あなたの健康はお金で買えますか・・・? 性欲があるのにできない!EDに関する疑問に専門医が回答
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性欲があるのにできない!EDに関する疑問に専門医が回答

中高年になると人には言えない夜の事情がある。まだまだ意欲がありながら、いざというときにED(勃起障害)に見舞われる男性は少なくない。気持ちと身体の不一致。若いあなたには想像つかないだろうが、笑いごとでは済まない深刻な事態なのだ。専門家に話を聞いた。

「単純に加齢によるものが大多数です」と浜松町第一クリニックの竹越昭彦院長が明かす。「年を取ると筋力、体力、視力、聴力、細かくいくと瞬発力、跳躍力、持久力など『力』がつくものは全て落ちるのと同じように勃起力も……と説明すると、大抵の患者様は『なるほど』とうなずいてくれます」とのことだ。

■神経障害、動脈硬化も原因に

では、体の中で何が起きているのか? 加齢に伴うEDの要因は、ほとんどが血管や神経の障害による器質性によるものという。「主に糖尿病による神経障害が原因で、脳が興奮を感じても勃起命令が伝達しないことで起こる」と竹越院長。

さらに神経障害だけではなく「糖尿病に伴う動脈硬化で血流が悪くなることによって、ペニスの海綿体に十分な血液が流れ込まない」(竹越院長)という事態も発生する。使い古しの硬くなったスポンジが水を吸わなくなるのと同じだ。

性的興奮を伝える信号が遮断されてしまったか、信号は伝わっても反応しなくなってしまったか。いずれにしても、性欲は残っているだけにもどかしさもひとしおだろうが、やがて性行為の失敗が続くことで「男としてのプライドが」「女性に失礼だ」などと自信を喪失してしまい、性欲まで低下してしまう。

■性欲低下から始まるED

逆に性欲低下から始まるEDも存在する。性行為はおろか自慰すらしなくなれば勃起する機会が少なくなり、陰茎が萎縮していく。何度も使ったスポンジは、放置すると縮んでしまうのだ。

ここで女性にも目を向けよう。「性欲に関係している女性ホルモン(エストロゲン)が20代後半から30代前半をピークに35歳を過ぎるとどんどん減少していくことで潤いにくくなるといわれています」(竹越院長)

その一方で男性ホルモンの一種で性欲に欠かせないテストステロンが増えるため、女性は40歳を過ぎると性欲はどんどん高まるという説もあるが、竹越院長は同クリニックの調査で40代女性の8割強が「性交をほとんどしていない」と回答していることから懐疑的だ。

中高年になると、男性はEDに、女性も性欲が減退してしまうとは寂しい限りだが、「定期的な性行為は脳を活性化させ認知症予防にもなるし免疫力を高めるので健康維持に一役買っていることは間違いありません」と竹越院長。「パートナーと末永く性行為を楽しんでいただければと思います」とも。

■治療薬服用はパートナーにも伝えて

ここで男性の場合、どうしてもED治療薬に思い至るが使用には注意が必要だ。ニトログリセリンとの併用は厳禁であり、偽物も出回っているので信用できる医療機関で処方してもらおう。

竹越院長は狭心症の疑いのある方は「パートナーに伝えにくいのは理解できますが、必ずED治療薬を服用しているとパートナーには伝えてください」とアドバイス。万一、性行為中に発作が起きた時、ED治療薬の服用を救急隊員に伝えないと併用がタブーのニトログリセリンを投与される可能性があるためだ。

最後に竹越院長から大事なひとことをお願いします。「EDは動脈硬化の指標にもなっていることも忘れないでいただきたい。陰茎の海綿体は心臓や脳の血管よりも細いため、EDとして最初に症状が現れる。これが重度のかたちで心臓に起きれば心筋梗塞に、頭部に起きれば脳梗塞に至る」。つまりEDは自身の体からの警告の場合もある。大切なことなので覚えておいてほしい。

「教えて!goo」では「あなたが気になる体のメカニズムは?」ということで皆さんの意見を募集中だ。

●専門家プロフィール:竹越昭彦
1991年、日本医科大学卒業。同大学付属病院及び東戸塚記念病院外科医で勤務し2004年にED治療専門の浜松町第一クリニックを開院。現在首都圏に同グループ医院は7院。著書に「40代からの心と体に効く『生涯SEX』のすすめ」。


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