あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【今日のストレス 明日の病気】良性発作性頭位めまい 過労で三半規管のバランスが乱れ
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【今日のストレス 明日の病気】良性発作性頭位めまい 過労で三半規管のバランスが乱れ

「目が回るほど忙しい」という表現があるが、忙しすぎると本当に目が回ることがある。実際には「忙しさ」に伴う「ストレス」が原因なのだが、人によっては立ち上がれなくなったり、吐いたりすることもあるという。

 「みんなが不眠不休で頑張っている中で倒れてしまって…」とうなだれるのはCさん(35)。ある専門誌の記者だ。

 ただでさえ人手不足で忙しい職場だが、夏と正月に特大号を出すため、毎年6月と12月は猛烈な激務となる。

 その夜も会社に泊まり込む覚悟だったが、なぜか集中力が出ない。そのうちに気分が悪くなり、トイレに行こうと席を立つと、強烈なめまいでうずくまった。はうようにしてトイレに行き嘔吐(おうと)。結局その夜は仕事にならず、応接室のソファに横になったまま朝を迎えた。

 そのまま病院を訪ね、検査の末に下されたのは「良性発作性頭位めまい」という診断だ。

 「脳神経外科の外来を受診する初診患者の中で、めまいを主訴とする人のウエートは大きい」と話すのは、日本赤十字社医療センター脳神経外科の野村竜太郎医師。Cさんの病気について解説する。

 「耳の三半規管の中に“耳石(じせき)”という砂がある。頭が向きを変えたり傾いたりするたびにこれが流れます。この耳石の動きを脳の前庭神経が感じ取ってバランスを取る仕組みなのですが、その機構が乱れると“めまい”という症状が出るのです」

 野村医師によると、ストレスや過労、あるいは気候や気圧の変化が、めまいを引き起こすこともあるという。

 治療法は対症療法で、酔い止めや吐き気止めが処方されることが多いが、野村医師はめまい治療における「漢方薬」の存在感の大きさを唱える。

 「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)や半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)などの薬が効果を示すことが多いのです」

 いずれにしても、検査を受けて「良性」と診断されたら、いつまでも心配せずに、ひと安心したほうがいい。早く不安をなくすことがストレスを減らし、結果としてめまい解消につながるのだ。 
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