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眼鏡にサヨナラ 近視にICL、レーシックとの違いは「削らない」


 日本人の4割ほどは近視と言われる。スマホの普及に加え、コロナ禍でオンライン授業などが増え、子どもの視力低下も気がかりだ。眼鏡やコンタクトが手放せない人が増える中、最近注目されているのが「ICL」と呼ばれる眼内コンタクトレンズを使って近視を治す方法だ。いったいどんな治療法なのか。

「すごくはっきり見えるようになりました」  8月にICL治療を受けた東京都内の助産師の女性(27)は、術後の変化をこう喜ぶ。  強い近視と乱視のため、中学生のころからソフトコンタクトレンズをつけてきた。

仕事柄、長時間つけることも多く、疲れると頭痛に悩まされてきた。今は夜勤の仮眠中にお産で呼ばれても、コンタクトレンズをつけることなく駆けつけることができるという。

■ICL、レーシック、IOLの違いは?  

手術で視力を矯正する方法には、2000年ごろから広がった「レーシック」がある。角膜の表面を「ふた」状に切ってめくり、内側をレーザーで削る方法だ。  

確立した技術だが、角膜内の神経を切断するため、9割近くでドライアイが起こる。ふたをめぐるトラブルも数%で起こり、角膜表面に微妙なひずみが生じて、見え方の質に影響することもある。  

一方のICLは角膜を削らず、角膜の下の虹彩(こうさい)と水晶体の間に、やわらかい合成樹脂製のコンタクトレンズを挿入する。

白内障手術で用いる眼内レンズ(IOL)と違い、水晶体は残したままレンズを挿入するので「有水晶体眼内レンズ」と呼ばれる。手術は片目10分ほどで、日帰りで受けられる。  

日本では、2010年に初めて厚生労働省に認可された。ただ当初は、角膜の内側を満たす水の流れを妨げてしまうため、白内障を進めるリスクが5%ほどあった。  

だが、目に見えない小さな「穴」を開けた改良版のレンズが14年に認可されたことで、白内障のリスクが0・5%ほどに減った。そのため、ここ数年で急速に広がった。
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