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50歳女性は誰もが骨粗しょう症予備軍! 対策と予防法は

テレビCМでも話題になった、“気付かないうちの骨折”。その原因は骨粗しょう症です。一度骨折するとさらに折れやすくなり、寝たきりになることも。なんと全ての女性に関係が深いのです。そのサインや予防策、知っておきましょう!

◆痛みもなく骨折する原因は「骨粗しょう症」
「転んで手をついた時に手首の骨が折れていた」「ぎっくり腰の後、歩けるようになったのに、実は背中の骨が折れていた」…そんな“まさか”の骨折。骨粗しょう症が原因かもしれません。医師の鈴木先生に聞きました。

【50歳以上の女性は要注意】
「骨粗しょう症は、骨の密度・質が下がり、もろく折れやすくなった状況のこと。骨は成長と共に形成され、骨量は20代で最大に達します。ところが女性は閉経後、ホルモン低下が原因で急激に骨量が約20%減少します(男性は緩やかに10%減少するだけ)。若い頃に強い骨を形成できていた人は20%減っても大丈夫ですが…。女性は50歳を過ぎると骨粗しょう症になりやすいと言えます」と鈴木先生。

「やせている人は健康的な印象ですが、骨に関しては別。太めの人の骨は頑丈なケースが多く、やせ形の人は骨密度が低めです。たばこや酒、糖尿病は、骨の質が悪くなる原因になります。若いときにダイエットをした人、産後なかなか生理がこなかった人は、骨の心配をしていたほうがいいでしょう」

●取材協力
特定医療法人財団 博愛会
ウェルネス天神クリニック
生活習慣病センター ハイジア
センター長 鈴木静先生
(内分泌代謝専門医、糖尿病専門医、骨粗鬆学会認定医)

健康な骨は40代まで? 死のリスク高める“骨粗鬆症”のサイン

世界でも群を抜く日本の高齢化。骨粗鬆症も深刻な問題のひとつだ。“ただの骨折”が、寝たきりや認知症のリスクを高め、死亡に繋がることも。生活改善による予防や初期治療が大切だが、骨折する前に気付くことはできるのか。骨粗鬆症について、鳥取大学医学部保健学科教授・萩野浩医師と沖本クリニック院長・沖本信和医師に聞いた。

Q:自覚症状はあるのでしょうか?

A:「骨粗鬆症に自覚症状はほとんどないと考えたほうがいいでしょう。患者さんによっては、背骨を骨折していても、痛みはあるが病院に行くほどではないと感じている人もいます。だから、自覚症状の有無では骨粗鬆症かどうかチェックできません。椎体のX線検査と骨密度の測定が必要です。加齢とともに誰もが骨の強度が落ちるので、自覚症状がなくても検査を受け、自分がどの段階にいるのか、積極的な治療を受けるべきかどうかを確認すべきです。過去に骨折をした経験があるなら、検査を受けてください。

 骨折以外での骨粗鬆症のサインとしては、『重いものを持つと腰が痛む』『立ち上がるときに腰が痛む』『起き上がるときに腰が痛む』『身長が縮んだ』『背中が曲がってきた』などがあります」(萩野医師)

Q:骨密度が高めなら骨粗鬆症を心配しなくてもいいですか?

A:「骨粗鬆症は、骨が脆く弱くなり骨折しやすくなった状態です。そして、骨折しやすくなった状態とは、骨密度と骨質の両方が関係しています。骨密度が高くても、糖尿病、慢性腎臓病、関節リウマチといった内科疾患があると骨質は低下します。

 骨は骨吸収と骨形成を繰り返し、健康な骨を維持します。そのピークは一般的に40代までで、それ以降は骨吸収と骨形成のバランスが崩れ、骨量が減っていきます。特に女性は閉経後、ホルモンバランスの関係から骨吸収のスピードが骨形成を上回り、60代以降で骨粗鬆症のリスクが高まります。内科的疾患がある人は、年齢が若くてもリスクを考えて検査を受けるべきでしょう。残念ながら健康保険適用の検査で骨質は調べられないので、骨密度をまずはチェックしてください。家系に骨粗鬆症の人がいる場合も、リスクが高くなります」(沖本医師).

Q:骨粗鬆症の薬は飲み続けるのですか?

A:「患者さんの状態によって異なるので一般論ですが、薬を何年か服用し、骨密度がよくなっていれば、薬の服用をいったんやめることがあります。ごくごく少数ですが、長期的に使うと、薬の影響による骨折を起こしやすくなるという副作用があるからです。ただし、すでに骨折がある人は治療は不可欠ですし、薬の服用で骨密度がよくならなければ、やはり薬の治療は継続しなくてはなりません。やめることで、デメリットがメリットを上回ります」(萩野医師)

骨粗しょう症を防ぐには、骨も鍛えないとダメ!

 「いつのまにか骨折」という言葉を聞いたことがありませんか。

 実はこれ、「最近何だか腰が痛いな」、「背が少し縮んだような」「股関節の調子が悪いな」と思って医者で診てもらうと、実は骨折していた(!)ということがあるんだそうです。

「原因の一つは加齢などによって骨密度が下がり、骨がもろくなるからです。骨粗しょう症で起こる症状の一つで、特に背骨は1個でも骨折すると周囲の骨にも負担がかかり、2個、3個とドミノ倒しのように骨折が広がることがあります」

 こう話すのは、最近、婦人科の医師に取材をしたという医療ライター。骨粗しょう症は閉経後の女性に多いのですが、最近は無理なダイエットや食生活の乱れから、20代、30代の女性でも骨密度が低くなって、骨粗しょう症予備軍になっている人もいるのだとか。しっかりカルシウムを摂らないといけませんね。

「骨はタンパク質でできた網目状の土台の上に、カルシウムが沈着することで構成されています。ですからカルシウムだけでなく、タンパク質の摂取も必要です。でも、それだけでは骨密度を維持したり、骨を強くしたりすることはできません。実は骨を“鍛える”必要があるんです」(前出・医療ライター)

 骨を鍛えるなんて聞いたことがないですが、どういうことでしょう。

「重たい物、ダンベルやバーベルで負荷をかけて、腕や足を動かせば筋肉強化になることを知っていますよね。骨もそれと同じです。歩いたり重い物を持ち上げたりという、刺激が加わっていないと、骨の代謝が促されないので弱くなってしまうのです。国際宇宙ステーションに長期間滞在した宇宙飛行士の骨密度が低くなることが知られていますが、それは無重力状態で骨へ刺激がなくなるから。つまり、運動不足も骨粗しょう症を進行させてしまうのです」(前出・医療ライター)

 なるほど、そういうことなのですね。では、どんな運動をすればいいのでしょうか。

「できれば軽い筋トレやジョギングをやってほしいところですが、仕事や買い物の途中ではできるだけ早足で歩く、階段を使うといったことを積極的に行うだけでも十分。日常生活の中で、できるだけ負荷をかけるだけで、骨に必要な刺激が得られます」(前出・医療ライター)

 あまり楽な生活ばかりしていると、骨まで怠惰になってしまうということらしいです。今日からはできるだけ大股で颯爽と歩くようにして、骨粗しょう症に陥らないように心がけておきましょう。

南雲吉則医師の足のむくみ解決法「よく歩く」「貧乏ゆすり」

50代なのに30代にしか見えないドクター・南雲吉則先生が、女性セブン読者の健康に関する相談に回答するこのコーナー。今回は、足のむくみについての相談だ。

【相談】

 ブーツを履くと、夕方には脚がパンパンに。どうしたらむくみが取れますか?(ねこのしっぽ・35才・会社員)

【南雲先生の回答】

 むくみの原因は、血の流れの悪さ。これは、足を動かさないことに起因していて、脚のむくみの原因だね。

 心臓には、きれいな血液を全身に送り出すポンプ作用があるんだけど、汚れた血液を心臓まで戻す作用というのはないんだ。

下肢の末梢に溜まった古い血液を戻してくれるのは、実は“第二の心臓”といわれる、ふくらはぎの筋肉。だから、ふくらはぎの筋肉を使わない人は、汚れた血液が体の隅々に溜まってしまって、むくんでしまうんだね。

 ねこのしっぽさんは買い物しているときなど、“疲れた疲れた”と言って、すぐに休憩していないかな? 脚をいたわっているつもりで、実はそれは、脚をむくみやすくしているんだよ。

マラソンでも、ゴールした後はすぐに座らず、しばらくはその場で駆け足をするようにって言われるよね? あれは、心臓が血液をどんどん送り出しているときに足の動きを止めると、末梢に血液が溜まってしまうからなんだ。

 なかには、脚のむくみがひどくて、月に何回かマッサージに通っています、なんていう人もいるでしょう。

確かにマッサージは、人の手がふくらはぎの筋肉代わりになって、むくみを取ってくれるような気がするけど、一時的なものでしかない。またすぐにむくんじゃうから、あまりいい解決法とはいえないね。

 この場合の解決法は、“とにかくよく歩く”ことと“座っているときには貧乏ゆすりをする”こと。貧乏ゆすりをするとふくらはぎの筋肉が刺激されて、汚れた血が心臓に戻される。“ふくらはぎを揺らす”ことが大切なんだな。

鍼灸院選びのポイントは「鍼灸師の体調」?

古くから伝わる東洋医学のひとつ「鍼灸」。全身のツボを鍼や灸で刺激することで、治療や健康増進に役立てるというもので、最近ではその効果も科学的に認められているという。

 鍼灸は体に鍼を打つという、ある程度、侵襲がある治療なため、心配な人もいるだろう。それだけに、鍼灸院選びは大切だ。いい鍼灸院の見分け方はあるのだろうか。取材をした人たちから聞いた鍼灸院選びのポイントをまとめた。

(1)団体(日本鍼灸師会、全日本鍼灸マッサージ師会、NPO全国鍼灸マッサージ協会や協同組合、全日本鍼灸学会など)に所属している

 一番いいのは信頼できる人からの口コミだが、ほかに選択の指標がない状態で鍼灸院を選ぶとしたら、やはり団体に所属している鍼灸院のほうが安心だ。

(2)同じ場所で3年以上、開院している
 鍼灸院は「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」で、広告が制限されている。

「○○に効く」「○○を治す」といった宣伝文句や病名は原則、掲げられない。そうしたなかで何年も同じ地域で開業できている鍼灸院は、実力がある証拠とみていい。その見極めの期間はおおよそ3年だという。

(3)衛生管理がしっかりなされている
 鍼を体に刺す行為だけに感染の危険性もある。鍼は使い捨てのディスポ鍼か滅菌消毒された患者個別の鍼を使用しているか、

鍼灸師は施術前に手を消毒しているかなどは重要なチェック項目だ。

またシーツ、タオル、枕が汚れていないかどうかなど院内の清潔さも確認しておきたい。

(4)電話など受付の対応が親切・ていねい
 鍼灸は受ける人の健康を改善するためのサービス業としての側面もある。電話の応対、説明などに疑問や不満を覚えたら、やめたほうがよいだろう。

(5)鍼灸師の体調管理がしっかりできている
 鍼灸師は自分の指の感覚を頼りにツボを見つけ、鍼を打ったり、灸を据えたりする。

当然ながら、風邪や睡眠不足などで体調が悪いと、ツボを探り当てる感覚が鈍り、治療効果が落ちる。施術に責任を持っている鍼灸師は、やはり自己管理がしっかりしている。

普段のクセに要注意!身体を「ドンドンゆがませる」NG習慣4つ

突然ですが、あなたの身体はゆがんでいませんか? 鏡の前に起立の姿勢で立ってみてください。

肩の高さは同じでしょうか? 脚を伸ばして床に座ってみてください。脚の長さは同じでしょうか?

 脚の力を抜いたとき、脚の開き方は左右同じでしょうか?

これらの簡単なチェックで、あなたの身体がゆがんでいないかを診断できます。

もし「ゆがんでた……」という人は、実は普段の生活の小さなことの積み重ねが原因。そこで今回は整体師の筆者が、身体がゆがむ生活習慣についてご紹介していきます。

■パソコンの位置がおかしい

特に仕事でパソコンを使っている人は要注意です。長時間同じ姿勢でいることは身体にとって、ただでさえよくありません。

そして、キーボードの位置と身体が離れすぎていると、姿勢が悪くなり猫背の原因になってしまいます。身体に負担をかけないように、パソコンの位置を変えてみてください。

■荷物をいつも同じ方で持つ

女性のバッグは、いろいらなものを入れるためにどうしても重たくなってしまいますよね。その重いバッグをいつも同じ方の肩にかけてしまうと、身体の片方にだけ負荷がかかりすぎてしまいます。

最初は慣れないかもしれませんが、バッグは一定時間ごとに左右の手を入れ替えて持ちましょう。今は小さめのリュックも流行っているので、それを使うのも一つの手です。

■うつ伏せで本を読む

布団の中やリビングで本を読むときに、うつ伏せで読んでいるという人も気をつけた方がいいです。うつ伏せの状態で上半身を起こすと、背中から腰にかけて負担がかかってしまいます。

できれば、イスに座って机に本を置く、または仰向けで本を両手で持って読むようにしましょう。

■立っているときに重心が片脚に乗っている

信号待ちやエレベーターなどで自然に立っているとき、どちらかの脚に重心が偏ってしまっていませんか? それも身体をゆがめる原因になってしまいます。

真っ直ぐ立つのに違和感があるという人は、左右交互に重心を変えるように意識するところからはじめてみてくださいね。

いかがでしょうか? あなたは身体をゆがめる習慣を持っていませんでしたか?

人間の身体は、結構簡単にゆがみが生じます。身体がゆがむと老廃物を外に出す機能が衰えてしまったり、全身のコリの原因に。なるべく左右均等に身体を使うように普段から気をつけてみてくださいね。

あなたの身体は大丈夫?!骨盤の歪みをチェックしてみよう!

私たちの身体の核となる骨盤は、日々の姿勢や何気ない癖によって少しずつ歪んでしまうことがあります。歪んだ骨盤は、様々な身体の不調を引き起こしてしまいます。

また骨盤が歪むことで自律神経に影響し、ストレスを感じやすいなど精神的な悪影響も出てしまうと言われています。

骨盤の歪みをチェックし、その歪みを整えるストレッチや体操などは、身体の不調の改善だけでなく副交感神経を刺激しリラックス効果をもたらしてくれます。

○骨盤の歪みチェック:足踏みチェック法

目を閉じてその場で足踏みを行い、骨盤の歪みからくる足のずれで位置がずれるかどうかチェックします。

・目を閉じた状態で、その場で50回足踏みします。
・50回終わった時点で、最初に立っていた位置からどのように移動したかを確認します。

右へ移動していた場合は、右側の骨盤が下がっています。左へ移動していた場合は、左側の骨盤が下がっています。

前へ移動していた場合は、背骨が猫背になり、重心が前へ下がっています。後ろへ移動していた場合は、「背骨が猫背になり、重心が後ろへ下がっています。

○骨盤の歪みチェック:足の開き角度チェック法

足を自然に開いた角度で歪みをチェックする方法です。

・足を伸ばして床に座ります。
・伸ばした足のかかとを合わせて力を抜き、自然につま先が開いてくるのをチェックします。

この時、つま先とかかとがキレイなV字にほぼ同じ角度で開いているのが理想的ですが、片方のつま先だけが大きく開いてしまっている場合、開いてしまっているほうの骨盤がずれてしまっています。

○骨盤の歪みチェック:膝倒しチェック

膝を立てた状態で左右に足を倒し、骨盤の歪みの有無や度合いをチェックする方法です。

・膝を立てリラックスした状態で仰向けに寝ます。
・左右の膝をくっつけた状態で左右にゆっくりと膝を倒し、どちらか倒しにくいほうがないかチェックします。

膝をつけたまま左右に倒し、倒しにくい、痛くて倒せないほうに骨盤のねじれや開きがあると考えられます。

○骨盤の歪み解消:骨盤回しストレッチ

腰を回して骨盤の歪みを解消させるストレッチです。ゆっくりと行いましょう。

・足を肩幅に開き、両手を腰にあてがい腰を中心に身体を大きく右に回します。
・この時、上体はまっすぐ起こし、顔は前を向いたままで行います。
・左側へも同様に回します。これを繰り返し、左右それぞれ10回ずつ行います。

腰を回す時、かかとやつま先が床から離れないよう気をつけましょう。足はしっかりと固定し、腰だけを大きく回すのを意識してください。

○骨盤の歪み解消:上半身ストレッチ

上半身を前後に倒すことで、前後にずれた骨盤の歪みを解消させるストレッチです。

・足を肩幅ほどの幅に開いて立ち、上半身をゆっくりと前に倒していきます。身体が硬くてあまり倒れない人は軽く勢いをつけて倒します。
・身体を起こして腰に手を当て、上体をゆっくり後ろに反らします。
・前屈と後屈で1セットで、これを10回行います。

ゆっくり呼吸をしながらストレッチを行うことで副交感神経が刺激され、リラックス効果も期待できます。できるだけ毎日の日課として行ってくださいね。

地面が滑りやすい冬場は特に注意!骨折しても気づかない人が多い「骨粗しょう症」

骨が構造的にもろくなってしまうことで骨折のリスクが高まる「骨粗しょう症」。現在、日本における骨粗しょう症の患者数は約1280万人といわれていますが、閉経後の女性に特に多くみられる病気です。

骨粗しょう症は自覚症状があまりないため、ほとんどの人が「骨折してはじめて気づく」ことが多いようです。また、「骨折しても、すぐには気づかない」というケースが多いことが次の調査で判明しました。

◆半数以上が「骨折に気づかなかった」
日本イーライリリー株式会社が、「医療施設を受診し骨粗しょう症と診断された60歳以上の女性」515名を対象としておこなった調査によると、全体の23.8%、およそ4人に1人が骨粗しょう症による骨折経験があると回答しました。

さらに、「初めて骨粗しょう症による骨折をした際、すぐ骨折したと気づきましたか」という質問では、骨折経験があると答えた人のうちの56.6%が「いいえ」と答えており、半数以上の人がすぐには骨折に気づかなかったことも分かりました。

◆気づかれていない「骨粗しょう症による骨折」のサイン
この調査では、骨粗しょう症による椎体骨折の代表的な症状とされている「背中の曲がり」「身長の縮み」「腰痛」についても質問しました。

すると、骨粗しょう症による骨折の経験がある人のうち20.0%が「背中の曲がりがあった」、79.0%が若いころより「身長が縮んだ」、60.8%が「腰痛があった」と回答しました。

また、「背中の曲がり」については、自分では気づかず、「周囲に指摘されて気づいた」と答えた人も9.9%いました。

一方で、骨粗しょう症を疑い医療機関を受診したのは全体のわずか14.2%にとどまり、多くの人は自覚症状のないまま別の疾患や腰痛、骨折などで医療機関を受診し、骨粗しょう症と診断されていたこともわかりました。

◆冬場は特に骨折に注意
また、「過去に、積雪や凍った路面、濡れた路面などで転倒したことが原因で、骨折をしたことがありますか」という質問では、骨折経験がある人のうち13.9%、およそ7人に1人が「ある」と回答しました。

また、全体の90.2%の人が「積雪や凍った路面、濡れた路面などで転倒することでの骨折を怖いと思いますか」という問いに、「思う」(45.2%)「どちらかといえば思う」(40.0%)と回答しています。

雪や凍結で道が滑りやすくなっている今の季節。骨折リスクの高い骨粗しょう症患者の方は、特に転倒への注意が必要といえるでしょう。

自覚症状はあるの?骨粗しょう症の要因とは?

骨粗しょう症とは、簡単に言えば骨の強度が低下して骨折しやすくなっている状態です。私たちの骨はコラーゲンやカルシウムといったミネラルなどの成分で作られていますが、この骨質が低下し、さらに密度が減って骨がスカスカになることで、ちょっとした転倒でも骨折してしまうようになるのです。

◆骨密度ってどういうこと?

骨密度にはYAM(Young Adult Mean)と呼ばれる指標があり、20~44歳の平均骨密度を100%の状態と考えた時にどの程度減少しているかが測定できます。日本では80%以上であれば正常と判断されますが、70%~80%なら骨密度が低くなってきている状態、70%以下であれば骨粗しょう症と診断されるのです。
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◆骨粗しょう症になる原因は?

骨は成長期が終わっても常に古い細胞が壊されて新しい細胞が作られることによって絶えず代謝を繰り返しています。しかし何らかの理由でこの代謝が狂ってしまうことがあります。不要になった骨組織に対して、新しい骨組織の再生能力が追いつかないため、骨密度が減少してしまうのです。

このような自分自身ではどうしようもない要因を内的要因といい、加齢や閉経による女性ホルモンの減少、また人種や家系などの遺伝的な因子もこれに含まれます。

これに加えてカルシウムやビタミンDの摂取不足、運動不足、喫煙などの生活習慣による外的因子が加わると、骨粗しょう症になってしまうのです。
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◆自覚症状はあるの?

骨粗しょう症は自覚症状に乏しいため、気づいたときにはかなり病状が進行していたというケースは珍しくありません。なんでもないようなちょっとした転倒で骨折してしまってから、骨粗しょう症であったことに気づくのです。

それで日頃から骨粗鬆症の兆候がないかをチェックする必要があります。背が縮んだように思える・背中や腰が曲がったように感じる・腰痛でレントゲン検査をしても椎間板や脊柱管に異常は見られない、などといった症状があれば注意が必要です。

◆若いうちからセルフチェックが大切

骨粗しょう症はある程度高齢になってから現われることがほとんどですが、実は若いときからの生活習慣が積み重なって起こっているものなので、今のうちから予防に励むのは大切なことです。骨粗しょう症の予防で最も大切なのは食習慣で、やはりカルシウム摂取は欠かせません。

最近流行の散骨や樹木葬 親類縁者から反対されることも多い

 最近ブームになっている「散骨」や「樹木葬」だが、気をつけなければならない点がある。
 

 横浜市健康福祉局が2013年3月に実施したアンケート調査では「散骨をどう考えるか」という質問に対し、全体の22.6%もの人が「散骨されたい」と答えたというデータもある。


自分の死後、残された子供たちに迷惑をかけたくないという思いから今後は「墓に入らない永眠」を選択する人がますます増えることが予想される。
 

 しかし、葬儀・お墓コンサルタントの吉川美津子氏はこう注意を促す。
 

「散骨の場合、親類縁者から“家族が手を合わせる場所がない”と反対されることが多い。樹木葬も弔いの場としてふさわしくないという否定的な意見が根強く残っている。


これらの埋葬法を選んだ場合、たとえ故人が望んだことだったとしても親族間のトラブルに発展した事例も少なくないので生前により十分な話し合いが必要です」

骨盤のひずみで足の長さが変わる?

私たちが姿勢を保持したり、体を動かしたりするとき、筋肉が本来のパワーをしっかりと発揮していなければ、関節や筋肉への負担は強まります。体の隅々にわたっている神経の働きに異常がないことはもちろん必要なのですが、神経がしっかりと機能するために、背骨の土台である骨盤の状態が安定していることがとても大切です。

骨盤には、姿勢を左右する重要な筋肉が複数ついているため、骨盤のコンディションにより、姿勢に変化を及ぼし、デスクワークで姿勢を保つ際に疲れやすさを生じたり、前かがみの姿勢で荷物を持ち上げようとすると、腰に違和感を生じたりと、動作を取った際の不調を感じるようにもなります。

このように、姿勢や動作においても重要な骨盤ですが、その不調にもつながりかねない骨盤の歪みを知るために、足の長さの変化に注目する方法があります。簡単にみる方法として、まずあおむけに寝ます。この時、足の長さに差が出ているかを確認します。

右足のほうが左足よりも短かったり、またその反対もありえます。

次に上半身を起こし、長座になりましょう。そして、再度、足の長さをチェックします。(ご自身でわかりにくい場合は、他の人に見てもらいましょう)

先ほど、短かった足が長くなっていると、骨盤の歪みを生じている可能性が考えられます。骨盤の歪みの中にも複雑なものもあるため、すべてを見いだすことはできませんが、簡単なチェックにはなります。

歪みが見つかったら、長座のまま、お尻をぎゅ~っと閉じてください。5秒間キープを3回行ったら、お尻で床を歩いてみましょう。右の坐骨(ざこつ)を前方へ移動→左の坐骨(ざこつ)を前方へ移動……と左右交互に移動させるとお尻で前進できます。

バック(後方へ移動)もしてみましょう。こうすることで、骨盤についているいくつかの筋肉に刺激が入り、骨盤の状態が調整されます。

※先天的に股(こ)関節などに問題がある場合は、上半身を起こして長座になったときには、変化がみられないとされています。

■著者プロフィール
檜垣 暁子(ひがき あきこ)
オールアバウト 肩こり・腰痛ガイド
http://allabout.co.jp/gm/gp/51/
カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。

恐怖!なんと猫背を直さないと「生理痛が悪化する」と判明

生理痛に悩まされている女性は多いのに、その対策は痛み止めを飲むだけ……というケースが少なくありません。

冷えないようにしたり、食事に気をつけていても生理痛がなかなか治らない人! 普段から猫背になっていませんか? 実は、猫背と生理痛はつながっているのです。

そこで、今回はそのしくみついてご紹介したいと思います。

■子宮はぶら下がっている?

女性にとって大切な子宮。ここの正しい位置をご存知でしょうか? 子宮は通常、やや“前に傾いて”います。

一定の範囲以上移動しないのは、子宮を下から支える骨盤底筋と、子宮をつり上げている基靱帯・仙骨子宮靭帯・膀胱子宮靱帯・子宮広靱帯・子宮円靱帯の5つの靭帯があるためです。

■仙骨子宮靭帯が重要

仙骨子宮靭帯とは字のごとく、仙骨と子宮をつないでいる靭帯なのですが、仙骨は姿勢と深く関わっている骨になります。

例えば、猫背などで仙骨が通常の位置より後ろに傾くと、靭帯も後ろに引っ張られます。この状態が続くと仙骨子宮靭帯は硬くなり、緊張状態となって伸縮性がなくなります。

■子宮が後ろに傾くと起こる問題

伸縮性がなくなった仙骨子宮靭帯など、子宮を支えている靭帯が原因で子宮が通常よりも後ろに傾くこともあります。これを“可動性子宮後傾後屈症”と言います。

これは病気としてあまり見られていませんが、子宮が後屈すると月経血や粘液の通りが悪くなり、月経痛やおりものが生じたり、骨盤内の血流が悪化して、腰痛の原因もになったりします。

■子宮の位置によっては不妊の危険も?

昔は、子宮が後屈になっていると精子が入りにくく、妊娠しにくいと言われていましたが、現在はそこまで不妊の危険はないと考えられています。しかし、1つ怖いことがあります。

それは、子宮が後屈になっている理由に“子宮内膜症”が関わっている場合です。子宮内膜症は子宮の後ろの、ちょうど仙骨側にできやすく、ここにくっつくことがあります。

これが原因となって子宮が後屈になることもあるので、生理痛がひどくなってきていたり、生理でない時に生理痛のような痛みがある時は子宮内膜症の恐れも。

姿勢が悪い上での生理痛は、姿勢を直す必要がありますが、それでも軽減しない場合は一度病院で診てもらうようにしましょう。

腫れ、痛み、骨破壊 早期治療開始が重要な関節リウマチ

【気になるこの症状】

 関節が腫れて痛みを発する関節リウマチ。寒い冬は症状が悪化しやすい。朝起きて、1時間以上も手がこわばるようなら要注意。適切な治療を受けなければ関節の変形をきたす。早期の診断と治療開始が重要だ。

 【自己免疫で骨を破壊】

 関節リウマチでは、最初に体のどこの関節から腫れてくるか人によって異なるが、頻度が高いのは手指や手首の関節だ。

 東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センターの田中栄一講師が説明する。

 「関節の中は滑膜(かつまく)と呼ばれる薄い膜に包まれています。この滑膜に炎症が起こり、滑膜組織が増殖し、さまざまな物質が産生され、軟骨や骨が破壊されていきます。本来は細菌やウイルスから自分を守ってくれる自己の免疫システムの異常が原因とされています」

 関節リウマチに罹りやすい体質や要因があり、それにウイルスや化学物質、妊娠・出産、ケガや強度のストレスなどの因子が複雑にからみ合って発症すると考えられている。最近では喫煙も危険因子とされている。

 【早期に急速に進行】

 国内患者数は60-70万人と推定され、男女比は女性の方が3-4倍多い。発症のピークは40代で、30-50代での発症が7割を占める。

 「症状の特徴は、手指や手首を中心とする多関節にわたる関節の腫れであり、左右対称に起こるのが典型的です。関節の腫れがあることが診断するにあたっての大事な症状になります」

関節の破壊は、発症後1-2年で急速に進むことが多いという。

 「一般的には一旦、関節の変形が起こってしまうと、適切な治療をしても手術以外では、元に戻すことはできないとされています。ですから早期の診断と治療開始が極めて重要になります」

 【診断や治療は進歩】

 早期に診断するための検査方法も進歩していて、関節超音波検査や抗CCP抗体測定(血液検査)などが行われる。「治療は10年前と比較したら、かなり進歩しました。抗リウマチ薬のひとつである『メトトレキサート』や、生物学的製剤(現在、日本では7種類が投与可能)の使用がこの進歩に大きく貢献しました」

 ただし、生物学的製剤は、有効性が期待できる半面、副作用のリスクや経済的な問題もある。使用開始にあたっては専門医とよく相談することが大切だ。

 「関節リウマチの診断や治療は明らかに向上していますので、疑わしい症状がある時は、早めに専門医に受診することをお勧めします」

 【関節リウマチを疑う症状】

 ・起床後、手のこわばりが1時間以上続く

 ・手指や手首など、体のどこかの関節が腫れて痛い

 ・関節の腫れが左右対称で現れた

 ・関節の腫れが移動する、または増えてきた

患者の8割が女性 「関節リウマチ」治療薬進歩、寛解が目標に

免疫の異常で全身の関節に腫れや痛みが生じる関節リウマチ。国内の患者は60万~70万人とされる。最近は治療薬の進歩で、症状を押さえ込むことも可能になってきた。東京女子医大付属膠原(こうげん)病リウマチ痛風センターの桃原茂樹医師に聞いた。(油原聡子)

 ◆8割が女性

 リウマチは、免疫の異常によって関節内にある滑膜(かつまく)(関節を包む膜)に炎症が起こり、腫れや痛み、こわばりなどの症状が出る。原因は分かっていないが、遺伝や環境などさまざまな要因が考えられている。

桃原医師は「遺伝も関わるとされているが、家族がリウマチだからといって必ず発症するわけではありません」と話す。

 主に30~50代で発病することが多く、患者の8割が女性だ。悪化すると関節全体に炎症が広がり、軟骨や骨が破壊され、変形が生じ、さらに進行すると、腎臓や肺に合併症が出現し、寝たきりになったりすることもあるという。

 リウマチと間違えやすいのが、加齢による関節の痛み「変形性関節症」。「指の第一関節はリウマチになりにくい。第一関節だけ症状があるのなら変形性関節症の可能性が高い。第二、第三関節や手首に症状があるとリウマチの可能性が高くなる」(桃原医師)。リウマチは通常、腫れている部分が軟らかいが、変形性関節症は硬いという。

 ◆選択肢いろいろ

 リウマチが疑われるときはリウマチ内科や整形外科を受診する。桃原医師は「早期発見、早期治療が大事」と話す。

 治療の基本は薬物療法。国内では海外に比べて新規薬剤の導入が遅れていたが平成11年、免疫抑制剤「メトトレキサート」の認可を機に優れた治療薬が登場。治療の選択肢も広がった。

以前から使用されていたステロイドのほか、最新のバイオテクノロジーを用いて誕生した生物学的製剤もある。生物学的製剤は高価で注射か点滴でしか使えない欠点もあるが、従来の薬にはない高い治療効果が得られる。

 桃原医師は「最近は海外と同等の治療が国内でも受けられるようになった。治療薬をうまく使えば、症状を完全に押さえ込む『寛解』が具体的な治療目標にできるようになった」。

 昨年7月に登場した分子標的薬「トファニシチブ(商品名・ゼルヤンツ)」は、炎症や免疫に働き掛ける物質を狙って作用し、症状を抑える。生物学的製剤と違って服薬でき、患者が扱いやすいのもメリットだ。ただ、副作用として感染症や悪性腫瘍、帯状疱疹(ほうしん)が懸念されている。

 薬を飲んでも効果がない場合や関節が変形してしまった場合は外科手術も選択肢の一つとなる。この際、ストレスをためない▽睡眠を十分に取る▽受動喫煙も含め、たばこを吸わない-などの生活指導、関節機能回復のためのリハビリ指導も並行して行われる。

 桃原医師は「リウマチは個人差が非常に大きい病気。個々人に応じた診察と治療が求められている。主治医と相談し、自分に合った治療を選択してほしい」と話している。

 ■確定診断まで3カ月以上が5割

 関節リウマチの患者のうち、確定診断までに3カ月以上も要している人が5割を超えることが、ファイザー(東京都渋谷区)の調査で分かった。調査は平成23年6月、薬剤による関節リウマチ治療中の患者500人に実施した。

 それによると、自覚症状発現から確定診断までに要した期間は53.6%が3カ月以上。関節リウマチによる仕事の退職や転職について、「仕事を辞めたことがある」が31.6%、「仕事を変えたことがある」は11.6%だった。

治療薬について重視する点は、生物学的製剤を使っている患者120人のうち71.6%、使用していない患者380人のうち60.5%が、「痛みが確実に取れる(長期にわたって安定)」とそれぞれ回答した。
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