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日本の名医】致死性不整脈治療“最後のとりで” 精密な技で患部を凍結除去★日本医科大付属病院心臓血管外科教授 新田隆さん(58)  

   

今回、紹介する日本医科大学付属病院心臓血管外科教授の新田隆医師は、不整脈の外科手術の分野で、日本を代表する存在だ。

 ひと口に不整脈と言っても、比較的安全なものから発作後、数分で落命してしまうものまで多様だ。中でも心臓突然死の原因となり得るのが、心室細動や心室頻拍などの「致死性不整脈」で、心筋梗塞や心筋症などが原因となる。

 治療法には投薬、カテーテル治療、植込み型除細動器などがあり、いずれも高い効果を発揮するが、まれにこれらの治療でも不整脈をコントロールできないケースがある。そんな時に「最後のとりで」となるのが外科手術なのだ。

 「いくつかある手術の中で最も有効性が高いのが、不整脈の発生源を凍結凝固させる方法。ただし、凍結目標を5ミリ以内の範囲で特定する必要があり、これを誤ると致命傷になりかねない。循環器内科医との連携による正確なマッピングが求められる手術です」

 そう語る新田医師は10年以上前からこの手術を行っているが、成功率は極めて高く、手術による死亡もゼロ。

 こうした致死性不整脈のリスクの有無を見極めるには、精度の高い検査が不可欠。しかし、実際の検査現場では、必ずしも不整脈に詳しい医師に当たるとは限らないのが実情だ。

 「実は、日本不整脈学会が“不整脈専門医”という認定制度を立ち上げたんです。この資格を持っている医師であれば、一定の水準をクリアしているということができます。精密検査を受ける医療機関を選ぶ際の一つの目安になるはずです」

 この不整脈専門医制度の資格認定医でもある新田医師。外科医として難度の高い手術に取り組む一方で、予防にも力を入れる、真の意味でのブラックジャックなのだ。 (長田昭二)

 ■新田隆(にった・たかし) 1955年生まれ。
81年、日本医科大学卒業後、榊原記念病院で臨床研修を経て88年、日本医科大学大学院医学研究科修了。91年と95年の2度にわたり米セントルイス・ワシントン大学留学。2006年から、日本医科大学教授。医学博士。趣味はジャズ。

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( 2017/04/13 04:51 ) Category ■日本の名医・いい病院 | トラックバック(-) | コメント(-)
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