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「RICE」って知ってる?知ってるようで知らない応急処置の基本



FC2 Analyzer身近で起きるケガや不調。病院に受診する前に応急手当てをしますが、正しい処置ができているでしょうか?2月7日(土)放送『世界一受けたい授業』では、知っているようで知らない応急措置が紹介されました。

ケアの基本を踏まえていれば、身体の自然治癒力を活かした、正しい応急措置を行うことができます。あなたの身の回りに起こるかもしれない急場で、ぜひいかしてみてください。

◆ケガ直後のケアの基本
「RICE」を知っていますか?捻挫や打撲など、ケガ直後のケアの基本を示す略語です。今の時季であれば、ウインタースポーツなどで転んでケガをした時に、知っていれば慌てずに済みます。

●Rest(安静)
なるべく安静に。時にはテープや包帯で固定することも必要になります。

●Icing(冷却)
氷のうや冷感シップなどで患部を冷やします。炎症の広がりを抑えます。事故後30分以内が効果的です。

●Compression(圧迫)
腫れや内出血を最小限にするため、包帯などで軽く圧迫します。強すぎや長時間の圧迫は、血液循環を妨げてしまうのでNGです。

●Elevation(持ち上げる)
腫れや内出血などを防ぐため、患部を心臓より高い位置に上げると、血液やリンパ液の流入を抑えられます。足首や膝なら台の上に乗せるなどしましょう。

◆湿潤療法(しつじゅんりょうほう):モイストヒーリングとは?
擦りむいたりした患部を、消毒しないで洗浄するだけで、患部を湿ったまま密封する、傷のケア方法です。

細胞の成長や再生を促す成分が含まれる体液(傷口から出てくる透明な液体)を傷口に保持することで、本来人間が持っている自然治癒力を使います。

傷を消毒すると、傷を治そうとする働きも殺すことになり、かえって治りが遅くなってしまうことから、湿潤療法が今、注目されています。

◆いくつかのケース
以上のポイントを踏まえて、ありがちな、いくつかのケースを考えてみましょう。

1.転んで擦りむいた!!
最初に洗浄をします。ケガをした部位には砂やゴミなどが入っています、そのため、洗浄しておかないと、皮膚の中に残ってしまう恐れがあります。よく流水で流してください。

洗浄した後は、市販の湿潤療法用のばんそうこうを貼っておきましょう。出血が多かったり、化膿していたり、患部が熱を持っているなら、病院へ受診しましょう。

2.火傷の初期対応は?
やけどの初期対応は、ひたすら冷やすことです。服の上から熱湯などがかかった場合は、服の上から冷やします。脱がそうとすると皮膚まで剥がれてしまうことがあります。

やけどを負った後、水ぶくれができることがあります。これは、つぶさないでください。水ぶくれは、まさに自然の湿潤療法です。もし、つぶれたり、つぶした場合は、洗浄後、市販の湿潤療法用の絆創膏を貼ってください。

3.鼻血を止めたい!
鼻血を止血するには?衣服をゆるめて椅子などに座り、綿やガーゼを丸めたものを鼻に詰めて、小鼻を両側からつまんで10~15分くらい圧迫してください。

4.目にゴミが入ったら?
目にごみや異物が入ったら、絶対にこすらず、瞬きで涙と一緒に流すか、水を張った洗面器に顔をつけて、瞬きをしてください。

ガラスなどの破片が入った場合は、ハンカチやガーゼなどで小さな円座を作り、目の周囲に当て、その上から両目を包帯で覆います。片眼だけだとケガをした方も動かしてしまうので、気をつけてください。

薬品や洗剤が目に飛んで入ったら、すぐに洗眼です。目を下に向けて、流水で流します。

井上 愛子(いのうえ あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士 株式会社とらうべ社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
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