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【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「風疹急増に関する緊急情報:2018年10月31日現在」全文 

国立感染症研究所 感染症疫学センターは、2018年11月6日「風疹急増に関する緊急情報:2018年10月31日現在」を公開しました。その全文を掲載します。

【風疹急増に関する緊急情報:2018年10月31日現在】
 国立感染症研究所 感染症疫学センター

 2018年第1~43週の風疹患者累積報告数は1,692人となり(図1)、第42週までの累積報告数1,486人から206人増加した(図2-1,2-2)。2008年の全数届出開始以降では、2018年は2013年、2012年に次いで3番目に多く、2017年1年間(93人)の18倍、2017年第1~43週(79人)の21倍の報告数となった(図3)。2018年第1~43週までに、先天性風疹症候群の報告はないが、過去には2012年に2,386人、2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認された(図3)。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、現在の風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を早急に減少させる必要がある。

 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で(図2-1,2-2,3)、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~7人の範囲で報告されていた(図1)。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第32週(8月6日~12日)に42人、第34週(8月20日~26日)に98人、第36週(9月3日~9日)に145人と増加し、それ以降の8週間は毎週100人を超える報告数が継続し、第42週(10月15日~10月21日)は215人、第43週(10月22日~10月28日)は170人が報告された(図1)。

 地域別には東京都(589人:第42週から80人増加)、千葉県(269人:第42週から18人増加)、神奈川県(233人:第42週から38人増加)、埼玉県(110人:第42週から14人増加)からの報告が100人以上と多く、愛知県、大阪府でも50人を超えて、それぞれ88人(第42週から4人増加)、56人(第42週から8人増加)となった(図4、図7)。第43週は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県の5都県以外に、大阪府(7人)、茨城県、福岡県(各6人)、石川県、静岡県、三重県、広島県(各3人)、北海道、福島県、京都府、兵庫県、奈良県、沖縄県(各2人)からも複数報告された(図5)。人口100万人あたりの患者報告数は全国で13.3人となり、東京都が43.6人で最も多く、次いで千葉県の43.2人、神奈川県の25.5人、茨城県の16.1人、埼玉県の15.1人、愛知県の11.8人、三重県10.5人が続いた。その他、群馬県、富山県、石川県、山梨県、長野県、静岡県、大阪府、和歌山県、岡山県、広島県、福岡県の各県でも人口100万人あたりの報告数が5.0を超えている(図6)。首都圏での風疹報告数増加が継続する一方で、首都圏以外の地域からも報告が認められ、報告がない県は第43週時点で4県(青森県、高知県、佐賀県、大分県)のみとなった(図7)。

 報告された風疹患者の症状(重複あり)は、多い順に発疹1,669人(99%)、発熱1,527人(90%)、リンパ節腫脹1,012人(60%)、結膜充血673人(40%)、関節痛・関節炎418人(25%)、咳362人(21%)、鼻汁256人(15%)、血小板減少性紫斑病8人(0.5%)であった。その他として、頭痛35人、咽頭痛35人、倦怠感20人、肝機能異常11人、血小板減少8人、下痢10人、軟口蓋の出血斑・点状出血(Forchheimer斑)10人、悪寒4人、筋肉痛4人、嘔気・嘔吐3人、肺炎1人、髄膜炎1人、溶血性貧血1人等が報告された。発熱、発疹、リンパ節腫脹の3主徴すべてがそろって報告されたのは918人(54%)であった。

 検査診断の方法(重複あり)は、ウイルス分離・同定25人(1%)、この内4人については遺伝子型の記載があり、1Eが3人、2Bが1人であった。PCR法によるウイルス遺伝子の検出968人(57%)、この内239人については遺伝子型の記載があり、1Eが227人、2Bが2人、不明4人、検査中が5人であった。血清IgM抗体の検出は869人(51%)、ペア血清による風疹抗体陽転/有意上昇は42人(2%)であった。

 推定感染源は、1,486人中、特に記載がなかった者が1,243人(73%)と最も多く、不明/不詳と記載された者が166人(10%)であった。また、何らかの記載があった291人(17%)中、職場の同僚/上司・職場で流行等、「職場」と記載があった者が127人と最多で、家族38人(夫10人、兄弟9人、姉妹3人、子10人、父3人、母3人)、コンサート/ライブ等28人、旅行/出張17人、友人/知人11人、通勤途中12人、会議4人、学校4人等の記載があった。

 2018年1月から届出票に追加された職業記載欄では、会社員と記載されていた人が723人と最も多いが、特に配慮が必要な職種として医療関係者が36人(医療/病院事務11人、看護師7人、医師4人、薬剤師3人、放射線技師2人、歯科衛生士2人、看護助手2人、医療機関勤務2人、歯科医師、作業療法士、歯科助手)、保育士8人、消防士3人が報告された。

 報告患者の96%(1,626人)が成人で、男性が女性の5倍多い(男性1,387人、女性305人)(図8,9,10)。男性患者の年齢中央値は41歳(0~85歳)で、特に30~40代の男性に多く(男性全体の62%)、女性患者の年齢中央値は30歳(1~76歳)で、特に妊娠出産年齢である20~30代に多い(女性全体の60%)(図10)。

 予防接種歴はなし(430人:25%)、あるいは不明(1,151人:68%)が93%を占める(図8,9)。また、接種歴有り(111人:7%)と報告された者のうち、接種年月日・ロット番号ともに報告されたのは17人、接種年月日のみが報告されたのは21人であった。

 国外での感染が推定される症例は20人(1%)と少ない(図11)。

 風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測調査の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代前半(同:76%)で抗体保有率が特に低い(図12,13,14-1)。2018年の風疹患者報告の中心もこの年齢層の成人男性であることから(図15)、この集団に対する対策が必要である。一方、妊娠出産年齢の女性の抗体保有率(HI抗体価1:8以上)は概ね95%以上で高く維持されていたが、妊婦健診で低いと指摘される抗体価(HI抗体価<1:8,1:8,1:16)の割合は20代前半で20%、20代後半で24%、30代前半で16%、30代後半で12%、40代前半で16%、40代後半で19%存在することから(図14-2)、特に妊娠20週頃までの妊婦の風疹ウイルス感染には注意が必要である。

 日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった(図16)。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月~36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上~16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。
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( 2018/11/15 15:13 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】伝染性紅斑(りんご病)、咽頭結膜熱 

感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。
 今回は、2018年10月22日~2018年10月28日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。
 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   宮城県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇関東
   東京都 伝染性紅斑(りんご病)
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   新潟県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   ありません

 ◇九州・沖縄
   鹿児島県 咽頭結膜熱
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( 2018/11/11 14:59 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

実は怖いイボがんになる場合も 

ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で手や足などに起こるウイルス性のいぼ。通常は自然に治るが、治りにくいものや、がんの原因になるものもある。東京慈恵会医科大学付属病院(東京都港区)皮膚科客員診療医長の江川清文医師に話を聞いた。

 ▽見えない傷から侵入
いぼの医学名は「疣贅(ゆうぜい)」で、ウイルス性と非ウイルス性のものがある。非ウイルス性のいぼの代表的なものが皮膚の老化に伴ってできる「脂漏性角化症」で「老人性疣贅(年寄りいぼ)」とも呼ばれる。これらは良性で、他の人にはうつらない。 一方、ウイルス性のいぼを引き起こすHPVは正常な皮膚や粘膜に感染することはないが、手や足、外陰部などにできた目に見えない傷から侵入する。感染した場所から離れた場所に飛び火したり、他人にうつしたりする可能性もある。

 HPVに感染してから皮膚に症状が出るまで数週間から数年かかるとされている。しかし、江川医師は「インフルエンザなどのように明らかな症状がないため、本人も家族も気付きにくいこともあるのではないか」と指摘する。

 手足に多い「尋常性疣贅」や顔を中心に発症する「扁平(へんぺい)疣贅」などがあり、足の裏にできやすいうおのめに似た「ミルメシア」は子どもに多い。外陰部にできるいぼの代表が、性行為などで感染する「尖圭(せんけい)コンジローマ」や「ボーエン様丘疹症」だ。特にボーエン様丘疹症は子宮頸(けい)がんを引き起こすHPV16型や18型などが原因だけに注意が必要だ。

 ▽自己判断せず受診を

 ウイルス性のいぼは硬くなった皮膚を軟らかくする「サリチル酸ばんそうこう」や「ヨクイニンエキス剤」で治療する。この他、いぼを液体窒素で凍結して壊死(えし)させたり、電気メスなどで焼いてしまったりする方法も行われる。 江川医師は「治療は3カ月をめどに効果が見込めなければ、別の方法に切り替えるか二つ以上の方法を併用してみます。1回の治療で改善するケースもありますが、長くかかることも珍しくありません」と話す。

 いぼは目立つだけではなく、足の裏にできると痛みで歩きにくくなり、生活の質(QOL)を大きく下げてしまう。江川医師は「いぼはがんのリスクもあります。決して自己判断せず、皮膚科で診断、治療を受けてほしい」と呼び掛けている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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( 2018/11/07 00:01 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「風疹急増に関する緊急情報:2018年10月24日現在」全文 

国立感染症研究所 感染症疫学センターは、2018年10月30日「風疹急増に関する緊急情報:2018年10月24日現在」を公開しました。その全文を掲載します。

【風疹急増に関する緊急情報:2018年10月24日現在】
 国立感染症研究所 感染症疫学センター

 2018年第1~42週の風疹患者累積報告数は1,486人となり(図1)、第41週までの累積報告数1,289人から197人増加した(図2-1,2-2)。2008年の全数届出開始以降では、2018年は2013年、2012年に次いで3番目に多く、2017年1年間の16倍、2017年第1~42週(75人)の20倍の報告数となった(図3)。2018年第1~42週までに、先天性風疹症候群の報告はないが、過去には2012年に2,386人、2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認された(図3)。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、現在の風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を早急に減少させる必要がある。

 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で(図2-1,2-2,3)、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~7人の範囲で報告されていた(図1)。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第32週(8月6日~12日)に42人、第34週(8月20日~26日)に99人、第36週(9月3日~9日)に147人と増加し、それ以降の7週間は毎週100人を超える報告数が継続している。第42週(10月15日~10月21日)は174人が報告された(図1)。

 地域別には東京都(509人:第41週から77人増加)、千葉県(251人:第41週から17人増加)、神奈川県(195人:第41週から32人増加)からの報告が100人以上と多く、埼玉県、愛知県でも50人を超えて、それぞれ96人(第41週から6人増加)、84人(第41週から13人増加)となった(図4、図7)。第42週は東京都、神奈川県、千葉県、愛知県、埼玉県の5都県以外に、大阪府(14人)、福岡県(11人)、茨城県、群馬県(各3人)、福島県、富山県、静岡県、兵庫県、岡山県(各2人)からも複数報告された(図5)。人口100万人あたりの患者報告数は全国で11.7人となり、千葉県が40.3人で最も多く、次いで東京都の37.7人、神奈川県の21.4人、茨城県の14.1人、埼玉県の13.2人、愛知県の11.2人が続いた。その他、群馬県、富山県、長野県、静岡県、三重県、大阪府、和歌山県、岡山県、広島県、福岡県の各県でも人口100万人あたりの報告数が5.0を超えている(図6)。首都圏での風疹報告数増加が継続する一方で、首都圏以外の地域からも報告が認められ、報告がない県は第42週時点で5県(青森県、高知県、佐賀県、大分県、鹿児島県)のみとなった(図7)。

 報告された風疹患者の症状(重複あり)は、多い順に発疹1,470人(99%)、発熱1,350人(91%)、リンパ節腫脹890人(60%)、結膜充血581人(39%)、関節痛・関節炎347人(23%)、咳317人(21%)、鼻汁228人(15%)、血小板減少性紫斑病5人(0.3%)であった。その他として、頭痛31人、咽頭痛31人、倦怠感17人、肝機能異常9人、血小板減少8人、下痢8人、軟口蓋の出血斑・点状出血(Forchheimer斑)8人、肺炎1人、溶血性貧血1人等が報告された。発熱、発疹、リンパ節腫脹の3主徴すべてがそろって報告されたのは810人(55%)であった。

 検査診断の方法(重複あり)は、ウイルス分離・同定24人(2%)、この内4人については遺伝子型の記載があり、1Eが3人、2Bが1人であった。PCR法によるウイルス遺伝子の検出871人(59%)、この内207人については遺伝子型の記載があり、1Eが195人、2Bが2人、不明5人、検査中が5人であった。血清IgM抗体の検出は735人(49%)、ペア血清による風疹抗体陽転/有意上昇は38人(3%)であった。

 推定感染源は、1,486人中、特に記載がなかった者が1,098人(74%)と最も多く、不明/不詳と記載された者が151人(10%)であった。また、何らかの記載があった237人(16%)中、職場の同僚/上司・職場で流行等、「職場」と記載があった者が110人と最多で、家族35人(夫10人、兄弟8人、姉妹3人、子9人、父3人、母2人)、コンサート/ライブ等26人、旅行/出張18人、友人/知人14人、通勤途中9人、会議4人等の記載があった。

 2018年1月から届出票に追加された職業記載欄では、会社員と記載されていた人が627人と最も多いが、特に配慮が必要な職種として医療関係者が33人(医療/病院事務10人、看護師7人、医師4人、薬剤師2人、放射線技師2人、看護助手2人、医療機関勤務2人、歯科医師、作業療法士、歯科衛生士、歯科助手)、保育士8人、消防士4人が報告された。

 報告患者の96%(1,422人)が成人で、男性が女性の5倍多い(男性1,189人、女性233人)(図8,9,10)。男性患者の年齢中央値は41歳(0~85歳)で、特に30~40代の男性に多く(男性全体の62%)、女性患者の年齢中央値は30歳(0~76歳)で、特に妊娠出産年齢である20~30代に多い(女性全体の59%)(図10)。

 予防接種歴はなし(368人:25%)、あるいは不明(1,019人:69%)が93%を占める(図8,9)。また、接種歴有り(99人:7%)と報告された者のうち、接種年月日・ロット番号ともに報告されたのは14人、接種年月日のみが報告されたのは19人であった。

 国外での感染が推定される症例は19人(1%)と少ない(図11)。

 風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測調査の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代前半(同:76%)で抗体保有率が特に低い(図12,13,14-1)。2018年の風疹患者報告の中心もこの年齢層の成人男性であることから(図15)、この集団に対する対策が必要である。一方、妊娠出産年齢の女性の抗体保有率(HI抗体価1:8以上)は概ね95%以上で高く維持されていたが、妊婦健診で低いと指摘される抗体価(HI抗体価<1:8,1:8,1:16)の割合は20代前半で20%、20代後半で24%、30代前半で16%、30代後半で12%、40代前半で16%、40代後半で19%存在することから(図14-2)、特に妊娠20週頃までの妊婦の風疹ウイルス感染には注意が必要である。

 日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった(図16)。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月~36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上~16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。

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( 2018/11/06 14:19 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】伝染性紅斑(りんご病) 

 感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。
 今回は、2018年10月15日~2018年10月21日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。
 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   宮城県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇関東
   東京都 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   ありません

 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   ありません

 ◇九州・沖縄
   ありません

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( 2018/11/05 14:42 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】溶連菌感染症 12月の流行に向け患者数増加に注意 

◆溶連菌感染症とはどんな病気?
 溶連菌感染症は、主にA群溶血性レンサ球菌を病原体とする感染症のことをいいます。

 感染すると、2日から5日の潜伏期間の後に発症し、突然38度以上の発熱、全身倦怠感、喉の痛みなどが現れ、しばしば嘔吐を伴います。また、舌にイチゴのようなぶつぶつができる「イチゴ舌」の症状が、現れます。まれに重症化し、全身に赤い発疹が広がる「猩紅熱」になることがあります。

 溶連菌感染症は、発症者の咳やくしゃみなどによる「飛沫感染」、細菌が付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」によってうつります。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎はいずれの年齢でも起こり得ますが、学童期の小児に最も多く見られます。3歳以下や成人では典型的な臨床像を呈する症例は少ないです。感染症発生動向調査によると、冬季および春から初夏にかけての2つの報告数のピークが認められています。この感染症は、通常患者との接触を介して伝播するため、ヒトとヒトとの接触の機会が増加するときに起こりやすく、家庭、学校などの集団での感染も多いです。感染性は急性期にもっとも強く、その後徐々に減弱していきます。急性期の感染率については兄弟間の感染が最も高率であり約25%(文献によっては50%も)と報告されています。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/9/24~9/30(第39週)は定点把握疾患、報告数が3,918件(1.24)
 2018/10/1~10/7(第40週)は定点把握疾患、報告数が4,631件(1.47)
 2018/10/8~10/14(第41週)は定点把握疾患、報告数が4,078件(1.29)

 前週比較では微減。

◆地域別情報
 2018/9/24~9/30(第39週)の速報データによる患者数が多い都道府県ランキング
 ・鳥取県(3.00)
 ・北海道(2.19)
 ・埼玉県(2.02)
 ・宮崎県(1.86)
 ・福岡県(1.81)

 (数字は、定点当りの患者報告数)

◆主な感染経路
 発症者もしくは保菌者(特に鼻咽頭部に保菌している者)由来の飛沫による飛沫感染と濃厚な直接接触による接触感染です。物品を介した間接接触による感染は稀とされていますが、患者もしくは保菌者由来の口腔もしくは鼻腔由来の体液が明らかに付着している物品では注意が必要です。

◆予防法
 予防のためのワクチンは、まだ実用化されていません。

 予防には、手洗い、うがい、咳エチケットなどが有効です。

◆登校・登園基準
 日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会 2018年7月改訂版『学校、幼稚園、保育所で予防すべき感染症』によると、溶連菌感染症の登校、登園基準は「適切な抗菌薬による治療開始後24時間以降適切な抗菌薬による治療開始後 24 時間以内に感染力は失せるため、それ以降、登校(園)は可能である。」とされています。

 厚生労働省の「2018年改訂版保育所における感染症対策ガイドライン」では、抗菌薬内服後24~48時間経過していることと記載されています。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則
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( 2018/11/01 18:36 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「風疹急増に関する緊急情報:2018年10月17日現在」全文 

国立感染症研究所 感染症疫学センターは、2018年10月23日「風疹急増に関する緊急情報:2018年10月17日現在」を公開しました。その全文を掲載します。

【風疹急増に関する緊急情報:2018年10月17日現在】
 国立感染症研究所 感染症疫学センター

 2018年第1~41週の風疹患者累積報告数は1,289人となり(図1)、第40週までの累積報告数1,103人から186人増加した(図2-1,2-2)。2008年の全数届出開始以降では、2018年は2013年、2012年に次いで3番目に多く、2017年(93人)の14倍の報告数となった(図3)。2018年第1~41週までに、先天性風疹症候群の報告はないが、過去には2012年に2,386人、2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認された(図3)。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、現在の風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を早急に減少させる必要がある。

 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で(図2-1,2-2,3)、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~7人の範囲で報告されていた(図1)。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第32週(8月6日~12日)に42人、第34週(8月20日~26日)に99人、第36週(9月3日~9日)に147人と増加し、それ以降の6週間は毎週100人を超える報告数が継続している。第41週(10月8日~10月14日)は141人が報告された(図1)。

 地域別には東京都(432人:第40週から70人増加)、千葉県(234人:第40週から18人増加)、神奈川県(163人:第40週から31人増加)からの報告が100人以上と多く、埼玉県、愛知県でも50人を超えて、それぞれ90人(第40週から12人増加)、71人(第40週から10人増加)となった(図4、図7)。第41週は東京都、神奈川県、千葉県、愛知県、埼玉県の5都県以外に、福岡県(8人)、岐阜県、大阪府(各4人)、沖縄県(3人)、北海道、茨城県、静岡県、三重県(各2人)からも複数報告された(図5)。人口100万人あたりの患者報告数は全国で10.1人となり、千葉県が37.6人で最も多く、次いで東京都の32.0人、神奈川県の17.9人、茨城県の12.7人、埼玉県の12.4人、愛知県の9.5人、三重県の8.3人が続いた。その他、群馬県、富山県、長野県、静岡県、和歌山県、岡山県、広島県の各県でも人口100万人あたりの報告数が5.0を超えている(図6)。首都圏での風疹報告数増加が継続する一方で、首都圏以外の地域からも報告が認められ、報告がない県は第41週時点で6県のみである(図7)。

 報告された風疹患者の症状(重複あり)は、多い順に発疹1,276人(99%)、発熱1,172人(91%)、リンパ節腫脹770人(60%)、結膜充血490人(38%)、関節痛・関節炎307人(24%)、咳275人(21%)、鼻汁201人(16%)、血小板減少性紫斑病5人(0.4%)であった。その他として、頭痛30人、咽頭痛27人、倦怠感12人、肝機能異常8人、軟口蓋の出血斑・点状出血(Forchheimer斑)7人、血小板減少6人、下痢6人、肺炎1人、溶血性貧血1人等が報告された。発熱、発疹、リンパ節腫脹の3主徴すべてが報告されたのは702人(54%)であった。

 検査診断の方法(重複あり)は、ウイルス分離・同定18人(1%)、PCR法によるウイルス遺伝子の検出763人(59%)、この内183人については遺伝子型の記載があり、1Eが176人、2Bが2人、検査中が5人であった。血清IgM抗体の検出は610人(47%)、ペア血清による風疹抗体陽転/有意上昇は39人(3%)であった。

 推定感染源は、1,289人中、特に記載がなかった者が956人(74%)と最も多く、不明/不詳と記載された者が133人(10%)であった。また、何らかの記載があった200人(16%)中、職場の同僚/上司・職場で流行等、「職場」と記載があった者が94人と最多で、家族29人(夫8人、兄弟6人、姉妹2人、子8人、父3人、母2人)、コンサート/ライブ等23人、旅行/出張17人、通勤途中8人、友人/知人14人等の記載があった。

 2018年1月から届出票に追加された職業記載欄では、会社員と記載されていた人が549人と最も多いが、特に配慮が必要な職種として医療関係者が31人(看護師7人、医療/病院事務9人、医師4人、薬剤師2人、看護助手2人、作業療法士、歯科衛生士、歯科助手、放射線技師、その他医療機関勤務等)、保育士4人、消防士4人が報告された。

 報告患者の96%(1,235人)が成人で、男性が女性の5倍多い(男性1,062人、女性227人)(図8,9,10)。男性患者の年齢中央値は42歳(0~85歳)で、特に30~40代の男性に多く(男性全体の63%)、女性患者の年齢中央値は30歳(0~76歳)で、特に妊娠出産年齢である20~30代に多い(女性全体の59%)(図10)。

 予防接種歴はなし(311人:24%)、あるいは不明(890人:69%)が93%を占める(図8,9)。また、接種歴有り(88人:7%)と報告された者のうち、接種年月日・ロット番号が報告されたのは10人のみであった。

 国外での感染が推定される症例は15人(1%)と少ない(図11)。

 風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測調査の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代前半(同:76%)で抗体保有率が特に低い(図12,13,14-1)。2018年の風疹患者報告の中心もこの年齢層の成人男性であることから(図15)、この集団に対する対策が必要である。一方、妊娠出産年齢の女性の抗体保有率(HI抗体価1:8以上)は概ね95%以上で高く維持されていたが、妊婦健診で低いと指摘される抗体価(HI抗体価<1:8,1:8,1:16)の割合は20代前半で20%、20代後半で24%、30代前半で16%、30代後半で12%、40代前半で16%、40代後半で19%存在することから(図14-2)、特に妊娠20週頃までの妊婦の風疹ウイルス感染には注意が必要である。

 日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった(図16)。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月~36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上~16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。
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【感染症アラート・本格的な流行】伝染性紅斑(りんご病) 

 感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。今回は、2018年10月8日~2018年10月14日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   宮城県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇関東
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   ありません

 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   ありません

 ◇九州・沖縄
   ありません

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( 2018/11/01 15:58 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】梅毒(ばいどく)患者報告数が5000人を超え昨年の総数に迫る 20代前半の女性は特に注意 

◆梅毒とは
 梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、病名は症状にみられる赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることに由来します。感染すると全身に様々な症状が出ます。

 早期の薬物治療で完治が可能です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。時に無症状になりながら進行するため、治ったことを確認しないで途中で治療をやめてしまわないようにすることが重要です。また完治しても、感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。

◆近年の梅毒の患者報告数
 2013年1228人
 2014年1661人
 2015年2690人
 2016年4518人
 2017年5770人

 2018年は、9月30日までの患者報告数が5081人(暫定値)となっており、昨年の患者報告数に迫る勢いです。

◆男女各年齢群の情報
 国立感染症研究所感染症疫学センター「感染症発生動向調査で届出られた梅毒の概要(2018年7月4日現在)」によると、男性は依然として20代から40代の幅広い年齢層から届出があります。

 女性は20代前半の届出が多くありました。このままでは、先天梅毒(※)の増加が危惧されます。※先天梅毒:妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。

<病型>
 感染早期の患者動向を反映する感染性の高い早期顕症梅毒が、継続して男女共に多く届出られていました。

 男性異性間においては、継続して早期顕症Ⅰ期が半分以上を占めていました。

 特に若い女性において増加した。梅毒の発生動向について引き続き注視する必要がある。また、早期発見、早期検査、早期治療が重要です。

◆症状
感染したあと、経過した期間によって、症状の出現する場所や内容が異なります。

<第Ⅰ期:感染後約3週間>
 初期には、感染がおきた部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)にしこりができることがあります。また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。痛みがないことも多く、治療をしなくても症状は自然に軽快します。

 しかし、体内から病原体がいなくなったわけではなく、他の人にうつす可能性もあります。感染した可能性がある場合には、この時期に梅毒の検査が勧められます。

<第Ⅱ期:感染後数か月>
 治療をしないで3か月以上を経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。小さなバラの花に似ていることから「バラ疹(ばらしん)」とよばれています。

 発疹は治療をしなくても数週間以内に消える場合があり、また、再発を繰り返すこともあります。しかし、抗菌薬で治療しない限り、病原菌である梅毒トレポネーマは体内に残っており、梅毒が治ったわけではありません。

 アレルギー、風しん、麻しん等に間違えられることもあります。この時期に適切な治療を受けられなかった場合、数年後に複数の臓器の障害につながることがあります。

<晩期顕性梅毒(感染後数年)>
 感染後、数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生することがあります。また、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡に至ることもあります。

 現在では、比較的早期から治療を開始する例が多く、抗菌薬が有効であることなどから、晩期顕性梅毒に進行することはほとんどありません。

 また、妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります(先天梅毒)。

◆感染経路
 主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触です。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等が原因となります。

◆検査方法
 梅毒に感染したかどうかは医師による診察と、血液検査(抗体検査)で判断します。どの医療機関でも検査は可能です。第Ⅰ期の最初の数週間は抗体検査をしても陽性反応が出ないことがあるため、感染してから十分な期間(約3週間)をおいて、検査結果を確認する必要があります。

 地域によっては保健所で匿名/無料で検査をできるところもあります。検査結果を正確に判断するために、感染の可能性がある時期や感染の予防状況(コンドーム使用等)について、医師に伝えましょう。 梅毒に感染していたとわかった場合は、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)と一緒に検査を行い、必要に応じて、一緒に治療を行うことが重要です。

◆治療方法
  一般的には、外来で処方された抗菌薬を内服することで治療します。内服期間等は病期により異なり、医師が判断します。病変の部位によっては入院のうえ、点滴で抗菌薬の治療を行うこともあります。

 医師が治療を終了とするまでは、処方された薬は確実に飲みましょう。性交渉等の感染拡大につながる行為は、医師が安全と判断するまではひかえましょう。

 また、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)と一緒に検査を行い、必要に応じて、一緒に治療を行うことが重要です。

◆予防法
 感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用することが勧められます。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があるため、コンドームを使用しても、100%予防できると過信はせず、皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。

◆一度梅毒になったので、もう免疫があると考えてよい?
 梅毒の感染は、医師が検査で血液中の免疫(抗体)を確認して判断をします。感染した人の血液中には、一定の抗体がありますが、再感染を予防できるわけではありません。このため、適切な予防策(コンドームの使用、パートナーの治療等)が取られていなければ、再び梅毒に感染する可能性があります。

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( 2018/10/14 14:39 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

早朝ジョグや入浴後は注意 「寒冷じんましん」正しい対処  

これから春先にかけて見られる皮膚病の一つが「寒冷じんましん」だ。女優の剛力彩芽もテレビ番組で「お風呂上がりに、体全体がかゆくなって赤くなるんです」と、自身の寒冷じんましんを告白したことでちょっとした話題になった。思い当たる人も多いはずだ。どんな人がなりやすいのか? どんな対処法があるのか? 「めぐろ皮膚科クリニック」(東京・目黒)の深野祐子院長に聞いた。

「じんましんの原因は多岐にわたり、中には原因不明のものも少なくありません。要因がはっきりしているものでも精神的緊張、感染、発汗、食べ物などさまざまなものが原因となります。寒冷じんましんはその名前の通り、冷たい水や風などに触れた刺激により起きます。その刺激により、皮膚の真皮と呼ばれる部分の血管周囲にある肥満脂肪からヒスタミンが放出され、ひどいかゆみや赤く腫れた発疹をきたします」

 寒冷じんましんが特に出やすいのは冬場で、外出していて急に気温が低くなった時、お風呂上がりや運動後、急激に体が冷えた時など。冷たい飲み物を入れたコップを手に持ったり、飲んだりするのも原因で、夏場でもプールや海水浴の後やクーラーで体が冷えた時に発症することもある。

 ただし、寒冷じんましんだと自分自身では気がついていないことも多く、冬場では凍瘡(しもやけ)と思い込んでいる人も少なくない。

 寒冷じんましんも凍瘡も、寒い時季に症状が表れやすく、肌がかゆくなる、冷えると悪化するという点では同じだ。しかし、寒冷じんましんは急激な皮膚の温度の低下による刺激で起こるのに対して、凍瘡は寒さによる血行不良が原因で起こる。

「寒冷じんましんには局所に出るものと全身に出るものがあり、全身に出た場合には鳥肌のようなぶつぶつとした小さな発疹が出て肌が赤くなり、かゆみが出ます。一方、凍瘡は全身に出ることはなく、血行不良を起こしやすい末端の部分に出ることが特徴です。症状としては①手足全体が赤く腫れ上がる②手足の指や足裏、耳たぶ、鼻に赤紫の発疹ができるといったものがあります。寒冷じんましんは数時間で症状が治まること、寒さによる刺激がなくなると軽快することに対して、凍瘡は末端の血流が改善しない限り症状が続きます」

 じんましんでは血液成分が血管から漏れ出ているため、重症のケースでは血圧が下がってめまいやふらつきを起こすこともあるため注意が必要だ。

■対処法に3つの注意点

 対処法は体を温めることだが、なかには誤った対処法を取る人もいる。

「寒冷じんましんを通常のじんましんと間違えている人も多いのです。通常のじんましんは冷やすとかゆみが治まりますが、寒冷じんましんは逆効果です。かゆみが増し、かきむしって皮膚が傷つくと、冬場は皮膚が乾燥し、バリアー機能が弱まることも手伝って、湿疹を起こしやすくなります。寒冷じんましんが何度も起きるようなら、じんましんの症状を抑える抗ヒスタミン薬を病院で処方してもらうのも手です」

 寒冷じんましんを予防するには外出する際は体を冷やさないように、手袋をつけ、厚手の靴下をはくなど完全防寒着で対策を取るのはもちろん、以下の点にも注意したい。

①運動などをした後は、汗をこまめに拭く。汗で体が冷えないようにする。
②お風呂の脱衣所自体をしっかりと温め、すぐに服を着る。
③ネックウオーマーやマフラーなどを着用して温度調節をしやすくする。

 なお、暖かくなってもじんましんが続く場合は、寒冷じんましんではない可能性がある。皮膚科の受診が必要だ。

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( 2018/10/14 13:00 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「風疹急増に関する緊急情報:2018年10月3日現在」全文 

国立感染症研究所 感染症疫学センターは、2018年10月10日「風疹急増に関する緊急情報:2018年10月3日現在」を公開しました。その全文を掲載します。

【風疹急増に関する緊急情報:2018年10月3日現在】
 国立感染症研究所感染症疫学センター

 2018年第1~39週の風疹患者累積報告数は952人となり(図1)、第38週までの累積報告数770人から182人増加した(図2-1,2-2)。2008年の全数届出開始以降では、2018年は2013年、2012年に次いで3番目に多く、2017年(93人)の10倍を超える報告数となった(図3)。2018年第1~39週までに、先天性風疹症候群の報告はないが、過去には2012年に2,386人、2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認された(図3)。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要がある。

 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で(図2-1,2-2,3)、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~7人の範囲で報告されていた(図1)。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第32週(8月6日~12日)に42人、第34週(8月20日~26日)に99人、第37週(9月10日~16日)に155人と増加し、第39週(9月24日~9月30日)は134人が報告された(図1)。地域別には東京都(307人)、千葉県(195人)、神奈川県(108人)からの報告が100人以上と多く、埼玉県、愛知県でも50人を超えて、それぞれ70人、55人となった(図4)。第39週は東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、愛知県以外にも、茨城県、岡山県(各5人)、兵庫県(4人)、静岡県、大阪府、福岡県(各3人)、栃木県、群馬県(各2人)からも複数報告された(図5)。人口100万人あたりの患者報告数は全国で7.5人となり、千葉県が31.3人で最も多く、次いで東京都の22.7人、茨城県の12.0人、神奈川県の11.8人、埼玉県の9.6人、愛知県の7.3人、広島県の5.6人が続いた(図6)。首都圏での風疹報告数増加が継続する一方で、首都圏以外の地域からも報告が認められ、報告がない県は第39週時点で7県のみとなった(図7)。

 報告された風疹患者の症状(重複あり)は、多い順に発疹944人(99%)、発熱865人(91%)、リンパ節腫脹560人(59%)、結膜充血370人(39%)、関節痛・関節炎226人(24%)、咳199人(21%)、鼻汁141人(15%)、血小板減少性紫斑病3人(0.3%)であった。その他として、頭痛24人、咽頭痛19人、血小板減少6人、下痢6人、肝機能異常4人等が報告された。

 検査診断の方法(重複あり)は、ウイルス分離・同定17人(2%)、PCR法によるウイルス遺伝子の検出566人(59%)、血清IgM抗体の検出444人(47%)、ペア血清による風疹抗体陽転/有意上昇27人(3%)であった。

 推定感染源は、952人中、特に記載がなかった者が723人(76%)と最も多く、不明/不詳と記載された者が98人(10%)であった。また、何らかの記載があった131人(14%)中、職場の同僚/上司・職場で流行等、「職場」と記載があった者が59人と最多で、家族20人(夫7人、同胞6人、子4人、父2人、母1人)、コンサート/ライブ等16人、旅行/出張11人、通勤途中6人、友人/知人5人等の記載があった。

 2018年1月から届出票に追加された職業記載欄では、会社員などが人数的には一番多いが、特に配慮が必要な職種として医療関係者が25人(看護師6人、医療/病院事務6人、医師3人、薬剤師2人、医療機関勤務2人、歯科医師1人、放射線技師1人、作業療法士1人、看護助手1人、歯科助手1人、診療補助1人)、保育士3人、消防士3人が報告された。

 報告患者の96%(913人)が成人で、男性が女性の5倍多い(男性792人、女性160人)(図8,9,10)。男性患者の年齢中央値は41歳(0~84歳)で、特に30~40代の男性に多く(男性全体の63%)、女性患者の年齢中央値は29歳(1~76歳)で、特に妊娠出産年齢である20~30代に多い(女性全体の59%)(図10)。予防接種歴は無し(230人:24%)、あるいは不明(648人:68%)が92%を占める(図8,9)。

 国外での感染が推定される症例は12人(1%)と少ない(図11)。

 風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測調査の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代前半(同:76%)で抗体保有率が特に低い(図12,13,15-1)。2018年の風疹患者報告の中心もこの年齢層の成人男性であることから(図14)、この集団に対する対策が必要である。一方、妊娠出産年齢の女性の抗体保有率(HI抗体価1:8以上)は概ね95%以上で高く維持されていたが、妊婦健診で低いと指摘される抗体価(HI抗体価1:16以下)の割合は20代前半で20%、20代後半で24%、30代前半で16%、30代後半で12%、40代前半で16%、40代後半で19%存在することから(図15-2)、特に妊娠20週頃までの妊婦の風疹ウイルス感染には注意が必要である。

 日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった(図16)。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月~36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上~16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。

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( 2018/10/13 19:17 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】伝染性紅斑(りんご病) 

感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。

 今回は、2018年9月24日~2018年9月30日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。
 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   宮城県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇関東
   ありません

 ◇北陸・甲信・東海
   ありません

 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   ありません

 ◇九州・沖縄
   ありません

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( 2018/10/13 18:58 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

がんに打ち克つレシピ】がんになりかけた細胞を正常に戻せる力 ブロッコリーの栄養「MMTS」を活かす一品  

 先日、厚生労働省から「がん患者が仕事と治療を両立できるような対策をスタートさせる」という発表がありました。医療機関と企業の連携を強めることで、“がん退職”を減らす対策です。社会全体が“がんに打ち克つ”方針を推し進めることは、私には大きなモチベーション。レシピ考案にも力が入ります。

 さて今回は、急激な冷え込みが続くこの季節にぴったりのミネストローネ。本場イタリアでは「トマトを入れなければダメ」という決まりはなく、その土地・季節に合った旬野菜や穀物をたっぷり入れたスープを指します。ですのであえてトマトは使わず、ブロッコリー、小松菜などといった緑の旬野菜ばかりをチョイスしてみました。

 注目はブロッコリー。野菜から取れるほぼすべてのビタミンが豊富に含まれており、抗酸化作用も抜群です。また「MMTS(メチル メタンチオスルホネート)」と呼ばれる珍しい栄養素を持ち、なんと変異し始めた細胞を修復する効果があると言われています。つまりMMTSは、がんになりかけた細胞を正常細胞に戻せる力を持っているんです。

 冬ならではの緑のミネストローネで、がんが嫌がる体質作りに取り組んでいきましょう!

【材料】2人分
ブロッコリー 110g
小松菜 80g
長ねぎ 1本
キャベツ 80g
セロリ 1/2本
にんにく 1片
鶏ひき肉 80g
水 450cc
コンソメの素 5g
塩 小さじ1/8
オリーブオイル 大さじ1
パルミジャーノチーズ適量

【作り方】
1 緑の野菜5種は2センチ角に切り、にんにくはみじん切りにする。
2 鍋にオリーブオイルとにんにくをいれて火にかけ、鶏ひき肉を色が変わるまで炒める。長ねぎ、セロリを加えてさらに炒める。
3 2に水とコンソメの素を加えて沸騰させ、野菜を全て加え蓋をして強火で5分加熱する。
4 塩で味を整え器に盛り、お好みでパルミジャーノチーズをかける。

 ■今坂佳美(いまさか・よしみ) 1975年生まれ。ボートレースリポーターを経て、現在は食育指導士、食空間コーディネーター、“超”時短調理研究家として活躍。ボートレースのトップ選手で胃がん闘病中の夫・今坂勝広を食でサポートしつつ、浜松市で「ラウラウキッチンスタジオ」を主宰。そのかたわら、オリジナル多機能お重「koquaコクア」も考案。3児の母。
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( 2018/10/11 20:19 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「風疹急増に関する緊急情報:2018年9月26日現在」全文 

 国立感染症研究所 感染症疫学センターは、2018年10月2日「風疹急増に関する緊急情報:2018年9月26日現在」を公開しました。その全文を掲載します。

【風疹急増に関する緊急情報:2018年9月26日現在】
 国立感染症研究所感染症疫学センター

 2018年第1~38週の風疹患者累積報告数は770人となり(図1)、第37週までの累積報告数642人から128人増加した(図2-1,2-2)。2008年の全数届出開始以降では、2018年は2013年、2012年に次いで3番目に多い報告数である(図3)。過去には2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認されている(図3)。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要がある。

 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で(図2-1,2-2,3)、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~7人の範囲で報告されていた(図1)。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第32週(8月6日~12日)に42人、第34週(8月20日~26日)に98人、第37週(9月10日~16日)に151人と増加し、第38週(9月17日~9月23日)は104人が報告された(図1)。地域別には東京都(239人)及び千葉県(179人)からの報告が多く、神奈川県、埼玉県、愛知県、茨城県からの報告が増加してそれぞれ80人、54人、44人、28人となった(図4)。第38週は東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、茨城県、愛知県以外にも、静岡県、大阪府、兵庫県からも複数報告された(図5)。人口100万人あたりの患者報告数は全国で6.1人となり、千葉県が28.8人で最も多く、次いで東京都の17.7人、茨城県の9.6人、神奈川県の8.8人、埼玉県の7.4人、愛知県の5.9人、広島県の5.3人が続いた(図6)。首都圏での風疹報告数増加が継続する一方で、首都圏以外の地域からも報告が認められている(図7)。

 報告された風疹患者の症状(重複あり)は、多い順に発疹761人(99%)、発熱673人(87%)、リンパ節腫脹461人(60%)、結膜充血309人(40%)、関節痛・関節炎182人(24%)、咳166人(22%)、鼻汁115人(15%)、血小板減少性紫斑病3人(0.4%)であった。

 検査診断の方法(重複あり)は、ウイルス分離・同定14人(2%)、PCR法によるウイルス遺伝子の検出457人(59%)、血清IgM抗体の検出350人(45%)、ペア血清による風疹抗体陽転/有意上昇21人(3%)であった。

 推定感染源は、770人中不明あるいは未記載が680人(88%)と最も多かった。また、何らかの記載があった90人(12%)中、職場の同僚・職場で流行等、「職場」と記載があった者が41人と最多で、その他、家族、友人、コンサート/ライブ、通勤途中、旅行/出張等の記載があった。

 報告患者の96%(739人)が成人で、男性が女性の4.8倍多い(男性638人、女性132人)(図8,9,10)。男性患者の年齢中央値は41歳(0~84歳)で、特に30~40代の男性に多く(男性全体の63%)、女性患者の年齢中央値は29歳(1~76歳)で、特に妊娠出産年齢である20~30代に多い(女性全体の58%)(図10)。予防接種歴は無し(186人:24%)、あるいは不明(524人:68%)が92%を占める(図8,9)。

 国外での感染が推定される症例は11人(1%)と少ない(図11)。

 風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測調査の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代前半(同:76%)で抗体保有率が特に低い(図12,13)。2018年の風疹患者報告の中心もこの年齢層の成人男性であることから(図14)、この集団に対する対策が必要である。一方、妊娠出産年齢の女性の抗体保有率(HI抗体価1:8以上)は概ね95%以上で高く維持されていたが、妊婦健診で低いと指摘される抗体価(HI抗体価1:16以下)の割合は20代前半で20%、20代後半で24%、30代前半で16%、30代後半で12%、40代前半で16%、40代後半で19%存在することから、特に妊娠20週頃までの妊婦の風疹ウイルス感染には注意が必要である(図15)。

 日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった(図16)。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月~36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上~16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。

<※図8~図16は掲載できていません。出典先のpdfをご覧ください>
▼出典 国立感染症研究所 感染症疫学センター「風疹急増に関する緊急情報:2018年9月26現在」 2018年10月2日掲載
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/180926/rubella180926.pdf

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( 2018/10/09 10:35 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】感染力が強いRSウイルス感染症 患者報告数は減少傾向を示すものの流行は継続中 特に乳幼児は要警戒 

2018/9/17~9/23(第38週)のRSウイルス感染症の定点あたりの患者報告数は2.11で、前週と比較して、患者報告数は減少傾向を示すものの流行は継続中です。特に乳幼児の育児に係わる方は警戒が必要です。

 感染力が強く、また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。特に乳幼児の育児に係わる方は、休日や夜間の診療や問い合わせ先などを前もって把握しておきましょう。

 RSウイルス感染症に感染すると、1%から3%が重症化すると言われています。生後1か月未満の乳児は無呼吸の症状が現れ、ひどい場合には、突然死につながる可能性があると言われていて、注意が必要です。

 咳等の呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児、1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がります。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/9/3~9/9(第36週)は定点把握疾患、報告数が7,543件(2.39)
 2018/9/10~9/16(第37週)は定点把握疾患、報告数が7,712件(2.46)
 2018/9/17~9/23(第38週)は定点把握疾患、報告数が6,605件(2.11)

◆地域別情報
 2018/9/17~9/23(第38週)の速報データによる患者数が多い都道府県ランキング
 ・香川県 5.57
 ・徳島県 5.43
 ・奈良県 4.94
 ・宮崎県 4.91
 ・山形県 4.5

 (数字は、定点当りの患者報告数)

◆感染経路
 飛沫感染と接触感染です。咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着しているおもちゃやコップなどを触ったり舐めたりすることで、感染します。年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず、RSウイルス感染と気付かれない軽症例も多数存在することから、家族間の感染や乳幼児の集団生活施設等での流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。

◆速やかにかかりつけ医へ行く症状
 ・息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる
 ・咳で何回も夜中に起きる
 ・咳込んで嘔吐してしまう
 ・熱が下がっても症状が改善されない

◆生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状
 粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。

 そして更に、ミルクやおっぱいを飲む時に、口もふさがってしまうと呼吸がしにくい状態となります。

 保護者の方は、乳児がおっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

◆特に生後1か月の新生児のお世話は
 生後1か月未満の新生児は、特別な症状が現れることがあります。これは息を止めてしまう無呼吸という症状です。ひどい場合には突然死につながる可能性があるため、注意が必要です。

◆予防法
 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳児に感染させないように気をつけましょう。

◆症状
 主な症状は感染してから2~8日後に発症。発熱や鼻水などの症状が数日続きます。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

◆治療方法
 RSウイルス感染症には特効薬はありません。治療は症状を和らげる対症療法になります。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則

◆いざという時のために、知っておきたい情報

▼お住まいのエリアの医療情報 感染症・予防接種ナビ
http://kansensho.jp/loc/location.html?page=hospitals.html

▼【経験談】RSウイルス感染症 子育て応援団
http://www.kosodateouendan.jp/loc/location.html?page=exp%2Finfect.html%3Fid%3D4

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( 2018/10/08 17:08 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】伝染性紅斑(りんご病)、ヘルパンギーナ 

感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。
 今回は、2018年9月17日~2018年9月23日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。
 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   宮城県 伝染性紅斑(りんご病)
   山形県 ヘルパンギーナ
   
 ◇関東
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   ありません

 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   ありません

 ◇九州・沖縄
   ありません
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( 2018/10/08 16:30 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

がんに打ち克つレシピ】がんになりかけた細胞を正常に戻せる力 ブロッコリーの栄養「MMTS」を活かす一品  

 先日、厚生労働省から「がん患者が仕事と治療を両立できるような対策をスタートさせる」という発表がありました。医療機関と企業の連携を強めることで、“がん退職”を減らす対策です。社会全体が“がんに打ち克つ”方針を推し進めることは、私には大きなモチベーション。レシピ考案にも力が入ります。

 さて今回は、急激な冷え込みが続くこの季節にぴったりのミネストローネ。本場イタリアでは「トマトを入れなければダメ」という決まりはなく、その土地・季節に合った旬野菜や穀物をたっぷり入れたスープを指します。ですのであえてトマトは使わず、ブロッコリー、小松菜などといった緑の旬野菜ばかりをチョイスしてみました。

 注目はブロッコリー。野菜から取れるほぼすべてのビタミンが豊富に含まれており、抗酸化作用も抜群です。また「MMTS(メチル メタンチオスルホネート)」と呼ばれる珍しい栄養素を持ち、なんと変異し始めた細胞を修復する効果があると言われています。つまりMMTSは、がんになりかけた細胞を正常細胞に戻せる力を持っているんです。

 冬ならではの緑のミネストローネで、がんが嫌がる体質作りに取り組んでいきましょう!

【材料】2人分
ブロッコリー 110g
小松菜 80g
長ねぎ 1本
キャベツ 80g
セロリ 1/2本
にんにく 1片
鶏ひき肉 80g
水 450cc
コンソメの素 5g
塩 小さじ1/8
オリーブオイル 大さじ1
パルミジャーノチーズ適量

【作り方】
1 緑の野菜5種は2センチ角に切り、にんにくはみじん切りにする。
2 鍋にオリーブオイルとにんにくをいれて火にかけ、鶏ひき肉を色が変わるまで炒める。長ねぎ、セロリを加えてさらに炒める。
3 2に水とコンソメの素を加えて沸騰させ、野菜を全て加え蓋をして強火で5分加熱する。
4 塩で味を整え器に盛り、お好みでパルミジャーノチーズをかける。

 ■今坂佳美(いまさか・よしみ) 1975年生まれ。ボートレースリポーターを経て、現在は食育指導士、食空間コーディネーター、“超”時短調理研究家として活躍。ボートレースのトップ選手で胃がん闘病中の夫・今坂勝広を食でサポートしつつ、浜松市で「ラウラウキッチンスタジオ」を主宰。そのかたわら、オリジナル多機能お重「koquaコクア」も考案。3児の母。

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( 2018/10/04 14:12 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

とびひが重症化して敗血症や腎障害に…適切な治療や薬は?  

細菌による皮膚の感染症であるとびひは、まれに重症化することも。適切な治療や薬についてご紹介します。

原因菌のブドウ球菌は夏場に増殖しやすい

小さな傷から細菌に感染するとびひ。原因菌により2種類に分けられますが、なかでも「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」は、小さい子供がかかりやすく夏に感染しやすい病気として有名です。伝染性膿痂疹の原因菌は、人の鼻や耳のなかにいる常在細菌のブドウ球菌。そのため、鼻をほじったりして細菌がついた手で、虫さされやあせもの部分をさわると感染してしまいます。このブドウ球菌が夏場に増殖しやすいことから、7~9月にかけて子供に流行しやすくなるのです。

伝染性膿痂疹は、感染すると細菌が作り出す毒素によって皮膚に水ぶくれができます。かゆみをともなうので、この水ぶくれをひっかくことで、中の細菌を含む液体がほかの皮膚にも付着し、水ぶくれが広がります。

悪化すると敗血症や腎臓の障害が

この伝染性膿痂疹が悪化すると、ブドウ球菌が作り出す毒素によって、全身が侵され、やけどのよう皮がむけてしまいます。これを「ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(通称SSSS)」といいます。乳児や小児によく起こる病気でしたが、近年では効果的な抗生物質が登場し下火になりました。早期に発見し、治療を開始すれば重症にはなりません。ただ、アトピー性皮膚炎の人に、溶血性連鎖球菌による水疱性膿痂疹が発生した場合、菌が血液中に入って高熱が起こり、重症になることがあります。これを、敗血症(菌血症)といい、まれにブドウ球菌によっても起こることがあります。

また、溶血性連鎖球菌が作る腎毒素によって、腎障害を併発することもあります。むくみや尿の量の減少、たんぱく尿などが起こりますが、自分では症状に気づきにくいので、皮膚の症状が治ってからも数週間は皮膚科で尿中のタンパク質を調べましょう。腎障害の有無がわかります。

とびひは、一度感染したからといって免疫ができる病気ではありません。身近にいる菌が原因菌のため、なんども感染したり、毎年同じ時期に流行する可能性があります。特に、自分で衛生管理ができない乳児や幼児は、家族が手洗いや体の清潔に気を配るように心がけましょう。

集団生活を送る幼稚園や保育園では、同じクラスの子から菌をもらったりする可能性もあります。免疫力が弱っている体調不良の時は、無理して登園させないようにしましょう。また、感染した場合も、まわりのお友達にうつさないよう、皮膚の症状がある時はもちろん、治ってからも登園は医師と相談して判断しましょう。家族にも感染が広がらないよう、症状が出たら、タオルは共有しない、お風呂は最後に入れるなどの配慮をしてください。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

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【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「風疹急増に関する緊急情報:2018年9月19日現在」全文 

 国立感染症研究所 感染症疫学センターは、2018年9月26日「風疹急増に関する緊急情報:2018年9月19日現在」を公開しました。その全文を掲載します。

【風疹急増に関する緊急情報:2018年9月19日現在】
 国立感染症研究所 感染症疫学センター

 2018年第1~37週の風疹患者累積報告数は642人となり(図1)、第36週までの累積報告数496人から146人増加した(図2-1,2-2)。2018年は第35週時点で2008~2011年及び2014~2017年の年間累積報告数を超え、2008年の全数届出開始以降では、2013年、2012年に次いで3番目に多い報告数となった(図3)。過去には2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認されている(図3)。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要がある。

 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で(図2-1,2-2,3)、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~7人の範囲で報告されていた(図1)。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第32週(8月6日~12日)に42人、第34週(8月20日~26日)に98人、第36週(9月3日~9日)に142人と増加し、第37週(9月10日~9月16日)は127人が報告された(図1)。地域別には東京都(196人)及び千葉県(161人)からの報告が多く、神奈川県、埼玉県、愛知県、茨城県からの報告が増加してそれぞれ68人、42人、36人、19人となった(図4)。第37週は新潟県、静岡県、滋賀県、大阪府、愛媛県からも複数(各2人)報告された(図5)。人口100万人あたりの患者報告数は全国で5.1人となり、千葉県が25.9人で最も多く、次いで東京都の14.5人、神奈川県の7.5人、茨城県の6.5人、埼玉県の5.8人が続いた。図に風疹患者の報告状況を示す。2018年にまだ1人も患者が報告されていないのは、青森県、岩手県、石川県、岡山県、高知県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県、沖縄県の11県となった。

 2008年の全数届出以降の風疹の患者報告数を以下に示す(図3)。

 報告患者の95%(612人)が成人で、男性が女性の4.8倍多い(男性532人、女性110人)。男性患者の年齢中央値は41歳で、特に30~40代の男性に多く(男性全体の62%)、女性患者の年齢中央値は29歳で、特に20~30代に多い(女性全体の57%)。予防接種歴は無し(152人:24%)、あるいは不明(442人:69%)が93%を占める。

 国外での感染が推定される症例は11人(2%)と少ない。

 風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測調査の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代前半(同:76%)で抗体保有率が特に低い。2018年の風疹患者報告の中心もこの年齢層の成人男性であることから、この集団に対する対策が必要である。一方、妊娠出産年齢の女性の抗体保有率(HI抗体価1:8以上)は概ね95%以上で高く維持されていたが、妊婦健診で低いと指摘される抗体価(HI抗体価1:16以下)の割合は20代前半で20%、20代後半で24%、30代前半で16%、30代後半で12%、40代前半で16%、40代後半で19%存在することから、特に妊娠20週頃までの妊婦の風疹ウイルス感染には注意が必要である。

 日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月~6か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上~6歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。

<本文に添付されていた詳しい図は、出典先のpdfをご覧ください>
▼出典 国立感染症研究所 感染症疫学センター「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年9月19現在」 2018年9月26日掲載
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/180919/rubella180919.pdf

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( 2018/10/01 21:35 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】ヘルパンギーナ、伝染性紅斑(りんご病) 

感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。
 今回は、2018年9月10日~2018年9月16日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。
 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   宮城県 伝染性紅斑(りんご病)
          ヘルパンギーナ
   山形県 ヘルパンギーナ
   福島県 ヘルパンギーナ
   
 ◇関東
   東京都 伝染性紅斑(りんご病)
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   富山県 ヘルパンギーナ
   
 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   香川県 ヘルパンギーナ
   
 ◇九州・沖縄
   ありません
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( 2018/10/01 12:41 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】RSウイルス感染症の患者報告数の急増が続く 本格的な流行に警戒 

2018/9/3~9/9(第36週)のRSウイルス感染症の定点あたりの患者報告数は全国で7,543件にのぼり、先々週から2週間連続で急増。本格的な流行が続いています。乳幼児の育児に係わる方は、警戒が必要です。

 年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。特に乳幼児の育児に関わる方は、休日や夜間の診療や問い合わせ先などを前もって把握しておきましょう。

 RSウイルス感染症に感染すると、1%から3%が重症化すると言われています。生後1か月未満の赤ちゃんには無呼吸の症状が現れ、ひどい場合には、突然死につながる可能性があると言われていて、注意が必要です。咳等の呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児、1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がります。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/8/20~8/26(第34週)は定点把握疾患、報告数が4,191件(1.34)
 2018/8/27~9/2(第35週)は定点把握疾患、報告数が6,609件(2.11)
 2018/9/3~9/9(第36週)は定点把握疾患、報告数が7,543件(2.39)
 
 ※2週間連続で急増しています。

◆地域別情報
 2018/9/3~9/9(第36週)の速報データによる患者数が多い都道府県ランキング
 ・宮崎県 6.03
 ・佐賀県 5.35
 ・鹿児島県 5.31
 ・愛媛県 5
 ・徳島県 4.48

 (数字は、定点当り報告数)

◆感染経路
 飛沫感染と接触感染です。感染力が強く、また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着しているおもちゃやコップなどを触ったり舐めたりすることで、感染します。

 また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず、RSウイルス感染と気付かれない軽症例も多数存在することから、家族間の感染や乳幼児の集団生活施設等での流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。

◆予防法
 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳児に感染させないように気をつけましょう。

◆症状
 主な症状は感染してから2~8日後に発症。発熱や鼻水などの症状が数日続きます。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

◆速やかにかかりつけ医へ行く症状
 ・息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる
 ・咳で何回も夜中に起きる
 ・咳込んで嘔吐してしまう
 ・熱が下がっても症状が改善されない

◆生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状
 粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。

 そして更に、ミルクやおっぱいを飲む時に、口もふさがってしまうと呼吸がしにくい状態となります。
 保護者の方は、乳児がおっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

◆特に生後1か月の新生児のお世話は
 生後1か月未満の新生児は、特別な症状が現れることがあります。これは息を止めてしまう無呼吸という症状です。ひどい場合には突然死につながる可能性があるため、注意が必要です。

◆治療方法
 RSウイルス感染症には特効薬はありません。治療は症状を和らげる対症療法になります。監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則

◆いざという時のために、知っておきたい情報

▼お住まいのエリアの医療情報 感染症・予防接種ナビ
http://kansensho.jp/loc/location.html?page=hospitals.html

▼【経験談】RSウイルス感染症 子育て応援団
http://www.kosodateouendan.jp/loc/location.html?page=exp%2Finfect.html%3Fid%3D4
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( 2018/09/22 17:11 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年9月12日現在」全文 

国立感染症研究所 感染症疫学センターは、2018年9月19日「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年9月12日現在」を公開しました。その全文を掲載します。

【首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年9月12日現在】
 国立感染症研究所 感染症疫学センター

 2018年第1~36週の風疹患者累積報告数は496人となり、第35週までの累積報告数362人から134人増加した。2018年は第35週時点で2008~2011年及び2014~2017年の年間累積報告数を超え、2008年の全数届出開始以降では、2013年、2012年に次いで3番目に多い報告数となった。過去には2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認されている。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要がある。

 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~7人の範囲で報告されていた。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第32週(8月6日~12日)に42人、第34週(8月20日~26日)に98人と増加し、第36週(9月3日~9月9日)は127人が報告された。地域別には東京都(146人)及び千葉県(122人)からの報告が多く、神奈川県、埼玉県からの報告が増加してそれぞれ54人、34人となった。第36週は愛知県(11人)、長野県(5人)、茨城県、静岡県(各4人)、京都府、大阪府、広島県(各2人)からも複数報告された。人口100万人あたりの患者報告数は全国で3.9人であり、千葉県が19.6人で最も多く、次いで東京都の10.8人、神奈川県の5.9人、広島県の5.3人が続いた。首都圏で急増していた風疹は、全地方(北海道、東北、中部、近畿、中国、四国、九州)に感染が拡大しつつあり、2018年にまだ1人も患者が報告されていないのは、青森県、岩手県、石川県、滋賀県、岡山県、愛媛県、高知県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県、沖縄県の13県となった。

 2008年の全数届出以降の風疹の患者報告数を以下に示す。2018年第36週1週間の報告数(127人)は、2012年のピーク週(第30週)の報告数(132人)に近づきつつある

 報告患者の94%(468人)が成人で、男性が女性の4.2倍多い(男性401人、女性95人)。特に30~40代の男性に多く(男性全体の64%)、女性は20~30代に多い(女性全体の58%)。予防接種歴は無し(121人:24%)、あるいは不明(332人:67%)が91%を占める。

 風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測調査の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代前半(同:76%)で抗体保有率が特に低い。2018年の風疹患者報告の中心もこの年齢層の成人男性であることから、この集団に対する対策が必要である。

 日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月~36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上~16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。

<本文に添付されていた図表は、出典先のpdfをご覧ください>
▼出典 国立感染症研究所 感染症疫学センター「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年9月12日現在」 2018年9月19日掲載
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/180912/rubella180912.pdf
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【医師が監修】絆創膏によるかぶれの原因と予防法  

絆創膏でかぶれるのはなぜ?

絆創膏を使っていると、肌がかぶれて、かゆくなることがあります。かぶれは、正式には「接触性皮膚炎」といい、強い刺激や毒性のあるものに触れることで起こる「一時的刺激性接触皮膚炎」と、アレルギー反応によって起こる「アレルギー性接触皮膚炎」があります。

絆創膏は、傷を治すための衛生材料なので、毒性物質が含まれていることは基本的にありません。また、使用される粘着剤なども、皮膚を刺激しないように、研究が重ねられているので、アレルギー反応を起こすことも、ほとんどないようです。では、なぜ絆創膏で、かぶれることがあるのでしょうか?今回は、その原因と予防法をご紹介していきます。

絆創膏かぶれの原因

絆創膏でかぶれが起きる原因は、細菌の繁殖によるものだと言われています。透湿性や通気性の悪い絆創膏を使っていると、汗をかいたりしたときに蒸れることがあります。すると、そこに細菌が繁殖し、その代謝物によって皮膚が刺激され、かぶれてしまうのです。また、絆創膏を剥がすときに生じる物理的な刺激も、かぶれの原因になるといわれています。

絆創膏かぶれの予防法

細菌の刺激によって起こる絆創膏かぶれを予防するには、細菌が繁殖しないようにすることが大切です。そのためには、まず肌を清潔にすること。絆創膏を貼る前に、患部はもちろん、絆創膏が接着する部分の皮膚も、石鹸で洗ったり、消毒したりするようにしましょう。そして、汗をかいたり、水で濡れたりしたときは、すぐに絆創膏を剥がし、肌の水分を拭き取って清潔にしてから、新しい絆創膏を貼り直しましょう。また、蒸れにくい「ウレタン不織布」や「ウレタンフィルム」などの素材が使われているものを使うのもオススメです。

絆創膏を剥がすときの物理的な刺激によるかぶれを予防するためには、絆創膏を貼るときに、絆創膏を引っ張って伸ばさず、自然な長さのままで貼るようにしましょう。伸ばして貼ると、肌に負担をかけ、かぶれの原因になります。また、剥がすときは、絆創膏が接着している方の皮膚を指で軽く押さえ、皮膚が引っ張られないように注意しながら、ゆっくりと剥がしましょう。

ぴったりと貼りついて剥がしにくい場合は、蒸しタオルなどで少し蒸らすと、剥がしやすくなります。また、剥がしたあとの肌は、お湯などでやさしく洗い、ベビーパウダーをつけておくと、かぶれにくくなります。
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【感染症アラート・本格的な流行】ヘルパンギーナ、伝染性紅斑(りんご病) 


感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。
 今回は、2018年8月27日~2018年9月2日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。
 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   宮城県 ヘルパンギーナ
   山形県 ヘルパンギーナ
   福島県 ヘルパンギーナ
   
 ◇関東
   東京都 伝染性紅斑(りんご病)
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   富山県 ヘルパンギーナ
   長野県 ヘルパンギーナ
   
 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   ありません

 ◇九州・沖縄
   ありません
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( 2018/09/17 13:10 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】RSウイルス感染症の患者報告数急増 流行本格化へ 

2018/8/27~9/2(第35週)のRSウイルス感染症の定点あたりの患者報告数は、前週と比較して急増しました。

 乳幼児の育児に係わる方は、警戒が必要です。

 年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。特に乳幼児の育児に関わる方は、休日や夜間の診療や問い合わせ先などを前もって把握しておきましょう。

 RSウイルス感染症に感染すると、1%から3%が重症化すると言われています。生後1か月未満の赤ちゃんには無呼吸の症状が現れ、ひどい場合には、突然死につながる可能性があると言われていて、注意が必要です。咳等の呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児、1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がります。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/8/20~8/26(第34週)は定点把握疾患、報告数が4,191件(1.34)
 2018/8/27~9/2(第35週)は定点把握疾患、報告数が6,609件(2.11)

 ※前週と比較して大幅に増加

◆地域別情報
 2018/8/27~9/2(第35週)の速報データによる患者数が多い都道府県ランキング
 ・宮崎県
 ・愛媛県
 ・佐賀県
 ・鹿児島県
 ・香川県

◆症状
 主な症状は感染してから2~8日後に発症。発熱や鼻水などの症状が数日続きます。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

◆速やかにかかりつけ医へ行く症状
 ・息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる
 ・咳で何回も夜中に起きる
 ・咳込んで嘔吐してしまう
 ・熱が下がっても症状が改善されない

◆生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状
 粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。

 そして更に、ミルクやおっぱいを飲む時に、口もふさがってしまうと呼吸がしにくい状態となります。

 保護者の方は、乳児がおっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

◆特に生後1か月の新生児のお世話は
 生後1か月未満の新生児は、特別な症状が現れることがあります。これは息を止めてしまう無呼吸という症状です。ひどい場合には突然死につながる可能性があるため、注意が必要です。

◆治療方法
 RSウイルス感染症には特効薬はありません。治療は症状を和らげる対症療法になります。

◆感染経路
 飛沫感染と接触感染です。感染力が強く、また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着しているおもちゃやコップなどを触ったり舐めたりすることで、感染します。

 また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず、RSウイルス感染と気付かれない軽症例も多数存在することから、家族間の感染や乳幼児の集団生活施設等での流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。

◆予防法
 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳児に感染させないように気をつけましょう。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則

◆いざという時のために、知っておきたい情報

▼お住まいのエリアの医療情報 感染症・予防接種ナビ
http://kansensho.jp/loc/location.html?page=hospitals.html

▼【経験談】RSウイルス感染症 子育て応援団
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( 2018/09/15 12:25 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

低価格の秘密は違法な施術!?タトゥー除去治療の実態  

違法なタトゥー(刺青・入墨)の除去治療や脱毛などを行ったとして、大阪市の某クリニックの院長とその妻が逮捕されました。報道によると、被害者のうち、レーザーを使った両腕のタトゥー除去の施術を約4万円の費用で受けた女性は、患部がケロイド状になるやけどを負ったということです。

なぜこのようなことが発生するのでしょうか。また、どうすれば、このような被害に遭わずに済むのでしょうか。今回は、タトゥー除去治療の実態と、失敗せずに治療を受けるための注意点について、六本木境クリニック院長、境隆博先生にお話を伺います。境先生は、年間のべ300症例を超えるタトゥー除去の治療を行っており、タトゥー除去治療について深い知識と豊富なご経験をお持ちです。

なぜ違法な治療を行うクリニックが存在するのか

Q:上述の通り、違法なレーザーによるタトゥー除去治療を行っていたクリニックの院長と、実際に施術を行っていた妻(准看護師)が逮捕されました。なぜこのようことが起こるのでしょうか。境先生:美容医療を行うクリニックや医師の数が増え、過当競争・価格競争になっていることが背景にあります。値段を下げるには、数多くの患者さんの診療や施術を行わなければなりません。

しかし、全ての施術を医師がしていたら、時間には限りがあるので、当然一定以上の治療は行えず、値段を下げたり、より利益を出すことはできません。そのため、今回逮捕されたクリニックのように、看護師などに施術をさせるところもあるようです。また、レーザーを使った施術は、サロンなどでも行われていることから、患者さんも医師ではない人が施術をしても受け入れてしまいがちです。これがメスで切るような治療であれば、看護師など医師免許を持っていない人が行うと聞けば、患者さんも黙ってはいないでしょう。

レーザー治療でも気軽に受けてはいけない

Q:確かに、レーザーを使った施術に対して、「医師でなくても大丈夫なのでは」という認識を持っている人は多いように思います。しかし、やはり危険なのでしょうか。境先生:どのようなレーザー系の治療でも、やけどを起こす可能性はあり、完全に医療行為です。特に、皮膚内部の色素にレーザーを反応させるタトゥー除去治療では、程度の差はあれ、100%やけどを生じます。

違法な施術の被害者となった患者さんは、逮捕された看護師のレーザー照射により、腕にケロイド状のやけどができたようですが、レーザー治療といえども、医師免許を持たない人がやるのは明らかに間違いです。法律の解釈うんぬんと言った問題ではありません。ご理解いただきたいのが、レーザー治療に限らず、医療行為とは、何かしらの危険を伴うものです。失敗すれば重大な後遺症を引き起こし、下手をすれば一生苦しむ可能性もあります。

※タトゥーのレーザー治療について詳しくは、『タトゥーのレーザー治療の効果・痛み・後遺症 (http://www.skincare-univ.com/article/010075/)』をご覧ください。

医師であれば安心なのか

Q:これまで、タトゥーの除去治療について、レーザー (/article/010075/)に限らず、切除手術 (/article/010088/)や皮膚移植(植皮) (/article/010202/)、削皮(アブレーション) (http://www.skincare-univ.com/article/010218/)についてお話をお伺いしましたが、医師免許を持った医師が治療を行った場合においても、トラブルは少なくないようです。それは何故なのでしょうか。境先生:医師でもない素人が医療行為を行うのは論外ですが、医師だからと言って、その分野の経験が浅ければ、長い経験のある専門医と同様の治療を行うことは当然できません。

1つの分野でさえ、一人前の医師になるには、それなりの期間が必要です。私も研修医の頃、上司に付いているだけで何も分からない時代もありました。私は元々、形成外科、特に熱傷(やけど、やけど跡)が専門ですが、命が危ぶまれる患者さんも少なくない非常に厳しい医療現場で上司と一緒に様々な症例を診療しました。更に、そのような現場でキャリアを積み、責任者となって…と、合計10年以上の経験を積みました。そして、その時に身に着けた技術や知識を基に美容外科に転身し、美容外科医としてもキャリアを積んで、今に至ります。

医師免許や、医師の専門性というのは、そのくらい重いものです。しかし、前述の通り、現在は美容医療を行う医師が増え、近年では歯科医ですら、ボトックスやヒアルロン酸注入などによる顔のシワ取りの治療に参入する人もいると聞きます。手術などと異なり、レーザーなどの照射系の治療や、ボトックスやヒアルロン酸などの注射系の治療は、経験が浅い医師や、場合によっては看護師などでも比較的容易に行うことができる治療です。医師免許のない人が医療行為を行うのは論外ですが、十分な経験や技術がない分野に安易に手を出す医師も少なくないことが、トラブルが多い大きな原因の1つだと思います。

適切な治療を受けるために

Q:それでは、どうしたら失敗せずに自分に合った適切な治療を受けることができるのでしょうか。境先生:最も重要なことは、例えばタトゥー除去治療であれば「きれいに消せる」「傷跡が残らない」「低価格」など、耳触りの良いものに安易に飛びつかないことです。適切な判断ができるよう、ご自身のアンテナを高くして、よく情報収集してから決めるようにしましょう。

例えば、私のクリニックにタトゥー除去について相談にいらっしゃった患者さんで、「色々なクリニックでカウンセリングを受けましたが、医師の意見が極端に違い、何を信じて良いのか分からなくなりました。」と言っていた方がいました。医師の中には、本当に適した治療は経験や技術不足によって行えないため、自分ができる範囲の治療方法を勧める人もいます。また、逮捕された医師のように利益を重視し、看護師にやらせることができるレーザーを推奨することだってありえるのです。

そのため、「5人の医師のうち、3人がこの施術を勧めたから」のように、多数決で治療方法を決めてはいけません。上述のような医師の意見は、当然ですが除外しなくてはいけません。「誰が真実を言っていて、誰がウソをついているのか」の判断ができないと、不適切な治療を受けてしまうことになりかねません。刺青やタトゥーの除去治療に限って言えば、不適切な治療を受けると、目立つ傷跡や後遺症など、取り返しが付かないことになりがちです。

タトゥー除去をはじめ、美容医療の施術は、「治療をしないと命にかかわる」というものではありません。適切な判断ができない間は、「判断しない(治療を受けない)」という選択をし、十分時間をかけてリサーチしたり、よく考えるようにしましょう。そして、最終的に「治療しない」という選択枝もあるということを、心のどこかに必ず残しておいてください。

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( 2018/09/14 09:35 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】梅毒 感染経路は?どのような検査を行う?どこで受けられる?  

この記事は、厚生労働省ウェブサイト「梅毒に関するQ&A」http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda2.htmlから引用しています。

◆Q3 どのような経路で感染するのですか?

A3 主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触です。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等が原因となります。

◆Q4 梅毒に感染したかどうかについて、どのような検査を行いますか?また検査はどこで受けられますか?

A4 梅毒に感染したかどうかは医師による診察と、血液検査(抗体検査)で判断します。どの医療機関でも検査は可能です。

 第1期の最初の数週間は抗体検査をしても陽性反応が出ないことがあるため、感染してから十分な期間(約3週間)をおいて、検査結果を確認する必要があります。地域によっては保健所で匿名/無料で検査をできるところもあります。検査結果を正確に判断するために、感染の可能性がある時期や感染の予防状況(コンドーム使用等)について、医師に伝えましょう。

 梅毒に感染していたとわかった場合は、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)と一緒に検査を行い、必要に応じて、一緒に治療を行うことが重要です。

出典:「梅毒に関するQ&A」(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda2.html


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( 2018/09/14 09:34 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん まわりで風疹が流行しています。妊娠しているのですがどうしたらよいのでしょうか? 

◆まわりで風疹が流行しています。妊娠しているのですがどうしたらよいのでしょうか?

 人ごみ、とくに子供さんの多い場所はさけましょう。風疹の抗体検査をうけていない方は、早めに検査を受けましょう。風疹の抗体検査で陰性(HI抗体検査で16倍以下など)の妊婦さんは、とくに注意してください。そして、お産がおわったらすみやかに風疹ワクチンの接種を受けましょう。

 発疹(赤いブツブツなど)がでたり、風疹の患者さんと会ったり、風疹の患者さんと接触しやすいご職業の場合には、かならずかかりつけの先生にご相談してください。ただし、発疹がでているあいだは、まわりの方への影響もあります。症状がおさまってから産婦人科を受診しましょう。

◆妊娠初期に風疹にかかったのでは?と疑われました。

 過剰な心配は禁物です。とくに、あなた自身に症状がなく、まわりにも風疹患者さんがいなかった場合には、赤ちゃんへの影響は大変まれなことです。赤ちゃんをすぐにあきらめる必要はありませんので、主治医の先生によく相談して、さらに必要な場合は専門相談窓口のある専門施設(次頁に施設名一覧が記載されています)に問いあわせてもらいましょう。

◆詳しい情報は

国立感染症研究所 感染症疫学センターへ
http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html

◆各地区ブロック相談窓口

風疹罹患の恐れのある妊娠女性に対する2次相談施設

【北海道】
北海道大学附属病院 産科
【東北】
東北公済病院 産科・婦人科
宮城県立こども病院 産科
【関東】
青山会 ミューズレディスクリニック(埼玉県)
帝京大学医学部附属溝口病院 産婦人科
横浜市立大学附属病院 産婦人科
国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター
杏林大学医学部附属病院 産婦人科
国立病院機構横浜医療センター 産婦人科
神奈川県立こども医療センター 産婦人科
【東海】
名古屋市立大学附属病院 産婦人科
【北陸】
石川県立中央病院 産婦人科・総合母子医療センター
【近畿】
国立循環器病研究センター 周産期・婦人科
大阪府立母子保健総合医療センター
【中国】
川崎医科大学附属病院 産婦人科
【四国】
国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター 産科
【九州】
宮崎大学医学部附属病院 産科
九州大学病院 総合周産期母子医療センター

出典:「先天性風疹症候群と風疹」日本では風疹は大人がかかる病気です!海外出張・渡航は風疹にかかるリスクを増やします!!うつらない・うつさない為に「国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)成育疾患克服等総合研究事業『本邦の先天異常発生状況の推移とその影響要因に関する研究』班(研究開発代表者:平原 史樹)」


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( 2018/09/12 11:16 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:8月29日現在」全文 

国立感染症研究所 感染症疫学センターは、2018年9月4日、「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年8月29日現在」を公開しました。その全文を掲載します。

【首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年8月29日現在】
 国立感染症研究所 感染症疫学センター

 2018年第1~34週の風疹患者累積報告数は273人となり、第33週までの累積報告数184人から89人増加した。2014~2017年の同時期における報告数を超え、さらに2015~2017年の年間累積報告数を超えた。過去には2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認されている。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要がある。

 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~6人の範囲で報告されていた。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第31週(7月30日~8月5日)に22人、第32週(8月6日~12日)に42人と急増し、第33週(8月13日~19日)は47人、第34週(8月20日~26日)は84人(このうち66人は20歳以上の男性)と更に増加した。地域別には千葉県(84人)及び東京都(72人)からの報告が多く、神奈川県からの報告が増加して24人となり、埼玉県18人を併せると、今年の累積報告数の73%がこの4都県からの報告であった。第34週は広島県(6人)、兵庫県(3人)、愛知県(2人)からも複数報告された。

 2008年の全数届出以降の風疹の患者報告数を以下に示す。現在の状況は2012~2013年の大規模流行年前の状況に酷似していることから、このまま流行が継続すると、2020年の東京オリンピック・パラリンピックへの影響が懸念される。

 報告患者の94%(257人)が成人で、男性が女性の3.7倍多い(男性215人、女性58人)。特に30~40代の男性に多く(男性全体の66%)、女性は20代に多い(女性全体の41%)。予防接種歴は無し(58人:21%)、あるいは不明(188人:69%)が90%を占める。

 国外での感染が推定される症例は10人(5%)と少なく、首都圏を中心に国内流行が発生し、四国地方を除くすべての地域に感染が拡大し始めている可能性が高いと考えられる。

 風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測事業の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代(同:76~88%)で抗体保有率が低い。今回報告を受けている風疹患者の中心もこの年齢層の成人男性であることから、この集団に対する対策が必要である。

 日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月~36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上~16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。

▼出典 国立感染症研究所 感染症疫学センター「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年8月29日現在」 2018年9月4日掲載
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/180904/rubella180904.pdf


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【感染症ニュース】風しん 女性が風しんの予防接種をうける場合に注意することとは 

◆女性が風疹の予防接種をうける場合に注意することがあると聞きましたが?

 妊娠中は風疹の予防接種を受けることはできません。妊娠可能な年齢の女性は、妊娠していない時期(生理中、またはその直後がより確実)に接種を受けて、その後2ヶ月間は避妊してください。

 風疹ワクチンはたいへん安全で、妊娠中に接種を受けた為に胎児に障害がでたという報告はこれまでにはありませんが、念のための注意が必要です。なお、風疹ワクチン接種後の授乳はさしつかえありません。

 麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種が推奨されています。

◆子供のころに風疹にかかったのですが、予防接種は必要ですか?

 風疹の予防接種を受けたことがないのなら、なるべく早く接種を受けることをおすすめします。たとえこれまでに風疹にかかっていたとしても、予防接種を受けることによって特別な副反応がおこるなど、問題がおこることはありません。むしろ風疹にたいする免疫を強くする効果が期待されます。

◆妊婦の家族ですが、風疹ワクチンの予防接種を受けてもよいでしょうか?

 心配はありません。風疹ワクチンを接種してから3週間のあいだは、のど(咽頭)からワクチンウイルスの排泄が認められることもありますが、まわりの人には感染しません。むしろ、予防接種していない家族が自然に風疹にかかり、妊婦にうつすほうがよほど危険です。最近では子供さんからはもとより、職場、夫、同居成人男女からの風疹感染が多く見られます。

◆風疹予防接種の重大な副反応にはどのようなものがありますか?

 風疹ワクチンは、副反応の少ない非常に安全なワクチンの一つです。しかし、ごくまれにショックや全身のじんましんなどを認めることがあります。

 たとえば、厚生労働省の予防接種後副反応報告書集計報告書によると、血小板減少性紫斑病は140万人の接種で一人程度と報告されています。ただし、自然に風疹にかかって血小板減少性紫斑病となるのは3000人に1人程度ですから、ワクチン接種による副反応の方がはるかにまれです。

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【感染症ニュース】風しん なぜ、風しんの予防接種が重要か 

◆風疹は多く海外から日本に持ち込まれます

 最近の風疹の罹患は海外などでうつって(発症までに2~3週間潜伏期があります)発症し、家族や職場でさらに感染拡大することが多くなっています。職場での流行に注意するとともに、職場(特に男性、海外渡航時)でのワクチン接種が強く勧められています。接種の推進を職場の全員で一丸となって進めましょう。

◆なぜ、風疹の予防接種が重要なのですか?

 風疹の予防接種をおこなう第一の目的は、風疹の流行を予防することです。日本では風疹の予防接種を受ける人が多くないため、各地で散発的な小流行が生じています。風疹にかかったことがなかったり、予防接種でつけた免疫が弱くなってしまった妊婦が、流行にまきこまれてしまうことがあります。

 風疹の予防接種は、脳炎や血小板減少性紫斑病を予防したり、大人の風疹が重症になることも予防します。そして、多くの人が予防接種を受けて風疹の流行がなくなれば、妊婦への危険もなくなります。

◆風疹とはどんな病気ですか?

 春先から初夏にかけて風疹ウイルスにより流行する急性の感染症です。患者さんの飛まつ(唾液のしぶき)などでほかの人にうつります。潜伏期間は2~3週間で、発疹、発熱、リンパ節のはれなどが認められます。感染しても無症状のまま免疫ができる人もいます。一度かかると、多くの人は生涯風疹にかかることはありません。子供ではほとんと軽い病気ですが、2000人から5000人に一人くらいは、脳炎や血小板減少性紫斑病など重症になることもあります。大人では症状が長引いたり、関節痛がひどかったりすることがあります。

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イボの代表的な3つの原因とは?効果的な予防対策でイボ知らず!  

「イボ」とは皮膚から盛り上がっている小さなできものを意味する俗語です。どうしてイボができてしまうのか不思議ですよね。

なかなか治らないものや、目立つ場所にできてしまうと困ってしまいます。気になるイボの様々な原因を紹介します。

要チェック項目

□ウイルスが外傷から侵入し、そこからイボができる
□肥満体質の人は一般の人に比べるとイボができやすい
□イボに麦茶が効く

イボの原因1:ウイルス

ウイルスが原因でできるイボ。「ウイルスが感染してできるイボ」で、専門用語でウイルス性疣贅(ゆうぜい)と呼ばれるものです。

ウイルスが外傷から侵入し、そこからイボができる。外傷を受けやすい肌の露出した部分にできやすいようです。皮膚の一番底の部分までウイルスが侵入することによって発症します。

ウイルスに感染した細胞は、過剰に細胞分裂を繰り返し、他の細胞を押しのけ表皮の部分まで細胞分裂を繰り返すので、イボとして現れてしまいます。

このウイルス名は「ヒトパピローマ」と言います。その種類は驚愕の100種類以上。見た目の違う多くの種類があり、原因になるイボのウイルスに少しずつ違いがあることでイボのできる大きさや場所も違ってきます。

傷を負った手で他人のイボを触ると稀に移ってしまう事があるので注意が必要です。その他には水イボというポックスウイルスに感染して発症するイボもあります。

ウイルス性のイボの種類

増殖型のイボ

ヒトパピローマウイルス2型・27型・57型の感染で生じます。放っておいても増殖するのですが、気になって引っ掻いたり、いじることでも増殖します。

まずはいじらないことを心がけましょう。気になる場合は自分で治療しようと考えずにまず皮膚科を訪れることを推奨いたします。

水イボ

水イボとは、伝染性軟属腫ウイルスから皮膚に感染することでできてしまうイボです。ポックスウイルスに感染することで発症します。

子供に多く発生しやすく、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の患者に多く見られます。イボの部分がツルツルとした光沢があり、頂点の部分がやや陥没しています。

また、かゆみは軽いのですが、掻いてしまうことで悪化や増殖をしてしまうことがあります。伝染性軟属腫の場合には、自然治療でも治癒するまで半年~1年程かかるので、治療をすることをお勧めします。

爪周囲疣贅(ゆうぜい)イボ

ヒトパピローマウイルスによる爪周囲に生じることを言います。見た目はカリフラワー状で、爪の甘皮がなくなります。爪を噛む方に多く見られるイボです。

糸状イボ

細長くて小さい突起で、まぶた、顔面、首、唇などにできます。

扁平イボ

子供や若い成人によくできるイボ。集団で生じやすいのが特徴です。表面はなめらかで、黄色がかった茶色やピンク色をしてますが中には周囲の皮膚と同じ色の場合もあります。

顔面や手の甲によくできます。男性ではひげの生える部位、女性では脚にもよくみられ、ひげや脚の毛をそることで広がる場合があります。

イボの原因2:肥満

肥満体質の人は一般の人に比べるとイボができやすい傾向にあります。皮膚のたるみによる摩擦で皮膚に負担がかかりイボができてしまうケースがあります。

また、脇なども湿度が高くなるのでイボができやすくなっています。老廃物を上手く排出できないなど、肥満はイボができやすい原因の一つとして考えられます。

イボの原因3:紫外線

首元にポツポツと小さいイボができます。20代30代の方でも発生する老人性のイボ。紫外線を浴びると通常メラニン色素が分泌されますが、ターンオーバーによって体外に排出されます。

多量の紫外線を浴びることによって新陳代謝や輩出が悪くなりシミになります。これが膨らんでアクロコルドンというイボになってしまいます。アクロコルドンは小さいのであまり気にされない方がほとんどのようです。

イボに麦茶が効くって本当?

おばあちゃんの知恵で麦茶を飲み続けると「イボ」が消えるという話があります。

飲み続ける間に自然に治ってしまったのでは? と疑問に思う方もいるかと思いますが、治療法の中に薏苡仁(ヨクイニン)という漢方薬(ハトムギのエキス)の服用があります。

ヨクイニンは肌にいい成分がたくさん入っています。即効性はないので毎日取り続けることで効果があります。皮膚の表面に余った水分や老廃物を取り除いてくれる効果があります。

また、新陳代謝をよくする効果・美肌効果もあり、体の中からのイボ治療が期待できます。ウイルス性のイボに効果が期待できます。おばあちゃんの、イボには麦茶が効くというのは本当だったのです。

イボは自然に治ることもある

自然に治ることがある疾患とされる「イボ」ですが、自然治癒せず長期間に渡る場合も数多くあり、様々な治療法があります。

ですが、現在のところ根治的な飲み薬や塗り薬は示されていません。様々なイボがありましたが中には悪性の物もあるのでイボを見つけ、気になるようでしたら病院を受診されることをおすすめします。


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( 2018/09/09 08:04 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】伝染性紅斑(りんご病)、ヘルパンギーナ 

 感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。
 今回は、2018年8月20日~2018年8月26日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。
 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   宮城県 ヘルパンギーナ
   山形県 ヘルパンギーナ
   
 ◇関東
   東京都 伝染性紅斑(りんご病)
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   ありません

 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   ありません

 ◇九州・沖縄
   ありません

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( 2018/09/07 15:08 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん 予防接種を受けて先天性風しん症候群の脅威から赤ちゃんを護りましょう 

◆予防接種を受けて先天性風疹症候群の脅威から赤ちゃんをまもりましょう

 男性こそが予防接種を受けてください!特に30代~50代の男性が感染源になっている場合が多く、海外などで感染すると家族の中はもとより、職場で同僚の妊婦さんにうつし、生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群をもつ可能性が生じます。社会全体でこれから生まれてくる新しい命のために、男女を問わず風疹の予防接種(MRワクチン)を受けてください。

◆先天性風疹症候群とはどんな病気ですか?

 妊娠初期に風疹にかかると、難聴、心疾患、白内障、あるいは精神や身体の発達のおくれなど、障害をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。これらの障害を先天性風疹症候群といいます。

 先天性風疹症候群がおこるかどうかは、妊娠のどの時期に風疹にかかったかによります。風疹にかかった妊婦すべてに起こるわけではなく、また、先天性風疹症候群の赤ちゃんが上記すべての障害をもつとはかぎりません。

出典:「先天性風疹症候群と風疹」日本では風疹は大人がかかる病気です!海外出張・渡航は風疹にかかるリスクを増やします!!うつらない・うつさない為に「国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)成育疾患克服等総合研究事業『本邦の先天異常発生状況の推移とその影響要因に関する研究』班(研究開発代表者:平原 史樹)」

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( 2018/09/07 14:48 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症予報】9月に注意してほしい感染症/No1・RSウイルス感染症/No2・腸管出血性大腸菌感染症/要注意・風しん、先天性風しん症候群/要注意・梅毒 

9月に注意してほしい感染症

【No1】RSウイルス感染症…昨年と同様、8月にRSウイルス感染症の本格的流行が始まりました。9月には、さらに患者報告数の増加が危惧されます。特に乳幼児の育児に関わる方は、注意が必要です。

【No2】腸管出血性大腸菌感染症…例年、8月~9月にかけて患者発生数のピークとなっています。9月も、患者発生数の多い状態が予想されます。焼肉などでは、生肉を扱った箸やトングなどは生食用のものと必ず使い分けましょう。

【要注意】風しん、先天風しん症候群…国立感染症研究所によると、風しんの患者報告数は、8月19日(第33週)までに184人となり2015~2017年の同時期における報告数を超え、さらに2016及び2017年の年間累積報告数を超えました。8月28日、国立感染症研究所 感染症疫学センターは、「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年8月22日現在」を公開し、風しん及び先天性風しん症候群に対する注意を呼びかけています。妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、胎児にも風しんウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります。妊婦やその家族は特に注意が必要です。

【要注意】梅毒…2010年~2017年までの7年間で患者報告数が9倍に増加しています。2017年は、2000年以降最多の患者報告数となりました。2018年は、8/19(第33週)までに4,221人(暫定値)となっており、このままでは、昨年の患者数5,770人を大幅に上回る可能性があります。特に注意しなければならないのは若年層です。特に20代の女性の患者数の急増がみられており、このままでは、先天梅毒(※)の増加が危惧されます。※先天梅毒:妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。

 感染症ごとに、更に詳しくみていきましょう。

◆RSウイルス感染症
 昨年と同様、8月にRSウイルス感染症の本格的流行が始まりました。9月には、さらに患者報告数の増加が危惧されます。特に乳幼児の育児に関わる方は、注意が必要です。RSウイルス感染症は、病原体であるRSウイルスが伝播することによっておこる呼吸器感染症です。潜伏期間は2~8日、一般的には4~6日で発症します。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

 生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状として、粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。そして更に、ミルクやおっぱいを飲む時に口もふさがってしまうと呼吸がしにくい状態となります。保護者の方は、乳児がおっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳幼児に感染させないように気をつけましょう。

◆腸管出血性大腸菌感染症
 例年、8月~9月にかけて患者発生数のピークとなっています。9月も、患者発生数の多い状態が予想されます。焼肉などでは、生肉を扱った箸やトングなどは生食用のものと必ず使い分けましょう。

 腸管出血性大腸菌感染症は、感染後3~5日間の潜伏期間を経て、激しい腹痛を伴う頻回の水様性の下痢が起こり、その後で血便となります(出血性大腸炎)。発熱は軽度です。血便は、初期段階では、少量の血液の混入で始まりますが、次第に血液の量が増加し、典型例では血液そのもののような状態となります。発病者の6~9%では、下痢などの最初の症状が出てから5~13日後に溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重篤な合併症をきたすことが知られています。HUSを合併した場合の致死率は3~5%といわれています。

<感染経路と対策1>主な感染経路は、腸管出血性大腸菌によって汚染された食材や水分を経口摂取することによる経口感染です。例年、腸管出血性大腸菌の感染者の報告数は、0~4歳児が最多です。5~9歳がこれに次いで多い状況です。感染後の発症率も9歳以下は80%前後と高くなっています。牛の生肉や生レバーなどの内臓は、腸管出血性大腸菌の感染の可能性があるので食べるべきではありませんが、特に保育所に通っている年齢群の乳幼児では厳禁です。高齢者や乳幼児と日常的に接触する職業や立場の人(家庭も含めて)、あるいは免疫力の低下した人と接触する職業・立場の人は厳に慎むべきです。

<感染経路と対策2>腸管出血性大腸菌は75℃で1分間加熱で死滅するので、乳幼児への食事はしっかりと加熱したものを供することが基本です。また焼肉などでは、生肉を扱った箸やトングなどは生食用のものと必ず使い分けましょう。過去の事例として野菜類(生野菜はもとより浅漬けなど)やそれ以外の加工食品(最近ではお団子の食中毒)での集団発生がありました。

◆風しん、先天性風しん症候群
 国立感染症研究所によると、風しんの患者報告数は、8月19日(第33週)までに184人となり2015~2017年の同時期における報告数を超え、さらに2016及び2017年の年間累積報告数を超えました。8月28日、国立感染症研究所 感染症疫学センターは、「首都圏における風しん急増に関する緊急情報:2018年8月22日現在」を公開し、風しん及び先天性風しん症候群に対する注意を呼びかけています。妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、胎児にも風しんウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります。妊婦やその家族は特に注意が必要です。

 過去には2012年に2,386人、2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風しん症候群が45人確認されています。

 妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、胎児にも風しんウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります。妊娠中は風しん含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風しん含有ワクチンを受けておくこと及び妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要です。また、30~50代の男性で風しんに罹ったことがなく、風しん含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められます。風しんはワクチンで予防可能な感染症です。

 先天性風しん症候群の発生を防ぐためには妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要があります。また、風しんの感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要があります。

◆梅毒
 2010年~2017年までの7年間で患者報告数が9倍に増加しています。2017年は、2000年以降最多の患者報告数となりました。2018年は、8/19(第33週)までに4,221人(暫定値)となっており、このままでは、昨年の患者数5,770人を大幅に上回る可能性があります。特に注意しなければならないのは若年層です。特に20代の女性の患者数の急増がみられており、このままでは、先天梅毒(※)の増加が危惧されます。※先天梅毒:妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。

 梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、病名は症状にみられる赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることに由来します。感染すると全身に様々な症状が出ます。

 早期の薬物治療で完治が可能です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。時に無症状になりながら進行するため、治ったことを確認しないで途中で治療をやめてしまわないようにすることが重要です。また完治しても、感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
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( 2018/09/03 11:24 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年8月22日現在」全文 

国立感染症研究所 感染症疫学センターは、2018年8月28日、「首都圏における風疹急増に関する緊急情報(2018年8月22日現在)」を公開しました。その全文を掲載します。

【首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年8月22日現在】
 国立感染症研究所 感染症疫学センター

 2018年第1~33週の風疹患者累積報告数は184人となり、2015~2017年の同時期における報告数を超え、さらに2016及び2017年の年間累積報告数を超えた。過去には2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認されている。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28(日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要がある。

 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~7人の範囲で報告されていた。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第31週(7月30日~8月5日)に22人、第32週(8月6日~12日)に40人と急増し、第33週(8月13日~19日)は43人と更に増加した。地域別には千葉県(62人)及び東京都(47人)からの報告が多く、埼玉県11人、神奈川県9人を併せると、全体の70%がこの4都県からの報告であった。

 報告患者の93%(172人)が成人で、男性が女性の約3.5倍多い(男性143人、女性41人)。特に30~40代の男性に多く(64%)、女性は20代に多い(47%)。予防接種歴は無し(31人:17%)、あるいは不明(127人:69%)が大半を占める。

 国外での感染が推定される症例は10人(5%)と少なく、既に、首都圏を中心に国内流行が発生し始めている可能性が高いと考えられる。

 風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測事業の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代(同:76~88%)で抗体保有率が低い。今回報告を受けている風疹患者の中心も成人男性であることから、この集団に対する対策が必要である。

 日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月?36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上?16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。


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( 2018/09/03 11:22 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】ヘルパンギーナ、伝染性紅斑(りんご病) 

感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。今回は、2018年8月13日~2018年8月19日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   山形県 ヘルパンギーナ
   福島県 ヘルパンギーナ
   
 ◇関東
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   長野県 ヘルパンギーナ
   
 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   ありません

 ◇九州・沖縄
   ありません


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( 2018/09/01 13:10 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】腸管出血性大腸菌感染症 今年最多の報告数を更新 生肉の扱いに要注意 

 患者報告数は増加傾向が続いています。2018/8/6~8/12(第32週)は、今年最多の報告数となりました。9月まで患者報告数が多い状態が続く可能性が高く、注意が必要です。屋内外での焼肉時に気をつけたいのは、生肉が媒介する感染症です。0157、0111などの腸管出血性大腸菌は、牛肉などが食中毒の原因になっています。重症化すると命にかかわる場合があり、注意が必要です。

 腸管出血性大腸菌感染症の主な感染経路は、腸管出血性大腸菌によって汚染された食材(加熱が不十分な肉など)や水分を経口摂取することによる経口感染です。 例年、腸管出血性大腸菌の感染者の報告数は、0~4歳児が最多です。5~9歳がこれに次いで多い状況です。特に重症化すると命にかかわる場合があるので、注意が必要です。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/7/30~8/5(第31週)は、全数把握疾患、報告数が163件
 2018/8/6~8/12(第32週)は、全数把握疾患、報告数が229件

 ※第32週の報告数は今年最多となっています。

◆症状と合併症
 感染後3~5日間の潜伏期間を経て、激しい腹痛を伴う頻回の水様性の下痢が起こり、その後で血便となります(出血性大腸炎)。発熱は軽度です。血便は、初期段階では、少量の血液の混入で始まりますが、次第に血液の量が増加し、典型例では血液そのもののような状態となります。

 発病者の6~9%では、下痢などの最初の症状が出てから5~13日後に溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重篤な合併症をきたすことが知られています。HUSを合併した場合の致死率は3~5%といわれています。

◆衛生管理
 腸管出血性大腸菌は75℃で1分間過熱で死滅するので、食事はしっかりと過熱したものを供することが基本です。

 また焼肉などでは、生肉を扱った箸やトングなどは生食用のものと必ず使い分けましょう。過去の事例として、野菜類(生野菜はもとより浅漬けなど)やそれ以外の加工食品(最近ではお団子の食中毒)での集団発生がありました。施設に提供され、そのまま加熱処理等が行われないままに供される食材の衛生管理は、納入業者と連携してしっかりと行われなければなりません。

 牛の生肉や生レバーなどの内臓は、腸管出血性大腸菌の感染の可能性があるので食べるべきではありませんが、特に保育所に通っている年齢群の乳幼児では厳禁です。高齢者や乳幼児と日常的に接触する職業や立場の人(家庭も含めて)、あるいは免疫力の低下した人と接触する職業・立場の人は厳に慎むべきです。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏


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( 2018/08/29 00:40 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん 感染研が首都圏における風しん急増に関する緊急情報を公開 妊娠20週頃までの女性やその家族は特に注意 

8月21日、緊急情報として国立感染症研究所 感染症疫学センターは、「首都圏における風しん急増に関する緊急情報:2018年8月15日現在」を公開し、風しん及び先天性風しん症候群に対する注意を呼びかけています。これまで、「風しん」の患者報告数が関東地方を中心に大幅に増加していることがわかり、厚生労働省は8月14日、各都道府県をはじめとする自治体へ向け注意喚起を出しました。

 更に、日本産婦人科医会及び、"風しん"ゼロプロジェクトは、8月17日、風しん流行の兆しあり!!として、風しん流行の兆しが首都圏中心にみられているとの警告が厚生労働省より発出されたことを受けて、2013年の大流行の前兆に類似した状況になっていることから、緊急に警告を発していました。

◆患者発生動向
 2018年風しんの患者報告数は、2018/8/6~8/12(第32週)までに139人。2015~2017年の同時期における報告数を超え、さらに2016年及び2017年の年間累積報告数を超えました。

 過去には2012年に2,386人、2013年に14、344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風しん症候群が45人確認されています。

 IDWRの速報データによると
 2018/7/23~7/29(第30週)は報告数が19人。
 2018/7/30~8/5(第31週)は報告数が22人。
 2018/8/6~8/12(第32週)は報告数が39人。

 ※前週(第31週累積患者報告数)と比較して、第32週の累積患者報告数は43人の増加となっています。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風しん症候群の発生をなくすとともに、2020年度(平成32年度)までに風しんの排除を達成すること」を目標としています。

◆先天性風しん症候群とは
 妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、胎児にも風しんウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります。妊娠中は風しん含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風しん含有ワクチンを受けておくこと及び妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要です。また、30~50代の男性で風しんに罹ったことがなく、風しん含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められます。風しんはワクチンで予防可能な感染症です。

◆先天性風しん症候群の発生を防ぐためには
 妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要があります。また、風しんの感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要があります。

◆患者報告数 年別
 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~6人の範囲で報告されていました。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第31週(7月30日~8月5日)に22人と増加し、第32週(8月6日~12日)には39人と急増しました。

◆患者報告数 地域別情報
 千葉県及び東京都からの報告が多く、第32週(8月12日)までの累積報告数はそれぞれ41人及び39人と、全体の58%がこの2都県からの報告でした。その他の道府県からは10人未満の報告数でした。

◆患者報告数 都道府県別多い順
 2018/8/15時点の速報データによる都道府県別累積患者報告数
 ・千葉県(41人)
 ・東京都(39人)
 ・埼玉県(9人)
 ・福岡道(7人)
 ・北海道(6人)
 ・神奈川県(5人)、愛知県(5人)
 ・兵庫県(4人)、広島県(4人)

◆患者報告数 年齢別
 報告患者の91%(127人)が成人で、男性が女性の約3倍多く報告されています (男性107人、女性32人)。特に30~40代の男性に多く(63%)、女性は20代に多い(41%)です。予防接種歴は無し(21人:15%)、あるいは不明(97人:70%)が大半を占めます。

 国外での感染が推定される症例は10人(7%)と少なく、既に、首都圏を中心に国内流行が発生し始めている可能性が高いと考えられます。

◆風しん患者の傾向
 風しんは、ワクチンによって予防可能な疾患です。今回報告を受けている風しん患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風しんウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団です。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測事業の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代(同:76~88%)で抗体保有率が低くなっています。今回報告を受けている風しん患者の中心も成人男性であることから、この集団に対する対策が必要です。

◆日本における風しん含有ワクチン定期接種制度
 1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象でした。1989年4月~1993年4月までは、麻しんワクチンの定期接種の際に、麻しんおたふくかぜ風しん混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになりました。当時の定期接種対象年齢は、生後12か月以上72か月未満の男女でした。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月~36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上~16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされました。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になりましたが、接種率上昇には繋がりませんでした。2006年度から麻しん風しん混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われました。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風しん患者の中心は小児から成人へと変化しています。

◆妊娠初期(20週頃まで)の女性が風しんウイルスに感染した後、出生児が先天性風しん症候群になる確率
 妊娠初期の女性が風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんが「先天性風しん症候群」になる確率は、妊娠1か月で50%以上です。赤ちゃんが生まれながら持つ病気「先天性風しん症候群」。この病気から未来の赤ちゃんを守るために、妊娠を望む女性はもちろん、みんなでその症状や原因を理解し、風しんを予防していくことが大切です。

 厚生労働省からの注意喚起にも「特に妊婦を守る観点から、診療に関わる医療関係者、これまで風しんにかかっていない者、風しんの予防接種を受けていない者及び妊娠を希望する女性等への注意喚起等、風しんに対する一層の対策の実施をお願いします」とあり、特に、患者報告数の多い30代から50代の男性は、風しんにかかったことがあることが検査で確認されている、風しんの予防接種を受けたことが1歳以上で2回ある又は風しんに対する抗体が陽性であると確認ができている者を除いた者に対して、任意で風しんの予防接種(原則、麻しん風しん混合(MR)ワクチンが奨められています)を受けることについて検討を呼び掛けています。

◆風しんの症状
 風しんは、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症です。症状が現れない不顕性感染から、重篤な合併症(脳炎や血小板減少性紫斑病)併発まで幅広く、臨床症状のみで風しんと診断することは困難な疾患です。男女ともにワクチンを受けて、まず風しんの流行を抑制し、女性は感染予防に必要な免疫を妊娠前に獲得しておくことが重要です。そのためには1歳以上で2回の予防接種を受けておくことが求められています。

▼風しんについて詳しく見る
http://kansensho.jp/loc/location.html?page=if_intermediate.html%3Fid%3D30

▼風しんの抗体検査について(一問一答)|感染症・予防接種ナビ
http://kansensho.jp/loc/article.html?id=AT14111404

▼MR(麻しん・風しんワクチン)|感染症・予防接種ナビ
http://kansensho.jp/loc/article.html?id=VC00000011

引用:
・厚生労働省HP「風しんの届出数の増加に伴う注意喚起について(8月14日)」
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/180814_1.pdf

・IDWR2014年第12号 先天性風しん症候群-2012年~2014年第12週現在-
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-idwrc.html

・IASR2018年3月号(金井瑞恵、他)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/allarticles/surveillance/2428-iasr/related-articles/related-articles-457/7906-457r02.html

・日本産婦人科医会HP「風しん流行の兆しあり!!」
http://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2018/08/201808rubella-1.pdf

・国立感染症研究所感染症疫学センターHP「首都圏における風疹急増に関する緊急情報(2018年8月15日現在)」(掲載日:2018年8月21日)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-top/2145-rubella-related/8266-rubella180821.html

取材協力:国立感染症研究所感染症疫学センター第三室室長 多屋馨子
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( 2018/08/27 22:56 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】RSウイルス感染症 引き続き、乳幼児の感染に警戒を 

 RSウイルス感染症 2018/7/30~8/5(第31週)は急激に増加を示していましたが、8/6~8/12(第32週)は、前週よりも微減しました。しかし、お盆過ぎからは、患者報告数が更に増加すると予想されます。RSウイルス感染症の本格的な流行に既に入っている可能性が高く、引き続き警戒が必要です。

 年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず、流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。特に乳幼児の育児に関わる方は、休日や夜間の診療や問い合わせ先などを前もって把握しておきましょう。

 RSウイルス感染症に感染すると、1%から3%が重症化すると言われています。生後1か月未満の赤ちゃんには無呼吸の症状が現れ、ひどい場合には、突然死につながる可能性があると言われていて、注意が必要です。咳等の呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児、1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がります。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/7/23~7/29(第30週)は定点把握疾患、報告数が3057件(0.97)
 2018/7/30~8/5(第31週)は定点把握疾患、報告数が4180件(1.33)
 2018/8/6~8/12(第32週)は定点把握疾患、報告数が4090件(1.37)

 ※前々週と比較して、急増していますが、前週と比較して微減

◆地域別情報
 2018/8/6~8/12(第32週)の速報データによる患者数が多い都道府県ランキング
 ・宮崎県
 ・和歌山県
 ・鹿児島県
 ・佐賀県
 ・徳島県

◆症状
 主な症状は感染してから2~8日後に発症。発熱や鼻水などの症状が数日続きます。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

◆速やかにかかりつけ医へ行く症状
 ・息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる
 ・咳で何回も夜中に起きる
 ・咳込んで嘔吐してしまう
 ・熱が下がっても症状が改善されない

◆生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状
 粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。

 そして更に、ミルクやおっぱいを飲む時に、口もふさがってしまうと呼吸がしにくい状態となります。

 保護者の方は、乳児がおっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

◆特に生後1か月の新生児のお世話は
 生後1か月未満の新生児は、特別な症状が現れることがあります。これは息を止めてしまう無呼吸という症状です。ひどい場合には突然死につながる可能性があるため、注意が必要です。

◆治療方法
 RSウイルス感染症には特効薬はありません。治療は症状を和らげる対症療法になります。

◆感染経路
 飛沫感染と接触感染です。感染力が強く、また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着しているおもちゃやコップなどを触ったり舐めたりすることで、感染します。

 また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず、RSウイルス感染と気付かれない軽症例も多数存在することから、家族間の感染や乳幼児の集団生活施設等での流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。

◆予防法
 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳児に感染させないように気をつけましょう。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

◆いざという時のために、知っておきたい情報

▼お住まいのエリアの医療情報 感染症・予防接種ナビ
http://kansensho.jp/loc/location.html?page=hospitals.html

▼【経験談】RSウイルス感染症 子育て応援団
http://www.kosodateouendan.jp/loc/location.html?page=exp%2Finfect.html%3Fid%3D4
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( 2018/08/27 22:54 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)
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