あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経

あなたの健康はお金で買えますか・・・?

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カテゴリー  [■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 ]

いつ、どこで起こるか分からない?パニック障害の症状とは? 

■ パニック障害の症状ってどんなもの?
「私、パニック障害なの」

「あの時、パニック障害みたいになった」

周りで、こんな言葉を聞いたことはありませんか?パニック障害って何だろう、「パニック」とはどう違うの?といった疑問にお答えします。

パニック障害では、パニック発作が出ることが特徴です。パニック発作では、突然何の理由もなく
・胸の苦しさや動悸
・めまい
・発汗
・手足の震え
などの症状が出ます。

通常10分以内に辛さはピークに達し,30分以内に収まります。この発作は繰り返しますが、毎回自分がこのまま死んでしまうのではないかと思うほど強く、自分ではコントロール出来ません。

そのため、救急車を呼んだり病院を受診するけれど、身体には異常がない、という場合にパニック障害と診断されます。この身体には異常がないことが診断上とても大切ですので、自分で「パニック障害かな?」と思っても一度は血液検査や心電図などの身体の検査をして専門医の診断を受けましょう。

関連:パニック障害、セルフチェックリスト
■ 「自分で予測できない」というのがポイントです

同じような症状や恐怖感を伴うもの、例えば閉所恐怖症、高所恐怖症などでは特定の状況下で起こるので、多くの場合患者さんはその状況を予測して避けることが出来ます。

しかし、パニック発作はいつどこで起こるかわからないため、患者さんは常に「今にも発作が起きるのではないか」という強い不安を抱えて生活することになります。これを「予期不安」と呼びます。

この予期不安のため、逃げたり、助けを求めにくい状況(人ごみや、飛行機、電車など)を避けたり、時には外出そのものを恐れるようになり、仕事や学業を継続出来なくなることもあります。

パニック障害の理解で大切なのは、内科的な検査で何の異常もなくても、本人は心筋梗塞や、狭心症の発作と同じようなとても辛い発作を体験しているということです。




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( 2018/07/06 00:50 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

怒りっぽくなったのは脳の老化のせい? 自分でできる脳のエイジングケア  

「最近、部下のちょっとしたミスにもカッときて、声を荒げてしまうように。課長の自分が残業続きで、家で食事もとれないほど頑張っているのに……って思うと、ついつい。子供の他愛無いイタズラにも、真剣に怒鳴ってしまって後悔しきり。数年前までは穏やかな性格だったのに。更に年をとると、ますます怒りっぽくなるのでは?と不安になる……」

このように、40代は加齢の兆候が現れやすい年代。残業続きの外食続きで、休日はひたすら寝るだけ、という人も多いかもしれない。常にイライラしていたり、逆に穏やか過ぎて無気力になったりする人もいるようだ。

こうした状況が思い当たる人は、脳の動脈硬化が始まっているかもしれない。脳は膨大なエネルギーを必要とする器官。エネルギーである酸素とブドウ糖を運ぶのは血管であるが、加齢や生活習慣により血管が硬く細くなると、エネルギーが十分に運べなくなる。

すると、脳そのものは健康なのに、脳細胞の働きが弱くなってしまう。

脳細胞の活動が弱くなるエリアによって、性格の変わり方に違いが出ると考えられている。側頭葉の内側にある扁桃(へんとう)核の部分は「イライラしやすい」「怒りっぽい」などの感情面に、前頭葉の下面は「意欲」や「規律正しさ」に関与している。

人間として大切な「倫理観」は、前頭葉や側頭葉が関係しているなど、脳の働く部位によって、人の性格も左右されると言える。

60歳でおよそ30%の人が、脳に小さな梗塞ができているという報告もある。脳の狭い範囲に梗塞が起きたり、小さな梗塞がいくつか生じたりすると、もの忘れが起きやすくなる。「鍵をかけ忘れる」「火を消し忘れる」「迷子」の3つの行動が典型的だ。

いつまでもイキイキとした脳でいるためには、60歳がひとつの分岐点と言える。40代の内から脳血管を柔軟にしておくことが大切だ。

対策として、魚の脂に多く含まれている不飽和脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)を積極的にとることを心がけたい。どちらも必須脂肪酸と呼ばれ、高齢者では体内でほとんど合成されないため、食事で摂取することが必要となる。

DHAは脳神経を活性化し、EPAは血小板凝集抑制効果が高いので、血管を詰まりにくくする。特にEPAは、摂取後に体内でDHAに変換されるため、重要な成分と言える。EPAを多く含む食材は、真イワシ、本マグロ、サバ、マダイ、ブリ、サンマなど。DHAを多く含む食材も、EPAとほぼ同じだ。

脳の働きを若返らせる成分として注目されているのがアラキドン酸だ。脳の神経細胞を始めとする細胞膜の構成成分のひとつであり、ホルモンの合成原料のひとつである。そして、加齢とともに減少してしまう必須脂肪酸でもある。

アラキドン酸を多く含む食材は、豚レバー、牛レバー、鶏ハツ、豚バラ肉、鶏もも肉、卵(卵黄)。レバーが苦手な人は、牛肉でも摂取できる。その場合、牛肉は1日80gが目安。摂取は少量でも十分だ。

運動と質の良い睡眠も、若々しい脳の意地に作用する。日常での運動は散歩がオススメ。道の障害物のチェックや、街の音や匂いによる情報、足の感覚など、五感をフル稼働させるからだ。昼休み、会社から少し距離のあるカフェに行き、散歩してみるといいかもしれない。

また、質の良い眠りは、レム睡眠とノンレム睡眠のリズムが大事。そのリズムを崩さないためにも、昼寝は極力避けたい。昼寝するとしても30分以内で起きるようにしよう。

元々怒りっぽい人は、怒りを感じる脳細胞が弱ると更に怒りっぽくなることがある。そそっかしい人は一層そそっかしくなることも。そうならないためにも、30代や40代のうちから、自分の行動をコントロールするクセを身につけよう。

1日の終わりに、自分の行動を書き出してみる。「このような行動をとったから、残念な結果になっちゃったんだな」ということが分かれば、そうならないためにどんな行動をとればよかったのか?損をしない選択はどっちだったのか?を考えることができる。

これは、決して自分を責めるためではなく、考え方を前向きにする方法。繰り返す内に、性格は変わらなくても気持ちや行動に変化が現れる。

これは、医学用語で「認知行動療法」に当たるものだ。それが将来、脳細胞の働きが低下することにより、自分の弱点が強調されることを防ぐ手立てになる。もちろん、現在の人間関係や職場環境の改善にも役立てることもできる。




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( 2018/07/06 00:48 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

【働く人のメンタルヘルス:1】新しい上司と折り合いが悪くなったAさんの場合  

このシリーズでは、働く人たちを取り巻くメンタルへルスの環境について、ありがちな例を紹介していきます。まずは、昔から職場におけるストレス負荷が最も高いと言われ続けているテーマ「人間関係」について考えてみたいと思います。
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◆ストレス要因の1位は人間関係

厚生労働省が定期的に発表している労働者健康状況調査によると、ストレスの要因として、「人間関係」が長期にわたって1位を占め続けています。業務の量や質といった要因もさることながら、やはり人間に大きな影響を与えるのは人間ということでしょうか。

職場で自分が「どのように思われているか」「どのように評価されているか(評価されていると感じるか)」「上司または職場のキーマンとの関係は良好かどうか」「職場に、自分の味方と思える人がいるか」──といったことは、働く人のメンタルヘルスにとって非常に重要と言えます。
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◆新しい上司とギクシャクした関係に

ここでは、ひとつの例としてAさん(40代女性)の経験を紹介します。Aさんの職場には、今年から新しい上司がやって来ました。その上司はこの業務に習熟しているわけではないようで、些細なことも尋ねてきます。

しばらくは、上司が質問してくることをオープンな姿勢と感じ、丁寧に対応していました。

しかしある時、仕事を配分する際、その上司はAさんに昨年よりも明らかに多くの仕事が割り当ててきました。特に説明もなく、そのように決めた上司に対して、Aさんは不信感を抱き、それ以来少しギクシャクするようになってしまいました。

やがて、上司はAさんの態度に過剰に反応するようになり、Aさんと一切口をきかないようになってしまったのです。

Aさんとしては、これまで通りに仕事をこなしています。しかし、ある時期から急に気分の変動が大きくなってきました。また、朝、家を出る前に、涙が出るようになりました。業務の大変さではなく、上司に理解してもらえていない、という考えが大きく影響しているように思えました。
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◆無視されることの耐えがたさ

後に受けたカウンセリングで、Aさんは、「仕事が大変なのは我慢できる。でも、上司から無視されるのは本当に耐えられなかった」と語っています。その後、Aさんは、部署移動の希望を出し、なんとか事なきを得ました。

しかし、それ以来、新しい部署でも同じような事態が起きてしまうのではないかと怖れるようになりました。

「無視」というのは一見大したことではないように思えますが、実際には自分に対して否定的な態度をあからさまに取られることは、大きなストレスとなり得ます。相手の態度は、自分ではどうしようもないことです。

多くの場合、否定的な態度をとっている人は、自分の態度がそれほどに相手に影響していることには気づいていません。気づいていてやっているのであれば、それはかなり悪意のあるものかもしれません。

後になってわかったことですが、その上司は「Aさんは私と話したくないのだろう」と考えており、それを何とかしようとせずに「Aさんが話したくないなら、私もそれで構わない」と思っていたそうです。上司のほうはAさんほど事態を深刻に考えていなかったことがうかがえます。

◆話を聞いてくれる人の存在の重要性

Aさんは、落ち込みが激しくなった時に、同僚のBさんが愚痴を聞いてくれ、応援してくれたのが救いになりました。以前は、仕事の愚痴など言いたくないと思っていたAさんですが、Bさんに話したことにより、思いのほか気持ちが楽になり、落ち着きを取り戻すきっかけになったと語っています。

Aさんには同僚のBさんという話を聞いてくれる人がいました。しかし、必ずしも同じ職場に話を聞いてくれる人がいるとは限りません。そんな時は、家族や職場外の友人でもいいので、話を聞いてもらいましょう。自分の仕事や職場を直接には知らない相手だとしても、弱った心を聞いてくれる人の存在は大切です。

愚痴というのは後ろ向きの行為のように見えますし、起きている問題に対して直接的な効果はないかもしれません。一方で、安心できる人に対し、自分の苦手なところや困っているところといった弱点を共有できることは、心のゆとりを広げることにつながります。

結果として、問題を感じている状況に対して、自分がどのように対応できるのかを考える余裕ができ、適切な対応を取らせやすくする効果はあると言えるでしょう。

(この事例は複数の例を基に構成しています。また、プライバシー保護のため一部を脚色しています)

●玉井 仁(たまい・ひとし)
東京メンタルヘルス・カウンセリングセンター カウンセリング部長。臨床心理士、精神保健福祉士、上級プロフェッショナル心理カウンセラー。著書に『著書:わかりやすい認知療法』(翻訳)など




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( 2018/07/06 00:47 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

頭痛、めまい、耳鳴り…女性に多い自律神経失調症とは?  

特に女性に多いとされる自律神経失調症。そもそも自律神経とは人が生きていく為に、無意識のうちに働く身体調整機能のことで、例えば汗をかいたり心臓を動かしたり、精神面で言えば緊張したりイライラしたりといった体の様々な活動にかかわっている末梢神経です。

ここでは自律神経失調症について簡単に解説します。

◆交感神経と副交感神経とは?
自律神経には交感神経と副交感神経という二つの神経があり、この2つは正反対の働きをして相互に補い合っています。交感神経は体が活動状態にある時に働く神経で、興奮や緊張状態をもたらします。

例えばスポーツをしている時には心臓の鼓動が早くなり、血圧が上昇し呼吸は激しくなりますし、プレゼンや面接試験など、緊張したときには心臓がドキドキして手にじっとりと汗をかきます。

これらはアドレナリンやノルアドレナリンといった神経伝達物質が受容体に作用することで交感神経を興奮させているからです。

一方、副交感神経はそれとは逆に精神や体がリラックスした状態にあるときに働く神経です。

例えば食事をしている時や入浴中、睡眠中などがそれで、この間に体は摂った食事を消化したり消耗した体の機能を回復させたりするのです。

これはアセチルコリンという神経伝達物質の作用によって副交感神経が興奮することで起こっています。

このように交感神経と副交感神経は正反対の働きをするため、シチュエーションに応じてある時には交感神経が優位になったり、またある時は副交感神経が優位になったりと、まるで上下するシーソーの様にして体内で働いているのです。

◆自律神経失調症が起こる原因
自律神経失調症は、この2つの自律神経のバランスが崩れることで起こります。

本来なら睡眠中は副交感神経が優位に働いていなければならないのに、ストレスによって交感神経が優位に働いてしまい、緊張や興奮状態が続いて体の回復機能が衰えて、様々な症状や不定愁訴が引き起こされるのです。

特に女性に自律神経失調症が多いのは、女性ホルモンの分泌をコントロールしている視床下部が自律神経の働きにも関係していることから、女性ホルモンのバランスが崩れることで、自律神経のバランスまで崩れてしまうからです。

◆自律神経失調症の症状
自律神経失調症の症状としては、頭痛や瞼の痙攣、眼精疲労、眩暈、耳鳴り、喉のイガイガ、口の渇き、動機、血圧の変化、ほてり、吐き気、冷や汗、筋肉や関節の痛み、倦怠感、疲労感など等、全身にわたって様々なものが現われます。

また精神面では感情的になる、不安感、無気力、集中力の低下などが症状として現われることが少なくありません。

これらの不調を訴えて病院で検査してもらってもこれといった臓器の異常が見当たらない場合に、自律神経失調症と判断されることがあるのですが、実は今のところこの正式な病名は付けられていません。




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( 2018/07/06 00:46 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳科学専門医が教える。大人のための効率の良い記憶力アップ術とは!?「3週間以内の反復練習」  

仕事の効率アップや各種の資格試験での勉強のために、記憶力を高めたい人は多いでしょう。

そこで、脳科学専門医で金沢大学大学院再生脳外科科長の山嶋哲盛(やましま・てつもり)医師に、脳の働きのメカニズムを踏まえた記憶力アップの方法を伝授していただきました。

■脳の海馬(かいば)が、長く記憶するべき情報を選んでいる

学生時代、試験前に一夜漬けで暗記したことは、3日もすればすぐに忘れてしまいました。山嶋医師はその現象についてこう説明します。

「初めて見聞きしたことを記憶するとき、まずその情報が届くゲートは海馬(かいば)という場所です。海馬は脳の奥深い場所にあり、小指ほどの大きさでタツノオトシゴに似た形をしています。

海馬はその大きさから、記憶に関わることができるのはせいぜい1カ月間です。

またその役目は、例えば、メモなしで一瞬で覚えた電話番号を思い出すときなどの『即時記憶』と、昨日の食事メニューやここ1週間のニュースなどの『近時記憶』を一時的に保管しておくことです。

それに、海馬の記憶容量は限られています。ですから海馬は、1カ月の間に、『これは生きて行くために必要だ』と取捨選択した情報を、『長期記憶』を担う大脳皮質(だいのうひしつ)という部分へ伝送し、貯蔵させていきます。

一方、『どうでもいい情報』は大脳皮質には送らず、どんどん消し去ってしまいます。そうしないと、次々と現れる新しい情報を効率よくインプットできないからです。

つまり、海馬は、記憶の指令センターの役割を担っています」

■3週間以内の反復練習と、仲間とのディスカッションが有効

一夜漬けであっても、なぜせっかく勉強した内容がどうでもいいことと判断されたのでしょうか。山嶋医師は、海馬が大脳皮質へ伝送する情報の基準についてこう続けます。

「1カ月の間に何度も同じ情報が届いたら、海馬は自ずと『これは重要なことだ』と判断します。一夜漬けで一度しかインプットされなかった情報のことは、『さほど必要ではない』ととらえるに違いないのです。

もし、長期的に記憶していたい情報であれば、海馬から大脳皮質へきちんと伝送されないといけません。

そのためには、その情報をできるだけ早いうちに、一夜漬けから遅くとも2~3週間以内に反復して伝え、海馬に『これは重要な情報なんですよ』と認識させる必要があります」

山嶋医師は、記憶力アップのために次の方法をアドバイスします。

「脳には、年齢によって得意とする記憶の方法があります。小学生ぐらいまでは音や絵の情報に敏感ですが、それ以上の年齢になると、ものごとの順序や中身を理解しながら覚えるほうが記憶力はアップします。

場所や地理と関連付けて覚えるのも確実な方法です。

私が実践してきた最も効率的な学習・記憶方法は、同じ目的を持つ仲間3~4人で午前中はそれぞれ別の分野の勉強をし、午後に集まって皆で教え合うことです。

まず、人に説明することで手持ちの情報が整理されて理解が深まり、間違いを修正することができます。

それに、自分の即時記憶、近時記憶をその日のうちにディスカッションすることで、効率よく大脳皮質へ伝送することができます。

次に、翌日に人に教えてもらった情報を自分で復習すれば、すべてをひとりで勉強するよりもおよそ半分の時間で確実に記憶することができます。私は、医学生とのゼミなどでもこの手法を実証させています」

脳の海馬の役割は、その人にとって必要な情報を取捨選択して1カ月以内に大脳皮質へ振り分けることだそうです。自分の脳で起こっているそんな仕組みを意識するだけで、記憶力がアップした気分(!?)になります。次は、実践あるのみです。

監修:山嶋哲盛氏。脳科学専門医。医学博士。金沢大学大学院医薬保健学総合研究科再生脳外科科長。同大学病院などで「アルツハイマー病の早期診断」、「高次脳機能障害」の専門的診療を行う。著書の『サラダ油をやめれば脳がボケずに血管も詰まらない!』(ワニブックス)ほかが話題を呼んでいる。




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( 2018/07/06 00:45 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

急性の強い不安発作が起きる「パニック発作」起きた時の対応方法って?  

天災や事故など予期しないトラブルに遭遇した時、極度の混乱状態になることを一般的に「パニック」と言いますね。

医学用語で「パニック発作」という場合は、急性の強い不安発作を指します。不安障害に含まれる精神疾患には、このパニック発作を伴うものがあります。

◆理由もなく突然症状が現れ、10分以内に頂点に達する
パニック発作は場所や状況を問わず、何の前触れもなしに突然起こるのが特徴です。ただし、30分以内には治まります。また、パニック発作には精神的な混乱状態だけでなく、強い身体症状が伴います。

次のような症状のうち、4つ以上が突然に現れて、10分以内に頂点に達する場合は、パニック発作と診断されます。
動悸または心拍数の増加

 ・発汗
 ・身震い、または震え
 ・息切れ感または息苦しさ
 ・窒息感
 ・胸痛または胸部の不快感
 ・吐き気または腹部の不快感
 ・めまい、ふらつき、頭が痛くなる感じ、気が遠くなる感じ
 ・現実でない感じ、または自分が自分でない感じ
 ・コントロールを失ったり、気が狂うことへの恐怖
 ・死ぬことに対する恐怖
 ・感覚マヒ、またはうずき感
 ・冷感または熱感

◆過呼吸発作とその対応
パニック発作を起こすと、呼吸が浅く早くなって過呼吸(過換気症候群)になるケースが多く見られます。精神科医の福西勇夫医師は、「まずは呼吸を整えることがパニック発作には有効」と述べています。そのポイントは次の通りです。

 1.吸気:鼻から息をゆっくりと吸い込む。口呼吸にならないように
 2.呼気:口から細く長く、ゆっくりと息を吐き出す
 3.呼吸のペースは1分間に10回程度(5~6秒に1回の割合)
 4.不安が完全に去るまで続ける

◆周りの人がパニック発作を起こしたら?
あなたがそばにいる際に、家族や知人などがパニック発作を起こすこともあるかもしれません。その場合は、できれば落ち着ける場所に移動し、「発作が起きても問題はない」と安心させてあげてください。

本人に少し余裕が出てきたら、当たり障りのない話題で、不安や緊張を和らげてあげましょう。何より、周囲の人まで慌ててしまわないことが大切です。発作はつらくて苦しい経験ですが、決して命を落とすことはありません。

周囲が慌てると発作が悪化することもあるので、とにかく周囲が落ち着いたうえで、本人を落ち着かせてあげましょう。

◆パニック発作と疾患
一度パニック発作が起こることで、また発作が起きるのではないかと不安になることを「予期不安」と言います。予期不安が「パニック障害」や「広場恐怖症」といった不安障害に発展することがあります。

パニック障害は、予期しないパニック発作が繰り返し現れる疾患で、広場恐怖症は公共の交通機関や広い場所、囲まれた場所などの特定の状況で不安やパニック発作を起こす疾患です。

これらの症状で日常生活に支障をきたす場合は、心療内科や精神科などで治療を受ける必要があります。

抗不安薬やSSRI(抗うつ薬)などを使った薬物療法、認知行動療法や段階的に不安を経験しながら耐性を獲得していく暴露療法、リラックス法などで治療が行われるでしょう。

◆パニック発作と似て非なる病気に注意!
実は、パニック発作によく似た症状が現れる病気があります。それらの多くは精神ではなく身体の疾患なので、まったく異なる対応が求められる点に注意が必要です。

場合によっては、救急車を呼んだり近くにいる人に助けを求める必要があるでしょう。具体的には下記のような疾患が挙げられます。

・甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病)
・低血糖発作
・狭心症・心筋梗塞
・てんかん
・脳血管障害
・熱中症
・薬物中毒
・薬物の副作用
・統合失調症

また、カフェインの過剰摂取はパニック発作を悪化させる可能性が指摘されています。コーヒーなどカフェインを含むドリンクなどの摂り過ぎには注意が必要です。

何より、疲労が極度に溜まっていたり、心労が重なったりすると、発作が起きやすくなるため、なるべくストレスを溜め込まないことが理想です。(参考:福西勇夫『不安障害がよくわかる本』主婦と生活社)

●執筆者プロフィール:山本恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長




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( 2018/07/06 00:44 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

イライラが多くなったのは、おばさんへの入り口?30代からやっておくべき自律神経失調症対策  

最近イライラがたまっていませんか?

皆さんは、「最近急にイライラする」など、これまでと違った自分に気づき、「更年期障害かも」と思ったことはありませんか。

私はまだ若いからありえない!と思っても、早い人では30代後半からイライラ、不安、めまいなど自律神経失調症の症状に悩まされます。日常生活にも支障をきたすこのイライラ、なんとかできないのでしょうか?

■女性は40代以降にイライラしやすくなる?
女性は閉経前後の約10年間で女性ホルモンが急激に減少します。 早い人は30代半ば、一般的には40代前半から女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減ってしまいます。そ

れにより、イライラやめまい・動悸・頻脈・血圧上昇・腹痛・生理不順など、いわゆる「自律神経失調症」の様な症状が起こりやすくなってきます。

まず、加齢によって卵巣から分泌されるエストロゲンは減少していきます。これによって脳の働きが乱れてしまいます。 実は脳は自律神経もコントロールしているので、エストロゲンの減少によって自律神経が乱れてしまうのです。

自律神経は内臓や心臓など我々の活動などをつかさどっているとても重要な神経です。これが乱れることで体のさまざまなところに不調を覚えます。

自律神経は私たちの意思に関係なく、起きている時も寝ている時も常に働いて人の身体を維持している神経です。心臓の動き、血圧、食べ物の消化、体温など体の機能を調節しています。

自律神経は交感神経と副交感神経の2つからなります。仕事や運動など活動するときや、不快などのストレスを感じたときには交感神経が働き、睡眠中やリラックス状態のときは副交感神経が働きます。

そのため心臓の動きは遅くなる、血管が広がる・血圧が下がるなどの作用が働きます。つまり、活動している時は交感神経、寝ている時は副交感神経が働くというようにどちらか一方が働きます。

通常この2つの神経がうまく切り替わることによって、すこやかな生活をサポートしています。これがうまく切り替わらず「バランスがくずれてしまう」ことが問題であり、「自律神経失調症」の原因となります。

■今さら人には聞けない!知っておくべき自律神経失調症の症状
交感神経と副交感神経のバランスが乱れてくることで起こる自律神経失調症についてもう少し詳しく解説します。

交感神経が過剰優位になっている状態では、たとえばベッドの中に入っても全く眠れない、副交感神経が過剰優位になっている状態では、仕事中にだるい、集中力が続かないといった症状が発生します。

これらが複雑に絡み合って、血圧が上下したり立ちくらみが起きたり、頭痛、微熱などさまざまな症状が起こります。更年期の年代の方は、自律神経バランスの改善を生活習慣の見直しなどで正常に近づけていくことが重要といえます。

■女性特有の物質の減少とうまく付き合うことが重要
年齢とともに減っていく女性特有の物質、エストロゲン。重要なのは、不安定になりつつある自分と向き合うことです。うまく付き合うように生活習慣を変えていくことで、さまざまな悩みをサポートすることができます。

まずは、日常生活で簡単にできることから実践してみましょう。では、すぐに実践できるリズムサポート習慣を紹介します。

・日光を浴びる
1日の始めに、外に出たり、雨戸を開けて太陽の光を浴びましょう。人間は、日光を浴びることで活動のリズムに切り替わります。また太陽光を浴びてから10~14時間後メラトニンという物質が出ます。

この物質が休息のリズムを優位にするため、ちょうど夕食後や寝る前になるということです。

・運動をする
休日はできるかぎり運動をしましょう。散歩、ストレッチ、ヨガなどゆったり呼吸するものがよいでしょう。スポーツをすることで、休息のリズムが優位になりストレスもなくなっていきます。しかし、ムリせず続けられる程度にすることが大事です。

・趣味
趣味がある人は、ストレスの発散がない人よりも楽にリズムを整えることができるかと思います。まだ趣味が見つけられないという人も、年末年始を機にいろいろチャレンジしてみましょう。

楽しい気持ちを持続したり、緊張とリラックスの気持ちの切り替えを自分でできるようになるなど、新しい自分発見につながります。

・入浴
1日の終わりは入浴で心と体をリラックスしましょう。質のよい眠りを 促すためにも、就寝の1~2時間前に38~40度程度の少しぬるめのお湯にゆっくりつかるのがベストです。

・睡眠
眠っている間は休息のリズムが優位になります。しかし、ストレスなどが溜まっていると活動のリズムが優位なまま寝てしまい、翌朝だるさを感じることもあるため睡眠をする準備もとても重要と言えます。

入浴やリラックスをした後で寝ることが望ましいでしょう。

・食生活
食事は生活の基本です。朝から規則正しい食事をする、3食しっかりとり栄養バランスを考える、美味しい食事をつくる、食事を楽しく摂ることはリラックスにつながりますし、リズムをサポートする食生活方法もありますので、実践してみるといいでしょう。

現代社会において、ストレスと無縁の生活を送るのは困難かもしれません。

しかしながら、そんな毎日を過ごしているからこそ、積み重なるイライラを発散し上手に付き合っていくことが重要です。すでに症状がでているかも!と思う方は婦人科を受診するようにしましょう。




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( 2018/07/06 00:43 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

「性格に難アリ」と感じている人が気にしたい「心の病」  

性格に難があると思われがちな人は、少なからずいらっしゃると思います。本人もそのこと自体をかなり気にしている場合もあるかもしれません。

 例えば「あの人は○○はいいんだけど、性格が△△だから……」といった言葉には、あの人の○○の良さは性格の△△さで帳消し! みたいなニュアンスが感じられてしまいます。

 性格に難があるという事は、精神医学的にはパーソナリティ障害の可能性も考えたいところです。そこで、パーソナリティ障害の可能性が考えられうる性格や、パーソナリティ障害にはなぜ精神科的治療が望ましいのかなどを詳しく解説します。

■性格とは、その人の日常に現われている特徴的なパターン

 物事の認知、感情の表出、対人関係上の機能、そして衝動性のコントロールといった事は人それぞれ異なり、言わばその人を決める要素だと言えます。

 例えば、皆さまの身近には喜怒哀楽がはっきりしている人もいれば、感情をあまり露わにしないクールな人もいると思います。クールな人はいわゆるプロフェッショナルな方だったりしますが、もし相手が何を考えているか分からないとなると、なかなか気軽には話しにくいと思います。

 場合によっては「難しい人」になっているかもしれませんが、そもそも性格に難があるとは、自分ではなく周りがそうジャッジするもの。例えば「お辞儀」に対して外国の方が違和感を覚える事があるように、属するグループや社会において標準とされる行動も、ある人から見れば理解しづらいことがあるものです。

 その人に難があるか否かは、その人の属する社会において相対的に判定され得る事で、必ずしも絶対的な基準に基づいていない事はご留意したいところです。

■周りの人との違いが大きくなれば日常生活に支障も現われやすい

 人にはそれぞれ個性があり、皆がみな同じような人であるはずはありません。それでも、ある状況ではこうした態度やふるまい、話し方や感情の表出が望ましい……といった、いわば社会的規範があり、多くの方はそれに従っていると思います。

 もしこの規範から外れ過ぎてしまえば、周囲から浮いてしまうといった事が起こりやすくなるでしょう。周りの人とのコミュニケーションが取りにくくなり、家庭や仕事など日常の重要な場面で何か深刻な問題が現われているようならば、精神医学的にはパーソナリティ障害に近くなっている可能性もあります。

 例えば、いわゆる完璧主義者。自分のルールにこだわるだけでなく、他人にもそれを要求しがち。その傾向が強まり過ぎれば、良好な人間関係を維持しにくくなり、仕事上でも些細な物事にこだわりすぎて能率が極端に悪化するといった弊害が現れやすくなります。こうした問題が顕著ならば、パーソナリティ障害のなかでも強迫性パーソナリティ障害に近くなっている可能性も考えられます。

■性格に難が生じてしまった時期は幼少期?それともそれ以降?

 パーソナリティ障害が発症する厳密なメカニズムは不明ですが、その原因には精神分析学的な説など、さまざまな説が提唱されています。

 パーソナリティ障害の精神分析学的な要因として、まず精神医学の大家ジークムント・フロイト(1856~1939)の説を紹介します。フロイトによれば、人の性的発達において、ある段階でつまずいた事がパーソナリティ障害の発症に関わっています。

例えば、生後18ヵ月から3歳頃までのトイレ訓練の時期に親の躾が厳し過ぎると、心理学の用語で「固着」が起き、細かい事にこだわりやすい、融通がきかず頑固といった完璧主義的傾向が芽生え、それが後に強迫性パーソナリティ障害が発症する原点になります。

 また、精神分析学的な理論によると、人にはそれぞれ特徴的な心の防衛機制があり、実際にどのような心の防衛機制を持っているかで、その人のパーソナリティはある程度決まります。

 個々のパーソナリティ障害にもそれぞれ特徴的な防衛機制のパターンがあり、パーソナリティ障害が発症する精神分析学的な要因になっています。例えば、スキゾイド・パーソナリティ障害(統合失調質パーソナリティ障害)に特徴的な防衛機制は、外との交わりを避け心のうちへ逃避する事。例えば何かを空想しているあいだは不快な感情をあまり意識しないでいられます。

 また人のパーソナリティを形成する要素として、自己と他者との関係が心の内でどのような在り方をしているのかという事も精神分析学的には重要です。

例えば自分の親は心の内でどのような位置を占めているのか、親の考え方がそのまま自分の考え方になっていないか……など自己と他者との関係が心の内にどう反映されているのかといった事も、パーソナリティ障害が発症する精神分析学的な要因として考えられています。

■パーソナリティ障害の治療は生活の質の向上につながるもの

 パーソナリティ障害の症状は一般に思春期から20代前半までに始まります。それは症状というよりむしろ、そういう人だと見なせる面もあります。またパーソナリティ障害に特徴的な防衛機制は、精神医学的には変更が望ましいですが、それが作動している間は気持ちの落ち込み、不安、イライラといった不快な感情をある程度コントロールする事ができます。

そのためパーソナリティ障害は一般に精神科的治療が望ましいものの、実際に精神科(神経科)を受診される事は少なくなっています。

 パーソナリティ障害の治療は一般に心理療法などが行われます。その際、自分の行動を変えていく! という治療へのモチベーションを高めるためにも、自分の思考パターンが行動にどう反映され、それが原因で起きている日常の問題点をしっかり認識する事が重要です。

そして日常における個々の問題に対しては、対人関係のスキルを向上させる、あるいは衝動性のコントロールを学ぶ……など個人個人の状況に応じた治療を通じて生活の質の向上が得られます。またパーソナリティ障害では一般にうつ病や依存症など他の心の病気を合併しやく、もしこうした問題が生じた際には適切な対処が取りやすくなります。

 パーソナリティ障害の頻度は一般に人口のおよそ1~数%前後のレベルです。もし性格に難があると他人から指摘を受けた覚えがある方は、もしその性格が10人に1人いないかもしれない場合、性格難のレベルがパーソナリティ障害に近づいていないかどうか是非注意を向けてみてください。




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( 2018/07/06 00:42 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

落ち着きがなくミスが多い「大人のADHD」の治療法とは 

【Q】子供の頃から、落ち着きがなく、ちょっとしたミスが多い。「大人のADHD」ではないかと疑っています。その場合、どういう治療が行われますか? (40代・男性)

【A】頭の中で考えていることの整理が上手にできない。物事に優先順位をつけられない。ミスが多い。片付けが苦手。大人のADHDは、これらがセットで表れます。

 ADHDの診断は、「成人期のADHDの自己記入式チェックリスト」への記入、複数回にわたる慎重な面接などで行います。日本で現在、認可されている薬は2種類あり、症状が生活に支障を来している場合、薬を処方します。 大人のADHDは、子供の頃から症状があります。しかし日本の学校教育は成績重視のため、IQが高い人は成績でカバーされ、本人も周囲もあまり気づかない。

 ところが就職すると一変する。社会に馴染めない自分に直面します。何をしたらいいか分からず、ひたすら指示待ちをしてしまう人もいます。  発達障害は個性。薬も一生飲み続けるものではない。通院によるカウンセリングでミスの原因を探ったり、能力を発揮できる仕事はないかなどともに考え、減薬や断薬を目指します。

 ADHDと診断されれば、カミングアウトしたほうがいい。自分の特性を理解してもらい、居場所をつくり上げるのです。 ADHDをカミングアウトしている評論家の勝間和代さん(写真)も、周囲のスタッフに自分の特性を理解してもらった上で、自分の居場所をつくり上げていますよね。 最後にひとつ。ADHDの人はミスや忘れ物をした場合、とっさにウソをついてごまかそうとすることもありますが、これはもっての外。周囲に理解されないといけないのに、ウソをつくと信頼をなくしてしまいます。

(あいわクリニック/横山章光院長)




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( 2018/06/28 15:48 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

落ち込みやすい人の発想パターンと克服のための5か条 

◆暗闇の中で堂々めぐりをしていませんか?

落ち込みやすさから抜けられず、ため息ばかり…… 「落ち込みやすい自分をなんとかしたい!」と思う人は多いもので。落ち込む時間が続くと、「この先明るい未来なんてあるのだろうか……」とため息が増えてしまうかもしれません。しかし、「夜明け前がいちばん暗い」という言葉があるように、ため息にまみれているときこそ、意外に「夜明け」は近いのかもしれません。

とはいえ、ささいなことで落ち込んでばかりいると、夜明けに向かう道を見失ってしまうもの。暗闇を堂々巡りしながら「自分はどうせダメなんだ」と絶望し、自分の生かし方が分からないまま、右往左往している人は少なくないものです。そんな傾向に気づいたなら、「落ち込みやすい自分」を振り返り、夜明けに向かう道を、もう一度じっくり探してみるのも良い方法だと思います。
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◆落ち込みやすい人の発想パターンとは?

落ち込みやすい人にとても多いのが、「人と比べてしまう人」です。「友だちと比べて、私は何のとりえもない」「周りはみんな活躍しているのに、私だけがパッとしない」というように、何かにつけ周囲の人と比較していないでしょうか?

他者への憧れは、自分を高めるための大切な刺激です。しかし、人と比べて落ち込んでしまう場合、物事の受け止め方に独特のくせがあるのかもしれません。落ち込んだときには、「他の捉え方はできないだろうか?」と考え直してみてください。モデルケースを例示しましょう。

例)「友だちにはみんな彼氏がいるのに、私にはいない」と落ち込んだとき

■落ち込みやすい人の発想パターン(例)

彼氏のいる友だちがうらやましい→私も彼氏がほしい→彼氏ができないのは、私の容姿や性格が悪いから?→この容姿や性格では、これから先もできないに違いない→どうせできないなら、期待するだけムダ→私のこと、きっとみんなが哀れに思っているんだろうな……。

■発展的に発想転換した場合(例)

彼氏のいる友だちがうらやましい→私も彼氏がほしい→彼氏ができない原因は何だろう?→彼氏を見つけるには、どうしたらいいんだろう?→まずは具体的に動いてみよう!

上の例も下の例も、「彼氏のいる友だちがうらやましい」「私も彼氏がほしい」という思いは共通です。しかし、落ち込みやすい人は、思考がそこから坂を転げ落ちるように、マイナス方向に進行してしまいます。そうした傾向に気づいたら、いったん思考にブレーキをかけましょう。そして、思考のギアを発展的な方向に入れ直すことです。こうして発想を転換させれば、現状を変えるための具体的な構想が見えてくるはずです。

◆落ち込まない自分になる5か条とは?

また、他人と自分を比較して落ち込みやすくなる人は、ぜひ以下の5か条も頭の片隅に置いておいてください。自分を変えるための大きな力になってくれると思います。

1) 「私はこの世でオンリーワン」と唱える

自分は、この世でたったひとつの存在。人と比べてしまうと、それが見えなくなります。落ち込んだときには、「私はこの世でオンリーワン」と心の中で唱えてください。

2) 「他人は他人、自分は自分」と唱える

人にはそれぞれ、独自の人生課題があります。他人の成功や幸せの形に囚われず、自分の人生を輝かせることを考えればいいのです。「他人は他人、自分は自分」と心の中で唱えましょう。

3) 「人生は修行」と唱える

落ち込んだ気分にはまったときには、「人生は修行」と唱えましょう。修行の場数を踏んだ人ほど、強くて美しい花を咲かせることができるはずです。

4) 「自分らしさ」をメモに書く

「何のとりえもない」と思っている人にも、自分らしさは必ずあります。それをメモに書いてみましょう。「きれい好き」「声がいい」など、どんな小さなことでもかまいません。書き出したものを何度も眺めているうちに、その魅力を意識できるようになります。友だちや家族に指摘してもらったことを書き留めるのも、良い方法です。

5) 発想を「発展的」に転換する

考え方がマイナスに傾いてしまうときには、その思考にストップをかけ、発展的な発想を心がけるようにしましょう。たとえば、「落ち込みやすい私」という考えを転換すれば「奥深い感性を持つ私」になります。このように、自分の嫌な面も見方を変えれば長所に転換できるものです。
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◆「自分を好きになる環境」を整えていますか?

おおらかで愛情にあふれた人と付き合っていますか? ささいなことで落ち込んでしまう人は、心が傷つきやすくなっています。心の中にたくさんの傷が重なると、自分に自信がもてなくなり、自分を愛せなくなってしまうものです。

落ち込みやすい傾向には、普段付き合っている人の影響も大きく関係しています。たとえばあなたの周りには、競争心が激しすぎる人、物事の表面しか見ない人、物事を斜めに捉えて批評する人、悲観的でマイナス思考な人が多いのではないでしょうか? こうした人たちとの付き合いが多いと、相手の物の見方に惑わされ「やっぱり自分はダメなのかも」「どうせこの先も良いことはない」という考え方にはまってしまうでしょう。できるだけ愛情にあふれ、おおらかで心の柔軟な人を探してみてください。そうした人との交流を始めれば、お互いの良いところを指摘しあい、自信を与えあう関係を体感することができます。

落ち込みやすい自分を変えるには、「自分を好きになる環境」を整えることが大切です。自信を持つための努力も、マイナス思考を修正する努力も、まずは「自分を好きになろう」という意識から始まるのです。




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( 2018/06/14 11:33 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

メンタルが弱らない職場の3つの条件 

◆あなたの職場は大丈夫? 職場環境を振り返る3つのチェックポイント
日の大半を過ごす職場がどんな環境だと、メンタルを強化できるのでしょうか? 3つのチェックポイントをご紹介します。

◆1.「どう動いたらいいのか」「まわりに何を期待していいのか」が明確で一貫性がある
たとえば、その時々の感情で言うことがコロコロ変わる上司のもとで働いていると「いま、自分に求められていることは何なのか」がわからず、「今後、どう行動したらいいのか」の見通しもつきにくくなります。こうなると不安で気の張り詰めた毎日を送ることになります。

他にも、

・方針や要求が相入れないために、業務が困難である
・自分の職務や責任が何であるか、わかりにくい
・人事評価についての説明がない、または不明確である……

こうしたことは、すべて職場に一貫性がないがために起こること。
こうした一貫性のない環境で一日の大半を過ごしていると、心が動じやすくなります。 反対に、自分の役割や評価の基準が明確であり、会社の方針や要求に一貫性があると、自分の置かれている状況が理解しやすく、「この行動をとるとこうなるだろう」という見通しがつきやすくなります。

このように、「私のいる世界は、安心して頼れるものだ」という確信を持てるような、一貫した環境で働くことで「動じにくい心=わかる感」が育まれるのです。

【実例:過去に企業が行ったこと】
・「会社の理念や行動指針は各部署に当てはめると、どういう行動をとることなのか」明確化して示す
・評価は「そうした行動指針に基づいた行動がとれているか」という視点から行う
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◆2. ストレスと「助けてくれる存在」のバランスがとれ、適度にチャレンジングな生活を送れている
「ストレス」というと悪いイメージがありますが、「適度なストレス」は健康にとって必要なものです。自分の持つ能力を十分に使う必要のない「あまりに小さなストレス」しかない環境下にいると、人は「ああ、このままただ年だけとっていくのか……」等と虚しさを感じます。これは、メンタルヘルスにとって良い状態とはいえません。

一方、過度なストレスも、もちろんよくありません。
たとえば、

・自分一人ではこなせないほど仕事量が多い
・いつも笑顔でいる必要がある、他人の人生や健康を支えなければならない等、感情面での負担が大きい
・集中や知識、技術の高さが常に求められる……

こうした大きなストレスを感じ続けると、燃え尽きそうになったり、「もうダメだ、どうにもならない」と追いつめられたりします。心が追いつめられてしまわないためには「相談したら助けてもらえる」と感じさせる上司や同僚がいたり、チームの連携体制が構築されていたり、感情コントロールをはじめとしたセルフケア教育の機会が与えられたりする等、個人を追いつめない仕組みが不可欠です。

ストレスが大きくても、それを対処するのに必要な「助けてくれる存在」がいて、そうした存在に助けてもらいながらうまくストレスに対処できた、という経験が「追いつめられにくい心=できる感」を育むのです。

【実例:過去に企業が行ったこと】
・「助ける」という行動を行動指針のなかに入れ、「そうした思いやりのある行動がとれているか」も評価の対象に
(管理職も例外ではなく「管理職=部下を育成する役割」とされ、「困っている部下を適切にサポートできているか」も評価の対象にしている)

・上司と部下の定期面談を、悩みを自然に相談できる雰囲気のレストランで行う、ランチ・トーク制度(制度なので、そのときのランチ代は会社持ち!)

◆3. 重要な意思決定に参加し、認められる経験ができている
たとえば、担当しているプロジェクトの会議で、発言が許されないような雰囲気だったり、発言してもまわりがあなたの発言を軽く流したり、といった状況が続いたら、どうでしょう? 軽んじられる経験を繰り返すうち、「どうせ言っても相手にしてもらえない」「私なんていなくてもいい」と感じてしまいますよね。

そうしたなかで、ツライことが起きると、すべてがどうでもよくなり、諦めてしまいやすくなります。しかし、自分が「重要な問題だ」と思う事柄の意思決定に参加し、「自分の意見や行動が認められた」という経験をすることで、「私はこの職場に必要とされている」「価値ある存在だ」と感じられるようになります。 実はこれが、つらいことがあっても「諦めてしまわない心=やるぞ感」を育むことにつながるのです。

【実例:過去に企業が行ったこと】
・管理職が一方的に指示を出すのではなく、部下の意見を聞きながら、参加型で事業を進める

「折れない心」は、日々身を置いている環境により、育まれます。
だからこそ、ストレスを感じる出来事があっても、「わかる」「できる」「やるぞ」と思えるような、職場環境を整える必要があるのです。

【参考文献】
蝦名玲子(2016).生き抜く力の育て方~逆境を成長につなげるために.大修館書店
蝦名玲子(2012).ストレス対処力SOCの専門家が教える~折れない心をつくる3つの方法.大和出版
蝦名玲子(2012).困難を乗り越える力~はじめてのSOC.PHP研究所
蝦名玲子(2010).元気な職場をつくるコミュニケーション.法研




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( 2018/06/04 16:57 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

時計を見ると4時44分…不吉な数字と心の病気 

◆不吉な数字が気になるのは心の病気か

4、9、13など何となく不幸を連想させるような数字は、不吉と考えられて避けられることがあります。語呂合わせも含めてこのような数字にこだわる人もいれば、全く気にしない方もいます。気になる場合も普通は当人の個性の範疇で済むことで何も問題はありませんが、この傾向が極端になってしまえば話は別です。生活に支障が出るレベルになっていれば、精神医学的に注意したい問題が関わっている可能性もあります。今回はこうした不吉な数字や番号に動揺してしまう方が、どのような状況の場合に心の病気を考慮すべきか、詳しく解説します。
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◆時計を見ると4時44分……444のゾロ目は不吉なメッセージ?

たまたま見た時計が「4時44分」。4の数字が並んでいるのを見た時、何となく不吉な感じ、嫌な感じがするだけであれば、精神医学的には気にすることはありません。しかし、あたかも時計から死(4)のメッセージが送られてきたような気持ちになってしまう場合、いくつかの注意すべき問題があります。4という数字は発音上「死」を連想させるとして、死に関する何か不吉な連想を強めやすい数字と捉えられることがあります。実際に4という数字を避けることは程度の差はあれ日本では一般的な部分もあり、いわば、私たちの文化の一要素と見なせる面もあると言えるでしょう。

しかし、やはり数字は数字です。合理的に考えれば、4という数字自体が不吉な何かを表すことなどないはずですし、実際に人生では何度も4などのいわゆる不吉な数字やそのゾロ目を見てきたと思いますが、その度に不幸なことが起こったというような経験はないでしょう。それにもかかわらず、もし不吉な印象のものに対する不安感が通常ないほどに高まっている場合、合理的な思考力が弱まり、思考の非合理性が強まっている可能性もあります。

また、4:44という数字の並びに嫌な感じを覚えるだけでなく、時計があたかも自分にメッセージを送りつけてきたと感じる場合、「関係念慮」と呼ばれる精神症状との類似が見られます。関係念慮とは、まわりの誰かの話し声、あるいはまわりの何かが、自分に対する何かしらの当てつけ、あるいは自分に何かのメッセージを伝えている気がすることを指します。関係念慮は、何が現実で何が非現実か、その境が揺らいでいるサインの1つで、いわゆる精神病性の症状の1タイプとされています。こうした問題は時に統合失調症などの前触れとして現われる可能性もあります。

ただ、これでただちに精神科(神経科)を受診すべきかというわけではありません。しっかり押さえるべきポイントがあります。それはまず「自分自身がそのことにどの程度気付いているか」ということです。「不吉な数字でとても気になるけれども、時計が死のメッセージを伝えてくることなどない」ということがよく分かっていれば、現実と非現実の違いははっきりしています。統合失調症など、いわゆる精神病性障害に含まれる疾患群のレベルではありません。

一方で、こうした問題が以前には全くなかったのに最近になって急に現われてきたような時は、やはり注意が必要です。単なるストレス要因では片付けられない問題が潜んでいる可能性もあります。それは必ずしも精神疾患とは限らず、内分泌系の問題など何らかの身体疾患が原因の可能性もあります。その際は、まわりのご家族などが、自分では認識できていない、以前にはなかった何らかの問題に気付いていることもあります。周りにも相談し、やはり普通ではないと感じる場合は、まずは精神科(神経科)などで相談されることをおすすめします。

◆4という数字への反応が恐怖症に近い状態の場合

「4」という数字を嫌がる際、不吉な数字として何となく嫌だと感じるのは一般的だと思います。しかし単に嫌いというレベルではすまない場合もあります。例えば恐怖症(フォビア)に近い感覚の対象例として、多くの人が当てはまるのがゴキブリやヘビでしょう(これはゴキブリやヘビという生き物そのものに対してネガティブな意味合いで取り上げるわけではありません。ゴキブリやヘビが好きな方はその点をご了承ください)。

一般に何かをひどく嫌いになってしまうと、毎日の生活を送る上でその影響がはっきり現われてくるものです。例えばゴキブリは噛みついてくるわけでも毒を持っているわけもありませんが、目にするだけで不合理なほど嫌悪感を感じる方は少なくないでしょう。全く無害なヘビでも、見るだけで鳥肌が立って、とてもその場にはいられなくなるという方もいると思います。もし同じスペース内にいるとわかったら、はっきりした実害がなくても駆除しようとしたり、自分がその場所を離れたりするでしょう。どんな方法であれ、その対象をできるだけ避けようとするはずです。そしてしっかり離れられることで落ち着くならば、日常生活に大きな問題はないでしょう。こうした場合、不合理なほど恐怖感や不快感を覚えても精神科で対処する必要はあまりないといえます。

しかし、この恐怖症に近いものの対象によっては、避けることが難しいものもあります。その1つが数字に対する恐怖感です。例えば「4」という数字に上述したゴキブリやヘビに対するような感覚を覚える場合、避けるのはかなり大変です。職場での大事なミーティングが4日の4時になることもあるでしょうし、旅行先のホテルの部屋が404号室かもしれません。しかし、これは場合によっては嫌いな気持ちを治していくチャンスにもなります。

例えば、どうしても「4」という数字に不安感、さらには恐怖感を覚える方も、大事なミーティングならば出席しないわけにはいきません。それで嫌な気持ちがしたとしても、無事にそのミーティングをクリアできれば、その気持ちが軽くなるだけでなく、4という数字に対する嫌な気持ちにも折り合いがついていくかもしれません。このように嫌いな対象にその時に可能なレベルであえて直面し、慣れていくことで克服していくのは、恐怖症に対する治療法の一つである行動療法の基本的なポイントでもあります。

そして、もし4時44分といった数字が並ぶのを見た時にあたかも突然ゴキブリに遭遇したかのような強いショックを感じたならば、これはいわば不安発作が起きたとみることもできます。その発作の内容や深刻さによってはパニック発作と診断されるレベルになっている可能性もあります。もし仮にそのようなことがあれば、気持ちの落ち込みなど、精神科領域で対処すべき問題が他にあるかもしれません。すぐ精神科を受診されることをおすすめします。

以上、今回は不吉な数字に動揺しがちな方が注意したい精神医学的な問題を、精神病性障害的な面からと不安障害的な面からの2つの面から詳しく解説しました。いずれの場合もその状況によっては精神科で相談することが望ましい場合もあることは、不吉な数字にこだわってしまう方はどうか頭に置いておいてください。




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( 2018/05/18 09:59 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

見えないはずのものが見える…特殊能力?心の病気? 

◆不思議な体験は特別な能力か、精神病性の症状か

一般に、精神病性の精神症状といえば、見えるはずのないものが見える、聞こえるはずのない声が聞こえるといった精神体験が挙げられます。日常生活でもそれに近い経験をすることは、実は誰にでもあるものです。そしてそれはもちろん疾患のレベルとは大きく異なります。

しかし、かなりこうした経験が多くなっても、それらが病気の症状ではなく、その人の特殊な能力のように本人や周りが捉えるケース、も現実には少ないとはいえ、あることです。実際にそのような能力があるのかどうかは医学的な見地からはわからないことですが、今回は精神医学的な見地から、紐解いていきたいと思います。

今回は心の病気を正しく理解していくための基礎知識の一つとして、精神症状の考え方も解説します。違和感を感じる出来事があったとしても、気にしなくてよい日常的なレベルのものが、治療が必要な疾患と判断されるレベルのものになるまでには、いくつかの段階があります。精神病性の精神症状を例に詳しく解説しますので、ぜひ頭に入れておいてください。
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◆サイコシスとは……誰にでもある精神病性的な体験

「サイコシス(psychosis)」とは、精神疾患の代表的なものの一つです。日常的にあまり見聞きしない言葉のため、人によっては何か極端で特殊なものをイメージするかもしれませんが、直訳すると「精神病」です。少し専門的な言葉になりますが、サイコシスの症状が現れていることを「精神病性がある」と表します。

「サイコシスの症状」をごく簡単に説明すると、現実と非現実の境がぼやけてしまったような精神症状と言えるでしょう。具体的には、幻覚や妄想などです。

サイコシスの原因は、一般に精神疾患であることが多いです。代表疾患の一つとしては、まず統合失調症が挙げられるでしょう。また、場合によっては精神疾患ではなく、内分泌系の機能異常などの身体疾患が原因で同様の症状が現れることもあります。

「サイコシス」「精神病性」といった言葉だけ聞くと、何か特別な病気のように感じる方がいるかもしれませんが、同様の体験は、日常的に誰にでも起こりうるものです。たとえば音楽を聞いている時にスマホが鳴った気がして慌てて確認してしまったり、他人の会話から耳に入った言葉が、自分に対する話題のように聞こえたり、といったケースです。

前者では、音楽に集中しているときに、実際に何らかの物音があり、それを着信音と聞き違えてしまったのかもしれません。後者では、他の人は自分に対して言ったわけではなくとも、実際に自分に関係のある言葉を何かしら発したのかもしれません。いずれも、現実だったのかどうか、なかなか確認できないものです。

こうした「現実か非現実かの違いを見極められないもの」は、広く捉えると精神病性的な要素とみることができます。こうした日常的な聞き違えや見間違いとも言えるようなものが、サイコシス的な精神要素の最初のレベルです。そして、この程度のレベルのものは、ほぼ全ての人に経験があるものだと思います。

◆サイコシスの進行……自分の名を呼ぶ声や被害妄想的な観念も

そして一部の人には、この精神症状が少し進んだ状態で現れます。例えば、街中を歩いていると、突然自分の名を呼ぶ声がはっきり聞こえたり、何か考え出すとすぐに被害妄想的な観念が頭に広がってしまったり……という場合です。

これらは妄想や幻覚などのごく軽いものとも言えますが、仮にこうした精神体験があっても、頻度が稀で、自分自身でもその状態をある程度自覚できるのであれば、日常生活にそれほど大きな問題は現われないでしょう。

精神医学的には、ごく軽いレベルで、なおかつ一時的な問題とはいえ、現実と非現実の区別がはっきりつかない点では「精神病性的な要素がはっきり現われている」と考えますが、治療が必要なものではありません。

このレベルの症状は自分には全く関係がないと思う方が多いかもしれませんが、もし過去に周りの人を疑り深くなった時期があったりした場合、その時期はこのレベルに該当していた可能性もあります。
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◆症状が進行しても、日常生活に支障がなければ病気ではない?

さらに症状が進行すると、症状による問題が一層はっきりとしてきます。しかし、それでも日常生活は回り、必要な仕事はできていたり、周りの人ともそれなりに人間関係を保ったままつきあえたりしているケースは少なくありません。

通常、日常生活がしっかり機能していれば、精神疾患の診断はなかなかつけにくいというのが現状です。そもそも精神疾患のマニュアル的な存在である、いわゆる「診断基準」では、「日常生活に深刻な問題が生じていること」を、診断する際の前提にしています。

そのため、精神症状と見なせる問題がはっきりと現われていたとしても、日常生活に問題が生じていなければ、一般の疾患レベルとは分けて考える必要があるのです。

具体的にはサイコシスの特徴的な症状である幻覚などが明らかに現われて「いないはずの人が見える」「みんなには聞こえない声が聞こえた」といったことを公言していても、日常生活に何も問題がなければ、通常の疾患レベルとは分けて考えるということです。

そして、いわゆる霊能者と呼ばれるような方は、このパターンに該当することが少なくありません。周りの人が見えないものが見える、周りには聞こえない声が聞こえる……といった科学的には説明がつかないものは、精神医学的な面から見るならば、そうした精神症状として当てはまるものでもあるからです。

精神医学的には幻覚と見なせるものでも、日常生活に問題が生じておらず、むしろその精神症状において、周りから特別な人物だと認識されていて社会生活も成り立っているような場合、精神的な疾患とは捉えられません。

このように精神症状の深刻さを評価する尺度は、症状の内容よりも、むしろその症状が生み出す「日常の問題の大きさ」になっていることは、ぜひ頭に入れておいていただきたいと思います。

◆症状ではなくパーソナリティの問題と捉えられることも

さらに深刻さが増すと、疾患レベルの一歩手前とみなされる状態になります。具体的には、猜疑心や、幻覚のような錯覚、魔術的思考が現れて強くなったり、まわりの人が明らかな違和感を覚えるような言動をしたり、気持ちの不安定さや睡眠障害といった問題が持続的に現われたりします。

しかし、これらの症状が全て現れている場合でも、精神的な疾患とは診断されないことがあります。それは、日常生活が一応機能している場合です。そのような場合、現れている症状は精神科を受診すべき問題とは本人も周りも考えず、当人のパーソナリティや生活態度の問題のように受け取りがちです。

そのためにこれらの症状がさらに深刻化し、実際に精神的な病気を発症するか否かは、残念ながら現段階では見極める確かな術はありません。しかしもし仮に先々日常生活が成り立たないほどの病気の発症につながるならば、これら症状が出ている時期に精神科的な対処を始めていれば、経過が大きく違う可能性があることは、広く指摘されています。

実際にまだ病気を発症していない1歩手前の段階で、いかに治療を開始するかは、現在の心の病気に対する、治療する側の大きな課題の一つになっています。
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◆日常生活が困難になっている場合は、やはり適切な治療が必要

サイコシスでどのような症状が現われるかには、かなりの個人差があります。疾患特有の幻覚や妄想などがはっきり現われているときも、問題の出方は人それぞれですが、それらの問題の本質には「現実と非現実の違いが分かりにくくなっている」という点が共通して挙げられます。

強い幻覚や妄想がもし持続的に現われていれば、通常はそれまで通りの生活を送ることは、かなり難しいでしょう。そしてこれらの問題は、精神科を受診して、必要な治療を開始しない限り、いつまでも続いてしまう可能性もあります。

なぜならこれらの症状の原因は、脳内の機能に問題が発生したことだからです。抗精神病薬などの治療薬でこれに対処しないかぎり、事態はさらに深刻化してしまう可能性もあります。もし日常生活が困難なレベルになっていれば、その時点ですぐ精神科を受診すべきだということは、ぜひ覚えておいていただきたいことです。

以上、今回は精神病性的な要素が現われる精神体験を日常レベルから疾患レベルまで詳しく解説しました。なお、サイコシスの初発年齢は16歳から30歳頃までが大半です。発症率は人口の数%程度と言われています。

発症前から現われてくる違和感のある言動などは、その年代特有のものだと勘違いされやすいこともありますので、ご注意いただければと思います。




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( 2018/05/15 09:32 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

「不安」な心の持ち主は「向上心」の強い人? 

◆「よりよく生きたい」気持ちの裏にある感情は?

人前に出るとうまくしゃべれない、本番になると頭が真っ白になってしまう――こんな不安に取りつかれやすい人は、人生のあらゆる場面で「生きにくさ」を感じていることと思います。しかし、そんな自分を取り巻く不安な気持ちは、実は「向上心」の表れであることをご存じでしょうか?

日本の伝統的な心理療法である「森田療法」に、「生の欲望」「死の恐怖」というキーワードがあります。ここではこの2つのキーワードをもとに、不安な心の謎を紐解いていきましょう。

「生の欲望」とは、幸せになりたい、成功したい、注目されたい、というような「よりよく生きたい欲望」を意味します。つまり、人前でしゃべることに自信がない人には、「あがらずに話せるようになりたい」といった欲望があり、本番になると頭が真っ白になる人は、「ミスなく完璧に本番にこなしたい」といった欲望があります。

この欲望が満たされないのではないか、と感じる不安が「死の恐怖」です。つまり、「うまくしゃべれないのではないか」「失敗するのではないか」という不安が、死の恐怖なのです。

この生の欲望と死の恐怖は、表裏一体の関係にあります。「よりよく生きたい」という気持ちがあれば、必ず「そうならなかったらどうしよう」という不安も感じるのです。
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◆不安にとらわれる人も、とらわれない人も、湧く感情は同じ

この生の欲望と死の恐怖は、誰もが持っているものです。しかし、不安の多い人は死の恐怖(うまくできなかったらどうしよう)にばかりに意識をとられ、「どうしたらこの不安がなくなるのか」「不安になっている自分はダメだ」ということばかり考えています。そのため、逆に死の恐怖に集中してしまっているのです。

実は、不安にとらわれていない人でも、同じような死の恐怖を感じているものです。しかし、不安にとらわれない人は、死の恐怖を感じつつも生の欲望を満たすために具体的に行動しています。人前は苦手だけれど必要だから話し、失敗が不安でも、やるしかないからやっており、その結果、経験を重ねて上達しているのです。

一方、不安にとらわれる人は、「この不安を克服しなければ、うまくいくはずがない」と考えます。つまり、「不安になるからダメなんだ」「弱気を直さなければ」というように、死の恐怖を生じさせる原因を排除しなければと思い込み、それがうまくいかない自分に自信を失っているのです。

しかし、死の恐怖は生の欲望に必ずついて回るものなのですから、所詮、取り除くことなど無理です。したがって、まずは「この気持ちは誰もが感じる自然な感情である」と認めてしまうことが必要です。

◆具体的に行動することでしか、自分を変えることはできない

死の恐怖を自然な感情だと認めたら、次に何をするべきか。それは生の欲望にしたがって、「具体的に行動する」ことしかありません。 人前でしゃべることに自信がない人は、「人前で話せるようになりたい」という欲望を認め、それを達成するために「話す」という行動を始めるしかありません。本番になると緊張して足がすくむ人は、「本番をしっかりこなしたい」という欲望を認め、それを達成するために「本番に出る」という行動をするしかありません。

自信がないから、緊張するからという理由で、その場から逃げていても、死の恐怖へのとらわれが強くなるだけで、状況は何も好転しません。恐くても、自分の力で具体的に動くことでしか、不安な自分を変えることはできないのです。

具体的に行動をすれば、ただ不安を抱えて閉じこもっていた頃より、確実に何かが変わります。最初は、ぎこちない行動しかできない自分が嫌になり、投げ出したくなるかもしれません。しかし、それでも具体的に行動を重ねていくことです。一つの経験が次の行動への動機づけとなり、その結果の積み重ねによって、「無理だと思っていたことをできた自分」への自信がつくられていきます。

山頂を見上げ、「自分には登れない」と思っているだけでは、劣等感が高まるばかりで何も変わりません。不安でも一歩を踏み出して、歩き続けるしかありません。歩み続ければ山頂に近づくように、不安を抱えながらも具体的に行動すれば、理想の自分に近づきます。恐怖の裏には同じだけの生の欲望、つまり向上心があります。あなたも、自分自身の生の欲望を見つめ、具体的な一歩を歩み出してみませんか?


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( 2018/05/01 21:11 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

心の病気に強くなるために知っておきたいこと 

大脳辺縁系、前頭葉、海馬……。普段の日常生活では、あまり使われないような言葉だと思いますが、心の病気を神経科学的側面から理解するためには、大変重要な脳の部位です。ここでは、話が少々専門的になりますが、心の病気をより深く理解するために役立つ脳の基礎知識を詳しく解説いたします。

◆心の病気の背景には大脳辺縁系に不調がある事も

大脳辺縁系は、大脳の表面に広がる厚さ数ミリの層である大脳皮質の内側にあります。大脳辺縁系は海馬、脳弓、扁桃体など、脳内の複数の部位から構成されていますが、これら大脳皮質、扁桃体、海馬などがイメージされやすいように、まずは大脳の構造をごく簡単に説明します。

大脳は主に神経細胞と、神経細胞間を連絡する一種のワイヤーである神経線維から構成されています。神経細胞が脳内で存在している部位は実は狭い範囲に限られていて、なかでも大脳皮質が脳内で神経細胞が最も密集している部位。

例えれば、タマネギの一番外側に神経細胞が分布していて、その内側では神経細胞間を連絡するワイヤーが大部分を占めるようなイメージで、その一番外側の大脳皮質で知覚や思考、さらには随意運動といった脳の高次機能が行われています。

次に、大脳辺縁系を構成する扁桃体と海馬ですが、それぞれの名前の由来は、それらの形状から来ています。まず、扁桃体の扁桃とはアーモンドの和名です。扁桃体の形状はアーモンドに似ています。また、海馬は、海の生物であるタツノオトシゴに、その断面が似ている事から、その名が付けられました。

大脳辺縁系では大脳皮質などからの神経路が複雑に交錯しており、大脳辺縁系の機能の詳細には不明な点も少なくありませんが、海馬が人間の記憶に深く関わっている事はよく知られています。

例えば交通事故などの頭部外傷で、海馬が 損傷されてしまうと、その損傷の程度によっては、過去の記憶の一部を喪失してしまうような深刻な記憶障害が現われる可能性もあります。

大脳辺縁系の機能は多様ですが、人間の情動や衝動の制御にも深く関わっており、もしも大脳辺縁系のこうした機能に何らかの問題が生じてしまうと、うつ病や統合失調症など、心の病気のリスクも高まりやすくなります。

実際、統合失調症の中には大脳辺縁系の神経学的機能に何らかの問題が生じていると考えられるケースもあり、例えばMRIなどの画像検査によって、大脳辺縁系を構成している海馬や扁桃体などのボリュームが減少しているといった所見が見つかるケースもあります。


◆前頭葉を損傷すると人が変わったように見えてしまう事も

前頭葉は、これまで蓄積してきた知識を元に、総合的な判断が行われる部位。人の前頭葉は他の哺乳類と比較して、顕著に発達しており、前頭葉こそ、人を人らしくしている脳の部位だと見る事も出来ます。

前頭葉は大脳辺縁系との連絡を通じて、人間の情動や衝動の制御にも深く関わっていますが、実は、こうした前頭葉の機能は運悪く頭部外傷などによって前頭葉を損傷してしまった患者さんの症例を通じて、古くから知られていました。

なかでも有名な症例として、19世紀の英国で、鉄道の作業現場で爆発事故が起こり、若い男性の前頭部に鉄の棒が深く刺さってしまうということがありました。

この男性は運良く一命を取り留めたものの、左右の前頭葉の損傷は甚大で、この男性は事故以来、自分の衝動をコントロールし難くなってしまい、例えば、神を冒涜するような言葉を簡単に口にするなど、以前の彼では考えられないような行動が目立ち、周囲の人の目には、この男性は以前の彼とは全く違って見えたそうです。

また、心の病気の治療薬の大きな柱、抗精神病薬は統合失調症などの治療薬ですが、その主な薬理作用は脳内で神経伝達物質の一つ、ドーパミンの働きをブロックする事。

脳内でドーパミン作動性の神経線維は前頭葉に大部分がある事から、抗精神病薬によって得られる治療効果は、抗精神病薬が主に前頭葉に作用する事で得られている可能性が指摘されています。
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◆成人後も脳内の神経細胞は新生しています!

脳内の神経細胞は従来、生まれた後は二度と新しいものは作られないと、考えられていましたが、実は、成人後も神経細胞が新生している事が近年になって判明しています。脳内で神経細胞が新生するという事は、脳には損傷を受けた神経細胞を自力で修復するメカニズムが備わっている可能性もあり、このメカニズムが解明されれば、心の病気の新しい治療法が見出される可能性もあります。

脳内の神経系の発達に関しては、人の心理社会的発達との関連性も指摘されています。例えば、著名な発達心理学者であった米国人のエリク・エリクソンによれば、人の心理社会的発達はライフサイクルの節目節目で発達課題をこなしていく事。

それはあたかもゴールに向かって、階段を一段一段順に上っていくような成長で、エリクソンによって「漸成的発達(ぜんせいてきはったつ)」と呼ばれるようになりました。この発達課題をこなすという事は、脳内の神経系に、その時期、まさに望まれている発達を促す側面もあるのです。

また、小学校に上がる以前の、いわゆる幼児教育の効果に対しては、脳内で神経細胞間のネットワークを強化するからだという説もあります。例えば、クラシック音楽のレッスンを集中的に受けていた幼児のグループは、そうでないグループと比較して相対的に、その後の学校教育で理数系の学力が良かった……といった話を耳にされた方は少なくないのではないでしょうか?

話が少々専門的になりましたが、メンタルヘルス的内容を普段と、ちょっと異なる視点で見れるよう、お役に立てたら良かったと思います。

例えば、朝目覚めた時、「よし、今日も一日、人生のこの時期にしなければならない発達課題に励み、脳内の神経細胞間のネットワークを強化していこう!」なんて考えが、もしも頭に浮かんできたら、なかなか、おもしろいかも知れませんが、とにかく、この厳しい時代ですので、メンタルヘルスの基礎知識には是非、強くなっていきましょう!



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( 2018/04/21 14:02 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

「悪夢をよく見る」心の病気の可能性も…? 

◆大人になっても悪夢を見る場合、精神的不調が原因の可能性も

科学的な真偽とは別に、夢が何らかの形で未来を予知したり反映したりするという考えは、古くからあったようです。例えば正月の初夢に富士山などが出てくれば縁起がよいと考えられていますし、逆にリアルな悪夢を見ると正夢なのではないか、不吉だと考える方も少なくないと思います。そして、なかには夢はほとんど見ないという言う人もいるでしょう。

そもそも怖い夢というものは、多くは子どもが見るものです。小さい子どもが母親に「お母さん、怖い夢を見たよ」と訴える事はよくあります。しかし、大人になれば夢自体をだんだん見なくなる傾向があり、悪夢もそう頻繁に見るものではなくなる傾向があります。もし突然悪夢にうなされるようになった場合、何らかの精神的不調を反映している可能性があります。

今回は、そうした人におすすめしたい心のケア方法、そして気を付けておきたい心の病気について解説します。
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◆悪夢もよい夢も、レム睡眠時に見るもの

睡眠は大まかにレム睡眠とノンレム睡眠の2つから成っています。レム睡眠とは、簡単に言えば体は休息を取っていても、脳はある程度覚醒している状態で、夢を見るのもこのレム睡眠中です。

パートナーと同じ寝室で寝ている人は、相手がレム睡眠中に夢にうなされていたり、時には寝言を言ったりすることに気づくかもしれません。また、稀ではありますがいわゆる夢遊病のような状態で突然ベッドから起き上がり、そのままふらふら歩いて行ってしまうような事もレム睡眠時には起こり得ます。

そのほかレム睡眠中に起こる特徴的な生理的現象としては、眼球が上下あるいは左右に素早く動く事があります。そもそもレム睡眠のレム(REM)とは、「素早い眼球運動(rapid eye movement)」を略したものです。

一方、ノンレム睡眠のノン(non)とは、「○○ではない」という語で、ノンレム睡眠とは単純にレム睡眠以外の睡眠という意味合いです。このノンレム睡眠はレム睡眠より眠りが深い、つまり身体だけでなく、脳も充分、休息を取っている状態で、それを反映して脳波にはゆっくりした波形が多くなってきます。

通常、一回の睡眠中、レム睡眠とノンレム睡眠は交互に計4~5セット出現します。もしも目覚めた時、それまで見ていた夢をまざまざと覚えていたら、目覚める直前にレム睡眠だった事が分かります。

◆日常的なストレスが原因で起こる悪夢

では悪夢を見る原因として何が考えられるでしょうか。レム睡眠時に、素敵な誰かと一緒に過ごしているような幸せな夢ではなく、震え上がるような悪夢が作り出されてしまう原因は何でしょう。大きな原因として考えられるのは、何と言っても日常生活上のストレスです。

近頃の社会環境は一昔前が牧歌的に思えてしまうほど厳しいものだと思います。多くの人が仕事や家庭で多すぎる仕事を抱え、人間関係でも何かしら厄介な問題を抱えているものです。忙しさから職場がギスギスしていたり、苦手な上司や同僚の声を聞いただけでイライラしてしまうという人も少なくないかもしれません。誰かに思いっきり愚痴をこぼして気持ちをすっきりさせたいところですが、あいにくそんな相手も時間もなく、仕事のノルマだけは増える一方……というのもよくある話です。

そのような日常的なストレスを抱えている場合、夜の睡眠は浅くなるだけでなく、眠りが浅いレム睡眠中に脳は本人の痛んだ心をなぐさめてくれず、なぜか悪夢を作り出してしまったりします。

例えば私自身の悪夢の経験で恐縮ですが、自分の車をどこへ停めたのか完全に忘れてしまい、まさか盗まれたのではないかとうろたえながら、ショッピングモールの巨大な駐車場をひたすら歩き回っているうちに、しまいには半ばパニック状態になっていた……などという過去の体験が思いがけず夢に出てきたりするのです。
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◆震災や事故などのトラウマ体験・PTSDも悪夢の原因に

もちろん悪夢を見たからと言って、その大部分は心の病気の症状ではありません。心の病気の患者さんが、「先生、昨晩とても怖い夢を見ました」と悪夢を症状として訴える事はしばしばありますが、それが心の病気自体と直接的に関連しているのかどうかは、実際には微妙な問題です。しかし心の病気の中には、確かに悪夢が特徴的な症状として出るものがあります。その代表的なものが「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」です。

PTSDは戦争や自然災害など、生死の狭間をさまよったような過酷な体験後、しばらく時期をおいてから現われてくる心的後遺症です。その特徴的な症状は、その恐怖体験が悪夢やフラッシュバックといった形でよみがえってくる事です。一般にPTSDから回復するためには精神科での治療が不可欠です。もしもその時の悪夢に何度もうなされるようになっていましたら是非、精神科(神経科)受診もご考慮ください。

◆悪夢を見ない方法……まずは眠りを深くする工夫が第一

一般的な悪夢対策として、まずは悪夢に限らず、夢自体が眠りが浅いレム睡眠中に見るという事に着目する必要があります。もしも全体的に眠りが深くなれば、脳は夢を作ったりなどせず、休息してくれるはずです。まずは質のよい深い睡眠がとれるように工夫したいところです。

ごく簡単なところからまず試したい手段として、枕を替えてみるなど、寝具や寝室環境を整える方法もありますが、私自身が特におすすめしたいのは運動、特に有酸素運動を行うことです。

例えば電車通勤の方なら、ひと駅前で降りて早足で家まで帰ってみる、あるいはジムに寄って、しっかり汗を流す、さらには、パートナーのいる人は眠る前に2人でしっかり有酸素運動……など、個人個人に適した有酸素運動で快楽物質のエンドルフィンを脳内に分泌させ、いわゆるランナーズ・ハイを覚えればストレス発散になるだけでなく、体にも心地よい疲労感が残り、熟睡への手助けになるはずです。

もしも深刻な悩み事を抱えているような場合、それを心の中に秘めておくのは、心の健康にはよくありません。その苦悩は不合理なほど心の中で強まってしまう傾向があります。できれば誰か信頼できる人に話してみる事をおすすめします。それまで見落としていた解決策に気付く可能性があるだけでなく、その苦悩を心の外へ押し出す事で、心がずっと軽くなる効果がある事を、ぜひ頭に入れておいて下さい。.

◆飲酒や服薬と悪夢の関係にも注意を

また、アルコールや中枢神経系に作用する治療薬を使用している方は要注意です。例えば「晩酌するとすぐ眠れる!」と、言う方もいらっしゃると思いますが、実は、アルコールは眠りの質を浅くしてしまう作用があります。悪夢に悩んでいる方は、アルコールは控えるのが望ましいです。また何かの治療薬を飲み始めてから悪夢を見始めたという人は、是非、その治療薬を処方された医師にご相談ください。

最後に、ぐっすり眠れるようにいろいろ工夫してみたものの、どうしても悪夢を見続けてしまう場合、「悪夢障害」と呼ばれる病気の可能性もあります。日常生活に支障をきたすほど、悪夢の症状が辛い方は、精神科(神経科)あるいは睡眠外来などでご相談される事をおすすめします。



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( 2018/03/14 09:17 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

イライラや不安を取り除き、心と体を休ませる~マインドフルネスとは~ 

◆心と脳を休ませる「マインドフルネス」

仕事をしていると、うまくいかないことも起こるものですが、そうしたときに「最悪だ!」とイライラし焦ったり、「これからどうしたらいいんだろう…」と不安になったりと、起きた出来事にいちいち振りまわされていませんか?

あるいは、隙間時間にスマホ等をチェックするのが癖で、なんだか脳が疲れている、ということはありませんか?

今回は、そんなあなたに実行してもらいたい、心穏やかに、「いま」という、この瞬間を充実させる方法「マインドフルネス」を紹介します。
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◆マインドフルネスの定義

マインドフルネスとは、「意図的に、いまこの瞬間を判断することなく、ある特定の方法で注意を向けること」とされています。

「マインドフルネス」は、1979年にマサチューセッツ大学医学部に創設された「ストレス低減クリニック」(後に「医療・ヘルスケア・社会のためのマインドフルネス・センター」に改名)で、ジョン・カバットジン博士が実践し、その効果が科学的に実証されたことから広がりを見せました。

現在、医療機関ではストレスや不安、うつ病・高血圧の症状の低減といった心身の病気の治療の一環として取り入れ、企業では感情とうまくつきあい、集中力や仕事の効率を高めるためのトレーニングとして取り入れる例が、国内外で増えています。

「マインドフルネス」には様々な方法がありますが、ここでは「呼吸瞑想」をお伝えします。

◆オフィスでも簡単にできる「呼吸瞑想」

呼吸に注意を集中する「呼吸瞑想」の習慣をつけると、自分の身体の普段の動きや反応の仕方等、内面の状態への理解が深まります。

呼吸は、焦っているときには浅く速くなる等、わかりやすく反応するので初心者にピッタリです! 

瞑想には時間や手順を決めて行うものと、そうした形にとらわれないものがあります。今回ご紹介するのは後者のほうで、時間も場所も問わず、通勤や仕事中の空き時間にサッとできることが魅力です。

では、実際にやってみましょう。

■1.身体の力を抜いて、椅子にゆったりとした姿勢で座る
椅子に触れているお尻や太ももの裏側の部分に意識を向け、左右横に揺れて、しっくりくる座りやすいところを探す。
両手は身体の横や腿の上など、楽なところに置く。

■2.軽く目を閉じ、身体のなかにある空気をゆっくり吐いて、気持ちのいい長さで鼻から吸う。吸って吐いて……と「心地の良い呼吸」を探す
「長く吐こう」「たくさん吸おう」とはせずに、ホッとする「心地の良い呼吸」を探すのがポイント。

■3.そのまま「心地の良い呼吸」を続けながら、鼻の先に意識を向け、鼻から出入りする空気の音を丁寧に聞く普段、意識をしないで行っている呼吸を観察するときのポイントは、「丁寧な姿勢」。エアコンや足音等、外から様々な音が聞こえてきても、自分にしか聞こえない「小さな呼吸の音」に意識を向ける。

■4.「心地の良い呼吸」を続けながら、丁寧に温度を感じてみる鼻から入る空気の温度、鼻から出ていく空気の温度……。入る空気の温度と出ていく空気の温度は同じ? それとも違う?

■5.「心地の良い呼吸」を続けながら、丁寧に空気の流れを感じてみる
鼻から入った空気は、身体のどこを流れていく? 胸やお腹の膨らみ方に意識を向け、波のように動く身体の様子をしばらく感じてみる。

■6.「心地の良い呼吸」を続けながら、丁寧に呼吸のリズムを感じてみる
今の呼吸のリズムはゆっくり? それとも速い?今の呼吸は深い? それとも浅い?

■7.「心地の良い呼吸」を続けながら、意識を鼻先に戻す
鼻の先を出入りする空気の音や温度を、また感じてみる。

■8.さいごに呼吸を3回ほどして、ゆっくり瞬きをしながら目をあける瞑想を終えるときも、いきなり終えるのでなく、その準備をする。 一つひとつの行動を意識して行うことが大切なので、目もいきなり開かず、ゆっくりと光に慣れていこう。

いかがでしたか? 
今の身体の感じや呼吸のやりやすさ、気分はどうですか?

呼吸瞑想の途中でつい別のことを考えてしまうこともありますが、そのことに気づいたら、また、意識を呼吸や身体に向けましょう。

ここで大切になるのは、「意識をどこに向けているのかに気づく」、そしてまた「意識を “いま” “ここ” に向ける」ことです。

実は、このように別のことを考えていることに気づき、意識をコントロールできるようになると、ストレス原因と距離をとることができ、うまくストレスと付き合えるようになるのです。

呼吸瞑想によるマインドフルネスは、呼吸によって生じる感覚を感じ取ること。

そして、自分自身と向き合う時間を持ち続けていくことです。

なので、形にとらわれすぎず、まずは気軽にはじめてみましょう。

心穏やかに、「いま」という、この瞬間を充実させるために……。

いつも何気なく繰り返していることに、丁寧に、思いやりをもって向き合ってみませんか?



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( 2018/02/26 08:26 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

心の病気の回復期に「ポジティブ思考」が重要なワケ 


◆心の病気からの回復期に重要な「ポジティブ思考」

新しい物事や難しい局面に直面したとき、楽観的な気持ちで臨める人もいれば、悲観的になりがちな人もいます。これは当人の元々のパーソナリティによるもので、どちらがよい結果につながるかも、その時々の状況により変わるものです。

例えば何かの問題に対して思い切った行動を取って、非常に良い結果につながった場合、楽観的な性質が役立ったと思われるかもしれません。しかし反対に、慎重に思いとどまったことで大きな失敗を回避でき、結果的に大事に至らずに乗り越えられた場合、物事を少し悲観的に見る性質が役立ったと思われることもあるでしょう。このように、人は必ずしもいつも楽観的であるべきとは言えないものなのです。

しかし、心の病気の回復時においてはそうではありません。心の病気の快復においては、物事をなるべくよい方向に考えるポジティブ思考が非常に重要です。今回は心の病気から回復していく過程での重要な要素として、当人だけでなく、ご家族も気持ちを前向きにしていくことの大切さを詳しく解説します。
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◆心の病気治療のゴールは「元の日常生活」を取り戻すこと

心の病気の経過、治療についてお話するにあたり、まずは心の病気治療の「ゴール」が何かを知っておいていただきたいと思います。 心の病気には、うつ病、統合失調症などを始め様々なものがありますが、深刻な症状で入院が必要になったようなケースでも、現在はある程度症状が落ちついた後は自宅で療養し、外来通院で治療にあたるのが一般的です。そして「心の病気から回復する」というゴールの考え方自体も、一昔前とは大きく変わってきています。「心の病気から回復する」ことは、単にその問題症状が落ち着くだけではなく、元の日常に戻ることを指します。元の生活が戻り、初めて回復とみなすようになってきているのです。

そして心の病気で深刻な症状が現われた場合でも、今日では多くの場合は適切な治療を受けることで、元の日常生活に戻ることが充分可能になってきています。一方で、心の病気の治療期間は、一般に数ヶ月、数年単位になりやすいものです。自宅で療養する方は、家庭環境がある程度整っている方が望ましいことは言うまでもありません。ストレスが少なく、家族間のコミュニケーションが良好な状態が理想です。それらがもたらすメリットは、単に当人の療養生活が楽になるというだけではありません。うつ病、統合失調症など心の病気は、一般にその経過において、生活の場でのストレスがしばしば症状を増悪させる要因になってしまいます。また、生活環境でのストレスが、一度は落ち着いていた症状の再発の引き金になることもあります。

元の生活を取り戻すというゴールを見据えた場合、適切にストレスに対処していく気持ちや環境を整えることは、心の病気の経過を良好にし、再発リスクを減ずるためにも重要な要素だということがお分かりいただけるかと思います。

◆ネガティブ思考回避の第一歩は「正しい知識を持つこと」

しかし現実に心の病気を発症してしまった場合、当人はもちろんご家族も普段はないようなストレスを感じ、ネガティブ思考に陥りうることは、無理もないことです。そのような状態で、「ストレス対策が大事。ポジティブ思考を大切に」と言われても、どうしていいか分からなくなってしまう……という方もいらっしゃるかもしれません。ですので、まずは当人とご家族がネガティブ思考に陥らないために、最も大切な基本をお伝えしたいと思います。

心の病気に限らず、深刻な病気になってしまうのはやはりショックなものです。そして、うつ病や統合失調症などの心の病気を発症した場合、その疾患特有の症状のために、日常生活にも深刻な問題が現われているケースは多いです。それらの症状が、当人やご家族にも深刻なストレスを与えてしまうこともあります。

例えばうつ病を発症すると、何をやっても楽しく感じられないといった心理傾向になりがちです。塞ぎこんでいる様子を見て、何か気晴らしをさせたいとご家族が楽しいことに誘ってみても、浮かない表情で断られるかもしれません。このような場合、ご家族の方は、それは病気が生み出した症状による問題なのだとしっかり理解しておく必要があります。自分の親切に対して心ない対応ばかり取る、などと相手の気持ちの問題だと誤解してしまうと、より強いストレスにつながりかねません。心の病気から回復する上で、家族を始めとする周りの方のサポートは欠かせないものですので、当然こういった誤解によるストレスや軋轢は、スムーズな回復にプラスにはなりません。

同様に、統合失調症の場合は何らかの妄想観念が頭を占めることも少なくありません。「自分は誰かに狙われている」といった被害妄想が強まることもあります。外へ出るのを極端に怖れ、自分の部屋に閉じこもってしまうこともあるでしょう。こうした場合も、ご家族は必要以上に動揺しないよう、それが病気による精神症状であることと、治療薬で対処できる問題であることを理解し、不要なストレスを抱え込まないようにしたいものです。

もし正しい理解がないままご家族までもがストレスを溜めこんでしまい、病気になってしまった当人の人格を責めるようなことになってしまえば、当人は心が大きく傷つくだけでなく、自分は何をやってもダメなんだといったネガティブ思考を深めてしまうかもしれません。これは病気からの回復はもちろん、症状が治まった後に元の生活に戻っていくというゴールを目指す上でも、大きな障壁になってしまいます。まずは病気についての正しい知識を持ち、ストレスやネガティブ思考を意識的に回避していくことが大切です。

◆自他ともに具体的に誉めることが、ポジティブ思考の第一歩

病気などで一度自信を失ってしまうと、悪い面ばかりに目が向き、視野が狭まってしまうことは少なくありません。例えば病気の治療中に四肢の協調運動に問題が出てしまい、動作が少しぎこちなくなってしまったとしましょう。こうした不調はごく軽度のものであっても、病気と闘っているご本人にとっては非常に気になるものだと思います。普段通りにできなくなった、もう身体がおかしくなってしまった……とできないことばかりに目を向け、深刻に思い詰めて悩んでしまうと、当然気持ちは前向きになりにくくなります。一旦深刻なネガティブ思考に陥ると、自分が本来得意にしていたことや楽しいことすら、考えづらくなってしまうでしょう。

例えば絵が好きでとても上手かったとしても、深刻なネガティブ思考に陥ると、本来そういった趣味・特技があること自体を忘れてしまったり、趣味を楽しむために回復したいという前向きな気持ちを持てなくなってしまったりする可能性もあります。 症状が落ち着いた後に、元の日常にいかに戻っていくかは心の病気の大きな課題です。その際に大きな力になるのが、当人の趣味や本来得意だったことへの意欲だったりもします。本人がそれを充分意識して、気持ちを前に向けていくことは回復にも少なからず影響するものです。

自分でそういった気持ちを思い出して自信を持つことはもちろん、周りにいる方も、当人の優れた点や元々の特技、よい面などを、具体的に言葉にしてはっきり伝えることは、本人の気持ちを大いに楽にする可能性があります。たとえ誉めた側はすぐに忘れてしまったとしても、誉められた方はずっとそれが頭に残り、これからを頑張る原動力になることがあるのです。ご家族の方が、病気から回復中の当人を誉めることは、回復の大きな要素でもある「自信」を取り戻し、気持ちを前向きにしていく上で大きな力になります。
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◆回復期にポジティブ思考を習慣化する方法

ポジティブ思考を習慣化していくのは時間がかかるかもしれませんが、まずは気持ちを意識的に前向きにすることを心がけるだけでも、変わってきます。辛い状況に「もうだめだ……」と肩を落としそうになったら、「とにかくできるだけやってみよう!」と意識して前向きに踏み出すことで、同じ状況でも、感じるストレスはかなり違ってくるはずです。ポジティブ思考の実践の方法として、最も簡単で効果的なのは、なるべく具体的に前向きな言葉を口に出すことでしょう。自分自身はもちろん、家族内や仲間内で前向きな言葉を交わすことを、あえて意識することは有効です。

今回はポジティブ思考の重要性と実践法について、詳しく解説しました。冒頭にも述べましたが、「心の病気から回復する」ことは、単にその問題症状が落ち着くだけではありません。ゴールは元の日常に戻ることです。病気の発症前と同じように自分に自信を持つことも回復のために欠かせない要素。それを助ける上で、ポジティブ思考が大きな役割を持つことを、どうか念頭に置いていただければと思います。



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( 2018/02/13 18:54 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

やる気が出ない・スランプ状態…無気力と心の病気 


誰にでも、何もしたくないような無気力な気分になることはあるものです。例えば睡眠時間が全然足りず、ひどく疲れているような時は、新しいことを始めるバイタリティーは沸かないでしょう。しかし、そんな時はとりあえずしっかりと仮眠でも取れば、元の状態の自分に戻れるもの。でもスランプ状態が、理由もなく幾日も続くような場合、心の健康に赤信号がともっている可能性もあります。場合によっては、心の病気に近くなっていることもあるのです。

バイタリティが低下すると、一時的に無気力・無関心の状態になることもありますが、こうした症状は時に心の病気の症状として現れることもあります。ここでは、バイタリティが長期間低下しているような時に気をつけるべき心の病気について、詳しく解説します。
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◆心の病気とは気づかれにくい無気力状態

やる気が低下していわゆるスランプ状態になってしまうと、日常生活に様々な支障が現れやすくなります。例えば、その時にやるべきことへのモチベーションを維持できなくなることもあります。場合によっては、一日中テレビのスイッチを入れたまま、画面に目をやるわけでもなく、ソファでぼんやりと無為な時間を過ごしてしまうこともあるかもしれません。そんな時は一時的とはいえ、以下のような状態になっている可能性もあります。

・情動の表出がかなり制限されている
・喜怒哀楽に乏しくなっている
・物事に目的意識を持ちにくい
・物事に興味を持ちにくい
・話をしても、内容が表面的で深みがない
・社会的欲求が低下している

こうした状態が長引けば、日常生活に深刻な支障が生じる可能性もありますが、最初から心の病気を疑われることはあまりないかもしれません。他人の目には「あの人は最近、覇気に欠けている」「話をしても全然おもしろくない」などとネガティブな印象を与えてしまいがちですが、こうした症状が心の病気に関連する可能性には、なかなか気づいてもらえないものです。
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◆うつ病、統合失調症……無気力状態は心の病気の症状のひとつ

もっとも、こうした不調が一時的なものであれば、心の病気だと問題視する必要ありません。しかしスランプ状態が数週間も持続している場合は、うつ病や統合失調症など、心の病気に近くなっている可能性にも注意してください。

まず、うつ病ですが、その名の通り、気持ちの落ち込みが特徴的な症状です。抑うつ症状として、意欲の低下、物事への興味の減退といった精神エネルギーの低下も現れやすいです。

一方、統合失調症は妄想や幻覚といった症状が特徴的ですが、意欲の低下、喜怒哀楽に乏しくなるといった症状も少なくありません。実際、上記に挙げた6つの症状は統合失調症では陰性症状(欠陥症状)と呼ばれています。ここで、陰性(あるいは欠陥)とは、本来、その人に見られていた情動の表出や喜怒哀楽などが欠落していることを指す語です。反対に、本来、その人に元々なかった幻覚や妄想は病気になったために出現したという観点から、陽性症状と呼ばれています。

なお、統合失調症の治療薬は陽性症状ならば、比較的コントロールしやすいのですが、陰性症状に対してはコントロールしにくい傾向があります。もっとも、新しいタイプの治療薬、具体的には複数の神経伝達物質に作用するタイプの治療薬は、統合失調症の陽性症状だけでなく陰性症状にも効果があります。こうした治療薬の陽性症状と陰性症状に対する効果の違いからも、陰性症状は陽性症状とは、その症状が生じるメカニズムはかなり異なっているようです。また、統合失調症の中には陽性症状はそれほどはっきりしないで、陰性症状が主体となっているものもあります。

その他、バイタリティの低下に関連する心の病気として、例えば対人恐怖症では対人状況をおそれるあまり、人と関わり合うような状況を避けやすくなります。場合によっては、「他人に一目おかれたい」といった、社会的欲求の低下につながる可能性もあります。また、もしも、上記で挙げたような症状が、言わば、本人の気質になっているような場合、日常生活で生じている支障のレベルによっては、パーソナリティ障害に近くなっている可能性も出てきます。

◆無気力状態が長引く場合は精神科受診も検討を

もしも、バイタリティの低下の原因が心の病気ならば、できるだけ早期に精神科(神経科)を受診したいところです。とはいえ、不調が日常的レベルのものなのか、それとも、心の病気のレベルに達しているのか、その境界は少なからず曖昧なもの。一般に、違いの目安は症状の持続期間、症状のレベル、そして日常生活に生じている支障の程度によります。具体的には、もしも症状の持続期間が2週間以上、そして、日常生活上の支障もはっきり現われているような場合は、精神科受診も考慮して頂きたいところです。

なお、本人が無気力状態になっていても、周囲の目には病的なものだと認識されにくいことは、ぜひ心にとどめていただきたいです。特に、もしもご家族の誰かにそうした症状が現れていて、日常生活上の支障が深刻に見える場合。例えば、学校の成績が急低下したり、自分の部屋に引きこもるようになってしまったような場合は、その原因自体は様々でしょうが、場合によっては心の病気の可能性もあることを、ぜひご留意ください。



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( 2017/12/26 01:44 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

息苦しさや、動悸、めまい・・・パニック障害ってどんな病気? 

心臓には問題が無いのに、突然胸が苦しくなり、強い恐怖感と不安に襲われるパニック障害。

ここでは、パニック障害についてみてみましょう。

◆パニック障害とは?

パニック障害とは、息苦しさや、動悸・めまいなどの症状が何の前触れもなく起こり、「また発作が起こるのではないか」「このまま死んでしまうのではないか」という激しい不安と恐怖感に襲われる病気です。

◆パニック障害は女性に多い?

パニック障害は、一般に女性は男性のおよそ2倍多く、特に20代から30代の女性に多いといわれています。他にも、冷や汗、手足の震え、胸の不快感、吐き気、現実感がなくなる、全身の冷感やほてり感、という症状がみられることもあります。

パニック障害の原因ははっきりしていませんが、脳の中で情報伝達のために必要な化学物質のアンバランスが起こり、そこに精神的なストレスが加わると発症すると考えられています。

診断がなかなか付かないこともありますが、治療には薬物治療、認知行動療法(ストレスの解消やパニックを起こす状況に少しずつ慣れること)などがあります。

◆パニック障害はどこで診察してもらえるの?

受診する場合は心療内科が一般的ですが、女性専門クリニックなどでも診てくれる場合があります。治療方法としては主に、カウンセリングや薬物治療、認知行動療法(ストレスの解消やパニックを起こす状況に少しずつ慣れること)などがあります。


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( 2017/12/26 00:56 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

脳の「海馬」は生涯再生できる! 若かったあの頃の記憶力を取り戻す方法 

歳をとるにつれて記憶力がなくなることは常識のように言われていますが、本当なのでしょうか。記憶のメカニズムと実証実験から紐解きます。

■生涯にわたり再生可能な「海馬」

 人間の場合、記憶をつかさどる「海馬」という器官は、生涯にわたって再生できるとわかってきました。

 2011年にピッツバーグ大学の研究チームが有酸素運動を続けることで、海馬の大きさが約2%大きくなり記憶力が改善するという論文を発表しています。

普段座りがちな55~80歳の男女を対象に、ほぼ毎日、1日40分の有酸素運動 (ウォーキングやランニング)を6カ月続けて行った結果、海馬の大きさが約2%大きくなり記憶力が改善したそうです。

 また、海馬を刺激するためには軽い運動でも十分であることが、筑波大学大学院人間総合科学研究科・征矢教授の2014年の研究によって明らかになりました。

 心拍数で1分間90~100くらいの運動でも効果があります。ランニングよりスローペース、速く歩く程度のジョギングを1日10分で構いません。2週間続ければ脳神経が増え、6週間で認知機能自体が向上することがわかったそうです。

 多くの経営者やクリエイターが「走るとアイデアが浮かぶ」ということを紹介していますが、適度に走っているときは脳が刺激されるので、その効果もあり新しいアイデアが浮かぶのでしょう。

■記憶の脳内メカニズム

 海馬は脳の奥、両方の耳をつないだ線のあたりに、左右に1つずつあります。

その形は名前のとおり「タツノオトシゴ:海馬」にそっくりな脳の器官です。海馬にも数億個の神経細胞があり、その神経細胞からはシナプスと呼ばれる回路状の組織が無数に存在していて、それぞれがネットワークを作っています。

 海馬で記憶が作られるメカニズムは割と簡単です。まず、1つの記憶に対応する神経細胞の回路ができます。そして、その神経細胞の回路にリアルタイムに細胞の電気信号が流れて記憶するのが短期記憶で、ちょうどコンピュータのランダムアクセスメモリ(RAM)に相当します。

 リアルタイムで電気が流れている間は情報を忘れないのですが、流れる電気が消えると二度と思い出せなくなります。また、時間が経ったり用が済んで他の情報が上書きされたりすると、すぐに忘れてしまうのが短期記憶です。

 たとえば、相手に聞かれた質問を覚えておくことで質問に答えられることや、読書でも登場人物や前のページの場面を覚えていることで文脈を理解したりするときに使います。

 そして、特定の記憶の回路へ電気信号を流すたびに、神経細胞は電気が流れやすい形態へと変化していき、そのうち、電気が長期にわたって強く継続するようになるのが長期増強(LTP:Long-term potentiation)です。

英単語を覚えるときも、繰り返すことで記憶が強くなるというのは、この長期増強の効果です。

 長期増強により電気の強さが一定以上になると、たんぱく質が合成され新しいシナプスのつながりによって新しい神経回路を形成します。これが長期記憶で、いったん長期記憶ができるとほとんど忘れることはありません。この長期記憶はコンピュータのハードディスクに相当します。

 海馬を1つの都市と仮定すると、シナプスは海馬を形成する神経細胞同士を結ぶ道路や交差点に対応します。

海馬が大きくなり神経細胞やシナプスが増えることは、都市でたとえると道路や交差点が充分にできあがることと同じです。車やバスなどの交通がスムーズに流れるように、記憶の情報もスムーズに行き来できることになるわけです。


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( 2017/12/26 00:56 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

突然の不安にたびたび襲われる……それってパニック障害かも? 

「不安障害」というのは、文字どおり「不安」を主症状とするさまざまな精神疾患の総称です。よく耳にする「○○恐怖症」や「PDSD」なども不安障害の一種です。不安が典型的なかたちで現れる「パニック障害」は、不安障害を代表する疾患と言えます。

厚労省の研究班が2002~2006年度に実施した調査によると、生涯に何らかの不安障害を体験する人は9.2%で、そのうちパニック障害は0.8%という結果が出ています。また芸能人の中にもパニック障害に苦しむ人も多く、話題となっています。ここでは、パニック障害について簡単に説明します。

◆パニック発作の典型的症状

パニック障害の三大症状は、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」です。中でもパニック発作は、下記の症状のうち4つ以上が突然現れ、10分以内にそれがピークに達するものを指します。

・動悸/心拍数の増加
・発刊
・身体の震え
・息切れ感/息苦しさ
・窒息感
・胸痛/胸の不快感
・吐き気/腹部の不快感
・めまい/ふらつき感/気が遠くなる感じ
・現実感の喪失/自分が自分でないような感じ(離人感)
・自分が制御不能になるのではないか/発狂するのではないかという恐怖
・死ぬのではないかという恐怖
・異常感覚(感覚麻痺または疼き感)
・冷汗/熱感

上記の4項目以上が予期しないタイミングでたびたび起こるようなら、パニック障害の可能性があります。ただし、心臓や呼吸器の疾患の可能性もあるので、まずは内科の診察を受けるといいでしょう。そこで異常がないと判断された場合は、心療内科や精神科を受診します。
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◆うつ病や他の不安障害を併発することも

パニック障害の正確な原因はまだわかっていませが、最近では、心理的要因に加えて社会的要因や脳機能異常も関係していると考えられています。

また、不安障害は全般的に男性より女性のほうが発症率が高く、特にパニック障害は男性の2.5倍と言われています。年齢的には18歳~60歳ま、で幅広い層に見られます。さらに、パニック障害での患者のうち50~65%に生涯のいつの時点かにうつ病が併存するほか、ほかの不安障害も併発する人が多いことがわかっています。
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◆パニック障害を直すには?

パニック障害の治療は、薬物療法と精神療法の2つに分けられます。抗うつ薬であるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と抗不安薬のベンゾジアゼピン誘導体(BZD)を中心とした薬物療法と、精神療法である認知行動療法が用いられます。

パニック障害は早期に適切な治療を受ければ完治すると言われています。どれくらいの治療期間がかかるかは人によって異なりますが、「突然わけのわからない不安に襲われる」という症状がたびたび起こるようなら、早めに受診することをお勧めします。


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( 2017/12/26 00:55 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

心に傷を持っている人に対して行う、適切な対応は?「人間中心療法」 

心に傷を抱えている人は、こちらからコミュニケーションをとろうと誘っても、なかなかのってくれないもの。しかしそのままではさらに孤立し、対人恐怖を抱えてしまう可能性もあるだけに、上手な付き合い方をしていく必要があります。

そこで今回は、心に傷を抱えた人に対する適切な対応方法に迫ってみましょう。

■「人間中心療法」を利用してみよう

アメリカ合衆国の臨床心理学者カール・ロジャーズは「非指示的療法」という心理療法を使っていました。これは繰り返しや感情の反射などを使ったカウンセラー技術であり、相手の悩みを軽減する方法になります。

おもなものとして「無条件の肯定的関心」「共感的理解」「自己一致」、さらには「人がそこにいること」という概念が重要だと考えられており、具体的には、「相づち」「相手の話した内容を反射する」「相手の感情を反射する」「相手が言葉にできない感情を言葉にして返してあげる」などを行います。

すなわち、心に傷を抱えた人のそばに誰かがいるだけでも悩みは軽減し、さらには接していくことでさらにその傷を癒やしていく手助けもできるということになります。

ちなみに「非指示的療法」という名称はオウム返しをすれば良いだけという誤解を招くと考えられたことから、その後「来談者中心療法」となり、現在では「人間中心療法」と呼ばれるようになっています。

■自己実現する自然の力を導き出そう

カール・ロジャーズは「人間は自分の力で問題を解決する力を持っている」「人間は誰でも成長する資質を持っている」と考えていました。そのため心に傷を抱えた人と接する場合は、自己実現する自然の力を尊重しながら促してあげることが求められるのです。

相手の話に耳を傾け、その気持ちを受け止めてあげる心構えが大切です。あまり難しく考えて接しようとすると、返ってその気持ちが逆効果になってしまう可能性もありますから注意しましょう。

「人間中心療法」は本格的なカウンセリングでも使われていますが、普段私たちが日常的に取り入れていくことも可能です。相手のことを常に考えながら適切な対応・会話を心がけてみましょう。


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( 2017/12/26 00:54 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

10の質問でわかる【メンタル疲労度】とオススメリラックスバスタイム! 

暑い夏が過ぎ、秋らしい気候になってきました。日に日に短くなる日照時間や気温の変化から、身体の不調に併せて心の不調も出やすくなっています。疲れをとり、身体も心も癒やすなら、お風呂が一番!

 お湯に浸かってリラックスすれば、憂鬱な気分が晴れ。心に元気が戻るでしょう。今回はあなたがどれだけ心が疲れているかを診断テストで導き出し、チェック数かオススメの入浴法をご紹介します。

 以下の項目の中で、当てはまるものがいくつあるか数えてみてください。

□朝がしんどい
□そわそわして落ち着かない
□やらなければいけないとわかっていても手に付かない
□常にスマホを見ている
□人の目を見て話すことができない
□食事にこだわりがない
□話をする相手を選ぶ
□夕方から夜にかけて元気になる
□首のうしろが凝りやすい
□身体が重く感じる

 いくつ当てはまりましたか? それでは、結果をみていきましょう。

■0~2個……メンタル疲労度10% その時の気分で入浴剤を選んで
 心が少しお疲れの状態。心の調子にムラがあり、元気なときは何でも頑張ろうとし、疲れているときは身動きがとれなくなってしまうのではないでしょうか。そ

んなあなたにオススメなのは、市販のバラエティ系入浴剤。その日の気分や身体の状態に応じて香りや色を変えて、バスタイムを大いに楽しみましょう。

■3~5個……メンタル疲労度30% アロマの力で癒やされるバスタイム
 心がほどほど疲れています。モヤモヤをずっと抱えていませんか? 余裕や冷静さを失っていて、問題解決の糸口がつかめていないようです。スランプから脱出したいのに、同じことを繰り返してしまっているのかもしれません。

心の余裕を取り戻すために、香りが強めのアロマバス、エッセンシャルオイルを入れたお風呂に浸かりましょう。香りが持つ癒やしの力が、あなたをネガティブな思考から開放してくれるでしょう。

■6~8個……メンタル疲労度60% バスソルトで引き締めと浄化を
 心がけっこう疲れているようです。周りにも自分にも否定的になってしまい、「私のせいではない」「どうして私ばかりこんな目にあうの?」と、物ごとを歪んで捉えやすくなっているのでは?

 悲観的にならず、自分をいたわってあげましょう。そんなあなたには、ハーブの入ったバスソルトで、肌の引き締めと浄化をオススメします。ボディケアには潤い効果のあるものを使用して、お肌にも癒やしを与えましょう。

■9~10個……メンタル疲労度90% 酒風呂で身体も心もしっかり癒やして
 疲れすぎて、我を忘れている状態にあるのではないでしょうか。身体を動かしているものの、自分の意思で動いている感じがしないのでしょう。身体と心が分離しているような感じが続いているのであれば、心の病気の兆候かもしれません。

なるべく多く休養をとりましょう。つらさ、しんどさを取り除くためにオススメなのが、浄化効力の高い酒風呂。ぬるま湯に純米の日本酒(多くても5合)を入れてから入ります。身体がしっかり温まるので、身体も心も芯から癒やされるでしょう。

 シャワー派の人は、リンパマッサージやツボ押しなどをして血行を促してあげると身体の疲れがとれやすくなります。疲労の蓄積は、心にも影響します。毎日のお風呂で疲労を回復し、健やかな身体と心を手に入れましょう。


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( 2017/12/26 00:53 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

やる気が出ない・スランプ状態……無気力と心の病気 

誰にでも無気力になることはあるものです。たとえば睡眠時間が全然足りず、ひどく疲れているようなときは、新しいことを始めるバイタリティーはわかないでしょう。しかし、そんなときはしっかりと眠れば、元の状態に戻れるもの。

 でも、理由もなくスランプ状態が続いたり、眠っても疲れがとれない場合、心の健康に赤信号が点っている可能性があります。

■心の病気とは気付かれにくい無気力状態

 やる気が低下して、いわゆる「スランプ状態」になってしまうと、日常生活にさまざまな支障が現れやすくなります。

たとえば、やるべきことへのモチベーションを維持できなくなり、一日中テレビのスイッチを入れたまま、ソファでぼんやりと無為な時間を過ごしてしまうこともあるかも知れません。そんなときは、以下のような状態になっている可能性があります。

・情動の表出がかなり制限されている
・喜怒哀楽に乏しくなっている
・物事に目的意識を持ちにくい
・物事に興味を持ちにくい
・話をしても、内容が表面的で深みが無い
・社会的欲求が低下している

 こうした状態が長引けば、日常生活に深刻な支障が生じる可能性もありますが、最初から心の病気を疑われることはあまりないかもしれません。

他人の目には「あの人は最近、覇気に欠けている」「話をしても全然おもしろくない」などとネガティブな印象を与えてしまいがちですが、こうした症状が心の病気に関連する可能性には、なかなか気付いてもらえないものです。

■うつ病、統合失調症……無気力状態は心の病気の症状の一つ

 もっとも、こうした不調が一時的なものであれば、心の病気だと問題視する必要ありません。しかしスランプ状態が数週間も持続している場合は、うつ病や統合失調症など、心の病気の危険信号だと考えてください。

 まず、うつ病ですが、その名の通り、気持ちの落ち込みが特徴的です。抑うつ症状として、意欲の低下、物事への興味の減退といった精神エネルギーの低下が起こります。

 一方、統合失調症は妄想や幻覚といった症状が特徴的ですが、意欲の低下、喜怒哀楽に乏しくなるといった症状も少なくありません。たとえば、上記に挙げた6つの症状は統合失調症では陰性症状(欠陥症状)と呼ばれます。

陰性(あるいは欠陥)とは、本来、その人に見られていた情動の表出や喜怒哀楽などが欠落していることを指す語です。反対に、本来、その人に元々なかった幻覚や妄想は病気になったために出現したという観点から、陽性症状と呼ばれます。

 そのほか、バイタリティの低下に関連する心の病気として、人と関わり合う状況を極端に恐れる「対人恐怖症」などもあります。

■無気力状態が長引く場合は精神科受診を

 もしも、バイタリティの低下の原因が心の病気ならば、できるだけ早期に精神科(神経科)を受診したいところです。とはいえ、不調が日常的レベルのものなのか、それとも、心の病気のレベルに達しているのか、その境界は少なからず曖昧なもの。

一般に、違いの目安は症状の持続期間、症状のレベル、そして日常生活に生じている支障の程度によります。症状の持続期間が2週間以上、そして、なにかしら日常生活上で支障が現れているようであれば、精神科を受診することをおすすめします。

 なお、本人が無気力状態になっていても、周囲の目には病的なものだと認識されにくいものです。

たとえば、家族が自室に引きこもるようになっていたり、学校の成績が急低下するといった異変があれば、場合によっては心の病気の可能性もあることを、ぜひご留意ください。


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( 2017/12/25 01:40 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

「嫌われ恐怖症」の改善策 

恐怖症の心理的仕組みを理解する

人間は、もともと「人に好かれたい」「愛されたい」という欲求を持っています。しかし、好かれたい、愛されたいとの思いが強く、人に嫌われることを極度に恐れるあまり、生きづらく感じてしまう人が増えているそうです。

そうした人々を「嫌われ恐怖症」と呼ぶようですが、では、どうすれば嫌われ恐怖症を改善することができるのでしょうか。

人に嫌われるのが怖いという人は、嫌われる怖さにばかり焦点を当ててしまいます。ですが、同時に人を嫌っているということも知る必要があります。

自分が人を嫌っているとの自覚はなかなか持てませんが、よくよく心の奥を見ていけばわかるはずです。この自覚がなければ、恐怖症の症状に翻弄されてしまいます。

そこで、改善策の一つ目は、「自分が人を嫌うから、人から嫌われていると感じて、嫌われないようにしている」という心理的仕組みを知ることにあります。

次に、嫌われ恐怖症の多くは、子どものころに「嫌われたと思った」という記憶を持っています。その相手は、ほとんどが親です。

もっとも、この記憶は勘違いによる誤解も含まれ、実際、親に嫌われているわけではないにも関わらず、子どものころの自分がそう思い込んでしまったということです。子どもは親に「好かれたい、愛されたい」と考えています。

しかし、子ども心に「自分が親に好かれていない」「愛されていない」と感じる場面に遭遇した際、「嫌われた」という思い込みをつくってしまいます。

親の気持ちなど計れるはずもなく、その思い込みは成長しても残り続けます。やがて、親以外の相手からも嫌われた記憶を積み重ねていくうち、「私は嫌われている」と感じて苦しくなります。同時に、自分の心を守るために「嫌われないようにしなくてはならない」と思い込み、極度の恐怖症に発展していきます。

「嫌われた」記憶が、成長に役立ったという側面も否定できない

感情が絡んでいるため、思い込みは強固で、意識を変えていくのは難しいと思われますが、もし、少しでも改善に役立つ方法として試すならば、そのトラウマ的記憶のメリットを考えてみることです。子

ども心に自分が人から嫌われたと感じた人は、その後、人間関係に気を遣うようになったかもしれません。また、人に頼らないしっかり者になったかもしれません。その上で、今が存在します。

ですから、「嫌われたと思った」記憶が、人間的な成長に役立ったという側面も否定できません。大人と呼べる年齢になってまで、過去の記憶にとらわれる必要はないのです。これからは、嫌われ恐怖症を改善する決断をし、次の心の成長に向かう段階にきています。

上記のように、改善策の二つ目は、メリットに注目することで、トラウマ的記憶を手放すことです。また、「嫌われ恐怖症を改善する」と固く決断し、勇気を持って未来に一歩を踏み出す覚悟をするということも重要な要素です。

「嫌われ恐怖症」に対して無策でいることは、その場で足踏みをしているようなものです。小さくてもいいので、勇気を持って新たな一歩を踏み出しましょう。


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( 2017/12/25 01:39 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

あなたは心の病気の病名に、どんなイメージがありますか? 

心の病気の病名は「うつ病」や「不安障害」といったように、その病名から症状をある程度イメージできる場合も少なくありませんが、「○○障害」と聞くと、その病名自体から何か深刻なイメージを抱いてしまう場合もあるかもしれません。

 心の病気に対する病名はどのように理解しておくとよいのか、その特徴も含めて基本的な知識を詳しく解説します。

■心の病気は基本的には身体的な病気と同じもの

 気持ちが全く冴えず、目先の作業に集中力が続かない場合、ストレスで心身が疲れきっているなどの何らかの理由が思い当たるでしょう。

しかし、身体の問題として、脳内神経伝達物質のセロトニンの機能に問題が生じ、脳内環境が悪化している可能性を意識することはあまりないでしょう。心の不調は身体的な不調とは違うという人は多いかと思います。

 こうした心の不調時、周りの人は本人に対して「気合いが足りていないのではないか」とネガティブにとらえてしまう可能性もありますが、実は、心の不調が日常で対処できるレベルを超えてしまうと、いくら気合いを入れて頑張りたくてもできません。

病的になってしまった脳の機能を正常化させるためには、精神論ではなく、その他の身体的な疾患と同じように薬物療法などの治療が必要になってくるのです。

■心の病気は症状によって診断されます

 「気持ちが冴えない」、あるいはその反対で「気持ちが高揚している」。また「不安感が強い」「何らかの幻覚がある」「アルコールなどの欲求をコントロールしにくい」……など、精神症状は多様です。

 こうした精神症状は古来より知られており、紀元前のギリシアで医聖といわれたヒポクラテスの時代から、こうした症状を表わす語として、「マニア(mania:そう状態)」「ヒステリア(hysteria:ヒステリー)」があります。

精神症状の原因が脳内環境の問題などとして科学的に理解できるようになったのは、実は20世紀に入ってからで、心の病気が発症する詳細なメカニズムについてはまだまだ不明な部分が多いものです。

 そのため、心の病気は基本的には、現われている症状を分析することによって診断されます。

現在世界的な精神疾患の分類基準となっている、アメリカ精神医学学会の「精神障害の診断と統計マニュアル」は改訂を重ね、2013年に第5版(DSM-5)が出ました。

DSMにおいては個々の精神疾患に対して診断をする際、必ず見られるべき症状のリストが明記されています。たとえばうつ病の診断に必要な症状としては、「体重の変化」「睡眠の変化」などに関する内容もリストに挙げられています。

■病名は医学用語! 日常用語のイメージからは切り離してみて

 心の病気の病名は基本的に、国際分類である英語の病名を日本語に翻訳したものです。たとえば、「eating disorder」の場合、「eating」は「摂食」、「disorder」は「障害」なので、「摂食障害」となります。もしかすると「障害」という言葉に何か重い響きを感じてしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 ここでぜひご注意していただきたいのは、上記の通り、病名は基本的に英語の病名を日本語に翻訳した医学用語であるということです。

ですから、心の病気の病名でよく見られる「障害」は、日常で使う際のイメージとは異なります。単に英語の「disorder」に対応する語であると認識するのがよいかもしれません。

 ちなみに、DSMが第5版になったことに伴い、日本語の病名も一部変更されることになりました。たとえば、「パニック障害」は「パニック症」になります。

これは「disorder」に対応する語が「障害」から「症」になるということですが、こうした変更によって日常的な用法から来る、混乱や誤解はかなり減じるのではないでしょうか。

■心の病気の認識は時代と共に進化していくもの

 心の病気の原因は先に述べましたように、まだ明確にはわかっていません。しかし最近の医学の進歩はめざましいものがあります。人の遺伝子の解析もどんどん進み、統合失調症の発症に関連する遺伝子が判明した、といったニュースも出てきています。

 現時点では統合失調症は、幻聴や妄想など、統合失調症に特徴的な精神症状の有無を分析することで診断されます。そのため、そうした症状がほぼ同じ2人の場合、発症メカニズムが異なっていたとしても、共に統合失調症と診断されることになります。

 しかし医学の進歩により、10年後、あるいは20年後には統合失調症の発症メカニズムは完全に解明されている可能性もあるのではないでしょうか。

現時点では統合失調症と診断される病態に、もしも発症メカニズムが大きく異なる場合があれば、それぞれ別々の病名になる可能性もあるでしょう。心の病気に対する理解や認識はこれからも大きく進化していく可能性があることは、ぜひ知っていただきたいと思います。


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( 2017/12/25 01:33 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

心霊現象が訴える「心の病気」の可能性 

「蒸し暑い夏の夜は、怖い話で盛り上がりたい」という怪談好きの人は、時代や年代を問わずいるようです。上手な語り手にかかれば、恐怖や興奮でスリリングなひとときを楽しめるかもしれません。

 心霊現象が純粋に超常現象として存在するのかどうかはわかりません。幽霊やお化けは、一般的に非科学的な現象として扱われています。

場や人をわきまえずに、「幽霊が出た」と取り乱してしまったら、怪訝な顔をされてしまうかもしれません。幻聴や幻覚など、場合によっては、その人自身のきちんとした治療が望ましい場合もあるでしょう。

 ここでは、ひと夏の怖い体験ではすまない、心霊現象に関連する心の病気について解説します。

■心霊現象の大部分は、ただの錯覚?

 たとえば子どものころ、窓の外で何かが動いたのを見て、「お化けが出た」と騒いでしまったことはありませんか? 「そんなのは怖くもなんともない。

オヤジが怒ったときが一番怖かった」と茶化せる人は、心霊現象には無縁かもしれませんが、風に吹かれた木の枝や見慣れない鳥、吹き上げられたゴミなどを、子どもが幽霊と勘違いして怖がることは珍しいことではないでしょう。

 大人が訴える心霊現象も、実際はこうした錯覚の延長であることが大部分ではないかと思います。錯覚とは、視覚、聴覚、嗅覚など、体の知覚器官が受けた何らかの刺激を、脳が別のものと勘違いして認識しまう現象です。

 空腹時に人の頭がスイカなどの食べ物に見えたとしたら、それは錯覚かもしれません。ただ、落ち着けばすぐに正しい認識ができる「錯覚」ではなく、もう少し重度な「幻覚」となると、脳内環境に深刻な問題が生じている可能性が出てきます。

■幽霊が見えた? 心霊現象にも似た幻覚症状

 幻覚は錯覚よりも深刻な精神症状です。幻覚には見えないはずのものが見える「幻視」、聞こえないはずのない声が聞こえてくる「幻聴」などがあります。もしも、お盆の夜に数年前に亡くなった故人が現われたら……? まさしく故人の霊が現われたことになり、心霊現象として語られるでしょう。

 しかし、こうした心霊現象も精神医学的な解釈は可能です。脳内環境、特に脳内神経伝達物質のドーパミンの働きに問題が生じたために、知覚に異常が生じ幻を見てしまうわけです。

 幻覚は心の病気の代表的症状。統合失調症などでよく見られますが、脳内に腫瘍などの器質的病変がある場合にも生じます。日常的にも寝入りばなのように、覚醒レベルが低下しているときには何かの声が聞こえてくることがあります。

■霊にとりつかれた……心霊現象にも似た解離性障害

 憑依現象はホラー映画などでもよく描かれます。かわいらしい少女が急に不気味な表情になり、恐ろしい言葉を口走るようになったら……。「悪霊がとりついた」と表現されるいわゆる憑依現象は、精神医学的には「解離性障害」の範疇に入ります。

 解離性障害の「解離」とは、日常的にも軽度なものが見られます。たとえば、ボーッとしているときに背中を誰かにたたかれて、ハッと我にかえるような状態は誰にでもあるでしょう。このボーッとしている状態が解離です。解離の程度が大きくなると、病的な症状が出現するようになります。記憶のない時間が現われたり、俗にいう多重人格を発症することもあります。

 憑依現象も心が病的に解離した結果だと解釈できます。悪霊にとりつかれたような行動をとる問題については、「憑依という現象がある」という知識が深層心理に働きかけているためと考えられます。

 たとえば、「キツネつき」など動物の霊がつくと信じられている地域では、その文化的背景があるために実際に動物の霊がついてしまったような症状が出る人がいるのです。キツネつきを知らない人がキツネつきのような行動をとることは、精神医学的には考えにくいと思います。

 憑依現象はまれなことだと思いますが、万が一起きてしまった場合は、すぐに精神科(神経科)へご相談ください。





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( 2017/12/25 01:32 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

「マージャンをしている人の脳年齢は平均より3歳若い」その理由は? 

することがある。はたして自分の“体力年齢”はいかほどなのか? 参考までに文部科学省が毎年行っている体力・運動能力調査の結果を見てみよう(数値は男子25~29歳、30~34歳の平均から算出。2012年度)。

25~34歳の場合、「握力」は47.6kg、助走なしで前にとぶ「立ち幅とび」は2m19.6cm、腹筋運動に近い「上体起こし」は30秒間で26.3回だ。

また、膝を伸ばして床に座り、どれだけ上体を前に伸ばせるかを測る「長座体前屈」は42.9cm、いずれかの足が常に地面に着いているように急いで歩く「急歩」(1500m)は11分33秒。

20m間隔で平行に引かれたラインを往復し、定められた時間内に2回続けて失敗するまでの折り返しを数える「20mシャトルラン」は61.7回、「反復横跳び」は20秒間で51.41点(それぞれのラインを通過するごとに1点)である。

これらは自宅で計測が可能なものもあるが、特別な器具を必要とするものもある。

そんな場合はスポーツジムでカラダについて計測する方法がオススメだ。たとえばティップネスが行っているFMS(ファンクショナル・ムーヴメント・スクリーン)。

これは姿勢や基本的な動作から「体をどれだけ効率よく機能的に動かせているか」がわかるシステム。姿勢や動作評価が点数化される。

33歳の筆者の場合、姿勢は右肩下がりで猫背とバランス悪し。機能性という面でも足裏が固く、30代前半としては少し悪いという結果に…。

「一般的な20代後半から30代の方で目立つのは肩、足裏、股関節が固いケースですね」(東京体育館ティップネス・金秋達哉さん)

これらはストレッチだけでもある程度、改善可能とのこと。自分のカラダ年齢を知りたい人は訪れてみては?


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( 2017/12/25 01:31 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

名前なんだっけ…脳の衰えを感じたら食べたい「スーパーフード」5つ 

「頭がボーっとして、考えがまとまらない」「語学を習っているのに、なかなか頭に入ってこない」なんてこと、最近よくありませんか? 暑くなると、頭までシャキッとしなくなりがちですが、あながち暑さのせいだけではないかもしれませんよ!

年齢を重ねるとともに、人間のさまざまな体の機能が衰えてきますが、脳の働きもそのひとつ。人の名前が思い出せなかったり、とっさに使いたい言葉が出てこなかったりすることもありますよんね。

小中学生のころのようなシャープな頭脳は戻ってこないかもしれませんが、だからといって下り坂のままにしておくことはありません! アメリカの料理専門ケーブル『Food Network』のウェブサイトに掲載された記事を参考に、“脳の働きを改善する食べ物”を5つご紹介しましょう。

■1:葉野菜

食事の際にサラダを食べるのは、脳の働きを保つのにいいチョイスといえます。研究によると、レタス、ほうれん草、ケールなどの葉野菜を多く摂った人は、摂らなかった人より脳年齢が約5歳若いそうです。

サラダだけでなく、さまざまな料理に葉野菜を加えるように工夫してみましょう。カロリーも低く、ダイエットにもなり一石二鳥です。

■2:卵

さまざまな栄養素がギュッと詰まった食べ物が卵。記憶力を助ける栄養素コリンや、筋肉を作るタンパク質、視力にいいルテインなどがたっぷりのスーパーフードだそうです。

卵料理なら美味しく安価で簡単にできて、使えるレシピもいろいろありそうですよね。

■3:鮭

和食の定番である鮭。オメガ3脂肪酸をたっぷり含有する鮭は、脳の発達や機能を改善し、炎症を防ぐと、いいことずくめ。積極的に食生活に取り入れたい食材のひとつです。

■4:ベリー類

ストロベリーやブルーベリー、ラズベリーなどのベリー類は、記憶力を改善するのに効果的な食品だそうです。朝のスムージーや食後にデザートとして、日常的に活用させたいフルーツですね!

■5:ブロッコリー

ブロッコリーに代表されるアブラナ科の野菜は、脳の機能を健康に保つ働きを持つそうです。葉野菜とともにサラダにしたり、野菜炒めに入れるなどして、毎日のレシピにもっと取り入れてみましょう。

以上、頭をシャープにし、脳の働きを改善する食べ物をご紹介しましたが、いかがでしょうか? どれも美味しく安価で、気軽にレシピに取り入れられるものばかりです。

食べ物だけでなく、“精神的な若さ”を保つには、常に新しいことにチャレンジする好奇心や探究心も必要です。

「もう年だから……」とあきらめていないで、今日から早速これらの食品をレシピに取り入れたり、エクササイズをする、旅行に行く、新しいことにチャレンジするなどの方法で、いつまでもイキイキとした脳と心を保ちましょう!



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( 2017/12/25 01:30 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

汚部屋の住人は“心の病”予備軍 

カビを放置した水回り、ホコリの積もった床、臭う万年床……「男の一人暮らしなんてこんなもの、部屋が汚いくらいで死にやしない」と思うなかれ。カビ毒には致死率50%、発ガン性などの危険なものがあるという。命あるうちにぜひ掃除を!

◆汚部屋の住人は“心の病”予備軍

 これまで汚部屋が引き起こす病気のリスクについて見てきた(http://nikkan-spa.jp/651309)。しかしゴミやホコリの下に潜んでいるのは、カビや菌だけではない。“心の病”の兆候すら、そこに現れているかもしれないのだ。

 ハーバード大学の大学院に留学中の男性と付き合っていたエリさん(仮名・26歳)は、彼が一時帰国した際に借りていた部屋に泊まったとき、その汚さに衝撃を受けた。

「滞在して2週間くらいしかたっていないはずなのに、床にはゴミが詰まったゴミ袋や脱ぎ散らかした洋服、食べカスなどが散乱していてまさにカオス! 

そんな不潔な部屋でも、付き合って日が浅かったこともあり、気を使って『汚い!』と言えず、向こうがヤル気満々だったので、仕方なく……。すごく惨めな気持ちになって、2日後には別れを切り出しました」

 しかし、相手はストーカーに豹変したという。幸いにも、留学中でアメリカに戻らなければならない状況によって、長期化は免れた。

 また、元カレと10年ぶりに再会したユミさん(仮名・36歳)も、汚部屋に潜む心の問題に直面した。

「再会して初めて行った彼のワンルームは、吐き気がしそうなほどヤニ臭く、ホコリやゴミで座るスペースもありませんでした。トイレも浴槽もキッチンもカビだらけ。なぜこんな部屋に女性を呼べるのか、まったく理解できない。

やんわりと『大家から損害賠償を請求されたらどうするの?』と聞いても、『ヤツらはどうせ敷金以上は取れんのだよ』とか、『汚れているくらいが体に良い。耐性がつくからな』などと上から目線な屁理屈ばかり。そのくせ最近は仕事もなく、パチンコでしのいでいたようです。

四六時中、爪を噛んでばかりいる癖も以前よりひどくなっていて落ち着かない。もはや一緒にいても不愉快になるだけだったので、よりを戻すことはありませんでした」

◆汚部屋の住人は、いつしか器の小さな人間に成り下がる

 やはり、部屋の荒れ具合は、住人の心の闇を映し出しているのだろうか? 精神科医の春日武彦氏が語る。

「汚部屋からは、単に『汚い』というだけでなく、ある種のヤバさも感じさせます。それは過剰な汚さが、“的外れな肯定”に繋がっているからです」

 実は汚部屋の住人たちは、部屋が“汚い”ことを自覚している。

「でも、それを恥じたり、本当の自己嫌悪に陥ったりはしない。ある人はこれでいいと現実を無視している。別な人はこれも個性と合理化している。さらに別な人は笑って済ませられる程度のことと思い込んでいる。

そんなわけで、汚部屋の住人たちは、誰が見ても汚い部屋にもかかわらず、甘えと居直りを土台として、現状を肯定しているのです」(春日氏)

 つまり、部屋の様子と精神のあり様は相関しているのだ。従って、汚部屋に違和感を覚えない人は、心の病の予備軍の可能性が高い。

「とはいえ、汚部屋の住人たちは自己肯定が強いから、普段は案外そつなく人生をこなしているかもしれません。でも何かのきっかけでストーカー行為のように周囲をドン引かせることをしたり、志を持とうとしても限界を生じたりしてしまいます。

結局、甘えと居直りが精神の根底にあるので、汚部屋に馴染んでしまった人は、いつしか器の小さな人間に成り果ててしまうのです」(同)

【春日武彦氏】
精神科医。’51年、京都府生まれ。都立松沢病院部長、都立墨東病院精神科部長などを経て、現在も臨床に携わる。近著に『待つ力』(扶桑社刊)


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( 2017/12/25 01:29 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

医師に聞いた 脳を活性化する「Nバック」とは 

老化に負けない体づくりは、誰もが取り組みたい課題。今年40歳を迎えた記者が、専門家に話を聞いた。

* * *
まず会ったのは、諏訪東京理科大学共通教育センターの篠原菊紀教授。脳科学の専門家だ。

「脳の海馬では毎日新しくニューロン(脳の神経細胞)が作られますが、加齢に伴いその数は少なくなります。ニューロンの働きそのものも悪くなり、情報の伝達にずれが生じて学習や記憶の能力にも影響を与えます。

ただ、脳の機能は誰でも一様に落ちていくのではなく、よく使っていれば落ちにくいのです」

 思わず、「私は記者という仕事柄、脳を使っているので大丈夫ですね?」と口を挟むと、「仕事がルーティン化してれば脳の活性化には至りませんよ」とバッサリ。

「長期的に続けないと効果が出にくい」と渋る篠原教授に「何とか1週間でOKなものを」と迫って教えてもらったのが、「Nバック」だ。

「ノートの端に適当な数字を書きます。NはナンバーのN。1ページずつめくって、前の数字を覚えているかチェックします。1ページバックから始めて、2バック、3バックとレベルを上げて。1日15分が目安です」

 脳の機能維持には、「年だからと否定的な気持ちにならない」「社会に参加する」「文章を読み要約する」「複数のことを同時進行する」「ステップアップシステムがある習い事をする」なども大切。規則正しい食生活も忘れてはいけない。

「生活習慣病のリスクが高い生活を送っていると、脳の機能も低下することが明らかになっています。また、大量飲酒は脳室や前頭葉の萎縮につながり、記憶力を低下させます。お酒はワインを1日1杯程度に」


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( 2017/12/25 01:27 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

実はよくわかってない…心の病気の原因とメカニズム 


心の病気には分かっているようでちゃんと分かっていない部分があります。

何か辛い事が起きたときに心が落ち込むのは当然ですが、それならば気分が大きく落ち込む「うつ病」は、非常に辛い事が引き金になったかというと、そうとも限りません。うつ病に限らず心の病気の原因には、これだと言えるほど単一の要因がないのです。また、体の病気の場合は、誰に対しても大体同じ原因で起こります。

例えばインフルエンザなら、体内にインフルエンザウイルスが侵入して増殖し、組織や臓器を攻撃し始めるという共通の原因とメカニズムが分かっています。これに対して心の病気は、それぞれの人の体質的な要因、心理的要因、社会・環境的要因が複合的に関与して生じます。

少し複雑な心の病気の原因と、発生プロセスについて、以下で解説します。
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◆心の病気の原因は複合的!

心の病気は本人の体質的な要因、心理的要因、社会・環境的要因が複合的に寄与して生じます。 体質的な要因とは本人の生まれつき、つまり、遺伝子レベルで決まる病気への親和性です。うつ病、統合失調症など多くの心の病気では脳内の神経伝達物質の働きに問題が生じている事がわかっています。

神経伝達物質の働きを決める要素として、神経伝達物質を分解する酵素、神経伝達物質が結合する受容体の構造などは遺伝子レベルで決まるので本人の生まれつきの要素は心の病気の大きな原因の一つになります。

しかし、心の病気になるかどうかは生まれつきだけでは決まりません。全く同じ遺伝子を持つ双子において、その一人に心の病気が生じても、もう一人は同じ病気に必ずしもなる訳でない事が分かっています。

以下のような心理的要因、社会・環境的要因も重要です。

・親の死別など、小児期の辛い体験
・劣等感や現実対処能力を低下させるような思考パターンの形成
・心理的サポートの得にくい生活環境
・転職、転居など生活環境の変化
・職場の人間関係などストレスの多い生活環境

◆心の病気に関係する脳内神経伝達物質、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン……

神経伝達物質とは神経細胞から次の神経細胞へ情報をリレーする物質です。後ろの神経細胞は前の神経細胞から神経伝達物質を受け取る事によって、さまざまな情報が伝えられます。脳内神経伝達物質にはセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどがあり、それぞれ幅広い生理機能を担っています。心の病気の詳細なメカニズムは不明とは言え、多くの心の病気では脳内神経伝達物質の働きに問題が生じている事が分かっています。

例えば、気分が大きく落ち込んでしまい、日常生活に多大な支障が生じる「うつ病」の時は、セロトニンの働きに問題が生じ、また、幻覚や妄想など現実と非現実の境界がぼやけてしまう症状が特徴的な「統合失調症」ではドーパミンの働きに問題が生じている事が分かっています。



結局、心の病気は体質的にある程度なりやすい人が上記の心理的、社会・環境的要因によって、脳内神経伝達物質の働きが乱れやすい状態になっていて、必ずしも重大なストレスとは限らないのですが、何らかのストレスがきっかけとなって発生すると大まかに理解する事ができます。



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( 2017/12/16 20:05 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

親の「心の病気」は子に遺伝するのか? 

「子は親の鏡」という言葉があります。実際、子どもは小さい頃はそれほど自分に似てないような気がしても、成長するにつれ、いつの間に自分そっくりになっていたりします。また、自分が子供だった頃の写真を見返して、今の自分の子供とそっくりのものを見つけて驚かれることもあるでしょう。

ではなぜ、子供は親に似ているのかと問えば、それは、両親の遺伝子を子供が受け継いでいるから。子供の遺伝子(DNA)の半分は母親から、残りの半分は父親から受け継ぎます。遺伝子は体の設計図。その遺伝情報によっては、時に何らかの病気の原因になる可能性もあります。遺伝的要因は心の病気でも、重要な発症要因のひとつです。ここでは、心の病気の遺伝的側面を詳しく解説いたします。
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◆遺伝情報が近いほど、引き継ぐ可能性が高くなる遺伝的要因

心の病気は、一般に生物学的、社会環境的、そして心理的要因などの複数の要因が、ネガティブな方向に相互作用した結果として発症します。遺伝的要因は生物学的要因として最重要。心の病気は中枢神経系の何らかの不調を反映したものです。遺伝子は人体の設計図であり、中枢神経系の構造も遺伝子に記された遺伝情報に基づいています。

もしも、遺伝子の一部に通常とは異なる何らかの変異があれば、それはその人の個性と見ることもできますが、場合によっては、心の病気の発症と関連深いものもあります。例えば、脳内神経伝達物質の機能に何らかの支障を及ぼす可能性がある変異ならば、心の病気のリスクを高める要素になります。実際に、心の病気は一般に、家族の誰かが発症した場合、その人の親族、言い換えれば、その人に遺伝情報が近い人ほど、同じ心の病気のリスクが高くなる傾向があります。
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◆親の統合失調症が子に遺伝する確率は何%?

例として、統合失調症など、発症率が1%前後の心の病気の遺伝的リスクを考えてみましょう。仮に、ある男性が20代後半で、統合失調症を発症したとして、その男性に何らかの遺伝的リスクがあったとします。ここで、ご留意いただきたいことは、心の病気は脳内に生じている不調のメカニズムに対して診断されているわけでなく、基本的には精神症状を分析することで診断されるということです。したがって、脳内に生じている不調のメカニズム自体は別々でも、現われている精神症状が、その病気と診断できるものであれば、その病気であると診断されます。

そこで、ここでは仮に、その男性の遺伝的要因が、それがもたらす脳内の不調のため、発症リスクが通常より10倍高まると仮定しましょう。通常の発症率は1%ですので、それが10倍になれば、発症率は10%です。次に、その男性に、親兄弟、従妹などを含めて、血縁者が20名いたとします。通常ならば、この20名のなかで、その病気を発症する人はいないでしょうが、仮に、この20名がみな、その男性の遺伝的要因を持っていたとすれば、その20名の中で、この男性と同じ病気を発症する人は20名の1割なので、2名程度と考えられます。

◆具体例として……統合失調症とアルツハイマー型認知症

心の病気は一般に、何らかの遺伝的要因があるものです。具体例として、統合失調症とアルツハイマー型認知症の遺伝的要因について解説しましょう。 統合失調症の発症率は人口の約1%ですが、場合によっては、ある患者さんの近親者の間で、発症率がかなり高くなっている場合があります。そうした場合、一般に、その近親者の遺伝子情報を分析することで、その近親者の遺伝的リスクがわかる可能性もあります。

統合失調症では幻聴は代表的な症状のひとつですが、幻聴は、聴覚を刺激する音が、実際の音なのか否かを区別しにくくなった結果だと考えられます。それに関連する遺伝子に何らかの変異があることが、統合失調症の発症率が通常より高い血縁者のグループで、遺伝子を解析した結果、わかったという研究報告もあります。

次に、アルツハイマー型認知症の遺伝的要因について述べます。人は年輪を重ねるにつれ、20代の頃と比べると知的活動が徐々に相対的に低下していくものですが、アルツハイマー型認知症では、その特徴的な脳内の病理学的病変のために、認知能力が病的に低下します。アルツハイマー型認知症では、その1割近くに、はっきりと遺伝的要因が認められています。関連する遺伝子もわかっています。例えば、ある染色体に起きたある変異は、50代での発症に関わり、また、ある変異は60歳前後での発症に関わるといった具合に、遺伝子の解明が進んでいます。

ここで、ぜひご留意していただきたいことは、遺伝的要因は心の病気の数ある要因のひとつということです。全く同じ遺伝子を持つ一卵性双生児の場合でも、一方が心の病気を発症したからといって、もう一人も必ず同じ病気を発症するとは限りません。例えば、統合失調症の場合、一卵性双生児のリスクは約5割で、通常の50倍です。しかし、発症しない確率も5割あります。実際に発症するかどうかは、環境的、心理的要因など、他の要因によって決まると見ることもできます。

◆リスクが高い場合は、認識することが予防の第一歩!

ちょっと大げさな表現ですが、心の病気という敵に勝つには、まず己を知ることが肝要! もしも近親者に心の病気を発症した人が多く、遺伝的要因がある可能性が考えられる場合、それをしっかり認識しておきたいところです。 例えば仮に、自分の母親にうつ病の既往があったとします。何らかの心理的なショックがきっかけだとはっきりしている場合でも、通常は、遺伝的、社会環境的要因なども、発症に寄与しているもの。自分にも、うつ病の遺伝的要因がある可能性自体は認識しておきたいところです。

もっとも遺伝的要因を取り除くべく、自分の遺伝子を変えることなどできませんので、他の対処できる要因に関して、普段からしっかり意識して対処したいものです。例えば、うつ病のきっかけになりやすいストレスに対しては、自分がこれまで試してきたストレス対策法に、工夫できる面があるかもしれません。さらに、何らかの人生の逆境時に、心の支えとなるような人間関係が作れれば理想的です。

また、アルツハイマー型認知症における、欧米での修道院の尼僧に対する調査結果では、アルツハイマー型認知症で必ず見られる病理学的所見があった場合でも、必ずしもアルツハイマー型認知症を発症するとは限らないものの、脳梗塞など脳血管障害の既往があると、認知症の発症が顕著に高くなるということがわかっています。また、20代の頃、作文能力の高かった尼僧は、アルツハイマー型認知症の発症率が低いことも報告されています。俗にいう、「頭を普段から使うことが認知症の予防になる」ことを裏付けているようです。

これを私たちが暮らす現代社会に適用すれば、普段、メールでコミュニケーションを取る際、文体のしっかりした、いわゆる国語力の高いメッセージを送っている20代の女性と、絵文字に単語が少し混じっただけの、国語力がちょっと疑問に思われそうな同年代の女性とでは、40年後のアルツハイマー型認知症のリスクに違いが出る……ということもありえるかもしれません(40年後には、アルツハイマー型認知症の画期的な治療薬が存在している可能性にも期待したいところですが……)。

いずれにしても、まずは自分自身が持っている可能性がある遺伝的要因を把握したうえで、できるところから対策をしていくことが大切です。



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( 2017/12/12 16:11 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

不安がコントロールできない…もしかして心の病気かも 

不安が手に負えない時は不安障害の可能性があります。もしも、不安感がどこからともかく湧き上がってきたらどうでしょう? 不安は何が起こるか予測出来ない時、起きやすいと思います。例えば、試験の前、人に初めて会う時、何か失敗した時、上司の顔を見た時?といったように、いろいろな状況がありますが、不安は心の病気の基本的な症状でもあります。今回は病的な不安とはどのようなものか、お話ししたいと思います。
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◆不安になると現れる症状

不安を覚えると、不快な気持ちがするばかりか、体の生理的機能も変化します。脳内の視床下部、下垂体、副腎が連鎖的に活性化され、血中のアドレナリン濃度が高まり、以下のような症状が現れてきます。

・動悸がする
・呼吸が速くなる
・血圧が上がる
・胃がムカムカする
・トイレが近くなる
・落ち着かない
・筋肉のけいれん
・頭痛

しかし、不安には大切な役目もあります。危険な状況が迫っているのを、不安感という形で本人に知らせることによって、危険を未然に回避するのです。例えば、夜遅くまで、仕事がなかなか片付かない時、ちょっと不安を感じませんか? 早く仕事を切り上げなくてはと、ペースを上げるきっかけになる事もあるでしょう。でも、別に不安も感じずにマイペースでしてしまった場合、終電に間に合わなかった……ということにもなってしまいますよね。このように、不安は日常的なものです。しかし不安が病的になると、不安を感じるべき時でなくても不安を覚えてしまいます。
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◆病的な不安の症状

不安が病的になると、不安をコントロールするのが困難になり、今まで通りの生活が難しくなります。不安に対して心身が強く反応したり、不安を回避する為に非合理的な行動をしたりといった、以下のような症状が現れて来ます。

・勉強の能率が落ちたり、仕事が手につかない
・心が落ち着かず、追い込まれたような気分になる
・感情が爆発しやすくなる
・突然、息苦しくなり心臓がドキドキしたりと、パニックの発作が起きる
・戸締り確認や手洗いをし続けてしまうといった強迫的な行為をしてしまう
・ある種の状況や、モノや人が怖く、避けてしまう
・睡眠障害が起こる

病的な不安は心の病気の大きな分類では不安障害と呼ばれます。不安障害には全般性不安障害、パニック障害、強迫性神経症、恐怖症、外傷後ストレス障害(PTSD)、急性ストレス障害といった心の病気があり、不安障害はうつ病などの気分障害と並んで、最もよく見られる心の病気です。もしも不安が手に負えないようなら、その不安は病的な可能性もあるので、精神科(神経科)で相談してみるのが良いと思います。


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( 2017/12/07 14:03 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

あんなに優しかったのに…怒りを抑えられない高齢者の心の闇 

■不満を抱えたお年寄りをよく見かけませんか?

町に出ると、イライラしたお年寄りが店員を叱り飛ばしたり、マナーの悪い人を怒鳴ったりする様子を見かけます。反対に、「私なんてもう、何の役に立たないから・・・・・・」などと、愚痴めいたことを口にするお年寄りもよく見かけます。

怒りっぽい人は、何かの刺激を受けると冷静さを失い、感情をぶつけずにはいられないような心境に見えますし、愚痴っぽい人は、何度励ましても言葉が心に浸透せず、不満のベールに覆われているように見えます。

こうしたお年寄りも、以前は冷静で大らかな人だったり、ほがらかで明るい人だったのかもしれません。それなのに、老年期になると怒りっぽくなったり、愚痴っぽくなったりするのは、どうしてなのでしょう?

■「喪失体験」にたびたび遭遇する老年期
老年期はさまざまな「喪失」を体験する年代だと言われます。

たとえば、体力が落ちて若いころのように動けなくなったり、体のあちこちが老化して、病気がちになることは、「身体」の喪失体験です。子どもが巣立ち、パートナーや友人の死に向き合うことは、「人間関係」の喪失体験です。また、仕事を引退したり、子育てから卒業することは、「役割」の喪失体験です。

このように老年期に入ると、それまでは当たり前だったことを急にできなくなったり、失ったりします。次々にこうした喪失体験に向き合っていく老年期は、心が非常に不安定になりやすい年代なのです。

怒りっぽいお年寄りのように、怒りを外に向けて発散している人は、まだ心にエネルギーがある証拠。しかし、怒りは人を傷つけるため、やがては周りにいる人から距離を置かれてしまうでしょう。愚痴っぽいお年寄りも、共感できる相手と話して発散しているうちはいいのですが、愚痴の多い環境は人を陰鬱にさせるため、やがては人に疎んじられてしまうかもしれません。

そうして孤独になり、不満を溜め込むようになると心配です。そのままでいるとうつ病を発症し、生きていくことに希望を見出せなくなって、生きる気力を失っていく人も少なくありません。

■口ぐせから気づく老年期のうつ病のサイン
一般的なうつ病では、憂うつ症状が特徴的ですが、老年期のうつ病の場合、憂うつより、不安やあせりの症状が強く出ることが多いため、気づきにくいとも言われています。

たとえば、「年金でやっていけるかしら」と金銭的な不安をもらしたり、「これから私は、1人でどうしたらいいの?」とあせって子どもに何度も電話をしてくる様子をよく耳にしますが、何度も繰り返すようになったら、うつ病のサインかもしれません。

「また同じこと言ってる」「気のせいだよ」と受け流さず、しっかり話を聞いて様子を見ていき、同じ様子が続くようなら、一緒に精神科を受診して相談してみましょう。

また、老年期のうつ病には「最近、胸が苦しい」「胃の調子が悪い」といったように、体のあちこちの症状を訴える場合も多いと言われます。内科検査で異常がなくても体の症状を訴え続ける場合には、うつ病の傾向があるのかもしれません。

認知症の初期にもうつ症状が出ることは多く、早期に受診をして上のような症状がうつ病によるものなのか、認知症によるものなのかを診断してもらうことも大切になります。

■考え方、行動のとり方は十人十色
高齢者の抱えるストレスは、同じ体験をしていない世代には理解しにくく、その心情に気づきにくいものです。

喪失体験に直面した寂しさや不安に気づかず、他人への八つ当たりの形でぶつけたり、身近な人へのひがみや嫉妬の形で噴出させる人もいます。一方で、「他人に迷惑をかけたくない」という遠慮や、「いつまでも元気で明るい親でいたい」という希望(そうでないと失望される不安)から、本音を出せない人もいます。

さらに、ストレス解消の仕方も十人十色です。地域の人や友人と上手につながり、喪失体験を分かち合うことでストレスを軽くしている人もいますし、スポーツや趣味のサークルを探すなどして、外に向かって積極的にストレスを発散させている人もいます。その一方で、人づきあいが苦手な人、気持ちを打ち明けることが苦手な人、活動範囲を広げていくことが苦手な人も多いのです。

「もっと外に出たら?」「友だちをつくった方がいいよ」とアドバイスするのは簡単ですが、そのアドバイスを生かせる人ばかりではありません。それは高齢者ばかりでなく、どの年代でも同じだと思います。

■落ち着かない様子を感じたら話を「聴く」
大切なのは、アドバイスより先に、じっくりその人の思いを聞いてみることです。「最近、イライラしているな」「何か不安そうに見える」と感じたときには、まずは、その人の話を「聴く」ようにしましょう。

「イライラして見えるけど、話を聞かせてくれませんか?」「何か不安があるの? よかったら話してくれる?」 こうした言葉かけで、相手が安心して話せる雰囲気をつくってあげるといいと思います。

怒りや不安、あせりや憂うつは、その思いを誰かに受け止めてもらえるだけで、とても楽になるものです。「こうすればいいのに」「どうしてこう考えないんだろう?」という思いが浮かぶかもしれませんが、その思いはそっと脇に置き、最後までその人の気持ちを知りたいという気持ちで、話を聴いてみてください。

聞いてもらえただけでもすっきりし、解決が必要なくなることもありますし、たとえ、手に負えないような話でも、聞いた人だけが抱える問題ではなく、周りや社会に支援を求めることで、よりよく解決していけることもあります。

そして、話を聞いた後には、「よく話してくれましたね」「気持ちを聞けてよかった」と、話してくれたことへの労いと感謝の気持ちを伝え、「これから一緒に考えていきましょう」と伝えるといいでしょう。不安定な高齢者の気持ちを楽にするには、こうした「寄り添い」がなにより力になるのです。


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( 2017/09/13 18:52 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

生活が一気に快適に 鼻詰まりから抜け出す「4つの知識」 

鼻詰まりが続く、年中鼻水が出ている、といった人は、慢性副鼻腔炎かもしれない。

「急に症状が強く出る急性疾患に対しては『これはおかしい』と感じやすい。一方、症状が慢性的に続く慢性疾患は患者さんも慣れてしまい、治療が必要なタイミングを見逃しがちです」

 こう指摘するのは、「鼻のクリニック東京」の川野健二院長。川野院長自身、重いアレルギー性鼻炎を抱えていたが、治療で生活の快適度が一気に上がったという。

★薬では治らない慢性副鼻腔炎がある

 慢性副鼻腔炎は、大きく2つに分けられる。かつて蓄膿症と呼ばれていた風邪などの感染症をきっかけに発症する「従来型(慢性化膿性副鼻腔炎)」、そして白血球の一種である好酸球が原因不明で活性化し副鼻腔に集まって症状が出る「好酸球性副鼻腔炎」だ。

「好酸球性副鼻腔炎は完治が困難。薬だけでは効果が不十分で、内視鏡手術が必要です」

 従来型であれば、大半は薬で治る。ただし、こじれるケースもあり、その場合はやはり手術が必要となる。

★原因・程度によって治療は異なる

 従来型か、好酸球性副鼻腔炎か。または好酸球性副鼻腔炎が先にあり、二次的に従来型を合併しているのか。鼻詰まりで来院した患者の中にもさまざまなケースがあり、最初の診察での的確な見極めが重要だ。

「従来型はマクロライド系抗菌薬が有効。しかし、好酸球性副鼻腔炎ならステロイドでないと効きません。また、従来型も急性なら1週間の抗菌薬で治りますが、症状が消えたからと薬を早い段階でやめたために、菌が根絶されないまま慢性化してしまうケースもある」

 慢性副鼻腔炎は「死ぬ病気」ではないため、専門医以外の診断を何となく受けている人が少なくない。それが、「本来は薬で治ったのに手術が必要」「もっと早くにつらさから解放できた」といった結果を招く。

★レントゲンだけでは不十分

 開業医では、レントゲンだけで診断することがままある。ところが、それが副鼻腔炎の誤診を招くことも……。

「レントゲンで粘膜が腫れている様子は確認できますが、膿の状態などはわかりません。慢性副鼻腔炎と別の医療機関で診断された患者さんの中には、そもそも慢性副鼻腔炎ではない人、従来型と好酸球性副鼻腔炎の鑑別診断ができていない人などが珍しくありません」

 理想的なのは、治療の前後でCTを撮る。副鼻腔の膿の状態(菌の状態)を確認できるからだ。治療前のCTと比較して膿の状態が改善されていなければ、治療がふさわしいものでなかったか、不十分だったかだ。

 改めて、正しい治療を行うことができる。

★手術を繰り返す場合も

 好酸球性副鼻腔炎のケースだ。

「当院では、好酸球性副鼻腔炎の患者さんには、軽症例を除き、手術前にステロイド内服で鼻ポリープ(鼻粘膜の一部が腫れて垂れ下がったもの。鼻茸ともいう)を縮小し、手術で鼻ポリープを切除。その後もステロイドの点鼻薬や内服薬でうまくコントロールしていきます」

 しかし、ずっといい状態が続かない患者は結構いる。

「悪化程度によっては手術を何度か検討してもらい、患者さんのQOL(生活の質)を上げるようにしています」

 患者の負担を少しでも軽くするため、同クリニックでは日帰り手術を実施している。

 たかが鼻、ではないのだ。



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( 2017/08/22 16:43 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

「毒親育ち」で今もツラい人へ…心の傷の治し方 

◆大人になっても修復されない心の傷はどうすればよい?

過度な支配や過干渉、言葉の暴力など、育てる過程で子どもに悪影響を及ぼしてしまう「毒親」。親自身が苦悩を抱えている場合もありますが、そのような親に育てられた方の中には、大人になって親と離れて暮らし始めても、その影響が長く残ってしまうことがあります。嫌な思い出がよみがえるフラッシュバックが起きたり、「自分自身に自信が持てない」「みんなに大事にされていると思えない」など様々な生きづらさを感じてしまうことがあるようです。

最近では「毒親育ち」という言葉もあるようですが、親から受けた悪影響による苦しみがひどい場合、カウンセリングなどを受けることも有効です。カウンセリングにはさまざまなアプローチの方法があります。ここでは「ホログラフィートーク」と呼ばれる心理療法のエッセンスを利用した、簡単なセルフケアの方法をご紹介しましょう。

初めての方には少し抽象的な表現に思われるかもしれませんが、「ホログラフィートーク」とは、自分の悩んでいる問題を色や形を持ったイメージとして表現し、そのイメージに語りかけていくことで、感情的なわだかまりを解放していく方法です。
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◆ステップ1. 「問題」を色や形を持ったイメージにしてみる

リラックスできる落ち着いた部屋で行いましょう。ゆったりと座って、今問題に感じていることを一つ選びましょう。問題を選んだら、その問題に対する感情が「体のどこにあるか」を探って下さい。胸かもしれませんし、もしかしたらお腹や頭にあるかもしれませんし、手や足、体の外側などにあるかもしれません。

場所が特定できたら、その部分に手を置き、リラックスしましょう。そして、その感情や手を置いた場所に注意を向け、その感情の色や形がどんなものであるかを感じていきましょう。そうすると、多くの場合、色や形を持ったイメージが見えてくると思います。
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◆ステップ2. イメージが自分のものかどうかを確かめる

今度は、色や形が見えてきたイメージをじっくりと観察してみましょう。このイメージは自分の中に元からあった感情が変化したものなのか、外から勝手に入ってきたイメージなのかを観察してみましょう。自分の中に元からあるイメージに対しては、優しさと共感をもって接していくことになります。外から入ってきたイメージに対しては、決別し自分の中に侵入されないようにしていくことになります。

例えば、「誰も自分のことを大切にしてくれない」ということで悩んでいたとしましょう。この感情が、誰かに植えつけられてしまった感じがすれば、外から勝手に入ってきたイメージなのだと考えるようにします。

◆ステップ3. イメージに対して語りかける

■イメージが自分の中に元からあったものである場合
見えてきたイメージが自分の中に元からあった感情が変化したものだと感じる場合、そのイメージに対して「どうしたの? 今どんな気分?」と尋ねてみましょう。一通り、話を聞いたら、共感しましょう。「とても辛い状況にいたんですね」「あなたが本当に傷ついていることがよく分かりましたよ」「いま、あなたが考えていることはとても素敵なことですよ」と、メッセージを伝えて下さい。メッセージを伝えることで色や形が変化することもあります。

■イメージが外から勝手に入ってきた「別の物」であった場合
もし、そのイメージが外から勝手に入ってきた「別の物」であると感じた場合は、「あなたは、本来ここにいるべきものではないですよね。どうしてあなたは、ここにいるの?」と理由を尋ねてみましょう。理由が分かったら、「あなたが、そういう理由でここに来たのはよく分かりましたよ。でも、ここは本来あなたの場所ではありません」と伝えて下さい。

次に、空の一番高い所から、光の柱がおりて、自分をすっぽりとおおってしまう光景を想像しましょう。この光の柱は、その「別の物」を空の一番高い所にあげるためのものです。この光の柱を使って、「別の物」を空の最も高い所まで上げて下さい。「別の物」が柱の光に包まれて、空の一番高い所に消えると想像してみましょう。さらに、「別の物」は1つではないかもしれません。他にもあれば、全て空の高い所に上げて下さい。そして「別の物」が無くなった所を柱の光で満たしましょう。
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◆ステップ4. 日常生活へのヒントを得る

最後に、「別の物」が無くなった場所や、色や形を持っているイメージに、「あなたは何を望んでいますか?」「そのために私は何をしたり、心がけたらいいですか?」と聞いてみましょう。答えが得られたら、その場所やイメージをあなたの優しさで満たしていきます。胸から体全体までゆっくりと優しさで満たしていきます。優しさで満たされたと感じたら、ゆっくりと深呼吸をして、いまここに戻ってきましょう。
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◆まとめ

ここで紹介した方法は、ホログラフィートークと呼ばれる心理療法のエッセンスを簡単にしたものです。もし、このワークをやっている最中に、苦痛を感じたり、苦しみが改善しない場合は、専門的なカウンセリングを受けることをおすすめします。毒親からの影響というものは、根強く残るものです。その時には、このようなワークを通して、本来の自分の考えを見つめ直し、自分に優しくなる時間を持ってみると、心が軽くなるでしょう。




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( 2017/08/07 09:04 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

躁的防衛? ハイテンションな人に潜む心の危機 

◆わざと明るく、元気にふるまってしまう躁(そう)的防衛とは

いつも明るく元気でテンションの高い人はいるものです。忙しくてストレスの多いときでも「120%元気な自分」でいたがる人。落ち込んだりへこんだりすることが嫌いで「いつでも笑顔」を保とうと頑張る人……。こうしたハイテンションな状態の人は、周りからは「ネアカ」で「エネルギッシュでポジティブな人」に見え、心の健康的に何の問題もない人だと思われがちです。しかしカウンセラーとしての立場からは、彼らの心に「危うさ」が潜んでいるのではないか?と考えずにいられません。

臨床心理学には「躁(そう)的防衛」という言葉があります。躁的防衛とは、わざと明るい自分や元気な自分を演じることによって、沈んだ気持ちに打ち克とうとする無意識的な防衛行動です。元々は精神分析の理論において、母親との関係をベースにした葛藤から生じる体験とされていますが、一般的には、集団生活やストレスフルな状況に適応しようとする際によく見られます。

たとえば、ストレスが増えるとやたらとテンションが高くなり、リフレッシュと称して仲間と騒いだり、飲み会を開いて暴飲暴食に走ったりする人。忙しくしていないと不安になり、やたらと仕事や用事を抱え込む人――。こうした人々は、躁的防衛によってハイテンションな状態をつくりだし、ストレスに対処している可能性があります。
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◆躁的防衛のリスク……頼りすぎるとあらゆる面で支障が生じる

躁的防衛は、ストレスを短期的に乗り越えていくには、有効に働きます。たとえば、新学期や新年度などの一時的なストレスの対処に役立つことも多いでしょう。しかし、いつもその方法を用いていると、精神的に消耗してしまいます。たとえば、スケジュールが空くのが怖くていつも忙しくしてしまったり、嫌なことを考えたくないからとアルコールに頼って気分を盛り上げてしまったり、一人で夜を過ごしたくないと無理やり仲間たちと騒ぐ習慣ができてしまっていたり……。

こうした行動を繰り返していると、精神だけでなく、身体や人生設計、生活管理の面などにも支障が生じてしまいます。では、躁的防衛にはまりすぎてしまう自分をコントロールするためには、何が必要なのでしょうか?

◆なぜ躁的防衛を用いてしまうのか……まずは自分を知ろう

躁的防衛にはまりすぎてしまう自分をコントロールするために必要なこと。その一つが、「自己理解」です。「なぜ自分は無理に忙しくしてしまうのだろう?」「なぜ自分はいつもにぎやかでないといられないのだろう?」このように、自分の認知と行動の傾向を振り返ることです。誰でも新しい環境に適応する際には不安が生じますし、孤独を感じたり、自尊心が傷つけられたりしたときには、憂うつになるでしょう。そうしたとき、一時的に躁的防衛を用いるのは自然なことですし、それによって良い効果が生じることはたくさんあります。

しかし、常にテンションを上げて元気をふりまかずにはいられない場合、なぜそうなってしまうのだろうと、振り返ってみることが必要です。ある人は、特定の刺激に反応して、躁的防衛を用いてしまうのかもしれません。またある人は、ストレスに耐える力、対処する力が弱いため、躁的防衛に流れてしまうのかもしれません。
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◆自己理解を活かして、対処方法のレパートリーを広げる

自己理解によってこうした自分の認知と行動の傾向に気づいたら、「どうしたら改善できるか」を考えてみましょう。そして、できるところから改善を試みてみましょう。特定の刺激に反応して躁的防衛に走っている場合、なるべく強い刺激に触れないようにしたり、あるいは刺激と向き合い、折り合いをつけていくことが必要になるでしょう。たとえば、合コンに行くたびにテンションを上げすぎてしまって、結果として異性とまっすぐに語り合えないような場合、まずは「友達づくり」から始めて異性に慣れていくのも一案です。

耐える力が弱いと感じた場合、ストレス発生後すぐに躁的防衛に逃げず、しばらくの間そのストレスと付き合ってみるといいでしょう。つまり、すぐに気晴らしなどで気分を上げようとせず、「ストレスと同居できる力」をつくっていくことです。「対処する力」が弱いと感じた場合、上記のような力を伸ばすとともに、有効だと思われる対処法をあれこれ試してみるといいでしょう。たとえば、不快な気持ちをノートに書き出してみる、交渉術を試みるなどして、対処法のレパートリーを広げてみるといいでしょう。

長い人生の中では、さまざまなストレスに何度も遭遇します。そうしたときには、「躁的防衛」という一つの方略のみに頼るのではなく、その時々の自分に必要な方法を多角的に検討して、適切な対応ができるようにしていきましょう。




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( 2017/07/19 19:54 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)

ストレスが原因!?自律神経失調症の対処法は? 

自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経の2つの神経のバランスが乱れることで起こると言われてます。しかし、なぜバランスが乱れるのかということに関する詳しい原因やメカニズムはまだハッキリとは分かっていません。

ただ、自律神経のバランスを崩しやすい人には一定の傾向があり、ここからバランスを崩す原因となるものをある程度知ることができます。ここでは自律神経失調症の原因と言われるストレス、なりやすい人について簡単に解説します。

◆自律神経失調症の最大の原因はストレス

自律神経失調症の原因の中でも最大のものといわれているのが、ストレスです。仕事や人間関係による過度のストレスを慢性的に受けることで自律神経のバランスが崩れるとされています。

また、環境の変化に順応できずそれでも無理やりそれに合わせようとすることで精神疲労が蓄積され、自律神経のバランスが失われていくこともあり、これも一種のストレスによる自律神経失調症と言うことができるでしょう。

しかし同じような環境にいて同じようなストレスにさらされていても、全く問題ない人もいます。つまり自律神経失調症は、性格的・体質的なものも原因として関係しているのです。

神経質で気を遣いすぎる、人目が気になる、気持ちの切り替えができないといった性格はストレスに弱いですし、体質的にも例えば子どもの頃に虚弱体質でよく熱を出していた人、下痢をしていた人、自家中毒を起こしていた人などは自律神経失調症になりやすい人と言われています。
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◆生活習慣の乱れも原因の1つ

その他の原因として生活習慣の乱れも挙げられます。本来、人の体には体内時計が備わっており、朝に目覚めて日中活動し、夜には睡眠を摂って体と脳を休めます。

この体内時計を無視して生活リズムが乱れるような習慣を続けていると、自律神経をコントロールする視床下部が混乱し、バランスが崩れてしまうのです。

また、食べ物も自律神経のバランスに大きく関係しており、肉やバターなどの脂肪分の摂りすぎは自律神経失調症になりやすく、ビタミンやカルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルや栄養素が不足することでも危険性が高まると言われています。
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◆自律神経の対処法は?

このように一言で自律神経失調症と言っても原因は様々で、大抵の場合は複数の原因が相互に絡み合っているため、対処法もそれによって変わってきます。

神経科や心療内科を受診した場合、まずはず血液検査や尿検査などで内臓に問題がないかを確認し、精神的なものが原因となっている場合、心理療法を使ってのカウンセリングや、めまいやイライラ感、睡眠障害などの症状が出る場合にそれを取り除くために薬物による治療法がとられることがあります。

骨盤や背骨の歪みによる体の緊張状態から自律神経失調症を引き起こしている場合には、整体療法が行われる場合もあります。




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( 2017/07/10 16:36 ) Category ■心(メンタル・パニック障害) ・自律神経 | トラックバック(-) | コメント(-)
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