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胃がん名病院ベスト50 「静岡がんセンター」1位のワケ


自分や家族ががんと宣告されたら、誰もが「助かる病院」を選びたいと思うだろう。その際、ひとつの目安となるのが「診療実績」だ。

急性期病院の診療実績比較サイト「病院情報局」のランキングによると、全国の急性期病院における「胃がん」の診療実績では、静岡県立静岡がんセンターが第1位だという。

東京の国立がん研究センターや、がん研有明病院といった「日本のがん治療の権威」を抑えての首位。その背景には何があるのか。

 調査をしたのは「病院情報局」(http://hospia.jp/)を運営する医療情報調査会社ケアレビュー。医療機関の患者満足度調査などを手がける同社では、同サイトで全国の病院の疾患別患者数などをランキングしている。

 元となるデータは、DPC(診断群分類包括評価)という医療費支払い制度を導入している医療機関が、国に提出する診療実績を元に弾き出した数字。

現在、有力な病院の多くがDPCを導入しており、同サイトの数字は「大きな視点で病院選びを考えるうえで役に立つ」(医療経営に詳しいジャーナリストの堀口直人氏)と評価されている。ここでは、胃がんの診療実績に注目してみた。

 同サイトによると、2011年4月から12年3月までの1年間における胃がんの診療実績で1位になったのは静岡県立静岡がんセンターで、退院患者数は1345人。

2位のがん研有明病院(1143人)、3位の国立がん研究センター中央病院(1075人)など日本のがん治療の中心的存在とされる病院を抑えてのトップだ。

 「静岡がんセンターは、02年開設の比較的新しいがん治療専門病院。開設以前の静岡県東部は、大学病院や全国的に有名な民間病院の集まる県西部と比較して、医療提供体制が薄かった。

がんのような重大疾患だと、新幹線で東京に通う人も珍しくなかった」(別の医療ジャーナリスト)

 そこに誕生した同センターは、県で唯一の陽子線治療施設を持つなど、最高水準のがん治療専門病院で、メディアで紹介される機会も多い。

 「開院以来のテーマは“がんを上手に治す”。

内視鏡診断と治療、腹腔鏡やロボット手術を含む外科手術、薬物療法、緩和ケアを取りそろえて実践してきた“多職種チーム医療”により、熟成した良質な医療の提供ができていると自負しています」(同センターの玉井直院長)

 ランキングでは、上位に大学病院が少ないのが特徴。1位から4位までは、すべてがん治療に専門特化した高機能病院だ。

 「大学病院は臨床機関であると同時に教育機関としての役割を担っており、がん以外の疾患にも相応の力を入れざるを得ない。

そうした事情をネットなどで知った患者たちは、大学病院より専門病院に向き始めているようです」(前出の堀口氏)

 糖尿病や高血圧などの基礎疾患を抱えている人であれば、大学病院や市民病院のような総合力で勝負する病院のメリットが生かせるケースもあるが、がんだけに目を向けた時、専門病院は患者の個別性に応じた医療を実践しやすいという側面がある。

今回のランキングの元となる数字は、胃がんで治療を受けて退院した人の数であり、手術件数だけではない。

胃がんは早期なら内視鏡による切除が可能だし、それより進んだ状態でも、腹腔鏡手術のように患者の体への侵襲が小さい治療法が選べる可能性がある。

また、病態によって外科と内科の担当が変わる場合もあるので、その双方で実績があり、診療科同士が密接に連携している病院が、総合的に診療成績も高まることになる。

 小野裕之副院長は、「外科医と腫瘍内科医の充実に力を入れる一方、治療に伴って生じる苦痛を取り除く支持療法や、がんが引き起こす痛みを除去する緩和ケアにも取り組んできました。

その結果、優秀で熱意のある医師が最新・最善の医療を提供できる環境が整備されてきたことが評価につながったのだと思います」と分析している。

 もうひとつの注目は、2、3位を挟み、4位に新潟県立がんセンター新潟病院がランキングされたことだ。

 「過去には胃がん手術症例数で3位になったこともあり、全国がん(成人病)センター協議会加盟病院を対象とする胃がんの5年生存率調査でも2位。今回の順位にも違和感はありません」と梨本篤副院長は自信を見せる。

 同病院では、胃がん患者に関しては必ず「胃がん専門医」が主治医になり、熟練したスタッフで構成されるチームで治療を進めている。手術だけでなく化学療法にも積極的に取り組んでいることなどが、4位の原動力となったようだ。

 「県民性もありますが、やさしくて思いやりのある医療が行われていると思いますよ」と梨本副院長。がんの専門医療については、地域間格差は解消に向かっているようだ。

 ランキングでは、上位に大学病院が少ないのが特徴。1位から4位までは、すべてがん治療に専門特化した高機能病院だ。

 「大学病院は臨床機関であると同時に教育機関としての役割を担っており、がん以外の疾患にも相応の力を入れざるを得ない。そうした事情をネットなどで知った患者たちは、大学病院より専門病院に向き始めているようです」(前出の堀口氏)

 糖尿病や高血圧などの基礎疾患を抱えている人であれば、大学病院や市民病院のような総合力で勝負する病院のメリットが生かせるケースもあるが、がんだけに目を向けた時、専門病院は患者の個別性に応じた医療を実践しやすいという側面がある。
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