あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■最新がん情報(肺がん・白血病他)
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あなたの健康はお金で買えますか・・・?

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【がん治療最前線】悪性度の高いがんに挑む「間質ターゲット療法」  

悪性度の高いがんが、薬の効きにくい理由の一つに、がん周辺に生じた間質(かんしつ)という異常な組織が関係することを前回紹介した。

がん

 間質の中に血管が通っているため、血液を流れる抗がん剤などの薬は、間質に阻まれてがんに到達することが難しい。その打開策として、国立がん研究センター先端医療開発センター新薬開発分野の松村保広分野長が開発しているのが「間質ターゲット(CAST)療法」である。

 「がんが増殖するときに毛細血管を破壊し出血を起こすため、がんやその周辺には血液を固める不溶性フィブリンというタンパク質の塊ができます。それをターゲットに、薬剤を届けるドラッグデリバリーシステム(DDS)の応用で、新しい薬の開発を行っています」

 こう話す松村氏は、DDSの研究でノーベル賞候補になるなど、長年先駆的な研究を行っている。日本DDS学会の理事長を務めるなどDDS技術の発展にも尽力し、EPR効果やCAST療法を含む今までのDDSの仕事を本にして、国際的な学術出版社「シュプリンガー(Springer)」から年内に出版予定である。

 「がんに付着するフィブリンは、不溶性蛋白(たんぱく)の状態で、これががんを覆っています。この不溶性フィブリンだけにくっついて、抗がん剤を放出する『抗不溶性フィブリン特異抗体』を開発しました」

 指などを切ったときに血が固まるのがフィブリンの働きで、通常は血液の中に溶けた状態。がん細胞にはフィブリンが固まった状態でついている。この不溶性フィブリンだけに特徴的な「くぼみ」の構造を松村氏らが2013年に見つけた。DDSでくぼみにくっつくIgG抗体に、フィブリン中でのみ活性化されているプラスミンというタンパク質分解酵素で切断されるアミノ酸をつけ、その先に抗がん剤を付加させたADC(抗体薬物複合体)を作製。「ADCがくぼみについたときにのみ抗がん剤が放出される」仕組みの薬剤を新たに作った。

 日本医療研究開発機構(AMED)のサポートを受け、国立がん研究センター発ベンチャーの凜研究所を中心に4研究機関がタッグを組んで開発が推進される。スムーズにいけば22年には、臨床試験がスタートする。

 「悪性度の高いがんというのは、周辺が間質で囲まれて栄養不足の劣悪な環境下でも増殖を続けるほど、非常にやっかいな特性を持っています。一筋縄ではいかない。CASTと免疫チェックポイント阻害剤との併用など、将来的には新たな治療法の組み合わせが必要だと思っています」


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( 2019/08/19 14:24 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

がんも慢性炎症も肥満も… 鍵を握るのは「腸内細菌」 

 食事に対する感受性は、ゲノムが50%。しかし、残りは意外にも腸内細菌で決まっているらしいのです。

 腸内細菌と聞くと、大腸菌や乳酸菌がすぐに連想されますが、実際には500~1000種類もの細菌で成り立っています。しかもその数は膨大で、およそ100兆個といわれています。人の細胞が約37兆個ですから、その3倍近くもいるわけです。そのバランスが大切なのです。

 彼らは、我々が食べた食べ物の余りや、植物繊維など消化できないカスを餌にして暮らしていますが、その過程でさまざまな物質を排出します。それが我々の健康にとって、良くも悪くも重要な役割を担っているのです。

 たとえば、ある種の細菌は、発がん物質をつくり出します。つい先日も大阪大学と国立がん研究センターのグループが、大腸がんと腸内細菌の種類に相関が見られることを発見し、テレビや新聞で取り上げられていました。また肝臓がんも腸内細菌と深く関わっているとする研究があります。

 他の病気との関係も調べられています。腸内細菌がつくり出す酢酸や酪酸は、大腸の免疫系を調節し、慢性大腸炎を予防する働きを担っています。

 さらに、コリンという動脈硬化を予防する物質をつくり出す細菌も見つかっています。

 我々の栄養補給にも深く関わっていることが分かってきました。

 たとえば、疲労回復に必要なビタミンB2・B6・B12や葉酸をつくり出しているのです。その量は我々が毎日必要とする量の10~20%に達するとか。

 そんな腸内細菌に新たに加わった役割のひとつが「短鎖脂肪酸」の生成です。この物質は、腸の表皮細胞を刺激して、GLP―1と呼ばれる物質の分泌を促します。「グルカゴン」と呼ばれる、インスリンの分泌を調節し食欲を抑制する働きを持ったホルモンの仲間です。つまり、腸内に短鎖脂肪酸をつくる細菌がたくさんすみついている人は、少量の食事で満腹感が得られるため太りにくく、逆の人はなかなか食欲が満たされないため、食べ過ぎて太りやすいというわけです。

 腸内細菌をうまくコントロールできれば、個別化栄養の実現に一歩近づくことができそうです。

永田宏:長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。

オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

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( 2019/07/03 01:11 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

「超加工食品」でがんリスク増大? 因果関係不明/栄養はバランスが大事 

「がんのリスクが増える」として、週刊誌などで取り上げられることが増えている「超加工食品」。すぐに食べたり飲んだりできる加工度の高い食品のことで、今や毎日の生活に欠かせないものだ。「リスク」は実際のところはどうなのか、内閣府食品安全委員会の佐藤洋委員長に聞いた。

 加工度で分類

 -「超加工食品」とは

 食事と健康などの関係を調べるのに食事内容をいくつかのグループに分けて比較する方法がとられますが、超加工食品は、食品を加工の程度によって4分類した「NOVA分類」で、最も加工度が高いグループ4に位置づけられる食品です。

 加工度で分けたのは、2009年にこの分類法を提唱したブラジルの研究者らが「高度の加工食品が増えたことで肥満が増えたのではないか」と問題意識を持ったためといわれています。

 論文で注目

 -がんとの関係が指摘されています

 超加工食品に注目が集まったのは昨年2月、パリ第13大学の論文が英国の医学雑誌「BMJ」に掲載されたことがきっかけです。

 論文は、フランスに住む約10万人について、超加工食品の摂取量と、その後5年間のがんの発生状況を調べたところ、毎日の食事で超加工食品を食べる割合が10%以上多い人は、それより少なく食べた人に比べ、全てのがんと乳がんになるリスクが約10%増加し、前立腺がんと直腸がんでは関連がみられなかったという内容でした。

 全がんと乳がんが増加した原因について、加熱処理によって発がん性物質のアクリルアミドなどが産生する▽包装材からのビスフェノールAによる汚染▽食品添加物が多い▽栄養バランスが悪い-などを問題点として挙げていました。

 -週刊誌では、使われる食品添加物の数を問題にしていました

 食品添加物は、人に影響を及ばさない量しか摂取されないように使用基準などがあり、管理されています。日本の場合、現在使用が認められている食品添加物は体内に蓄積することはなく、複合的な影響についても問題はないと考えられています。

 また、アクリルアミドは家庭での調理でも発生するので、超加工食品だけの問題ではありません。包装材から溶出するビスフェノールAは各国で評価および必要に応じて規制が行われており、汚染による影響はほぼないといえます。

 栄養バランスについては、確かに超加工食品には塩分や脂質が多いものもあるので、関係があるかもしれません。

 食塩摂取控えめに

 -超加工食品は食べない方がいいのでしょうか

 がんのリスクの増加は、運動不足や食べ過ぎなど超加工食品以外の要素が関係している可能性も指摘されています。

 また、超加工食品についての論文はほとんどが海外のものです。食品の摂取状況は国によって違うので、そのまま参考にはできません。日本の場合、食品の摂取に関し、生活習慣病予防の観点から過剰摂取傾向にある食塩の摂取量を控えめにした方が望ましいことが分かっています。

 日本人が気をつけるべきことは、超加工食品だけでなく、全ての食品から摂取する食塩量を適正値まで減らすことといえます。そして、栄養バランスを考え、幅広くいろいろな物を食べることが大事です。(文化部 平沢裕子)
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( 2019/05/12 15:08 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

AirPodsやワイヤレスヘッドフォンはガンを引き起こす? 健康上で深刻な懸念が表明された 

先日、フリーランスライターのマーカム・ハイドが『Medium』に書いたAirPodsや同様のワイヤレスブルートゥースヘッドフォンの安全性を検証した記事に、テクノロジーファンは不安になった。オンラインで弾みがつき、他のニュースメディアでもカバーされたその記事は、ある疑問について探求したものだった。それは、AirPodsはガンを引き起こすのか、ということ。答えは単純なものではない。そこで、以下に分析してみよう。

原稿の中で、ハイドは、コロラド・スプリングスにあるコロラド大学生物化学教授ジェリー・フィリップスと話をしている。教授は「AirPodsで私が気になるのは、外耳道にAirPodsを装着することで頭の組織を比較的高レベルの高周波放射線にさらしていることです」

しかし、フィリップスはそのリスクはAirPodsだけに限ったことではなく、高周波で作動するテクノロジーはすべて「人間の健康や発達に潜在的懸念がある」という証拠があることを明確にしている。その中には携帯電話やコードレスフォン、携帯タワー、ラジオ、WiFiなどいろいろなものが含まれるかもしれない。

フィリップスは、2015年に国連と世界保健機構に、「非電離の電磁場(EMF)にますます晒されていることからの保護やさらなる研究を求める嘆願書にサインした40ヵ国以上の約250人の科学者のうちのひとり。もともとは2015年5月11日にリリースされ、2019年1月1日に修正されたその嘆願書でも、人間や動物の健康と環境に対してリスクがあると述べている。

アメリカの国立環境衛生科学研究所によると、EMFとは「目には見えないエネルギー領域で、放射線と呼ばれることが多いが、電力や、様々な形の自然および人口照明の使用と関連している」という。嘆願書は、EMFに晒されることの悪い副作用として「ガンのリスクの上昇、細胞ストレス、有害なフリーラジカルの増加、遺伝子損傷、生殖器系の構造と機能の変化、学習および記憶障害、神経障害、人間の健康の全般的なウェルビーイングに対する悪影響」などが含まれる可能性があると警告している。

また国立環境衛生科学研究所は、EMFは2つのグループに分けられることも付け加えている。非電離(非イオン化された)の「一般的には人間に無害と感が得られている低レベルの放射線」と、電離(イオン化)の「細胞やDNAにダメージを与える潜在的可能性がある高レベルの放射線」だ。AirPodsのようなワイヤレス機器やブルートゥーステクノロジーから放出される放射線は電離(イオン化)放射線だと、ハイドは書いている。

嘆願書にサインした一人でカリフォルニア大学バークレー校のCenter for Family and Community Healthのディレクター、ジョエル・モスコヴィッツによると、ブルートゥースに関するリサーチは限られているが、EMFとその副作用についてはもっと調査が行われ、ワイヤレスのヘッドフォンは健康上のリスクを引き起こすかもしれないことを示唆しているという。しかし、アップルは、AirPodsに関する不安について、現行の安全指針に適合していると以前返答していたと、ハイドは書いている。

用心しすぎるくらい用心したいと思う人でない限り、必ずしも愛するワイヤレスヘッドフォンを全部止めてしまうことはない。ニューヨークのレイク・サクセスにあるNorthwell Health’s Brain Tumer Centerのディレクター、マイケル・シュルダー博士は、『Men’s Health』誌に次のように語っている。「たとえまったく牧歌的にオフラインで暮らしていたとしても、生活の中で放射線を避けることはできません。私にとってはAirPodsで便利さが増すのはどうでもいいことなので、私は使わないことを選んでいるわけです」

ワイヤレスヘッドフォンは携帯電話より放出する放射線量が少ないとシュルダー博士は付け加える。「携帯電話が腫瘍の原因だと示唆するよう大きな増加はありませんでしたし、ブルートゥースの放射線は携帯電話よりも少ないことがわかっています」と説明している。
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( 2019/03/25 23:58 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

白血病は抗がん剤が効きやすい 治癒率が8割超に上る種類も 

【Dr.中川のみんなで越えるがんの壁】

 来年の東京五輪に向けて、ショッキングなニュースです。競泳女子日本代表の池江璃花子選手(18)が12日、白血病であることを自らのツイッターで報告。(合宿先の)オーストラリアから緊急帰国して、検査を受けた結果、「白血病」という診断が下されたといいます。

 会見した三木二郎コーチによると、「今まで見たことがない、肩で呼吸する場面があった」と語っています。練習中に体調が悪くなっていたのでしょう。4日に現地で受けた血液検査の結果が6日に出て「早く帰国して検査を受けた方がいい」と受診を勧められたそうです。

 15歳未満の小児がんでは、白血病が4割。15~19歳のハイティーンでは、白血病が24%。いずれも最多で、若い方の白血病は珍しくありません。

 白血病は、白血球になりかけの細胞が、成長過程でがん化してほかの細胞を押しのけて増殖する病気。ある一定の細胞だけががん化する「急性白血病」と、さまざまな成長過程の白血球が増殖する「慢性白血病」に分かれます。

 急性は熱やだるさなどの症状がつらく、検査の結果、診断されることがありますが、慢性は自覚症状に乏しい。健康診断を受けたり、別の病気で血液を調べたりして、判明することが多い。コーチの話や受診の状況から推察すると、池江さんの白血病は、急性なのかもしれません。

 練習中に「肩で呼吸をする」というのは、白血病による貧血だった可能性があります。白血病になると、酸素を全身に運ぶ赤血球が不足。それで貧血になることがあります。酸素供給が欠かせない競泳選手の練習中だとすれば、より息苦しさを感じるでしょう。

 さらに白血病細胞の性質によって、骨髄系の細胞の骨髄性白血病とリンパ球系のリンパ性白血病に分類されます。つまり、急性と慢性のそれぞれに骨髄性とリンパ性があり、全体では4つに大別されるのです。

 急性白血病では、成人の8割、小児の2割が急性骨髄性白血病(AML)で、成人の2割、小児の8割が急性リンパ性白血病(ALL)というのが日本の急性白血病の状況です。ALLは小児に多いのが特徴。AMLは大多数が成人で、発症年齢の中央値は60歳に上ります。

 池江さんがどのタイプか分かりません。18歳はリンパ性も骨髄性も両方の可能性が考えられますが、仮に急性だとして、さらにリンパ性なら、治る可能性が高い。急性リンパ性白血病は多くが完治するのです。

 白血病というと、一般の方は骨髄移植をイメージされるかもしれませんが、多くは、それぞれのタイプに合う抗がん剤で治療します。白血病をはじめ血液のがんは、固形がんに比べて抗がん剤がよく効きやすいのです。小児の急性リンパ性白血病に限ると、治癒率は8~9割に上り、そのうち7割近くは抗がん剤で治ります。

 治療は数カ月単位で、その間は練習ができなくなりますが、治療が終われば復帰は可能。まだ18歳。オリンピックでのメダルの可能性は、十分あるはずです。

(中川恵一/東大医学部附属病院放射線科准教授)

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( 2019/03/16 10:56 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

清涼飲料水中の添加物 化学変化で発がん性物質発生した例も 

 今や私たちの生活に欠かせない加工食品が昨今、「超加工食品」などと呼ばれ、健康面を問題視する風潮が強まっている。

 きっかけは、昨年2月にフランス・パリ第13大学の研究チームが「NOVA分類」に基づき、「超加工食品の摂取と、がんリスクに関連性がある」と発表した論文だった。「NOVA分類」とは、2009年にブラジル・サンパウロ大学が提唱した、あらゆる食品を4つに区分したグループのこと。ここに登場する「超加工品」とは何か。食品問題評論家の垣田達哉さんはこう語る。

「『超加工食品』を、明確に定義するのは非常に難しい。言うならば糖質・脂質・塩分が多く含まれ、添加物が入っている食品です。添加物といっても、国が安全性を確認して使用を許しているもの。忙しい時に加工食品を利用するのは現代では普通のことです。 ただし、加工食品に偏った食事が続けば、塩分や脂質はもちろん、添加物を過剰に摂取することにつながるので、体に悪影響を及ぼす可能性もあります」

 加工食品や添加物は、現時点で安全とされていても、後になって安全でないと判明することもある。

 2006年にはドイツなど諸外国で、清涼飲料水中の「安息香酸ナトリウム」と酸化防止剤として使われる合成ビタミンの「ビタミンC」が化学変化を起こし、排気ガスに含まれる「ベンゼン」と同じ発がん性物質が発生することが判明した。日本でも炭酸飲料などから検出され、今では世界的にビタミンCと安息香酸ナトリウムを一緒に使用することはない。食品ジャーナリストの郡司和夫さんも、こう語る。

「当時はまさかこの2つの添加物から、ベンゼンが発生するとは誰も想像しませんでした」(郡司さん)

 知らず知らずのうちに食べている危険な添加物があるかもしれない、取り返しがつかなくなるかもしれないと心配になる人もいるだろう。しかし、現状で健康に問題がないのなら、思いつめる必要はないという。

「正しいバランスの食事をして、睡眠をしっかり取る。そして運動をする。そういった当たり前のことを続けていれば、人間の体は多少の『傷』なら修復していきます。『超加工食品』ばかりを食べ続けていれば、いつ、動物実験と同じような結果になるかはわかりませんが、現時点で健康であれば、食生活を見直せばいいだけ。良質なものを食べて、今より悪い方向へ行かなければいいのですから」(郡司さん)

 スーパーやコンビニなどでは必ず食品表示をチェックしてほしい。

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( 2019/03/06 17:30 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

入院は数日… 最強がん治療「CAR-T細胞療法」、実用化間近 

 安く、短時間で、苦痛も少なくがんを治せる──そんな時代がすぐそこまできているのか。厚生労働省の薬事・食品衛生審議会は2月20日、キメラ抗原受容体発現T細胞療法(通称、CAR-T細胞療法)を使った薬の製造販売を了承した。

 CAR-T細胞療法と聞いてピンとくる人は少ないだろう。だが、これにより、がん治療が格段に進歩する“最強の治療法”ともいわれるものなのだ。

「これはもともと体のなかにある免疫細胞『T細胞』の攻撃能力を、人為的に高める治療法です。T細胞はウイルスに感染した細胞やがん細胞を攻撃する“兵隊”のような細胞。ところが、がん細胞はもともと自分の細胞が変化したものなので、T細胞が異物だと認識しにくい。そのため、攻撃を免れたがん細胞が成長し、病気が進行してしまいます。

 そこで、患者のT細胞にがんに反応する“アンテナ”の仕組みを加えた『CAR-T細胞』を作ります。それを培養して患者の体内に戻し、がん細胞と戦わせるという治療法です」(医療経済ジャーナリストの室井一辰さん)

 今回了承されたのはスイスの製薬会社「ノバルティス」が開発したCAR-T細胞療法の治療薬「キムリア」。同社の研究によると、「B細胞性急性リンパ芽球性白血病」の患者にCAR-T細胞を投与した結果、3か月で81%が寛解したという。すでに同薬はアメリカやヨーロッパでも承認されている。

「現在は審議会を通過しただけですが、厚労省は3月にも正式承認する見通しで、そこから2~3か月で薬価が決まる。早ければ5月にも実用化されます。初めは設備の整った大学病院やがんセンターなどで治療が行われるでしょう」(室井さん)

 手術や抗がん剤などによる治療とは違い、治療にかかる期間が短く、体への負担が少ないのも大きなメリットだ。

「患者の血液を採取してCAR-T細胞を作るのに1か月ほどかかりますが、投与は点滴1回です。数日前に白血球などを減らす薬を摂取し、その後CAR-Tの点滴を1日かけて行います。

 副作用として発熱や低血圧、神経症状が出る場合があるため、それに備えて入院が必要になりますが数日で済みます。高齢では無理、というような年齢制限もありません」(室井さん)

 まさに夢のような治療薬だが、アメリカでは1回の投与の価格が約5200万円に設定されており、誰もが治療を受けられるわけではなかった。

「開発コストが高いことに加え、CAR-T細胞療法は患者本人の細胞の培養が必要なオーダーメード治療なので、人件費や設備費用なども多くかかります。しかし、厚労省に承認されれば、健康保険が適用されるため、費用の大半が公費でまかなわれます。高額療養費制度もあるため、所得額にもよりますが、多くの人が月8万~10万円以下で利用できるようになると予想されます」(医療ガバナンス研究所の上昌広医師)

 ただし、今回承認の対象になるのは、一部の白血病患者に限られている。

「現状では血液がんに対する有効性は示されていますが、肺がんや胃がんといった固形がんには有効だという結果が出ていません。今、国内外の大手製薬会社や研究機関が開発を進めているところです」(上さん)

 医療技術はまさに日進月歩。どんながんでも簡単に治せる──そんな治療法の実現も、もう夢ではない。

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( 2019/03/06 17:23 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

「急性骨髄性白血病」と診断されたらどんな治療が始まるのか 

 水泳の池江璃花子選手(18)の白血病公表は、世間に衝撃を与えた。白血病は“血液のがん”と呼ばれる。血液をつくり出す造血幹細胞に異常が起き、がん化した白血球(白血病細胞)が増殖する病気だ。「急性」と「慢性」の2種類があり、急性が7割、慢性が3割を占める。さらにそれぞれに骨髄系幹細胞に異常が起きる「骨髄性」とリンパ系幹細胞で起きる「リンパ性」がある。

 これまでに白血病の闘病を明かした著名人は多く、夏目雅子さんや本田美奈子さんは急性骨髄性白血病で亡くなった。池江選手と同じ18歳で発症した女優の吉井怜(36)、29歳で発症した俳優の渡辺謙(59)は治療の末、克服している。白血病は毎年約1万人が発症し、20代未満の若い世代が罹患するがんの種類では最も多いとされる。

 ただし、若い世代に特徴的な病ではない。歌舞伎俳優の故・十二代目市川團十郎さんは50代後半に急性骨髄性白血病を発症し、現在も闘病を続ける大塚範一キャスター(70)が急性リンパ性白血病を発症したのは60代前半だった。 「日本の白血病で最も多いのは急性骨髄性白血病で、全体の4割を占めます。20歳未満の若い世代には急性リンパ性白血病が多い傾向がありますが、最も患者数の多い急性骨髄性白血病の好発(発生する度合いが高くなること)は50代とされています」(長尾クリニック院長の長尾和宏医師)

 厚労省の統計によれば、2016年の白血病の罹患数は1万3789人(男性8143人、女性5646人)で、30代の594人に対し、50代は1383人と倍以上の発症者が出ている。長尾医師が続ける。 「一般にがんは、細胞の遺伝子に傷がついたり、分裂する際のコピーミスが起きる病気で、それは白血病でも同じです。どの世代にも発症し得る病気ですが、老化により遺伝子の傷の修復が追いつかなくなる50代あたりから増えます。75歳以上の高齢者になるとさらに多くなります」

 白血病と診断されると、基本的には抗がん剤治療に移ることになる。新潟県立がんセンター新潟病院の内科・血液・化学療法臨床部長の張高明医師が解説する。 「大腸がんなどの固形がんとは違い、血液のがんの場合には、抗がん剤治療の臨床効果は確立されていて、どの抗がん剤を組み合わせて使用するかもはっきりしています。

 骨髄性の場合は1週間から10日ほど、リンパ性で2か月ほど『寛解導入療法』と呼ばれる抗がん剤治療を行ないます。これで白血病細胞はほとんどなくなる。正常な造血細胞もすべてなくなりますが、その後1~2週間で正常な造血細胞が増え始めます。  1か月ほど経ったら、また入院して残った白血病細胞を根絶やしにする『寛解後療法(地固め療法)』という抗がん剤治療を行ないます。これを何度か繰り返し、個人差はありますが、治療には半年以上かかります。

池江さんのように、若く、基礎体力が一般よりはるかにあることはメリットとして捉えられます。若い世代の白血病は7割以上が治るとされ、成人の場合は抗がん剤治療で根治できる割合は3割から5割。再発リスクの高い病気ではあります」

 その治療法でも、年齢によって違いがあるという。

「65歳以下の『若年者』には、複数の薬剤を用いる強力な化学療法を行ないますが、高齢者には強い治療を行なわないケースも出てきます。特に75歳以上になると基礎体力に不安があるので強い抗がん剤治療や骨髄移植は難しいことが多い。食欲不振や感染などの副作用に耐えられないこともあります」(前出・長尾医師)

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( 2019/02/19 23:10 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

白血病 20代未満の若い世代が罹患するがんでは最も多い 

 水泳の池江璃花子選手(18)の白血病公表は、世間に衝撃を与えた。池江選手は今年1月半ばから参加していたオーストラリア合宿で体調不良を訴え、「今までにない肩で息をするような場面」がみられたために、現地で血液検査を受けた。すると日本での再検査を促されたため2月8日に緊急帰国し、すぐに詳細な検査を受けたところ白血病と診断されたという。

 白血病は“血液のがん”と呼ばれる。血液をつくり出す造血幹細胞に異常が起き、がん化した白血球(白血病細胞)が増殖する病気だ。「急性」と「慢性」の2種類があり、急性が7割、慢性が3割を占める。さらにそれぞれに骨髄系幹細胞に異常が起きる「骨髄性」とリンパ系幹細胞で起きる「リンパ性」がある。新潟県立がんセンター新潟病院の内科・血液・化学療法臨床部長の張高明医師が解説する。

「慢性白血病の場合は内服薬で治療できますが、池江選手は入院して抗がん剤治療に入るようなので、急性白血病と推測されます。

 また、骨髄性白血病の場合は、先に発熱や歯茎からの出血、生理が止まらないといった症状が出て医療機関を受診してから発覚するケースが多いのですが、リンパ性白血病の場合は、体がだるいと感じるくらいで、定期健診で血液検査をしてから、白血球の異常な値が出て発見されるということが多い。

 池江選手の場合、調子もタイムも悪くなり始めていたというところから、『急性リンパ性白血病』の可能性が高い。トップアスリートは運動量が桁違いなので、貧血や息切れ、だるさといった異常に気づきやすく、早期発見に繋がったと思われます」

 これまでに白血病の闘病を明かした著名人は多く、夏目雅子さんや本田美奈子さんは急性骨髄性白血病で亡くなった。池江選手と同じ18歳で発症した女優の吉井怜(36)、29歳で発症した俳優の渡辺謙(59)は治療の末、克服している。

 白血病は毎年約1万人が発症し、20代未満の若い世代が罹患するがんの種類では最も多いとされる。

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( 2019/02/19 11:29 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

最新調査で見えた“地域別がんのかかりやすさ” …がん罹患率高い県とその理由は? 

“がんにかかりやすい県”はどこ?理由は県民の生活習慣に…

17日、厚生労働省は、最新のがん患者数に関する調査結果を発表した。

現在、全国のがん患者は法律により登録が義務化されているため、1年間でがんにかかった人の数(=罹患数)が以前よりも“実態に近いデータ”となっているという。

「直撃LIVEグッディ!」では、この調査に携わった全国がん登録室の松田智大さんをスタジオにお呼びして、がんの罹患率を都道府県別にならべ、地域別の“がんのかかりやすさ”の傾向を調べた。

【がん罹患率が高い県】
1位…長崎県
2位…秋田県
3位…香川県 

45位…長野県
46位…愛知県
47位…沖縄県

松田氏:
このランキングに一喜一憂するんじゃなくて、もう少し長い期間見て、全体的に高い地方はどこなのか把握する方がいいと思います。がん罹患率を都道府県ごとに分析してみると、“地域による特性”が関係していることがわかってきた。“がんにかかりやすい県”3位の香川県では…

大村正樹フィールドキャスター:
うどんと一緒におにぎりやいなり寿司を食べるという、香川県民のうどんの食べ方は特徴的です。ただ、炭水化物の“重ね食べ”は糖尿病リスクが増すと言われています。松田先生によると、糖尿病や肥満は様々ながんのリスクを高めるということです。

第2位の秋田県では…

大村:
日本海側では、塩味の強い漬物をたくさん食べる傾向にあります。塩鮭にしても、他の県に比べ塩が多めで、(雪が降るため)交通の便が悪く車移動の習慣がついているため、運動不足になりがちということがあるそうなんです。しかし、がん罹患率1位の長崎県は、これら2県とは少し状況が違うという。長崎県はカステラの消費量が全国1位だが、松田氏によれば糖分の過剰摂取はがんリスク増加には影響しないというのだ。

大村:
県の担当者の方も、どうしてこのような結果になったのか、わからないとのことです。

松田氏:
やっぱり肺がんでしょうか。喫煙率は全体でそんなに高くないという風に言っていますが、(長崎県は肺がんの罹患率が)4位ということですので。タバコは肺だけでなく体中いろんなところに影響がありますので、そのあたりじゃないかなと思いますね。

最も“がんにかかりにくい”のは沖縄! 独特の食生活に秘密が?

次に、がん罹患率が低い県の理由を見ていきたい。
がん罹患率第45位と、“がんにかかりにくい”長野県では…

大村:
男性の長寿日本一になりましたけれども、担当者の方に伺うと具体的な理由がわからないということでした。しかし、野菜の摂取量は全国1位です。県内ではプルーンやブルーベリー、といった、いかにも体に良さそうな果物の生産量が上位で、身近に手に入る。松田さんも、野菜・果物の摂取はがんリスク低減の一因となると指摘しています。他にも長野県特有の健康的な生活習慣も関係しているのではないかということですよね?

松田氏:
そういうことは聞いていますね。なので、県民も医療関係者も意識が高くて、全体的に健康的な生活習慣を作りあげているんじゃないかなと思います。

続いて、罹患率第46位の愛知県は…

大村:
県の担当者によると「愛知県には大企業の工場があり、そこで働く人たちは検診に行く習慣がある、健康管理に気を使っているとは思います」ということです。工業労働者が全国1位、商業が全国3位、経済労働者が全国3位ということで、福利厚生などもしっかりしていて、健康診断もしっかり行けるというところもあると思います。健康診断が定着しており健康意識も比較的高いということが、罹患率の低さに繋がっているのではないかと…

松田氏:
そうですね、死亡率に関わる部分で検診を受けるのは大切です。その意識の高さもあるかもしれないですね。

そして、最も“がんにかかりにくい”という結果が出た沖縄県は。

大村:
担当者の方は「データとしては把握しているが、裏付けのある理由がなく県としては答えられない」と言っています。ただ、沖縄の食文化は東南アジア的なんです。日本など東アジアでは胃がんが多いのですが、東南アジアでは少ない。松田先生の見立てでも、ゴーヤチャンプルーとかテビチ(豚の足)とか、東南アジアの食文化は胃がん発生率が低くなることも考えられるとのです。

松田氏:
あえて食文化で言えば、こういうところなのかなということです。

安藤優子:
いろんな数値と比較しないと、なかなか分析って難しいかもしれないですよね。

大村:
初めてのデータ化ですから、1~3位だからといってこの地域に住んでいてがっかりする必要はまったくないということですよね?

松田氏:
そうですね、一般の方が特別何かに気を付けるという必要はなくて、都道府県の県庁の方がデータを見て、対策をとるということが重要です。
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(「直撃LIVE グッディ!」)

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( 2019/02/14 23:14 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

AIはほぼ100% 人間が内視鏡検査をしたときの正診率は? 

 胃や大腸のポリープやがんを診断するには、内視鏡検査が不可欠です。胃がもたれたり、痛んだり、お腹が張ったりして受診して、CT検査で異常が見つかったとしても内視鏡検査で確定診断を行います。

 そんな話を聞くと、万能検査のように思われるかもしれません。では、その精度がどれくらいかご存じでしょうか。国立がん研究センターはNECと共同でAI技術を使った大腸内視鏡検査支援システムを開発。AIに膨大な画像データを読み込ませて“学習”させることで、診断技術を磨いたところ、大腸ポリープを正しく診断する確率は98.8%に上るといいます。

 キャリア豊富な専門医並みの精度ですが、AI診断はまだ普及途上。臨床現場では、ほとんど人間の医師が担っているのが現状です。その精度こそ気になるところでしょう。

 さまざまな医療機関のHPなどを見ても、最新の機器のことについては書かれていても、「正診率○○%」といったデータを目にすることはありません。

 実は、ちょっと古い論文ですが、こんなデータがあります。1997年に発表された研究結果によると、病理検査で胃がんと診断された428例のうち55例は、胃・十二指腸内視鏡検査の結果に誤診があったと報告しています。誤診率は13%に上ります。

 今は診断技術がグンと上がっていますが、普及すればするほど、検査する医師の腕に差が生まれるのも事実です。人間の医師の場合、大きく見積もって1割は誤診の恐れがあるといえるかもしれません。

 胃がんでいうと、特に気をつけたいのが、悪性度の高いスキルス胃がんです。スキルス胃がんの部位や状況によっては、胃の内視鏡検査よりバリウム検査の方が発見しやすいことがあります。つまり、人間ドックなどで毎年胃カメラ検査を受けているという人も、油断できないということ。この点は、ぜひ頭に入れておいてください。
梅田悦生・赤坂山王クリニック院長

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( 2019/02/08 18:39 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

約4割が信頼できない がん治療に関する情報サイトに要注意 

【役に立つオモシロ医学論文】

 インターネット上にはさまざまな医療・健康関連情報が存在しますが、必ずしも信頼性の高い情報ばかりではありません。特にがん治療に関する情報サイトにおいては、いわゆる民間療法など、科学的に有効性が検証されていない治療法に関する情報も数多く掲載されています。

 そんな中、がん治療に関するインターネット情報の質を評価した論文が、がん治療やケアの専門誌に2018年12月17日付で掲載されました。

 この研究では、GoogleとYahooを「がん治療」「がんケア」という2つのキーワードにより検索し、上位20件の情報サイトを評価対象としています。情報を評価したのは、がん専門医3人、医学生3人、がん生存者3人で、情報の質はレベルA(信頼できる情報)、レベルB(AとCに該当しない)、レベルC(信頼できない情報)の3段階で評価されました。

 最終的に247件の情報サイトが評価されました。医学生による評価では、レベルAに該当するサイトが12.1%、レベルBに該当するサイトが56.3%、レベルCに該当するサイトが31.6%。がん生存者の評価では、レベルAに該当するサイトが16.8%、レベルBに該当するサイトが44.7%、レベルCに該当するサイトが38.5%。がん専門医による評価ではレベルAに該当するサイトが10.1%、レベルBに該当するサイトが51.4%、レベルCに該当するサイトが38.5%という結果でした。

 インターネット上でがん治療に関する情報を提供しているサイトのうち、信頼できない情報を提供しているサイトは3~4割にも上り、信頼できるサイトよりも多いことが示されています。がん治療に関するインターネット情報の活用には、十分な注意が必要と言えるでしょう。

(青島周一/勤務薬剤師・「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰)

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( 2019/02/08 18:29 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

名医対談 「がんは治る病気。年とるほど医学の恩恵受ける」 

 在宅医療の名医・小笠原文雄先生が人気テレビ番組『世界一受けたい授業』(日本テレビ系・1月12日放送)に出演し、著書『なんとめでたいご臨終』が売り切れ続出するほどの売れ行きを見せている。余命宣告を大きく覆して生きる人、大切な家族を笑顔で見送った人……信じられないような奇跡と希望のエピソードが満載の本書。どうして自宅ではそんなことが起きるのか。がんを知り尽くす名医で、がんで妻を亡くし、自身もがんを経験した垣添忠生先生と、いつか必ず訪れる「その時」の迎え方について語り合った。希望死・満足死・納得死をするために知っておきたいこととは──。

【プロフィール】
小笠原文雄(おがさわら・ぶんゆう)/1948年生まれ。名古屋大学医学部卒業。名古屋大学第二内科(循環器)を経て、1989年に岐阜市内に開院。現在は、小笠原内科・岐阜在宅ケアクリニック院長。在宅看取りを1000人以上経験。名古屋大学医学部特任准教授。

垣添忠生(かきぞえ・ただお)/1941年生まれ。東京大学医学部卒業。同大学医学部泌尿器科文部教官助手を務めながら、がんの基礎研究に携わる。1975年より国立がんセンター勤務。2002年、国立がんセンター総長、2007年、同センター名誉総長に。日本対がん協会会長。

◆がんや死とどう向き合えばいいか?

垣添:皆さん、まだ誤解が多いのは、がんは今や治る病気になっているということです。大体6割5分ぐらい治りますからね。それと、年間約100万人ががんになって、一生のうち、2人に1人はがんになるんですから、誰でも遭遇する可能性がある普通の病気なんです。

小笠原:特に血液のがんなどは、予後がすごくよくなっていますね。今後はがんになっても、年をとればとるほど、医学の日進月歩という恩恵に浴する可能性が高くなっていくんでしょうね。

垣添:それと早期発見というのも、ものすごく効果がありますね。国が指定している5つの検診対象がんは、早期発見をすれば大体9割5分以上治っちゃう。私も大腸がんと腎臓がんを早期発見しています。早期発見なら、身体的・経済的・時間的な負担もずっと軽い。IV期の進行がんで見つかって、たくさんのお金を使って亡くなるのとは大違いです。
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( 2019/01/21 01:33 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

体温を上げ免疫力を活性…紅葉狩りやジム通いでがんに勝つ 

【ステージⅣがん治療を断るとどうなる】第10回

 筋トレと食事で免疫力を高め、がんを克服しようとしている私に20年来の知人の鍼灸(しんきゅう)師が「刺絡(しらく)療法」を勧めてきた。

 知人は国立大学や大手カルチャーセンターで漢方の講座を持ち、鍼灸院を構え、薬剤師でもあり、著書も多い。その勧められた刺絡療法とは、自律神経免疫療法とも呼ばれ、自律神経の乱れを治す鍼治療だという。

 やり方はこうだ。吸玉と呼ばれるカップを体のツボに当てる。すると体の悪い部分には“瘀血(おけつ)”が集まり赤紫色になる。その部分に特殊針を刺し、副交感神経を刺激してリンパ球を増やし、免疫力を高める。

 秋以降3度やってもらった。最初は吸玉を当てた部分がかなり赤紫色になった。2度目には左肩の下の部分に当てた吸玉内でかなりの血が噴き出した。3度目は色の変化も強く出なかったし、血の噴き出しもなかった。鍼灸師は、「血流もいい。体の状態はかなり良くなっている」と言う。

 月1度、検査に行っている病院での11月の結果も、体の数値は正常だった。代謝が少し良くなっているのかなという感覚はある。

 この私が受けた刺絡療法を、免役療法を提唱していた故・安保徹医博は「副作用もない人体に優しい療法」と推奨。さらに、「免疫力を高めればがんを克服できる。そのためには体温を上げよ」とも言っていた。

「病院へ行くとすぐに点滴したり、胃ろうを作って栄養のある物を入れようとする。あれこそが七転八倒の苦しみにつながる。点滴治療などは、一時的なもので、冷えの世界をつくっている」

 治療に必要なのは、温かくしてエネルギーを作り病気を治すこと。体温を上げると血流はよくなり免疫力も活性化する。刺絡療法はその働きを助ける。安保医博はこうも言っていた。

「体温の多くは筋肉で作られている。体を動かし筋肉から発熱を促す」

 私は先週、紅葉狩りに行ったこともあり、1週間の歩数は10万歩超。ジム通いも続けている。“健康”的な生活が続いている。

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( 2018/12/21 00:47 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

がん、糖尿病、虚血性心疾患、骨粗しょう症も遺伝病だ 

【人は遺伝子の奴隷なのか】

 遺伝子研究が進んだことで、これまでは遺伝子とは関わりがないとされた病気も実は遺伝子が影響を与えていることがわかってきた。例えば同じウイルスや細菌に感染しても重症化する人と症状がまったく出ない不顕性感染で終わる人がいる。その違いはそれぞれの免疫力という体質によるところが大きく、遺伝的要因が関与していると考えられている。

 国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授が言う。

「病気の原因は大別すると環境的要因と遺伝的要因があります。これまでは糖尿病、本態性高血圧、虚血性心疾患、骨粗しょう症、神経変性疾患などは環境的要因と考えられてきました。しかし、その人が続けてきた生活習慣以外に遺伝的要因が発症に大きな影響を与えることがわかっています。その意味では、がんを含めたこれらの病気は多因子遺伝疾患と言えます」

 遺伝子病は特別でまれな存在で、健康な人には関係ないと考えられてきた。ところが、現在では半数以上の人は一生涯のうちに何らかの遺伝性の病気にかかるといわれる。

「遺伝病について多くの人には『遺伝病とは親から子へ遺伝する病気』という誤解があります。遺伝病はあくまでも遺伝子や染色体の異常によって起こる病気であり、親から子へ伝わる、伝わらないというものではありません。つまり、親の遺伝子に異常があって子供に伝わる場合もあるが、親が正常でも突然変異によって起こる遺伝病もあるのです」

 遺伝病は一般に5分類される。「単一遺伝子疾患」「染色体異常」「多因子遺伝病」「ミトコンドリア遺伝病」「体細胞遺伝病」だ。

 単一遺伝子疾患とは人を構成する2万7000個の遺伝子の1つの遺伝子異常により発症すると考えられる病気だ。ハンチントン病やフェニルケトン尿病、デュシェンヌ型筋ジストロフィーなどがある。

 染色体異常とは、染色体部分の過剰や欠失により、遺伝子群の量的不均衡を起こし、遺伝子の発現異常による諸症状を来す状態を言う。通常、ヒトの染色体は22対の常染色体と2個の性染色体から成るが、ある染色体のすべて、あるいは一部分が多くなったり(トリソミー、テトラソミー)、少なくなったり(モノソミー)することにより発症する。ダウン症候群などを思い浮かべる人もいるだろう。

 多因子遺伝病は複数の遺伝子と環境要因の相互作用によって発症する。口唇口蓋裂、先天性心疾患など体の1カ所に形の異常が起こるものや、糖尿病、高血圧、心筋梗塞、胃潰瘍などが挙げられる。

 ミトコンドリアはエネルギーを作り出す細胞小器官。そのミトコンドリアが異常を来すと大量にエネルギーを使い、骨格筋系や中枢系に問題が生じる。心筋はもちろん、難聴、糖尿病、腎障害などの合併症がみられる。

 体細胞遺伝病とは受精後の体細胞分裂の際に生じるもので、伊藤白斑、男性の色素失調症などがある。

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( 2018/12/02 18:30 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

ビタミンCの吸収と胃がんや早産にもかかわる2つの遺伝子 

ビタミンCと聞くと、若さや爽やかさをイメージする人も多いはずだ。

 実際、柑橘類やピーマンなどに豊富に含まれるビタミンCには細胞を元気にするさまざまな働きがある。コラーゲンの合成を促進したり、活性酸素を消去したり、副腎皮質ホルモンの合成を促進してストレスを緩和する。

 胃がんや肝臓がんの発がん物質であるニトロソアミンの生成を抑え、体に入り込んだ異物や薬物を代謝する酵素やタンパク質の維持に努めることもわかっている。不足すると血管が弱くなって出血しやすくなる壊血病にかかりやすい。なくてはならない栄養素である。

 そんなビタミンCは体内でつくることができない。水に溶けやすく、熱や光にも弱い。そのため、日本人の食事摂取基準(2015年度版)では15歳以上の男女は100ミリグラム/日摂取することが推奨されている。

 ところが、同じようにビタミンCを取っても人によって、吸収しやすい人と吸収しにくい人がいることがわかってきた。原因はビタミンCを細胞内に運ぶSVCT1とSVCT2と呼ばれる2つの遺伝子にある。国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授が言う。

高く、体内のビタミンC濃度を一定に保つ働きをします。一方、SVCT2は脳や目、肝臓にあり、SVCT1より親和性が高く、低濃度のビタミンCを効率的に取り込む役割があります。この2つの遺伝子を例えると料理用の計量スプーン。前者が大スプーンなら後者が小スプーンというわけです。これらが状況に応じて、使い分けられるのです」

 ところがこの2つの遺伝子が壊れると、その壊れた場所によってビタミンCの吸収に大きな差が生まれる。結果、同じようにビタミンCを取っていても体に吸収される量に差が出る。

「ビタミンCを吸収しにくい遺伝子を持っている人は、ビタミンCがすんなりと細胞に入っていかず、遺伝子が正常な人のようにコラーゲンの合成の促進や細胞をさびさせる活性酸素の消去がうまくいかずに皮膚などの老化が進む場合もあるのです」

この遺伝子が欠損している部位によっては、ビタミンCの吸収には差はないものの、胃がんや早産、緑内障などの発症に関係する可能性があることもわかってきているという。

 どの栄養素を、どれだけ食べたらいいのか。それも少なからず遺伝子が関係しているということだ。
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( 2018/11/26 16:17 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

自分で気づける?甲状腺がんの初期症状 

◆甲状腺とは……バセドウ氏病・橋本病などの病気も

甲状腺は、胃腸などの他の臓器に比べると聞き慣れない名前の臓器かも知れません。甲状腺とは、私たちののど元、通称「のどぼとけ」といわれる骨(甲状軟骨)を下から支え、包み込むようにある臓器です。

甲状腺からは「甲状腺ホルモン」が分泌されており、呼吸・循環の調節をしています。甲状腺ホルモンの分泌が多くなる状態を「甲状腺機能亢進」、少なくなる状態を「甲状腺機能低下」と呼びます。前者の代表的なものが「バセドウ氏病」、後者の代表が「橋本病」ですが、これらの病名はご存じの方も多いのではないでしょうか。

バセドウ氏病や橋本病ほど知られてはいませんが、この甲状腺にも「がん」が発生することがあります。.

◆30~40代の女性にやや多い「甲状腺がん」の特徴・傾向

2012年の国立がん研究センターの統計によると、甲状腺がんの粗罹患率(1年間に10万人あたり何人がかかるかを表す指標)が、男性で5.6 、女性で16.0と報告されています。2005年の国立がん研究センターの統計によると、甲状腺がんの粗罹患率(1年間に10万人あたり何人がかかるかを表す指標)が、男性で3.4、女性で10.8と報告されています。

たとえば、胃がんの粗罹患率は、男性で128.5、女性で56.6なので、甲状腺がんの少なさとともに、女性がかかりやすいがんということがおわかりいただけると思います。男女あわせての年齢で見ると、50代以上でかかりやすいのですが、女性の場合は30~40代という比較的若い年齢の方が多い一方で、60代を超えた場合には男性の方に多いという統計結果が出ています。

数としては多くはないものの、30~40代の女性にとっては、乳がん・子宮がんとともに気をつけておくべきがんの1つと言えるでしょう。
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◆甲状腺がんの初期症状・セルフチェック法

甲状腺にがんができても、甲状腺ホルモンの数値は正常であることも多く、特徴的、典型的な症状があるわけではありません。ただ、乳がん発見につながる乳腺の触診と同様、甲状腺は体表から触れる組織ですので、甲状腺がんは当初のど元のしこりとして触知することができます。

また、乳腺と違って、基本的には外から見える(特に自分自身よりも他人からよく見える)臓器なので、家族や友人などから、のど元のふくらみやしこりを指摘されて、気がつく人も多いです。

冒頭のバセドウ氏病や橋本病では、甲状腺全体が左右対称に腫れることが多い一方、甲状腺がんの場合には局所的に、もしくは左右非対称に腫れてくることが多いのも特徴。ご自身の服装を鏡でチェックした時に気がついたり、自分でふと触ってしこりに気がついたりするケースも少なくありません。

また、甲状腺の近くには、声を出す声帯を動かす神経である、反回神経が通っています。甲状腺がんによるしこりがこの神経を圧迫すると声帯がきちんと動かなくなり、声がかれてしまう「嗄声(させい)」の症状が出ることがあります。

健康診断では、頸部を触診して甲状腺の腫れやしこりがないかどうかをチェックします。


◆甲状腺がんが進行すると……痰に血・咳・声枯れも

甲状腺がんが進行すると、周辺の臓器に浸潤していきます。決して多くはありませんが、甲状腺に隣接する気管を巻き込んでいくと、痰に血が混じったり咳が続いたりすることがあります。また、気管の裏には食道がありますので、甲状腺がんの進行によっては、食べ物が飲み込みにくくなる「嚥下困難(えんげこんなん)」の症状が出ることがあります。

さらに、極めて稀ではありますが気管が細くなって呼吸困難になることもあります。

甲状腺がんも他のがんと同様、早期発見、早期治療が重要。定期的な健康診断を受けるとともに、のど元に妙なふくらみやしこりがないかを、定期的にチェックするようにこころがけましょう。

また、少し声の調子が悪く、風邪の影響が長引いているのかなと思っているケースの中には、甲状腺による神経の圧迫が隠れていることがあります。あまりにも声枯れの期間が長い場合には、念のためお近くの内科、もしくは耳鼻科の診察を受けてみることも大切です。
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狭間 研至(医師)

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( 2018/11/08 18:27 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

オーガニック食品とがんリスクの関係性で注目の研究結果が 

コラム【ニューヨークからお届けします。】

 オーガニック食品を食べている人はがんになるリスクが低い――。こんな研究結果が、医学雑誌「JAMA」(ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーション)に掲載されました。

 研究を行ったのは、疫学者のジュリア・バウドリー博士を中心とした仏・国立保健医学研究所のチーム。約7万人のフランス人(4分の3は女性、平均年齢は40代)に対し、フルーツ、野菜、肉、魚など16種類のオーガニック食品を提示し、食べている頻度で4つのグループに分け、4年~4年半後にフォローアップしました。

 結果、期間中に彼らが受けたがんの診断は全体で1340件。最も多かったのは乳がんで、459件に上りました。オーガニック食品を最も多く食べたグループと、がんの診断との関係を分析したところ、多く食べたグループは、がんになるリスクが25%少ないことが分かりました。特に目立ったのは、非ホジキンリンパ腫と閉経後の乳がんで、それぞれ73%、21%リスクが減少。量は少なくてもオーガニック食品を食べていた人の方が、そうでない人に比べてがんのリスクが下がることも判明しました。

 研究者は「オーガニック食品に切り替えた場合に、体内に取り込まれる農薬など、汚染物質が劇的に減少するからではないか」との仮説を立てています。また、ハーバード大学の栄養学者らは、「食品から取り込んでいる農薬が、がんのリスクと関係があるとするこれまでの研究とも一致する」とコメント。

 しかし一方で、「通常の食品より高価なオーガニック食品を購入できる経済状態にもかかわらず、食べていない人は全体的に健康への意識が低く、そのためにがんのリスクが上がっている」という批判の声もあります。今後、さらなる研究が期待されています。

(シェリー めぐみ/ジャーナリスト、テレビ・ラジオディレクター)
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( 2018/11/07 13:32 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

希望広がる「癌(がん)治療薬オプジーボ」だが…しかるべき施設で適切な治療を 

 本庶佑氏がノーベル医学生理学賞を受賞した。世界最高峰の賞の一つ。我々と同じ職業の人が受賞したことは非常に喜ばしいことで、同じような心境になっている仲間も多いでしょう。

 癌(がん)治療薬「オプジーボ」の登場は、多くの患者さんに福音がもたらしていることは間違いない。人間には1日数千個の癌細胞が発生していると推測されている。癌細胞は異物で、人間の体にはそれらを排除するシステムがある。これが免疫です。

 免疫機能は細菌、ウィルス、癌細胞を異物として認識しつつ、自分の組織を間違って攻撃しないようにも認識する。癌細胞が異物として認識されれば排除されるが、通常の免疫機能では異物と認識されなかった癌細胞が、発育を続けると癌として発病する。その免疫チェックポイントをブロックして免疫能力を高めて、癌細胞を排除しようというのが、この薬です。

 これまでの抗癌剤は、癌細胞が増殖するときに必要なものを攻撃して癌を排除する方法なので、発想が違うのです。実はこの薬は14年9月から使用されています。私は治療で使ったことがないですが、患者さんによっては劇的な効果が出ているようです。

 だた、“希望”広がっていく一方、知っていただきたいこともあります。オプジーボは現在、7種類の癌に保険適応されていますが、使用するには患者さんの病態による制限があります。さらに、腫瘍細胞にある特定の物質の有無を調べてから投与が推奨されている癌もあります。実際に薬を投与できる病院、医師も限られているんです。

 2人に1人が癌になる時代で、この薬に大きな期待が寄せられるのは当然です。担当医から治療の術がないと言われたときに最後の望みを託す…そのお気持ちも痛いほど分かります。しかし、決して“万能薬”ではないことを認識した上で治療に臨んで頂きたい。

 残念なことですが、高額なオプジーボの名前を利用して、不適切な医療をする人たちが出てこないとも限りません。しかるべき施設で適切な治療を受けて頂きたいと切に願います。

 ◆筆者プロフィール 谷光利昭(たにみつ・としあき)兵庫県伊丹市・たにみつ内科院長。外科医時代を経て、06年に同医院開院。診察は内科、外科、胃腸科、肛門科など。デイリースポーツHPで「町医者の独り言」を連載中。
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( 2018/11/02 12:27 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

肺がん根治目指す 初の免疫チェックポイント阻害剤が登場 

今年のノーベル生理学・医学賞受賞で大注目の免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」。いくら「夢の薬だ」といっても、肺がんの80%以上を占める非小細胞肺がんでは手術不能な進行(転移があること)・再発がんが対象で、抗がん剤や放射線治療後にしか使えない。いわば末期のがん患者に対する延命のための薬だ。しかし、新しい免疫チェックポイント阻害剤はⅢ期を対象に抗がん剤・放射線を併用して根治を目指すという。

 先月末、欧州委員会は新たな免疫チェックポイント阻害剤の販売を承認した。「イミフィンジ」(一般名:デュルバルマブ)だ。

 米国では今年2月、日本では8月に発売され、期待が高まっている。承認の根拠となった国際共同第3相臨床試験(PACIFIC)では、無増悪生存期間を11カ月以上(イミフィンジ群16.8カ月、プラセボ群5.6カ月)延長、再発・再燃リスクを48%減少させた。「JCHO東京新宿メディカルセンター」(東京・飯田橋)放射線治療科の黒崎弘正部長が言う。

「先月末、カナダ・トロントで開かれた世界肺がん会議では『死亡リスクが32%減少』『無増悪期間と遠隔転移までの期間の延長』などさらに詳しいPACIFICの内容が発表されました。また同じ抗PD―L1抗体薬のテセントリクは、従来の抗がん剤との併用で未治療の小細胞(悪性度が高い)肺がんに対して好成績が出たことも報告されました。それらはすぐに世界的権威のある医学雑誌の電子版で紹介されるなど医療関係者の関心を呼んでいます」

■Ⅲ期の非小細胞肺がんを対象

 免疫チェックポイント阻害剤は、抗CTLA―4抗体の「ヤーボイ」を皮切りに、抗PD―1抗体の「オプジーボ」と「キイトルーダ」が発売され、今年4月からは抗PD―L1抗体の「テセントリク」が加わった。ヤーボイを除く3剤はⅣ期の非小細胞肺がんも対象にしているが、イミフィンジは同じ非小細胞がんでも少し違う。国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授が言う。

放射線療法と抗がん剤を使った化学療法が標準治療ですが、ここ20~30年はほとんど治療法に進歩はありませんでした。その意味でこの承認は画期的なことであり、早いステージで幅広い適応がなされることにより、今後のがん治療においてより多くの方に効果が期待できるようになってくる可能性があるのです」

 一般に後で発売される薬は最初に認可された薬より厳しい審査基準や臨床試験を経て承認されることが多い。それらをクリアしたイミフィンジは、従来の免疫チェックポイント阻害剤と同等以上の期待がかかるのは当然だ。新薬はどのようにしてがんを抑えるのか?

「T細胞は、がん細胞への攻撃を始めてしばらくすると、攻撃が暴走しないように細胞の表面にブレーキ役のPD―1受容体を発現させます。その時、がんやその周辺の微小環境の細胞は、T細胞からの攻撃から逃れるために細胞表面に多数のPD―L1を発現させるのです。両者は鍵穴と鍵の関係にあり、結合するとT細胞によるがん細胞への攻撃にブレーキがかかります。免疫チェックポイント阻害剤は、がん細胞がこの仕組みを利用して免疫から逃れるのを防ぐ薬です」(一石教授)

オプジーボはT細胞側のPD―1を、イミフィンジはがん細胞側のPD―L1を阻害する。素人目には「どちらであれ、T細胞が力を取り戻してがん細胞を攻撃することに変わりはない」と思ってしまう。しかし、両者には微妙な差がある。

「T細胞などの免疫細胞の働きを抑制する免疫チェックポイントは何種類もあって、PD―1はPD―L1だけでなくPD―L2と結合し、PD―L1はPD―1のほかにB7―1に結合すると考えられています。つまり、薬を使った場合、若干の阻害の違いがでてくるのです。今後の方向性としては併用すると、より多くの免疫チェックポイントを阻害できるわけで、思わぬ効果が得られる可能性があるのです」(一石教授)

 現在、免疫チェックポイント阻害剤同士や、同剤で免疫に対するブレーキを外したうえでT細胞のがん探索力や攻撃力を高める治療法の開発、血管新生阻害剤であるVEGF阻害剤との併用、従来の抗がん剤・化学療法・放射線療法との併用などの臨床研究が進んでいる。

 新たな免疫チェックポイント阻害剤の登場はそのバリエーションが増えることになる。その結果、がん治療の効果は1+1が5にも10にもなるかもしれない。がんは治る時代にまた一歩近づいた。

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( 2018/10/28 19:09 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

4Kモニターで声帯病変を“見える化” プロ専門のクリニック 

声のクリニック赤坂こまざわ耳鼻咽喉科(東京都港区) ・駒沢大吾院長
 歌手、俳優、声優、ナレーター、アナウンサーなど声を職業とするプロのパフォーマーから絶大な信頼を得ている駒澤大吾院長(写真)。駒澤院長自身が日本のソウルシンガーの大御所、故渡辺大之伸氏を師匠にもつ、歌手であるうえ、現在も都内のライブハウスのステージに立つ“歌う医師”だからだ。昨年末、声の診療に特化したクリニックを開院した。

「都内に音声医学を専門とする医療機関はいくつかあります。しかし、プロのパフォーマーを専門に診療する施設はほとんどありません。患者さんにとって声帯は大事な楽器です。それをクリニックベースで気軽にチェックできる施設が必要だと思ったのです」

 来院する患者はプロの割合が47%と高く、有名な歌手も多い。

 スタッフは全員、パフォーマーの気持ちをよく理解しているプロの歌手やMC。同じ仲間として患者に寄り添う診療を心掛けている。そもそも、パフォーマーの声の不調は、一般の声がれの患者とは求める改善の質が全然違う。

またジャンルやレベルによっても異なる。院長が現役の歌手だからこそ、理想とする声の表現ができなくなっている患者の訴えを受けとめられる。

「当院の特色は、声帯のどんな小さい病変にもこだわること。他院で『こんな小さい病変が歌に影響するわけがない』と言われ、行き場をなくして困っている患者さんは多い。症状の原因となる病変が声帯にない場合も、発声に関わるその他の要素を徹底的にチェックします」

■本番3日前受診でも集中治療なら

 こうした詳細な診療ができるのは、設備面にも特色があるからだ。声帯の振動は毎秒100回以上の高速な動きをするため、診察ではストロボスコープという機器を用いてスローモーション化して観察する。従来の2Kモニターでは微小病変の診察には限界があったが、同院では4Kモニターを導入。解像度がまったく違って立体的な観察ができるので、普通なら見逃されてしまうような微細な病変でも的確に“見える化”できるという。

「声の検査やリハビリテーションでは、実際に歌唱をしていただいて症状や声の状態を把握する必要があります。当院では天井高が3・1メートルある完全防音の発声室を備えているので、実際の現場に近い空間で声が出せます。あらゆるジャンルに対応できる音響設備も備えています。場所がTBS(TV局)に近いので、ここで直前にリハビリをして本番に出演する歌手の方もいます」

 歌声の不調の中には、声帯そのものに障害がなくても、声帯の調節が不調になる症例もある。その場合、専門医でも診断ができず、従来の音声治療では治らない。しかし、駒澤院長は国内で唯一、以前からこの状態について学会発表を続けており、リハビリによる治療を行っている。

「患者さんの中には稽古で声帯を使い過ぎて、声帯炎を起こして駆け込んでくる患者さんもいます。その場合、遅くても本番3日前に受診して集中的な治療をすれば、クラシック以外であれば何とかしのげることが多い」

声を使うパフォーマーにとっては唯一無二、頼れるクリニックだ。

▽奈良県出身。2007年奈良県立医科大学医学部卒。国際医療福祉大学病院で研修後、同大三田病院耳鼻咽喉科、山王病院・国際医療福祉大学東京ボイスセンターで勤務。16年12月開院。〈所属学会〉日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本喉頭科学会、日本音声言語医学会など。

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( 2018/10/23 11:01 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

肺がん根治目指す 初の免疫チェックポイント阻害剤とは? 

今年のノーベル生理学・医学賞受賞で大注目の免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」。いくら「夢の薬だ」といっても、肺がんの80%以上を占める非小細胞肺がんでは手術不能な進行(転移があること)・再発がんが対象で、抗がん剤や放射線治療後にしか使えない。いわば末期のがん患者に対する延命のための薬だ。しかし、新しい免疫チェックポイント阻害剤はⅢ期を対象に抗がん剤・放射線を併用して根治を目指すという。

 先月末、欧州委員会は新たな免疫チェックポイント阻害剤の販売を承認した。「イミフィンジ」(一般名:デュルバルマブ)だ。

 米国では今年2月、日本では8月に発売され、期待が高まっている。承認の根拠となった国際共同第3相臨床試験(PACIFIC)では、無増悪生存期間を11カ月以上(イミフィンジ群16.8カ月、プラセボ群5.6カ月)延長、再発・再燃リスクを48%減少させた。「JCHO東京新宿メディカルセンター」(東京・飯田橋)放射線治療科の黒崎弘正部長が言う。

「先月末、カナダ・トロントで開かれた世界肺がん会議では『死亡リスクが32%減少』『無増悪期間と遠隔転移までの期間の延長』などさらに詳しいPACIFICの内容が発表されました。また同じ抗PD―L1抗体薬のテセントリクは、従来の抗がん剤との併用で未治療の小細胞(悪性度が高い)肺がんに対して好成績が出たことも報告されました。それらはすぐに世界的権威のある医学雑誌の電子版で紹介されるなど医療関係者の関心を呼んでいます」

■Ⅲ期の非小細胞肺がんを対象

 免疫チェックポイント阻害剤は、抗CTLA―4抗体の「ヤーボイ」を皮切りに、抗PD―1抗体の「オプジーボ」と「キイトルーダ」が発売され、今年4月からは抗PD―L1抗体の「テセントリク」が加わった。ヤーボイを除く3剤はⅣ期の非小細胞肺がんも対象にしているが、イミフィンジは同じ非小細胞がんでも少し違う。国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授が言う。

「イミフィンジの最大の特徴は、抗がん剤や放射線治療を終えたⅢ期の非小細胞肺がんを対象にしている点です。Ⅲ期の非小細胞肺がんは、放射線療法と抗がん剤を使った化学療法が標準治療ですが、ここ20~30年はほとんど治療法に進歩はありませんでした。その意味でこの承認は画期的なことであり、早いステージで幅広い適応がなされることにより、今後のがん治療においてより多くの方に効果が期待できるようになってくる可能性があるのです」

 一般に後で発売される薬は最初に認可された薬より厳しい審査基準や臨床試験を経て承認されることが多い。それらをクリアしたイミフィンジは、従来の免疫チェックポイント阻害剤と同等以上の期待がかかるのは当然だ。新薬はどのようにしてがんを抑えるのか?

「T細胞は、がん細胞への攻撃を始めてしばらくすると、攻撃が暴走しないように細胞の表面にブレーキ役のPD―1受容体を発現させます。その時、がんやその周辺の微小環境の細胞は、T細胞からの攻撃から逃れるために細胞表面に多数のPD―L1を発現させるのです。両者は鍵穴と鍵の関係にあり、結合するとT細胞によるがん細胞への攻撃にブレーキがかかります。免疫チェックポイント阻害剤は、がん細胞がこの仕組みを利用して免疫から逃れるのを防ぐ薬です」(一石教授)

 オプジーボはT細胞側のPD―1を、イミフィンジはがん細胞側のPD―L1を阻害する。素人目には「どちらであれ、T細胞が力を取り戻してがん細胞を攻撃することに変わりはない」と思ってしまう。しかし、両者には微妙な差がある。

「T細胞などの免疫細胞の働きを抑制する免疫チェックポイントは何種類もあって、PD―1はPD―L1だけでなくPD―L2と結合し、PD―L1はPD―1のほかにB7―1に結合すると考えられています。つまり、薬を使った場合、若干の阻害の違いがでてくるのです。今後の方向性としては併用すると、より多くの免疫チェックポイントを阻害できるわけで、思わぬ効果が得られる可能性があるのです」(一石教授)

 現在、免疫チェックポイント阻害剤同士や、同剤で免疫に対するブレーキを外したうえでT細胞のがん探索力や攻撃力を高める治療法の開発、血管新生阻害剤であるVEGF阻害剤との併用、従来の抗がん剤・化学療法・放射線療法との併用などの臨床研究が進んでいる。

 新たな免疫チェックポイント阻害剤の登場はそのバリエーションが増えることになる。その結果、がん治療の効果は1+1が5にも10にもなるかもしれない。がんは治る時代にまた一歩近づいた。

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( 2018/10/14 16:44 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

次の医学賞候補が開発 15人中7人のがんが消えた光免疫療法とは 

 今年のノーベル生理学・医学賞が、京大の本庶佑特別教授(76)に決まったことで、早くも次の医学賞レースに注目が集まっている。そのトップランナーと目されているのが、米国在住の日本人という。はたしてどんな治療法を研究しているのか――。

 その研究が一気にクローズアップされたのは、今から6年前、米国のオバマ前大統領の一般教書演説だった。

 オバマは、健康な細胞に触れずにがん細胞だけを殺す画期的な治療法を「米国の偉大な研究成果」と世界に猛アピール。それが「がんの光免疫療法」で、その開発者こそ、米国立がん研究所の主任研究員、小林久隆医師だ。

 この治療法、もうすぐ臨床現場で使われるようになる。2015年にスタートした米国の後を追うように日本でも今年3月、国立がん研究センター東病院で臨床試験が始まっている。日米ともに他の治療法ではうまくいかなかった再発頭頚部がんの患者が対象だ。

 先行して行われた米国のケースは、一部データが公表されている。それがとにかくすごい。対象15人のうち14人は、腫瘍の大きさが30%以上縮小し、7人は腫瘍が完全に消えたのだ。繰り返しになるが、対象患者は他の治療法が効かずに再発した人ばかりである。

 この治療のベースとなったマウスでの研究結果は2011年に米科学誌「ネイチャー・メディシン」で発表された。がんを患ったマウスは、8割が完治したばかりか、副作用ゼロ。驚愕の成果を受けて、NIH(国立衛生研究所)がホワイトハウスに報告したことで、発表からわずか3カ月で一般教書演説のテーマになる。

 小林医師の計画では、頭頚部がんの次は、肺がんや大腸がん、前立腺がん、乳がん、膵臓がんなどでの応用が検討されている。全身のがんの8~9割が光免疫療法でカバーされるという。

■米ベンチャーに楽天・三木谷会長が支援

 まさに“夢の治療法”を米国が見放すことはなく、治療の実用化は米ベンチャーのアスピリアン・セラピューティクス社が担当する。そこに億単位の支援を行っているのが、楽天の三木谷浩史会長だ。企業にとっては“ドル箱”で、小林医師の計画通りなら、資金回収は秒読みか。

 関西の名門・灘高から京大医学部に進学。1987年に卒業すると、放射線科医としてがん患者を診察するようになった。手術は肉体的な負担が重く、放射線や抗がん剤は少なからず副作用がある。そんなことから、「がん細胞だけを攻撃する治療法」を考えたという。

 難しい仕組みを簡単に説明するとこうだ。抗体の中には、がん細胞にだけ結合するものがあり、そんな抗体に近赤外光線の光で化学反応を起こす物質をつけ、注射で体内に注入。抗体ががん細胞に結合したタイミングを見計らって光を当てると、化学反応による熱でがんの細胞膜が破壊され、がん細胞だけを選択的に死滅させる可能性が高いという。

 東大医学部付属病院放射線科准教授の中川恵一氏が言う。

「米国での治験が始まる前は、計画通りに進むのか半信半疑でしたが、その後の報告を読むと、期待値は高そうです。治験が終わって実際の臨床現場で使われるようになると、頭頚部がんや膵臓がんなど体の奥にあるがんでは、手術と光免疫療法を組み合わせた治療法はより効果的でしょう」

 実用化を待とう。

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( 2018/10/14 16:41 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

がん治療「オプジーボ」の効果があるのは2割程度 “夢の薬”の現実と課題 

京大・本庶佑特別教授のノーベル医学生理学賞の受賞で、これまで以上に脚光を浴びている免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」。あらためて、がん治療における“夢の薬”とばかりに騒がれているが、実はまだまだ課題も多い。

 現在、免疫チェックポイント阻害薬は5種類が認可されている。その中で、オプジーボは「抗PD―1抗体薬」という種類にあたる。

 ヒトの免疫細胞は、体内に生じたがん細胞を異物として攻撃し、排除しようとする。しかし、がん細胞は表面に「PD―L1」といわれるタンパク質を出して抵抗。PD―L1をPD―1に結合させ、ヒトの免疫細胞の働きにブレーキをかけるのだ。

 抗PD―1抗体薬は、がん細胞が出すPD―L1の代わりに免疫細胞のPD―1にくっついてPD―L1とPD―1との結合を阻害し、免疫細胞の攻撃力を高めてがん細胞を排除する。直接、がん細胞を攻撃する従来の抗がん剤とはまったく違う仕組みの薬といえる。現在は、悪性黒色腫、肺がん、腎がん、頭頚部がん、胃がんなど7種類のがんに使われている。

 細胞を直接攻撃しないため副作用が比較的少なく、条件が揃っている患者には劇的な効果が表れるケースもある。「有望な薬なのは間違いないが、まだよくわかっていない点も多い」と、岡山大学病院薬剤部の神崎浩孝氏(薬剤師)はこう続ける。

「オプジーボはがん細胞が出すPD―L1の働きを阻害するので、PD―L1が多く発現しているケースの方がより有効だと考えられます。しかし、実際はPD―L1が多く発現しているのに効かなかったり、それほど発現していない患者なのに効果が認められる場合もある。つまり、どんな条件の人に効くのか、なぜ効果があるのかがはっきりわかっていないのが現状です。ヒトの免疫システムはPD―1/PD―L1以外にいくつもあるので、別の免疫システムに作用していることも考えられます。そのため、効果があるのは2割程度ですし、まったく効かないケースもあります」

■予期せぬ副作用も報告されている

 どんな場合に効くのかがはっきりしていないとなれば、どんな人に副作用が出るのかもわからないということになる。

「それほど多いわけではありませんが、これまで、間質性肺炎、1型糖尿病、重症筋無力症、甲状腺機能低下症、下垂体機能低下症といった予期せぬ重篤な副作用が報告されています。免疫システムに働きかける薬なので、そうした自己免疫疾患が副作用として表れると考えられていますが、どんなタイプの患者に副作用が起こりやすいのかについてもはっきりしていないのです」

 近年の抗がん剤治療は、まず遺伝子検査などを行って、効果がある薬を選択して投与するのが一般的だ。

 免疫チェックポイント阻害薬も事前に遺伝子検査が行われているが、実際は使ってみなければ効くかどうかはわからないし、思わぬ副作用が出るかもしれない。過剰に期待するのは禁物だ。

 また、1瓶(100ミリグラム)の価格が17万4000円(11月~)とまだ高額なうえ、投与が始まったらやめ時がわからないという問題もある。

「オプジーボが保険診療で投与できるのは、手術が困難、化学療法の後に悪化、進行性、再発といった条件の患者に限られ、“最後の切り札”に近い状態で使われます。そのため、薬の効果がほとんどなかったり、徐々に効果が弱くなった場合でも、患者も家族も『やめたくない』と希望するケースがほとんどです。医療者側もなかなか中止を決断できません。あまり効果がないのに超高額な医療費を費やすことになり、保険制度の破綻リスクが加速するのではないかという声も上がっています」

 本庶氏がノーベル賞に選ばれた直後から、医療機関には「自分もオプジーボを使いたい」というがん患者の問い合わせが殺到しているという。やみくもに飛び付く前に、オプジーボの現状をしっかり知っておきたい。

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( 2018/10/12 17:22 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

ネットに溢れる「がん免疫療法」に要注意! ノーベル賞レベルとは“雲泥の差” 

免疫細胞の“ブレーキ”外す画期的治療法

ノーベル医学・生理学賞の受賞者に、京都大学特別教授の本庶佑先生が選ばれました。
免疫細胞を抑える物質を発見し、がんに対して免疫が働くようにする新たな治療薬開発に貢献したこと等が高い評価を受けての受賞となりました。健康な人間の体でも、1日に数千個ものがん細胞が出来ていますが、実は免疫細胞が退治して、排除してくれています。

ただ、免疫細胞には、その働きが過剰になって、からだを傷つけないように抑制する「免疫チェックポイント」という“ブレーキ”があります。何と、がん細胞は免疫細胞に攻撃されると、この「免疫チェックポイント」に信号を出し、免疫細胞に“ブレーキ”をかけて、攻撃を抑えてしまうことがわかってきました。 攻撃力の弱った免疫細胞をかいくぐり、がん細胞は大きく成長してしまう訳です。
本庶教授は、この免疫細胞のブレーキを担う物質の一つが「PD-1」というたんぱく質であることを突き止めました。そこで、体内で「PD-1」が働かないようにする⇒免疫細胞の“ブレーキ”が外れる⇒再び免疫細胞が活性化⇒がん細胞を退治…という、画期的ながん治療薬「免疫チェックポイント阻害剤」=『オプジーボ』が開発されたのです。

従来の抗がん剤は、がん細胞を直接攻撃するというものですが、「免疫チェックポイント阻害剤」は、自身にある免疫力を高めて、がんを退治するという、全く新しい発想から生まれました。日本では7種類のがんに対して治療が認められ、米国など60か国以上でも承認されています。また、さらに多くの種類のがんで臨床試験が進んでいます。
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成果出せない“黒歴史”が続いた…

実は、「がん免疫療法」は、数十年前から多くの試みが行われてきました。しかし、期待を集めるものの、思うような効果は得られないまま終わる・・・ということの繰り返しだったのです。だからこそ、本庶教授の研究成果や『オプジーボ』の開発は画期的なことだったのです!現在も、複数の「がん免疫療法」と呼ばれるものがありますが、これまでの研究では、ほとんどの「がん免疫療法」では治療効果が認められていません。

一昨年、日本臨床腫瘍学会が「がん免疫療法ガイドライン」を作成し、本当に効果のある免疫療法とそうでないものを明確にしました。 現在、臨床研究で効果が明らかにされているものは、「免疫チェックポイント阻害剤」などの一部の薬に限られ、ほとんどの「がん免疫療法」は研究開発中という状況です。

ネットに溢れる高額「免疫療法」の実態は?!

にも関わらず、インターネット上には、「がん免疫療法」を提供するクリニックが多数表示されます。『最先端』『末期でもあきらめない』といった文言と共に…。手術・抗がん剤・放射線という標準治療を受けて、思わしい結果が得られない患者さんにとっては、最後の光明のように見えてしまう気持ちは理解できます。“わらをもすがる”思いで、こうしたクリニックのドアをたたくケースが多いと聞きます。

では、こうしたクリニックで提供される「がん免疫療法」は、どういったものでしょうか。
多くのクリニックでは、「免疫細胞治療」と言われる施術を行っているようです。 免疫細胞を採取して増強させ、体内に戻すという治療法ですが、本庶教授が開発に携わった「免疫チェックポイント阻害剤」とは、全く違うものです。実は、「免疫細胞療法」や「がんワクチン療法」の安全性や有効性は確立されておらず、標準治療にもなっていません。「がん免疫療法ガイドライン」にも推奨する治療として記載されていません。

有効性がはっきりしていないため、保険診療としても認められていません。
したがって自由診療となり、クリニックにもよりますが、一連の治療で200万~300万円、あるいはそれ以上も請求されるケースもあるそうです。

セカンドオピニオン得て、見極めを!

今回、本庶教授が「がん免疫療法」の道を開き、ノーベル賞を受賞されたことは素晴らしいことです。しかし、前段で記載した、高額だけれども有効性が確立していない“免疫療法”まで『画期的で、有効な治療法なのでは』といった誤解が広がることは深く懸念されます。もし、患者さんやご家族が治療の選択に困り、自由診療での「がん免疫療法」を考慮される場合には、公的制度に基づく臨床試験、治験などの研究に熟知した医師に、セカンドオピニオンを求めることをお勧めします。

『オプジーボ』の効果があるのは、対象となるがん患者全体の2~3割と言われますが、今後 免疫機構の解明が進めば、より多くの患者さんにも有効となるかもしれません。また、免疫研究の分野においては、日本人研究者が優れた成果を次々と出してきています。 今後も、世界をけん引するような研究が進み、より多くの患者さんに寄与していくことが期待されます。執筆:かなまち慈優クリニック 院長 高山 哲朗(医学博士)】

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( 2018/10/08 16:45 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

がん患者の6割、院内で経験者と交流希望-がん研有明病院が調査  

がん患者の約6割が、病院内に設置された、がん経験者と交流する場への参加を希望していることが、がん研究会有明病院の患者調査で分かった。経験者と話し合いたいと考える内容には、患者が治療前か後かなどで変化する傾向が見られた。

 同病院の患者支援推進委員会は昨年9月、院内での患者サポートプログラムの在り方を考えるため、医師や看護師らから成る「患者・家族サポートワーキンググループ(WG)」を立ち上げた。同WGは12月10-14日、同病院に外来通院中のがん患者を対象にアンケート調査を行い、4932人から回答を得た。

 それによると、がん経験者との交流する場の院内設置を希望するかどうかを聞いたところ、「そう思う」(43.5%)と「ややそう思う」(30.3%)を合わせ、75%近くが肯定派だった。自身が参加を希望するのは、「そう思う」(24.0%)と「ややそう思う」(36.2%)を合わせ約6割。

 参加を希望する2967人に、経験者との交流を希望する時期(複数回答)を聞くと、「治療中」が66.5%で最も多く、「治療後」は51.1%、「治療前」は44.2%。時期ごとに、経験者と話してみたいことを尋ねたところ、「治療前」では「気持ちのもちかた」「医療者との付き合いかた」「子どもに病気についてどのように伝えるか」、

「治療中」では「身体症状への対応のしかた」「日常生活上の工夫」「気持ちのもちかた」、「治療後」では「日常生活上の工夫」「身体症状への対応のしかた」「医療者との付き合いかた」などの順だった。

 どのような立場の人との交流を望むかを複数回答で聞くと、「患者と家族」(59.3%)が最多で、以下は「患者のみ」(58.2%)、「医療者も参加」(49.5%)、「家族のみ」(24.8%)などの順だった。
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( 2018/09/16 11:55 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

飲む抗がん剤、生存率アップ…膵臓がん再発予防  

膵臓(すいぞう)がんの手術後、再発予防のために行う抗がん剤治療について、県立静岡がんセンターは標準的に使われている抗がん剤より、消化器がんに広く使われている飲み薬・TS―1(ティーエスワン)のほうが生存率が上がるという臨床試験の結果を公表した。

 米国臨床腫瘍学会で発表される。

 同センターによると、この臨床試験は2007年4月~10年6月、全国33医療機関で、膵臓がんの切除手術を受けた患者385人を対象に実施。現在の標準治療に沿って塩酸ゲムシタビン(製品名ジェムザール)を点滴する患者と、TS―1を飲む患者に分け、状態を調べた。

その結果、TS―1は2年生存率が70%で、塩酸ゲムシタビンの53%より17ポイント高かった。再発のない生存期間の目安となる「無再発生存期間中央値」は、塩酸ゲムシタビン11・2か月に対し、TS―1は23・2か月と1年長かった。
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( 2018/09/16 11:52 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

赤毛の人は皮膚がん「メラノーマ」のリスクが100倍!  

致死率が高い、恐ろしいがん「メラノーマ」。一般に白人に多く、黄色人種や黒人には少ないとされてきました。最新の研究で、中でも赤毛の人はリスクが高いことが分かりました。

実は危険ながんと言われる皮膚がん。中でも「ほくろ」と同じ見た目の「メラノーマ」は、転移しやすく致死率が高い、恐ろしいがんです。紫外線を浴びると起こりやすく、日焼けしても黒くなりにくい白人は、特にリスクが高いと言われています。

白人、特に赤毛の人はリスクが高いと言われてきたものの、その理由はこれまではっきりしていませんでした。しかし、このたびハーバード大医学大学院の研究で、その原因遺伝子が特定されました。

ところで、「メラニン色素」のことは皆さんご存じだと思います。お肌の敵!と見なされがちなメラニンですが(もちろん美容の敵ではあります)、細胞の中で遺伝子を紫外線から守るバリアの機能を果たしています。

遺伝子が紫外線の影響でダメージを受けたり、変異するのが皮膚がんの原因。人間の肌細胞は、紫外線を受けた際にメラニンを生成することで、細胞のがん化を防いでいるわけです。

ここでメラニンの生成に関わっているのが、「MC1R遺伝子」という遺伝子。しかし、赤毛の人のMC1R遺伝子は、これがうまく機能しないのだそうです。この結果、紫外線(UVB波)を受けると細胞内のバリア機能が壊れ、遺伝子が変異しやすくなってしまうのだそう。

紫外線の強いオーストラリアでは、年間1500人の人がメラノーマで亡くなっているのだそう。特に35歳未満の若い世代でも亡くなる人が多く、問題になっています。

日本人でも、日焼けによって黒くなりにくい人は特に注意が必要。秋とはいえ、外出時は油断せずに紫外線対策をしてくださいね。


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( 2018/09/13 10:21 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

がん細胞を焼いているのではない 放射線治療を正しく知る 

 放射線治療というと「焼かれる」「熱い」というイメージを持つ人が少なくない。原発事故などで放射線を浴びて皮膚が焼けただれた映像を思い出すからかもしれない。

 しかし、ごく少量の放射線を使うがん放射線治療は、がん細胞を焼き殺す治療法ではない。

 放射線はがん細胞に含まれる水の分子を電離分解して活性酸素をつくることで間接的にDNAを傷つけて細胞死をもたらす治療法だ。そのため、治療を受けても熱くないし、ほとんど痛くならない。

 例えば、4グレイの放射線量を全身照射した人の半分は1カ月以内に死ぬことがわかっている。仮に体重70キロの人が4グレイの放射線を全身に浴びた場合、人が吸収するエネルギーは約67カロリー。これを温度に換算すると約0・001度ということになる。つまり、がん治療で浴びる放射線で体温は上がらない。

 そもそも放射線が人に影響を与えるメカニズムは人を熱によって障害するようなものとはまったく違うのだ。

 ちなみに、がんの致死線量とはがん細胞の90%程度が死滅する線量をいう。それはがんの種類によって違い、脳腫瘍、悪性黒色腫は放射線感受性が低く、高線量を照射してもがん病巣をコントロールするのは難しいとされている。

 一方、1日2グレイの単純分割照射をした場合に5年以内に正常組織の5%に障害が出る照射線量を耐容線量(TD5/5と表示。50%に障害が発生する割合はTD50/5と表示)という。がん細胞は正常細胞に囲まれているため、がん放射線治療を行うと必ず正常細胞は放射線を浴びることになる。

 従ってがん放射線治療は、重要な臓器の正常細胞が耐えられないような線量を照射することはない。国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授が言う。

「この2つの数値からはじき出されるのが、放射線治療を行えるか、行えないかを示す指標である治療可能比です。これが1.0以上であることが、がん放射線治療の実施条件になります。無視すれば、がんが治る可能性は高くなるかもしれませんが、必ず正常組織に有害事象が起こることになります。つまり、敵も味方もやられてしまい、合戦でいえば痛み分けのような状態かもしれません」

 繰り返しになるが、がんの放射線治療法で照射による有害事象を完全になくすことはできない。「切らずに治すがん治療」といわれる放射線治療だが、有害事象が少なくとも5年間で5%発生するのは仕方がないものとして行われていることは覚えておいた方がいい。


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( 2018/09/12 11:03 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

放射線が効きにくいのは…塊が大きく細胞分裂しないがん 

コラム【がんとは何か】

 がんには放射線への感受性が高いものと低いものがある。高いのは細胞分裂を頻繁に行い、酸素濃度の高いがん。遺伝子情報が記載されているDNAは二重らせん構造で安定しているが、細胞分裂を行うときには、二重らせんがほどけて一本鎖になる。がん細胞のように頻繁に細胞分裂を起こしていると、不安定な状態で放射線を受ける可能性が高くなり、ダメージが大きくなる。

 酸素が豊富ながん細胞は活性酸素が多いため治療効果が高くなると考えられている。国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授が言う。

「がんの塊が小さいうちは細胞分裂が繰り返され、酸素も豊富です。そのためこの時期のがんは放射線感受性が高く、放射線治療の効果が高いとされています。逆にがんの塊が大きくなると、がんの塊の中心にあるがん細胞は低酸素状態となり、放射線感受性は低下していきます」

 その意味では、セミノーマ(精上皮腫)やウイルムス腫瘍(小児の腎臓がんの仲間)などは放射線の感受性は高いとされるが、骨肉腫や悪性黒色腫(メラノーマ)などは感受性が低いという。

 多くのがんは放射線治療はある程度有効だが、がんの中では扁平上皮がんのほうが腺がんより効きやすいとされている。腺がんの代表例は乳がんであるが、50グレイ程度の放射線を照射する乳房温存療法では、軽度の日焼け程度の副作用だけである。 
 しかしながら、それ以上の放射線治療を行うと当然、副作用が生じる。

「皮膚の腫れや発赤、脱毛などのほか、吐き気や眠気が表れることがあります。さらに治療から半年から数年経って副作用が表れる『晩発性放射線有害事象』が起こる場合もあります」(一石英一郎教授)

 例えば「肺線維症」「放射線性心膜炎」「出血性膀胱炎」「出血性大腸炎」だ。これらは通常は無治療でも様子が見られることが多いが、重度の場合は高圧酸素療法や出血部の焼灼などが検討される。 

 放射線治療による副作用は、基本的に照射した部分にしか生じない。

 かつては放射線治療を受けると脱毛や白血病を発症するというイメージが強かったが、これは抗がん剤と一緒に使用することが多かったためだという声が、放射線治療医の中にある。

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( 2018/09/09 15:35 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

日本人男性のがんの1割は酒が原因 発症のメカニズムとは 

過度の飲酒が発がんに影響することは間違いない。国立がん研究センターが作成した「日本人のためのがん予防法」(2015年2月)には、飲酒ががんの罹患とがん死の原因となる割合はそれぞれ男性で9%と8.6%、女性ではいずれも2.5%と書かれている。

 気になるのは飲酒量と発がんについての関係だ。日本人男性を対象としたあるコホート研究では、1日当たりの平均アルコール摂取量が46グラム以上で40%程度、69グラム以上で60%程度、がん全体のリスクが上がるという。別の研究では男性は23グラム未満でリスク上昇がみられないことから、日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、ウイスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならボトル3分の1程度にとどめることがよいとされている。

 もちろん、これは飲めて飲みたい人の場合。飲めない人・飲みたくない人は無理する必要はない。「がんに安全な酒量はない」という研究者もいる。

■飲酒後の唾液には発がん物質が血中の10倍超に

 では、飲酒はどのようなメカニズムでがんを発症させるのか? 国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授が言う。

「体内でお酒を分解すると発がん物質である『アセトアルデヒド』が発生します。これを無毒化するには『2型アセトアルデヒド脱水素酵素』(ALDH2)が必要です。この脱水素酵素には分解力の強い正常型と弱い欠損型があり、それを決めるのは両親それぞれから受け継がれた2つの遺伝子です。日本人は2つの遺伝子のうち片方もしくは両方が欠損した人が多く、体内にアセトアルデヒドが長く滞留することが発がんに影響していると考えられているのです」

 アセトアルデヒドはDNAに直接結合し、変異誘発性のDNA付加体(DNA変異を引き起こし、がん化となる物質がDNAと結合したもの)を形成する。その結果、DNAを障害することは培養細胞を使った多くの実験で証明されている。

 しかもお酒を飲んだ人の体からはアセトアルデヒドDNA付加体が検出され、唾液中の細菌によってもアセトアルデヒドは産生されるため、口腔内のアセトアルデヒド濃度は血中よりも10~100倍高くなることもわかっている。

 ただし、実際に生体内でDNAが障害されるかどうか、わかっていなかった。

 そこで英国のケンブリッジ大学の研究チームが、ALDH2が欠損したマウスにアルコールを投与し、DNAを観察する実験を行った。その結果、造血幹細胞のDNAの二重鎖が切断され、細胞内のDNA配列が戻らなくなることを確認。ALDH2が欠損しているマウスは、DNA損傷の数が正常なマウスに比べて4倍も多いことを突き止めた。この結果は世界的科学誌「ネイチャー」に発表され、大きな反響を呼んだ。

 ちなみに、お酒とかかわりが深いのは
口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、大腸(男性)、乳房などといわれる。お酒好きはお酒が特定のがんリスクを高めることは覚えておいた方がよさそうだ。


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( 2018/09/05 07:40 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

かつらがずらり…がん患者の「外見ケア」最新事情  

「治療が始まるとおそらく髪が抜けます」

 国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)で乳がんの化学療法を受けることになった40代の女性は、主治医のこの一言に愕然とした。

毛量が豊かで白髪がほとんどない自慢の髪。治療のためとはいえ、その髪を失うだけでもつらいのに、そのままの姿では外に出ることもできない。上手に隠せるのだろうか。これまでどおり職場に通えるのだろうか──。

 そんな不安を抱えた女性が医師から紹介されたのが、院内にあるアピアランス支援センターだ。棚一面にさまざまなウイッグ(かつら)がずらり。

「今の髪の状態に近いものにしなければ」と思い込んでいたが、センター長で臨床心理士の野澤桂子さんに勧められていくつかウイッグをつけてみると、意外にほかの髪色やヘアスタイルも似合うことに気づいた。

「治療が終わって新しい髪が生えてきたら、いろいろ挑戦してみようかな」。そんな前向きな気持ちで、化学療法に臨むことができたという。

 アピアランス(Appearance)とは「外見」のこと。手術、化学療法、放射線治療などのがん治療は、脱毛、顔や体の欠損、爪の変形、皮膚の変色、湿疹、傷あとといったさまざまな外見の変化をもたらすことがあり、患者に大きなストレスを与えている。

 2009年、野澤さんらは同院通院治療センターで抗がん剤治療を受けた638人の患者に、抗がん剤治療に伴う身体症状の苦痛度を調査した。

その結果、女性では、まつげや眉毛の脱毛、爪のはがれ、顔の変色など「外見」にかかわるものが上位20の半数以上を占めた。とくに頭髪の脱毛は、自覚症状を伴う吐き気や発熱よりも苦痛度が高かった。

 国立がん研究センター中央病院では、野澤さんが中心になって外見に悩む人をサポートする取り組みを続け、13年4月にアピアランス支援センターが開設された。

同院の通院・入院患者であれば、無料で利用できる。野澤さんとともに活動をしてきた乳腺・腫瘍内科、外来医長の清水千佳子医師は、患者の状況をこう話す。

「医療技術が進歩し、外来通院で抗がん剤治療を受けられる時代になっているのに、外見を気にして外出ができないというようでは本末転倒です。

また、がんになっても、『生活者』だということに変わりはない。臨床の現場では、がんの治療ばかりに目が行きがちですが、患者が治療に前向きに取り組むためにも、医療機関の中で外見のケアを行うことはとても重要です」

 センターができた今は、抗がん剤の治療が決まった患者に「治療による外見の変化は避けられないけれど、サポートを受けられますよ。自分に必要かどうか今はわからなくても将来役立つことがあるかもしれないので、一度足を運んでみてください」と情報を伝えている。


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( 2018/09/04 12:17 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

血液検査だけでガンを発症前に消滅させる「超早期発見法」  

血液検査だけでガンを発症前に消滅させる「超早期発見法」

「私はガンの”開花”を防ぐため、いわば芽や種子の段階での”超早期発見”法と、その対策を提唱します」と語るのは『新脳内革命2 春山茂雄のガン革命!』(光文社刊)の著者で、現在は恵比寿ブエナヴィスタクリニック院長の春山茂雄医師。同書では、従来の検診よりも早い段階でガン細胞の存在をキャッチする検査法などを紹介している。

春山先生が超早期発見のために勧めているのが、数年おきの「腫瘍抗原検査」だ。

「これは血液検査です。体のどこかにがん細胞があると、それが特殊なタンパク質を分泌するので、血液を分析。ガン細胞の目印物質(腫瘍抗原)が出ていないか探します。PETやCT、MRIなどとの違いは、目に見えないレベルのガン細胞を発見できることです」

従来の検査方法は、目に見える段階でガンを発見するものだった。だが、見える段階ではすでにがん細胞は約10億個にまで増加している。しかし、腫瘍抗原検査ならば、10万~数億個ほどの時点でキャッチできるという。

つまり、一般的な検査がガン細胞をつぼみの段階で探そうとしているのに対して、この検査はそれ以前の芽や種子の段階での発見が可能なのだ。

問題は、この検査方法が広く普及していないことだと、春山先生は言う。

「検査方法自体は、30ccほどの採血のみ。体への負担も少なく、50種類ほどの腫瘍抗原に対して33種類は医療保険の適応対象ではあるのですが、実際の保険適応は非常に限定されています」

保険が適用されるのは、ほかの検診でガンの疑いがあった場合、すでにガンの確定診断がついた場合、そしてガンの手術後、の3つの場合だけ。しかも検査項目も最大3つまでとなっているそうだ。

「ガン対策のため、1人でも多くの方がこの検査を活用すべき。また、せっかく調べるなら男性22項目、女性25項目の検査がお勧めです。これだけ調べれば、十分といえるでしょう」(春山先生)

ここまで検査すると、一般の医療機関でかかる費用はおよそ11万円。決して安値ではないが、転ばぬ先の杖として、検討してみてはいかが?

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( 2018/09/04 12:13 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

ヘビースモーカーでもがんにならない人がいるのはなぜ? 

コラム【がんとは何か】

 喫煙はがん発症の最大の原因だ。日本の研究ではがんになった人のうち男性で30%、女性で5%がたばこでがんになったと考えられている。

 しかし、ヘビースモーカーでも一生をがんとは無縁に過ごす人もいる。なぜか? 

 たばこの煙には5000種類以上の化学物質が含まれており、その中には60種類以上の発がん物質が含まれているといわれる。こうした有害物質は、たばこを吸うことで肺から血液を通じて全身の臓器に運ばれ、各細胞のDNAを傷つける。結果、細胞ががん化する。一般的にはそう考えられている。

 国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授が言う。

「発がんにはきっかけとなるイニシエーターと、それを促進するプロモーターが必要です。喫煙の場合、前者がたばこに含まれる発がん物質で、後者が喫煙による慢性炎症ということになります」

■修復酵素の能力の違いも関与か

 興味深いのは、たばこに含まれる有害物質は、そのままの状態では発がんのイニシエーターにはなれないと考えられていること。あくまでも体内で代謝される過程で、発がんを導きやすい活性代謝物が生成され、それがDNAと結合。遺伝子異変を起こしてがん化が始まると考えられているという。

「薬物や毒物を体外へ排出するための物質にする反応を薬物代謝、それを促すために欠かせない酵素を薬物代謝酵素といいます。たばこの場合、CYP2A6と呼ばれる薬物代謝酵素が、たばこの煙に含まれるニトロソアミンと呼ばれる発がん物質を活性化することがわかっています。ただし、CYP2A6の遺伝子には遺伝子多型がある。そのため型の違いにより、同じ喫煙者であってもがんになりやすさが決まっているのではないか、と考えられているのです」(一石英一郎教授)

 もちろん、たばこががんを引き起こす原因は他にもさまざま考えられる。

 例えば、修復酵素の機能の違いだ。

「ニトロソアミンという発がん物質が活性化され、DNAに結合して複数の遺伝子が傷ついたとしても、すぐにがんを発症するわけではありません。傷ついた遺伝子のほとんどは、修復酵素によって修復されるからです。この修復酵素の能力の違いも、がんリスクを大きく左右することになります」(一石英一郎教授)

 なお、たばこは肺がん以外に、胃がん、食道がん、膵臓がん、子宮頚がん、肝がん、大腸がんなどと関係することがわかっている。今後、たばこによるがんについては、新たな発見が報告されるかもしれない。

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( 2018/09/03 11:40 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

【ABC特集】すい臓がんや乳がんを早期発見 ここまで来た!!最新がん検診 

37年連続日本人の死因第1位…がん。しかし、一方で早期がんである「ステージ1(ワン)」であれば、5年生存率はなんと90パーセント以上。いまや“がん”は不治の病ではなく、治る病気になってきているんです。キーワードは“早期発見”。手遅れになりがちな2つのがんの最新検査法、ご紹介します!
.
見つけにくいすい臓がん 早期発見できる最新検査法

まずは、大阪・東淀川区にある医誠会病院にお邪魔します。こちらの病院では最新のすい臓がんの検診を受けられるということなんです。阪神タイガースの元監督、星野仙一さん、そして元千代の富士・九重親方も患ったことで知られるすい臓がん。専門に診療している医誠会病院の古賀先生にお話しを伺います。

「すい臓がんにかかる方っていうのはどれぐらいいらっしゃるものなんでしょうか」(塚本麻里衣アナウンサー)

「膵臓がんは最近少しずつ増えてきている病気で、だいたい10万人で25人から30人ぐらいの間で最近は推移しています」(医誠会病院消化器内科/内視鏡センター医長 古賀英彬先生)
.
すい臓がんは、すい臓に水をためた袋、すいのう胞があると診断を受けたり、糖尿病が急に悪化するといった予兆がある人もいますが・・・例えば、皆さんはみぞおちや背中に痛みを感じたことはありませんか?実はこれもすい臓がんのサインのひとつ。ついつい見落としてしまいがちです。そして、このすい臓がん、一番の特徴は生存率の低さ。

「様々ながん種がありますが、膵臓がんは、その中でも最下位に位置していて、5年生存率は10%未満の低い数字になっています」(古賀先生)

 そうなんです。部位別の5年生存率は10%にも満たず、最下位。発見するのが難しく、見つけた時にはすでに手遅れになっていることが多いそうなんです。というのも…。

「すい臓ってどの位置にあるかおわかりですか?」(古賀先生)

「すい臓は…わからないですね。よく考えたら…なんとなくこの辺?(みぞおちの回りに手をあてて)この辺ぐらいかなーくらいですね」(塚本アナ)

「すい臓は、ちょうどみぞおちの胃のある場所の背中側に、このように隠れるように、ここにすい臓が存在します。ぐるっとまわすとこういう細長い形をしている臓器ですね」(古賀先生)

「ほんとにほぼ胃で見えてない状態なんですね」(塚本アナ)

「そうですね。検査で発見が難しかったり、そういう原因のひとつになっています」(古賀先生)

従来の検診でよく行われる腹部エコーでは、すい臓の上にある胃や腸のガスにじゃまされて全体を見るのがとても難しいそうなんです。

「じゃあ、今までかなり小さい段階ですい臓がんが見つけられるっていうのは、ある種、運みたいなところなんですかね?」(塚本アナ)

「そうですね。検査を組み合わせてがんは見えないけれども、おそらくがんがあるだろうとして手術していた場合もあるぐらいですね」(古賀先生)

「でも逆に言うと、早く見つければ生存率も上がるっていうことですね」(塚本アナ)

「そうですね。最近では、1センチ以下の大きさですい臓がんを見つけた場合は、5年生存率が80%程度というデータもありますので」(古賀先生)

そこで今、注目されているのがこちら!何だかわかりますか?実はこれ、胃カメラの先端にエコーをつけたもの。外からでは見えないというなら胃カメラですぐ近くまでいってしまえ!という発想で生まれた新しい検査法なんです。

「胃の空気にじゃまされることなく、すい臓全体をきれいに見ることができます」(古賀先生)

「正直、見え方は全然違うんですか?」(塚本アナ)

「全然違います」(古賀先生)

従来の腹部エコーでは、すい臓がぼんやりとしか見えないため、専門家でもがんの存在を見逃す可能性がありましたが、新しい検査法ではこのとおり、私たちの目でもがんの存在を確認することができます。さらに!
 
 「最近では観察しながらカメラの先端から針を出して、胃の壁越しにすい臓の腫瘍を刺して、中の細胞を取ってきて病理検査を行うという方法もあります」(古賀先生)

「えっ!そこまで進んでいるんですか?」(塚本アナ)

こちらの病院では、人間ドックに35000円のオプションコースをプラスする形でこの検査を受けることができます。すい臓がんは何よりも早期発見が大切。手遅れになる前にぜひ。

女性に朗報!なぞるだけの乳がん検診法とは?

続いては、乳がん。乳がんと言えば昨年、34歳の若さで亡くなったフリーアナウンサー小林麻央さんが記憶に新しいところですが・・・早期発見が大切とはわかりつつも検診で使われるマンモグラフィー、これが痛いんですよね~。

そんな中で、実用化はされていないんですが、かなり画期的な検査方法があるということでやってきたのは神戸・三宮の岡本クリニック。

昨年末に、世界の医療の発展に大きな影響を与えるような研究を表彰する第1回日本(にほん)医療研究開発大賞のAMED(エーメッド)理事長賞を受賞。今、実用化に向けて研究が進められている大注目の検査法についてお伺いします。早速、その検診が行われている診察室へ。

「お願いします。では早速なんですけれども始めていただいていいですか?」(塚本アナ)

「はい、わかりました」(検査スタッフ)

「胸に目盛りのようなシートが貼ってあって、その上を機械でなぞる。これどういう作業になるんですか?」(塚本アナ)

「こちらの機械から電波が出てきまして、この電波が胸の中に入って胸の中で反射してくるんですけど、それをまたこちらの方でキャッチして中の構造を測定するような段階になっています」(検査スタッフ)

「胸を横断するようになぞっているようにしか見えないんですけど、作業としては本当になぞるだけなんですか?」(塚本アナ)

「そうですね」(検査スタッフ)

こちらの、アンテナから出ているのは、携帯電話のわずか1000分の1というとっても弱い電波。がん細胞には電波を通さないという特性があります。これを利用してがんを発見するというのがこの新しい検査法。

神戸大学の木村先生にお話しを伺います。

「実際の画像とかって見せていただけますか?」(塚本アナ)

「はい、これがまさに乳がんの患者様の画像になります。右胸斜め下の所にがんがあることがわかります」(神戸大学 大学院理学研究科 数理データサイエンスセンター 木村建次郎 教授)

「どれくらいのサイズから見えるんですか?」(塚本アナ)

「機械のパフォーマンスとしては、1ミリ以下のがんが見えるということが実験でわかっています」(木村教授)

「そんな小さいものから見えるんですか!?」(塚本アナ)

「これは3次元の立体的な画像を計算によって作り出しますので、このようにですね手で回すといろんな角度から見ることができますね」(木村教授)

「こんなはっきり見えるんですか?」(塚本アナ)

「形がはっきり出るというのは、もちろんお医者様が切るときも、できるだけ狭いエリアで切ろうとかですね、そういうことにも使えますので、健康な人だけじゃなくて、すでにがんになってしまった方に対してもですね、非常に有効に働くんじゃないかなと考えております」(木村教授)

なぞるだけの最新乳がん検診

実際に検診を受けた女性にもお話しを伺ってみました。

「感覚っていうのはどうですか?痛いとか冷たいとか…」(塚本アナ)

「いやもう本当に指でなぞっているのと同じような感じなので、電波出てるのかなーっていうくらいです」(検診を受けた女性)

「他の乳がん検診っていうのは受けたことありますか?例えばどういったものを」(塚本アナ)

「マンモグラフィー…」(女性)

「お胸を挟む?」(塚本アナ)

「あれが嫌で…」(女性)

「そうですよね。比べたらどうですか?」(塚本アナ)

「こっちの方だったら、毎年でも受けようかなっていう気になれるんで早く実用化されてほしい!」(女性)

乳がん検診にはほかにもベッドにあいた穴に胸を入れ、そこに放射線を当てて測定するエルマンモという方法がありますが…。

あらゆる世代に安全な検査方法

(エルマンモのような)乳房専用PETといってすばらしい技術であることは間違いないです。その上でですね、一番大きな患者様の目線から見た違いは被爆のところだと思いますね。これは電波ということで、我々の身近な周りにある電波よりもさらに小さい電波を使って測りますので、妊婦さんでも子どもで、つまりあらゆる世代の人がですね、1年に何回も、極論申しますと毎日受けても別に何も原理的には起こりえないということが説明されますね」(古賀教授)

「ただ研究段階なんですよね」(塚本アナ)

「そうです。もちろん臨床研究の段階です」(古賀先生)

「今後はどういうステップを踏まれるんですか」(塚本アナ)

「そうですね。もう開発としては最終段階まで来てますので、あと4~5年もすれば、当たり前のように受けてもらえるようになるように努力したいと思っています」(古賀先生)


「ちなみに、検診料でいうとどれぐらいを想定されてるんですか」(塚本アナ)

「そうですね。今のX線のいわゆるマンモグラフィーと同じぐらいのスケールじゃないかなと思いますけど」(古賀先生)

「ということは?」(塚本アナ)

「数千円の範囲だと思いますけどね」(古賀先生)

「ほんとに!?うわー!これね、本当に女性のみなさんがうれしいと思います。たくさんの女性を代表して本当にありがとうございます」(塚本アナ)
.

【問い合わせ先】
すい臓がん
 医誠会病院 人間ドック SOPHIA
 大阪市東淀川区菅原6-2-25 06-6379-6701(月~土 8:30~17:00)

乳がん
 まだ実用化されていないため、問い合わせ先はありません。
 今回インタビューに答えてくださったのは…
 神戸大学 大学院理学研究科 数理データサイエンスセンター
 木村建次郎 教授

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( 2018/08/15 19:33 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

がん患者の「希望の光」となりえる“サバイバー生存率”とは何か 

 10年前、英国留学中の前原和子さん(40才・仮名)は右鎖骨下にゴルフボール大のしこりを見つけた。  すぐに現地で受診すると、「悪性リンパ腫」と診断された。そのまま異国の地で抗がん剤治療や放射線治療をスタートし、日本に帰国後も苦しい闘病生活を必死に続けた。 がん患者にとって治療の区切りとなる5年が経ってようやく一息ついた頃、あるデータを示された前原さんは心底驚いた。

「5年を待たずがんが治癒に向かっていたことを示すデータでした。事前に知っていたら、暗闇の向こうに一筋の光を見つけた気持ちになったはずです」(前原さん)多くのがん患者の「希望の光」となり得るデータとは、いかなるものだろうか。 「前原さんに見てもらったのは、サバイバー生存率です」  こう話すのは、日本がん登録協議会の専門員で大阪医科大学准教授の伊藤ゆりさん。

「サバイバー生存率」とは、がんと診断されてからの経過年数ごとに、その時点から5年間の生存率を示すもの。米国では約20年前から「条件付き生存率」という名称で使われ、日本では1993年から2006年にかけて診断された患者のデータを用いて、2014年に伊藤さんが初めて論文にした。

 この生存率の大きな特徴は、年月の経過とともに数値が上昇するケースが多いことだ。 従来のがん治療における患者の生存率の主な目安は、「5年(相対)生存率」だった。これは、がんと診断された患者が、性別や年齢を同じくする日本人全体と比べて、診断から5年後にどれだけ生存しているかの割合を示したものだ。

 同データによると、日本人で最も多い胃がんの場合、女性の5年生存率は60%だが、サバイバー生存率は診断から1年後に78%、3年後に93%、5年後に96%まで上昇するという。100%に近づくほど、がんを患っていない人の生存率に近くなり、ほぼ治癒したと考えられる。冒頭の前原さんの悪性リンパ腫の場合、女性の5年生存率は58%。一方でサバイバー生存率は、診断から1年後に73%、3年後に84%、5年後には87%まで上がるという。

◆人は生きている限り、命にこだわる

「5年生存率は、診断から1~2年以内に亡くなる病状の悪い患者を含みます。多くのがんは、診断から年数が経過するにつれて亡くなる患者数が減少するため、年を経るごとにサバイバー生存率が上昇するケースが多くなります」(伊藤さん) サバイバー生存率の最大の利点は、がん患者に「希望」を与えられることだ。
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( 2018/08/15 19:32 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

がん「夢の最先端治療」受けるための3つの方法 

 欧米では承認されているが、日本では未承認のがん治療法は少なくない。例えば、シカゴ大学名誉教授の中村祐輔医師による「ゲノム解析+免疫療法」は日本人が開発リードしたにもかかわらず、日本国内では承認されていない。日本で受けられる医療は、安全性と有用性を確認したうえで国が承認した「保険診療による治療」と「保険適用外の治療」がある。前者の中で特に効果が認められるものは「標準治療」と呼ばれる。

 保険適用外の治療は「治験」によって安全性や有用性を明らかにして、厚労省から承認を得て保険が適用される。さらに治療効果が優れていることをはっきりさせる臨床試験を行うなどして、ようやく「標準治療」に昇格する。実際にがんと闘っている患者が第一の選択肢とすべきは「標準治療」だと多くの専門家は口をそろえる。

「日本で承認を受けて保険適用となっている標準治療には客観的なデータに基づいたエビデンス(科学的な根拠)があります。それゆえ、治療の第一選択肢は標準治療とすべきです」(医療経済ジャーナリストの室井一辰さん)

 ただし、標準治療だけでは進行するがんに対抗できないケースもある。

 医学的な効果が確立していなくても、がんに直面した患者や家族が藁にもすがる思いでこうした医療を望むことは理解できるはずだ。その場合にまず検討したいのが「先進医療」だ。特定の大学病院などで研究開発されて実施される医療の一部を、厚労省が「先進医療」に指定している。先進医療の費用は全額自己負担となるが、診察代や投薬代など一部に医療保険が適用される。

「先進医療は厚労省が効果を期待する治療法であり、もし標準治療が効かない場合、検討してもいい治療だと思います」(室井さん)現在、がん治療としては「陽子線治療」や「重粒子線治療」などが先進医療として承認されている。しかし、前述の最先端治療「CAR-T治療」や「免疫チェックポイント阻害薬」は、先進医療にも指定されていない。

◆「今年度中には治験を始めたい」

 それらの“夢の最先端治療”はどうすれば受けられるのか…大まかに以下の3通りの方法がある。1つ目は、前クールで話題を呼んだ『ブラックペアン』(TBS系)で治験コーディネーターである加藤綾子が紹介していた「治験」に参加する方法だ。治験を行う大学病院などは、副作用に備えて綿密なバックアップ体制を構築し、病状が悪化したらすぐに治療を中止することが求められる。治療効果は必ずしも約束されないが、患者の安全を守るためのさまざまな仕組みが規定されている。

 しかも最近は、治験に対する医師のモチベーションが高いと指摘するのは、前出の室井さんだ。


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( 2018/08/12 19:16 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

【ABC特集】すい臓がんや乳がんを早期発見 ここまで来た!!最新がん検診 

37年連続日本人の死因第1位…がん。しかし、一方で早期がんである「ステージ1(ワン)」であれば、5年生存率はなんと90パーセント以上。いまや“がん”は不治の病ではなく、治る病気になってきているんです。キーワードは“早期発見”。手遅れになりがちな2つのがんの最新検査法、ご紹介します!
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見つけにくいすい臓がん 早期発見できる最新検査法

まずは、大阪・東淀川区にある医誠会病院にお邪魔します。こちらの病院では最新のすい臓がんの検診を受けられるということなんです。阪神タイガースの元監督、星野仙一さん、そして元千代の富士・九重親方も患ったことで知られるすい臓がん。専門に診療している医誠会病院の古賀先生にお話しを伺います。

「すい臓がんにかかる方っていうのはどれぐらいいらっしゃるものなんでしょうか」(塚本麻里衣アナウンサー)

「膵臓がんは最近少しずつ増えてきている病気で、だいたい10万人で25人から30人ぐらいの間で最近は推移しています」(医誠会病院消化器内科/内視鏡センター医長 古賀英彬先生)
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すい臓がんは、すい臓に水をためた袋、すいのう胞があると診断を受けたり、糖尿病が急に悪化するといった予兆がある人もいますが・・・例えば、皆さんはみぞおちや背中に痛みを感じたことはありませんか?実はこれもすい臓がんのサインのひとつ。ついつい見落としてしまいがちです。そして、このすい臓がん、一番の特徴は生存率の低さ。

「様々ながん種がありますが、膵臓がんは、その中でも最下位に位置していて、5年生存率は10%未満の低い数字になっています」(古賀先生)

 そうなんです。部位別の5年生存率は10%にも満たず、最下位。発見するのが難しく、見つけた時にはすでに手遅れになっていることが多いそうなんです。というのも…。

「すい臓ってどの位置にあるかおわかりですか?」(古賀先生)

「すい臓は…わからないですね。よく考えたら…なんとなくこの辺?(みぞおちの回りに手をあてて)この辺ぐらいかなーくらいですね」(塚本アナ)

「すい臓は、ちょうどみぞおちの胃のある場所の背中側に、このように隠れるように、ここにすい臓が存在します。ぐるっとまわすとこういう細長い形をしている臓器ですね」(古賀先生)

「ほんとにほぼ胃で見えてない状態なんですね」(塚本アナ)

「そうですね。検査で発見が難しかったり、そういう原因のひとつになっています」(古賀先生)

従来の検診でよく行われる腹部エコーでは、すい臓の上にある胃や腸のガスにじゃまされて全体を見るのがとても難しいそうなんです。

「じゃあ、今までかなり小さい段階ですい臓がんが見つけられるっていうのは、ある種、運みたいなところなんですかね?」(塚本アナ)

「そうですね。検査を組み合わせてがんは見えないけれども、おそらくがんがあるだろうとして手術していた場合もあるぐらいですね」(古賀先生)

「でも逆に言うと、早く見つければ生存率も上がるっていうことですね」(塚本アナ)

「そうですね。最近では、1センチ以下の大きさですい臓がんを見つけた場合は、5年生存率が80%程度というデータもありますので」(古賀先生)

そこで今、注目されているのがこちら!何だかわかりますか?実はこれ、胃カメラの先端にエコーをつけたもの。外からでは見えないというなら胃カメラですぐ近くまでいってしまえ!という発想で生まれた新しい検査法なんです。

「胃の空気にじゃまされることなく、すい臓全体をきれいに見ることができます」(古賀先生)

「正直、見え方は全然違うんですか?」(塚本アナ)

「全然違います」(古賀先生)

従来の腹部エコーでは、すい臓がぼんやりとしか見えないため、専門家でもがんの存在を見逃す可能性がありましたが、新しい検査法ではこのとおり、私たちの目でもがんの存在を確認することができます。さらに!
 
 「最近では観察しながらカメラの先端から針を出して、胃の壁越しにすい臓の腫瘍を刺して、中の細胞を取ってきて病理検査を行うという方法もあります」(古賀先生)

「えっ!そこまで進んでいるんですか?」(塚本アナ)

こちらの病院では、人間ドックに35000円のオプションコースをプラスする形でこの検査を受けることができます。すい臓がんは何よりも早期発見が大切。手遅れになる前にぜひ。

女性に朗報!なぞるだけの乳がん検診法とは?

続いては、乳がん。乳がんと言えば昨年、34歳の若さで亡くなったフリーアナウンサー小林麻央さんが記憶に新しいところですが・・・早期発見が大切とはわかりつつも検診で使われるマンモグラフィー、これが痛いんですよね~。

そんな中で、実用化はされていないんですが、かなり画期的な検査方法があるということでやってきたのは神戸・三宮の岡本クリニック。

昨年末に、世界の医療の発展に大きな影響を与えるような研究を表彰する第1回日本(にほん)医療研究開発大賞のAMED(エーメッド)理事長賞を受賞。今、実用化に向けて研究が進められている大注目の検査法についてお伺いします。早速、その検診が行われている診察室へ。

「お願いします。では早速なんですけれども始めていただいていいですか?」(塚本アナ)

「はい、わかりました」(検査スタッフ)

「胸に目盛りのようなシートが貼ってあって、その上を機械でなぞる。これどういう作業になるんですか?」(塚本アナ)

「こちらの機械から電波が出てきまして、この電波が胸の中に入って胸の中で反射してくるんですけど、それをまたこちらの方でキャッチして中の構造を測定するような段階になっています」(検査スタッフ)

「胸を横断するようになぞっているようにしか見えないんですけど、作業としては本当になぞるだけなんですか?」(塚本アナ)

「そうですね」(検査スタッフ)

こちらの、アンテナから出ているのは、携帯電話のわずか1000分の1というとっても弱い電波。がん細胞には電波を通さないという特性があります。これを利用してがんを発見するというのがこの新しい検査法。

神戸大学の木村先生にお話しを伺います。

「実際の画像とかって見せていただけますか?」(塚本アナ)

「はい、これがまさに乳がんの患者様の画像になります。右胸斜め下の所にがんがあることがわかります」(神戸大学 大学院理学研究科 数理データサイエンスセンター 木村建次郎 教授)

「どれくらいのサイズから見えるんですか?」(塚本アナ)

「機械のパフォーマンスとしては、1ミリ以下のがんが見えるということが実験でわかっています」(木村教授)

「そんな小さいものから見えるんですか!?」(塚本アナ)

「これは3次元の立体的な画像を計算によって作り出しますので、このようにですね手で回すといろんな角度から見ることができますね」(木村教授)

「こんなはっきり見えるんですか?」(塚本アナ)

「形がはっきり出るというのは、もちろんお医者様が切るときも、できるだけ狭いエリアで切ろうとかですね、そういうことにも使えますので、健康な人だけじゃなくて、すでにがんになってしまった方に対してもですね、非常に有効に働くんじゃないかなと考えております」(木村教授)

なぞるだけの最新乳がん検診

実際に検診を受けた女性にもお話しを伺ってみました。

「感覚っていうのはどうですか?痛いとか冷たいとか…」(塚本アナ)

「いやもう本当に指でなぞっているのと同じような感じなので、電波出てるのかなーっていうくらいです」(検診を受けた女性)

「他の乳がん検診っていうのは受けたことありますか?例えばどういったものを」(塚本アナ)

「マンモグラフィー…」(女性)

「お胸を挟む?」(塚本アナ)

「あれが嫌で…」(女性)

「そうですよね。比べたらどうですか?」(塚本アナ)

「こっちの方だったら、毎年でも受けようかなっていう気になれるんで早く実用化されてほしい!」(女性)

乳がん検診にはほかにもベッドにあいた穴に胸を入れ、そこに放射線を当てて測定するエルマンモという方法がありますが…。

あらゆる世代に安全な検査方法

(エルマンモのような)乳房専用PETといってすばらしい技術であることは間違いないです。その上でですね、一番大きな患者様の目線から見た違いは被爆のところだと思いますね。これは電波ということで、我々の身近な周りにある電波よりもさらに小さい電波を使って測りますので、妊婦さんでも子どもで、つまりあらゆる世代の人がですね、1年に何回も、極論申しますと毎日受けても別に何も原理的には起こりえないということが説明されますね」(古賀教授)

「ただ研究段階なんですよね」(塚本アナ)

「そうです。もちろん臨床研究の段階です」(古賀先生)

「今後はどういうステップを踏まれるんですか」(塚本アナ)

「そうですね。もう開発としては最終段階まで来てますので、あと4~5年もすれば、当たり前のように受けてもらえるようになるように努力したいと思っています」(古賀先生)


「ちなみに、検診料でいうとどれぐらいを想定されてるんですか」(塚本アナ)

「そうですね。今のX線のいわゆるマンモグラフィーと同じぐらいのスケールじゃないかなと思いますけど」(古賀先生)

「ということは?」(塚本アナ)

「数千円の範囲だと思いますけどね」(古賀先生)

「ほんとに!?うわー!これね、本当に女性のみなさんがうれしいと思います。たくさんの女性を代表して本当にありがとうございます」(塚本アナ)
.

【問い合わせ先】
すい臓がん
 医誠会病院 人間ドック SOPHIA
 大阪市東淀川区菅原6-2-25 06-6379-6701(月~土 8:30~17:00)

乳がん
 まだ実用化されていないため、問い合わせ先はありません。
 今回インタビューに答えてくださったのは…
 神戸大学 大学院理学研究科 数理データサイエンスセンター
 木村建次郎 教授


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( 2018/07/25 09:42 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

がん患者の「希望の光」となりえる“サバイバー生存率”とは何か 

 10年前、英国留学中の前原和子さん(40才・仮名)は右鎖骨下にゴルフボール大のしこりを見つけた。  すぐに現地で受診すると、「悪性リンパ腫」と診断された。そのまま異国の地で抗がん剤治療や放射線治療をスタートし、日本に帰国後も苦しい闘病生活を必死に続けた。 がん患者にとって治療の区切りとなる5年が経ってようやく一息ついた頃、あるデータを示された前原さんは心底驚いた。

「5年を待たずがんが治癒に向かっていたことを示すデータでした。事前に知っていたら、暗闇の向こうに一筋の光を見つけた気持ちになったはずです」(前原さん)多くのがん患者の「希望の光」となり得るデータとは、いかなるものだろうか。 「前原さんに見てもらったのは、サバイバー生存率です」  こう話すのは、日本がん登録協議会の専門員で大阪医科大学准教授の伊藤ゆりさん。

「サバイバー生存率」とは、がんと診断されてからの経過年数ごとに、その時点から5年間の生存率を示すもの。米国では約20年前から「条件付き生存率」という名称で使われ、日本では1993年から2006年にかけて診断された患者のデータを用いて、2014年に伊藤さんが初めて論文にした。

 この生存率の大きな特徴は、年月の経過とともに数値が上昇するケースが多いことだ。 従来のがん治療における患者の生存率の主な目安は、「5年(相対)生存率」だった。これは、がんと診断された患者が、性別や年齢を同じくする日本人全体と比べて、診断から5年後にどれだけ生存しているかの割合を示したものだ。

 同データによると、日本人で最も多い胃がんの場合、女性の5年生存率は60%だが、サバイバー生存率は診断から1年後に78%、3年後に93%、5年後に96%まで上昇するという。100%に近づくほど、がんを患っていない人の生存率に近くなり、ほぼ治癒したと考えられる。冒頭の前原さんの悪性リンパ腫の場合、女性の5年生存率は58%。一方でサバイバー生存率は、診断から1年後に73%、3年後に84%、5年後には87%まで上がるという。

◆人は生きている限り、命にこだわる

「5年生存率は、診断から1~2年以内に亡くなる病状の悪い患者を含みます。多くのがんは、診断から年数が経過するにつれて亡くなる患者数が減少するため、年を経るごとにサバイバー生存率が上昇するケースが多くなります」(伊藤さん) サバイバー生存率の最大の利点は、がん患者に「希望」を与えられることだ。


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( 2018/07/25 09:41 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)

膵がん5年生存率80%以上を可能にする「4つのポイント」 

膵がんは予後の悪いがんとして知られる。しかし、いくつかのポイントを知ることで、生存率を上げられるかもしれない。 「1センチ以下の膵がんの5年生存率は80.4%。この段階で見つけられれば、長期予後が期待できます」 こう言うのは、飯田市立病院消化器内科・岡庭信司部長だ。2センチ以下で転移がないⅠA期の場合、5年生存率は54.1%。これより小さいがんを見つけるのは至難の業だが、決して不可能なわけではない。ポイントは次の通りだ。

(1)家族歴

「親、兄弟姉妹、子に、2人以上の膵がんがいると発症率は約7倍。この中に50歳未満の発症者がいれば、発症率は9倍に上がります」

(2)糖尿病

 発症率は2倍。

「初発時と、節制しているのに糖尿病のコントロールが悪くなった時は、膵がんを疑って検査を受けるべきです」

(3)膵管内乳頭粘液性腫瘍 膵臓には嚢胞性腫瘍という病気があり、その代表がこれ。自覚症状はほぼないが、膵炎を発症し腹痛や背部痛などで発見されることも。超音波検査やCTで偶然発見されるケースも増えている。これがあると、年間に1・1~2・5%の発生率で膵がんを発症することが分かっている。

(4)急性膵炎

 長期予後を実現させるには、転移を来す前に膵がんを発見するしかない。膵がんは増殖し、転移能を獲得するまでに約7年かかる。

「転移前に診断できる時期が少なくとも2~3年はあります」

 尾道総合病院(広島)の花田敬士医師が、膵がんの早期診断を目指す診断の流れとして考案した「尾道プロジェクト」で明らかになったのは、早期発見につながる病歴や画像所見だ。

「上皮内がん(長期予後が望める膵がん)が発見された患者には、『急性膵炎などの病歴』『画像所見として、分枝拡張、あるいは5ミリ以上の嚢胞、あるいは3ミリ以上の膵管拡張』という特徴が見られました」

 MR胆管膵管撮影では、「限局性の膵管の狭窄」、超音波内視鏡(EUS)では「随伴性膵炎を反映する淡い低エコー領域」が認められた。

■対策■

 ①~④に該当しても、全ての人が膵がんになるわけではない。しかし、自分が膵がんのリスクが高いタイプかどうかを知ることは重要だ。ガイドラインではこれらの危険因子を複数有する人に対して検査を行うことも提案されている。

 放置されがちなのが、腹痛。これらの消化器症状があったら、内視鏡検査だけではなく超音波検査を受ける。糖尿病があり、急激なコントロール不良が見られれば、その理由を探る。急性膵炎などは、治癒後も慎重に経過観察を受ける。

「現在、超音波では分枝拡張、5ミリ以上の嚢胞、3ミリ以上の膵管拡張は膵がんの高危険群として拾い上げるようになっています。今後は10ミリ以下の腫瘤像、膵管狭窄とその周囲の淡い低エコー領域もスクリーニングの対象にしていくべきです」

 超音波の精度は向上しており、高周波プローブでの拡大観察が可能な超音波観測装置であれば、膵臓をこれまで以上に詳細に観察できる。

 ただし、高周波の超音波を置いている検診医療機関はまだ多くない。疑わしいと思ったら、肝胆膵を専門とする診療科のある医療機関を受診することを勧める。超音波検査の認定技師がいるとより理想的だ。これらによって、1センチ以下の早期がんを発見できる可能性が高くなる。


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( 2018/07/05 11:32 ) Category ■最新がん情報(肺がん・白血病他) | トラックバック(-) | コメント(-)
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