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大腸、小腸に原因不明の炎症「IBD」 正しい理解と早期治療を


原因不明の腹痛や下痢、下血が続いたらIBD(炎症性腸疾患)を疑って病院に行ってほしい-。そう呼びかけ、アッヴィ合同会社とIBD患者団体などは疾患の認知を促進する「IBDを理解する日」を5月19日に制定し同日、啓発イベントを都内で開いた。

 IBDとは、大腸や小腸などに原因不明の炎症をおこす難治性疾患。「クローン病」と「潰瘍性大腸炎」からなり、ともに10~20代前半に発症するケースが多く、症状が良いとき(寛解期)と悪いとき(活動期)を慢性的に繰り返す。

根治療法はなく、ときに手術が必要になるという。

 要因は食の欧米化や衛生的すぎる環境などに求める仮説があるなか、ここ数年で患者数は総計17万人以上と増加。一方で、疾患への認知度が低いため、症状に悩んだり、周囲から理解されず仕事や学業に支障をきたすこともあるという。

 17歳でクローン病を発症し、これまで4回手術した福祉施設勤務でNPO法人IBDネットワークの中山泰男副理事長(49)は、こう話す。

「IBDは、いつトイレに駆け込まないといけないかという不安をいつも抱えている。私の場合、正社員とアルバイトを繰り返したが、トイレが近いことや通院のことを理解してもらえれば社会で活躍できる。定期的な通院で学業や職業を続ける患者も増えている」

 大切なのは早期診断と治療で寛解を維持すること。大船中央病院の上野文昭特別顧問は、「IBDは研究が進み、従来の治療はステロイドや手術などだけだったが、最近では生物学的製剤や経腸栄養剤など選択肢が増えているため、早めに医師に相談してほしい」と説明する。

 IBDネットワークの萩原英司理事長(53)は、「今後は国の制度として、IBD患者が理解され働ける仕組みができることを願う」とし、偏見の是正を訴えた。
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