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【日本の名医】肺難病「CTEPH」治療に力 来年には新薬に保険承認も★東大医学部附属病院循環器内科 助教波多野将さん(41)  

   

慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)という耳慣れない病気がある。肺血管に血栓が詰まり、肺動脈の血圧が上昇し、放置すると心不全を起こし死に至る。

厚生労働省の難病指定も受けた恐ろしい病気だ。患者数は分かっているだけで国内に1500人ほどの希少疾患だが、この病気に詳しい医師が少ないため、確定診断にたどりつけないでいる人も一定数いると推定されている。

 そんなCTEPHの診断と治療に力を入れているのが、東大病院循環器内科の波多野将医師だ。

 心臓移植チームに内科医として関わるなど、活動の範囲が広い波多野医師だが、CTEPHとの付き合いも10年以上になるという。

 「当時は治療法がなく、診断が下りても酸素吸入をするくらいしかできなかった。その後、新薬が相次いで開発され、ようやく治療の手立てができてきたところです」

 一般に言われる「エコノミークラス症候群」はこの病気の“急性版”。急性が慢性化するケースは少ないという。

膠原(こうげん)病などの自己免疫性疾患が原因となることがあるが、原因不明なことも少なくない。血管の病気だがメタボや動脈硬化との因果関係も薄い。

 「カテーテルによる血管内治療が可能なケースもありますが、それが難しい場合は薬物治療が柱。残念ながら現時点でCTEPHに保険適応薬はありませんが、来年には非常に期待できる薬の承認が下りる見込みです。

患者にとっても治療する医師にとっても、大きな朗報と言えます」

 ちなみにCTEPHに見られる特徴的な症状は、息切れやだるさ、胸痛や脚のむくみなど。狭心症と重なる部分が多いが、検査を受けて狭心症が除外された時、CTEPHを疑ってみる価値はある。

 まだこの病気に詳しい医師が少ない以上、患者自身の積極的な姿勢が重要なのだ。(長田昭二)

■波多野将(はたの・まさる) 
神奈川県川崎市出身。1998年、東京大学医学部卒業
同大医学部附属病院、東京都立墨東病院、成田赤十字病院、帝京大学市原病院などに勤務。2007年、東大病院循環器内科医員。10年から同助教(現職)。13年から、循環器内科心不全チーム病棟主任を兼務。日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医、日本肺循環器学会評議員ほか。趣味は旅行(マリンレジャー)。

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( 2017/04/13 04:55 ) Category ■日本の名医・いい病院 | トラックバック(-) | コメント(-)
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