あなたの健康はお金で買えますか・・・? やっぱり「話を聞いてくれる」ほうがいい先生? 『Dr.倫太郎』にみる医師と患者の信頼関係とは

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やっぱり「話を聞いてくれる」ほうがいい先生? 『Dr.倫太郎』にみる医師と患者の信頼関係とは

堺雅人さんが、対話を重視して患者の心に寄り添う精神科医を好演しているテレビドラマ『Dr.倫太郎』。ドラマには主人公・日野倫太郎のライバルとして、データによる診断にこだわり、

「対話は正確な診断の邪魔」と断定する精神科主任教授も登場しますが、現実の世界で倫太郎のような精神科医に出会える確率は極めて低いのに対して、

このライバルのように「パソコンの画面ばかり見ていて患者を見ない」タイプの医師に出会うことは残念ながら多いようです。

しかし、ドラマでも描かれているように、「心の病」を癒すのは決して薬だけではなく、治療においては医師との「信頼関係」も重要な要素。治療効果にも影響する、医師と患者の信頼関係について考えます。

◆「病院に行く」と決めた時点で治っている?
たとえば、風邪を引いて体調が悪いときなどに、「病院に行こう」と決めただけで症状がラクになった気がした経験はないでしょうか?

これは、「あの病院に行けば治る」という思いこみが心身の状態に影響を与え、結果的に症状を軽くしてしまったケースといえます。

こうした、患者の心と身体が本来持っているはずの「治そう」という治癒力を引き出すのが医師の仕事であり、そのための大切なツールが患者との「対話」といえるでしょう。

「注射もしてないのに、医者の顔を見たら調子がよくなった」とか、「子どもが小児科の待合室にいるあいだに

元気になった」というような話を聞くことがありますが、こうした例から名医は「患者が待合室にいるうちに治してしまう」不思議な力も持ち合わせているようです。
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◆「話を聞いてくれる」のが良い先生?

また、病院をよく利用する高齢者の人々からは「あそこの先生はよく話を聞いてくれるから~」という言葉もよく聞きます。大きな不調がなくても、定期的に病院に通うことが安心につながっている高齢者にとっては、

自分の身体の調子について「ちゃんと話を聞いてくれる」というのはいい医師の条件なのでしょう。こうした「いい医師」に対しての信頼の感情が、患者の治療効果を左右するケースもあるとのことです。

しかし、最近では慢性的な医師不足や経営上の理由など、医療機関のタイプによってはさまざまな事情を抱えており、

こうした「対話に時間をかける」タイプの医師は年々減ってきており、「何時間も待って、診察は5分」というような病院が多いのも実情のようです。

◆セラピストやカウンセラーが担う役割

特に「心の面」でのケアが必要とされる精神疾患においては、倫太郎のように「ちゃんと話を聞く」ことで、患者の心を開き、抑圧された感情を解放するような医師の存在は極めて貴重といえるでしょう。

しかし、現実においては上記のような「5分診察」で事務的に薬を出すだけの精神科や心療内科の医師も多く見られるようです。

そうした「心の病」のケアにおいて、医師がカバーできない範囲をフォローするのが、カウンセラーやセラピストの仕事になります。

カウンセリングやセラピーについては種類も料金もさまざまであり、関わっている人のタイプも多様ですが、倫太郎のように「患者に寄り添う」ような資質は、医師よりもむしろこうしたケアに携わる人々に多く見られる気もします。

ドラマでも、患者の行動の解釈をめぐって倫太郎とライバルが対立するシーンがありましたが、

特に「心の病気や不調」については、投薬治療のみに頼るのではなく、患者のライフスタイルや性格などを考慮した多面的な見方が必要なのかもしれません。

ただし、昨今では安易に「セラピスト」の肩書きを与える民間の「資格ビジネス」も横行しているため、こうしたケアを受ける際には「信頼できるプロ」を慎重に探すことも大切といえるでしょう。

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