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ドラマから見える「がん告知」の現在



FC2 Analyzer最初にがんと診断されたとき、家族だけが病院からそっと呼びだされ、がんを告知され、患者本人には知らせず別の病名を告げるのは、つい15年ほど前まで当たり前でした。当時は、がんの治癒率が低く、「がん=死」だったからでしょう。

突然の告知は、あまりにも本人にショックが大きすぎると考えられていました。けれども今は、本人にはっきり伝えるのが当然になってきています。先ごろ放映されたドラマ『パパとママの生きる理由』でも、パパ本人が告知を受けたあと、ママや家族に伝えていました。

こうした変化の背景には、医学の発達で、がんが即、死へつながるものではなく、病状をしっかり理解して、本人が治療に前向きに取り組むことで、治癒の可能性が高まるということがあるからです。

また、人間の生き方もさまざまで、場合によっては治療を受けないことも含めて、治療方法を選択することが尊重される時代になりました。

◆患者と医療従事者との信頼関係
最近は、医療従事者も、患者との信頼関係を築いて治療に当たることを重要視するようになってきています。お互いに不明な点や不安なことを十分話し合い、納得して治療を続けることが大事なのです。

少しでも隠し事をすると、患者さんには、あらゆることが疑心暗鬼になり、良好な治療が続けられなくなってしまいます。
患者さんの方も、何でも話ができ、「この先生なら任せられる」と思える、医師との関係をつくり、前向きに治療に臨むことが、免疫力アップにもつながります。

◆病気と家族:悲喜こもごも
がん患者の家族だけに限らず、身近な人が大病に直面すると、家族の日常生活が一変します。経済的な面でも出費を強いられます。まして入院していれば、患者のために病院通いになりますから、生活面でも気持ちの面でも、家族の負担は、かなり大きくならざるをえません。

家族や取り巻く人々との人間関係も、さまざまに交錯します。だからこそ、患者の病状をしっかりと理解し、家族内でのチームワークが大事です。親など自分との関係が近いほど、これまでのしがらみがあって、他人から見ると「どうしてそんなことにこだわるの」と言いたくなるようなことにひっかかり、患者との関係が軌道に乗るのに、しばらく時間がかかることもしばしばです。

反面、病気になったからこそ、これまで何でもなかったことに幸せを感じたり、他人の温かみを実感したり、夫婦の絆をあらためて認識できたりもします。そして、子どものために頑張ろう、などという目標ができたら何よりです。病気や看取りは、何が幸せなのかを教えてもくれるのです。

◆サポーターとしての家族
病状が進み、他人の手を借りる必要が多くなってくるほど、家族は連携をしっかりするため、また、経過を把握するためにも、共用ノートなどに記録をするといいでしょう。

進んでいく病状把握や情報収集、家族内での申し送りなどにも役立ちます。何より、患者を支え、気持ちを共有することが大切です。

とくに家族は、患者の意を汲んで、残された時間をどう過ごしたらいいのか、しっかり考えて、後悔のないようサポートしていきたいものです。
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