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誰もがゾッとする…日本でこれから起こり得る大災害「最悪の被害想定」 本当の恐怖をじつは知らない…


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首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火……過去にも起きた「恐怖の大連動」は、東京・日本をどう壊すのか。

発売たちまち3刷が決まった話題書『首都防衛』では、知らなかったでは絶対にすまされない「最悪の被害想定」がありありと描かれている。

M7.3が東京を襲うと…

〈日本の首都を襲った大地震の規模は、M7.3。

ヒト・モノ・情報が集まる東京には、地球外生命体に強襲されたような信じられない光景が広がった。

江東区や江戸川区など11の区は震度7を記録し、人口の多い23区の約6割は震度6以上の揺れが起きる。

6000人以上が死亡、負傷者は9万3000人を超え、ライフラインは次々とダメージを受けた。〉(『首都防衛』より)

新刊『首都防衛』では、最新データや数々の専門家の知見から、日本で起こり得る大地震・火山噴火、自然災害、弾道ミサイルなどの「最悪の被害想定」を描いている。

首都直下地震の被害想定

多くの人は、意外と地震の被害想定を知らない。

たとえば、首都直下地震はどんな被害をもたらすのか。

〈東京都が2022年5月、10年ぶりに見直した被害想定を見れば、首都を襲う直下地震のダメージは甚大だ。

都心南部直下地震が冬の夕方に発生した場合、都内の全壊する建物は約8万2200棟に上り、火災の発生で約11万8700棟が焼失。避難者は約299万人に達する。

発災直後は広範囲で停電が発生し、首都機能を維持するための計画停電が行われる可能性も生じる。

上水道は23区の約3割、多摩地域の約1割で断水。上下水の配管などが被害を受けたビルやマンションは修理しなければ水道やトイレを利用できない状況が続く。

電話やインターネットはつながらず、携帯電話の基地局が持つ非常用電源のバッテリーが枯渇した場合には利用不能状態が長引くおそれがある。〉(『首都防衛』より)

これだけでも恐ろしいが、本当に恐ろしいのは複数の災害が連動することだ。

つづく「『まさか死んでないよな…』ある日突然、日本人を襲う大災害『最悪のシミュレーション』」では、日本でかなりの確率で起こり得る「恐怖の大連動」の全容を具体的なケース・シミュレーションで描き出している。

災害時、雨の中の避難→絶対やって! 元陸上自衛官が教える「衣類のしまい方」屋外活動の鉄則とは?


衣類は小分けし、さらにゴミ袋に包んで二重に(Ryoma/stock.adobe.com)※画像はイメージ
衣類は小分けし、さらにゴミ袋に包んで二重に(Ryoma/stock.adobe.com)※画像はイメージ

 雨が多い季節です。元陸上自衛官の「ぱやぱやくん(@paya_paya_kun)」が、洪水などの水害に備えて避難するときに役立つ知識をツイートしました。

「避難所などに行くときは『衣類はジップロックで小分けにしておく』『ゴミ袋などに入れてから、リュックにいれる』ということを心がけてください。」

 小分けにしたジップロック(ファスナーで密閉できるプラスチック袋の商品名)をさらにゴミ袋に入れる理由について、二重にすることで防水性をより高めるためだと話します。実際に、水害で避難した人から、ビニール袋1枚では濡れてしまっていたという報告もありました。

「こうしておけば衣類が濡れませんし、管理も楽です。『替え着を濡らさない』は自衛隊で学ぶ原則の一つでもあります。ぜひ心がけてみてください。」と、ぱやぱやくんは続けています。

 乾いた服がなくて濡れた服のままでいると、体温が下がったり体調を崩してしまったりすることにつながります。

 「ずぶ濡れの半長靴、靴下替えただけで暖かくて生き返る気持ちになったのを思い出しました」「替えの靴下を濡らさないのが生き延びる秘訣みたいな教訓」とコメントがあったように、着替えが乾いていることはとても大切!ぜひ参考にしたいですね。

 ぱやぱやくんは、ほかにも避難時に役立つ情報をツイートしています。

「災害用の非常食には『チョコラBB』などのビタミン剤も一緒に入れておきましょう。理由は保存食にはビタミンが足りないので、数日たつと口内炎だらけになるからです。口の痛みがストレスになります。災害避難や自宅隔離になったときのために覚えておいてください。」

「視力が悪い人にお伝えします。災害などに備えて『安いメガネ』を複数持っておくとよいです。自宅用、職場に置く用、予備などを準備しておくと、災害でライフラインが止まったときに役に立ちます。安いメガネは命の保険ですよ。」

 今回の衣類を濡らさないビニール袋を2重にする方法は、災害時だけでなく、荷物が雨に濡れてしまう可能性があるツーリング、登山、野外ライブ、スポーツ観戦などの屋外活動を楽しむときにも活用を。

 ぱやぱやくんは、災害時に役立つ情報のほか、防衛大学や陸上自衛隊の教えや生活から学べることも多数ツイートしています。生きていくために必要な知識から、メンタルを強くする方法まで、「なんだかわかる…」内容で参考になります。

■ぱやぱやくんのプロフィール

防衛大学校卒の元陸上自衛官。退職後は会社員を経て、現在はエッセイストとして活躍中。名前の由来は、自衛隊時代に教官からよく言われた「お前らはいつもぱやぱやして!」という叱咤激励に由来する。

■書籍『今日も小原台で叫んでいます―残されたジャングル、防衛大学校』(7月28日発売予定):256ページ超えの大ボリュームで、防大生の日常を書き上げました。タイトルに「ジャングル」が含まれるポップでハッピーな作品です。(ぱやぱやくんより) https://www.amazon.co.jp/dp/4046061413/

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)

大地震で家屋倒壊…九死に一生を得た5人の実話

5月5日に石川県珠洲市で震度6強の揺れを観測した地震は、11日現在で死者1人、重軽傷者30人以上を確認。住宅の全半壊が30棟近く、一部破損は600棟に及ぶ。

 

珠洲市で被災した人のなかには、自宅が倒壊しながらも、テーブルの下に隠れて救出された女性もいた。

 

■実例1:「テーブルの下に隠れた」(77歳女性)

 

珠洲市の77歳女性は地震発生時、2階建ての自宅の道路側に面した1階の寝室で寝ていた。布団をかぶったまま揺れが収まるまで待ったが、「天井が落ちてきた」と直感し、部屋の隅のテーブルの下にとっさに隠れた。しばらくして近所の人や救急隊員の声の方向にはうように進んでいき、発生約2時間後に助け出された。(NHK NEWS WEBより抜粋)

 

今回の石川県以外でも各地で連続して地震が発生している。11日未明の千葉県南部を震源とした地震では、就寝中に棚の上にあった照明器具が頭に落ちて負傷したケースが報じられた。

 

「’95年の阪神・淡路大震災では、タンスや家具の下敷きになった死亡例が多く報告されました。また、最近の地震でも1階が上から押しつぶされるケースが多々あります」

 

こう話すのは、危機管理アドバイザーの国崎信江さんだ。

 

朝5時46分に発生した同震災では、’05年時点の死者6434人、負傷者43792人、住宅の全半壊は24万9180棟という甚大な被害があった。兵庫県神戸市での死者4571人の死亡原因は「家屋倒壊による圧迫、窒息死が過半数を占める」という。

 

本誌は阪神・淡路で生存した被災者の方の“九死に一生”体験を取材。その被災例と教訓をもとに、家屋倒壊から命を守る対策を前出の国崎さんに聞いた。


■実例2:「うつぶせになって布団にくるまった」(お笑い芸人・かみじょうたけしさん)

 

お笑い芸人のかみじょうたけしさん(45)は当時、淡路市の実家に住む高校2年生。

 

「朝6時前で、2階で寝ていました。『夢か』と思ったんですが、『ゴーッ』というすごい音で目が覚めて『地震や!』と。部屋の勉強机は下のスペースが狭くて入れない。とっさにうつぶせになって、布団にくるまりました。そしたら僕の身長よりも高くて観音開きのごっつい古いタンスが、背中に乗っかってきて『死ぬ!』と思ったんです。僕と妹のスペースを部屋の真ん中で仕切っていたタンスでした。押しつぶされそうになりながらも、夢中で背中と腕の力を使ってなんとか、はねのけまして。妹と、2階の別室にいた両親は無事でした。でも、僕らは2階にいるはずやのに、いまは地上の高さと同じ……。『1階がつぶれた!』と、一人寝ていた祖母が気になりました」

 

■実例3:「仏壇がシェルターになった」(お笑い芸人・かみじょうたけしさんの祖母)

 

「『1階だった』ところはぐちゃぐちゃで、呼びかけても返事はない。すると倒れたお仏壇の下に、足が見えたんです。それで一生懸命、引っ張り出して救出しました。お仏壇のお位牌などをまつる部分の周辺が運よく空いていて、祖母はその隙間で助かった。当時85歳の祖母は『(戦死した)おじいちゃんが助けてくれたんや』と言っていました」

 

「阪神大震災の発生は明け方で、就寝中でとっさに布団をかぶった人も多かったようです。実例2でかみじょうさんが布団の中でうつぶせになったのは適切な姿勢でした。頭を下げて四つんばいになる、この『ダンゴムシのポーズ』は、もし上から家具が落ちてきたり、抑えつけられても、背中で防ぎながら少しずつ体をずらして脱出可能です。ただ、体重の4倍以上の重さになれば対処は難しくなります」(国崎さん、以下同)
しかし、実例1の女性や実例3のかみじょうさんの祖母のように、家具の下や隙間で生存できたのは「幸運な例と考えるべきで、そのまま下敷きになって命を落としてしまったケースもある」そうだ。

 

「まず、『(2階建てなら)寝室は2階にする』『寝室には割れ物、重い家具を置かない』ことを根本的な対策として実践してください」

 

割れる可能性のあるガラス製の物品は寝室に置かず、アクリル製の花瓶や、柔らかい素材の掛け時計に替えればリスクを軽減できる。

「タンスや本棚も寝室ではなく、なるべく別室に集約しましょう」

■実例4:「寝室が2階だった」(田中雅久さん)

 

神戸市長田区の内装業「恍雅堂」3代目の田中雅久さん(49)は震災当時21歳。「1階が店舗になっている本店2階で寝ていたんですが、揺れの2〜3分前に虫の知らせか、目覚めてるんです。『二度寝しよか』と思ったら何mも先から地響きがして、その直後に『ドン!』と縦揺れ。すぐに大きな横揺れが来て、とっさに布団をかぶりました。想像できないでしょうが、横揺れは、嵐の海面で船がブラーン、ブラーンと前後左右に揺られる感じ。遊園地の船のアトラクション『バイキング』みたいなんです。揺れが収まり布団から出たら啞然。屋上の物干し台とか植木鉢がすべて天井を破って僕の横に落ちていました。鉄骨の階段は壁を突き破って僕の隣に押し寄せていたし、『ここにいたらやばい!』と外に出ました。当時は古い店舗や家屋ばかりで、直後に見た多くは1階がペシャンコにつぶれていました」

 

■実例5:「車庫に落ちて車に守られた」(田中雅久さんの祖母)

 

「僕は祖母がいる2号店に向かいました。すると無残に倒壊した店の前に、実家にいた両親と弟、妹が駆けつけていて『おばあちゃんが死んだ!』と泣いているんです。ところが『ここや!』と奥から祖母の声が。床ごと2階から転落したけど、車と作業場のあいだの空間にいて、落下物の直撃をまぬがれたそう。夢中で助け出しました」

 

実例4、5のような激しい揺れだと、家具は倒れるどころではなく、部屋中を「飛び交う」という。

 

「机や棚を置いているのがカーペットの上なら、面ファスナーを脚につけるだけで、摩擦抵抗が上がって動きにくくなります。さらに、突っ張り棒で固定するより手軽な方法として、中に寝袋など軽いものを詰めた段ボールを上に重ねるのがおすすめです。天井まで隙間なく積み重ねておけば、家具が壁側から持ち上がって倒れるのを防げます」

 

タンスを避け、アクリルのカラーボックスなどで小分け収納をするというのも手だ。

 

「ボックスが散乱すれば障害物にはなりますが、圧死のリスクを回避できる可能性が高くなります」

 

このようにほとんどお金をかけずにできる家屋倒壊の対策もある。先人たちに学び、大地震に備えてまずは自宅の寝室から見直そう。


【命を守る防災】大切な人の電話番号を覚えていますか?

サンキュ!STYLEライターで気象予報士、防災士の坐間妙子です。

みなさんは、電話番号をどのくらい覚えていますか?

固定電話を置かない家も増え、電話番号は携帯の電話帳に、というかたがほとんどだと思います。

公衆電話で番号をダイヤルすることもありませんよね。

でも、いざというときのために、大切な人の番号を覚えておいて欲しい。

今回は、わたしの経験を踏まえてご紹介します。

お子さんはみなさんの電話番号を覚えていますか?

数年前、小学校中学年の女の子が車と接触してしまう交通事故現場に居合わせました。

パッと見た状態でのケガは大きなものではなさそうで、女の子は喋ることができました。

それでも、事故でパニックになってしまい、泣いている状態。

救急車がくるまでの間、そばで声をかけながら、保護者に連絡をと思いました。

しかし。

電話番号を知らないのです。

ただ、職場の名前は知っていたので、そこに電話をかけ、連絡をとることができました。

災害時、小さな子どもには肌に記名を
幼い子は、電話番号はおろか、住所も言えません。

幼ければ幼いほど、名前も言えませんよね。

突発的な災害は準備をすることができませんが、大地震の後や大雨が予見されるときは

子どもの肌に直接、

油性ペンで、

名前、親の電話番号、住所などを書いておくといいでしょう。

もちろん、離ればなれになることなど考えたくありませんが、いざというときに、子どもが自分のもとに戻ってくるために大切なことです。

大切な人の電話番号を覚えよう!

私は携帯電話を高校時代に持ち始めた世代なので、小学生のころは、自宅や祖父母の家の電話、友人の家の固定電話の番号などをよく覚えていました。

子どものころに覚えたものはなかなか忘れないもので、今でも覚えています。

小学生でも携帯電話を持つ時代。

重要な連絡先は、携帯電話の中に入っている、という人は多いことでしょう。

災害時、その携帯電話は使えないかもしれません。

記憶に勝るものはなし。

大切な人の電話番号を覚えることも、防災に繋がります。

今では少なくなった公衆電話の使い方も、お子さんにぜひ教えてあげてくださいね。

新学期のスタートのシーズン。

通学路、通勤路のどこに公衆電話があるのかも、ぜひチェックを!

◆この記事を書いたのは・・・坐間妙子

気象予報士と防災士の資格を持つフリーアナウンサー

ママ1年生として子育てと仕事に奮闘中!

四季を楽しみながら防災やSDGsについて発信しています

サンキュ!STYLEライター「坐間妙子」記事一覧

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

自然全壊も公的保障は300万円まで?自然災害のリスク回避に必要な保険【FPが解説】

旧統一教会:世界平和統一家庭連合/文鮮明の教え 開祖の文鮮明は「愛天、愛人、愛国」の教えを説き、日本の初代会長の久保木修己は「美しい国、日本の使命」の教えを説いた。なお、日本は"エバ国家"で「サタン(悪魔)の国」であるため、贖罪として「金のなる木」の役割を担い、"アダム国家"である韓国と国内外の統一教会に全てを捧げるべきとの反日教義が教えられている。文鮮明の教え(教義)の一つとして、文教祖の恨(ハン)を晴らすのは「エバ国家日本をアダム国家韓国の植民地にすること」「天皇を自分(文鮮明)にひれ伏させること」としている。 悩んでいるビジネスマンのイメージ

地震や台風などで住まいが損害を受けた場合、公的な保障で支援を望めるのはどの程度の金額か知っていますか?その現実を知れば、民間の損害保険の必要性を認識できるでしょう。ファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんに解説してもらいました。 

自宅全壊でも支払われる支援金は300万円が最高

「被災者生活再建支援法」という法律があり、地震や台風などの自然災害で生活基盤に著しい被害を受けた被災者を支援してくれます。

住宅が被害にあったなかで損害の程度や再建手段に応じて、それぞれ基礎支援金と加算支援金にわけて被災者再建支援金が支払われます。

1995年に起きた阪神・淡路大震災をきっかけに1998年に成立し、これまで同法の改正が重ねられてきました。

直近では2020年11月に行われた一部改正により、支援金の支給対象がこれまでなかった「中規模半壊」の世帯まで拡大されました。

では、被災住宅の支援金額はいくらなのか。

住宅が全壊(損害割合50%以上)した場合、基礎支援金100万円、建設・購入のための加算支援金200万円の計300万円。

建物が全部壊れ、一から建て直す費用として、300万円は十分といえず、大きく不足するのはあきらかです。

直近で追加された中規模半壊(損害割合30%台)でいえば、基礎支援金0円、建設・購入のための加算支援金100万円で計100万円。

建物が半壊し、相当規模の補修を余儀なくされるケースが想定されていますが、100万円ではとてもたりませんよね。

気になる火災保険、地震保険の補償範囲

もしもの際の公的保障が心もとないとなると、個人で住まいの保険に加入して備えなければなりません。

自然災害から住まいを守る損害保険は2種類。火災保険と地震保険があります。

火災保険は、火災、台風、竜巻、ゲリラ豪雨、落雷、雪災、洪水などによって住宅が被害を受けたときに補償される保険です。

© CHANTO web 提供火災保険と地震保険でカバーする範囲の違いについての図解

対象となる自然災害は多岐にわたり、盗難など自然災害以外の損害もカバーされます。

一方の地震保険は、地震、噴火、津波によって住宅が被害を受けたときに補償される保険。

火災保険では補償されない地震・噴火・津波の自然損害に備えられるわけです。

また地震によって起きた火災は火災保険では補償されず、地震保険での補償となっています。

なお地震保険は火災保険に付帯して契約します。火災保険の加入が前提となり、地震保険単独では加入できません。

「持ち家」と「賃貸」では異なる保険の入り方

最後に、火災保険と地震保険の備え方を見ていきましょう。

火災保険は「建物」と「家財」を対象とします。また、住まいが賃貸か持ち家かによってそれぞれ補償対象とすべきか否かが変わってきます。

賃貸の人の場合、建物は大家が加入するため不要で、家財のみ火災保険に入るよう言われているはずです。

これは、大家が家財の損害を気にかけてくれているのではなく、付けてほしい借家人賠償責任特約の土台として火災保険(家財)が必要だからです。

持ち家の人の場合は、住宅ローンを組む際に建物の火災保険に入るよう要求されるため、言われるがままに入っている人が大半だと思います。

金融機関は建物に抵当権を設定し、万が一のリスクに備えたいからです。家財は問われませんが、任意で付けたほうが安心といえるでしょう。

© CHANTO web 提供火災保険と地震保険の備え方の違い

地震保険も建物と家財を目的とし、賃貸か持ち家かによって必要、不要が変わってきます。

賃貸の場合、基本的に地震保険は必要ありません。建物は火災保険と同じく大家が加入するからです。

家財は普通の暮らしをしていれば必要性は低く、高価な家具や家電がある場合のみ検討すればいいでしょう。

持ち家の場合は建物も家財も強制ではないものの、付けたほうが安心です。

ただし、分譲マンションの所有者は、共有部分については管理組合が地震保険に入っているケースもあるので、確認してみてください。

自然災害に対する公的保障が十分ではないだけに、住まいを守るためには「保険」が強い味方になってくれます。

PROFILE 竹下さくらさん

ファイナンシャル・プランナー(CFP)、千葉商科大学大学院会計ファイナンス研究科(MBA課程)客員教授。慶應義塾大学商学部にて保険学を専攻。卒業後、損保・生保会社勤務を経て、1998年に独立。「なごみFP事務所」を共同運営する。

取材・構成/百瀬康司

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