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手指の付け根、手首が痛い……「腱鞘炎」の可能性も 

   

手指の付け根や手首に生じる痛みは「腱鞘炎(けんしょうえん)」の可能性がある。聖隷浜松病院 センター長の大井宏之(おおい・ひろゆき)さんが、腱鞘炎の症状について詳解する。

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手の痛み

手の痛みを引き起こす病気はいくつかありますが、痛みの原因となることが最も多い病気が「腱鞘炎」です。

腱鞘炎が起こると、「手指の付け根が痛む」「指を動かすときに違和感がある」などの症状が現れます。さらに症状が進むと、指を曲げ伸ばしするたびに、痛みを伴う引っ掛かりを感じるようになり、このとき指が“ばね”のように跳ねてしまうこともあります。このような状態になると、手を使うことが困難になり、日常生活にも支障を来してしまいます。

腱鞘炎は指を使うほど、悪化する傾向があります。症状が重く、日常生活に困るという場合には、整形外科などを受診して適切な治療を受けましょう。

腱鞘炎

「腱鞘」は指や手首にある鞘(さや)のようなもので、指を動かすための「腱」というひも状の組織が、その中を通っています。腱と腱鞘はベルトとベルト通しのような関係にあり、腱鞘は、指の曲げ伸ばしの際に、腱が骨から浮き上がるのを防いでいます。この腱と腱鞘に炎症が生じる病気が腱鞘炎です。

腱鞘炎は、大きく次の2つがあります。

◆手指の腱鞘炎

手指を曲げ伸ばしするときには、腱が腱鞘の中を往復するように移動しますが、その際に腱と腱鞘がこすれ合って、腱や指の付け根部分の腱鞘に炎症が生じることがあります。

炎症が進み、腱や腱鞘が腫れた状態になると、腱が腱鞘内を行き来するときに引っ掛かりが生じます。これが悪化することで、「ばね指」の症状が現れてきます(下の図参照)。ばね指が起こりやすいのは、親指や中指、薬指です。

指の内側を通る腱と、それを押さえる腱鞘とがこすれ、炎症が起きる。炎症が進むと、腱が腱鞘内を行き来する際に引っ掛かりが生じ、指を伸ばすときに“ ピーン” と跳ね上がるばね指の症状が現れる。イラスト:さいとうあずみ

◆手首の腱鞘炎(ドケルバン病)

親指や手首を動かすときには、手首の親指側にある腱鞘の中を腱が行き来します。それが繰り返されることで、腱鞘に炎症が生じることがあり、これを「ドケルバン病」といいます。痛みが中心でばね指のような症状は起こりません。

■『NHKきょうの健康』2013年10月号より

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( 2017/04/17 08:12 ) Category ■膝・腰・肩・首・手・足・腕・猫背・頭・こむら返り | トラックバック(-) | コメント(-)
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