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夜中に目が覚める…? 中途覚醒で血液ドロドロの動脈硬化の危険増大


寝つきが悪い、朝までぐっすり眠れないという悩みは、高齢の方からよく聞く話だ。実際、年を取ると眠りにつくまでに時間がかかるようになるという。また、深い睡眠が減少し、不眠症にも陥りやすくなる。

 しかし、「年を取ったから仕方がない」「たかだか睡眠」などと甘く見てはいけない。ときに、重大な病気引き起こす可能性があり、こうした睡眠の変化にも気を配る必要があるというのだ。ある研究によると、夜中に頻繁に目覚めてしまう状態だと、動脈硬化や脳卒中が起こるリスクが高まると判明した。

□高齢者の中途覚醒と脳内血管への負担の関係

 カナダのトロント大学、米シカゴにあるラッシュ大学の共同研究チームは、睡眠の途切れが脳血管への強い負担になるか、さらに、血管の詰まりが原因となる病気の発症と関係があるのかを調査した(※1)。


 この研究に参加してもらったのは、平均年齢90歳の男女315人。睡眠の質や1日の活動レベルを記録するために、24時間の観測を1週間続けた。そして、参加者の死後に脳を解剖し、動脈硬化をはじめとする脳の血管障害や血管の詰まりの症例数を調べた。
□頻繁な中途覚醒で半分以上が血管に重度のダメージ

 研究の結果、睡眠が何度も中断されて断片化されるほど、脳の表面を覆う大脳皮質の下で血管の詰まりが発生し(※1)、重度の動脈硬化が発症する確率が27%上昇した。また、睡眠の断片化によって睡眠が中断された回数は、1時間で平均7回ほどだった(※2)。

□なぜ中途覚醒・断片的な睡眠が血管に悪影響を与えるのか?

 主導研究者のアンドリュー・リム医師は、夜中の中途覚醒で血管がダメージを受ける理由について、「睡眠が途切れることで脳への血液の循環が悪くなるため」だと話す。事実、高齢者が1時間で2回目覚めるごとに、脳が酸素を失う割合が30%上昇したと、実験中に確認された(※3)。

 今回の研究の特質上、睡眠の中断が血液の循環を阻害するのか、血液循環の悪さにより頻繁に目覚めてしまうのか、はたまた、中途覚醒を引き起こす別の原因があるのかを特定することはできない。

 今後、この点においてさらなる研究が行われ、いずれ判明される可能性は十分にあるが、研究を待たずとも、質の高い睡眠が健康に重要なことはご承知のとおり。適度な運動や健康的な食事をはじめ、きちんとした生活習慣を身に付け、良質な睡眠を得られるよう、今から心掛けたい。
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