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【気になるこの症状】アトピー性皮膚炎 正しく使えばステロイドは効果的


11月12日は「皮膚の日」。皮膚病の中でもアトピー性皮膚炎は、長くつき合っていかなくてはいけない病気。他のアレルギー疾患同様に年々、発症者が増え、成人の重症例が目立つ。症状のコントロールには治療薬の使い方が重要になる。

 【体質的に皮膚が弱い】

 アトピー性皮膚炎が起こる原因には、遺伝因子(体質)と環境因子がある。東京逓信病院皮膚科の江藤隆史部長が説明する。

 「遺伝因子は、もともと皮膚のバリア機能が弱いこと。それからアレルギー反応を引き起こすIgE抗体を作りやすい体質であることです。そこにダニやハウスダストなどの特定の抗原、汗や乾燥、せっけんなどの化学的な刺激、引っかくなどの物理的な刺激、精神的ストレスなどの環境因子が加わることで症状が悪化するのです」

 特徴は、皮膚のかゆみが慢性的に長く続き、よくなったり悪くなったりを繰り返すという。

 【花粉症でも皮膚炎に】

 子供のときに症状がひどくても成長とともに出なくなる人もいれば、大人になって仕事のストレスなどから急に症状が強く出る人もいる。

 「花粉症に伴って皮膚にも炎症が起こる人もいますが、それも広い意味でのアトピー性皮膚炎です。子供のときの症状が大人になって出なくなった人で、スギ花粉シーズンに顔や首がかゆくなるようなら、アトピー性皮膚炎で使う飲み薬と塗り薬がよく効きます」

 皮膚科では、必要に応じて血液検査(IgE抗体検査)や皮膚テストを行う場合がある。しかし、発症には多くの原因が複雑にからみ合っているので、検査は悪化因子を探したり、治療の経過をみる1つの指標でしかないという。

 【薬を怖がると逆効果】

 治療で最も重要になるのは薬の正しい使い方。治療薬には、主にステロイド外用薬、免疫反応を抑えるタクロリムス外用薬、保湿剤が使われる。

 「いまだに『ステロイドは怖い』という間違ったイメージをもつ人が結構います。全身的な副作用が問題になるのは内服を長期使用した場合に限られます。症状を悪化させてしまう原因の大半は、怖がって決められた量より少ない量しか塗っていないケースです。必要なときに必要な量をきちんと塗れば多くの人は症状が抑えられます」

 組み合わせる治療法には、免疫抑制剤の内服薬や紫外線を患部の皮膚に照射する光線療法などもある。

 「食べ物にアレルギーがある人でも、急激に危険な状態になるアナフィラキシー反応のある人以外は、あまり食事は気にしなくて大丈夫です。何よりも医師の指示通りの量のステロイド軟膏(なんこう)を使うことが大切です」

 《アトピー性皮膚炎の症状》
 ★皮膚の慢性的な強いかゆみ
 ★患部は、赤くなる、細かいツブツブができる、じくじくする、カサカサする、ポロポロはがれるなど
 ★顔や首、肘の内側や膝の裏側など皮膚の軟らかい場所から現れ、徐々に全身へ広がる
 ★症状は左右対称に現れやすい
 ★症状が良くなったり、悪くなったりを繰り返す
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