l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【今日のストレス 明日の病気】ぜんそく 自律神経の乱れが呼吸器に影響


【今日のストレス 明日の病気】ぜんそく 自律神経の乱れが呼吸器に影響

緊張をほぐすためにせき払いをする人がいる。年配の紳士などのせき払いには、一種の貫禄がうかがえたりもする。一方、緊張するとせき込んで、目を白黒させる人もいる。この場合漂うのは、貫禄ではなく不安…。ストレスとぜんそくの関係は密接だ。

 ◇

 Wさん(38)は、10年前にぜんそくと診断された。真面目に治療を受けているので普段は症状を押さえ込んでいるが、それでも時々強烈なぜんそく発作に襲われることがある。

 その発作の出方には特徴がある。場所は会社に限られ、もう何年も自宅でせき込んだことはない。平日、特に週の初めや忙しい時にせき込む傾向があり、ひどい時には呼吸困難に近い状態に陥ることもある。

 「Wさんのような人は多いんです」と語るのは、池袋大谷クリニック院長で呼吸器内科が専門の大谷義夫医師。背景にストレスの存在を指摘する。

 「精神的なストレスが自律神経のバランスを崩すと、さまざまな臓器にダメージを及ぼしますが、ストレスの影響で呼吸器が引き起こす代表的な症状が“せき”なのです。ぜんそく持ちの人が発作に襲われると、過換気になって冷たくて乾いた空気が気道や肺に入り込みます。その結果、呼吸が困難になり、パニック状態に陥ることもあります」

 大谷医師によると、本来ぜんそくのせきは「深いせき」が特徴なのだが、こうしたケースで出るせきは浅いことが多いという。

 それでも、落ち着いて吸入ステロイド薬や気管支拡張薬を使えば症状は安定するはずなのだが、ストレスとパニックのダブルパンチでそれどころではなくなる。

 「南の島にでも移住して、のんびり過ごせれば治るのですが」と苦笑する大谷医師。こうした患者には、お守り代わりに精神安定剤を処方することもあるという。

 「日本のぜんそく患者500人を対象に行った発作の要因に関する調査(複数回答)があり、7割が『かぜ』、約6割が『天候』による影響を訴えていますが、続く3位に4割の人が『疲労・ストレス』を挙げています」(同医師)

 Wさんは今、旅行代理店からもらってきたハワイのパンフレットを凝視している。

※Dr.アルなび 医師のアルバイト情報サイト
※Dr.転職なび 医師の転職情報サイト
▽子育て中で勤務時間のご希望があるお医者さま

関連記事
スポンサーリンク Ⅱ
カテゴリ
最新記事
★★互助会推薦★★