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脳科学から考える「運」の引き寄せ方 脳の“選ぶ力”をどう鍛えるか


 スポーツで頂点を極める人、起業して大金を掴む人……そうした成功者の多くが“ポジティブ思考”の持ち主だという。ぜひ実践したいところだが、ただポジティブを心掛ければ良いものでもない。運に頼らず、自力で成功を掴み取るにはどんな“マインド”が必要なのか、脳内科医の加藤俊徳さんに聞いた。

選択肢が増えれば運を掴む機会も増える

「運」という、目に見えない概念を定義するのは難しいが、「少なくとも、運は一瞬で決まるものではなく、ある程度の時間経過で見ていくものなのではないでしょうか」と加藤さんは言う。

「つまり、一生運がいいままの人なんていないということ。どのスパンで運を考えるかによりますが、一時的な運に一喜一憂する必要はないと思います。その前提で、運がいいとは何かを脳科学的に考えるならば、人生の選択肢が増えていくことだと思います。

 社会で活躍する人や、充足している人は、広い視野を持ち、枠にはまらない自由な発想を持っています。これは、選択肢の中から自分で選ぶ力があるから。この“選ぶ力”は、脳の働きによるものです」(加藤さん・以下同)

 最初はうまくいかなくても、「こちらを選んだら成功するかも」と想定しながらチャレンジし続けることで脳の選ぶ力も鍛えられていく。

「その一方で、家が資産家で一生遊んで暮らせる人がいるとします。裕福な点では運がよさそうに思えますが、脳を働かせなければ自力で運をよくすることはできません。いまは学歴がよければ運がいいという時代でもない。これからは前向きな選択をしていける人が“運のいい人”と言えるのではないでしょうか」

 また、脳が働かなくなる生活習慣には、暴飲暴食、生活リズムの乱れ、運動不足、睡眠不足、愚痴をこぼしがち、無気力などがあると、加藤さんは言う。

「これらを改善し、脳を働かせるのは『早寝早起き』につきます。朝のウオーキングや、リズムよく動くなどのルーティンを持つと、脳の感度が上がって五感が研ぎ澄まされ、食事もおいしいし、景色も違って見えます。さらに、自分の脳状態のベストな時間帯がわかるようになります。自分の脳の状態の感度を高く保ちたいなら、公園や原っぱに大の字に寝転んで、5分ほど雲の動きを眺めてみるのもおすすめです」

 仕事で人に会う、重要な決断をするなどの場合は、頭がスッキリ整っている午前中が情報を正しく理解でき、判断力も高い。

「夜に夫婦げんかが起こりやすいのは、脳が疲れているから。脳は、働きが落ちると感情的な部分に頼る傾向があるため、冷静な判断ができなくなるのです。また、心が不安定なときは、脳がフリーズし始めているサイン。生活リズムを整え、脳の働きを戻しましょう」

 自分の思い通りの結果を意識的に作り出す「引き寄せの法則」という考え方があるが、脳科学的には難しいことではないそうだ。

「脳内の視覚系に関連する部分を刺激して、『必要なものを見つける目』を鍛え、幸運につながるものが“見える”脳の準備をするのです。方法は、『赤いもの』『三角のもの』など具体的な対象を決め、歩きながら意識的に探します。散歩や買い物の行き帰り、電車の中など、場所や時間の長さは自由。見たいという強い意志を持って、試してみてください」

 重要なのは、ほしいものは何か、どんな自分になりたいかなど、引き寄せたい目標を明瞭に思い描くことだ。

【プロフィール】

加藤俊徳/脳内科医。医学博士。加藤プラチナクリニック院長。脳の学校代表。発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家。近著に『名医が実践する 脳が変わる 超・瞑想』(サンマーク出版)。

取材・文/佐藤有栄
※女性セブン2022年5月5日号
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