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【1分で判明!病気チェック】排尿に元気あります? 放置すると…「前立腺肥大症」


50歳を過ぎたころから排尿に異常が出始める男の病気。「年のせい」と見過ごしてしまいがちだが、放置すると腎機能障害を招くことも。“がん”の合併もありうるので、早めに前立腺の状態を調べておくことが重要だ。

 【30代後半から肥大】

 尿道を取り囲むように膀胱の下に付いている前立腺は、睾丸から送られてきた精液を薄めて射精しやすくさせるのが主な働き。加齢に伴い30代後半ごろから徐々に肥大を始める。

その進行速度は個人差が大きく、ホルモンのアンバランスや炎症など関与しているといわれるが、肥大の明確な原因は不明だ。

 大きくなった前立腺が自律神経の作用で収縮したり、尿道を圧迫して、チェックリストのような排尿障害が起こるのが、この病気の特徴だ。

 「症状は刺激症状((1)-(3))、閉塞症状((4)-(7))、排尿後症状((8)(9))の順に現れてくる。ただ、肥大の大きさと症状の出現時期や程度は必ずしも比例しない」と話すのは、東京医科歯科大学病院・泌尿器科の増田均講師。

 つまり、前立腺の病気の疑いを調べるPSA検査(血液検査)や超音波エコーなどで肥大が分かっても、本人が日常生活で困っていなければ治療を急ぐ必要はない。

 【糖尿病は感じない】

 だが、「検査だけは40歳を過ぎたら受けてもらいたい」と釘をさす。というのも、肥大症は前立腺の内部の組織(内腺)が増殖するので症状が出やすい。が、もし排尿障害が外側の組織(外腺)が増殖する“がん”による症状だったら、すでに危険な状態だからだ。

 「前立腺の大きさのわりにPSA値が高ければ、問題。年齢、PSA、大きさを調べれば、がんの確率が出てきます」

 また、糖尿病を発症していると神経をやられる。

 普通なら残尿感などで尿道の閉塞に気づくが、糖尿病があると気づきにくい。ただでさえ糖尿病は腎臓の血管に障害(糖尿病腎症)をもたらすが、尿閉で膀胱に尿がたまった状態が続くと一層、腎機能を低下させる。

 とくに糖尿病の人は前立腺の肥大には要注意だ。

 【7-8割は改善】

 前立腺肥大症の治療は、軽症であれば、前立腺の緊張をとる「α1受容体遮断薬」や膀胱の緊張をとる「抗コリン薬」、炎症を抑える生薬などの薬物療法で7-8割は排尿症状が改善する。が、決して前立腺が小さくなるわけではない。

 「肥大が大きいほど進行は早く、いずれ尿が出なくなることもある。症状が強くなったら内視鏡を使って電気メスで前立腺を削るなどする『内視鏡手術』を検討することになる」

 排尿に元気がなくなったら疑いあり、とりあえず検査だけは受けよう。

 ★「前立腺肥大症」チェックリスト

 (1)2時間以内にもう1度トイレに行きたくなる

 (2)会議中でもトイレを我慢できない

 (3)就寝中、2回以上トイレで起きる

 (4)排尿中に尿が途切れる

 (5)尿が出るまで時間がかかり、出てからも長い

 (6)尿の勢いが弱く、尿線が細い

 (7)排尿するときはいつも息んでする

 (8)排尿後、残尿感がある

 (9)排尿後、下着に尿が漏れる

 1つでも症状が強いようなら可能性がある。2つ以上該当するようなら疑いが強い

 *東京医科歯科大学病院・泌尿器科/増田均医師作成
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