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内臓ダメージを避ける飲み方


今年も忘年会シーズンの到来。楽しくおいしいお酒も連日続くとツライもの。内臓に負担をかけず、さらに翌朝に残らない飲み方について、川崎南部病院 健康管理センター所長の仲眞美子先生に伺ってみた。

「日本人は欧米人に比べて、もともと体質的にお酒に強くありません。お酒にはエチルアルコールという成分が含まれていますが、この成分が肝臓で分解されると、“アセトアルデヒド”という物質に変化します。このアセトアルデヒドとは、発がん性なども指摘される有害物質です。お酒を飲んだときに起こる動悸や赤み、吐き気や頭痛、二日酔いなども、このアセトアルデヒドが作用しています。 
 
この悪さをするアセトアルデヒドを分解する働きを持っているのが、“ALDH2”という2種の酵素です。この酵素がうまく働く人はお酒に強いのですが、日本人はALDH2の働きが悪い人が多いため、悪酔いしたり、翌日までお酒が残ってしまう人が多いわけです。 
 
ただ、お酒が強い人でも、ピッチを上げて飲むとALDH2の分解ペースが追いつかず、悪酔いや泥酔を引き起こします。飲酒では量の制限ばかり着目されますが、実は飲むスピードにも配慮することが必要なのです」 
 
特にALDH2の働きは、年齢とともに低下しやすいという。年齢を重ねると飲めなくなるのはそのためだ。最近お酒に弱くなったと感じる人は、ALDH2の働きが悪くなっていることを自覚して、自分のペース配分にはより慎重になるべきなのだ。

さらに、今夜は飲み会があるという日は、ランチタイムの食事内容を意識することで、内臓への負担もかなり軽減されるという。 
 
「女性の方だとダイエット意識重視で、飲み会がある日のランチを抜いてしまったり、軽めにと小さなサンドイッチやおにぎり1個で済ませてしまう人も多いようです。でも、これはあまりよくありませんね。お酒を飲む日のランチはしっかりいただいてほしいのです。 
 
すきっ腹で飲むと、胃壁に負担をかけるだけでなく、アルコールを分解するのに必要な肝臓の機能を下げてしまうことになります」

また、食べるなら糖質よりも肉や魚、卵などのたんぱく質に留意してほしいという。 
 
「アルコール分解に関わる臓器は肝臓です。肝臓が元気に働くことが、アルコールの分解にもつながります。そのためには良質なたんぱく質の摂取が必須です。お酒を飲む日のランチは糖質を抑えても、たんぱく質はきちんと摂ってほしいですね。 
 
また、飲む席のおつまみもポテトフライや焼きそばなど炭水化物の比重が高いものよりも、焼き鳥やお刺身、焼き魚、から揚げ、卵焼きやチーズなど、たんぱく質が主体のものを取るように心がけましょう。豆腐や納豆など大豆もたんぱく質ですが、動物性たんぱく質のほうがアミノ酸バランスが高いので、肝臓の再合成が早いといわれています。 
 
食べてから2時間ぐらいで再合成が始まるといわれているので、本格的に飲む前にたんぱく質を摂取しておくといいでしょう。お酒というとウコンやシジミを取っていれば大丈夫と思っている人がいますが、たんぱく質がきちんと摂れていなければ、肝細胞内の代謝も進まないのです」

お酒好きな人は、最初の1杯をおいしく飲みたいがために、飲む前の水分摂取を控えることが多い。スポーツ後のビールなどがその代表例だ。 
 
「でも、水分を摂っていないと一気に飲むので、ピッチが上がり、ALDH2の分解スピードが追いつきません。理想的なのは、飲む前にコップ1杯の水や炭酸水を飲んでおくことですね。特にお酒が弱い人は、この方法がおすすめです。 
 
飲む前に水分は摂りたくない、というのであればチェイサーを用意して、お酒を飲みながら必ずチェイサーも飲むようにすると、ペースも量も抑えられます。ちょっとした工夫が肝臓をいたわる飲み方につながるのです」
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飲む機会が格段と増えるこのシーズン。内臓への負担を抑えながら、翌朝にも残らない飲み方を覚えておきたい。
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