あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【日本の病院の実力】膀胱がん、前立腺がんで最先端治療の病院★埼玉医科大学国際医療センター泌尿器腫瘍科

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【日本の病院の実力】膀胱がん、前立腺がんで最先端治療の病院★埼玉医科大学国際医療センター泌尿器腫瘍科

国内で年間約7000人の命を奪っている「膀胱(ぼうこう)がん」は、男性患者の割合が女性の4倍と高く、肺がんと同様に喫煙との関係が取り沙汰されている。膀胱がんには、臓器の奥に広がる筋層浸潤性がんと、組織の表面に広がる筋層非浸潤性がんがあり、後者がおよそ7割を占め、適切な治療を行い、再発しなければ比較的予後の良いがんである。

 一般的に、筋層非浸潤性がんに対しては、内視鏡を用いて膀胱の内側から電気メスにより膀胱がんを切除する「TUR」と呼ばれる治療法が行われる。

 ところが、その治療を受けた後に約50%の人は再発するという。しかも、再発したがんは、TURでは治らない筋層浸潤性がんになることもあり、その場合は膀胱全摘術に加えて尿路再建も必要になってくる。

 そんな状況を一変させるため、現在、治験が進められているのが「蛍光膀胱鏡」の併用。見えない膀胱がんも的確に切除する治療法だ。

最近開発された5-アミノレブリン酸という薬剤を用いて、蛍光内視鏡で画面に映し出された膀胱に青い光を当てると、腫瘍部分が真っ赤に発光する。子どもが見ても腫瘍の有無は一目瞭然。肉眼では見えない膀胱がんの取り残しも防ぐことができ、再発予防にも役立つ。

 通常の白い光を使った膀胱内視鏡では全体の約3分の1が見落とされるが、約10%程度にまで減らすことができるそうだ。そんな最先端治療を含め、膀胱がん、前立腺がん、腎細胞がんの治療で定評を持つのが、埼玉医科大学国際医療センター泌尿器腫瘍科だ。

 「100年以上も前から光力学的診断の概念はありましたが、当初は腫瘍を光らせる薬剤の毒性が強く、有効性もよくありませんでした。その弱点を克服した新たな診断補助薬がようやく開発されたのです。

すでに米国では一昨年から膀胱がんの診断に使用されており、日本でもやっと治験が開始されました」とは、同科の上野宗久教授(55)。長年、泌尿器腫瘍の治療に取り組むエキスパートである。

 膀胱がんに限らず、前立腺がんに対しても、全国的に珍しい4種類の放射線治療を行うなど、さまざまな取り組みを行っている。そのひとつが、膀胱がんに対する新たな「蛍光膀胱鏡」を併用したTURだ。今年2月から埼玉医科大学を含めた全国5施設で治験がスタートし、現在まで安全かつ順調に進行中である。

 「おそらく治験は年内に終了し、解析にも時間はかからないでしょう。外国ではすでに臨床応用されていますので、数年後には保険診療が可能になると思います」(上野教授)

 膀胱がんの再発防止に対する新たな取り組み。その先には、光力学的治療で光とアミノレブリン酸を応用し、膀胱がんを死滅させる方法もあるという。

 「理論上は可能ですが、既存の治療法を凌駕する結果になるかはわかりません。いずれにしても、より良い最新医療の研究を今後も行っていきたい」と上野教授。強敵のがんに立ち向かうために、今も力を注ぎ続けている。

<データ>2010年度診療実績
☆膀胱がん172件
☆前立腺がん280件
☆腎細胞がん94件
☆病院病床数600床
〔住所〕〒350-1298埼玉県日高市山根1397の1
 (電)042・984・4111

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