あなたの健康はお金で買えますか・・・? 親が倒れた! そのときどうする?
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親が倒れた! そのときどうする?

医療機関に連れていくときは、どうしたらいいだろうか

親がある程度の年齢になったら、突然倒れることも考えに入れておかなければならないだろう。そのときに慌てないように、どのような手順を踏むのか、あらかじめシミュレーションしておくのは大切なことだ。

まずは最初のステップ、医療機関に連れていくときは、どうしたらいいだろうか。

意識があれば状態を聞き出す

意識があればどこが痛いのか、苦しいのかを聞き出す。下図のような症状があれば、すぐにでも病院に搬送する必要がある。救急車を呼ぶ電話番号は、全国共通で『119』。つながるのは地域の消防署だ(携帯電話からも可)。ケガをした、餅をのどに詰まらせたなど、原因がわかっているときも、重度に見える場合は救急車を呼ぶ。

119番に電話。聞かれた質問に正確に答える

119番に連絡すると、下図のようなやりとりになる。できるだけ冷静に、聞かれたことに答えよう。図の内容以外に、持病やかかりつけ医の有無、服用している薬などを聞かれることもあるので、日頃からチェックしておこう。状態によっては応急処置を自分でしなくてはならない場合もあるので、相手の指示に従う。救急車が目的地に向かうとき、住所だけではわかりにくい場合もある。近くの目標物を知らせ、サイレンが聞こえたら外に出て誘導する。

判断に迷ったときは『救急相談窓口』に電話

救急車を呼ぶべきか悩むこともある。迷ったときは『救急相談窓口』に電話で問い合わせよう。これは都道府県や市区町村が開設しているもので、地域によって呼び名や電話番号が異なる。例えば、東京23区では『#7119』にかけると、『救急相談窓口』に24時間365日つながり、緊急の医療相談に答えてくれる。住んでいる地域の救急相談窓口についてあらかじめ自治体に聞いておこう。

救急相談窓口で緊急に病院搬送する必要がないと判断された場合も、病気なのが確かなら、もちろん病院に連れていく必要がある。かかりつけ医でもかまわないが、特別な診断が必要な病気の可能性があるなら、専門病院がベター。休日や夜間なら『休日夜間急患診療所』(自治体によって名称は違う)に連れていく。緊急に診察を受ける際も、症状、薬の使用状況、既往歴を話せるようにしておこう。

診察券や保険証などを用意しておく

診察や入院には、保険証や診察券が必要となる。手続きのために印鑑もあれば安心。搬送される際には、本人が靴をはいていないことが多い。すぐ帰れる可能性もあるので、できれば靴も持ち出せるようにしておく。保証金を求められることもあるので、現金も少し持っていこう。もし、そのまま入院することになったときには、次に示したようなものを必要に応じて用意する。

場合よっては、そのまま手術などをすることもありえる。その際には搬送に付き添った家族も病院にとどまる必要がでてくる。滞在時間が長くなる場合に備えて、本や雑誌、防寒着、軽い食べ物、化粧ポーチなどもあると安心だ。

なお、救急車を待っている間は、上イラストのように横向きに寝かせておく。万一嘔吐したときでも気道を確保できる。向きは左右どちらでも可。救急車が来たら、親の状況や応急処置の内容などを伝える。

何かと動転してしまいがちな状況だが、できる限り冷静になれるように日ごろから心構えをしておきたい。
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