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「運動習慣のない人」が在宅ワークを続けると危険…「静的ストレッチ」より「血流を上げるストレッチ」


「運動習慣のない人」が在宅ワークを続けると危険…「静的ストレッチ」より「血流を上げるストレッチ」を勧める理由

リモートワークの定着とともに心身に不調を抱える人が急増しました。そういった人の体に短時間で高い効果をもたらす、いわば「メディカル・エクササイズ」とでも呼ぶべき『血管を強くする 循環系ストレッチ』を、専門医による監修のもと開発した米国スポーツ医学会認定運動生理士・中野ジェームズ修一氏が開発した背景を、ご紹介いたします。

サンマーク出版

サンマーク出版© 現代ビジネス

歩数計が2桁、3桁の生活

コロナ禍で起きた大きな変化の一つが「健康のためのエクササイズ指導をしてくれないか」という法人からの問い合わせが急増したことでした。


さまざまなメディアが報じてきたように、ほぼ100%テレワークという状況になると、人との交流だけでなく活動量も激減し、鬱になっていく方、健康診断などで何かしら問題が発覚する方が爆発的に増えていきました。


それが進行していくにつれ離職者が増加し、その上昇率の高まりを危惧するほどの状況にまで陥った企業が一気に増えて、特にIT系企業ではテレワークの導入がいち早く進んだこともありダメージが大きかったようです。


こうした状況に強い危機感があるから「コストをかけて外部委託をしてでも、社員を失うという最悪の事態を回避したい」というのが、法人からの依頼急増につながっているのでしょう。


このような依頼を数多く頂いた当時、私が最優先に考えたのは「より短い時間でできて得られる効果がわかりやすい運動の開発」でした。


コロナ禍がなかったら、ここまでの危機感をもって企業が社員の心と体の健康について考えることはなかったでしょうし、私自身もテレワークの人に最適なエクササイズの開発に乗り出すことはなかったでしょう。

Photo by gettyimages

Photo by gettyimages© 現代ビジネス


コロナ禍がある程度収束してからも、そのままテレワークを継続している企業は非常に多いことがわかっています。在宅でも充分に業務を遂行できるとわかった職種の方で、出社の習慣がなくなって生活動作が激減したのであれば、もう元の生活で元の活動量を確保するのは困難と考えるべきでしょう。


これまでの運動や健康についての概念を変えていかないと心と体の健康維持ができない、という状況です。


この状況は社員の側からしても、本当に大変だったと思います。

「家にずっといないといけない」という事態は初めてという方も多かったはずです。もちろん地方在住であれば、都心部よりはある程度家が広い傾向にあるので、部屋の中でだけでも一定の生活動作を保つことも考えられるでしょう。


たとえばトイレに行くにしても、玄関まで行くにしても、ある程度の歩数になるはずです。


しかし都心に住んでいてテレワークをしている20代前半の一人暮らしであれば、ベースとなるのは6畳1間。とすると、もう2、3歩あればあらゆる用は足せます。


ベッドから必要なものはすぐに手が届きますし、冷蔵庫もすぐ開けられ、トイレだって数歩です。しかも仕事用のデスクもないから、寝そべってノートパソコンで仕事をしていた人が大勢いたと各企業の担当者から聞いています。


スマホの歩数計を見ても、2桁とか3桁で済んでしまう生活です。

食事も、宅配を頼もうものなら、ほぼ動かないことになります。


なかには宅配の配達料を削減するために、朝に3食注文することもあるそうで、朝に3食取り寄せたら、買い物に出かけるどころか玄関に行く回数すら減ってしまいます。


そういう若手社員が休みの日に何をしているかというと、夏場なら暑いからといって1日中ベッドで携帯ゲームなどをやっているとか。こんな状態が続いたら、体を動かさないことによる健康被害が次々と出るのも当然かと思います。


そこまで行かないにせよ、都市部の住宅事情を考えると自宅内で何もしなければ活動量を確保できるはずがありません。

循環系ストレッチ

先の例ほどではないにせよ、リモートワーク導入前に通勤などで数千歩移動していたとしたら、1日の歩数が100分の1にまで落ち込むことだって十分にあり得ます。


そこで使っていたはずのエネルギーが血液中にあふれて血糖値を上げ、脂肪細胞を膨らませ肥満の進行に拍車をかけることに。また体を動かさないことで筋肉はどんどん萎縮し、凝りや痛み、不眠などの不調を抱えていくようになるのです。


こうした情報を耳にするにつけ「メディカルエクササイズ」という考え方が現代人にとっていかに必要かが頭の中ではっきりとした形になってきました。


この「メディカルエクササイズ」のなかでも「循環系ストレッチ」という考え方が固まったのは、担当していた早稲田大学での一般向け講座を通じてでした。


当初は対面で行っていたその講座が、コロナ禍をきっかけにオンラインに移行しました。そのときの担当者の提案が「運動が苦手な人でも導入しやすいようにストレッチから行きましょう」だったんですが、テレワーク全盛で日常動作すら激減してしまった状況を知っているだけに、エネルギー消費量も運動量も稼げない静的ストレッチをしているような時間的余裕などありません。


担当者からの依頼に対して「静的ストレッチを指導する」とは返事をしなかったので、なるべく短時間で全身の「動く機能はあるけれど動かせていない部位」をまとめて動かし、血流をしっかりあげる動的ストレッチを選択しました。


そこでの実践やフィードバックをもとに、専門医の立ち合いのもと効果を検証し完成したのが『血管を強くする循環系ストレッチ』です。


ウォーキングやラジオ体操は運動経験や体力の有無を問わず、誰でも、すぐに始められる代表的な全身運動です。しかし「効率よく短時間で全身の血流を増やし血管を強くする」なら断然、循環系ストレッチがおすすめです。


メディカルエクササイズは、薬の服用だけではなかなか効果の上がりにくい現代人の悩みを解消するために考案しています。


私は通常、パーソナルトレーニングなどでは寄せられる悩みを伺い、個々の体の現状に合わせて最適なトレーニングを処方しているのですが、パーソナルトレーニングを受けられるのは金銭的に余裕があり通える時間のある人です。


それが難しいという方のために、今後も、さまざまな悩みに合わせて最適な運動の開発をしていきたいと考えております。

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