中島みゆきの歌を参考に? 更年期障害への対応

女性ホルモンが急激に減少する「更年期」。この時期の女性は、体と心にさまざまな不調があらわれることがある。妻の更年期には夫のサポートが欠かせない。

医師によると、具体的には相手を気遣って声をかけたり、負担を減らすような提案をするのが有効だという。一方で、自然な雰囲気での心遣いも重要なようだ。

 つらいときに「大丈夫か、大丈夫か」と言うばかりが声かけではない。牧田産婦人科医院(埼玉)院長の牧田和也医師は、中島みゆきの「タクシードライバー」という歌を例に出して、こう語る。

「失恋して泣いている女性を乗せた運転手が、見て見ぬふりをして他愛のない話ばかりを繰り返す、という一節があります。悩んでいる人にどう声をかけたらいいのか、私自身も日常診療の場面でむずかしいなと感じることはよくあります。

直接的な慰めの言葉ではなく、ただそばにいて話を聞いてあげたり、何気ない一言を言ったりすることが救いになることもあるのではないでしょうか」

 妻が不調のときだけでなく、普段から声をかけていくのがいいのではと、牧田医師はアドバイスする。

「妻である前に一人の女性であることを忘れないようにすることが大切です」

 しかし、とってつけたように褒めるのは禁物だ。妻は「腫れものにさわるようなのも、ご機嫌をとるのもうっとうしい」(神奈川県立汐見台病院産科副科長の早乙女智子医師)と感じかねない。

 声をかけるのとともに重要なのが、妻の「話を聞く」ことだ。だが、ただ聞けばいいというわけではないようだ。

「いちばん身近な夫がきちんと話を聞いてくれず、吐き出し口がないからと、病院に来る女性もいると感じています。自戒を込めて言いますが、忙しかったりすると、夫は妻の話を聞くと言っても、フンフンといって聞き流してしまうことも多いですよね。

そうではなく、じっくり話を聞くことが大事。たとえば『久しぶりにデートをしよう』と外食に誘ってみるなど、話をしやすい環境をつくるのもいいでしょう」(東京歯科大学市川総合病院産婦人科部長の高松潔医師)


 話の聞き方にもポイントがある。聞きながら「こうしたほうがいい」「ああすればいい」と指示するのではなく、「それはいいね」「そうしてみたら」と言うようにしたい。

「指示せず、同意や提案を伝えること。相手が協調、共感しながら聞いてくれていると、話しているだけで発散できることもあります。対峠の姿勢で妻と向き合うのではなく、同じ方向を見て支えるようにしましょう」(飯田橋レディースクリニック院長岡野浩哉医師)

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