あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■良い病院・医師選び方・ヤブ医者
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いい医者・悪い医者を見分ける5つの方法「規模に比べて診察科が多い病院は要注意」

一人暮らしは自由気ままな生活ができる反面、病気になったときは大変です。そんな不安を少しでも解消するためには、「かかりつけ医」を見つけておくのもひとつの手。それでも、どこの病院、どの医師を選べばいいか迷ってしまうのではないでしょうか。

今回は「危ないお医者さん」などの著書がある医師の富家孝(ふけたかし)さんに、その著書も参考にしながら「いい医者・悪い医者を見分ける方法」についてお話をうかがいました。同じ医師の視線から見た、いい病院の見分け方は、きっと役に立つはず。

●1.その病院はすいていないか

高齢化社会が急速に進む現代だけに、病院には高齢者を中心に多くの患者がやってきます。とくに大病院は診察を待つ人で待合いがごった返していることも少なくありません。その結果、「3時間待ちの3分診察」が常態化してしまっています。

誰でも長時間待つのは嫌でしょう。そのため、どうしてもすいている病院に行きたがるのはわかります。

しかし、冷静に考えてみると、すいている病院というのは、ひょっとすると患者の評判が悪く、経営状態もよくないためすいているのかもしれません。とくに個人病院で患者が少ないところは、疑ってかかる方がいいでしょう。

もっとも、あまりに混みすぎている病院も、単純にその数で信用していいわけではありません。ひょっとすると何度も通院させるために、わざと薬を少な目に出すなどをしていたり、サクラ患者を雇っていたりするなどして「患者の水増し」をする病院もあるからです。

●2.スタッフが少なくないか

いい病院かどうかを判断する最大のポイントは、スタッフの人数です。じつは、日本は現在、医師不足が深刻です。それだけに1人の医師の負担が大きく、いい医療を提供するためには、医師をカバーしてくれる優秀な医療スタッフがどれだけいるかが大きな要素になっています。

悪い病院は経営状態も良くありませんから、コストを下げるために人件費を抑えようとします。当然、看護師などの人数も少なくなりますから、個々が担当する患者さんの数が多いため、まるでコマネズミのように看護師が走り回ることになります。そんな病院は避ける方がいいでしょう。

●3.無愛想な対応はしていないか?

意外と気が付きませんが、病院もサービス業です。それだけに、いい病院であれば従業員の教育もキチンとしていて、受付の事務員であっても、気持ちいい対応をしてくれるはずです。それだけに、もし笑顔も見せないような無愛想な対応しかできないような病院は、信用するに値しないと考えていいでしょう。

ただし、気を付けなくてはいけないのは、例えば、待合室が豪華な病院がいいということではない点です。一見するといい病院のように思えるかも知れませんが、それだけの費用がかかっているわけですから、病院の規模に相応しくないようなものを設けても、果たして採算を考えているかどうかわからないからです。

●4.医師にコミュニケーションがあるか?

いい病院か悪い病院かは、かなりの確率で病院に入ったときからわかります。それでも、ひょっとすると医師の腕はいいかもしれないと考えるかもしれません。そういった人のために、いい医師かどうかの見分け方も少し紹介しておきます。

今の医療は診察機器の発達によって、昔のように聴診器で悪いところを見つけるといったような、いわゆる『職人的な腕』は、ほとんど必要なくなっています。それだけに、患者さんからいかに話を聞き出すかというコミュニケーション能力が、より重要になっています。

例えば、診療室に入ったとき、パソコンの画面だけを見て患者を見ようとしなかったり、症状について、患者さんの生活習慣なども含めてできるだけいろいろな情報を得ることをしなかったりする、いわゆるコミュニケーションがキチンとできない医師は、まず「外れ」と考えて間違いないでしょう。

●5.規模に比べて診察科が多い病院は要注意

そのほかのポイントで気を付けなくてはいけないのは、大学病院などでもないのに、やたらと診療科が多い病院です。それぞれの科には専門スタッフが必要ですが、それだけの医師もいないのに多くの科を掲げている病院は、とにかく患者さんを集めればいいという考えのところが多いからです。

このように多くの科を掲げている病院では、本当は何が専門なのかを知るにはHPが有効です。今は、小さな病院でもHPを持っていますので、それを見ると診療科の紹介が必ずありますが、得意な分野を最初に持ってくるからです。逆に、最後に申し訳程度に掲げている科は、専門医がいない可能性があります。

最後に、そのHPを見るだけでも、いい病院かどうかがわかります。もちろんインターネットの時代にHPを持たない病院は論外ですが、あっても住所・連絡先・診察時間などを並べているだけの「お仕着せ情報」しか載せていないようなものは駄目です。最低でも医師のプロフィールを載せていないようなら、行くのは止めた方がいいでしょう。

一人暮らしに不安を感じていて、どこかいい病院を探しているなら、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

可能なら、本当の病気になる前に予防接種でもいいので、一度訪ねてみて、どんな病院か雰囲気を知っておいたり、どんな医師かを知っておいたりするのもいいかもしれませんね。

「こんな医者にはかかりたくない」 専門家が教える見分け方

超高齢化社会の到来、と言われて久しい日本社会。医療・介護の需要は増え、財政面でも医療費は増大する一方。団塊の世代が75歳以上の「後期高齢者」となる2025年は、すぐそこに迫っている。

 医師であり、多摩大学大学院教授の真野俊樹(まの・としき)氏は、著書『こんな医者ならかかりたい――最高のかかりつけ医の見つけ方』(朝日新書)で、これからの医療に大きな役割を果たす「かかりつけ医」について取り上げている。

 現代社会では、およそ8割の人が病院で亡くなっているが、終末期を迎える患者を、すべて病院で受け入れていては、人員面でも医療費の面でも負担が大きい。

来るべき「超高齢・多死社会」への対応策として、政府が提唱しているのが、「時々入院、ほぼ在宅」だ。病院で死を迎えるのではなく、「かかりつけ医」や訪問看護師などがサポートし、患者はできるだけ在宅で治療・介護しようというものである。

「かかりつけ医」とは、気軽に通う事ができ、患者の病歴を把握し、万が一のときには大学病院や専門医へ紹介状を書いてくれるような、患者に寄り添って治療にあたる、患者と長い信頼関係を築く主治医のこと。

 では、よいかかりつけ医に出会うためには、どうしたらよいのだろうか。すべてが理想的な医師であるはずがないことを考えると、患者側に「医者を見る目」が多少はあった方が良いと真野氏は述べている。

例えば、利益追求思考の強い医師、人間性への配慮に欠ける医師、コミュニケーションに問題のある医師などは、見る目がなくても避けたくなりそうな医師ばかりだが、判断が難しい場合もあるという。

 医者には特定分野の病気や診察や治療をする、その分野に精通した医師である「専門医(スペシャリスト)」と、特定の専門分野はないが、多くの病気についての幅広い知識をもつ「総合医(ジェネラリスト)」がある。

 一見「専門医」の方が良いように思えるが、実際にかかりつけ医として求められるのは、最新の技術や制度を十分に踏まえたうえで、患者の身になって最善の処置、的確な対応をしてくれる「総合医」だ。

しかし、総合医として広範囲にわたる知識をアップデートし続けることも、さらに患者が医師の知識が最先端かどうか見分けるのも難しいのが現実だ。

 例えば、患者が自分の疾病に関する最新知識をインターネットなどから得て、診察の際に聞いたところ、医師がその知識を持ち合わせていなかったとする。だからといってその医師のレベルが低いと判断することはできない。

その知識が総合医にとって普遍的に必要なものなのかどうか、患者には見分けられないからだ。

 こういった、にわか覚えの知識で医者を試すよりも、たずねたときの対応から、総合医としての資質を推し量ることの方が大切だという。患者の健康に対する気配りが、医師としての基本的要件であり、自分の医療スキルを示す対象としてしか患者を見ないような医師は、紹介したくないと真野氏は断言する。

 本書では、デンマーク、イギリス、オランダなど、世界のかかりつけ医制度を紹介し、現在、まさに過渡期にある「かかりつけ医」について、日本の目指すところを探っている。

健康を維持し、生活の質(QOL)を重視した人生を送るために、どのように医師と関係性を築くべきか。誰しもが直面する老いや死を、より幸せに迎えるためにも人生の早い時期から留意しておきたいところだ。

精神科の名医の見極め方 薬は「◯◯に出す」が重要

うつ病と向き合うためには、良い医師との出会いが重要だ。医師を見極めるには、どんなポイントをおさえればいいのか。

これまで延べ6千人以上の患者を診察してきた現役精神科医で、著書『失敗しない“心のお医者さん”の選び方 かかり方』を最近出版したTomy氏に、「名医」と思いこみやすいパターンについて解説してもらった。

■これって名医?「副作用の多い薬は出さない」

 ショック、アナフィラキシー様症状、消化管出血、ぜんそく発作…20もの副作用が添付文書に書かれた薬がある。実はこれ、抗うつ剤ではなく、おなじみの鎮痛剤「ロキソニン」だ。

「まず理解してほしいのは、副作用のない薬は存在しない、ということです。なじみのある薬なら、これだけの副作用を見聞きしても服用をためらうことはないかもしれませんが、聞いたこともない精神科の薬だったら、どうでしょうか」(同)

 ネットで処方薬の名前を検索すると、おどろおどろしい副作用の記述に出くわすことがある。それを読んで不安になり、医師に相談せずに服薬をやめてしまい、症状が悪化する患者が増えているという。

「ネットの情報を鵜呑みにせず、不安を感じたらまず医師に相談してください」(同)

■これって名医?「投薬を急にやめてくれた」

 あるうつ患者は、主治医を信頼している理由についてこう話す。

「扱う薬の種類も多く、症状に合わせてこまめに薬を変えてくれるんです」

 この「こまめに」が重要だとTomy氏は言う。

「患者の希望を受けて投薬を急に全面的にやめたり、中身をがらりと変えてしまったりする医師は、要注意です」

 副作用に苦しみ、薬物を全て断とうとする患者はいるだろう。だが、薬の量や中身は徐々に変えていくことが、精神科治療の鉄則。それまでの処方に問題があった場合でも、1~2週間かけて徐々に減らしたり内容を変えたりする。

逆に言えば、主治医を代えた後、当面は同じ薬を飲み続けるよう言われたとしても心配はない。

「薬に頼らずカウンセリングで治したいという患者さんもいますが、主体は薬物治療であり、カウンセリングはあくまでも補助。統合失調症や心的外傷後ストレス障害(PTSD)など、カウンセリングが副作用を引き起こす病気もあります。

誤解されがちですが、精神科医にとってカウンセリングは専門外。カウンセリングを希望するなら、臨床心理士がいるクリニックを選ぶといいでしょう」(Tomy氏)

勤務歴も確認 「信頼できる町医者」見つける3つのポイント

自宅や職場で、急に具合が悪くなった。大学病院や総合病院に行くほどではないが、なんとかしたい。そんなとき、頼りになるかかりつけ医が近所にいればありがたい。信頼できる町医者を見つけるにはどうすればいいのか。

 現役世代が病院に行くケースは、風邪、花粉症、胃炎、水虫など、ありふれた病気が圧倒的に多い。

大病院よりも、近所にあるクリニックや診療所の方がはるかにニーズが高いのだが、信頼できる町医者をどうやって探せばいいのかわからない人も多いだろう。

当たりをつけるチェックポイントを「実はすごい町医者の見つけ方」の著者で、長浜バイオ大学バイオサイエンス学部教授の永田宏氏(医療情報学)に詳しく聞いた。

(1)迷ったら内科を探す

 まずは、インターネットやタウンページを使い、診療科目で病院を絞り込んでいく。といっても、自分の症状はどの診療科に該当するのかわからないというケースも多い。

自分の病気がどんな病気なのかがハッキリわかっている場合は、いきなり専門科を選んでもいいが、迷ったらまずは「内科」に行けばいい。

「内科医であれば、『消化器』『循環器』『呼吸器』『腎臓』『血液』『神経』『内分泌・代謝』『アレルギー・膠原病』『感染症』といったサブ領域に該当する病気を一通り診ることができます。仮に重症であれば、大きな病院の専門医を紹介してもらえます」

(2)医師のプロフィルをチェックする

 クリニックや診療所を選ぶということは、医師を選ぶということ。だから、医師のプロフィルが重要になる。

中でも、医師の「勤務歴」をしっかりチェックする。クリニックのホームページなどで、その医師がこれまでどんな病院にどれだけ勤めてきたのかを確認。これが、医師の信頼度を判断する材料になる。

 大学病院などの大きな病院に長く勤務していた医師は、自分の専門分野から外れるとからきし……なんてケースがある。

たとえば、大学病院の呼吸器専門医なら、肺がんの患者ばかりを診ていたという医師も少なくない。そのため、ちょっとした風邪の対応があまりよくわからないなんてこともある。

「都心なら、100~200床くらいの規模の中小病院に勤めていた医師を選ぶのがいいでしょう。それくらいの規模の一般病院は医師の数も限られているため、一人の医師があらゆる患者を診なければなりません。

より多くの患者や症例を診てきた医師の方が鍛えられていて、信頼できる可能性が高くなります。あまりにもはっきりしすぎている専門科目の資格を持っている医師も、自分の得意な分野の病気に引っ張られたり、別の分野だと頼りないケースがあります」

 総合診療は大学ではなかなか教えられないという。一般病院での経験がモノをいうのだ。

(3)豪華すぎたり最新機器が揃いすぎていないかを確認する

 クリニックや診療所を開業するには、多大な資金がかかる。都心のビルやマンションの一室を借りてスタートする場合でも数千万円、一戸建てで開業するとなると1億円を超えるお金がかかる。

一戸建ての場合、親の代からのクリニックをキレイに見栄え良く改修しているケースも多い。

「あまりにも豪華でキレイすぎたり、最新の医療機器が揃いすぎている町医者には注意が必要です。中には、かかった資金を早く回収するために、それほど必要のない検査を数多くこなそうとする医師もいます。

軽症の患者をたくさん抱えておくために、治療がおざなりになっている可能性もあります。診療に疑問を感じたら、別のクリニックを探しましょう」

 最後は、実際に医師と接してみて、自分とウマが合うかどうか。実はこれがいちばん重要かもしれない。

Dr.倫太郎のような精神科医 実際にいたら要注意?

身近な病になりつつある、うつ病。もし患ってしまったら、自分に合った医師に出会って治療していきたいもの。医師を見極めるには、どんなところに気をつければいいのか。

これまで延べ6千人以上の患者を診察してきた現役精神科医で、著書『失敗しない“心のお医者さん”の選び方 かかり方』を最近出版したTomy氏に、「名医」と思いこみやすいパターンについて解説してもらった。

■これって名医?「初診でズバリ病名がつく」

 精神科の病気の診断基準は一様ではなく、曖昧な部分も多いと、Tomy氏は言う。うつなのか統合失調症なのか判断がつかないときもあれば、初診でうつと診断した患者が躁転して、躁うつ病だったことが後から判明するケースもある。

どちらか迷うような場合には少量の薬を出し、反応を見ながら診断をつけていく。治療過程を診断の材料にするというのだ。

「初診で病名がつかないことはよくあるので、心配は無用です。また、パーソナリティー障害などでは、本人に病名を告知すると治療がうまく進まなくなることもあるため、あえて伝えない場合もあります」(Tomy氏)

■これって名医?「毎週のように診てくれる」

「外来診療の頻度は、たいてい2~4週間に1回です。状態が落ち着いているのに毎週診察に呼ばれるようだと、親切なのではなく、単なるもうけ主義かもしれませんよ」(同)

 過剰な投薬を防ぐ観点から、現在の公的医療保険制度では、医師があまりに多くの種類の薬を処方すると保険点数が減り、むしろ収益が悪化するしくみになっている。

「その代わりに、通院頻度を高めて収益を上げるクリニックもあるので、要注意です」(同)

 血液検査や心理検査、保険の利かない高額なカウンセリングを半ば強制的に行おうとする医師にも、注意が必要だ。

■これって名医?「やさしくて倫太郎みたい」

 精神科の診療では、患者が主治医に恋愛感情を持つことがあるといわれるが、それを拒まない医師にTomy氏は手厳しい。

「先生がいないと生きていけない、などと患者が主治医に依存してしまうのは、治療としては失敗です。患者との適切な距離を守るのは医師の責任。淡々としている、と感じるくらいが理想でしょう」

 診察室に看護師を立ち会わせたり、密室にならないよう工夫をこらしたりしている医師も多いとか。ドラマで堺雅人が演じていたDr.倫太郎のように、「診察室の扉はいつでも開いています。ず

っとあなたのそばにいますから」なんて囁(ささや)く医師がいたらご用心。

専門医に聞け! Q&A 良い歯科医の基準を知る

 Q:以前治療してかぶせた義歯が取れたし、歯肉炎もあります。治療をしなければなりませんが、前に受診した医師がよくなかったので、医院を替えたいと思っています。

良い歯科医、良い歯科医院を選ぶ基準がありましたら教えてください。(28歳・図書館勤務)

 A:良い歯科医を選ぶ基準として、まず挙げられるのは、噛み合わせをよく診てくれる医師です。

 抜けた歯を放っておくと歯並びが悪くなり、噛み合わせも変になってきます。噛み合わせは、左右の奥歯の噛み合わせる位置が同じ高さでなければいけません。

 側方運動時にその高さが、ほんのわずかでも違うと、歯並びに影響が及ぶし、顎関節症を引き起こすことにもなりかねません。だから、虫歯で部分義歯を装着するなどの治療を行うとき、正しい噛み合わせすることが大事なのです。

 歯科の治療が原因で、噛み合わせの異常を起こし、さらに顎関節症を発症することもあります。

 良い歯科医の次の条件は、虫歯や歯周病などの治療が終わった後のレントゲン検査を行った際、患者さんによく説明してくれるということです。

 というのは、特に根管の治療をした場合は、治療が十分にできないことがあります。根管は歯髄が詰まっているところで、この部分が長い間細菌に冒されると、それを完全に治すことは難しい場合があるのです。

●感染防御は完全か?
 その原因には患者さんの生体の問題もあります。治療が完璧にはできなかった場合には、そのことを明かし、その理由や、今後どのようにケアすればよいかについても説明してくれるのが良い医師です。

 また、医院として良いかどうかの一番の基準は、衛生面です。歯科治療は、治療過程で出血することがあります。だから、ある患者さんの血液から別の患者さんに肝炎ウイルスなどが感染するリスクがあります。

そのため、歯科医院の感染防御システムが確立し、スタッフがそれを守っていることが大事です。

 器具の消毒を徹底して行い、治療スタッフが手袋を着用しているでしょうか。医師はゴム手袋をしていても、歯科衛生士や歯科助手がしていないなら、感染防御対策は不十分でしょう。

 同業者の批判はしたくないのですが、そういう医院があります。スタッフが手袋を着用してないなら、医院を替えたほうが賢明です。

渡辺秀司氏(とつかグリーン歯科医院院長、漢方歯科医学研究所所長)
神奈川歯科大学卒。同大学研修医を経て、横浜市でとつかグリーン歯科医院を開設。歯学博士。歯科領域に漢方を取り入れ、天然素材を配合したうがい薬や歯磨き剤を開発。独自な歯周病治療で名高い。

やっぱり「話を聞いてくれる」ほうがいい先生? 『Dr.倫太郎』にみる医師と患者の信頼関係とは

堺雅人さんが、対話を重視して患者の心に寄り添う精神科医を好演しているテレビドラマ『Dr.倫太郎』。ドラマには主人公・日野倫太郎のライバルとして、データによる診断にこだわり、

「対話は正確な診断の邪魔」と断定する精神科主任教授も登場しますが、現実の世界で倫太郎のような精神科医に出会える確率は極めて低いのに対して、

このライバルのように「パソコンの画面ばかり見ていて患者を見ない」タイプの医師に出会うことは残念ながら多いようです。

しかし、ドラマでも描かれているように、「心の病」を癒すのは決して薬だけではなく、治療においては医師との「信頼関係」も重要な要素。治療効果にも影響する、医師と患者の信頼関係について考えます。

◆「病院に行く」と決めた時点で治っている?
たとえば、風邪を引いて体調が悪いときなどに、「病院に行こう」と決めただけで症状がラクになった気がした経験はないでしょうか?

これは、「あの病院に行けば治る」という思いこみが心身の状態に影響を与え、結果的に症状を軽くしてしまったケースといえます。

こうした、患者の心と身体が本来持っているはずの「治そう」という治癒力を引き出すのが医師の仕事であり、そのための大切なツールが患者との「対話」といえるでしょう。

「注射もしてないのに、医者の顔を見たら調子がよくなった」とか、「子どもが小児科の待合室にいるあいだに

元気になった」というような話を聞くことがありますが、こうした例から名医は「患者が待合室にいるうちに治してしまう」不思議な力も持ち合わせているようです。
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◆「話を聞いてくれる」のが良い先生?

また、病院をよく利用する高齢者の人々からは「あそこの先生はよく話を聞いてくれるから~」という言葉もよく聞きます。大きな不調がなくても、定期的に病院に通うことが安心につながっている高齢者にとっては、

自分の身体の調子について「ちゃんと話を聞いてくれる」というのはいい医師の条件なのでしょう。こうした「いい医師」に対しての信頼の感情が、患者の治療効果を左右するケースもあるとのことです。

しかし、最近では慢性的な医師不足や経営上の理由など、医療機関のタイプによってはさまざまな事情を抱えており、

こうした「対話に時間をかける」タイプの医師は年々減ってきており、「何時間も待って、診察は5分」というような病院が多いのも実情のようです。

◆セラピストやカウンセラーが担う役割

特に「心の面」でのケアが必要とされる精神疾患においては、倫太郎のように「ちゃんと話を聞く」ことで、患者の心を開き、抑圧された感情を解放するような医師の存在は極めて貴重といえるでしょう。

しかし、現実においては上記のような「5分診察」で事務的に薬を出すだけの精神科や心療内科の医師も多く見られるようです。

そうした「心の病」のケアにおいて、医師がカバーできない範囲をフォローするのが、カウンセラーやセラピストの仕事になります。

カウンセリングやセラピーについては種類も料金もさまざまであり、関わっている人のタイプも多様ですが、倫太郎のように「患者に寄り添う」ような資質は、医師よりもむしろこうしたケアに携わる人々に多く見られる気もします。

ドラマでも、患者の行動の解釈をめぐって倫太郎とライバルが対立するシーンがありましたが、

特に「心の病気や不調」については、投薬治療のみに頼るのではなく、患者のライフスタイルや性格などを考慮した多面的な見方が必要なのかもしれません。

ただし、昨今では安易に「セラピスト」の肩書きを与える民間の「資格ビジネス」も横行しているため、こうしたケアを受ける際には「信頼できるプロ」を慎重に探すことも大切といえるでしょう。

誤診で死亡事故も!? 医師が教えるヤブ医者の特徴4つ

「医師が直伝!行ってはいけない危ない病院の特徴4つ」では、医師でジャーナリストでもある富家孝先生の著書『医者だから言える「行ってはいけない病院」』を参考に、信用できない危ない病院の特徴4つを紹介しました。

今回は同書から、あなたの病状を悪化させかねない危ない医師の特徴4つをお届けします。

■1:「様子をみましょう」が口癖の医者

病院で医師から「様子をみましょう」と言われた経験のある人は多いことでしょう。もちろん本当に様子を見たほうがいいこともありますが、あまりにも「様子をみましょう」が続く場合はヤブ医者の可能性が……。

<腹痛や発熱などは何日も症状が改善しないことはよくある。

そんな場合、「とりあえず薬を出しておきますので、様子をみましょう」という医者は要注意だ(しかし、この時点ではダメな医者とまではいえない)。必ずその後に「2、3日経ったら、またきてください」というはずである。

予定通り2、3日後に出向いて、また「とりあえず……」といったとしたら、それは医者が明確な診断ができていない証拠と考えて間違いない。こういう状態をくり返していながら、ほかの医者へは回そうとしないのが、ダメな医者である。>

逆に、自分の専門外だったり、手に負えなかったりする場合には、「様子をみましょう」でごまかさずに、他の病院を勧めてくれる医師は信頼に足るといえるでしょう。

ズルズルと様子をみているうちに、手遅れになってしまうことだってありますから……。

■2:賞状マニアの医者

<待合室や診察室に数多くの賞状や感謝状を掲げている開業医や病院は意外と多い。著名人とのツーショット写真が飾られている場合もある。

(中略)

健康時ならいざ知らず、それらを見ているのは病気で体調を崩しているときである。そんなときに院長の自慢話を無理やり見させられるのは真っ平だ。患者に対する配慮よりも、自慢が先にたつような医者は疑ってかかる必要がある。>

飲食店でも、来店した有名人のサインやお店の掲載雑誌の切り抜きをやたら飾ってあるところって、評判ほど美味しくなくてガッカリすることがよくありますよね。

病院もこれと同じ。たくさん賞状があるからとって、名医であるとは限りません。逆に、腕に自信がないからこそ、見せかけの権威でごまかそうとしているとも考えられます。

■3:質問がヘタな医者

<開業医の診断力をチェックするには、その医者がどういう質問のしかたをするかを見るのが第一である。単純な質問に終わらないで、多角的に症状を尋ねるような質問のしかたが好ましい。

(中略)

腹痛を訴える患者に対し、「いつから痛みますか?」と聞くのは当たり前だとして、「どんなふうに痛みますか?」といった質問のしかたしかしないようでは、かかりつけ医として心もとない。>

患者は自分の症状をうまく言葉で説明できないことも少なくありません。

そこで、腹痛の場合、医者のほうから、「しくしくした痛みですか?」「さし込むような痛みですか?」「その痛みは右側には走ってきませんか?」といった質問で、患者の言葉をうまく引き出す必要があります。

さらに、「一昨日から何を食べていますか?」「熱はありますか?」「便秘や下痢は? 吐き気は?」というように、いろいろな角度から質問して情報を得なければ、早合点から誤診につながることもあるのです。

実際に、同書では、食あたりと診断された女性が、実は子宮外妊娠を起こしていて、卵管破裂により死亡したという痛ましい事例が紹介されています。

単純な質問だけで、「はい、診察終了」となる医者は、あなたの症状について重大な見落としをしているかもしれません。

■4:愛想がよすぎる医者

ニコニコして話しやすい医者と、しかめっ面で態度が尊大な医者ならば、断然、前者のお世話になりたいですよね。

医療は医者と患者の信頼関係のうえに成り立つものですから、「この先生、感じがいいな」という医者を選ぶというのはまちがっていません。

ところが、うわべだけの愛想のよさを基準にすることには、落とし穴もあるようです。

<医者の心理として、自分に自信がない場合、愛想をよくしてカバーしようとする傾向があることである。

(中略)

表面的な親切がその医者の真実を語っているとは必ずしもいえないのが困ったところなのである。

見かけだけのサービス、表面だけの親切には要注意である。それを見抜くには相当な眼力が求められるだろうが、「どうも不自然に親切だな」と感じたなら、自分の直感を信じたほうがよいだろう。>

医者は患者の気分をよくすることよりも、病状を治すことが第一の使命。いくら愛想がよくても、親切そうであっても、病気やケガが一向によくならないというのは考えものです。

人当たりのよさが、本当に患者への思いやりから表れたものなのか、あるいは、単なるごまかしなのか、見極めは難しいところですが、上で紹介した「様子をみましょう」という口癖や質問のしかたなどとも組み合わせて、総合的に判断しましょう。

以上、あなたの病状を悪化させかねない危ない医師の特徴4つをお届けしましたがいかがでしたか? ヤブ医者にかかって、治るものも治らなくなったなんて悲惨なことにならないよう、これらの特徴をぜひ記憶しておきましょう!


過剰処方?クスリを出す医者はいい医者か 薬を出されて安心していませんか?

あなたは薬を処方されて安心するタイプですか? それとも薬を敬遠するタイプ? もし安心するタイプならば気をつけて。多剤・大量処方は体をむしばみます。(編集部・鳴澤大)

「おばあちゃんの原宿」こと、東京都豊島区の巣鴨地蔵通り商店街には、流行のパンツ「赤パン」が店頭に並び、今日も元気なお年寄りが闊歩(かっぽ)していた。病気とは無縁なのだろうか?

「薬の世話にはならないよ。悪くなればお迎えが来た証拠。潔くなきゃね」

 そう言って、70歳のおじいちゃんは元気に笑う。ただ、そんな猛者は少数派か。豊島区に住む75歳のおばあちゃんは、

「私は腰の痛み止めだけ。母が健在なんですけど、5~6種類の薬を飲んでますよ。知り合いが通う病院は『薬がまだ家にある』と説明しても、どんどん出すそうです」

 多くのお年寄りが薬の世話になっているようだが、なぜ医師は飲みきれないほどの処方をするのか。製薬業界関係者は言う。

「薬を出さない医師に対しては、患者の風当たりが強いんです。とくに高齢者。『患者受け』狙いの処方です」

 背景の一つには、お年寄りたちの「口コミ圧力」があるようだ。悪い噂が広がると、病院も困るのだろう。

 一方、同じような風邪や胃腸炎でも、病院によって処方の量や種類が違うという経験もあるだろう。総合病院に勤務経験のある開業医は打ち明ける。

「患者が大病院に殺到しすぎるんです。早く納得して帰ってもらうため、仕方なく患者に薬を出しているような状況です」

 患者が薬を求めている光景が浮かぶ。

●薄くなる薬価差益

 医師には薬を処方するメリットがあるのだろうか。20年ほど前までは、確かにメリットがあったようだ。

 ある開業医は言う。

「昔は薬を出すほど儲かりました。父も医者ですが、当時は薬を5箱買うと、もう1箱がおまけで付いてきた。製薬会社からの接待といえば、飲み食い、ゴルフ、キャバクラですね」

 製薬会社の社員も、医師への接待営業を懐かしむ。

「他社の営業ですが、昔は大学病院の勤務医が開業すると、薬を採用してもらいたくて、中に薬を満載した車をプレゼントした、なんて話も聞きました」

 医師は薬を出すと、国が定めた薬価をもとに薬代を計算し、医療保険に請求する。薬の仕入れ価格は薬価よりも安いので、儲けが生じる。いわゆる「薬価差益」で、かつては病院の大きな収入源になっていた。

 しかし、これが「薬漬け」につながるという指摘があり、不透明な薬価差益の実態に批判が集まった。

それを背景に、1990年ごろから病院は診療、調剤は薬局という役割分担によって医療の質を向上させようと、国は「医薬分業」を推進。経営が別の薬局で調剤する「院外処方」が増え、今ではおよそ7割を「院外」が占めている。

 差益自体も薄くなっている。国は薬価基準を、おおむね2年に1度改定する。膨らむ医療費を抑制するため、マイナス改定がほとんど。薬を多く出せば儲かる構図は崩れ、金銭的なメリットから過剰な処方をするインセンティブは薄れている。

●薬減らし歩けるように

 患者が薬を暗に求める実態がある一方、医師の側にも問題があるようだ。都内のある医師は声をひそめて言う。

「血圧と違い、心は数値化できません。過剰な処方は精神系の疾患に多いんです」

 ある日、「新横浜フォレストクリニック」(横浜市港北区)に、認知症の男性Aさん(79)が家族と訪れた。直前まで総合病院に通っていたが、ふらつきがひどくなって歩けなくなり、車いす生活になったという。

 Aさんは6種類の薬を併用していた。薬の多剤処方が原因と考えたクリニックは、まず3種類を減らした。すると、3日後に歩き始め、2週間後にはふつうに歩けるようになった。中坂義邦院長は、こう指摘する。

「薬を増やして悪化する『パニック処方』の結果です。薬には依存性もあるから、減らすのが難しい。病気を治すための薬が、多剤、大量の処方によって逆に患者を苦しめています」

 精神系の薬の処方のあり方は、働き盛りの世代も無縁ではない。2000年前後から製薬会社などが「うつは心の風邪」という啓発キャンペーンを繰り広げた結果、「心療内科などを受診するハードルが下がった」(日本医科大学特任教授の海原純子医師)のだ。ここ2、3年は、とくに外来受診する会社員が多いという。

 それにしても、どうして患者を苦しめるほどの多剤処方が起きるのか。「吉井クリニック」(大阪府吹田市)の吉井友季子院長は、こう説明する。

「多剤処方された患者さんの薬の内容をみると、診察のたびに違う症状を訴えた結果、種類が増えたようです」

「こころと身体の痛み」の治療を専門とする「カワバタクリニック」(同)の川端一永院長の見方も同じだ。

「(原因不明の体調不良を訴える)不定愁訴が増えています。明確な症状ではないグレーな症状だけに、医師によって診断がばらつくのです」

 そもそも医師たちは医学部で「教科書にない『さじ加減』こそ重要」と教えられ、かなりの裁量が認められてきたことが背景にある──という医療関係者もいる。

●最新科学に基づく医療

 多剤処方すると、薬の「飲み合わせ」の問題が生じる。薬の開発においても、それは考慮される点だが、製薬関係者によると、臨床試験(治験)で3種類以上の飲み合わせを調べた薬は、ほとんどないのが実情という。

 処方量も大人向けと子ども向けは分かれているが、50代と80代でどのように量を変えればいいのか、明確な基準がない。体内で薬を代謝・排泄する能力は、高齢になるほど落ちる。同じ年齢でも老化の状態は人によって異なる。過剰な処方は患者にとって害になるが、錠剤だと量の細やかな調整は難しい。

 多剤処方や過剰処方は、「お薬手帳」で防ぐことができそうだが、これも効果は薄いようだ。院内処方を続ける「五本木クリニック」(東京都目黒区)の桑満おさむ院長は言う。

「意義が理解されていません。薬歴管理もせずにシールを発行し、保険点数稼ぎをする薬局もあります。健康保険証カードに薬歴情報を出入力できる仕組みにすれば効果的なのですが……」

 最寄りの「かかりつけ医」であれば、薬歴を管理してくれそうだが、最近はその存在感が薄れている。「名医紹介本」やインターネットによる治療実績情報の検索の結果、総合病院や「名医」に患者が集中するようになったからだ。

 一方、海外に目を向けると、こうした診断や処方のばらつきを正す動きが進んでいる。信頼できる科学的根拠(エビデンス)に基づく医療「EBM(Evidencebased Medicine)」だ。

 ハーバード大学公衆衛生大学院で医療マネジメント・医療政策を学び、現在も米国の病院で医療の安全と患者の参加について研究する一原直昭医師によると、米国では医療のばらつきに伴う有害事象に早くから関心が高まっていたという。そこで、病気の発生や治療効果を数量的に調べる方法(臨床疫学)や、検査や治療の判断を確率論で考える学問(決断分析)が発展。それらを背景に91年ごろ、EBMが体系化されたという。

 90年前後には、ジョンズ・ホプキンス大学などの研究グループが医療の有害事象について調査。99年に医療の安全性に関する報告書が発表された。そのタイトルは「人は誰でも間違える」だ。こうした研究をベースに、どのようなプロセス、ルールで行われた臨床試験ならば信頼性があるのか判断する方法が、米国では確立していった。

●医師のさじ加減狭める

 日本でも、処方のばらつきに伴う有害事象の調査は行われている。京都大学などの研究グループが04年、都市部の三つの中核病院の患者3459人を調べたところ、薬剤投与による有害事象が726人に1010件も認められた。このうち14人は死亡し、命にかかわる被害が46人、消化管出血や発熱、血圧低下など重度の被害は272人に上った。うち141件は医師や薬剤師のミスだったという。

 こうした実態調査や米国で医療を学んだ研究者らを通じて、EBMは国内にも広がってきた。一原医師はEBMの意義について、こう解説する。

「患者の年齢や性別、既往症も含め、これらの最新の試験結果や論文を活用し、医師による“さじ加減”の範囲を狭めようとするものです」

 実は、性別や既往症などを入力したり、照らし合わせたりして標準的な治療や処方を導き出す「診断アルゴリズム」というものがある。各疾患の学会などが提唱している治療のガイドラインだ。ネットで簡単に調べられ、これを使ってEBMを実践する医師も増えているという。

 EBMが医療現場に浸透し始めたのを機に、製薬会社の営業手法も変わってきている。ある医師は言う。

「以前は有名な医師の採用事例などを宣伝に利用するイメージ戦略でした。いまは最も信頼できる『エビデンス』をマーケティングに活用しています」

 この動きと足並みをそろえるように、製薬会社による接待攻勢も、なりを潜めるようになったようだ。

 もっとも、EBMには異論もある。それは次のようなものだ。

「EBMは統計学的な確率論。行き過ぎれば、医師はみな『金太郎アメ』になる」(開業医)

「単に言葉が出てきただけ。昔からEBMは実践している」(別の開業医)

「金融自由化と一緒。米国が仕込んだ医療ビジネスの方便」(製薬社員)

 こうした見方に対し、一原医師は、こう話す。

「科学に完全はありません。EBMを活用しつつ、最後は“さじ加減”ではないでしょうか」

「キャップスクリニック代官山T・SITE」(東京都渋谷区)の白岡亮平院長が今後のカギとみるのは、医師と患者それぞれへの「教育」だ。

「患者には小さな頃から医療を学ぶ時間を設け、医師も医学に限らず、診療報酬制度や運営財源も学ぶ。両面からやることで、より良い医療の標準的な姿が見えてくるはずです」

どこでわかる? 命を預けていい医師、ダメな医師

医師の本音を探る「逆質問」

■90度に座るのは×。ゼロ度に座るのは◯

「世界的に見て日本の医療レベルは高いのに、患者の満足度は低い」と言われる。

大きな理由の一つは医師のコミュニケーション不足にある、と語るのは天野慎介氏だ。「医療現場の忙しさに加え、かつての医学部には患者との模擬面談の講義がなかったことが背景にあります」。

天野氏は、27歳のときにがんの一種、悪性リンパ腫に罹り、2度の再発をもくぐりぬけた、がんサバイバー。現在、患者の会の代表や、がん医療に関する政府審議会などの患者委員として活躍し、病院やがん医療の実情に詳しい。

当たり医師か、ハズレ医師か。コトは命に関わる一大事だ。いかに見極めるか。

「理想は、患者の話によく耳を傾け、診察や手術のスキルが高い医師でしょう。でも完璧な医師はいません。加えて、現在は1人のエース的なドクターに依存せず、チーム医療を組む現場が多い。そうなるとコミュニケーション力のある医師を求める患者は多いですね」

天野氏は自己体験を踏まえ、コミュニケーション力のある医師は、診察室での「座り方」が違う、と語る。医師は電子カルテ上で患者の症状の入力や診察の履歴の確認をすることが多い。

「事務的な作業をする際、医師が患者に横を向けるのはしかたがありません。しかし、いい医師は不安でいっぱいのがん患者の心理をよく承知していますから、きちんと目を見て話しますし、どんな症状なのかを患者さんのペースに合わせ、話を途中で遮らないで聞き取ります。

アイコンタクトだけでなく、患者と体を向かい合わせることが習慣付いています」

つまり、患者に対して90度に座る医師ではなく、ゼロ度の医師を選べということだ。天野氏の主治医はがんが再発して絶望の淵に突き落とされていたときに目と体を向けて次のように語ったという。

「天野さん、われわれ医療者はどんな状況でもできることがあると信じています。一緒に頑張りましょう」

その眼差しからは、その医師のドクターとしての熱意と「決してあなたを見捨てたりしません」という慈愛のようなものを肌で感じたそうだ。

「がん治療は日進月歩していますが、それでもがん患者の約半数は助からずに亡くなります。その現実を知っている患者に寄り添い、治療時に並走してくれる医師の存在こそが最も効き目のあるクスリとなるのかもしれません」

天野氏には、前出の担当とは異なる医師とのあるコミュニケーションがきっかけで心の交流ができるようになった経験もあるという。その医師は治療の一環で、天野氏に、ある臨床試験の抗がん剤をすすめた。効くか効かないかはわからない。でも、副作用があることは確実だ。

答えに窮した天野氏は「先生が患者ならどうしますか」と聞いた。医師の答えは「私なら、受けません」。ならば、なぜすすめたのかと問うと、「すみません、仕事の一環だからです」。その潔い回答、心をオープンにした“ぶっちゃけトーク”に医師の誠実さを感じたという。

医師の本音や人柄を探るため、「先生ならどうしますか」と逆質問する手はありだろう。

■面談時間が押す医師は面倒見がいい

医師とのコミュニケーションは、通常の外来の診察のほかに、面談の時間を設けてする場合もある。天野氏によれば「多い場合は、1人のドクターが数百人の患者を受け持っている」こともあり、外来では「3時間待ちの3分間診療」といった事態もしばしば発生する。そこで、がん治療の選択など、重要な案件は別時間を予約することになるのだが、命を預けていい医師ほど「予定通りに面談が始まらない」傾向があるという。

「時間にルーズなだけの医師は別にして、時間が後ろへずれてしまうのは、むしろ患者との会話を重視している証しと言えると思います。私は今も定期的に医師と面談しますが、予約は午後2時なのに始まるのが午後5時なんていうことも珍しくありません。仕事への影響も大きいのですが、そうした日は午後のスケジュールを全部あけるようにしています」

一方、コミュニケーション力以外で、信用できる医師の条件とは何だろうか。

当然のことながら、セカンド・オピニオンを申し出たときに嫌な顔をせず了解する、診察や面談時に患者がメモを取ることを認める(可能ならばICレコーダーなどでの録音などを許可する)といったことは命を託す医師選びの前提条件だ。

そうした「基本」に加えて、天野氏が挙げるのが「1人で抱え込まない医師」だ。

医師とて、スーパーマンではない。だが、過去に手がけた手術症例数が乏しい患者に出くわしても無理をして引き受けてしまう医師は少なくないのだ。

「正直に、『経験が少ないので、他の病院をご紹介します』と言えばいいのに言わない。ドクター独特のメンツやプライドなのかもしれませんが、患者にとっては命に関わることで、その後、治療がスムーズにいかないのは明らか。こうした例はとくに地方の大学病院に見られます」

「限界」を知っている(認める)医師や病院は逆に信頼できるということなのだ。

■手術・治療法を図解!「絵心ある人」は当たり

さらに、医師が考えた治療方法の説明内容も「信用できる・できない」を測る尺度となる。患者軽視も甚だしいが、医師のなかには「この治療方針でいきます」と一方的に通告するタイプがいるという。高齢の患者などは「頼もしい」と感じる場合もあるようだが、天野氏は言う。

「当然、きちんと選択肢を提示する医師こそが望ましいです。そして、治療のメリット・デメリットを説明すること。それも患者が腑に落ちるまでわかりやすい用語で。また、言葉だけでなく患部の様子や手術の方法をシンプルな図解にしながら」

医師に必要なのはインフォームド・コンセント(説明と同意)と言われるが、天野氏に言わせれば「“説明と説明”つまり、患者からの説明や希望にも耳を傾けることが重要です」。そして、状況に応じて、患者にとって耳障りなことも言葉を選んで言える医師。

そうした本物のプレゼン力があることがいい医師の要素なのだ。

読者のなかには、医師選び=いい病院選びと考える向きもあるだろう。その場合、陥りがちなのは、がんセンターや有名大学病院至上主義だ。確かに先進的な治療を受けられることもあるが、常にひどく混雑していることを覚悟すべき。

「1人の医師の仕事量も膨大なものになり、結果的に、『医師が話を聞いてくれなかった』と見捨てられたような気持ちになる患者さんは少なくありません。個人的には、病院を知名度やブランドで選ぶのではなく、自分のがんをきちんと診察してくれる専門の診療科がある病院に行くことが大事だと思います」

なお、「いい医師」情報は、各がんの患者会から教えてもらうという手もある。

■命を預けてもいい医師チェックリスト

[1]患者とアイコンタクトをとり、体をきちんと向かい合わせる
[2]「患者と医師」ではなく、「人と人」として本音トークできる
[3]「患者の話」を途中で遮ることなく、聞いてくれる
[4]診察・面談時に患者がメモや録音することを許可してくれる
[5]セカンド・オピニオンを嫌な顔をせずに許可してくれる
[6]「ゴッドハンド」でなくても、しっかりチーム医療に徹する
[7]大病院、有名病院の医師より自分のがんの専門診療科の医師
[8]わかりやすい言葉や図解によって病状や治療法を説明する
[9]各がんの患者会が推奨する医師(ただし情報は玉石混淆)
[10]「標準治療」ができる病院で、手術症例数の多い医師

※[10]の「標準治療」を実施する病院(全国397カ所のがん拠点病院)の情報は、国立がん研究センターのHP「がん情報サービス」に症例数とともに掲載されている。

このほか、巷の「いい医師」ランキング本や雑誌の記事はあくまで参考程度にすべし。以上、天野慎介氏の話をもとに作成。
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NPO法人グループ・ネクサス理事長
天野慎介(あまの・しんすけ)
2000年、27歳でリンパ腫を発症、化学療法、放射線療法、造血幹細胞移植などによりがんを克服。13年春まで務めた厚生労働省がん対策推進協議会会長代理のほか、文部科学省や医療機関の委員を兼務している。

「経験の豊富な医師がいる病院を探したい…」 そんなニーズに役立つかもしれない「DPC」って何?

病気や怪我で病院にかかるとき、だれしも思うのが「腕のいいお医者さんにお願いしたい」ということ。しかし、これは素人にはなかなか判断ができないことです。

2011年に厚生労働省が行ったアンケート調査でも、外来患者の病院の選び方の上位には、「以前に来たことがある」「自宅や職場に近い」といった便利さの項目が上位を占めています。

しかし、もっと客観的な方法として、自分と同じ疾患の診療数が多い病院に行く、というのもひとつでしょう。近年では、全国のDPC対象病院から集めた「DPCデータ」というものが蓄積されているため、不可能なことではありません。

◆そもそもDPCって何?
DPCとは2003年4月に特定機能病院など一部の病院に導入された新しい診療報酬制度「包括払い方式」のことです。

簡単に説明すると、入院した患者に対するある治療行為が、厚労省が定めた診断群(1572分類)のどれかに当てはまった場合は、入院料や注射、薬剤料等は、それぞれ個別の治療行為による出来高加算ではなく、

1日あたりで包括して評価し、一定額の支払いで済ます、というものです。

もちろん手術や麻酔など、は、従来の出来高払いを適用し、医療費を決めます。

DPCを導入するメリットのひとつとしては、診療報酬が一定なので、病院は無駄な治療をやめ、できるだけ短期間で治療を完了しようとします。その結果、患者も支払う医療費が安く済むのです。

◆DPCデータで各病院の診療状況が見える
DPCでは、全国統一式で患者の診療情報の電子データが記録されています。

例えば、患者の基本情報、病名、術式、各種のスコア・ステージ分類、診療行為、医薬品、医療材料、診療科、病棟、保険種別などを記号に置き換えてデータ化。

こうした情報を全国1753あるDPC対象病院において収集し、解析することで、「いつ、だれが、どこで、どんな治療を、どれほど」行ったかが分かるのです。

したがって、「●●病院では、▲▲病の治療や手術実績が多い」という客観的な数字も知ることもできます。

◆私たちでも使えるDPC公開データが登場
厚労省によって収集、解析されたDPCデータは、「DPC導入の影響評価に関する調査」として年1回、ホームページで公開されています。しかしその量の多さから、一般の人はとても読み取りづらいものです。

そこで近年、DPCデータを使いやすくしたインターネット上のサービスが登場してきました。

そのひとつが、「病院情報局」http://hospia.jp/hoslist当サイトを運営する(株)ケアレビューでは、膨大なDPCデータをもとに、探したい疾患の患者数や手術の症例数を、都道府県別に検索できるようにしました。

「患者数の多さ」、「在院日数の短さ」で各病院がランキングされて表示されるのです。

残念ながら、手術の成功例数までは読み取ることはできませんが、患者が多い、手術件数が多い、ということは「経験の豊富な医師がいる病院」というひとつの判断基準をもって、病院を選ぶことができます。

トンデモ歯科医の見分け方 出身大学の偏差値の把握も必要

 削らなくていい歯を削っていたり、抜かなくていい歯を抜いていたり、世にあふれるペテン歯科医。

そもそも成り手に問題が多いと言うのは『この歯医者がヤバい』(幻冬舎新書)の著者でサイトウ歯科医院(東京・渋谷)の斎藤正人院長だ。

「大学の歯学部は医学部に入れなかった挫折者や親のコネ入学が少なくない。定員割れで名前を書けば入学できるような歯学部もあります。ハッキリ言って、知識レベルに不安のある人間が歯科医になっているケースが多いんです」

 斎藤さんの知る歯学部学生には「鶴岡八幡宮」を「つるおか、やはたみや」と読んだり、「静脈」を「せいみゃく」と大真面目に読むツワモノまでいるという。

 2014年、歯学部全29校における国家試験の合格率は63.3%で医学部の国家試験合格率90.8%と比べかなり低い数値だった。最下位の大学にいたっては23.6%で4人に1人しか合格していない。

 こうした学生が何年も国家試験に落ち続けてやっと合格し、歯科医となっているのが現実だ。しかも、その後鍛練する機会は少ないと医療ジャーナリストの田辺功さんは言う。

「ほとんどの一般病院は歯科を併設しておらず、多くの歯科医が開業します。しかも医科のように複数の医師が切磋琢磨することが少なく、歯科医はデタラメ治療がまかりとおりやすい。

例えばインプラント治療ではメーカーの講習を2~3日受けただけで施術を始める歯科医もいる。歯科医の質がチェックされないことが最大の問題です」

 現在までインプラント手術中の事故など、歯科関連の重大事故が多々起きている。大切な歯を守るため、歯科医をどう見分ければいいか。何より大切なのは歯科医のコミュニケーション能力だ。

「患者の相談や悩みによく耳を傾けて、どんな治療を望むか確認してくれる歯科医は信頼できます。治療法をしっかりと説明し、患者の同意を得る『インフォームド・コンセント』を心がける歯科医がおすすめです」(斎藤さん)

 治療のやり方も大きなヒントになる。

「最近は患者の顔を見ず、レントゲンやCTを眺めるだけの歯科医が多いが、治療の基本は患部に触ることです。

腐敗や薬の染み具合を確認するため、患部の匂いを嗅ぐことも重要。五感をしっかり使って治療する歯科医は信頼できます」(斎藤さん)

 歯科医の腕を知るには“身辺調査”も有効だ。

「歯科医は経験がものをいうので、なるべく歯学部卒業後10年以上の歯医者を選びたい。また、偏差値下位の私立大学歯学部出身の歯科医には注意が必要です。

他の先生から教科書通りに指示された治療はできても、実際の現場で状況に応じて自分で考え、判断を下すことができない歯科医が多いからです。厳しい見方ですが、歯科医の知性やレベルはある程度、偏差値で判断できます」(斎藤さん)

信用できないヤブ・歯医者の特徴5個

今や“コンビニの数より多い”ともいわれる歯科医院。特に都市部だと、歯科医院のわずか数軒先に別の歯科医院があったり、同じビルのなかに複数のクリニックが入っていたりするなんてことも珍しくありません。

こんなにも数が多いからこそ、歯科医院は実に玉石混交。つまり、歯科医選びを誤ると、とんでもないヤブ歯医者に当たって、あなたの歯にとっても財布にとっても“痛い”ことになりかねないのです。

そこで、歯科医院のコンサルティングを行っている株式会社デンタル・マーケティング代表の寳谷光教(ほうやみつのり)さんから、危ない歯科医院の見分けかたを教えていただきました。

今回はまず“治療”の観点から、ヤブ歯医者の特徴を5個お届けしたいと思います。

■1:すぐ削りたがる、抜きたがる

虫歯の治療といえば、歯を削ったり抜いたりすること……というイメージがありませんか? 実は、歯を削ったり抜いたりすることは、患者にとってよい治療とは限りません。むやみに削ったり抜いたりすることで噛み合わせが悪くなり、かえって虫歯ができやすくなるおそれもあるのです。

もちろん、歯の状態によっては本当に削ったり抜いたりが必要なこともあります。ただ、口のなかをちょっと見ただけで「じゃあ、削りましょうね」「これはもう抜くしかありません」と治療方針を決定してしまう歯医者は、あまり腕がいいとはいえません。

■2:新しい技術をとりいれていない

虫歯が気になるけれど、あの「チュイーン!」が怖くて、どうしても歯科医院に行く気になれないという人は多いと思います。

でも、「虫歯治療は痛くて当たり前」というのは、かなり古い考え。今は、虫歯菌の殺菌やレーザー治療など、なるべく痛みが少なくて済む技術がどんどん開発されています。

どうせ治療するなら、従来型の“とにかく削る、抜く”という治療メニューしか用意していない歯科医院よりも、新しい技術をとりいれている歯科医院のほうがオススメです。

■3:インプラント治療ばかり勧めてくる

歯科医院での新しい技術といえば、“インプラント”というものを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

インプラントとは、一言で説明すると、“歯の抜けた部分に人工の歯を埋め込む”という技術です。いわゆる“入れ歯”は歯茎のうえに乗せるものですが、インプラントは根元から埋め込むので、“自然の歯に近い”というのが売り文句です。

最近はこのインプラント治療に積極的に取り組んでいる歯科医院もありますが、眼科でいうところの“レーシック”と同様、それなりのリスクもありますし、お金もかかります。

ですから、リスクについての十分な説明もないまま、やたらインプラント治療を勧めてくる歯医者にはちょっと要注意です。

■4:場当たり的な治療で“予防”に目が向いていない

“ただ悪いところを治療して終わり”というのは場当たり的な発想です。治療によって一時的に痛みがなくなっても、またすぐに口内トラブルが発生して歯科医院に駆け込む羽目になりかねません。

ただ治療を行うだけでなく、生活習慣や噛み合わせなどの観点から、予防についてのアドバイスをしてくれる歯医者なら、本当に患者の歯の健康を考えてくれていると評価していいでしょう。

■5:治療前後のカウンセリングが不足している

歯科に限らず医療全般において、今や“インフォームド・コンセント”は不可欠です。治療方針についてろくに説明もしない歯医者は信用できません。

まともな歯医者であれば、患者さんに鏡や写真で歯の状態を見せながら、どのような治療が必要なのかきちんと説明します。

また、上の“場当たり的な治療で予防に目が向いていない”という項目とも関係しますが、ただ治療するだけでなく、再発防止に向けた指導をしてくれる歯医者であれば、より信頼できるといえるでしょう。

以上、危ない歯医者の特徴5個をお届けしましたがいかがでしたか? もし、あなたのかかりつけの歯医者に当てはまってしまうなら、この機会によりよい治療サービスを提供してくれるクリニックを探してみてもいいかもしれませんね!

こんな病院には絶対行きたくない! あってはならないドクターの「好きな言葉」30連発

こんな病院には絶対行きたくない! あってはならないドクターの「好きな言葉」30連発

病院を選ぶ際に、「医師の質」は非常に重要である。そのため某有名病院のように、CMで「ドクターの好きな言葉」を発表して、医師の誠実さをPRしているケースもある。

そこで今回は、その某有名CMになぞらえて、あってはならない「ドクターの好きな言葉」を紹介したい。「もしあのCMに、こんなドクターが出てきたら……」と想像しながら、以下を読んでみよう。

【あってはならないドクターの「好きな言葉」30連発】

1. 好きな言葉は「下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる」です。
2. 好きな言葉は「まつり縫い」です。
3. 好きな言葉は「月月火水木金金」です。
4. 好きな言葉は「目分量」です。
5. 好きな言葉は「飛んで火に入る夏の虫」です。
6. 好きな言葉は「羊頭狗肉」です。
7. 好きな言葉は「確変3連チャン」です。
8. 好きな言葉は「グレーゾーン」です。
9. 好きな言葉は「大四喜十二枚爆弾」です。
10. 好きな言葉は「おまえ達に出来ることは長生きだけだ」です。
11. 好きな言葉は「フリーハンド」です。
12. 好きな言葉は「風が強い日はアウトコース有利」です。
13. 好きな言葉は「当たるは運。当たらぬは運命」です。
14. 好きな言葉は「金は命より重い」です。
15. 好きな言葉は「俺流」です。
16. 好きな言葉は「アルコール、ドラッグ、ロックンロール」です。
17. 好きな言葉は「写真指名無料」です。
18. 好きな言葉は「ぺぺ」です。
19. 好きな言葉は「ミニにタコ」です。
20. 好きな言葉は「鉗子と呼ぶな。フライングVと呼べ」です。
21. 好きな言葉は「3秒ルール」です。
22. 好きな言葉は「ドゥーン」です。
23. 好きな言葉は「過払い金が戻ってくる」です。
24. 好きな言葉は「ヘロインもひとつの生き方」です。
25. 好きな言葉は「肉を斬らせて骨を断つ」です。
26. 好きな言葉は「見る前に跳べ」です。
27. 好きな言葉は「野菜マシマシチョモランマ」です。
28. 好きな言葉は「パリピ」です。
29. 好きな言葉は「誠意大将軍」です。
30. 好きな言葉は「女は顔」です。

個人病院は人気がある? 総合病院では味わえないおすすめポイント

「どこの産院が良かった?」ママたちの会話でよく耳にするテーマです。一般的に総合病院と個人病院に分かれますが、個人病院の扱いが好き・メリットがあると考える人が多いように感じます。なぜなのでしょうか?

■この病院で産みたい! と思わせる先生の人柄

「無痛・和痛もなく、建物もそんなに新しくない昔からある病院なのに、すごく患者さんが多い個人病院でみてもらっています。上の子のときは、総合病院だったんですが個人病院ってどこもこんなに人気なんですか?」という意見がママスタに寄せられています。実際、どうなのでしょうか?

『私の場合、ものすごく怖い先生だったんですよ。だけど通っていくうちに、とっても親身になってくれるし良い先生なんだってわかったんです。だからこんなに古い病院なのに、患者さんが多いんだな~って。やっぱり個人病院の場合は、先生とか看護師さん達の人柄で選ぶことが多いんじゃないかな?』

『先生の人柄もあるかも。個人だとずっと先生同じだし。一人目は個人で産んで良かったなぁ。料理も豪華で美味しかった。』

『私が産んだ病院は、先生が基本1人しかいないからお産が入ると午前診療でも14時とかまで待つこともあったけど激混みだったよ。地元の総合病院で医長さんやってた人で人気があった。サービスもだけど、やっぱり先生の評判って重要だし。』

■なんといってもごはんが美味しい! 個人病院のサービス

先生の人柄以外に個人病院の特徴としてよくあげられるのが“食事の美味しさ”です。バランスの整った美味しいごはんが食べられるとあって個人病院をリピートする人は多いようですね。

『最初からツインって病院とかもあるよ(笑) ソファーベッドが置いてある病院なら、使う(泊まる)だけなら無料。病院で毛布かりたり食事頼むと別料金って感じだった。持ち込み可だから、素泊まりにしても特に困らない。』

『分娩時に何かしらの異常があった場合には総合病院が良いとは思うけど、3回とも個人病院にした。やっぱりサービス的なものとか、あとはお部屋の関係かな。』

『個人病院は食事が豪華で美味しかったり、アロママッサージとかの産後プレゼントがあるからじゃない? 個人病院は割とどこも混んでるよ。』

個人病院を選ぶ人は先生の人柄、部屋、食事内容などで判断しているようです。ただ、入院・出産費用が高額というデメリットもあります。総合病院であれば出産一時金ですんでしまうケースが多いのに、個人病院だと思ってもみなかった出費をしいられることも。金額面も考慮して産院選びするといいですね。

「いいドクター」と知り合うための4つのポイント

思い切って不妊治療を始めたけれど、今行っている病院が自分に合っているかどうかわからない…という人、けっこういますよね。 特になかなか結果が出ないとなると焦りも出てきます。

そこで今日は、“今の病院がいい病院かどうか”を見極めるためのポイントについてお話ししましょう。

◆何をどこまでできるか、説明がありましたか?

「何をどこまでできるのか」は、不妊治療をしていくうえでは絶対に確認しなければならないポイント。不妊治療には検査から顕微授精までいくつか段階がありますが、不妊治療の病院ならどこでものぞむ治療が受けられるとは限らないからです。

事前にホームページなどで確認できればベストですが、「ホームページに予算をかけていないけど実直な治療をしてくれるクリニック」もなかにはあります。

ホームページであれこれ確認できなかったとしても、問い合わせや初診の段階である程度説明してくれる病院なら問題ないでしょう。
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◆成功率について現実的な話をしてくれますか?

不妊治療は魔法ではありませんから、絶対にうまくいくとは限りません。たとえば顕微授精の場合の成功率は15~25%程度というのが一般的。体外受精でも成功率はほぼ同じといわれています。

この数字に比べて極端に大きな成功率を掲げてくる病院はちょっとあやしいと思ったほうがいいかもしれません。逆に、たとえそっけなくても率直に現実的な話をしてくれるドクターは信用できると思って間違いないです。
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◆先生と相性がいいと思えますか?

いちばん大切なのは「先生と相性がいいと思えるかどうか」です。ただこれを見極めるのはとても難しい。

よく、「話をゆっくり聞いてくれない」「何だかそっけない」という悩みを聞きますが、気が済むまで話を聞いてくれないからといって、その先生が熱心でない とは限りません。

「説明にかける時間は最小限にして、そのぶんひとりでも多くの患者さんを診てあげたい」と考えているドクターもたくさんいるからです。

そういうタイプの先生は、どちらかというとドライな印象を与えがちですが、少なくとも「現在行っている治療」や「その治療の成功率」、「考えられるリス ク」についてきちんと説明してくれるなら、決して悪い先生ではありません。むしろ感情的にならないぶん名医といえるかもしれません。

いっぽうで、「ひとりひとりゆっくり話を聞いてあげたい」という方針のドクターももちろんいます。それはそれでとても心強いのは確かですが、そういった病院は予約が取りにくかったり、診察までとても時間がかかったり、ということも多いです。

◆自分でもある程度の情報を集めていますか?

自分でもある程度不妊治療についての知識を調べておくのも大切なこと。

一般的な流れから大きく外れた治療を行っている場合はすぐにわかりますし、「私は費用をこれくらいに抑えたい」「これくらいの期間で何とかならないか」等々、自分なりのこだわりを先生と率直に話し合うこともできるからです。

いずれにしても、不妊治療は長期戦になることがほとんど。最初のうちは合わない先生だなあ、と思っても、頻繁に通ううちに会話のコツをつかんでだんだん話しやすくなるということもけっこうあります。

ころころ病院を変えるとかえって効率的な治療ができなくなるので、結果がすぐに出ないからといって焦らないこと。治療を始めたら、よほど納得できないことがない限り、少なくとも1年ほどは様子を見たほうがいいかもしれません。

近所の病院選びでヤブ医者を見抜くコツ

払ったお金以上に価値のある商品やサービスが提供されることを消費者は期待するが、世の中は往々にしてその逆。なにも考えずに店頭に立てば、百戦錬磨の商人相手に、ハズレを掴まされるケースが多々あるのだ。

賢い消費者であるためには、どんな心構えと知識武装が必要なのだろうか

◆「近所でいいや」の病院選びが命取りに

 食べ物ならまずいの一言で済む話だが、命に関わる病院選びは慎重にいきたいもの。実際に治療を受けて人体実験する以外に有効な方法はないのだろうか。製薬会社のベテランMRである今井浩一さん(仮名・49歳)によれば、ハズレの飲食店を見抜く目が病院選びにも応用できるのだという。

「客の来ないラーメン屋がまずいのと同じで、患者が少ない病院は問題がある証拠。病院のドアを開けずに見分ける方法としては、休み明けの月曜日や花粉症のシーズンなど病院が混んでいるはずの時期に電話するのが有効です。空いていてすぐ受診できるという病院は、敬遠したほうがいいでしょうね」

 また、在籍医がしょっちゅう代わる病院にも注意したい。

「大学は関連病院への影響力を強めるために医師を派遣することがあります。こうした医師はどうせ1年で異動だからという気持ちが強く、長いスパンで患者と付き合う姿勢に乏しい。腰を据えた診療をしてくれないことが多いですね」

 病院の年間手術数も医者選びの参考になる重要ポイントだ。

「医療機器の発達によって医者間の技術差が少なくなってきているのですが、膵臓がんなど、より高度な技術を要するものは経験の差が如実に表れます。極端に手術数が他より少ない病院は避けるべきです。良心的な病院はホームページで手術数を開示しています」

 かかりつけ医の良しあしについても知りたいところだ。医療ジャーナリストの田辺功氏が注目するのは診療科目の数だ。

「医師が一人しかいない小さな診療所なのに標榜科がやたらと多い場合、注意が必要です」

 例えば、内科、リハビリテーション科、整形外科、皮膚科、耳鼻科、眼科すべてに精通していると主張する医師は誰が見ても怪しい。

「経験豊富な医者でも一人で持てる専門の数はせいぜい3つほどです。看板に掲げる科の数には一応、都道府県で制限があるんですが、罰則がなく強制力に乏しいのが実情です。だから経験がない科も申請して、標榜科を多くすることで患者を集めようとする医師が出てきたわけです」

 引っ越し先などでかかりつけ医を探す場合などに、役立つ手段として覚えておきたい。

【田辺 功氏】

医療ジャーナリスト。朝日新聞編集委員を経てフリーの医療ジャーナリストとして活動。著書に『心の病は脳の傷―うつ病・統合失調症・認知症が治る』(西村書店)など

最新の医療機器が揃っている町医者には注意が必要だと事情通

様々なメディアで名医のやよい病院の見つけ方、といった特集が組まれるが、それは大病院の話。だが、多くの人にとって本当に大事なのは町医者の選び方だ。

『実はすごい町医者の見つけ方』(講談社刊)の著者で、医療現場に詳しい長浜バイオ大学バイオサイエンス学部教授の永田宏氏(医療情報学)によれば、

「がんや脳梗塞、心筋梗塞といった重篤な病気の手術や治療をするのは確かに大病院の医師ですが、多くの場合、そうした病気の可能性を最初に発見するのは、

患者さんがふだんからかかっている地元の診療所の医師、いわゆる町医者です。逆に言えば、町医者が確かな“目”を持っているかどうかが重要なのです」

 最高の町医者を見つけるには、どんなことに気を配ったらよいのか。

 開業したてで最新の医療機器が揃っていると、どんな病気でも対処してくれそうだが、それも気をつけた方がいい。

「開業の際に最新の医療機器を一気に買い揃えた町医者には注意が必要です。多額の投資をしたので、やらなくてもいい診察、検査によって回収しようとする可能性があるからです。

超音波、内視鏡、CTなどはとくに効率が悪く、件数をこなさなければなりません。

 やたらと検査したがる医者は要注意です。開業医の本来の役割は精密検査が必要かどうかを判断し、必要なら大病院を紹介することです。

仮に自分のところで検査できるとしても、例えば糖尿病患者の場合、普通は2か月に1回の血液検査で十分です。なのに、毎月やるような医者は、儲け主義を疑っていいでしょう」(作家で米山医院院長の米山公啓氏)

女性看護師がすっぴんの病院はブラックな可能性も

医師よりも患者と接する機会が多くなる看護師。その待遇は病院の労働環境を判別するバロメーターだ。オーバーワークを強いる病院は医療リスクが高い「ブラック病院」である可能性が高いことから、できれば看護師がブラック労働を強いられているような病院は避けたい。看護師の労働環境を判断するための、病棟でチェックできる項目を挙げる。

■「若い看護師が多い」は喜べない

 現役看護師で作家の宮子あずさ氏がいう。

「全体的に若い看護師が多い病院には、経験豊富なベテラン看護師が不足しており、看護の質の面で不安がある。過重な労働を強いるために中堅の看護師が定着しなかったからという理由が推察できる。このような病院は若手も辛ければどんどん辞めていくので、看護師が“使い捨て状態”になっている可能性がある」

 先述の「経験者限定募集」と表裏一体の関係にあり、“若いナースが多い”などと浮かれてはいられない。

■患者対看護師の比率が「7対1」を超える

 病院の入り口の壁に掲げられる「施設基準」には、病院内の人員配置が示されている。そこに書かれている数字に注目だ。「7対1」とあれば、入院患者7人に対して准看護師を含めた看護職員が1人配置されることを示す。

「国の看護基準では患者7人に対して最低1人の看護師配置が必要とされていますが、実態は『15対1』となっている病院もあります。1人の看護師が受け持つ患者数が多いと負担が増すことになる」(病院経営の経験がある医師)

「施設基準」ボードが見当たらない場合は病院窓口で問い合わせてみるといい。

■化粧っ気がない

 複数の総合病院で勤務経験のある現役看護師(27)はこう明かす。

「肉体労働ですが、人と接する仕事なので見た目の清潔感には気を付けています。同僚がノーメイクで髪の毛もボサボサで出勤してきたりすると、最近夜勤が続いてよっぽど疲れているのかな、と心配になってしまいます」

ブラック病院の見分け方 新人医師の出身大学をチェック

医師の技術不足や過信といった医療行為そのものに落ち度があるケースを思い浮かべがちだが、実際には、医療スタッフによる「過労」を原因とするものが多いといわれている。働く人にオーバーワークを強いる「ブラック病院」ほど、医療ミスが発生するリスクが高い。その病院がブラックかどうか見極めるために、実際に病院でチェックするポイントを紹介する。

■常勤医が6割以下

 まずは病院入り口近くに貼られている「医師の外来診察表」で、常勤医と非常勤医の割合を確認してみよう。開業医の北野國空氏がいう。

「1週間のスケジュールのうち、常勤医が6割以下なら、その病院は医師が不足しています。経営の苦しい病院は、コストがかからない非常勤医を採りたがりますが、非常勤医は入れ替わりが激しく、患者はあまり頼りにできない。常勤医が9割以上の病院は経営が安定しているといえるでしょう」

 診察表に記載がなければ病院で確認できる。

■新人医師の出身大学をチェック

 病院の待合スペースでは、壁に掲げられていることが多い新人医師のプロフィールをチェックしたい。病院経営に詳しい医療サービスアドバイザー・武田哲男氏が解説する。

「新人医師の卒業した医大が院長や診療科長などと一緒だったら、病院側もある程度人物を知って選んでいます。

 全く系統の違う医大出身の医師だったら、病院の人脈や人材獲得能力が乏しく、仕方なく選んでいるかもしれません」

受付の対応が悪い病院はダメ? がんになった名医が語る病院選びの基準

心筋梗塞と脳腫瘍を患った経験を持つ亀田総合病院特命副院長、主任外科部長、内視鏡下手術センター長の加納宣康医師(64歳)に、いい病院を選ぶポイントについて聞いた。

*  *  *

 53歳のときに心筋梗塞と聴神経腫瘍(脳腫瘍の一種)を患い、治療を受けました。現在も血液をサラサラにする薬や脳神経を守る薬などを、朝6錠、夜7錠服用しています。

 心筋梗塞が起きたのは、地域の胃がん研究会に出席した後です。ドーンとからだが何かで突かれたような痛みと衝撃に襲われ、そのまま床に倒れ込みました。「これは、心筋梗塞だ!」と直感しました。

 救急搬送された最寄りの救命救急センターでカテーテル検査を受けたところ、やっぱり心筋梗塞でした。

そこで血栓を溶かし吸引する溶解吸引療法を受けました。もうろうとする中で、「このままだと心臓が止まる」「死ぬ」と思いましたが、一命を取り留めました。

 聴神経腫瘍が見つかったのは、心筋梗塞を発症した4カ月後です。インドに出張中、激しいめまいで歩くこともままならなくなったため、現地の病院へ。

そのまま入院となりました。帰国したのは、4日後で、当院でCT(コンピューター断層撮影)とMRI(磁気共鳴断層撮影)を受けたところ、脳腫瘍と診断されました。しかも担当医いわく「腫瘍が大きすぎて手術は困難」。ショックでした。

 でも、落ち込んでいるわけにはいかない。手術ができなければ、次の手段を考えるしかないのです。治療法を探し始めた矢先、同僚の小児外科医が放射線治療の「ガンマナイフ」が有効であると教えてくれました。

当時、当院はガンマナイフの設備がなかったので、症例数が最も多かった東京女子医科大学病院を受診し、治療を受けました。

 病院選びについて、症例数を重視することに異論を持つ方もいると思います。しかし僕も外科医の一人。

やはり「数=経験」であり、「経験=技術の高さ」だと考えています。僕自身も一人でも多くの患者さんに接して、少しでも多くの経験を積むことを目指して、ここまでやってきました。

 実を言うと、僕の病歴は心筋梗塞や聴神経腫瘍に限ったものではありません。幼稚園時にかかった髄膜炎に始まり、腎臓病、副鼻腔炎、虫垂炎、痛風……。これまでに数多くの病気を経験しました。

患者が医者になったようなものです。病気のことは患者さんにもオープンにしていますし、新聞の連載や本にも書きました。そういう意味では、個人情報の垂れ流し状態ですね(笑)。

 そんなわけですから、患者さんやそのご家族から相談を受けることが少なくありません。患者さん自身の将来のことや家族の病気のことを相談されたときは、お住まいのある場所など状況に応じて、他の病院を勧めることもあります。

当院は日本屈指のいい病院だと自負していますが、患者さんにとって行き来が便利なところを紹介することも必要ですから。

 高齢化が進み、持病を抱える患者さん、複数の病気を抱える患者さんが増えています。僕もその一人です。そうなると手術力のみならず総合力で患者さんを診て、支えることが重要。それができるのが、いい病院です。

 具体的にいえば、経験豊富な総合病院でしょう。がんの専門病院だと、心臓など他の臓器に病気があると「手術できない」と言われることもあります。手術数がある程度多い総合病院で、地元での評判や治療成績なども参考になると思います。

 あとは、受付の対応が悪かったり、説明なく待たされたりする病院はダメ。医師も病院のスタッフの一人であることを考えると、スタッフの教育の悪さは病院全体の総合力の低さ、医療レベルの低さを示しています。

いくら名医と称される医師がいたとしても、そんな病院にかかるのは避けたほうがよいと思いますね。

いい医者は結局病気が「治ったか、治ってないか」で決まる?

末期がん患者と若き医者の苦悩を描いた小説『悪医』の著者で医師の久坂部羊氏。そして、2009年に成人T細胞白血病(ATL)を発症、骨髄移植を受けて現在は回復している元宮城県知事の浅野史郎氏が対談を行った。テーマは「いい医者とは何か」――。

*  *  *

浅野:『悪医』を読んで、医者というのは、良心があればあるほど大変だな、と思いました。私の場合、幸いにして治療によって病気が治り、しかも素晴らしい先生ばかりに出会った。

病気になったのは不運だったけど、よいタイミングで病気がわかり、よい医療機関に受け入れてもらい、よい先生に担当してもらった。

久坂部:やはり結果が信頼関係の分かれ目だと思います。医者仲間で素晴らしいと称賛されている医者をボロクソに言う患者さんもいれば、逆に仲間内でどうしようもないと言われている医者を名医と崇(あが)める患者さんもいましたが、その評価は病気が治ったか治らないかで決まってしまう。

浅野:私の場合、初めて担当の先生に会った瞬間、信頼できる先生だな、とすぐに思いました。お顔から、声の発し方から、物腰から、この先生にまかせれば大丈夫だ、と思いましたね。

久坂部:確かにそういう名医もいると思います。でも最初から信頼した浅野さんの姿勢もよかったのかもしれません。

浅野:最近、信頼できる医者というのは、患者も一緒に作るものだ、と思うようになったんです。私も信頼するんだけど、お医者さんも私を信頼する。適切なコミュニケーション、情報交換の中で信頼が培われていく。

その結果、私は信頼できる医者を持った、ということですね。

久坂部:患者さんに信頼されているな、と感じると、医者もリラックスしますし、治療もやりやすいので、治療の結果もよくなるということもあるかもしれない。

一方、今、医療不信の時代で、医者に対する信頼感が落ちているなか、最初から猜疑(さいぎ)心を持っている患者さんもいる。そういう人に対してはこちらも身構えますし、防衛的になるので、実力が発揮しにくいでしょうね。

浅野:「治る可能性を高くする」ということに、自分自身が少しでも寄与するとすれば、良い患者になることだろうと。

久坂部:まさにそうです。医者がまっとうであるかぎり、医者を信頼することが、患者にとって最高の利益になるということは厳然たる事実ですよね。

誤診で死亡事故も!? 医師が教えるヤブ医者の特徴4つ

「医師が直伝!行ってはいけない危ない病院の特徴4つ」では、医師でジャーナリストでもある富家孝先生の著書『医者だから言える「行ってはいけない病院」』を参考に、信用できない危ない病院の特徴4つを紹介しました。

今回は同書から、あなたの病状を悪化させかねない危ない医師の特徴4つをお届けします。

■1:「様子をみましょう」が口癖の医者

病院で医師から「様子をみましょう」と言われた経験のある人は多いことでしょう。もちろん本当に様子を見たほうがいいこともありますが、あまりにも「様子をみましょう」が続く場合はヤブ医者の可能性が……。

<腹痛や発熱などは何日も症状が改善しないことはよくある。そんな場合、「とりあえず薬を出しておきますので、様子をみましょう」という医者は要注意だ(しかし、この時点ではダメな医者とまではいえない)。

必ずその後に「2、3日経ったら、またきてください」というはずである。

予定通り2、3日後に出向いて、また「とりあえず……」といったとしたら、それは医者が明確な診断ができていない証拠と考えて間違いない。こういう状態をくり返していながら、ほかの医者へは回そうとしないのが、ダメな医者である。>

逆に、自分の専門外だったり、手に負えなかったりする場合には、「様子をみましょう」でごまかさずに、他の病院を勧めてくれる医師は信頼に足るといえるでしょう。ズルズルと様子をみているうちに、手遅れになってしまうことだってありますから……。

■2:賞状マニアの医者

<待合室や診察室に数多くの賞状や感謝状を掲げている開業医や病院は意外と多い。著名人とのツーショット写真が飾られている場合もある。

(中略)

健康時ならいざ知らず、それらを見ているのは病気で体調を崩しているときである。そんなときに院長の自慢話を無理やり見させられるのは真っ平だ。患者に対する配慮よりも、自慢が先にたつような医者は疑ってかかる必要がある。>

飲食店でも、来店した有名人のサインやお店の掲載雑誌の切り抜きをやたら飾ってあるところって、評判ほど美味しくなくてガッカリすることがよくありますよね。

病院もこれと同じ。たくさん賞状があるからとって、名医であるとは限りません。逆に、腕に自信がないからこそ、見せかけの権威でごまかそうとしているとも考えられます。

■3:質問がヘタな医者

<開業医の診断力をチェックするには、その医者がどういう質問のしかたをするかを見るのが第一である。単純な質問に終わらないで、多角的に症状を尋ねるような質問のしかたが好ましい。

(中略)

腹痛を訴える患者に対し、「いつから痛みますか?」と聞くのは当たり前だとして、「どんなふうに痛みますか?」といった質問のしかたしかしないようでは、かかりつけ医として心もとない。>

患者は自分の症状をうまく言葉で説明できないことも少なくありません。

そこで、腹痛の場合、医者のほうから、「しくしくした痛みですか?」「さし込むような痛みですか?」「その痛みは右側には走ってきませんか?」といった質問で、患者の言葉をうまく引き出す必要があります。

さらに、「一昨日から何を食べていますか?」「熱はありますか?」「便秘や下痢は? 吐き気は?」というように、いろいろな角度から質問して情報を得なければ、早合点から誤診につながることもあるのです。

実際に、同書では、食あたりと診断された女性が、実は子宮外妊娠を起こしていて、卵管破裂により死亡したという痛ましい事例が紹介されています。

単純な質問だけで、「はい、診察終了」となる医者は、あなたの症状について重大な見落としをしているかもしれません。

■4:愛想がよすぎる医者

ニコニコして話しやすい医者と、しかめっ面で態度が尊大な医者ならば、断然、前者のお世話になりたいですよね。医療は医者と患者の信頼関係のうえに成り立つものですから、「この先生、感じがいいな」という医者を選ぶというのはまちがっていません。

ところが、うわべだけの愛想のよさを基準にすることには、落とし穴もあるようです。

<医者の心理として、自分に自信がない場合、愛想をよくしてカバーしようとする傾向があることである。

(中略)

表面的な親切がその医者の真実を語っているとは必ずしもいえないのが困ったところなのである。見かけだけのサービス、表面だけの親切には要注意である。

それを見抜くには相当な眼力が求められるだろうが、「どうも不自然に親切だな」と感じたなら、自分の直感を信じたほうがよいだろう。>

医者は患者の気分をよくすることよりも、病状を治すことが第一の使命。いくら愛想がよくても、親切そうであっても、病気やケガが一向によくならないというのは考えものです。

人当たりのよさが、本当に患者への思いやりから表れたものなのか、あるいは、単なるごまかしなのか、見極めは難しいところですが、上で紹介した「様子をみましょう」という口癖や質問のしかたなどとも組み合わせて、総合的に判断しましょう。

以上、あなたの病状を悪化させかねない危ない医師の特徴4つをお届けしましたがいかがでしたか? ヤブ医者にかかって、治るものも治らなくなったなんて悲惨なことにならないよう、これらの特徴をぜひ記憶しておきましょう!

別の病院への紹介状を依頼して嫌がる医師は失格との評

ただでさえワラにもすがる思いで病院に行ったのに、医師から不安をあおられたり、ときにはさらなる地獄を見せられたり。

あるいはいつも気になっていたけど、誰に聞いたらいいかわからない病院の謎について、医者であり医療ジャーナリストの森田豊さんが教えてくれた。

Q:紹介状の効力ってなんですか?――この質問にはどう答えるか?

「よく、個人病院で納得した医療を受けられず、紹介状を書いてもらいたいのにためらってしまう患者さんがいますが、決してためらわず申し出るべきです。

もし、紹介状を書いてもらいたいと医師に伝えたときに嫌がるようであれば医師として失格。即座に医療機関を変えたほうが賢明だと思います。

 逆に紹介状というと、医師同士のコネのようなイメージを持つ患者さんもいますが、それは間違い。

最初の病院で医師が診た所見や検査結果などを次の病院へと引き継ぐ役割を果たします。また紹介状なしで行くと高い場合には8000円以上の特定医療費を取られることもあります」(森田さん)

『医者に殺されない47の心得』著者が教える良い医師の選び方

『医者に殺されない47の心得』(アスコム刊)というなんとも“ショッキング”なタイトルの本が100万部を突破するベストセラーになった。著者で慶應大学医学部放射線科講師の近藤誠さんに、このような本を書いた理由を聞いた。

「日本では、世界トップレベルの医療がリーズナブルに受けられますが、“医療”すなわち医師や病院に対してモヤモヤとした不信感を感じている人が増えてきているのは事実。本書はそんなモヤモヤをはっきり指摘する内容になっているのかもしれませんね」(近藤さん。以下「」内同)

 目次には〈「とりあえず病院へ」は、医者の「おいしい」お客様〉〈医者によく行く人ほど、早死にする〉など、今までの医療に対する常識を覆すような言葉が並ぶ。

医師をむやみやたらに信じてはいけない時代に、医療とのつきあい方についての再考を迫る書だが、一方で私たちが医療と無関係に生きていくのはなかなか難しいのが現実。近藤さんに、医師の「おいしい」お客様にならずに上手につきあっていく方法を聞いた。

「“患者の目をみない医師はNG”という言葉をよく聞きますが、最近の医師向けセミナーでは、“患者の目をしっかり見て話しましょう”なんて教えられるんです。だから、医師の“態度”で良い、悪いを見分けようとするのは難しい。

 患者が毎日100人も来る医師に、人気の秘密を聞くと『診察が終わったら患者に近寄って握手して、耳元でまたおいで、とささやくといい』なんて言うからね(笑い)。確実なのは、診療行為から判断することです」

 では、具体的にどう判断すればいいのだろう。一つの基準は「薬は一度に3種類まで」処方する医師だ。

「薬が4種類も5種類もあったらどの薬が効いているのかわからない。例えば鎮痛剤と胃薬を一緒に出す風潮があるけど、胃薬の成分は結構強いんです。だから鎮痛剤をのんだ時に、実際に胃が痛くなった人だけのめばいいと一言いい添えるべき。薬は一度に3種類までで充分と心得ておいたほうがいいですね」

 また、病名をつけず「老化現象ですよ」と言ってくれる医師も良い医師だという。

「患者は病名がついたほうがなんとなく安心できるかもしれないけど、病気じゃなくて老化が原因のときだって多いんです。家や車と一緒で、人間もだんだん傷んでくる。

たとえば、年をとると血管が硬くなって血圧が少し高くなるんだけど、それを『高血圧なので薬を出しましょう』なんて判断しちゃう医師は全然ダメ。むしろ老化は自然現象なんだから、仲良くつきあっていく方法を考えないとね」

 さらには、検査データやレントゲン写真を躊躇なくくれる医師も患者のことを考えている。

「セカンドオピニオンを求めてほかの病院に行く場合、以前の検査データやレントゲン写真があったほうが良い。このときデータや写真の提供を渋る医師はNG。ぼくは今セカンドオピニオンもやっているけど、妥当な治療だなと思うのは1%くらい。

でも、今の治療をやめなさいとは言いません。セカンドオピニオンの意義は、治療の選択肢を増やしてあげることだと思っています」

仰天医師 薬の副作用見抜けず患者の体重65kgから42kgに激減

医師選びを間違ったために、悲惨な体験をした人も少なくない。明日は我が身か。他の人の教訓を生かして適切な医師選びを。今回はある会社員のケースを紹介しよう。

 会社員の清水浩子さん(仮名・50才)が母親(当時72才)にうつ病の兆候を感じたのは2年前。すぐに勤務先の健康相談室でメンタルクリニックを3か所紹介してもらった。

「中に“元サラリーマン”の肩書をもつ院長のクリニックがあり、心の問題は人生経験豊富な人がいいと、ここに決めたんですが…」

 当時を思い出したのか、清水さんの顔が曇る。

「初診時にじっくり症状を聞いてくれるのかと思ったら、母や私が話すことをひたすらパソコンに打ち込んでいるだけ。結局、うつの診断と3種類の薬を処方されただけでした」

 母親の症状はよくならなかった。月に1度通うが、「症状がよくならない」と話すと、そのたびに新しい薬が増えていく。薬の量とはうらはらに、母親の食欲はどんどん落ち、好物の和菓子も食べられなくなったほか、手が震える、ひとりでは起き上がれない、立って歩いているといきなり後ろにひっくり返るという症状まで出始めた。清水さんは思い切って医師に疑問をぶつけてみた。“薬を服用しても症状が悪くなっていくのはなぜか?”

「返ってくる説明がどこかうやむやで、なんとなく言いくるめられてしまう。質問中もずっとパソコンを見ていました。ただ、あまりしつこく聞くと母にとってマイナスになるのでは?という心配もあったので、納得がいくまで説明を求められませんでした」

 清水さんは再び勤務先の健康相談室を訪れ、相談した。すると、“うつの場合は効果が出づらいこともあるので1年くらい様子をみては?”という答えが返ってきた。

 そして、1年。思い切って、クリニックを変えてみた。その頃、母親の体重は65kgから42kgにまで減り、介護が必要な状態になっていた。

「新しい先生は30代くらい。若いので不安がよぎりましたが、“よく眠れますか?”“朝の目覚めはいかがですか?”と根気よく状態を聞きながら、薬の処方に反映させていくやり方に好感がもてました。

また、“服用している薬の副作用にパーキンソン病の症状が出るものがある”とすぐに指摘。手の震えや後ろにひっくり返る症状はパーキンソン病特有のものだったそうなんです」

 その後、わずか3か月で、副作用もおさまり体重も順調にふえている。

「42kg→60kg台にうれしいリバウンド(笑い)。しかし先生の対応によって、患者の症状がここまで変わるとは驚きました。今振り返ると、最初の医師に感じた不信感を、もっと早く解消すればよかったと思います」

 大好きな大福を「おいしい」と食べる母親を取り戻すことができてよかったと、今、清水さんは心から思っている。

主治医の選び方、セカンドオピニオン嫌がる医師はダメ

「記事に書いてあったから、という理由で『薬をやめる』と言い出す患者が多くて困っている」──最近、取材する医者からこうした不満をよく聞く。週刊誌やネットの記事が医者の言うことを聞かない「モンスター患者」を生み出しているというのだ。だがその逆に、ただ医者の言いなりに従うだけの「良い患者」は、実際のところ「医者にとって都合の良い患者」でしかない。

 是非はともかく、週刊誌による「飲み続けてはいけない薬」キャンペーンに対する反響の大きさは、患者が今後、医師とどう向き合うべきか、という問題を提起した。日本在宅薬学会理事長で医師の狭間研至氏はこう言う。

「何も考えずに医者の言いなりというのは問題ですが、何でも疑心暗鬼になるのも問題です。患者さんの中には、どこかにいる“スーパードクター”や“スーパー治療薬”がいつか病気をすべて治してくれるという『青い鳥』幻想を持っている人も多い。そうした幻想を捨て、信頼できる医者を身近に見つけることが重要です」

 信頼できる医者かどうかを見極めるポイントは何だろうか。

「いきなり『薬をやめる』と言うのではなく、『なぜこの薬を飲まないといけないんですか?』と質問してみるのはどうでしょう。そこで誠実な対応をしてくれる人は、信頼できる医師と言えるでしょう。患者の疑問にきちんと答えてくれない人や、自分の専門分野にしか興味を示さない人であれば、信用できないと言われても仕方ありません」(同前)

 第三者の視点を入れることも重要という。

「別の医者の意見を聞く『セカンドオピニオン』はもっと気兼ねなく受けたほうが良い。それでいやな顔をする医師を主治医に選ぶのはやめた方がいいと思います」(同前)

 地域医療機能推進機構・本部顧問、徳田安春・医師は「医療はチームでやるものという意識を、患者側も持つべきではないか」と指摘する。

「医者だけでなく、看護師、薬剤師、検査技師、ソーシャルワーカーなど、多くのチームで成り立つのが医療です。メディアもチームの一員と言っていいでしょう。そのチームワークを良くしていくことが、良い医療に繋がるのだと思います」

医師7万人のアンケート、ホームページで良い病院を判別するための5つのポイント

2015年6月6日(土)放送の「世界一受けたい授業」では、医師専用コミニュティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営する、石見陽(いわみよう)医学博士が講師として出演。

「MedPeer(メドピア)」に参加する7万人の医師ネットワークに特別アンケート調査を実施し、そこで集めた医師の”生の声”をもとに、石見医師が授業を行いました。

ここでは、番組内では放送されなかった調査結果の詳細や、医師から寄せられた具体的なコメントを公開。「はじめて行く病院。ホームページのどこを見れば良い病院だとわかる?」についてご紹介しましょう。

◆ホームページで「良い病院」と判断するための5つのポイント
症状によっては、「いつも行っている病院ではなく、専門医がいる病院を選びたい」ということはあるでしょう。

最近はインターネットで詳しく情報を発信している病院も多く、患者が選択する際の判断材料のひとつとなっています。しかしたくさんある情報のどこをみればいいのでしょうか?医師たちの意見として多かったベスト5をご紹介しましょう。

●1位 症例数(診療実績)
・自分が診察してほしい疾患の症例数を見る(40代、消化器内科、男性)
・外科であれば手術数、内科であれば入院患者数などを疾患ごとにホームページでチェックできるところが多いので、それをまずは比較したらよいのではないでしょうか(30代、呼吸器外科、男性)
・最近では各病院の各々の診療科において担当疾患の治療実績を公開しているので参考にすべきと考えます(50代、一般内科、男性)
・病院の規模や医師数も大事ですが、実際どれだけ診療しているかは大事な要素だと思います(30代、呼吸器内科、男性)
・自分自身が、手術でも心臓カテーテルでも内視鏡でも受けるなら、当然症例数、経験年数。実績のある医師にしてもらいたいから(50代、一般内科、女性)
・ただ数が多いというだけでもダメで一概には言えない部分もありますが、症例数の多さは経験数なのでいろいろなトラブルを回避するノウハウが蓄積しており、安全に手技が受けられる可能性が高いと思います(30代、皮膚科、男性)

●2位 何が得意か明確である
・専門分野の中でも得意分野が何であるか、が明示されており、それに対する信念、実績などが分かりやすく明示されているか(60代、循環器外科、女性)
・具体的な得意分野と代表的な治療法をチェックする(40代、産婦人科、女性)
・「何でもかんでもできます」というところより、「うちのココがウリです」というものが明確なほうがよい(30代、小児科、男性)
・循環器なら虚血性心疾患に強いのか不整脈に強いのか、消化器なら上部消化管・下部消化管・肝胆膵のいずれかに強いなど、明記してあるところは好感が持てる(30代、代謝・内分泌科、男性)
・病院・医師もすべてに精通・対応しているわけではないので、できるだけミスマッチを防げます(40代、消化器内科、男性)

●3位 常勤医師が十分にいる
・常勤で働く医師が多ければ担当患者数も少なくきめ細やかな医療ができる(50代、一般内科、男性)
・病床数と比較して常勤医が十分にいるかどうかは重要です。非常勤で水増ししている場合もままありますので。常勤にが十分にいると、迅速で的確な対応が期待できると思います。いくら科の数が多く医師数が多くても非常勤や週1回の外来だけの医師では対応が不十分でしょう(50代、一般内科、男性)
・医師の不足は、その病院の医療の質に直結します(40代、消化器外科、男性)
・常勤医の数が多ければ病院経営としても安泰であり医師も満足感を持ってしっかり仕事をしていることが多い。非常勤ばかりで構成されているような病院は職場に問題があったりすると思う(30代、腎臓内科・透析、女性)

●4位 派手な宣伝がない
・あれもやってます、これもやってます、自費診療がやたら多いものは注意。良い病院、流行ってる医療機関は、大々的に宣伝しなくても患者が集まります(50代、一般内科、女性)
・明らかに「自慢」を前面に出していないか、集患目的と思われそうなコメントがないかをチェックします(40代、耳鼻咽喉科、男性)
・特にテレビ、雑誌で宣伝しているような病院はよくない(50代、一般外科、男性)
・ホームページで見分けることは実際には難しいと考えるが、派手な宣伝・誇張した表現のあるところは個人的には避けると思う(40代、一般外科、男性)

●5位 医師の経歴
・出身大学と、大学卒業後の勤務歴をチェックする。知的レベルと医師としてどのような教育を受けてきたか、どのような医療を実践しているかがわかり、医師としての技能を推し量ることができる(50代、麻酔科、男性)
・大病院に勤務していればその最中は多くの臨床経験があったのでは、と推測します。もちろんすべてに当てはまることではないですが(40代、眼科、男性)
・出身大学、経てきた研修病院を見ます。有名な研修病院をへて、その後の経緯をみればわかります(30代、循環器内科、男性)
・勤務病院、科目研究歴、経験年数を見る。どこに力を入れているかがわかる(50代、皮膚科、男性)

メドピア株式会社が運営する「MedPeer(メドピア)」は、医師専用の会員制サイトです。

主なコンテンツには、「薬剤評価掲示板(薬剤のクチコミ共有)」「MeettheExperts(エキスパート医師への直接相談)」「インタラクティブ・ケース・カンファレンス(オンライン症例検討会)」「ディスカッション(掲示板)」「ホスピタル・レポート(勤務先・研修先の病院評価)」などがあり、”臨床の決め手がみつかるサイト”として、現在約7.4万人の医師(日本の医師の約4人に1人)が利用しているそうです。

「医師専用サイトMedPeer」
https://medpeer.jp

アンケート結果:医師専用サイトMedPeer調べ
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000010134.html

※Dr.アルなび 医師のアルバイト情報サイト
※Dr.転職なび 医師の転職情報サイト▽勤務時間のご希望がある方

50年も医療に向き合った「96歳女医」が語るドクターの選び方

1920年に大分県で生まれ、現在96歳の梅木信子先生。18歳のときに出会った夫梅木靖之さんと23歳に結婚しますが、結婚式は遺影と行うことに。婚約者だった夫は、戦死してしまったからです。

その後「戦地に赴き、死んで婚約者と一緒に靖国に往く」ことを目的に、東京女子医科大学に入学。それから壮絶な人生を経て女医となり、いまなお現役でいらっしゃいます。

先生が新著『ひとりは安らぎ感謝のとき』(KADOKAWA)のなかで語る健康や食についての考え方は、現代を生きる私たちにも必見です。

■梅木先生が語る「ドクターの選び方」

50年も地域医療に向き合った梅木先生から見ると、日本ではどうしても大病院志向の人が多いのだとか。

たとえば夜中に卒中発作を起こしたとき、いつもかかっている大病院が遠い場合、救急隊員が必死に診察を受け入れてくれる近くの病院を探します。

しかし、そうして受け入れられた病院では病歴がわからないため、改めて検査をすることに。ところが、その間に亡くなってしまうことも多々あるそうなのです。

そのため、梅木先生はホームドクターを持つことを強くすすめています。常に全身を診てくれて、でも専門外はさっさと紹介状を書いてくれる先生がいいと。

また、病院やドクター選びの注意点として、先生自身なら「患者さま」と呼ぶ病院はまず敬遠するそうです。そういう病院は、経営面ばかりが前面に出ているものだから。

かといって、患者に気が回らない病院もダメ。まったく診察に呼んでくれなかったり、フォローがなかったりするドクターはその典型だそうです。

そして、診察のときにパソコンばかり見ている先生もNG。

なぜなら診察室に入ってくるときの患者の歩き方や顔色を見るだけで、だいたいの診断はつくものだからだといいます。

これは、すぐにでも参考にできるポイントですね。

■梅木先生が考える「食で大切なこと」

そして梅木先生は、人生を健康で豊かに楽しむため食にもこだわっています。といっても、食との向き合い方はいたってシンプル。できる限り自然のものを、あまり手を加えず食すことがモットーなのだといいます。

また自然に任せ、空腹になれば食べる、空腹にならないと食べないそうです。さらに料理をするという行為は段取りや分量のことで頭を働かせるので、認知症予防にもつながるといいます。

そして、好き嫌いはあってもOK。バランスよく食べることが健康にいいのはたしかだけれど、「健康にいいから」と無理して好まないものまでを食べる必要はないというのですから驚き。

その前提として大切なことは、「不足しているものは自然に体が要求するから、その自然の声に耳を傾けて従う」ということなのだそうです。現代の私たちは忙しすぎて、体や自然の声に向き合うことがなかなかできません。しかし、それがいちばんの問題かもしれません。

著書のなかには、ときに厳しい言葉も並びます。しかし、先生の歩んでこられた険しい人生の上に並ぶこの言葉たちは、これからも伝えられていくべきもの。

本書を通じ、「愛とは?」「老いとは?」「健康とは?」ということをいま一度考えてみていただければと思います。

医師が直伝!患者を食い物にする「ヤブ医者の危ない特徴」3個

日に日に肌寒くなってきましたが、この時期にはうっかり風邪をひくなどして病院にお世話になる機会もあるかもしれませんね。

急に体調をくずした際、かかりつけの病院があると心強いですよね。でも、あなたが頼りにしているお医者さんは本当に名医なのでしょうか? その病院しか知らないからずっと気づいていないだけで、実はヤブ医者だったとしたら……!?

当記事では、医学博士、医師の岡本裕氏の著書『医者が教える 本当に病気を治す医者の選び方』をもとに、あなたの健康を預けてはならないヤブ医者の特徴3個をお伝えしたいと思います。

■1:「とりあえず」「様子を見ましょう」が口癖である

初診の際、「とりあえず薬を出しておきます」。それで病状がよくならないと、「薬の量を増やして様子を見ましょう」。このように、「とりあえず」や「様子を見ましょう」が口癖になっている医師は信用できません。

というのも、この口癖は、患者の状況を深く知ろうとせずに“無難”な治療に走ろうとしている医師がよく使うものだからです。

医師が患者の話をろくに聞かず、また、患者に向けて突っ込んだ質問もしない。そんな通り一遍の“3分間診療”の末、「とりあえず」や「様子を見ましょう」が医師の口から出てきたら、その医師は“ダメ医者”であると判断してもよいでしょう。

■2:患者の質問に答えない

自分の病状や治療方針、処方薬のことなど、気になる点があれば医師にどんどん質問しましょう。「こんなこと聞くのは恥ずかしいかな?」なんて遠慮する必要はありません。

あなたの質問に対し、医師がまともに答えなかったり、あろうことか、「そんなこと聞いてどうすんの!?」などとキレてしまったりするのはダメ医者確定です。

コミュニケーションは信頼関係の土台になるもの。医師が患者にきちんと向き合わないと、信頼関係がグラグラで、治るものも治らないでしょう。また、質問にキレてしまうのは、その場で回答できないことの恥ずかしさをごまかすためかもしれません。

なお、患者思いの医師であれば、答えられない質問に対しては「わかりません」と素直に伝えるか、あるいは「今すぐお答えできないので、後で調べてお答えします」というふうに対応してくれるはずです。

■3:すぐに検査したがる、たくさん薬を出す

実は、全世界のCT、MRI検査装置の3分の1は日本にあるのだそうです。また、日本における薬の使用量は全世界の5分の1に当たります。人口比は世界の60分の1程度なのに、検査装置や薬が明らかに日本に偏りすぎではないでしょうか?

まず、検査については、日本の医療報酬制度において、検査を多用しなければ病院に儲けが出ないことが要因。政府が決めた医療報酬制度では、医者の技術料が安く設定されていますし、検査の設備投資の回収のためにも、せっせと検査が行われているのです。

また、薬をたくさん出すのは、医者自身の保身だと考えられます。つまり、薬さえ出しておけば、患者は納得しますし、また、医師が自分の診断に自信がないときに、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」論法で、複数の薬を処方するケースもあるのだそうです。

岡本氏は、「一般論として、腕のいい医者ほど処方する薬は少ない」と述べています。

総じて、すぐに検査したがったり、たくさん薬を出したりする医者は、患者思いでやっているのではなく、病院の儲けや自分の保身のことしか考えていないといえるでしょう。

以上、あなたの健康を預けてはならないヤブ医者の特徴3個をお届けしましたがいかがでしたか? 不幸にもこういう医者にかかってしまったら、1日も早い回復のために別の医院を検討してみるのもよいかもしれませんね。

川島なお美による「迷医」の見分け方 患者の目を見ないなど

9月に胆管がんで亡くなった川島なお美(享年54)の手記が出版された。『カーテンコール』(新潮社)と題されたその手記には、2013年8月に胆管がんを告知されて以降の闘病生活が克明に記されている。

 生前綴られたその闘病記には、「絶対に自分で治す」という強い覚悟が焼きついていた。がんの告知から2年。膨大な書物でがんを学び、セカンドオピニオンに東奔西走し、夫・鎧塚俊彦氏への愛と感謝を持って最後まで諦めずに生きた「女優・川島なお美」の素顔がそこにあった。

 川島が最初に訪れたのは、都内の有名大学病院だった。しかし、舞台出演を優先したいという川島の意向を無視して外科手術をすすめ、拒否すると、抗がん剤治療を提案された。

《何が何でも切りたくてウズウズしている》

《この病院には二度と戻って来ない》

 2番目に訪れたのは、『がん放置療法』で有名な医師。

「何もしないで大丈夫」

 そんな言葉を期待していた川島だが、診察結果は予想外のものだった。

《「ほうっておいたらいずれ黄疸症状が出て肝機能不全になる。手術しても生存率は悪く、死んじゃうよ」―─言葉が出ませんでした》

 電流で病巣を焼くラジオ波焼灼術の専門医や、陽子線治療の施設も訪ねたが、いずれも「胆管がんにこの治療法は不適応」の一言で“お見合い”は失敗した。

 気づけば秋も深まる10月末。最後の望みを持って訪れたのは、都内のはずれにある大学病院だった。肝臓がんの腹腔鏡手術のパイオニアであるK教授に、川島は率直な意見を求めた。

《現れた消化器外科のK先生は物腰柔らかそうな初老の紳士。「データはすでに拝見していますよ」穏やかな声に、緊張が解けていきます。そして実に丁寧に、いろんな可能性を示唆してくれました(中略)。こちらの不安を包み込んでくれるような聞き方、話し方。医者とはこうあるべきではと思うのです》

 5人の医師を訪れた川島が、初めて素直に心を開くことができたのがK教授だった。彼女はこの先生に命を預けることを決心。2014年1月、同病院で腹腔鏡手術を受けた。がん告知から5か月。当初1.7cmだった腫瘍は、すでに3cmにまで成長していた。

『医者に殺されない47の心得』著者が教える良い医師の選び方

『医者に殺されない47の心得』(アスコム刊)というなんとも“ショッキング”なタイトルの本が100万部を突破するベストセラーになった。著者で慶應大学医学部放射線科講師の近藤誠さんに、このような本を書いた理由を聞いた。

「日本では、世界トップレベルの医療がリーズナブルに受けられますが、“医療”すなわち医師や病院に対してモヤモヤとした不信感を感じている人が増えてきているのは事実。

本書はそんなモヤモヤをはっきり指摘する内容になっているのかもしれませんね」(近藤さん。以下「」内同)

 目次には〈「とりあえず病院へ」は、医者の「おいしい」お客様〉〈医者によく行く人ほど、早死にする〉など、今までの医療に対する常識を覆すような言葉が並ぶ。医師をむやみやたらに信じてはいけない時代に、医療とのつきあい方についての再考を迫る書だが、

一方で私たちが医療と無関係に生きていくのはなかなか難しいのが現実。近藤さんに、医師の「おいしい」お客様にならずに上手につきあっていく方法を聞いた。

「“患者の目をみない医師はNG”という言葉をよく聞きますが、最近の医師向けセミナーでは、“患者の目をしっかり見て話しましょう”なんて教えられるんです。だから、医師の“態度”で良い、悪いを見分けようとするのは難しい。

 患者が毎日100人も来る医師に、人気の秘密を聞くと『診察が終わったら患者に近寄って握手して、耳元でまたおいで、とささやくといい』なんて言うからね(笑い)。確実なのは、診療行為から判断することです」

 では、具体的にどう判断すればいいのだろう。一つの基準は「薬は一度に3種類まで」処方する医師だ。

「薬が4種類も5種類もあったらどの薬が効いているのかわからない。例えば鎮痛剤と胃薬を一緒に出す風潮があるけど、胃薬の成分は結構強いんです。

だから鎮痛剤をのんだ時に、実際に胃が痛くなった人だけのめばいいと一言いい添えるべき。薬は一度に3種類までで充分と心得ておいたほうがいいですね」

 また、病名をつけず「老化現象ですよ」と言ってくれる医師も良い医師だという。

「患者は病名がついたほうがなんとなく安心できるかもしれないけど、病気じゃなくて老化が原因のときだって多いんです。家や車と一緒で、人間もだんだん傷んでくる。

たとえば、年をとると血管が硬くなって血圧が少し高くなるんだけど、それを『高血圧なので薬を出しましょう』なんて判断しちゃう医師は全然ダメ。むしろ老化は自然現象なんだから、仲良くつきあっていく方法を考えないとね」

 さらには、検査データやレントゲン写真を躊躇なくくれる医師も患者のことを考えている。

「セカンドオピニオンを求めてほかの病院に行く場合、以前の検査データやレントゲン写真があったほうが良い。このときデータや写真の提供を渋る医師はNG。ぼくは今セカンドオピニオンもやっているけど、妥当な治療だなと思うのは1%くらい。

でも、今の治療をやめなさいとは言いません。セカンドオピニオンの意義は、治療の選択肢を増やしてあげることだと思っています」

偉そうな医者のせいで「免疫ダウン」 「助からない」病院を見抜く法

セクハラ、パワハラに加え、医者が患者に嫌がらせをする「ドクハラ」という言葉も、最近クローズアップされている。

がんの専門医と言われている大病院では、患者の病状よりも新薬がどのような効果を上げるかのデータのほうを重視して、これに異を唱えると「もううちには来なくていい」と、ドクハラ(ドクター・ハラスメント)されて、「がん難民」になる患者がけっこういるという。

白衣は権威の象徴だと拒み、「白衣を着ないがんの名医」として知られる帯津良一さんの新刊『かかり続けてはいけない病院 助けてくれる病院』(講談社 2013年2月刊)は、医療の現場から見た病院の問題点や、名医を選ぶ重要なポイント、治療の心構えなどを紹介して、がん患者や周りに患者がいる人にとって、とても役立つ内容になっている。

■さしたる確証なく余命宣告する医師も

本書では、気をつけたい医師について、ほかに次のようなケースが紹介されている。

コンピュータの画面ばかり見て、患者に触ろうとしない医師。セカンド・オピニオンを嫌がって患者を見放す医師。さしたる確証もないのに余命宣告する医師。そして抗がん剤に頼って代替療法を軽視する、患者の希望を聞かない偉そうな医師……。

こんな医師に出会ったら、がん患者は、免疫も自然治癒力もダウンし、治る病も治らなくなると著者は言う。

一方で著者は、自宅での死を望む人が増えている最近の風潮に対しても、「着替えさせたり、ひげを剃ったり、においのこともあって、看取る家族は大変ですよ」と警鐘を鳴らす。

著者の帯津氏自らは、西洋医学に気功や漢方、ホメオパシーなどの代替療法を取りいれた病院を設立したが、「この医師に看取られたくないと思ったら、病院の替えどき」などの患者の側に立った医師と病院選びの条件には、なるほど納得させられるところが多い。

高齢社会の日本人にとって、病院選びや死の迎え方など、貴重なヒントが得られる1冊になっている。

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