あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害
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あなたの健康はお金で買えますか・・・?

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警官の声かけもむなしく行き倒れ 認知症患者のSOSはどうキャッチするべき?   

昨年8月に東京都中野区で行き倒れになっていた認知症の男性(当時83歳)が、救急隊や警官に発見されていたにも関わらず、保護や救急搬送をされずに2日後に死亡するという事件が起きていたことが、つい先日報道されました。

当時、この男性は神奈川県横浜市のデイサービス施設から行方不明になっており、同日夜には家族から県警に届けが出されていたそうです。

男性は、横浜から遠くはなれた中野区の路上で倒れているところを発見され、救急隊員や交番の警官が駆けつけたそうですが、本人が救急搬送を拒んだため、警官は「休憩できる安全な場所」である公園のベンチまで男性を移動させたあと、その場を離れたそうです。

しかし、その夜にも「男が公園で寝込んでいる」と通報があり、現場に駆けつけた警官が公園トイレでこの男性を発見していますが、男性が「大丈夫」と答えたため、警官はまたその場を離れています。

男性はその2日後の朝に、同公園のトイレ脇で死亡しているところを発見されたとのことです。

◆「声かけ」はあてにならない?
最初に発見されたとき、男性は発熱しており、喉の渇きを訴えていたにも関わらず、救急搬送を拒否しています。さらに、男性は公園で寝込んでいるのを発見された際にも、駆けつけた警官に繰り返し「大丈夫」と答えていました。

実は、このように認知症患者が「いいから」「大丈夫」といってサポートや保護を拒否するケースは非常に多く、そのためデイサービスや老人保健施設といった介護の現場においては「認知症の人への<声かけ>はあてにならない」という声もあるようです。

◆「恥ずかしい」「関わってほしくない」という心理
このような「サポート拒否」の理由としては、介護を必要とする高齢者が「人に世話をしてもらうのが恥ずかしい」と思いこんでいるケースが考えられます。

このように「ケアしてもらうこと」に対して羞恥心を持つ人の場合は、助けが必要なときでも周囲に「SOS」をうまく伝えることができないようです。

介護の現場では、転んで頭から血を流している認知症患者が、「大丈夫」といって手当てや保護を拒絶するようなケースもあるといいます。

しかし、冒頭に述べた事件のように、高齢者の炎天下での行き倒れは命に関わる場合も多く、またパーキンソン病を持つ人の場合などは、散歩や近所への買い物の途中で一歩も動けなくなってしまう、といったケースもあるようです。

こうした場面に遭遇した場合、サポートする側はなにを基準に判断をすればいいのでしょうか?

◆相手の言葉よりも「動き」や「見た目」で判断
繰り返し述べているように、認知症患者は助けが必要な場面でもサポートを拒絶することが多く、そうした人に「大丈夫ですか?」という質問をしても、「大丈夫」という答えが返ってきてしまいます。

そのため、道端でうずくまったり、倒れたりしている高齢者を発見した際には、「自力で立てるか」「外傷はないか」「腹部などにケイレンはないか」「ひとりで歩けるか」といったような「外見のチェック」が重要になってきます。

「声がけ」とともに、外傷や服装の乱れ、動きといった外見をチェックして、保護が必要だと判断された場合には、家族の連絡先がわかれば家族に、それが無理なら警察や救急に通報する必要があるといえるでしょう。

認知症患者の「SOS」に対応するためには、声がけの段階でサポートを拒絶されたとしても、本人の困難な状況を察してもう一歩踏み込むという「おせっかい」な行動が大切なのかもしれません。





( 2018/08/16 17:01 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

【30代からが対象!?】若年性認知症の具体的な症状とは?  





( 2018/08/16 17:00 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

「認知症」を予防する鯨肉の特有成分「バレニン」のパワーとは?  

介護を考える上で、避けて通れないのが「認知症」。その予防・治療の研究は、世界中で行われていますが、決定的な方法はいまだ見つかっていないのが現状です。

そんななか、昭和大学医学部と一般社団法人日本鯨類研究所の共同研究により、日本の伝統的な食材である「鯨(クジラ)」を食べると「認知症」になりにくくなる、という驚きの研究結果の発表がありました。詳しくご紹介しましょう。

◆マウスの実験によって「認知症」になりにくくなる事が判明
2015年3月24日、昭和大学医学部と、一般社団法人日本鯨類研究所の共同研究について、記者発表が行れました。具体的な研究方法は、以下の3種のマウスについての比較実験でした。

(1)鯨肉抽出物含有食(餌の2.4%)を与えた老化促進モデルマウス(※)
(2)コントロール食(鯨肉を含まない餌)を与えた老化促進モデルマウス
(3)コントロール食を与えた正常老化マウス

※老化促進モデルマウスとは、促進老化・短寿命で生物の老化機構や老化関連疾患の研究に適したマウスのことです。

結果として、(1)のグループは(2)(3)のグループに比べ、学習記憶能力の悪化を抑制する事がデータとして証明されました。

これにより、鯨肉に含まれる成分には、記憶力の低下する疾患の予防に効果がある可能性があり、私たち人間においても、認知症や脳機能障害の予防・改善に役立つことが期待できるそうです。

◆鯨肉に含まれる成分「バレニン」のパワー
「鯨」といえば、戦後しばらくの間は頻繁に日本の食卓に並び、学校給食でも食べられていましたが、近年は商業捕鯨が制限されている事もあり、一般に食べられる機会は限られています。

そんな「鯨」が今、健康効果によって、注目を集めはじめているのです。

その主たる成分は、「バレニン」。これは疲れの原因と考えられる「活性酸素」を細胞から守る力があるとされる「イミダゾールジペプチド」のひとつで、鯨肉に多く含まれる鯨特有の成分です。

そして最近の研究により、「バレニン」に高い抗酸化作用を発揮する事がわかってきました。

今回の昭和大学医学部と一般社団法人日本鯨類研究所による「認知症」の研究も、「バレニン」の存在に着目したところからスタートしています。

近年の研究において、血中の活性酸素値の増加が認知症の発症に関連している可能性が見え始め、その活性酸素を抑える強い抗酸化作用を持つ食品として、「バレニン」を含む鯨肉が選ばれたのでした。

◆実は多様な健康効果を持つ「鯨」
ただ、今回の研究はあくまで「鯨肉」を摂取した結果であり、その効果が「バレニン」によるものなのかは厳密には現時点ではわかっていません。その点を解明する研究は、今後引き続き行われていくという事です。

今回の記者発表では、合わせて「鯨油」が、肝臓内における脂肪の蓄積を抑制するという研究結果もあきらかとなり、万病のもとである「脂肪肝」に効果が期待されることとなりました。

そしてこの効果も「バレニン」によるものであると考えられ、今後さらなる検証が進められる事になっていると言います。

他にも鯨肉は高タンパクで鉄分も多く、それでいて低カロリーで低コレステロールと、非常にバランスのよい栄養成分で構成されています。高齢化が着実に進む日本。

今回の「認知症」予防効果をきっかけに、バランスのよい食肉としての「鯨」の存在が、一層注目されていくことになるかもしれません。




( 2018/08/16 16:59 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

認知症の母を記録し映画に 女性監督が提示する介護の「選択肢」  

兵庫県西宮市で3月7日、「かいご学会」が開かれた。登壇者のひとり、映画監督の関口祐加さんの話は、介護に不安を抱いている人に、“別の見方”を提示するものだった。

 関口監督は認知症の母親の在宅介護のために、29年間住んだオーストラリアから2010年に帰国した。

「認知症を疑って最初に連れて行った町医者が母に、『100-3は?』と聞いたんです。認知症を診るテストのひとつなんですが、その瞬間、プライドの高い母がムッとした。

それ以来1年間、医師を拒否。昼間は寝るばかりの引きこもりになり、風呂にも入らなくなりました」

 医師は「閉じこもりはよくない」「外を歩かせなければいけない」と一方的に言う。しかし、母は嫌がる。そこで思ったのは、「WHYの法則」が必要なのではないか、ということだった。

「なぜ母は引きこもりを選択したのか。理由を考えた時に答えをくれたのは、順天堂大医学部の新井平伊教授でした。

『認知症は、実は初期がつらい。まだらボケは、自分に何が起こっているかが分かる。できていたことができなくなった自分が苦しくて、閉じこもっているのでしょう』と」

「WHY」を頭に置けば理由が分かるし、それに応じた対策を講じられる。

「母の家系にはボケが多い。母本人も、ボケた母親が自分を忘れたことがトラウマになっている。だから、母が私や孫に『どなたさん?』と聞いたら、私は『隣の家のおばさんで~す』、孫は『レディー・ガガで~す』と答える。

そして、『おばあちゃん、どなたさん? レディー・ババで~す』と返してワハハハと笑う。本人が落ち込んでいる時に、周囲がどう対応するかが非常に大事なんです」

■母は認知症の力を借りて解放されている

 関口監督は、「上から目線の医師ばかり」としばしば痛感するという。

「知り合った高名な医師が、学会のついでに家まで来て母を診てくれることになった。でも、医師の都合で訪問時間を決めたので、朝イチだったんです。その時間は母は機嫌が悪く、ケンもホロロで追い出してしまった。

後で『トラウマになった』と先生に言われたんですが、限られたチャンスでベストのことをするにはどうすべきかと、考えない結果では? 医師はなかなか我々目線になれない」

 人間には、建前と本音がある。認知症の人も、医師の前では元気な様子をアピールするのに、家では暴れることもある。

「本音を見破る力量のある医師が必要で、そのためには、知見を共有しなくてはダメ。患者の家族側が医師を教育するつもりにならないと。医療中心のプログラムに合わせてやろうとすると、何も変わらない。私はだから、積極的に医師と意見交換します」

 関口監督の母親は、2年半後、認知症の進行とともに、引きこもりから抜け出した。冗談を口にするようになり、外出もする。風呂にも入り、“イケメン介護士”とのやりとりを楽しむことも。

「幸せ?」と聞く関口監督に、「幸せだよ~。嫌なこと、ぜーんぶ忘れるもん」と笑う。

「私は、まじめだった母が、認知症の力を借りて解放されていると感じている。モノの見方によって、対象は同じでも見え方が全く違う。つらい介護をしている人は、つらい介護を選択しているのではないかと、常々思うんです」

 関口監督は、母親の日々の様子をドキュメンタリー映画「毎日がアルツハイマー1・2」で紹介しており、現在FINALを撮影中だ。




( 2018/08/16 16:58 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

私は召使い? 「キャリア娘」の家事と育児を引き受ける実母の憂うつ  

■母娘関係では、「母側の憂うつ」も深刻!

 ここ数年「母と娘」が抱える微妙な関係について、注目が集まっています。母親に依存される「娘側の憂うつ」を伝えるものが多いのですが、実際には、成人してからも娘から頼られる「母側の憂うつ」も深刻なものです。

 その代表的なものに、「キャリア娘」と「支える母」の微妙な母娘関係があります。私が見聞きしてきた事例の一部をお伝えしましょう(プライバシー保護のため、細部を変えています)。

■事例1:「私は娘の召使い!? 」――家事・育児はバアバの仕事

 小さい頃から優等生だったA子さん(40歳)は、母であるF美さん(65歳)の自慢の娘。A子さんは大学卒業後、新聞社に就職。結婚して子どもを出産してからは、フリージャーナリストとして昼も夜もなく全国を走り回って働いています。

 そんなキャリア娘を支えるのが、老母のF美さん。娘の家庭を切り盛りするため、毎日、娘の家に通って家事全般を引き受け、孫の保育園のお迎えや保護者会行事にも出席してきました。

 初老の友人たちが、やれ「旅行だ」「登山だ」と楽しんでいるのを尻目に、F美さんは相変わらず娘を支え、家事・育児に追われる毎日。孫が年長になり、「小学校に入ればやっと自分の時間が持てる」と期待していた矢先に、娘のA子さんが第2子を妊娠。「2人目の世話もお願い!」と娘から頼まれると、何も言えません。

 2人目の子が生まれて小学校に上がるまでは、最低でもこの先8年間は、娘の家に通い続けなければなりません。そのときF美さんは73歳になります。「何の躊躇もなく仕事に邁進する娘を見ると、時々やりきれなくなることもあるんですよね……」とため息をもらすF美さんです。

■事例2:「孫育て」から解放されて、心に急に穴が空く

 都内に暮らすJ子さん(70歳)は、大学病院の正看護師として夜勤もこなす娘のY香(46歳)さんを支える母。忙しい娘に代わって、娘の家庭の家事はもちろん、2人の孫の世話も近所に住むJ子さんが全面的に担当してきました。

そんな孫たちも、上が中1、下が小5に成長。最近では、兄弟だけで夜の留守番もでき、母のY香さんがいないときには、冷凍食品を温めるなどして夕食も食べられるようになりました。

 孫育てから解放されてほっとしたのもつかの間、急に空虚な気持ちに襲われるようになったJ子さん。何しろ初孫が生まれて以来、13年間という長きに渡って娘の家庭に通ってきたのです。

急にその任務から解放されても、何をしたらいいのか分かりません。気がつけば、ご近所や昔の友人との縁も遠のき、今さら関係を掘り起こすのも一苦労です。

 かといって、用もないのに孫の顔を見に行っても塾や部活で忙しく、なかなか会うこともできません。娘は子どもたちの学費を稼ぎ、「看護師長」という夢を目指して、より一層仕事に邁進しており、老母につきあう暇もありません。急に自分の役割が分からなくなり、途方に暮れてしまうJ子さんなのでした。

■「働く母」の現実は、「母の内助の功」があってこそ!?

 先の2つの事例を見て、どう感じられましたか? 女性の社会進出が本格化し始めた80年代後半以降、キャリアを確立しつつ育児を両立させる女性が増えてきました。とはいえ、それも実家、特に「母の内助の功」があってこそ成り立つケースが多いものです。

 日経ウーマンオンライン「業界別・女性管理職の子育てとの両立事情」(平均年齢44.78歳、2011年)によると、管理職に就く女性の13.3%が「自分の実家のバックアップ」によって仕事と家庭の両立を図っていると回答。「金融・保険業」では26%を越えています。

単一回答であるため、保育園などの「子育て支援サービス」の利用の選択の割合が多いのですが、複数回答の場合、「実家」の割合が上記の回答より多くなると想像できます。

 好きな仕事を続けながら、結婚も出産もつかむ。

これは多くの女性の理想です。とはいえ、1986年の男女雇用機会均等法施行以前に成人になった女性で、キャリアと家庭を両立できた人は一握り。憧れがかなわなかった母親世代にとっては、結婚した娘のキャリアを支えることは、自分の青春を再構築するほどの特別な意味を持っているものです。

■孫育てに追われるうちに、セカンドライフが減っていく!?

 とはいえ、結婚して一家を構えた娘をサポートし続けることは、母親にとってさまざまな危機をはらんでしまうものです。

 まず、老母が「孫育て」にあたる50代後半から60代は、老後生活の助走期間ともいうべき大切な年代です。多くの人はこの期間に、自分自身の自立した老後生活への準備を始めていきます。

昔の趣味を再開し、行けなかった旅行に出かけてみようかと意欲が湧くのも、健康度の高いこの年代だからこそ。

孫育てから解放される70代頃から始めても、体の不安が先立ち、思い切ったことはなかなかできないものですし、新しい交友関係を築くのも、容易なことではありません。つまり、娘のサポートに追われているうちに、自分自身のセカンドライフが減ってしまうリスクがあるのです。

 また、キャリア娘をサポートしても、娘からの「優しい恩返し」が期待できるとは限りません。母が「自分の夢」としてキャリア娘を育ててきたなら、バリバリ働きながら家庭を築いている現状そのものが、娘本人にとっては「母の夢をかなえてあげている」ことになります。
 
 娘は、「私は『自慢の娘』としてこんなに頑張っている。その上、大好きな孫にも毎日会わせてあげて、親孝行している」と、都合よく考えているかもしれません。そんな娘に恩返しを期待しても、「まだ私に何かやれと言うの?」と反感を持たれるだけかもしれません。

■老母が娘の家庭に介入するリスクとは?

 さらに、老母が娘の家庭の面倒を見過ぎてしまうことで、母娘それぞれの自立が損なわれるという危機もあります。

結婚した娘の家庭に老母が介入することで、「何でも母任せ」の環境になると、娘に「妻や母」としての自覚が育ちにくくなるからです。これでは、勉強のために母にすべてを頼り切っていた学生時代と大差はありません。

また、こうして実母に頼り切っている妻、義母が介入してくる家庭を、娘の夫はどう思っているでしょう? 小さな疑問から、夫婦関係の亀裂が生じることも少なくありません。

 一方で母の側も、「自分の人生を懸けてきたのだから、老後は全面的に娘に頼れる」という甘い期待を抱きやすいものです。

本来は老い始めた頃から、自立したセカンドライフを自分自身で築いていくものですが、娘のサポートに追われて過ごすことで、「いずれは娘が何とかしてくれる」と依存的な気持ちを強くしていく人が少なくありません。

とはいえ、先にも述べたように、娘が「私は既に恩返しをしている」と思い込んでいる場合、急に冷たくされる悲劇もあります。

 では、キャリア娘をサポートする母がメンタルリスクを減らすためには、どうしたらいいのでしょう?

■娘の家庭は、娘夫婦で切り回すのが原則

 女性がキャリアと育児を両立するには、家族のサポートが欠かせません。とはいえ、老母が何もかもを引き受ける必要はないと思います。

 本来、結婚して自立した後の家庭生活は、本人たち夫婦が話し合い、工夫しあって切り回していくもの。まずは、娘夫婦が自分たちの力で最大限チャレンジし、ワークスタイル、ライフスタイルを工夫する。

それでも、どうしても難しい部分を実家にサポートしてもらう、というように、娘世帯と親世帯との境界線を引くことが大切です。

 また、老母のサポートを利用する際には、お金を払ってお礼をするのも大切なことです。本来、ファミリーサポートセンターに子育て支援を依頼すれば、時給700円、800円といった利用料が発生します。

もちろん、家族のサポートを時給制にするのは世知辛すぎますが、月に1回は若干でもお礼をするなど、娘の側から配慮したいものです。娘が気が利かないなら、老母が「少しは、子守り代を負担してちょうだい」などと、はっきり請求してもいいのです。

■家族だからこそ「はっきり伝えあう」習慣が必要

 率直に伝えあわずに、何となくお互いが自分の都合のいいように相手に期待してしまうのが家族のコミュニケーションの悪い例です。

 先に述べたように、母が「これだけ娘に尽くしているんだから、いずれは恩返ししてくれるだろう」と漠然と期待する一方で、娘は「私は母自慢の孝行娘。孫の世話で生き甲斐まで作ってあげている」と感じているなど、人はそれぞれ自分の都合のいいように考えているものです。

こうした誤解を回避するためにも、お互いの考え、気持ちをはっきりと口に出す習慣を、家族それぞれが身につける必要があります。

 「はっきり口にすると、ケンカ腰になるのでは?」と躊躇する人がいますが、それは、ギリギリまで不安や怒りを溜め、攻撃的になってしまうからです。

そうならないためにも、疑問を感じた時点で「これは困るので、こうしたい」「このままでは苦しいので、こうしてはどうだろう」というように、「気持ち」と「提案」をセットにして伝えることが大切です。

■初老は、セカンドライフを充実させる大切な時期

 娘が出産育児に臨む時期は、キャリア形成に重要な「働き盛り」の年代に当たります。

同時に初老の母にとっても、セカンドライフを確立する非常に大切な年代なのです。この時期に大切にした友人や開拓した活動が、本格的な高齢期を迎えてから心の支えになることが多いからです。

 自立には、経済面、生活面、健康面だけでなく「精神面での自立」も要です。身近にいる家族だけに依存せず、外で友人と関わり、さまざまな活動に取り組むことが、精神的な自立を促します。

 そして、仕事優先で家庭を母に頼り切っているキャリア娘に、「生活面での自立」を諭していくのも老母の大切な仕事。

一家を持って自立したのなら、自分の家庭は最大限、夫婦の力で切り盛りしていく。困難であれば、ライフスタイル、ワークスタイルを調整するなどの工夫していく。

それでもサポートが必要なときに、実家がバックアップする。手を出しすぎず娘の自立を見守っていくことは、老母だからこそできる仕事ではないかと思います。

 日本は働く母親をバックアップするシステムが脆弱なため、どうしてもフルタイムで働く女性の負担が、大きくなってしまいます。

そこで老母という「内助の功」が欠かせなくなるのですが、この初老の時期は、老母にとっても精神と生活を自立させていく大切な時期なのです。

母と娘それぞれが境界線を意識しつつ、ピンチのときには助け合う。こうした節度のある関わり方が、自立した母娘関係を続けるために必要なのだと思います。





( 2018/08/16 16:56 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

家族のうつを防ぐ「見守る技術」とは? 

◆家庭の「シアワセ」って何だろう?

外で受けたストレスを癒し、元気と笑顔を取り戻すための場所……それが「家庭」。しかし、家庭が家族の心を締め付け、うつ要因をつくったり、外に「はけ口」を求める結果となっているケースは、山のようにあります。 「幸せ」は理屈で考えるものではなく、心でぼんやりと感じる「ほの温かい感覚」。それは、毎日の積み重ねによって育まれます。では、この「ほの温かい感覚」を家族みんなが持ち続けるために必要なのは、どんなことでしょう?

それは、ズバリ互いが互いを「見守る」技術なのです。
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◆「見守る」ってなに?

「夫のストレスが気になったら、しばらく見守りましょう」「子どもが道を外さないように、見守りましょう」など、「見守る」という言葉はよく使われますが、その具体的な意味は意外に分かりにくいものです。「見守るって、見ているだけとどう違うの?」「見守っているうちに、取り返しがつかなくなったらどうするの?」と疑問に感じる人も多いでしょう。

「見守る」とは相手の無事を祈りながら、しばらくなりゆきを見ること。そして、「危ない!」と思ったときには、すぐに相手を守ること。家族の場合、普段はお互いを束縛しすぎずに楽しく過ごし、危険を察知したときにはいちばんに守り合うことなのです。
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◆家族に必要な「見守る技術」とは?

家庭の幸せを守るには、見守る技術をどのように発揮していけばいいのでしょう? 具体的には、次の5つのポイントを参考にしてみてください。

● 「いつもの様子」とどこが違うか毎日よく観察する
体調に変化がないか、ストレスがたまっていないかを、相手を観察しながら感じられるようにしましょう。特に、家族が必ず気付かなければならないポイントは、次の4つです。

1. 朝の気分の変調:起きられない、食欲がない、新聞が読めない
2. 帰宅時間:毎晩遅くまで残業が続いている
3. 睡眠の変化:就寝時間、眠りの浅さ

4. 休日の過ごし方:1日中寝ている、毎週末外出を嫌がっている

● 元気がないときはすぐに声をかける
相手の小さな変化に対して、すぐに「体調悪いみたいね」「大丈夫?」と声をかけましょう。「ちょっといつもと違うな」と感じた頃に声をかけることで、それ以上の危機を防ぐこともできます。また念のため、あらかじめ近場で評判のよさそうな精神科を探しておくことも大切です。

● 気分を「楽」にすることを考える
相手の気分を盛り上げようと、勝手に外出や来客の予定を立てないこと。あまり派手ではなく、今の生活の中で相手の気分や体を楽にすることを考えましょう。たとえば、体が疲れてしんどそうなら、普段はやらないごみ出しや洗濯などをやってあげる。これだけでも、だいぶ気分が楽になるはずです。

● 「ちょっと元気」になるものを用意する
落ち込んだ相手には、おいしいスイーツ、ブーケなど、気持ちが「ちょっと元気」になり、思わず笑顔が浮かぶものを用意してあげましょう。ちょっとした好意に気持ちがほころぶ、この感覚の積み重ねが家族に幸せを実感させてくれます。

● 相手が辛いときには、自分のお楽しみは控えめに

相手が辛いときには、なるべく早く帰って一緒に過ごすようにしましょう。ただ、自分の部屋でパソコンばかり見ていたり、お酒を飲んでテレビばかり見ていては意味がありません。じっくり家庭のことをするなど、相手のためを思った生活をしましょう。また、お互い違う部屋にいる場合には、扉をなるべく開けておくことも肝心です。

ところで、「見守る技術」は、相手が少し「調子が悪いとき」に効果を発揮します。お互いにストレスがなく順調にやっているときには、見守る態度を逆に「過干渉」と感じることもあります。 元気なときにはお互いに自由に泳ぎ、有事には味方になる。このようなスタンスこそ、家庭の幸せを長続きさせるためには、必要です。
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大美賀 直子(精神保健福祉士・産業カウンセラー)




( 2018/08/12 14:01 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

認知症のリスクを53%も減らせるダイエット方法見つかる  

ダイエットは体の健康だけでなく、脳の健康にもいいことがあきらかになりました。ラッシュ大学医療センターが開発したMINDダイエットでは、認知症のリスクを53%も減らせるという研究結果が出たのです。このダイエットを厳密に実行せず、緩やかに従うという程度の人でも、リスクは1/3になりました。

今回行われた研究では58歳から98歳の900人以上を対象に、食べたものを記録してもらい、繰り返し認識力の検査を行いました。その結果、ダイエットを完全に行った人の認識能力は7.5歳若い人と同じであるという結果が出ました。病気を引き起こす要因には、遺伝、喫煙、運動などさまざまなものがあります。研究の筆頭著者である栄養疫学者のマーサ・クレア・モリス博士は、このダイエットは他の要因に関係なく、認知症にかかりにくくなると言います。食材は身近なものばかり。早速、詳しく見てみましょう。

◆野菜や果物をたっぷり食べる
まず、ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなど、ビタミンAとCが豊富な緑の濃い葉野菜を食べることです。週に6日以上摂ると、より効果が高まります。もちろん、他の野菜もなるべく多くの種類を食べましょう。いつものサラダや煮物に、もう一種類プラス。パプリカで彩りを添えたり、エンドウやオクラも手軽でお勧めです。

MINDダイエットで特徴的なのが、ベリーです。脳を守るのに一番のお勧めはブルーベリーで、イチゴも効果があります。週2回は食べましょう。良質の脂肪、繊維、抗酸化物質を含むナッツは、心臓にも脳にもいいのです。ちょっとしたおやつ代わりに、週5回は食べてください。

◆たんぱく質は豆や鶏肉で
低カロリー、低脂肪で、繊維とたんぱく質を豊富に含む豆類は、ダイエットには欠かせません。週3回食べると認知症のリスクが減ります。 全粒粉のパンやパスタもMINDダイエットの柱の一つで、こちらも週3回は食べましょう。MINDダイエットでは、魚は週1回食べれば十分とされています。一方、鶏、アヒルなどの家禽類は、週2回以上食べることが勧められています。

オリーブオイルをメインの油として使う人は、認知力が衰えにくいことも、調査結果から明らかになっています。生食か炒め物などに使うかで、上手に使い分けましょう。ワインは毎日飲みましょう。ただしグラス1杯です。

◆気をつけたい食べ物
赤身の肉は週4回まで、甘いものは週5回まで。どちらも週1回という地中海式ダイエットよりは、緩やかですね。ターやマーガリンは1日小さじ1杯まで。パンにはオリーブオイルをつけましょう。おいしいチーズも、脳にはメリットがないので週1回にしましょう。これらの多くは伝統的な和食にはなかったものです。

野菜のおひたしやゴマ和え、煮豆などが並んだ昔の食卓は、脳の健康にもいいものだったのですね。 味噌や納豆、漬物などの発酵食品も、和食の強みです。MINDダイエットを心の片隅に置いて、緩やかに食生活を変えてみませんか。





( 2018/08/03 13:39 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

「子どもまだ?」で憂うつにならない方法  

不妊治療がOPENになってきたとはいえ、つきあいの深くない人に言いづらいことは変わりありません。不妊を経験せずに出産した人には、なかなかそのつらさはわからないからです。  自分が腹痛でのた打ち回っていて、周りが心配してくれても、そのつらさは本人しか理解できないのと同じです。

 知らないせいでの心ない言葉もあるでしょう。よく聞く代表的な言葉が「子どもまだ?」という一言。現代は子どもを持たない選択をする夫婦も多いですが、親しい友人や家族、親族からの容赦ない「子どもまだ?」は、とても憂うつだと思います。 ここでは、その何気ない一言に不必要に傷つかないための対策をご紹介します。

■対策1:「子どもまだ?」と言いそうな人に近づかない

 このセリフを言う人は、大体決まっています。子どもを苦労して作ったことがない時代の人や、不妊治療についての理解が残念ながら浅い人たちです。  そういう人が集まる場、特にプライベートなことを詮索するのが好きそうな人たちが集まる飲み会の場には、できるだけ行かないことです。気晴らしは必要ですが、「デリカシーがないな……」という人に無理をして近づく必要はありません。どうしても行きたい場合は、言いそうな人とはなるべく距離をおくか、前もって自分の状況を言っておくというのも一つの方法かと思います。

■対策2:関係者にカミングアウトしておく

 この方法が一番効果があります。今の自分の状況をわかりやすく伝え、頑張っているからそっと見守ってほしいと伝えておくことは効きます。ただ、これを伝えても配慮ができずにいろいろと聞いてくるような厚顔無知な人には効果がありません。  まずはちゃんとした良識のある信頼できる人たちには、自分の状態を知っておいてもらうことで気が楽になると思います。

■対策3:自分の心の防御を強くしておく

 いくら前もって対策をしておいても、思わぬところでこの質問をされることがあります。 不意打ちを想定した応酬話法とその心積もりをしておくと、自分の中でのショックを和らげることができます。たとえば、親戚のおばさんに「子どもまだ? 結婚してまだまだ遊びたいとか言っていると子どもができないわよ」と言われた場合。

「先週も友人に同じこと言われました。へへへ、ガンバリマース」とかわいくとぼけたり、「鋭意、製作中です。応援よろしくお願いいたします」と正直に言いながらもユーモアに変換し、はぐらかしてしまうのも一つの手だと思います。  大事なのは自分の心の健康を守ることですので、不必要に重く受け止めてしまい、一言一言に憤慨するのではなく、軽く流してしまう技術も覚えておいた方が得策です。

■対策4:ポジティブに考える癖をつけておく

 そういう質問や言葉を投げかけてくれることは自分に興味を持ってくれているのだと思い、ありがたいと思う癖をつけることです。 大体、こういう質問をしてくる場合は挨拶のように使われる場合や無知で何も考えずに言うケースが多いので、愛情表現なんだなと発想の転換をしましょう。  明らかに悪意がある場合はポジティブに徹底抗戦すれば良いのです。

■対策5:日記やブログなどで感情表現をする

 自分が言われたくないことを言われたら、自分の中に抱え込む方が多いのですが、それは逆効果です。できれば日記に書いたり、ブログやSNSで感情表現をすると良いでしょう。 正直な感情表現をして、同じような境遇の方々とのやり取りをすることで、気持ち的にもすっきりするはずです。

 以上、いろいろな方法を書きましたが、基本は自分の気持ちをどのようにコントロールし、相手に対してコミュニケートできるかが大事だと思います。  心ない言葉に傷つかないように構えるのは大変なことだと思いますが、自分を磨くためのチャンスだと思って、ポジティブに取り組んでくださいね。





( 2018/08/03 13:31 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

認知症の予防方法  

・はじめに

認知症に一度なってしまうと、完治は非常に難しいモノです。たちまち、身の回りの生活がすべて立ち行かなくなってしまうのです。

しかし、日々の生活習慣を見直すだけで、認知症を予防することができます。本当にささいなことかもしれませんが、高齢者の方にとって、ひとつひとつ大事な生活の一部なのです。

家族との共同生活を行いながら、認知症を防ぎ、進行を遅らせる方法をご紹介します!

・認知症を予防する方法

適度な運動で足腰を鍛える

手軽な散歩や、体操など、体を動かすことを習慣づけましょう。

近くのお店に買い物にいったり、外の景色を見るために外へ出るのもいいでしょう。

転倒防止のためにも、自分のペースで歩くようにしましょう。

・短い昼寝をしよう

20~30分ほどの短い昼寝で、疲れを取り、血行をよくすることができます。

しかし、長い昼寝になってしまうと、夜眠れなくなってしまうので、あくまでも、短い昼寝が良いです。

・食事に気をつけよう

生活習慣病にならない食生活を送ると、脳が正常に働き、認知症予防に良いとされています。

・抗酸化物質をとろう

しそや黒ゴマに含まれる抗酸化物質は、血中の脂質の酸化を防ぐそうです。

・塩分は控えめに

塩分とりすぎは、認知症を引きおこす高血圧になる可能性を高めるそうです。

・コレステロール

コレステロールのとりすぎは、血管年齢(血管の老化)を高めるそうです。

・家族の中で役割を持とう

退職して仕事がなくなった人が、急に認知症になったという話をよく聞きます。

これは、生きがいや人生の楽しみがなくなってしまったことや、能力が落ちて家族が認知症になってしまった人の役割を奪ってしまったことが原因で、脳が働く機会を奪われてしまったのです。

最低限、身の回りのことは自分でさせて、脳でなにかを考える機会を常に、与えましょう。

・会話をしよう、おおいに笑おう

会話をしたり、笑うことで、脳が刺激され、脳が活性化されて栄養素の補給がよくなります。

さらに、大笑いをすると良いホルモンが分泌されて、ストレスを解消し、若返りの効果もあります。

・脳を鍛える趣味を持とう

盆栽や俳句などの頭を使う趣味を持ち、長く続けるようにしましょう。

また、ゴルフや水泳などの体を動かす趣味があれば、さらに良いです。

・恋をしよう

いつまでも若々しく保てる秘訣は、恋をすることです。

恋はいくつになってもできます。おしゃれをしたり、若づくりをしたり、楽しい話題のために、いろいろと考えるので脳を刺激します。

・日常生活を習慣づける

料理をしたり、新聞を声に出して読んだり、日記をつけたりしてみましょう。

また、散歩や昼寝も決まった時間に行い、習慣づけをおこないましょう。

さらに、役割を持たせることで、ただ続けるのではなく、考えて続ける仕組みを作りましょう。

・耳の老化を防ごう

耳の感度が悪くなると、コミュニケーションに支障をきたしたり、音の情報がストップしてしまうので、認知症の原因を誘発します。

よって、高周波の音を意識的に耳に入れ、細胞を活性化させて耳の老化を防ぎましょう。

たとえば、鳥のさえずり、虫の鳴き声、川のせせらぎなどの自然の音が良いでしょう。

・おわりに

いかがでしたか?

認知症の予防には、家族の手助けが必要不可欠な一方で、自分の身の回りのことは自分でさせるという働きかけも重要になってきます。大切な家族が認知症でつらい思いをしないように、家族でサポートしていきましょう!





( 2018/08/03 13:28 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

ついに昇進! なのにストレスでダウン……「昇進うつ」を防ぐ3つのヒント  

念願かなって夢の「昇進」! ところが、実際に上司になってみると、思わぬストレスを抱え、精神的にダウンしてしまう人が少なくありません。こうした「昇進うつ」を克服するための3つのヒントをお伝えします。

■あこがれの役職についた途端、急にダウン!

 サラリーマンにとって、昇進は喜ばしいこと。「○年後には課長になる!」「同期の誰よりも早く出世する」など、輝かしい将来を思い描いて頑張ってきた人も多いでしょう。

 ところが、そのあこがれの役職を手に入れた途端に、思いがけないストレスに押しつぶされ、うつ症状に陥ってしまう人もいます。これを「昇進うつ」と言います。

仕事が嫌いなわけでも、会社との相性が悪いわけでもなく、めでたく自分の夢を実現できたのに、どうしてうつになってしまうのでしょう?

 「昇進うつ」は、主に仕事の質の変化への不適応から起こります。それまでは、下位の立場で上司に守られてきた人が、急に風上に立たされる立場になり、その責務の重さや仕事の難しさに困惑してしまうのです。

また、係長から課長、課長から部長というように、上司の階層をステップアップしていけば、負うべき責任、束ねるべき部下の数も増え、プレッシャーも大きくなります。

■「昇進うつ」に陥る上司のストレスとは?

 こうした「昇進うつ」に結び付くストレスには、ざっとあげても次のようなものがあります。

・部下の指揮をとり、リーダーシップをとることへの苦手意識
・扱いにくい部下が多く、思う通りに言うことを聞いてくれない
・チームをまとめつつ、自分自身の業績も伸ばす必要性
・チームの責任をとらなければならないことへのプレッシャー
・責任者として、困難な仕事、トラブル事例に介入する機会の多さ
・上層部と部下との間に立ち、板挟みになりやすい
・仕事量が増えているのに、期待ほどは昇給していない

 昇進してしばらくの間は、昇進への喜びや気負い、期待などから興奮が続き、寝る間も惜しんで頑張れるでしょう。しかし、プレッシャーや困惑が解消されないまま続いていくと、心が摩耗し、疲労が蓄積されてしまいます。

 その結果、うつ病などの心の病に陥ってしまう人も少なくありません。

厚生労働省の「患者調査」でも、40代、50代という「マネジャー世代」に気分障害(うつ病・躁うつ病等)の患者数が多いのが特徴で、この世代の解消しにくいストレス状態を表しているように思います。

■「昇進うつ」を防ぐための3つのヒント

 昇進したのは、今までの働きが評価され、責任のある大きな仕事を任させられると期待された証拠です。このせっかくのチャンスを自分自身でつぶさないためにも、昇進にともなうストレスをコントロールしていく必要があります。

 「昇進うつ」は、気まじめで融通が利かず、人に頼れないタイプの人に見られがちだと言われます。

「デキる上司は○○でなければならない」「結果を出さなければ、上司失格だ」などと、ステレオタイプな価値観に凝り固まっている人は要注意だと言えます。困ったときに誰かに相談してみたり、頼りない部下でも仕事を任せてみたり、といった柔軟性に欠ける人も心配です。

 これらはその人の性分でもあるため、急に変えようとしても難しいものです。しかし、ちょっとした心がけを意識していけば、次第に変わっていくでしょう。では、どんなことを心がけていけばいいのでしょうか?

3つのヒントをお伝えしたいと思います。

□1. 厳しい中にも悠然と

 チームを束ね、部下を動かすためには、「完璧な上司」を目指す必要はありません。むしろ、細かいことにはこだわらず、ゆったりとした上司でいるほうが、部下はのびのびと行動でき、チーム内のコミュニケーションも進み、パフォーマンスが上がる例が意外に多いものです。

 ただし、ゆるみっぱなしでは、チームの統制がとれず、部下の目的意識も散漫になり、チームのパフォーマンスは低下してしまいます。

規則やマナーを守り、やるべきことをやるなど、締めるところはきちんと締め、その上でゆったり構えて部下に任せる。こうした、厳しい中にも悠然と構えられる上司を目指してみましょう。

□2. 上司経験者のコンサルテーションを受ける

 「上司は1日にしてならず」というように、誰でもすぐに理想的な上司になれるわけではありません。どんなに立派な業績を残したリーダーでも、人の上に立つ役割を経験している以上、戸惑い、恥をかき、人には言えない失敗を繰り返してきているはずです。そうした「上司経験者」に、ぜひコンサルテーションを受けてみましょう。

 難しく考える必要はありません。身近に適当な人が見つからなければ、プライベートで出会った人でもかまいません。人の上に立つ難しさには、どの上司にも共通するものがあるでしょうし、経験者同士、共感できるものがあるはずです。

きっかけはグチでもかまいません。困っていることを上司経験者に打ち明けてみれば、少し気持ちが楽になるでしょうし、解決のヒントも見つかると思います。

□3. 本音で接し合える職場にする

 「チームワークはコミュニケーション」と言われ、そのためには「ランチや飲み会を」と言われます。とはいえ、「コミュニケーション」というお題目のためにそうした会を催しても、部下は白け、上司は徒労感に陥るだけでしょう。

 働く以上、それぞれの心の中には、小さくても何らかの目標があるはずです。「家族のために」「夢の実現のために」といった、プライベートとリンクしたそれぞれの思いもあるはずです。

ランチや飲み会を開くなら、そうした本音を語り合い、共感し、お互いの「働く意義」を高め合う機会にしてみましょう。

 最初は、白けて語りたがらない人が多いかもしれません。とはいえ、本来は誰でも本音で語れる場を求めているもの。ときには、自分自身が「上司って大変!」と本音を吐き、笑われてもいいのです。

上司がありのままの自分で接すれば、組織のコミュニケーションが向上していきます。すると、信頼関係が生まれてチームワークが向上し、「数字」も伸びていくことでしょう。




( 2018/08/03 13:27 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

「とにかく行きたくない」「月曜日になると風邪気味」社会人に聞いた、「新型うつ」を疑う瞬間  

最近、何かと話題にされることが多い「新型うつ」。若手社員を中心に増えているとのことですが、「自分は大丈夫」と思っていませんか?

何も知らないでいるより「こういうこともある」と意識していれば、いざというとき、少しは落ち着いて対処ができるのかもしれません。先輩社会人のみなさんが、「新型うつ」を疑った瞬間を調査しました。 

Q. あなたは「新型うつ」じゃないかと思うことはありますか?
はい......64人(17.1%)

およそ6人に1人と聞けば、他人事ではないですよね。では、どんなときにそう思うのでしょうか。

■会社に行きたくない
・「とにかく仕事に行きたくない」(男性/49歳/医療・福祉)
・「休みになると元気になるが、平日は元気がない」(男性/32歳/電機)
・「休みの連絡を入れた途端、元気になった」(男性/30歳/電機)

まずは、これが基本。休日になると元気になるのが「新型うつ」の特徴です。ときには「会社に行きたくない」という日があるのは当たり前のことだと思いますが、いつのまにか、エスカレートしているのかも......。

■気分が悪くなる
・「平日、会社に行こうとすると気分が悪くなる。休日は元気」(女性/28歳/情報・IT)
・「会社に向かう電車に乗っているときは気分が悪くて立っているのもつらいが、帰宅するときの電車はまったく気分が悪くならない」(男性/50歳以上/電機)
・「会社へ行くときに、吐き気がする。会社についてしまえば、ましになり、帰る頃には元気」(女性/40歳/情報・IT)

「会社に行きたくない」気持ちがあるだけでなく、体調も悪くなってしまうケース。吐き気を覚える人が多いようです。

■眠い
・「遅刻しそうなのに起きられなくてつらい」(女性/21歳/自動車関連)
・「眠気がし、仕事に集中出来ない」(男性/27歳/電力・ガス・石油)
・「眠気がものすごくつらい」(男性/30歳/農林・水産)

強すぎる「眠気」に悩まされる人も。

■食欲の異常
・「会社ではまったく食欲がなく、家ではよく食べる」(女性/26歳/電機)
・「食欲がなく、お昼をあまり食べられなくて痩せてしまった」(女性/26歳/建設・土木)
・「家では食べないのに、会社にいるとお菓子を食べないといられない」(男性/44歳/情報・IT)

食欲がなくなったり、やけにあったり。この辺りからも、不調を感じるようです。

■条件反射
・「上司の顔を見るとイライラしてしまう」(男性/29歳/その他)
・「会社の営業室にいると偏頭痛がする」(女性/30歳/金融・証券)
・「月曜日になると風邪気味になる」(女性/30歳/団体・公益法人・官公庁)

特定の条件下で、毎回決まった症状が現れるケースも。

■気分が落ち込む
・「会社にいるときは何事も悲観的に捉えがちだが、家に帰ると何に悲観的になっていたかも忘れてしまう」(女性/26歳/建設・土木)
・「仕事中は憂鬱で仕事に手がつかないが、家に帰ると趣味に熱中できるなど、楽しい気持ちになれる」(男性/50歳以上/団体・公益法人・官公庁)
・「会社以外では、気持ちが明るくなる」(女性/23歳/その他)

会社にいるときだけ、やけに気持ちが沈む。家に帰ると明るくなる。そのギャップの大きさに疑問を感じた人もいるようです。

■力が入らない
・「会社に向かう途中のコンビニで、意味もなくボーっとしてしまう。行きたくないなぁと思っているからだと思う」(女性/28歳/商社・卸)
・「いつも覇気がない。休日はけっこう元気」(男性/27歳/情報・IT)
・「気力も体力もなくつらいときがある」(女性/28歳/商社・卸)

特に不調があるわけではないけれど、なんとなく力が入らない......ということも。

■体調のさらなる悪化
・「電車に乗っているときに気分が悪くなり、途中駅で降りて10分ぐらいベンチで休んでいた」(男性/32歳/機械・精密機器)
・「会社で行きたくない飲み会があるときに、急に8度近い熱が出て、飲み会を欠席して病院に行ったが、平熱に下がっていた」(女性/31歳/建設・土木)

気分が沈むのとともに、我慢できないほどの体調不良に。

■涙が出る
・「急に涙があふれることがある」(女性/27歳/小売店)
・「何故か帰宅後に涙が止まらなくなった」(女性/28歳/金融・証券)

気持ちの落ち込みがピークとなり、自然に涙があふれて......。

ちょっとブルーになる、ちょっと体調が悪くなる、というところから、どんどん症状が悪化していくことも。そこまできたら、誰かに相談するか、専門の医療機関で診てもらったほうがいいでしょう。早めの対処が、解決につながることもあるのです。





( 2018/08/03 13:25 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

家族や自分の症状が気になる人必見!「もの忘れ」と「認知症」はどう違うの?  

厚生労働省の調査によると、平成23~24年の国内の認知症患者は、MCI(軽度認知障害)も含めると、推定860万人。65歳以上の4人に1人に相当します。この傾向は今後ますます進んでいきます。

また、65歳以上の老年性認知症とともに、65歳未満の若年性認知症も、全国で約37800人(推計)、推定発症年齢の平均は51.3歳±9.8歳という統計も公表されています。中高年者にとっては他人事でなくなってきています。

認知症によく起こる「もの忘れ」や「抑うつ状態」は、単なるもの忘れや「落ち込み」とどう違うのでしょうか?

◆認知症に典型的な症状とは
認知症は、本人が訴えるより家族が先に気がつくことが多いのですが、次のような症状があります。
 
 ・同じことを何回も言ったり、聞いたりする
・ものの名前や人の名前が出てこない
・置き忘れ、しまい忘れが目立つ
・以前あった興味や関心が薄れる
・今日の年月日・曜日が出てこない
・時間や場所の感覚が不確かになる
・話している内容が解からなくなったり、つじつまが合わない話になる
・体験したことの全部を、すっかり忘れてしまう
・進行すると、記憶障害や失認・失行などでADL(日常生活動作能力)に支障が出る
・不活発になると、身体機能の衰えとともに、ベッドに仰臥したままになる

とくに、基本症状は「もの忘れ」「見当識障害」「判断力障害」です。また、興味や関心が薄れてじっとしているなど抑うつ状態も現れます。※見当識障害とは、今日が何日で、ここがどこかといった状況把握を指します。

◆「もの忘れ」と「認知症」はどう違う?

単なる「もの忘れ」と認知症のもの忘れは、どう違うのでしょうか?次の表を見てください。
<表1>
単なる物忘れは、「一時的」で思い出すことができる、または人格に影響がないのに対して、認知症は、自覚(病識)がないこと、全部忘れる、基本的な見当識も忘れる、日常生活が困難になる、人格が低下していくなど、大きな違いがあります。

家族や自分の症状が気になる人必見!「もの忘れ」と「認知症」はどう違うの?

表2

◆抑うつ状態との違いとは?

次の表を対比してください。
<表2>
※既往とは、過去にあったかどうかということです。

自覚症状があるかどうか、実際より訴えが大きいか小さいか、脳の萎縮の有無、知的能力への影響など、こちらも違いのポイントがあります。

◆きちっと理解し、適切に対応する
認知症にかかる人が増えてくると、上にあげたような兆候から、家族や、むしろ自分が認知症ではないか、という心配にとらわれることもあるでしょう。正しく理解して、適切に対応できるようにしたいものですね。

山本 恵一(やまもと よしかず) 立教大学大学院博士課程
元東京国際大学教授(心理学) 株式会社とらうべ副社長



( 2018/08/03 13:24 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

もし親が認知症になったら、金銭管理はどうすればいい?  

高齢の親と離れて住んでいるとか、近くにいても認知症だという場合、お金の管理も心配になります。

預金を引き出しに行って、暗証番号を忘れた。お金を引き出したかどうかがわからない。高額の商品を買わされてしまった…。そんなことにならないよう、今さまざまな取り組みが、スタートしているんです。

◆銀行で困ったときは
金融機関では「認知症サポーター」の養成に力を入れています。

2012年から高齢者対策に取り組むみずほ銀行では、各店舗に一人以上の支援員がいます。三井住友銀行では、社内に指南役をおいて行員に認知症の方への対応法を指導しているそうです。

◆成年後見制度をご存知ですか
認知症や知的障害などで判断能力が不十分な場合、家庭裁判所によって選任された後見人が財産の管理や契約を行うというものです。本人や家族などが申し立てをすることができ、判断能力のレベルが低いほうから「後見、保佐、補助」と3つの段階があります。

◆信用金庫が後見人に
品川区の5つの信用金庫は、非営利の社団法人「しんきん成年後見サポート」を発足させました。後見人になるのは、講習を受けて資格を取得した信金退職者の方々。長年の担当者が後見人なら安心ですね。地域密着型という特色を生かした取り組みです。

◆大事なものを預かってもらう
大阪では、今年1月から、NPO法人ひとり暮らし高齢者の笑顔をつくる会が新たに2つのサービスを提供しています。 一つ目は通帳やカード、印鑑、有価証券などを預かるもので、もうひとつは合鍵を預かるサービスです。

高齢者や認知症の方だけでなく、外出や歩行が困難、または入院中で出歩けないといった人も対象にしています。
合鍵サービスでは、連絡が取れない家族の安否を確かめることも可能です。

◆後見人の不正を許さない
残念なことですが、後見人が財産を不正に流用する場合があります。そこで注目されているのが「後見制度支援信託」です。2012年にスタートした制度で、高齢者の財産を信託銀行などに預け、払い戻しや解約には家庭裁判所の指示書が必要になるというものです。

元気なうちは「老後にいくら必要か」と頭を悩ませますが、いざ歳をとったら、自分では財産管理ができなくなる危険性もあるわけです。今回紹介したこれらのサービスなどが今後ますます必要性を高めていくことは違いないでしょう。




( 2018/08/03 13:23 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

広がるオレンジリングの輪。全国580万人の認知症サポーター  

2004年12月、「痴呆」の呼び名が「認知症」に変更されて以来、厚生省の指導でさまざまな認知症対策が行われるようになりました。

「認知症サポーターキャラバン」もそのひとつで、認知症にたいする正しい知識を持ち、応援する人を増やすことを目的としています。

◆養成講座で正しい知識を学ぶ
認知症サポーターになるには、地域や職場などで開かれる認知症サポーター養成講座を受講してください。都道府県でなく市区町村単位で行われているので、開催情報は広報紙や各関連Webサイトで公開されています。

講座では認知症に対する知識や、痴呆症の人や家族に対する接し方などを学び、地域の中でどんなことができるかを考えます。90~120分程度で、修了するとサポーターの証であるオレンジリングが渡されます。

サポーターの役割は、身の回りでできることを見つけ、実践していくことです。

オレンジリングを腕につけるだけでも、「ここにお手伝いできる人がいます」とアピールすることになります。「それは、何?」と聞かれたら、痴呆症やサポーターについて話をすることも、立派な活動なのです。

◆地域の取り組みはさまざま
大阪府和泉市は、認知症問題への取り組みが積極的で、10人程度が集まって会場を用意すれば、出張で養成講座を開いてくれます。

認知症の人の行方がわからなくなったとき、特徴などをメールで配信して情報を求める「和泉市認知症高齢者等SOSおかえりネットワーク」というシステムもあります。

同じ大阪でも、茨木市は主催、出張の両方がありますが、高槻市は主催はせずに、講師を派遣するという方式です。

◆早期発見、早期治療が大切
大阪府や佐賀県、島根県などコールセンターを設けている自治体もあり、外出が難しい場合に安心です。またかかりつけのお医者さんも、空いている時間なら電話で話をきいてくれるでしょう。

「おかしいな」と思ったら、まず相談。なによりも相談です。でも、少したって「あれ?誰に何を相談しようと思ったんだっけ…?」となっては一大事。普段からの自分のケアも忘れずに、大切にしていきましょう。




( 2018/08/03 13:22 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

うつの人に言ってはいけない言葉とは? 

◆うつ病の人にかける言葉に励ましや応援は逆効果

気持ちが落ち込んでいたり、イライラしている時は相手のちょっとした言葉にカチンとくることもあるかと思います。

例えば「あなた何してるの?」「まだなの?」といった言葉に思わずムッとすることもあるかもしれませんが、多くの場合、その気持ちは引きずらないでしょう。

しかし、うつ病で気持ちが落ち込んでいる人は相手の言葉に過敏になっていることが少なくありません。場合によっては、相手を思いやって言った言葉が逆に相手を追い込んでしまうこともあります。

ではいったい、どんな言葉が相手を傷つけてしまうのでしょうか? うつの人にいってはいけないタブーの言葉と、その理由について解説します。
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◆うつ病の人にかけてはいけない言葉1:うつを軽視する言葉

うつになると、自分の大切な人に愛情を求める一方、相手から拒絶されないか不安な気持ちもあります。相手の言葉をネガティブに受け止めやすいのも、うつ病的な思考パターンです。

うつを軽く見るような発言は相手の病状に無頓着あるいは無責任な発言になり、「自分のことを全然分かっていない!」といった気持ちに相手をさせやすいものです。以下のような言葉は、軽い気持ちで言わないようにしましょう。

・誰でも時には気分が落ち込むもの
・たいした問題ではない
・世の中にはあなたよりもっと困っている人がいるのよ
・いったいどうしちゃったの?
・カラオケにでも行かない? 落ち込んだ時はそれが一番!
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◆うつ病の人にかけてはいけない言葉2:感情的な言葉

うつ病になると欲求のレベルが低下しがちです。せっかく美味しい物を作ってあげても食べてくれない、あるいは夜、誘ってみてもあっさり拒絶されてしまう。また、何をするにも億劫になり、場合によっては怠けているだけのように見えてしまうかもしれません。

さらに、うつの人は自責の念が強く、自信を失っていることが多いので、以下のような感情的な言葉は抑えましょう。

・せっかくあなたの為に作ってあげたのに……
・いい加減にして!
・私を困らせたいだけなの?
・役立たず
・あっちへ行って
・だらだらしていないで、何かしたら?

また、うつになると、不安やイライラが強くなりがちです。場合によっては壁に物を投げつけてしまう、あるいは、ふとしたことから感情を爆発させてしまうかもしれません。その時は共に冷静さを失わないよう、相手と直に向き合うのは避け、相手の感情が落ち着くまで、そっとしておきたいものです。

◆うつ病の人にかけてはいけない言葉3:励ましの言葉

意外なことに、うつ病では励ましの言葉もよくありません。脳内が病的になった結果、頑張りたくても頑張れなくなってしまうのが、うつ病なのです。

頑張れないことに悩んでいる相手に励ましの言葉をかければ、かえって相手を追い詰めてしまう可能性があります。以下のような言葉には十分ご注意ください。

・頑張って!
・たまには笑顔を見せて
・元気を出して
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◆うつ病の人への接し方・かけるべき言葉・傷つけない付き合い方

まず、相手の話を十分に聞くということをしっかり考えて頂きたいです。うつになると気持ちが不安定になり、自分の周りのいろいろなことをネガティブに感じやすくなります。相手がたとえグチをこぼすだけであっても、話すことによって相手の心の緊張が軽減することは、聞く側はしっかり認識しておきたいです。

そして、相手が話している間は、なるべく口を挟まないなど、相手が話しやすいように持っていきましょう。かけるべき言葉を知りたい方が多いと思いますが、相手を励ましたいときは、言葉よりむしろ、相手の背中をさするなどスキンシップが良いと思います。

以上のようなことを家族やパートナーの方が注意していても、時には何気ない言葉で相手が傷ついてしまうかもしれません。また、病気の経過にも個人差があり、場合によっては2歩前進して1歩後退的な時期もあるかもしれません。でも治療を続けていくうちに多くの場合、症状は改善していきます。あせりは禁物です。気長に相手を見守っていける態勢を家族やパートナーの方はご考慮ください。

なお、うつ病になってしまった時は、自殺のリスクがあることは決して忘れないでください。もし自殺をほのめかすようなことがあれば、それは緊急事態とご留意ください。決して軽く考えず、相手の様子に十分注意を払い、すぐに主治医に報告するか、精神科(神経科)を受診するなど、迅速なる対処をお願いします。





( 2018/07/19 08:52 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

年をとると脳は衰えるの?  

年をとるほど脳は衰えていく。脳に対して、そんなマイナスのイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。し

かし、諏訪東京理科大学共通教育センター教授の篠原菊紀(しのはら・きくのり)さんは「じつはこれ少なくとも半分は間違っている話なのです」と指摘します。

■Q 年をとるの脳は衰えるの?

A:いいえ、それは半分はうそ。衰える傾向にある知能もあるけれど、その反対に伸びていく知能もあります。

脳には大きく分けて2つの能力があります。そのひとつが流動性知能。新しいことを覚え、新しい環境に適応していくのに必要な記憶力などの能力です。こちらは個人差はありますが18~25歳くらいがピークといわれ、確かに年齢とともに衰えていく傾向があります。

けれど、もうひとつの能力、結晶性知能、こちらは簡単にいうと知恵や知識や経験のことを指します。この知能は年齢を重ねるほど、人が生きているかぎり蓄えられ増えていきます。

そして、統括性知能といわれる、人を率いたり仕事をまとめたりするのに必要なマネジメント能力なども40歳、50歳と経験を重ねて伸びていきます。つまり、脳には年齢を重ねることで成長する側面が多々あるのです。

むしろ人の脳は年をとればとるほどよくなるといってもよいでしょう。

■『NHKまる得マガジン 頭と身体を健康に! イキイキ脳トレ体操』より




( 2018/07/17 05:03 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

うつ病の人にNGな言葉  

気分が落ち込んだり、イライラしたりしているときは、ちょっとした言葉でカチンとくることがあると思います。

「何してるの?」「まだ?」などと言われたら、ムッとするかもしれません。とはいえ、多くの場合はその気持ちを引きずらないでしょう。

 でも、うつ病で気持ちが落ち込んでいる人は、言葉に対して過敏です。何気ない言葉で心を深く傷つけてしまったり、思いやりで言ったつもりが逆に追い込んでしまったりするかもしれません。

 いったい、どんな言葉が相手を傷つけてしまうのでしょうか? ここでは、うつの人に言ってはいけないタブーの言葉とその理由について、お話したいと思います。

■タブー1:うつを軽視する言葉

 うつになると、愛情を求める一方で相手から拒絶されないか心配になります。相手の言葉をネガティブに受け止めやすく、態度が不誠実なのではと疑ってしまいがちです。

 うつを軽く見るような発言は、無責任な印象を与えたり、自分のことをわかってくれないと思わせてしまったりするので、以下のような言葉は軽く言うべきではありません。

・誰でもときには気分が落ち込むもの
・たいした問題ではない
・世の中にはあなたよりもっと困っている人がいる
・いったいどうしちゃったの?
・カラオケにでも行かない? 落ち込んだ時はそれが一番!
・いつまでもメソメソしないで

■タブー2:感情的な言葉

 うつ病になると欲求の多くが低下しがちです。せっかくおいしい物を作ってあげても食べてくれなかったり、夜、誘ってみてもあっさり拒絶されたり。

何をするにも億劫になってしまうので、ぐうたらしているだけのように見えてしまうこともあるかもしれません。

 うつの人は自責の念が強く、自信を失っていることが多いので、感情的な言葉は抑えるようにしましょう。以下のような言葉はNGです。

・せっかくあなたのために作ってあげたのに……
・いい加減にして!
・私を困らせたいだけなの?
・役立たず
・あっちへ行って
・だらだらしていないで、何かしたら?
・気合が足りない

 また、うつになると、不安やイライラが強くなりがちですので、壁に物を投げつけてしまうなど、ふとしたことから感情を爆発させてしまいがちです。

そのときは一緒に冷静さを失ってしまわないよう、相手と直に向き合うのは避けて、相手の感情が落ち着くまでそっとしておいてあげましょう。

■タブー3:励ましの言葉

 意外な事に、うつ病では励ましの言葉もよくありません。頑張りたくても頑張れなくなってしまうのが、うつ病なのです。頑張れないことに悩んでいる相手に励ましの言葉をかけると、かえって相手を追い詰めてしまいます。以下のような言葉には注意が必要です。

・頑張って!
・たまには笑顔を見せて
・元気を出して

■うつの人への正しい接し方

 まず、話を十分に聞いてあげることが大切です。うつになると気持ちが不安定になり、自分の周りのいろいろなことを不合理に感じやすくなります。

たとえグチをこぼすだけであっても、話をさせることによって、心の緊張を軽減できます。相手が話している間は、なるべく口を挟まないようにしましょう。

 そして相手を励ましたいときは、言葉よりむしろ、相手の背中をさするといったスキンシップが良いと思います。

 以上のような事を家族やパートナーが注意していても、ときには何気ない言葉で相手を傷つけてしまうかもしれません。でも、治療を続けていくうちに、多くの場合、症状は改善していきます。あせりは禁物です。気長に相手を見守ってあげましょう。

 なお、うつ病になってしまったときは、自殺の危険があることも忘れないでください。

もしも自殺をほのめかすようなことがあったら、決して軽く考えず、相手の様子に十分注意を払い、すぐに主治医に報告するか、精神科(神経科)を受診するようにしましょう。




( 2018/07/17 05:01 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

認知症を知る(1)認知症とは 倉敷平成病院認知症疾患医療センター長・神経内科部長 涌谷陽介  

認知症の話題は、毎日のようにいろいろなメディアを通じて情報発信されているので、みなさんの耳目を集める機会も増えていると思います。

例えば「認知症患者の爆発的増加」とか「徘徊(はいかい)・行方不明問題」、「介護負担問題」、「認知症は怖い」といったあまり良くないイメージが先行しているかもしれません。

 私の印象では、ほとんどの認知症の方は「認知症」という不自由さを抱えながらも、家庭や場合によっては介護施設で穏やかな日常生活を送っておられます。

生活や心の上でのさざ波、小波、大波ありますが、それを乗り越えることもできます。

そのためには、ケアマネジャーを中心とした介護専門職の方々のサポートや、医師などの医療者による的確な診断や治療・療養方針の提示・対応もとても大切です。

商店なども含め、地域の中で認知症への理解が進めば、認知症の方とそのご家族がさらに安心して生活できる環境がかたちづくられます。

 認知症は、医学的には「認知機能障害により日常生活や社会生活に支障をきたした状態」と(堅苦しく)定義されており、決して一つの脳の病気を表す言葉ではありません。

病の本態(病理)も衰える脳の部位も症状もその重さや組み合わせも人によりさまざまで、それらは置かれている環境や身体の状況からも大きな影響を受けます。

 そもそも「認知機能」という言葉でさえ聞きなれないですよね。でも、私たちは日々、自分自身に備わった「認知機能」をフル回転させてこの世界を生き抜いています。認

知機能は、自分自身やとりまく環境(人・物・自然・時間・場所)に起こった変化(五感で感じ取れる情報や出来事)をきちんと感じ取って、次に自分がどう行動するのかを刻一刻と指し示す脳の機能です。

細かく分けると、記憶力、注意力、言語機能、物事を順序立てて実行する機能、五感や環境の変化を基に状況を判断する機能―などが挙げられます。

 また、認知機能は、人や物、出来事などに対して抱く気持ちやそれに伴う身体の変化、例えば「ドキドキする」といったことですが、そういった感情・情動・気分や自律神経の働きと密接に関連しています。

 認知症の方をお互いに心地よくサポートするためにも、その方のどんな認知機能が衰えていて(病態と表現します)、具体的にどんな不自由さがあるのかを知ることは、一見難しく回り道のように見えますが、とても大切なことです。

 どんなタイプの認知症でも、一番衰えている機能は、その機能を維持するのに重要な領域の脳神経細胞自体の減少やネットワークの機能低下を反映します(例えばアルツハイマー型認知症では、出来事記憶をつかさどる海馬領域とそのネットワーク)。つまり、残念ながら文字どおり「なくなったもの」です。

でも、なくなったものは脳の機能(認知機能)のほんの一部分です。認知症の診断自体は、なくなったもの(機能障害や脳の萎縮など)をいかに探し出すかにかかっています。

しかし、生活の中では、なくなったものを無理に使おうとするよりも「あるもの・残ったもの」をしっかり使った方がうまくいくことがほとんどです。

 次回は、記憶障害を中心とした認知症の症状を解説します。

倉敷平成病院((電)086―427―1111)
わくたに・ようすけ 鳥取県立米子東高、鳥取大医学部・大学院卒。鳥取大、松江赤十字病院などを経て2005年カナダ・トロント大神経変性疾患研究センター留学。12年倉敷平成病院神経内科部長、13年4月から認知症疾患医療センター長。医学博士。日本神経学会専門医・指導医。内科学会認定医。認知症学会専門医・指導医など。




( 2018/07/17 05:00 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

口コミで1万人超が VRで認知症を疑似体験してわかったこと 

認知症の人が感じているかもしれないことを体験できるVR(バーチャルリアリティー)が話題になっている。

 発案者は、高齢者住宅・施設を運営する「シルバーウッド」代表の下河原忠道氏。認知症に対する負の認識を取り除きたいという思いがあり、VR元年といわれた2016年、認知症の症状を体験できるVRを作り上げた。

 口コミで広がり、17年10月の時点で体験人数は1万人を超えた。

「認知症については、全て理解しているつもりでいたが、上から目線だったのかもしれない」(認知症専門医)、「10年前にこの体験ができていたら自分の母親に対する介護が変わっていたかもしれない」(介護者)などの声が寄せられている。

 現在、“VR認知症”を体験できるコンテンツは「①私をどうするのですか?」「②ここはどこですか?」「③レビー小体病幻視編」。

 体験してみた。①は、気がつけば高いビルの屋上、足を踏み出せば、はるか下の道路に転げ落ちそうだが、左右の男女は笑顔で「降りますよ」「大丈夫ですよ」と言う。ええっ、落ちて死んじゃうよ! 恐怖がこみ上げてきたところで違う画面になり、そこは高齢者ホームの玄関前。送迎バスで外出先から帰ってきたところだと分かる。

 ②は、電車の中で「今どこ? どこに向かっている?」と分からなくなる場面。駅員が「どこに行きたいのか?」と聞いてくれるが、なんて答えていいか分からない。

 ③は、友人の家を訪れたところから始まる。友人が笑顔で迎えてくれるのだが、ドアを開けたところ、部屋の片隅など、そこかしこに背中を向けて立つ男性、膝を抱えて座る男性……。家主も、そこで待っていた友人2人も気付かない様子だ。視線を動かすたびに“みんなが見えていないもの”が現れるので、ずっと不安で落ち着かない。

 ①は認知症の中核症状「視空間失認(空間における物の位置や、物と物との位置関係が分からない)」の体験だ。②は若年性認知症の男性の実話から、③はレビー小体病(認知症の一種)の女性の原作・監修で、レビー小体病の症状である「幻視」の世界を伝えている。

 ①は、あるおばあちゃんがデイサービスの車から降りる時に悲鳴を上げ、その後怒り出したエピソードがもとだ。

「中核症状で距離感がつかめなくなっているのを、私たちは“なぜ降りられないの”となる。ビルの上から笑顔で降りろと言われても、本人にとってはとうていできない。これがもし、『大丈夫ですか?』と聞いていたら、認知症の方もなぜ降りられないかを話せ、安心につながるかもしれない」(VR事業部・黒田麻衣子氏)

「私たちが見えているものが正しい」を大前提にするのではなく、認知症の方はどうなのかを考える。

 確かにVR体験は大きな“気づき”になった。レビー小体病に関しては、実は以前、監修者の女性を取材したことがあったのだが、彼女の話を本当に理解できていなかったと痛感した。

 母、兄、父を10年間在宅介護し、04年に介護者や介護従事者らの交流の場「つどい場さくらちゃん」を設立した丸尾多重子氏が言う。

「認知症の方を介護している家族は“なぜできないの”と怒ってしまう。でも、認知症の方自身は“悪いことを何もしていないのになぜ?”となる。その差を埋めるのに、VRは役に立つと思います。“認知症は薬ありき”という風潮に私は反対ですが、VRで認知症への理解が深まることで、それも変わっていくのではないでしょうか」





( 2018/07/12 10:38 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

うつ病の人には「温かい無関心」で 川崎医科大学精神科学の石原武士教授に聞く 

 伝統が息づく研究室で、先端治療に挑む臨床の最前線で、スタッフを束ねて指揮する新進の医学教授に決意を伺う。11回目は川崎医科大学精神科学の石原武士教授に聞く。―川崎医科大学附属病院心療科の部長を務め、診療の最前線におられます。どのような病気の患者さんがいらっしゃいますか。

 いろいろなストレスに反応して心身の不調を来す「適応障害」と診断される方が増えています。昨年は外来患者さん全体の2割を超えました。また、以前は広汎性発達障害などと呼ばれていた「自閉スペクトラム症」と診断されるか、その傾向が感じられる方の受診も増えています。うつ病の患者さんも引き続き大勢の方が受診されています。

 ―さまざまな職場で適応障害の事例を耳にするようになりましたね。

 原因はいろいろ考えられますが、一つには、適応しにくい環境要因が増えているのかもしれません。職場で「人員が減ったのに業務量は変わらない」「上司が理不尽な要求をする」「セクハラがある」などのケースでは、環境に問題があると考えられます。

 職場以外でも、家族との不仲、経済的な問題、自身や家族の健康問題、近所付き合いのトラブル、受験の失敗、家族や友人との離別・死別などの要因に、心身が反応する場合もあります。

 一方、個人の適応力に問題を感じることもあります。環境に特段の問題がないのに心身の不調を来す場合は、個人の特性に原因があるのかもしれません。

 医師として患者さんの苦悩に寄り添い、一緒に考えることを大切にしています。苦しい環境から一時的にでも抜け出して休養する目的で入院を提案したり、家族や職場への働き掛けを試みたりすることもあります。症状によっては、抗不安薬や抗うつ薬などの薬物治療を行います。

 ものの受け取り方や考え方に偏りがありそうな患者さんの場合、別の捉え方や行動を提案してみることもあります。大げさに言えば“生き方”を変えることを長期的に支援する中で、適応障害の再発を予防していくのです。

 ―もう一つのメンタル危機にうつ病があります。誰しも発病する可能性がありますが、心配な人はどうすればいいのでしょうか。

 何となく元気がない、しんどい、うつかもしれないと思うとき、まずはかかりつけ医を受診してください。うつ病の初期治療はどの医師も勉強しています。そこで治療を受けて治る人もいます。診断がつかない、治療がうまくいかない場合には、専門医を紹介してもらってください。

 ―どのような治療をするのですか。

 薬物療法、精神療法、作業療法などがあり、私たちは精神療法を非常に重視しています。治療の二つの柱は心理的休養と服薬です。心を休めることが大切なのです。患者さんの苦労、努力をねぎらった上で、少し休もうと促します。頑張って燃え尽きてうつになった人に抗うつ薬を出すだけでは、薬を飲んでもっと頑張りなさい―と受け取られかねません。

 ―うつ病の中でも最近は「新型」の患者さんがおられるそうですが、どんな方たちですか。

 通常、うつ病患者さんは几帳面(きちょうめん)で真面目、責任感の強い人で、頑張って燃え尽きて苦しみます。自分が悪い、仕事を休んで周囲に迷惑を掛けている―と非常に自責的になります。早く治して職場に復帰し、休んだ分を取り戻そうと頑張り、うつ病を再発したりします。

 これに対し、新型と呼ばれる人たちはあまり頑張らない傾向があります。「新型うつ病」は正式な病名ではなく俗称です。うつ病の診断基準には当てはまるのですが、会社が悪い、世間が悪い、家族が悪い―と他罰的になりやすく、職場になかなか戻ろうとせず、復帰しても調子を崩しやすく、やっぱり会社は理解してくれない…などと訴えたりします。

 さらに最近は、もともと頑張れない、ストレスへの耐性があまりにも低くて適応できない、世間の厳しさと向き合えないといった人たちにも出会うことがあります。

 ―さまざまなうつ病の人たちには、どう接すればいいでしょうか。

 今までと変わらず、自然な態度でいてください。繰り返し状態を尋ねたり、圧迫感のあるような気遣いをするのはいけません。うつ病の部下に上司が毎日電話し、「大丈夫か。ゆっくり休めよ」と言うと、かえってストレスになるでしょう。うつ病を経験したアナウンサー小川宏さん(故人)が言っていたように「温かい無関心」で、少し距離をとって見守るのがいいでしょう。

 ―ご自身はどのようにストレスに対処しておられますか。また、今後の抱負をお聞かせください。

 心の病はストレスだけでなく、ライフイベント、例えば身内の不幸や、家族のおめでたいことが誘因になる場合もあります。ライフイベントは避けられないものですが、心の健康を保つため、私自身、仕事のオンとオフの切り替えをはっきりしようと心掛けています。

 検査法も治療法も絶えず新しい知見が出てきますから、大学病院として、さらに診療の幅を広げようと考えています。教育機関という面では、医師を志す若い学生や研修医たちにとって、心地よい研修の場でありたいと思っています。

 いしはら・たけし 倉敷市出身。岡山芳泉高校、岡山大学医学部卒。岡山大学大学院修了。医学博士。ペンシルベニア大学神経変性疾患研究所研究員、岡山大学病院講師などを経て、2011年から川崎医科大学精神科学教授、川崎医科大学附属川崎病院心療科部長。精神保健指定医、日本認知症学会専門医・指導医など。





( 2018/07/05 11:24 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

ジャネット・ジャクソン、うつとの「激しい」闘いを告白 

米歌手ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)さん(52)が、うつとの「激しい」闘いに苦しんだ経験を告白した。子どもの頃に抱えた劣等感や、社会における人種差別・性差別に関連があると述べている。

 ヒップホップをブレンドしたポップな音楽と巧みな振り付けのライブショーで、20代にしてスーパースターの地位を確立したジャネットさん。アフリカ系米国人女性向けのライフスタイル誌「エッセンス(Essence)」最新号掲載のエッセーで、昨年の第1子出産に喜びを見出したと明かした一方、30代は「困難な時代」だったと語った。

「闘いは激しかった。とにかく延々と、うつの原因は何だろうと分析していた」。20日に公開されたエッセーの抜粋で、ジャネットさんはこう振り返っている。 「自尊心が低い根っこには、子どもの頃の劣等感があるのかもしれない。極端に高いハードルを乗り越えられなかった経験が関わっている可能性もある。それから、人種差別や性差別といった社会問題が常にそこにあるのは言うまでもない」

「うつは、執拗(しつよう)で恐ろしい症状だ。幸い、私は抜け出す道を見つけることができた」兄の「キング・オブ・ポップ」こと故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんも、うつと不安症を抱えていた。

 ジャネットさんは2015年にアルバムを発表して音楽シーンに復帰したが、その後ツアー公演を突然中断。第1子イーサ(Eissa)君を50歳で出産した直後、息子の父親で3人目の夫だったカタール人富豪ウィサム・アルマナ(Wissam Al Mana)氏との破局を発表した。【翻訳編集】 AFPBB News





( 2018/06/23 14:33 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

手術や薬で治る可能性ある認知症 脳腫瘍や水頭症、ビタミンB群欠乏… 

「認知症」について、岡山中央病院(岡山市)の平野一宏脳神経外科科長が寄稿した。2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると見込まれています。岡山中央病院では、認知機能検査の後、血液検査、頭部CT、MRI、脳血流SPECT、心筋シンチグラフィーなどの検査と併せて認知症診療を行っています。特に手術や薬で治る可能性のある認知症を見逃さないようにしています。

 ●「急に物忘れが進行した」=脳腫瘍

 「最近、急に物忘れが進んだ」と言う患者さんが受診されたら、必ず頭部CTかMRI検査を行います。徐々にではなく、月・週単位で進行する記憶障害や人格の変化がみられる方には写真上のような脳腫瘍が見つかることがあるからです。 治療は腫瘍摘出術が第一選択ですが、持病で手術ができない方は、当院の「放射線がん治療センター」で放射線治療を検討します。

 ●「歩きにくくなり、物忘れが多くなった」=特発性正常圧水頭症

 「歩きが遅くなった。よく転ぶ」「物忘れが多い。意欲がなくなった」「尿が漏れる。トイレに間に合わない」と言われる方が受診されたら、特発性正常圧水頭症を疑い、頭部CTやMRI検査を行います。この病気は脳脊髄液の流れが悪くなり、写真中のようにミッキーマウスの耳の形に見える脳室が大きくなり、脳が内側から圧迫されるためにさまざまな症状が出ます。高齢者に多い病気です。通常、歩行障害→認知機能低下→尿失禁の順で症状が出現します。

 検査は腰に針を刺して脳脊髄液を吸引する髄液タップテストを行います。テスト後に症状が良くなればシャント手術を行います。頭蓋内で流れにくくなった脳脊髄液を、チューブを通しておなか(腹腔(ふくくう))に流す手術です。当院では腰と腹腔をつなぐLP(腰椎―腹腔)シャント術を行っています。

 ●「物忘れが激しい」「元気がなくなった」=慢性硬膜下血腫

 お年寄りに多い慢性硬膜下血腫は、物忘れや性格の変化という症状で発症することもあり、頭部CTやMRIで診断できます。写真下のように両側に慢性硬膜下血腫ができると認知機能低下や意欲低下、さらに歩行障害がみられることがあります。これらの症状は局所麻酔で頭蓋骨に百円玉くらいの穴を開けて血腫を吸引する手術(穿頭術(せんとうじゅつ))でよくなります。

 ●「物忘れがある」「体がだるい」「やる気が出ない」=ビタミンB群欠乏

 ビタミンB群は神経機能を保つのに必要なビタミンです。B1は神経細胞がブドウ糖を利用するのを助け、B12は神経線維を正常に保ち、葉酸(B9)はDNA合成を介して神経細胞を維持し、B6は神経伝達物質の合成に関わっています。ビタミンB群が不足すると意識障害や認知機能低下、けいれんを起こすことがあります。また、B12や葉酸が不足すると増加するホモシスティンというアミノ酸は、脳梗塞やアルツハイマー型認知症のリスクを高めるといわれています。

 ビタミンB群の不足は胃切除後やアルコールを大量に飲む人に多いとされていますが、一人暮らしの高齢者、肉を食べる機会が少ない人にも多くみられます。B1やB12が加齢とともに低下することや、B12は野菜にほとんど含まれず、肉類や乳製品に多く含まれることが関係しています。当科の診察では、血液検査でB12が50ピコグラム/ミリリットル未満と極度に低下していた方は全員75歳以上でした。

 ビタミンB群が不足している患者さんには、食事指導や薬による補充を行いますが、早期に補充しないと症状の回復が難しいと言われています。つまり、普段からの摂取が大切ということです。どうか「野菜と魚」が中心の食事だけでなく「肉類」も食べるバランスの良い食事で、健やかな毎日をお送りください。

 岡山中央病院(086―252―3221)。
 ひらの・かずひろ 川崎医科大学付属高校、川崎医科大学卒。川崎医科大学付属病院勤務を経て、2014年に岡山中央病院脳神経外科へ赴任。日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医。





( 2018/06/19 16:09 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

ニオイが消えたら“黄信号” 認知症は嗅覚を鍛えて予防・改善 

日本で認知症の6割を占めるアルツハイマー病を発見したドイツ人医師の誕生日にちなみ日本認知症予防学会が制定した。この病気が発見されて100年を超えるが、いまだにその原因も根本治療法も確立していない。わかっているのは、においが消えた数年後にアルツハイマー病を発症し、嗅覚を鍛えると症状が改善、または発症を防ぐ可能性があることだ。その研究の第一人者で日本認知症予防学会理事長でもある鳥取大学医学部の浦上克哉教授に話を聞いた。

「アルツハイマー病になるとにおいがわからなくなると気付いたのは、患者さんの冷蔵庫の中を見てから。腐った食材が異臭を放っているのに気付かない。そんな方が何人もいたのです。20年以上前のことです」

 その後の研究でこの病気は脳の「海馬」という記憶をつかさどる部位の神経細胞に、アミロイドβやリン酸化タウというタンパク質のかけらが蓄積されて神経原線維が変化し、神経細胞の連結部が消失することが判明。浦上教授らは、嗅神経により多くのタンパク質のかけらが集積していることに注目し、「アルツハイマー病は海馬より先に嗅皮質が障害を受け、神経原線維変化が神経細胞から神経細胞へと伝わり、海馬、新皮質へと拡散する」と考えて研究を進めている。

「嗅神経は鼻で吸い込んだにおいの粒子を電気信号に変えて脳に伝えます。そのため、外界から悪い刺激も多く受けます。一方、アミロイドβは神経細胞死をもたらす“悪の存在”なのでなく、炎症や毒物、栄養不足から神経細胞を守ることがわかってきました。つまり、普段ならアミロイドβはほどよく産生され、ほどよく溶解されることでその役割を果たしているのですが、そのバランスが崩れたときに嗅神経を含めた脳神経を障害する、と考えたのです」

 ならば、嗅神経を鍛えれば脳神経を維持できるのではないか。浦上教授らは実際にアルツハイマー病17人を含む28人の高齢者に、アロマセラピーの効果を検討したという。 28日間、毎朝、ローズマリーカンファーとレモンの精油を、夜は真正ラベンダーとスイートオレンジの精油の芳香剤を各2時間嗅いでもらったところ、その期間中は抽象的思考力が改善され、実験後は徐々に元の状態に戻った。同様の研究を特別養護老人ホームに入居する高度アルツハイマー病患者65人を含む77人を対象に行ったところ、高度アルツハイマー病患者のタッチパネル式の認知症評価法の点数がアップした。

「この結果から、においの機能を鍛えるとアルツハイマー病の悪化を防ぐだけでなく認知機能を向上させる可能性があることがわかりました。しかも、高度アルツハイマー病患者さんの脳をCT撮影すると、脳が萎縮して多くの神経細部が死滅していることがわかります。それでも、認知機能が向上しているのはアロマセラピーが脳神経を再生する可能性があるということではないでしょうか」

■昼夜で香りを変える

 一般的に脳神経は成長してからはほとんど新生しないとされる。しかし、嗅神経は例外だ。マウスでの実験では海馬の一部と脳室下帯などで新生することがわかっている。側脳室で生まれた神経細胞は移動し、既存の神経回路に取り込まれる。つまり、アロマセラピーによる嗅神経への刺激は、脳神経の新生のキッカケになる可能性がある。

「昼夜でにおいの種類を変えたのは、朝は交感神経を刺激して体を活動的な状態にして記憶力を強化することが必要だと考えたからです。逆に夜は副交感神経を優位にし、不眠改善や不安軽減を期待しました。目的に合ったにおいを探すため、多数の文献から各6種類の候補を選び、それぞれ第1、2位をブレンドにしました。その方が効果を期待できるからです」

 認知症の患者は時間認知が衰える。結果、一日の生理リズムが崩れ、深夜の徘徊などが起こる。アロマセラピーはその改善も期待できるという。ちなみに現在のアルツハイマー病の研究の中心は「病気の原因は脳神経に蓄積するアミロイドβだから、その量を減らせばいい」とする「アミロイドβ仮説」だ。しかし、それを基にした創薬研究はことごとく失敗している。

「それは対象患者と投与のタイミングの間違いに過ぎず、仮説自体は正しいと考えています。より軽度の認知機能低下の状態(軽度認知障害=MCI)から早期にアミロイドβを除去すれば結果は違ったと思います」ただ、アミロイドβが過剰産生や少量溶解に陥る原因にも目を向け、それを改善する生活習慣に変える必要がある。 「たとえば睡眠です。質の良い十分な睡眠はアミロイドβタンパクの分解を促進し神経細胞死を防ぎます。香りと睡眠の改善である程度予防や改善はできるのではないか、と期待しています」 根本治療法がないからと認知症をあきらめてはいけない。早期発見できれば打つ手はある。





( 2018/06/15 12:32 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

新型(現代型)うつ病とはなにか(1)心因性うつ病について 医療法人社団良友会 山陽病院理事長 中島良彦  

人生は、人との付き合いなくしては生きていけません。母親との出逢(あ)いから始まって、幼友達、学生時代の友人、先輩、後輩、先生方。

社会に出てからは上司部下の付き合いと、多くの人との出逢いとその関係が人生を豊饒(ほうじょう)なものにしていきます。

 その関係性が良い時には幸せであって、ストレスも感じません。人間関係のもつれ、不都合が心の葛藤、ストレスを感じさせ、愛する人、大切な人を喪(うしな)うと誰もが悲しみ、気分が沈み、思考は止まり、眠れなくなります。

 このストレスがその人にとって大きいほど、またストレス耐性が低い人ほど、うつ気分も大きくなり、不登校となり、会社を休み始める。こうしてうつ症状は社会生活に支障を来してうつ病となります。

これが「心因性うつ病」と言われるものです。

 私が学んだ伝統的ドイツ精神医学のうつ病の類型は、うつ病を心因性と内因性と身体因性と大きく三つに分けます。

心因性は原因の大部分が精神的ストレスの負荷によって起きる場合をいい、そして、脳の器質的な変化、例えば脳梗塞後遺症とか、慢性腎不全などの全身病がその原因と認められるうつ病を身体因性うつ病と名付けます。

そして、原因のはっきりしない生来性のものを内因性と分類していました(図)。

 肝心なことは、失恋した、親が亡くなった、上司にこっぴどく叱られたというような精神的ストレスによる心因性うつ病の抑うつ症状がいかに重くなっても、その延長線上に内因性うつ病があるわけではないのです。

きっかけとして精神的ストレスがあっても内因性は内因性なのです。内因性と心因性との間には大きな異質性があります。

 近年自殺者が3万人を超える事態が続いて、政府もうつ病をがん、急性心筋梗塞と同じ保健医療計画の中に加え、専門学会もマスコミも大きく取り上げるようになってきました。

「うつ病は風邪のようなものだ」とか、誰でもかかるものだとして、「うつ病」という病名が一般化し、範囲があいまいになり、身近な存在になると同時に、軽く考えられるようになってきたのです。

新型うつ病とか現代型うつ病という病名は、まだ学会で議論が煮詰まっていなくて、明確な定義があるわけではないのです。

 もう一つ病名を混乱させている原因があります。それは米国精神医学会の診断基準のICD―10、DSM―IVが日本に導入されてきたことです。このことは後ほどとり上げましょう。

 山陽病院((電)086―276―1101)





( 2018/05/30 11:58 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

飲まない人より健康!? 「1日1本のビール」が認知症を防ぐと判明  

「百薬の長」とも言われるお酒。しかし、量が過ぎると劇薬となってしまい、脳を委縮させるという悪影響も及ぼします。

では、一体どのぐらいが適量なのでしょうか? 今回は、“お酒と認知症の関係”について、厚生労働省が発表した「アルコールと認知症」からお話していきます。

■大量の飲酒は脳を委縮させる

昔から、大量の飲酒によって脳が小さくなるという問題は、よく取り上げられていました。しかし近年、これが数字で裏打ちされるようになりました。

厚生労働省が発表した「アルコールと認知症」では、施設で介護を受けている人で、かつ認知症を患っている人の場合、そのうちの30%近くが、お酒の飲みすぎによるものである、と言われています。

特に、この大量飲酒が5年以上に渡った場合、その危険性は大きくなります。適量の飲酒を心掛けていた人の5倍近くのリスクで、認知症を患うと言われているのです。

■適量の飲酒は認知症のリスクを防ぐ

ただ、「適量の飲酒は、むしろ健康を増進させる」という言葉を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。実際、適量の飲酒というのは、認知症の予防にもつながります。

なんと、まったくお酒を飲まない人よりも、適度な飲酒をしている人の方が、認知症を患いにくいのです。

では、果たして適量とはどれくらいなのでしょうか?

■理想的な飲酒量は1日1本以下

もちろん、アルコールの濃度などにもよるのですが、厚生労働省の出しているデータでは、分かりやすく、“350mlの缶ビール”を取り上げています。

認知症の危険性を、缶ビールの本数から割り出したところ、1週間に1~6本程度飲む人がもっともリスクが低い、という研究結果が出ました。

それも、まったく飲まない人に比べて、なんと60%も低かったのです。次いで少なかったのは「1週間に1本未満」と答えた層で、その次が「飲まない」層でした。

ただし、それ以上を飲むと、リスクは一気に増大します。毎日1~2本以上飲んでいる人は、飲まない人に比べて約1.5倍のリスク、さらにそれ以上飲む人は2.5倍のリスクとなります。

つまり、「適量を飲めば認知症になりにくい」とはいうものの、大量の飲酒は「まったく飲まないこと」よりもはるかにリスクが大きいのです。

忘年会や新年会、歓送迎会といったタイミングで「少し飲みすぎてしまった」というのは、大きな影響を与えないかもしれません。

しかし、日常的に深酒をしている人や、「飲まないと眠れない」という人の場合、将来的に認知症を患うおそれが大きいと言えるのです。

心身ともに健康な生活をしていくために、アルコールとの付き合い方を考えていきたいですね。





( 2018/05/30 11:57 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

職場うつ撃退 心折れない「レジリエンス」鍛える3つの裏ワザ  

「職場のうつ」が社会問題になって久しいが、「残業代ゼロ」法案が可決されれば、ハードワークに苦しむサラリーマンがますます増えそうだ。

しかし、ハードに働いて心が疲れていても、心が折れることなくメンタルを回復させる方法があるという。“3つの習慣”を身につけることで驚異的なメンタル・スタミナを手に入れることができるというのだ。

 キーワードは「レジリエンス」。「逆境力」「復元力」などと訳される心理学用語だが、レジリエンスは筋肉みたいに鍛えることができるという。

企業研修などでレジリエンスのトレーニング方法を教えている「なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか?」の著者の久世浩司氏がこう言う。

「レジリエンスの基礎力を身につけることは難しいことではありません。3つの習慣を守れば、誰でもできるようになりますよ」

 具体的なトレーニング法を伝授してもらった。

【1】ネガティブの連鎖をその日のうちに断ち切る

「まず、酒やギャンブル、といった気晴らし方法はダメです。アルコールや賭け事は一時的な逃げとなり、ネガティブな感情の解消となりません。

大切なのはイライラしたり、ショックな出来事があったら、『疲労』『憂鬱』『不安』『嫉妬』など自分の感情にラベルを貼るように名前をつけること。

その上で、それが単なる自分の思い込みや誤解ではないか、客観的に分析しましょう。

杞憂の大半を断ち切ることができるはずです」

【2】ストレスからの「立ち直り」の習慣

「思いがけないピンチや予期せぬ失敗に直面すると、思考停止に陥ったり、一発逆転を狙い、それができない焦りから、ますます心理的な深みにハマりがちです。

そうならないためにはベイビーステップと呼ばれる手法が有効です。

小さな成功体験を積み重ねることで、『やればできる』と信じる自信、つまり心理学でいう自己効力感を身につけるのです。

学生時代の友人や配偶者に相談することも、心の支えとなり効果があります。その際も過度の飲酒は控えましょう」

【3】ときおり立ち止まり、振り返りの時間を持つ

「ハードに仕事しても心が折れることのない人は、過去の逆境体験を振り返る習慣を持っています。

週末にひとりで書斎に引きこもり、つらい時期に自分を支えてくれた大切な人のことや、痛い経験から学んだことを思い出してみましょう。

次につながる教訓を得ることで『内面の強さ』を身につけることができます」

 これであなたの心も疲れ知らずになれる。





( 2018/05/30 11:55 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

認知症の謎が1つ解明!80歳を超えても認知症にかからない人の特徴とは?  

厚生労働省が2014年7月31日に発表した調査によれば、2013年の日本人の平均寿命は、男性が初めて80歳を超えて80.21歳。女性は86.61歳で、1985年から連続世界一位を守っています。

でも、単に長生きすればいいというものではありません。認知症や寝たきりになってしまっては、人生を楽しむことができません。

最近、アメリカで認知症の謎を解く手がかりになるという一見、不思議な、それでいて希望の光となりそうな研究が発表されました。

◆新発見! 大脳皮質の厚さが、記憶力に関係していた!
研究者たちは、80歳を超えても50~60代の人たちと変わらない記憶力を持つ「スーパーエイジャー」と呼ばれる人たち12人に対して脳のMRIスキャンを含む様々なテストを行い、また5人の遺体の脳を解剖しました。

その調査結果が、アメリカの神経学会誌JournalofNeurologに発表されました。

認識神経学とアルツハイマーセンター(CognitiveNeurologyandAlzheimer’sDiseaseCenter)で、この研究を統括するChangizGeul研究教授によれば、そもそもスーパーエイジャーの脳は、同年代の普通の人と比べると、構造自体や神経系統の結びつきに違いがあるというのです。一

例をあげるなら、彼らの一部は、脳内で集中力をつかさどる前帯状皮質と呼ばれる部分が、より若い世代と比べても厚いそうです。つまり大脳皮質が厚いほど記憶力がよい可能性があるという新たな発見がなされたのです。

◆たんぱく質の「もつれ」が脳細胞を減らす
この研究には参加していないクリーブランドのBrainHealthandMemoryCenteratUHCaseMedicalCenterのAlLerner博士も、この説に賛成しています。

彼によると、大脳皮質の衰退は認知症における貴重なマーカーなので、逆に言えば皮質が厚いほど認知症になる可能性が下がるかもしれないというのです。

またGeula研究教授によると、「細胞内で形成されて、細胞を死滅させるたんぱく質の『もつれ』が、同年代の人に比べるとスーパーエイジャーには少ない。

この『もつれ』や大脳皮質の厚さと認知症の関係に関しては、より一層の研究が必要だろう」ということです。

◆特殊なニューロンを、3~5倍も多く持っていたことが判明!
人間、年をとると頑固になり、他人の意見をききいれなくなりがち。でもスーパーエイジャーたちは、社会との関係性が良好に保たれています。

前述の研究結果によると、彼らはフォン・エコノモ・ニューロンという特殊なニューロンを、普通の高齢者や軽度の認知症患者と比べて3~5倍も多く持っているそうです。

スーパーエイジャーとは、一言でいえば、記憶力と協調性を兼ね備えた人たち、そういっても過言ではないでしょう。この分野は、さらなる研究成果が期待されています。





( 2018/05/30 11:54 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

身体も心もグッタリさせる「春先のプチうつ」、対処法はあるの?  

まだまだ寒い日が続いているのでちょっと信じられない気もしますが、季節は確実に春に向かっています。おそらくあと1か月もしないうちに、ニュースでは「桜の開花予報」なんかをやるようになるかもしれません。

…と、ここでちょっと気をつけたい事実があります。「春先になると気分がうつっぽくなりやすい」って知っていましたか? いわゆる「プチうつ」です。

「もともと打たれ強いからそんなの関係ない!」なんて思っていたら大間違い。「春先のプチうつ」は性格や心の強さ弱さとは関係ありません。誰もが陥ってしまう可能性があるのです。

◆「プチうつ」は気づかないうちに忍び寄る

そもそも「プチうつ」とは何なのか説明しましょう。プチうつとは、いってみれば「ごくごく軽症のうつ」のこと。本格的な「うつ」とは違って、3か月から半年ほどで治るものだとされています。

症状として真っ先にあげられるのは身体の不快感。「何となくスッキリしない」「疲れやすい」「だるい」などがあります。

やがて症状が進むにつれて「やる気が起きない」「理由もないのにイライラする」など、精神的な不快感を覚えるようになります。

この段階で何とかしないと本格的な「うつ」になってしまう場合もあるので、症状がひどくならないうちに、早めに対処しなければなりません。

◆身体も心もグッタリさせる「春先」の事情

春先になるとどうして「プチうつ」が多くなるのでしょうか。それは「春先」という季節特有のいくつかの事情が関係しています。まずひとつは「寒暖の差が激しい」ということ。私たちの「気分」や「心」は、交感神経と副交感神経からなる「自律神経」に大きく左右されているのですが、寒暖の差が激しいと、その働きがうまく機能しなくなります。

気分が不安定になりやすいのです。そして次に問題なのは「春先は環境が変化する季節である」ということ。春は就職や進学、異動、引っ越しなどが多いですよね。

それまでとは違う状況に置かれると、心身には強いストレスがかかります。いつのまにか疲れがたまって「プチうつ」になりやすくなるというわけです。

◆とにかく「体調を整える・乱さない」を心がけて

「プチうつ」を予防する、そして「プチうつ」から早く立ち直るためのいちばんのポイントは、とにかく「体調を整える・体調を乱さない」ことが大切。そのために、今のうちから以下のポイントに気をつけて生活しましょう。

・睡眠時間はきちんと確保する
健康な身体と心を保つには、充分な睡眠が欠かせません。

・栄養の取れた食事をする
春先はダイエットよりも心身の健康を優先させましょう。1日3食、なるべく同じ時間に食事をするようにします。

・1日のなかでほんの数分リラックスできる時間を作る
あったかい湯船につかる、寝る前にゆったりストレッチをするなどなど、ほんの少しでかまいませんから、ほっとできる時間を作りましょう。

◆せっかくの楽しい季節を元気で過ごすために…

「プチうつには『香り』と『汗』が効果的」だと指摘する専門家もいます。 職場では香りのいいハーブティを飲む、家に帰ったらアロマを楽しむ、などなど自分なりに工夫してみるといいでしょう。

また、休日は寝だめをするよりも、散歩や軽いウォーキングでじわっと汗をかくといいかもしれません。半身浴で汗をかいてももちろんいいのです。でも、疲れているときはくれぐれも無理をしないこと。

春は本来、出会いや新しいチャンスが多い季節です。希望にあふれたこの時期を無駄にしないためにも、今のうちから心身の調子を整えておきたいもの。そして何事も頑張りすぎず、楽しみながら元気に過ごしましょう





( 2018/05/30 11:52 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

朗報!マンガやRPGゲームでうつ病を予防できるってホント?  

京大学が開発したストレスマネジメント用の「マンガを使った認知行動療法eラーニング」。うつ病の発症率を1/5に減らすことができたと、川上憲人教授(精神保健学)は発表しています。

また、ニュージーランドで開発中のRPGゲーム「SPARX」は、若年性うつ病の治療に効果的とのこと。

英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に発表された臨床結果によると、軽度から中程度のうつ病に対して、1対1の対人カウンセリングと同程度の治療効果があったそうです。

これら、低強度認知行動療法は、より多くの人が容易に活用できることで、うつ病の予防や治療に役に立つことが期待されます。

◆認知行動療法とはどんな療法?
認知行動療法というのは、うつ病の治療に公認されている精神療法です。2010年に診療報酬の対象になりました。

うつ病や不安障害になると、気分や情緒が乱れ、落ち込んで悲観的になったり、最悪の結果を想定してパニックに陥ったりということが起こります。

気分や情緒の乱れが、ものごとの受け止め方や考え方としての「認知」に悪影響を与え、障害を来してしまうことに注目し、つらい気持ちになったり、不安が嵩じたりした時に、心を楽にしたり、問題解決を手助けするのが認知行動療法です。

うつ病、不安障害、ストレス関連障害、パーソナリティ障害、ストレス対処など、適用範囲は拡がっています。

◆考え方のクセ、「スキーマ」を明らかにしていく
認知行動療法では、自動思考と呼ばれる「考え方のクセ」を明らかにし、その問題点を改善していくことが目差されます。

この「考え方のクセ」のことを「スキーマ」と言います。

「無くて七癖」などと言われるように、私たちの活動・行動は、自分で気がつかずにやっていることが多いものです。とくに日常生活ではそれが顕著です。

同じように、認知(考え方)にも、本人には気がつかれていない「クセ」があって、それによって、うつ病や不安障害などに陥ってしまうと考えられます。

たとえば、うつ病の場合、「完璧主義」のように全か無かで判断し、満点以外は無意味とするスキーマ。減点法なので、いつも、できていない点、悪い点にばかり目がいって、自分はダメな人間と思ってしまう、という具合です。

こうした、無意識のクセを支持的に修正していくのが認知行動療法と言えるでしょう。

◆低強度認知行動療法の1つ「コンピュータ支援型認知行動療法」
定型的な認知行動療法(高強度認知行動療法)は、専門家のもとで1回のセッションが約50分で、16回前後で治療終結に至るよう構造化されています。

これに対して、より多くの人が容易に効果的な精神保健サービスを受けられるようにと考案されてきたのが、「低強度認知行動療法」です。

当事者のサポートグループ・プログラム、資料に基づくセルフ・ヘルプ、身体活動や運動などとともに、「コンピュータ支援型認知行動療法」と呼ばれるものがあり、東大が開発したeラーニングや、RPGゲーム「SPARX」は、この部類に属するものでしょう。

東大の場合は「予防」に主眼が置かれ、「発症を抑えることができる」と謳っています。RPGゲーム「SPARX」は、軽度や中程度ながら、「治療に効果的」とされています。

どちらも、まだ開発段階なので、その実用・効用が待たれるところです。

●執筆者プロフィール:山本恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院博士課程修了、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長





( 2018/05/30 11:51 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

「憂うつ」と「うつ病」はどこが違う?  

■「私ってうつ病?」と心配しすぎていませんか?

 現代人がかかりやすい心の病に、うつ病があります。うつ病は、強い憂うつが長引き、それまでのようにリズムのよい日常生活を送れなくなってしまう病気です。最近、さかんにマスコミでも取り上げられているので、みなさんもきっとご存知でしょう。

 そもそも、ストレスが多い現代では、強い憂うつを感じたり、落ち込みからなかなか立ち直れない人も多いものです。そのため、「私ってうつ病なのかも?」と心配しすぎてしまうこともあるのではないでしょうか?

 しかし、憂うつが続いていても、ほとんどの場合は病気といえるほど深刻なものではありません。それなのに、うつ病を心配しすぎて毎日を楽しく生きられないのは、とてももったいないことだと思います。

 そこで、あまり心配のない「憂うつ」と心の病気である「うつ病」には、どんな違いがあるのか、あらかじめ知っておくことをお勧めします。

■日常生活に現れる憂うつとうつ病の違い

 まず、「うつ病」と「憂うつ」の共通項は、“落ち込んでいる”ということ。ただし、休日に好きなことをしたり、人と会って憂さ晴らしをしたときに多少は気が晴れるようなら、さほど心配はありません。

 一方、非常に強い落ち込みが2週間以上毎日続いている場合には、要注意。うつ病の可能性が高くなります。うつ病の場合、いままで好きだった趣味にもまったく興味が湧きませんし、やってみても疲れるだけで、ちっとも楽しいと思えなかったりします。人に会うのも億劫になり、誰にも会わずに自分の部屋に閉じこもっていたい気持ちになってしまうことが多いのです。

 さらに、日常生活でも大きな違いがあります。心配のない憂うつのレベルなら、おいしいものを思い切り食べれば、気持ちがほぐれるでしょう。しかし、うつ病になると体重が減るほど食欲が落ちてしまって大好物でもおいしく思えなくなったり、反対にやたらと過食に走ってしまう人もいます。

 また、ただの憂うつなら疲れているときにぐっすり寝れば、また元気が回復することが多いでしょう。しかし、うつ病の人は何日も眠れない日が続いたり、またいったん寝るといつまでも寝てしまったりすることも少なくありません。

■朝に現れる憂うつとうつ病の違いは?

 憂うつとうつ病の大きな違いとして、“朝の気分”があります。ただの憂うつの場合でも、疲れがたまったり睡眠不足が続くと、朝は気分が悪いものですよね。しかし、うつ病の人の朝の気分は比べ物になりません。

 うつ病の場合、ベッドからなかなか起きられず、やっと起きたとしてもしばらく頭がぼ~っとして何もやる気が起こりません。当然何も食べる気がせず、朝の準備にもかなり時間がかかります。

 ただの憂うつのレベルなら朝に疲れが残っていても、頑張れば遅刻せずに出勤できますし、出社して20~30分もすれば仕事モードに切り替わるでしょう。しかし、うつ病の人は朝に体を動かすのがとてもしんどいので、どうしても遅刻や欠勤が目立ってきます。

 出勤してもしばらくぼーっとしており、午前中はなかなか調子があがらず、仕事の能率も悪くなります。しかし、夕方になると少し楽になって普通に仕事ができるようになったりします。そのため、周りからは「あいつは怠け病だな」「生活管理ができていない」などと誤解されることもあります。

■憂うつとうつ病の人が考えることの違いって?

 さらに、考えることにも大きな違いがあります。いちばん大きいのは、自殺願望です。

 もちろん憂うつな人でも、ときには「死んでしまいたい」と思うこともあるでしょう。しかし、ふっと思いつく程度で、一日中自殺願望が頭に張り付いているということは少なく、気分転換をしたり、誰かに話を聴いてもらったりすればたいていは気分がよくなるのではないでしょうか。

 ところが、うつ病の人は自殺について毎日繰り返し考え始め、気持ちを切り替える心のゆとりもなくなっていきます。そのため、実際に自殺を図ってしまうことも少なくないのです。

 以上で見てきたように、憂うつとうつ病には落ち込みのレベルから日常生活、普段考えていることまで、大きな違いがあります。

 以上はあくまでも目安であり、すべて同じ症状になるというわけではありません。しかし、自分はうつ病のケースに当てはまるとほど憂うつが重くないと思ったら、過度に心配しすぎず休息と気分転換を増やして、ストレスをためない生活を心がけていきましょう。

 一方、うつ病のケースに近いようなら、早めに心療内科や精神科で相談することが大切です。

ただし、うつ病といってもさまざまで、ここで紹介したケースに当てはまらない症状が目立つものや、精神症状が目立たないものもあります。いずれにしても、休息や気分転換で改善しない場合には、やはり受診して相談してみることが大切です。

 うつ病は薬やカウンセリング、生活指導による専門的な治療をすれば必ずよくなります。自分で探して受診するのが不安な場合には、かかりつけの内科医に相談して紹介してもらうのもよい方法です。

参考文献/『DSM-IV-TR 精神疾患の分類と診断の手引き』医学書院、『「うつ」を治す事典』大野裕(法研)、『専門医がやさしく教えるうつ病』水島広子(PHP研究所)





( 2018/05/30 11:49 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

物忘れを放置すると認知症に!?脳科学者監修ドリルで脳を若返らせよう  

主婦の友インフォス情報社 は、脳科学者であり、京都大学名誉教授の久保田 競氏監修による『いきいき脳進化ドリル』シリーズ第2弾を2月7日に3冊同時発売した。

ものを覚えたり思い出したりするときに大事な働きをするのが脳の前頭前野が司っている『実行機能』。

思考や行動をコントロールする役割を持ち、なかでも思い浮かんだことを一時的に覚え次の思考につなげる「ワーキングメモリー」という脳機能が大事だという。

同作では、その脳機能を鍛えるために開発された、認知症の予防をかねて脳のトレーニングを行うことができるドリルだ。「見て」「考えて」「書く」ことによって、脳の前頭前野が活性化され、脳を若返らせるのに最適だという。

種類は[思い出し力アップ編][言い伝え力アップ編][記憶する力アップ編]の3タイプ。かんたんな問題がたくさん掲載されており、達成感を得ながらら楽しくトレーニングできるようになっている。各定価950円(税抜)。





( 2018/05/30 11:47 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

表裏一体!性格とは他者からの●●。パーソナリティとパーソナリティ障害とは? 

◆パーソナリティとは何か
精神医学では、認知・感情・行動の、その人特有の持続的パターンのことを「パーソナリティ」または「パーソナリティ特性」と呼びます。

このパーソナリティがうまく機能せず、仕事や日常生活に支障をきたしている状態、すなわち不適応を起こしている状態が「パーソナリティ障害」(パーソナリティ機能障害)です。

各種のパーソナリティ障害を開設する前に、まずは「パーソナリティ」の特徴や考え方を確認していきましょう。

◆パーソナリティを構成する「素質」と「性格」
パーソナリティには、遺伝的・生物的な「素質」と、習得的・社会的な「性格」の面とがあります。両親から受け継いだ体格や気分、例えば、大きくて動きがゆったりしているとか、刺激に対して興奮しやすい、感情の起伏が激しいなどは、「素質」に相当します。

一方、家族や地域、職場や文化といった集団の中で形成されるのが「性格」です。性格は、親・友人・上司などといった人間関係の中で、後天的につくられていきます。

◆他者からの印象が自己像の形成につながる
同じゆったりした素質を持つ人が、周囲の状況に合わせて自分の素質を発揮できれば「落ち着いた人」と言われますし、反対に、状況に合わせるのが苦手なら「のろま」と評価されます。

性格とは、別の言い方をすれば「その人に対する(他者からの)印象」です。家族や友人などの重要な他者が持つその人の印象が、成長するにつれてその人に取り込まれていきます。

そうして「自己像」が出来上がっていくと考えられています。自分の持ち味としての素質を、状況に合わせて発揮することがまったくできない、あるいは他者からの印象を極端に歪めて理解するといったことが続くと、パーソナリティ障害へとつながっていきます。

◆「タイプ」と「特性、2つのパーソナリティ観
「内向性・外向性」という言葉はよく知られていますが、こうしたパーソナリティは「タイプ」(類型)と呼ばれます。例えば、体型とパーソナリティとの関連を明らかにした古典的研究『クレッチマーの体型説』は有名です。

これは、細長型・肥満型・闘志型の3つの体型タイプに、分裂質・躁うつ質・てんかん質という3つのパーソナリティが対応しているとする説です。

これに対して、「陽気・陰気」「心配性」「活発」「のんき」「せっかち」などは、性格を構成する要素という意味で「特性」と呼ばれます。性格テストで有名な「Y-G性格検査」では、12の特性(因子)が、適性に関するパーソナリティを構成していると考えられ、その程度がどれくらいあるかが、テストによって測定されます。

◆診断基準は「タイプ」から「特性」へ
「タイプ」は、その人のパーソナリティの全体像を把握していくために有効です。「特性」は、性格テストのように、その人に備わっている要因を定量的(数値的)に分析するのに有効です。

パーソナリティ障害に関しては、これまで「タイプ」の考え方が採用され、「カテゴリカルモデル」が示されてきました。

しかし、精神疾患の診断基準として世界的に用いられている『精神疾患の診断・統計マニュアル』の最新版(DSM-V)では、定量化でき得る「特性」の考え方をとる、「ディメンジョナルモデル」への移行が図られています。

次回からは、パーソナリティ障害についてもう少し深く見ていきましょう。

●執筆者プロフィール:山本恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長




( 2018/05/30 11:46 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

物忘れが酷くなってきて、将来心配?物忘れと認知症の違い 

子供の頃は何でもよく覚えてたのに……。大人になると、誰でも昔より物忘れが酷くなったと感じますよね。このままどんどん悪化して将来認知症になってしまうの!?と、心配している人もいるでしょうか?

でも、大丈夫!物忘れがもれなく認知症に繋がるわけではありません。アメリカの医療情報サイト『the Doctor will see you now』で医師が解説しています。

軽度の認知障害(MCI)は、65歳以上の人のうち10~20%に見られる症状。しかし、診断されたらそのままアルツハイマーへまっしぐらということもなく、数年で改善される場合もあるのが現実です。

物忘れは、記憶の中のものが思い出せないこと。認知障害はそれとは異なり、記憶力、組織力、注意力、言語力などにおいて、思考回路が変化することで起こります。その変化は、家族など周りの人の目を通すとより明らか。

基本的なことなのに、話が通じない。違和感がある。と周囲が感じ始めたら検査を受けるべきサインです。

自分自身はまだ大丈夫だとしても、両親や祖父母などに認知症の疑いが出た場合は、慌てず検査しましょう。

喫煙、糖尿病や高血圧症、常飲している薬の副作用など、まずは原因を調べて対処することが第一です。食事療法、運動によるセラピーなど、症状改善のためにできることはたくさんあります。

早期発見のためにも、家族間のコミュニケーションは大切にしたいですね。





( 2018/05/25 22:46 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

うつ病長引かす「男性ホルモン」低下 数値下げない生活改善  

うつ病がなかなかよくならなければ男性ホルモンの低下が関係しているかもしれない。それを補充することで、うつ病が改善する可能性がある。順天堂大学医学部付属順天堂医院泌尿器科の久末伸一准教授に聞いた。

 久末医師は、テストステロンなどの男性ホルモンの減少で、精神、体、性機能にさまざまな不調が生じるLOH症候群(男性更年期障害)を中心に診ている。

 順天堂医院のほか、3年半ほど前から都内のクリニックで精神科医とともに診察・治療にあたっているが、うつ病の患者には、LOH症候群も考えられるケースが珍しくないという。

「うつ病患者さんの血液中の男性ホルモン(遊離テストステロン)を調べると、ほぼ100%、その年齢の平均的な値より低い。遊離テストステロン値8.5pg/ml以下がLOH症候群の治療を行う基準値で、それに該当するうつ病患者さんが大半なのです」

 それら遊離テストステロン値が低い患者にテストステロンを投与すると、明らかにうつ病症状が改善するという。

 一方で、ほとんど改善しない患者もいる。久末医師らが調べたところ、うつ病の重症度や遊離テストステロンの値の低さとは関係していなかった。

「しかし、共通項がありました。テストステロンが効かない人は、抗うつ薬をはじめとするうつ病の薬をたくさん飲んでいたのです」

 LOH症候群とうつ病は、うつ状態、不安、イライラ、不眠、集中力・記憶力・性欲の減退など、似た症状がいくつもある。

 男性のうつ病には、LOH症候群の側面からの治療も有効なのではないか――。

 久末医師はそう考えており、さらに、「うつ病の薬をたくさん飲むことで、作用が強くなり過ぎ、テストステロンの投与で“引き戻せる”状態ではなくなったのではないか。うつ病の治療の早い段階でテストステロンを投与すれば、うつ病の治りがよくなるのではないか」とみている。

■筋肉量が増えれば効果的

 とはいえ、まずはテストステロンの値を劇的に下げない予防が重要だ。ポイントは4つある。

 第1は睡眠。睡眠時間が減ると、テストステロンは減る。徹夜をすれば急激に下がり、何週間ももとに戻らないこともある。

 第2はアルコール。

「慢性的な飲酒はテストステロンを減少させます。毎日お酒を飲んでいる人が飲酒をやめると7割はテストステロン値が上がる。アルコール依存症一歩手前の患者さんに2週間禁酒してもらった時は、それだけで遊離テストステロン値が1から7にまで上昇しました」

 第3は運動。筋肉量とテストステロン量は相互関係にあり、筋肉量が増えればテストステロンも増える。

 そして、第4は食事。ニンニク、ニラ、タマネギなどに含まれるアリシンという成分が、テストステロンを増やす。

 うつ病にならない、悪化させないために、知っておきたい知識だ。





( 2018/05/25 22:45 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

うつ病患者に対して「頑張れ」と言ってはいけない理由「もう頑張っているから」  

以前は「特別な病気」というイメージも強かった「うつ病」。しかしうつ病患者は増加の一途にあり、「誰がかかってもおかしくない病気」という認識も広まっています。

さてそんなうつ病で悩む人には「頑張れ」という一言が禁句だと言われていますが、あなたはその理由をご存じですか?

■うつ病とは

うつ病とは、物事に取り組む意欲が低下し、何もする気が起きないという心の病です。人生には苦しいことがつきものですが、通常人は、適度な気分転換で気持ちをリフレッシュさせるもの。またそれができなかったとしても、時間の経過と共に気持ちは楽になるものです。

これができなくなると、人は「うつ状態」になります。病気が進行すれば、食欲低下や睡眠障害、時には「もう生きていたくない」という思いにとらわれてしまうことも……。こんな人が身近にいれば、「なんとかしてあげたい」と思うのも無理はないでしょう。

■もう頑張っています

うつ病の人を見ると、「ただ自分の意志でなまけているだけ」「気の持ちようだ」と思う方もいるかもしれません。しかし本来うつ病になりやすいのは「誰よりも真面目な人」や「完璧主義で努力家の人」なのです。

誰よりも真面目に頑張ったのに、力が及ばなかった……こんな自責の念にとらわれていることも多いもの。

もしもそこに「頑張れ!」という言葉をかけてしまったら……相手は「よし頑張ろう!」とポジティブにとらえるのではなく、「まだ頑張りが足りないんだ……でもこれ以上どうやって?」とネガティブにとらえてしまうのです。

努力をして頑張って、それでもだめだったときに「もっと頑張れ」と言われてしまったら、どうにもならない気持ちになる方は多いことでしょう。うつ病患者の場合、「もうだめだ……」と人生を悲観してしまうことも、じゅうぶんに考えられるのです。

■頑張れ!ではなく「一緒に頑張ろう」

「頑張れ!」という励ましの一言が使えないとなると、病気の人とどう接すれば良いのか、悩む方も多いはず。こんなときはまず、相手の辛さに共感をしてあげるのが良いでしょう。辛い気持ちを打ち明けてくれたら、「そうだね。

辛かったね」と、ただ寄り添ってあげてください。一緒に美味しい物を食べるのも良いでしょう。相手を励ましたいときには、「叱責」ではなく「心の寄り添い」を意識してみてください。

その上でより積極的に相手の治療に関わりたいときには、「一緒に頑張ろう」と伝えてあげてください。

薬を正しく飲むためのお手伝いを買って出るのも良いですし、ただ相手に関心を持っていると伝えるだけでも、じゅうぶんな励ましになるのです。

うつ病の人の心はとても繊細です。接し方には注意が必要ですし、良くなるまでに時間がかかることも珍しくありません。しかしうつ秒は決して「不治の病」ではありません。根気強い周囲の支えがあれば、きっと改善の方向へと動いていくはず。

相手の心に寄り添った言動を心掛けましょう。





( 2018/05/25 22:22 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

アルツハイマー病で性格が変わる? 

実は、アルツハイマー病における性格変化に関して、量的変化か質的変化かといった視点から詳細に解析・報告している論文を今までに読んだ記憶がありませんでしたので、私が関心を抱いていたテーマでした。

そんな折り、ジョアンさんの書かれた著書の中に、性格変化に関して記述している文面を見つけましたのでちょっとご紹介しましょう(アルツハイマーのための新しいケア─語られなかった言葉を探して 阿保順子監訳 誠信書房 2007 pp26-27)。

「ゲリーは61歳。高校で数学を教えていましたが、授業中にも物忘れがひどくなったため早期退職を決めました。それまではずっとやさしい面倒見のよい彼でした。

しかし、最後の一年間は、中間試験の採点を忘れたり、職員会議を忘れたり、しよっちゅう自分の車の駐車場所が思い出せなかったり、今まで19年間やってきた自分の授業の内容までも思い出せなくなってしまいました。

家ではやかんを焦がしたり、電子レンジで物を爆発させたりしていました。そして最後には、台所でボヤを何度か出してしまい、それ以来毎日冷たいものばかりを食べていました。

他の職員のなかには、ゲリーの行動が何となく以前より遅くなったことに気がついた人もいたようですが、なかには彼がアル中かうつ病ではないかと疑っている職員もいたようです。

ある同僚は、『原因が何であれ、とにかく今までのゲリーじゃないんだよ。親しい友人として彼に申し訳なく感じるよ。

だって、彼はいつだって“歳をとっただけだよ”って言って、不意に話題を変えてしまうんだ。何かおかしいことはわかっているんだけど、ゲリーは話したがらないんだ』と言いました。ゲリーは、アルツハイマー病の初期段階にいたのです。

シェリーも、ゲリーと同じようにアルツハイマー病の初期段階にいましたが、ゲリーと違って彼女は昔から横柄な人でした。過去50年間、シェリーは主婦として夫のハワードと3人の息子の世話に力を注いでいました。

はたからはすべてがうまくいってるように見えました。

ですが、子どもたちが大きくなり結婚して自分たちの家庭を築くようになってくると、以前よりさらに押しつけがましくなり、息子たちとその妻たちも彼女のことを煙たがるようになってきたのです。」

上記に書かれているゲリーとシェリーに関する性格変化の記述を読む限りにおいては、質的変化ではなく量的変化が主体のように思われますね。





( 2018/05/25 12:41 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

認知症予防の「コグニサイズ」って何?  

2025年には65歳以上の約700万人が認知症に──。こんな試算が1月上旬に公表された。だが認知症は発症を先送りできる病気の一つ。

そこで高齢大国ニッポンの医療の拠点である国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)によって開発されたのが認知症予防対策「コグニサイズ」だ。

2014年12月中旬。コグニサイズに取り組む「リフレッシュクラブ2013」のメンバーと共に、実際に参加してきた。

コグニサイズとは、英語のコグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせた造語。頭を使う課題(コグニション課題=認知トレーニング)と体を動かす課題(エクササイズ課題)を同時にすることで、脳と体の機能の効果的な向上を狙う。

 20~30分の準備体操と筋トレが終わると、いよいよコグニサイズ開始だ。まず参加者が「ラダー」という縄ばしごのような紐を床に並べる。その上を「1、2、3、4、5、6、7、8……」と声に出して数えながら、1マスにつき4歩ずつステップを踏み、次のマスへと進む。

これを20分ほど続けた後、クラブのリーダーが新しい課題を出した。数字の「2」と「5」のときだけマスの外側を踏むもので、先ほどより難易度の高い動きが加わったことになる。

 参加者はさまざまだ。スイスイ体を動かせる人もいるが、数字と足の動きがバラバラでぎこちない人もいる。

間違えてしまう人もいるが、ガハハと笑ってすませたり、「失敗しちゃった!」と周りの人に照れ笑いを見せたり。動作が止まりかければ、周りの人が丁寧に動き方のコツを教える場面も見受けられた。

 開始から45分でいったん休憩。手首の脈を取り心拍数を測りながら体を休める参加者に話を聞いた。

「家にいてもつまらないし、ここに来て体を動かすのが楽しくて仕方ないの。ここに来ない日は、ボランティアもやっているんですよ」と話すのは72歳の女性。

 76歳の女性は「コグニサイズをきっかけに、よく歩くようになりました。今は毎日1万5千歩ぐらいかな」と言って、歩数計を見せてくれた。驚くことに、デジタルの数字は1万9807歩だ。「今までは、散歩の習慣さえなかったんですよ」と女性は笑う。

「肩こりが治った」という75歳の女性は、「子どもの世話になるのは嫌だし、寝たきりにもなりたくないでしょ。最近はウォーキングをしたり、ジムに通ったりもしているの」と明かす。

 男性の参加者も多い。71歳の男性は、退職後は何もせず家でテレビを見てコーヒーを飲む毎日だったが、クラブのメンバーになって劇的に変わった。「もの忘れとか、少しよくなったと思う」と実感している。

「釣りが趣味でね。釣りをするためには車の運転もできなきゃいけない。80、90歳になっても釣りを楽しむというのが、今の目標です」と力強く話した。

 コグニサイズは、もともとは厚生労働省老健局の健康増進事業の一つ、「認知機能低下予防のための調査・研究」の際に開発されたもので、二つの動作を同時にする「デュアルタスク」の一種。考案者の同センター生活機能賦活研究部の島田裕之部長は言う。

「有酸素運動が認知機能の低下を防ぐ可能性があることは、いくつかの研究でわかっていました。ただ記憶力の向上に関しては良い結果が得られていなかった。

そこでわれわれは運動と認知トレーニングという二つの作業を同時にするデュアルタスクで検証をしました。すると世界で初めて記憶力低下を防ぐ可能性があると証明されたのです」

 研究は、脳画像や認知機能テストなどで軽度認知障害(MCI)と判定された大府市在住の高齢者を対象に進められた。

協力者100人を50人ずつの2グループに分け、片方のグループは6カ月間にわたって週2回、1回90分間のコグニサイズやストレッチ、筋トレを実施。もう片方は、同じ期間に介護や病気の予防に関する健康講座(60~90分)を2回おこなった。

 終了後、協力者の脳や記憶力の状態を脳画像や認知機能テストなどでチェックしたところ、コグニサイズをしたグループのうち、将来的にアルツハイマー型認知症に進む可能性が高い記憶障害があるMCIの人では、記憶力テストの成績が良くなり、脳の萎縮の進行が抑えられていることがわかった。




( 2018/05/25 12:39 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

濃いルーほど効く カレーとアルツハイマーの深~い関係 

国際アルツハイマー病協会によると、全世界の認知症患者は推計6570万人。

2050年には1億5000万人を突破するという。自分がボケてしまったら家族に大迷惑だが、東京有明医療大学の川嶋朗教授(57)は「カレーを食べるとボケない」と断言する。

 川嶋教授は「ボケたくなければカレーを食べなさい」を上梓したばかり。ズバリ、カレーはアルツハイマー病予防に効果があるのか?

「カレーを食べればボケません。少なくとも、ボケの進行を抑えることはできそうです。そもそもカレーが注目されたのは、インド人のアルツハイマー病の有病率の低さです。

米ピッツバーグ大学の研究チームがインドと米ペンシルベニア州に住む高齢者(70~79歳)の有病率を調べたところ、インド人は米国人の4・4分の1しかなかったのです」

 カレーには辛口や甘口がある。スパイシーな辛口の方が効き目がありそうだが……。

「辛口だろうが甘口だろうが関係ありません。ポークカレーやビーフカレーの違いもない。アルツハイマー病に効果があるとされるのは、カレーを黄色くするウコン。そこに含まれるクルクミンなのです。

ただ、ウコンには大きく分けて、秋ウコン(ターメリック)、春ウコン(キョウオウ)、紫ウコン(ガジュツ)があります。

クルクミンの含有量が多いのは秋ウコンで、春ウコンは少ない。市販のカレールーを買うなら、成分表にターメリックと書かれたものを選ぶといいでしょう」

■生ウコンより乾燥ウコン
愛媛県産業技術研究所の調査では、100グラム中のクルクミン含有量は、秋ウコン160ミリグラム、春ウコン20ミリグラム、紫ウコン0ミリグラムだった。意外なことに、生のウコンより乾燥させたウコンの方が含有量が多くなり、乾燥粉末の秋ウコンなら500ミリにも達する。

秋ウコンは包丁で切ると、人参のように赤みがかっているのが特徴。一方、春ウコンは白い。カレーを選ぶ際は、辛い・甘いではなく、色の濃いルーを選ぶべきだ。

 では、どれくらいの頻度で食べるべきか?

「同じ食品を毎日食べることは、アレルギーを誘発したり、同じ添加物を重ねて体に入れることにもなります。まあ、週に2、3回も食べればいいでしょうが、問題がなければ毎日食べてもいい。

カレーには、蕃椒(唐辛子)、丁香(グローブ)、大蒜(ガーリック)、陳皮(ミカンの皮)など漢方として扱われる素材が豊富。カレー以上の栄養食はありません」

 日本のアルツハイマー患者は約116万人(厚労省=2010年)で、人口比ではアメリカの半分程度。さすがはカレーが“ニッポンの国民食”と呼ばれることだけはある。目指すは1日3食、365日カレーのインド人だ。

「ターメリックを使っているなら、カレー南蛮、カレー肉ジャガなど何でもいい。私も貧乏学生時代(北大医学部)は、ずっとカレーでした。母親が段ボールに米とカレールーを詰めて送ってくるからです。

カレーによるボケ予防の何がいいのかというと、毎日食べても飽きないこと。良薬でも続けられなければ意味がありません」

 夕食は、沖縄の「うっちん茶」(ウコン茶)を飲みながらカレーライスだ。





( 2018/05/25 12:37 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

冬うつから二重アゴまで、「水毒」が原因かも  

新年会もそろそろ落ち着いてきた今日この頃ですが、食べ過ぎ、飲み過ぎによる冬太りで「二重アゴ」や「ぽっこりお腹」が気になっているという方が多いのではないでしょうか。

また冬は「冬季うつ」などと言い、不安やイライラに襲われやすい季節でもあります。

これらの原因は、単なる食べ過ぎや寒さから来る精神の落ち込みと考えられがちですが、場合によっては余分な水分が体内に蓄積されて起こる「水毒(すいどく)」の症状かもしれません。

漢方や東洋医学の世界では、余分な水分が体に蓄積される、いわゆる水太り状態のことを水毒と呼びます。

人は汗や尿を通じて1日に約2リットルの水分を排泄するので、その分(目安は1日1.5リットル以上)の水分を食事や飲み物で補う必要があるのは言うまでもないことです。

■体内の水分が過剰になると……

ただ、ビジネスパーソンにおいては、仕事中のコーヒーやエナジードリンク、食事中のお茶や水、仕事帰りのビール、

また女性に多い美容のためのミネラルウォーターなど、水分を摂り過ぎているケースも。体は必要な分だけ水分を吸収しますが、余った分は排泄するか、そうでなければ体のあらゆる部分の細胞間に水が溜まることになり、これがひいては、さまざまな症状を呼び起こすきっかけになるのです。

冬は食べ過ぎによる冬太りのほか、冬季うつなど不安感やイライラに悩まされる人が多いと聞きます。

職場でのストレスなど精神的な要因も数多く挙げられますが、血液やリンパ液の水分が多くなることも、イライラや頭痛、不眠の原因になるようです。

また胃に水が溜まり胃下垂になったり、皮膚の細胞間に水が溜まると二重アゴやむくみにもつながりかねません。

さらに水毒は、冬場にいちばん避けたい「冷え」の原因にも。温かいドリンクなら大丈夫!と思われがちですが、必要以上の水分摂取は結果的に体を冷やしてしまいますし、余計に水分を溜め込む原因になる場合があります。





( 2018/05/25 12:35 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

うつの原因が「栄養欠乏症」の場合があるって知ってた?『完全復職率9割の医師が教えるうつが治る食べ方、考え方、すごし方』とは?  

厚生労働省が全国の医療施設に対して行っている「患者調査」によると、うつ病を含む気分障害の患者数は1999年には44万人だったものが、今では104.1万人。ここ15年で倍以上の数となっています。またうつ病患者は医療機関への受診率が低いともいわれ、実際にはこれより多くの患者さんがいると言われています。今では国民病ともいえるうつ病。また「うつ」は治りにくい病といわれ、一度治ったと思っても再発されている方も多いといいます。

「ドクター講話」で有名な廣瀬医師が、豊富な臨床経験から導き出した「うつ」の診断と治療法を公開をしました。

ここでは、著書『完全復職率9割の医師が教える うつが治る食べ方、考え方、すごし方』から「うつ」になる原因についてご紹介します。

◆まずは「うつ」の原因を追求すること
「うつ」で休職を余儀なくされた人の職場復帰率は、2割程度に留まっています。それだけ回復が難しいのがこの病です。
では、なぜこれだけ治りにくいのか。

それは、病態や原因を軽視した症状のみでの診断と、薬にばかり頼った治療が施されていることに尽きます。まず「うつ」の原因を追求することが重要です。生まれつきの過敏性や機能不全家族のなかで培った考え方や生き方なども「うつ」の原因となることがあります。

生まれてから現在に至るまでを順次検証していけば、その原因に行きあたります。

◆栄養欠乏症が「うつ」を引き起こすことも
「うつ」の原因が栄養欠乏症の場合もあります。現在では、鉄、たんぱく質、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸(ビタミンB群のひとつ)の欠乏が脳の機能を低下させ、「うつ」を引き起こすことがわかっています。

この場合の治療は、食生活の改善やサプリメントの摂取など栄養療法になります。

◆「うつ」で最も多いのが、脳機能不全型うつ病
「うつ」で最も多いのが、脳機能不全型うつ病(ストレス消耗性うつ病)です。長期にわたるストレスがこの病を引き起こします。そもそもストレス過多になるのは、感情コントロールがうまくいっていない証拠です。

嫌な感情を引きずらないようにするためには、愚痴や相談など「言語化してみる」、「体を動かしてみる」等が効果的です。
運動は自然治癒力を高めるといわれ、廣瀬医師は“こころ”に効く運動を「運動精神療法」と呼び推奨しています。

なかでもキックボクシングは、手も足も使う全身運動で非常に効果があります。

◆うつは心の風邪ではなく、こころの大腿骨骨折
最後に復職率アップのためのリワークプログラムも紹介しています。患者の心的エネルギーを算出し、その値に沿った無理のない勤務時間を設定するものです。回復途上での無理が再発を招きます。

「うつ」への心がまえとして重要なのは、「うつは心の風邪ではない。こころの大腿骨骨折」という認識です。あせらず時間をかけて治すのが遠回りのようでいて、じつは近道になります。

廣瀬久益(ひろせ ひさよし)医師:精神科医。
水戸市と新宿区でクリニックを開院。株式会社CCCメディアハウス『完全復職率9割の医師が教えるうつが治る食べ方、考え方、すごし方』 http://books.cccmh.co.jp/list/detail/1606





( 2018/05/25 12:32 ) Category ■うつ病・認知症・アルツハイマー・男性更年期障害 | トラックバック(-) | コメント(-)
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