1

フケやかゆみ、におい……。頭皮トラブルはシャンプーが原因かも!?

髪の毛と頭皮は、植物と土のような関係です。豊かな土壌においしい作物が実るように、健康な頭皮があるからこそ、美しい髪の毛が生えるのです。

もしも頭皮にフケやかゆみ、脂っぽさや炎症があると、抜け毛や薄毛など、髪の毛そのものへの悪影響も大きいものです。でも、その原因はなんなのでしょう?

■シャンプーでアレルギーが起きる!?
「頭皮トラブルの原因のひとつは、シャンプーによるアレルギー反応です」と話すのは、女性専門頭髪外来をもつ「AACクリニック銀座」院長の浜中聡子医師です。シャンプー剤が原因でアレルギーを起こし、フケやかゆみ、赤みなどの原因になることが少なくないのだそうです。

「ずっと使い続けていたシャンプーでも、体調の変化や加齢による頭皮の状態の変化で、体質に合わなくなってトラブルが起きることも少なくありません。

もしも、これまでと同じシャンプーを使っているのにフケやかゆみなどが目立ってきた……という場合には、たとえ全部使い切っていなくてもすみやかに使用をやめて、別のシャンプーを選び直すべきでしょう」(浜中医師)

■自分に合うシャンプーはみつけられる?
頭皮トラブルを防ぐためには、自分に合うシャンプーを見つけることが必須です。まず確認したいのは、どんな洗浄剤(合成界面活性剤)が使われているかということです。

1)高級アルコール系
鉱物油や植物性油脂などの油から合成界面活性剤がつくられている。成分表の最初のほうに、「ラウリル硫酸Na」「ラウリル硫酸カリウム」など「硫酸」の表示がある。価格が安く、市販のシャンプーのほとんどがこのタイプ。

泡立ちがよく洗浄力も高いが、頭皮や髪の毛への刺激は強く、頭皮トラブルの原因になることも。天然系と石油系があり、石油系はさらに刺激が強い。

2)アミノ酸系
アミノ酸から作られる合成界面活性剤で、「ラウロイルメチルアラニンNa」「ココイルグルタミン酸Na」など成分表示はさまざま。低刺激だが、合成と天然系があり、天然系ならな頭皮に優しい。洗浄力はやや弱めなので、丁寧に時間をかけて洗う必要がある。

3)石鹸系
脂肪酸ナトリウムなどから作られる合成界面活性剤。「脂肪酸ナトリウム」「石鹸素地」といった成分表示がされている。頭皮への刺激は弱く、毛穴の汚れまでしっかり落とす。石鹸カスなどが残りやすいので十分な洗浄が必要。パサつきやキシみも起こりやすい。

■ノンシリコン、パラペンフリーはいいの?
このような洗浄剤の違いに加え、最近では「ノンシリコンシャンプー」「パラペンフリー」などの表示も目立ちます。
指通りをよくするシリコンは毛髪や頭皮に残りやすいため、しっかりすすがないと頭皮トラブルの原因になります。

パラペンは防腐剤の一種で、アレルギー反応を起こしやすい物質であるため、皮膚の弱い人は無添加のものを選ぶほうがいいでしょう。

「ただし、これらがまったく含まれないアミノ酸系や石鹸系のシャンプーを選んだとしても、アレルギーが起らないとは限りません。まずは試してみることが大事です」(浜中医師)

■頭皮の健康を守る「洗ったらすぐ乾かす」習慣
浜中医師は、「どんなシャンプーを選んだとしても、正しく使わないとトラブルのもとになります」と言います。正しいシャンプーのコツは以下の通り。

1)洗う前にブラッシングして、髪の毛のもつれをほどく。
2)髪の毛をお湯で丁寧にすすいだあとで、よく泡立てたシャンプー剤を髪全体に伸ばす。
3)シャンプー剤が頭皮に残らないよう、十分にすすぐ。トリートメント剤もよく流し、頭皮に成分を残さないよう注意。

さらに、「洗ったらすぐ乾かす」ということも重要だと浜中医師は強調します。髪をぬれたままにしておくと、頭皮に生息している菌の活動を高め、蒸れて汗や皮脂と混ざり合い、いやな匂いの元になることも。

また、自然乾燥だと髪の毛が必要以上に乾燥するため、髪の水分が奪われやすいほか、ぬれたまま髪の毛が摩擦し合うことで傷がつき、枝毛の原因にもなります。

「髪の毛を洗ったら、タオルドライ、そしてドライヤーまでを一連の流れにしましょう」と、浜中医師。シャンプーなどのヘアケア製品に頼るだけでなく、髪の毛に時間と手間を割くこともまた、トラブル回避のためには必要なことと言えるでしょう。

関連記事
スポンサーリンク メイン3
カテゴリ
★★互助会推薦★★
最新記事