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ぎっくり腰で「しばらく安静に過ごすべき」は間違

ぎっくり腰になった時、あまりの痛さに体を動かすことができなくなってしまった、という経験のある人は少なくないかと思います。痛みのために体を動かすことも恐々……ということに。

「ぎっくり腰になったら、なるべく何もせずに横になって過ごして安静にしておくことが一番!」と思っていないでしょうか?

実は、これは正しいとはいえません。急性腰痛(ぎっくり腰)を起こしたあと、どうすると回復が早いかを比較した研究があります。安静に横になっているグループ・ストレッチを行うグループ・日常生活を続けるグループとに分けて、経過をみていくというものです。

(Malmivaara A. New England Journal of Medicine 1995;332)

腰に負担をかけないようにしばらくの間は、安静に横になっていると、回復が早そうな気がするかと思いますが、研究の結果は、安静にして寝ておく場合が、回復が一番遅いということになりました。

そして、一番回復が早いという結果が出たのは、痛みを我慢できる範囲で、日常生活を送った場合でした。

腰痛は、その痛みが強い場合、日常動作にでさえ不安感を覚えやすい場合が多いです。ぎっくり腰の後、「あんな痛みはもう経験したくない」と思い、腰を大切にし過ぎてしまい、なるべく安静に過ごそう、ということにもなりがちです。

ですが、痛みがあるものの体を起こして歩くことができるようになったら、少しずつ身の回りのことに挑戦してみると良いでしょう。その方が、早い回復が臨まれるということですね。

■著者プロフィール
檜垣 暁子(ひがき あきこ)。オールアバウト 肩こり・腰痛ガイド http://allabout.co.jp/gm/gp/51/ カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。

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