l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? ドライマウスの人には薄毛が多いってホント?


ドライマウスの人には薄毛が多いってホント?

抜け毛・薄毛対策で大切なのは、「男性ホルモン作用の抑制、頭皮の血流促進である」ことがわかっています。

たしかに、実践すれば一定の効果を得られる男性は多いのですが、一方で改善の兆しがみられないケースも。実は薄毛のカギを握るのは、私たちの身体の中にある物質「IGF-I」なのです。

■薄毛の鍵を握る「IGF-I」とは?

 「IGF-I」とは「Insulin-like Growth Factor-I」を短縮した呼び名で、日本語では「インスリン様成長因子」という意味になります。これは、他でもない皆さん一人ひとりの身体の中に存在するもの。筋肉、骨、皮膚、神経、内臓のほか、唾液などにも含まれているアミノ酸の結合体なのです。

 「IGF-I」にはアンチエイジング、つまり、身体を若く保つ効果があります。これを頭皮で増やして「発毛因子」として働かせれば、高い確率で毛母細胞が活性化し、髪の毛の成長を促進することができるはず。

研究の結果、前述した男性型脱毛症などで萎縮していた毛母細胞が「IGF-I」の刺激を受けて再び分裂を始め、髪の毛が抜ける休止期を短くする働きがあることもわかったのです。そう、「IGF-I」には乱れたへアサイクルを正しい周期に戻す効果があるのですね。

■唾液が少ないと薄毛に?

 IGF-Iの血中濃度は13~17歳の思春期がピーク。以降は加齢によって減少してしまいます。年をとると共に抜け毛が増えるのは、体内のIGF-Iの減少による可能性が高いと考えられます。

 IGF-Iが不足している人には、実はある“傾向”がみられます。それが、唾液の分泌量が少ない「ドライマウス(口腔乾燥症)」にかかっている人が目立つということ。

日本には自覚症状のない人も含めるとおよそ800万人もいるといわれており、これらの人たちの中には薄毛に悩んでいる人が多いことが知られています。加齢に加えて、唾液分泌が少ないとIGF-Iの量がさらに減ってしまうために、薄毛の人が増えるのです。

 では、なぜ唾液が少ないと薄毛になるのでしょうか? 実は、唾液に含まれている「シアル酸(N-アセチルノイラミン酸)」という物質に育毛効果があるからなのです。

シアル酸は、唾液中では糖タンパクに結合していますが、胃で、胃酸の作用によって「遊離シアル酸」という物質に変化します。この遊離シアル酸が胃の知覚神経を刺激し、毛根でIGF-Iを増やして、発毛・育毛効果を発揮するのです。

 したがって、シアル酸が含まれている唾液が減ると、抜け毛・薄毛になりやすくなるわけです。

■シアル酸を使った臨床試験で薄毛改善を確認

 人間や動物の唾液には、結合したシアル酸以外にも、知覚神経を刺激する物質が含まれています。

 南米コロンビアには、“牛にアタマをなめさせると毛が生える”という言い伝えがあり、実践されています。これは、現地の人々が、牛の唾液に発毛・育毛効果がある物質が含まれていることを、経験則的に知っているからだと思われます。

 シアル酸の含有量が高いことで有名なのは、中華料理のスープやデザートに使われる高級食材の「ツバメの巣」です。具体的には成分の10~15%で、私たちの唾液に比べると濃度は約1600倍も高くなっています。これほど多くのシアル酸を含むものは他に例を見ません。

 さらにツバメの巣には、IGF-Iや上皮成長因子など知覚神経を刺激する物質も含まれているため、そのまま塗ってもある程度の発毛・育毛効果は期待できます。

 ただし、ツバメの巣に含まれているのは、あくまで結合型シアル酸です。先述したように、胃の中で分離して毛根を刺激してくれる「遊離シアル酸」がはじめから含まれているわけではありません。

 そこで私たちは、遊離シアル酸濃度0.01%の溶液を毎晩1回、薄毛に悩む男性6名の頭部に6カ月間塗布し、育毛効果があるかどうかを検討しました。その結果、臨床試験例のうち5名、つまり83.3%もの割合で薄毛改善が認められたのです。

 この結果から、遊離シアル酸を含むツバメの巣育毛剤を使えば、シアル酸効果で頭皮のIGF-Iが増え、毛母細胞が活性化して発毛・育毛が期待できることが明らかになりました。

 ツバメの巣を食べたり、ツバメの巣育毛剤を買うのはちょっと高くつくかも……という方は、誰でもできる「唾液増やし」はいかがでしょう。

■半強制的に噛まなければならない調理法を選んで唾液を増やす

 唾液をたくさん分泌するには、

・とにかくよく噛んで食べる
・ガムを噛む
・梅干、レモンなど酸っぱいものを食べる

 といった方法がよく知られていますね。これらにくわえて私からは、毎日の食生活で応用していただきたいノウハウをお伝えしたいと思います。ポイントは半ば強制的に噛まなければならない料理をつくることです。難しく考える必要はありません。つまりは、

・食材を大きめに切る
・食材自体を噛みごたえのあるものにする

 これを意識すればいいのです。たとえば、カレーライスをつくるときにジャガイモ、ニンジン、タマネギなどはひと口大よりも大きめにカットしてみる。使う肉は薄切り肉ではなくブロック肉に。

また、朝食では柔らかいロールパンではなく、食パンをカリッとトーストする……。こういった食材選びで、唾液の分泌量は確実に増えるはずです。

■ユニークな「パタカラ発声」も分泌量アップに効果的

 続いては簡単な発声や顔の運動、マッサージで唾液の分泌量を増やす方法をご紹介します。

□舌下腺を刺激する

 「パ」「タ」「カ」「ラ」と一音一音ゆっくり発声するだけです。各10回程度が目安。舌下腺が刺激されて、唾液の分泌量がだんだん増えていきます。

□顎下腺を刺激する

1)口を閉じたまま大きく頬を膨らませる
2)逆に思いっ切りすぼめる
3)口を大きく開いて、ゆっくり閉じる

 この動きを数回繰り返してみてください。

□耳下腺を刺激する

 親指を除く4本の指で、両耳の下(奥歯の上あたり)を両手で押さえ、軽く10回程回します。

 やや気の長い話に思えるかもしれませんが、咀嚼する習慣をつければ全身のIGF-Iが増え、発毛・育毛の促進だけでなく、肥満予防、ストレス解消、脳の活性化、虫歯予防など、さまざまなメリットにも期待できます。

これを機に、唾液を増やす生活を心がけてください。

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