fc2ブログ
       

腫れ、痛み、骨破壊 早期治療開始が重要な関節リウマチ


【気になるこの症状】

 関節が腫れて痛みを発する関節リウマチ。寒い冬は症状が悪化しやすい。朝起きて、1時間以上も手がこわばるようなら要注意。適切な治療を受けなければ関節の変形をきたす。早期の診断と治療開始が重要だ。

 【自己免疫で骨を破壊】

 関節リウマチでは、最初に体のどこの関節から腫れてくるか人によって異なるが、頻度が高いのは手指や手首の関節だ。

 東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センターの田中栄一講師が説明する。

 「関節の中は滑膜(かつまく)と呼ばれる薄い膜に包まれています。この滑膜に炎症が起こり、滑膜組織が増殖し、さまざまな物質が産生され、軟骨や骨が破壊されていきます。本来は細菌やウイルスから自分を守ってくれる自己の免疫システムの異常が原因とされています」

 関節リウマチに罹りやすい体質や要因があり、それにウイルスや化学物質、妊娠・出産、ケガや強度のストレスなどの因子が複雑にからみ合って発症すると考えられている。最近では喫煙も危険因子とされている。

 【早期に急速に進行】

 国内患者数は60-70万人と推定され、男女比は女性の方が3-4倍多い。発症のピークは40代で、30-50代での発症が7割を占める。

 「症状の特徴は、手指や手首を中心とする多関節にわたる関節の腫れであり、左右対称に起こるのが典型的です。関節の腫れがあることが診断するにあたっての大事な症状になります」

関節の破壊は、発症後1-2年で急速に進むことが多いという。

 「一般的には一旦、関節の変形が起こってしまうと、適切な治療をしても手術以外では、元に戻すことはできないとされています。ですから早期の診断と治療開始が極めて重要になります」

 【診断や治療は進歩】

 早期に診断するための検査方法も進歩していて、関節超音波検査や抗CCP抗体測定(血液検査)などが行われる。「治療は10年前と比較したら、かなり進歩しました。抗リウマチ薬のひとつである『メトトレキサート』や、生物学的製剤(現在、日本では7種類が投与可能)の使用がこの進歩に大きく貢献しました」

 ただし、生物学的製剤は、有効性が期待できる半面、副作用のリスクや経済的な問題もある。使用開始にあたっては専門医とよく相談することが大切だ。

 「関節リウマチの診断や治療は明らかに向上していますので、疑わしい症状がある時は、早めに専門医に受診することをお勧めします」

 【関節リウマチを疑う症状】

 ・起床後、手のこわばりが1時間以上続く

 ・手指や手首など、体のどこかの関節が腫れて痛い

 ・関節の腫れが左右対称で現れた

 ・関節の腫れが移動する、または増えてきた
関連記事
おススメサイト!
最新記事
『忍者AdMax』
★★互助会推薦★★
QRコード
QR
カテゴリ
ランキング
ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ