きを(5)茶碗1杯分の温野菜(おひたしや煮物)で便秘を防ぐ(6)塩分の摂りすぎはキュウリやパセリ、香辛料で解消

「すったまねぎ」の作り方は、スライスしたたまねぎ1個をリンゴ酢や玄米酢(大さじ3)とハチミツ(大さじ5)に5日漬けるというもの。

周東先生は「たまねぎに含まれるイオウ化合物やグルタチオン酸が血管内皮細胞を浄化し、血流をよくして脳梗塞や肥満などを防ぎます。たまねぎはスライスしたあと水にさらさず少々置くのがコツ。

私は茹でキャベツとともに毎日、頂いています(冷蔵庫で2週間保存可能)」と話す。



( 2018/03/10 19:21 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳腫瘍・くも膜下出血のサイン 知っておくべき「片頭痛」の危ない兆候(2)  

さらに片岡氏は「片頭痛を“たかが頭痛ぐらい…”と甘くみないでほしい」と付け加える。

 「片頭痛は“脳の興奮”によって起こります。そのとき“頭痛ぐらいで休んでいられない”と鎮痛薬でごまかしたり、痛みを我慢してやり過ごしていると“脳の興奮”がどんどん蓄積され、ちょっとした刺激や些細な事でも頭の痛みを感じるようになり、深刻な状態を招きます。

とくに高齢者の場合は動脈硬化で血管が広がりづらくなり、痛み自体を感じなくなりますが、脳の興奮状態は鎮まらずに慢性化し『脳過敏症候群』に移行する。

こうなると脳の働きが混乱し、頭の中の雑音が鳴り響くような耳鳴りや、強烈なめまい、頭重、不眠といった深刻な症状が表れます」(同センター片岡医師)

 この他に、物忘れが激しくなってイライラから攻撃的になったり、奇行を繰り返す場合もある。認知症、うつ、パニック障害と思われていた人が、実は「脳過敏症候群」だったというケースもあるという。

 こうした深刻な事態を避けるためには、どのように対処したらいいだろうか。

 「片頭痛には特効薬であるトリプタン製剤が効果的です。他にセレトニン作動薬、エルゴタミン製剤(商品名カフェルゴット、クリミアンなど)があります。

いずれも脳の血管の拡張や三叉神経から放出される炎症物質を抑え込み、脳の興奮を鎮めます。頭痛が起こり始めたら、なるべく早く使用することが大切で、痛みをがまんしてはいけません。

既往症によっては薬を使えない人もいるので、医者の診察を受けてください。将来の脳過敏症候群の予防にもつながります」(前出・関東病院脳神経科担当医)

 慢性的な頭痛に悩まされている人は「こんなに辛い思いは、他人にはわかってもらえない」と、悲観的になりがちだ。しかし、北里大学・坂井文彦教授の全国調査(1997年)では、15歳以上の8.4%、約840万人が片頭痛に悩まされているといい、3割以上が何らかの慢性頭痛を抱えていると計算している。

 ある医療関係者によると片頭痛を起こしやすい人に共通する性格があるようだ。

 「頭が良くて仕事などの能力も高く、潔癖で完全主義者。また、几帳面で仕事も丁寧こなし、さらに勝気で野心が強く、プライドが高いタイプが多いとされています。一方で、頑固で融通が利かず、怒りっぽい性格が多いとされています」(前出・健康ライター)

 頭痛に悩んでいた有名人も、世の東西を問わず多い。音楽家のハイドン、チャイコフスキーやモーツァルトなどだ。

モーツァルトなどは、死亡時の激しい頭痛の記録から、死因は「慢性硬膜下血腫」という説もある。日本人では石川啄木や樋口一葉なども頭痛に悩まされ、しばし詩を詠むことができなかったそうだ。

 いずれにせよ、将来、深刻な症状に悩みたくない人は、片頭痛を放置しないこと。我慢は決して美徳ではない。


( 2018/03/10 19:19 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳腫瘍・くも膜下出血のサイン 知っておくべき「片頭痛」の危ない兆候(1)  

「片頭痛」は読んだ字のごとく、頭の片側がズキズキと痛む症状に襲われる。習慣的に悩まされる人も少なくないが、時に強い痛みが長時間続く場合もあり、吐き気や嘔吐、光や音への過敏性も伴う、厄介な症状に苦しめられる。

 関東中央病院脳神経外科担当医はこう説明する。

 「片頭痛を引き起こすメカニズムは、頭部の血管が拡張し炎症を起こして痛みが発生するものですが、その原因には幾つかの説があります。一つは“血管説”。頭部の血管が拡張することによって頭痛が発生すると考えられるものです。

もう一つは、脳神経の中で最も大きい三叉神経(顔面周辺の感覚をつかさどる)が関与している説。

何らかの要因によって三叉神経が刺激され、三叉神経の末端から血管を拡張させる作用を持っているさまざまな神経伝達物質が分泌されるのですが、それらの働きで拡張した血管や発生した炎症で神経が刺激され、激しい痛みが出るというものです。

また、脳内血管の収縮・拡張を助けるセロトニンも神経伝達物質の一種ですが、その働きが鈍ると片頭痛が起きてしまいます」

 いずれも頭の片側、または両側など、頭が脈打つようにズキンズキンと痛む。発症頻度は、人生で数回しかない人から、月に1~2度の人、週に1~2度の頻度で発作を起こす人などさまざま。

いったん痛み出すと寝込んでしまう、あるいは仕事が手につかないなど、日常生活にも大きな支障を来すことがある。

 また、頭痛は必ず何か他の症状を伴って表れるという。吐き気は約90%の人に現れ、嘔吐は約3分の1で起こる。また多くの患者は、光に過敏になったり、音声恐怖症、匂い恐怖症などの感覚の過剰興奮に伴い、全てを遮断して暗い静かな部屋に籠ろうとする。

 「頭痛の間の症状として、視界のボヤケや鼻詰まり、下痢、多尿症、発汗などが顕著になり、こめかみの血管の隆起、首のこりや圧痛といった症状も起きます。

日本人の約8%がこれらの症状に悩まされているというデータもあって、男性より女性に多く見られるのも特徴とされます。その数は男性の4倍も多く、理由として、多くの専門家は頭痛に女性ホルモンが影響しているとみています」(健康ライター)

 しかし、片頭痛は検査でわかる病気ではないため、症状をできるだけ正確に医師へと伝えることが重要になってくる。怖いのは脳腫瘍やくも膜下出血など、生命に関わる病気が原因となる頭痛もあることだ。

 「医師が片頭痛であるかどうかを診断する根拠にしているのは問診で、これを最大の情報源にしていますが、その中でハッキリしているのが頭痛の前兆を訴える人が20~30%もいることです。

よく知られている症状は、頭痛が起きる30分から数時間前に目の前にチカチカと輝く光が現れ、視野の中心から片隅にかけて部分的に見えにくくなる。これは閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれ、片頭痛の特徴的な前兆です。

普通は60分以内に前兆現象は治まりますが、その後、1時間前後に、片頭痛の本番が始まる。ただしこれも不規則で、数時間後に遅れて発症したり、そのまま前兆だけで終わってしまうケースもあります」(東京社会医療研究センター・片岡恵一医師)




( 2018/03/10 19:18 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳卒中は予防したいが…血管は本当に鍛えて強くできるのか  

日本人の死因の上位を占める心筋梗塞や脳卒中など、血管のトラブルが引き起こす病気は命に関わるものが多い。

そのため、重大病を防ぐには血管を強くすればいいといった話題がクローズアップされ、〈血管を鍛えて強くすれば効果的だ〉なんてイメージを抱いている人がほとんどだろう。

 だが、そもそも血管を強くすることなんてできるのだろうか。ムック「100歳まで元気!強い血管をつくる塩分カットレシピ」を監修したばかりの東京医科大学八王子医療センターの高沢謙二病院長に聞いた。

■内皮細胞の状態が大切

「健康な血管を考えるうえで近年、注目されているのが内皮細胞です。血管内皮とも呼ばれるこの細胞は、血管の内側を細胞層として覆っているもので、血管の収縮や拡張を調節しています。内皮細胞が元気に収縮、拡張することで血管そのものが広がり、強くしなやかになるのです」

内皮細胞を健康な状態にすれば、血管は強くなる。そのために効果的だといわれているのが、抗酸化作用の高い食品を積極的に摂取することだ。

 緑黄色野菜のルテイン、トマトのリコペン、ショウガのジンゲロールやショウガオール、ミカンのβ-クリプトキサンチンなど、野菜や果物には抗酸化成分が豊富に含まれている。

赤ワインやオリーブオイルも抗酸化作用が高く、ソバに含まれるルチンなども効果があるとされている。野菜中心の食生活が、強い血管をつくるうえでは大切になる。

 だが、内皮細胞を健全にすれば万事解決というわけではない。

「血管を強くする目的は〈破れない、詰まらない〉ようにすることです。内皮細胞は血液が血管に凝固することも防ぐので、内皮細胞が健康な状態なら、血管は破れにくく詰まりにくくなります。

しかし、血液も含めた血管内の環境が悪ければ、血管は破れやすく詰まりやすくなる。これでは、強い血管とはいえません」

いくら血管を鍛えても、流れている血液がドロドロでは強い血管にはならないのだ。
「血管が強い状態というのは、言い換えれば高血圧、糖尿病、悪玉コレステロールによる高脂血症がない状態のことです。

そうしたリスクファクターがある人は、血管という器官だけを強くしようとしても意味がありません。〈攻撃は最大の防御〉といいますが、血管に関しては防御あるのみ。内皮細胞、血液を含めた血管内の環境を整え、血液を正しく循環させることが重要で、リスクファクターを減らすことが求められます」

 血管内の環境を整えるには、〈野菜中心の食生活〉に加え、〈睡眠を十分にとる〉〈クヨクヨ考えすぎない〉〈早起きを心がける〉〈喫煙を控える〉生活を心がける。

「適度な運動も効果がありますが、血管が弱っている状態で激しい運動をすると、逆効果になるケースもあります。週2回、20分ほど速足で歩く程度で十分です。

1日1分ほど、かかとを上げ下げして、ふくらはぎを動かすのも効果的です。ふくらはぎは、血液を足から心臓へ戻すポンプの役割があります。ふくらはぎの筋肉が柔らかくなれば、全身の血液循環がよくなります」

 強い血管を手に入れるには、健診などで自分のリスクファクターレベルを把握することも必要なのだ。



( 2018/03/10 19:17 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

運動マヒの後遺症が改善 常識打破の脳卒中「新リハビリ法」  

脳卒中で半身に運動マヒの後遺症が残るとリハビリが行われる。腕(上肢)は脚(下肢)より動きが困難で、回復が難しい。それもあり、「脚は何とか動くようになったけど、リハビリをしても腕は動かないまま」という人がほとんどだ。

 そもそも脳卒中による運動マヒは、発症後6カ月のリハビリで回復しなければ、それ以上はよくならないと考えられてきた。

軽いマヒならリミットはもっと短く、約1カ月だ。つまり、運動マヒの後遺症が残ったら、腕は動かないまま過ごさなければならない人が圧倒的多数ということだ。

その常識を打ち破るリハビリ法「NEURO」が登場し、注目を集めている。開発した東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座・安保雅博教授に話を聞いた。

 NEUROが画期的なのは、「発症後6カ月以上経った人でも回復可能」という点だ。

「専門医の間では、〈下肢が回復すればよし〉〈上肢は治らない〉といった考えが昔から変わっていません。それを何とかできないかと思ったのが開発のきっかけです」

試行錯誤の末、安保教授がたどり着いたのは、脳に刺激を加えて不自由な腕を動かそう、ということだった。

「脳は右と左がバランスを取りながら機能しています。たとえば脳卒中で右脳が損傷を受けると、左脳が右脳の働きを助けるというのが一般的な考えでした。

しかし私は、健康な左脳の働きが強くなり、損傷を受けた右脳の働きを抑えつけるので、運動障害が改善しない、と考えたのです」

■発症後半年以内がリミットだったが、28年目の人も改善

 では、健康な脳の働きを抑制し、損傷を受けた脳の働きを上げればどうなるか?

特殊な医療機器で脳に低頻度の磁気刺激を当てると機能が抑制し、高頻度の磁気刺激では機能が高まることは明らかになっていた。

安保教授は、健康な脳に1ヘルツ の低頻度刺激、または損傷を受けた脳に10ヘルツ の高頻度刺激を当てた。すると、磁気を当てる前より腕が動きやすくなった。目安は40分間。当てる場所、当てる時間などは患者によって変える。

「ただし、磁気刺激だけでは一時的な効果しか得られない。作業療法士とマンツーマンによる2時間の腕を動かすリハビリ(タオルで机を拭く、ペンで文字や絵をかくなど)と、日常生活で自分で行えるリハビリを共に行うことが重要です」

 磁気刺激+リハビリを行った1008人の患者を調べると、8割に腕の機能向上が見られた。

「お茶碗を持ってご飯を食べられる、編み物をできる、洋服を着替えられるなどです。対象患者は、脳卒中発症から1~28年。これまでの〈リハビリでよくなるのは発症後6カ月以内〉から大きく外れた方々です」

 ただし、これは万能のリハビリ法ではない。

「少なくとも2本の手指の曲げ伸ばしが可能な患者が対象です。〈今の動きを、より動くようにする〉というのがNEUROなので、全く動かない人には向いていません」

 脳卒中で運動マヒが残っている人は、マヒ側の筋肉がこわばり、内側に曲がった状態で極端に動きにくくなる痙縮(けいしゅく)も多い。そういう場合は、ボツリヌス毒素治療を行う。

「細菌が作り出す天然のタンパク質(ボツリヌストキシン)は、筋肉の緊張をやわらげる作用があります。運動マヒの改善は体の中心から進むので、上肢の場合は、肩、肘、手首の順。ボツリヌストキシンを肩回り中心に注射し、痙縮を落として、訓練をしやすくします」

 ボツリヌストキシンで筋肉の緊張がやわらいだ腕を動かすリハビリを、自宅で毎日1時間行う。全く腕が動かなかったのに、手が頭まで上がったり、肩から肘まで動かせるようになった例もある。

「最初はNEUROが不適応だったけど、ボツリヌス治療+リハビリで、NEUROが適応になった患者さんもいます」

 NEUROを行う医療機関は全国11カ所だ。

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( 2018/03/05 12:08 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳卒中は予防したいが…血管は本当に鍛えて強くできるのか 

日本人の死因の上位を占める心筋梗塞や脳卒中など、血管のトラブルが引き起こす病気は命に関わるものが多い。

そのため、重大病を防ぐには血管を強くすればいいといった話題がクローズアップされ、〈血管を鍛えて強くすれば効果的だ〉なんてイメージを抱いている人がほとんどだろう。

 だが、そもそも血管を強くすることなんてできるのだろうか。ムック「100歳まで元気!強い血管をつくる塩分カットレシピ」を監修したばかりの東京医科大学八王子医療センターの高沢謙二病院長に聞いた。

■内皮細胞の状態が大切

「健康な血管を考えるうえで近年、注目されているのが内皮細胞です。血管内皮とも呼ばれるこの細胞は、血管の内側を細胞層として覆っているもので、血管の収縮や拡張を調節しています。内皮細胞が元気に収縮、拡張することで血管そのものが広がり、強くしなやかになるのです」

 内皮細胞を健康な状態にすれば、血管は強くなる。そのために効果的だといわれているのが、抗酸化作用の高い食品を積極的に摂取することだ。

 緑黄色野菜のルテイン、トマトのリコペン、ショウガのジンゲロールやショウガオール、ミカンのβ-クリプトキサンチンなど、野菜や果物には抗酸化成分が豊富に含まれている。

赤ワインやオリーブオイルも抗酸化作用が高く、ソバに含まれるルチンなども効果があるとされている。野菜中心の食生活が、強い血管をつくるうえでは大切になる。

 だが、内皮細胞を健全にすれば万事解決というわけではない。

「血管を強くする目的は〈破れない、詰まらない〉ようにすることです。内皮細胞は血液が血管に凝固することも防ぐので、内皮細胞が健康な状態なら、血管は破れにくく詰まりにくくなります。

しかし、血液も含めた血管内の環境が悪ければ、血管は破れやすく詰まりやすくなる。これでは、強い血管とはいえません」

 いくら血管を鍛えても、流れている血液がドロドロでは強い血管にはならないのだ。

「血管が強い状態というのは、言い換えれば高血圧、糖尿病、悪玉コレステロールによる高脂血症がない状態のことです。そうしたリスクファクターがある人は、血管という器官だけを強くしようとしても意味がありません。

〈攻撃は最大の防御〉といいますが、血管に関しては防御あるのみ。内皮細胞、血液を含めた血管内の環境を整え、血液を正しく循環させることが重要で、リスクファクターを減らすことが求められます」

 血管内の環境を整えるには、〈野菜中心の食生活〉に加え、〈睡眠を十分にとる〉〈クヨクヨ考えすぎない〉〈早起きを心がける〉〈喫煙を控える〉生活を心がける。

「適度な運動も効果がありますが、血管が弱っている状態で激しい運動をすると、逆効果になるケースもあります。週2回、20分ほど速足で歩く程度で十分です。

1日1分ほど、かかとを上げ下げして、ふくらはぎを動かすのも効果的です。ふくらはぎは、血液を足から心臓へ戻すポンプの役割があります。ふくらはぎの筋肉が柔らかくなれば、全身の血液循環がよくなります」

 強い血管を手に入れるには、健診などで自分のリスクファクターレベルを把握することも必要なのだ。



( 2018/03/05 12:07 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

あなたの肺は大丈夫?自分でできる話題の「肺クレンジング法」 

皆さんは息苦しさを感じたことはありますか? もしかしたら、それは肺が悲鳴を上げている状態かもしれません。

「身体の中で一番大切なのは、心臓」という認識があるかもしれませんが、実は心臓と肺は密接な関係にあり、肺は生きるために必要な酸素を体内の細胞に送り出す、必要不可欠な臓器です。

実は、肺を洗浄しなければ、酸欠になったり、老廃物が体内に溜まりやすくなったりと身体に悪影響を及ぼします。特に、喘息や止まらない咳、痰がでやすい人は要注意です。その状態を放置すると、窒息死する可能性すらあります。

今、注目されている自分でできる肺のクレンジング方法を、英語圏の情報サイト『Live Love Fruit』をもとに紹介します。

■肺がダメージを受ける原因とは?

公害やタバコの煙、花粉等といった自分では気づかないダメージが、日々、肺に蓄積されていきます。しかし、肺はそもそも自己洗浄システムがあり、それらの老廃物を繊毛等を使って、体外に出すようにします。

しかし、あまりにも空気の悪い場所に長時間いたり、運動不足が続いたり、栄養状態の悪い食事をとったりしていると、自己洗浄ができなくなり、息切れや咳、痰などが溜まっていってしまいます。

■1:食生活の改善で肺をクレンジング

(1)クレソン、アプリコット、柑橘類、ブロッコリー、ベリー類が肺の洗浄に適しています。

(2)水を一日で、3~4L飲みましょう。体内を水で潤すことで、全身の細胞から化学物質を移動させてくれ、肺の中の汚れや老廃物を繊毛が排除してくれます。

(3)加工食品や動物性食品、白砂糖を避けましょう。

■2:動いて肺を鍛える

運動することで、自然と肺を鍛えることができます。肺を鍛えると、繊毛の力が強くなり、肺に汚れた粘液を押し出し、老廃物が蓄積されにくくなります。

運動すると、体中の細胞が酸素を使い、二酸化酸素を作ります。そのため、通常1分間に約15回の呼吸から、40~60回の呼吸を必然的にするようになります。運動と呼吸運動の相乗効果で、さらに肺を強くします。

エクササイズはジョギングや水泳やウォーキング、ヨガがおすすめです。

いかがでしたか? 息苦しさを感じる方は肺のクレンジングをぜひ行ってみてください。肺は鍛えれば鍛えるほど強くなるので、水泳、ジョギング、呼吸法等を実践しましょう。






( 2018/03/05 12:04 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

リハビリはいま(1) 脳卒中後遺症にボツリヌス治療 

筋肉に注射

 日本でボツリヌス注射は、1996年眼科領域の眼瞼(がんけん)けいれん、2000年に片側(へんそく)顔面けいれん、01年に痙性斜頸(けいせいしゃけい)、09年に脳性まひの尖足(せんそく)、そして10年に原因を問わない上肢・下肢の痙性まひに対して順次認可が開始となりました。残念ながら、脳卒中の痙性まひに対してボツリヌス注射が福音をもたらすことはまだ周知されていません。

 実際にはA型ボツリヌス毒素製剤(商品名ボトックス)という注射液を使うことが一般的です。製剤に毒素という名がついているため劇薬扱いされていますが、台所洗剤で簡単に失活(不活化)できます。

 当院では、10年8月より外来でボツリヌス注射を開始しました。注射は目的の筋肉に直接施注するのですが、慣れればさほど難しい手技ではありません。

 痙性による強い筋緊張をこの薬剤で低下させることで、これまで脳卒中後の筋痙縮に悩まされていた方に明らかな効果をもたらすことを確信してきました。

 当院では、リハビリのスタッフによる痙縮の評価と注射後の運動の指導を組み合わせて、ボツリヌスの筋注射の効果を十分に引き出せるようにチーム医療に積極的に取り組んでいます。

評価とトレーニング

 リハビリスタッフは、ボツリヌス注射前後の評価と、注射後すぐのトレーニングに関わっています。評価は、注射の直前直後と注射から2~4週間後に行っており、他動的な関節可動域や筋肉のこわばり(抵抗)具合を評価します。

 注射後のトレーニングは、注射液の効果をよくするために施注筋を動かすよう指導しています。本人あるいは家族には次回評価日まで、家庭で自主練習を継続していただくようお願いしています。

上肢への効果

 上肢のボツリヌス治療は、肩を中心とする痛みを軽減させ、上着の着脱や手指の衛生管理などの日常生活動作の改善と介助の軽減を目的としています。印象として一番の改善点は、肩の筋肉のこわばりが緩むことで関節が動きやすくなり、肩の痛みが軽減することです。患者さんに聞くと、注射後は更衣の介助がしてもらいやすくなり、手指の痙性が緩むことで入浴時に手指を洗いやすくなったと喜ばれています。

片まひ(右側)に特徴的な姿勢

下肢への効果

 片まひの下肢に対するボツリヌス治療は、「筋肉のこわばり=痙縮」が原因で起こる姿勢の問題や動く時の痛みの改善を目的に行われます=【図参照】。主な利点は、痙縮のため関節の可動域が狭まっているのを緩和し、抵抗なく動きやすくすることです。

 具体的な例を挙げましょう。股関節が開きにくくなった場合はおむつ交換に難渋しますが、ボツリヌス治療で股が開きやすくなり、本人も介護者もおむつ交換の労力が軽減します。歩ける人で足関節がこわばっている場合には、注射でこわばりを軽減することで歩きやすくなり、歩行姿勢も良くなります。

 下肢へのボツリヌス治療で注意しておきたいことは、筋肉が柔らかくなることで脱力感を生じ、荷重時に膝折れや足首のふらつきを起こして転倒する危険性が、注射直後ではなく2~3日たってから高まることです。そのため施注後に、状態の評価と同時に注意喚起をしています。

 リハビリに携わる者としては、下肢の大きな筋肉の拘縮が起こらないよう予防に力を入れますが、公的医療保険上、リハビリ日数には制限があり、いつまでも継続できません。硬くこわばってしまうとリハビリ治療が難しく限界を感じることも多い中、ボツリヌス治療のおかげで難しい痙縮の治療に可能性が広がったと感じます。

まとめ

 ボツリヌス注射が痙性を減弱させる効果を多くの医療者が実感すれば、近い将来、痙縮のポピュラーな治療法になると期待されます。問題はこの製剤が非常に高価であることで、公的援助制度が利用できる方にはそれを活用するよう勧めています。(岡山リハビリテーション病院 リハビリテーション科専門医 森田能子、作業療法士 乙倉智恵、理学療法士 浅野智也)


( 2018/03/05 12:01 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

心筋梗塞予防にチョコが有効 


厚生労働省の人口動態統計によると、2013年の日本人の死因は第1位が悪性新生物、第2位に心疾患、第3位は肺炎、そして僅差で脳血管疾患の順になっている。

そのなかで心疾患と脳血管疾患の死亡数は、12~2月の冬に増える傾向にある。寒い季節に増加する理由について、東京医科大学病院・循環器内科助教の椎名一紀氏は、こう解説する。

「冬は寒さのために血管が収縮し、健康な人でも血圧が高くなりがち。高血圧とは、血管の壁に圧力がかかりつづけている状態ですから、血管壁が傷つき、固くなったり脆くなったりします。

そこに、ヒートショックなどで血圧が大きく上下すると、心筋梗塞のような危険な病気を起こす可能性が高くなるのです」

 ヒートショックとは、冬場に入浴して温まってから寒い脱衣所へ行ったり、暖房の効いた室内から外に出たときなど、急激な気温の変化によって、血圧が上下するなど、体が受ける影響のことを言う。

2011年には約1万7000人がヒートショックによって入浴中に急死したと見られている(東京都健康長寿医療センター研究所の調査より)。

「冬は寒さのために血管が収縮するので、健康な人でも血圧が高くなりがち。血圧が高いと、血管の壁に圧力がかかって傷つきやすくなったり、固くなったりします。

そこにヒートショックなどのダメージが加わると、心筋梗塞や脳梗塞などが起こりやすくなるのです。

 ただし、血管については“若返りはありえる”という研究結果も出ています。治療が必要な状態にならないためにも、普段から血管をしなやかに保つ生活習慣を取り入れましょう。

食生活を見直すなら、摂取カロリーや塩分、コレステロール、魚卵などに含まれるプリン体を減らすこと。また、禁煙も効果的です」

 血圧降下作用がある食品として、椎名氏は、カカオポリフェノールを豊富に含むカカオ分70~90%の低糖のチョコレート、ダークチョコレートを挙げる。

「海外の研究では、チョコレートを食べると血圧が下がることを示す論文が150以上も発表されています。

 ドイツ・ケルン大学の実験では、少量のダークチョコレートを摂取することで、収縮期血圧が約3mmHg下がりました。これは、1日5g減塩したのと同じくらいの効果と考えられます。

また、カカオポリフェノールには、血管内皮を覆う細胞に働きかけ、血管をしなやかにする作用も認められます」

 チョコレートには、リラックス効果や集中力を高める効果もあるという。「仕事に疲れたらダークチョコ」を習慣にしてみては?


( 2018/03/05 11:59 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

冬場に危険が高まる脳梗塞。自宅で出来る対処方法はあるのか?  

先日、テレビ東京の大橋未歩アナウンサーが軽度の脳梗塞で自宅療養になったというニュースが話題を集めた。

田辺三菱製薬株式会社によるサイト「NO!梗塞.net」によれば、脳の血管が細くなったり、血管に血栓(血のかたまり)ができることで、脳に酸素や栄養が送られなくなり、細胞が壊死してしまう状態を「脳梗塞」と呼ぶという。

じつはこの脳梗塞、冬に発症しやすい病気のひとつであることをご存じだろうか。そこで今回は、脳梗塞を避けるために注意しておきたいことについて、All aboutで脳・神経に関するガイドを務める菅原道仁医師に話を伺った。

「まず、脳梗塞のリスクを高める原因として“脱水”と“温度差”があります。冬場はエアコン等で部屋が乾燥するので、知らないうちに脱水状態になっていることがあります。

血液中の水分が不足すると血液の粘度が上がり、血管が詰まりやすくなるんです。また、温度差が激しい場所を行き来すると血管が萎縮するため、血圧が急激に変化します。

すると体に負荷がかかり、脳梗塞のリスクが高まるんです。外出するときはもちろん、部屋から部屋へ移動する場合にも注意が必要ですね。特に風呂場は家のなかでも特に温度差が激しい場所なので気をつけてください」

なるほど。では、これら2つの原因を予防するためにはどうすれば良いのだろうか?

「脱水状態を避けるためには、こまめに水分を摂取することが大切です。1日1.5ℓを目安に飲むと良いでしょう。

また、急激な血圧変化を防ぐために、外出時は帽子やマフラー、手袋などできちんと防寒対策をすること。家にいるときにも部屋ごとの気温差をつくらないことが重要です」

この脳梗塞、若者でも発症する可能性があるという。「若いから大丈夫」という過信は捨て、きちんと対処することが大切だ。


( 2018/03/05 11:58 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

ただの虫歯だと思っていたら……実は心筋梗塞の前兆だった  

少し歯が痛いな、と思っていても歯医者に行くのがイヤで我慢していたりしませんか?

実は歯の痛み、ただの虫歯ではなく恐ろしい「心筋梗塞」の予兆だったりして・・・。

心筋梗塞というのは、血管に血栓という固まりができて、心臓に栄養と酸素を与えている「冠動脈」が詰まって心臓に血液が行かなくなった状態のことをいいます。

命にかかわる、非常に危険な病気。

主な前兆として、冷や汗や、呼吸困難、吐き気、そして胸を締め付けられるような痛みが30分以上続くことが多いです。

他にも、左側の歯やアゴ、左手の小指、左肩や背中などに痛みがおこる場合もあります。神経を通して脳に痛みを伝えるのだけど、脳が“別の場所の痛み”と間違った信号をだしてしまっている状態で、「関連痛」というもの。

関連痛は、心筋梗塞の初期段階の重要な合図です。

虫歯などの原因がないのに左側の歯が痛い時は、もしかしたら心筋梗塞の前兆かもしれません。

年齢や既往症の考慮はもちろん必要だけれど、圧迫感や不安感が強い時には、すぐ病院を受診しましょう。なるべく早く治療をすることで、生存率も高く、後遺症が残る可能性も少なくなります。

症状の前兆を見逃さないことが、心筋梗塞を重症化させない方法です。

心筋梗塞になりやすい要因は、タバコ、運動不足、肥満気味に加え、脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病。
他にも、過労や睡眠不足、ストレスなどの体調や、極端に暑かったり寒かったりする気候でも心筋梗塞を起こしやすい環境になってしまいます。

心臓は1日に約10万回も拍動する働き者。だからこそ、日頃の変化を気にすることは必要です。

心筋梗塞は高齢者に多い病気だと思われがちだけれども、近年では20~30代でも患者が急増しています。

寒さは心筋梗塞の大きな要因の一つだから、冬に発作を起こす人が多いけれど、夏でも心筋梗塞で入院する患者数は冬の6~7割もいるんですよ。

気になる体調不良があれば、一度病院で検査を受けてみましょう。


( 2018/03/05 11:57 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

冬の“心筋梗塞”はこう防げ! 入浴、飲酒…日常生活に潜むリスク  

首都圏でも突然の寒波で雪が降りやすい時期。滑ってケガも避けたいが、室内と屋外などの温度差で起こしやすい心筋梗塞にもご用心。寒さをしのぐため帰宅帰りに「ちょっと一杯」も、発症の引き金になる。専門医に話を聞いた。

 【40代にもリスク】

 心筋梗塞は、心臓の血管が狭くなる、あるいは、詰まって血流量が減り、心筋が壊死して動かなくなってしまう。心臓には3本の冠動脈という太い血管が通っているが、3本とも血液が通らなくなると、心停止といった事態にも結び付く。

そんな事態が10月~4月に起こりやすいことを突き止めたのは、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)予防医学・疫学情報部の西村邦宏室長らの研究グループ。

 「寒さだけでなく、メタボリックシンドロームや生活習慣病、喫煙といったリスクが、掛け算式に発症を後押しします。

男性は女性よりリスクが高く、40代以降の人は発症しやすい。単に太っているだけという人も、寒暖差で血圧が一気に上昇しやすいため、安心とはいえません」と、西村室長が警鐘を鳴らす。

 【サウナと大量飲酒】

 正月太り解消のために、サウナでたっぷり汗を流す。仕上げに水風呂でサッパリ。これも身体状況によっては心筋梗塞を起こしやすくするそうだ。

 「外気温が低い今の時期は、血圧の変動が激しいので、リスクを抱えた人がサウナに入って冷水を浴びるのはおススメできません。また、汗をかいて水分を摂っていないと、脱水症状も起こし、血液が粘ついて血栓も生じやすくなるのです。大量飲酒も脱水症状を促します」(西村室長)

 日常生活に潜む心筋梗塞リスク。それを回避する「冬の心筋梗塞を防ぐチェックリスト」(別項)を参考にしてほしい。

 【心臓マッサージ】

 心筋梗塞を起こしやすい時期だけに、自分だけでなく他人の発症を目撃してしまうこともある。駅で突然倒れた人を見てオロオロ。「心臓が止まっている」との誰かの声を聞いて、「救急車を呼びましょうか」などと相談する。しかし、相談している間にも脳への血流はストップ状態。

 「万が一、心停止している人に遭遇したら、迷わずに心臓マッサージをしてください。それが予後を左右するのです。片手で心臓を押しながら、もう一方の手で救急車を呼んでも良いでしょう。周囲に人がいるなら、連係プレーが功を奏します」(西村室長)

 心臓マッサージをする人、救急車を呼ぶ人、近くに心臓の動きを呼び戻すAED(自動体外式除細動器)があれば、それを準備して装着する人など、倒れた人の周りの人がスムーズに行動に移す必要があるそうだ。

 「心肺停止で人間の脳には血流が滞り、それが5~10分間も続くと、元に戻らない可能性がある。胸を押すだけでも、劇的に予後が変わるのです」と西村室長。

 我が身だけでなく、他人の身に起きたときにも、冷静・的確に行動を起こそう。

◆冬の心筋梗塞を防ぐチェックリスト
□冬場は脱衣室と浴室を暖かくしておく
□風呂の温度は38~40℃と低めに設定。熱い湯(42~43℃)は血圧が高くなり危険
□入浴時間は短めに
□入浴前後にコップ一杯の水分を補給する
□高齢者や心臓病の人が入浴中は、家族が声を掛けチェックを
□入浴前にアルコールは飲まない
□収縮期血圧が180mmHg以上または拡張期血圧が110mmHg以上ある場合は入浴を控える
□睡眠時の発汗で血液が濃縮しているため、早朝起床時はコップ一杯の水を補給する
□寒い野外に出る時は、防寒着、マフラー、帽子、手袋などを着用し、寒さを調整する



( 2018/03/05 11:53 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

毎日の食事に1品足すだけで十分!「葉酸」で脳梗塞・認知症予防 

◆「葉酸」は妊活中・妊娠中だけ大切なビタミンではありません

「葉酸」は、一般的には赤ちゃんの先天的な疾患のひとつである「神経管閉鎖障害」を予防するビタミンとして知られています。妊娠を希望している女性の方は、葉酸サプリなどを摂った方がよいといった話を聞いたことがあるかもしれませんね。

実は、この葉酸というビタミンは赤ちゃんの疾患を防ぐだけではなく、さまざまな健康効果があることがわかってきています。妊活中、妊娠中の女性だけでなく、全ての年齢・性別の方に知っていただきたいことです。
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◆葉酸とは……心不全・認知症リスク対策にも

「葉酸」はビタミンB群の仲間。「葉酸」という文字の通り、植物の葉に多く含まれているビタミンです。体内で葉酸が不足した状態になったり、うまく働かなかったりすると「ホモシステイン」と呼ばれるアミノ酸が増えます。ホモシステインが増えると、体内の細胞を傷つけてしまうため、血管がもろくなり、心不全や心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高くなることが分かっています。また、血中ホモシステイン濃度が高いと認知症のリスクも上がることも知られています。

このように葉酸不足には様々な健康リスクがあります。年代を問わず葉酸を摂取する意義は高いのです。さらに驚くべきことに、認知症を発症してしまった後も認知症の進行を遅らせる可能性があることもわかっています。
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◆海外では穀類への葉酸添加の義務化の広がりも

これらの結果を受けて、アメリカでは1998年に穀類に葉酸を添加して販売することが義務付けられました。これを皮切りに、世界各国で穀類への葉酸添加の義務化が進んでいます。葉酸添加を義務付けた国では食品店で販売されるパン、パスタ類、シリアルに至るまで、すべての商品に葉酸が添加されているのです。

実際にこれらの国では葉酸不足との関連が指摘されている神経管閉鎖障害が減っているという報告もあります。

日本では、2000年に母子手帳に葉酸の有用性が掲載されましたが、穀類への葉酸添加義務はまだありません。

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では推奨量が1日240μg、「平成28年国民健康・栄養調査報告」では平均277μgを摂取しているとされており、栄養士の間でも不足しているという認識はありません。この量については、葉酸の欠乏症である悪性貧血を予防するには十分なものの、心筋梗塞や脳梗塞、認知症を予防するには不足しているのではないかと考える研究者もいます。

◆日本での葉酸摂取の成功例……医療費削減が実現したケースも

実際に、葉酸は240μgでは足りないと考え、葉酸を400μg摂取することを推奨し、医療費削減を実現した町があります。

それは埼玉県坂戸市。女子栄養大学のキャンパスがある町です。「坂戸葉酸プロジェクト」と名づけられたこのプロジェクトは、私の恩師でもある香川靖雄副学長の指導の下、私の先輩や後輩が実働に当たっています。このプロジェクトでは市民への講義や栄養指導による知識の啓蒙の他、製パン業者と共同で給食用の食パンに葉酸を練りこんで提供したり、市内の飲食店で葉酸入りの商品を開発して販売したりと、さまざまな取り組みが行われました。

このプロジェクトが始まってから、坂戸市の医療費が減少。最も目をひくのは、2006年と2007年の2年間で医療費、介護給付費が2年間で22億円節減できたという報告です。市民の皆さんの健康に具体的なよい変化があった証拠と考えられます。

このプロジェクトでは、葉酸を400μグラム摂取することを目標としていますが、実際には、葉酸を多く含む食品である野菜の摂取量を増やすことで栄養バランスの良い食事を摂ることができるようにサポートしています。

◆「葉酸」を多く含む食品例

葉酸を多く含む食品を「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」を基にした「食品成分データベース」で見てみましょう。食品成分データベースでは100gあたりの量が示されていますが、ここでは、1回で食べるおおよその量に含まれている量を示します。

・鶏レバー 260μg(1食20g)
・焼き海苔 36μg(1枚3g)
・ブロッコリー 24μg(1食20g:2房程度)
・ほうれん草 110μg(1皿100g)
・抹茶(粉末) 18μg(1杯1.5g:茶さじ2杯)
・日本茶(せん茶) 24μg(1杯150ml)
・枝豆 260μg(1皿 サヤなしで100g)

ここでちょっと考えてみてください。

普通の食事で277μg摂取できているのですから、400μgを目標とすると123μgの不足です。ほうれん草のおひたしを1皿とせん茶を1杯追加すれば、それで不足分が補えます。ほかにも、ビール好きのお父さんなら、枝豆1皿やレバー1皿で補えそうです。
最初だけ少し意識すれば、毎日の習慣にすることもさほど難しくはないのではないでしょうか? この「最初だけ少し意識すれば習慣化できる」ことを推奨したことが、「坂戸葉酸プロジェクト」の成功のカギだったかもしれません。

◆妊娠を希望する女性・プレママの方へ

そして、これから妊娠を考えている女性や現在妊娠中の女性は、赤ちゃんのために「葉酸」のサプリメントを利用している方も多いと思います。実際に「日本人の食事摂取基準 2015年版」でも、妊産婦は480μg、授乳婦は340μgと推奨量が高く設定されています。赤ちゃんグッズ売り場に葉酸のサプリメントが並んでいますので、赤ちゃんのためにと手に取る気持ちはよく分かります。

しかし、少し考えれば、妊産婦の推奨量である480μgも上記の要領で、枝豆1皿を追加したり、ほうれん草1皿+せん茶+焼き海苔2枚といったものを追加すれば食品だけで十分、摂取することは可能です。

食品には葉酸以外の栄養素も含まれています。葉酸を軸に「様々な栄養素」を摂ることが目的です。単一の食品に偏ることのないように、さまざまな種類の食品で葉酸を補うようにして下さい。

また、もう1つ覚えておいていただきたいことがあります。「神経管閉鎖」は妊娠初期に起こります。神経管閉鎖が起こる頃はまだ妊婦自身が妊娠に気づいていない可能性もあります。そのため妊娠がはっきりしてから葉酸を摂るのではなく、妊娠を希望している女性は、妊娠前から葉酸を多めに摂ることを意識した方がよいでしょう。

もっとも、葉酸は推奨量よりも多く摂るほうが体にもよいのですから、妊娠を希望する、希望しないに関わらず、老若男女、すべての人が意識して多めに摂ることをオススメします。

◆葉酸摂取はサプリメントより「食品」で

「葉酸」をサプリメントで摂るのは手軽ですが、メリットばかりとも言えません。葉酸摂取ばかり意識してサプリメントで安心してしまうと、葉酸以外の栄養素は不足したままになりがちです。

葉酸はさまざまな食品に含まれていますので、葉酸を多く摂取しようと意識して食品を選ぶことで、他の大切な栄養バランスもよくなります。これが上でもご紹介した坂戸市民の健康の秘訣とも言えます。私たちも坂戸市民の皆さんのように葉酸を意識して健康的な生活を送りたいものですね。



( 2018/02/27 08:22 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳腫瘍・脳梗塞のシグナル! 放置厳禁の味覚障害の脅威 

 今、味が分からない、何を食べても味が薄く苦く感じるなど、味の感覚がつかめない“味覚障害”を起こす人が急増し、年間十数万人が患うという。「原因は、食生活の乱れから起きる溶血性貧血、糖尿病、肝不全の他、心因性ストレスなどの病も絡み、多岐にわたる。中には、味覚障害から顔面神経麻痺に襲われ、診察を進めていくと、脳梗塞が関わっていることが判明するといった怖い症例もあるのです」(健康ライター)

 顔面神経麻痺を起こした著名人といえば、プロ野球の元中日ドラゴンズGMの落合博満氏(64)がいる。「落合氏は2012年に顔面神経麻痺を患いましたが、まず異変を感じたのが、何を食べても味がしないことだったといいます。そして、おかしいな、と思いながら翌朝、鏡を覗き込むと顔が変わっていたため、病院へ緊急搬送された。すると医者からは味覚障害に加え、脳梗塞の疑いもあると診断されたのです」(同)

 このような味覚異常は、ある日突然に自覚することが多いという。新潟大学病院の元管理栄養士で、現在、料理研究家の林康子氏は、次のように説明する。 「味覚障害は今や、間違いなく生活習慣病と並んで日本の国民病の一つになっていると思います。古くから知られている症状ですが、明らかに増えているのが現状です」

 林氏によれば、味覚障害に陥るタイプの人も、時代とともに変わってきているという。最近の傾向として見逃せないのが、10代~20代の若い世代に増えていることだ。特に女性にそういった症状が多く見られ、ある大学病院が女子大生を対象に300人を調査したところ、半数近くが味覚障害の疑いがあるデータが出たという。加えて、その原因の多くが亜鉛不足であることも判明した。「若い皆さんがよく食べるファーストフードや清涼飲料水などに含まれるフィチン酸やポリリン酸などの添加物に、亜鉛の吸収を妨げる作用があるのです。また、過激なダイエットで栄養が偏りがちになり、それで亜鉛不足に陥ることもあるようです」(同)

 そもそも味覚は、基本的に甘味、塩味、酸味、苦味、うま味といった5つに分けられる。舌や上顎に「味蕾」という器官があり、そこで味を感じる。 「味蕾の細胞を顕微鏡で見ると、その名の通り花のつぼみに似ています。そこでは美味しい、まずいを識別するだけでなく、人間が生きるために必要な物質を体内に取り込み、有害な物は入らないようにする自然の摂理も司っている。また、味覚は人間が生きていく上で絶対的に欠かせない“食べる”という行為と密接な関係を持っています。だから、味覚に狂いが生じると、偏食や食欲不振などに陥ってしまうのです」(前出・健康ライター)日本口腔・咽頭科学会の調べによれば、こうした味覚障害を訴える患者は、2000年代に入ってから90年代の約1.9倍に増えているという。

 東京都立多摩総合医療センターの耳鼻咽喉科担当医は、主因となる亜鉛不足について、こう話す。「亜鉛は味蕾の再生に必要な要素であって、他の栄養素と同じく食べ物の中から体が要求する分だけ腸で吸収する。バランスの取れた食生活さえしていれば、亜鉛不足は起こりませんが、特にアルコール好きの人は要注意です。酒を飲みすぎると体内がアルコールを分解しようとして、亜鉛を多量に消費するからです」これを防ぐには、酒量を減らすことはもちろんのこと、亜鉛を多く含む牡蠣などの魚介類、またはチーズなどの乳製品を多く摂りながら飲むことだ。

 また、実はこの亜鉛は、ストレスによっても血中濃度が低くなる。そのため、食生活の改善の他、仕事中の休憩の取り方や休日のすごし方を工夫し、リラックスすることを心掛ける必要もある。「味覚障害が出た時は、しばらく様子を見ておこうなどといった悠長なことを言っている場合ではありません。味覚障害は、脳の異常で中枢神経系が正常に働かなくなってることもある病。最も考えられるのが、脳腫瘍や落合氏が罹った脳梗塞で、場合によっては急性顔面神経麻痺の原因にもなります。考えうる病が深刻なものばかりのため、医療機関へ行けば、まず脳腫瘍の有無や脳梗塞の可能性を疑われるでしょう。だから、異常を感じたらできるだけ早く、神経内科か耳鼻咽喉科の専門医を受診するべきです」(同)

 ちなみに、顔面神経麻痺については、昨今、ウイルス性によるものも注意を払う必要があるという。命に関わることはないが、麻痺が表れてから2~3日以内に抗ウイルスの増殖を抑える治療をするなどして顔面神経の損傷を最小限にしなければ、麻痺が慢性化して回復が困難になってしまう。話を戻せば、味覚障害には味蕾の減少萎縮の他、亜鉛不足が原因であることを説明したが、他にも唾液分泌の低下や、舌苔(舌に付着する白っぽいコケ状のもの)が多量に付く口内カンジタ症、薬の副作用、心因性によるものなどがある。

 「ドライマウスや口腔乾燥病とも呼ばれる唾液分泌の低下自体が、糖尿病や精神的ストレスが原因となって起きている場合もあります。ほかに加齢による筋力の低下やシェーグレン症候群によっても引き起こされる。シェーグレン症候群とは、免疫のシステムが異常を起こし、自分を“異物”とみなしてしまう厄介な病。これにより唾液腺の組織が壊れ、口内が異常に乾くといった症状が出ます。こうなると、ステロイド剤の投与などの治療を検討しなければなりません」(専門医)

 また、口内カンジタは悪化すると皮膚の表面に赤い斑点のようなものができる。こちらも早めに受診し、抗真菌剤でうがいをするなどの対処が必要となる。 「薬の副作用については、血圧を下げる薬や抗生剤、抗アレルギー剤や抗精神薬などを長期服用している場合に起きやすい。抗がん剤の副作用でも発症するときがあります。いずれにせよ、ドライマウスは味覚障害を起こすと同時に、高齢者の場合は誤嚥性肺炎に陥る原因となるため、初期段階での対処が大切です」(同)

 毎日の食を楽しむためにも、味覚障害に潜む原因を調べよう。



( 2018/02/18 02:01 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

過去に何度も症状を起こしていた! 「隠れ脳梗塞」の恐怖を知る 

 脳血管障害のうち、脳梗塞とは脳の血管が詰まって脳組織の一部が死んでしまう状態を指すが、必ずしも脳梗塞になったからといって症状が出るわけではない。とくに小さい脳梗塞(ラクナ梗塞)では、症状がないこともあるのだ。そして、知らないうちに何度も症状のない脳梗塞を起こしていたという人も少なくない。症状のない脳梗塞、それが、「隠れ脳梗塞」と呼ばれているものだ。
 この隠れ脳梗塞は、急激な障害を引き起こす脳卒中を発症するリスクが約4倍、認知症を発症するリスクは約2倍以上とも言われている。

 都内に住む飲食店従業員の田宮武さん(仮名=61歳)は、ある日、自宅で倒れ、脳梗塞と診断された。脳のMRIを診た担当医は驚いたという。「MRIの結果、脳の40%ぐらいが白くなっていました。これは脳動脈がやられてしまったからです。しかも、それまでに3度の脳梗塞を起こした痕跡があり、それが4度目だったことも判明しました。過去の分は自然治癒していましたが、いずれにせよ脳梗塞の症状があれば、もっと早く来てほしかった。4時間半以内であれば、血栓を溶かすのにrt-PA(アルテプラーゼ)という薬の投与が最も効果的とされ、重い症状が出ないまま帰宅することもできたのに、残念です」(担当医)
 この過去3回こそが、隠れ脳梗塞だった。

 田宮さんは、こう言う。
 「私が最初おかしいと思ったのは、10年ぐらい前です。滑舌が悪くなってしまい、どうも上手く舌が回らない。しかし、お酒が好きで、年中二日酔いですから、そのせいだと周囲も自分も思っていたんですよ。いま振り返ると、体調がおかしいと思ったのはそれだけではなく、その数年後にもあったんです」それは仕事中のことだった。手渡しで受け取った料理の入った皿を落としてしまったのだ。急に力が入らなくなってしまったのである。そんなことは経験したことがなかったが、その時も忙しさに紛れ、放置してしまった。

 田宮さんは仕事が終わると毎日のように仲間と酒を飲みに出掛けた。それが生きがいだった。しかも、カラオケも好きで歌がうまかった。ところが、ここ2年くらい前から、どうも声の出が悪くなった。「自分で言うのもなんですが、カラオケは高得点を取るくらいの美声だったんです。松山千春が好きで、何で俺はこんなに歌が上手いんだろうなんて思うほど。しかし、滑舌が悪くなるし、物を落としたり、声が出なくなる原因不明の症状に気持ちも沈んでいきました」
 そんなある日、突如として倒れ、通院するハメになってしまったのだ。

 受診時、担当医は「最近、咳が出たり、声が掠れたりしているでしょ」と、それまでの症状をぴたりと当てたという。 「隠れ脳梗塞は、脳血管性認知症や、パーキンソン症候群の原因となります。田宮さんの場合、高血圧、高脂血症などで動脈硬化が進んでおり、あのまま放置すれば認知症に進行する恐れがありました。残った動脈を大切にして、生活習慣の改善に努めなければいけません」(前出・担当医) 田宮さんは愕然としたが、今となっては後悔先に立たずである。

 世田谷井上病院の井上毅一理事長は、こう説明する。
 「隠れ脳梗塞は微小な脳梗塞が起こる疾患で、高血圧が主な原因です。そのままにしておくと、重い脳梗塞へと進行してしまう可能性もある。重篤な脳梗塞を引き起こす一歩前の状態である隠れ脳梗塞の恐ろしい点は、自覚症状がないことです。また、たとえ症状があっても、普通は短時間で回復してしまい、重大な問題だと考えられていないことです。そのため、放置されることが多く、重い脳梗塞に移行する場合が多いと言われるのです」

 田宮さんの担当医は、こう注意を促す。
 「田宮さんがいま、やらなければならないことは、食生活を改善し、動脈を大切にすることです。断酒だけでなく、コレステロール、中性脂肪、塩分にも気を配らなければなりません」田宮さんの場合、右半分に軽いマヒが残ってしまったが、実は以前から腰部脊柱管狭窄症があり、歩行にも不自由をきたしていたという。「それも、隠れ脳梗塞の影響だったと考えられます。つまり、脳で受け持つ運動機能の分野が、脳梗塞でダメになったということ。あのままお酒を飲み続ければ、10年も経たずに認知症の症状が現れたでしょう」(同) 幸い、田宮さんはMRIを見ると、記憶に関係する脳の海馬は無事だった。ただし、やはり3度起こしていた過去の脳梗塞の段階で受診していれば、さらに軽い後遺症で済んだ可能性を考えれば、後悔が残る。

 そもそも、脳梗塞の主な危険因子は、高血圧、高脂血症、糖尿病だ。
 「その他にも、喫煙者によく見られる心房細動などの不整脈なども挙げられます。高血圧、高脂血症、糖尿病予防法は、塩分を控えること。また、適正体重となるように、腹八分目にする。そして、なるべく歩くようにすること。塩分を体外に排泄し、血圧を下げる効果のあるカリウム、カルシウムなどのミネラルを含む食品を積極的に摂取することです」(専門医) カリウムは、野菜や果物、豆類などに多く含まれる。例えば、パセリ、アボカド、ほうれん草、納豆、山芋などだ。 「血圧は高くてもいけないが、低すぎても脳梗塞の原因になることがあるんです。そのため、1日に何度か測定をした方がいい。野菜中心の食事にすることが基本です」(前出・井上氏)

 前出の専門医は、隠れ脳梗塞について、こう話す。
 「最近では人間ドックなどで検査をする人が増えたため、そこで発見され、大事に至らなかった人も多くいます。そのことからも、まずは健診をマメに受けることが大切ですが、隠れ脳梗塞を発見して完治した人でも、その2~3割は、再び脳梗塞が起きるというデータもある。一度でも脳梗塞に罹った場合は、後にかなり高い確率で再び脳梗塞を引き起こすことを、肝に銘じておかなければなりません」

 前出のような症状が少しでも出たら、放置せず、まずは病院へ行こう。


( 2018/02/18 01:52 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

「脳梗塞」リスクの上昇 気温や気圧がどう影響? 

脳卒中は、冬に多く、夏に少ないことが広く知られています。そこで、広島大学の研究グループは、脳卒中で入院した日本人約4000人について、発症した日および発症前7日間の気温と気圧を調べて、脳卒中リスクとの関係を調べました。その結果、前日よりも気温が上がった日、または下がった日は、虚血性脳卒中(脳梗塞)の発症リスクが約1.2倍になることなどが明らかになりました。

■脳卒中患者4000人について気温・気圧との関係を分析

 著者らは、広島市、呉市、福山市内の、救急部門がある7つの病院に、2012年1月から2013年12月までの2年間に脳卒中で入院した3935人を分析対象にしました。

 3935人の平均年齢は73.5歳で、内訳は、男性が2325人、女性が1610人でした。診断名は、3197人が虚血性脳卒中(脳梗塞)で、738人が脳内出血でした。

 地方気象台の観測データから、それぞれの患者の発症日と、発症前7日間の平均気温、気圧、相対湿度を調べました。分析には、平均気温ではなく、相対湿度で補正した気温(thermo-hydrological index;THI)を用いました。THIは、気温が健康に及ぼす影響を評価する際の指標として適切であることが示されています。

 まず、個々の患者の発症日のTHIと気圧が、表1のどれに該当するのかを調べました。また、発症前7日間については、それぞれ前後する日のTHIと気圧の変化を算出し、それらが表2のどこに該当するのかも調べました。

■脳梗塞には当日の気温ではなく前日との気温差が影響

 まず、発症日のTHIと気圧は、虚血性脳卒中(脳梗塞)の発症リスクに影響を与えていませんでした。一方で、発症前日に比べ発症当日のTHIが低下、または上昇すると、虚血性脳卒中の発生率が高くなっていました。前日からTHIが変化しなかった場合に比べ、前日より低下していた日の発生率は1.19倍、反対に前日より上昇した場合には1.16倍で、前日よりやや上昇した場合も1.16倍になっていました。

 一方、脳内出血は、気温が高い日には少なく(THIが中間の日に比べ、THIが高い日のリスクは0.72倍)、気圧が高い日には多く(発症日の気圧が中間の日に比べ、やや高い日の発生率は1.31倍)発生していました。また、発症の5日前から4日前にかけて気温が下がった場合に、発症率が1.33倍になることが明らかになりました。

 得られた結果は、脳卒中の発症に気象条件が複雑に影響している可能性を示しました。論文は、2017年6月2日付のPLOS ONE誌電子版に掲載されています[注1]。

[注1] Mukai T, et al. PLoS One. 2017 Jun 2;12(6):e0178223. doi: 10.1371/journal.pone.0178223. eCollection 2017.

大西淳子 医学ジャーナリスト。筑波大学(第二学群・生物学類・医生物学専攻)卒、同大学大学院博士課程(生物科学研究科・生物物理化学専攻)修了。理学博士。公益財団法人エイズ予防財団のリサーチ・レジデントを経てフリーライター、現在に至る。研究者や医療従事者向けの専門的な記事から、科学や健康に関する一般向けの読み物まで、幅広く執筆。



( 2017/12/25 16:19 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

後遺症を残さないためにも必読 脳梗塞が発症する4つの前触れ 

 健康長寿でいるためには、生活習慣病を抱えやすい中年の時期から注意が必要だ。しかし、糖尿病や高血圧がなかなか改善されないまま、脳卒中、つまり脳の血管が詰まったり破れたりして、手足のしびれ、言葉がうまく発せられない状態に陥る人は少なくない。

 脳卒中は、主に血管が詰まる脳梗塞と、血管が破れる脳出血、くも膜下出血に分かれる。いずれにしても、発症すれば命を落とす可能性があり、一命を取り留めたとしても重い後遺症が残ってリハビリが必要になる場合が多い。厚労省の2016年『国民生活基礎調査』によると、介護が必要になった原因の約3割は脳血管性認知症で、脳卒中により脳の神経細胞が壊れたことに起因するという。つまり脳卒中は、健康長寿の最大の敵とも言えるのだ。

 「脳卒中の発症は、60~70歳がピークとされています。しかし近年は、アナウンサーの大橋未歩さん(脳梗塞)や、ミュージシャンの星野源さん(くも膜下出血)のように、30代でも発症する例が増え、若年性脳卒中として注目されています。発症後に後遺症を残さないためには、発症直後の早期治療が重要になってきます」こう説明するのは、国立病院機構東京医療センター脳神経外科外来担当医だ。例えば、脳卒中のうちの脳梗塞の場合は、血管内に詰まった血栓を溶かす薬「t-PA」の投与と、血管にカテーテルを通し血栓を取り除く血管内治療がある。この2つの治療を同時並行で行うことにより、後遺症が残る確率を下げることができる。

 日本人の場合、かつては脳出血が多かった。しかし、近年は高血圧の管理が進み、栄養状態もよくなったことで血管が破れにくくなり、その発症の割合はかなり下がったという。その一方で、飽食の時代を迎えたことにより糖尿病や高脂血症の人が増え、これが脳梗塞患者の急増につながっているという。
 
医学博士の内浦尚之氏はこう話す。
 「例えば、小さな脳梗塞なら、一時的なマヒなど、軽症で済む場合が多い。しかし、心臓でできた血栓が比較的大きく、これが脳の太い血管を詰まらせるとかなりのダメージとなり、当然、後遺症が残ってしまう。この心原性脳梗塞栓症は非常に怖く、発症した人のうちの約2割が死亡、さらに寝たきりなどの介護を必要とする人を合わせると、その数は約6割にまで上るのです」これで小渕恵三元首相が亡くなり、長嶋茂雄巨人終身名誉監督、サッカーのイビチャ・オシム元日本代表監督らは今も後遺症と闘っている。

 前述のように、脳梗塞は発症から3~4時間以内であれば、「t-PA」薬を使ったり、カテーテルを通して直接血の塊を除去する治療法を用いるが、内浦氏は「可能な限り積極的な投薬をするが、成功率は必ずしも高いとは言えない」とも言う。とくに心原性脳梗塞栓症では、発症から10年間の再発率が7割とされ、他の脳梗塞の場合も半数近くに再発が見られる調査結果があるという。再発を防ぐにはどうすればいいのか。血栓を作りにくくする治療薬「ワーファリン」などがあり、専門医のアドバイスにより予防知識を得ることも必要。中でも、脳卒中で倒れる前に現れる“前触れ”を認識していれば、予防につながるそうだ。

 都内総合医療クリニックの久富茂樹院長は、こう説明する。
 「脳梗塞の症状は、ある日突然、起こるのが特徴です。急に意識がなくなり、半身麻痺や呂律が回らなくなるなどの発作が起きる。脳の血管が詰まり、さらに破れたりすれば、細胞に栄養が届かず死んでしまう。そこで心掛けておきたいのが、発作が起こる前の“異変”のチェックです。
 
一時的な半身麻痺や、手足のしびれ、さらには物が二重に見えたり、ちょっとの間言葉が出てこない…。こうした症状を感じたら、すぐに医療機関を受診することです。この“前触れ”に気づくか否かは非常に重要で、気づくことができれば大きな発作、つまり脳梗塞などの予見ができるし、事前の治療も可能になります。ただ、この前触れは本人が気づきにくいのが難点なため、予めこれらの現象の原因を頭に入れておくことが大切です」

 そもそも、脳の血管障害の要因となるのが生活習慣病。中でも高血圧症、糖尿病、脂質異常症、心房細動、喫煙、飲酒といったものに当てはまる人は、自覚が必要だ。加えて、脳梗塞の中でも本人が気がつきにくい、または放置してしまいやすいのが、一過性虚血発作だ。これは、血管が血栓で一時的に詰まるものの、血流が再開されることで、しばらくすると症状が消えてしまうもの。そのため、治ったと勘違いしやすいのだ。

 「一過性虚血発作は、症状が出たとしても様子を見てしまう人が圧倒的に多いんです。しかし、放置しておくと、3人に1人は48時間以内に脳梗塞を発症します。突然症状が出ても、24時間以内、ほとんどの場合は数分で治ってしまう。それでも、この時点でただちに医療機関に受診すべきです」(同)

 ただし、後遺症を最大限防ぐことが出来る「t-PA」投与と血管内治療の併用を行える医療機関は少ない。「併用療法は後遺症の軽減に加えて、脳梗塞の死亡率も激減させるため、我々は普及に努めていますが、国の施策としても積極的な取り組みが不可決です」 と、脳神経学会の関係者は話している。

 では最後に、脳梗塞の前触れを見逃さないためのチェック項目を挙げておこう。
 (1)片麻痺=手足、顔など、体の半分が思うように動かせない。例えば、片足だけ力が入らない。
 (2)言語障害=呂律が回らない。言葉がなかなか出てこない。
 (3)半盲=視野の半分が見えない。例えば、食事の際、左側に置かれたおかずが認識できない。
 (4)一過性黒内障=一時的ではあるが、片目が見えなくなる。
 「一過性黒内障の場合も、ただ単に目の調子が悪いと見すごしがちで、眼科を受診してしまう人もいます。これは血栓が頸動脈から目の動脈に流れ込んでいる状態で、やはり神経内科や脳外科を受診する必要があります」(健康ライター)

 慎重に症状を見分けるべしだ。


( 2017/11/01 22:07 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳卒中・心筋梗塞の危険も… “こむら返り”が示す重大病のサイン(2) 

 ふくらはぎについて、小池統合医療クリニックの小池弘人院長は、医学書の中でこう述べている。 「人間のからだの6割は水分でできている。水分は血液、リンパ管、組織の細胞内にあり、お互いに行き来しながら全身を回っている。巡回が上手くいかないと体の下部に水分が溜まりやすく、とくにふくらはぎに水が溜まりやすくなる。このふくらはぎの水分や血行の循環をよくすることが病気の予防になる」

 また、『病気が逃げていくふくらはぎ力』(小池弘人・市野さおり共著=世界文化社)の中ではこう指摘している。 「心臓から送り出された血液は、動脈に入り、体の隅々まで栄養と酸素を行きわたらせる。上半身の血液は比較的スムーズに心臓に戻ることができるが、下半身の血液は戻りにくい。下から上へ血液が戻るには、押し戻してくれる強力なポンプが必要で、その役割を果たすのが“ふくらはぎ”である」

 つまり、ふくらはぎの筋肉は、静脈に圧力をかけ、血液を体の中心部へと押し戻しているということだ。 それが冷えたり、むくんだり、乾燥したりすると、その押し戻す力が衰えてしまい、足のつりや、全身の血行不良、免疫力低下につながってしまう。 もし、足がつってしまったら、その対処法としては硬くなった筋肉を軽く温めてマッサージすること。寝る前にお風呂に入るのもその一つである。

 「就寝中は、布団の重みで膝が伸びるため、ふくらはぎの筋肉が緊張して足がつる場合があります。そのため、枕やバスタオルを膝の下に入れ、少しでも膝を曲げるようにして寝ると、つりにくくなります」(前出・専門医)

 いずれにしても、これらの対処法とは別に、体の中から“ふくらはぎ力”をつけることも大事なことで、食生活も気を付けなければならない。料理研究家で管理栄養士の林康子氏はこういう。 「バランスのとれた食事で、ミネラルをしっかり補うようにすることです。筋肉の材料であるタンパク質(卵、肉、魚介類、大豆製品)をしっかり摂ること。また、こまめに水分補給をしつつも、体を冷やさないようにし、ストレスを溜めずに血液の巡りをよくしてあげることです」

 あまりに足がつり、不安や疑問を感じたならば、すぐに専門医に相談することをお勧めする。


( 2017/10/13 12:48 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳卒中・心筋梗塞の危険も… “こむら返り”が示す重大病のサイン(1) 

 そもそも、“こむら返り”とはどういうものか。東京都多摩総合医療センター血液内科の外来担当医は、こう説明する。「一般的には『筋肉(主にふくらはぎ)の一部が、本人の意志に反して収縮し続けている状態のこと』ですが、では、なぜこうしたことが起こるのか。ふくらはぎの筋肉が、ある要因で縮むとき、アキレス腱の感覚器官であるゴルジ腱器官(腱紡錘)は、腱が伸びすぎないように筋肉を制御する働きをするんです。ところが、ふくらはぎ部分の筋肉の収縮を伝達する筋紡錘と、このゴルジ腱器官の働きがアンバランスになり、ふくらはぎの筋肉が勝手に収縮することで激痛を発するのです」
 
また、夜寝ている時にこむら返りが起こりやすいのは、ふくらはぎの筋肉が収縮しがちとなり、ゴルジ腱器官の働きが低下しているためで、冷えたり、足の筋肉の使いすぎ、水分不足で起こることもあるという。

 主な原因をまとめると、次の4点になる。

 (1)ミネラル不足=筋肉のバランスを取っているのがミネラル。これが不足すると体を動かすあらゆる伝達が上手くいかなくなるため。 (2)水分不足=脱水状態により体内のミネラルバランスが崩れる。そのため(1)のように筋肉や神経の動きを調整するミネラルの働きが乱れ、筋肉が異常な状態を生み、こむら返りを起こしやすくなる。

 (3)運動不足=運動が足りないとスムーズに体が動かなくなる。さらに筋肉は使わないと衰え、硬くなることから、何らかの拍筋肉が収縮する際に異常が起きやすくなる。 (4)主に足の太い血管が動脈硬化を起こして詰まる病気、「閉塞性動脈硬化症」を患っている。

 足がつる場合、(4)であれば危険だ。症状が軽い場合は下肢の冷感や色調の変化が見られ、少々重たくなると痛みのために歩き続けることが困難になる。 「その痛みは、安静時でも起こり、やがては下肢に激痛が走るようになります。閉塞性動脈硬化症は、現在800万人の患者がいるとされ、脳卒中や心筋梗塞にもつながる重篤な病気と言われます。

下腹部の奥あたりで両足に分かれる太い動脈が硬化して詰まり、下肢に血液が流れにくくなり、最悪の場合、切断することもある。それと同じ状態が脳で起これば脳卒中、心臓なら心筋梗塞を発症するということです」(専門医)ただし、「閉塞性動脈硬化症かどうかは、簡単な検査で分かる」と言うのは、下肢静脈瘤専門で外来を受け付けている血管外科クリニックの担当医だ。

 「閉塞性動脈硬化症の症状は、まず片方の足がつる(痛む)。また、歩くと100メートル前後ほどで足が痛くなり、つったりする。しかし、休むとまた歩ける、というのが多い。血流が悪くなっているので、足に触れれば冷たいし、内股、内くるぶし、足の甲などの動脈も、健康な人に比べて弱くなっているのが特徴です」

 加えて、担当医は閉塞性動脈硬化症かどうかを見分ける簡単な方法を次のように教えてくれた。「まず足を支えてもらうか、壁に足を掛けるかして上に上げる。そして30秒から1分間、足首をグルグルと回す。両足の色を確認して片方だけ白くなるようなら患っている疑いがあります。その場合は早めに診察を受け、軽い場合は自分で改善することもできる。“1分間歩いて3分休む”を10回繰り返す。それを1週間に3日ほど続けることで新しい血流が改善するはずです」

 ただし、前述のように脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患が隠されていることもあるため、自覚症状を見逃さず医療機関にいくことを勧めたいという。


( 2017/10/13 12:46 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳卒中・心筋梗塞の危険も… “こむら返り”が示す重大病のサイン(2) 

 ふくらはぎについて、小池統合医療クリニックの小池弘人院長は、医学書の中でこう述べている。「人間のからだの6割は水分でできている。水分は血液、リンパ管、組織の細胞内にあり、お互いに行き来しながら全身を回っている。巡回が上手くいかないと体の下部に水分が溜まりやすく、とくにふくらはぎに水が溜まりやすくなる。このふくらはぎの水分や血行の循環をよくすることが病気の予防になる」

 また、『病気が逃げていくふくらはぎ力』(小池弘人・市野さおり共著=世界文化社)の中ではこう指摘している。「心臓から送り出された血液は、動脈に入り、体の隅々まで栄養と酸素を行きわたらせる。上半身の血液は比較的スムーズに心臓に戻ることができるが、下半身の血液は戻りにくい。下から上へ血液が戻るには、押し戻してくれる強力なポンプが必要で、その役割を果たすのが“ふくらはぎ”である」

 つまり、ふくらはぎの筋肉は、静脈に圧力をかけ、血液を体の中心部へと押し戻しているということだ。それが冷えたり、むくんだり、乾燥したりすると、その押し戻す力が衰えてしまい、足のつりや、全身の血行不良、免疫力低下につながってしまう。もし、足がつってしまったら、その対処法としては硬くなった筋肉を軽く温めてマッサージすること。寝る前にお風呂に入るのもその一つである。

 「就寝中は、布団の重みで膝が伸びるため、ふくらはぎの筋肉が緊張して足がつる場合があります。そのため、枕やバスタオルを膝の下に入れ、少しでも膝を曲げるようにして寝ると、つりにくくなります」(前出・専門医)

 いずれにしても、これらの対処法とは別に、体の中から“ふくらはぎ力”をつけることも大事なことで、食生活も気を付けなければならない。
 料理研究家で管理栄養士の林康子氏はこういう。
 「バランスのとれた食事で、ミネラルをしっかり補うようにすることです。筋肉の材料であるタンパク質(卵、肉、魚介類、大豆製品)をしっかり摂ること。また、こまめに水分補給をしつつも、体を冷やさないようにし、ストレスを溜めずに血液の巡りをよくしてあげることです」あまりに足がつり、不安や疑問を感じたならば、すぐに専門医に相談することをお勧めする。


( 2017/09/21 08:16 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳卒中・心筋梗塞の危険も… “こむら返り”が示す重大病のサイン(1) 

 そもそも、“こむら返り”とはどういうものか。東京都多摩総合医療センター血液内科の外来担当医は、こう説明する。「一般的には『筋肉(主にふくらはぎ)の一部が、本人の意志に反して収縮し続けている状態のこと』ですが、では、なぜこうしたことが起こるのか。ふくらはぎの筋肉が、ある要因で縮むとき、アキレス腱の感覚器官であるゴルジ腱器官(腱紡錘)は、腱が伸びすぎないように筋肉を制御する働きをするんです。

ところが、ふくらはぎ部分の筋肉の収縮を伝達する筋紡錘と、このゴルジ腱器官の働きがアンバランスになり、ふくらはぎの筋肉が勝手に収縮することで激痛を発するのです」また、夜寝ている時にこむら返りが起こりやすいのは、ふくらはぎの筋肉が収縮しがちとなり、ゴルジ腱器官の働きが低下しているためで、冷えたり、足の筋肉の使いすぎ、水分不足で起こることもあるという。

 主な原因をまとめると、次の4点になる。
 (1)ミネラル不足=筋肉のバランスを取っているのがミネラル。これが不足すると体を動かすあらゆる伝達が上手くいかなくなるため。(2)水分不足=脱水状態により体内のミネラルバランスが崩れる。そのため(1)のように筋肉や神経の動きを調整するミネラルの働きが乱れ、筋肉が異常な状態を生み、こむら返りを起こしやすくなる。

 (3)運動不足=運動が足りないとスムーズに体が動かなくなる。さらに筋肉は使わないと衰え、硬くなることから、何らかの拍子で筋肉が収縮する際に異常が起きやすくなる。(4)主に足の太い血管が動脈硬化を起こして詰まる病気、「閉塞性動脈硬化症」を患っている。足がつる場合、(4)であれば危険だ。症状が軽い場合は下肢の冷感や色調の変化が見られ、少々重たくなると痛みのために歩き続けることが困難になる。

 「その痛みは、安静時でも起こり、やがては下肢に激痛が走るようになります。閉塞性動脈硬化症は、現在800万人の患者がいるとされ、脳卒中や心筋梗塞にもつながる重篤な病気と言われます。下腹部の奥あたりで両足に分かれる太い動脈が硬化して詰まり、下肢に血液が流れにくくなり、最悪の場合、切断することもある。それと同じ状態が脳で起これば脳卒中、心臓なら心筋梗塞を発症するということです」(専門医)

 ただし、「閉塞性動脈硬化症かどうかは、簡単な検査で分かる」と言うのは、下肢静脈瘤専門で外来を受け付けている血管外科クリニックの担当医だ。 「閉塞性動脈硬化症の症状は、まず片方の足がつる(痛む)。また、歩くと100メートル前後ほどで足が痛くなり、つったりする。しかし、休むとまた歩ける、というのが多い。血流が悪くなっているので、足に触れれば冷たいし、内股、内くるぶし、足の甲などの動脈も、健康な人に比べて弱くなっているのが特徴です」

 加えて、担当医は閉塞性動脈硬化症かどうかを見分ける簡単な方法を次のように教えてくれた。「まず足を支えてもらうか、壁に足を掛けるかして上に上げる。そして30秒から1分間、足首をグルグルと回す。両足の色を確認して片方だけ白くなるようなら患っている疑いがあります。その場合は早めに診察を受け、軽い場合は自分で改善することもできる。“1分間歩いて3分休む”を10回繰り返す。それを1週間に3日ほど続けることで新しい血流が改善するはずです」

 ただし、前述のように脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患が隠されていることもあるため、自覚症状を見逃さず医療機関にいくことを勧めたいという。


( 2017/09/21 08:10 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

立ち仕事の多い人は注意 血管浮き出る「下肢静脈瘤」 

 太ももの裏側やふくらはぎに、ボコボコと浮き出たような膨らみができていたり、網目状やクモの巣状に青黒い血管がうねっていたり。もしあれば、それは下肢静脈瘤の可能性が高い。

 下肢静脈瘤とは、文字通り、「脚の静脈に瘤(こぶ)のように血液がたまった状態」のこと。静脈の内側には、「ハ」の字形をした弁がついている。弁は薄い膜で、血液が心臓に戻るときにだけ開き、血液の逆流を防いでいる。この弁が壊れると、血液が心臓に戻りにくくなり、血管内にたまり、下肢静脈瘤となる。そもそも脚の筋肉には、血液を心臓に押し戻す筋ポンプ作用があるが、この作用が弱いことで、弁が壊れてしまうことが多い。

 三大症状は、「脚がだるい、重い、かゆい」。そのほか、こむら返りが頻繁に起きることもある。「下肢静脈瘤は、皮膚の浅いところを通る表在静脈にできることが多い。こむら返りが起こるのは、表在静脈と脚の深い部分を流れる深部静脈をつなぐ、穿通枝(せんつうし)という細い血管が機能不全になることで、筋肉がけいれんを起こすことが原因では」と慶友会つくば血管センターの岩井武尚センター長は言う。

■長時間の立ち仕事や妊娠・出産、遺伝が関連

 静脈の弁が壊れたり、筋ポンプ作用が弱くなったりする大きな要因は仕事での姿勢。看護師や調理師など、長時間、立ったまま仕事をする人がなりやすい。「立ったままで動かないと、脚の筋肉にある筋ポンプが作用しにくく、血液が滞留しやすい」と北青山Dクリニックの阿保義久院長は説明する。

 妊娠や出産の影響もある。「出産の際に、脚の静脈に圧がかかり、弁が壊れてしまうケースが多い」(岩井センター長)。妊娠中に、太ももの裏側が重い、脚の付け根、そけい部が痛いといった症状があるときは要注意だ。「太ももやそけい部に静脈瘤ができている可能性がある。子宮がお腹の中の静脈を圧迫したり、ホルモンの影響で静脈が太く柔らかくなって弁がうまく閉じなくなって発症することがある」と岩井センター長は話す。

【下肢静脈瘤になりやすいのはこんな人】 「長身の人は、脚の静脈が長く、心臓へ戻る距離が長いので弁に負荷がかかりやすい。また肥満の人は、脚の静脈にかかる圧が高くなりがちなため、静脈瘤を発症しやすい」(阿保院長)□ 教師□ 調理師□ 看護師□ 身長の高い人□ 脚の長い人□ 全く運動しない人□ 肥満の人

 遺伝も関係する。「両親ともに下肢静脈瘤があると90%、片親だけだと25~62%、両親ともにないと20%の発症率とされる」(岩井センター長) とはいえ、下肢静脈瘤は適切な治療とセルフケアで症状を抑えられる。具体的な対策は次回以降紹介する。

岩井武尚さん 慶友会つくば血管センター(茨城県・守谷市)センター長。東京医科歯科大学卒。1999年、東京医科歯科大学外科教授、血管外科診療科長。2007年から現職。著書に『下肢静脈瘤・むくみは自分で治せる!』(学研プラス)など。

阿保義久さん 北青山Dクリニック(東京都・渋谷区)院長。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院、虎の門病院などを経て2000年、同クリニックを開設。年間1000肢以上の血管内レーザー焼灼(しょうしゃく)治療を手がける。




( 2017/07/05 20:49 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳卒中予防に低カロリー減塩低脂肪、玉子、大豆、鶏肉魚推奨  

先日、80歳で亡くなった映画監督の大島渚さんは1996年に脳出血で倒れ、それ以来長らく闘病とリハビリを続けていたことでも知られている。生前の大島が悩まされた脳出血、脳梗塞と食生活について作家の山藤章一郎氏がつづる。

 * * *

 脳出血の最大の要因は、高血圧、高脂血症、糖尿病。これにかからない予防は、塩、脂、糖をなるべく減らす。完食、間食、ドカ食い、飲み過ぎ禁止。もうひとつ。脳梗塞の要因は高血圧、高脂血症、喫煙が引き起こす動脈硬化である。

予防はこれも、高カロリー、高コレステロール、高脂肪の食生活をやめること。理想は、1500キロカロリー、塩分7グラム。血管の壁を強化するために卵、大豆製品、鶏肉、魚を食べる。

 血中コレステロールを上げる動物性脂肪は控える。リンゴ、バナナ、枝豆、かぼちゃなど、塩分の排出をうながすカリウムを多く含む食品を積極的に摂る。

 具体的に良い食材とは──。

 青魚。イカ、タコ、カニなどのタウリン。にんにく、しょうが、タマネギ。きのこ、こんにゃく、海藻の繊維。グリーンアスパラのルチン。植物性のオリーブオイル。

 いずれにしろ、高血圧にならないことが、脳卒中をふせぐ第一の予防となる。

 食塩を摂り過ぎると、ナトリウムの作用で血液量が増え、血管内圧が上昇し、末梢神経の抵抗が高まる。やがて血圧も上昇して高血圧となる。薄味、薄味がキイワードである。

 では、減塩のコツ。

【1】当然、塩分の多い食品はバツ。

 アジの開きなど干物、めざし、塩鮭。塩漬けのたらこ、いくら。イカの塩辛、はんぺん、かまぼこなどの練り物も塩分が多い。ハム、ソーセージなどの加工食品、漬物、梅干し。スナック菓子も塩分と脂分の宝庫である。

【2】たとえば塩鮭は水に浸け、塩抜きする。ラーメン、うどん、そばの汁やスープは残す。

【3】醤油、塩を極力減らし、代わりに酢、トウガラシ、ハーブなどの香辛料を多用する。

 このこころがけだけでも塩分の体内摂取量は劇的に減る。




( 2017/06/26 01:24 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

【身近な健康の疑問】脳卒中「時は脳なり」顔、腕、言葉の異常…すぐ受診を 独協医大・竹川英宏准教授に聞く  

突然、手足の動きが不自由になったり、ろれつが回らなくなったりする脳卒中。長い間日本人の死因第1位だったが、1970年代から減少し、現在は死因の第4位となっている。

しかしその年間死亡率は人口10万当たり約97人と高く、年間約12万人が亡くなっている。さらに寝たきりになる原因疾患は脳卒中が最も多く、約3割を占めている。独協医大の竹川英宏准教授に聞いた。

 --脳卒中とはどんな病気ですか

 竹川英宏准教授 脳卒中は脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の細い血管が破れる脳出血、脳の表面にある太い血管にできた動脈瘤(りゅう)が破裂するくも膜下出血があります。いずれも重篤な症状を残すことがあるので、救急車などを利用して一刻も早く病院で受診することが大切です。

 --脳卒中の症状は

 脳梗塞や脳出血は突発する神経症状が特徴的です。顔、腕、足といった半身の脱力感やしびれ、ろれつがうまく回らない構音障害や、会話が理解できない、言葉を全く発しないといった失語症、片側の視野が欠ける視野欠損、片眼だと普通なのに両眼で見ると物がだぶる複視、めまいやうまく歩けなくなったりする平衡障害といった症状が突然生じます。

くも膜下出血では、突然始まる経験したことがないような激しい頭痛があり、吐き気や嘔吐(おうと)を伴いやすい。

また脳卒中では意識が悪くなることもあります。海外でよく知られている脳卒中を疑うキーワードに「FAST」があります。「顔(Face)、腕(Arm)、言葉(Speech)の異常があったら、

症状が出現した時間の確認と、一刻も早く病院へ!(Time)」の意味です。脳卒中は早期治療が必要なので、「時は金なり」ではなく、「時は脳なり(Time is Brain!)」とよく言っています。

 また脳梗塞と同じような症状が出現して、数分から1時間ほどで消失する一過性脳虚血発作は、その後本当の脳梗塞を起こしやすいので、症状が消えてもすぐに病院を受診するようにしてください。

 --脳卒中はどんな治療をするのですか

 脳梗塞の場合は、rt-PAという薬を用いた血栓溶解療法を行います。この治療は、脳の血管を閉塞(へいそく)している血の塊を溶かし、血管を再開通させる治療で、4割弱の人はほとんど症状が消失します。

ただし、この治療は症状出現から4時間半以内でしかできません。最近では、この治療で再開通が得られなかった場合、カテーテルという器具を使用して再開通させる方法もあります。

脳出血は、出血がとても大きい場合は外科的に血の塊を取り除いたりします。くも膜下出血では動脈瘤が再破裂しないように、手術やカテーテルによる治療を行います。

 いずれにしても、治療の選択にはさまざまな検査が必要で、症状が出現して、できれば2時間以内、遅くても3時間半以内には病院に到着してもらえればと思います。1分でも早く治療することが救命と後遺症の軽減につながります。まさに「Time is Brain!」です。

 --脳卒中になりやすい人はいますか

 高血圧や糖尿病、脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が高い)、心房細動(不整脈の一種)がある人はなりやすい。生活習慣で喫煙、酒の飲み過ぎ、肥満、塩分や脂肪分の取り過ぎ、運動不足の人も注意が必要です。

身内に脳卒中を発症した人がいる場合は、脳ドックなどで一度脳の状態や首の血管の状態をみておくと良いでしょう。

 日本脳卒中協会(http://www.jsa-web.org)は、脳卒中予防十カ条を発信しているので、ぜひごらんください。

生活習慣の改善や定期的な健康診断はとても良いのですが、朝だけ血圧がとても高い人もいるので、自宅での朝の血圧測定、そして脈の乱れをチェックすることは自分でもできるので、確認してみてください。

最後に、ご自身、身の回りの人に脳卒中を疑う症状があったら、すぐ病院。「Time is Brain!」をお願いします。(聞き手高橋健治)

竹川英宏(たけかわ・ひでひろ)昭和48年6月、さいたま市生まれ。
独協医大医学部卒業。平成10年5月、同学部神経内科入局。17年9月、同科脳卒中部門長。24年4月、同科准教授。日本脳卒中協会副事務局長、栃木県支部事務長。




( 2017/06/26 01:23 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

“脳卒中”検査が1万500円!都内クリニックの挑戦  

働き盛りを襲う脳卒中は、突然意識を失い命を落とすこともある。その状態が運転中ならば、乗客や積み荷のみならず、他の車や歩行者を巻き込む大惨事にも結び付く。

この恐ろしい事態を未然に防ぐには、早期診断と治療が何よりだが、そのための健診「脳ドック」は、あまり普及していない。この事態を打開するために、赤字覚悟で動き始めた医療機関がある。

 ■認知向上のため

 脳ドックでは、「MR」といわれる磁気共鳴装置(MRI&MRA)を用いることにより、脳や血管の状態、血流などを映し出して異変を診る。10分程度装置の中に入るだけで、X腺CT検査のような被ばくもないのだが、一般的には「人間ドック」に含まれず、オプションとして扱われることが多い。

 なぜなら、通常「脳ドック」は、単独でも5万~6万円程度と単価が高く、全ての医療機関がMRを持っているわけではないからだ。健診は保険適用ではないので、受診者の費用負担も重くなる。

 この状況に風穴を開けるべく、「運転業務の人限定、1万500円の脳ドックキャンペーン」(7月上旬まで)を実施しているのが、「水町エム・アールクリニック千駄ヶ谷」(東京都渋谷区)だ。水町メディカルグループの水町重範総院長が説明する。

 「近年、脳疾患に関わる事故が相次いでいます。早期発見には脳ドックは欠かせません。全国レベルで脳ドックの普及を推進するため、さまざまな働きかけを行っています。その一環として、昨年秋からキャンペーンを実施中です。

現在、賛同された運輸業の社員の方々などが検査を受けていますが、より幅広くこの運動を広げたいと思っています」

 ■早期は無症状

 脳疾患といえば、脳梗塞やくも膜下出血、脳腫瘍などさまざまな病気がある。中でもくも膜下出血は、脳の動脈にこぶのできる脳動脈瘤(りゅう)が破裂して起こりやすい。脳ドックでは小さな脳動脈瘤なども見つかるのだが、それゆえに検査を拒否する人もいる。

 「何か異常が見つかると怖いから受けたくないという人が多い。しかし、がんと同じように、脳疾患も早期の段階では無症状です。そして、早期診断&治療によって治るケースはたくさんあります。

脳ドックは健診の一部とご理解いただきたいと思っています」と、水町エム・アールクリニック千駄ヶ谷の塩原隆造院長は言う。

 無症状で放置するうちに、血管が突然破れ、詰まり、脳腫瘍は拡大すると言ったことが起こりやすい。それが自分自身だけでなく周囲も巻き込む悲劇につながることも…。

 ■内視鏡検査のごとく

 人間ドックでは、胃の内視鏡検査は盛んに行われている。胃がんを早期に発見すれば、治ってしまう人がいるのは周知のとおり。しかし、脳ドックは特別な検査と受け止められがちだ。

 「まだまだ認知度が低いのです。胃の内視鏡検査を受けるように、若い頃から脳ドックを受けていただきたい。

脳疾患は年齢ごとに病気の種類やリスクが異なります。早期発見&治療のために、ぜひ活用していただきたいと思っています」(塩原院長)




( 2017/06/26 01:20 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

チョコレートが脳卒中を防ぐ。ただし甘くないもの―英研究 

新しい研究で、板チョコを1枚食べると、脳の血流が増え、脳卒中を防ぐことがわかりました。

グラスゴー大学の研究者たちは被験者たちにチョコレートを食べてもらったあと、寝転んでもらいました。すると脳の最も大きな血管への血流スピードが速くなり、二酸化炭素値を変えたのです。

この研究のリーダーは、違うチョコレートで試しても同様の結果が出た、また、チョコレートが与える脳血管への効果のデータにもバラツキはありません、と話しています。

チョコレートを食べることと血管細胞が柔らかくなる事は関連している、とイギリスのデイリーメールでも伝えています。

チョコレートが与える健康効果を示す研究は、これが初めてではなく、モナッシュ大学が行った2012年の研究でチョコレートに含まれる血圧やコレステロール値を下げる成分が心臓血管系の病気や脂肪にいい効果を与えるかもしれないと、イギリス医療ジャーナルで掲載されています。

この研究結果は心臓血管系の患者の治療薬として効果が持てるのではということを示したものです。

ダークチョコレートの健康効果はカカオ豆にあり、フラボノイドという栄養素が豊富です。フラボノイドは抗酸化物質の役目をし、コレステロール値を下げたり心臓病の細胞のダメージを減らします。

ここで大事なのは、チョコレートの効果が持てるのはココア含有率70%以上のダークチョコで、ホワイトチョコやミルクチョコでは同様の効果は持てない、ということです。




( 2017/06/26 01:19 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)

尻もちで異変…河合美智子さん語る「脳出血」の一部始終 

 去年の8月13日、「脳出血」で救急搬送されました。でも、自分自身は「何で救急車呼ぶの?」と思っていたくらい普通だったんです……。

 その日は、夜にクルマで知り合いの監督が手がけていた自主映画の稽古場にお邪魔したんです。見学だけのつもりだったのに、その場で出演する話になって稽古に参加しました。稽古中、イスに腰掛けていた状態から、途中で床へ下りて横座りする姿勢になりました。すると、だんだん右脚が重いような固まっているような感覚になって……。でも、そのときは大して気に留めていませんでした。

 異変がはっきりしたのは、休憩になってイスに戻ろうとしたときです。立ち上がろうとして尻もちをついてしまったんです。周りの人たちが「足がしびれたんですか?」とイスに座らせてくれる中、「ごめんね、カッコ悪いね」と照れ笑いしながら、右脚に感覚がないことを自覚しました。それでも、病気だとは思いもしなかったので、ずっとしゃべって笑っていたんです。

 そのときプロデューサーが、いきなり「救急車を呼んで!」と大声で叫んだのです。右足首が普通じゃない曲がり方をしていたようでした。そのプロデューサーは身内に脳出血を患った方がいらしたそうで、迅速な判断をしてくださったのです。稽古場に着いてから1時間後ぐらいの出来事でした。

 救急車が到着するまでの間に右手が固まり始め、5分ほどで到着した救急隊員に自分の名前や状態を説明している間にろれつが回らなくなり、言葉が通じなくなっていきました。たとえるなら、ギリシャ神話の怪物メドゥーサと目が合って、足から徐々に石化していくような感じ(笑い)。

 救急車の中では「明日の仕事をキャンセルしなくちゃ」とか、「まだやることあるのに」「クルマ置いてきちゃった」なんていろんなことを考えて、大ごとだとはまったく思っていませんでした。

 集中治療室に運ばれると、血圧が200(mmHg)もあって、血圧を下げる薬を点滴されました。高血圧による脳出血でした。MRIやCT検査でわかったのは、「これ以上、出血量が増えれば頭蓋骨に穴を開ける手術をして血腫を取り除かなければならない」ということ。手術の同意書にもサインしていたのですが、ギリギリで出血が止まってくれたので、手術はせずに済みました。

 後から聞いた話によると、止めてあったクルマを取りにいってもらうと、何と鍵が開いていて、車内にお財布が無造作に置いてあったそうです。そんなことをした経験は過去にないので、今思えばそのときから影響が出ていたのかもしれません。

 発症当日はろれつが回らなくて「あ」と言いたくても「お」になってしまうような状態でしたが、幸いにも翌日には言いたいことが言えるようになり、ホッとしました。

 ICUにいた3日間は、どこも動かないし、羞恥心もなくなって、あおむけのままボーッと風に吹かれている感じ。まるで「枯れ葉の中の微生物」になった気分でした。

■ステージを歩くためにリハビリにも熱が入った

 その後、個室から一般病棟へ移り、さらにリハビリ専門病院に転院して約3カ月半を過ごし、今年の1月10日に退院しました。通算5カ月の入院生活は大変でしたけど、なかなか経験できないことができたという意味で、とても面白かったです。日頃知り合うことのない99歳のおばあさんのお話を聞いたり、自分の体を何とか動かそうといろんなところに意識を集中してみたり、退屈することがまったくありませんでした。特にリハビリ病院では、時間割通りの生活で結構忙しかったです。

 しかも、入院生活の中盤からは仕事もしていました。初めはNHKのラジオ出演。そして、病気を発症した例の自主映画の撮影もありました。さらに、12月にはNHKの生放送の歌番組「わが心の大阪メロディー」で、大阪まで行ったんです。ステージを歩くためにリハビリにも熱が入りました。

 ただ、一番大きなモチベーションになったのは、「大好きなレストランで食事をしたい」という気持ちでした。「のんとろっぽ」という世田谷のお店なんですが、2階にあるので「何としても、あの階段を上るんだ!」と頑張ったんです。実際、10月には外出許可をもらって食べにいきました。まあ、赤ワインを飲みにいったとも言えますが(笑い)。もちろん許可はいただいてますよ。「飲み過ぎない程度にリラックスしてきてくださいね」と。

 泣いていても笑っていても同じように時間が過ぎるのなら、笑っている方がいいと思うんです。リハビリも仕方なくやるんじゃなく、前向きにやった方が絶対に効果が出やすいはず。まだリハビリは必要ですが、この経験は絶対にお芝居に生かせると思っているので、これからが楽しみです。

▽かわい・みちこ 1968年、神奈川県生まれ。83年に映画「ションベン・ライダー」でデビュー。その後も数々の映画やドラマに出演した。96年、NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」で演じたオーロラ輝子の歌「夫婦みち」がヒットし、翌年の「NHK紅白歌合戦」にも出場。現在、出演映画「ママ、ごはんまだ?」が上映中。




( 2017/03/10 22:26 ) Category ■脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血 | トラックバック(-) | コメント(-)
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