l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【日本の病院の実力】難易度高い“膵がん”で高度な診断・治療★防衛医科大学校病院 肝・胆・膵外科


【日本の病院の実力】難易度高い“膵がん”で高度な診断・治療★防衛医科大学校病院 肝・胆・膵外科

国内で年間2万8000人以上の命を奪っている「膵(すい)がん」は、胃や大腸などの他の臓器と違い、腫瘍の発見が遅れがちで、また悪性度が高いため最も治療が困難ながんといわれている。

 一般的に診断後の手術適用は2割程度にとどまり、その手術も、膵臓が他臓器や太い血管、幾つもの神経に隣接しているため非常に難易度が高い。一歩間違えば患者は術中に命を落とし、一見うまくいったかに見えた術後にも激しい下痢や栄養不良に悩まされるといったことも起こる。膵がん患者の命とQOL(生活の質)をどう守ればよいのか。

 そんなハイクオリティーの診断と治療を行っているのが、防衛医科大学校病院の肝・胆・膵外科だ。国立がんセンターやがん研有明病院時代から、肝・胆・膵外科の手術で高い評価を得ている山本順司教授(55)が2008年4月に赴任して以来、治療数を右肩上がりに伸ばし続けている。

 「膵がんは、診断された時点で局所に腫瘍が留まっていることが少なく、転移しているゆえに、いわば全身病といえます。しかも、膵がんには有効な抗がん剤が少なく、また他のがんで効果のある分子標的薬も有効ではありません。そのため、手術によって患者さんにメリットがあれば、あらゆる技術を駆使して行うことを心掛けています」と山本教授は言う。

 進行した膵がんに対して、患者に残されたわずかな希望をどう後押しするか。3次元画像による手術計画を立てながら患者のリスクとベネフィット(治療を受けることで得る患者の利益)に思いを巡らす。長年、そのせめぎ合いの中で山本教授は安全で確実な方法を模索し、常に持てる全ての技を駆使して難易度の高い手術に挑んできた。

 最近は高齢の患者も多く、合併症を持つ人も珍しくはない。難易度に加わる患者の合併症。しかし、山本教授はその中から治療への道を切り開く。

 「総合病院ゆえに他科と連携し、合併症を持つご高齢の患者さんでも安全に治療することが可能になっています。それが専門病院とは異なる強み。また、海外などでは新たな抗がん剤治療で膵がんの予後が良くなったとの報告もあります。総合的な医療で1人でも多くの患者さんを救いたい」

 こう話す山本教授は、大腸がんなどによる転移性肝がんや原発性肝がん、胆管がん、胆嚢がんの手術も積極的に行っている。決して技におごることなく、患者に対して真剣に向き合う。そして、「正直が一番」と笑顔を見せる。

 「今の願いは、若い医師が肝・胆・膵外科手術を受け継いでくれることです。外科医を志望する若い人が減る中で、特に私たちの分野は敬遠されがちです。しかし、世界に誇れる外科治療技術を日本は持っています。それをぜひ受け継いでもらいたい。そのための教育にも力を入れています」

 治療困難ながんを治療可能に。山本教授の努力は尽きることがない。

<データ>2011年度
腫瘍切除実績
☆根治手術件数148例
☆膵がん31例
☆転移性肝がん32例
☆原発性肝がん27例
☆胆嚢がん6例
☆胆肝がん13例
☆病院病床数800床
〔住所〕〒359-8513埼玉県所沢市並木3の2
 (電)04・2995・1511

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