ピーマンを長持ちさせる裏ワザ 10日間の野菜室保存で変化は出る? 検証してみた
気温が高くなると、食べ物が傷みやすくなります。なるべく無駄にしないためにも、しっかりと保存したいもの。そこで今回は、身近な夏野菜であるピーマンを長持ちさせる裏ワザを試してみました。ただ冷蔵庫に入れるだけのときと、違いはあるのでしょうか。しなびたピーマンを復活させるテクニックも検証します。
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保存方法の違いでどれくらい変わるのか
ピーマンは、旬の夏を迎えると比較的安価に購入できる、家計に優しい野菜ですよね。農林水産省が発表した「野菜の生育状況及び価格見通し(2023(令和5)年6月)」によると、出荷数量・価格ともに平年並み。しかし、安いとついつい買いすぎてしまったり、身近であるがゆえにマンネリ化して消費が後回しになってしまったりすることも……。そこで、なるべく長く、新鮮なまま保存する方法にどれくらい効果があるのかを試しました。
【用意するもの】
・ピーマン
・ポリ袋
・キッチンペーパー
【手順】
1. ピーマンをよく水洗いし、キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取る。ヘタの部分はとくに念入りに水洗いする
2. 濡れていないキッチンペーパーで、1のピーマンをひとつずつ包む
3. 2のピーマンをまとめてポリ袋に入れ、口をゆるめに結び、野菜室へ入れて保存する
裏ワザの準備を終えたら、3日後、5日後、1週間後、10日後にそれぞれどうなったかを検証します。
○3日後
どちらにも、とくに変化は見られませんでした。
○5日後
3日目のときと同様、どちらにもとくに変化は見られず、まだまだみずみずしい見た目をしています。
○7日後
1週間が経過しても、変化がないことに驚きです。
○10日後
何もしていないほうが、ややしなっとしているようにも見えますが、ほとんど変わりはなく食べるのに差し支えありません。10日経っても良い状態ということは、安いときにまとめ買いをするのに適した野菜なのではないでしょうか。
ピーマンがしなびたときに復活させる方法
今回の検証で、ピーマンが明らかに傷むことはありませんでしたが、もししなびてしまっても復活させる方法があります。
【方法】
1. しなびたピーマンのヘタを取る。親指でヘタを少し強めに押すと簡単に取れる
2. 保存袋に入れて水に浸し、冷蔵庫で一晩寝かせる
肉眼では大きな変化を感じられませんが、水に浸けたあとのほうが、触ったときにピンとハリが出ました。水に浸けたあとは必ず冷蔵庫に入れましょう。もし水に浸す時間を長めにする場合は、水を交換してください。