あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【感染症ニュース】
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あなたの健康はお金で買えますか・・・?

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カテゴリー  [【感染症ニュース】 ]

【感染症ニュース】RSウイルス感染症の患者報告数の急増が続く 本格的な流行に警戒 

2018/9/3~9/9(第36週)のRSウイルス感染症の定点あたりの患者報告数は全国で7,543件にのぼり、先々週から2週間連続で急増。本格的な流行が続いています。乳幼児の育児に係わる方は、警戒が必要です。

 年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。特に乳幼児の育児に関わる方は、休日や夜間の診療や問い合わせ先などを前もって把握しておきましょう。

 RSウイルス感染症に感染すると、1%から3%が重症化すると言われています。生後1か月未満の赤ちゃんには無呼吸の症状が現れ、ひどい場合には、突然死につながる可能性があると言われていて、注意が必要です。咳等の呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児、1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がります。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/8/20~8/26(第34週)は定点把握疾患、報告数が4,191件(1.34)
 2018/8/27~9/2(第35週)は定点把握疾患、報告数が6,609件(2.11)
 2018/9/3~9/9(第36週)は定点把握疾患、報告数が7,543件(2.39)
 
 ※2週間連続で急増しています。

◆地域別情報
 2018/9/3~9/9(第36週)の速報データによる患者数が多い都道府県ランキング
 ・宮崎県 6.03
 ・佐賀県 5.35
 ・鹿児島県 5.31
 ・愛媛県 5
 ・徳島県 4.48

 (数字は、定点当り報告数)

◆感染経路
 飛沫感染と接触感染です。感染力が強く、また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着しているおもちゃやコップなどを触ったり舐めたりすることで、感染します。

 また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず、RSウイルス感染と気付かれない軽症例も多数存在することから、家族間の感染や乳幼児の集団生活施設等での流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。

◆予防法
 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳児に感染させないように気をつけましょう。

◆症状
 主な症状は感染してから2~8日後に発症。発熱や鼻水などの症状が数日続きます。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

◆速やかにかかりつけ医へ行く症状
 ・息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる
 ・咳で何回も夜中に起きる
 ・咳込んで嘔吐してしまう
 ・熱が下がっても症状が改善されない

◆生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状
 粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。

 そして更に、ミルクやおっぱいを飲む時に、口もふさがってしまうと呼吸がしにくい状態となります。
 保護者の方は、乳児がおっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

◆特に生後1か月の新生児のお世話は
 生後1か月未満の新生児は、特別な症状が現れることがあります。これは息を止めてしまう無呼吸という症状です。ひどい場合には突然死につながる可能性があるため、注意が必要です。

◆治療方法
 RSウイルス感染症には特効薬はありません。治療は症状を和らげる対症療法になります。監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則

◆いざという時のために、知っておきたい情報

▼お住まいのエリアの医療情報 感染症・予防接種ナビ
http://kansensho.jp/loc/location.html?page=hospitals.html

▼【経験談】RSウイルス感染症 子育て応援団
http://www.kosodateouendan.jp/loc/location.html?page=exp%2Finfect.html%3Fid%3D4
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【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年9月12日現在」全文 

国立感染症研究所 感染症疫学センターは、2018年9月19日「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年9月12日現在」を公開しました。その全文を掲載します。

【首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年9月12日現在】
 国立感染症研究所 感染症疫学センター

 2018年第1~36週の風疹患者累積報告数は496人となり、第35週までの累積報告数362人から134人増加した。2018年は第35週時点で2008~2011年及び2014~2017年の年間累積報告数を超え、2008年の全数届出開始以降では、2013年、2012年に次いで3番目に多い報告数となった。過去には2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認されている。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要がある。

 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~7人の範囲で報告されていた。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第32週(8月6日~12日)に42人、第34週(8月20日~26日)に98人と増加し、第36週(9月3日~9月9日)は127人が報告された。地域別には東京都(146人)及び千葉県(122人)からの報告が多く、神奈川県、埼玉県からの報告が増加してそれぞれ54人、34人となった。第36週は愛知県(11人)、長野県(5人)、茨城県、静岡県(各4人)、京都府、大阪府、広島県(各2人)からも複数報告された。人口100万人あたりの患者報告数は全国で3.9人であり、千葉県が19.6人で最も多く、次いで東京都の10.8人、神奈川県の5.9人、広島県の5.3人が続いた。首都圏で急増していた風疹は、全地方(北海道、東北、中部、近畿、中国、四国、九州)に感染が拡大しつつあり、2018年にまだ1人も患者が報告されていないのは、青森県、岩手県、石川県、滋賀県、岡山県、愛媛県、高知県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県、沖縄県の13県となった。

 2008年の全数届出以降の風疹の患者報告数を以下に示す。2018年第36週1週間の報告数(127人)は、2012年のピーク週(第30週)の報告数(132人)に近づきつつある

 報告患者の94%(468人)が成人で、男性が女性の4.2倍多い(男性401人、女性95人)。特に30~40代の男性に多く(男性全体の64%)、女性は20~30代に多い(女性全体の58%)。予防接種歴は無し(121人:24%)、あるいは不明(332人:67%)が91%を占める。

 風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測調査の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代前半(同:76%)で抗体保有率が特に低い。2018年の風疹患者報告の中心もこの年齢層の成人男性であることから、この集団に対する対策が必要である。

 日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月~36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上~16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。

<本文に添付されていた図表は、出典先のpdfをご覧ください>
▼出典 国立感染症研究所 感染症疫学センター「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年9月12日現在」 2018年9月19日掲載
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/180912/rubella180912.pdf
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( 2018/09/22 17:08 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【医師が監修】絆創膏によるかぶれの原因と予防法  

絆創膏でかぶれるのはなぜ?

絆創膏を使っていると、肌がかぶれて、かゆくなることがあります。かぶれは、正式には「接触性皮膚炎」といい、強い刺激や毒性のあるものに触れることで起こる「一時的刺激性接触皮膚炎」と、アレルギー反応によって起こる「アレルギー性接触皮膚炎」があります。

絆創膏は、傷を治すための衛生材料なので、毒性物質が含まれていることは基本的にありません。また、使用される粘着剤なども、皮膚を刺激しないように、研究が重ねられているので、アレルギー反応を起こすことも、ほとんどないようです。では、なぜ絆創膏で、かぶれることがあるのでしょうか?今回は、その原因と予防法をご紹介していきます。

絆創膏かぶれの原因

絆創膏でかぶれが起きる原因は、細菌の繁殖によるものだと言われています。透湿性や通気性の悪い絆創膏を使っていると、汗をかいたりしたときに蒸れることがあります。すると、そこに細菌が繁殖し、その代謝物によって皮膚が刺激され、かぶれてしまうのです。また、絆創膏を剥がすときに生じる物理的な刺激も、かぶれの原因になるといわれています。

絆創膏かぶれの予防法

細菌の刺激によって起こる絆創膏かぶれを予防するには、細菌が繁殖しないようにすることが大切です。そのためには、まず肌を清潔にすること。絆創膏を貼る前に、患部はもちろん、絆創膏が接着する部分の皮膚も、石鹸で洗ったり、消毒したりするようにしましょう。そして、汗をかいたり、水で濡れたりしたときは、すぐに絆創膏を剥がし、肌の水分を拭き取って清潔にしてから、新しい絆創膏を貼り直しましょう。また、蒸れにくい「ウレタン不織布」や「ウレタンフィルム」などの素材が使われているものを使うのもオススメです。

絆創膏を剥がすときの物理的な刺激によるかぶれを予防するためには、絆創膏を貼るときに、絆創膏を引っ張って伸ばさず、自然な長さのままで貼るようにしましょう。伸ばして貼ると、肌に負担をかけ、かぶれの原因になります。また、剥がすときは、絆創膏が接着している方の皮膚を指で軽く押さえ、皮膚が引っ張られないように注意しながら、ゆっくりと剥がしましょう。

ぴったりと貼りついて剥がしにくい場合は、蒸しタオルなどで少し蒸らすと、剥がしやすくなります。また、剥がしたあとの肌は、お湯などでやさしく洗い、ベビーパウダーをつけておくと、かぶれにくくなります。
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【感染症アラート・本格的な流行】ヘルパンギーナ、伝染性紅斑(りんご病) 


感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。
 今回は、2018年8月27日~2018年9月2日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。
 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   宮城県 ヘルパンギーナ
   山形県 ヘルパンギーナ
   福島県 ヘルパンギーナ
   
 ◇関東
   東京都 伝染性紅斑(りんご病)
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   富山県 ヘルパンギーナ
   長野県 ヘルパンギーナ
   
 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   ありません

 ◇九州・沖縄
   ありません
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( 2018/09/17 13:10 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】RSウイルス感染症の患者報告数急増 流行本格化へ 

2018/8/27~9/2(第35週)のRSウイルス感染症の定点あたりの患者報告数は、前週と比較して急増しました。

 乳幼児の育児に係わる方は、警戒が必要です。

 年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。特に乳幼児の育児に関わる方は、休日や夜間の診療や問い合わせ先などを前もって把握しておきましょう。

 RSウイルス感染症に感染すると、1%から3%が重症化すると言われています。生後1か月未満の赤ちゃんには無呼吸の症状が現れ、ひどい場合には、突然死につながる可能性があると言われていて、注意が必要です。咳等の呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児、1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がります。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/8/20~8/26(第34週)は定点把握疾患、報告数が4,191件(1.34)
 2018/8/27~9/2(第35週)は定点把握疾患、報告数が6,609件(2.11)

 ※前週と比較して大幅に増加

◆地域別情報
 2018/8/27~9/2(第35週)の速報データによる患者数が多い都道府県ランキング
 ・宮崎県
 ・愛媛県
 ・佐賀県
 ・鹿児島県
 ・香川県

◆症状
 主な症状は感染してから2~8日後に発症。発熱や鼻水などの症状が数日続きます。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

◆速やかにかかりつけ医へ行く症状
 ・息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる
 ・咳で何回も夜中に起きる
 ・咳込んで嘔吐してしまう
 ・熱が下がっても症状が改善されない

◆生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状
 粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。

 そして更に、ミルクやおっぱいを飲む時に、口もふさがってしまうと呼吸がしにくい状態となります。

 保護者の方は、乳児がおっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

◆特に生後1か月の新生児のお世話は
 生後1か月未満の新生児は、特別な症状が現れることがあります。これは息を止めてしまう無呼吸という症状です。ひどい場合には突然死につながる可能性があるため、注意が必要です。

◆治療方法
 RSウイルス感染症には特効薬はありません。治療は症状を和らげる対症療法になります。

◆感染経路
 飛沫感染と接触感染です。感染力が強く、また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着しているおもちゃやコップなどを触ったり舐めたりすることで、感染します。

 また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず、RSウイルス感染と気付かれない軽症例も多数存在することから、家族間の感染や乳幼児の集団生活施設等での流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。

◆予防法
 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳児に感染させないように気をつけましょう。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則

◆いざという時のために、知っておきたい情報

▼お住まいのエリアの医療情報 感染症・予防接種ナビ
http://kansensho.jp/loc/location.html?page=hospitals.html

▼【経験談】RSウイルス感染症 子育て応援団
http://www.kosodateouendan.jp/loc/location.html?page=exp%2Finfect.html%3Fid%3D4
◆安心・安全なサービスへ!さらに豊富な機能がすべてのプランで使えます
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( 2018/09/15 12:25 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

低価格の秘密は違法な施術!?タトゥー除去治療の実態  

違法なタトゥー(刺青・入墨)の除去治療や脱毛などを行ったとして、大阪市の某クリニックの院長とその妻が逮捕されました。報道によると、被害者のうち、レーザーを使った両腕のタトゥー除去の施術を約4万円の費用で受けた女性は、患部がケロイド状になるやけどを負ったということです。

なぜこのようなことが発生するのでしょうか。また、どうすれば、このような被害に遭わずに済むのでしょうか。今回は、タトゥー除去治療の実態と、失敗せずに治療を受けるための注意点について、六本木境クリニック院長、境隆博先生にお話を伺います。境先生は、年間のべ300症例を超えるタトゥー除去の治療を行っており、タトゥー除去治療について深い知識と豊富なご経験をお持ちです。

なぜ違法な治療を行うクリニックが存在するのか

Q:上述の通り、違法なレーザーによるタトゥー除去治療を行っていたクリニックの院長と、実際に施術を行っていた妻(准看護師)が逮捕されました。なぜこのようことが起こるのでしょうか。境先生:美容医療を行うクリニックや医師の数が増え、過当競争・価格競争になっていることが背景にあります。値段を下げるには、数多くの患者さんの診療や施術を行わなければなりません。

しかし、全ての施術を医師がしていたら、時間には限りがあるので、当然一定以上の治療は行えず、値段を下げたり、より利益を出すことはできません。そのため、今回逮捕されたクリニックのように、看護師などに施術をさせるところもあるようです。また、レーザーを使った施術は、サロンなどでも行われていることから、患者さんも医師ではない人が施術をしても受け入れてしまいがちです。これがメスで切るような治療であれば、看護師など医師免許を持っていない人が行うと聞けば、患者さんも黙ってはいないでしょう。

レーザー治療でも気軽に受けてはいけない

Q:確かに、レーザーを使った施術に対して、「医師でなくても大丈夫なのでは」という認識を持っている人は多いように思います。しかし、やはり危険なのでしょうか。境先生:どのようなレーザー系の治療でも、やけどを起こす可能性はあり、完全に医療行為です。特に、皮膚内部の色素にレーザーを反応させるタトゥー除去治療では、程度の差はあれ、100%やけどを生じます。

違法な施術の被害者となった患者さんは、逮捕された看護師のレーザー照射により、腕にケロイド状のやけどができたようですが、レーザー治療といえども、医師免許を持たない人がやるのは明らかに間違いです。法律の解釈うんぬんと言った問題ではありません。ご理解いただきたいのが、レーザー治療に限らず、医療行為とは、何かしらの危険を伴うものです。失敗すれば重大な後遺症を引き起こし、下手をすれば一生苦しむ可能性もあります。

※タトゥーのレーザー治療について詳しくは、『タトゥーのレーザー治療の効果・痛み・後遺症 (http://www.skincare-univ.com/article/010075/)』をご覧ください。

医師であれば安心なのか

Q:これまで、タトゥーの除去治療について、レーザー (/article/010075/)に限らず、切除手術 (/article/010088/)や皮膚移植(植皮) (/article/010202/)、削皮(アブレーション) (http://www.skincare-univ.com/article/010218/)についてお話をお伺いしましたが、医師免許を持った医師が治療を行った場合においても、トラブルは少なくないようです。それは何故なのでしょうか。境先生:医師でもない素人が医療行為を行うのは論外ですが、医師だからと言って、その分野の経験が浅ければ、長い経験のある専門医と同様の治療を行うことは当然できません。

1つの分野でさえ、一人前の医師になるには、それなりの期間が必要です。私も研修医の頃、上司に付いているだけで何も分からない時代もありました。私は元々、形成外科、特に熱傷(やけど、やけど跡)が専門ですが、命が危ぶまれる患者さんも少なくない非常に厳しい医療現場で上司と一緒に様々な症例を診療しました。更に、そのような現場でキャリアを積み、責任者となって…と、合計10年以上の経験を積みました。そして、その時に身に着けた技術や知識を基に美容外科に転身し、美容外科医としてもキャリアを積んで、今に至ります。

医師免許や、医師の専門性というのは、そのくらい重いものです。しかし、前述の通り、現在は美容医療を行う医師が増え、近年では歯科医ですら、ボトックスやヒアルロン酸注入などによる顔のシワ取りの治療に参入する人もいると聞きます。手術などと異なり、レーザーなどの照射系の治療や、ボトックスやヒアルロン酸などの注射系の治療は、経験が浅い医師や、場合によっては看護師などでも比較的容易に行うことができる治療です。医師免許のない人が医療行為を行うのは論外ですが、十分な経験や技術がない分野に安易に手を出す医師も少なくないことが、トラブルが多い大きな原因の1つだと思います。

適切な治療を受けるために

Q:それでは、どうしたら失敗せずに自分に合った適切な治療を受けることができるのでしょうか。境先生:最も重要なことは、例えばタトゥー除去治療であれば「きれいに消せる」「傷跡が残らない」「低価格」など、耳触りの良いものに安易に飛びつかないことです。適切な判断ができるよう、ご自身のアンテナを高くして、よく情報収集してから決めるようにしましょう。

例えば、私のクリニックにタトゥー除去について相談にいらっしゃった患者さんで、「色々なクリニックでカウンセリングを受けましたが、医師の意見が極端に違い、何を信じて良いのか分からなくなりました。」と言っていた方がいました。医師の中には、本当に適した治療は経験や技術不足によって行えないため、自分ができる範囲の治療方法を勧める人もいます。また、逮捕された医師のように利益を重視し、看護師にやらせることができるレーザーを推奨することだってありえるのです。

そのため、「5人の医師のうち、3人がこの施術を勧めたから」のように、多数決で治療方法を決めてはいけません。上述のような医師の意見は、当然ですが除外しなくてはいけません。「誰が真実を言っていて、誰がウソをついているのか」の判断ができないと、不適切な治療を受けてしまうことになりかねません。刺青やタトゥーの除去治療に限って言えば、不適切な治療を受けると、目立つ傷跡や後遺症など、取り返しが付かないことになりがちです。

タトゥー除去をはじめ、美容医療の施術は、「治療をしないと命にかかわる」というものではありません。適切な判断ができない間は、「判断しない(治療を受けない)」という選択をし、十分時間をかけてリサーチしたり、よく考えるようにしましょう。そして、最終的に「治療しない」という選択枝もあるということを、心のどこかに必ず残しておいてください。

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【感染症ニュース】梅毒 感染経路は?どのような検査を行う?どこで受けられる?  

この記事は、厚生労働省ウェブサイト「梅毒に関するQ&A」http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda2.htmlから引用しています。

◆Q3 どのような経路で感染するのですか?

A3 主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触です。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等が原因となります。

◆Q4 梅毒に感染したかどうかについて、どのような検査を行いますか?また検査はどこで受けられますか?

A4 梅毒に感染したかどうかは医師による診察と、血液検査(抗体検査)で判断します。どの医療機関でも検査は可能です。

 第1期の最初の数週間は抗体検査をしても陽性反応が出ないことがあるため、感染してから十分な期間(約3週間)をおいて、検査結果を確認する必要があります。地域によっては保健所で匿名/無料で検査をできるところもあります。検査結果を正確に判断するために、感染の可能性がある時期や感染の予防状況(コンドーム使用等)について、医師に伝えましょう。

 梅毒に感染していたとわかった場合は、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)と一緒に検査を行い、必要に応じて、一緒に治療を行うことが重要です。

出典:「梅毒に関するQ&A」(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda2.html


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【感染症ニュース】風しん まわりで風疹が流行しています。妊娠しているのですがどうしたらよいのでしょうか? 

◆まわりで風疹が流行しています。妊娠しているのですがどうしたらよいのでしょうか?

 人ごみ、とくに子供さんの多い場所はさけましょう。風疹の抗体検査をうけていない方は、早めに検査を受けましょう。風疹の抗体検査で陰性(HI抗体検査で16倍以下など)の妊婦さんは、とくに注意してください。そして、お産がおわったらすみやかに風疹ワクチンの接種を受けましょう。

 発疹(赤いブツブツなど)がでたり、風疹の患者さんと会ったり、風疹の患者さんと接触しやすいご職業の場合には、かならずかかりつけの先生にご相談してください。ただし、発疹がでているあいだは、まわりの方への影響もあります。症状がおさまってから産婦人科を受診しましょう。

◆妊娠初期に風疹にかかったのでは?と疑われました。

 過剰な心配は禁物です。とくに、あなた自身に症状がなく、まわりにも風疹患者さんがいなかった場合には、赤ちゃんへの影響は大変まれなことです。赤ちゃんをすぐにあきらめる必要はありませんので、主治医の先生によく相談して、さらに必要な場合は専門相談窓口のある専門施設(次頁に施設名一覧が記載されています)に問いあわせてもらいましょう。

◆詳しい情報は

国立感染症研究所 感染症疫学センターへ
http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html

◆各地区ブロック相談窓口

風疹罹患の恐れのある妊娠女性に対する2次相談施設

【北海道】
北海道大学附属病院 産科
【東北】
東北公済病院 産科・婦人科
宮城県立こども病院 産科
【関東】
青山会 ミューズレディスクリニック(埼玉県)
帝京大学医学部附属溝口病院 産婦人科
横浜市立大学附属病院 産婦人科
国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター
杏林大学医学部附属病院 産婦人科
国立病院機構横浜医療センター 産婦人科
神奈川県立こども医療センター 産婦人科
【東海】
名古屋市立大学附属病院 産婦人科
【北陸】
石川県立中央病院 産婦人科・総合母子医療センター
【近畿】
国立循環器病研究センター 周産期・婦人科
大阪府立母子保健総合医療センター
【中国】
川崎医科大学附属病院 産婦人科
【四国】
国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター 産科
【九州】
宮崎大学医学部附属病院 産科
九州大学病院 総合周産期母子医療センター

出典:「先天性風疹症候群と風疹」日本では風疹は大人がかかる病気です!海外出張・渡航は風疹にかかるリスクを増やします!!うつらない・うつさない為に「国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)成育疾患克服等総合研究事業『本邦の先天異常発生状況の推移とその影響要因に関する研究』班(研究開発代表者:平原 史樹)」


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【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:8月29日現在」全文 

国立感染症研究所 感染症疫学センターは、2018年9月4日、「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年8月29日現在」を公開しました。その全文を掲載します。

【首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年8月29日現在】
 国立感染症研究所 感染症疫学センター

 2018年第1~34週の風疹患者累積報告数は273人となり、第33週までの累積報告数184人から89人増加した。2014~2017年の同時期における報告数を超え、さらに2015~2017年の年間累積報告数を超えた。過去には2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認されている。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要がある。

 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~6人の範囲で報告されていた。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第31週(7月30日~8月5日)に22人、第32週(8月6日~12日)に42人と急増し、第33週(8月13日~19日)は47人、第34週(8月20日~26日)は84人(このうち66人は20歳以上の男性)と更に増加した。地域別には千葉県(84人)及び東京都(72人)からの報告が多く、神奈川県からの報告が増加して24人となり、埼玉県18人を併せると、今年の累積報告数の73%がこの4都県からの報告であった。第34週は広島県(6人)、兵庫県(3人)、愛知県(2人)からも複数報告された。

 2008年の全数届出以降の風疹の患者報告数を以下に示す。現在の状況は2012~2013年の大規模流行年前の状況に酷似していることから、このまま流行が継続すると、2020年の東京オリンピック・パラリンピックへの影響が懸念される。

 報告患者の94%(257人)が成人で、男性が女性の3.7倍多い(男性215人、女性58人)。特に30~40代の男性に多く(男性全体の66%)、女性は20代に多い(女性全体の41%)。予防接種歴は無し(58人:21%)、あるいは不明(188人:69%)が90%を占める。

 国外での感染が推定される症例は10人(5%)と少なく、首都圏を中心に国内流行が発生し、四国地方を除くすべての地域に感染が拡大し始めている可能性が高いと考えられる。

 風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測事業の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代(同:76~88%)で抗体保有率が低い。今回報告を受けている風疹患者の中心もこの年齢層の成人男性であることから、この集団に対する対策が必要である。

 日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月~36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上~16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。

▼出典 国立感染症研究所 感染症疫学センター「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年8月29日現在」 2018年9月4日掲載
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/180904/rubella180904.pdf


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( 2018/09/11 15:31 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん 女性が風しんの予防接種をうける場合に注意することとは 

◆女性が風疹の予防接種をうける場合に注意することがあると聞きましたが?

 妊娠中は風疹の予防接種を受けることはできません。妊娠可能な年齢の女性は、妊娠していない時期(生理中、またはその直後がより確実)に接種を受けて、その後2ヶ月間は避妊してください。

 風疹ワクチンはたいへん安全で、妊娠中に接種を受けた為に胎児に障害がでたという報告はこれまでにはありませんが、念のための注意が必要です。なお、風疹ワクチン接種後の授乳はさしつかえありません。

 麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種が推奨されています。

◆子供のころに風疹にかかったのですが、予防接種は必要ですか?

 風疹の予防接種を受けたことがないのなら、なるべく早く接種を受けることをおすすめします。たとえこれまでに風疹にかかっていたとしても、予防接種を受けることによって特別な副反応がおこるなど、問題がおこることはありません。むしろ風疹にたいする免疫を強くする効果が期待されます。

◆妊婦の家族ですが、風疹ワクチンの予防接種を受けてもよいでしょうか?

 心配はありません。風疹ワクチンを接種してから3週間のあいだは、のど(咽頭)からワクチンウイルスの排泄が認められることもありますが、まわりの人には感染しません。むしろ、予防接種していない家族が自然に風疹にかかり、妊婦にうつすほうがよほど危険です。最近では子供さんからはもとより、職場、夫、同居成人男女からの風疹感染が多く見られます。

◆風疹予防接種の重大な副反応にはどのようなものがありますか?

 風疹ワクチンは、副反応の少ない非常に安全なワクチンの一つです。しかし、ごくまれにショックや全身のじんましんなどを認めることがあります。

 たとえば、厚生労働省の予防接種後副反応報告書集計報告書によると、血小板減少性紫斑病は140万人の接種で一人程度と報告されています。ただし、自然に風疹にかかって血小板減少性紫斑病となるのは3000人に1人程度ですから、ワクチン接種による副反応の方がはるかにまれです。

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【感染症ニュース】風しん なぜ、風しんの予防接種が重要か 

◆風疹は多く海外から日本に持ち込まれます

 最近の風疹の罹患は海外などでうつって(発症までに2~3週間潜伏期があります)発症し、家族や職場でさらに感染拡大することが多くなっています。職場での流行に注意するとともに、職場(特に男性、海外渡航時)でのワクチン接種が強く勧められています。接種の推進を職場の全員で一丸となって進めましょう。

◆なぜ、風疹の予防接種が重要なのですか?

 風疹の予防接種をおこなう第一の目的は、風疹の流行を予防することです。日本では風疹の予防接種を受ける人が多くないため、各地で散発的な小流行が生じています。風疹にかかったことがなかったり、予防接種でつけた免疫が弱くなってしまった妊婦が、流行にまきこまれてしまうことがあります。

 風疹の予防接種は、脳炎や血小板減少性紫斑病を予防したり、大人の風疹が重症になることも予防します。そして、多くの人が予防接種を受けて風疹の流行がなくなれば、妊婦への危険もなくなります。

◆風疹とはどんな病気ですか?

 春先から初夏にかけて風疹ウイルスにより流行する急性の感染症です。患者さんの飛まつ(唾液のしぶき)などでほかの人にうつります。潜伏期間は2~3週間で、発疹、発熱、リンパ節のはれなどが認められます。感染しても無症状のまま免疫ができる人もいます。一度かかると、多くの人は生涯風疹にかかることはありません。子供ではほとんと軽い病気ですが、2000人から5000人に一人くらいは、脳炎や血小板減少性紫斑病など重症になることもあります。大人では症状が長引いたり、関節痛がひどかったりすることがあります。

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イボの代表的な3つの原因とは?効果的な予防対策でイボ知らず!  

「イボ」とは皮膚から盛り上がっている小さなできものを意味する俗語です。どうしてイボができてしまうのか不思議ですよね。

なかなか治らないものや、目立つ場所にできてしまうと困ってしまいます。気になるイボの様々な原因を紹介します。

要チェック項目

□ウイルスが外傷から侵入し、そこからイボができる
□肥満体質の人は一般の人に比べるとイボができやすい
□イボに麦茶が効く

イボの原因1:ウイルス

ウイルスが原因でできるイボ。「ウイルスが感染してできるイボ」で、専門用語でウイルス性疣贅(ゆうぜい)と呼ばれるものです。

ウイルスが外傷から侵入し、そこからイボができる。外傷を受けやすい肌の露出した部分にできやすいようです。皮膚の一番底の部分までウイルスが侵入することによって発症します。

ウイルスに感染した細胞は、過剰に細胞分裂を繰り返し、他の細胞を押しのけ表皮の部分まで細胞分裂を繰り返すので、イボとして現れてしまいます。

このウイルス名は「ヒトパピローマ」と言います。その種類は驚愕の100種類以上。見た目の違う多くの種類があり、原因になるイボのウイルスに少しずつ違いがあることでイボのできる大きさや場所も違ってきます。

傷を負った手で他人のイボを触ると稀に移ってしまう事があるので注意が必要です。その他には水イボというポックスウイルスに感染して発症するイボもあります。

ウイルス性のイボの種類

増殖型のイボ

ヒトパピローマウイルス2型・27型・57型の感染で生じます。放っておいても増殖するのですが、気になって引っ掻いたり、いじることでも増殖します。

まずはいじらないことを心がけましょう。気になる場合は自分で治療しようと考えずにまず皮膚科を訪れることを推奨いたします。

水イボ

水イボとは、伝染性軟属腫ウイルスから皮膚に感染することでできてしまうイボです。ポックスウイルスに感染することで発症します。

子供に多く発生しやすく、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の患者に多く見られます。イボの部分がツルツルとした光沢があり、頂点の部分がやや陥没しています。

また、かゆみは軽いのですが、掻いてしまうことで悪化や増殖をしてしまうことがあります。伝染性軟属腫の場合には、自然治療でも治癒するまで半年~1年程かかるので、治療をすることをお勧めします。

爪周囲疣贅(ゆうぜい)イボ

ヒトパピローマウイルスによる爪周囲に生じることを言います。見た目はカリフラワー状で、爪の甘皮がなくなります。爪を噛む方に多く見られるイボです。

糸状イボ

細長くて小さい突起で、まぶた、顔面、首、唇などにできます。

扁平イボ

子供や若い成人によくできるイボ。集団で生じやすいのが特徴です。表面はなめらかで、黄色がかった茶色やピンク色をしてますが中には周囲の皮膚と同じ色の場合もあります。

顔面や手の甲によくできます。男性ではひげの生える部位、女性では脚にもよくみられ、ひげや脚の毛をそることで広がる場合があります。

イボの原因2:肥満

肥満体質の人は一般の人に比べるとイボができやすい傾向にあります。皮膚のたるみによる摩擦で皮膚に負担がかかりイボができてしまうケースがあります。

また、脇なども湿度が高くなるのでイボができやすくなっています。老廃物を上手く排出できないなど、肥満はイボができやすい原因の一つとして考えられます。

イボの原因3:紫外線

首元にポツポツと小さいイボができます。20代30代の方でも発生する老人性のイボ。紫外線を浴びると通常メラニン色素が分泌されますが、ターンオーバーによって体外に排出されます。

多量の紫外線を浴びることによって新陳代謝や輩出が悪くなりシミになります。これが膨らんでアクロコルドンというイボになってしまいます。アクロコルドンは小さいのであまり気にされない方がほとんどのようです。

イボに麦茶が効くって本当?

おばあちゃんの知恵で麦茶を飲み続けると「イボ」が消えるという話があります。

飲み続ける間に自然に治ってしまったのでは? と疑問に思う方もいるかと思いますが、治療法の中に薏苡仁(ヨクイニン)という漢方薬(ハトムギのエキス)の服用があります。

ヨクイニンは肌にいい成分がたくさん入っています。即効性はないので毎日取り続けることで効果があります。皮膚の表面に余った水分や老廃物を取り除いてくれる効果があります。

また、新陳代謝をよくする効果・美肌効果もあり、体の中からのイボ治療が期待できます。ウイルス性のイボに効果が期待できます。おばあちゃんの、イボには麦茶が効くというのは本当だったのです。

イボは自然に治ることもある

自然に治ることがある疾患とされる「イボ」ですが、自然治癒せず長期間に渡る場合も数多くあり、様々な治療法があります。

ですが、現在のところ根治的な飲み薬や塗り薬は示されていません。様々なイボがありましたが中には悪性の物もあるのでイボを見つけ、気になるようでしたら病院を受診されることをおすすめします。


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( 2018/09/09 08:04 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】伝染性紅斑(りんご病)、ヘルパンギーナ 

 感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。
 今回は、2018年8月20日~2018年8月26日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。
 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   宮城県 ヘルパンギーナ
   山形県 ヘルパンギーナ
   
 ◇関東
   東京都 伝染性紅斑(りんご病)
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   ありません

 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   ありません

 ◇九州・沖縄
   ありません

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( 2018/09/07 15:08 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん 予防接種を受けて先天性風しん症候群の脅威から赤ちゃんを護りましょう 

◆予防接種を受けて先天性風疹症候群の脅威から赤ちゃんをまもりましょう

 男性こそが予防接種を受けてください!特に30代~50代の男性が感染源になっている場合が多く、海外などで感染すると家族の中はもとより、職場で同僚の妊婦さんにうつし、生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群をもつ可能性が生じます。社会全体でこれから生まれてくる新しい命のために、男女を問わず風疹の予防接種(MRワクチン)を受けてください。

◆先天性風疹症候群とはどんな病気ですか?

 妊娠初期に風疹にかかると、難聴、心疾患、白内障、あるいは精神や身体の発達のおくれなど、障害をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。これらの障害を先天性風疹症候群といいます。

 先天性風疹症候群がおこるかどうかは、妊娠のどの時期に風疹にかかったかによります。風疹にかかった妊婦すべてに起こるわけではなく、また、先天性風疹症候群の赤ちゃんが上記すべての障害をもつとはかぎりません。

出典:「先天性風疹症候群と風疹」日本では風疹は大人がかかる病気です!海外出張・渡航は風疹にかかるリスクを増やします!!うつらない・うつさない為に「国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)成育疾患克服等総合研究事業『本邦の先天異常発生状況の推移とその影響要因に関する研究』班(研究開発代表者:平原 史樹)」

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【感染症予報】9月に注意してほしい感染症/No1・RSウイルス感染症/No2・腸管出血性大腸菌感染症/要注意・風しん、先天性風しん症候群/要注意・梅毒 

9月に注意してほしい感染症

【No1】RSウイルス感染症…昨年と同様、8月にRSウイルス感染症の本格的流行が始まりました。9月には、さらに患者報告数の増加が危惧されます。特に乳幼児の育児に関わる方は、注意が必要です。

【No2】腸管出血性大腸菌感染症…例年、8月~9月にかけて患者発生数のピークとなっています。9月も、患者発生数の多い状態が予想されます。焼肉などでは、生肉を扱った箸やトングなどは生食用のものと必ず使い分けましょう。

【要注意】風しん、先天風しん症候群…国立感染症研究所によると、風しんの患者報告数は、8月19日(第33週)までに184人となり2015~2017年の同時期における報告数を超え、さらに2016及び2017年の年間累積報告数を超えました。8月28日、国立感染症研究所 感染症疫学センターは、「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年8月22日現在」を公開し、風しん及び先天性風しん症候群に対する注意を呼びかけています。妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、胎児にも風しんウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります。妊婦やその家族は特に注意が必要です。

【要注意】梅毒…2010年~2017年までの7年間で患者報告数が9倍に増加しています。2017年は、2000年以降最多の患者報告数となりました。2018年は、8/19(第33週)までに4,221人(暫定値)となっており、このままでは、昨年の患者数5,770人を大幅に上回る可能性があります。特に注意しなければならないのは若年層です。特に20代の女性の患者数の急増がみられており、このままでは、先天梅毒(※)の増加が危惧されます。※先天梅毒:妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。

 感染症ごとに、更に詳しくみていきましょう。

◆RSウイルス感染症
 昨年と同様、8月にRSウイルス感染症の本格的流行が始まりました。9月には、さらに患者報告数の増加が危惧されます。特に乳幼児の育児に関わる方は、注意が必要です。RSウイルス感染症は、病原体であるRSウイルスが伝播することによっておこる呼吸器感染症です。潜伏期間は2~8日、一般的には4~6日で発症します。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

 生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状として、粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。そして更に、ミルクやおっぱいを飲む時に口もふさがってしまうと呼吸がしにくい状態となります。保護者の方は、乳児がおっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳幼児に感染させないように気をつけましょう。

◆腸管出血性大腸菌感染症
 例年、8月~9月にかけて患者発生数のピークとなっています。9月も、患者発生数の多い状態が予想されます。焼肉などでは、生肉を扱った箸やトングなどは生食用のものと必ず使い分けましょう。

 腸管出血性大腸菌感染症は、感染後3~5日間の潜伏期間を経て、激しい腹痛を伴う頻回の水様性の下痢が起こり、その後で血便となります(出血性大腸炎)。発熱は軽度です。血便は、初期段階では、少量の血液の混入で始まりますが、次第に血液の量が増加し、典型例では血液そのもののような状態となります。発病者の6~9%では、下痢などの最初の症状が出てから5~13日後に溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重篤な合併症をきたすことが知られています。HUSを合併した場合の致死率は3~5%といわれています。

<感染経路と対策1>主な感染経路は、腸管出血性大腸菌によって汚染された食材や水分を経口摂取することによる経口感染です。例年、腸管出血性大腸菌の感染者の報告数は、0~4歳児が最多です。5~9歳がこれに次いで多い状況です。感染後の発症率も9歳以下は80%前後と高くなっています。牛の生肉や生レバーなどの内臓は、腸管出血性大腸菌の感染の可能性があるので食べるべきではありませんが、特に保育所に通っている年齢群の乳幼児では厳禁です。高齢者や乳幼児と日常的に接触する職業や立場の人(家庭も含めて)、あるいは免疫力の低下した人と接触する職業・立場の人は厳に慎むべきです。

<感染経路と対策2>腸管出血性大腸菌は75℃で1分間加熱で死滅するので、乳幼児への食事はしっかりと加熱したものを供することが基本です。また焼肉などでは、生肉を扱った箸やトングなどは生食用のものと必ず使い分けましょう。過去の事例として野菜類(生野菜はもとより浅漬けなど)やそれ以外の加工食品(最近ではお団子の食中毒)での集団発生がありました。

◆風しん、先天性風しん症候群
 国立感染症研究所によると、風しんの患者報告数は、8月19日(第33週)までに184人となり2015~2017年の同時期における報告数を超え、さらに2016及び2017年の年間累積報告数を超えました。8月28日、国立感染症研究所 感染症疫学センターは、「首都圏における風しん急増に関する緊急情報:2018年8月22日現在」を公開し、風しん及び先天性風しん症候群に対する注意を呼びかけています。妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、胎児にも風しんウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります。妊婦やその家族は特に注意が必要です。

 過去には2012年に2,386人、2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風しん症候群が45人確認されています。

 妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、胎児にも風しんウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります。妊娠中は風しん含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風しん含有ワクチンを受けておくこと及び妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要です。また、30~50代の男性で風しんに罹ったことがなく、風しん含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められます。風しんはワクチンで予防可能な感染症です。

 先天性風しん症候群の発生を防ぐためには妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要があります。また、風しんの感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要があります。

◆梅毒
 2010年~2017年までの7年間で患者報告数が9倍に増加しています。2017年は、2000年以降最多の患者報告数となりました。2018年は、8/19(第33週)までに4,221人(暫定値)となっており、このままでは、昨年の患者数5,770人を大幅に上回る可能性があります。特に注意しなければならないのは若年層です。特に20代の女性の患者数の急増がみられており、このままでは、先天梅毒(※)の増加が危惧されます。※先天梅毒:妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。

 梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、病名は症状にみられる赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることに由来します。感染すると全身に様々な症状が出ます。

 早期の薬物治療で完治が可能です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。時に無症状になりながら進行するため、治ったことを確認しないで途中で治療をやめてしまわないようにすることが重要です。また完治しても、感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
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( 2018/09/03 11:24 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年8月22日現在」全文 

国立感染症研究所 感染症疫学センターは、2018年8月28日、「首都圏における風疹急増に関する緊急情報(2018年8月22日現在)」を公開しました。その全文を掲載します。

【首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018年8月22日現在】
 国立感染症研究所 感染症疫学センター

 2018年第1~33週の風疹患者累積報告数は184人となり、2015~2017年の同時期における報告数を超え、さらに2016及び2017年の年間累積報告数を超えた。過去には2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認されている。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28(日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要がある。

 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~7人の範囲で報告されていた。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第31週(7月30日~8月5日)に22人、第32週(8月6日~12日)に40人と急増し、第33週(8月13日~19日)は43人と更に増加した。地域別には千葉県(62人)及び東京都(47人)からの報告が多く、埼玉県11人、神奈川県9人を併せると、全体の70%がこの4都県からの報告であった。

 報告患者の93%(172人)が成人で、男性が女性の約3.5倍多い(男性143人、女性41人)。特に30~40代の男性に多く(64%)、女性は20代に多い(47%)。予防接種歴は無し(31人:17%)、あるいは不明(127人:69%)が大半を占める。

 国外での感染が推定される症例は10人(5%)と少なく、既に、首都圏を中心に国内流行が発生し始めている可能性が高いと考えられる。

 風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測事業の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代(同:76~88%)で抗体保有率が低い。今回報告を受けている風疹患者の中心も成人男性であることから、この集団に対する対策が必要である。

 日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月?36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上?16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。


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( 2018/09/03 11:22 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】ヘルパンギーナ、伝染性紅斑(りんご病) 

感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。今回は、2018年8月13日~2018年8月19日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   山形県 ヘルパンギーナ
   福島県 ヘルパンギーナ
   
 ◇関東
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   長野県 ヘルパンギーナ
   
 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   ありません

 ◇九州・沖縄
   ありません


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( 2018/09/01 13:10 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】腸管出血性大腸菌感染症 今年最多の報告数を更新 生肉の扱いに要注意 

 患者報告数は増加傾向が続いています。2018/8/6~8/12(第32週)は、今年最多の報告数となりました。9月まで患者報告数が多い状態が続く可能性が高く、注意が必要です。屋内外での焼肉時に気をつけたいのは、生肉が媒介する感染症です。0157、0111などの腸管出血性大腸菌は、牛肉などが食中毒の原因になっています。重症化すると命にかかわる場合があり、注意が必要です。

 腸管出血性大腸菌感染症の主な感染経路は、腸管出血性大腸菌によって汚染された食材(加熱が不十分な肉など)や水分を経口摂取することによる経口感染です。 例年、腸管出血性大腸菌の感染者の報告数は、0~4歳児が最多です。5~9歳がこれに次いで多い状況です。特に重症化すると命にかかわる場合があるので、注意が必要です。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/7/30~8/5(第31週)は、全数把握疾患、報告数が163件
 2018/8/6~8/12(第32週)は、全数把握疾患、報告数が229件

 ※第32週の報告数は今年最多となっています。

◆症状と合併症
 感染後3~5日間の潜伏期間を経て、激しい腹痛を伴う頻回の水様性の下痢が起こり、その後で血便となります(出血性大腸炎)。発熱は軽度です。血便は、初期段階では、少量の血液の混入で始まりますが、次第に血液の量が増加し、典型例では血液そのもののような状態となります。

 発病者の6~9%では、下痢などの最初の症状が出てから5~13日後に溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重篤な合併症をきたすことが知られています。HUSを合併した場合の致死率は3~5%といわれています。

◆衛生管理
 腸管出血性大腸菌は75℃で1分間過熱で死滅するので、食事はしっかりと過熱したものを供することが基本です。

 また焼肉などでは、生肉を扱った箸やトングなどは生食用のものと必ず使い分けましょう。過去の事例として、野菜類(生野菜はもとより浅漬けなど)やそれ以外の加工食品(最近ではお団子の食中毒)での集団発生がありました。施設に提供され、そのまま加熱処理等が行われないままに供される食材の衛生管理は、納入業者と連携してしっかりと行われなければなりません。

 牛の生肉や生レバーなどの内臓は、腸管出血性大腸菌の感染の可能性があるので食べるべきではありませんが、特に保育所に通っている年齢群の乳幼児では厳禁です。高齢者や乳幼児と日常的に接触する職業や立場の人(家庭も含めて)、あるいは免疫力の低下した人と接触する職業・立場の人は厳に慎むべきです。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏


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( 2018/08/29 00:40 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】風しん 感染研が首都圏における風しん急増に関する緊急情報を公開 妊娠20週頃までの女性やその家族は特に注意 

8月21日、緊急情報として国立感染症研究所 感染症疫学センターは、「首都圏における風しん急増に関する緊急情報:2018年8月15日現在」を公開し、風しん及び先天性風しん症候群に対する注意を呼びかけています。これまで、「風しん」の患者報告数が関東地方を中心に大幅に増加していることがわかり、厚生労働省は8月14日、各都道府県をはじめとする自治体へ向け注意喚起を出しました。

 更に、日本産婦人科医会及び、"風しん"ゼロプロジェクトは、8月17日、風しん流行の兆しあり!!として、風しん流行の兆しが首都圏中心にみられているとの警告が厚生労働省より発出されたことを受けて、2013年の大流行の前兆に類似した状況になっていることから、緊急に警告を発していました。

◆患者発生動向
 2018年風しんの患者報告数は、2018/8/6~8/12(第32週)までに139人。2015~2017年の同時期における報告数を超え、さらに2016年及び2017年の年間累積報告数を超えました。

 過去には2012年に2,386人、2013年に14、344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風しん症候群が45人確認されています。

 IDWRの速報データによると
 2018/7/23~7/29(第30週)は報告数が19人。
 2018/7/30~8/5(第31週)は報告数が22人。
 2018/8/6~8/12(第32週)は報告数が39人。

 ※前週(第31週累積患者報告数)と比較して、第32週の累積患者報告数は43人の増加となっています。

 「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風しん症候群の発生をなくすとともに、2020年度(平成32年度)までに風しんの排除を達成すること」を目標としています。

◆先天性風しん症候群とは
 妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、胎児にも風しんウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります。妊娠中は風しん含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風しん含有ワクチンを受けておくこと及び妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要です。また、30~50代の男性で風しんに罹ったことがなく、風しん含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められます。風しんはワクチンで予防可能な感染症です。

◆先天性風しん症候群の発生を防ぐためには
 妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要があります。また、風しんの感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要があります。

◆患者報告数 年別
 2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~6人の範囲で報告されていました。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第31週(7月30日~8月5日)に22人と増加し、第32週(8月6日~12日)には39人と急増しました。

◆患者報告数 地域別情報
 千葉県及び東京都からの報告が多く、第32週(8月12日)までの累積報告数はそれぞれ41人及び39人と、全体の58%がこの2都県からの報告でした。その他の道府県からは10人未満の報告数でした。

◆患者報告数 都道府県別多い順
 2018/8/15時点の速報データによる都道府県別累積患者報告数
 ・千葉県(41人)
 ・東京都(39人)
 ・埼玉県(9人)
 ・福岡道(7人)
 ・北海道(6人)
 ・神奈川県(5人)、愛知県(5人)
 ・兵庫県(4人)、広島県(4人)

◆患者報告数 年齢別
 報告患者の91%(127人)が成人で、男性が女性の約3倍多く報告されています (男性107人、女性32人)。特に30~40代の男性に多く(63%)、女性は20代に多い(41%)です。予防接種歴は無し(21人:15%)、あるいは不明(97人:70%)が大半を占めます。

 国外での感染が推定される症例は10人(7%)と少なく、既に、首都圏を中心に国内流行が発生し始めている可能性が高いと考えられます。

◆風しん患者の傾向
 風しんは、ワクチンによって予防可能な疾患です。今回報告を受けている風しん患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風しんウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団です。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測事業の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半(抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%)、40代(同:77~82%)、50代(同:76~88%)で抗体保有率が低くなっています。今回報告を受けている風しん患者の中心も成人男性であることから、この集団に対する対策が必要です。

◆日本における風しん含有ワクチン定期接種制度
 1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象でした。1989年4月~1993年4月までは、麻しんワクチンの定期接種の際に、麻しんおたふくかぜ風しん混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになりました。当時の定期接種対象年齢は、生後12か月以上72か月未満の男女でした。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月~36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上~16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされました。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になりましたが、接種率上昇には繋がりませんでした。2006年度から麻しん風しん混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われました。

 これらのワクチン政策の結果、近年の風しん患者の中心は小児から成人へと変化しています。

◆妊娠初期(20週頃まで)の女性が風しんウイルスに感染した後、出生児が先天性風しん症候群になる確率
 妊娠初期の女性が風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんが「先天性風しん症候群」になる確率は、妊娠1か月で50%以上です。赤ちゃんが生まれながら持つ病気「先天性風しん症候群」。この病気から未来の赤ちゃんを守るために、妊娠を望む女性はもちろん、みんなでその症状や原因を理解し、風しんを予防していくことが大切です。

 厚生労働省からの注意喚起にも「特に妊婦を守る観点から、診療に関わる医療関係者、これまで風しんにかかっていない者、風しんの予防接種を受けていない者及び妊娠を希望する女性等への注意喚起等、風しんに対する一層の対策の実施をお願いします」とあり、特に、患者報告数の多い30代から50代の男性は、風しんにかかったことがあることが検査で確認されている、風しんの予防接種を受けたことが1歳以上で2回ある又は風しんに対する抗体が陽性であると確認ができている者を除いた者に対して、任意で風しんの予防接種(原則、麻しん風しん混合(MR)ワクチンが奨められています)を受けることについて検討を呼び掛けています。

◆風しんの症状
 風しんは、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症です。症状が現れない不顕性感染から、重篤な合併症(脳炎や血小板減少性紫斑病)併発まで幅広く、臨床症状のみで風しんと診断することは困難な疾患です。男女ともにワクチンを受けて、まず風しんの流行を抑制し、女性は感染予防に必要な免疫を妊娠前に獲得しておくことが重要です。そのためには1歳以上で2回の予防接種を受けておくことが求められています。

▼風しんについて詳しく見る
http://kansensho.jp/loc/location.html?page=if_intermediate.html%3Fid%3D30

▼風しんの抗体検査について(一問一答)|感染症・予防接種ナビ
http://kansensho.jp/loc/article.html?id=AT14111404

▼MR(麻しん・風しんワクチン)|感染症・予防接種ナビ
http://kansensho.jp/loc/article.html?id=VC00000011

引用:
・厚生労働省HP「風しんの届出数の増加に伴う注意喚起について(8月14日)」
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/180814_1.pdf

・IDWR2014年第12号 先天性風しん症候群-2012年~2014年第12週現在-
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-idwrc.html

・IASR2018年3月号(金井瑞恵、他)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/allarticles/surveillance/2428-iasr/related-articles/related-articles-457/7906-457r02.html

・日本産婦人科医会HP「風しん流行の兆しあり!!」
http://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2018/08/201808rubella-1.pdf

・国立感染症研究所感染症疫学センターHP「首都圏における風疹急増に関する緊急情報(2018年8月15日現在)」(掲載日:2018年8月21日)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-top/2145-rubella-related/8266-rubella180821.html

取材協力:国立感染症研究所感染症疫学センター第三室室長 多屋馨子
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( 2018/08/27 22:56 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】RSウイルス感染症 引き続き、乳幼児の感染に警戒を 

 RSウイルス感染症 2018/7/30~8/5(第31週)は急激に増加を示していましたが、8/6~8/12(第32週)は、前週よりも微減しました。しかし、お盆過ぎからは、患者報告数が更に増加すると予想されます。RSウイルス感染症の本格的な流行に既に入っている可能性が高く、引き続き警戒が必要です。

 年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず、流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。特に乳幼児の育児に関わる方は、休日や夜間の診療や問い合わせ先などを前もって把握しておきましょう。

 RSウイルス感染症に感染すると、1%から3%が重症化すると言われています。生後1か月未満の赤ちゃんには無呼吸の症状が現れ、ひどい場合には、突然死につながる可能性があると言われていて、注意が必要です。咳等の呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児、1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がります。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/7/23~7/29(第30週)は定点把握疾患、報告数が3057件(0.97)
 2018/7/30~8/5(第31週)は定点把握疾患、報告数が4180件(1.33)
 2018/8/6~8/12(第32週)は定点把握疾患、報告数が4090件(1.37)

 ※前々週と比較して、急増していますが、前週と比較して微減

◆地域別情報
 2018/8/6~8/12(第32週)の速報データによる患者数が多い都道府県ランキング
 ・宮崎県
 ・和歌山県
 ・鹿児島県
 ・佐賀県
 ・徳島県

◆症状
 主な症状は感染してから2~8日後に発症。発熱や鼻水などの症状が数日続きます。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

◆速やかにかかりつけ医へ行く症状
 ・息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる
 ・咳で何回も夜中に起きる
 ・咳込んで嘔吐してしまう
 ・熱が下がっても症状が改善されない

◆生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状
 粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。

 そして更に、ミルクやおっぱいを飲む時に、口もふさがってしまうと呼吸がしにくい状態となります。

 保護者の方は、乳児がおっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

◆特に生後1か月の新生児のお世話は
 生後1か月未満の新生児は、特別な症状が現れることがあります。これは息を止めてしまう無呼吸という症状です。ひどい場合には突然死につながる可能性があるため、注意が必要です。

◆治療方法
 RSウイルス感染症には特効薬はありません。治療は症状を和らげる対症療法になります。

◆感染経路
 飛沫感染と接触感染です。感染力が強く、また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着しているおもちゃやコップなどを触ったり舐めたりすることで、感染します。

 また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず、RSウイルス感染と気付かれない軽症例も多数存在することから、家族間の感染や乳幼児の集団生活施設等での流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。

◆予防法
 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳児に感染させないように気をつけましょう。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

◆いざという時のために、知っておきたい情報

▼お住まいのエリアの医療情報 感染症・予防接種ナビ
http://kansensho.jp/loc/location.html?page=hospitals.html

▼【経験談】RSウイルス感染症 子育て応援団
http://www.kosodateouendan.jp/loc/location.html?page=exp%2Finfect.html%3Fid%3D4
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( 2018/08/27 22:54 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱など4つ 

 感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。今回は、2018年8月6日~2018年8月12日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   宮城県 ヘルパンギーナ
   山形県 ヘルパンギーナ
   福島県 ヘルパンギーナ
   
 ◇関東
   群馬県 ヘルパンギーナ
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   山梨県 ヘルパンギーナ
   長野県 ヘルパンギーナ
   静岡県 ヘルパンギーナ
   
 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   愛媛県 手足口病
   
 ◇九州・沖縄
   沖縄県 咽頭結膜熱
   

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( 2018/08/23 21:14 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

だんだん大きくなる「赤いイボ」の取り方は? 

◆だんだん大きくなる赤いイボの取り方は?

赤いイボが顔、首や胸、背中、腕にできたので気になっている、という方がクリニックをよく訪れます。この場合の診断は、たいていが「老人性血管腫」と呼ばれるものです。

30代以降に少しずつ増えてくることが多い良性のできもので、細かい血管が赤いできものの中に多数入っています。1~3ミリほどの平ら、もしくは少しだけ盛り上がって、表面はツルッとしています。でき始めは平らですが、時間が経つと少しずつ大きくなり、盛り上がることが多く、基本的には無治療で大丈夫ですが、赤みも目立つので見た目が気になり除去したいと考える方も少なくありません。対処法、取り方等について詳しく解説します。

◆老人性血管腫は治療の必要はなし

老人性血管腫の場合、ひっかくと出血する程度で症状がないことが多いです。見た目が気になる場合以外には、積極的に治療を行わなくても大丈夫です。

◆老人性血管腫の取り方……ヨクイニンは効果なし

老人性血管腫は顔、首、胸、腕といった服の外に露出する場所にもよくできるので、見た目が気になるので取ってしまいたいという方も多いです。通常のイボに使うことのあるサリチル酸のパッチやヨクイニンの飲み薬は、残念ながら無効です。
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◆病院・クリニックで受けられる老人性血管腫の治療法

老人性血管腫を治療する場合はレーザーや手術で物理的に血管が増殖した部分を破壊する必要があり、大きく分けて以下の3つの治療法があります。

■パルスダイレーザー
血管の赤みに反応するレーザーで、老人性血管腫にもよく効きます。Vbeam(ブイビーム)もしくはCynergy(シナジー)というレーザーの名称でも知られています。保険適応で治療を行えることもありますので、皮膚科クリニックを受診するとよいでしょう。

■ラジオ波メス、炭酸ガスレーザー
この2つのいずれも皮膚の表面を削ることで皮膚のできものを除去します。老人性血管腫のある部分の皮膚をいずれかの方法で焼灼します。浅いキズにはなりますが、一週間もあればふさがり、きれいに治ることが多いです。

■手術
手術の場合、老人血管腫は小型なので、パンチという3ミリ程度でくり抜く道具を使って、麻酔をかけたあとにとることが多いです。とったあとには1~2針ほど縫います。手術で取る場合の利点は、診断を顕微鏡の詳細な検査で調べられる点です。もしほかのできものと紛らわしい場合は手術を選択します。キズがわずかに残る可能性はあります。

◆老人性血管腫以外の赤いイボができる病気

大人で体や腕、脚に小さな赤い点ができる場合には老人性血管腫の可能性が高いですが、場所や年令によってはほかの可能性を疑う必要があります。

■くも状血管腫
中央が赤く少し盛り上がり、周りにチリチリと開いた血管が見えるできものです。お子さんにできることもありますが、お子さんの場合は自然に消える場合もあるので、特に治療しなくても大丈夫です。大人でくも状血管腫が多数見られる場合は肝臓の病気が潜んでいることがあるので、注意が必要です。

■血管拡張性肉芽腫
手足に多く、キズができたあとに血管が異常に増殖してしまいできる、赤いできものです。大きさは数ミリ~1センチ程度のことが多く、血管が多いので簡単に出血します。かさぶたが付着していることが多いです。こちらも良性のできものですが出血を繰り返すので、老人性血管腫同様、パルスダイレーザー、ラジオ波メス・炭酸ガスレーザー、手術のいずれかの方法で除去することが多いです。液体窒素で凍らせ、何度か治療を続けることで血管の組織を除去するという方法をとることもあります。

■静脈湖
唇にできる青~黒色の少し盛り上がったできものです。日光による唇へのダメージで血管が変形しやすくなるので、静脈湖は50代以降と年齢が上がるとできやすくなります。症状はありませんが、見た目に色と盛り上がりが気になりますので、治療することが多いです。こちらも治療は他の血管腫と同じで、老人性血管腫同様、レーザー(ロングパルスヤグ、パルスダイ)、ラジオ波メス・炭酸ガスレーザー、手術のいずれかの方法で除去することが多いです。
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◆まとめ

赤いイボは血管のできもので、その多くが老人性血管腫です。レーザーや手術によりきれいに取ることができますので、皮膚科クリニックを受診してご相談ください。
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野田 真史(皮膚科医)
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( 2018/08/12 20:21 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】梅毒(ばいどく)特に20代前半の女性は注意 早期発見、早期検査、早期治療が重要 

◆梅毒とは
 梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、病名は症状にみられる赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることに由来します。感染すると全身に様々な症状が出ます。

 早期の薬物治療で完治が可能です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。時に無症状になりながら進行するため、治ったことを確認しないで途中で治療をやめてしまわないようにすることが重要です。また完治しても、感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。

◆男女各年齢群の情報
 国立感染症研究所感染症疫学センター「感染症発生動向調査で届出られた梅毒の概要(2018年7月4日現在)」によると、男性は依然として20代から40代の幅広い年齢層から届出があります。

 女性は20代前半の届出が多くありました。このままでは、先天梅毒(※)の増加が危惧されます。

 ※先天梅毒:妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。

<病型>
 感染早期の患者動向を反映する感染性の高い早期顕症梅毒が、継続して男女共に多く届出られていました。

 男性異性間においては、継続して早期顕症Ⅰ期が半分以上を占めていました。

 特に若い女性において増加しました。梅毒の発生動向について引き続き注視する必要があります。また、早期発見、早期検査、早期治療が重要です。

◆近年の梅毒の患者報告数
 2013年1228人
 2014年1661人
 2015年2690人
 2016年4518人
 2017年5770人

 2018年は、7月29日までの患者報告数が3820人(暫定値)となっており、このままでは、昨年の患者数を更に上回る可能性があります。

◆症状
 感染したあと、経過した期間によって、症状の出現する場所や内容が異なります。

<第Ⅰ期:感染後約3週間>
 初期には、感染がおきた部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)にしこりができることがあります。また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。痛みがないことも多く、治療をしなくても症状は自然に軽快します。
 しかし、体内から病原体がいなくなったわけではなく、他の人にうつす可能性もあります。感染した可能性がある場合には、この時期に梅毒の検査が勧められます。

<第Ⅱ期:感染後数か月>
 治療をしないで3か月以上を経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。小さなバラの花に似ていることから「バラ疹(ばらしん)」とよばれています。

 発疹は治療をしなくても数週間以内に消える場合があり、また、再発を繰り返すこともあります。しかし、抗菌薬で治療しない限り、病原菌である梅毒トレポネーマは体内に残っており、梅毒が治ったわけではありません。

 アレルギー、風しん、麻しん等に間違えられることもあります。この時期に適切な治療を受けられなかった場合、数年後に複数の臓器の障害につながることがあります。

<晩期顕性梅毒(感染後数年)>
 感染後、数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生することがあります。また、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡に至ることもあります。

 現在では、比較的早期から治療を開始する例が多く、抗菌薬が有効であることなどから、晩期顕性梅毒に進行することはほとんどありません。

 また、妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります(先天梅毒)。

◆感染経路
 主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触です。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等が原因となります。

◆検査方法
 梅毒に感染したかどうかは医師による診察と、血液検査(抗体検査)で判断します。どの医療機関でも検査は可能です。第Ⅰ期の最初の数週間は抗体検査をしても陽性反応が出ないことがあるため、感染してから十分な期間(約3週間)をおいて、検査結果を確認する必要があります。

 地域によっては保健所で匿名/無料で検査をできるところもあります。検査結果を正確に判断するために、感染の可能性がある時期や感染の予防状況(コンドーム使用等)について、医師に伝えましょう。 梅毒に感染していたとわかった場合は、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)と一緒に検査を行い、必要に応じて、一緒に治療を行うことが重要です。

◆治療方法
 一般的には、外来で処方された抗菌薬を内服することで治療します。内服期間等は病期により異なり、医師が判断します。病変の部位によっては入院のうえ、点滴で抗菌薬の治療を行うこともあります。

 医師が治療を終了とするまでは、処方された薬は確実に飲みましょう。性交渉等の感染拡大につながる行為は、医師が安全と判断するまではひかえましょう。

 また、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)と一緒に検査を行い、必要に応じて、一緒に治療を行うことが重要です。

◆予防法
 感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用することが勧められます。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があるため、コンドームを使用しても、100%予防できると過信はせず、皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。

◆一度梅毒になったので、もう免疫があると考えてよい?
 梅毒の感染は、医師が検査で血液中の免疫(抗体)を確認して判断をします。感染した人の血液中には、一定の抗体がありますが、再感染を予防できるわけではありません。このため、適切な予防策(コンドームの使用、パートナーの治療等)が取られていなければ、再び梅毒に感染する可能性があります。

出典:「梅毒に関するQ&A」(厚生労働省)
「日本の梅毒症例の動向について(2018年7月4日現在)」(国立感染症研究所)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長・国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員・安井良則
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( 2018/08/10 14:57 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】RSウイルス感染症 本格的な流行期に突入 乳幼児は要警戒 休日や夜間診療の情報を備えて 

RSウイルス感染症 IDWRの速報データによると、増加傾向が続いています。昨年は8/28~9/3(第35週)から9/11~17(第37週)の3週に渡って1万件を超える患者数の報告が続きました。今年は、昨年と同様に8月に本格的な流行期間となることが予想されます。特に乳幼児が重症化すると命に関わる事もあるので乳幼児の育児に関わる方は警戒が必要です。また、休日や夜間の診療や問い合わせ先などを前もって把握しておきましょう。

 RSウイルス感染症に感染すると、1%から3%が重症化すると言われています。生後1か月未満の赤ちゃんには無呼吸の症状が現れ、ひどい場合には、突然死につながる可能性があると言われていて、注意が必要です。咳等の呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児、1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がります。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/7/16~7/22(第29週)は、定点把握疾患、報告数が2388件(0.76)
 2018/7/23~7/29(第30週)は、定点把握疾患、報告数が3057件(0.97)

 ※前週と比較して患者報告数は1.3倍になっています。

◆地域別情報
 2018/7/23~7/29(第30週)の速報データによる患者数が多い都道府県ランキング
 ・鹿児島県
 ・福岡県
 ・沖縄県
 ・徳島県
 ・宮崎県

◆速やかにかかりつけ医へ行く症状
 ・息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる
 ・咳で何回も夜中に起きる
 ・咳込んで嘔吐してしまう
 ・熱が下がっても症状が改善されない

◆症状
 主な症状は感染してから2~8日後に発症。発熱や鼻水などの症状が数日続きます。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

◆生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状
 粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。

 そして更に、ミルクやおっぱいを飲む時に、口もふさがってしまうと呼吸がしにくい状態となります。

 保護者の方は、乳児がおっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

◆特に生後1か月の新生児のお世話では
 生後1か月未満の新生児は、特別な症状が現れることがあります。これは息を止めてしまう無呼吸という症状です。ひどい場合には突然死につながる可能性があるため、注意が必要です。

◆治療方法
 RSウイルス感染症には特効薬はありません。治療は症状を和らげる対症療法になります。

◆感染経路
 飛沫感染と接触感染です。感染力が強く、また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着しているおもちゃやコップなどを触ったり舐めたりすることで、感染します。

◆予防法
 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳児に感染させないように気をつけましょう。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

◆いざという時のために、知っておきたい情報

お住まいのエリアの医療情報 感染症・予防接種ナビ▼
http://kansensho.jp/loc/location.html?page=hospitals.html

【経験談】RSウイルス感染症 子育て応援団▼
http://www.kosodateouendan.jp/loc/location.html?page=exp%2Finfect.html%3Fid%3D4
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( 2018/08/10 14:49 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】ヘルパンギーナ、手足口病など4つ 

感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。
 今回は、2018年7月23日~2018年7月29日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。
 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   宮城県 ヘルパンギーナ
   山形県 ヘルパンギーナ
   福島県 ヘルパンギーナ
   
 ◇関東
   栃木県 ヘルパンギーナ
   埼玉県 ヘルパンギーナ
   千葉県 ヘルパンギーナ
   東京都 ヘルパンギーナ
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   新潟県 咽頭結膜熱
          ヘルパンギーナ
   山梨県 ヘルパンギーナ
   長野県 ヘルパンギーナ
   静岡県 ヘルパンギーナ
   愛知県 ヘルパンギーナ
   三重県 ヘルパンギーナ
   
 ◇近畿
   滋賀県 ヘルパンギーナ
   
 ◇中国・四国
   徳島県 ヘルパンギーナ
   愛媛県 手足口病
   
 ◇九州・沖縄
   ありません
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( 2018/08/07 15:42 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】腸管出血性大腸菌感染症 患者数が増加 生肉の扱いは要注意 

2018/7/16~7/22(第29週)の全数把握疾患の報告数は前週と比較して増加しています。食中毒を引き起こす病原微生物には、腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラ属菌、腸炎ビブリオ、ノロウイルスなどがあります。特に、屋内外での焼肉時に気をつけたいのは、生肉が媒介する感染症です。0157、0111などの腸管出血性大腸菌は牛肉などが食中毒の原因になっています。重症化すると命にかかわる場合があり、注意が必要です。

 腸管出血性大腸菌感染症の主な感染経路は、腸管出血性大腸菌によって汚染された食材(加熱が不十分な肉など)や水分を経口摂取することによる経口感染です。例年、腸管出血性大腸菌の感染者の報告数は、0~4歳児が最多です。5~9歳がこれに次いで多い状況です。特に重症化すると命にかかわる場合があるので、注意が必要です。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/7/9~7/15(第28週)は、全数把握疾患、報告数が91件
 2018/7/16~7/22(第29週)は、全数把握疾患、報告数が126件

 ※前週と比較すると患者報告数は、増加しています。

◆症状と合併症
 感染後3~5日間の潜伏期間を経て、激しい腹痛を伴う頻回の水様性の下痢が起こり、その後で血便となります(出血性大腸炎)。発熱は軽度です。血便は、初期段階では、少量の血液の混入で始まりますが、次第に血液の量が増加し、典型例では血液そのもののような状態となります。

 発病者の6~9%では、下痢などの最初の症状が出てから5~13日後に溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重篤な合併症をきたすことが知られています。HUSを合併した場合の致死率は3~5%といわれています。

◆感染経路と対策
 主な感染経路は、腸管出血性大腸菌によって汚染された食材や水分を経口摂取することによる経口感染です。

 例年、腸管出血性大腸菌の感染者の報告数は、0~4歳児が最多です。5~9歳がこれに次いで多い状況です。感染後の発症率も9歳以下は80%前後と高くなっています。

 牛の生肉や生レバーなどの内臓は、腸管出血性大腸菌の感染の可能性があるので食べるべきではありませんが、特に保育所に通っている年齢群の乳幼児では厳禁です。高齢者や乳幼児と日常的に接触する職業や立場の人(家庭も含めて)、あるいは免疫力の低下した人と接触する職業・立場の人は厳に慎むべきです。

◆衛生管理
 腸管出血性大腸菌は75℃で1分間過熱で死滅するので、食事はしっかりと過熱したものを供することが基本です。

 また焼肉などでは、生肉を扱った箸やトングなどは生食用のものと必ず使い分けましょう。過去の事例として、野菜類(生野菜はもとより浅漬けなど)やそれ以外の加工食品(最近ではお団子の食中毒)での集団発生がありました。施設に提供され、そのまま加熱処理等が行われないままに供される食材の衛生管理は、納入業者と連携してしっかりと行われなければなりません。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
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( 2018/08/05 11:53 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】RSウイルス感染症 増加傾向続く 8月は本格的な流行に注意 

RSウイルス感染症 2018/7/16~7/22(第29週)は、前週に比べ患者報告数の増加傾向が続いています。8月には、昨年と同様に本格的な流行となる可能性が高いと思われます。特に乳幼児の育児に関わる方は、RSウイルス感染症の流行に警戒が必要です。RSウイルス感染症に感染すると、1%から3%が重症化すると言われています。生後1か月未満の赤ちゃんには無呼吸の症状が現れ、ひどい場合には、突然死につながる可能性があると言われていて、注意が必要です。咳等の呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児、1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がります。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/7/9~7/15(第28週)は、定点把握疾患、報告数が2194件(0.7)
 2018/7/16~7/22(第29週)は、定点把握疾患、報告数が2388件(0.76)

 ※前週と比較して患者報告数は増加傾向。

◆地域別情報
 2018/7/16~7/22(第29週)の速報データによる患者数が多い都道府県ランキング
 ・沖縄県
 ・福島県
 ・山口県
 ・北海道
 ・新潟県

◆症状
 主な症状は感染してから2~8日後に発症。発熱や鼻水などの症状が数日続きます。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

◆速やかにかかりつけ医へ行く症状
 ・咳で何回も夜中に起きる
 ・咳込んで嘔吐してしまう
 ・熱が下がっても症状が改善されない
 ・息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる

◆生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状
 粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。そして更に、ミルクやおっぱいを飲む時に、口もふさがってしまうと呼吸がしにくい状態となります。保護者の方は、おっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

◆特に生後1か月の新生児のお世話は
 生後1か月未満の新生児は、特別な症状が現れることがあります。これは息を止めてしまう無呼吸という症状です。ひどい場合には突然死につながる可能性があるため、注意が必要です。

◆治療方法
 RSウイルス感染症には特効薬はありません。治療は症状を和らげる対症療法になります。

◆感染経路
 飛沫感染と接触感染です。感染力が強く、また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着しているおもちゃやコップなどを触ったり舐めたりすることで、感染します。

◆予防法
 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳児に感染させないように気をつけましょう。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏


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( 2018/08/02 13:03 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症予報】8月に注意してほしい感染症 No1・RSウイルス感染症 No2・腸管出血性大腸菌感染症 No3・へルパンギーナ 要注意・梅毒 特に20代女性患者数急増 

8月に注意してほしい感染症

【No1】RSウイルス感染症…7月から急激な増加がはじまっています。8月には、昨年と同様に本格的な流行となる可能性が高いと思われます。特に乳幼児の育児に関わる方は、注意が必要です。

【No2】腸管出血性大腸菌感染症…患者報告数の増加が続いています。例年、8月~9月にかけて流行のピークとなっています。今月は、患者報告数の増加に注意が必要です。

【No3】へルパンギーナ…7月に流行のピークを迎え、8月も患者数が多い状態が続くものと予想されます。

【要注意】梅毒…2010年~2017年までの7年間で患者数が9倍に増加しています。

 2017年は、2000年以降最多の患者数となりました。

 2018年は、(2018/7/16~7/22)29週までに3686人(暫定値)となっており、このままでは、昨年の患者数を更に上回る可能性があります。特に注意しなければならないのは若年層です。特に20代の女性の患者数の急増がみられており、このままでは、先天梅毒(※)の増加が危惧されます。

 ※先天梅毒:妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。

 感染症ごとに、更に詳しくみていきましょう。

◆RSウイルス感染症
 7月から急激な増加がはじまっています。8月には、昨年と同様に本格的な流行となる可能性が高いと思われます。特に乳幼児の育児に関わる方は、注意が必要です。

 RSウイルス感染症は、病原体であるRSウイルスが伝播することによっておこる呼吸器感染症です。潜伏期間は2~8日、一般的には4~6日で発症します。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

 生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状として、粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。そして更に、ミルクやおっぱいを飲む時に口もふさがってしまうと呼吸がしにくい状態となります。保護者の方は、乳児がおっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳幼児に感染させないように気をつけましょう。

◆腸管出血性大腸菌感染症
 患者報告数の増加が続いています。例年、8月~9月にかけて流行のピークとなっています。今月は、患者報告数の増加に注意が必要です。

 腸管出血性大腸菌感染症は、感染後3~5日間の潜伏期間を経て、激しい腹痛を伴う頻回の水様性の下痢が起こり、その後で血便となります(出血性大腸炎)。発熱は軽度です。血便は、初期段階では、少量の血液の混入で始まりますが、次第に血液の量が増加し、典型例では血液そのもののような状態となります。発病者の6~9%では、下痢などの最初の症状が出てから5~13日後に溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重篤な合併症をきたすことが知られています。HUSを合併した場合の致死率は3~5%といわれています。

<感染経路と対策1>
 主な感染経路は、腸管出血性大腸菌によって汚染された食材や水分を経口摂取することによる経口感染です。例年、腸管出血性大腸菌の感染者の報告数は、0~4歳児が最多です。5~9歳がこれに次いで多い状況です。感染後の発症率も9歳以下は80%前後と高くなっています。牛の生肉や生レバーなどの内臓は、腸管出血性大腸菌の感染の可能性があるので食べるべきではありませんが、特に保育所に通っている年齢群の乳幼児では厳禁です。高齢者や乳幼児と日常的に接触する職業や立場の人(家庭も含めて)、あるいは免疫力の低下した人と接触する職業・立場の人は厳に慎むべきです。

<感染経路と対策2>
 腸管出血性大腸菌は75℃で1分間加熱で死滅するので、乳幼児への食事はしっかりと加熱したものを供することが基本です。また焼肉などでは、生肉を扱った箸やトングなどは生食用のものと必ず使い分けましょう。過去の事例として野菜類(生野菜はもとより浅漬けなど)やそれ以外の加工食品(最近ではお団子の食中毒)での集団発生がありました。

◆へルパンギーナ
 7月に流行のピークを迎え、8月も患者数が多い状態が続くものと予想されます。

 ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。乳幼児を中心に夏季に流行する、いわゆる夏かぜの代表的疾患です。特異的な予防法はありませんが、感染者との密接な接触を避けること、流行時に手指の消毒を励行することなどがあります。ヘルパンギーナの症状の大部分は軽症疾患で、登校登園については手足口病と同様、流行阻止の目的というよりも患者本人の状態によって判断すべきであると考えられます。

◆梅毒
 2010年~2017年までの7年間で患者数が9倍に増加しています。2017年は、2000年以降最多の患者数となりました。2018年は、(2018/7/16~7/22)29週までに3686人(暫定値)となっており、このままでは、昨年の患者数を更に上回る可能性があります。特に注意しなければならないのは、若年層です。20代の女性の患者数の急増がみられており、このままでは、先天梅毒(※)の増加が危惧されます。※先天梅毒:妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。

 梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、病名は症状にみられる赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることに由来します。感染すると全身に様々な症状が出ます。

 早期の薬物治療で完治が可能です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。時に無症状になりながら進行するため、治ったことを確認しないで途中で治療をやめてしまわないようにすることが重要です。また完治しても、感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

◆安心・安全なサービスへ!さらに豊富な機能がすべてのプランで使えます
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( 2018/08/01 18:14 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱など4つ 

 感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。今回は、2018年7月16日~2018年7月22日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   山形県 ヘルパンギーナ
   
 ◇関東
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   新潟県 ヘルパンギーナ
   長野県 ヘルパンギーナ
   静岡県 ヘルパンギーナ
   三重県 ヘルパンギーナ
   
 ◇近畿
   滋賀県 ヘルパンギーナ
   
 ◇中国・四国
   徳島県 ヘルパンギーナ
   
 ◇九州・沖縄
   佐賀県 ヘルパンギーナ
   大分県 手足口病
   鹿児島県 咽頭結膜熱
   

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( 2018/08/01 17:28 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

イボ治療に有効とされている紫雲膏とは  

イボに効くと噂の紫雲膏ってなに?

ネットで情報収集をしていると「紫雲膏でイボが治った!」というブログ記事が多くヒットします。紫雲膏とは、一体何なのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

紫雲膏(しうんこう)とは、古くから皮膚病に効果があるとされている漢方薬です。江戸時代に、世界で初めて全身麻酔による手術を成功させたことで有名な華岡青洲が考案したとされています。あくまで民間療法としてですが、古くから愛されている塗り薬です。

主成分のシコニンが有効成分だと考えられており、抗炎症作用、肉芽促進作用、抗菌作用、抗腫瘍作用などが報告されています。これらの作用により、ひび・あかぎれ・しもやけ・イボ・魚の目・あせも・ただれ・外傷・火傷・かぶれ・痔などに効果があるとされています。

ただし、シコニンの薬理作用のメカニズムの研究は十分行われておらず、なぜこれらの皮膚病に効くのかわかっていない部分も多いのが現状です。

紫雲膏の成分

紫雲膏は主に、ゴマユ(ごま油)、シコン(ムラサキの根)、トウキ(セリ科の多年草)、オウロウ(ミツバチの巣の蝋を精製したもの)、トンシ(ラード)を混ぜあわせることによりつくられます。染色にも使われるムラサキの根が使われていることにより、美しい薄紫色をしていることと、ラードが入っていることによる独特の匂いが特徴です。

現在、ムラサキは絶滅危惧種に指定されているので、シコンの生産量は非常に少なくなっています。そのため、同じムラサキ科のセイヨウムラサキの根を代用しているものが多いようです。

通常の紫雲膏の成分は、いずれも口に入れても問題ないものなので、口の中の口内炎などにも使うことができます。ただし、紫雲膏の中には口に入れてはいけない成分をプラスしている商品があるかもしれませんので、口の中に使う場合には成分表示をよく見てからにしましょう。

このように、紫雲膏に使われている成分は安全なものなので、敏感肌やアレルギーのある方にはピッタリな薬なのです。

紫雲膏のイボへの使い方

さて、ではこの紫雲膏、イボにはどのように使えばよいのでしょうか。

まず、イボに紫雲膏を塗ります。塗るタイミングは、イボが柔らかくなっているお風呂あがりがオススメです。塗ったらその上から絆創膏などで固定します。より効果を高めたい場合は、ラップで多い、その上から絆創膏で固定するとよいでしょう。

次の日、お風呂に入る前に絆創膏を剥がし、またお風呂あがりに紫雲膏を塗り直し、固定します。とにかく、これを毎日続けてください。少しずつイボが剥がれてきますので、1週間ごとにピンセットで取り除いていきます。

これを3ヶ月ほど続けると、イボが完全に取り除けます。紫雲膏は安全な分、効果も他の薬と比べるとマイルドです。根気よく治療を続けることが重要になります。
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( 2018/07/30 15:14 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

被害続出!“やけど虫”の特徴や対処法は?  

夏に発生する虫の健康被害といえば、蚊やハチが真っ先に思い浮かぶと思います。じっさいに、蚊やハチの被害は多いですが、ほかの虫にも要注意。最近話題の“やけど虫”を知っていますか? じつは、全国各地で被害が続出しているのです。

●“やけど虫”ってどんな虫?

あまり聞き慣れない名前ではありますが、やけど虫の正式名称は「アオバアリガタハネカクシ」というもの。体長は1cmに満たず、およそ7mmほどの、黒とオレンジのしま模様が特徴の昆虫です。日本では、北は北海道から南は沖縄まで、全国どこでも生息しています。湿気を好む性質があり、田んぼや川岸の周辺など、湿気が多いところに多く見られるといいます。

4~10月までの活動期間のなかで、とくに6~8月にかけて活発になります。湿気を好むとはいいますが、光に寄ってくる性質もあるので、街灯や家の玄関、ベランダにもよく姿を現すそうです。

●アリにそっくり!?

やけど虫は、まるでアリのような姿をしています。知名度もそこまで高くないので、アリと勘違いされることは少なくありません。そのため、子どもが興味本位で触ったり、家から追い出すために手で掴んでしまったり。これが、やけど虫の被害が続出する理由のひとつかもしれません。

やけど虫の体液には、「ぺデリン」という物質が含まれています。やけど虫に触れると、水泡ができ、やけどの痕のようになるのは、これが原因。さらに厄介なのは、卵・幼虫・蛹(さなぎ)・成虫のいずれにも、この「ぺデリン」があるということ。これが、やけど虫と呼ばれる所以だそうです。

●もし触ってしまったら…

やけど虫に触ってしまったら、まずはすぐに水道水で洗い流してください。数時間経つと、徐々に赤く腫れてくるので、皮膚科を受診しましょう。もうひとつ注意すべきなのは、体液のついた手で目を触ってしまうこと。子どもはビックリして泣いてしまうこともあるので、そのままの手で目をこすってしまう可能性大。炎症や激しい痛み、最悪の場合は失明することもあるそうなので、ご注意を!

夏場はとくに被害が増えます。厄介なことに、やけど虫はどこにでも現れる昆虫です。前述のような特徴の昆虫をみつけたら、素手では触らずに、割り箸やスコップを使って外に出しましょう。
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( 2018/07/30 15:13 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】RSウイルス感染症 急激な患者数増加はじまる 8月には本格的な流行となる可能性も 

RSウイルス感染症 2018/7/9~7/15(第28週)は、前週の1.5倍の患者報告数となり、急激な増加がはじまっています。8月には、昨年と同様に本格的な流行となる可能性が高いと思われます。

 特に乳幼児の育児に関わる方は、RSウイルス感染症の流行に警戒が必要です。

 RSウイルス感染症に感染すると、1%から3%が重症化すると言われています。生後1か月未満の赤ちゃんには無呼吸の症状が現れ、ひどい場合には、突然死につながる可能性があると言われていて、注意が必要です。咳等の呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児と1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がります。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/7/2~7/8(第27週)は、定点把握疾患、報告数が1467件(0.46)
 2018/7/9~7/15(第28週)は、定点把握疾患、報告数が2194件(0.7)

 ※前週と比較して1.5倍の患者報告数となり、急激な増加がはじまっています。

◆地域別情報
 2018/7/9~7/15(第28週)の速報データによると患者数が多い都道府県ランキング
 ・沖縄県
 ・徳島県
 ・新潟県
 ・福岡県
 ・福島県

◆症状
 主な症状は感染してから2~8日後に発症。発熱や鼻水などの症状が数日続きます。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

◆速やかにかかりつけ医へ行く症状
 ・息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる
 ・咳で何回も夜中に起きる
 ・熱が下がっても症状が改善されない
 ・咳込んで嘔吐してしまう

◆生後6か月未満の乳児で特に注意してほしい症状
 粘っこい鼻水による鼻づまりの症状が非常に強くなることがあります。3か月未満の乳児は、口呼吸ができていません。鼻で呼吸をしているために、粘っこい鼻水が詰まっただけでも苦しくなります。

 そして更に、お母さんのおっぱいを飲んだりしますので、口もふさがってしまえば呼吸がしにくい状態となります。鼻詰まりだけでも、呼吸が難しくなります。

 保護者の方に気をつけてほしいことは、おっぱいの飲みが悪くなったなどの変化を注意深く観察しましょう。

◆特に生後1か月の新生児のお世話は
 生後1か月未満の新生児は、特別な症状が現れることがあります。これは息を止めてしまう無呼吸という症状です。ひどい場合には突然死につながる可能性があるため、注意が必要です。

◆治療方法
 RSウイルス感染症には特効薬はありません。治療は症状を和らげる対症療法になります。

◆感染経路
 飛沫感染と接触感染です。感染力が強く、また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着しているおもちゃやコップなどを触ったり舐めたりすることで、感染します。

◆予防法
 RSウイルス感染症の予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効ですが、乳幼児自身が予防することは難しいです。そのため、咳などの症状がある年長児や大人には、0歳児、1歳児のお世話は薦められません。しかしながら、お世話をしなければならないときは、手洗いやマスクの装着などで乳児に感染させないように気をつけましょう。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
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( 2018/07/28 19:07 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱など5つ 

 感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。
 今回は、2018年7月9日~2018年7月15日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。
 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県
 ◇北海道・東北
   山形県 咽頭結膜熱
          ヘルパンギーナ
   
 ◇関東
   千葉県 咽頭結膜熱
          ヘルパンギーナ
   東京都 伝染性紅斑(りんご病)
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   新潟県 咽頭結膜熱
          ヘルパンギーナ
   静岡県 ヘルパンギーナ
   三重県 ヘルパンギーナ
   
 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   鳥取県 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)
   徳島県 手足口病
   
 ◇九州・沖縄
   佐賀県 ヘルパンギーナ
   大分県 手足口病
   宮崎県 手足口病
   鹿児島県 咽頭結膜熱
   

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( 2018/07/28 15:17 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】へルパンギーナ 報告数が急増 今後の情報に注意 

 ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。乳幼児を中心に夏季に流行する、いわゆる夏かぜの代表的疾患です。ヘルパンギーナの報告数は、2018/7/2~7/8(第27週)は前週よりも急増しています。日本では、毎年5月頃から増加し始め、7月下旬頃にピークとなり、8月に入り減少していきます。

 特異的な予防法はありませんが、感染者との密接な接触を避けること、流行時に手洗いを励行することなどがあります。

 本症の大部分は軽症疾患で、登校登園については手足口病と同様、流行阻止の目的というよりも患者本人の状態によって判断すべきであると考えられます。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/6/25~7/1(第26週)は、定点把握疾患、報告数が3161件(1.0)
 2018/7/2~7/8(第27週)は、定点把握疾患、報告数が4653件(1.47)

 ※前週と比較して急増

◆地域別情報
 2018/7/2~7/8(第27週)の速報データによると患者数が多い都道府県ランキング
 ・佐賀県
 ・新潟県
 ・静岡県
 ・香川県
 ・山口県

◆症状
 2~4日の潜伏期を経過し、突然の発熱に続いて咽頭痛が出現し、咽頭粘膜の発赤が顕著となり、口腔内、主として軟口蓋から口蓋弓にかけての部位に直径1~2mm、場合により大きいものでは5mmほどの紅暈(こううん、皮膚が部分的に充血して赤く見えること)で囲まれた小水疱が出現します。小水疱はやがて破れ、浅い潰瘍を形成し、疼痛を伴います。発熱については、2~4日間程度で解熱し、それにやや遅れて粘膜疹も消失します。発熱時に熱性けいれんを伴うことや、口腔内の疼痛のため不機嫌、拒食、哺乳障害、それによる脱水症などを呈することがありますが、ほとんどは予後良好です。

◆治療・予防
 特異的な治療法はなく通常は対症療法のみです。時には脱水に対する治療が必要なこともあります。時に無菌性髄膜炎等の合併例では入院治療が必要です。

 特異的な予防法はありませんが、感染者との密接な接触を避けること、流行時に手洗いを励行することなどがあります。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

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( 2018/07/21 06:27 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】ヘルパンギーナ、手足口病など5つ 

 感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。
 今回は、2018年7月2日~2018年7月8日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。
 感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県

 ◇北海道・東北
   ありません]

 ◇関東
   東京都 伝染性紅斑(りんご病)
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   新潟県 咽頭結膜熱
          ヘルパンギーナ
   静岡県 ヘルパンギーナ
   
 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   鳥取県 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)
   香川県 ヘルパンギーナ
   
 ◇九州・沖縄
   佐賀県 ヘルパンギーナ
   大分県 手足口病
   宮崎県 手足口病
   沖縄県 咽頭結膜熱
   
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( 2018/07/20 09:59 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症アラート・本格的な流行】咽頭結膜熱、伝染性紅斑(りんご病)など4つ 

感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラート情報を発信しています。今回は、2018年6月25日~2018年7月1日の一週間で本格的な流行レベルにある感染症と都道府県です。感染症を正しく知って、正しく予防しましょう。

  感染症アラートに表示される疾患
  ▼インフルエンザ ▼咽頭結膜熱 ▼溶連菌感染症 ▼感染性胃腸炎 ▼水痘
  ▼手足口病 ▼伝染性紅斑 ▼突発性発しん ▼百日咳 ▼ヘルパンギーナ
  ▼流行性耳下腺炎 ▼急性出血性結膜炎 ▼流行性角結膜炎 ▼マイコプラズマ肺炎

 本格的な流行となっている感染症と都道府県

 ◇北海道・東北
   北海道 咽頭結膜熱
   福島県 咽頭結膜熱
   
 ◇関東
   栃木県 伝染性紅斑(りんご病)
   東京都 伝染性紅斑(りんご病)
   神奈川県 伝染性紅斑(りんご病)
   
 ◇北陸・甲信・東海
   新潟県 咽頭結膜熱
          ヘルパンギーナ
   
 ◇近畿
   ありません

 ◇中国・四国
   ありません

 ◇九州・沖縄
   佐賀県 ヘルパンギーナ
   大分県 手足口病
   宮崎県 手足口病
   鹿児島県 咽頭結膜熱

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( 2018/07/12 10:15 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【災害時における感染症ニュース】がれき撤去作業に従事される方へ~傷の化膿や破傷風の予防について~ 

がれき撤去作業に従事される方へ
~傷の化膿や破傷風の予防について~

 被災地域で壊された建物を撤去したり、下水などがあふれていた場所で汚泥の撤去作業を行う場合は、次のことに注意しましょう。

◆感染を予防するには?
○けが防止のため、素肌を露出しない服装(長袖、長ズボン)で行いましょう。

○丈夫な手袋、長靴、安全靴などを身につけて、水や土、汚染された廃材などを素手でさわったり、釘などを踏み抜いたりしないよう体を保護しましょう。

○ガラスなどのケガや、棘(トゲ)が刺さったりした場合は、一旦作業を中断し、傷ついた場所を清潔な水でよく洗浄し、傷が汚れた環境に直接さらされないように、絆創膏などで保護しましょう。

○作業が終了したら、石けんと流水でよく手を洗いましょう。

 手洗い用の水が確保できない場合は、ウェットティッシュなどで汚れを落とし、速乾性刷り込み式アルコール性消毒薬を使用してください。

○傷が深い場合や棘(トゲ)などが残ってしまった、傷口が化膿した、破傷風を疑う症状(下記)がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

◆破傷風はどんな感染症なの?
 破傷風は、土の中にいる破傷風菌が傷口から感染・増殖し、毒素によって、発症します。感染してから症状がおこるまで3日から3週間くらいかかるとされています。

◆気をつけることはなんですか?
 特徴的な症状は、「あごのこわばり」で口が開きにくくなります。加えて、「ものを飲み込みにくい」、「けいれん」などがみられ、進行すると呼吸困難などをきたすことがありますので、医療機関への受診と治療が必要です。

情報元:広島県感染症・疾病管理センター
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/318220.pdf


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( 2018/07/12 08:11 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

【災害時における感染症ニュース】床上浸水時の殺菌消毒剤の使用方法 

床上浸水時の殺菌消毒剤の使用方法
~ 逆性石けん液(塩化ベンザルコニウム液)の使用方法 ~

◆【1】使用方法(塩化ベンザルコニウム液)
 塩化ベンザルコニウム液(原液は10%)は、お近くのドラッグストアや薬局で購入できます。手指、家具、便器などの器具の消毒に使用できます。

(1)原液を約100倍に希釈して使用してください。

(2)汚れがあるものは、まず汚れをよく洗い落してから、希釈した消毒液をきれいな布巾に含ませて拭くか、噴霧して使用してください。

◆【2】注意事項
(1)原液のままで、使用しないでください。

(2)塩化ベンザルコニウムを取り扱う際には、手袋などを使用してください。

(3)使用時に眼に入らないように十分注意をしてください。もし、眼に入った場合は水でよく洗い流してください。

(4)普通の石けんが残っていると殺菌効果が弱くなるので、石けんをよく洗い落としてから使用してください。

(5)誤って飲んでしまう事故につながりますので、消毒液はペットボトルへは移し替えないでください。

◆【3】その他
 家の周囲や床下については、不要なものを片付けたあと、水道水等で泥を洗い流し、しっかりと乾燥させてください。

情報元:広島市ホームページ「水害時の衛生対策と消毒方法について」
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1279109687058/index.html


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( 2018/07/10 06:17 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)

水イボは放置せず皮膚科へ行くべき “努力”している先生を探そう 

 「水イボ」は正式には伝染性軟属腫といい、ポックス・ウイルスの一種が原因の、れっきとした皮膚ウイルス感染症です。皮膚のバリア機能が完成していない幼少児に好発し、痒みがあるので子供は掻(か)きむしり、ウイルスまみれの指で他の部分を触るため、あっという間に全身に広がります。

 世間のお母さんは水イボに関して2つの知識を持っています。(1)自然に治癒することがある(2)皮膚科に連れて行くとピンセットでむしり取られるので、子供は号泣して暴れまわる-なのでお母さんたちは、わが子の水イボを見つけても放置するのです。

 (1)は間違いです。自然治癒例はだいたい30人に1人。残り29人は自然治癒どころか、1日経てば2倍に増える「倍々ゲーム」です。でも、(2)は正解。生で引き千切られるのですから、大人だって泣きわめきます。

 でも、水イボは1個でも見つけたら皮膚科に連れて行かなければなりません。そしてここからが重要。皮膚科の先生も鬼ではありません。あらかじめ麻酔のテープを貼ってから摘除してくれる先生や、ウオノメなどに使うサリチル酸テープを2日前に貼って、白くフヤけさせてからガーゼでこすって、引きちぎらずに摘除してくれる先生もいます。

 水イボを生で引き千切られたら、その先生を大嫌いになって当たり前。でも、お子さんを医者嫌いにさせたくないから、先生だって工夫するのです。

 どちらも経営的には赤字の治療です。時間もかかります。でも痛い思いをさせないよう努力している先生を探して、水イボを見つけたら、そんな先生の元に連れて行ってあげてください。全身で200個ぐらい水イボができた子が来たら、うちはその子にかかりっきり。一時休診になります。

 ◆筆者プロフィール 松本浩彦(まつもと・ひろひこ)芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、日本臍帯プラセンタ学会会長。


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( 2018/07/07 18:32 ) Category ■皮膚・やけど・ホクロ・イボ・傷口・タトゥー | トラックバック(-) | コメント(-)

【感染症ニュース】手足口病 九州地方が流行の中心 今後注意が必要 

手足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD)は、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性のウイルス性感染症であり、乳幼児を中心に主に夏季に流行し、例年7月頃に流行のピークを迎えます。今後しばらくは、増加傾向に注意が必要です。

◆患者数の動向
 IDWRの速報データによると
 2018/6/11~6/17(第24週)は、定点把握疾患(週報告)が3897件(1.23)
 2018/6/18~6/24(第25週)は、定点把握疾患(週報告)が3926件(1.24)

 ※前週と比較して増加傾向です。

 ※例年7月頃に流行のピークを迎えます。今後しばらくは、増加傾向に注意が必要です。

◆地域別情報
2018/6/18~6/24(第25週)の速報データによる定点当たり報告数、多い順
 ・宮崎県
 ・大分県
 ・鹿児島県
 ・福岡県
 ・熊本県

 ※九州地方が流行の中心となっています。

◆症状
 従来のCA16およびEV71による手足口では、3~5日間の潜伏期間の後に、口腔粘膜、手掌、足底や足背などの四肢末端に2~3mmの水疱性発疹が出現してきます。発熱は約3分の1に認められますが軽度であり、高熱が続くことは通常はありません。通常は3~7日の経過で軽快し、水疱の跡が痂皮(かさぶた)となることもありません。

◆感染経路
 手足口病の感染経路としては飛沫感染、接触感染、糞口感染があげられます。

◆治療方法
 特異的な治療法はなく、抗菌薬の投与は意味がありません。発疹に痒み(そう痒感)などを伴うことは稀であり、抗ヒスタミン薬の塗布を行うことはありますが、通常は外用薬としての副腎皮質ステロイド剤は用いられません。口腔内病変を伴いますので、乳幼児の場合は刺激にならないように柔らかめで薄味の食べ物が奨められますが、水分が不足しないように、経口補液などで水分を少量頻回に与えることのほうがより重要です。時には脱水を防ぐために経静脈補液が必要となる場合もあります。発熱に対しては、通常は解熱剤なしで経過観察が可能です。しかし、元気がない(ぐったりしている)、頭痛、嘔吐、高熱、2日以上続く発熱などの場合には髄膜炎、脳炎など中枢神経系の病変の合併に注意する必要があります。ステロイド剤の多用が症状を悪化させることが示唆されています。

◆予防法
 保育園や幼稚園などの乳幼児施設においての流行時の感染予防は手洗いの励行と排泄物の適正な処理が基本となります。しかし、本疾患は主要症状が回復した後も比較的長期間に渡って児の便などからウイルスが排泄されることがあり、加えて流行時には無症状病原体保有者も相当数存在していると考えられるため、発症者のみを隔離したとしても、効果的な感染拡大防止策となるとは考え難いです。基本的には軽症疾患であることを踏まえ、回復した児に対して長期間の欠席を求めることも得策ではありません。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏


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( 2018/07/05 20:32 ) Category 【感染症ニュース】 | トラックバック(-) | コメント(-)
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