あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【今日のストレス】甘く見てはいけない「胃潰瘍」 煙たがられる神経質な男が胃カメラ飲むと…
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【今日のストレス】甘く見てはいけない「胃潰瘍」 煙たがられる神経質な男が胃カメラ飲むと…

 「胃が痛い…」。ストレスに苦しむサラリーマンの常套(じょうとう)句だが、なぜストレスで胃が痛くなるのか、それを放置するとどうなるかを知っているサラリーマンは意外に少ない。「どうせ胃潰瘍」と甘く見ていると、もっと痛い目に遭いますよ。

 Kさん(35)は、かなり神経質な人。仕事はキッチリこなすが、事が自分の思い通りに進まないと、すぐにイライラする。意に沿わない指示を受けると、上司の前でも露骨に不満そうな態度を取るので、周囲からも煙たがられてイライラの拡大再生産。夜な夜な荒れて酒を飲む。

 当然、胃も荒れ放題なのだが、「胃が痛いくらいで医者に行けるか」と、見て見ぬふりを決め込んできた。ところが、大学の先輩が胃がんで命を落としたことから急に心細くなり、生まれて初めて胃カメラを飲んだところ、「胃潰瘍」と診断されたのだった。

 「典型的な胃潰瘍のケース」と話すのは、東京都渋谷区にある渡辺七六クリニック院長で内視鏡専門医の渡辺七六医師。Kさんのケースを次のように分析する。

 「精神的ストレスがかかると内臓の血液が少なくなる。これにアルコールの摂取量が増えたり、食欲不振や食事時間が不規則になるなどの要因が重なると、空腹の時間が長くなって胃酸の濃度が高まる。これが胃潰瘍のできるメカニズムです」

 幸いにもKさんは胃酸分泌抑制剤と粘膜防御剤の服用で事なきを得た。しかし、渡辺医師によると、胃に穴が開いたり十二指腸潰瘍などで腸がひどく変形したりして食べたものが通りにくくなっている時などは、手術になるケースもあるとのこと。

 「胃潰瘍が胃がんに進展することは通常ないものの、ストレスが多い人は免疫力が下がっているので大病をしやすい。日常生活でオンとオフの切り替えをしっかりする、ゆっくり入浴する、休日は趣味に興じる、そして睡眠をしっかり取るなどの取り組みが重要です」と警鐘を鳴らす。

 そもそもKさんみたいなイライラ人間がいると、周囲にもストレスが伝播するもの。胃潰瘍の二次被害が出ないことを祈るばかりだ。
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