あなたの健康はお金で買えますか・・・? ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害

あなたの健康はお金で買えますか・・・?

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ソシャゲ依存症に特効薬なし、スマホ使う時間を減らすしかない 

 ゲームにのめりこみ、課金に多額のお金をつぎ込んでしまう“ソシャゲ依存”の人が増えている。やめたくてもやめられないソシャゲ依存。対策はないか。

 スマホ依存に詳しい大阪市立大学病院精神神経科の精神科医・片上素久さんが語る。

「ソシャゲ依存はアルコールやギャンブルと同様、依存症です。学校や会社に行けず、すべてのお金を課金に費やしてしまうこともある。食事もとらず歯も磨かずお風呂にも入らないといった症状もみられ、生活面への影響も大きい。

 しかし、自力で改善できないのに、本人も周りもゲームで病院に行くという意識が薄い。そのため放置されて重症化してしまう」

 自分や家族にそうした兆候を感じたら、まずは悩まずに医療機関を頼る選択が必要だ。

「当院では、カウンセリングのほか、グループミーティングによる治療を行っています。6人ほどで輪になり『何が原因でゲームに依存したか』『どうしたらゲームから抜け出せるか』といった議題に対し、参加者が自分の意見を述べながら全員で話し合います。

 特に女性の場合、夫婦仲が悪い、セックスレス、親の介護問題など、ゲーム依存となった背景に家庭内の問題を抱えているケースが多い。ゲームというよりどころを見つけると、そこから生活が崩壊していくのです。その根本的な原因を見つめ直す作業が回復の第一歩となります」(片上さん)

 その他、生活日誌をつけ、日常生活をモニタリングする治療もある。日誌をつけると、自分の生活がいかにゲームばかりで、家族をどれだけ放っていたかに気づくという。

「そうして自分を見つめ、優先順位を決めてもらいます。1番が家族なら、子供と一緒にお絵描きをしたり、夫と食事に行くなど、家族と楽しむ時間を増やすうちに、少しずつゲーム依存から脱却できる人は多いです」(片上さん)

 ゲームやスマホ依存の治療に力を入れる久里浜医療センターのネット依存治療部門・中山秀紀医師が語る。




( 2018/06/01 09:54 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

スマホ依存度チェックリスト /「使用理由がゲーム」は医師に相談必要なレベル 

 今やただの“電話”ではない。カメラやメール、ゲーム、SNS機能はもちろん、電車の乗り継ぎや地図などあらゆる情報を教えてくれるとあって、手放せない人が続出しているスマホ。「ないと不安」とまで感じるスマホ依存が増えている今、その問題点と対処法を緊急取材。たまには“禁スマ”してみない? ひょっとして、中毒予備軍かも!? こんな“スマホ癖”、身に覚えがありませんか──以下の8つの項目のうち、1つでも当てはまる人は、スマホの使いすぎの可能性が高い。要注意だ!!

●食事中もスマホを眺めていることが多い
●SNSが気になって仕方ない
●友達との会話よりスマホに夢中
●移動中もスマホを操作
●着信があったように錯覚することがある
●就寝前、スマホをしながら寝落ちする
●肩こりや目の疲れがひどくなった
●ほうれい線、首のシワが深くなった気がする

 ここで挙げた8つの“スマホ癖”は、たくさん当てはまるからといって“スマホ依存”とはいえない。気をつけなければならないのは、下記の「スマホ依存度チェック」で合計点数が31点以上になった人、特に、スマホの使用理由がゲームの人は、医師に相談が必要なレベルといえる。

【スマホ依存度チェック】
 以下10個の項目に対し、「まったく違う」1点、「違う」2点、「どちらかというと、違う」3点、「どちらかというと、その通り」4点、「その通り」5点、「まったくその通り」6点の6段階で評価し、合計点を算出。合計が31点以上となった場合は、スマホ依存の疑いが。不安を感じたら、専門医に相談するのがおすすめだ。
(出所:Kwon M et al. PLoS ONE, 2013. 邦訳:久里浜医療センター)

1.スマホばかり使っていて、予定していた仕事や勉強ができない
2.スマホばかり使っていて、仕事や勉強に集中できない
3.スマホを使っていると、手首や首の後に痛みを感じる
4.スマホがない生活は、がまんできないと思う
5.スマホを手にしていないと、イライラしたり、怒りっぽくなる
6.スマホを使っていない時でも、スマホのことを考えている
7.スマホの使いすぎが、生活に悪影響をおよぼしたとしても、使い続けると思う
8.TwitterやFacebookなどのSNSが気になり、スマホで絶えずチェックしてしまう
9.思ったより長い時間スマホを使ってしまう
10.周りの人から「スマホを使いすぎだ」と言われる




( 2018/05/15 09:31 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

男性ホルモンが増えるスポーツ、減るスポーツ 

年を取ると「男らしさ」は失われていく。残念なことだが、いつまでも若い頃の外見・体力・健康は保てない。それを防ぐにはどうすればいいのか?

 この連載では第一線で活躍する専門家たちに「男のアンチエイジング」の最先端を解説してもらう。今回のテーマは「スポーツと男性ホルモンの関係」。運動のやりすぎは男性ホルモンにも悪影響があることがわかってきた。

マラソンにハマっている人は要注意だ。さらに男性ホルモンを増やす運動もあるとか。そこで、ドクターランナーとしても活躍している、よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック(神奈川県横須賀市)の奥井識仁院長に解説してもらう。

 今回は「スポーツと男性ホルモン」の話。以前も触れたように、運動で筋肉に刺激を与えると、血液中のテストステロン(主要な男性ホルモン)の数値が高くなることがわかっている(Metabolism.1996 Aug;45(8):935-9)。

しかし、なぜそんなことが起こるのだろう? 

性ホルモンとスポーツの関係に詳しく、みずからも「ドクターランナー(一緒に走りながら選手の健康管理や応急処置を行う医師)」として多くの市民マラソン大会やトライアスロン大会に出場している、よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック(神奈川県横須賀市)の奥井識仁院長は「男性ホルモンが筋肉で消費されるため」と説明する。

 「運動で筋肉が刺激されると大量のテストステロンが分泌され、筋肉に運ばれる。筋肉細胞のアンドロゲン・レセプター(男性ホルモン受容体)にテストステロンがくっつくと、細胞分裂を促進して筋肉を増やし、使われたテストステロンは消えてなくなる」

 実際、フルマラソンのような激しい運動をした直後には、血液中のテストステロン量がガクッと下がることが確認されている。テストステロンが「運動で消費される」証拠として、奥井院長は前立腺がん患者の例を出した。前立腺がんはテストステロンをエサに成長する性質を持つ。そのため治療では手術でがんを摘出するとともに、テストステロンを抑える薬が欠かせない。

 一方で、前立腺がんの経験者が運動すると、再発や転移が少なくなることもわかっている。例えば2750人の前立腺がん患者を追跡調査したハーバード大学(米)の研究がある。うち117人にがんの再発・転移・死亡が見られた。

そのリスクを1.0としたとき、「週3時間以上のウオーキング(早歩き)」をした人のリスクは0.4に抑えられることがわかったという(Cancer Res. 2011 Jun 1;71(11):3889-95)。

 これは「運動でテストステロンが使われた結果、前立腺に向かう量が減ったためではないか」と奥井院長は推測する。実際、前立腺がんになった人が長距離を走ると、「前立腺がんの指標となるたんぱく質PSA(前立腺特異抗原)とテストステロンが、どちらも走る前の半分に減っていた」という。

●フルマラソン後3カ月リカバリーで男性ホルモンが回復!?

 運動でテストステロンが消費されるとなれば、「運動のやり過ぎ」もマイナスになるだろう。何事も過ぎたるはなお及ばざるがごとし。いくら運動が体にいいと言っても、やり過ぎはテストステロンとの関係から見ても良くない。

 40代の市民ランナーが一念発起してマラソン大会に出るとする。「大会に向けてテストステロンの分泌量は増えていき、完走直後にその分泌量はガックリ落ちる。元のレベルに戻るまでには想像以上の時間がかかる」と奥井院長は指摘する。

 その時間とは、なんと「2~3カ月」!

 「1カ月後に再びマラソン大会に出ると大幅にテストステロンが下がり、なかなか元に戻らない。ひどい場合はそのままLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)になってしまうこともある」と奥井院長(下グラフ参照)。

ちなみに「第7回 男なら知っておきたい! 実は命にかかわるLOH症候群ってなに?」でも取り上げたLOH症候群とは、テストステロンの低下によって、頭痛、不眠、筋肉が減り、骨がもろくなるなどの身体症状の他、精神面にも影響する病気。放っておけば命にもかかわるという。

 それを防ぐため、「一度フルマラソンを走ったら、次のマラソン大会まで3カ月はリカバリー(休息)期間を取ってほしい」と奥井院長は話す。

 ランナーズ・ハイという言葉もあるように、長距離走には独特の快感があるらしい。がんばればがんばるだけ、どんどん長い距離を走れるようになっていく。やがて念願のフルマラソンを完走できたときは大きな達成感を得られるに違いない。

 そのため、ついがんばり過ぎてしまう人も少なくないという。統計上、1カ月に200km以上走るとケガの発生率がグッと高まる。それは「テストステロンが低い状態で運動を続けるせいではないか。月の走行距離は200km以内に抑えてほしい」と奥井院長は注意する。

●“走るスポーツ”で男らしさをキープ!

 メジャーリーガーのイチロー選手はケガをしない。彼のように40代になっても活躍するスポーツ選手の共通点は、がんばるときはがんばり、休むときはしっかり休むことだ。

 といって、まったく運動しないのも良くないことは言うまでもないだろう。運動しないとテストステロンが使われない。筋肉を使わないと細くなるように、作る必要がなくなることで、どんどんテストステロンの生産力が落ちていく。

 たくさん分泌して、たくさん使う。激しい運動をしたら、しっかり休む。「分泌と消費を繰り返すことで、いざというときにテストステロンが出る男になる。テストステロンが高い状態をキープし、男らしさを保つにはリズムが大切」(奥井院長)

 テストステロンを高めるには、筋肉量を増やすこと。そのためには上半身よりも、お尻や太ももなど下半身の大きな筋肉を鍛えるのがいい。ランニングの他、テニスやサッカーなど、「走るスポーツ」が効果的ということになる。

 とはいえ本格的なランニングはハードルが高い、というご同輩に向けて、「手軽にテストステロンを上げられる運動」を奥井院長に聞いた。どれも週2~3回程度でいい。

1・スロースクワット  両足を肩幅に開いて立つ。ひざを前に出さず、かかとを地面から離さずに、落とせるところまで腰を落とす。「3秒かけて落とし、グッと上げる」「グッと落とし、3秒かけて上げる」「3秒かけて落とし、3秒かけて上げる」をそれぞれ10回ずつ(意外とキツイっす)。

2・スローランニング  時速10km以下、1kmを7~9分のゆっくりしたペースで30分走る。

3・なんちゃってトライアスロン  スイム(水泳)、バイク(自転車)、ランを続けて行うトライアスロンは、全身の筋肉にバランスよく刺激を与えるため、テストステロンの分泌が非常に高まる競技だという。本格的なトライアスロンはそれこそハードル激高で二の足を踏むが、それぞれの距離を短くした市民大会もある。

例えば「スプリント」と呼ばれるものはスイム0.75km、バイク20km、ラン5km。これなら、なんとかなりそうじゃないですか。最初のうちは距離にこだわらず、「とにかくスイム、バイク、ランを続けて行う」だけでも構わない。

 運動で体脂肪を減らすことも有効だ。太るとプロラクチンというホルモンが出て、テストステロンの分泌が減ってしまう。生活習慣病を防ぎ、テストステロンをがんがん出すためにも、ここらで奮起しますか!



( 2017/12/31 23:05 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

罰で覚醒剤はやめられない/依存症 

覚せい剤取締法違反の検挙数は、昭和29年の5万5664人をピークに、罰則の強化や検挙等によって急減。昭和32~44年まで毎年1000人を下回った。その後は増加傾向となり、昭和59年に2万4000人を超えた。最近5年間は1万1000人前後と横ばいで、今年の犯罪白書によれば、昨年は1万607人だった。また、出所受刑者全体の約4割が5年以内に再入所(再犯)しており、そのうち約半数は2年以内で、再入所の割合は覚醒剤によるものが、窃盗の23・2%に次いで高い19・2%だった。

 また、覚醒剤の再犯者は近年上昇傾向にあり、2015年は65・4%。10年前より1割増えた。こうした状況は、薬物依存症によることが明らかだ。刑務所では依存症に対する治療プログラムが実施されているほか、保護観察所でも同様だ。プログラムに携わったことがある関係者の男性は、こう話す。

 「覚せい剤取締法違反の累犯者に、『あなたはそれまで家族や友人、恋人などから、いいかげんにしろと叱責(しっせき)されたことがありますか』と聞くと、ほぼ全員がイエスと言います。しかしそれでも止められず、刑務所に再び入っている。そして、周囲から『がっかりした』と言われるほど、また使いたくなるんだと打ち明ける。クスリの再使用で最も失望しているのは、ほかならぬ薬物依存症者自身なのです」

 ひとたび依存症になった場合、「また使ってしまった」という自己嫌悪と屈辱を覚え「とてもシラフでいられない」と感じ、クスリを渇望するスイッチが入るのだという。

 もちろん、こうした状況となったのは、自業自得、自己責任じゃないかと考える人もいることだろう。罪としての償いは必要に違いないが、周囲から見放されることが、当事者にとっては一番つらいことでもある。男性はこう話す。

 「違法薬物である覚醒剤の依存症については、病気ではなく犯罪とみなす人が多いのが現状です。しかし、処罰だけでは限界があります。罰で薬物依存は治らないことを理解してほしいと思います」


( 2017/12/20 17:46 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

若者がクスリに…その経緯/依存症 

薬物依存症治療のスペシャリスト、国立精神・神経医療研究センター「薬物依存症治療センター」の松本俊彦センター長は言う。

 「10代のセックス経験者で、自傷行為の経験がある場合、一般の自傷行為経験のない人に比べて、セックスの時にコンドームを使わないといわれている。望まない妊娠により学業的、職業的なキャリアが中断される、性感染症のリスクが上がる、不特定多数との交渉を持つなどの“危なっかしい”状況にいることが多いのです」

 このことは多くの臨床でみられる。若者が薬物に手を染めるまでを、松本氏が以下のように整理している。

 例えば、小さいときに虐待を受けた経験、あるいは就学前に多動や粗暴があること、学校でイジメの被害に遭うこと、学校生活で達成感を体験できないこと、さらには両親の不和や、親のアルコール・薬物問題といったことは、将来の薬物乱用を予測する要因である。こうした体験がやがて本人の飲酒や喫煙の経験に、そしてうつ、不安、自傷行為を経て薬物乱用へと発展していく。

 「つらい感情を紛らわすためだったり。クスリを使うことで、ひとりぼっちだったのが友達ができたり。女性なら痩せて自分が好きになったり。あるいは暴力を振るうパートナーとの関係が切れず、それに耐えるためだったり。実は、薬物以外に困っていることがある人ばかりなのです。薬物依存には、何らかの生きづらさや苦しみを和らげるためにクスリがあるという仮説に基づいて、関わっていかなければいけない」(松本氏)。

 覚醒剤不使用を呼びかける「覚醒剤やめますか、それとも人間やめますか」というキャッチフレーズを知らない人はいないだろう。しかし、それが弊害を生んでいる。

 「私は15年前から定期的に少年院などに行き、いわゆる非行少年たちの診察や調査をしています。あるとき、覚せい剤取締法違反で捕まった10代の子が入ってきました」と松本氏。(続く)


( 2017/12/16 20:00 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

虐待を受けた子どもは薬物に手を出しやすい/依存症 

<ネット&スマホ、薬物依存 医療ライターしんどうとも(23)>

 30年以上前、精神科医E・カンツィアンが指摘した「依存症は快感を得るためではなく、その中心に痛みがある」。それを証明する海外の研究は多い。とりわけ子ども時代に虐待を受けた人は、受けていない人よりも薬物に手を出しやすいという。国立精神・神経医療研究センター「薬物依存症治療センター」の松本俊彦センター長はこう話す。

 「例えば虐待にさらされると、2次的に多動になることがあります。原因はともあれ、多動では周囲から叱られたり、友達もできない。イジメられたりすることで、自尊心が傷つけられます。学校で褒められたことがない、達成感がないなどが危険因子として知られています」

 一般よりも早い時期にたばこや酒を覚えると、いわゆる“気分を変える物質”に対するハードルが下がってくることも一因。

 「誰からも必要とされていないと思っている10代の子どもたちが、クスリをやれば仲間になれると考えて、安易に手を出してしまう。実はよく調べると、薬物を始める半年前には、うつ病や不安障害に相当する精神状態であったり、リストカットを繰り返していたという事実があるのです。メンタルヘルスの問題として気づけていたらと、残念に思います」(松本氏)。

 いったん司法の下に置かれて「罰」の対象になると、反省、矯正が主な目的となってしまい、治療や福祉の手が届きにくくなる。刑罰より治療を優先させよと主張する理由は、そこにある。松本氏が続ける。

 「高校生の1割ほどは、それまで1度はリストカットの経験があると、アンケートで答えている。診断基準を満たさないまでも、摂食障害などの疑いも多いのです」

 こうした経験をした子には、なぜかセックスの経験者も多い。背景には、心理不安があるという見方がある。家にも学校にも居場所がない彼らは、“セックスが要求される環境”へ身を投じることで、自分の居場所を見つけている。そんな可能性を否定できないのが実情だ。


( 2017/12/13 20:10 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

新しい自分を見つけるプログラム/依存症 

<ネット&スマホ、薬物依存 医療ライターしんどうとも(18)>

 ネット依存治療の第一人者、「久里浜医療センター」の樋口進院長に聞く。

 樋口院長 「ニップ」と呼ばれる治療があります。ニップとはニューアイデンティティープログラム(NIP)の略で「新しい自分を見つけよう」というものです。たとえば午前中、体育館で運動をしてもらいます。ネットのしすぎで運動不足の人が多いので、みんな楽しんで運動します。昼はいっしょに食事を取りながらミーティング。生活の仕方などに関することなどが話題です。午後は「認知行動療法」を実施します。これは何かのテーマについてみんなで意見を言い、妥当な結論を導いていくというものです。

 ◆質問 具体的には?

 樋口院長 自分が費やしたゲームの総時間は何時間なのかを計算し、それをほかのことにあてがっていたらどれほど有効だろうか。お金をどれだけ使ったのか、それだけの時間と金を勉強にあてたら、今ごろはどうなっていただろうか。グループの中で、ゲームの良い面、悪い面は何かをみんなで話し合うと、自分は良い面しかわからなかったが、悪い面もあるんだといった気づきを得られます。

 実際に治療を受けてゲームをやめることができた、時間を減らせたといった人の実体験に触れる機会もあります。治療の手本になるし、他人と比べてみることができるメリットもあります。

 ◆質問 治療の効果は?

 樋口院長 こうした取り組みは「アルコール依存症」の治療に似ています。当初はあまりうまくいかないのではないか、と思っていましたが、やってみるとそれなりにうまくいくようになりました。回復してよくなった子どもたちが大勢います。とはいえ、治療にはとても手間がかかるので、指導する方はそれをよく理解しておかなければいけません。

 「教育」も大切です。インターネット依存によりどういう影響が出てくるのか、あるいはネットに代わる活動には何があるのかを探っていくのです。


( 2017/12/08 20:37 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

「やめる」ではなく「減らす」/依存症 

<ネット&スマホ、薬物依存 医療ライターしんどうとも(16)>

 国内初の「ネット外来」を開設したネット依存治療の第一人者、「久里浜医療センター」の樋口進院長に話を聞いた。

 ◆質問 インターネット依存の治療とはどのようなものか

 樋口院長 依存といえば、依存の対象物を「完全にやめる」ことが治療目標です。アルコール依存では断酒、薬物なら断薬といった具合です。ところがネットの場合は、いまやネットを全部やめてしまうと生活ができなくなってしまう。そのため、その使用を減らすことが基本的な目標になります。

 ◆質問 何を減らせばよいのか

 樋口院長 例えばネットを使って「検索する」ことをやめてしまうと、生活は成り立たず、必要でしょう。一方、ゲームは必ずなければならないものではありません。日常生活に不可欠ではないもの、関係のないものについては減らしていく。具体的には、アプリごとに治療目標を立てていくというのがリーズナブルな方法だと思います。

 ◆質問 どのように減らしていくのか

 樋口院長 ネット(使用)を減らすというと、すぐ「スマホを取り上げる」「回線を切る」といったことが簡単で思いつきやすいですが、今どきそんなことをしても代わりはいくらでも見つかります。たとえばゲームセンター、ネットカフェに行く。友達に借りる。あるいは盗んでまで手に入れることもあるかもしれません。そんな状況にあって現実は簡単ではありませんが、結局は本人にネット、ゲームをすることで起きてくる問題をきちんと理解してもらって、本人の意思でゲームの時間を減らす、やめることを、私たちが支援するというのが基本となります。

 そのためにはまず、本人に対して通院してほしいということを話します。そして“この病院ではスマホを取り上げたりすることは考えてないのだ、むしろどうやってネットと付き合っていくのかを一緒に考えていきましょう”という態度を示します。


( 2017/12/08 17:47 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

「体力低下」知ってもらう/依存症 

<ネット&スマホ、薬物依存 医療ライターしんどうとも(17)>

 ネット依存の治療を「久里浜医療センター」の樋口進院長に聞く。

 ◆質問 「自分はどこも悪くない」と思っている

 樋口院長 本人たちはいやいやながら病院に来ているので、単に「通って欲しい」と言っても聞いてくれません。通うための理由が必要なのです。そのためには体と心の検査をします。インターネット依存で長い時間ネットを使っていると、「不活発」になり、体を全然動かさないので体力が大幅に低下しています。また、歩かないので踵(かかと)の骨がとても軟らかくなっているのです。骨は体重がかかることで硬くなりますが、ネットをするのにずっと横になっていると骨が弱ってしまうのです。そして「反復横跳び」や柔軟性、腹筋などから明らかに体力が落ちていることがわかります。そうした事実を本人にしっかり認識してもらい、現在の生活スタイルが健康に影響しているか理解してもらうのです。

 ◆質問 「可視化」「見える化」ですね

 樋口院長 次に血液を測定しデータを取ります。血液の中のヘモグロビンA1cという値は、ふつうは糖尿病では高くなりますが、ネット依存の子どもたちは食事を取らないのでむしろ下がっています。「エコノミークラス症候群」でみられる、血液が固まるマーカー(指標)などを調べます。20人にひとりぐらいは兆候がみられることがわかっています。

 つまり不活発や栄養失調であることを理解してもらいます。実際には体に大変なことが起きていることがわかると素直に受け取ってくれます。

 ◆質問 「心」は

 樋口院長 体よりももっと大切なのは心です。ネット依存になっていく場合、対人関係が苦手で、コミュニケーションに不得手感があり、現実の世界では、自分のアイデンティティーをうまく持てていないケースが多いのです。ネット依存者には「うつ」も多いのでその治療も行います。また心理の専門家を入れたカウンセリングにも治療的な側面がたくさんあります。


( 2017/12/07 13:53 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

几帳面でまじめが危ない/依存症 

<ネット&スマホ、薬物依存 医療ライターしんどうとも(6)>

 今や誰もが陥る可能性がある「ネット、スマホ依存」。はたしてどういうタイプがそうなってしまいやすいのか。精神科医で成城墨岡クリニックの墨岡孝院長がこう指摘する。クリニックには親たちからの相談が大半を占めている。

 「一番ハマりやすいタイプは、リアルな世界に対して良い感情を持っていないタイプです。現実に満足できない、対人関係がうまくできない、そういったタイプが多い。そのためスマホが中間にあれば、それを介在して自己表現ができる子が多いわけです。性格でいえば非常に几帳面(きちょうめん)でまじめなタイプがなりやすいです」

 例えばネット以外のことについては「むなしい」「さびしい」と空虚な心を訴えるとか、不安な様子が見て取れる、いわゆる「内向的なタイプ」があてはまる。一方でハマりやすいのがそうだとすれば、その逆がハマりにくいといえる。たとえば「社交的」、悪くいえば人間関係が「ちゃらんぽらん」なタイプは、ハマる危険が比較的少ない。

 そして「目立ちたい」「褒められたい」といった欲求が助長されるのもバーチャルリアリティー(仮想現実)の特徴である。墨岡院長が続ける。

 「ネットの世界は匿名なので、現実とはまったく別の世界。いわば自我が肥大化する、そういった錯覚の中にある。従って、例えばインスタでいい写真を上げる、奇抜な写真をアップする、そういった方向に走ってしまうわけで、自己満足でしょう。そして“いいね”などフォローの数が増えていけば、とてもうれしいという。すなわち、他人から認められた気持ちになるのです。認められたいという欲求は、やっぱり現実の世界では認められてはいないという裏返しの問題があると思います」

 充足されない「心の隙間」を埋めるのがスマホだとしたら、満たされぬ現実からそこに逃げ込むことは、一時の安息には必要かもしれないが、いったんそこから抜け出せなくなったとき、待っているのは行き場のないむなしさの泥沼だ。それは便利さと引き換えにある現代の闇なのかもしれない。


( 2017/11/28 16:33 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

「大人の使い方」にも注意/依存症 

<ネット&スマホ、薬物依存 医療ライターしんどうとも(5)>

 「成城墨岡クリニック」の場合、ネット依存の大半は中高生の子どもを持つ親がまず相談に訪れる。毎月20人前後の新しい患者がやってくる。精神科医の墨岡孝院長が言う。

 「最初に相談に来るのは、親がほとんど。本人が来ることはまずありません。下は小学校、多くは中学の後半から増えていき、高校生が多いです。傾向は、男子は圧倒的にゲーム依存が多い。戦闘モノばかり。女子では、ラインなどを中心としたコミュニケーションツール(SNS)です」

 中高生では、インスタグラムなどの手軽なアプリが中心。

 「いまはラインよりインスタのほうが人気がある。ツイッターも簡単なので利用者が多いです。女の子の場合は、チャットで一晩中寝ないで起きている。それが原因でケンカや仲間はずれなど、イジメにつながったりと、人間関係の問題が出てくるのです」(墨岡院長)。中には不登校になる子どももいるという。

 先月「ベネッセ教育総合研究所」が発表した調査結果から、乳幼児の約2割がスマホに「ほとんど毎日」接しており、1日あたりの使用時間は約7割が15分未満であることが分かった。また、携帯電話やスマホで「写真を見せる」「母親や子どもが撮った動画を見せる」など子育ての多くの場面でスマホが使用され、親子のコミュニケーション手段として役立っていた一方で、親が手が離せないときに子ども自身にスマホを使わせる割合も、4年前の7・7%から15・2%へと倍増した。

 同じく26日付朝日新聞は米国の南カリフォルニア大の調査で、親が自分よりスマホのほうが大切だと感じている日本の子どもが20%に上ると報じた。記事では子どもだけでなく親のネット依存が強くなっていることや、家庭内でのルールが大切だと伝えている。

 「親の世代もスマホを子育ての道具として使うようになってきて、ネグレクト(心理的虐待)にならないかといった心配もある。大人の側も使い方に注意する必要がある」(墨岡院長)。


( 2017/11/28 16:08 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

ビジネスでも活躍! 男性向けアロマテラピー活用術 

男性の場合、「アロマテラピー」という言葉は知っていても、どういうものなのか知っている人は少ないはず。しかし、アロマテラピーは盛んに研究されており、その多岐にわたる効能は、商談や会議などの重要なビジネスシーンにも役立てられるという。バリバリ働く40男だからこそ、ビジネスのアクセントに活用すべきアロマテラピーの効能と、その方法を専門家に聞いた。

■今回のアドバイザー アロマセラピスト星野知子さん

神戸のリラクゼーションサロン「アンスリール」主宰。働き盛りの夫との死別をきっかけに、アロマテラピーの道に進む。多忙なビジネスマンが、プレッシャーやストレスを効率的にマネジメントするためのアロマテラピーを提案している。定期的なアロマ活用講座の開催や、男性向けアロマ商品「MR AROMA」の開発など、幅広く活動中。

嗅覚の生理的作用に働きかけるアロマテラピー。医薬品扱いの国も

星野さん「『精油(エッセンシャルオイル)』の香りを楽しみながら、心身のバランスを調え、健康の維持や増進を図る自然療法を、アロマテラピーと呼びます。『精油』とは、植物に含まれる芳香物質を高濃度で抽出した100%天然の素材のこと。日本では生活用品店などでも売られていますが、薬理作用があることが証明されており、ヨーロッパでは医薬品扱いのものもあります。

嗅覚は、脳内の大脳辺縁系という部位にダイレクトに伝達されます。大脳辺縁系は記憶をつかさどる海馬と隣り合わせになっているため、記憶は香りの影響を強く受けると言われています。嗅覚は大脳辺縁系を経て、その後、視床下部に伝わります。視床下部は自律神経系、内分泌系、免疫系の総合中枢となっているので、ホルモン分泌や内臓の生理機能、免疫なども、嗅覚の影響を強く受けるのです」

ビジネスに活用されるアロマ 商談に効果的な香りは?

星野さん「手間がかかると思われがちなアロマテラピーですが、ハンカチに精油を2、3滴垂らして嗅ぐだけでも立派なアロマテラピーになります。精油は香りごとに作用が異なるので、目的別に使い分けてください。大事なプレゼンや商談前には、『シダーウッド』と『サイプレス』という精油がオススメです。『シダーウッド』には、身体の強壮作用のほか、精神を安定させてくれる効果があるため、ここぞというときに自信を与えてくれるでしょう。

商談がうまくいけば、脳は香りを嗅ぐだけで成功の記憶を呼び起こすようになるので、ビジネスの良いルーティンづくりに役立てる方も増えています。『サイプレス』には、気持ちを落ち着かせる作用があります。ビジネスでは決断を迫られるシーンが多々ありますが、冷静な判断をサポートしてくれます。また、さりげなく場に匂わせることで、相手にも決断を促し、商談が早くまとまることも期待できます」

精油の正しい使用で良質な薬理作用を期待するのがアロマテラピーのポイント

星野さん「注意したいのは、精油の選び方です。『アロマオイル』や『フレグランスオイル』という商品名で売られているものや、精油という表記でも極端に安価なものには、合成香料が混ざっている場合があるので要注意。それではアロマテラピーで得られるはずの薬理作用は期待できません。また、人によっては精油の影響を強く受け過ぎてしまうことがあります。精油には、持病や体調によって禁忌(ある病気に対して使用を禁じなければならない薬品)となるものが存在するので、使用前によく調べてください」

最後にアドバイザーからひと言

「このほかにも、適度な香りがスメハラ対策になるなど、アロマテラピーを職場で活用することには多くのメリットがあります」


( 2017/11/14 20:26 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

40代からはじめる男性用化粧水・乳液の選び方 

どうしても“女性が使うもの”というイメージが強い化粧水や乳液。しかし、近年では男の身だしなみとして、肌ケアの重要性が高まっているという。取引先との付き合いがある40代ならば、なおのこと化粧水や乳液にこだわり、肌を美しく保つべきだろう。40男のための化粧水・乳液の正しい選び方について、SMAPの木村拓哉さんがブランドキャラクターの「男のエステ ダンディハウス」を運営している株式会社ミス・パリ広報の角五聖月さんに話を聞いた。

■■今回のアドバイザー
株式会社ミス・パリ 広報宣伝課
角五聖月さん

1982年創業の美容総合商社。エステティックサロンの経営を中心に、エステティックスクールの運営や人材派遣業務など、幅広く展開している。

■肌ケアで男の身だしなみを整える

角五さん「まずは化粧水と乳液の違いから説明しますと、化粧水はお肌に潤いを与え、シワや乾燥を防ぎます。そして、お肌の水分の蒸発を抑えて潤いを保つのが乳液です」

■肌質にあった化粧水・乳液選びを

角五さん「基本的な使用法は、洗顔後、化粧水を適量手に取り、手のひらで顔や首筋に押しあてるように、やさしくパッティングして浸透させます。

肌荒れや、洗顔後のつっぱりが気になるときは、コットンに化粧水を染み込ませたローションパックがおすすめです。化粧水でお肌を整えたあと、乳液を適量手に取り、顔や首筋に伸ばしながら使います。とくに肌荒れや乾燥が気になる部位には、たっぷりとぬりこみましょう。

続いて、より個人の肌質にあったケア方法をご紹介しましょう。

・脂性肌
シワが少なく、一日中顔全体に油分が浮いている肌。この方は、さっぱりタイプの化粧水や、毛穴を引き締め、皮脂分泌を抑える収れん化粧水がぴったりです。乳液は、薄く伸ばして使用します。

・混合肌
午後になると額から鼻、あごにかけてのTゾーンに油分が浮き出るが、頬は乾燥しているのが混合肌。このタイプは、洗顔後に化粧水を全体にまんべんなく付けたあと、頬などの乾燥している部分に、再度化粧水を浸透させましょう。

・乾燥肌
肌に水分が足らずかさつきがちで、シワが目立つタイプです。このような乾燥肌にはしっとり感が強く、保湿効果の高い化粧水がおすすめ。そして、ほかの肌タイプよりもしっかりと乳液を浸透させてください。

このように、肌タイプは人それぞれなので、個人の肌に合ったお手入れが大切です」

■化粧水と乳液は必ずセットで

角五さん「脂性肌の男性のなかには、ベタつきを気にして化粧水のみを使う方が多くいます。しかし、肌の潤いを保つ乳液を塗らなければ、水分を蒸発させているのと同じ。

脂性肌の乾燥は余計な油分の分泌する原因になってしまうので、さらなるベタつきを引き起こします。脂性肌でも、必ず乳液も使ってください。乳液の使用は、どの肌タイプにとっても重要です」

■最後にアドバイザーからひと言

「美容男子という言葉がブームになるなど、美容に関心のある男性が増加しています。ぜひ肌のお手入れをして男を磨いてください」

記事提供 / 素晴らしきオトナたちへ。モテるオトナの悦びを。[editeur エディトゥール]



( 2017/10/08 12:10 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

ギャンブル依存症は治療できる? 「ニアミス好き」が根本原因か 

 「また負けた」と言いながら、ギャンブルを止められない人がいる。病的なギャンブル依存症は、多額の借金を抱え、家族や社会的なつながりすらも失ってしまうこともある。にもかかわらず、なぜギャンブルにのめり込むのか不思議に思える。

 そんなギャンブル依存症者の脳は、「あと少しで勝ち!」というニアミスに強く反応してギャンブルにのめり込むことが、ラートボウト大学ドンデルス研究所の神経科学者らの研究で明らかになった。
□ギャンブル依存症者は「あと少しで勝ち」のニアミスが好き

 オランダのラートボウト大学の研究者らは、22人のギャンブル依存症と健全な人がスロットマシンをしているときの脳の様子をfMRI(脳の血流を視覚化する装置)で調べた。スロットマシンでの勝ち率は17%、負け率は50%、ニアミス率は33%に設定した(※1)。

 スロットマシンではニアミスが起こりやすい。「777」が当たりで「776」や「779」などがニアミスだ。あと1つがそろえばパーフェクトになるとき、「あー惜しい」と叫びたくなるような気持ちは誰にでもある。

 そんなとき、健全な人は、ニアミスは負けであり、お金は失われたと正しく認識した。ところが、ギャンブル依存症者の脳ではニアミスはただの負けではなく、勝ったときのように脳が反応した。

 ギャンブル依存症者の脳は、ニアミスに強く反応するため、健全な人よりも勝てそうに感じられ、ギャンブル行動にのめり込ませる原因になるのだ。
□ギャンブルは数学的に見ると儲かるはずがない

 数学的にはギャンブルは儲からない。儲かるはずがない。

 ギャンブルとは少し違うかもしれないが、例えば300円で買った宝くじは138円くらいにしかならないことが計算で分かる。なぜなら、宝くじの当選券金額は、約40%は収益金として地方自治体に入り、約14%は販売手数料などの経費に充てられ、残りの約46%を当選金として分配するからだ。もともと儲からない仕組みになっているのだ。

 また、ゲームの確率の算出から、カジノのスロットマシンでは、1000円賭けるごとに約150円損をすることになる。

 短期的にはプラスになることがあっても、長期的にみるとマイナスになる。ギャンブルは、勝てないようにできているゲームと言ってもいいだろう。映画に出てくるような架空の天才ギャンブラーならいざ知らず。
□ギャンブル依存症にとってニアミスやリーチは勝ちも同然

 それでもギャンブル依存症者は、今日こそは勝てると信じる。

 なぜ信じられるかというと、ギャンブル依存症者の脳では「ニアミス=ほとんど勝ち=次は勝ち」という図式になっているからだ。

 通常は「ニアミス=惜しいけど負け」だ。しかし、ギャンブル依存症者にとっては、ニアミスがあると勝利は間近だと感じられる。たとえ今まで負けていてもあと一歩で勝てそうなため、リスクがあってもギャンブルを続けたいという欲求が高まるのではないかと考えられている。
□ギャンブル依存症 脳の研究で治療できるか!?

 ギャンブル依存症者の脳の反応は次第に解明されており、将来治療できる見込みがある。

 東北大大学院の研究グループが行ったラットの実験で、脳の島皮質前部が過剰に働くと病的にリスクを好むようになることが分かったのだ。薬剤により島皮質前部を抑制すると、リスク回避の行動を取ることを突き止めた(※2)。

 ドーパミンとセロトニンは、どちらも島皮質前部によるリスク選好性の促進を抑えている。そしてドーパミンは主にギャンブルに勝った後のリスク選好性に、セロトニンは負けた後のリスク選好性に影響を与えることが分かった(※3)。

 これはリスクを判断する脳のメカニズムの解明につながる発見で、依存症などの治療法開発に貢献する可能性があると考えられている。
□ギャンブル依存症 人間への応用にはもう少し先か

 今回ラートボウト大学の研究者は、ドーパミン遮断薬を使いニアミス時のヒトの脳の反応を調べたが、予想に反して脳の反応にドーパミンの影響があることは確認できなかったようだ。

 しかし、だからと言って人に応用できる道が閉ざされたわけではない。脳は複雑であり治療法の確立にはもう少し時間が掛かりそうだが、今後さらに研究が進み治療法が確立されるのを期待したい。


( 2017/10/07 09:43 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

芸能人麻薬問題から考える「欲望」と「恐怖」の罠 

■「生の欲望」の裏に必ずある「死の恐怖」
近年、次々と芸能人の麻薬使用による逮捕の事件が報じられ、世間を騒がせていますね。

では、なぜ華やかな芸能の世界は、麻薬と縁を切れないのでしょう? これを「森田理論」という古典的な心理学理論の中の「生の欲望、死の恐怖」という理論から考えてみたいと思います。

「生の欲望」とは、「よりよく生きる」ためのポジティブな願望。人間はただ生きているだけでは満足できず、「もっと賢くなりたい」「安心して暮らしたい」「美しくなりたい」「理想の職業につきたい」「人から認められたい」といった、よりよく生きたいという欲望が次々に生まれる生き物です。「生の欲望」は、一つ満たされてもさらに次の欲望が生まれ、果てしなく続いていきます。希望した「安心した暮らし」がかなったとしても、「もっと質のいい暮らしがしたい」「豊かに暮らしたい」というように、欲望はどんどん膨らんでいくのです。

そして、生の欲望が湧き出せば、「うまくいかなかったらどうしよう」「失ってしまったらどうしよう」といった「死の恐怖」も必ず湧いてくる。「森田理論」では、そのように考えられています。たとえば、念願かなって、希望の土地に夢のマイホームを建てた喜びもつかの間、「この家が壊れたらどうしよう」「ローンを返せなかったらどうしよう」といった不安も、セットになって湧き出てしまうものなのです。

■欲望が強くなれば、恐怖も強くなる
華やかな芸能界は、そもそも「生の欲望」のかたまりのようなところではないでしょうか。「大きな夢をかなえる」という欲望に突き動かされて、大成功した人たちが棲息する場所です。

とはいえ、その仲間に入れば満足できるという訳ではありません。「もっと売れるようになりたい」「主役を取りたい」「ビッグネームになりたい」という「生の欲望」は限りなく湧き、同時に「干されたくない」「嫌われたくない」「仕事が来なくなったらどうしたらいいのか」という「死の恐怖」も強くなります。

こう考えると、「芸能界は『生の欲望』の聖殿、『死の恐怖』の魔窟」と、言えそうです。頂点に立った人たちは、最高の快感を得るとともに、その栄光を失うかもしれない強烈な恐怖に、さらされながら生活している――これが芸能人の運命なのです。

そして、麻薬はこうした強烈な死の恐怖から、一瞬で救ってくれる「魔法の薬」です。使えばたちまち、「オレは絶好調だ!」「万能だ!」という確信が湧き、あれほどぬぐっても消えなかった「死の恐怖」から、一瞬で解放されるのです。

しかし、この「一時の快感」が地獄への入り口です。薬を使えば、最高の高揚感が舞い戻りますが、効果が切れれば、恐怖や不安は以前の何倍も強くなり、薬がなくてはいられない状態になります。こうして心身のコントロールを失い、地位も栄光も社会的信頼も失って、奈落の底に転落してしまいます。

■欲望があるから意欲が湧き、恐怖があるから努力する
消せない「死の恐怖」に振り回され、麻薬に走った芸能人、自ら命を絶った芸能人が、なんと多いことでしょう。絶世期の笑顔の裏にある心の闇を想像すると、華やかな世界で働く人たちの「死の恐怖」の痛烈さを、感じずにはいられません。

では、「死の恐怖」から解放される手段はあるのでしょうか? そもそも、「死の恐怖」を消そう、なくそうとどんなに試みても、無理なのです。「生の欲望」と「死の欲望」は、切っても切れない双子のような存在だからです。

では、なくせないのなら、どうしたらいいのでしょう? まず、「必ずあるもの」と認めてしまうことです。そもそも、「生の欲望」が人間のやる気を賦活し、「死の恐怖」が努力を後押ししているのです。たとえば、受験生は志望校に合格したいという「生の欲望」と、落ちたらどうしようという「死の恐怖」に突き動かされ、必死になって勉強をしています。つまり、欲望と恐怖は、セットになって人を前進させるエンジンなのです。

大切なのは、自分の中にある欲望と恐怖を認めたうえで、「やるべきこと」という目的に向かって前進することです。つまり、「うまくできなかったら」「失敗したら」という死の恐怖に襲われても、その恐怖に流されず、本当にやりたい方向に向かって歩み続けること。こうして「目的本位」で前進していけば、その経験から、「かけがえのないもの」(成果、自信、知識、人脈など)を必ず得ることができます。こうした経験を積み重ねることで、人間は成長し、いつまでも向上していくのです。



( 2017/10/07 09:42 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

ギャンブル依存は最初の「勝ち」が入口~バドミントン、プロ野球、力士、会社経営者らがはまる実態 

 バドミントン男子の桃田賢斗、田児賢一両選手が違法カジノ店で賭博をしていた問題――。

 日本バドミントン協会は4月10日、桃田選手を日本代表から外した上で「無期限の試合出場停止処分」、賭博の常習性が高かった田児選手にはより重い「無期限の登録抹消処分」とした。

 これにより、メダル獲得が期待されていてた桃田選手のリオデジャネイロ五輪出場はなくなり、田児選手の選手生命も、事実上、断たれたといっていいだろう。特に田児選手は60回程度負けて1000万円の損失を出していたとされ、ギャンブル依存症的な状態であったと考えられる。

 ギャンブル依存症は、精神科の領域では「病的賭博」とも呼ばれる。

 『精神科ポケット辞典』(弘文堂)によると「持続的に繰り返される賭博行為によって、社会的、職業的、物質的および家庭的な価値を損なうまでになる状態。賭博行為が生活全体を支配し、賭博をしたいという強い衝動を抑えることが困難で、生活にストレスが多くなると増強する」とある。

スポーツ選手とギャンブルの関係

 今回の件だけでなく昨年から続くプロ野球選手による野球賭博を見ても明らかなように、スポーツ選手とギャンブルの関係は根深い。

 元大相撲力士の貴闘力も、そのひとりだ。2010年に野球賭博に関与したとして相撲協会からの解雇処分を受けた貴闘力。

 彼がギャンブルに依存するようになったのは、オーストラリア巡業のときにカジノで5500万円勝ったことがきっかけだった。そのときの勝利が忘れられず、総額で5億円負けることに。

 その後、貴闘力は自助グループに通ってギャンブル依存症から脱却し、2月8日に放送されたテレビ番組『しくじり先生』(テレビ朝日系列)でギャンブル依存症の過去を告白した。

大王製紙前会長・井川意高のケース

 ギャンブル依存と言えば、大王製紙の前会長で、マカオやシンガポールのカジノで106億8000万円を使い、会社の金を不正に借り入れて2011年に逮捕され、懲役4年の実刑判決を受けた井川意高のケースは、その金額において最大級のものだろう。

 週末にシンガポールに渡航しては、48時間、眠らずにカジノのVIPルームでギャンブルをやり続けていたという井川は、その告白本『溶ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』(双葉社)で次のように書いている。
..........................................................................
 「負けが一定額になった段階でカジノをあとにする」
 「勝ちが一定額になった段階で勝ち逃げする」
 「借金をしてまで勝負しない」

 これらのルールを厳格に守ってさえいれば、106億8000万円もの大金をカジノに突っ込むなどという馬鹿げた行動はとらなかったはずだ。

 ギャンブラーは、そんな常識人のような発想はしない。4時間かけて500万円が2000万円まで膨らんだのであれば、8時間かければ1億円を3億円にまで爆発させることだってできるはずだ。元出がゼロになってしまう可能性は思考から排除し、倍々ゲームの未来を自分本位の脳内確率で夢想してしまう。
...............................................................................
ギャンブル依存のきっかけは最初に勝ちを経験すること

 さまざまな快感と依存の関係について書かれた『快感回路 なぜ気持ちいいのかなぜやめられないのか』(河出文庫、デイヴィッド・J・リンデン著、 岩坂 彰訳)によると、ギャンブルへの嗜好は最初に勝ちを経験することで身につくという説があるという。

 同書によると「最初に一回か二回勝ったとすると、ギャンブル行動が正の強化を受ける。このように最初の成功体験から小さいながらもはっきりした快感を得た一部の人が、『快感の目標値』を得るためにより高い刺激を求めていく中で、ギャンブル依存を発症するリスクは高まっていく」のだという。

 さらに同書によると「脳画像研究から、ギャンブルやゲームをしているときも、ある種の薬物やオーガズムと同じように、内側前脳回路が活動し、その結果VTA(腹側被蓋野)の標的領域にドーパミンが放出されることがわかっている」のだという。

 そのメカニズムにひとたび陥ってしまうと、あとは薬物を摂取させられたラットが薬物が出るレバーを押し続けるように、ギャンブルをし続けられずにはいられなくなるのだ。

 一度、依存状態の過剰な興奮を体験した者は、その興奮に脳が慣れてしまい、常に刺激を求めずにはいられなくなる。「節度を持って楽しむ」ことが難しいからこそ、ギャンブルの闇に引き込まれる人は後を絶たないのだ。


( 2017/10/07 09:41 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

最初の性犯罪がバレないとスリルで覚せい剤同様「依存症」に 

 性犯罪が後を絶たないが、性犯罪に対する世間の目は極めて厳しい。大きなリスクを伴うのに、なぜ彼らは一線を越えるのだろうか。

「誰でも通常、何か行為を行う前に失うものと得るものを天秤にかけます。性犯罪は仕事や家庭を失う大きなリスクがあり、一般の人は踏み止まりますが、性犯罪者はこの天秤がどこかで逆転してしまう。

これを『依存症における優先順位の逆転現象』といいます」(御徒町榎本クリニックの精神保健福祉部次長・斉藤章佳氏)

 斉藤氏の知る、盗撮癖のある大学生は苦労して就職の内定を得た後、盗撮で逮捕された。本人は逮捕後、「バレたら就職がなくなると自覚していたのにやってしまった」とうなだれるばかりだった。

「天秤が逆転してしまった例です。頭の中で『内定が出たから我慢しなくてもいいだろう』『いや、バレたら取り消しだ』というセルフトークが繰り返された末、行動化が優先されたのです」(前出・斉藤氏)

 結局、この大学生は大学を退学になり、就職は取り消された。性犯罪はアルコール依存症や薬物中毒と同じく依存症であると前出・斉藤氏は強調する。

「依存症になると自分で自分の欲求をコントロールできません。多くの性犯罪者はもともとの欲求に仕事の疲れや睡眠不足、上司からの叱責などのストレスが重なって、天秤が逆転して一線を越えてしまうケースが多い。

 最初の性犯罪が発覚せずに成功すると、日常生活では得がたいスリルと興奮になり、覚醒剤と同じようにはまっていく。犯行を繰り返すなかで手口が洗練されて“スキルアップ”し、ますます止められなくなっていくんです」


( 2017/10/07 09:40 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

【レポート】ネット依存は要介護につながる!? オーラル・フレイルが招く寝たきりの恐怖 

●30代からでも見え始めている"兆候"
咀嚼(そしゃく)機能などが衰退して食事ができなくなり、結果として筋肉減少や寝たきりといった生活機能障害に至る現象を意味する「オーラル・フレイル」。日本歯科医師会が啓発に注力しているこの現象を回避するためには、若いうちからのきちんとした食生活と社会とのつながりを持つことが大切となる。

今回は、M.I.H.O.矯正歯科クリニック院長の今村美穂医師の解説に、オーラル・フレイルの予防策などについて伺った。

○オーラル・フレイルは一気に進行する場合も

加齢に伴い物をかむ機能が低下すると、筋力も衰えて転倒・骨折のリスクが増大する。特に太ももの骨である大腿(だいたい)骨が折れると歩行が困難となり、寝たきりの状態が続くようならば要介護状態に発展する可能性もある。すなわち、「オーラル・フレイルの予防が全身の健康に寄与する」というわけだ。

オーラル・フレイルは一般的に、「(1)歯の喪失」⇒「(2)滑舌の低下・食べこぼしやむせの発生」⇒「(3)咀嚼する力の低下・食事量の低下」⇒「(4)飲み込み障害発生」という段階を経る。その進行スピードは、年齢や健康状態、精神状態などによって個人差がある。(1)の「予備軍」の人でも、何らかの病気で肺炎などを併発すればすぐ(4)まで進行して死に至るケースも。

本来、オーラル・フレイルの概念は高齢者を対象としているが、30代や40代といった働き盛りの間でもその"兆候"が見え始めていると今村医師は警鐘を鳴らす。

「オーラル・フレイルには本人の活動量や精神・心理状態、歯・口の機能、食・栄養状態、身体機能のすべてが関係してきます。喫煙・飲酒の習慣があり、ストレスの多さから甘いものを日常的に摂取し、忙しくて食事もクチャクチャ音をたてながら早食いする30~40代の人はたくさんいると思います。そのような人は、虫歯や歯肉炎があり、歯周病も始まっている可能性が高いと思うので、『オーラル・フレイルがすでに始まっているな』と感じます」。

このほか、「軟らかいものばかり食べる」「濃い味のものを好む食生活」「頻繁な間食」などもオーラル・フレイルのリスクを高めるという。

●社会とのつながりも大切な予防策
こういった食生活がオーラル・フレイルを招くのであれば、これらと対極の食事スタイルが「予防策」となる。つまり、「時間をかけてしっかりと薄味の食物を咀嚼し、素材本来の味を楽しむ。間食や飲酒もほどほどにする」ことが食事面でのケアとなる。

他にはストレスへの抵抗性や姿勢、発音、呼吸なども予防のポイントとなる。「運動不足」「姿勢が悪い」「デスクワークや車の運転でずっと同じ体勢」「パパパパなどの発音が短時間に細かくできない」などの項目に当てはまる人は注意した方がいいだろう。

○引きこもりやネット依存症は口腔内が悪化

さらに興味深いことに、「社会的なつながり」もオーラル・フレイル対策として効果的だという。この概念に係る研究を行った、東京大学高齢社会総合研究機構の辻哲夫教授、飯島勝矢准教授らの研究グループによると、高齢期において人とのつながりを持つことや、誰かと食事するなどといった「社会性」を維持すると、さまざまな健康分野に好影響が出たとのこと。

同じ現象は高齢者以外でも見られると今村医師は指摘する。

「引きこもりやインターネット依存症、キレる大人、自己中心的で社会性のない大人などは、口腔(こうくう)内が悪化していきます。また、自分のことを『どうでもいい』と思ったり、身体が病弱で長期間病床にいたりすると、必ず口腔内は高齢の介護必要者や認知症の方々と同じような状態になります」。

日ごろから多忙でストレスフルな社会人は、どうしても平日は「孤食」になりがちだ。ただ、将来のための「投資」として、まずは休日だけでも気が置けない人たちとゆっくり会話を楽しみながら食事をするのもありだろう。

○記事監修: 今村美穂(いまむら みほ)
M.I.H.O.矯正歯科クリニック院長、MIHO歯科予防研究所 代表。日本歯科大学卒業、日本大学矯正科研修、DMACC大学(米アイオワ州)にて予防歯科プログラム作成のため渡米、研究を行う。1996年にDMACC大学卒業。日本矯正歯科学会認定医、日本成人矯正歯科学会認定医・専門医。研究内容は歯科予防・口腔機能と形態及び顎関節を含む口腔顔面の機能障害。MOSセミナー(歯科矯正セミナー、MFT口腔筋機能療法セミナー)主宰。


( 2017/10/07 09:39 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

ギャンブルが好き…それって依存症になっていませんか? 

ちょっとした賭けで日常をちょっとスリリングにしたいと感じる人もいるのではないでしょうか。でも度が過ぎると心配です。

今回のテーマは「ギャンブル依存症」です。医師に話を聞きました。
病気の境界線はどこ?
ギャンブル依存症、というと聞きなれた名前のように思うかもしれません。しかし実は、正式な精神医学的な名称ではありません。
診断名としてはギャンブリング障害、病的ギャンブリング、病的賭博などが使われることが多いです。

単なるギャンブル好きといわゆるギャンブル依存症、どちらもギャンブルが好きで「ギャンブルをしたい」という気持ちがあることが共通しています。

両者の境界線のひとつに『ギャンブルをしたい自分をコントロールできるか』というポイントがあります。
自分の社会的な立場や状況を考えてギャンブルに行くことを常に思いとどまれるようであれば、いわゆるギャンブル依存症とは言えない、と考えられます。(たとえ一度のギャンブルで派手にお金を使うことがあったとしても、です。)

・お金に困っているときに、ギャンブルに行かない
・仕事が忙しいときは、ギャンブルをしない

上記のように自分でギャンブルをすることを抑えられるようならば、ギャンブル依存症とは考えられません。
どんな原因がある?
ギャンブル依存症にはいくつかタイプがあるとされています。
・単純にギャンブルを好むタイプ
・前段階として精神障害が既に存在しているタイプ
・パーソナリティー障害があるタイプ
など

もちろんギャンブルそのものを断つことも重要です。
一方で精神障害がある場合は、先行する精神障害(うつ病や統合失調症、双極性障害、アルコールや薬物依存など)の治療、あるいはパーソナリティー障害に対する治療的介入がより効果的で重要である場合もあると考えられています。
ギャンブル依存症の治療方法って?
いわゆるギャンブル依存症は、社会的にも大きな問題と考えられています。
家族にこの問題を抱えた患者さんがいる場合は経済的に破たんしてしまうことも多い、深刻な病気です。

現在のところ特効薬と呼べるお薬はまだ開発されていません。
行われている治療法で最も効果が高いものは認知行動療法といわれています。

ギャンブル依存症は治療が困難な疾患です。
周囲から見てギャンブル依存があることが明らかでも、本人が「自分にはギャンブル依存があり、治療する必要がある」という事実を認めたがらないこと(否認と言います)が非常によくある病気のひとつです。

ギャンブルは「繰り返しているうちに確率として勝てる」と思いこむことが多いです。
「次こそは勝てる」と負けを取り返して、まずます引けなくなる…といった例が多くあるようです。

【医師からのアドバイス】
ギャンブル依存症は、どこの精神科でも治療できるわけではありません。
病院に事前に連絡し、ギャンブル依存症に明るい医師にかかったほうが安心ですね。


( 2017/10/07 09:38 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

スマートフォン中毒による、5つの深刻な副作用 

Text Claw (テキスト引き付け症候群)とCell Phone Elbow(携帯肘)

“Text Claw(テキスト引き付け症候群)”は非医学用語で、スマートフォン使用時の継続的なスクロールやテキスト打ち、ゲームプレーなどの動作から発生する指の痙攣や筋肉痛を意味しています。 
 
つまりスマートフォンを使いすぎると、腱が炎症をおこし、腱炎や手根管症候群といった既存の症状を増長する可能性があるのです。同様に、“Cell Phone Elbow(携帯肘)”は、長時間肘を曲げた状態でいた後に起きる薬指や小指のうずきやしびれを意味しています。 
 
もし、スマートフォンを使うことで痛みや不快感を覚えるなら、ストレッチをお勧めします。まずはスマートフォンを置き、手首を後方へ曲げたり、お祈りのときのように両手を合せて下方向へ押したりてみましょう。

それから手首を曲げるのも良い運動です。1週間以上痛みがおさまらない場合は、温熱療法を試してみるか、それでも良くならなければやはり医療機関を利用した方がよいでしょう。


( 2017/10/07 09:36 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

酒席でトイレに消え30分…清原容疑者に出ていた“禁断症状” 

 4日に東京地検に身柄を送られた清原和博容疑者(48)の周辺で語り草になっている“事件”がある。その日は、知人の会社経営者が開いた内輪の忘年会。場所は六本木の高級クラブのVIPルームだった。

「最初から様子がおかしかった。清原さんは、約束の時間に1時間以上も遅れてきながら、遅刻を詫びるでもなく、部屋の入り口にボーッと突っ立ってた。参加者に促されて席につくとき、数人の顔見知りに会釈をして挨拶したものの、ずっと押し黙って一点を見詰めているような感じ。体調が悪いのかと思ったんですが……」(参加者のひとり)

 しばらくすると、清原容疑者は店の関係者にトイレの場所を確認し、席を立って部屋を出た。30分以上も経ってようやく戻ってきた清原容疑者の様子は、さっきまでとは打って変わっていたという。

「最初に挨拶したはずの知人に向かって、『久しぶりー! 来てたんですかあ?』と声をかけるなど、やたらとハイテンション。その知人の隣に座ると、『乾杯しましょうや』とジョッキでビールを4つ頼み、近くの席にいた別のふたりを巻き込んで、『カンパーイ』と声を上げた。

その瞬間です、持っていたジョッキが粉々に割れ、中のビールとガラスの破片が飛び散った。それがひとりの目の横を傷つけて大騒ぎになったのですが、清原さんは豪快に笑ってビールのおかわりを頼んでました」(同)

 乾杯の力加減まで分からなくなっていたのだからフツーじゃない。トイレに立った“空白の30分”に何があったかは知る由もないが、清原容疑者はこの忘年会が開かれた3年前からそんな状態だったのだ。純白のスーツを着て現れた巨人の沖縄キャンプで、異様な風貌とロレツの回らない口調が話題になったのは、その2カ月後のことである。

 逮捕された2日、警視庁捜査員が自宅マンションに踏み込んだ際、清原容疑者は左手に注射器とストローを持ち、テーブルにはビニール袋に入った使いかけの覚醒剤が置いてあったという。2年前から警視庁が内偵を進めていたこともあって、これまでに何度も、清原容疑者の逮捕情報がマスコミを駆け巡った。

そのたびに、Xデーに備えたニュース映像を確保したいテレビ局に「薬物使用疑惑についてお答えいただけませんか?」と直撃取材を受けていた清原容疑者も、そういう雰囲気は感じていたはずだ。実際、昨年10月に写真誌フライデーにこう答えていた。

「8月半ばごろから、(薬物使用や所持で)逮捕されるっていうウワサが何回も流れたとかで、毎日のようにカメラを持ったテレビ局の記者らに追っかけられるわ、直撃されるわ……。(中略)警察に呼ばれたことも、事情を聴かれたことも1回もないのに」

■錯乱状態になってストレッチャーに拘束

 同誌には、「逮捕情報はずっとあります」と念も押されていた。にもかかわらず、覚醒剤と3本の注射器、ストロー、ガラスパイプを自宅に隠し持っていたわけだから、すでに“やめたくてもやめられない”中毒状態だった可能性が高い。

「これまでに少なくとも2度、病院に緊急搬送されていると聞いている。幻覚、幻聴、被害妄想で不安になり、突然、暴れだす。

禁断症状なのか、フラッシュバックなのかは分からないが、いずれにしても相当、重度。錯乱状態のようになって、ストレッチャーに縛り付けられたこともあったという。逮捕直前にも都内港区の病院の救急に世話になっている。

自宅で暴れだしたのか、付き添ってきた20代とおぼしき女性が、不安そうに震えていたそうだ。30分もしないうちに我に返って、何事もなかったように『お世話になりました』と頭を下げて帰っていった。病院の関係者からそう聞いた。当然、警察に通報もいっただろう。逮捕のきっかけになったんじゃないか」(六本木事情通)

 逮捕されて4日目、東京地裁は10日間の勾留を認める決定をした。留置場で見るのは夢だけではなさそうだ。


( 2017/10/07 09:35 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

美容通がハマり中!プロおすすめ「ホットオイル」全身ケア方法 

以前はごく一部の間でしか使われていなかった美容オイル。圧倒的な保湿力で、一気に人気になりましたね。ブーム以降さまざまなオイルが開発されていますが、今回はリンパ・ハーバリストの筆者より、髪にも体にも顔にも使える万能オイルとして鉄板のアルガンオイルを使った「ホットオイル美容法」をご紹介します!

■アルガンオイルってどんなオイル?

アルガンオイルは、アカテツ科の広葉常緑樹であるアルガンの種子から採取される油です。現在アルガンの樹は、砂漠のあるモロッコの南西部にしか生育していません。1本のアルガンの樹から約30キログラムのアルガンの仁(硬い種の中にある部分)がとれますが、1リットルしか採取できない貴重さから「モロッコの黄金」とも呼ばれているそう。

■「万能」と呼ばれるアルガンオイルの効果って?

老化の原因である酸化を防止し、若々しい肌をつくるビタミンEが豊富なため、アンチエイジングに役立つと言われています。また、肌のターンオーバー(新陳代謝)の乱れを促進し、正常な周期に近づける働きがあります。このような働きを持つアルガンオイルは、美しい肌を保つ働きがあるとされ、肌ケアだけでなくヘアケアーやボディケアにも幅広く使われているのです。

■良質なアルガンオイルは「色」と「匂い」にあり

良質なアルガンオイルの見分け方は、「色」と「匂い」です。良質なアルガンオイルは透明な金色をしています。透明ではなく半透明や濁った色をしていたら、品質を疑っていいかもしれません。酸味を感じる匂いも要注意です。新鮮なオイルの特徴は、香ばしいナッツのような、アジアンな香りです。

■購入時は、高品質を保証する「IGP」をチェック

世界中で評価されているアルガンオイルですが、販売元にも注意が必要。購入の際は品質を保証する基準「IGP」の有無をチェック! この印は、EU独自で設定している品質保証システムをクリアしたものに付けられます。古くからの伝統やその地域でしか生み出せない、高品質な食品にしか認証されないものです。アジアで流通しているアルガンオイルには多くの粗悪品が含まれているようですので、日本製やアジア地域での購入には気をつけましょう。

■この冬おすすめの「ホットオイル美容法」

「オイル美容」が流行っているなか、とくにおすすめしたいのが「ホットオイル」です。温めると浸透力が高まり、化粧水が肌になじみにくいとった悩みも解決してくれます。乾燥が気になる冬は、ホットオイルの効果がより実感しやすいと思いますよ。ぜひ、試してみてくださいね!

オイルの温め方

まず、大きめのカップやボールに湯煎を張ります。その中に使用する分だけのオイルを、一回り小さいカップや容器に入れて温めましょう。

1.お顔のケアは「オイルパック」でモチ肌に!

洗顔後の清潔な肌にアルガンオイルを塗ります。そのまま湯船に入り、優しくハンドプレスします。お風呂のフタがあれば、フタを手前まで閉めて蒸気を浴びれば、スチーマーと同じ効果が期待できますよ。毛穴が開いてアルガンオイルが肌の奥まで浸透します。オイルがとても濃厚だから、お風呂上がりの肌はふっくらもちもちの仕上がりに!

2.ボディケアは湯船に浸かる前に!全身オイルマッサージ

お腹、二の腕、お尻、脚などマッサージしたい部分にアルガンオイルを塗って、そのまま湯船に入ります。水のなかでもなめらかに滑り、気持ちよくマッサージができます。お風呂上がりのボディの乾燥も気にならないので、ボディクリームや保湿をする手間が省けます。

3.ヘアケアは「蒸しオイルタオル」がおすすめ

洗髪後、髪の毛の傷んでいる部分(毛先など)にアルガンオイルを少量つけて丁寧にもみ込ます。ヘアーキャップやタオルを巻き付けながら湯船に浸かれば、ダメージヘアーのトリートメントパックになります。髪の毛を乾かしたあと、パサパサの髪、まとまりのない髪がしっとり潤っているのが実感できます。洗い流さないヘアートリートメント剤や市販のヘアーパックなどをつけなくても、蒸しオイルパックで簡単解決!

いかがでしたでしょうか。アルガンオイルの栄養価を、この冬はホットな活用法で実感してみてください。美容オイル生活をさらに楽しくさせる裏技です。


( 2017/10/07 09:34 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

二の腕を細くする簡単エクササイズ 

二の腕だけに限らず、一部分だけピンポイントで痩せたい場合は、単なるダイエットでは効果が出ません。二の腕を効率よく細くするには、筋力トレーニングなどの無酸素運動と、ウォーキングなどの有酸素運動を組み合わせて行うとよいでしょう。

有酸素運動で全身の脂肪を落としつつ、ピンポイントにアプローチする筋力トレーニングを行うことで、二の腕痩せの効果がアップするのです。ここでは、二の腕を鍛えるのに効果的なエクササイズをご紹介します。

どこでも簡単エクササイズ

まずは、どこでも簡単にできる二の腕痩せエクササイズをご紹介します。

(1)腕を上げるだけエクササイズ

両腕を上げて、手をグーにして力強く握ります。握ったまま内回し、外回しを交互に30回ほどくり返します。回せる範囲で力を加減して行いましょう。

(2)合掌するだけエクササイズ

両手を胸の前で合わせ、ヒジを肩の高さまで上げて10秒間キープします。この時、肩が上がって首が短くならないよう注意しましょう。腕の力だけを使って上げるのがポイントです。

(3)ヒジで押すだけエクササイズ

椅子に座り両腕を「小さく前ならえ」の姿勢にして、そのまま後ろの背もたれをヒジで押します。5秒間キープしたら、力を抜いきます。これを、5回ほどくり返しましょう。

(4)手を組んで引っぱるだけエクササイズ

胸の下あたりで、両手の4本の指を上下に組み合わせます。ヒジは外に開き、10秒ほど左右に引っ張りあいます。上下の手を入れ替えて反対も行い、これを3セットほどくり返しましょう。

(5)ヒジ90度エクササイズ

両手を軽く握ってヒジを90度に曲げます。この状態で、ヒジの高さが肩と同じになるよう、体の前に持ち上げます。肩の力は抜き、ヒジの高さは変えないようにして、ヒジ下をゆっくり内側に倒し、ゆっくりと戻します。10セットほどくり返しましょう。

(6)腕ひねりエクササイズ

立った姿勢で、手のひらを開いて両腕を体側に下ろします。肩や腕が引っ張られているようなイメージで、脇が30°くらいになるよう斜め外側に持ち上げます。手の平を外側に向けるようにねじったら、次は反対(内側)にねじります。交互に10回くり返しましょう。肩の付け根から動かすようにして、腕全体をねじるのがポイントです。

いずれも、仕事や家事の合間でも簡単にできるエクササイズです。TVを見ながらでもできるため、空いた時間を有効活用して、二の腕を細く引き締めていきましょう。

通勤・通学電車でエクササイズ

電車で通勤・通学している方は、この時間も有効に使いましょう。電車の中でできる二の腕痩せエクササイズをご紹介します。

吊皮を引くだけエクササイズ

吊皮を握ってひじを90°にし、力をこめて下にひきます。左右を10回ずつくり返すと効果的です。まっすぐ立った状態で脇を締め、斜め下に引き下げるイメージで行います。

また、「どこでも簡単エクササイズ」の「(3)ヒジで押すだけエクササイズ」も、電車でできますね。椅子に座れた時は試してみてもいいかもしれません。

物を使ったエクササイズ

サポートグッズを使えば、さらに効果的に二の腕を細くすることができます。

(1)バランスボールを使ったエクササイズ

バランスボールに太ももを乗せてうつ伏せになり、床に両手をつけます(腕立て伏せのようなポーズです。腕は肩幅くらいに開くとよいでしょう)。ゆっくり呼吸をしながら手の間に胸を下ろし、腕立て伏せを10回行いましょう。3セットほど行うと効果的です。腕立て伏せがつらい場合は、そのままの姿勢で20秒ほどキープするだけでもいいです。

(2)椅子を使ったエクササイズ

椅子の背もたれと背中合わせになるように立ち、背もたれに手をかけてヒジを少し曲げます。二の腕の外側(上腕三頭筋)を意識して、二の腕に体重をかけて20秒間キープします。

呼吸を止めず、首をすくめず、肩の力をできるだけ抜いて行いましょう。

バランスボールはなくても、椅子ならどこにでもありますよね。テーブルなど、体重をかけても大丈夫で高さが合うものなら、椅子でなくてもかまいません。

ものを使ったエクササイズとしては、ダンベルやダンベル代わりにペットボトルを使った、より本格的なものもあります。こちらについては、『ダンベルで二の腕痩せ!腕を細くする方法』をご覧ください。

普段の生活で出せるちょっとした時間を使って、細くてきれいな腕を作っていきましょう。



( 2017/10/07 09:33 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

単なる個性ではない? 「性格に難アリ」な人が気にすべきパーソナリティ障害の兆候 

「性格に難がある」と思われがちな人は、少なからずいらっしゃると思います。本人もそのこと自体をかなり気にしている場合もあるかもしれません。

例えば「あの人は○○はいいんだけど、性格が△△だから……」といった言葉には、あの人の○○の良さは性格の△△さで帳消し!みたいなニュアンスが感じられてしまいます。

性格に難があるということは、精神医学的には「パーソナリティ障害」の可能性も考えたいところです。そこで、パーソナリティ障害の可能性が考えられうる性格や、パーソナリティ障害にはなぜ精神科的治療が望ましいのかなどを詳しく解説します。

■性格とは、その人の日常に現われている特徴的なパターン

物事の認知、感情の表出、対人関係上の機能、そして衝動性のコントロールといったことは人それぞれ異なり、言わばその人を決める要素だと言えます。

例えば、皆さまの身近には喜怒哀楽がはっきりしている人もいれば、感情をあまり露わにしないクールな人もいると思います。クールな人はいわゆるプロフェッショナルな方だったりしますが、もし相手が何を考えているか分からないとなると、なかなか気軽には話しにくいと思います。

場合によっては「難しい人」になっているかもしれませんが、そもそも性格に難があるとは、自分ではなく周りがそうジャッジするもの。例えば「お辞儀」に対して外国の方が違和感を覚えることがあるように、属するグループや社会において標準とされる行動も、ある人から見れば理解しづらいことがあるものです。

その人に難があるか否かは、その人の属する社会において相対的に判定され得る事で、必ずしも絶対的な基準に基づいていないものだと留意したいところです。

■周りの人との違いが大きくなれば日常生活に支障も現われやすい

人にはそれぞれ個性があり、皆がみな同じような人であるはずはありません。それでも、ある状況ではこうした態度やふるまい、話し方や感情の表出が望ましい……といった、いわば社会的規範があり、多くの方はそれに従っていると思います。

もしこの規範から外れ過ぎてしまえば、周囲から浮いてしまうといったことが起こりやすくなるでしょう。周りの人とのコミュニケーションが取りにくくなり、家庭や仕事など日常の重要な場面で何か深刻な問題が現われているようならば、精神医学的にはパーソナリティ障害に近くなっている可能性もあります。

例えば、いわゆる完璧主義者。自分のルールにこだわるだけでなく、他人にもそれを要求しがち。その傾向が強まり過ぎれば、良好な人間関係を維持しにくくなり、仕事上でも些細な物事にこだわりすぎて能率が極端に悪化するといった弊害が現れやすくなります。こうした問題が顕著ならば、パーソナリティ障害のなかでも強迫性パーソナリティ障害に近くなっている可能性も考えられます。

■性格に難が生じてしまった時期は幼少期? それともそれ以降?

パーソナリティ障害が発症する厳密なメカニズムは不明ですが、その原因には精神分析学的な説など、さまざまな説が提唱されています。

パーソナリティ障害の精神分析学的な要因として、まず精神医学の大家ジークムント・フロイト(1856~1939)の説を紹介します。フロイトによれば、人の性的発達において、ある段階でつまずいた事がパーソナリティ障害の発症に関わっています。例えば、生後18ヵ月から3歳頃までのトイレ訓練の時期に親の躾が厳し過ぎると、心理学の用語で「固着」が起き、細かい事にこだわりやすい、融通がきかず頑固といった完璧主義的傾向が芽生え、それが後に強迫性パーソナリティ障害が発症する原点になります。

また、精神分析学的な理論によると、人にはそれぞれ特徴的な心の防衛機制があり、実際にどのような心の防衛機制を持っているかで、その人のパーソナリティはある程度決まります。

個々のパーソナリティ障害にもそれぞれ特徴的な防衛機制のパターンがあり、パーソナリティ障害が発症する精神分析学的な要因になっています。例えば、スキゾイド・パーソナリティ障害(統合失調質パーソナリティ障害)に特徴的な防衛機制は、外との交わりを避け、心のうちへ逃避すること。例えば何かを空想しているあいだは不快な感情をあまり意識しないでいられます。

また人のパーソナリティを形成する要素として、自己と他者との関係が心の内でどのような在り方をしているのかということも精神分析学的には重要です。例えば自分の親は心の内でどのような位置を占めているのか、親の考え方がそのまま自分の考え方になっていないか……など自己と他者との関係が心の内にどう反映されているのかといった事も、パーソナリティ障害が発症する精神分析学的な要因として考えられています。

■パーソナリティ障害の治療は生活の質の向上につながるもの

パーソナリティ障害の症状は一般に思春期から20代前半までに始まります。それは症状というよりむしろ、そういう人だと見なせる面もあります。またパーソナリティ障害に特徴的な防衛機制は、精神医学的には変更が望ましいですが、それが作動している間は気持ちの落ち込み、不安、イライラといった不快な感情をある程度コントロールすることができます。

そのためパーソナリティ障害は一般に精神科的治療が望ましいものの、実際に精神科(神経科)を受診されることは少なくなっています。

パーソナリティ障害の治療は一般に心理療法などが行われます。その際、自分の行動を変えていく!という治療へのモチベーションを高めるためにも、自分の思考パターンが行動にどう反映され、それが原因で起きている日常の問題点をしっかり認識することが重要です。

そして日常における個々の問題に対しては、対人関係のスキルを向上させる、あるいは衝動性のコントロールを学ぶ……など個人個人の状況に応じた治療を通じて生活の質の向上が得られます。またパーソナリティ障害では一般にうつ病や依存症など他の心の病気を合併しやく、もしこうした問題が生じた際には適切な対処が取りやすくなります。

パーソナリティ障害の頻度は一般に人口のおよそ1~数%前後のレベルです。もし性格に難があると他人から指摘を受けた覚えがある方は、もしその性格が10人に1人いないかもしれない場合、性格難のレベルがパーソナリティ障害に近づいていないかどうか是非注意を向けてみてください。


( 2017/10/07 09:32 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

女性が陥りやすい「占い依存症」。こんな占い師が危ない! 

結婚する・しない、出産する・しない、正社員、派遣社員、転職、シングルマザー……。女性の人生の選択肢は多様化しています。ひとつ確かなのは、どれを選んでも先のことはわからないし、どれが正解かも人によって異なるということ。その不安感を拭うために占いに頼る人も少なくありません。気安め程度で済んでいればいいのですが、中には危険な「占い依存症」に陥る人もいます。
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◆占いが人生相談の場に

一般的に、占いは「あなたにはこんなことが起こりそうだ」「今年はこんな年になる」「こんなことをすると良いことがあるだろう」──といった、近い将来を予測したり、未来への指針を示してもらったりするもの。

しかし、最近は仕事の悩みや結婚、夫婦関係についての相談など、カウンセリング的な占いを求める人が増えているようです。

女性の役割が固定化していたかつての時代から、少なくとも形式上は女性が自由な選択をできる時代となったことで、決断や責任を求められる場面が増え、精神的負担も重くなっていると言えます。

その結果、悩ましい人生の羅針盤として、背中を押してくれるカウンセリング的な占いのニーズが高まっていると考えられます。
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◆ネット占いに数百万円?

そんな需要の受け皿となって急成長しているのが、ネットを介して電話やスマホなどで行う占いです。

ネット上で好きな占い師に電話で占ってもらうことができる「電話占いサイト」や、スマートフォンで占い師に直接相談できる「占いアプリ」などが人気を呼んでいます。

手軽に利用できるだけに、気をつけたいのが使いすぎ。ある電話占いサービスの料金は、1分あたり200円だそうです。当然ですが、10分なら2000円に、100分なら2万円になります。

話に夢中になると、数十分や1時間はあっという間に過ぎてしまいます。職場の人間関係の悩みなどを毎日のように数時間相談し、いつの間にか数百万円も注ぎ込んでしまったというケースも聞かれます。

単なる未来予想の占いと違って、カウンセリング的な占いは「それなしには行動・選択できない」、または「やめたいのにやめられない」という「占い依存症」に陥りやすい危険性もはらんでいるのです。

◆脅迫や宗教への勧誘も

占い依存症には、特定のお気に入り占い師に入れこんでしまう場合と、期待する結果が出るまで占い師を渡り歩く「占いジプシー」となる場合とがあります。いずれにしても、悪徳占い師にとっては依存させることこそが狙いです。

自分にも周囲の人にも悪影響をもたらす依存症に陥らないためにも、危ない占い師の傾向を把握しておくことが賢明です。例えば、下記のようなケースには特に注意しましょう。

●法外な料金を設定している、無駄に時間を引き延ばそうとする
●「この先、悪いことが多く起きそう」など、脅迫めいたことを言う
●占いとは直接関係のない品物を買うように勧めたり、宗教などに勧誘する

心が弱っているときは、このような悪徳占い師にひっかかりやすい状態であると自覚しておくことも必要です。自分自身や家族・友人などが占い依存症と疑われる場合は、専門医への相談も検討しましょう。

全国の都道府県にある精神保健福祉センターの「こころの相談窓口」でも、パチンコや買い物など各種依存症の相談を受け付けています。電話でも相談できるので、占い依存の自覚がある人は、まずは相談してみることをおすすめします。


( 2017/10/07 09:31 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

元人気アイドル高部あい容疑者が「麻薬使用」で再逮捕。コカインが引き起こす症状とは 

自宅でコカインを所持していたとして麻薬取締法違反容疑で逮捕されていたタレントの高部あい(本名・中山あい)が、尿鑑定の結果、陽性反応が出たことがわかり、今月4日にコカイン使用で再逮捕されたと報じられています。

高部容疑者は2004年、第10回全日本国民的美少女コンテストでグラビア賞を受賞し、芸能界に入りました。翌月には「美少女クラブ31」に加入し、タレントや女優、声優として活動。

今月半ばに所属事務所のサイトから公式プロフィールが突然削除され、ファンからは心配されていました。まだまだこれから先の活躍が期待されていた高部の突然の報道に、多くのファンが驚いています。

過去に麻薬所持で逮捕された芸能人はほかに、押尾学や内田裕也、田代まさしやカルーセル麻紀などがいます。コカインとはどのような薬物なのでしょうか?
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■心身ともに蝕むドラッグ

コカインは「1度やっただけでも虜になる薬」と言われ、身体と精神の両方に依存性をつくります。

さらに、コカインを使うと耐薬性が向上するため、同じ効果を得ようとすると薬物の量が増えていくのです。薬の効果が切れるとイライラした抑鬱状態になり、自殺の衝動に駆られることもあります。

コカインは少量であっても、意識障害や幻覚、妄想、記憶力の低下、痙攣(けいれん)などの症状を引き起こし、呼吸や心拍をコントロールする脳の機能を壊します。呼吸困難に陥る危険性がある恐ろしい薬物です。

なかには皮膚と筋肉の間に虫がはいまわるような感覚を起こす「皮膚寄生虫妄想」を起こす人もいます。脳への影響も大きく、痴呆状態になることもあり、常用している場合は鼻の粘膜に腫瘍を作っている可能性が高いです。

コカインの作用は覚せい剤よりも強い傾向があります。持続時間が短く、効力が切れると強い不安感に襲われるため、感情の起伏が激しく、ぼうっとして意識が朦朧とした状態になります。周囲の人間が、薬物を使用していることに気づくケースも珍しくありません。

(医療監修:岡本良平医師 医学博士)


( 2017/10/07 09:29 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

表に出ない「ギャンブル依存症」女性を支えるリハビリ施設 つらい体験話し回復の道示す 

パチンコ、マージャン、競馬など賭け事をやめたくてもやめられず生活に支障を来す「ギャンブル依存症」。通所リハビリ施設「デイケアセンターぬじゅみ」(横浜市)は、家族が世間体をおもんぱかって隠すなど表面化しにくい依存症の女性を支えてきた。

田上啓子施設長(66)は「女性の依存症対策にも目を向けて」と話している。(寺田理恵)

 ◆嘘と借金を重ねる

 「3年前に初めて来たとき、施設長が『よく生きていたね』と言いながら握手してくれた。母親を苦しめているという罪悪感で自分を責めていたので、涙が出た」

 依存症から回復して1年という女性(43)はこう話す。パチンコとパチスロに注ぎ込むお金を得るため売春もした。「どうにかしたい」という思いでぬじゅみを訪れた日から、賭け事をやめたが、当初は毎日、泣いていたという。

 「嫌な思いをして体を売ったのに、それでお金を手にするとパチンコに行ってしまう。そんな体験は女性の中でしか安心して話せない」と振り返る。

 ぬじゅみは、全国初のギャンブル依存症の女性専用施設として平成19年4月に開設、24年から横浜市の補助と寄付金で運営され、15人が登録している。

回復プログラムは、依存症の仲間が互いに体験を話し合うミーティングが中心。無料で提供され、登録者は規則的に通うことで健康的な生活習慣を取り戻し、人との関わり方を修復する。

 田上施設長は「依存症者は、賭け事を続けるためのお金が一番と考えている。借金をしても勝って返せばいいと思っているので、肩代わりしてもらっても問題は解決しない。

大事なのはまず命、住まい、食べ物、人との関わり。お金は最後だと考えを180度変える必要がある」と指摘する。

 女性に限っているのは、つらい体験を男性の目を気にせずに話せる場とするためだ。女性の依存症者は、賭け事を続けるため家族に嘘をついて出掛け、家事や育児に支障を来す。

家のお金を使い込み、借金を重ねて人間関係がうまくいかなくなり、離婚に至る事例もある。家族を巻き込んだ罪悪感に苦しんだり、家族が世間体から隠したりで早期の治療につながりにくく、40歳頃で表面化する事例が多いという。

 ◆離婚や自殺未遂

 田上施設長自身も、ギャンブル依存症から回復した一人だ。32歳のとき、「夫がするなら自分も」と賭け事を始めた。

最初は見ているだけだったが、勝てば換金できると分かるとのめり込んだ。やめられず、周りから「意志が弱い」と説教され、自分に「ダメ人間」の烙印(らくいん)を押した。離婚や自殺未遂も経験した。

 やめ方を教えてくれるところがなく10年も苦しみ、出合ったのがアルコール依存症のプログラム。依存症の仲間の話を聞くうち、自分が「何百万円使っても、もっとやりたくなる」という状態だと気づいた。

 回復施設や自助グループでは利用者のほとんどが男性だったため、女性のための施設が必要だと、ぬじゅみを立ち上げた。今では全国から問い合わせがあるという。

 ぬじゅみでは、回復した女性がスタッフとなって依存症者を支える側に回る。「依存症は回復できると、経験を次の人に伝えるのが約束事。だからギャンブルをやめていられる」と田上施設長は話している。



( 2017/10/07 09:27 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

Dr.倫太郎に毎回登場する非情な母親にみる、夫も知らない主婦の「隠れギャンブル依存」の実態とは? 

5/13放送のテレビドラマ『Dr.倫太郎』第5話で取り上げられていた「ギャンブル依存症」。ドラマの中でもギャンブルへの依存に苦しむのは女性でしたが、近年増加する女性や主婦のギャンブル依存は社会問題にもなっているようです。

この記事では実際の事例をもとに、主婦がおちいりやすいといわれている「隠れギャンブル依存」について解説していきます。

◆子どもの靴やカバンがボロボロに
不動産会社に勤めるKさん(仮名・35歳)が、小学3年生になる息子の異変に気づいたのは、玄関に置いてある子どもの靴を見たことがきっかけでした。

Kさんの息子は、登校時にスニーカーを履いて通学しているのですが、その靴がボロボロになっているのです。

さらにKさんが息子の持ち物を調べてみると、カバンやリュックサックなども、ずいぶんと擦り切れて汚れており、長いあいだ新しいものに買い替えていないことに気づきました。

これを不思議に思ったKさんは、すぐに妻に「息子になぜ新しい靴やカバンを買ってやらないんだ」と問いただしました。

Kさんは毎月十分な額の生活費を妻に渡しており、子どもの学用品が買えないほど家計が苦しいということはないはずだったのです。

◆消費者金融で300万円の借金が!
Kさんに問い詰められた妻は、自分がパチンコにハマってしまい、この2年ほどで数社の消費者金融から300万円以上の借金をしていることを告白しました。

さらに、Kさんの妻は、子どもの学校の給食費なども滞納しており、食費や光熱費など「夫にバレる」部分以外のお金をすべてパチンコにつぎ込んでいたこともわかりました。

それを聞いたKさんには、ふと思い当たることがありました。
先日、Kさんがゴルフクラブを買いに出かけた際、商品を決めてローンを組む段階になって、信販会社の審査がなぜか通らなかったため、結局ゴルフクラブを買うのを断念したことがあったのです。

実はこれは、Kさんの妻の数社にわたる消費者金融への借金の返済が滞っているために起きた出来事でした。

◆「2度と手を出さない」以外に道はない
結局、Kさんは自分の貯金や親戚からの借金で、妻の「パチンコ依存」による借金を清算しました(ただし、このように依存症患者の後始末をいつもいつも肩代わりするような行為は依存症を悪化させてしまう場合もあるので注意が必要です)。

Kさんの妻の例からもわかるように、ギャンブル依存症には借金などの「お金」の問題が常についてまわり、結果的に家族を巻き込んでしまうケースも非常に多いのです。

ドラマの中でも「ギャンブル依存症の克服は一生の闘い」というセリフがありましたが、アルコールや薬物の依存症とおなじく、ギャンブル依存症も近年では「心の病」という見方が定着しており、その克服には「2度と手を出さない」以外に道はないといわれています。

かつては、「男性のするもの」というイメージが強かったギャンブルですが、いまやパチンコや競馬のイメージもずいぶんとカジュアルになり、FXのようにパソコンを使って簡単にできる「ギャンブル性の強い投資」も人気を集めています。

しかし、気軽に誰でもできるものだからこそ、安易にギャンブルに手を出す前に、そこに「お金」や「依存症」の問題がついてまわることを、自覚しておいたほうがいいのかもしれません。

※文中のエピソードは実話をもとに構成・脚色を加えたフィクションであり、実在の人物・団体とはいっさい関係がありません。

<執筆者プロフィール>井澤佑治(いざわ・ゆうじ)コラムニスト
舞踏家/ダンサーとしての国内外での活動を経て、健康法・身体技法の研究、高齢者への体操指導、さまざまな障がいや精神疾患を持つ人を対象としたセラピー、発達障害児の療育、LGBTの支援などに携わる。

参考:「厚生労働省」みんなのメンタルヘルス
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_alcohol.html


( 2017/10/07 09:25 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

「ネトゲ廃人」による事件が急増、韓国や中国のネット依存症の状況は? 

さまざまな依存の中でも歴史の新しいネット依存。急速な情報環境の発展によって短期間にネットやスマホが普及した国ほど、その負の遺産としてネット依存の諸問題を抱えているようです。

お隣の国、韓国や中国の実状は、今後の日本のネット依存諸問題の解決に、たいへん参考になるでしょう。

◆ネット依存の国際比較(平成26年版情報環境白書より)
アメリカ、イギリス、フランス、韓国、シンガポール、日本の6か国を対象に実施された国際ウェブアンケート調査から、次のような傾向がわかりました。

・10~20代のネット依存傾向が高くなっている(各国共通)
・スマホ保有者の方が、依存傾向は高い(各国共通)
・日本では食事中の携帯電話やタブレット端末の使用は少ないが、各国共通で、就寝前の利用は増えている
・「コミュニケーション」を利用目的とするユーザーのネット依存傾向が高い(各国共通
・日本ではスマホを保有し、コミュニケーションを嗜好するユーザーの依存傾向が高い
・アメリカ、イギリス、韓国では「オンラインゲーム」志向のユーザーも依存傾向が高
・日本では、SNSなどコミュニケーションを嗜好するユーザーは、スマホ等の使用時間が長くなり、依存が高くなりやすい傾向がうかがえる
・ネット利用による現実生活への影響で、「運動不足」「他の時間が削られている」「常に端末を置いていないと不安」が、回答率が高い(各国共通)
・さらに日本では、「家族・友人・知人と過ごす時間を削ってネットをしている」「フィーチャーフォンやスマホでネットにアクセスできないと不安」「歩きながら使用していて人や物にぶつかりそうになった」の回答率も高かった
・日本では、休日に自宅でインターネットを楽しむことが多い層にネット依存の傾向が高い

◆ネット先進国、韓国のネット依存とその取組み
1999年に政府主導のインターネット普及政策「サイバーコリア21」が進められ、短期間でアメリカや日本をしのぐブロードバンド先進国となった韓国。

ところが、2002年10月に光州で86時間オンラインゲームを続けた24歳のネトゲ廃人が死亡したニュースに注目が集まりました。24時間営業のネットカフェの常連で、86時間、タバコとトイレ以外パソコンから離れることなく韓国版MMORPG「リネージュ」にハマり続けたこの青年は、エコノミー症候群による心不全で死亡しました。

この事件以前から、長時間プレイによる引きこもり、ゲームで使用するアイテムの購入費のために借金を抱えるなど、さまざまな問題が生じていたので、韓国政府は2005年から、NYC(国家青少年保護委員会)を設立して、ネット依存に対する対処を開始しました。

◆K-スケール、S-スケール
韓国におけるインターネット利用者のネット依存度を計る尺度K-スケールが開発され、アップデートを重ねています。
K-スケールはパソコン、S-スケールはスマホなどモバイル端末の依存度を計ります。

これによって「集中治療が必要なハイリスクユーザー」「カウンセリングが必要な潜在的リスクユーザー」「自己管理教育を

進める一般ユーザー」に層化され、それぞれに応じたケアが受けられるようになっています。
このように、韓国では、公的にネット依存への取り組みも進んでいます。

◆1300万人以上のネット依存者、中国
中国では、インターネット依存の青少年が1300万以上に上り、治療施設も400を超えているとの情報もあります。

2002年に江西省・南冒市のネットカフェで、高校生がプレイ中に極度の興奮で急死した事件、2011年にオンラインゲームをするために、ハマった夫婦が子どもを次々売りとばした事件、2014年、上海でオンラインゲーム内での武器窃盗をめぐって刺殺事件が生じたなど、ネトゲ廃人による事件が頻発しています。

◆対策が待たれる日本
日本ではまだネット依存症が突出した社会問題ではないせいか、マナーなど「情報モラル」として、教育的措置が講じられています。

しかし、久里浜医療センターには、全国からネット依存者が治療に訪れているそうです。とくに、若者のネトゲ依存は、マナーの問題では解決しないと思われますので、韓国や中国を参考に、さらなる対策が講じられる必要があるのではないでしょうか。

参考:環境省平成26年版 情報通信白書
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc143110.html

●執筆者プロフィール:山本恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院博士課程修了、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長


( 2017/10/07 09:24 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

ギャンブル依存症の疑い 成人320万人、月平均5万8000円に 

厚生労働省は、が生涯でパチンコや競馬などのギャンブル依存症が疑われる状態になったことがある人は、成人(20~74歳)の約320万人(国勢調査データから推計)、3.6%に当たるとする2017年度の調査結果を、9月29日に発表した。

なかでも、最近1年間にギャンブル依存症が疑われる状態だった人は0.8%で、16年度の調査と比べて0.2ポイント増加。推計で約70万人に当たる。

日本はパチンコ店などが身近にある

厚労省による調査は、2013年度(ギャンブル依存症の疑いがある割合は4.8%)と16年度(同2.7%)に実施。2017年度の調査は、全国300地点の住民基本台帳から無作為に対象者を抽出。16年度調査の4.5倍となる1万人に対象を広げて実施。4685人から有効回答を得た。

その結果、過去にギャンブル依存症となった疑いがある人は158人(3.6%)。男女別でみると、男性は6.7%、女性は0.6%だった。最もお金を使ったのはパチンコ・パチスロが最多で、123人(2.9%)。過去1年以内にギャンブルに使った平均額は、月額約5万8000円だった。

調査方法などが異なる海外と単純比較はできないが、ギャンブル依存症が疑われる人の割合を諸外国と比べると、オランダが1.9%(2006年)やフランスが1.2%(11年)、スイスが1.1%(08年)よりも、日本のほうは高かった。最近1年では、米国が1.9%で日本(0.8%)より高かった。研究班は、日本はパチンコ店などが身近にあり、利用しやすいことが影響しているとみている。

カジノ法案は衆院解散で廃案に......

一方、政府などの旗振りで高まっているカジノ導入の機運だが、その効果を大和総研が試算。国内3か所(横浜、大阪、北海道)でシンガポールと同じ規模のIR(特定複合観光施設区域)開発が行われた場合の経済効果として、建設で5兆500億円、運営では年間1兆9800億円とみている。

2017年7月31日には政府の「特定複合観光施設区域整備推進会議(IR推進会議)」が、いわゆるカジノ法案に関する提言を示し、与野党が議員立法で基本法案を提出していたが、衆院解散に伴い廃案になった。

インターネットの掲示板などでは、



「宝くじもギャンブルに入るの?」
「パチンコ、競馬、競艇、競輪、オートを禁止にしたら オリンピックもクソもなくなり経済も立ちいかなくなるw」「パチンコをギャンブルって言っちゃってるやん。換金認めてますやん」
「毎日行ける街中の賭博場は日本だけ」
「競馬はロマン。ギャンブルやないで」
「まず『意志』では止められん病気やな。次第に賭け金が増えて歯止めが効かなくなる」

といった声がある。

カジノ法案が「仕切り直し」となる今後、今回の調査結果がブレーキとなる恐れもある。


( 2017/10/04 08:31 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

「私とお酒どっちが大事?」 酒と答える依存症の末路 

毎日お酒を欠かせない左党でも、お酒の飲み過ぎは問題だということは分かっているだろう。日々大量のお酒を飲み続けると、アルコール依存症(アル中)になることを知らない左党はいない。しかし実際のところ、どのくらいの酒量だと問題になり、どこからアルコール依存症を心配しなければならないのかと問われると、即答できない人が多いのではないだろうか。知られているようでいて、実はよく認知されていない、飲酒量と依存症の関係をきちんと把握しておこう。酒ジャーナリストの葉石かおりが、成増厚生病院・東京アルコール医療総合センター長の垣渕洋一さんに取材した。

■昼からワイン、食事の支度をしながらビールはマズイ?

 左党にとって飲酒で心配なことといえば、飲み過ぎによる肝機能の悪化、肥満、痛風から、記憶をなくす、忘れ物をするということまで枚挙に暇(いとま)がない。そんな中でも、お酒を人一倍たしなむ酒豪がひそかに心配しているのが、「アルコール依存症(通称アル中)」ではないだろうか。 アルコール依存症というと相当お酒を飲んでいる人でないとならないと思っている人も多いと思う。しかし、左党にとっては実は意外に身近でコワい存在なのだ。恥ずかしながら、筆者も例外ではなく、「もしかしたらアルコール依存症なのかも?」と思うことが多々ある。

 休みの日になると「自分にご褒美」とこじつけ、昼からスパークリングワインを飲んでみたり、普段の日でも夕方5時を回ると、夕飯の支度をしながらビールをカシュッ。私にとっては普通だが、酒を飲まない友人に話すと「それってヤバくない……?」とけげんな顔で見られる。そこで初めて、昼飲み、夕飯の支度をしながら酒を飲むのは普通ではないのだと気づく。酒の量は若い頃から比べて減ったものの、夕飯となれば何の疑問もなく、酒を用意する。いい年して、記憶をなくしてしまうくらい深酒してしまうこともあるし、やっぱり私はアルコール依存症の一歩手前なんだろうか? 心配は増すばかりである。

 そんな心配をするのも、実際、私の周囲にアルコール依存症で早くに命を落とされた方がいたからかもしれない。その方は食道がんの手術をしてドクターストップがかかっているのに、昼からウイスキーのロックを水のごとく飲んでいた。愛する妻が注意しても酒をやめられず、50歳の声を聞いた途端、亡くなってしまった。これは最も残念なパターンである。これは極端な例としても、酒量が増えているのに、節制ができないことで悩んでいる人も少なくないのではないだろうか? そんな左党ならではの不安を抱える人のために、成増厚生病院東京アルコール医療総合センター長の垣渕洋一さんに、アルコール依存症の怖さやどこからが依存症なのかなどについて話を伺った。

■依存症は109万人! 予備群は980万人

 まずは、現状を垣渕さんに聞いてみた。実際のところ、アルコール依存症はどのくらいいるのだろうか?「2013年の厚生労働省研究班の調査によると、アルコール依存症者は109万人いると推計されています。そして、その予備いえる多量飲酒者(ハイリスク群)は980万人いると推計されています(※詳細は図1参照、[注1])」(垣渕さん) 聞いてびっくり。依存症が109万人もいるのも驚きだが、リスクの高い多量飲酒者が1000万人近くいるとは! 垣渕さんから昨今は女性のアルコール依存症も増えていると聞き、もしや筆者もその中に入るのかと、ますます不安になってくる。
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■「妻より酒!」恐るべき依存症の実態

 109万人いるというアルコール依存症とはどういう状態なのだろうか。垣渕さんはこう説明してくれた。 「単純に飲酒量で『ここからが依存症』などと定義できるわけではありません。明確な境界があるわけではなく、その方の生活環境によっても変わります。飲酒量自体より、お酒を飲むことで、身体疾患、精神疾患、暴力、家庭不和や無断欠勤など様々な問題が起こり、医師、上司、家族など周囲から注意されているけれど、節酒も断酒もできず、問題が継続しているかどうかを慎重に判断して、アルコール依存症と診断します」(垣渕さん)

 垣渕さんによると、アルコール依存症の診断基準にはWHO(世界保健機関)が作成した「ICD-10」(国際疾病分類第10版)によるアルコール依存症の診療ガイドラインがあるのだという。具体的には、「飲酒したいという強い欲望・強迫感がある」「飲酒の開始・終了、あるいは飲酒量に関して行動を統制することが困難」「禁酒、減酒の際に離脱症状がある」「明らかに有害な結果が起きているにもかかわらず飲酒をしている」といった6項目があり、過去1年間に3項目以上が同時に1カ月以上続いたか、繰り返し出現した場合に依存症と診断される(詳しくは久里浜医療センターのサイトを参照)。

 実際には、本人に加えて、家族や周りの人に、どんな飲酒問題が起こっているかの話を聞きながら診断していくのだと垣渕さんは話す。中には、診断基準に照らし合わせるまでもなく、極めて重度な問題になっていて、どう考えても依存症だというケースも少なくないそうだ。「私のところには夫婦で訪ねてくる方が多いのですが、その際、お酒がやめられない夫に対して奥様が『私とお酒とどっちが大事なの?』と聞くと、間髪入れずに『お酒』と答える方もいます。ここまで来るともう即入院レベルのアルコール依存症といっていいでしょう。ご想像できると思いますが、こうなると高い確率で離婚です。実際、アルコール依存症の方は離婚率が高いことでも知られています」(垣渕さん)

 妻よりお酒を取る……、素人の私から見てもアルコール依存症だと思う。垣渕さんによると、離婚して一家離散となっても飲酒を続け、会社もクビとなり、収入がなくなって生活保護を受けるようになっても飲み続け、孤独死する人もいるとか。 こ、こわい……。こうなる前に何としてでもリスクが高い人たち(ハイリスク群)より上には行きたくない。いや、それよりももしハイリスク群であれば、ローリスク群に下がる努力をしなくては。

■毎日、日本酒を3合以上飲んでいる人は要注意

 次に、アルコール依存症のリスクが高い予備群(ハイリスク群)に該当するのは、どのような人たちなのだろうか。 [注1]厚生労働省研究班の調査では、純アルコール換算の1日平均飲酒量で男性40g以上、女性20g以上を「リスクの高い飲酒者」として、1039万人いるとの推計も出している。

 「例えば、恒常的に酒量が多く、肝機能値(γ-GTP)が高くなっており、会社での健康診断で注意されて、一時的に飲酒を控えてγ-GTPが下がるものの、またすぐに飲酒量が増えてしまうという方です。何年にもわたってアルコール性の肝炎が続いていますが、仕事はこなしていて、家庭でも問題ないなど、目立った飲酒問題は起きてない状態です」(垣渕さん)

 「依存症の一歩手前の状態ですが、今すぐ断酒しなければならない方ではありません。しかし、飲酒量を減らすための専門的な指導を受ける必要はあります」(垣渕さん) 推計980万人という数字からも分かるように、ハイリスク群の人は決して珍しい存在ではない。垣渕さんによると、会社員の人でも普通にいるのだという。日々摂取しているアルコール摂取量でいうと、純アルコール換算で1日60gが一つの目安になると垣渕さんは話す。

 「一般に適量が20g程度(日本酒1合、ビール中瓶1本)ということをご存じの方もいらっしゃるでしょう(日本人の男性の場合)。このレベルはローリスクです。酒量が増えるごとにリスクは上がってきますが、特に60gを超えてくると飲酒問題が起こってくるので、真剣に節酒を考えないといけないレベルになります。専門家の間でも『60gの壁』と呼ばれています。80gを超えると問題は必ず起きてきます」(垣渕さん)

 純アルコールに換算して60gは日本酒でいえば3合。左党であれば軽々飲める量である。今は飲酒問題を抱えておらず、体に何の影響はなくても、将来的にアルコール依存症になるリスクが高い、まさに「アルコール依存症予備群」となるのだ。 ちなみに、ビジネスパーソンで普通に会社で仕事をしている人でも、γ-GTPが300を超えているといった人は珍しくないそうだ(※日本人間ドック学会の「検査表の見方」では、γ-GTP 101IU/L以上で異常に分類される)。

 「学会発表された、ある大企業の健康管理室での話です。この企業では、職場健診でγ-GTPが300以上の社員を呼び出して指導する計画を立てたそうなのですが、健診の結果、γ-GTPが300以上だと対象人数が多くて指導する時間が確保できないため、指導対象の基準を500以上に変更したそうです。γ-GTPが200以上は高度上昇、500以上は超高度上昇に分類されます。普通に働いている方の中にも少なからぬ数の予備群がいることが分かります」(垣渕さん)

 なお、アルコール依存症で入院する患者となると、肝機能値(γ-GTP)の数値が4000などという人も珍しくないそうだ。ここまで読むと、酒量の多い人は、「果たして自分は大丈夫なのか」と不安に思う人も多いだろう。そんな人が、自分の飲酒状態、つまりアルコール依存症や予備群の心配があるかどうかを簡単に確認できるテストがある。そのテストや、これ以上リスクを高めないためのケアの方法を次回紹介する。

垣渕洋一さん 成増厚生病院・東京アルコール医療総合センター長。1994年、筑波大学大学院医学専門学群博士課程修了。同大学附属病院などでの研修の後、2002年より成増厚生病院に勤務。臨床業務に加え、日本精神科看護協会、日本精神科病院協会、地域の保健所、自助グループなどで講師としても活動中。『セルフケア・シリーズ アルコールこうしてつきあう』(保健同人社、2008年)の監修などを手掛ける。(エッセイスト・酒ジャーナリスト 葉石かおり)




( 2017/08/03 08:51 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

セルフケアは可能!?乳首・乳輪の黒ずみの原因と対処法 

黒ずみの治療は可能なのでしょうか

乳頭(乳首)の黒ずみに悩む方は、実は結構多いのです。ここでは乳頭(乳首)や乳輪が黒ずむ原因を解説し、その予防や改善方法としてセルフケアと治療法を紹介していきます。

■乳首・乳輪の黒ずみの原因
乳頭(乳首)や乳輪が黒ずむのは、紫外線や外的刺激から真皮を守るために体内で生成されるメラニンが色素沈着を起こすためです。

デリケートな部分ほど黒ずみやすく、バストトップの場合は柔らかな先端部分を守るために色素沈着しやすくなっているのです。

メラニンが生成される具体的な要因には、主に「加齢」「妊娠・出産によるホルモンバランスの変化」「授乳」「アトピー性皮膚炎」が考えられます。

(1)加齢

お肌の新陳代謝(ターンオーバー)が遅くなると、古い角質細胞と一緒にメラニン色素が残って肌は黒ずみます。しかし高齢になるとメラニンの生成自体が衰えてくるので、次第にピンク色へと薄まってきます。

(2)妊娠・出産によるホルモンバランスの変化

人によって程度はありますが、妊娠4週あたりから乳房のハリや乳首(乳頭)が敏感になるといった変化と共に、だんだんと乳頭(乳首)や乳輪が黒ずんで茶色っぽい色に変化していきます。

この原因となるのは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンで、妊娠20週くらいから急激に分泌が増加します。

この2つのホルモンはメラニン色素の色素細胞を刺激するので、分泌が増加することで肌のメラニン色素が増え、色素沈着が起こりやすくなるのです。

(3)授乳

乳首に関しては、お肌を保護する働きをもつメラニン色素が赤ちゃんの授乳に備えるために黒ずんでくるとも考えられています。また、赤ちゃんが乳首(乳頭)見つけやすいように色素が沈着するという説もあります。

(4)アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎で湿疹が頻繁に繰り返されることによって、炎症後色素沈着が引き起こされ黒ずみとなります。

■乳首・乳輪の黒ずみのセルフケア方法
手軽に始められるセルフケアには、美白成分を配合した乳液やクリームを使う方法があります。

メラニンの生成を抑えて、できてしまったメラニンを薄くする成分が含まれているものを選ぶと黒ずみの改善が期待できます。

また高い効果を望む方は、黒ずみ専用のクリームやジェル、ピーリング剤も市販されていますので上手に活用しましょう。主な美白成分には、「ビタミンC誘導体」「ハイドロキノン」「トレチノイン酸」「ルミキシルペプチド」があります。

■乳首・乳輪の黒ずみの治療
より確実な黒ずみの除去を希望される方は、皮膚科や美容外科などのクリニックがおすすめです。

ハイドロキノンやトレチノイン酸などを配合した塗り薬を処方してもらったり、レーザー治療を受けたりすることができます。

塗り薬は、同じ有効成分を使っていても市販のものと医療用のものとでは量が違う場合がありますので、より高い効果が期待できます。

レーザーによる治療はとても効果がある反面、色素脱失により色むらが発生するリスクもあるため、信頼できるクリニックを選びましょう。


( 2017/07/30 05:15 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

パーソナリティ障害の人は病院で治療できるの? 

パーソナリティ障害は、偏った考え方、感じ方や行動パターンのため、日常生活や社会生活にかなりの支障をきたしている状態を指します。

これが、その人の偏った傾向なのか病気(障害)なのか、その判定は精神科医でも難しいと言われています。では、こうしたパーソナリティ障害は病院で治療することが可能なのでしょうか?

◆精神療法と薬物療法が併用される
これまで紹介したように、現在、国際的な診断基準では3群10タイプのパーソナリティ障害が挙げられています。ただし、実際にはいくつかのタイプの混合形が多く見られ、またどれにも当てはまらないと見なされるものもあります。

パーソナリティ障害が疑われる場合は、精神科を受診します。治療はカウンセリングなどの精神療法を中心に、薬物療法が併用される場合が多いようです。また、患者が未成年の場合は家族療法も行われます。

◆治療機関と治療との親和性
パーソナリティ障害を、「偏った生き方」と考えて、それぞれのメリットを生かすような本人の振る舞いや周囲とのつき合い方を見つけるのか、それとも、障害として診断と治療の対象とするかは、医師の間でもさまざまな見解があり、

中にはパーソナリティ障害では受診を受け付けない医療機関もあるようです。

まずは、保健所や精神保健センターなど、精神医療系の相談機関に連絡して、適切な受診機関を探すことが必要となります。

◆障害によって「治療親和性」が異なる
大きな病院だと「精神科」や「精神神経科」、小規模な診療所だと「メンタルクリニック」や「神経科」などの名称が使われている機関で受診できるでしょう。ほとんどが自由診療なので、受診を受け付けているかどうかに加えて、

費用についてもあらかじめ確認しておく必要があります。パーソナリティ障害のタイプそれぞれによって、治療による改善が可能なものと難しいものとがあります。

これを「治療親和性」と言いますが、C群の回避性・依存性・強迫性と演技性パーソナリティ障害は親和性が高く、A群の猜疑性・シゾイド、B群の反社会性パーソナリティ障害は親和性が低く、A群の統合失調型・B群の自己愛型・境界性パーソナリティ障害は、中程度の親和性という見解もあります(岡田尊司『パーソナリティ障害がわかる本』法研)。

◆精神療法と薬物療法
これまでのパーソナリティ障害の治療は、精神分析学に基づいた精神療法と、補助的に薬物療法を行うことが主流でした。境界性パーソナリティ障害やC群の各タイプなど、親子関係の病理が障害に及ぼしている影響が大きいからです。

けれども、最近ではこの障害の遺伝的な生物学的要因や、社会的・文化的要因の重要性も判明してきています。

これからは、治療の方法も多様化していくことが期待されます。パーソナリティ障害の精神療法は、大きくは次の3つのステージが目的とされるでしょう。

1.自分を見つめる
 2.障害をコントロールすることを学ぶ
 3.個性を生かし、他人と折り合っていけるようにする

また、薬物療法では、抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬などが、症状を和らげるためのいわば潤滑油として用いられます。パーソナリティ障害は本人の問題である一方、社会や文化によってつくられている側面もあります。

その意味では、一方で本人への治療が行われるとともに、もう一方で、こうした病理をつくりだす、家族・人間関係や習慣・規範など文化のあり方も問い直されていく必要があるでしょう。

●山本恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長


( 2017/07/29 01:39 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

休むことが苦手で、仕事を優先して働き過ぎてしまう人は要注意!上手く気を抜くコツは? 

「強迫性パーソナリティ障害」の人は、几帳面で融通が利かず、努力し頑張ることに至上の価値をおく完璧主義です。自分だけでなく他人にも完全を望むので、トラブルを起こしやすく、また娯楽や友人よりも仕事を優先する傾向があります。

ここでは、強迫性パーソナリティ障害について説明します。

◆強迫性パーソナリティ障害の特徴
キチッとしていて、責任と義務を果たそうとする「律義で責任感の強い善人」が、このタイプの特徴です。自分を抑え、自分に厳しく、善と悪、正誤がハッキリしていて、間違いは悪だと信じています。

ミスを許さない完璧主義であることから、うつ病や心身症に最もなりやすいパーソナリティ障害です。努力家で、頑張ることに最も価値を置き、成果が出ないと徒労感にさいなまれます。

絶えず何かしていないと気が済まず、リラックスできません。ハプニングは不快な経験でしかなく、融通も利きません。自由な発想が苦手で、従来通りのやり方にこだわります。

◆極めて真面目な半面、押しつけがましく変化に弱い
一方、他人との関係では、よほどのことがなければ最後まで面倒を見るタイプです。仕事も最後までやり遂げようとし、自分を後回しにして他人への責任を優先します。

これまでのやり方に忠実・着実なので、信頼できる社会人という印象を与えます。ただし、変化に弱く、時代の流れに取り残されがちになります。また、自分だけでなく、周囲にも自分の流儀を求めたり、細々と押しつけたりする傾向があります。

その結果、周囲に疎まれて孤立してしまうことも。常に努力し、理想へまい進していますが、人生を苦行にしてしまい、楽しみの少ない生活を自分に課してしまうタイプです。

物を捨てるのが苦手で、何でも取っておいてしまう特徴もあります。背景には「現状を変えたくない」という気持ちが強く働いています。

◆強迫性パーソナリティ障害の人への接し方
自分のこだわりに関して融通が利かないので、本人の流儀に合わせて責任範囲や役割分担を明確に決めるのが、このタイプとうまくやっていくコツです。

こうすれば、本人は自分の流儀で前向きに取り組むことができ、うつ病や心身症を防ぐことにつながります。同時に、周囲にとっても際限なく巻き込まれて疲弊することを防いでくれます。

自分の価値観に強くとらわれて一面的な見方をしがちなので、別の視点を与え、凝り固まらないような柔軟性を提供することで、人間的な幅を広げられます。

選択肢がいくつかあるという事実 主義から、仕事も生活も偏った方針で極端に走りやすいので、ほどほどの「よい加減」をアドバイスすることが大切です。

◆強迫性パーソナリティ障害の克服
このタイプの人は休むことが苦手で、働き過ぎてしまう傾向があります。休養も仕事のうちと考え、完全燃焼しないようにすることが障害克服のコツです。上手に気を抜き、周囲を眺める余裕を楽しむことを覚えましょう。

すべての責任が自分にあるように思い詰めがちなので、責任を分担することや諦めることも重要だと考えることも大切です。自分と同じ基準を他者にも求めてはいけません。

違っていることや別の価値を尊重する態度も、克服に向けての必須事項と言えます。

●山本恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長


( 2017/07/29 01:37 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

ダメンズとばかり付き合ったり、何かに傾倒しやすい方と接するポイントとは? 

「依存性パーソナリティ障害」の人は、自分では何も決められず、依存する相手の判断に服従します。独りでいられず、関係を断つことができません。また、ノーを言えず、悪い相手とくっついても、ズルズルと関係を引きずってしまいます。

DVを受けながらも相手と別れられない人は、このタイプである可能性があります。不安や無力感の強いタイプです。ここでは、依存性パーソナリティ障害について説明します。

◆依存性パーソナリティ障害の特徴
このタイプの人は自分で決めることができないため、些細な決定も相手に委ねてしまいます。また、独りが苦手で、いつも誰かといないと不安や孤独を紛らわすことができません。

相手に嫌われるのを恐れて自己主張せず、相手に合わせ、我慢し、その結果、自分も本当は何を望んでいるのかわからなくなっていることもあります。

◆悪い男やカルト宗教、薬物などにのめり込むことも
依存性パーソナリティ障害には、受動的で何から何まで誰かに頼っている「赤ん坊型」と、能動的で生活能力はあるものの自分一人では生きていけないという思い込みがあり、過剰に相手に尽くす「献身型」の2タイプがあります。

いずれも頼る相手を間違えて、悪い男の言いなりになったり、カルト宗教にのめり込んだりしている場合があります。

独りが苦手なのと同時に、別れることができないのも特徴で、相手からひどい扱いを受けてもしがみついていることも多々あります。

また、人から頼まれたり、頼られたりすると断れず、ノーと言えません。自信を持ってハッキリとものを言う人に、畏怖を感じて心理的に屈伏してしまいます。非行やアルコール・薬物への耽溺もしばしば見られます。

過保護で支配的な親の下で育った場合、そうした親の言ういなりになってしまうと、このタイプとなると言われています。

◆依存性パーソナリティ障害の人への接し方
このタイプの人は他人に判断を求め、対人的な折衝を代行してもらっています。周囲の人間は代理人にならず、本人がその気になり、自分で決め、対処するよう促す必要があります。

周囲の親切や助けはアダにしかならないことを覚えておきましょう。

このタイプはすぐに答えを求めるので、答えを言わないアプローチに徹することが、本人を鍛えます。本人の気持ちを聞き、表現させ、自分や他の人と異なっていても、むしろそれを褒めるくらいで接する必要があります。

◆依存性パーソナリティ障害の克服
他者を気遣ったり、尽くさないと落ち着かない傾向を持つこのタイプの人は、悪い相手につかまると悲劇になります。誰かに頼るのを止め、自分の気持ちを口にする習慣をつくることが、この障害の克服には重要です。

「どっちでもいい」「同じでいい」「あなたが決めて」を止め、ひとつずつ、自分が本当は何を欲しいと思っているかを明確にし、自分で決めていく態度を養っていくしかありません。

このタイプに向いているのは、奉仕的な仕事です。献身への欲求を満たし、際限のない依存に歯止めがかかります。そうした仕事を持つことで自信がつき、現実的に状況を見て自立に向かう可能性があります。

●山本恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長



( 2017/07/29 01:34 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

ジコチューでハラスメントが多い人って、自己愛性パーソナリティ障害なのかも? 

「自己愛性パーソナリティ障害」の人は、自分は最高という自負を持ち、自分を誇大化し、他人からの賞賛を求めます。他者に無関心でこれを露骨に表現する傲慢なタイプと、他者の反応に敏感で抑制的・内気なタイプが見られます。

自信家な半面、欠点を指摘されることに我慢できず、いったん崩れると脆い面をもっています。

また、うつ病やセクハラ・モラハラ・DVなどに陥りやすい面があります。ここでは、自己愛性パーソナリティ障害の詳細と、このタイプの人への接し方について見ていきましょう。

◆自己愛性パーソナリティ障害の特徴
このタイプの人は、自分は特別な存在で、華やかな成功を夢見がちです。自分のために他人は便宜をはかり、賞賛し、特別扱いするのが当然と考えています。

注目を引く服装やもったいぶった口調、自分の重要人物ぶりをほのめかす言動などが見られます。有名人との関係を誇張し、ステータスの高い者に接近していこうとします。

取り巻きを求め、人気者として成功する半面、自己陶酔によって悲劇的な結果を招くこともあります。また、非難されることに弱く、欠点を指摘されると怒り出し、あるいはひどく落ち込みます。

自信家に見えますが、わずかなつまずきに絶望する脆い面を持っています。社会的引きこもりが見られるケースもあります。

◆ハラスメントに手を染めやすい傾向
自己愛性パーソナリティ障害の人は、第一印象では魅力的に映り、好感を持たれることも少なくありません。しかし、つき合いが深まるにつれて、身勝手さや粗野なことが露呈し、がっかりされてしまいます。

このタイプにとって、相手は自分の都合や利益に利用するものなので、他人の気持ちに無関心で、共感性に乏しいという特徴があります。このタイプはやや男性の方が多いという説もあります。

うつ病との親和性が高いほか、引きこもり、強制わいせつ、セクハラ・モラハラ、ストーキング、DVなどに手を染める傾向も見られます。

◆自己愛性パーソナリティ障害の人への接し方
上記のような振る舞いに、周囲は何かと苦労させられます。相手の気分を害さないように忠告するのは至難の業で、忠告や意見が攻撃となって返ってくることもしばしばです。

相手の嫌な部分はいったん保留し、良いところを褒めて安心させ、尊大さを傷つけないように注意しながら、進言できるような関係づくりをすることが大切です。

このタイプは基本的に小心で、嫉妬深く、負けん気が強いので、功名心を刺激するように忠告していくことが効果を生むようです。現実処理能力は高くないので、優秀なマネージャー的存在がパートナーになると、能力を発揮し成功へと導かれます。

◆自己愛性パーソナリティ障害の克服
このタイプは他人のことばに謙虚に耳を傾けることが最も苦手で、逆に言えば耳の痛いことを言ってくれるような他者に学ぶ、他者を尊重することが、障害克服のポイントとなります。

また、集団で協力するのも苦手で、孤立・内閉・自己中心に振る舞いやすいので、チームプレーを必要とするスポーツや活動に携わるのも有効です。他者への献身や社会的活動もいいでしょう。

実は、仏教の開祖であるブッダも、自己愛性障害を抱えていたとする説もあります。自分のためではなく他者のために生きる喜びに目覚めることが、社会への適応の可能性となります。

●山本恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院博士課程修了、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長


( 2017/07/29 01:31 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

犯罪者になる人に多いパーソナリティ障害があるって知ってた? 

「反社会性パーソナリティ障害」の人は、攻撃的・衝動的で無責任な言動が多く、他人をだます傾向があります。「反社会性」という名が与えられていることからもわかるように、良心の呵責がなく、犯罪を繰り返すことも少なくありません。

強烈な人間不信で、他者を害したり、裏切ったりすることを平気ですることもあります。

周囲の人間からすとと、非常に扱いにくい相手と言えますが、誰かに受けとめてもらう、あるいは人生は無常であると感じる経験をすると、改心のきっかけとなることがあります。

◆反社会性パーソナリティ障害の特徴
他人への共感性を捨て去っているのがこのタイプの特徴です。相手に裏切られても傷つくことがないよう、最初から人を信じず、先に裏切り、金のために「人を売る」こともします。

例えば、恋人に売春や風俗をさせながら、自分がギャンブルをしたり、他の異性に手を出したりといったことをします。

逆に、結婚して子育てをし、会社に縛られ上司や顧客に愛想を振る舞うといった一般的な価値観を軽視・侮蔑する傾向があります。

◆終わることのない復讐を続ける人生
社会的なルールや通念を軽視したり敵視したりするのも、このパーソナリティ障害の特徴です。法律を無視することに快感を覚え、アウトローに同一化し、場当たりな欲求満足から犯罪を犯すこともあります。

いわば、タブーの観念が育っていないか、壊れている状態です。子どもの頃から手がつけられない「やんちゃ坊主」だった場合と、青年期から犯罪に走り出すタイプとがあります。

後者の場合、虐待やいじめ、問題児扱いされたなど、長い不信の歴史を背負っています。人生は終わることの無い復讐です。2001年の大阪府池田小学校児童殺傷事件で死刑判決を受けた宅間守は、このタイプと見られています。

◆反社会性パーソナリティ障害の人への接し方
生まれてからずっと否定されてきたこのタイプには、できれば否定的な態度は避けたいところです。しかし、実際にはそれは難しく、しばしばこちらを試したり、挑発して敵意を催させるように仕向けたりします。

相手の挑発に乗らず、冷静に対応することが第一関門です。

このタイプが変わり始めるきっかけは、「誰かに自分を受けとめてもらう」と「人間は無常で、死にゆく存在であると感じる」という2つのことを経験することだと、精神科医・岡田尊司医師は述べています。

◆反社会性パーソナリティ障害は克服できる?
危険に対して不安を感じにくく、自分から危険を求めてしまうこのタイプには、命知らずで危険を求める傾向を満たし、生かすことがポイントとなってきます。

格闘技・武道、レーシングスポーツ、パイロットや自衛隊員、とび職や建築現場の仕事などは、こうした傾向を生かし得る活動となるでしょう。

また、自分に子供ができることで、「自分のような生き方を子供にもさせたいのか」という疑問から、自分の反社会性な生き方に疑問を持ち始めることも指摘されています。

●山本恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院博士課程修了、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長


( 2017/07/29 01:29 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

祖父も父も夫も「ギャンブル依存症」! 経験者が語るその恐ろしさとは? 

「ギャンブル依存症」と聞いて、どんなイメージをお持ちだろうか。『賭博黙示録カイジ』や『闇金ウシジマくん』に出てくるようなダメ人間を想像し、「自分とは程遠い世界で生きている人」と思ってしまう人が一般的だろう。だが、「ギャンブル依存症」は歴とした病気。

脳内の伝達物質のうち、快楽をつかさどるドーパミンの分泌が過剰になることで発症すると言われている。しかし、罹患している当人としても、「好きなことにハマりすぎているだけ」との認識が強く、自らが病気であると認識するにはかなり時間を要するようだ。

 ギャンブル依存症問題を考える会代表・田中紀子氏著『祖父・父・夫が ギャンブル依存症! 三代目ギャン妻の物語』(ワタナベチヒロ:イラスト/高文研)では、田中氏が自身の経験を交えて、依存症の恐ろしさやその治療について触れている。

祖父も父も「ギャンブル依存症」という家庭環境に生まれ育った田中氏は、なんと夫も「ギャンブル依存症」だったという。出会った当時、彼は、早稲田大学の学生だったが、ギャンブルに夢中になり、授業や試験を放棄したため2年留年していた。

「ギャンブルをやる家庭に育って貧乏で苦労したのに、ギャンブルをやる人をどうして好きになったのか」と疑問に感じてしまうが、田中氏自身、ギャンブルに小さい頃から慣れ親しんでいて、ギャンブルを悪いとも思っていなかったという。

幼稚園の時には、既に祖父に連れられてパチンコ屋に出入りしていたし、親戚が集まれば、大人も子どももトランプや花札という賭け事に興じていた。家族の中に寝食を忘れるほどギャンブルにのめりこんでいた人はいるが、自分たちは節度を持って遊ぶことができる。ギャンブルが悪いのではなく、のめり込んだ人が愚かなヤツだったと考えていたという。

 しかし、田中氏は、夫のギャンブル好きに付き合うことで、次第にギャンブルに自らのめり込んでしまう。朝までカジノに行き、競艇が始まる時間になると競艇場に行き、さらには、競艇場にいながらスポーツ新聞を買い込み、その日行われる地方競馬、競輪、オートレースなどあらゆる公益ギャンブルに電話投票しながらスクラッチを削り、宝くじ売り場があれば、買い込む…。

一時は万年金欠病かつ睡眠不足という生活から足を洗うことはできたが、新婚旅行で訪れたラスベガスでギャンブル欲は大爆発。滞在中一切観光をせずにカジノに入り浸っただけでなく、肝心の結婚式まで「もう面倒だからいいよね」と、結局挙式も中止し、ギャンブルに明け暮れた。

こうして、ギャンブルのためにお金をたくさん使ったが、ビジネスマンとしての稼ぎがそれなりにあった2人は、借金が出来ても、すぐに返せてしまう。

結婚して落ち着いたからには、「ギャンブルは借金してまでやるものではない」という理屈がわからないわけがないと思っていたが、田中氏に黙って夫は幾度となく借金を繰り返し、そのたびに田中氏は、なんとか有り金をかき集めて、借金を肩代わりしてやっていた。普段は優しく子ども思いなのだが、夫はギャンブルだけは止められなかった。

「俺は病気だ。自分じゃどうにも止められない…助けてくれ!」。借金を繰り返す夫に泣きつかれた時には「そんな病気あるわけがない」と思っていた田中氏だったが、一緒に心療内科へ行くことになり、はじめて「ギャンブル依存症」という病を知った。

それに加えて医師によれば、田中氏も「共依存」状態にあると診断された。田中氏は、夫の借金を肩代わりすることで「自分が役に立っている」「必要とされている」という気持ちよさに依存してしまっていたのだ。田中氏は自分の病気の問題の原因を生い立ちが問題だったのではないかと考え、そのストレスから「買い物依存症」や「うつ病」を発症してしまうこともあったが、ギャンブル依存症者やその家族が通う「自助グループ」に夫婦で通い、彼らは他のギャンブル依存症者の話を聞いたり、自身の経験を語ったりすることで、2人は次第に依存状態から回復に向かうことができた。回復していくその過程についても事細かに触れられているので、詳しくは本をぜひ読んでほしい。

 依存症者は、当事者も家族もまさか自分が「病気」だとは認識できず、生活が破綻するまでなかなか治療に結びつかないのが現状だ。田中氏は自身の経験を活かし、第三者として当事者と家族の間に立ち、依存症者を治療施設へと結びつける活動をしているが、依存症対策は急務だろう。日本は欧米に比べて、依存症者に対する治療環境が整っていないと言われている。カジノを作るのと同時に「依存症」への対策が練られることを願うばかりである。




( 2017/07/01 08:50 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

のめり込みすぎてない?主婦にも見られるギャンブル依存症とは? 

政府が2020年の東京オリンピックまでに横浜・大阪にカジノを作る方針を固めたことが報道されていますが、一方では「ギャンブル依存症」を懸念する声もあるようです。

自分の意志でギャンブルをやめることができず、経済的な破綻や人間関係の悪化を招く「ギャンブル依存症」とは、いったいどのようなものなのでしょうか?

◆主婦にも見られるギャンブル依存
競馬、競輪、競艇からパチンコやパチスロまで、日本で行われているギャンブルにもさまざまな種類があります。

ギャンブルといえばかつては「男性がやるもの」というイメージが強かったようですが、近年ではパチンコ・パチスロ店が女性でも入りやすいイメージになったことなどから、主婦がギャンブルに大金をつぎ込み、

夫に黙って莫大な借金を作ったり、子どもの学費までギャンブル代にあててしまうような事例も見られ、社会問題にもなっています。

◆ギャンブル依存症は心の病気?
このようにギャンブルに異常にのめりこんでしまう原因は、かつては「意志の弱さ」や「性格の問題」にあるとされてきましたが、近年ではギャンブル依存症=「心の病気」であるという認識が広まっているようです。

これは、ギャンブル依存症になると脳の機能が低下し、自分の意志でギャンブルをやめることができなくなるのが主な理由とされています。

そのため、現在ではギャンブル依存症の専門外来を設けるなど、その治療に力を入れている病院も各地に存在するようです。

◆ギャンブル依存症のパターン
ギャンブル依存症は常に借金など金銭の問題がつきまとうため、「家族をもっとも苦しめる依存症」ともいわれています。また、他の多くの依存症とおなじようにギャンブル依存症にも下記のような特徴があるようです。

 ・自分の意志で行動を制御できない(ギャンブルをやめられない)
 ・ギャンブルをしないと離脱症状が出る(イライラ、不眠、不安など)
 ・耐性ができる(ギャンブルをする回数が増え、使う金額が大きくなる)
 ・ギャンブル以外のことへの関心が薄くなる(子どもの学費や生活費など)
 ・ギャンブルが原因で生活苦になったり、借金が増えたりしているのがわかっているのに、ギャンブルをしてしまう

上記のような症状に気づいたら、各地に設けられている相談窓口への連絡やGA(ギャンブラーズ・アノニマス、ギャンブル依存症患者による自助グループ)への参加などが必要かもしれません。

ただし、これも他の多くの依存症と同様に、本人は「自分が依存症と認めたがらない」傾向があるため、周囲の気づきとサポートが重要になることを理解しておきましょう。

パチンコ依存相談窓口 http://rsn-sakura.jp/
GA日本インフォメーションセンター http://www.gajapan.jp/index.html




( 2017/05/08 16:48 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)

<危険ドラッグ>「史上最悪」…悪質化 成分複雑で治療困難 

危険ドラッグの広がりを受け、治療にあたる医師やリハビリ支援団体が対応に苦慮している。覚醒剤など既知の薬物と違い、正体不明の薬物や不純物が含まれていて治療法の見極めが難しいうえ、使用者に違法との認識が低く、治療に消極的だからだ。

専門家は「史上最悪の薬物」「従来の薬物より危険」と口をそろえる。危険ドラッグの販売、広告の規制強化を主眼とした改正薬事法が17日、施行されるが、リハビリは長期間にわたり、横行防止は急務だ。

禁止薬物は覚醒剤のような興奮作用を持つ「アッパー系」と、大麻のような陶酔感を引き起こす「ダウナー系」に大別できる。従来の薬物では常習者がより強い作用を求めて両方を同時に使う例があった。

しかし、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所(東京都小平市)の松本俊彦医師によると、多くの危険ドラッグはこの二つに加え、幻覚作用のある「サイケデリック系」まで「調合」されているという。

 販売や使用が禁止される指定薬物の範囲が広がるのに伴い、危険ドラッグは成分が変わり悪質になっている。

製品ごとに成分が違ったり不純物が混じっていたりするため、どの治療法が有効か判断するのが難しく、幻覚や妄想などの症状が似ている覚醒剤の治療を応用しているのが現状だ。依存性も非常に強く「覚醒剤の方が治療がはるかに楽」(松本医師)とまでいう。

 薬物依存症患者を支援する日本ダルク本部(東京都新宿区)によると、2年前から危険ドラッグの相談件数が覚醒剤や抗うつ剤などの件数と並び始めた。入寮生活で回復を目指す大津市のびわこダルクでは、危険ドラッグの相談がこの1年、覚醒剤を上回っている。

 びわこダルクの猪瀬健夫施設長(50)によると、危険ドラッグ使用者は他の薬物使用者に比べ支援が難しいという。「これまでダルクでは薬物依存症の『先輩』の回復する姿が『後輩』に影響を与えてきた。

ただ、危険ドラッグの使用者は『違法行為はしていない』という思いがあり、真剣に回復しようと考える人が少ない」と話す。




( 2017/05/08 16:43 ) Category ■薬物依存症・ギャンブル依存症・パーソナリティ障害 | トラックバック(-) | コメント(-)
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