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【健康最前線】睡眠の質を高めるベストな方法は「夫婦別寝室」も…切り出し方が難しい


 仕事が忙しいと、睡眠時間は少なくなりがちだ。厚労省の調査では、20%の人が睡眠で休息が十分に取れず、その割合は40代が最も高い。睡眠時間の短さは睡眠の質でカバーできるが、その妨げの要因は実は“同じ布団で寝るパートナー”にある。

 医学博士で『一流の睡眠』(ダイヤモンド社)の著者、裴英洙(はい・えいしゅ)氏=ハイズ株式会社社長=が説明する。

 「睡眠の質を高めるには、『布団に入るとき』が重要です。布団に入るときが、翌日にがんばるためのスタート。奥さんから話しかけられたりすると、目がさえてしまうことがあるでしょう。そういう意味で、質のよい睡眠には、『誰と寝るか』も重要です」

 帰宅後に職場の諸問題を一瞬忘れ、ぐっすり寝ようとしているときに、布団の中で妻から家計や子供の問題などを聞かされることはありがちだ。「疲れているから明日にしてくれ」といえば、「あなたはいつもきちんと話を聞いてくれない」と妻に逆ギレされてしまう。これでは眠りの質は低下し、短い睡眠時間も失われてしまう。

 「相手のせいにばかりすると、当然のことながら夫婦間に亀裂が入ります。上手くマネジメントすることが大切です」(裴氏、以下同)

 眠りを妨げられないためには、「夫婦別寝室」がベストだという。とはいえ、「今日から別の部屋で寝る」とストレートに言えば、「勝手にすればいいでしょう」と怒られかねない。切り出し方が難しい。

 「共働きの家庭では、奥さんも仕事で疲れていることがあるでしょう。朝起きてそんな様子を見たなら、『きみもたいへんだね。たまには別室で寝てみようか』と切り出してみてください。自分の主張は、相手の立場に置き換えて提案するのがポイントです」

毎日は無理でも、たまに別室でぐっすり寝ることは、互いの睡眠の質を高めることにつながる。中には「ひとりで寝るのは不安」という妻もいる。無理に「別室」を推し進めると、妻側にストレスがたまりやすい。

 「別室が無理なときには、睡眠の質を高めるためのご家族のルールを作りましょう。お子さんも含めたルール作りで、ご自身の主張は、幾つかの項目の中ほどに織り込むのがコツです」

 たとえば、自分の主張の最たるものが「愚痴を聞きたくない」だったとしても、ルールの冒頭に置くのはダメ。「寝る前にはきちんとハミガキをする」「布団に入ったらスマホは見ない」といった項目の後に、「愚痴は言わない」とさりげなく入れ込み、「朝は、おはようと必ず言う」などで締めるとよいそうだ。

 「家庭内でのマネジメントが上手くできれば、職場でも力を発揮できます。短い睡眠時間は、1日働いたご褒美ではなく明日への備え。ご家族と一緒に質のよい睡眠を実現していただきたい」

 妻と一緒に寝ても、寝なくても、質のよい睡眠には、ひと工夫が必要なのだ。 (安達純子)

 ■眠りの質を上げるステップ
 (1)起床時刻を決める
 (2)就寝時刻を決め、その時刻か眠くなったときのみに布団へ入る
 (3)15分経っても寝つけないときには思い切って寝室を出る
 (4)再度眠気がやってきたら布団に入る
 (5)起床時刻に必ず起きて寝室を出る
 (6)上記を続けて、睡眠効率が上がったら目標睡眠時間を増やす
 ※裴英洙著『一流の睡眠』から

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