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<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>突然死を引き起こす歯周病の恐怖


日本人の約8割が患っているという「歯周病」。近年の研究で、この歯周病菌が原因で深刻な病を引き起こしているという新事実がわかってきた。

今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!

みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送※)のコラボ企画“おさらいニュース”では、歯周病が引き起こすある病が、突然死の原因のひとつになっているという驚愕の事実についてお伝えする。

口臭・歯周病予備軍の兆候とは?

◆血管の中に侵入した歯周病菌が心筋梗塞の原因に

 現在、30代で約7割、40~60代では約8割もの人が歯周病や歯周病に関係する症状があるという。

これまで口の中だけの病気と考えられてきた歯周病だが、近年この歯周病菌が血液の中に入り込み、突然死を引き起こす原因の1つとなっているケースが報告され、医学界で問題視されている。

血液に入り込んだ歯周病菌は、体内でどんな悪さをするのだろうか。

 番組では、歯を磨くと歯茎から出血するようになったというK・Nさん(56歳・仮名)の症例を紹介。

朝晩、歯磨きを欠かさないようにしていた彼女は、次第に胸のむかつきや痛みに襲われるようになり、ついに3ヶ月後、激しい胸の痛みを感じて意識を失い、病院に運ばれてしまった。

実はこの病の原因こそ歯周病菌。病の正体は「心筋梗塞」だった。心筋梗塞とは、心臓に酸素を送る血管が詰まり、心臓の筋肉が壊死する病気。最悪の場合、突然死を引き起こす恐ろしい病気だ。

◆歯周病菌の多くは、歯磨き時と食事の際に血管内に侵入

 では、歯周病菌と心筋梗塞にはどんな関係があるのか。そもそも、何らかの原因で血液の中に侵入した歯周病菌は、心臓に流れ着く。そこで歯周病菌は線毛という組織を使って血管の壁に張り付き、血管の壁に炎症を起こさせる。

長年、歯周病を放っておくとこの炎症が全身のいたる所で起こり、次第に血管の壁が分厚くなる動脈硬化が進んでしまうのだ。では歯周病菌はいつ、どうやって血管の中に?

 K・Nさんの場合は歯磨きの際、そもそも歯周病で出血しやすくなっていた歯茎の血管の一部から歯周病菌が侵入していたことが一因。

また、歯周病が進行すると、歯茎の表面の組織が壊れ、その結果むき出しになった毛細血管や血管の壁にできた隙間から歯周病菌が侵入していたことも考えられる。

これは主に食事の際に起こる現象で、この状態でモノを噛むと歯周病菌が拡散し、一部が血管の隙間に入り込むと考えられている。

さらに彼女の場合、高めだったコレステロールによる動脈硬化の進行を歯周病菌が後押ししたため、心筋梗塞になってしまったと考えられる。

つまり、肥満や運動不足などで進行する動脈硬化を、想像以上に進行させてしまうのが歯周病だったのである。歯磨きの際に出血するというあなたは、注意が必要だ。

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