l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【日本の病院の実力】“唾液腺腫瘍”の治療でトップクラスの実力!★東京女子医科大学病院耳鼻咽喉科


【日本の病院の実力】“唾液腺腫瘍”の治療でトップクラスの実力!★東京女子医科大学病院耳鼻咽喉科

腫瘍は全身の至るところに出現し、唾液(だえき)を分泌する唾液腺にも生じる。唾液腺は、耳から顎や頬へと広がる耳下腺(じかせん)、顎に位置する顎下腺(がっかせん)、舌の真下にある舌下腺(ぜっかせん)、口の中に多数存在する小唾液腺から成り立ち、「耳下腺腫瘍」の頻度が最も高い。

 しかも、両側の耳下腺にはそれぞれ1本の顔面神経が走行し、顔の筋肉へ網の目のように神経が細かく枝分かれしている。腫瘍の位置や大きさによっては、神経を圧迫するだけでなく神経に密着し、手術操作により顔面神経麻痺という事態にもなりかねない。

 加えて、良性だけでなく、悪性の腫瘍もあるため、どのように腫瘍にアプローチするかが問われる。なるべく顔面の神経を残す、あるいは、切除した場合、神経をどのように再建するのか。その治療には、高い技術が求められる。

 そんな「唾液腺腫瘍」の治療で全国トップクラスの実力を誇るのが、東京女子医科大学病院耳鼻咽喉科だ。

 「耳下腺腫瘍は良性が多く、一般に痛みを伴わないため、放置した結果、腫瘍を大きくしてしまう患者さんはいます。腫瘍が大きくなれば、当然のことながら神経損傷のリスクは高くなります。また一般に顎下腺腫瘍の3~4割は悪性、舌下腺腫瘍の7~8割は悪性の腫瘍と言われていますので、できるだけ早く診断と治療を受けることが望ましいと思います」

 こう話す同科の吉原俊雄主任教授(59)は、唾液腺のみならず頭頸部(とうけいぶ)腫瘍を専門としている。そして、耳下腺腫瘍では顔面神経を温存もしくは再建するのはもとより、できるだけ傷口を小さくする低侵襲の治療法の取り組みも行っている。

 「すでに鼻の治療で使用している内視鏡であれば、唾液腺腫瘍の治療への応用も可能だと思っています。現在は、唾液腺の中に結石が生じる『唾石(だせき)』の治療で、唾液管内視鏡(シアロエンドスコープ)を用いた治療を行っています」(吉原教授)

 唾石は、腎臓結石のように、唾液腺に生じた石が、唾液の通り道を塞いで痛みを引き起こす。唾液が出る口の中の孔は、耳下腺では左右の頬粘膜に位置し、顎下腺は舌下腺に通じて舌の下側に開口がある。それらの開口部分から1・6ミリの内視鏡を挿入し、専用の医療器具で取り出す、あるいはバスケット状の網に取り込んで結石を取り出すのが、シアロエンドスコープを用いた治療法だ。

 従来法は、口内から摘出できるもの以外、多くは頸部皮膚を切開する手術のみで傷跡が残るが、内視鏡治療では傷跡は残らない。しかし、どの症例にも適用になるわけではなく、細かい手技とハイレベルな治療技術も求められるため、まだあまり普及していない。

 「シアロエンドスコープは、数年前に国内で導入されたばかりで、これから普及するであろう治療法です。唾液腺腫瘍の手術も、唾石の治療も、高い技術レベルが求められるため、若い人材育成にも力を入れています」と吉原教授。多くの若い医師を育て、新しい医療を普及させるために尽力している。

 <データ>過去20年間の累積実績
☆耳下腺腫瘍968例(良性840例/悪性128例)
☆顎下腺腫瘍104例(良性86例/悪性18例)
☆2年間の唾液腺管内視鏡手術35例
☆2年間の再発耳下腺多形腺腫36例
☆最近の年間耳下腺腫瘍症例数平均80例
☆病院病床数1423床(耳鼻咽喉科病床数26床)
〔住所〕〒162-8666東京都新宿区河田町8の1
 (電)03・3353・8111

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