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【気になるこの症状】慢性疲労症候群 長期持続する強い疲労重症患者は寝たきりに


厚生労働省が国内患者約30万人と推定される「慢性疲労症候群」の実態調査を始めた。日常生活ができなくなるほどの強い疲労感が半年以上続くのが症状の特徴だが、原因不明で有効な治療法も見つかっていない。

 【病名から誤解が多い】

 慢性疲労症候群は、1988年に米国で提唱され、日本では91年に研究が始まった比較的新しい病気。病名から「慢性疲労」と混同されやすく、国内の患者団体は英国やカナダで呼ばれている「筋痛性脳脊髄炎」という病名を使っている。

 実態調査を行う聖マリアンナ医大難病治療研究センター長の遊道(ゆうどう)和雄教授が説明する。

 「この病気は慢性疲労とは別もので、休養を取っても疲労感が改善しません。それなのに周囲からは怠け、さぼりとみられてしまう。専門医が少なく、医師の間でも誤解が多いと思います」

 患者によって症状の重さに幅があるのも誤解を招く要因という。

 【重症は介護の必要も】

 慢性疲労症候群の国際学会では、患者の約25%は寝たきりに近いか、ほとんど家から出ることのできない重症患者であると発表している。今回の調査は、その国内患者の日常生活の困難度、診断・治療の状況を調べる実態調査になる。

 「患者さんの中には20年以上前から重い症状に苦しめられてきて、最近やっと診断がついたという人もいます。

問題なのは、あきらかに介助・介護が必要なのに福祉サービスが受けられない人もいることです。その重症患者がどれぐらいいるのか調べることも今回の調査の大きな目的です」

 調査対象は軽症から重症まで医療機関で診断された患者。調査状況からみると患者の年代層は10-70代と幅広く、女性が多いとする報告があるが、今回の調査に参加同意をもらった患者には男性も多いという。

 【診療体制の確立急務】

 では、発病が疑われる場合、どこの診療科を受診すればいいのか。

 「残念ながら症状が多彩なため専門とする診療科はありません。神経内科、心療内科、精神神経科、ストレス外来、疲労外来など、患者さんはこの病気を診てくれる医療機関を探して受診しているのが現状です」

 確実に有効な治療法も確立しておらず、治療は個々の医師の判断で患者の症状に合わせて、ビタミンC大量投与などの抗酸化療法、漢方薬、向精神薬、認知行動療法などが行われているという。

 「慢性疲労症候群は未解明の部分が多く、診断基準や治療法など診療体制の確立は本当にこれからスタートする状況です。実態調査は来年3月末には報告書をまとめます」

 〈調査への参加や問い合わせは
 (電)044・977・8111(内線4029)
 Eメールyudo@marianna-u.ac.jpまで〉

 《慢性疲労症候群の主な症状》
 ★中核症状:日常生活に支障をきたすほどの強い疲労感
 ★感染症様症状:発熱、リンパ節腫大、咽頭痛など
 ★膠原(こうげん)病様症状:頭痛、筋肉痛、関節痛、脱力感など
 ★精神・神経症様症状:過眠や不眠、思考力低下、抑鬱、不安など
 ※上記のような多彩な症状が6カ月以上持続もしくは再発を繰り返す
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