あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■アレルギー・じんましん・かゆみ・食あたり・カビ
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食物アレルギーとともに 学校給食(4) インタビュー

学校における食物アレルギーの対応について、広島市でアレルギーの子どもや保護者への支援活動に取り組むNPO法人「ヘルスケアプロジェクト」の鉄穴森(かなもり)陽子代表(管理栄養士)と、国立病院機構南岡山医療センター(岡山県早島町)の水内秀次小児科長(日本アレルギー学会専門医)に聞いた。

NPO法人ヘルスケア プロジェクト代表 鉄穴森(かなもり) 陽子さん

 ―学校給食を提供する側にとって、食物アレルギー対応はどんな課題を抱えていますか。

 多くの自治体で言えると思うが、私が聞いている範囲でも、栄養士、教職員とも給食の献立管理、授業準備といった本来の業務に加えて事務作業などが増え、仕事は非常にタイトになっている人が多い。

そんな中で食物アレルギーの対応もこなしているのだから、どうしてもミスが起きやすくなる。だからこそ、事故防止に向けたチェックは複数の目で行うべきだ。

 ―献立立案や調理に携わる人は、どんな点に留意したらよいのでしょうか。

 最優先は「安全安心」。「楽しくおいしいもの」という考え方もあるが、事故を起こしては元も子もない。アレルゲンの誤食や混入を防ぐために日々考えて行動することが大切だ。

 ―具体的にどんな取り組みがありますか。

 管理職やリーダーはもちろん、給食に携わる職員全員が食物アレルギーの正しい知識を持つこと。その上で、原材料が確認できる献立表を作り、調理場と学校現場で情報を共有する。保護者との情報交換にも努めてほしい。

 ―献立で工夫できることはありますか。

 可能なら誰が見ても分かりやすいメニューにする。例えば、東京の給食誤食による死亡事故の原因になった「チーズ入りチヂミ」は、見ただけではチーズが中に入っているかどうかが分からない。

卵やチーズといったアレルゲンを使う場合、見ただけですぐに使っていることが分かるような料理にすれば、それだけミスは少なくなる。

 アイデア次第ではアレルゲンを含まない献立も増やすことができる。小麦をかたくり粉に代えたり、牛乳の代わりに豆乳を使ったりすれば、みんなで一緒に食べることができる。

 ―NPO活動で食物アレルギーの子どもたちの食育に取り組んでいますが。

 私は、当事者である子どもが、なるべく早く自分の体や食物アレルギーについて理解して、食べていいかどうかを判断できるようになった方がいいと思う。

そうすれば、もし周りの人の見落としがあっても、最後は自分で自分の命を守ることができる。いずれ大人になれば、自分で判断しなくてはならないのだから、小学生になったら家庭でも考えてほしい。

 かなもり・ようこ 島根県益田市出身、広島女学院大大学院修士課程修了。病院勤務を経て、NPO法人ヘルスケアプロジェクトを設立。同大生活科学部非常勤講師、日本アレルギー学会会員。


国立病院機構南岡山医療センター小児科長 水内秀次さん

 ―食物アレルギーのある子どもが増えています。子ども自身や保護者、学校が気をつけることは。

 食物アレルギーは一人一人違う。除去が必要な食物があるなら、きちんと主治医の診断を受けること。診断書や、原因食物、症状、アナフィラキシーの有無などの情報を詳しく記載した「学校生活管理指導表」を医師に用意してもらい、学校に提出する。除去食や代替食といった対応は医師の診断に基づいて行わなくてはならない。

 しかし実際は、そうした書類の提出がまだまだ少ないのが現状だ。昨年の文部科学省の調査によると、食物アレルギーがある児童・生徒の約8割、アナフィラキシーを起こしたことがあるケースでも約6割が学校に書類を出していない。正しい情報の把握は学校での対応の第一歩なので、必ず出してほしい。

 ―事故防止や緊急対応で大切なことは何ですか。

 食物アレルギーは、子どもが学校に通うようになってから発症するケースが少なくない。特定の食物を食べた後に激しい運動をすることで起きる「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」は学校で起きることが多い。

 想定外の事故に備えるには学校ぐるみで取り組むことが大事だ。いざというとき、だれが何をするかといった役割分担や行動計画をきちんと決め、繰り返し訓練しておくと安心だ。

 ―東京・調布市で起きた誤食事故をきっかけに、学校の食物アレルギー対応が本格的に議論されるようになりました。学校と保護者はどう向き合えばいいのでしょうか。

 学校や給食センターで、家庭とまったく同じ対応を行うことは難しい。例えばアレルゲンを除去するだけでなく、食べられる食材に置き換える「代替食」の調理をしようと思っても、施設の規模や整備状況、配置される人員数などによってはかえって危険を招く場合もある。

 現状ではまず学校も給食センターも情報をオープンにすること。置かれた条件下でできること、できないことをはっきりさせ、保護者に誠意を持って説明する。その上で子どものために望ましい対応を話し合ってほしい。学校と保護者、医療機関が密接に連携を取ることが、事故防止にも安心にもつながる。

 (おわり)

 みずうち・ひでつぐ 岡山市生まれ、愛媛大医学部卒。国立岡山病院勤務を経て、1987年より国立病院機構南岡山医療センター勤務。日本アレルギー学会専門医、日本小児科学会専門医。
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 ヘルスケアプロジェクト 栄養と運動の両面から、地域に根ざした健康づくりをサポートしようと、管理栄養士、健康運動指導士、心理カウンセラーらが2005年に広島市で立ち上げたNPO法人。食物アレルギー対応は、食育や中高年の生活習慣病予防などと並ぶ主要活動で、料理教室や親子交流会を企画し、ホームページではレシピ集も公開している。

食物アレルギーとともに 学校給食(3)教師は 校内挙げて情報を共有

月末の赤磐市内の小学校の職員室。ホワイトボードに、その日の給食で食物アレルギーのある児童4人の対応が記されていた。

児童の学年とクラス、氏名の頭文字を示すアルファベット、その横には「対応なし」「持って来る」「除去食」の表現。対応を教職員全員が認識できるようにするための工夫だ。

 「担任の先生だって出張もあれば病気で休むこともある。学校で働く全員が情報を共有し、備えることが大事なんです」。考案した女性養護教諭が説明する。

 乳製品と卵のアレルギーがある男子児童はこの日、パンの代わりに、乳製品を含まないパンを持参した。登校後すぐ職員室へ預け、給食時間に受け取る。

 食べられない食品の代替品を持参する場合は、複数の子が重なると取り違えが起こる恐れがある。学校では、児童にそれぞれ名前入りの容器で持ってきてもらい、預かる時も手渡す時も教職員が本人を確認し、受け取り票にサイン。念入りにチェックを繰り返す。

 「職員一人一人が当事者意識を持つ。学校を挙げての取り組みは、そういうことだと思う」と校長は強調する。

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 食物アレルギーは、原因物質も症状も、一人一人違うため、該当の子どもがいる学校では、独自にマニュアルやルールを作る。

 この学校は2年半前、食物アレルギーのある児童の入学をきっかけにマニュアルを作った。誤食の予防、持参食の管理、事故が起きた時の緊急対応…。マニュアルは養護教諭らが中心になり、他校の取り組みを参考にし改善を重ねた。

 それだけに、一昨年12月、東京・調布市の給食誤食による死亡事故はショックだった。

 同市の検証委が作成した報告書は、発生の要因として除去食の提供方法と、症状を緩和する自己注射薬・エピペンの不使用などを挙げ、校内での不十分な情報共有や職員間の連携不足を指摘した。

 事故から1カ月後、赤磐市のこの小学校でも約40人の教職員全員が参加して研修を開いた。養護教諭が食物アレルギーについて仕組みや危険性を説明し、自校の現状を報告。意見を出し合い、練習キットを使ったエピペンの使用訓練も行った。

 「マニュアルをきちんと守り複数の目で確認することを再確認した。事故防止に近道はない」と養護教諭。人事異動で教職員が入れ替わっても同じ対応ができるよう、年に1度の校内研修を続けている。

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 「緊張の連続」。担任教諭が給食時間の様子を打ち明けた。給食入りのコンテナが教室に届くと、まず最初に除去食の容器を取り出し自分の机に移す。巡回してきた養護教諭も容器の中身を確認し、クラス全員の配膳を終えた後で、アレルギーのある児童に手渡す。

 事故を防ぐには教職員だけでなく、クラスの他の児童の理解と協力も大切という。教室には、アレルギー対応の日に印を付けた献立表を掲示し、子どもたちも情報を共有する。4月は食物アレルギーについて説明し、みんなで気をつけるよう話し合った。

 給食時間は本来、友達同士で机をくっつけて向かい合い、楽しそうに食べる学校が多いが、「そうやって食べるようになったのは5月の連休明けから。最初は何かあってもすぐ分かるよう、勉強の時と同じように、全員に前を向いて静かに食べてもらった」。

 担任はアレルギーのある子どもの給食対応を振り返り、こう話す。「毎日気が抜けませんが、学校はみんなが安全に過ごせる場所でなくてはならない。子どもの命を預かる仕事の重大さを身に染みて感じます」

 東京・調布市の給食誤食事故 東京都調布市の公立小学校で2012年12月、乳製品にアレルギーのある5年女児が給食で、粉チーズ入りのチヂミを「お代わり」で誤って食べ、重篤なアレルギー症状の「アナフィラキシーショック」で死亡した。

女児は普段からアレルゲンの除去食が提供されていたが教職員の情報共有が十分でなく、万一に備えた自己注射薬・エピペンもすぐに打つことができず対応が遅れた。

食物アレルギーとともに 学校給食(2)調理の現場 事故防止へ確認徹底

5月中旬の火曜日。午前10時、赤磐市東学校給食センター(同市沢原)は、この日の調理作業がピークを迎えていた。直径が1メートルを超える大鍋で湯気を立てているのは、主菜の「豚キムチ」。

大量の豚肉や野菜に火が通り、味付けが終わり、仕上げの溶き卵を入れる直前、調理員2人が10個の小さなステンレス製容器を携えて鍋を囲んだ。

 お玉で、名札が付いた容器一つ一つに丁寧に詰めていく。卵アレルギーの子どものための除去食、卵のない「豚キムチ」だ。詰め終わると指で確認し、台車で調理場から運び出す。入れ替わりに大量の溶き卵が入った容器が運び込まれた。

 「混入を防ぐため、除去食を室外に出すまでは、アレルギーの原因食材は絶対に調理場に入れません」と、同センター栄養職員の滝本あやめさん(30)。搬出した除去食は再度名前を点検し、該当する学校のコンテナの名札と照らし合わせ、順番に収められていった。

 昨年4月、同センターが新設されて以来、事故防止を徹底するための手順だ。

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 文部科学省の調査では、食物アレルギーがある小中高校生は増加傾向で公立校だけで40万人を超す。岡山県教委によると、2012年度の県内は、公立の小中学生全体の約2%にあたる3142人が給食でアレルギー対応を受けた。統計が残る4年前に比べ、1096人の増加だ。

 対応方法では原因食材を取り除く除去食が最も多く1391人。魚などのアレルギーの原因となる食材を食べられる食材に替えて調理する代替食は720人。給食ではなく弁当を持参する子ども78人も含まれる。

 一昨年12月、東京・調布市の小学校で起きた食物アレルギーのある児童の給食誤食死亡事故。文

部科学省は今年3月、全国の都道府県教委に向け、子どもの状況の正確な把握、学校ごとのマニュアルや危機管理体制の整備、保護者との連携など再発防止対策を求める通知を出した。

「1人1人原因物質や症状が異なるが、自治体の給食施設の規模や人員はさまざま。望ましい対応策を、保護者と学校、医療機関などで話し合って取り組んでほしい」と同省学校健康教育課。

 赤磐市では、原則として除去食で対応してきた。

 乳製品、卵、エビなどの魚介類は調理の過程で除去する。しかし、加工食材など広範囲に使用されている肉類や、小麦、卵、乳製品など複数のアレルゲン物質を含むパンなどの加工食品は、家庭で代わりのものを用意してもらっている。

「代替食まで対応できることが理想だが、食材コストや調理の手間を考えると現状では困難。除去対応で安全を確保したい」と同市教委学校教育課長の坪井秀樹課長は話す。

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 「自分の仕事を確実にやり遂げる。それが事故防止につながるはず」。ベテラン調理員の橋本信子さん(59)が緊張した面持ちで語った。除去食は週1度のミーティングで、翌週の手順をすべて頭に入れる。前日に再確認し、当日の朝は工程表で念を押す。

 そんな橋本さんが目を細めて言う。「除去食の容器にはね、心持ち多めに入れるようにするの。だってお代わりできないんだから、足りなかったらかわいそうでしょ」。育ち盛りの子どもたちへの、ちょっとした気遣いだ。

 除去食を食べる子に直接会うことはないが、容器の名前を見て、1人1人に思いを巡らせる。「子どもだけじゃなくお母さんだって、夕食もおやつも大変だろうなって」

食物アレルギーとともに 学校給食(1)面談 対話で不安取り除く

「『高野豆腐の卵とじ』の卵は除去します」「デザートのパイナップルは大丈夫でしたね?」―。

 5月下旬。赤磐市東学校給食センター(同市沢原)の事務室で、栄養教諭・川崎真弥さん(27)は、食物アレルギーのある小学3年の子を持つ30代の母親と向かい合っていた。

 2人の前には、刷り上がったばかりの翌月の「明細献立表」。料理1品ごとに、小麦、卵、乳、魚介類など主なアレルゲンをはじめとする原材料名とその使用量の数値が並ぶ。2人は1品ずつ順番に、アレルゲンの有無、必要な「除去食」をチェックしていく。調理法などについても、川崎さんは丁寧に説明を加える。

 「『ホットドッグ』の日は、代わりのパン(アレルゲン不使用のもの)を持って行かせます」。母親は代替食の持参を確認した。

 「誤食の心配は尽きません。でも…」。面談を終えた母親は、「会って話すことで、作り手の皆さんが子どものことを真剣に考えてくれていることが分かるんです」と表情を緩めた。

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 赤磐市では、3給食センターが、市内の17公立小中学校と6幼稚園の給食を調理している。うち東センターが受け持つのは、7小中学校と4幼稚園の計約2600人分。その中で、アレルギー対応が必要な子どもは現在約20人。

川崎さんと、同じ栄養教諭の滝本あやめさん(30)は、「明細献立表」の作製や特別な材料の発注、調理の指導などに加え、月に1回の保護者面談を分担している。

 全国で誤食による事故が後を絶たない。保護者の学校給食に対する不安は大きい。

「だからこそ保護者との信頼関係が大切だと思う。面談は関係をつくる絶好の場」と川崎さんは手間を惜しまない。10分で終わる人もあれば、30分かかる場合もあるが、毎月、ほぼ全員が訪れる。面談は4年ほど前から続いている。

 「時間も手間もかかる個別面談を毎月実施している自治体は、県内でも少ない」と岡山県教委保健体育課は評価する。

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 栄養教諭の面談は除去食の確認だけに終わらない。

 学校、家庭での食事の様子などもできるだけ話し合い、食物アレルギーのある子どもが、他の子どもたちと一緒に食べられるメニュー作りにも励んでいる。

 例えば、牛乳、小麦粉の代わりに豆乳や米粉を使ったホワイトシチュー。サラダに使うドレッシングも卵、乳製品不使用の和風を購入したり、手作りしたり、といった具合だ。

 ただ、新メニュー作りには課題もある。アイデアが浮かんでも予算オーバーなどで断念することも度々あるからだ。栄養バランスにも配慮しなければならない。

豆乳だと牛乳に比べカルシウムが足りず、シチューだけでなく他の食品でカルシウムを補う工夫が必要になる。それでも、「少しずつ、前に進んでいる」と滝本さん。笑顔でこう続ける。「すべてうまくいくわけではありませんが、楽しい給食にしたい。みんなで食べられるメニューは増えつつあります」

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 食物アレルギーを抱える子供が増えている。学校給食の現場ではアレルギーの原因物質を取り除いた除去食や、別の食品で対応する代替食の提供など、さまざまな模索が続いている。栄養教諭らが工夫を凝らす赤磐市の給食センターや小学校の取り組み、専門家のアドバイスを紹介する。

 【食物アレルギー】 特定の食物を食べることで、かゆみやじんましん、せきなどの症状が出る。原因食物は卵や乳製品、小麦など人によって違う。

呼吸困難や嘔吐(おうと)など激しい症状が複数の臓器に急に現れる場合はアナフィラキシーと呼ばれる。中でも重篤なアナフィラキシーショックは血圧低下や意識障害を起こし、命に危険が及ぶ恐れもある。

文部科学省が昨年実施した調査では、全国の公立小、中、高校の児童生徒の約4.5%に食物アレルギーがあることが判明。9年前の前回調査(2.6%)に比べて増加した。

 【栄養教諭】 食生活の多様化や乱れが指摘される中、学校での食に関する指導を担うことを目的に、2005年度に導入された教員制度。肥満や偏食、食

帰省先でのアレルギーの原因は○○にあった? その対処法

帰省先での体調不良……なぜ?

 お盆や年末年始の帰省先で、体調を崩す。子どもにしても親にしてもあまり「そうなりたくない」シチュエーションですよね。でも、「帰省するたびに子どもの具合が悪くなる」ということが繰り返されると、帰省先にも迷惑をかけることですし、いろいろ理由を考えてしまいます。

 長い帰省の行程で疲れてしまったから? 自宅と違う地方の気候で、風邪を引いた? マンションと戸建ての違い? うちの子の身体が弱過ぎるせい?

 でも、一年以上元気に過ごして来たのに、帰省先で突然喘息の発作が起こってしまったり、花粉の季節でもないのに親の方までいきなり一晩中クシャミ、鼻水、鼻づまりに見舞われたりすることがあって、やっと「ハッ」と気づくわけです。

 ……これ、アレルギー反応なんじゃない? とすると、あやしいのは、もしかすると、この……お布団?

■「客用○○」の盲点

 多くの帰省先(実家)では、子や孫を指折り数えて待っていてくれています。何を食べさせよう、どこに連れて行こう。もちろん、泊める部屋の掃除や、布団干しなどの準備も当然のことでしょう。そうした、心づくしの「片付いていて綺麗な部屋、お客さんしか使っていない新しめの布団、洗濯済みのシーツ」などで出迎えてくれるわけですが、実はお客さん用だからこそ、そこにダニがたくさん(というのは、天文学的数ということです)潜んでしまっていたり、あるいはかつて潜んでいたその死骸がたくさん残っていたり、その死骸がばらばらになったホコリが付着していたりする……でも、それが分からないのです。

 「ダニ(カビ)のいる部屋」というのは、必ずしも見た目「汚い部屋」ではありません。「ダニのいる布団」というのも、必ずしも見た目「不潔な布団」では、ありません。

 ダニという虫は、基本的にどんな家にもいます。0.5ミリに満たず、乳白色でホコリとも見分けにくいので、私たちにはなかなか認識しづらいのですが、どんなところにもいます。

 どこかしら潜入できる場所(布団や畳、絨毯のほかカーテン、エアコンフィルター、普通の衣類タンスなども)があり、夏場の気候くらいの程よい気温と湿度があり、エサ(カビやホコリ、食べ物カスなど)といった条件が整いさえすれば、爆発的に繁殖もします。ですから、「普段は人のいない客間」「押入の中の客用布団」などは、まさに絶好の繁殖場所と言えます。つまり、「客用○○」を揃えた心づくしの準備が、裏目に出てしまいやすいということなのです。

 「帰省」は実際のところ、行く方も迎える方も大変で、それにこれ以上の対応を求めたり、自分でも講じるというのはなかなか難儀なことだと思います。でも、年に数回しか会えない機会を大事にしたいと思われるならば、ここはお互いのため、ざっくばらんに事情を説明し、理解し受け入れたうえで、できる限りの対策を講じ、安心して過ごせる「帰省」環境を整えたいところです。

■帰省する側にできること

・自家用車での帰省ならば、「子ども用布団」だけでも持参する(比較的かさばらない。子どもの環境優先)

・肌に直接触れるシーツ、上掛けだけでも持参する(触れたり吸い込んだりするリスクを減らす)

・ダニ用掃除機を持参する(帰省したらすぐ、布団を念入りに掃除しておく)

・レンタル布団を手配して、そこで寝る(帰省先の親に、布団干しを頼めない場合)

・帰省先でも率先して掃除機がけなど行う(帰省先の掃除機が古過ぎる機種の場合、却ってダニを撒いてしまうこともあるので注意)

・マスクをして寝る(アレルゲンの吸入を避けるため)

■帰省を受け入れる側にできること

・帰省1カ月ほど前のうちに、帰省中寝泊まりさせる部屋にダニ駆除燻煙剤をかけ、よく換気しておく(子どもが化学物質に過敏な場合は逆効果になることもあるので、確認して)

・帰省中寝泊まりさせる部屋のエアコンのフィルター清掃をし、空運転して内部のカビやホコリもなるべく飛ばしておく

・帰省中寝泊まりさせる部屋の換気乾燥、掃除機がけを数日前から念入りに行っておく(カビ胞子の浮遊や、ハウスダスト数を可能な限り減らしておく)

・客用布団は帰省の一週間程度前から、天日干し(布団乾燥機がけ)と掃除機がけを複数回行っておく(ダニは死んでいてもアレルゲンとして強力なので、掃除機で吸っておかないと干すだけでは対応不十分)

・客用布団は、布団クリーニングに出しておく(ダニごと洗浄乾燥できるので、これが一番安心。コストはかかる)

・枕なども天日干し乾燥、シーツ等は帰省直前に洗濯乾燥しておく(一年前に洗濯したようなシーツにはダニが付いていることもあるので、直前に洗っておいた方が安心)

 また、万が一アレルギー症状が出てしまったときのために、アレルギー用の薬を持参したり、最寄りの医療機関を調べておくと安心です。

食あたりの予防法と対処法

高温多湿になりやすい夏場など、細菌が繁殖しやすい時期に起こりやすい「食あたり」。

今回は、食あたりになってしまったときの対処法と、食あたりに悩まされないための予防策をご紹介します。

いざと言うときのために、是非覚えておきましょう。

■食あたりの原因は何?食あたりのほとんどが、生鮮食品などの食品中にある細菌が原因です。

そのため、火を通さない食品を食べたときに起こりやすくなります。

まな板や箸、手からも食品に細菌が感染してしまうこともありますので注意しましょう。

ウイルス性のものも、近年増えています。

小さな子供や高齢者が感染した場合は命にかかわることもあり、注意が必要です。

こちらは夏よりも冬に起こりやすい傾向にありますが、細菌性と同じように、十分な加熱で防ぎましょう。

■特に気をつけたい食品、料理魚料理……刺身、おすし、生食用カキ肉料理……焼き肉(生焼けに注意)、ハンバーグ(ミンチ肉の塊は再成形されているので、中までしっかりと加熱すること)その他……すき焼き時の生たまご、鍋に入れたまま常温で長時間放置した料理(煮物やカレーなど)、おにぎり(にぎるときは手を清潔に!)予防策としては食品や調理器具、手などをよく洗うこと。

家庭で調理する場合は、魚や肉などの加熱用食材を切った後の包丁で、野菜や刺身などの生食用食材を切らないようにしましょう。

■家で行う食あたりの対処法食あたりの症状としては、激しい腹痛、下痢や嘔吐(おうと)があります。

また発熱やめまいに悩まされることも。

何かおかしいと感じたら、すぐに対処する必要があります。

脱水症状にならないように、スポーツドリンクなどで水分補給を行いましょう。

ない場合はお水やお茶で代用しても構いません。

このとき飲み物が冷えすぎていると、内臓に負担がかかるので注意が必要です。

寝るときは嘔吐物を喉に詰まらせないように、体を横向きで。

そばに洗面器やタオルなどを用意しておきましょう。

しばらく安静にしていても症状がよくならないようなら、内科(子供なら小児科)を受診しましょう。

■間違った対処法に注意!下痢止め薬を飲んでしまうと、毒素が体の中にとどまってしまい、症状が悪化してしまう可能性があります。

整腸薬なら大丈夫なので、是非常備しておきましょう。

たとえ大人であっても風邪や夏バテ、寝不足などの体調不良が続くことで、食あたりの症状が重くなることも。

不安なら早めに医療機関へ足を運びましょう。

台風が来ると湿度も多くなる!部屋の湿気とカビ対策法

台風が近づくと、湿気が多くなります。部屋の中に湿気がこもるとカビも発生してしまいます。

大切なのは部屋の湿気対策でカビを予防することです。きちんと気をつけていれば、梅雨時や台風時でも湿気を防ぐことができます。

◆部屋の湿気対策

部屋の湿気対策の基本は、換気をして通気性を良くすることです。晴れた日は窓を開けてしっかり換気をするのは基本中の基本、加えて押入れやふすま、室内のドアなども小まめに開閉し、空気がよどまないようにします。

また家具をピッタリ壁に付けるのではなく、隙間を作ってこの間にも空気が流れるようにしましょう。しかし雨の日の窓の開閉は逆効果。外の高湿度な空気が部屋の中に入り込んで逆に湿度を高めてしまいます。
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◆洗濯物を部屋干しする時の注意点

部屋干しは当然室内の湿気のモトになります。同様に、観葉植物も湿気を沢山放出する為、部屋の湿気対策という観点からはマイナス要因になってしまいます。

梅雨の間は観葉植物をできるだけ室内と同じ条件になる室外のどこかへ移動させ、洗濯 物は乾燥機を使うか除湿機と扇風機を併用して乾かしましょう。
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◆キッチンのン換気扇はこまめに回しましょう

またキッチンの換気扇は、料理中の臭いを流すためだけでなく、小まめに回すことで換気となって湿気対策に役立ちます。もちろん換気口部分に物を置いて空気の出入り口を塞ぐのはNGです。

また雨の日や、窓・換気扇による換気を行っても、なんとなく部屋が湿気ていると感じる日もあるでしょう。そんな日は逆に窓もドアもしっかり閉めてから、除湿機やクーラーの除湿機能を利用しましょう。これで部屋の中がサラリと快適になります。

◆除湿機以外の除湿アイテムとは?

室内の除湿アイテムとして代表的なのは除湿機ですが、他にも身の周りの物で除湿効果を発揮してくれるものがあります。

例えば新聞紙は凸凹とした材質であるために湿気を吸いやすく、押入れなどに筒状に丸めた新聞紙を何本かいれておくだけで押し入れ内の湿気を吸い取ってくれます。

また玄関マットやバスマットの 下も湿気がたまりやすくうっかりするといつの間にかカビが生えているということも。

それで新聞紙を数枚畳んで下に敷いておくだけで、床にカビが生えるのを 防いでくれるので便利です。また消臭効果があるとして有名な木炭は、その表面に無数にある小さい穴が臭いだけでなく湿気をも吸収してくれます。

下駄箱や押入れ、風呂場、トイレなどの湿気やすいところに置いておきましょう。半月に1回木炭を洗って晴れた日に良く干せば、何度でも繰り返し使うことができるので除 湿剤より経済的です。

帰省先で子どもにアレルギー症状が出た……どうしたらよい?

■帰省前にアレルギーの状態を知っておこう

 気管支喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、じんましんなどのアレルギーの病気には、それを引き起こす原因(アレルゲン)となるものがあります。

食物アレルギーであれば、原因となる食物を摂取しなければいいわけで、ある程度注意できますが、目に見えないダニなどが原因である場合は、帰省先で症状が出ないか不安になるでしょう。

 まずは帰省時に限らず、普段から「どんなアレルギーでどんな治療を受けているか」を把握しておくことが大切です。治療によって今は症状が出ていないのか、治療をしてもたまに症状が出てしまうのか、まずはかかりつけの医師に相談しましょう。

■帰省前に準備しておきたいもの

 ダニやホコリなどが原因の「気管支喘息」であれば、

・喘息発作時の携帯用の気管支拡張薬の吸入器
・去痰薬や気管支拡張薬などの内服薬
・気管支拡張薬の貼付薬
・ステロイド薬

 などを帰省前に処方してもらいましょう。電動式吸入器を持っている場合は、使用する薬剤と電動式吸入器を帰省先に持参するといいでしょう。

 「じんましん」であれば、抗ヒスタミン薬の内服薬と外用薬を処方してもらいましょう。

 「アレルギー性鼻炎」「結膜炎」であれば、

・抗ヒスタミン薬の内服薬
・点眼薬、点鼻薬
・ステロイド点眼薬、点鼻薬

 があったほうが安心できます。

■帰省先の医療機関をチェックしておこう

 帰省先でアレルギー症状が出たときのことを考えて、念には念を入れて、救急受診が可能な医療機関(夜間診療所、休日診療所など)を調べておきましょう。夜間診療所、休日診療所などはインターネットやタウンページに載っています。お盆休み中の医療機関もありますので注意が必要です。

■喘息発作が起こってしまった場合

 まず周りのダニやホコリを除去して、できるだけ痰を出す必要があります。

 痰を出しやすくする方法としては、

・水分を摂って、痰をサラサラにして出しやすくします。
・手のひらをお椀の形(タッピング)にして、胸や背中を叩きます。
・「ハッ! ハッ!」と声を出さずに勢いよく息を吐く「ハフィング」を行います。
・頭を低くした姿勢で痰を出す「体位排痰法」を行います(痰が溜まっている場所によって体位が異なることもあります)。
・腹筋を使って、しっかりと呼吸する「腹式呼吸」を行います。
・胸をしぼるように呼吸をする「スクイージング」を行います。

 などがあります。これで痰が減り、空気の通り道が確保されます。

 携帯用の気管支拡張薬と電動式吸入器があれば、すぐに吸入しましょう。発作時の薬でもよくならない場合は、医療機関に受診しましょう。

■じんましんが出てきた場合

 じんましんの原因がわかっている場合は、その原因を取り除きましょう。原因が不明な場合は、体が暖まるとかゆみがひどくなることが多いので、冷やすようにしましょう。ただし、寒冷じんましんといって、冷たい刺激によってもかゆみがひどくなることがあるので、その場合は冷やすのをやめましょう。

 かゆみがひどく、全身にじんましんが出ていたり、発熱などの症状があれば、医療機関を受診しましょう。

かゆみ止めは市販薬でも販売されていますので、薬局のある場所を確認しておくのもよいでしょう。市販されている花粉症の薬であるアレジオン、エバステル、アレグラ、ジルテックは、医療機関ではじんましんの薬として処

方されていたりするので、薬剤師に相談してもよいでしょう。

■目がかゆい、くしゃみがひどい、咳が出てきた場合

 それは花粉症かもしれませんし、カビが原因かもしれません。この時期は田畑や川沿い、空き地などに生育しているカモガヤ、オオアワガエリ、ハルガヤなどのイネ科の花粉が飛散しています。

また、古い木造家屋にはトリコスポロンというカビが繁殖しやすく、特に夏の高温多湿の環境を好みます。

このカビは夏型過敏性肺炎を起こすことがあります。トリコスポロンを吸うと、症状が悪化すれば6~8時間くらいで発熱、咳、呼吸困難などが見られます。帰省先では花粉やカビ、ダニ、ホコリにも注意しましょう。

 症状がよくならない場合はとにかく診察が必要ですので、利用できる医療機関を把握しておきたいところです。帰省先は普段とは違う環境ですから、十分注意しましょう。

フードアレルギー ほとんど知られていない「遅延型」が存在

「なんだか、しょっちゅう頭が痛くなる。薬をのんでも、イマイチすっきり治らない」──こんな経験がある人は少なくないはず。

 その頭痛の原因が、風邪でも、頭痛持ちという体質でもなく、あなたが食べた物によるフードアレルギーだとしたら…。実は、“もうひとつのアレルギー”が最近注目を浴びている。

 そもそも人間の体は、有害な細菌やウイルス、毒性の物質が入ってくると、防御システムが働き、それを体外に出そうと抗原抗体反応が起こる仕組みになっている。

 フードアレルギーと聞いてすぐ思い浮かぶのは、乳製品や卵、大豆やそば、ピーナッツや甲殻類に対するアレルギー反応だ。

かゆみやむくみ、じんましんなどといった症状で表れ、ひどい場合には、呼吸困難で命にかかわる状態に陥ることもある。これらはすぐに症状として表れるので、正確には「即時型アレルギー」と呼ばれている。

 それに対し、もうひとつのフードアレルギーがある。食べて数時間、場合によっては数日後にようやく症状が表れてくる「遅延型アレルギー」だ。

 ナグモクリニック東京のアンチエイジング・機能性医学外来の医長・斎藤糧三さんが言う。

「抗体は全部で5種類あります。体内に入ってすぐ症状が表れるアレルギーの原因となるのは、血液や体液中にあるIgEと呼ばれる抗体です。

しかし、実はこのIgE抗体は、全抗体のうちの0.001%以下にすぎません。それ以外の、IgAやIgG抗体という、ある程度時間をおいて反応を表す抗体のほうがはるかに多いのです。

 遅延型のアレルギーは、症状が比較的軽かったり、慢性的なことが多いため、また何より摂取から時間がたってから症状が表れるため、本人が気づかないことが多いのです」(斎藤さん。以下、「」内同)

 遅延型アレルギーの症状は多岐にわたる。前述の頭痛をはじめ、かゆみ、手湿疹、胸やけ、食あたり、リウマチや乾癬、慢性疲労などで、さらには、うつ症状の精神的な病気の要因になることもあるという。

 では、どんな食品が要因になることが多いのか。人それぞれながら、アジア人、とりわけ日本人の場合は、民族的に長きにわたって摂取する習慣がなかったことから、乳製品と卵にアレルギー反応を示す人が多いと斎藤さんは言う。

「例えば、乳酸菌がお腹にいいからと毎日ヨーグルトを食べて、お通じがあると喜んでいる人が、実際にはアレルギー反応で下痢を起こしていただけ、というケースが少なくありません」

 えっ、ヨーグルトは腸内細菌を整えてくれるものだと思っていたのに!

 もちろん、アレルギーのない人にとっては有効だが、体質でそうではない人もいるなんて…。それでは、この遅延型アレルギーをどのように発見すればいいのだろうか。

 即時型アレルギーは、病院の血液検査で調べることができ、しかもこれは健康保険が適用される。

 一方、遅延型アレルギーの検査は、日本ではまだ普及しておらず、実施は一部の病院でのみ。また、自由診療のため比較的高額になる。

ただし、この検査では、肉や卵、乳製品、フルーツ、野菜、シーフード、スパイスといった96種類の多岐にわたる食品についてのアレルギー反応を一挙に調べることができ、どの程度の反応か、その強さを7段階で知ることもできる。

 医師の斎藤さんも6年前、35才の時にこの検査を受けたという。

「検査結果を見て、生まれて初めて、卵アレルギーだとわかりました。思い返せば、確かにラーメンに味卵を入れて食べたり、すき焼きや牛丼に卵をトッピングして食べると、決まってお腹がゆるくなっていたのですが、“ああ、便通がよくなっている”と思っていたら、“ただ下していただけだったんだ!”と気づいたのです」

 医師でさえこうなのだから、私たちが気づきにくいのはなおさらのことかもしれない。

アクセサリーの汗はすぐ拭いて! 夏に多い金属アレルギーに注意

汗をかくことが増える季節。アクセサリーをつけていると肌が赤くなったり、かゆくなったりすることがあります。これは金属アレルギーの症状なのだとか。このような金属アレルギーを防ぐにはどうすればいいのでしょうか。関東中央病院の日野治子先生に聞きました。

■金属が汗にわずかに溶け出し、アレルギーの原因に
「金属にちょっと触れただけであれば、アレルギーを起こす心配はありません。ところが、汗をかくと長時間触れている金属がわずかに溶け出し皮膚に入ります。これを、体の免疫機能が異物と判断することによって起こるアレルギー症状が、金属アレルギーです」(日野先生)

アレルギー症状を引き起こしやすい代表的な金属はニッケル。加工しやすく、さびにくい上、安価なため、金メッキの下地として使われることが多いそう。

「銀やプラチナ、チタンは汗に溶けにくく、他の金属に比べるとアレルギーを起こしにくい金属です。ただ、まったく溶けないわけではありませんし、合金の場合、混ぜた金属がアレルギー症状を引き起こす可能性もあります」(日野先生)

女性の金属アレルギー原因でもっとも多いのは、ピアス、ネックレス、指輪、ブレスレットなどのアクセサリー。それ以外にも、こんなアイテムに金属アレルギーのリスクが潜んでいます。

・バッグやベルト、靴などの革製品……革をなめす工程で「クロム」「コバルト」などの金属が含まれる溶剤を使用することがあり、敏感な人は反応してしまうことも。

・硬貨……ポケットの硬貨を入れておいたところ、ポケットのところだけかぶれる場合もあるそう。肌にぴったりつくポケットなどに硬貨を入れておかないように。

・衣類・下着……ブラジャーのホックやワイヤー、ジーンズのボタンなど直接肌に触れることが多い。

・化粧品……化粧品に含まれる重金属のほか、ビューラーの口金が原因で金属アレルギーを起こすことも。

■一生続くから上手につきあっていくことが大切
金属アレルギーは免疫反応のため、一度なると一生続くのが特徴です。まずは原因となる金属を特定し、直接肌に触れさせないようにすることが大切だとか。

「一般的に言われていることですが、アレルギーを起こした金属で作られたアクセサリーは身につけないようにしましょう。今は医療用ステンレスや金属アレルギーに対応する樹脂などを使ったアクセサリーも増えているので、そういったものを利用するのがおすすめ。

また、金属アレルギーが疑われる人は、歯の治療のときに該当する金属を避けてもらうよう、あらかじめ歯医者さんにお願いしておくといいでしょう」(日野先生)

金属アレルギーは必ずしも、金属に接してすぐに症状が出るとは限らないため、原因が金属だということがわからず、不調に悩む人も多いとか。

「今は特に問題がなかったとしても、汗でビショビショになった状態で金属を身につけていると、金属アレルギーを引き起こす可能性が高くなります。『アクセサリーを外す』『こまめに汗をふきとる』など、日頃からリスクを軽減するよう、心がけましょう」(日野先生)

ある日突然アレルギーになる可能性

筆者の友人に、成人してから魚介アレルギーを発症し、食材を触ることすらできなくなって板前修業の道を断念した人がいる。誰でも花粉症になる可能性があるとよくいわれるが、食物アレルギーも後天的に発症することがあるようだ。

もし、何らかの食物アレルギーを発症して、明日から突然好物が食べられなくなったとしたら、それは悲劇というしかない。大人になってからのアレルギー発症には、どのような原因があるのだろう?

 新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。

「後天的にアレルギーを起こすことは、誰にでもあり得ます。アレルギーというのはもともと、体が異物を排除するための免疫が過剰反応する症状のこと。

アレルゲン(アレルギーの原因物質)にさらされ、免疫反応が起こることを抗原曝露(こうげんばくろ)と呼びますが、これを繰り返すうちに少しずつ反応が過剰になっていくことがあるんです。

こうした反応が過剰に働く状態を抗原感作(こうげんかんさ)といい、個人差はありますが、この抗原感作の機会が多い人ほどアレルギーを起こす可能性は高いということになりますね」

須田先生によれば、とりわけ大人になってからアレルゲンになりやすいとされているのが、米、小麦、魚介であるという。いずれも日本人にとっての主要食材だけに、戦々恐々としてしまうが…。

「アレルギーは予防法や治療法も含め、まだまだ研究途中のジャンルです。

理論上、私たちの体を構成する要素以外のものは、すべてアレルゲンになり得るわけですが、実際には食物アレルギーを発症する人の割合は、全年齢で見ると1~2%だそうですから、あまり心配する必要はないと思いますよ」

こればかりは体質の問題も大きく、いつ誰が何に対してアレルギーを発症するかは神のみぞ知ること。小麦や米を食べないわけにもいかないし、研究が進んで確実な治療法が見つかることを祈るばかりだ。

新宿ライフクリニック
須田隆興先生が院長を務めるクリニック。ED治療など男性機能に関する悩みに対応!

ひらめやまぐろに潜む恐怖の寄生虫・クドアの食中毒対処方法

「スーパーで買ってきたひらめの刺身を夕飯に食べた日の夜中。“なんだか熱っぽいな~”と思っていたら、急にひどい下痢と吐き気に襲われました」

 そう話すのは、主婦のA子さん(41才)。彼女を襲ったのは、『粘液胞子虫(ねんえきほうしちゅう)クドア』という寄生虫による食中毒だった。耳慣れない名前だが、2000年頃から西日本を中心に報告されるようになった食中毒だ。

「ひらめなどの白身魚や、まぐろなどに潜むクドアによって引き起こされる食中毒です。主な症状は腹痛や下痢、吐き気ですね」

 そう解説するのは、東京医科大学の松本哲哉主任教授だ。個人差はあるが、体に入ってから2~3時間というごく短時間のうちに、37~38℃前後の熱や倦怠感、次いで下痢や嘔吐などの症状が出るのが特徴だという。

 2013年には全国で21件、合計244人。2014年に入ってからは、4月までに7件で92人という数の患者が報告されているこの食中毒。

今年4月、千葉県船橋市内の寿司店からの出前でひらめの握りを食べた7人が、2月には鳥取県倉吉市内のホテルのレストランでひらめのカルパッチョを食べた8人が、いずれも下痢や嘔吐を訴えて病院へ運ばれた。

「これまでにクドア食中毒で死亡した例などは報告されていませんが、お年寄りや幼い子供など体力のない人がこの食中毒にかかると、最悪のケースも考えられます」(松本主任教授)

 当初は発生原因がわからず、“謎の食中毒”と呼ばれていた。クドアという寄生虫そのものの存在は知られていたが、人間の体に悪影響があるとは考えられていなかったのだ。

「2010年になってやっと原因がクドアにあると特定されましたが、現在もほとんど研究がされていないため、どのくらい体内に入ると発症するのか、どんな場合に重症化するのか、といった細かいことは、はっきりとはわかっていないんです。

 また、症状が出た際に、整腸剤の服用や点滴で吐き気をおさえるといった“対症療法”は可能ですが、体内の寄生虫を直接死滅させる効果のある薬はないので、ひたすら症状が治まるのを待つしかありません」(松本主任教授)

 高温多湿になる梅雨どきから夏場にかけて多く発生しており、今の季節、より一層の注意が必要だ。ひらめやまぐろは、刺身として家庭の食卓に上がることが多い。それだけに、どう対処すればいいのか不安は募る。

「クドアに寄生された魚でも、マイナス15℃からマイナス20℃の低温で4時間以上冷凍するか、中心温度が75℃以上になるよう5分以上加熱すると失活(死滅)します。

養殖施設では、魚がクドアを保持しないよう対策が講じられていますが、天然ものは寄生されている場合もあるので、生の魚を口にする場合には、流通過程や店頭に並ぶ間に、どう取り扱われてきたか気にする必要がありますね」(松本主任教授)

食物アレルギー治療で用いられる「経口減感作療法」とは

■「感作」と「減感作」

 体にとって無害なものに対して、有害なもの(アレルギーを起こす物質「アレルゲン」)と認識して、免疫反応が働く可能性のある状態を「感作」といいます。

減感作とは、いったん感作された状態が抑えられた状態で、有害なものと認識されていたものを無害なものとして慣れてしまうことをいいます。

 アレルギー反応が起こらない状態にする治療のことを「減感作療法」、または、アレルゲンに対して免疫をつけることから「免疫療法」とも呼ばれています。

■食物アレルギーにおける危険性とは

 アレルギーの原因が食物である場合を「食物アレルギー」といいます。食物アレルギーは蕁麻疹、喘息、呼吸困難、嘔吐下痢、腹痛などの症状を起こします。特に問題なのは、複数のアレルギー症状が短時間で生じる「アナフィラキシー」です。アナフィラキシーは放置していると命にかかわります。

 食物アレルギーは6歳ぐらいに治っていくことが多いのですが、一部の子どもは、少量の食材でアナフィラキシー状態が続くことがあります。アレルゲンの除去が望ましいものの、除去への苦労は大変なものです。

 アレルゲンの除去をせずに済むならということで、現在、研究的に「経口減感作療法」という治療法が行われ、その有効性が報告されています。

■「経口減感作療法」とは

 経口減感作療法とは、食べることでアレルギーを治していく治療です。主に食物アレルギーに対する治療として、一部の医療機関で行われています。今まで除去するしかなかったアレルギーを起こす食材を、まずは経口負荷試験で食べられる量を決定して、その量より少ない量で少しずつ食べさせるという治療です。

 少しの量でも誤って食べると症状が出る子どもは、いつ何時、アレルギーが出るかわかりません。経口減感作療法は微量でも蕁麻疹などが生じたり、喘息や血圧低下などのアナフィラキシーを起こす子どもに対する治療として、現在は位置づけられています。

 経口減感作療法はリスクを伴いますので、アレルギーの症状を把握しやすい年齢(現在は5歳以上)で行われています。また、経口減感作療法を行う過程でアナフィラキシーを起こす危険性がありますので、十分な観察のもとで行われ、倫理委員会や書面による同意が必要と考えられています。

 経口減感作療法には、早期にある程度の量を食べられるようにする「急速法」という方法があります。施設によって差はありますが、入院の上、初期量は微量で開始し、30分から2時間程度空けて、50~100%増量した量を1日2~6回食べるようにします。増量の仕方によりますが、1日~10日である程度の量まで食べられるようになります。

 また、主に外来で行い、1日1回でおよそ1カ月ごとに受診し、無症状なら1週間に5~50%ずつ増量していく「緩徐法」という方法もあります。この場合、1~2年くらいかけてある程度の量まで食べることが可能になります。

 ただ、経口減感作療法によって食べられるようになっても、原因食材の摂取の中断、運動、胃腸炎の感染などにより予期しない症状が誘発されるという報告がされているので注意が必要です。

 私自身は、ゆっくりとした経口減感作療法を行っています。小麦でじんましんが出ていた子が、今は給食について何の制限なく食べられるようになりました。どの時期にどのような増やし方をするのか個々によって異なりますが、とにかく症状が出ないようにしていくことを大切です。

半年で4キロ減 8割が持つ「遅発型アレルギー」の元を断つ

ジムに通ったり、脂っぽいものを控えたり、自分なりにあれこれ努力しても、ちっとも痩せられない。

そんな人は多いのではないか。なかには“体質だ”と諦めてしまう人もいるだろうが、待って欲しい。あなたが痩せられないのは「遅発型フードアレルギー」が原因かもしれない。「三番町ごきげんクリニック」(東京・千代田区)の澤登雅一院長に聞いた。

 遅発型フードアレルギーとは、食物アレルギーのひとつ。一般的な食物アレルギーとは違い、食べたからといってすぐにじんましんが出たり、気分が悪くなったりすることはない。食べて数時間から数日後に、慢性的な疲労感や眠気、下痢や片頭痛、肌荒れなどといった何となくの体の不調として感じることが多い。

「実は不調を訴える人の9割、自覚症状がない人でも8割が遅発型フードアレルギーを持っていることがわかってきました。問題はその原因となる食べ物がわかりにくいことです。

通常のアレルギーなら食べてすぐ反応が出るので何が原因かわかりやすいのですが、遅発の反応はわかりにくい。好きで食べているもの、健康によかれと思って欠かさず食べているものが、原因かもしれないのです」

■原因不明の不調も治った

 吉田雅義さん(仮名、50歳)がまさにそうだ。

 ヨーグルトが体にいいと聞き、毎朝食べていたが、遅発型フードアレルギー検査で乳製品と卵に強いアレルギー反応が出た。

一般的な食物アレルギー(即時型フードアレルギー)の検査では、反応が出たことがないが、遅発型と即時型では調べる抗体の種類が違うため、違う結果が出たのだ。吉田さんは、乳製品と卵を除去した食生活を続けたところ、わずか2週間でひどいアレルギー性鼻炎が緩和され、半年後、体重が4キロ減ったという。

「遅発型フードアレルギーの反応が出た食べ物を断つ目的はダイエットではありません。しかし、炎症を抑えることで、それまでどんなダイエットをしても落ちなかった体重が減るというのはよくあることです」

 遅発型フードアレルギーでは、アレルゲンと抗体が結合することで免疫複合体というものができて、体の中で長期にわたり炎症が生じるため太りやすい体質になってしまう。

 炎症が起こると代謝が落ちるだけでなく、脂肪細胞の肥大化が起こる。肥大化した脂肪細胞は、また炎症性物質を産生し、肥満への近道になってしまう。

 この悪循環を断ち切るには、半年程度アレルゲンとなる食物を断つことと、腸内環境を改善することしかないという。

「アレルギーのある食物を除去するということは、その食物から得られる必要な栄養源を失うことになります。その分、別の食物から栄養をとらなければなりません。私のクリニックでは、除去だけでなく、食生活全体の見直しを提案すると同時に、半年間継続できるようサポートしています。

例えば、乳製品がNGの人には、ヨーグルトの代わりに納豆や味噌などの発酵食品をとるよう指導します。むろん、除去食に迷ったり、挫折しそうな気持ちになったときも、メールや電話で対話しながら解決していくようにしています」

 遅発型フードアレルギーの検査は2~3?の採血のみ。日本の検査機関では取り扱っていないため、米国の検査機関に出し3~4週間後、送られてきた結果を基に食生活の改善方法や注意点がレクチャーされる。

 気になる費用は自由診療なので医療機関によって違うが、同クリニックでは4万円(初診料別途)。検査費用と半年間のサポートも含んだ料金だという。不調が解消され、痩せられるなら決して高い金額ではない。あなたも試してみる?

布巾に菌13万個…普通の行動が「食中毒リスク」を上げる

細菌性食中毒の年間患者数の7割は、6~9月に報告されている。体内に入る菌の数が多くなるほど、食中毒のリスクは増すが、専門家によれば、普段何げなく行っていることが食中毒リスクを高めているという。

■水抜き後の食卓でも落としたキュウリに740個の菌が付着

 衛生微生物研究センターの李憲俊所長らが行った実験で、驚きの結果が出た。食卓を拭く台布巾をよく水洗いした後、どれくらいの雑菌が付着しているか調べたところ、その数、180個! それを台所のシンク脇などで干すと、6時間後には61倍の1万1000個にまで増殖した。

「シンク脇は、菌が好む高温多湿の環境です。時間の経過とともに菌は急速に増殖していき、8時間後では333倍、12時間後では722倍になり、13万個の菌が台布巾1枚に付着するようになっていたのです」(李所長)

 さらに李所長らは、水洗いと室内干しを朝夕6日間繰り返した台布巾で、消毒をした清潔な食卓を水拭きした時、どれくらい雑菌が食卓に付くかを調べた。

「すると、10平方センチにつき7万6000個の菌が付着していました。この食卓に食べ物を落とすと、たとえばキュウリのスライスは740個、厚焼き卵は458個、ハムは402個と、平均411個の菌が付着することも分かりました」(李所長)

 主婦224人対象のアンケート調査(薬用せっけん「ミューズ」実施)では、8割以上の主婦が台所での手洗いをハンドソープを使わずに、10秒以内で済ませていた。

 それを受けて、「ミューズ」が10秒以内の手洗いで作ったおにぎりの菌の数を調べると、握った直後はおにぎり1個当たり500個の菌が、常温25度で3時間放置後には110万個に……。

 一方、衛生管理の専門家の指導に従い洗った手によるおにぎりは、直後は20個、3時間後でも1800個。「10秒以内洗い」と比較すると、611倍の差がついた。

 食中毒は時に命にかかわる。免疫力の低い子供や高齢者と同居していれば、なおさら注意が必要だ。どう対策を講じればいいのか?

「台布巾は使用後、漂白、天日干しをする。毎日漂白するのが面倒なら、台布巾を乾かした後、アルコール除菌剤をスプレーするといい。ティッシュやキッチンペーパーにアルコール除菌剤をスプレーして台布巾代わりに使うと、より手軽で簡単です」(李所長)

■手洗いは最低でも30秒

 衛生管理の世界基準「HACCP」のコーディネーターである若宮寿子氏(料理研究家)は、手洗い法を次のように指導する。

「水や湯では菌は落ちません。ハンドソープをよく泡立て、手のひらのシワ、指先、爪、指の間、親指や手首などの洗い残しやすい場所を意識しながら、最低でも30秒はかけて洗いましょう」
“ノータッチ手洗い”も心掛けたい。

「できるだけ汚れた場所を触らない手洗いです。タオルには菌や汚れが付いている可能性があるので、キッチンペーパーなど使い捨てのもので手を拭きます。

手洗い用のせっけんも、直接せっけんやボトルを触らなくてよい自動で泡が出るタイプのものを使うと衛生的です。手洗い後は、キッチンペーパーなどを使って蛇口の栓を閉めるといいです」(若宮氏)

 自分で実践するのはもちろん、妻や子供にも徹底させよう。

カビがごっそり…!酸素系漂白剤で洗濯槽のカビを取る方法

洗濯物に、ベトッとした黒いものが付いてくることがありませんか。この黒いものは、洗濯槽の裏側に溜まった黒カビなどの汚れが、剥がれてきたものです。きれいに洗うはずの洗濯槽の裏側が、カビだらけ…なんてゾッとしますね。

■ 準備するもの

・酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム):お湯10Lあたり100gが目安

・ゴミ取り用網:黒カビを取り除くのに使います

・洗面器など:取り除いた黒カビを入れるのに使います

・洗濯槽いっぱいのお湯

お湯は、お風呂の残り湯を追い焚きして使っています。

■ カビとり方法

所要時間は6~8時間ですが、作業時間は実質1時間くらいです。

◎ STEP1:酸素系漂白剤を熱湯に溶かす

10Lあたり、100gの酸素系漂白剤の粉末を、熱湯に溶かします。40~50℃のお湯でもすぐ溶けますが、今回はポットのお湯で溶かしました。

◎ STEP2:酸素系漂白剤を溶かしたお湯を洗濯機にためる

熱湯に溶かした酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を洗濯槽に投入し、40~50℃のお風呂の残り湯を高水位まで入れます。必ず水位いっぱいまでお湯を入れましょう。これは縦型全自動洗濯機でのカビ取りの方法です。洗濯機、風呂水給水ホースを使用する場合は、取扱説明書を確認し耐熱温度にご注意ください。

◎ STEP3:「洗い」コースで2、3回かき混ぜる

標準コースの「洗い」のみに設定し、洗濯槽の様子を見ながら3~5分くらい回します。これを1、2回繰り返します。

◎ STEP4:糸くずネットを取りはずす

外側の槽から循環した水が、内側の槽に十分流れ込むようにするために、洗濯槽内の糸くずネットを取り外しましょう。

◎ STEP5:一晩置き、浮き出てきたゴミを丁寧にすくいとる

一晩放置した後、「洗い」で洗濯機を回しながら、浮いてくる黒カビや石鹸カスを網できれいにすくい取ります。これらが浮いてこなくなるまで「洗い」を繰り返した後、排水し「脱水」します。排水の際に洗濯層の底に黒カビなどが溜まっていたら、ティッシュなどできれいにふき取って下さい。

◎ STEP6:仕上げのすすぎをして終了

きれいな水を高水位まで入れ、「洗い」→「すすぎ」→「脱水」をします。ここで黒カビがでてくる場合は、ゴミを網ですくい取り、STEP6を2度繰り返して下さい。

■ おわりに

洗濯槽の掃除を、1、2ヵ月に1度など定期的にきっちりとすれば、洗濯物の嫌なにおいや、洗い上がった洗濯物に黒カビが付いてくることもなくなります。実際の作業時間は少ないので、是非試してみてください。

たかがカビと侮るな!! カビが原因でガンになることも…

カビを放置した水回り、ホコリの積もった床、臭う万年床……「男の一人暮らしなんてこんなもの、部屋が汚いくらいで死にやしない」と思うなかれ。カビ毒には致死率50%、発ガン性などの危険なものがあるという。命あるうちにぜひ掃除を!

【食べカス】

食べかけ、残り物のカビから発ガン性カビ毒が発生⇒発ガン性物質を食す可能性

 梅雨の季節。食べかけの弁当や晩ご飯の残り物などをうっかり放置などしようものなら、たちまちカビが繁殖してしまうというのに……。

 バーテンダーの田中大樹さん(仮名・23歳)の“汚部屋”は、ゴミで足の踏み場もない。

そのほとんどはコンビニ弁当や飲料水のペットボトル。食べかけ、飲みかけのものも多い。「何か月前のものかわからない」という冷蔵庫のピザは、チーズに青カビが生え、部屋中にツーンとしたニオイが漂う。

 塾講師の菊池健二さん(仮名・30歳)もゴミだらけの部屋で暮らすが「他人に迷惑をかけているわけではないので、このままでもいいかと思う」と楽観的だ。

 2人の共通点は、ゴミに埋もれているため、食品の賞味期限切れを認識していないこと。

食べカスをうっかり口にしてしまうこともあり、実際、菊池さんは「間違って古い飲みかけの缶コーヒーを飲んでしまい、とんでもない味で噴き出してしまった」こともある。

 食べカスに潜む病気のリスクについて、千葉大学真菌医学研究センターの矢口貴志博士が説明する。

「我々はカビが生えているものはまず食べない。しかし、カビは目に見えるものだけではありません。カビは菌糸と胞子で増えますが、普通の菌糸は無色透明のため、知らずに食べてしまうことがあります。

昔からよく、『色が変わっているところだけ落とせば食べられる』といいますが、それでは胞子を落としただけで、菌糸は食べている可能性がある。カビにはカビ毒を作るものもあり、アフラトキシンという自然界でもっとも発ガン性が高いものまであるんです」

 世界では、カビ毒が原因で家畜の大量死も起こっている。

「’60年代のイギリスでは、カビの生えたナッツを餌として食べた七面鳥が何万匹も死ぬ事件がありました。これは人間にも起こり得ます。カビを知らず知らずに長年にわたり慢性的に摂取した結果、体内にカビ毒が蓄積されることが危険なのです」

「まあいいか」の積み重ねが、知らぬ間に死を招き寄せるのだ。

【矢口貴志博士】

千葉大学真菌医学研究センター所属。千葉大学准教授。微生物物資源分野 バイオリソース管理室長。わかりやすい解説に定評があり、『世界一受けたい授業』をはじめ『スーパーJチャンネル』などテレビ出演も多数

遺伝するアレルギー体質 しかし親と子で違う症状の場合も

花粉症やアトピー性皮膚炎、ぜん息など、ひと口にアレルギーといってもいろいろな症状、病気がある。厚生労働省の花粉症対策などを担当している医学博士の大久保公裕さんは、こう説明する。

「そもそもアレルギーは、“免疫の誤作動”が原因なのです。例えば、ある物質が体内に入ると、免疫機能が働いて体を通過させていいものかどうか判断します。

物質がウイルスや菌など有害なものの場合、免疫機能が働いて、くしゃみや咳、鼻水、涙と一緒に体外に出そうとします。

しかしアレルギーの場合、花粉や乳製品、卵などの本来無害なものまで、異物と判断して排出しようとしてしまうんです」(大久保さん、以下「」内同)

 アレルギーを発症させる原因物質──“アレルゲン”に含まれる糖タンパク質を人体が感知すると、“IgE抗体”という抗体が作られ、結果アレルギー症状が起きる。

特に食物アレルギーの場合、呼吸困難や意識の混濁など、命にもかかわる“アナフィラキシーショック”を引き起こすことも。

「親子で容姿が似るように、残念ながらアレルギーも遺伝します」

 アレルギーになる原因は、生活習慣や環境、ストレスなどさまざまだが、遺伝もその1つ。

ただ、親子で同じアレルギーになることもあれば、親はアレルギー性鼻炎、子供はアトピーや金属アレルギーなど、違うアレルギーを発症するケースも。遺伝するのは特定の症状ではなく、“アレルギー体質”だということがわかっている。

「子供がなんらかのアレルギーを発症する確率は、両親ともにアレルギーがある場合が60%、片親にアレルギーがある場合は40%、どちらもアレルギーがない両親から生まれた場合20%。

やはり、アレルギー家系であるほど、子供の発症率も高くなる傾向にあります」

「お葬式中毒」「ウィンナー・ソーセージ中毒」 世にも奇妙な中毒症状5つ

世の中にはさまざまな中毒症状があります。タバコ、お酒、インターネットなどが代表的なものです。そこまで症状が深刻ではなくても「最近チョコレートにはまってて。中毒かも!」なんていう会話を日常生活の中でも良くしますよね。

しかし世の中には本当に「中毒」としか言えないほど深刻に食べ物や物事にはまってしまう人がいるのです。その中でもかなり変わっているものをいくつかピックアップしてみました。

●ウィンナーソーセージ中毒

ソーセージってとってもおいしいですが、だからと言ってそんなに毎日食べるようなものではありませんよね。

しかし、デイビット・ハーディングさんは1日に13本もソーセージを食べるそうです。ソーセージだけに1年につき20万円もつぎこんでいるのですから、相当なものです。

本人は自分が中毒であることに気づいていて、カウンセリング(34万円相当)を受けてみたのですが効果はさっぱりなかったそうです。

●ヴァンパイア中毒
ジュリアさんはまるでヴァンパイアのように血を飲まずにはいられない中毒症状を持っています。ジュリアさんは現在45歳で15歳のころから30年間血を飲み続けています。

自分の血ではなく友人に噛み付いて血を吸わせてもらっているそうです。その友人は大丈夫なのでしょうか?

●お葬式中毒
お葬式中毒の人は、人のお葬式に喜び勇んで出かけます。それが親戚など身内の人でなくてもまったく関係無し。お葬式に出たくて出たくてしかたないのです。ルイス・スクアリシーさんは42歳。

20年間住んでいる町で行われたすべてのお葬式に参列してきたそうです。彼女が毎朝することは、ラジオのニュースをチェックして誰かが亡くなっていないか確認すること。

もし誰も亡くなっていなければ、なんと病院に電話して確認してしまうそうです。それほどお葬式が大好きなので、彼女はお葬式には必ずいる人として町で有名になってしまいました。

●コーヒー中毒
コーヒー中毒の人はよくいますが、エリオット夫妻の中毒はかなりオカシイのです。なんとコーヒーを口からではなくお尻の穴から注入するのです。

口から摂取するよりも早くコーヒーの効果が出るということで、夫婦でどっぷりはまり1日に4回行っているとのこと。

●カツラ中毒
テレビのMCをしているエスターさんは、つい最近自分がカツラ中毒であることを告白しました。テレビに出るという仕事柄いつも自分の髪型を気にしていなければなりません。

でも何千種類ものカツラを揃えておけば、気分に合わせて身につけるだけでオッケーですから楽チンです。

5つの奇妙な中毒を紹介しました。まさかこんなレアな中毒にかかっている人は読者の中にはいないと思いますが、もしかしたらもっと奇妙な中毒を持っているかもしれませんね。

くれぐれも健康だけは害することのないように、ご注意を。

アレルギー患者増加 室内の浮遊カビ、濃度高い深夜から早朝

私たちは日常生活の中でダニやカビ、花粉、ハウスダストなどさまざまなアレルゲンに暴露されています。このうち、日常的に吸引する機会が多いのは住宅内を浮遊しているカビといわれています。

浮遊するカビの種類や量は住宅環境や季節、一日の時間帯によって異なります。そこで、住宅内の空気中を浮遊するカビが24時間でどのように変動しているのか調べてみました。

 調査を行ったのは、埼玉県にある一戸建て住宅の和室(1階)です。浮遊するカビの測定には空中浮遊菌を測定する機器「エアーサンプラー」を用い、1立方メートル中の菌数(cfu=コロニーとして検出された数)を測定しました。

午前4時から翌日午前4時まで、2時間ごとに測定しました。同様の測定を別の日にもう1度実施し、2日間の平均を求めました。

 その結果、カビは一日中なくなることなく室内を浮遊していることが分かりました。居住者は恒常的にカビの暴露を受け続けているといえます。

 室内のカビ濃度の推移を見ると、深夜から早朝が高く、日中は低い傾向にありました。

この住宅では日中は居住者が出掛けており、午前8時から午後6時頃まで人の出入りがほとんどありません。浮遊カビが日中に少ないのは、居住者が外出して人による動作がなくなり、カビが舞わなくなったためと考えられます。

居住者が帰宅する夕方以降にカビは再び舞い上げられ、空中を浮遊し始めます。人の出入りと浮遊カビの増減が連動している可能性が考えられます。

 また、深夜から早朝にかけ、カビ濃度が最も高くなっていることは新しい知見といえます。ぜんそく発作は早朝に起こりやすく、この現象は「モーニングディップ(朝の落ち込み)」と呼ばれています。

深夜から早朝にかけての気温低下が気管支を刺激し、収縮を起こすことが一因と考えられていますが、カビ濃度も関係しているかもしれません。この点に着目し、今後も継続的に調査をしていく予定です。

 カビを原因とするアレルギー患者は増加傾向にあるようです。浮遊カビ濃度が高いことは健康上好ましいことではありません。

掃除や換気はカビの育成を防ぎ、浮遊カビ濃度を抑える効果があるので、こまめに行うようにしましょう。(エフシージー総合研究所 環境科学研究室 www.fcg-r.co.jp)

鼻水は止まるけれど眠い……眠気の少ないアレルギー薬ってあるの?

アトピーの治療法の一つに内服薬の服用があります。内服薬の中でも、抗ヒスタミン薬は、アトピーの痒みや、花粉症の鼻水・くしゃみを抑えてくれます。しかし、一方で、眠気というやっかいな副作用に悩まされることも多いものです。

 花粉症の人にとって、ずっと眠気と戦い続けて花粉のシーズンを乗り切れというのはあまりにも酷ですよね。抗ヒスタミン薬の効用と眠くならない薬について解説します。

■抗ヒスタミン薬って何?

 抗ヒスタミン薬とは、肥満細胞から出てくるヒスタミンという物質を抑える薬です。ヒスタミンには、かゆみや鼻水、くしゃみを起こす作用があります。

 くしゃみ、鼻水を抑えるための抗ヒスタミン薬は、アレルギー用の薬だけでなく、市販の風邪薬にも入っています。風邪薬を飲むと眠たくなることが多いのはこのためです。

 では、なぜ、抗ヒスタミン薬で眠たくなるのでしょうか?

■ヒスタミンが脳に働くと眠くなる?

 そもそも、「ヒスタミン」には、様々な作用があります。

・脳を覚醒する作用
・学習と記憶の増強する作用
・痛みやかゆみを増強する作用
・食欲を低下させる作用
・痙攣(けいれん)を抑える作用
・ストレスによる過剰な反応を抑える作用

 抗ヒスタミン薬は、上記のヒスタミンの作用を真っ向から抑えるため、

・眠気が出て、活動性が落ちてしまう
・痛みやかゆみを抑える
・食欲が増える
・痙攣の起こしやすい体質があれば痙攣を誘発してしまう

と言った現象が出てくることが多いのです。

■眠気を抑えた抗ヒスタミン薬とは?

 抗ヒスタミン薬が脳に働くと、眠気が出てくるわけですから、脳へ薬が行きにくい薬が望まれます。

 抗ヒスタミン薬には、眠気の起こりやすい第1世代と比較的、眠気を抑えた第2世代に分かれています。眠気の少ない抗ヒスタミン薬は第2世代に多いのですが、ケトチフェン(ザジテン)などは眠気が多いと言われています。

 眠気には個人差がありますし、その人に合う薬を使うのが有効ですので、医師に必ず相談するようにしましょう。できるだけ眠気の少ない薬で、アトピーと花粉症のつらい季節を乗り切りたいですね。

女性のがん1位「乳がん」にかかるリスク高い人の特徴6つ

最近では、インフルエンザにまつわる効果が話題となっていた“ビタミンD”ですが、実は、女性の強い味方だと言うことをご存知でしたか?

何と! 乳がんだと診断された患者のビタミンDの血中濃度が高いほど腫瘍が小さい事が判明しました。そして、それとは逆に、ビタミンDの濃度が低いほど、腫瘍が大きくなることも判明したのです。

これは、米国・テキサス州サン・アントニオで開催された『SABCAS2011』において、ベルギー・ルーヴェン・カトリック大学のバーバラ・ブロワーズ博士らが発表した研究結果です。

博士らはビタミンDを補充することで、乳がんの予防と治療に有効であるかどうかは、今後の研究課題だとしていますが、女性ならばとても興味のある研究結果ですよね。

ところでみなさんは、がんが一体どんなタイプの人に起こる病気なのか、ご存知ですか? 今回は、女性として知っておくべき乳がんの基本をご紹介します。

■乳がんリスクが高い人の特徴

乳がんにかかる日本人の数は、年間6万人を越えるとも言われています。また、乳がんは女性がかかるがん1位でもあります。

そんな、乳がんにかかるリスクが高い人の特徴は以下の通りです。

(1)初経年齢が早い・閉経年齢が遅い

豊かになった食生活の影響で、初潮を迎える時期は早くなり、逆に閉経時期は遅くなっています。初経が11歳以下・閉経が55歳以降の人は、定期検診をしっかり受けましょう。

(2)出産歴がない・初産年齢が遅い・授乳歴がない

特に35歳以上で 初産を経験した人は気をつけましょう。

(3)高身長・閉経後の肥満

標準体重を2割超えている人は特に気をつけましょう。

(4)飲酒習慣がある人

適正酒量は、ビールで言えば中ビン1本、日本酒で言えば1合くらいです。

(5)運動不足

個人差がありますが、一日に30分以上の有酸素運動を行うのが効果的です。

(6)近親者に乳がんになった人がいる

特に母・姉妹などの近親者に乳がんになった人がいる場合は気をつけましょう。

以上が、乳がんリスクが高いとされる人です。当てはまった人は注意が必要ですが、これらに当てはまらなかった人も安心してはいけません。

遺伝的要因の他にも、動物性脂肪の多い食事や高カロリーの食・女性の社会進出など、現代生活が、引き起こし、誰にでもかかりうる可能性が高いことを忘れないでくださいね。

アレルギーの原因は毎日の睡眠!? ただしい寝具のお手入れ方法

春は、花粉症の人にとって憂鬱な季節ですね。ただ、花粉だけが原因だと思っていた人も、ハウスダストにも反応しているかもしれません。そこで、少しでも症状を緩和させるためのセミナーが「ダイソン」で行われました。

そもそも、なぜくしゃみや鼻水が出るの?

セミナーでは、「エフシージー総合研究所」の川上裕司さんから、免疫やハウスダストについて教えていただきました。ハウスダストというと、小さなほこりのようなイメージですが、ダニの死骸やフン、カビや食べ物カスこと。

高温多湿の日本では、ほとんどすべての家庭にダニがいるというので、これは他人事ではありません。花粉症で敏感になっている人 は反応しやすく、そうでなくても毎日の積み重ねなので、アレルギー性鼻炎の原因にもなるそうです。


きちんと掃除するのが一番の防御策

アレルギーの原因となるダニ、その量は各家庭によって様々だそう。当然、きちんと掃除をしている部屋にはダニも少ないそうです。ただ、一番気になるのは毎日眠る寝具。ここは、ダニの温床とも言われているのです。そこで、川上さんに効果的な布団のお手入れ方法を教えていただきました。

理想的な布団の干し方


・時間帯は10時~14時

・太陽が一番あたる部分をすべての面に均等にするため4回干し方を変える

・取り込んだら掃除機をかける(微細なゴミを取り除くものが効果的)

今回のセミナー参加者は、春先、夏、秋に、実際に寝具と寝室の床のごみを採取し、家庭のダニの実態調査に参加します。結果は、川上さんの論文で年内に発表されるそう。この研究により、平均的な家庭にどれだけアレルゲンが潜んでいるのかが分かります。

そのまえに、まず自分の布団を掃除することから始めようと思います。

カーテンや絨毯…、意外な場所に潜むシックハウス症候群の危険

近年アレルギーの深刻化は進んでいる。厚生労働省によると、今や全人口の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患に悩んでいるそうだ。

花粉症を含むアレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーと、種類も多岐に渡っているが、引っ越しの際に懸念されるのが “シックハウス症候群”である。そこで今回は、シックハウスやごみ質の分析、測定で知られる株式会社埼玉環境サービスのシックハウス診断士・仁平さんに話を聞いてみた。

●「シックハウス症候群になると、目がチカチカする、喉が痛い、めまいや吐き気、頭痛などの症状が出ます。その原因の一つとして、建材や家具、日用品などから発散するホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどの揮発性の有機化合物の影響が懸念されています。

よく“建築素材に原因があるんじゃないか”と心配される方がいますが、実はカーテン、絨毯、箪笥、防虫剤などからも検出される場合もあるんです」意外なところにも危険が潜んでいるようだ。では、シックハウス症候群を発症してしまった場合、どうすればいいのだろうか?

●「まずは原因となる部屋を特定すること。さまざまな測定方法がありますが、弊社では “パッシブ法”をオススメしています。この検査だと検査用具を室内に設置しておくだけで、揮発性の有機化合物が発生する分量を測定することができます。

他にも方法はありますので、お近くの業者さんに相談してみて下さい」ちなみに、自分でできる改善方法はあるのだろうか?

●「一概には言えませんが、こまめに換気を行うことですね。発散の量は時間が経過するにつれて減少していくのが普通です。新築やリフォーム直後は、化学物質の発散が多いので、しばらくの間は、空気がこもらないように換気や通風をすることで症状が沈静化すると思います。

心配な方は、引っ越しの際にシックハウス対策をしてくれる工務店に予め相談をしたり、天然の木材を使った家具を選ぶのもいいかもしれません。

空気清浄器も正しく使えば、ある程度効果を期待できるものもあるようです」仁平さんによると「原因の特定・判断は難しいので、プロに相談するのが一番」とのこと。心配な方はこの機会に調べてみてはいかがだろうか。

アレルギーの原因は毎日の睡眠!? ただしい寝具のお手入れ方法

春は、花粉症の人にとって憂鬱な季節ですね。ただ、花粉だけが原因だと思っていた人も、ハウスダストにも反応しているかもしれません。そこで、少しでも症状を緩和させるためのセミナーが「ダイソン」で行われました。

そもそも、なぜくしゃみや鼻水が出るの?

セミナーでは、「エフシージー総合研究所」の川上裕司さんから、免疫やハウスダストについて教えていただきました。ハウスダストというと、小さなほこりのようなイメージですが、ダニの死骸やフン、カビや食べ物カスこと。

高温多湿の日本では、ほとんどすべての家庭にダニがいるというので、これは他人事ではありません。花粉症で敏感になっている人 は反応しやすく、そうでなくても毎日の積み重ねなので、アレルギー性鼻炎の原因にもなるそうです。

きちんと掃除するのが一番の防御策

アレルギーの原因となるダニ、その量は各家庭によって様々だそう。当然、きちんと掃除をしている部屋にはダニも少ないそうです。ただ、一番気になるのは毎日眠る寝具。ここは、ダニの温床とも言われているのです。そこで、川上さんに効果的な布団のお手入れ方法を教えていただきました。

理想的な布団の干し方

・時間帯は10時~14時

・太陽が一番あたる部分をすべての面に均等にするため4回干し方を変える

・取り込んだら掃除機をかける(微細なゴミを取り除くものが効果的)

今回のセミナー参加者は、春先、夏、秋に、実際に寝具と寝室の床のごみを採取し、家庭のダニの実態調査に参加します。結果は、川上さんの論文で年内に発表されるそう。この研究により、平均的な家庭にどれだけアレルゲンが潜んでいるのかが分かります。

そのまえに、まず自分の布団を掃除することから始めようと思います。

えっキスでも発症?知られざる「意外すぎるアレルギー源」8つ

”アレルギー”と聞くと、花粉症や食べ物を想像する方が多いのではないでしょうか? でも実は、世の中には、意外な物でアレルギーを発症する人々がいます。そしてそれは、かゆみや湿疹だけでなく、死に及ぶケースも少なくないのです。

そして、今アレルギーにかかっていない方でも、何の前振りもなく、突然アレルギーは発症します!

そこで今回は、アメリカの情報サイト『ODDEE』の記事を参考に、驚くべき意外なアレルギー症状を8個ご紹介します。自分や周りの人々が、これらのアレルギー症状にかかっていないかどうか、一緒に確認していきましょう。

■1:新生児アレルギー

アメリカの大学の研究によると、生まれたばかりの赤ちゃんが原因となって、女性に”水庖症”という、かゆみを伴なう皮膚の赤みがでて、水ぶくれのようになる症状がでる事がわかりました。

女性は妊娠2期、3期(28~40週)と出産後に、この水庖症が出やすいとのこと。珍しいケースだと、産まれてきた子供も発疹だらけの事もあるようですよ。

■2:水アレルギー

水アレルギーは、世界で2,300万人に1人が発症するとされている、とても珍しいアレルギー疾患です。

原因は、蒸留していない水で見つかるイオンに反応を起こす事。お風呂やシャワーを浴びるだけでも、痛みやかゆみを感じ、普通の状態に戻るまでに、2時間はかかるそうです。

■3:木材アレルギー

木材に由来するアレルギーは厄介です。木に触るだけでなく、紙や鉛筆に触ったり、使ったりする事もできないのです。症状は、皮膚刺激、咳やくしゃみ、じんましんとして現れます。

■4:エクササイズ・アレルギー

1,000人に1人は発症しているという、エクササイズ・アレルギーという疾患があります。運動によって誘発される”アナフィラキシー”が原因でこの症状が起きます。症状としては、疲労、皮膚の赤み、ほてり、呼吸困難、吐き気と嘔吐等が現れます。

実は、運動前に食べる物が原因となっている事もあるようです。小麦やヘーゼルナッツ、ぶどうや抗生物質や風邪薬、薬用ハーブサプリメントなどが関連しているとされます。

■5:太陽アレルギー

太陽アレルギーは、紫外線やUVの影響でじんましんが起きる疾患です。最も一般な個所は、首や手の甲、腕の表面、下脚です。

■6:現代技術アレルギー

いまやわれわれの日常生活には、コンピューター、携帯電話、電子レンジ、車など、最新テクノロジーがかかせないものとなっていますが、これらが発する電磁波やスモッグなどによって、皮膚発疹やまぶたの腫れといったアレルギーを発疹してしまう人がいます。

■7:キス・アレルギー

なんとキスもアレルギーの原因となるのです! キス・アレルギーの症状は、じんましん、発疹、目のかゆみ、まぶたや唇の腫れ、呼吸困難です。この疾患は、唾液に対してのアレルギーなので、頬にキスをしたりする事では発症しません。

ほとんどのケースは、キス前に食べた物や飲んだ薬で、それを唾液を通し自分の口に入れる事で発症すると言われています。

■8:下着アレルギー

ブリトニー・スピアーズがこのアレルギーを持っている事で有名ですが、下着を着ける事で発疹やかゆみがでるアレルギーです。

これは、男女共に発症します。ほとんどのケースがポリエステル、綿の素材を身につける事で発症すると言われています。解決方法としては、高品質、抗菌作用のある下着を着ける事です。

以上、知られざる意外なアレルギー症状を8個ご紹介しましたが、いかがでしたか? 

とくに電磁波などによる現代技術アレルギーを発症する方が急上昇しているようです。もし皮膚発疹やまぶたの腫れといった症状に心当たりがあるようなら、どんな時にアレルギーが発症するかを記録しておいて、かかりつけのお医者さんにご相談くださいね。

ダイエッターの口は臭う!? 口臭の原因と対策4つ

ニンニク料理を食べた後だけではなく、寝起きや体調がすぐれない時に口臭が気になることはありませんか? 病気が原因で身体の内側からニオイがこみ上げてくることもあるのです。

口臭の原因と対策について、五味クリニックの五味常明(ごみつねあき)院長に教えていただきました。

唾液には、雑菌を抑える働きがあります。

分泌量が少なくなると、殺菌力が低下して口臭が発生します。

寝起きに口臭が気になるのは、唾液の分泌量が減ってしまうためです。

他にも、緊張している時や空腹時、女性の場合は生理の時にも口内が乾きやすくなり、口臭が発生しやすくなります。

対策:唾液の分泌量を増やす
唾液の分泌量を増やすためには、よくかんで食べることが重要です。

口をよく動かすことも効果がありますので、硬いものをしっかりかむといいでしょう。

また、梅干しも効果的です。

唾液の分泌を促すと同時に、梅干しの抗菌力で口臭を防ぐことができます。

水を飲むと口の中が潤いますが、唾液の分泌量を増やすことはできないので、口臭を根本的に解決することはできません。

炭水化物抜きダイエットをしている方は要注意。

過激な食事制限によるダイエットを続けていると、口の中から「ケトン臭」といわれる甘酸っぱいニオイを発することがあります。

また、肉類やこってりとした料理ばかり食べている方も、口臭が強くなる傾向にあります。

生活習慣病予備軍の方は注意が必要です。

対策:食生活を見直そう
バランスの良い食生活を心がけることで、口臭が改善されます。

不足しがちな野菜や魚介類なども積極的に摂るようにしましょう。

また、朝食を抜くと唾液が分泌されないので、口臭の原因になってしまいます。

規則正しく食事をとるように心がけてください。

しっかり歯を磨いたつもりでも、歯の隙間に食べカスが残っていることがあります。

すると、雑菌が繁殖してしまい、口臭が発生してしまいます。

また、虫歯や歯周病、歯槽膿漏(のうろう)も口臭の原因となります。

対策:口の中を清潔に保つ
歯ブラシをエンピツのように持って、奥歯から一本ずつ丁寧に磨きましょう。

歯間ブラシを使えば、磨き残しを防ぐことができます。

歯垢(しこう)を吸着する炭入りの歯みがき粉もおすすめです。

また、緑茶に含まれているカテキンには強い抗菌作用があるので、食後に飲むと良いでしょう。

口をゆすぐだけでも効果的です。

ウーロン茶や紅茶も効果が認められています。

舌の上に白く付着した舌苔(ぜったい)が増えすぎても、口臭の原因になりやすいですね。

ガーゼを指に巻いてやさしくふきとったり、はちみつレモン水でのうがいも舌苔の掃除や口内ケアに効果があります。

内臓疾患の場合も口臭が発生することがあります。

胃炎や消化不良を起こしていると硫黄臭(卵の腐ったようなニオイ)がし、肝臓に異常がある場合はカビ臭くなりやすいです。

対策:「おかしいな?」と思ったら病院へ
口臭を強く感じるようになったり、いつもと違ったニオイを感じたりした時には、病気を疑った方がいいでしょう。

病気を治療しない限りは、口臭を改善することはできません。

胃腸や肝臓の働きを整えるには、メカブ納豆がオススメです。

機能回復にも役立ちますし、腸と肝臓の間の循環をよくしてくれます。

口臭は他人に不快感を与えるだけではなく、体に何か異変が起きているサインでもあります。

いつもと違ったニオイを感じたときには、健康状態をチェックするようにしましょう。

かゆみに潜む重大病のサイン 中高年が危ない『寒冷じんましん』に注意!

「寒冷じんましん」は、冷たい水や風のように、人の体温よりも低い物質に触れたことで発症するパターンと、体が冷やされた後に温められたことで発症するパターンの2種類がある。

いずれも冬場に発症しやすく、皮膚が赤くなり、鳥肌に似た僅かな腫れとかゆみが起こることが特徴だ。

 見ようによっては、非常にデリケートな印象に受け取られるが、例えば冷たいコップを手にしたり、冷たい外気に顔や唇が触れたときなどでも、強烈なかゆみや発疹、皮膚の腫れが起きる。こうした症状が医学的に「寒冷じんましん」と呼ばれているのだ。

 「夏でもビールなど冷たい飲み物をよく飲むと発症しますが、この11月を過ぎると、病院を受診する患者がグンと増えます。当院にも性別関係なく多くの患者さんが見えます。

“変わった物を食べてないのに”と、けげんな顔で受診する方もいますが、『かゆさに耐え切れない』と訴えますね」(木下皮膚科クリニック・木下裕子院長)

 さらに「寒冷じんましん」は、通常のじんましんと異なり、特に中高年には大きなリスクが潜んでいることがあるという。
 例えば梅毒やヘルペス、リウマチやウイルス性肝炎、がんや悪性リンパ腫などが隠されているかもしれないとされ、それこそ命に関わる病気が潜み、決して甘く見ることはできない。

 東京都立多摩医療センターの皮膚科担当医もこう言う。
 「若年者の寒冷じんましんは、原因がはっきりしないところもありますが、半年か数年で完治することがほとんどで問題はありません。それより怖いのは、中高年の場合です。

普通のじんましんと違って、患者の5%程度にリスクの高い病気が見つかることがあり、血液系の病気との合併頻度が高くなるのが特徴。原因となる病気を治療すれば寒冷じんましんも良くなりますが、それには血液検査をきちっとする必要があり、検査で異常値があれば、さらに詳細の検査をして原因疾患を見つけることが大事になってきます」

 いずれにしても、体が急に冷たくなる度に皮膚に発疹が出たり、暖かい場所から寒いところに移動すると、かゆみが出てしまう人は、まず「寒冷じんましん」の可能性があると思った方がよさそうだ。

 この現象は、激しい温度変化が血管の周辺にある肥満細胞を刺激することでヒスタミン(かゆみの素因子)が放出され、そのヒスタミンが血管内の血しょう(血液成分中の液体)を外に出すため、皮膚に赤みを帯びた膨らみができる。

 寒さによる刺激は体温低下を引き起こすので、急激な温度差が原因となりうる。従って、例えば冷たい外気にさらされた後に入浴し、体温を上昇させた後に起こる急激な体温低下もこれに当たる。

 「寒冷じんましん」を体験した調布市の自営業Bさん(54)はこんな体験話をしてくれた。
 「朝起きて素足でフローリングに触れたら足の周りにじんましんができたり、朝の冷え込みが強い日、散歩に出たら、

手や太もも、背中、腹部に発疹ができました。近所の医者に行ったところ「寒冷じんましん」と言われ、以来、冬場の散歩をするときは、医者のアドバイスを受けてマスクをしたり手袋をして続けるようにしています」

 前出の木下院長が再び解説する。
 「医師が判断する時の一つに、ラップに包んだ氷を前腕に当てて、5分以内に氷の形で発疹や強いかゆみが出るかどうか調べる方法があります。しかし、絶対に自宅ではやらないこと。アナフィラキシーショックを起こし、まれに命を落とす可能性もあるからです」

原因不明な体のかゆみ! その正体、実は金属アレルギーかも?

アクセサリーなど金属が触れてできるのが金属アレルギーですよね。ところが、体は金属に触れていない(とくに触れた記憶がない!)場合でも、金属アレルギーが発症するらしいんです。長年かゆみに悩まされている人は、それはもしかしたら金属アレルギーなのかも? そこで皮膚科医の上岡なぎさ先生に聞きました。

―体に金属が触れた記憶がないのに、実は金属アレルギーの症状が出ていた、というケースがあるのは本当ですか?

「『触れていない』のではなく、実は気づかないところで触れているということです。ネックレスなどはわかりやすいのですが、日常生活の中ではそれ以外にも金属と触れることがあります。代表的なのは『歯科金属』、つまり歯の治療で使う金属です。口の中に入れられた金属は、唾液などで一部がイオン化し、吸収されることによって直接触れていない場所にも症状が出ることがあります」

・普通の金属アレルギー……目に見える触れている場所に症状が起きる(接触型)
・全身型金属アレルギー……直に触れてはいないところに症状が起きる(全身型)

―アクセサ-みたいに触っていたのがわかりやすい場合ばかりではない、ということですか?

「そういうことです。全身型金属アレルギーは、病院で治療してもよくならず、歯科治療や手術などで体内に金属を入れたあとから、全身や以下のような症状が起き始めているのであれば、可能性はあります」

<全身型金属アレルギーのチェックリスト>

・手指や足の縁などに赤いボツボツができるタイプ(汗疱、掌蹠膿疱症)
・口の中の粘膜が白色化するタイプ(扁平苔癬)
・全身のあちこちにボコボコしたしこりのような発疹ができる(多型痒疹)
・全身が真っ赤になってしまう(紅皮症)

―でも先生。どこで接触しているか、意識してないのでわかりません……。

「アレルギーを起こしやすい金属一般的に、ニッケル、コバルト、クロムといった金属の頻度が高いと言われています。これらは、ごく微量ながらほとんどの食品に含まれていますが、チョコレート・ココア・豆類・貝類・レバー・胚芽などに特に含まれます。上記のようなアレルギーがある方で、極端にこれらを沢山食べることは避けたほうがよい場合もあります。

―食べ物以外にはどんなケースがあり得ますか?

「一般的な金属アレルギーはネックレスやピアスが有名ですが、それ以外にも思わぬところで触れていることもあります。

たとえばビューラー。目のまわりにできた難治性の湿疹の原因となる例もあります。また、革靴のなめし成分としてクロムが使われることがあり、足裏の重度な皮膚炎が報告されるケースも見られます。夏など素肌にベルトが触れる時に生じる『バックル皮膚炎』や金管楽器を演奏する人の唇に症状を起こしたりもします」

―うーん。アレルギーを特定するのも、自分ではひと苦労ですね。

「実は、検査をすれば一発で特定できますよ……というわけにはいかないのです。金属アレルギー検査というのは、『陽性が出れば原因と言えるけれど、陰性でも大丈夫とは言えない』のです。陽性が出る確率は、施設にもよりますが2割前後なので、決して万能な検査とは言えないのです。しかも、背中に2日間試薬を密着させるため、その間は入浴できず、受診も試薬を貼る当日、2日後、3日後、1週間後の合計4回受診が必要で、働き盛りの女性にはなかなか辛い検査です」

―働いていると、検査に行くのは難しいところですね。

「そうですね、いちばん確実と言われているのは、金属負荷テスト(疑わしい金属試薬や多く含む食べ物を食べてみる)です。ただ、調べられる金属が限られることと、行っている病院が少ないこと、また吐き気や下痢などを起こす可能性があるなどの理由で、実際に行われることは一般的ではありません。

いちばん重要なのは、『どの金属を使ったときに、どのような症状が出たかという病歴を把握している』と言えます。症状がいつごろから起きたのか、そしてその前後に何か変わったことがないか、そこから解決の糸口が見つかることが多いです」

―いつから起きて、どんな症状が出ているのかを自分で把握するということですね。

「はい。それは普段から自分の体調や状況を把握していることとも言えます。そして、とくに疑わしい物は、とっておきましょう。あるいは、成分をメモしておくこと。そうやって、かぶっている成分はないか絞り込んで、原因を突き詰めて行くのです。

まるで探偵みたいな作業ですが、やはり、自分の皮膚を守るのはまず自分。そして怪しいものがあれば、皮膚科医に相談してくださいね」

たしかに探偵みたい。自分の体に日ごろから関心を持つといいんですね!

監修:上岡なぎさ
日本皮膚科学会認定:皮膚科専門医、医学博士。昭和大学病院皮膚科にて病棟医長を務めたのち、兼任講師。通常の皮膚科診療に加え大学病院で手術に携わる傍ら、都内クリニックで光治療・レーザー治療などの美容皮膚科も行う。また日本有数の美容皮膚レーザー治療・研究施設の嘱託医も隔週で併任。“病気から美容まで、きちんと” 診ることができる『皮膚のフルコース医』を心掛けている。150名の女性医師がボランティア活動を行うEn女医会所属。

アレルギー、糖尿病… 食の制限に負けない外食時代

 食物アレルギーや宗教上の理由、健康志向などさまざまな理由で「食の制限」を持つ人が、外食しやすくなる取り組みが広がってきた。いろんな制限やニーズに対応する飲食店を検索できるサービスが相次ぎ登場。制限があっても注文できるメニューを提供する飲食店も増え始めている。

 「食の制限を調べてみたら、かなり細かいニーズがあった」と話すのはNPO法人Check(東京・世田谷)の金子健二代表理事。Checkは2017年5月、外食情報の共有サービス「レアめし」を始めた。 「食物アレルギー」「糖尿病配慮」「ベジタリアン対応」など約40種類のチェック項目に基づき、飲食店をデータベース化。自分に当てはまる制限を選ぶと、登録済みの約4700店からニーズに応じた飲食店を検索できる。

 「レアめし」は消費者が寄せた店舗情報を元に登録するしくみだ。金子代表理事は「『対応していない』というのも貴重な情報」と指摘、多くの利用者に情報提供を呼びかける。大手外食チェーンのアレルギー表示や、アレルギー対応メニューの有無が分かる一覧表も用意している。
 
ベジタリアンに特化し、日英2カ国語の検索サービス「ベジウェル」を運営するのはフレンバシー(東京・渋谷)だ。「訪日客に加え、ビジネスなどでベジタリアンをもてなす機会は増えている」と播太樹社長。全国約800店を掲載しており「制限の有無を問わず、皆が楽しめる飲食店を増やす必要がある」と話す。

 飲食店に対し、ベジタリアン向けメニューの開発も支援する。掲載する店舗の発掘を進めながら、飲食店側のノウハウ不足を補うことで対応可能な店舗の数も増やすねらいだ。 外食のたびに食事制限の説明を繰り返すことに疲れてしまう人も多い。このストレスを減らすのが、スマホアプリによる高級飲食店予約サービスを手掛けるポケットメニュー(東京・渋谷)だ。 事前に制限のある材料や提供方法の希望をアプリに登録しておくと、予約時に利用者の情報が自動的に飲食店に伝わるしくみだ。飲食店で一から同じ説明をする手間が省ける。

 「直接伝えるのに気後れする人も、気兼ねなく注文を言えるのがネットの利点」と戸門慶・最高経営責任者(CEO)。自身が食物アレルギーの持ち主で、緊急搬送された経験がある。あらかじめ飲食店側に情報が伝わっていれば、その後電話や店頭で説明しやすい。対応する店舗は限られるが、予約時のストレスは減らせる。 制限食への高まるニーズを受け、飲食店も動き出した。先進的な取り組みの一つが、八芳園(東京・港)が手掛ける「アニバーサーリーガーデンレストラン」(冒頭写真)だ。17年3月のリニューアル時、事前予約なしで食の制限に応じたメニューを提供できる体制を導入した。

 一般の飲食店だと、アレルギーの原因にある食材を使うメニューが前提のため、混入リスクが高く、個別の対応が難しい。同店は乳製品、動物性食品、小麦など特定原材料の7品目を使わないメニューをそろえる。食材の選択から、塩分や糖分、脂質を控えたいといった細かいアレンジの要望にその場で対応する。  従業員が顧客の質問に答えられるようにするため、食材について学ぶ機会を用意した。食に制限がある人も気兼ねなく来店できることから、リピーターが増えているという。

■アレルギーの表示 外食店に義務なし 「十分に意思の疎通を」

 加工食品には法律が定めるアレルギー表示義務があるが、外食店に表示義務はない。そのため飲食店の努力に委ねられているのが現状だが、企業のアレルギー対応を支援するNPO法人アレルギーっこパパの会(東京・中央)の今村慎太郎理事長は「5年前に比べれば理解が深まり、アレルギーに対応する店は格段に増えてきた」と話す。

 一方でパイナップルなど特定原材料以外の食品で発症するケースも近年は増えているという。誤配や理解不足が原因のミスを避けるには「飲食店との対話は欠かせない」と今村氏は強調する。例えば「『バラ類の食物のアレルギーがある』と言われても、飲食店には伝わらない」(今村理事長)。どの食材がどんな理由でダメなのか、相手が理解しやすいように利用者が具体的に説明するのが重要だ。

 店に事前に伝えた食材除去などの要望は、入店時や配膳時の再確認を心がけたい。食事会を開くときは、出席者に食の制限があるかどうか気を配るのも大切だ。

ヒアリアレルギーの対策とは?油断してはいけない虫刺され

なぜ痛くなったりかゆくなったりするの?

最近、南米大陸原産のヒアリが日本で発見され、「刺されたらアナフィラキシーショックを起こすことも!」なんていう報道もあり、虫刺されは自分のことだけでなくご家族のこととしても心配ですよね。虫刺されの症状は、虫が体内に異物を入れるか、虫そのものやその毛が皮膚に触れたときに発生します。

例として、一般的な蚊は、唾液を人間の体内に入れます。
その唾液の成分に対して、体が異物と認識してアレルギー反応がおこり、かゆみを引き起こす物質がでてかゆくなる、という仕組みです。かゆみだけで治まる場合もあれば、痛みを伴って赤く腫れる場合もあるなど、症状が異なる理由は、その体内に入ったり皮膚に触れたりした成分の強さによって体が起こすアレルギー反応の大きさが異なるためと考えられます。

虫の種類によって対応が変わる?

特に毛虫はその成分がなかなか皮膚から離れないため、強く長いかゆみがでることがあります。また、アブやブヨなどは、刺される時に痛みを感じることもあり、ひどい場合は発熱まで起こり、治るまでに1ヶ月以上かかることもあります。これらは、その成分と自分自身のアレルギー反応との「かけ算」で症状がでますので、ものすごく個人差があります。

一方で、刺された時に虫の種類を見分けることは実際は難しく、薬局での相談や、医師の問診の際に「なにに刺されたかわからない」ということが多いのも事実です。

虫に刺されたらどうしたらいい?お薬の種類はどんなものがあるの?

みなさんは虫に刺されたら、まずどうしていますか?
症状を長引かせないために、お薬を塗る前にひとつだけやってほしいことがあります。

①刺された場所を洗い流す
まずは傷口を洗い流しましょう。これはあまりしないことかもしれませんが、一般的な蚊でも毛虫でも、初めの症状は似ていますので、刺されたと気がついたら、きれいな水で洗い流すことが、症状を長引かせないことにつながります。水で洗い流すことによって、患部を冷やすことにもなるので炎症やかゆみが広がることを防ぐ効果もあります。毛虫の場合は、毛が皮膚に刺さっている場合があるので、セロハンテープで毛を取り除くといいでしょう。

②お薬を塗る
虫刺されの塗り薬は、大きく分けて2種類あります。ステロイドといわれる成分が入っているお薬と、入っていないお薬です。どちらも虫刺されのかゆみに効くとされていますが、ステロイドを含有しているお薬の方が効きが強く、アレルギー反応をしずめるのに有効です。

ステロイドというと、怖いイメージを持つ方もいるようですが、ピンポイントに短い期間の使用ではあまり気にすることはありません。
早く、しっかりとアレルギー症状を抑えるので、医療機関でもよく使用されています。アレルギー症状が長引くと、かいてしまう回数も増えたりと、痕になる可能性も高まるので、個人的には、ステロイドが入っているお薬を選ぶことをオススメします。かゆみが強い場合は、市販のかゆみ止めの飲み薬を服用してもいいでしょう。

症状がひどい場合の対処方法

では、上記のような対応で済まない場合、どうしたらいいのでしょうか。まず、皮膚をかき壊してジュクジュクしたり大きな傷口になってしまっていたら、ステロイドは不向きな場合があります。抗生物質を含んだ塗り薬を塗るか、もしくは医療機関の受診をおススメします。また、最近ヒアリに関して「アナフィラキシーショックを起こすことも!」なんていう報道が目につきますが、具体的には、どのような症状と対応があるのでしょうか。

アナフィラキシーとは、アレルギー症状の一種です。
初めはかゆみなどの一般的な症状から始まりますが、後に皮膚のかゆみだけでなく、咳や動悸(ドキドキする感じ)、息苦しさがでてきます。また、腹痛や吐き気、目の見えづらさも出てきます。これらを放っておくと、血圧が急に下がり、意識がなくなることもあります。これらの症状は刺されてから30分以内に起こることが多いので、ヒアリだけでなく、虫に刺された後に息苦しさや吐き気などがでてきたら、救急車を呼びましょう。

実際は、何にさされたか分からないことがほとんどだと思います。症状によって対処法が変わってきますので、アナフィラキシーの初期症状と対処法だけでも覚えておいてほしいと思います。

“第2の心臓”硬くなったふくらはぎを柔らかくする方法5つ

“第2の心臓”と呼ばれるくらい、美容にも健康にも大きな影響を及ぼすふくらはぎ。

しかし、このふくらはぎの見た目がまるまるとしていたら、なんだかかっこ悪いですよね。

そこで今回は、そんな硬いふくらはぎを解消する方法をご紹介。「硬いかも…」と感じた時は、レッツトライです。

■マッサージ

硬くなったふくらはぎは、老廃物が溜まっている証拠。なので、その老廃物を押し流すように、下から上に向かってふくらはぎをマッサージしてあげましょう。素手で行うのも効果的ですが、マッサージ器具の力を借りて行えば素人でも高い効果を得られますよ。

■ひざ裏を押す

ふくらはぎ全体をマッサージし終えたら、仕上げにひざ裏を押して刺激を与えてください。ここは毒素が溜まりやすい場所なので、刺激してあげることによって老廃物による詰まりを解消し、血の巡りを良くしてくれます。

■叩く

肩叩きと同じ要領でふくらはぎを叩いて刺激し、血行を良くしてあげるのも効果的です。この時、ただ単にふくらはぎを叩くのではなく、叩いた後筋肉をほぐすように下から上に向かって血液を流してあげてるとよりいいでしょう。

■温める

冷えて硬くなった筋肉は温めて血流を良くしてあげることが大事。お手軽な方法として、温かいペットボトルを直接ふくらはぎに当てれば、硬くなった筋肉もだんだんほぐれてきます。マッサージが面倒くさい時はこの方法を試してみてください。

■白湯を飲む

外からアプローチすることも大事ですが、内側からのケアも大事です。カチカチのふくらはぎを防ぐためには、体を冷やさないことが1番。体の老廃物を促し、血行を良くしてくれる白湯をマッサージのついでに飲むようにするといいでしょう。カロリーゼロで太る心配をしなくて済むのもうれしい限りです。

いかがでしたでしょうか?

硬くなってしまったふくらはぎも、きちんとしたセルフケアを行えば、十分柔らかくしてあげることは可能です。ほっそりしたシルエットを手に入れて、脚にさらに自信をつけていきましょう。

立ち仕事でご用心、下肢静脈瘤…コブ状血管、えぐれる皮膚

立ち仕事の人にとって怖い病気が下肢静脈瘤(りゅう)だ。完治するには手術が必要だが、最近では、高周波治療に保険が適用され、注目されている。

 「長年、立ち仕事をしてきましたし年齢的なものもあるので、足の疲れやむくみはしようがないと思っていました。それでいつものように風呂でマッサージしようと、ふくらはぎをつまんでびっくり。内側の血管が浮き上がってこぶのようになっていたんです」

 こう話すのは、すし職人の真田三郎さん(54)=仮名。あわてて病院に行ったところ、下肢静脈瘤と診断され、後日、精密検査をすることになったという。

 「下肢静脈瘤は、ふくらはぎにむくみやだるさ、痛みが出る病気で、血管がコブのようにふくれたり、透けてみえるようになるなど、見た目の変化もあります」と、語るのは、下肢静脈瘤診療の専門医のお茶の水血管外科クリニックの広川雅之医師。

 初期症状としては、明け方に足がつったり、すねを指で押すと、くぼんだまま戻らないといった症状が見られ、重症になると、皮膚炎や皮膚がえぐれてしまうこともあるという。

 「この病気は、足の付け根にある血液の逆流を防ぐ弁が壊れることで発症します。原因は、遺伝的なものと、立ち仕事などでの足への負荷のかかりすぎだと考えられています」(広川医師)

 下肢静脈瘤を完治するには手術をするしかないというが、その症状は血管が浮きあがって透けてみえるだけの人もいれば、足が重く長時間たっていられない人まで、十人十色。まずは病状を検査することになる。

 「検査では、エコーを使って、どこの弁が壊れていて、どこに静脈瘤があるのかを調べます。こぶができているのが細い静脈の場合は、そのまま様子を見たり、医療用のストッキングで血液が溜まるのを予防することが多いです」(同)

 これが、太い静脈にこぶができていたり、立ち仕事などで足に負担がかかるような方の場合には、手術が勧められる。手術に関しては今年6月に、最新の高周波治療に保険が適用されるようになった。

 「高周波治療は、患部の静脈に管を通し、そこに電流を流して、血管を焼いてふさいでしまうという治療法です」(同)

 いままで、静脈を抜き取る手術やレーザー治療が一般的だったが、再発が多かったり、痛みがひどかったりと、どれも欠点があった。だが、高周波治療には、そういった心配はないという。

 「他の治療法に比べて痛みや皮下出血が格段に少なくてすみますし、再発の可能性も低いです。日帰り手術ができるので、入院の必要もありません」(同)

 入院しないですむというだけに患者の負担も少ない。1度自分の足を見て、こぶのようなものがないかチェックし、疑わしいようなら医師に診てもらうのがなによりだ。

アレルギー性鼻炎 8割が薬の効果実感できず

日本人の3割が患っているともいわれるアレルギー性鼻炎だが、通院中の患者の約8割が、鼻づまりの症状に対し治療薬の効果を感じていないことがサノフィ(東京都新宿区)の調査で分かった。

 調査は、アレルギー性鼻炎の患者を診察する医師300人、16歳以上の通院患者1千人に実施した。それによると、患者の92%が「鼻づまりの症状で困っている」と回答。具体的には「十分な睡眠がとれない」(82%)、「仕事・勉強・家事に集中できない」(74%)などが挙がった。

 一方、使用中の治療薬の効果については「鼻づまりの症状がすっきりとれる」と答えた患者は22%。約4割の患者は「鼻づまりがあっても治療は変わらないと思った」などの理由から、診察時に鼻づまりの症状について医師に伝えていなかった。

 山王病院(港区)耳鼻咽喉科医師の倉島一浩さんは「過去の経験から、治療に期待を持てなくなっていることや治療に対する不信感、諦め感があると考えられる」としたうえで、「医師が積極的に患者に聞き取りを行い、満足度を向上させる治療に取り組むことが重要だ」と話している。

冬の「かゆみスパイラル」に陥りたくない人がするべき対策8つ

気温や湿度が低下すると、肌のバリア機能が弱まって乾燥が気になりはじめます。このような季節になると、「顔はしっかりお手入れをしているけれど、体には何もしていない」という人は、肘や膝、すねがカサカサで白くなっているのではないでしょうか。

また、外部からのちょっとした刺激によりかゆみが誘発されて、イライラすることもあるのでは?

そこで今回は、”冬のかゆみスパイラル”から抜け出すための方法について、お話していきたいと思います。

■冷えがかゆみを悪化させる!

寒い季節になり、空気が乾燥して皮膚の水分量が失われると、肌のバリア機能が弱まってしまうというのは、美容に詳しいみなさんならご存知なのでは? このように、冬の乾燥肌には外気が大きく関係しているのですが、実はそれだけが原因ではないのです。

気温とともに体温が下がり始めると、私たちの体は血管を収縮させて熱が奪われるのを防ごうとします。すると血流が悪くなり、酸素や栄養が肌まで行きわたらなくなって、活力が低下。

これらの条件が重なることで乾燥はより一層深刻化し、下着の締め付けや衣類のチクチク、髪の毛が肌に触れただけでもかゆみが生じてイライラするようになってしまうのです。

さらに、かゆみに耐えられずに肌をかきむしることで、よりかゆみが強くなるというスパイラルに陥ったり、炎症や湿疹化を招いたりすることもあるので、たかが乾燥だと侮ってはいけません。

以下に、ツライかゆみスパイラルから抜け出す方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。

■かゆみ防止には保湿と冷え対策が重要

冬の肌を乾燥やかゆみから守るためには、”保湿”と”冷え”対策が重要になってきます。その具体的な内容は、下記のとおり。

(1)入浴時は保湿効果がある入浴剤を使う

(2)体はスポンジやタオルを使わずに、手で優しく洗う

(3)湯温が高すぎると必要な皮脂まで流れてしまうので、38~40度を目安に調整する

(4)湯上がりにはローションで肌を潤してから、クリームを塗ってフタをする

(5)下着やパジャマは綿100%のように、肌に優しい素材のものを選ぶ

(6)ストレッチをして血行を良くする

(7)加湿器を使い、部屋の湿度が40~60%になるようにする

(8)肌の乾燥に効果的なβカロチン(にんじん、かぼちゃ、ほうれんそう、卵など)を積極的に摂る

肌ツヤが良い”かゆみと無縁の女”でいるためにも、日頃からしっかりとお手入れをする習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

口臭の原因“舌苔”除去で息キレイに!体調管理の目安にも★笹澤麻由子先生

こんにちは。歯科医師の笹澤麻由子です。寒い日が続き、インフルエンザも流行しています。帰宅後は手洗い、うがいをしっかりとしてくださいね。

 今回は口臭の原因の1つでもあり、体調管理の目安にもなる「舌苔(ぜったい)」についてお話しさせていただきたいと思います。

 舌苔とは舌の表面に付着する白い苔状の物です。詳しく説明させていただくと、舌には舌乳頭という無数の突起物が存在します。肉眼では分かりにくいですが、その突起物などに食品のカス、口腔内細菌、新陳代謝による剥がれた上皮細胞が付着した物です。

 舌苔の原因について見ていきましょう。次の8つが考えられます。

 □体調不良

 □ストレス

 □加齢

 □過食(胃腸の消化容量を超えた食生活など)

 □アルコール

 □喫煙

 □不衛生な口腔環境

 □全身疾患

 舌苔の原因は様々なのですが、口腔内が乾燥していて舌苔が多く付着していると口臭の原因にもなりますので注意が必要です。

 鏡の前で舌を「アッカンベー」して確認してみてください。舌の表面がうっすらと白い程度なら正常範囲と考えられますが、全体を覆い尽くすほど、まっ白い物が付着していたら気をつけてください。

 この舌苔除去と心得についてまとめてみます。

 □専用の舌ブラシ使用

 □デンタルリンス(マウスウォッシュ)の使用

 □口腔内環境を清潔に整える

 □舌を上顎にこすりつける運動をする。同時にうがいも行っていただけるとより効果的です。

 間違った除去方法は、歯ブラシでゴシゴシ舌表面をこすることです。舌を傷つけてしまう恐れもありますので気をつけてくださいね。

 まずは、「アッカンベー」をしてみて、確認の上、舌苔が気になった方、もしくは口臭が気になる方は歯科医院でご相談くださいね。

■笹澤麻由子(ささざわ・まゆこ) 歯科医師。横浜市出身。
桐朋学園大音楽学部演奏学科、日本歯科大卒業。大学病院勤務を経て、ささざわ歯科医院(群馬県高崎市)副院長。日本小児歯科学会会員、日本歯科審美学会会員。Dr.MAYUKOのBeauty&歯っぴー診療室

アレルギー検査で分かること IgE抗体濃度・総量が体質の目安

日本人の3人に1人以上がかかるという花粉症などのアレルギー。医療機関で受けるアレルギー検査で何が分かるのか。代表的な検査の一つ、血液検査の読み取り方を専門家に聞いた。(村島有紀)

・積み重ねで症状

 東京都の男性会社員(46)は、せきが続くため、今月上旬に医療機関を受診。血液検査(3割負担で約5千円)で、アレルギー性のせきぜんそくの可能性を指摘された。

 「検査報告書」の項目は「特異的IgE(アイジーイー)」検査のことで、血液中の「IgE抗体」の濃度を調べる検査だ。陽性か陰性かで、その物質に対するアレルギーの有無を推定できる。

 ただ、「陽性なら必ず症状が出るわけではなく、個人差がある。IgE抗体の濃度が高いほどアレルギー症状は出やすく、原因物質を絞り込む状況証拠と考えて」と、アレルギー検査に詳しい昭和大の木村聡准教授(同大横浜市北部病院臨床病理診断科)は解説する。

 男性会社員の場合、ハウスダスト▽ヤケヒョウヒダニ▽コナヒョウヒダニ▽スギ▽犬のフケ-の5項目が「クラス3」の陽性。3カ月前、自宅で犬を飼い始めてから鼻水やくしゃみが出ることから、

犬のフケによるアレルギー症状が出現。それまで平気だったダニやハウスダストにも反応するようになったようだ。複数のアレルギーがある場合、それらが積み重なって一定の許容量を超えると症状が現れるからだ。

症状を抑えるには、個々のアレルゲンにできるだけ近寄らないこと。男性会社員の場合、ハウスダストとダニの量を減らすことで、犬と接触しても症状が出なくなるかもしれない。しかし、スギ花粉の時期は、スギ花粉の量が例年より少なくても症状が出る可能性がある。

・効果的な検査を

 同時に測定した「RIST」(非特異的IgE)はIgE抗体の総量。IgEがからむアレルギーを発症しやすい体かどうかを知る目安だ。「『特異的IgE』の項目が陰性で『非特異的IgE』が高い場合、検査では拾い上げられなかった別のアレルゲンが隠れている可能性がある」と木村准教授は指摘する。

 現在、国内では約200種のアレルゲンが健康保険で検査できるが、1回で測れる数は制限がある。

 木村准教授は「年齢や地域、季節でアレルゲンには差がある。庭木の『ハンノキ』花粉など思いもよらぬものが原因の場合もあり、検査前に、自分がどんな場所、物、季節で症状が出やすいか、あらかじめ調査してから医療機関に相談を」とアドバイスしている。

・1800万件の検査結果を公開

 三菱化学メディエンス(東京都港区)はホームページ(www.medience.co.jp/allergy/index.html)で、平成10~23年のアレルギー検査結果約1800万件を公開している。年齢、地域別に多いアレルゲンを調べることができる。

【用語解説】IgE抗体

 免疫を担当し、花粉などの異物が体内に入ると作られるタンパク質で、鼻や目の粘膜で肥満細胞(マスト細胞)と結合。アレルゲンに出合うと、ヒスタミンなどかゆみを誘発する物質を放出する。

吸い込むことで発症する吸入系アレルゲンは、ハウスダスト、ダニ、スギ花粉などが代表的だが、最近は猫などの動物やカビ類も。食物アレルギーの代表は、▽乳児=卵、乳製品、小麦など▽成人=エビ、カニ、小麦、果物など。乳幼児期の抗体は成長に伴い、減少することが多い。

中高年の「寒冷じんましん」に注意! 危険な病気のシグナルも

冷え込んで肌の乾燥状態が続くと、顔や手などの露出部分がガマンできないほどかゆくなることがある。この「寒冷じんましん」には、時として命にかかわる大きな病気のシグナルが隠されているというから油断大敵だ。

 【中高年は要注意!】

 冷たいコップを手にしたり、寒い季節の外気に顔や唇が触れたりしたときなどに、強烈なかゆみや発疹、皮膚の腫れが起きる。これを「寒冷じんましん」という。

 ビールなど冷たい飲み物をよく飲む夏にも発症するが、気温が低下する11月頃からは、病院を受診する患者が増える。

 通常のじんましんと異なり、中高年には大きなリスクが潜んでいることがある。たとえば、梅毒やヘルペス、リウマチやウイルス性肝炎、がんや悪性リンパ腫などが隠されているかもしれないのだ。

 三鷹はなふさ皮膚科(東京都三鷹市)の花房火月院長が説明する。

 「若年者の寒冷じんましんは原因不明だが問題はなく、半年から数年で完治することがほとんど。怖いのは中高年。普通のじんましんと異なり、患者の5%程度にリスクの高い病気が見つかることがある。寒冷じんましんは、普通のじんましんと異なり、血液系の病気との合併頻度が高いのが特徴。原因の病を治療すれば寒冷じんましんもよくなる。血液検査などで異常値があれば、さらに詳細な検査をして、原因疾患を見つけることになる」

 まさに、「皮膚は内臓の鏡」というわけだ。

 【素人診断は禁物】

 「寒冷じんましん」は、ラップに包んだ氷を前腕に当てて、5分以内に氷の形で発疹や強いかゆみが出るかどうかで医師が診断する。「つい自分でやってみたくなるかもしれないが、絶対に自宅ではやらないでほしい」と花房院長。

 急性アレルギーの一つであるアナフィラキシーショックを起こし、まれに命を落とす可能性もあるからだ。

 病気に気づかないまま、ジョギング後に汗のついた衣服を着替えずにいたりプールで泳いだりして、結果的に身体を冷やし、ショック死してしまった例も中にはあるという。

 次の症状が同時に起きたら、すぐ皮膚科専門医の診断を仰ごう。

 コップに入った冷たい飲み物を持ったり、水で皿を洗ったり、寒い部屋に入ったり、外出したりしたとき、手や顔など露出した個所が急にかゆくなった。これに加え、腫れや発疹が出た、という症状だ。

 この病気と診断されたら、「寒くて湿度が高く風の強い日には特に注意する。外気温が4度を下回るときには外出は控えること」(花房院長)。

 どうしても外出する際には、皮膚が外気に触れないように手袋やマスク、マフラーなどで皮膚を防御する必要がある。

 【治療法】

 梅毒やヘルペス、リウマチやウイルス性肝炎、がんや悪性リンパ腫などが原因でなければ、抗ヒスタミン薬の投与で症状が抑えられる。

 続けて服用することで、半年から数年で完治する。抗ヒスタミン薬は種類が多いので、個人に合うものを処方してもらう。

 やってはいけないのが「身体を温める」ことだ。絶対に入浴やカイロなどで体温を上げてはいけない。寒冷刺激で血管が開き、ヒスタミンの分泌が増えてかゆみが出ているのに、さらに血管を開かせ、悪化させてしまうのだ。

 たかが「じんましん」と思うなかれ。あなたの身体が発する叫び声かもしれない。

■こんなときに出やすい「寒冷じんましん」

□冷たいコップを手に持つ
□冷たい飲み物を口にした後の唇
□水で皿を洗った手
□暖かい部屋から寒い部屋に入ったときの手や顔、足
□ジョギングのあとで冷えた身体
□気温の低い日に朝一番で外に出たとき感じる息苦しさ

また赤ワイン! 凄すぎるよ赤ワイン! 赤ワイン今度はアレルギーに効く! マジ?

ワインは紀元前メソポタミアでシュメール人によってつくられ、古代ギリシャに伝わり、現代では世界中で飲まれているお酒です。

長い歴史を持つワインは、シーザーやナポレオンといった歴史の偉人達から常に愛され続けた飲み物で、イエス・ キリストや川島なお美にいたってはワインを指して「自分の血だ」と称しています。

また、ワインは「美味しい飲み物」としてだけでなく、「薬効のある飲み物」としても知られ、古くから研究されてきました。

古代ギリシャでは赤ワインが薬としても利用されており、医学の父と呼ばれるヒポクラテスは「ワインは飲み物としては最も価値があり、薬としては最も美味しいもので、食物の中で最も楽しいもの」という名言を残しています。

近代においても、赤ワインに多く含まれるポリフェノールなどの効果によって、「飲むと長生きする」「記憶力が向上する」「がん予防になる」「高血圧予防になる」「アルツハイマー予防になる」「動脈硬化予防になる」...などなど、まるで魔法の万能薬であるかのように言われています。

そしてこのたび、山梨大大学院の中尾篤人教授は、赤ワインに含まれるポリフェノールの一種「レスベラトロール」にはアレルギーを抑える効果があることを発見しました。凄い。赤ワインの伝説がまた一つ増えました。ポリフェノール万能すぎる。もこみちのオリーブオイル並に万能すぎる。

...ってか...マジ? ホントに? ここまで凄いとちょっぴり疑いたくなっちゃうね。山梨ワインのステマかと思うよね。今回発見された効果はマウスを使った実験で明らかになったようなんですが、ネタ元(産経ニュース)に詳しいことは書いておりません。

う~ん...でも、みのもんたが過去に「赤ワインはポリフェノールが多く健康に良い」とおっしゃっていました。だから絶対に間違いないと思います。オッケー♪

っつーわけで、ちょっとコンビニ行って赤ワイン買ってくるわ。

その症状は危険!? 食物アレルギー症状、半数がアナフィラキシーと疑わず

トレンド総研は食物アレルギーをもつ3~6歳の未就学児と小学生の母親各800名(計1,600名)を対象に、「食物アレルギーによるアナフィラキシー」に関する意識・実態調査を実施した。調査は11月15日~19日に行った。

○73%が「アナフィラキシー症状を説明できる」

「アナフィラキシー」とは、短時間に全身にあらわれる重篤(じゅうとく)なアレルギー反応のこと。さらに、血圧低下や意識障害などのショック症状を伴う場合をアナフィラキシー・ショックと呼び、場合によっては命に関わることもある。

最初に、“アナフィラキシー”に対する認識を尋ねたところ、72.9%が「どのような症状のことをいうのか説明できる」と回答した。しかし、「アナフィラキシーを起こすのは重篤なアレルギーを持っている人とは限らない」と回答したのは全体の50.3%。

今回の調査対象はアナフィラキシー既往歴のある人や、アナフィラキシーを発症するリスクを持っている人となっているが、それでも半数がアナフィラキシー発症リスクに対する認識が十分ではないことが分かった。

○食物アレルギーで85%が皮膚や粘膜で発症

次に、子供の食物アレルギー症状が最も強くあらわれた時の症状について尋ねたところ、じんましんやかゆみ、口の中が腫(は)れるなど皮膚や粘膜の症状を発症したと回答した人が全体の84.9%を占めた。

次いで息切れ、せきなどの呼吸器の症状(20.0%)、強い腹痛、おう吐などの消化器の症状(16.7%)が続いた。

また、アナフィラキシーの疑いがある複数の症状を発症したと回答した人は全体の3人に1人に当たる26.8%。

その症状について33.6%が「アナフィラキシーまたはアナフィラキシー・ショックではない」、20.1%が「分からない」と回答し、半数以上がアナフィラキシーだと疑っていないことが分かった。

○アナフィラキシー補助治療剤は半数が認識

次に、アナフィラキシーに対する有効な応急処置であるアナフィラキシー補助治療剤“アドレナリン自己注射薬(エピペン)”を知っているか尋ねたところ、53.9%が「知っている」と回答した。

そのアドレナリン自己注射薬が保険適応で処方されるようになったことを知っている人は29.0%だった。

続いて、子供が実際に「アナフィラキシー」と診断されたことがあるか尋ねたところ、13.1%が「ある」と回答。食物アレルギーの対応策として「アレルゲン除去食」を行っている人は70.5%と高かったが、「アドレナリン自己注射薬の携帯」を行っていると回答した人は14.8%にとどまった。

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